十分な教育資金と老後資金のために
決算の内容のチェック


◆2445 SRGタカミヤ
 保有をずっと検討していますが、
 既に4750ダイサンを保有しており、
 なかなかきっかけがありません。
 両社は株式の保ち合いをしています。

 建設現場の仮設足場部材の販売、レンタルが主業です。
 その他太陽光発電のパネル架台などを扱います。

 4750ダイサンは主に戸建住宅の足場が中心ですが、
 当社は中高層の足場などにも活用され、
 橋梁などの大型構造物のメンテナンスにも採用されています。

 このため、インフラの再開発や
 復興、防災、オリンピックとイベント性も高く、
 事業環境は良好に推移しています。

 決算ですが、前期比2倍で着地しています。
 更に次期見通しは30%程度の成長持続見通しです。

 4750ダイサンは戸建住宅が中心ですが、
 当社は扱える対象も広くテーマ性もよいですので、
 やはり予想通り好決算となりました。

 利益率の推移だけを列挙すると、以下のようになります。
 なお、この期間中も10%~20%程度コンスタントに増収です。

 ・営業利益率
  11.3期  4.1%
  12.3期  4.5%
  13.3期  5.7%
  14.3期  9.4%
  15.3期予 10.7%

 ・純利益率
  11.3期  1.7%
  12.3期  3.2%
  13.3期  2.9%
  14.3期  5.4%
  15.3期予 6.2%

 決算書にも記載がありますが、
 利益体質への転換を推進しているとありますが、
 まさにここ何年かはそれが実現してきていると思います。

 戸建住宅向けの足場については、
 駆け込み需要の反動減から、
 一時的な停滞感はあるものの、
 制震に関するニーズは底堅く、
 落ち込みは限定的と見ているようです。

 戸建住宅以外では、
 国策でもあるインフラ構築の拡充、
 復興・防災の各種工事、
 高層マンションなどの移動昇降式足場の好調と、
 引く手あまたといった雰囲気です。

 次期では独自のiq足場なるのを新規に拡販し、
 業界のデファクトスタンダードを取りに行くとあります。

 更に復興や国策に絡むとなると、
 人材不足とコスト増の懸念はあるものの、
 価格転嫁も進めやすいと考えます。

 なぜかというと、仮設足場やその周辺設備について、
 それがないと構築物を作ることはできません。
 その上、建設現場での事故を避けるというニーズは、
 案外大きいもののようで、
 安全性や利便性が徹底されている商品が伸びやすいのです。

 どこにでもある鉄パイプを適当なジョイントでくっつければ
 仮設だしいいんだよ、という話ではないわけです。

 職人さんの背の高さや足場の幅、手摺の構造、
 上下への動きの邪魔にならない構造などなど、
 付加価値に差が出やすいように思います。

 当社はこのようなよい新商品の認知度が上がり、
 かつそれが各現場で必須のものとなり、
 扱う工事も国策であったり大きなプロジェクトだったりすると、
 価格転嫁も進みやすく、
 高付加価値の商品を高く提供出来る構造がみえやすい気がします。

 このあたりが今の順風の事業環境と相まって、
 これだけの成長を見せてくれています。

 というわけで事業環境の面では大変好印象です。


 次に指標の確認です。

 EPSが、14.3実績で77.61、15.3期予想で99.82です。
 PERは、14.3実績で19.6、15.3期予想で15.3です。
 BPSは、426.5ですから、PBRは3.6。

 時価総額が340億、現金が40億、借金が170億。
 ちなみに短期借入で1.97%、長期借入で1.34%です。
 自己資本比率が低い(というか借金が多い)こともあって、
 財務的なリスクは低いとはいえません。
 逆に高いとも思えず、
 だから銀行の融資金利もそのような感じです。


 当社への不満は、中計がないこと。
 経営戦略も、まずは今期の予想計画を達成することを
 目標にするという点です。

 今期目標を頑張るというのは、当たり前のことで、
 経営サイドとしては、3年先とかにどのような成長を遂げるか、
 それをきちんと投資家に提示するべきだと思います。
 もちろん定性的なものではなく、定量的なものでです。

 この点がはっきりすればすぐにでも投資したいです。
 というのも、復興需要もいよいよ本格化するでしょうし、
 景気回復局面に入ってきて設備投資も進んでいきます。
 インフラ構築だってオリンピックに向けて進んでいきます。
 そしてその動きは既に各所で見られているわけです。

 と考えてみると既に15.3期予想辺りには、
 相応にその効果が見込まれていると考えることもできます。

 要するに、実は15.3期より先に、
 更に成長していく像に確証が持てないのです。

 確かに新商品が浸透すること、
 そしてそれが適正な価格で提供されることで、
 ある程度ストレッチはされるでしょうが、
 その要素が相応に15.3期に盛り込まれているとすると、
 株価が高騰してそれが明らかになった今が、
 実は天井圏になるのではないかという懸念も出てきます。

 PERを見ても、東証2部が長い当社で、
 業種も地味とあってPERが実績で20倍となると、
 決して割安ではありません。
 もちろんここから利益が倍になって、
 PERが10倍程度まで落ちてくることもあるかもしれませんが、
 今の域から利益が倍になるほど、建設工事が行われ、
 かつ当社がそれを扱うようになるのでしょうか。
 そこまでは正直苦しいのではないかと思うわけです。

 そういった懸念を払しょくするためにも、
 当社の経営者がきちんと長期を見越して成長するという
 意思表示を示してもらいたいのです。
 今期をとにかく頑張りますでは、ちょっと残念です。


 あと当社は支店が5、営業所が8と小粒ですが、
 各地に地元密着の小さな会社を子会社化して、
 実際には全国各地で事業をしているように思います。

 エリア別の収支などがみられれば、
 成長余地などを考慮する際に参考になると思うのですが、
 その観点での評価は難しそうです。

 M&Aが好きなようで、その点は四季報にもコメントがあります。
 4750ダイサンも保ち合いで、2位の株主です。
 そして平成19年に業務提携の検討のIRが出ています。
 この時に保ち合いをしているわけですが、
 その後、やはり業務提携までは突っ込んでいないのです。
 既にこれだけ時が経っているので、
 もはや新たな動きはないかもしれませんが、
 4750ダイサンの株主としては期待をしています。

 最後に当社はあの有名なひふみ投信も買い付けており、
 PFの中でも主軸を成しています。
 しかも5/9のレポートを見ると買い増しているようです。

 4750ダイサンよりは成長性などに惹かれる部分が多いのですが、
 前述の通り、そこそこ評価されてしまっているのと、
 成長性がどこまでかが不透明ということで、
 今の水準では結局買付は出来ないと思います。

 4750ダイサンも成長性の不透明さは同じなのですが、
 なにせ、株価水準が割安と言えるレベルで停滞しているので、
 保有していてもそこまで不安はありません。

 前回の記事で1951協和エクシオも
 設備投資関連で、同じような銘柄が続いてしまいましたが、
 やはりテーマ性のある銘柄にどうしても注目をしてしまうようです。


◆2175 SMS
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 ITを使ってサポートするという形で業態の拡大を進めています。

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 施設を利用したり、利用するまでもないアクティブシニア向けの
 交流サイトなどの運営にも着手しています。

 高齢者社会に適合し、
 ITを使って様々なチャレンジをしようという会社です。

 当社は常に新たな領域への幅出しや深堀に積極的で
 変わらないことをリスクと捉えているように感じます。

 非常によい印象で、私もずっと欲しい銘柄です。

 ただ、先に結論を書いてしまいますが、
 やはり今の水準は私の指標に照らすとやはり高い買い物です。
 その上、若干ですが、これまでの成長性に
 停滞感も見られます。

 ・営業利益率
  12.3期  17.5%
  13.3期  15.4%
  14.3期  14.4%
  15.3期予 12.2%

 ・純利益率
  12.3期  11.6%
  13.3期  12.0%
  14.3期  11.5%
  15.3期予 10.2%

 PERは14.3期実績で31.7、15.3期予想で27.5。

 今後10%程度の利益成長が続いたとしても、
 ある程度その成長を織り込んだ指標となっています。

 むしろ、現在少し成長性が鈍化したようにも思える状況が、
 顕著になってくると、この水準では相応に下げると思います。

 ただ、私は介護分野は国内では、
 確実に成長産業になると思いますので、
 当社のような事業はこれからもずっと必要になります。

 特定の施設運営会社に投資をするより、
 ある意味業界全体のニーズに適応した成長が望める点で、
 リスクは低いのかもしれません。

 ということで、もう少し様子見が続きそうです。

 高い確率で2桁成長を続け、
 ずっと株価も高い評価を受け続けながら上昇していくのを
 指を咥えてみている自分の姿が想像できます(笑)。
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