投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

いい加減四季報を真面目に読みたいと思うので、
ここからは諸々割愛して整理していきます。

なお、あくまで私個人の所感によるものですし、
会社見解と異なる可能性もありますので、その点はご留意ください。


■アニコムホールディングス
予防型の保険を作りたいという小森社長の熱い想いは健在です。
企業の沿革という点から、どういうモチベーションで創業したか、
そしてそのベースがあるから今後目指すべき事業も
自ずと明確になります。

同社は保険事業に留まらず、
予防型を見据えたフードや医療など多面的になっている点も
アピールされており、投資妙味としての奥深さを評価してもらいたいと
述べられておりました。

主軸の保険事業で儲けるためには、
端的にいえば、支払い保険料を低位に推移させることであり、
それは儲けというだけでなく、ペットオーナーさんの幸せにもなるため、
だからあらゆる予防に繋がる活動に邁進するということでした。
合理的な説明だと感じました。

今期から方針転換というか新たなチャレンジとして、
一般チャネルの加入にも取り組んでいます。
NBチャネルは比較的リスクが統計的にも見極められていたので、
やはり一般チャネルは難しい面があると率直に仰っておられました。
なので、当然、その分のリスクは保険料として加味しているようですね。

DNA検査も病院で採決をして、、というのは負担が大きく、
手軽にそのリスクを可視化するために、
郵送で気軽に申し込める仕組みを拡充していきたいということでした。

そのようなデータの蓄積がまたその後のデータ活用にも活きてくるわけで、
その後の展望にも繋がりよいやり方だと思います。

そして、中計のことについて質問もしました。
利益を出そうと思えば出せる。
だけど、予防分野も含めて投資をどこまで傾けるかのさじ加減に悩んでいると。
どうやって市場に問いかけるかの悩みを公にされているのも、
実直で好感が持てます。

毎回、小森社長は経営に悩まれていて、
今期は減益を出して市場にむしろ評価されている状況ですが、
となると、もう少し来期は野心的なローリングをかけてくるかもな、と思いました。

今後も定点観測を続け、私が買ってもよいなと思える株価は
もうある程度決めているので、ひたすら待つだけです。
(恐らく買えないのですが・・・)


■トーカイ
2日目に今度はIR担当者のブース説明会を聴きます。
1日目の説明会会場における経営企画室長の説明会ではビーフカレーですが、
ブース説明会はチキンカレーでした(どうでもいいですね)。

説明内容は簡易的でうまくコンパクトに纏めて頂いています。
IR担当のTさんの説明もわかりやすかったですね。

早速、その後1時間弱、お時間を頂いてみっちりお話を伺いました。


・ホテルリネンや一部病院リネンは不況時に一定の価格低減要請はある。
 総じてみれば不況耐性には強い部類と認識。

・病院リネンや院内清掃など特殊な技術が求められ、障壁は高い。
 イオンディライトなども事例として競合環境も聞きました。
 ただ、イオンディライトがというわけではないが、
 一部の顧客においてはサービス品質の問題で再度顧客が戻ることもあるようです。
 トーカイは病院との距離も近く、品質レベルも高いようで
 どちらかというと優位な立場にあるようです。

・シルバー事業は専業と比べても十分戦っていける。
 例えばフランスベッドが自社でレンタルも含めて本格展開を始めた場合の、
 トーカイの優位性が気になったのですが、
 確かにユーザーからみた価格だけでみると負けるようです。
 ただ、ケアマネージャーとの間での密な関係や、
 そもそもユーザーにとって何が一番優位な機器かは、
 様々なメーカーや機器から選択するのがあるべき姿であり、
 ケアマネージャーは中立的な立場で様々なものを勧めることが大事で、
 実際、介護報酬の面からも複数機器から選択をしてもらうということが、
 評価される仕組みになっているようです。
 つまり、トーカイのようにいわゆるマルチベンダーのような立ち位置で、
 ケアマネージャーの方と連携する仕組みがあれば、
 単なる安かろうだけではない世界で戦っていけるという感触でした。
 もちろん価格という面は強烈な競争要素ではあるため、
 楽観視はできないわけですが、本質的なサービスという面では、
 評価できるモデルだなと感じました。

・シルバー事業では関東圏も含めてエリア拡大余地は十分。
 もちろん、競合環境は決して楽観的ではありません。
 ただ、いわゆるレンタルという単純スキームではなく、
 その裏では前述の通りケアマネージャーとの関係性を含めた
 顧客チャネルの構築という点で緻密な対応が求められます。
 そのため、多くの機器メーカーに対応している
 自社のメンテナンスセンターも備えているわけですね。

・訪問調剤でかかりつけは大病院一等地門前では無理があるのでは。
 指摘の通り、無理があるところはある。
 郊外の大病院一等地では、開き直ってやることも大事と認識。
 新薬や技術料も高く、処方箋の枚数の極大化をしていくことを目指す。
 たんぽぽ薬局は幸運にして各病院門前の中でも
 一等地に立地できている(病院の関係性がいいのでしょうかね)ので、
 結果的にそこで残りやすいという面もあるようです。
 また中には周辺に住宅地があるような門前もあるので、
 そういう場所ではイベントの開催等も含めて
 認知度を上げ集中率を下げる取り組みもすることで、
 かかりつけ指定の向上も目指していく。
 結局、立地に応じてメリハリをつけた戦略でやっていくつもり。

・リースキン事業でトイレ周りに注力。ここは差別化要素になりやすい。
 いわゆるマットは差別化要素になりにくく、単純価格競争になりやすい。
 一方で、トイレ周りの美化は施設にとっても案外コスト競争になりにくい。
 綺麗なトイレは飲食だけでなく、施設運用者においては、
 とても気を配っている箇所。 だから付加価値が高めやすい。


・働き方改革で残業20%減は頓挫。まずは人材拡充を優先。
 働き方改革で経営は残業の2割抑制を掲げたが、
 現場からのオーバーワークによる反発が強く、
 経営層も方針展開して、人材確保を優先する方針に展開。
 人財開発部を組成し、まずは十分な人を手当して、
 その先に残業時間を抑制するという姿勢に。
 ポイントとして、単なるスローガンでなく労使で建設的な議論によって、
 会社全体が良い方向に向かっているという点と、
 経営がきちんと現場の声を聞いて変われる会社なんだなと感じました。
 人財投資が数値面には今期も押し下げ要素となっていますが、
 長期的に見て良い方向にいくことを期待したいと思います。

・ウェアラブルいいな
 社員の方もウェアラブル機器を装着しておりましたので、
 羨ましいという雑談をしました。自分のバイタルデータが連携されていることに
 気持ち悪さを感じる人もいるかもしれませんが、
 未然に甚大なリスクを低下できるのであればいいなーと思いました。
 ただ、あくまで医師がモニタリングする必要性もあるので、
 医師も必要性を鑑みて配布するし、
 家族の意向があっても医師の同意や協力がないとまわらないということですね。

・今道さんってだいぶアグレッシブで出来る人ってイメージだけど、どんな印象?
 社員の方からみてどういうようにみえているのかなと。
 元々、バリバリの営業マンでとても優秀な方のようですね。
 そして、これから会社として新たなチャレンジをしていく中で、
 こういった尖った人が経営企画としてリーダーを発揮することが、
 会社全体として大事ということでの人事のようですね。
 なるほど、営業畑で活躍された方だから、プレゼンもうまいし、
 数値や外部環境の事も定量データも含めてきっちり話が出来るのか、
 と凄く納得しました。

・小野木社長はどんな人?社員さんと接する機会ってありますか。
 一言でいって、「堅実」な方のようですね。
 そして、逆に堅実過ぎて、現場の方からするともう少しチャレンジしてもと
 思う事もあるようですね。
 経営者はとても慎重で、経営企画の長が野心的で、
 現場の意識としてももう少しチャレンジしたいという構図だとすると、
 なかなかバランスがいいかもしれないなと感じました。
 社長と社員の触れ合い機会は、さすがに支店メンバーは少ないようです。
 ただ、本社社員はよく話をするようです。
 食堂などで普通に社長が社員の輪に乱入?してくるようです。
 少し緊張しますが、距離が近いというのもいいかもしれませんね。
 社長が堅実ということを聞いて、
 懸念していたMA姿勢も安心感がもてました。
 どうしても今後益々MAの機会が増えていくと思いますが、
 MAは非常にリスクが高いやり方ですから、
 甘い資産査定などで危うくなりますからね。


■アバント
 個人投資家から熱視線を浴びていますね。
 連結会計パッケージを武器として、
 CFO向けのソリューション提供をしています。
 当然、一度導入するとストックで積み上がり、
 典型的な成長企業の要素を備えています。
 基本的に有望な会社だと以前から思っていますし、
 今もそのようには思っていますが、
 今回の説明会を通しては敢えてネガティブな面を取り上げます。


・収益モデルについて
 ライセンスとコンサルのイニシャル部分と、
 保守サポートのランニング部分の2階建ての構造です。
 資料や説明によると、イニシャルが立つと、
 あとはランニングさえ払えば、
 顧客はずっと最新版を使えるということです。
 ただ、その後、質問をした時には、
 実は最新版にするためにはカスタマイズを要し、
 コンサル費が発生するとのことで、
 あくまでライセンス費用が不要という意味でした。
 考えてみれば当たり前なのですが、
 資料や説明がやや分かりにくいと感じました。
 また、そもそも企業側は変化への対応の手間もあり、
 むしろマイナーバージョンアップを都度取り込むニーズはないようです。
 規制対応などやむ得ない場合への対処として
 仕方なくやるというケースが多いようです。
 要するに戦略的にバージョンアップをするニーズというより、
 規制対応などにおける止む無き対応のための対応のようです。
 この場合、企業側はコスト低減要素が高まるのではないかと思いました。
 保守サービスは、いわゆるQA対応がメインのようで、
 ストックなので、安定的にかつ低コストで運用できるのがいいですね。
 ただ、ストック性は高いものの、
 比率はそこまで高くなく、
 むしろ不況耐性という面でみると、ライセンスは明らかに目減りするし、
 コンサルについても抑制効果が出てくると認めてらっしゃいました。
 ということは、ストック性があるとはいえ、そこまで不況耐性が高いと
 直結させるわけにもいかず、
 上記の通り、戦略的IT投資というより、連結決算のためのコストと考えると、
 どうなんだろうな、と思いました。

・BI事業の展望
 BIツールはオラクルやマイクロソフトなど、
 大手のツールが各種展開されています。
 アバントはこれらのツールに全て対応出来るサービス提供を志向しています。
 確かに顧客企業は個々に様々なツールを使っており、
 これらに対応していくためには、各ツールに対応していく
 投資も必要となります。
 かつ、DWHからDMを作成していくプロセスは
 ETLツールも含めて考えると既にツールで完成されている領域でもあり、
 構築において差別化するというより、自動化も含めて効率化をする領域と理解しています。
 その時に、アバントだけが優位になれるというロジックがどうにも理解出来ませんでした。
 もちろん、市場全体が高揚していくので、そのメリットを享受できるとは思います。
 ただ、その中での優位性の特徴があまりイメージが出来ませんでした。

・中計について
利益のCAGR18%の根拠は東証のTOP10に入る水準だからということでした。
かつストックの利益率がそこまで変わらないとみると、
実質的にはそれ以外の部分での伸長が必要になりますが、
全般的に会社見解のように大風呂敷のようなイメージしか持てませんでした。
もちろん、このようなホラのようなトーンは嫌いではありませんがね。
MAも活用するということで、具体的な方向性も聞いてみましたが、
データ連携の分野が有望ということでした。
データ連携の分野は確かに成長性が高いものと考えていますが、
既に大手も含めて競争も激化していることもあり、
また資産や事業査定が極めて困難なMAとなるため、リスクも高いと感じます。

・不採算案件について
同社がプライムで案件をやることになったものの、
PM(プロジェクトマネジメント)力がある人材がおらず、
不採算となったようです。
自社のパッケージソフトをカスタマイズしながら、拡販していく上では、
ベンダープライム配下でおいしいところをもっていけますが、
今後成長を志向する上で、案件管理を含めたPM力がないと、
特にデータ連携など手広くやろうとしているのであれば、
求められる事になります。
しかし、PM力を含めた人材投資への言及がないんです。
不採算案件の再発防止も、上流の見積誤りを防ぐために、
確認を徹底するという抽象的な内容に終始しており、
まぁ確かに上流で未然に防ぐというのは王道なのですが、
もう一歩踏み込んでもらいたいと思いました。
しかし、中長期計画についての箇所で、
収益向上、製品力向上、ソリューション拡大、グローバル展開、MA
という項目で人材リソースの観点での記載がないのは、
個人的には相応違和感があります。


・ライセンスビジネスの売り切りからクラウド化は?
現状でもクラウド化の流れは検討しているものの、
具体的なものはないという回答でした。
グローバルな環境に対峙していく時に、
会計パッケージのクラウド化も進むのではないかと思っているのですが、
(すみません、あまり調べていません)
その対応の志向はないようですね。


シェア率も高く、優良顧客の囲い込みも進み、
ストックもありながら、デファクト化していくこと、
そしてIR姿勢の変化による変化もあり、
全般的に株価向上という面では期待値が高い銘柄だなと改めて思いました。

ただ、上記敢えてネガティブ目線で見えた部分もあり、
後味が悪い感じになりました。

なお、最初に応対してくれた方は
こちらの質問の意図をあまり汲んでくれず、
曖昧に答えようとされていてあまりいい印象を持ちませんでした。
その後、バトンタッチでリーダーらしきN氏と話をさせて頂きました。
こちらの方はよく理解はされておりました。


■ダイフク
世界トップシェアのマテハン会社。
Eコマースも含めてもう完全に追い風です。
成長も目覚ましくて株価もそれを反映した高値です。
説明しているIR担当のお姉さんも優秀ですね。
半導体関連の設備投資や為替影響も(1円で1億程度と聞いたような)あり、
特に不況や外部環境リスクはありますが、
一方でEコマースの大きな流れもあり自動倉庫など大きな需要に支えられ、
今後の不況や外部環境変化にどこまで対応していけるのかなと思いました。
とても良い会社ですが、規模も大きく、株価も高いので、
私の投資対象にはなりませんが、良い会社だと思いました。


■サンセイランディック
底地ビジネスのわかりにくさを動画やカップトソーサーで説明する
いつものやつです。
特に目新しい内容はありませんが、
新中計のアピールをもう少ししてもよいかなと思いました。
まぁこういう場では既存事業の理解を広く普及する事と、
底地くんの認知度を上げることで精いっぱいといったところでしょうか。

名古屋で有名な敏腕投資家であるアイルさんを社長が紹介して下さり、
関東でも会合を企画してよ、とありがたい提案を頂きました。
ただ、私はアイルさんと違い、弱小非敏腕投資家でもあり、
そもそも集客力もありませんので・・・
いつかそんな機会もあればいいなと思いました。

中計の中で達成に向けたボトルネックはどこにあるかという点を
社長に問いかけましたが、「わからない」と言われました(笑)。
いや、全然嫌みのあるものではなく、本当にわからないのだと思いました。
様々な不確実性がある中で、
何がボトルネックかというのはなかなか一意に決められないということでしょう。
変に取り繕って表面的な回答をして頂くより、潔くて逆に好感を持ちましたよ。

それで、私は当然人材面が大切と思っているわけで、
その辺の必要性や施策については十分検討されているし、
今後もそのようにしていく所存を聞けたので満足です。

仕入も順調ですしチャネルの増強もあって
今後は支店の新設も含めて対処していく上で、
人の確保と育成は大事ですからね。

その点、業務マニュアルが整備されて立ち上がりが短縮できている点は、
結構、今後効いてくるのではないかと思います。

今期の業績予想でも利益が抑えめになっているのは、
人材投資という面もあります。むしろ利益が上振れしないくらいに、
きちんと効果的な投資をしていって欲しいと思います。


■ケアサービス
説明会がないので、担当者の方と軽く会話をしました。

都内に事業所展開を特化しているドミナントの戦略は、
働き手であるヘルパーさんやケアマネージャーの方の立場から
良い面があるようですね。

ただ、この分野は競争環境が激しいため、
同社ならではという強みがイマイチ限られた時間ではわかりませんでした。

また成長エンジンとして市場から期待されているのは、
中国への進出のようです。
こちらは順調のようで、市場からも評価されているようですね。

それからエンゼルケアは地方にも拠点があって、
葬儀社から声がかかり各地でほぼ専業でやられているようです。
つまり業界特有なのかもしれませんが、
囲い込みがいきなりできてしまうという点があるようです。
事業展開が比較的リスク低くやりやすいかもしれません。
ただ、大きな成長という感じでもないですね。




横浜には結局一泊しました。
当日プランでルームチャージで激安でした。
ランドマークタワーからの眺めが最高で、
しかも空室があったせいかアップグレードしてくれて、
66階の部屋にして頂いたので、家族にも大変好評でした。
家族サービスも兼ねることが出来た点がこのIRフェスタ遠征で、
一番の収穫だったかもしれません(笑)。
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