十分な教育資金と老後資金のために

本日は4750ダイサンの決算発表でした。


◆14.4期
  実績    :124.43
会社予想  :105.74(+17.7%)
  まるのん予想:104.90(+19.0%)
  四季報予想 :105.70(+17.7%)
 ※()内は実績との差

◆15.4期
  会社予想  :112.35
  まるのん予想:115.60(▲2.8%)
  四季報予想 :116.30(▲3.4%)
 ※()内は会社予想との差

14.4期の上ぶれは想定を超えていました。
事業環境がよく特需状態だったとはいえ、
前期比2倍ですから立派だと思います。
ただ、残念ながら、既に株価は織り込んでいるでしょう。
ひとつ疑問なのは、
会社予想より10%を超える内容にも関わらず、
上方修正発表をしなかったのはなぜかという点です。
当社は残念なことにIR活動は消極的です。
今回の短信も必要最低限の記述です。
兼ねてから気にはなっていましたが、
やはり消極的な印象はマイナスポイントです。


次に株価に大きく影響すると思われる、
15.4期見通しです。
残念ながら、予想よりは下の見通しでした。
ただ、恐れていたほどではなく、
まぁこの程度は誤差の範囲かもしれません。
次期の業績に関する記載は一切ないため、
この数値がどのような前提の数値なのかわからないので、
なんともいえません。
今期のように保守的に見積もっているのか、
かなりストレッチをさせているのか、
全く記載がないと行間を読むことも出来ません。
IRへ問い合わせをしないといけないかもしれません。
ってメールフォームがなく、電話だけですね。
やはり消極的な姿勢がここにもまたあります。

元々14.5期の予想が控えめであったこともあり、
わずかながら増益を予想していたのですが、
14.5期が想定より上ぶれしたことに伴い、
15.4期は減益となりますので、
減益という理由で明日は売られるかもしれませんね。
絶対値で見ると15.4期の数値は概ね想定通りだと思うのです。
しかし、14.5期比で10%近く減益と評価されてしまうのは、
どこか釈然としませんがね。
であれば、違法にならない範囲で、
14.5期の利益をちょっとした財務テクニックで、
15.4期に繰延べさせることの方が、
評価されうるということになってしまいます。

いずれにしてもEPSから見る
ファンダメンタルに変化はなしと判断しました。
ですから、次期の減益という理由で、
売ることはないと思います。


次に株価への影響も大きい、配当についてです。
結果は14.5期横ばいの年間26円維持となりました。
本日の終値ベースで配当利回りは2.9%ですから、
まぁそれなりに配当は頂けるのですが、
一部では増配期待もあったようです。
増配なしということで、
こちらもネガティブに取られるでしょうか。
私は安定的な財務基盤を鑑みて、
増配余力はあると認識してましたが、
実際には増配はないだろうと予想していました。
代わりに、自己株買いを期待していました。

当社は内部留保とのバランスを考慮しているようですが、
実際には、どこまで投資先があるのでしょうか。
成長目まぐるしい中で、投資を優先させる環境であれば、
株主還元は二の次、これは理解できます。
しかし、当社の今後の事業環境は、
緩やかな成長になると考えています。
つまり、ガチガチに内部留保させる必要が、
どこにあるのかということです。
ある程度株主還元のことも考えてもらいたいと思っています。

一方で株価は14.5期実績PER7.1倍、PBR1.0倍と割安水準です。
14.5期のEPS拡大を織り込んで株価は上昇しているものの、
まだまだ株価水準は割安水準のまま、
伸び悩んでいる印象です。
株式持ち合いをしているSRGタカミヤとの関係性を考えても、
一度自己株買いという選択があってもよかったのではと思います。
最近流行ですしね。

最初の話に戻るのですが、
IR活動に消極的という姿勢は、
結局株主軽視という裏付けであり、
株主軽視となると、権限策も疎かになるということでしょうか。
増配がなかったということより、
そのような姿勢が改めて実感された点が、残念であります。


改めて数値に戻ります。
当社は利益厳選となる売上高の伸長を重要視しているようです。
確かに15.4期もわずかではありますが、増収です。
(四季報予想よりは下ぶれしていますが・・・)
そして本業部分の利益推移をみるために、
営業利益率に注目してみます。

 14.5期上期:16.5%
 14.5期下期:17.2%
 14.5期通期:16.8%

 15.4期上期:13.1%(▲3.4%)
 15.4期下期:15.3%(▲1.9%)
 15.4期通期:14.2%(▲2.6%)

数値を素直に見れば、
上期で苦戦するものの、
下期にかけて巻き返す、
となります。

住宅市場の冷え込みにより、
 上期は苦戦するものの、
 下期にかけて巻き返す、
と推測出来ます。

有報から読み取れる範囲の
当社の得意先である大和ハウスなどの業績見通しも、
同じように下期回復基調の内容ですから、
整合性も合います。

問題はその回復幅ですが、
例えば大和ハウスの翌期の見通しは増益です。
もちろん田純菜比較は出来ませんが、
これまでの傾向も踏まえると、
若干保守的な数値なのではと推測出来ます。

その他短信から読み取れる内容としては、
ありきたりの内容で、
財務基盤がよいこと、レシオが大幅に改善していること、
キャッシュフローも特に問題となる点はないこと、
まぁ特にこれ以上特記することはない決算です。


最後に総論として纏めます。
ファンダメンタル上は私の想定の範囲内で、
特に売る要因や買い増す要因は見当たりません。
一方で株主還元策が何も示されなかった点は不満で、
特に自己株買いは実施してもらいたかったです。
従来からのIR活動への消極姿勢もあり、
今後も長期で持とうというモチベーションを
削がれる思いをした決算でした。
後者は投資をする上で大事な要素ではあると思いますが、
一方でこれが決定打にはならないため、
判断は悩ましいところですが、
総合的にファンダメンタル重視を貫き、
そのままホールドかなと思いまう。

ただ、株価の動向次第では、
一旦利益確定をして、元来注目していた、
SRGタカミヤにシフトすることも、
念頭には置いておきたいと思います。
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