十分な教育資金と老後資金のために
 本日2つ目の投稿です。

 ウチヤマHDが飲食業でタイへの進出を行うようです。
 YAHOO掲示版も含めてほとんど反応がないので、
 私の率直な第一印象だけメモを残しておきたいと思います。

 まず今回のIRは、正確にはウチヤマHDの子会社のボナーが出資し、
 現地に合弁会社を設立するようです。
 ボナーは九州地区を中心に様々な業態の飲食チェーンを展開すると共に、
 カラオケ事業も手掛けていますが、今回は飲食業の進出ということです。

 背景には日本食の人気が高まっているとのことのようですが、
 素人ながらの最初の印象は、遅いのではないの?という感じでした。

 既にタイには日本の飲食業が多く進出しています。
 ちょっと古いデータですが、大和総研の2011年の調査結果から抜粋しました。

20140722_ウチヤマ
◆大和総研の調査結果より抜粋

 これを見ると、やはり気軽に食べられるチェーン店やファストフードが多い印象です。
 かごの屋など高付加価値店舗も一部では見られますが、主流は中流層をターゲットにした、
 食事がメインの店舗展開です。

 ボナーは日本国内では居酒屋などお酒と共に九州地域のおいしいものを頂く店舗が多いようですが、
 このようなコンセプトの店舗展開は確かにまだタイ国内には本格化されていないようです。
 そういった意味では空白地帯でそれなりに成長は出来そうとも思えますが、
 一方でこれまで進出されていないには理由があるのではとも思ってしまいます。

 そもそもタイの人がお酒を外で飲むときに、
 ちょっとこじゃれた店でしっぽり飲むという文化があるのでしょうか。
 どちらかというと、屋台でワイワイやるようなイメージがあります。
 あくまでイメージなので、実はそういったニーズは十分あるということなのかもしれません。
 ただ、タイは飲料・アルコール管理法という政令で飲酒が禁止される期間もあるようです。
 これ自体は大した日数でもなく影響は軽微でしょうが、
 要するにアルコールに対して色々規制が多そうだなとも思うわけです。
 そういった姿勢が酒税などの制度にも表れているのでは?と思ったりもします。
 ここはまだ調べられていませんが。。。

 それからもう1点気掛かりなのは、タイでは外資規制もあって、
 最大出資は49%までですので、今回の合弁会社もボナー側は49%出資となっています。
 残りは現地コンサルと銀行なのですが、当然利益も折半になるわけですよね。

 しかし例えば現地食材メーカーとか物流会社とかが出資者であれば、
 まだシナジーが生まれることも考えられますが、
 今回の事例のように、コンサルや銀行ですとその貢献度もたかが知れています。
 それどころか、実際の店舗経営に関わる費用はほぼ、ボナー側で負担せねばならず、
 更に現地の税金が控除され、
 その結果得られた利益を折半しなければならない構造でやっていけるのでしょうか。

 コンサル料金やファイナンス部分のサポートを受けつつ、
 更に利益折半という構図となる時にどこまでウチヤマHDに良い部分が残るのかよくわかりません。

 日本国内で相応のブランド力があり、
 かつ客単価も高くない大戸屋とかココイチであれば、
 その知名度と気軽さから量も稼げることもあり、
 まだいけそうな気もするのですが、
 日本国内でも知名度が低いボナーの進出が定着するのかあまりイメージが出来ません。

 とにかく現時点では詳細不明なので、よくわかりませんが、
 今後どのような業態なのかとかを含めて注視が必要と感じました。

 ただ、思ったよりタイの外食産業の客単価は高いのですね。
 日本国内とそんなに変わらないことに驚きました。

 私はウチヤマHDは介護事業に注目をして投資をしているので、
 当件が直ちに投資判断を変えることにはならないと思いますが、
 状況は注視が必要と感じました。
コメント
この記事へのコメント
居酒屋ですか?介護とカラオケに集中してほしいですね。しかし社長ブログでは熱意が感じます。
2014/07/23(水) 22:42 | URL | ラビオリ #-[ 編集]
>ラビオリさん
こんばんは、ラビオリさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

今回の件、社長ブログでは熱意は感じるものの、
やはり記事にも書いた通り居酒屋をタイへ新規参入し、
大きく成長していけるイメージがあまり持てません。

私は当社の介護事業の安定的成長に魅力を感じて投資をしていますので、
今回の件はあくまでイメージではどちらかというとネガティブです。
ですが、一方で当社の企業価値が直ちに損なわれる、
または損なわれる可能性が高いという状況でもないと現時点では考えています。
ですから、継続保有していますが、
より介護に注力してもらいたいと思っている最中でのIRです。
私は介護事業の成長のために、
シナジーも期待できる飲食事業があると考えていますので、
飲食事業に傾斜をしていくようだと、
投資前提が変わりますので、売却も含めて検討しなくてはなりません。

私は国内での飲食事業が頭打ちの状況(月次実績を見てもそれが顕著です)で、
なんとなく海外に出て新しいことをすれば、
まだ成長出来るといった雰囲気がないのかも懸念しています。

今日の株価の動きは、そんな介護事業の成長を見込んでいた投資家が、
いち早く見切った結果かもしれません。
まだ詳細がはっきりしませんので、追加の開示を待つかIRに聞こうとと思いますが、
その動向次第では、撤退しようと考えています。

そうそう簡単に見きりは付けたくはありませんが、
自分の投資前提と変わったのであれば、
一度リセットをすべきともいえますので、よく考えたいと思います。



2014/07/23(水) 23:16 | URL | まるのん #-[ 編集]
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