Author:まるのん |
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■COTA(東1/4923)
・事業
美容室専売の高付加価値シャンプー等の製造会社。
美容室への経営コンサルを無償で引き受ける代わりに、
同社製品を扱ってもらうWin-Win形態のビジネスモデル。
・財務
無借金。キャッシュリッチ。固定資産も僅少で資産効率も高い。
自己資本比率も高く財務は岩盤。BPS漸増。
一貫した増収。リーマン、震災で10%台の営業減益も耐性強い。
・株価
コロナ禍にあり、美容室の利用控えによる影響や
専売品販売の懸念から株価は軟調に推移していたものの、
コロナ感染が落ち着きを魅せた、2020年秋口から株価は急回復。高値。
・有報調査
コタ 有報調査記事
・雑感
コロナ影響
・美容室の利用控えや美容室の廃業リスク
・一般消費者の可処分所得の低下による高価格帯美容品の売上低減
・経営難局下にあって旬報店サービス(コンサル)の意義が高まる
・ステイホームで自宅での美容意識の高まりからの高付加価値品への需要増
直近でヘアカラーの色落ちを低減し泡立ちのよいシャンプ―に関する特許取得のリリース。
美容室の利用控えの機運が高まる中で、メンテ性が高い付加価値は大いに価値が出そう。
一方、カラーのメンテナンス期間が延びることで、美容室側は施術機会が減るみたいなことはないのか。
・株価
1,482円(2021/1/21)
PER 34.1倍
PBR 3.8倍
ROE 14.0%
ROA 10.5%
同業他社比較では以下。6か月→1年→2年→5年
※画像はマネックス証券さんのチャート




各社の業績比較
※マネックス証券さんの銘柄スカウター



アジュバン(4929)は商流の問題などもあって業績不調で営業赤字からの回復を狙う段階。
PER25倍くらい。
ミルボン(4919)は今期はコロナで減益見込みながら安定成長が続く。財務も厚くPER56倍。高評価。
コタ(4923)は今期同様に減益見込みも、連続増収は維持の見込み。財務も厚いものの、ミルボン(4919)と比してみると
評価はそこそこ。
株価につちえは、長期でみるとミルボン(4919)が圧勝。
コタ(4923)も同様に堅調ながらTOPIXを上回るものの、1年期間では下回る。
【IR照会メモ(2021/1)】
※主観で回答内容も含め脚色しているため参考としてください。
(事実と異なる可能性がありますので必要に応じてご自身で確認されてください)
Q
緊急事態宣言再発令の影響は。
A
1回目の宣言下でも旬報店では大きく売上を毀損せず順調だったこともあり、
今回も限定的とみているが、予断は許されないため、慎重に対応していく。
Q
色褪せ防止特許に関して、同製品によってメンテナンス性が高まることで、
美容室の利用機会減に繋がり、結果的に美容室にとってネガティブに作用することはないか。
A
全ての製品は、美容室への利用機会を増やし、より付加価値を感じてもらうための
商品開発を志向しており、懸念のようなことはあたらない。
Q
コロナ禍で経営の難しさがより露呈する環境下で、旬報店の価値が見直される事にもなったと期待している。
また、こういった契機で旬報店への加入状況にも変化はないか。
A
旬報店加盟の美容室は相対的に売上高も堅調に確保されており順調な経営をなされている。
このような環境下でもそのような結果をもたらす事が出来て、ビジネスモデルの優位を実感している。
新規加盟店の獲得状況は、新規開拓を積極的に進めているものの、
業績向上を実感してもらいながら着実に進めていることもあり、従前と同様大きく環境の変化はない。
Q
毎年、コタ全国店販コンクールを活用した販促を行っているが、コロナ禍の下で今期はどのように実施されたのか。
リモート等を活用して実施されたのか、
A
予定通り11-12月に実施した。美容室界隈で積極的なリモート活用をするということではなく、
1人1人のお客様へきれいになるための提案を行ってきた。
そのため、昨年以上に美容室、お客様への訴求が積極的に行えたと認識している。
また今後もリモートを積極的に活用してこれを軸としていくという考えはない。
Q
BCPの観点で現京都工場の立地について、災害発生等の際の生産面のリスクについては、
どのように認識されてるか。
A
BCPの観点で京都工場の地理的リスクは認識している。
自然災害の発生リスクと会社の規模、事業継続性等を踏まえて、在庫量等でヘッジをしながら対応している。
移転等でリスク回避する他社事例も承知しているものの、移転による分散リスクも考慮すると、
現状の対応策が最適であると考えている。
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