Author:まるのん |
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【決算精査】 2352_エイジア(20年3月期_1Q決算)
■分析PPT資料 (PDF) ※画像をクリックしてもPDFが表示されます。
リンク

※P7以降が主な更新スライドです。
■補足エクセル資料(PDF)
分析シート表紙
分析シートグラフ
■参考
・決算説明資料(会社開示) → リンク
・決算説明(動画) → リンク
・株主総会レポート記事 →まだUP出来ておらず・・・
・本決算の決算精査記事 → リンク
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
定量的な収益は計画も超過しており、順調です。
元々株主総会等の場でも好調であることは伺えていましたし、
周辺のIT活用の会社は軒並み活況ですから、
想定通りといえばそうとも捉えられます。
中身については、ビジネス上は大型のクラウド型が押し上げており、
今後月額のストックが積み上がってくることが期待されます。
EC事業は前1Qには含まれていないため純増ですが、
やはりアパレル関連はなかなか厳しい環境なのかなと思います。
まぁだからこそ、マーケティングシステムの効果が図りやすいかもしれません。
一種の、強制ストレステストみたいなもんですかね(笑)。
定性的な面ではWEBCASのメジャーバージョンアップの開発進捗や、
LINE向けの将来を見据えたソリューション開発進捗など
特に問題となる課題は示されていません。
もちろん中では色々あると思いますが・・・。
全体として好調ですし、社長の動画を見ていても堅調さが続いているようですから、
まずは走り始めとしては好調かなと思います。
しかしながら一部のコストを先行させている面があったり、
消費増税で顧客環境の変化が懸念されたりもします。
また、要員リソースが充足しているのか、長期的に見た時の成長阻害にならないか、
あるいは、EC事業のシュリンクがみられないかなど
手放しで楽観できるようなものでもありません。
足元では好調さがみえ、計画超過など、
会社側はやや煽っている感もありますが、
私の中での総合評価は「3」(想定通り)です。
2.詳細
四半期決算ですので、PPTの更新箇所のみここでキャプチャ張っておきます。

→定量面、定性面で主な視点を箇条書きにしています。

→売上と粗利の状況です。
売上については、セグメント毎に増減額を抜き出しています。
決算短信にセグメント毎の粗利率も出ていますね。

→販管費の状況ですが、こちらも増額しています。
ただ、収益の成長もあり、十分に吸収できています。
販管費トレンドとしては、EC事業が加わることが多少影響しているように思います。

→営業利益は粗利の成長よりは販管費の影響で若干縮小していますが、
利益が落ち込みがちの1Qにしては上出来ではないかなと思います。

→優待に変更が入っていますので、スライドも更新しました。
このポイントいくつかの会社で存在を認識しているのですが、
これって良い制度なのかどうかもよくわかりません。
まぁ是非を議論しても仕方ありませんけどね。。。

→株価は迷っている感じがします。
私はチャートが読めないので、この形状がどういう事を示現しているのか、
その方向性も全く分かりませんが、さてどうなりますかね。
3.さいごに
もう少し王道のSIerの会社の方が、
今の省力化ニーズとかのフォローの風を受けてよいかもしれません。
エイジアはどちらかというとニッチで比較的外部環境にも影響を受けやすいですし、
額面がまだ小さい規模なので、%で大きく上下に振れやすいことで、
投資家側が右往左往することも気になります。
とはいえ、特に従来の投資判断を曲げる必要性もないですし、
まぁそんな右往左往に振り回されなくてもいいわけですので、
今後の会社の成長を期待していきたいと思います。
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