十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+20.8%(2017/8/10時点)


 7743 シード の分析を改めて記事にします。

 最近NISAでも1単元買付を行い、
 ようやく株価も反転してきたように思います。
 NISA枠で購入するのは少々迷いましたが、
 最後はちょうど100万を使いきれる金額になっていたので、
 突っ込みました。

【事業内容】
 コンタクトレンズの製造主業。
 ケア用品のほか、眼鏡も扱う。
 眼に関する商材を扱い、
 「見えるをサポートする」が合言葉

【市場動向】
 ◆コンタクトレンズ(1日使い捨て)
  国内人口の減少、少子高齢化といった流れがあるものの、
  美容目的、遠近両用等の付加価値を持った商品の浸透もあり、
  国内需要は緩やかに成長中と思われる。
 ◆コンタクトケア用品(ケア用品)
  使い捨て商品の浸透により、ケア用品不要となり、
  全体として縮小傾向。
  更に参入企業、アイテム数が過多となり、競争激化。
 ◆眼鏡
  機能性眼鏡や均一価格販売の浸透によって
  市場全体は回復基調。
  但し、JINSを筆頭に均一価格販売店の模倣で、
  価格競争が激化。
  当社の眼鏡は国内の鯖江等で生産された、
  高付加価値商材となり異なる層ではあるものの、
  影響は必至でしょう。

 以上のことから、当社の扱う商材は、
 コンタクトレンズ(1日使い捨て)のセグメントが、
 主力になると思われる。


【売上/利益の過去推移】
◆売上高の推移
7743_売上推移
◆営業利益の推移
7743_営業利益推移

 ・コンタクトレンズ・ケア用品が売上全体の大部分を占めている。
 ・利益面で眼鏡とその他はないに等しい。

 以上のことから、当社の分析を行うためには、
 コンタクトレンズ・ケア用品セグメントを分析すれば大勢は把握可。

 コンタクトレンズ・ケア用品セグメントの中で、
 ケア用品の占める割合は年々減少しており、
 足元では5%程度と思われる。
 (過去発表資料と市場動向から推測)

 というわけで、結局、コンタクトレンズについて、
 着目すればよいと推察。

 この推察は、市場動向の分析とも合致しており、
 納得性が高い結果である。

 ちなみに、14.3期の営業利益率が減少しているのは、
 減価償却費の増加によるもので特に懸念はなし。
 むしろ売上増による粗利益確保という点は、
 ビジネスの基本でもあり、よい方向であると判断する。

【当社コンタクトレンズの競争優位性】
 ◆純国産であること
  made inジャパン。純国産というブランド力。
  国内における安心感、新興国における信頼性。
  コンタクトレンズは高度医療品であり、
  日常生活に密接に必要とされるものである。
  このため基本的な装着感が重要である。
  技術立国の日本に精密機器を作らせれば、
  やはりいいものが出来るということなのだろう。
  実際にシードのコンタクトを使っている
  周囲のユーザーに聞いてみると、口コミが大変よい。
  圧倒的シェアを持つジョンソン&ジョンソンの商品と比べても、
  乗り換えている人が多いようだ。
  だから、1日使い捨てコンタクトのシェアは、
  2011年が5.2%が2013年には10.1%と順調に推移。

 ◆増設済の生産体制
  国内に製造ラインを持つこと。
  そしてそのラインを十分に拡充させつつある点。
  前述の通り多様なニーズを満たすための
  製造ラインがようやく安定稼働に入る。
  この点は後発企業に対しては脅威であり、
  相対的に当社の競争優位性に資すると認識。

 ◆新商品の研究開発
  修正後の中期経営計画を精読していくと、
  DDSコンタクトレンズ(ドラッグデリバリーシステム)等の
  新コンセプトの商品開発を急いでいる。
  DDSコンタクトレンズは花粉症への効果も期待される。
  当然メニコン社などライバルも開発を進めているが、
  当社も主導権を握るべく、
  早急に研究開発を進めるということなのだろう。
  当社の既存の商品は装着感や機能性などで評価が高く、
  実際にそれがシェア率の急伸という結果で表れている。
  DDSコンタクトレンズのように、
  より精密さや機能性を求められる商品であればあるほど、
  当社の評価がより見直されるきっかけになると思う。

 ◆独自物流、商流の確立
  九州物流拠点の新設や横浜物流拠点の拡充など、
  独自での物流システムの構築によって、
  輸送コスト低減による価格訴求力が増すと思われる。
  また、これは社長の営業力なのだろうが、
  販売チャネルの拡充に積極的であり、
  新たな商流の確立が進んでいる。
  特に国内の医会との関係強化は販売増に直結する。
  また、最近のマレーシアへの出荷をはじめ、
  ASEAN地域への新規進出が目覚ましい。
  そして社長の話を伺っていると、
  自らトップセールスを行って拡充を推進している。
  そして、事業戦略事業部長は医師です。
  こういったことを総合的に考えると、
  業界の中での営業力が高いだろうという点も
  優位性のひとつと考える。

【成長性】
 ◆新商品投入
  前述の通り、現在研究開発中のDDSコンタクトレンズを初めとした、
  新たな製品の発表を予定している。
  特に目薬や服用薬に比べて、
  ゆっくじじんわり浸透してくれるこのシステムは、
  花粉症などの効能にとてもよい効果がありそう。
  となると、これまでの視力矯正、ファッションといったニーズとは異なる、
  新たな利用ユーザーや利用シーンでの利用が期待される。

 ◆販売エリア拡大
  国内は医会等の業界とのつながりに応じて
  実際の販売力が差があると思われるが、
  仮に日本国内の出荷について偏りがあるようであれば、
  出荷量の少ない地域への本格進出によって、
  その分の成長性が期待される。
  また、大きくストレッチしていくるのは、
  やはり中国を含む東南アジア各国。
  特に中国では上海を起点に販売の認可も降りて、
  今まさにブランド定着を図っているそうで、今後の拡大が期待される。

 ◆商品認知度の向上
  コンタクトレンズというと、ジョンソン&ジョンソン。
  私の妻もかつては何の疑いものあく、使っていたそう。
  ところが、あるところで当社のコンタクトを試した所、
  病みつきになったという話。
  圧倒的なシェアを持っている相手と戦うのは大変だが、
  一方で、商品のよさが認知されることで、
  市場のパイを奪うことも可能となる。

 以上のように考えると成長性は複数の観点で出てくる。


【リスクについて】
  製品の性質上、回収騒ぎとなると一時的費用の増加のみならず、
  ブランド力にも影響すると思われる。
  前期に1度回収騒ぎを出しており、
  真摯に対応していれば再発はないものと信じたい。

  一方不況時耐性などはそれなりに高いと考えられる。
  ファッション系レンズなど一部には当てはまらないが、
  生活必需の要素が強いためである。
  最近景気悪いし、視力悪いけどレンズつけるのやめるという人は、
  少数派だと思う。

  あとは製造業ですので、想定より販売が落ち込むと、
  工場のライン費など固定費が重くなり、
  利益を圧迫する点が挙げられる。
  この点は、業界のトレンドや販売状況などには
  敏感になっておく必要がありそうである。

  取扱い店で店員さんと売れ行きとかを
  聞いて回ってみるのも有効かもしれない。

  工場新設などで多額の先行投資が必要な業種でもあり、
  資金繰りにも留意しておく必要もある。
  やはりレシオを計算したりすると、
  お世辞にも財務力が強いとは言えない。
  ただ、キャッシュフローを見ても、
  ここ最近は営業CFのプラスが定着し、
  投資CFも適切な範囲内であると思われる。

【株価水準について】
  株価(6/6終値)   :1,315円
  PER(前期実績)  :22.5倍
  PER(翌期予想)  :12.5倍
  
  PBR(前期実績)  :1.4倍
 
  ROE(前期実績)  :6.2%
  ROE(翌期予想)  :11.2%
  ROIC(前期実績) :15.5%
  ROIC(翌期実績) :17.2%

  EV/EBITDA倍率(前期実績):6.1倍
  EV/EBITDA倍率(翌期予想):5.5倍
  EV/EBITDA倍率(翌々期予想):4.2倍

 翌期、翌々期の会社予想が計画通り行く前提であれば、
 現在の株価は魅力的に感じます。

 この計画通り行くどうかについて、
 前述のリスク要因にも挙げた通り、
 不確定な要素も多いため、
 このような状態でNISA枠を使うことを、
 少々躊躇ったのですが、
 まぁこの水準であれば買ってもよいかと思いました。


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