十分な教育資金と老後資金のために
主要運用ベース外のNISA口座として保有している、
1951_協和エクシオについて、
決算内容を踏まえてサマリしておきます。


1.事業内容
売上高ベースで、
エンジニアリングソリューションが9割
システムソリューションが1割です。
ほぼエンジニアリングソリューションです。
NTT向けが6割強、それ以外が4割弱で、
NTT向けは縮小傾向、それ以外が拡大傾向です。
通信関連の設備投資が中心でしたが、
通信以外にも電気、環境、土木関連の
インフラ全体の設備投資を扱うようになっています。
とはいえ、日本は新興国ではありませんので、
大きな成長は望めなさそうと思います(笑)。
ですから、ここでもグローバルです。
ASEAN地域を中心に進出しており、
日本のノウハウを存分に生かした
インフラ設備投資を展開しようとしています。


2.投資目的
当銘柄は成長性は低くとも、
5年以上の長期に渡って、安定的に収益を上げ、
緩やかに成長もしてくれればよいと考えています。

緩やかな成長と安定的な事業運営について、
当社の事業環境は比較的明るいと認識しています。

まず、一般的には景況感が好転してくる中で、
設備投資が促されていきます。
もう既に本格的な投資が始まっているようにも思えますが、
特に当社が扱うインフラ面の投資については、
今後も当面は堅調だと思います。

復興や減災というテーマもあり下支えになるでしょう。
最近我が家の近辺でも電柱地中化工事が進められてます。
これも景観という観点もありますが、一種の減災対策です。

エネルギー分野においても、
再生可能エネルギー分野のインフラ構築は、
太陽発電を中心に需要が継続すると思います。
太陽発電が儲かるからと多くの企業が一斉に取り組み始めて、
最近では政府の方でも少しコントロールされつつありますが、
これは太陽発電への一極集中を避け、
風力やバイオマス発電などへの分散が目的だと思います。
当社はそういった分野のインフラ構築も当然対応していますし、
BCPを意識した設備全体の最適化までを視野に入れています。
ですから、大きなエネルギー政策の流れの中で、
当社が活躍出来るフィールドは存在すると考えます。

そして当社のメイン事業かと思いますが、
通信インフラ構築です。
光回線はどうも頭打ちのような様相ですが、
回線保守などのストック型ビジネスの部分もあります。
また地方などではまだ光回線が十分でない部分もあるでしょう。
ただいずれにせよ、先細りかと思います。
一方で、無線通信は需要が旺盛だと認識しています。
3G通信が4G通信になり、更に高速LTE通信、
更に高速化、安定化の通信規格の提供検討が通信各社からも発表されており、
新たな基地局の新設、既存施設の更改と
仕事が減るような状況ではないと思います。

また通信インフラは国策でもあります。
海外旅行者の利便性向上やオリンピックもあります。

こういった国策やイベントに依存した事業環境は
安定面から考えると制御不能部分となり、敬遠もされますが、
私は今回のケースでは強気に見ています。

株価が2倍、3倍となるようなことはないと思いますが、
少しのキャピタルと少しのインカムをバランスよく頂いて、
それをNISAで保有して安全運転で運用しようというのが、
保有している目的です。

3.決算内容について
まず財務基盤ですが、自己資本比率は約62%と高水準。
インタレスト・カバレッジ・レシオは187倍。
銀行からの長期借入金利は0.9%です。住宅ローンみたいです。
ざっとここまで見れば、もう財務面では大きな問題はなさそうです。
銀行は正直ですので、いつも銀行の借入金利は見るようにしています。


収益性ですが、以下のような状況です。

 ・営業利益率(本業での儲け)
  13.3期実績:6.0%
  14.3期実績:6.5%
  15.3期計画:6.9%

 ・当期純利益率
  13.3期実績:3.8%
  14.3期実績:4.7%
  15.3期計画:4.4%  

まず本業部分では着実に利益率が好転しています。
復興関連など採算性がよい案件が増加していたり、
拠点統合などの最適化による費用効率化が
奏功しているものと思われます。
よい傾向だと思います。

当期純利益の部分ですが、
14.3期に何か特別利益なるものがあったようです。
PLを見てみると、固定資産を売却しています。
四季報にも記載があります。

15.3期の純利益が減益となるのは、
14.3期の一過性利益のためなわけですが、
15.3期の利益率だって悪くありません。
ここも問題なしと捉えます。

キャッシュフローは営業CFの範囲内で
適切に投資CFで支出しているようにみえます。
ただ財務CFで短期借入金の純増額が40億程度あるのですが、
なぜ短期で借りているのかよくわかりません。
金利先高感もある上に、低金利で融資もしてもらえそうです。
素人目では長期で借りておいた方がよいように思うのですが、
どういうわけなのか???でした。

全体としてはキャッシュも増えていますし、
特に懸念はありません。

4.株価水準について
14.3期末のBPSは1,350。
14.3期のEPSは147.75。
15.3期のEPSは144.28。

現在の株価は1,283円ですから、以下になります。

 PBR    :0.95倍
 PER(実績):8.68倍
 PER(予想):8.89倍
 配当利回り:1.9%

最大手の1721コムシスHDが
PER11倍。PBR1.1倍、配当利回り1.8%位まで買われています。

あと当社は一応優待もあります。
正直1,000円のクオカードをもらっても・・・なのですがね。

キャピタルゲインはあまり望んではいませんが、
当社もPER11倍位までは評価されてもよいかもしれません。
EPSをざっくり145と考えると、
1600円程度まではいくかもしれません。

それから今回も発表していますが、
当社は自己株買に積極的のようです。
株主価値の向上ということで、IRも丁寧ですし、
安心してNISAで保有し続けられると考えます。



5.その他
リスクとして人材コストの高騰を懸念しています。

建築などの工事現場における人材不足が顕著で、
各所で利益圧迫要因になっています。

今回の決算書でこの点がリスクとして明記されるだろうと思い、
どのようなトーンになるかを確認しようと思っていました。
しかし、今回明示的にそのようなリスク要因は挙げられていません。

その部分を楽観的に捉えていると、
どこかで原価増の要因になりかねません。
特に当社が原価のうち60%が外注費です。
この点は今後も動向に留意が必要かもしれません。
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