十分な教育資金と老後資金のために
さて、決算発表が相次いでいるわけですが、
簡単に振り返りたいと思います。


◆6059 ウチヤマHD
14.3期はほぼ計画通りですが、
売上高が4%弱ですが、計画未達でした。
昨年10月の業績見通し修正で、
介護事業を保守的に見たということで、
売上高も下方修正していますが、
そこに届かなかったのがちょっと気になります。

そんなことを考えて15.3期の数字を見ると、
まず、当期純利益に驚きです。前期比-40%!
とはいえ、売上高、営業利益共に10%を超えており、
まぁ本業は変わらず成長していくのでしょう。

前期は不動産売却益が出ており、
その分の特需分が12億程度あります。
単純にその部分を考慮すると、
そんなに単純ではないですが、
単純に発表数値に10億位足すと、
まぁ概ね10%程度の成長かと思うわけです。

今後もセールアンドリースバック方式の活用によって
投資資金の効率運用は進められると思っており、
どこかで何かしらの上方修正を含んでいると考えます。

ですので、今回の決算は、
例えPTSで投げられていようが、
週明けに暴落しようが、私はネガティブには捉えません。

ただポジティブかと言われれば、
そこまでポジティブにもなれません。

前期で保守的計画を未達となった売上の成長が本当に大丈夫か。
また、介護セグメントでの利益率が10.3%→9.6%に悪化しています。
ベアの影響や埼玉や愛知といった新規地域への進出による
一時的な費用増の影響がどのように推移するかも気になります。

一方で、勢力を拡大していくためには、
このような過渡期は必要です。
介護において、東京都はまだなかなか本格進出が難しいわけですが、
九州発の業界ではそれなりに有名な当社が、
人口の多い、埼玉、愛知への新規進出をどのように見るか、
私は前向きに考えています。

負債比率が高かったり、レシオがイマイチだったりもしますが、
借入金のレバレッジ効果を存分に発揮して、
成長を継続してほしいなと思います。

株価水準ですが、今期の会社発表のEPSは57.4ですので、
PERは11.6倍となります。
東証全体で見れば割安水準ですが、
介護分野として見ると、今の水準がよいところだと思います。
ですので、今後EPSが伸びた分がファンダメンタル面から見た、
伸び代だと皮算用しています。

上方修正を加味して、前期と同水準+α位として、
EPSを110と仮置きして、
PERで11倍程度まで評価されると1210円となります。
まぁこの辺りを中長期で目指せるといいなと思います。

数値面以外で後気になったのは、
短信の中に記載がありますが、
企業特性確立と顧客及び入居者等の支持を得るために、
「新たな取り組み」を検討し実践するとあります。
今期中のどこかで何かしらIRがあるかもと思いました。

私は介護銘柄として他に2374セントケアHDも保有していますし、
現在キャッシュ比率が低下しているので、
あまり買い増しは考えていませんが、
週明けにPTSのような暴落局面があれば拾いたいなと思います。

あとは機関投資家で最近大量保有が出された、
フィディリティがどのように動くかも注目したいと思います。


◆3660 アイスタイル
こちらは6月期ですが、3Q決算で大幅な下方修正が出されました。
なんとなく下方修正は予想しており、そこで買い増しを考えていました。
しかし、その減益幅も理由も絶句するものであり、
これでは買えませんし、撤退を本気で検討する内容です。
というか検討の余地もないかもしれません。
美容関連の口コミとしては成熟した資産を持っており、
クックパッドのようなイメージでいつか飛躍すると思っていたのですが、
飛躍どころか、プレミアム会員は純減というお粗末な結果です。
結局、これだけの口コミという資産を収益源にするアイデアがなく、
更に広告も減少とダブルパンチです。
そもそも化粧品の原価はそのほとんどが販管費と言われます。
広告をして、口コミも含めたブランドで販促をかけるものなはずです。
なのに、広告が減少してしまうのです・・・。

あまり深く分析をする気すら失せてしまう内容です。
妻がアットコスメを使うので、
損切りの罪滅ぼしに1単元だけ残して優待を取ろうと思います。
残念ですね。

あと、金曜日にあれだけ下げたのは
情報が漏れていたのではないでしょうか。
不信感を持ってしまうといくらでも疑念を抱いてしまいますね。

悪材料出尽くしということになれば面白いですが、
まぁこの内容だと厳しいでしょうね。

◆1413 桧家HD
12月期の1Q決算ですが、
駆け込みと前期の遅れ分が入ることにより、
前期の1Qと比べると当期純利益は200%の伸びです。
で、素晴らしいと言いたいのですが、
本当に素晴らしいのでしょうか。

そもそも駆け込みと前期遅れ分をどの程度と見込めばよいのか、
評価のしようがありません。
また、当社の1Qは毎年スロースタートで、
期末に向けた偏りも大きいです。
上期計画の進捗率を確認すると約59%ですから、
例年40%前後であることを考えると
好調なのでしょうが、繰り返しになりますが、
これでは、妥当判断が出来ません。


1Q(1月-3月)の受注についてですが、
金額ベースで7.5%マイナスのようです。
各社の数値を眺めてはいたのですが、
これは想定よりよい数値のように思いました。
ただ、今期からM&Aした会社分の考慮が必要なので、
実は大手とそう変わらない水準なのかもしれません。

積水ハウス:-25%(1月)、-32%(2月)、-34%(3月)、-40%(4月)
ダイワハウス:-7%(1月)、-10%(2月)、-11%(3月)、-7%(4月)
パナホーム:-11%(1月)-19%(2月)、-16%(3月)
ミサワホーム:-26%(1月)、-26%(2月)、-21%(3月)、-26%(4月)
住友林業:-15%(1月)、-16%(2月)、-23%(3月)、-31%(4月)
※いずれも戸建注文住宅セグメントと思われる部分を抽出


保育・介護セグメントのみ57百万円の赤字です。
現在立ち上げ途上ですので、
赤字の結果は仕方ありませんが、
赤字幅がまずは小さくなるといいですね。



コメント
この記事へのコメント
まるのんさん、こんにちは。

決算があまり良くなかった時の判断は難しいですね・・・。
ただ、そういう時にこそしっかりと分析し、
値動きに惑わされずホールドや売却という英断をできるかどうかが、
今後のパフォーマンスを大きく左右してゆくのでしょうね。

特に含み損の銘柄を切るというのは、とても勇気がいると思います。
ただ、誰しも何度かは必ず通らなければならない道だとも思います。

まるのんさんは、いつも保有銘柄を真摯に分析されており、
完全に私のお気に入りブログの一つになりました。
またお邪魔させていただきます。
2014/05/11(日) 08:53 | URL | ゆうゆー #-[ 編集]
ゆうゆーさん、コメントありがとうございます。

私の中では、ゆうゆーさんのブログへお邪魔するのは、
いつもの日課となっております。

企業を分析される際の着眼点、
特にいくつかの成長パターンについての記事は
とても参考にさせて頂いており、
私も自分の尺度に入れて試行錯誤しているところです。

ゆうゆーさんのブログは
きちんと読者の方にも配慮されており、
私のような自分用のメモ書き+αのようなものとは、
異次元であり見習わなければと思っているところです。

ですので、当方のブログにもこのようにコメントを頂けること、
とても恐縮すると共に、
励みになります。

投資は利益確保が第一の目的と考えていますが、
醍醐味は自分が分析した通り、
企業が成長してくれるという
実感を伴ったという実感が持てるプロセスにあると思います。

私の方にほとんどが思うようなシナリオにならず、
苦悩することが多くとも、
そのうち鍛錬されてくればいいなと、
今はまだ勉強のつもりでおります。

いつかゆうゆーさんのように、
もっとしっかりした軸を持てるようになりたいと思います。
これからも色々勉強したいと思っていますので、
また応援、叱咤激励等お願い出来ればと思います。
2014/05/11(日) 09:52 | URL | まるのん #-[ 編集]
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