投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

日経IR・投資フェア2018の最後です。
今回出展企業で唯一保有してるトーカイについてと思いましたが、
過去保有していたイオンディライトを書き忘れていたので、
トーカイとイオンディライトの2社について書いていきます。

前回同様、私の主観的な印象ですので、
あくまで参考程度に扱って頂ければと思います。


その1
アズワン、シップヘルスケアHD、綿半HD、総合メディカル、ムゲンエステート

その2
イワキ、コンドーテック、コタ、信和、ミスミグループ、キューブシステム



■トーカイ
IRフェアの常連です。そして今回の出展企業で唯一の保有銘柄です。

まずブースにお伺いした時にある担当の方が私の姿を見るなり、
少し遠くにいらっしゃった私のいつもお世話になっているIR担当の方へ
私の存在を伝達していたように感じました。
そのご担当の方も、よく私の事を覚えて下さっていたなと驚いたのと同時に、
岐阜まで行ってご担当の方にまで記憶をして頂いて光栄だなと思いました。

まずは先日総会に押しかけて、色々不躾な質問も含めて
乱発した私を受け止めて下さったことについて改めて御礼いたしました。

そして、とりあえずブースの席におとなしく収まり、
そのいつもお世話になっているIR担当の方のプレゼンを拝聴いたします。
TOKAIホールディングスや手芸のトーカイではありませんよという導入は、
まぁお約束みたいなもんですね。

そしてどんなシーンで同社商品やサービスが使われているかイメージしやすいように、
各シーンに具体的な商品を並べてイメージを掴んでもらう工夫がみられました。

拠点展開などもわかりやすく解説がされていてわかりやすいです。
各商材のポジションも競合会社もきちんと挙げて解説して頂けます。
あくまで導入的なプレゼンなのでどんな優位性があるのか、
どう競争に勝とうとしているのか、この辺りは割愛です。
ブース説明会の趣旨(トーカイのことをまず認知してもらう)を踏まえると、
踏み込んだ説明の割愛は仕方ないのかもしれません。

今後のことについては事業環境は追い風ですから、
その辺りを控えめにアピールされていました(笑)。
もう少し煽ってもいいんでしょうが、この会社らしいなと思います。

最後にトーカイオリジナルカレーなどがもらえるくじを引かせてもらえます。
以前は全員に配布していましたが、さすがに大判振る舞いだったということですね。
確か以前も2日目にはビーフカレーが品切れになりチキンカレーになってましたしね。
というか、そんなにばら撒きしなくてもいいと思うのでこれでいいと思います。


それで私が気になっていたことは、細かい数値の部分で販管費についてです。
1Q決算 の時に確認しようと思っていたのです。
結論としては、やはり新卒採用の初期コストを販管費処理したためとわかりました。
しかも前期ではまだ報酬改定等の見通しが出来なくて採用を抑えたこともあり、
前期1Qにはそこまで顕著に出てなかったところからの
今期1Qは採用をきちんとした結果でこう見えているということです。
きちんと手元の数表を改めて確認してその場で回答をしてくれました。
報酬改定の対応をしながら、採用をした新入社員を戦力化していかねばなりませんから
色々大変な部分もありそうですが、頑張ってもらいたいですね。

それから中長期的な面で8月リリースのウェアラブル端末についてです。
新しい取り組みでまだPOCの域だと認識しており、
もう少し様々な検証や試行的運用が必要なのだと思います。
実際にお話をする中で、
絶好調です、なんて答えられるより、まぁ色々苦労をしながらですねと聞いて
まぁまずは安心しました(笑)。
まだ走り始めたばかりなので色々これからだということですね。
偽りなくそうなんだと思います。
一方でこの領域はみらい投資会議などでも個別に取り上げられており、
大手の参入なども今後あるでしょうから、よりスピード感が求められることもあります。
トーカイは真面目な会社ですから、きっとひとつずつデバイスの精度や問題点を潰し、
医師側のオペレーションもその負担や実運用を検証しながら、
事を進めるよう対応していかれるかと思います。
医師会との繋がりや厚労省などへの繋がりについても総会の時に色々質問もしましたが、
これもそういう敏感度を想像したかったからなのですが、
そんなにガツガツしていないのが、また良くも悪くも同社らしいんですよね。

いずれにせよ、まだまだ時間はかかりそうですし、
私はこのテーマでビックチェンジなるものをメインに投資をしているわけではないので、
まったりと見守りたいと思います。


その後、2日目には新たにIR担当を率いられることになったと
総会の時にご挨拶頂いた方とも改めてご挨拶出来ました。
投資家に真摯に向き合おうとされる姿を感じましたので、
こちらも頑張ってもらいたいですね。
IR担当なのだからそういう姿勢なんて当たり前と思われるかもしれませんね。
実際そうだと思うのですが、人と人とのコミュニケーションなので、
感じるものだと思います。今後より会社を好きになり、応援していけるように、
私もじっくりと見守りたいと思います。

事業開発室の室長に就任された今道氏のプレゼンも聞きたかったのですが、
今はIR担当から外れて事業開発に専念されているようです。
残念ではありますが、でも本業(?)に邁進してもらうことが一番ですからね。


なお、調剤については基本料算定を加点しやすいように
徐々に取り組み中ですが、まぁこちらもこれからですね。
1Qの業績を見ると計画通りと説明がありましたが、
個人的には少し利益は先行しているかなとも思っていますが、
いずれにせよ誤差の範囲でしょう。計画通りに概ね沿っていればいいと思います。
あまり細かなことは話しませんでした。

そういえば、いつもお世話になっているIR担当の方ですが、
課長に昇格されたようです。
確か、前にお名刺頂いた時に課長代理だったと記憶していたのですが、
認識が誤っていたら申し訳なく、
おめでとうございますとその場でお伝えは出来ませんでした。
やはり記憶は正しかったのですね。。。



■イオンディライト
まず中山前社長の栄転で会長職になり、
濱田社長のプレゼンです。
これが残念なことに原稿棒読みということで失望しました。

中山前社長の情熱溢れて、途中何言っているかよくわからなかったり、
あるいは時間をオーバー気味になり
最後の株主還元のあたりが素晴らしいのにアピールがそこそこになるとか、
そういういつものがなくて残念極まりないものでした。

まぁそれはそれで仕方のないことなのですが、
社長だけで全てが決まるわけではないので、
事業の内容については、ブースに戻り質問をします。

まず海外については、中国はより内陸部に入り、
イオン外の展開がどんどん進んでいるということであまり変調はなさそうです。
まtあASEAN地域ではまだイオン進出に対応出来ていない地域もあるとのことですが、
一方で、既に現地法人なども施設管理に入っており、
やみくもにそこからひっくり返すような事も出来ないような感じのようです。
ただ徐々に浸透していくことでまだ成長余地はあるように思いました。
利益率が国内を超えて7%程度まで高まっていますが、
そろそろ高原状態で止まりそうに思いました。
なので、あとはスケールしていくことによる規模拡大の方になっていくかなと思います。

国内は省力化としてロボやAIといった技術で実現していく方針ですが、
ここは人手不足が顕著で、実際にそれが理由で仕事を断るケースもあるため、
早期に実現したいようです。
一方で現場職の人にとってみると仕事が変わっていく事への抵抗感などで
ケアが必要になるケースがないのかという話題については、
常に人事交流をかけているので問題ないということでした。
更に、各拠点でミッションを明確に伝えモチベートする活動をきちんとやっているというこです。
どうしても現場職の方の中には変化すること自体へ抵抗がある方がいますからね。

それからAIやロボットについては、もう少しスピード感を持ったらという意味で、
スキルを持った会社をMAするとか、提携するとかはないのかという話をしました。
結論としては、もちろん米国を含めて先端技術の会社との接触や
調査は常にしているものの、提携まで至ることはまだやってないとのことです。
現在一部店舗などで試行しているのも、そういった提携までは至ってないものの、
協力をしてもらって色々実証しているということでした。


というわけで、最後2社のコメントでした。
あまり投資に繋がるネタもなく、単なる雑談のようなものになりましたが、
あまりボトムアップで積み上げに付き合ってもらうような場ではありませんからね。

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