十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+20.8%(2017/8/10時点)

本日も相場は続伸となっています。
小幅ながら日経平均は5連騰ですね。
マザーズも引き続き戻ってきています。

私のPFの含み損益は+6,700(+0.30%)で、
なんとか含み益を維持しています(笑)。
こういう書き方をするとなんだか情けなくなりますが、
まぁこれが現時点の実力ですから仕方ありません。

7743シードが+38(+3.06%)と上昇していますが、
やはり出来高が低調なままなので、
買い増しが出来ないでいます。

一方8940インテリックスが-19(-2.25%)で反落です。
こちらは配当権利落ちです。
2352エイジアが-29(-2.25%)で再び含み損転落です。
こちらはあまり理由がよくわかりません。
ちょうど今日の引け後に決算説明資料が開示されています。
相変わらず、わかりやすいロジカルな資料だなと思います。
さらっと目を通しただけですが、特に違和感もありません。




参入障壁とは、
ある業界に新規参入しようとする会社にとって、
参入を妨げる障害のことを指します。

私が投資判断を行う際に、
この参入障壁は検討観点のひとつとしています。

参入障壁の高い事業を扱っている場合、
競争激化による収益性の低下リスクが高まりますし、
その会社が継続的に成長していく
必然性も薄まると考えます。

ですから、参入障壁が高い点は
基本的にはポジティブに捉えています。
一方で参入障壁が低い場合は、
その会社ならではの差別化要因がどこにあるか、
それが継続的に差別化要素として
保持され続けられるかを確認するようにしています。
要するに競争優位性があり続けられるかということです。

マイケル・ポーター氏は、
「競争の戦略」等の著者で有名ですが、
参入障壁について、以下のような項目を挙げています。

(1)規模の経済性が働くか
(2)製品の差別化が存在するか
(3)巨額の投資が必要か
(4)仕入れ先を変更するコストは大きいか?
(5)流通チャネルの確保は難しいか?
(6)規模の経済性以外のコスト面での不利な点が存在するか?
(7)政府の政策による参入の制限や規制が存在するか?
(8)参入に対し強い報復が予想されるか?

例えば医薬品業界を例にとってみると、
多額の製造・研究施設を必要とし、
日々の研究開発活動の積み重ねで製品が形成されます。
(3)の巨額投資が必要という点が当てはまります。
また、特定疾患に対する高度な効能を保持した製品は、
特許関連の扱いもあり、製品の差別化要素となります。
(2)が当てはまることになります。
また、医薬品関連は特に日本国内においては、
臨床承認を経るまでに多くのプロセスを経る必要があり、
がちがちの規制状態にあります。
(7)が当てはまることになります。
ですから、医薬品業界は、参入障壁が高く、
高い利益率を安定的に確保出来る業界なのだと思われます。
ディフェンシブ銘柄と呼ばれ、投資家に愛される一因です。
武田薬品工業がNISA扱いTOPらしいですが、
参入障壁が高く、安定している点が評価されているのでしょう。
それだけでなく高配当というのも影響があるかもしれませんが。

感覚的にも例えば自分がある日起業しようと考えた時、
医薬品製造を手掛けようとは思わないですよね。
こういう直観的な感覚も参入障壁を考える上で参考になります。

もうひとつの例を見てみます。
3046ジェイアイエヌです。
均一価格で格安な眼鏡の販売を通して、
爆発的なヒットで成長しています。
機能性眼鏡でPC眼鏡や花粉症対策眼鏡など、
ヒット商品が業績を牽引しています。
ところが、最近その成長性が鈍化しています。

均一価格の格安眼鏡販売を模倣し、
更に安い均一モデルで対抗する店が出現し、
PC眼鏡なども特に特殊な技術を要するわけでもなく、
大量生産で今ではどのお店でも入手が可能です。

これは参入障壁が低い結果だと考えています。
ビジネスモデルとして模倣されやすいために、
実際に模倣店との競争が激化し、
当社の優位性が低下し、
当社の製品でなければならない
必然性が薄まっていると考えます。

当社はその脱却のために、
規模メリットを生かした出店攻勢や、
更なる機能性商品の企画などで成長継続をさせようと
頑張っているように感じます。

ですが、基本的に私は当社のビジネスは
参入障壁が低く、かつ継続的に差別化を図るには、
大変な苦労を要すると考えています。
となると、更なる成長を見込んでの投資は、
慎重にならざる得ません。

こちらも直観的に起業を想定した時に、
このビジネスモデルなら、
手掛けられそうな気がします。

海外の安い工場に赴いて商談を持ちかけ、
フレームを仕入れてきて、
レンズとセットで売れば、
それなりの価格で販売出来ると思います。
プレハブでも立てて、そこで低価格均一と謳って、
事業を始めるのは、少なくても製薬事業をするより、
明らかにハードルは低いです。

こんな具合で、その事業が継続的に成長していくために、
参入障壁を確認することは大事な要素だと思います。

では、現在の保有銘柄についてどうでしょう。
はたして、きちんとこの観点でのセレクションが
機能しているのでしょうか。

実は結論を先に書いてしまうと、
参入障壁の観点は意識しているものの、
障壁が低い銘柄にも投資をしていることがわかります。

保有銘柄で障壁が比較的高いと思われるのは、
7743シードです。
ポーター氏の提言では、
(2)、(3)、(7)あたりが該当しそうです。
純国産で装着感に優れた商品であること。
高度医療品を扱うための工場への多額投資を要すること。
政府ではないものの、眼科医の団体からの
様々なガイドラインや制約を受けること。

以上のように当社は参入障壁が高い上に、
純国産による安心感という差別化要素も備えており、
私としては強気です。

それから介護分野です。
介護分野は国内では数少ない成長分野と位置付けられており、
新規参入が後を絶ちません。

しかし私は介護分野こそ、
障壁が高いと考えています。

実際に事業を行おうとすれば、
建物と人と介護器具があれば、
それなりに事業が出来そうです。

しかしまず建物を取得するにも、
政府や自治体への届け出や総量規制、
事業をなすために必要となるルールなど
盛りだくさんです。

新規開設をする場合、施設長を始めとしたスタッフは、
実際に開所するより何か月か前に実際に
準備期間として配置しないといけないとか。
金がかかりそうですよね。
人件費はばかになりません。

また、実際に人材を集めるにも、
特に業界内の慢性的な人材不足に悩まされている中で、
人材確保が課題となります。
仮に確保できたとしても、
質の高い人材がリクルーティング出来るでしょうか。
そして、人が人に施すサービスです。
質の高い人材が継続的な事業展開には欠かせません。
優秀な人材確保の面でも障壁は高そうです。

更に実際に事業を始めたとして、
今度はオペレーションスキルといった、
特殊なノウハウや経験が重要です。

施設といってもベッドに寝ててもらって、
食事をしてもらうだけではありません。
個々にあったリハビリも必要でしょうし、
楽しくシニアライフを送ってもらうための
企画運営力も試されます。

こういったノウハウは一朝一夕では
運用出来ないと思うわけです。

ですから、一見新規参入も多い介護分野は
参入障壁が低いと思われがちですが、
私は逆に相応に高い壁があると認識しています。

参入障壁が高い銘柄の場合、
即座にビジネスモデルが崩れる心配もなく、
道を外れずに事業を継続していってくれれば、
比較的安心して継続保有が出来ると思います。


一方で、3179シュッピンや1413桧家HDなど、
参入障壁が低いと思われる銘柄も保有しています。
こういった会社は、障壁は高くなくとも、
自社の成長を拡大基調へ牽引出来る、
差別化要素があるなど、
他の要因が魅力で投資しているものです。

肝心なのは、この要因をきちんと認識して、
変化に敏感になっておくことだと考えています。
全ての銘柄に言えることなのですが、
ことさら参入障壁が低い銘柄は注意が必要と思います。

障壁が低いということは、
ビジネスモデルの模倣などで、
すぐに置かれている立場が変わってしまうことも考えられます。
変化により敏感でなければならない点、
改めて留意しておきたいと思います。
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