投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

株式市場は騰落が激しくなってきている今日この頃ですが、
こういった時の対処には様々なやり方がありますが、
改めて自分がどういう姿勢でこういった状況を受け止めるのかについて、
整理しておくと、より自分の投資スタンスも明確になると思います。

どうせ上に下に資産も振らされて(私の場合、一貫して下ですがw)
気持ち的には多少なりとも残念な気持ちにはなるわけですし、
どうせそんな思いをするのであれば、
こういった状況をどう自分の中で受け止めていくのか、
自分の姿勢を見つめ直すよい機会だと思って過ごしたいと思います。

以下は、私自身のスタンスの再確認や自分への訓戒の戯言になります。


投資スタンスによって、株価の変動に対する対処は大きく変わります。

株価というものはMr.マーケットのご機嫌によって
相応の上下幅を持って推移するもので、
こういった幅の変化も「儲かるための」材料とするのだと捉える立場があります。

一方で、株価というものはその時々で時に不合理なボラティリティを
伴って推移するものの、長期的にみれば企業価値に収斂して形成され、
その長期的に形成された価値向上を享受するものだと捉える立場もあります。


前者の立場の場合、やはりその時々の株価の勢い(モメンタム)の変化に応じて、
ポートフォリオの構成もフレキシブルにその変化に対応していくやり方となります。
そのため、今日の花丸銘柄は、明日は花丸ではなくなることもざらです。
あるいは決算跨ぎなどで思惑がどのように作用し需給を動かしているかに、
興味関心が注がれます。
そして、そういった株価の変化に割り切って機敏に対応していくからこそ、
短期的に利益を積み上げるチャンスも沢山享受できるわけです。
この波乗りのような手法は、経験や変化を見極める特殊なスキルが求められ、
それがうまく嵌れば、そのチャンスを自分の利益として得ることになります。
(もっとも本当にそれが必然なのかは私は懐疑的な思いも持っていますが・・・)

短期で効率的に増やせるわけですから、
往々にして近視眼的になりがちな人間の心理面からも、
この手法での成功は羨望の眼差しで崇められ、
その成功者は神格化されていく印象があります。
一方で、その変化を見極めることが出来るのは、
特殊なスキルと書いたように、そう簡単なものではないと思います。
それは、当たることもあるかもしれませんが、
外れることだってあります。この世界で神様が増え続けないことからも、
そんなに甘い世界ではないということなのだと解釈しています。
どうしても、人様の短期的な爆益報告の印象が強く残るので、
こういったスイングの芝生が青くみえたりもするわけですけどね。

もし自分が神様にはなれなくても、相応にその変化をヨム能力があるなと
自覚できれば、当然効率的でもありますから私もこの手法をとると思います。
ただ、やはり私は凡人ですからそんな自覚もありませんし、
合理的に変化を読んで資金を投じられるような先見性は持ち合わせていません。
ですから、後者の立場の手法を取ることになります。


後者の立場は、日々の騰落は時に激しくても、
結局のところ、自分の長期的展望に立ったときには誤差の範疇であり、
ただ日々の動きに対しては(買いも売りも)耐え忍んでやり過ごすという、
修行僧のようなやり方です。
時には、1日に数%、時には10%以上の騰落を伴うわけですが、
私はまだ煩悩の塊なので、こんな状況に心を乱されることもありますが、
それを笑ってやり過ごし、その先にある価値向上へ期待していく方針なのです。
価値向上への期待がメインなので、当然決算には注目をするわけですが、
それ以外にもそこにいらっしゃる「人」であったり、
事業活動の内容や方向性、あるいは経営理念といった細部の事に関して、
関心がありますし、そこへ共感をしていけることが大前提となります。

会社に惚れてはならぬ、などというアドバイスがありますが、
価値向上を期待し、多面的に会社のことへ関心を持ち、
この会社のことを好きにならないと、
私はたやすく長く期待を抱き続けることなど出来ませんから、
私は大いに会社のことを好きになることにしています。
一方通行かもしれませんが、絆のようなものを感じられるような
投資先であって欲しいと思っています。
そのことが株価変化に対して、いい意味での鈍感力を与えてくれますし、
自分のスタンスを堅持していく上での拠り所ともなります。
もちろん、価値向上への期待に疑義が伴う状況があるにも関わらず、
盲目的に惚れ続けるなんてのは論外なわけですけどね。

この手法の場合、いくつもの弱点もあります。
まず第一にはそもそも長期的な展望など予測できない面があるということです。
東京電力の安定的な長期展望はあの被災によって一変しましたし、
インバウンド需要の拡大で快進撃を続けてきたラオックスはその後失速しました。
あるいは外食でもマクドナルドも一時期本当に苦戦を強いられました。
どの業界でも長期的に期待されていたり、
いつまでもその好調は続くと評されていても、
その勢いが止まることなんてざらです。
長期的な成長展望など実際のところ、経営者ですら見通せないわけで、
外部のしがない個人投資家が見通せるものではないというのは、
私もその通りだと思います。
ですから、多くの読み違えをしますし、価値向上どこか、
大きく価値を毀損してしまうなんてことは保有株にだっていつも起こりうるわけです。

第二の弱点としては、確かに価値は向上するかもしれないですが、
そもそもその価値を市場がきちんと評価するかはまた別の話であるということです。
価値が2倍になった(わかりやすくEPSが2倍になった)としても、
市場評価が下がってしまうと(PERが下がると)株価は想定通りに伸びないかもしれません。
つまり、価値向上したという自己満足の世界に陥ってしまう可能性が常にあるということです。
そしてそれはマーケットが決める要素もあるわけで、
その将来にどういった評価をつけるかは、自分も会社もコントロールできない領域なわけです。
いずれも時間軸を長く取ることで、
価値向上の実現や市場評価の移ろいのリスクが見通ししづらくなるということです。

こんな弱点を認識しながらも、私がこの手法を採用しているのは、
やはり一定の納得感が伴いやすいと考えているからです。

長期的に価値を拡大し続けられるかはわかりませんが、
ビジネスモデルを深堀して自分なりに考えることで、
読み違えたとしても、その投資結果には納得はできます。
そして市場評価がどうつくかはアンコトローラブルなものではありますが、
その会社の価値向上がどう果たされていくのは、
それはビジネス面での財務面での価値はちろんですが、人・組織の財産という面、
あるいは非財務における事業価値だったりということに対して、
自分が妄想したり、思いを寄せていく中で、
それが価値として向上していくという実感が伴うと納得感は増します。
会社へ投資するということは、私の中ではこういう思いを共感していくものであり、
その結果としてリターンを享受できるものなのだと考えています。
この点からすると、やはり短期的な株価の変化、
そしてそれを儲けに結び付けていこうとする考えは、
私の投資への考えとは相性が合わないわけです。


なんでこんなことを改めて書いているのか。

やはり私も日々の騰落はやはり怖かったり残念に思ったりするわけです。
不安が押し寄せてきて、一度手放した方がいいのではないか、
あるいはそろそろイイトコロなので買い増したらいいのではないかという
株価変化主導の考えが脳裏に浮かんできてしまうわけです。
ただ、単純な株価変動を拠り所とした発想での行動は、
自分には相容れない発想だよということを自分自身へ警鐘を鳴らすためです。


株価が動くとどうしても対処療法的な発想で、
どう自分の損得をマネジメントするかという視点で行動を決めがちです。

これは多くの人にとっては合理的で当然のことだと思うのですが、
私が見つめるべきはまずは企業の状況やそこに対する自分の思いへの変化です。
ですから、株価変動への対処療法という姿勢は私にとっては合理的ではありません。
もちろん、最低限の資金管理のために現金比率をモニタリング指標にしているわけで、
その調整のために機械的に取引をすることもありますが、
これも投資方針に則って合理性をもっているつもりです。


最近では、前者と後者の立場をMIXさせた手法が流行のようです。
いいとこどりをするという発想ですから当然の動きだと思います。

ファンダメンタルズが良好で価値向上が見込める会社に対して、
テクニカルでチャート需給を見極めて機動的に売買をする手法です。

これが出来たら、確かに大金持ちです。
ただ「手法」は人を選びます。

この「手法」を真に自分のものとするためには、
相応のキャラクターが必要だと思います。
確かに機械的なソリューションによって一定の効果は発揮できると思いますが、
自分の納得感を大事にする私の立場ではなかなか扱えません。

変化を機敏に捉えていく最初に挙げた手法は、
決断力や自分が注げる時間の配分が弱いと話になりません。
一方で価値向上を長く待つという後者の手法は、
退屈さへの我慢強さと自分を貫く一貫性への拘りがないと続きません。


改めて思うのは、「儲けたい」という発想から、
それを効率的に推し進めようということで色々なやり方を試すというのは、
意識高い系の立場からみると自己成長ということでよいことなのかもしれません。
実際、儲けてなんぼという立場があることも承知してますし、
それはある意味では正しくそれを否定するつもりもありません。
ただ、私個人としては、まず自分がどういうキャラクターなのかを知り、
その上で、どういう手法で相場と付き合うのがもっとも合理的かつ納得性があるのか、
それを踏まえて対応していくことが望ましいのだと思います。
自分のキャラクターはそんなに変わるものではないため、
当然手法もそんなに簡単に変わるものでもありません。


こういった考えの下、私の個性も踏まえて投資方針を掲げて取り組んでいるわけなので、
そこから大きく外れるような浮気をせずに、
投資ライフを自分なりに楽しんでいきたいなと思います。


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Bitcoinという単語をこのところ毎日ニュースで目にすることが多くなってきました。Bitcoinは仮想通貨(暗号通貨ともいいます)の一種で、法定通貨(円やドルなど特定の国家による価値の保証がある通貨)に対して、特定の国家による価値の保証をもたないインターネット上で使うことのできる仮想の通貨です。Bitcoinは2008年に誕生した一番最初の暗号通貨です。今日では1600以上の仮想通貨が流通しています。https://casinobankingjapan.com/2017/11/12/coincheck-%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF/#%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%8E%E3%81%A7Bitcoin%EF%BC%81
2018/07/16(月) 11:27 | URL | #-[ 編集]
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