Author:まるのん |
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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +1.5% となりました。
前週比は ▲1.7% で推移しました。

先週の記事での宣言通り、被弾してお金減りました。
TOPIXは年初来マイナスに転じているんですね~。
周りの敏腕株クラの方々のSNS見ていると全く実感ないんですね。
2.全体所感
米国が逆イールドになったとか、
これは不況への大きなサインだ、なんて煽られて、市況は右往左往しています。
私のポートフォリオはこの市況の警戒感に加えて、
個別企業の決算後の失望によって大いにその煽りを受けております。
米中の動きもトランプ大統領は選挙に向けて過剰に株式市場にショックが起きないよう、
引いたり押したりしているようで、探り合っている状況で、
一寸先も口先介入など闇に包まれていて、
まぁそんなことに精神すり減らしていても仕方ないな~とも思っています。
ボラが大きいですし、成長株などのPERレンジの変化などで、
株価動向の先行きも危ぶまれる状況のようです。
しかし、過度に自分のやることを変えるつもりもありません。
退屈で益々毀損を招くことになるかもしれませんが、
年初に掲げた投資方針に照らして、納得感の伴う対応をしていきたいと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はオリエンタルコンサルタンツHDを決算前に買い増ししています。
またこれに伴い、現金比率の維持を主な目的として、
サンセイランディックを一部売却しています。
オリエンタルコンサルタンツHDは決算も好調でして、
足元の株価は若干ではありますがポジティブに評価されたようで、
PFの2位にまで順位があがっています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

翻訳センターが決算を悲観して1週間で3割を超える時価を毀損しています。
1週間で3割もぶっ飛ぶようなものをみていると、株って怖いってなりますね(笑)。
しかもまだまだ底が見えない雰囲気ですね。
この後、高い確率で下方修正が出るものと思いますが、
これがいわゆる景況感の落ち込みによるシクリカル色の変化だけなのか、
構造的なビジネス環境が変わっているのかは慎重にみないとなりませんね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

翻訳センターの今期EPSを会社予想の205から150に落としています。
これに伴い、予想PERがあがっています。
株価も下落しているので11倍となっています。
実際にはEPSは100くらいまで落ちても不思議ではないため、
とりあえず2Qを見てまた判断していきたいと思います。
またこれに伴い、将来のEPSの伸長もより慎重に見立て、目標株価を修正しています。
一方、オリエンタルコンサルタンツHDについては、
今期予想EPSはもっと伸びるとは思っていますが、
会社予想EPSを踏襲しています。
一方で将来のEPSの伸長をもう少し楽観的に見て目標株価を修正しています。
これらに伴い、各観点評価も修正しています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■オリエンタルコンサルタンツHD
第3四半期決算を開示しています。
足元の収益は好調持続、先行的指標の受注も堅調さを維持しており、
個人的には大変よい決算と受け止めました。
特に海外は地域によってマクロな情勢も様々というニュースもありますが、
公共インフラ工事などへのネガティブな影響は受けてないようです。
通期予想に既に肉薄しており、過去のトレンドなどからみても
上振れが期待されるところですが、
修正がなかった点について、一応相応のリスクを認識してのことか
状況をお伺いしましたが、特段のリスクはを抱えられているような
雰囲気はありませんでした。
■丸和運輸期間
丸和運輸機関の主要顧客であるマツモトキヨシがココカラファインとの交渉権を得ました。
マツモトキヨシの物流を裏で支える丸和運輸機関にとっては
業務の拡大期待がもたれ、株価も一時的に少しだけポジティブに反応したようです。
しかし、ツイートもしたように、ココカラファインは独自の自社物流網の構築に向けて、
拠点センターも順次自社運用に切り替えていく方針です。
もちろんこの背景には3PL物流会社にアウトソースすると、
バリューチェーンの中で色々な制限やコスト負担を要するという事での判断です。
丸和運輸機関としてコストメリットを超えるような
提案や運用がココカラファインに向けてもできれば期待は持てますが、
そこまでのリソース余力があるのかも冷静に考えるとよくわかりません。
アマゾン対応に注力しているところですし、地味に低温物流も拡がっているいますからね。
また、全くメインの事業ではありませんが、
丸和運輸機関の子会社にて文書保管サービスと称して、
ストレージ事業を細々とやられています。
この度、長谷工グループにおいて、オフィスサービス事業を扱い子会社において、
丸和運輸機関の子会社と協業するそうです。
元々、丸和運輸機関のストレージ事業は、地元埼玉県の山間部の秩父地方において、
何か事業でサポートをしてもらいたいという声があがり、
当時の和佐見社長が、地盤が固いということで官庁の文書管理を扱う事業を、
秩父地方において確立をされたものと以前に伺いました。
(事実と異なっていれば申し訳ありません)
長谷工グループとの協業ということですが、この背景には都心部での賃料高騰があるようです。
収益上は全くと言っていいほど小さなものですが、
こういう協業が形になり、少しずつでも広がっていくといいなと思います。
ただ、文書管理なんて実際には電子化が進む中でどこまで需要があるのかなーなんて
素人ながらに思ってしまうのですけどね・・・。
■翻訳センター
主力事業の大幅減益の決算を経て、株価は大暴落しています。
このまま直近ピークの2500円の半額バーゲンくらいまではいくでしょうか。
実際に今期のEPSが200予想から100くらいまで半減すると、
それでもPERは12-13倍でシクリカル影響の懸念も考慮すると
底が見えない感じでもありますね。
私も決して楽観しているわけではありませんが、
元々の保有比率が低いことに加えて、
当初の投資判断を行った際のシナリオが崩壊したとまで、
確証や大きな懸念を抱くまでには至らず(単に鈍感なだけですかねw)、
もう少し状況を見守りたいと考えています。
現在、株価が下落している背景としては、
まず上期の2割近い増益が予想されていたところに、
1Q利益が約半減、しかも外部環境の影響を受け、
その景況感や世界情勢に好転の兆しがなかなかみえないことへの不安が
増長されていることにあると考えています。
加えて、機械翻訳の台頭により、失われる仕事だと懸念され、
かつロゼッタ社のようにイケイケの会社が存在する中で、
翻訳センターの存在感そのものに疑義が生じているというのが、
更に拍車をかけているものと思います。
不安に不安が増長され、まだまだ来週以降も株価は軟調に推移するかと思いますが、
まぁこればかりはしょうがないです。
私の投資方針上も、当初の期待しうる成長シナリオが破綻、
あるいは大きな疑義が生じたときには躊躇なく損切りをするわけですが、
損切り額の量などでその判断を曲げたくはありません。
そもそもチキンな性格で分散し過ぎな程に分散しているので、
このように達観していられるわけですけどね。
というわけで、シクリカルの影響だけであれば甘んじて受け入れますが、
シナリオ期待が続く限りは放置する方針です。
もちろん、ポートフォリオ全体の状況などを踏まえて、
取捨選択の一環で行動することはあるかもしれませんけどね。
今のところ、いくらでも損が出来そうな翻訳センターの株を抱えておきます(笑)。
【決算精査】 2483_翻訳センター(20年3月期_1Q決算) https://t.co/9z4c5ti0hk
— まるのん (@marunon_invest) August 9, 2019
■サンセイランディック
決算の精査記事をUPしています。
底地の状況がやや気掛かりでしょうかね。
【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_2Q決算) https://t.co/vl9ZbvjxiS
— まるのん (@marunon_invest) August 9, 2019
■トーカイ
決算が開示され株価がどう反応するかなと関心をもっていましたが、
自己株買いが入ったこともあり若干持ち直した感じでしたね。
この株価水準に入るとさすがに自己株買いが入るのだなということと、
薬価改定や介護報酬改定などがあり収益が凹凸しやすい環境とはいえ、
総じて安定的な需要があるビジネスをやっていることからも、
全く面白味はないかもしれませんが、まぁいいのかなと思っています。
ポートフォリオの構成上、下位に成り下がっているのは残念なのですけどね。
■シュッピン
証券会社のレーティングにおける目標株価が1500円と増額されたそうです。
確かに1Qの走りだしは好調ではありましたが、
足元で時計など高額品の動きや弱含みしていることと思います。
インバウンドも減っているようですから、
もちろん計画は超えてくるでしょうが、先行きはそんなに明るくもないかなと考えています。
まぁ私が警戒しているということは、買えば儲かるということなのでしょうけどね(笑)。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

またお金減っていますね。
6.雑記
改めて整理をしたいと思いますが、
SNSの発信について色々な事を考えています。
暫定的に場中の取引履歴のツイートはやめました。
元々ベストエフォートで出来るだけリアルタイムにと思って続けていました。
その目的は、自分自身が不必要な取引をしないように
客観視を持たせる意味合いが一番強かったです。
しかしながら、ツイートに頼らずとも、自制出来る環境になっているため、
リアルタイムでのツイートに躍起にならなくてもいいかなと思ったためです。
また、私のツイートは株価形成には全く影響はないのですが、
SNSでは様々な方が見られている可能性があります。
中には企業のIR担当の方等もご覧いただいていることもあり、
不必要に個々の売買を晒すこともあまりいいものではないかなとも思います。
とりあえず場中の取引履歴等のツイートをやめる事にしました。
— まるのん (@marunon_invest) August 13, 2019
自分の安易な取引を抑制するために続けてきましたが、幸いながら自然に自制も身に付いたためです。そもそも下手くそな取引履歴のツイートを続けても誰の得にもなりませんしね(笑)。ちなみに翻訳センターさんは放置してます。
また、この週間の定点観測記事や、月間の記事なども
投資方針上で継続する旨を定めているため、
少なくても今年は続けるつもりでおります。
しかし、これまでの力の入れようからは少し肩の力を抜こうかなと思います。
これも成績が芳しくないからというわけではありません。
ちなみに申し上げておくと、私自身はネタで損したとかいっていますし、
実際お金増えてないのは事実ですが、
自分の身の丈を鑑みると、上出来だと思っています。
この記事も第一には自分の定点観測や振り返りのためにやってきたことですが、
その習慣も身について、「書く事」にそこまで躍起にならなくてもいいのかなーと
思っていることもあります。
特に今は子供の夏休み期間ということもあり、
そういう部分にももっと時間を割きたいとか、色々な背景があります。
いずれにせよ、30年かけて運用するスタンスは変わりませんので、
何かしらの方法や粒度での情報発信はやめるつもりはありませんので、
引き続き、お付き合い頂ければ幸いです。
というわけで、明日は青春18きっぷで家族で日帰り旅行です!
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