投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


【決算精査】 9466_アイドマMC(18年3月期_4Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

3Q時点で進捗率こそよかったものの、
前回の決算精査、IR照会を踏まえて上振れ着地は想定していませんでした。
ただ、結果的に売上、利益共に計画比で上振れ着地しています。
またその上振れ着地を起点として今期予想は順調な増収増益見込みということで、
私の想定として比べると、定量面では良い決算だと感じます。

前期配当を増配すると共に、そこから今期も1円ではありますが増配です。
同社は配当性向35%前後と比較的高いですが、DOEも7%程度と高配当でもあります。

デジタル販促としての統合型販促支援パッケージの機能改善と、
その販促チャネルを広げるという基本に沿った成長を志向しており、
この点もよい傾向かなと思います。

バローHDとライフが同社の主要顧客ですが、
いずれの顧客向けも前期比で大きく伸長していますから、
まだまだやれることはあるのだなと思います。

全般として順調決算で、特にコメントはありません。
株価が決算前でやや軟調でしたので、何か悪材料でもあるのかなと思っていましたが、
別に何もなかったですね。
総合評価は「3」(想定通り)となります。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


9466_アイドマMC(18年3月期_4Q)売上-売上総利益推移


前回のIR照会で把握していましたが、
3Qでは顧客側で大きな販促キャンペーンを行ったとのことで、
そこからの反動もあり、3Q比でみると減収ですが、4Qは小売りにとっては閑散期ということもあり、
やや季節的要因もみられるようですので、
2Qとほぼ同額ということはそれなりに頑張ったと思います。
実際、3Q決算精査でも4Q単でも15-18憶程度とみていましたから、
20億をこえてきたのは少し驚きました。


9466_アイドマMC(18年3月期_4Q)販管費推移

季節的要因で4Qは販管費も高めに出ます。
小売業を顧客としている特有の傾向なのかもしれません。
売上も落ちていますから販管費率も上昇していますが、
特段騒ぐものではないとの認識です。
特に機能拡充を謳っているので、
今後も少し販促費も投下していくかもしれませんね。


9466_アイドマMC(18年3月期_3Q)当期純利益-EPS推移

利益も4Qで落ちていますが、
季節的要因もあるでしょう。特に前述の見立ての通りです。



(2)今期予想の確認

7%の増収、9%の営業増益です。
前期に上振れしていることもあり、発射台が上がっている中で順調な内容と思います。
まぁだいたい10%程度のCAGRでしょうか。
私の見立ては12%程度なので、やや下振れしているような感じもしますが、
例えば将来的に自己株買い等もあると仮定するとEPSベースではまぁまぁ近いかなと思います。

ちなみに四季報予想よりはやや強かったようですね。


3.定性情報の確認

経営企画室長が執行役員に昇格ですか。
こういうポジションの人が会社の中で全面に出てくるというのは、
色々期待をしたいところです。
同社へは株主総会も含めてまだ接触がないので、ぜひ一度富山に足を運びたいのですが。

SBIファンドを通したベンチャーへの知見を広げている施策は、
まだ何もリリースは出て来ませんが、
今後、様々なコンタクトリストから、何か面白い事業でも出てくるといいですね。

それからキャッシュバックアプリはもう少し様子見ですかね。
減損リスクがつきまといますが、
そもそもどういった展開計画なのかが気になりますね。
実は販売見込み収益は超堅く作っているのかもしれませんね。
まぁいずれにしても私は同アプリはメインシナリオでは捉えていないため、
行く末を遠くから見守る感じです。
1ユーザーとして活用していきたいと思います。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9466_アイドマMC(18年3月期_4Q)株価推移


株価は鳴かず飛ばずですね。
完全に市場から見放されてしまっています。
でも私は今の状況が続くようであれば、
ひっそりと応援していきたいと思います。



(2)IR照会の状況

(2018/5/1追記)

Q
主要顧客であるバローとライフの売上が開示されているが、
それぞれ前期比+19%、+13%程度の増収となっている。
両社共に、店舗数が急拡大しているわけではないと認識しており、
既存店における販促活動のボリュームや質が変わった点があったと
考えているのだが、どのような背景でこれだけの増収効果が得られたのか。

A
指摘の通り、両社共に店舗の拡大による押上げではなく、
既存店における販促活動のボリュームが増え、
更にその質が好転していることによるものと考えている。

Q
既存店における競争が激化していることから、
販促活動の機会や質の向上のニーズが強いということか。

A
そのよう認識している。
顧客側からは競争激化により、チラシの効果的な投下から、
様々な販促活動への引き合いが強く、
またその効果が認められることでのプラスαの要素もある。
(へぇ、ということは一部インセンティブのようなものがあるのかな)

Q
ということは、その競争環境は今後も変わらないし、
今後も効果的な販促活動が期待されるということになるのか。

A
はい、そのように認識してもらってよい。
今後もそのような引き合いに応えるべく頑張る。

Q
今期予想で+7%増収というガイドラインになっている。
前期に押上げ効果があった所からみると、
増収幅はマイルドになっているのだが、
競争環境から考えると、今後も引き合いは強く推移し、
またその効果によって期待感も高いと感じているのだが、
前期より抑制される点をどう解釈したらよいのか。
具体的には、前期に押し上げた分、そろそろ伸長余地が限定され
この程度になるという見立てなのか、
前期にあったような追加発注のような活動を見込まずベース部分の
コンサバで策定されているということなのか。

A
今期のガイドラインの策定には、前期にあったような追加発注のようなものは
織り込まず、現状の見立てでベース部分でみた時を想定している。
従って今後の強い需要に支えられることで、
前期同様追加発注などが見込まれる可能性もある。
(そういう意味ではコンサバということなのね・・・)

Q
経常利益が10億となっているが、
これはちょうどストックオプションの行使条件と一致している。
利益率からみると特段偏重はないものの、
ストックオプションの条件も意識して策定をしたのか。

A
先ほどの売上の積み上げと同様に利益面でもまずは積み上げて、
概ねその近傍ということでたまたま一致していると思ってもらっていい(笑)。
(ということは、追加発注などは考慮せずにおるわけですね・・・)



以上、IR電話でのメモです。


印象としては、前記と同様に顧客側の引き合いの強さが継続し、
今後も追加発注を含めた販促戦略が好調に推移するとなると、
同社の計画よりは上振れる可能性も感じました。
一方で、アイドマの販促だけが顧客にとって打ち手ではないはずで、
様々な選択肢の一つでしかないという現実もありますから、
当然、その上振れ可能性を今から考慮することは出来ません。
期待感は頭の念頭に置いておきつつも、会社見通しに沿った前提で、
私も同社の評価を続けていきたいと思います。

本当はSBIベンチャーのことなども聞きたかったのですが、
ここまでのやり取りでそれなりに時間を拘束してしまったので、
またの機会としました。



5.さいごに

前期の増配を出したのは少し意外でした。
案外、還元についても意識はされているのだなと思います。
とにかく東京での個人投資家向けの説明会を実施して欲しいです。

株主総会に行きたいのですが、予定が合わないだろうな、と。

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