投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


マズローの欲求論でも語られるとおり、
我々はより高度な欲求を満たすことを欲し、
自己実現に向けた成長をしていくものだとされています。
そしてその欲求を満たすための私たちの日々の活動においては、
動機付けが明確でなければ、真の言動には繋がらないと実感します。
自分がその先にどうありたいか、あるいはどうしたいかといった時に、
必ず目的意識が働きます。
その目的を果たすために行動するんだという考えも
この理屈に合致していると考えています。

まず、低位の欲求レベルとして、
無くてはならないものとして衣食住の基本的な生活様式に関わる
欲求は当然ながら生きていく前提でもあります。
日本で投資家として日々を送る中では、
この次元の欲求はある程度満たされているはずです。
そして普段は意識しませんが、しかし、それは当たり前の事と思い込むのではなく、
その生活様式に関わるモノまでをも自ら脅かすような
言動は慎まねばならないだろうと認識しているところです。
つまりよく言われることではありますが、
自分の取れるリスク許容度とか資産管理といったところは、
当たり前の前提としてそこにあるものと思い込まず、
常に意識を払うべきだと思います。
私も含めてですが、今のような好調な相場ですから、
資金を投じれば面白いように増える(私は増えてませんがw)環境下であっても、
無策で甘い意思決定の下で安易に信用取引などを駆使した
過大なリスクを取ることはやはり慎重になるべきだと考えています。
そのような考えの中で、私は自己成長の機会損失だといわれても、
やはり投資方針でやらないこととして明示化して遵守しています。

次に、欲求のレベルが上がると
他者から認められるもしくは
コミュニティへの所属意識の実感という形で
自己の承認欲求へと進化していきます。
投資家の端くれである私も、自らの規律を定めて、
日々投資活動に勤しむ姿を情報発信することで、
他者との関わりやそこから生まれる承認欲求があります。
もちろん、そのプロセスで多くの気づきや、
自分と異なる考えに触れてみたいとも思いますが、
そういう姿をも見てもらいたいという欲なのだと理解しています。
そして、このような承認欲求は、
それを突き詰めていくと、より多くの他者と関わろうと
その広さで輪の広がりを求めたり、
あるいは深さ(親密度)を高めたりしてその質の向上に欲求が向かうのです。
ただ、私個人としては、学生時代に多くのコミュニティを創ったり、
あるいは参加する中でその所属感を広げ深めようと、
このような欲求へ尽力したこともありましたが、
多くがどこか虚しさの残るものでもありました。
その時々では人間関係も華やかにも思えて、楽しいのですけどね・・・。
投資家界隈でもこのような所属感への欲求やそれを楽しむという傾向は顕著でして、
広い人脈による高い認知度で、誰しもから称えられることそして称えることや、
より相互のプライベートを知ることを誇りに思うといった中で
コミュニティに属していたいという欲求が高まっているように感じます。
私はこの次元の欲求としては、人並みの承認欲求を持ち合わせていますが、
投資とはある部分では孤独の中でなされることで、
そこに共感や異論による議論はあってもよいと思いますが、
コミュニティを広げ、深めるというところへはあまり欲望がありません。
というより、私という個性を知る自分自身の分析としては、
私は所属感を追及してしまうと、投資において害になる要素もあると考えています。
例えば、敏腕投資家の方とお話をしただけで舞い上がってしまったり、
多くの同志を得たような錯覚に陥り、表面的なことに対しても、
「勉強になった」、「自己成長に繋がっている」などと自惚れてしまいそうなのです。
特にそのコミュニティの規模が大きくなればなるほど、
神格化された方が登場したり、その中にいることに居心地の良さを感じてしまい、
自分を見失ってしまうきっかけになったりもしそうです。
それが投資行動にまで影響してしまうと、
主体的な投資という部分も毀損しかねません。
これは損得の話以前の話なのだと思っています。
ですから、私はSNSで緩く他者と繋がりつつ、
それ以上の関わりを持ちたいと思ったときは、
極めて少人数でより相互理解やそこから自分のことへ落とし込んで
ゆっくりと認め合ったり、ごく小さな範囲で構わないので、
繋がっているという実感を伴っていきたいと思うのです。
今後も、自分の個性にあった次元での欲求への対処を図っていきたいと思っています。



上位の欲求は自己実現への欲求という領域です。
自己実現として物質的なモノを手にするという
目に見えるカタチとしての欲求もあると思いますが、
ここでいう自己実現への欲求は、
もう少し広義的な気持ち的な充足感のようなものが大事だと思います。。
よく投資家の方々が仰るのは、お金を殖やすこと(つまりモノ)にはあまり関心がなく、
投資自体がとても好きで楽しいんだとということです。
好きなことに時間を割いて充足感を得ながら日々を送ることは、
自己実現に向けたライフスタイルとして大切なことだと思います。
投資家それぞれにおいて、投資することを通じてどんなことを実現したいか、
ビジョンがある方も多いと思いますし、
実際そのビジョンに向けて日々活動されている方も多いと思います。
投資を通じて得た資金を還元していくような社会性を意識しておられる方もおれば、
経済的な自由を手に家族と共にある時間を大切にしたいというような方もいるでしょう。
自分が好むビジネスや経営者、会社が成長していくことに寄り添い、
そのプロセス自体に関われることに充足感を得られる方もいらっしゃるでしょう。
ただ大事なことは自己実現なので、自分が実現したいと真に思うことだと思います。
周りの受け売りで面白そうだからというようなものは
この高次元での欲求への対処という点からするとそぐわないと思います。
もちろん自分の興味関心を広げるという意味で様々なことに触れてみるということは
自分の知見を広げることであるわけですから、
色々やってみることは良いことだとは思いますが、
なんでも前向きに、なんでもチャレンジ、なんでもポジティブという思考プロセスは、
時に行き過ぎてチャレンジが目的化してしまいそうなので、
自分の場合は注意をしていきたいなと思います。
自己実現は腰を据えて自分がじっくりと向き合う主体的なものですから、
冷静に落ち着いた日々の活動の中で近づいていきたいなと思うわけです。
そんなマインドでは大きなことは成し遂げられないというご指摘もあろうかと思いますが、
何も自己実現とは壮大である必要はないとも思います。
些細なことでも自分にとって価値があることであれば、
それでいいと思うのです。
こういった考え方が今の投資方針にも色濃くにじみ出ているな、
と改めて実感しているところです。
ここでは敢えて私の自己実現に関しては言及しませんが、
また整理がついて気が向いたらそういうことも纏めてみたいなと思います。


投資活動を通じて、それぞれのレイヤーにおける
自分自身の欲求のあり方やそれとどう向き合い
自分のペースで楽しい日々を送るのかを改めて省みるために、
ツラツラと書き殴ってみました。

あまり読み返していないで書いているので、
読みにくい点が多々ある点、いつもながらご容赦下さいませ。

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