投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

【決算精査】 2352_エイジア(19年3月期_4Q決算)

■分析資料 (PDF) ※画像をクリックしてもPDFが表示されます。
リンク
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※今回もPPTベースの資料にしてみました。
 (当面はPF上位銘柄から順次整理を進めてみたいと思っています)


1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

前期実績は結局営業利益ベースで11%強の未達となりました。
3Q時点の皮算用で6%程度の未達と皮算用していたのでそれよりビハインドです。
要因は4Qで想定していた案件の剥落があったこと、
そして純利益に至っては特別損失の計上により大幅な減益となりました。
この評価は難しいものですが、私は早期の意思決定や今後の戦略を考えると、
まぁよかったのではないかなと思います。
とはいえ、大きな風呂敷を広げて広いマーケットを展望したところから
原点回帰となりますから中計に対してもビハインドとなり数値面からは後退の印象もあります。

今回の決算という点では、やはりややネガティブと評価せざる得ません。
4Qの失注の状況などが本当に一過性の問題であり、
外部環境(消費動向)を跳ね除けられれば、
特に同社の優位性が損なわれたとまでは思っていません。

株価は一旦急落後は戻してきましたね。

2.詳細

PPT化に伴い、会社の概要や長い目線での考察について、
改めて順を追ってスライドに従って記載していきます。



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バフェット・コード様の著作を用いてサマリスライドを作成しています。
全体概要を知る上で、バフェット・コードさんの著作を使わせて頂いています。
財務や収益性の高さに目が行きます。業績も基調としては増収増益ですが、
細かく見ていくと以前の消費増税の際に
小売り全般が落ち込んだ影響を相応に受けています。
この辺りは足元、消費動向が危うい中でどうなっていくでしょうかね。



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→売上構造となっていますが、収益のセグメントの状況を示しています。
圧倒的にアプリケーション事業が占めていますが、
その内訳はいくつかにわかれています。
イニシャルがたつとその後の月額ストックが入ってくるという構造になっています。
前期はSaaS型のイニシャルが弱かったことから、
今期の月額に影響がないかは気掛かりなところですね。

オーダーメイドは言葉の聞こえはいいですが、個に対する対応となり、
利益率が落ちるばかりか、不採算案件化するリスクも相応に生じることもあり、
リソースの最適化の観点から積極的な営業をしておらずシュリンクしている部分です。
またEC事業は前期に買収した通販事業となります。
こちらはEC事業を自社Gで運営する事でのナレッジを蓄積することが目的です。



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→通期PLをトレースしたものは増収ペースが強く、
粗利率は漸減傾向にある中で、販管費の効率が増収効果であがり、
営業利益率は高水準を維持しているようです。

但し、当期純利益については、開発方針の変更に伴う資産の減損から
特別損失を計上し、大幅な減益となっています。



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→四半期単位の推移です。
売上はストック性が高いため、期を追うごとに積み上がってきます。
1Qに採用費が集中するため利益率は若干1Qが下がる傾向があります。



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→BSについては減損した資産が減っている所に目がいきますね。
財務水準は極めて優秀な状況が続いています。
現金をどう活用してくれるのか注目していますが、どうでしょうかね。
MAとかあると面白いんですけどね。
今回開発方針も変更したので、MAの会社をMAする・・・



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→キャッシュフローです。積極的なCFだと思います。



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→決算については前期はいずれの項目も未達と残念なことになりました。
4Qの失注案件は複数あるようですが、この要因や今後の影響は注視したいところです。
一応IRに確認した印象では商品競争力の低下ではないという感覚ではあるんですがね。

それから今期予想については、コンサバのようにも受け止められるものは、
別にコンサバではないようです。
当初時点で見えている案件をそれぞれの期に予算化しており、
それは確度の高い案件もあれば、まだ緩い案件もあるため、
ニュートラルに出しているということです。
ただ、全く案件としてみえていない案件があれば(他社MAからの戻りなど)、
中計ラインに近づけられるということのようです。
その部分は不確定要素が強いため、今期のガイダンスに入れていないということですね。



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→四半期毎の予算です。
また特にこれまでと異なるようなトレンドは想定していないようですね。
事業別にもアプリケーションのクラウドが伸長するというメインシナリオを想定しています。
前期4Qのようなことが再現しないかは比較的気掛かりな面が残る印象です。



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→開発方針の変更は思い切った判断です。
なかなか1憶をゆうに超える資産を捨てる、しかも意欲を示していた領域からの
事実上の撤退ですからね。
ただ、競争激化や自社ナレッジとリソースで無理をしていくという選択を早期に切ったのは、
なかなか優秀な経営だと感じました。誤りがあるのは仕方のないことですからね。

一応自分なりにこの件の受け止めをスライドにメモしたつもりです。



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→未達と特損で役員報酬減額ですね。
株主への配当を維持しておいて、報酬減額って結構珍しいんじゃないかなと思います。
いやちゃんと調べたわけではないんですけどね。


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→還元姿勢としては増配継続です。
優待や隠れ優待もありますね(笑)。



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→従業員数は残念ながら本体は純減となっています。
新卒採用が7人ある中での純減は残念ですね。
少数リソースですから離職は痛いですからね。


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→株価推移ですが、直近で軟調でしたね。
まぁ未達が懸念されていましたかね。それ以上の特損となり翌日の株価もびっくりでしたが、
終値にかけては一旦戻しましたね。



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→株価水準に関して将来の皮算用をしています。あくまで妄想の域です。
通常は堅調と楽観の2シナリオでみていますが、
増税影響や消費動向の状況次第ではありますが悲観シナリオを設定しています。
それでも今期が微減の後、緩やかに回復していく想定です。
堅調と楽観は若干伸び率を変えているだけです。
株価水準としては3年程度で2倍想定をしているところです。



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→半分雑談みたいなトピックスですね。
どうでもいいことがほとんどです。


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→最後は念のためのアラームです。
ここにも書きましたが、ぜひ、未熟な私に些細なことでも
何か考慮不足や事実誤認などあれば、なんなりとご教授頂けますと幸いです。




3.さいごに

消費動向に間接的に影響を受けるため、
その辺りの外部環境の変化によるシステム投資抑制などがあるものの、
SNSを通じた販促ソリューションはとりわけ、配信に特化したソリューションは
ニッチャーとして今後も成長を持続していくれる公算が高いとみています。
一方で外部環境の変化の影響を受けた際には、相応に減益リスクも孕んでおり、
株価の悲観シナリオを更に下回る水準も意識しておかねばなりません。

現状の悲観と堅調シナリオの差だけみても株価には約2倍の開きがあり、
だいぶ難しい銘柄という事になると判断しています。

今後、株主総会もありますし、近日中には本日の決算説明会の動画もUPされるでしょうから、
その辺りで洗脳されてきて、寄り添える会社かをより見極めていきたいと思います。


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