投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


トーカイの説明会会場には開始15分前に到着です。
あまり人気がないのか、私以外の待ち人はおりません(笑)。
まぁ調剤薬局はお先真っ暗だし、
介護レンタル機器という事業も地味だし、
そりゃ、人気もないよね、なんて変に納得できます。
最近も調査をしている中で、
個人投資家などの動向も調べてみましたが、
たまにカレーもらって嬉しいという声がある位で、
同社へのファンダメンタルズの期待を述べている声は皆無でしたし。


入室時間となって、係りの方から資料をもらい最前列に陣取ります。
始まるまでの間に、資料を流し読みしておきます。
苦瓜さんの影響もあって、沿革もきちんとチェックします。
へぇ、貸し布団屋さんからスタートした会社なのかと。


余談ですが、今まであまり意識してなかったのですが、
このような説明会の場で、
沿革をきちんと語る会社と、そうでない会社がありますね。
トーカイは説明の中で貸し布団屋から病院のベッド、リネン、
そして清掃、更には薬局、そして介護、医療への沿革の繋がりが
きちんと説明されていました。

一方で後述しますが、アバントなんかは露骨に省略していました。
時間の制約がある中で、アピールしたい箇所に時間を割くわけですから、
取捨選択の中で企業が重視している姿勢が垣間見れる気がします。
別にどちらが良い悪いという話ではないのですが、
私は投資判断の際に、物語のようなものを求めがちなので
(これは良くない面もありそうですがね・・・)
沿革を語る会社というものにもう少し注目してみようと思いました。


スピーカーは執行役員で経営企画室長の今道さんです。
導入からなかなかエネルギッシュな方で、話の展開が速いです。
いわゆる頭のよい人なんだろうとすぐに悟ります。


高度経済成長期の頃、半住み込みで働く工事従事者の方へ、
布団を貸す事業が発端だったようです。
布団を貸せばリネンを洗うわけで、リネンを洗う業務に長けた同社は、
大量のリネンが出る病院のベッドなどの事業に進出し、
そこでの信頼から、院内の特殊清掃や医療服の洗濯など幅を広げていきます。
東海地域では医薬分業がまだ6割程度と関東圏などの8割弱と比べても低く、
顧客である病院からも調剤薬局もやってよと声がかかるわけです。
実際、そのような経緯だったとプレゼンの中でも言及がありました。
だから同社がいわゆる門前一等地で強いという経緯のようです。

そして昨今では医療機関に長く滞在することへのプレッシャーもあります。
つまり在宅志向が高まる中で、医療とケアマネージャーとの連携が
より求められるようになっている中で、
同社は介護機器のレンタル事業を始めるわけです。
そして、在宅医療の進出を睨みTDKとの提携による
リストバンド型のデバイスや、
シンガポールへの出資などのチャレンジをしています。

このような沿革から変化に対応してきた姿が想像できるプレゼンで、
聞いていて吸い込まれるような内容と感じました。

プレゼン終了後、慌しく出て行かれる今道さんと
ほんの少し話をさせてもらいました。
忙しい中、限られた時間とはいえ、
きちんと対応して頂けて感謝です。
そのやり取りも含めて、箇条書きでメモしておくと以下のような内容です。

■トーカイ
・病院関連事業はシェア2位(1位は非上場のワタキューセイモア)。
・同事業はシェア食いはほぼ終わっていてベース収益基盤。
・健康生活の入院セットはCAGR20%程度。手術用リネンCAGR10%。
・薬価報酬減は影響は受ける。新薬での単価上昇や処方箋枚数で稼ぐのが基本。
・シルバー事業は敢えてマスCMをせず、ケアマネージャーとの信頼関係を優先。
・既存の信頼関係からの拡大に加えて東北も視野にエリア拡大志向あり。
・東海は医薬分業60%(関東は80%弱)でまだ余地あり。出展候補既に確保。
・病院清掃は海外での引き合いが強まっている。
・人材投資で今期減益見込み(9億程度)だが、足元の利益はだいぶ上振れ。
・高齢者人口のマクロから病院はこれ以上増やせない。地域包括・在宅に商機。
・遠隔の投薬処方はまだまだ環境整備中。
・遠隔診療は2020年目途で報酬制度枠組みが整理見込める。
・投薬の集中率を下げていく方針に対処していく。
・遠隔をテーマに、ウェアラブル端末を開発・展開。今月医療承認が下りる見込み。
・健康アプリではなくあくまでバイタルチェックの医療機器として展開。
・みらい投資会議の武藤先生とのアライアンスでシンガポールの在宅医療事業へ出資。
・バイタルチェックで就寝中のデータが予兆データで活用できそう
・医療データはスタンフォード400億投資(フェースブック個人出資)
・薬価報酬制度は門前に厳しい改定。利益率で2%程度の影響。
 (同社は7%→5%程度のイメージ。まだやっていける。他が淘汰、結果残存享受)

※整理されていないので、改めて銘柄分析シートで纏めるつもりです。
(気が向いたらUPします。)

質問も終わり、トーカイ特性のレトルトビーフカレーを頂き撤収です。
この続きでブースでより詳細な話をと思いましたが、
少し頭を整理してから、明日出直すことにしました。

実はこのブースでのやり取りも非常に有益でした。
時系列で書いていくのでまたあとで言及します。


さて、とりあえず疲れたので、目の前のロート製薬のブースに着席します。
ロート製薬って大きな会社だけど、そういえば初見だねと。

目薬とクイズダービーの鳩のイメージしかないのだけど、
業績も安定しているしせっかくなので、説明会を聴く事にしました。
こちらの企業もやはり沿革からきちんと語られています。

そして安定的な目薬やスキンケアの製品の競争力は素晴らしいですが、
そのキャッシュをうまく再生美容のような新たな取り組みにチャレンジしており、
なかなか野心に富んだ会社だなと感じました。

私が中長期メインの投資家でなければ、
こういった銘柄を放置しておいても悪くないかなと思います。


ところで、今日は横浜に宿泊をするか、
一度自宅に帰るか決めていませんでした。

当日宿泊プランの条件次第でと思っていましたし、
数日前から調べていた通り、ルームチャージになることもわかっていたので、
どうせ宿泊するなら家族も呼んでしまおうと考えていました。
刻一刻と変わる当日プランの条件を横目で見ながらブースを流すことにしました。

その3に続く。(いつになるかわかりません
コメント
この記事へのコメント
今回は薬価改定の影響だけ聞きました。規模によって報酬額が変更されるらしいのですが、トーカイは3段階の内2番目にあたるらしく、規模が大きくなくて助かったと言ってました。

規模が大きくなるとますます厳しくなる業界になるようで、中小門前薬局のM&Aが進みそうです。

いずれにしろ今期の業績予想に注目が集まりそうですね。
2018/03/20(火) 15:31 | URL | Mc.N #9L.cY0cg[ 編集]
>Mc.Nさん
こんにちは、Mc.Nさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

調剤基本料の報酬体系は、処方箋枚数やその集中率によって、
変動するものですが、いくつかのカテゴリがある中で
会社の見通しとして最悪の事態は回避されたということですね。

利益率にして2%程度落ちることもあり、
率直に厳しいものと今道さんは認められていましたが、
競合も含めて同じ環境の中で戦う必要がある中で、
結果的に淘汰されていくようですね。

となると、ご指摘の通りMAが進み、
残存者としてのメリットを享受する可能性はありますね。

今後の業績予想にも注目ですが、
保守的に予想を出すと思われることもあり、
相応に減益予想の可能性があるなとみています。

これは調剤薬局だけでなく、ウェアラブル端末の投資など、
新たな中計に向けて投資を先行させるとも思われますので、
そのあたりを見極めながら投資判断を下していきたいなと思います。


調剤薬局の業界内の様々な動きは、
競合会社も含めてみると理解も深まりますね。
私も今回の東証IRフェスタで、ファーマライズホールディングスにも
入り浸って話を聞きましたが、
やはり参考になる話が多かったと感じました。


とりあえず権利落ちも近く、カレーも欲しいので(笑)、
打診買いも検討してみようと思っています。


コメントを頂きましてありがとうございました。
今後も、よろしくお願いいたします。





2018/03/20(火) 23:32 | URL | まるのん #-[ 編集]
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