投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

※週末と月末が重なっています。 週末記事は こちら です。

1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +15.9% となりました。
前月比は +5.9% で推移しました。


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2.全体所感


いよいよ今年も最終月を残すだけになりましたね。
11月も絶好調の株式相場ですが、師走相場はどうなるでしょうかね。
皆さん、警戒はされているのかもしれませんが、
完全に雰囲気は楽観的なところに支配されている気がします。

まぁ私の場合、やることもできることも変わりませんからね。


3.銘柄に対する所感

各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

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相場が好調なために保有株も概ね好調な株価推移になったようです。



4.運用来パフォーマンスについて

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まるのんPFは運用来(2014年1月基点)で+234.6%となりました。
同期間のTOPIXが+130.5%となっています。



5.ポートフォリオ構成について


前月末と今月末のポートフォリオ構成の変化です。


◆月初のポートフォリオ
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◆月末のポートフォリオ
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キャッシュを変えずいくつか銘柄を入れ替えました。
久々に今月は取引が多くなりました。



10月月間の売買は以下の通りです。


■買い
9795 ステップ 買い増し
2378 ルネサンス 買い増し


■売り
6670 MCJ 全部売却
9466 アイドマMC 一部売却
9090 丸和運輸機関 一部売却


ステップは決算通過で買い増しを進めています。
ルネサンスはまだまだ暗中模索の中にあったりもしますが、
新業態への期待や健康促進、介護分野の拡大などに期待しています。
MCJの売却は本望ではなかったのですが、
取捨選択しました。なので株価は騰がると思います(笑)。
アイドマMCはテーマでのもてはやされ方や、
バローの状況などをみて、少し比率を調整しました。
丸和運輸機関は分割した後、株価も落ち着いたので
従来通り、半分ずつ利確をする方針に則って対処しました。



なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。


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5.さいごに

今年の目標の目安として年率+10%を掲げており、
あと1か月この水準を維持できればいいなと思っています。
とはいえ、割れることがあったとしても、
あくまでその時の状況次第でもあるので、あまり固執しすぎることなく、
置かれている状況を冷静に見据えて、
納得感のある対応を今後もとっていきたいと思います。


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +15.9% となりました。
前週比は +0.8% で推移しました。


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先週から微増です。
この地合いにあって大丈夫?って心配されそうですが、
全く問題ありません(笑)。


2.全体所感

相場は相変わらず強いですね。
米中で香港の件でもまた衝突が起きそうとか、
これまでですと、え、なんで?ってくらい日経平均が売られたりしてましたが、
最近ではめっきり理不尽な売りが出ずに、
誰が買ってるのという買いが沸いてきて大変好調ですね。
とりわけ個人投資家の好む中小型株も元気ですので、
まぁウハウハな方が多いのではないでしょうか。
パフォーマンステロなんて言葉も流行っているようですが、
ボロ儲けした者同士がテロだテロだと言い合っているのをみていると、
結局それが楽しくてみんな元気なんだなと実感するわけであります。

このこと自体は純粋に良いことだと思っています。
ただ一般的にはみんなが陽気に満ちている時こそ、
気を付けるべきだ、なんてことも言われるわけですね。
ただ、では、何をどう気を付けて、どういう行動を取ればいいのかもわかりません。
そろそろ暴落が来そうだから売っておく?
それが気を付けた結果の行動なのだといえば、
まぁそれもひとつのお考えではありますが、
一方でそんなことを言い続けているのなら、
そもそもリスク資産運用自体をやめた方がいいんではないということになります。
こういう時に気を付けるとすると、
相場の先行きをメインに考えるのではなく、
自分の投資スタンスや運用目標、あるべき姿を見つめ直して、
どういうポートフォリオを組むべきかを考えるべきなのだと思います。
自分の中でしっかりした根拠をもっておくと、
暴落が来ても暴騰がきても冷静に状況を受け止められる気がしますし、
状況を納得して受け止められる気がします。
備えておくとしたらこんなことしか思いつきませんが、
そもそも、それはいつでも備えておくべきですね。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

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ステップが10%となっていますね。
これでもまだ保有比率は低いと思っています。
来年以降を見通した時にもう少し保有比率を上げておきたいです。


保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


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週間では比較的マイルドでした。
オリコンHDがやや好調かなとも思いますが、
板が薄いため、一気に値段が動くのであまり参考にならないですね。

このほかシュッピンが強かったですかね。
このタイミングで高値ですが、11月月次もそんなに明るくないと思うのですが、
大丈夫ですかね(笑)。


保有銘柄の各指標は以下の通りです。

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ポートフォリオPERは14倍ちょうどですね。
まぁ高くもなく安くもない、現金比率も引き続き保有水準としては、
やや薄いかなという程度ですが特に問題ない水準です。


4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


■オリコンHD
決算説明会に出席しました。



私の記事はくどいので、要約としては日刊工業新聞の記事がお勧めです。




■ルネサンス
札幌市と『健康さっぽろ21の推進に関する包括的連携協定』を締結ということで、
自治体と連携した地域健康促進の提供事業者として、
今後活動をしていくそうです。
少し前に日経新聞に自治体の健康増進活動について、
その取り組みを競争させ自治体への交付金の増額加点するそうでもありますから、
地域と密着したこういう活動はぜひ頑張って頂きたいですね。


■イオンディライト
子会社のカジタクの事業について、
不正会計があった複写機再販事業と家事支援サービスのうち、
家事支援サービスを切り出して新会社を新設し子会社化するということです。
つまり、カジタクの2つの事業を切り分けるということですね。
これはよい知らせだと思いました。
家事支援サービスは収益化、成長という点ではまだ課題も多いわけですが、
しかし需要が多いこともあり、事業は継続しているわけです。
そんな中で不正会計があったもう一つの事業となんのシナジーもないのに、
一つの屋根の中で継続していくことは、色々環境的にもよろしくないわけです。
あとは不正会計のあった事業はこの問題が起きてから、
新規営業を一切やめて、既存契約の改訂に向けた
改善活動をローリングしている最中ですが、
そろそろ一定のメドが見えてきた感もあるのかもしれませんね。
いずれにせよ何かメドが立ったとかのきっかけがあったように思いますから、
信用回復に向けて、またゼロから頑張って頂きたいと思います。


■東鉄工業
決算説明資料が開示されています。
情報が細かい部分もありますが、
総じてみるとあまり特異的なものはなかった気がします。
株価はその後、偶然なのかわかりませんが、やや売られましたかね。

それから、今週は鉄道技術展にブースを出していました。
線路敷設のロボットが展示されていたようで、
私も潜入したかったのですが、時間が取れずでした。
サラリーマン辛いですね(といっても窓際で自由度効くんですけどね・。・)


■ヤオコー
10月に増税後のマインド後退への対処としてポイント倍増施策を展開してました。
12月は月間累計金額の積み上がりによって特別ポイントを配布という施策で、
まぁ10月よりは良い制度になってますがこういう施策が出てくるということは、
やはり消費者マインドは厳しいという実感があるんでしょうかね。


■翻訳センター
テレワーカーとの間で機密性の高い情報を授受するために、
ブロックチェーン技術を使った仕組み作りをしていて、
実証実験まで終えているようで、社内で順次適用している件がリリースされてます。
元々今期はIT投資をしていたこともあって、
こういう仕組みが目先の成長に直結しなくとも、
着実で誠実な事業を真摯に取り組んでいくために必要なことはぜひ頑張って
制度を引いてもらいたいですし、生産性向上にもつながって欲しいですね。




■サンセイランディック
以前にfundsとの提携がリリースされていましたが、
底地くんファンドが組成されるのですね。まぁそれはそうなんですが。




5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


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はい、特にコメントはありません。


6.雑記


金曜日の夜にAdobeのLightroomのオンライン講座なるものがあり、
今日もそれを見ていたら、株関連の作業が後手になってしまいました。
紅葉を撮りにいきたいのですが、いかんせん、風邪がなかなか完治せず、
仕事も珍しく少し繁忙しているので、おとなしくしていようと思っています。



オリコンHDの決算説明会に参加してきました。

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オリコンHDとの接触は初めてでして、
どんな会社かなとわくわく楽しみにこの日を迎えました。
(その割には、質問整理が一夜漬けになるという失態を犯しました。)

私は出来るだけ会社の雰囲気を感じながら、
長く一緒に寄り添っていきたいという会社へ投資したいと考えており、
このような対面での接触は大変重要なイベントとして受け止めています。
(こんな生ぬるいこと言ってるから儲からないんですね~(笑))

こういった思い入れを醸成するようなやり方は、
一般的には株式投資に向いていないといわれますし、
実際、会社の雰囲気を知ることと投資判断は別個に扱うべきことかと思います。
しかし、自分がありたい投資家としての姿として、
また一個人としてこういう機会に触れて業界の勉強なり、
経営者の方と言葉を交わせることは大変貴重な機会だと感じています。

さて、前置きが長くなりましたが、早速、決算説明会の様子について、
レポートを書いていきたいと思います。

なお、私はアナリストではないですし、
スマートにわかりやすく纏める気もありません。
だらだら書いていきますし、この中に儲かるネタは特にありません。
また、私の妄想が多く介入しておりますため、
質疑の様子も含めて正確でない可能性を多分に含みますので。
くれぐれも参考程度
にお読み頂ければと思います。





会場は東証横のアナリスト協会様の別館となります。
このシーズンは多くの会社が決算説明会を催しており、
入口の看板にはコンドーテックさんなどの名前もありました。
いくつかセミナールームがあり、並行して様々な会社がしのぎ?を削っています

会場となる3Fへ赴き着席をします。
15分ほど前に到着しましたが、既にアナリストの方々が何人も着席されています。
その後も来訪され、最終的には20-30人ほどだったと思うので、
JASDAQ上場会社としては比較的多い方なのかもしれませんね。
皆さんもちろん背広族でピシッとしていますね。
私は内勤で通年ノーネクタイですが、仕事を抜け出しいかにもサボリーマンのいでたちです(笑)。

着席して最初に驚いたのは、会社側席に用意されたネームプレートの数です。
通常、このような場では社長とCFOの2名にせいぜいIR担当責任者の3名というのが定石です。
しかし、社長を含めて取締役5人のネームプレートが置かれ、更に事務方が3名程いらっしゃいます。
ここまで全力での対応というのも珍しい気がします。
ちなみに出席されたのは、野崎さん、森田さん、青木さん、三百田さん、米澤さんと
取締役の主要メンツ全員です。
穿った見方をすれば暇なのか?となりますが、
社風からもそういうことではなくこの会社の色なのだと思います。

また、資料の中にはアンケートもあり、株主向けのアンケートも実施されていましたが、
きちんと意見集約をするという雰囲気があるようです。
更に資料の中には決算説明資料の他にも、短信、最新の適時開示文書に加え、
ビジネスレポート、会社説明資料、更にP38ページにも渡る中計説明の冊子が封入されています。
この中計の冊子は作りもしっかりしており、これだけで内容盛りだくさんです。

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開始時間になると、社長以下皆様のご登壇です。
(といっても檀上があるわけではなく、最前列の聴講席と距離もとても近いです)
お写真で見たままの社長さんですね。
ニコニコ陽気な印象です。

ここからは決算説明資料に則って説明が進みます。


冒頭の会社概要にも結構力を入れて説明をしてくれます。
沿革からの歩みは割愛する会社も多いのですが、
この部分は結構大事だと思っています。
さすがにこういう常連が多い場ですから創業の物語とか
そこからどう広がっていったのか、
とりわけどういうきっかけで国交省やJICA案件にリーチできるようになったのか、
この辺りの物語はぜひ今度ゆっくり聴かせて頂きたい
なと思います。
説明そのものは資料に記載されている内容とさして変わりません。

社名変更の件は基幹会社と同一の名前にすることで、
人材確保や対顧客の目線という点からも有益だということで、
対処したという説明です。
「順調に今期の事業活動にもこの成果が表れている」そうであります。


決算のポイントとして3つのポイントで説明がありました。

1つ目は計画を超過し、
いずれも過去最高の収益で増収増益達成という点です。

2つ目は6期連続増配ということです。
増配幅も高いですね。

3つ目は中計達成に向けて順調に推移しているという点です。
20/9予想が売上635億で25/9予想が700億円ということで、
来年にも達成してしまいそうな勢いですね(笑)。

1つ目と2つ目はさらりと、3つ目は図を使って解説をしてくれます。
このペースでいけば今年にも2025年の目標に達してしまいそうという
無言の空気が漂う中で、社長は決して楽観的なコメントをしないわけです。
足元の好調な受注や置かれているマーケットの状況などをみると、
つい前倒しで達成が出来そうとアピールしたくなるところですが、
あくまで2025年に向けて着実にやっていくという表現で、
アピールしない
んですね。これもこの会社の色ですね。


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※決算説明資料より抜粋


受注・受注残高も好調に推移しており、
国内外がほぼ半々という状況となっています。
国内も順調ながら、海外のフィリピン、インド等の
鉄道軌道工事が一種特需のように盛り上がっているようですね。

この海外の案件は受注残高の積み上がりが大きく、
かつ納期が2年以降先と長期プロジェクトが7割以上あって、
進行基準に基づいて長く売上計上に貢献してくるとの説明です。
これはよくみれば、当面の売上計上が見込まれるということになりますが、
プロジェクトの進捗によっては、不採算案件化することで
想定通りに売上が計上できない、あるいは損失が生じるというリスクも孕みます

特に海外案件ということもあり、不透明さも国内より顕著かと思いますから、
万全を尽くしている会社だと認識していますが、楽観し過ぎもよくないですから、
そういうリスク対処のマネジメントをどう講じているかは、
今後会社の取り組みを学んでいきたい
と思います。

いずれにせよ、説明としては、
今後この鉄道の需要が落ち着いてきて受注がピークアウトしても、
当面は売上ストックが確保できているという状況です。


業績については、絶好調、特に論点もなくサクッと終わります。

続いて成果のセクションです。定性的な活動状況についてですが、
こちらの方がより情熱と時間をかけて説明されていたように感じます。

業績の数値もさることながら、
日々リリースを出していることからもプロジェクトの話が好きなんですね。
社長自信も技術士であり、現場でたたき上げられた方ですから、
ストーリーのある案件の話には熱がこもるのでしょうかね。
ビジョンが社会価値創造企業と掲げており、
まぁよくある言葉なのですが、結構まじめにこのビジョンを浸透させ、
実行している会社のようです。

重点化事業を5領域に掲げており、
特に研究開発を進めており、価値創造の在り方を議論しながら
成果に繋げようとされているそうです。

個々の案件はスライドの通り説明が続きます。


交通の白浜町の花火大会の実例では、
これをとっかかりに空港拠点として交通整備の案件も促進しているようで、
うまく幅出しができている
ようでもあります。

また地方創生ではグリーンパークでは自己資本を投入して、
カフェやアスレチック施設などをサービス展開している
ようです。
建設コンサルタントが自己資本でサービス提供者となるというのは、
ユニーク
だと思います。

酒造の開発も同じように実施しており、
単にコンサルをやるだけではなく、地元の商材を育てたり、
地域へサービスを提供するなど、自己資本でこういう運用をする
のは面白いですね。

中南米のパナマへの現地法人開設は、
この中南米のインフラ整備に貢献し、新たなエリア拡大戦略の一環ですね。


人材育成は強く投資をして注力しているそうです。
次世代経営者候補の育成は取締役全員が参加して育成しているそうで、
もう10年続いている取り組み
だそうです。
グローバル人材はもちろん大事で、グループ間の横連携ということもやられているようです。

女性社員のネットワーク作りやファミリーデーなど、
組織活性化というか家族も含めた従業員を大切にしている感がひしひし伝わってきます。
この辺りは今までのリリースの状況などからもうかがい知れましたが、
相当社長は思い入れがあってこのような取り組みをしているように感じます。

今期業績予想及びリソース獲得についても説明も資料に沿っています。
人材獲得の部分は熱を入れてお話されており、やはりこの点がポイントなのかもしれませんね。






さて、ここからQAタイムです。
プレゼンは概ね30分強でしたから、残り30分弱の時間が残されています。
私も一夜漬けで用意した質問がありますが、
あくまでアナリストの方が集う場でありますから、
まずは周囲を見渡しプロの方を優先します。
しかし、誰からも手が上がりません。
というわけで、遠慮なく挙手して質問させて頂きました。
★印は私が質問した事項です。

なお、重ねて申し上げますが、
当記事の記載には私の妄想が随所に入っているメモですから、
正確性については120%担保しません。
ご参考程度にお読みくださいませ。



Q 利益率の状況
前期実績が営業利益率が3.7%、今期予想も4.2%となっており、
更に中計最終の2025年においても同水準を見込まれている。
付加価値が高く需要も大きい中で受注を積み上げている環境下で
利益率が向上していくシナリオは描きづらい状況があるのか。
あるいはどういったことをすると利益率が上げられるなどの方策があれば教えて頂きたい。

A
利益率が低位であることを不満に感じられる方もいらっしゃるかもしれない。
将来の新たな社会価値を想像するかという観点で
長期的な目線に立って相当強気な投資投下を続けている
この投資を緩めれば利益は取れるという点で余裕がある状況である。
中長期的に成長をしていくことがとても大切であり、
そのためにはこの投資を緩めるわけにはいかないと考えている。
従って、今は意図して利益を抑制した状態での推移となっている。
人材、研究開発、IT投資など多様な投資を今後も積極的に進めて、
規模の拡大と生産性向上に努めていき、
今は低空飛行のようでもあるが、しっかり収益にも現れてくるように
営業利益、利益率共により伸ばしていけるように成果を作っていきたい。

⇒長期目線で投資をしている、社会想像とはなんたるや、ということを真摯に考えており、
そのための備えをきちんとしています。そのために必要な投資をされている中で、
利益が抑制されているという説明です。
これは半分は納得、半分はより突っ込んだコミュニケーションを取りたいと感じています。
というのも人材育成など成長のために必要な投資で、
それを抑制すれば利益は出るかもしれませんが、成長は止まります。
つまり成長をするために不可避な投資のため、一過性の投資ではないわけですね。
すると長期的にも利益率が大きく改善した姿が巡行化することはないのではと感じます。
人月ビジネスからの脱却など収益構造をどう変えていくのか、
そもそも利益率よりまずはトップラインを重視している印象もありますからね。
ここはまた次回以降に対話させて頂きたいなと思いました。




Q 今後の受注のトレンド
オリパラ後の建設需要の不透明さが指摘される一方で、
地方での需要や強靭化計画等需要は増勢であるという声もある。
現状、御社では毎年2桁増の受注・受注残高の積み上げを実現してきているが、
今後のトレンドはどのように見ているか。

A
国内と海外で少し分けてみる必要がある。
国内は、強靭化などのテーマもあって、オリパラが終わろうとも、
当社の見立てとしては、変わらない、むしろより増勢になるくらいの感覚がある。
海外については、鉄道軌道系が東南アジアやインドで盛り上がっており、
この情勢は向こう1、2年位がピークとなるとみており、
3年先以降少し下火になってくる可能性がある。
このため、中南米やアフリカにも拠点を作っていき、
グローバルな領域で新たな面をとっていき、
それぞれの地域発展に即して規模拡大ができるように経営
していく。
この軌道系のピークを新規地域の開拓などでいかに緩和させられるかという視点で
みているところである。
なお、こういう中にあっても、売上に関しては、確実に増収基調を崩さないという強い思いの元、
案件管理を推進していく。


⇒受注高を先行指標として投資家はみていると思います。
国内は今後も好調に推移しそうなのははっきりしたのがまずよかったです。
一方で海外はやはりピークアウトしそうということで、
全体で見ると来年以降で減少に転じるところが出てきそうですね。
もちろん、無策ではなく、新たなインフラ構築の深耕やアフリカ、中南米と
エリア拡大にチャレンジするわけですが、頑張って頂きたいですね。
新たな国や地域への進出において従前に発生したリスク要因の分析や、
対策については、よく認識を深めておきたい
ため、これも次回以降の宿題です。



Q 人材リソースの拡充の状況
人材は順調に獲得できているという説明であるが、
これだけ積み上がっている受注に対応するリソースの拡充は十分なのか。
また生産性という面で現状では1人当たり売上高は25百万円に達して、
徐々に向上してきているが、一方で2025年目標では22百万円程度で
既に超過しているが、生産性向上の取り組み状況はどうか。


A
人材獲得は順調に推移しているので十分だと認識はしている。
しかしながら、膨大な事業があって、需要が溢れている中で、
選別受注をしている面もあることから、本来人材がもっといれば案件をとれるという要素もあり
そういう意味では人材リソースは計画通り確保できているものの、まだ不足感はあることも事実。
今後も規模を拡大させていくためにも指摘の生産性の向上も大切であると考え、
IT投資等を積極的に投下している。中計はあくまで策定当初の2025年目標として定めたもので、
それを前倒し、更に超えていけるように生産性向上にも取り組んでいきたい。


Q  前期の上下比較
毎回保守的な予想で前期も上振れしているが、
上期に対して下期の利益が若干弱くみえたのはどういう理由か

A
先行投資のタイミングなどで販管費の支出のタイミングでばらつきがある。
その意味では通期で予算管理をみており、下期に比較的に支出が重なったと理解して欲しい。
また来期の見通しが保守的ではないかという指摘であるが、
毎年指摘を頂くが、25/9期の700億の目標は一度策定したものなので、
変えるつもりはない
。その意味から、そこへ向けてのガイダンスとして策定している。
ただ、この700億の目標をかえるつもりはないが、
少しでも前倒しして実現できるように努力はしていく

(ここは生で聞かないとトーンが理解できないかもしれません)
ご理解を頂きたい。
最低限この程度は実現するよね、という、、、ゴモゴモ。
(まぁつまり保守的な今期ガイダンスであり、中計目標だということですね)


⇒やはり中計のスタンスは頑として目標を変えるとか楽観的な姿勢は表明しません
これは不安要素があるというより、何度か感じて確信しましたが会社の色ですね。
目標は変えないけど、前倒し出来るように鋭意努力するということで、
初見だと???という感じになりますし、
目標ですから少し上にある方が達成意欲に溢れる意味でも活性化するのでよさそう、
とか色々思うのですが、どうもこの会社のトーンのようです。
もちろん、他にも競合からの目、顧客からの目など
様々な側面があることも影響しているかもしれません。
このような色がガイダンス開示姿勢にも現れていますね。
是非はともかくこういう会社なのです。



Q 今期受注高水準
今期の受注計画はどの程度をみられているか。

A
前期は計画に対して大幅に上振れして受注実績を上げる事が出来た。
では今期はどうなるかという件は、前期と同程度はいきたいと思っている。
その後は海外のピークをどう緩和させていくかの方策を考えていく必要がある。


Q 採用計画
今期の採用計画として社員数は前年並みを確保できそうなのか。
また、内訳として、技術士は70-80人は毎年増やしたいと聞いていたが、
そのペースがマイルドにみえるがどう捉えているか。

A
今期もほぼ内定も出そろっており、今期も前期と同程度は確保できる
あとはキャリア採用がどこまで確保できるかという情勢だが、概ね問題ない。
技術士については、マイルドであるとマイルドに質問頂いたが(笑)、
率直にいって不足感があるのは事実
対策は既に講じており、これで目論見通りの結果に回帰してくれるだろうと期待している。
次はなんとかなると思ってる。
なお、新卒が技術士になるためには一般的に10年はかかる。
これを当社では20歳代で取得できるようにと指導して育成を頑張っている。


⇒なるほど、コアになる技術士のトレンドは確かにマイルドに見えますね。
そもそも技術士と呼ばれる資格認定を受けている人の
総量の推移がどうなっているんでしょうね。



Q 中計前倒し可能性
中計の上方修正はしないのか。

A
中計で2025年の目標を策定しているので、
これを変えるという考え方はしない。
ただ、この目標を前倒しで達成すべく対応しているところ。
前中計も2020年ビジョン計画を策定し、2、3年前倒し達成している。
今回も2025年計画を如何に前倒しできるかということで頑張る。


⇒この質問はもう何度聞いても頑としていじらないですよね(笑)



Q 生産性向上の取り組み
生産性向上は喫緊の課題だと認識しているが、
研究開発費はどの程度を拠出しているのか。


A
研究開発費の定義は難しいのだが、重点化事業だけを捉えたとすると、
概ね5-6億であり、これを毎年5千万ずつくらい増やしていく計画としている。
またこれは重点化案件に特化したものであり。
実際にはこれがいにも人材育成を始めとする投資もある。
感覚的にはこれにも5-6億程度を費やしていると思われる。
この人材投資はこれからの成長のために大変重要。
短期目線ではなく2025年より先のことも考え始めているところで、
投資は緩めることはない。


⇒ちょっと数値の前提とかは聞き間違いがあるかもしれませんが、
概ね10億くらいの投資があるとみればいいんですかね。
売上比で2%弱ということになり、確かにそれなりにありますね。
ここは私の一夜漬けのせいで定量分析を怠っているので、
有報ひっくり返して色々数値纏めてみたいと思います。
(絶対後回しにする自信があるな・・・(笑))


Q 各社の人材獲得合戦への対応
どの会社でも人材不足を抱える中で、御社が人材獲得で優位に立つための
方策として考えられていることはなにか。


A
報酬が大事という声もあるが、それだけではなく、
国内外で価値を提供している、価値を提供しているという充足感だったり、
チャレンジをしている活気だったりが大事だと思っており、そういう組織運営をしている。
やりがいを感じつつ、一方で働き方変革の取り組みも推し進め
バランスの取れた組織になることが大切だと認識している。
当社のValuesの中でもES向上を掲げており、それを魅力と感じてもらって、
人材確保がきちんとできている。


⇒報酬はまぁ相応の水準にあると思います。
Vorkersの口コミをみても社員の口コミは高いですね。
社内向けのイベント等の発信も多いわけですが、
やはり社内組織マネジメントは相当気を配っている様子が節々に感じられます。



Q 競合会社との差別化
海外に強いなど特徴があると思うが、競合会社と比べてどんな強みがあるのか


A
競合に比べた時の優位性という点では、自己投資で事業を進めていくことができる点
自分たちが投資して、その地域に根差したサービス提供側にも介在して運営している。
コンサルするという目線だけでなく、地域に投資をするという目線にたって、
地域活性などをサポートし、そこでビジネスをする、そしてまたその地域のインフラ構築のお手伝いという
還流がうまく回せる余地があること
だと思う。
防災や交通などのビジネス領域の軸だけでなく、
エリアマネジメントとして地域を横ぐしにした活動をクロスセルのようなイメージで取り組んでいる。
総合事業をエリアで展開していくことを今後標榜している。

⇒自己資本を投入してサービス提供へ参入とみると、
選択と集中が必要とも言われがちです。
まぁ合理的に考えれば、建設コンサルタントがカフェを運営しなくてもいいわけですし、
酒造を運営しお酒を出荷しなくてもいいわけです。
しかし、地域に投資する目線というのは、なんともユニークです。
社会創造価値という言葉だけだと浮つくのですが、
実際に自己資本でこういう目線で投資をしてコンサルに留まらずに
その地域に溶け込んでいく姿勢は本物なのかなと感じました。


Q
国内外の売上比率は資料から判読したが、
利益率の違いがわからなかった。国内外の利益率の差はどういう状況か。


A
概ね半々。同程度である。
どの主要各社も概ね同一の利益率を確保している。
予算も実績もそのように策定しており、いずれも計画通りの状況である。


Q
自然災害が続いているが防災の領域が今後増えていくと思うが、
この領域の売上の比率はどの程度か。

A
防災は概ね100億程度。ただその区分けの仕方についてもだいぶ変わる。
例えば河川事業とか他の要素も含めると200億にもなったりするので、
定義次第で相当変わる。
ちなみに海外も防災の強みを持っている。






QAも終わり、この後、名刺交換が随所で行われます。

N村証券の●●です、とかD和証券の●●です、とか、
とにかく名刺交換が凄いですね。
アナリストは名刺交換してくることが仕事のようにQAでは静かですが、
この段になると元気になります(笑)。

私はもちろん、証券会社の人間ではありませんから、
ぼーっとその様子を眺めつつ、アンケートを記入しておりました。

一通り名刺交換が終わると、社長が私に声をかけてくださいました。
単に、今日はありがとうという趣旨なのですが。

なので、私も丁重にお礼を申し上げました。
質疑への対応、IR担当の方のご判断で招き入れて頂いたこと、
全てのお礼を申し上げました。

個人株主として期待している旨をお伝えし、
市場からの評価はまだ低く、利益凹凸の警戒感があるのかもしれず、
そのあたりのメッセージも含めてぜひ今後もIR活動頑張って欲しい事も伝えました。
今日も売上は増収基調を崩さないと説明がありましたが、
裏を返すと、エリア拡大や投資の先行で減益になることもありうるとも感じてしまうところもあり、
この辺りの不安もぶつけましたが、もちろん可能性は排除できませんが、
利益もきちんとコントロールしていくし、
2025年とその先を見据えて社会価値創造をどう発揮するかに集中したいとということで、
ぶれない姿勢が良かったと思います。
ずっとJASDAQ銘柄でありますが、なんか納得してしまう感じを抱きました。
大切なところはそこではないということなんですね。
(とはいえ、人材獲得などの面から信用度が上がる本則へはチャレンジしてもらいたいですが)


全体の所管ですが、
今回一番確かめたかったのは会社の色です。
特に社会価値創造とか、従業員向けの施策を相次いでリリースしており、
これが本物なのかパフォーマンスなのかという点でした。
どの程度ビジョンに真摯に取り組み、中計で見据える姿を本気で追及しているのか、
この辺りの温度感を知りたかったのです。
こういうトーンでスローガンで掲げているだけで浸透力が足りなかったり、
人材人材という割に、成果や施策が空洞化していたりすることも散見されます。
あるいは社長が自分の言葉で説明できないくらい形式的なものだったりすることもあります。

しかし、社長は質疑も含めてご自身の言葉で事実と思いを重ねて話されており、
それが本物であるだろうことを今日のところは実感する
ことになりました。

今後は総会などで社員の方などもっと接点を増やして会社の色を実感する必要がありますが、
今日のファーストコンタクトとしては大変満足でした。

中計の考え方や会社の地域との共存の考え方など、
ユニークな点も多数有しており、色々考えるきっかけもいただきました。

業績面でも国内、海外それぞれの成果や課題についても一歩理解が進みましたし、
更に深くコミュニケーションを取って質疑を重ねて会社への理解を深めるとともに、
ビジョンに共感して寄り添っていける株主になるべく努力をしていきたいと思いました。

まずは銘柄分析シート及びPPT資料を早くUP出来る水準に作り上げることですね(笑)。



1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +15.1% となりました。
前週比は +2.3% で推移しました。


SnapCrab_NoName_2019-11-23_0-36-59_No-00.png



今週は一部の銘柄の上昇の貢献もありプラスとなりました。


2.全体所感

今週はさすがに日経平均などは小休止となりましたが、
それでも高水準を維持しており、強い相場が続いているようです。
銘柄毎のボラティリティも大きくなってきている印象で、
特に材料がなくても、急騰したり、往って来いになっていたりと
忙しない状況が目につくようになってきました。

決算開示シーズンは確かに大きく期待と不安が行き来しやすいですが、
開示は落ち着いても、株価は落ち着かず上に下に忙しいようです。
こういう時にうまくボラを取れれば大きく儲かるんだろうなと思わなくもないですが、
それはゼロサムゲームでもあり、私にそのセンスがあるとは思っていないので、
ただ傍観するしかないわけであります。
まぁそれくらいでちょうどいいと思っているわけでもありますが。

決算が終わったと思うと、そろそろ四季報相場が始まります。
またここで一喜一憂、たらればとドヤが繰り広げられるわけですが、
あまり心を奪われることなく、自分が見つめるべきものとペースをよく心得て、
我を見失うようなことにならないようにありたいなと思います。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

SnapCrab_NoName_2019-11-23_0-35-21_No-00.png



今週も引き続き週初に注文はいくつか出していましたが、
約定せずに終わり特に大きな動きはありません。
元々、月に1、2回くらい取引すれば多い方ですが、
今月は先週、先々週とPFを動かしていますから、
これでも色々いじっているなという感覚であります。

引き続き、来年以降の投資方針の検討と合わせて、
しっくりくるような方向に少しずつ慎重に対処をしていきたいと思います。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-11-23_0-36-5_No-00.png


オリコンHDは高値更新だそうで、
SNSなどでも目に留まるようになってきました。
1日の出来高が1万株にいくことは珍しかった中で、
最近では1日に数万株出来るようになってきています。
値動きがよく出来高を伴うといいとか聞いたことがあるのですが、
そんなもんなんですかね~。よくわかりません(笑)。


Hameeも株価が強く2か月余りで株価は概ね2倍となっています。
私がHameeを初めて購入した時も、1か月で2倍になったことがあって、
心がざわついたことがありましたが、
うぇいうぇいというより、なんだか落ち着かない感じになってしまう私は、
やっぱりどこかおかしいのかもしれません。

ソーシャルワイヤーも株価が堅調に推移しています。
新橋の入居に動きがあってそれに相関をもってというより、
こちらもSNSで銘柄名を見る機会が増えてきている印象があって、
何か気に留めて頂けるきっかけのようなものがあるのかなと思います。
同社の場合、短信の見た目も悪く、スルーされそうではありますが、
一緒に応援したい、価値向上を共に思える方が
買って下さっているのであれば嬉しいですね。
実際には、短期的な値動きの良さとか違う要因もありそうですけどね。

トーカイは木曜日に急騰して金曜日も値を保っていますね。
ちょうど東証での決算説明会が水曜日にあったので、
その翌日なんですよね。決算説明資料も特に代わり映えしないのですが、
何かリークがあったんでしょうかね。
そういえば、決算説明会の当日や翌日に株価が動くのも散見されますが、
これって偶然なのか関連があるのかどうなんでしょうかね。

システムインテグレータも個人投資家界隈で名前を聞くようになってきました。
2月決算銘柄ですから、決算開示からだいぶ日が空いているのですが、
なにかありましたか?って思っても特に何もないんですよね。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

SnapCrab_NoName_2019-11-23_0-33-31_No-00.png


ポートフォリオPERは13.9倍と前週より上がっていますが、
それでもとても高いという状況でもありません。
投資方針に鑑みると、現金比率目安は21%-29%となりますので、
まぁいいところかなと思います。


4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


■ステップ
決算説明資料が開示されています。
現状、決算精査記事をUP出来ておりませんが、
少しずつですが、資料作成を進めています。
まだ時間がかかると思います。
なんとか総会の時までにはメドをつけたいなと思っています。




■ルネサンス
「低酸素トレーニングジム「AOR」開業支援」というリリースが出ています。
この中で、以下のようなコメントがあります。従来と同様の方針ですけどね。

自治体、民間企業の施設開業支援事業に積極的に取り組んでおります。
引き続き地域の健康課題の解決につながる拠点(コミュニティ)の創出を目指し、
自治体や地元企業が主体となり運営していただくための開業支援を全国で展開することで、
より多くの地域の皆様の心と身体の健康づくりを支援してまいります。



政府が編成に着手している来年度予算案において、
自治体の介護予防施策の競争のための予算措置が倍増される見通しです。
とはいえ、400億なので、限定的ですが、このような方針がより広がっていく中で、
自治体としてもサービスをアウトソーサーの力を借りて充実化するというシナリオには
一定程度期待を持っています。全体業績への影響は軽微だと思いますが、
ルネサンスならではの支援の輪を創っていっていただきたいと思っています。


■エイジア
個人投資家向け説明会の動画UPされています。 リンク
私もまだ未視聴なので、週末にゆっくり視聴したいと思います。


■ソーシャルワイヤー
新橋の空室が埋まりつつありますね。
もちろん、商談中のステータスで色を変えていると思うので、
まだ全てが成約というわけではないかもしれませんが、
いずれにせよ、それだけ引き合いが来ているのはよいことです。
決算説明会においても客層が狙い通り、
中堅、大手へと広がっているようですからね。


■トーカイ
証券会社からレーティングが出ており、
目標株価が若干上昇したようです。


■WDBホールディングス
CRO事業を手掛けるG会社であるWDBココを
IPOさせる旨リリースがありました。
CRO事業は同社の新たな成長事業ですが、
親子上場ということですね。
また、その翌日に決算説明会があり参加させて頂きました。





5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-11-23_0-36-34_No-00.png


はい、特にコメントはありません。


6.雑記

紅葉の写真撮影に行こうと思ってましたが、
週末は関東は雨模様のようですね。
雨でもしっとりした印象の写真が撮りやすくなり、
悪くないのですが、なにせ風邪がまだ完治しておらず、
無理もできないため、自宅でゆっくり過ごそうと思います。
皆様もよい週末をお過ごしくださいませ。

理系・工学分野に特化した人材派遣事業をコアとした
WDBホールディングスの決算説明会に参加してきました。


直近の上期決算を受けての東証ホールでの開催です。
決算の内容は 銘柄分析シート をUPしています、。





上期の決算としては、売上、利益共に
計画未達に終わり、社長としても「低迷」していると述べられておりました。

派遣人材は労働力不足を背景に獲得合戦になっており、
同社も今期には営業所の新設、育成のための研修所の開設など、
積極的な投資を実施しています。加えて、各地での営業人材として、
パートの女性を大量採用し、顧客へのアプローチを深めております。

そんなわけで、主に販管費支出が増額となっており、
減益予想ではありましたが、数%とはいえ、
更に減益幅を拡大しての着地となっています。


中野社長はいつもそうなのですが、包み隠さず、
逃げも隠れもせずなので、自社の現状を「低迷」と表現され、
特に言い訳や希望を持たせるような発言もされません。

本来アナリストの前では、もう少し言い訳がましく要因を列挙したり、
改善プランをアピールするものだと思うのです、
そういうわけでもありません。
そういうところが、この会社らしいところです。

聞いているこちらがちょっとドキドキしてしまうのですが、
実直でまっすぐな方です。
実際終わった後に少しお話をさせて頂きましたが、
低迷は低迷で、すぐには回復は難しいことも事実で、
そこで変に期待や夢を持たせるようなことも言いたくないと仰っています。

株価の動きにはいつも敏感であると社長自身公言されていますが、
一方で、つけ刃のような夢物語が通用しないこともよくご存じなわけです。

正直に現状を語ってくださるので、
質問の回答も比較的実態に沿った回答をされているように思います。


同社は競合の目を配慮していたりという事情があり、
決算説明資料は開示していません。
当日は配布されますが、粛々と計画未達であること、
また積極投資は投下してきたことなどを説明されました。
といってもかなり駆け足で20分程度で流した感じだったでしょうか。
この説明の中でいくつか短信からはわからなかったこともあります。


・派遣単価の値上げには成功し数%の単価上昇が実現できた
・これに伴い、粗利率は計画を上回って推移した
・しかしながら投資効果の発現が遅れ、受注・売上が想定に届かず利益額は計画未達となった。
・CROは国内は堅調、海外は欧州が若干利益改善、米国とインドはほぼ横ばい
・ドコニコの品質が実運用基準を満たせず、運用貢献していない点が想定外事象。
・当該プラットフォーム整備によるオペレーション効率向上が織り込めなくなったのが痛手

以上の説明を聞いた上で、質疑応答です。
なお、このメモは私の思い込みと願望と妄想により脚色されており、
事実と異なる可能性を多分に含んでいます。
ご了承の上、扱って頂ければと思います。

Q
上期としては計画未達で、
体制強化の先行投資を受けて受注が伸び悩んでいるとの説明がありました。
特にトップラインについては、上期は稼働日数の減という要素があったり、
景況感の変化によってとりわけ製造業のお客様のマインドが影響しているのかなとも感じてますが、
このトップラインの停滞の要因と下期以降の対策はどのように検討されているでしょうか。

A
労働環境に変化は見られず、現状の低迷の要因は、自社のオペレーション上の課題にある。
派遣社員の総数も増え、自社側のマネジメントや顧客側とのチャネルにおいて、
効率化が至上命題となっている中で、ドコニコの活用によるオペレーション改善寄与には
大いに期待をしていたが、品質基準を満たせず実運用に耐えられない状況となっている。
派遣社員の求人そのものは相応に確保できているが、
オペレーション上の課題がより顕在化しており、うまく受注に結びつけられない環境下におかれ、
苦戦をしているのが実情。労働環境に変化はないので、自社側の課題が改善出来れば、
再び2桁成長に回帰して飛躍できると考えているが、
下期はまだこの効果が発現できないこともあり、
オペレーションの課題も残ることから無理して受注もしないで
出来る対策を講じながら頑張っていく。
なお、ドコニコの改修には時間を要し、その効果が発現できるのは、
来期下期からとなる見通し。


Q
WDBココのIPO承認について、
CRO事業は1000億企業への成長のエンジンとして
新領域の位置づけだったがと思いますが、POの意図はどういったものでしょうか?
当面は過半数維持とありますが、
将来的にはCROを切り出し人材事業への選択と集中をする意図なのでしょうか。

A
WDBココの事業環境は、将来性や安定性もあると考えており、
現状安全性評価の市場で180億の市場規模に対して20億程度であるため、
成長余地もまだ十分だと考えている。そういった背景もありIPOする運びになった。
なお、WDBグループとしては今後も同事業を保有し概ね7割程度の株は保有維持するつもり。


Q
営業リソースの拡充や研修所の新設などの投資を進めておられるが、
販管費投下も計画より若干少なめであるが、
計画に対してどの程度の投資を終えられたのでしょうか。
また足元の効果発現の状況を踏まえて、投資の進め方を変えられる等の事を考えられていますか。

A
リソースとしては通期の計画に対して8割超の確保を既に達成している。
残りの2割弱程度は足元の状況を踏まえると、
やや抑制していくことも検討している。
いずれにせよ、上期のように販管費を使うことはもうないと認識してもらってよい。

Q
今期上期で概ねの投資を終えたとなると来期の利益は回復すると思いますが、
そのような見立てでよいのでしょうか。

A
ドコニコの改修効果のよるオペレーション改善は来期下期くらいでの顕在化を見込んでおり、
来期上期もオペレーション上の改善が見られないと、
そんなに増勢というわけでもなく、むしろ落ち込むことすらありうると危機感を抱いている。
下期で回復する見込みとはいえ、少し時間がかかると思う。




というわけで、まぁざっくばらんに回答してくれますね。
包み隠さず、変な夢や期待を持たせることなく。

まず足元の数値という面からすると、
今期下期も本格的な回復基調とはならぬ見込みで、
下手をすると下方修正含みなのかなと思います。
また来期に回復するというのもまだ楽観視し過ぎで、
引き続き規模拡大に伴う体制や今後の効率性を追求するための
我慢の時が続きそうな印象です。

社長はその先を見越していて、すででこの分野では高いシェアを取っており、
今後はこういった優秀な人材を確保、育成することであり、
ここはある程度見通しが立ちつつあるという中で、
今後は付加価値の高い現場へ機動的にアサインして就業してもらうための
オペレーション整備が追い付かないと、
成長の足かせになるという認識の元、システム化を急いでいます。

このドコニコは中野社長の創業からの拘りでもある、
内製化至上主義により、自社内システム部門で構築したものであり、
QCD管理には課題が元々あったわけですが、それが顕在化しているわけです。
普通に考えるとコアコンピタンスではないシステム構築領域は
外注した方がよいとなるのですが、
そういう発想ではない会社であることは認識していますから、
ここは我慢をするしかありません。
ただ、次の総会の時には突っ込んで課題提起はしたいところですが。

いずれにせよ向こう数年の配当はコミットしていますから、
多少の未達や減益も我慢してその後のオペレーション改善による、
効率化や更なる総量受け入れ余地の拡大によるスケールが
見られる日を待つというスタンスです。

但し、今の私のスタンスではこのようなリスクを過大に取れないので、
引き続き、PF低位でモニタリングを続けるという対応になると思います。


マーケットからはどのようにみられているかなと気になりますね。
人材派遣そのものの曲がり角感はなんとなく漂っている雰囲気はあるのですが、
同社の場合、その影響というより、自社のシステム構築の遅延や、
それによって受けられる仕事を抑制せねばならなかったり、
そもそも効率性が向上できずにいるというところだったりしますからね。
足元の受注や売上の弱さも、このプラットフォームの整備不足という説明ですが、
それだけであれば時間が解決するという考え方もできますが、
例えば、自社のサービスレベルの低下や人材不足というものの影響が
潜んでいるとなるとシナリオ崩れにもなるため、
慎重に投資判断が求められる局面ですね。
もちろん、そういう時だからこそ、不確実性が高まり、
投資リターンを大きく取りにいこうという立場もあろうかと思いますからね。



1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +12.7% となりました。
前週比は ▲0.4% で推移しました。


SnapCrab_NoName_2019-11-15_15-34-13_No-00.png



決算週も終わり、微減のほぼ横ばいとなりました。


2.全体所感


今週はポートフォリオをいくつか動かしました。(あとでネチネチ詳細書きます)
少し無理をしたところもあり、だいたいこういう時は裏目に出るのですが、
当然、今回も裏目に出ています(笑)。
実は年初から何もしていない方が
パフォーマンス的には良かったと思うのですが、
その時々のベストを尽くそうと対処して(見事に墓穴を掘り)、
どうしてもこういう動きになってしまいます。

ついつい、たらればであの時のあれは余計だったとか、
あの時こうしておこうと思ったのになんでやってないんだ、猛省とか。
そういう反省はしないことにしています。
だから成長しないのかもしれませんが、その時々でベストを尽くしていますし、
次に活かせる本質的なPDCAに基づく反省は出来る気がしません。
大きな致命傷を負わないように努めつつ、
今後も適度に反省はしつつも委縮しないように(孫さんのパクリw)、
通常運転をしていこうと思います。

決算を通過しまして、
日経平均EPSは、10/1と比較してざっくり5%程度減少しています。
しかしながらこの期間の日経平均の騰落は+7%程度となっています。
すなわち、PERが1.5倍分くらい上昇しており、その分評価が上がっていることになります。

半導体など製造業の先行きは目先底打ちしたとみられる様子も、
雰囲気としては感じますが、それにしても誰が買っているんだろうなという感じはします。
PBRからすると1.1倍を超えているくらいなので、とりわけ割高感もないですし、
買われても不思議ではない、なんて声も聞こえてきますが、
このあたり、私は結局よくわかりません(笑)。

なので、この辺りは雰囲気で好き勝手言っておけばいいと思っていて、
企業の事業活動や会社としての姿勢を引き続き調べてみて、
いいなと思う会社をたくさんみつけて、縁が広がっていくと嬉しいと思っています。
頭の中、お花畑?と思われるかもしれませんが、
基本スタンスとして私はいつもこのような発想を持っています。
もちろん、資産運用ですから、時に心を鬼にして、
取引判断をしないといけないこともあるのですが、
いつも苦渋の決断をしているわけです。

ある意味、損得よりも難しい判断になることもあり、
資産を殖やすという観点だけみれば、
相当余計な労力を使っているんだろうと思います。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

SnapCrab_NoName_2019-11-15_15-28-2_No-00.png



今週はポートフォリオをいくつかいじりました。
週間でここまで取引をしたのは今年になってからはもちろん初めてでして、
過去を見渡しても、ここまでの取引回数は珍しいと思います。
もちろん、敏腕投資家の方に置かれましては、
この程度の売買なんて、無視できる程度の話だと思いますけどね。

取引履歴をツイートするのをやめたこともあり、
事後とはなりますが、ここで少しどんな取引をしたのかメモをしておきます。
率直な気持ちを書いていて、泥臭いというか、
下手くそ全開ですがご容赦ください。

まず売却ですが、MCJ、丸和運輸機関、アイドマMCを売却しています。
MCJについては全株売却しました。
丸和運輸機関については、1単元のみ残しました。
アイドマMCは比率を若干下げました。

MCJについては、会社の見立てが変わったわけではなく、
私の胆力の欠如と投資方針の自己都合が所以です。
本来同社には短期的な特需の押上げ効果はあれど、
長期的にはデバイスを制覇するという大きなトレンドの中で、
高付加価値のデバイスのバリューチェーンを築く際の
優位な立場を期待しておりました。
しかしながら、このデバイスの需要というのは、
半導体同様に大きなトレンドとしては右肩上がりになるのですが、
一方で不況耐性などで年単位くらいにみると、
相応に凹凸をするものでもあります。
そんな中、私の投資方針では来年には更にコンサバティブに
安定重視の年5%利回りを目指すことになります。
そんな中で、このトレンドの凹凸に耐えうるものなのか
改めて精査した時に、自信がなくなりました。
(会社の成長ということではなく、私の胆力という意味です)
また特需の影響も一旦は上方修正で顕在化しており、
期待のメインではなかったにしろ、短期的な目線も一旦は
整理をされた中で、現金比率等の観点で対処することにしました。
売却に当たり悩んだのは、比較的配当利回りが高く、
多少EPSが落ち込み株価下落があっても、
5%目標に対して利回り3%程度であれば配当目的に放置もいいかと思いました。
ただ、同社は安定配当を謳ってはいるものの、
業績の凹凸が出やすい構造にあることなど鑑みると、
やはり配当メインというよりは割安成長とみる方が自然で、
それを捻じ曲げて保有継続するというのはどうなんだと、
自分の中で葛藤があり売却となりました。
無い頭で色々考えたのですが、まぁ雰囲気で売ったということですかね。

丸和運輸機関は元々分割したら単元残して売却を繰り返していたので、
今回もその範疇です。
気持ちとしては、和佐見さんのカリスマに入信している私にとっては、
同社の株を売却するのはいつも苦渋の決断です。
既に10倍株となっていて、株価水準も高い中で、
現金比率も限られる中ではこのような判断となりました。
ヤマトの件で株価が少し動いていたので、状況を見ての売却となりました。

アイドマMCの売却ですが、まず、電子値札関連ということで
株価のボラが大きい中で、この効果そのものは未知数な部分が多く、
テーマ性で市場のおもちゃにされている感覚をもってみていました。
本業の事業ですが、引き続き販促調整が続いており、
バローの決算も通読していると明らかにアイドマMCが活躍するフィールドには
投資の目が向いていなくて、今後も大きな落ち込みこそ可能性は低くとも、
既存事業が停滞し、電子値札を含むオールストアプロモーションの立ち上がりまでは、
我慢の展開が続くのではないかとみています。
バローの大きなトレンドはチラシなどの販促施策を費用対効果で適正化し、
そこで確保した予算を商品力や店舗設備の刷新投資へシフトする姿勢が鮮明です。
一方で、オールストアプロモーションと銘打った施策そのものは、
小売店現場では求められていることもまた事実です。
省力化という大義名分は今後も唱えられるわけですから、
既存業務で担っている人たちが付加価値の高い業務へシフトを起こすことが出来れば、
こういった分野のIT化の介入余地は期待できると思います。
ただこれにはやはり時間がかかる気もしますし、
日本の巨大メーカー系も含めて進出してくることで競争も激化します。
この分野でどこまで成長できるか見通しは楽観できませんが、
歩む方向としては支持していますし、安定業績と配当面でもまぁいいかなと
現状では比率調整に留めております。


次に買付ですが、ルネサンスとステップをそれぞれ購入しました。

ルネサンスは一部売却していたものの買い戻しとなります。
フィットネス業界は競争激化で競争環境も益々厳しくなってきています。
同業ではセントラルスポーツなどは苦戦していますね。
ルネサンスはなんとか耐えている状況ではありますが、
目先決して楽観はできない状況です。株価もそういったことを危惧してか、
ずっと下落トレンドを形成しています。
しかしながら、高齢者向けの施設展開が好調でかつ加速してきていること、
現役世代向けの新コンセプトの小規模パッケージ店舗の社内アイデアからの
事業化など新たな種まきを緩めることなくチャレンジしています。
店舗の運営面で課題があるように口コミなどを見ていると感じるのですが、
全体のトレンドとしては本質的な価値創造と競合に対して色々知恵を絞って、
開発をしている印象を持っています。
ESも高い会社で、社内組織もなかなか優秀だと思っています。
また株価水準ですが、現状株価は11倍ちょうど位ですが、
過去の推移を見てみると、瞬間で10倍割れ位はあるのですが、
それより下というのは確かなかった気がします。
合わせてPBRでも最低はもう少し下のはずですが、結構低い方だと思います。
もちろん、EPSの下落は今後新コンセプトの展開などでありうるので、
株価が下がらないとは思っていませんが、
比較的バリュエーションとしては不安なく保有できる水準なのではないかと思っています。
来年以降、改めてヘルスケアの関連の比率を一定程度保有しておきたいと
未来投資会議等の議事録を見ていて感じたところで、
このような判断をしています。

次にステップの買い増しですが、
一貫して本決算前から買付注文をしていましたが、
案外市場が決算を高く評価しており、なかなか株価が落ちてきてくれません。
端的にいえば、会社の事業は絶好調、対処すべき課題も明確、
溢れ出る需要の中で、今後も地味ではありますが、順調に成長をしてくれると
強く再認識しています。配当面でも2%程度で事業の安定性は抜群で
EPSが大きく毀損することはないと考えています。
株価水準はPER12倍くらいで過去を見渡してみると、
少なくてもPERで2倍分程度は下押し要素があるようにみえます。
なので、少し様子見で我慢していたのですが、
来年以降、更に比率を高めたいと考えているところもあり、
もう段階的に買っていくのであれば、買ってしまえと買いました。
完全なる高値掴みのフラグな気がしてなりませんが(笑)。
こういうところが下手くそなんですよね~。

引き続き、来年以降のありたい姿に近づけられるよう、
慎重に考えて裏目を自らとっていくポートフォリオ改革を進めて、
益々損まみれ上等でいきたいと思います。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-11-15_15-25-29_No-00.png



オリコンHDは決算が一定程度評価してもらえ、
事前の期待も含めてやや上昇してきました。

アイドマMCは前述の通り市場のおもちゃですね。
確か信用買いが随分積み上がっていたはずなので、
チキンレースだったのだと思います。

サンセイランディックの下落は決算を受けた失望ですね。
毎度のことですが四半期で浮き沈みが激しいので、
こういうボラが生まれるのやもう恒例となりました。

丸和運輸機関の上昇は先週のヤマトの件に端を発した
下落調整の戻りですかね。
物流の中でもアマゾン関連といわれるロジネット、SBSHDなど
決算も好調でしたから、その恩恵で物流買い、みたいのもあったかもですね。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

SnapCrab_NoName_2019-11-15_15-23-11_No-00.png



ポートフォリオPERが先週の14.3倍から13.5倍と大きく下がりました。
これはオリコンHDのEPS成長が大きく、
また高PERの丸和運輸機関を一部売却したことで、
全体のPERを下げたためです。
投資方針の現金比率目安はこの水準ですと16-27%となります。
現状26%ですから現金がほぼ適正水準ということになります。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


~今週は割愛します~



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-11-15_19-53-7_No-00.png


資産はいまいち伸びてないですが、
ポートフォリオPERは下げて、現金比率の目安も回復して、
まずはよかったなと思います。


6.雑記

明日から泊りがけで外出します。
というわけで、今日はもうやめておきます。


【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_3Q決算)

■銘柄分析シート
PDFファイルリンク

■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク



1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


3Qは営業利益以下が赤字ということで、
2Qで作った貯金を再び食ってしまいましたね。
同社は元々四半期で評価しても期ずれ頻出なので、
あまり右往左往しなくてよいと思います。
計画に対しても下振れしているとのことですが、
同様に期単位ではこれまでも何度もぶれていますからね。

それより、やはり状況を注視しなければならないのは、
底地だと思います。
今期に入ってからもずっと底地は苦戦しているように思います。
各地で好調な居抜きがカバーしているため、
まだ体裁を保ってはいるものの、この底地の状況は気掛かりです。
ちょうど前期にも在庫の整理を加速するための
体制を構築している中で、この不調が不遇の連続なのか、
構造変化なのかはよくわかりません。
マクロの環境としては相続に絡む需要は底堅いと思いますし、
権利調整ノウハウも秀でたものがあると理解しています。
そんなに毀損するとも思えないのですが、
底地のような場所の土地の需要が宅地業者などから
買われにくくなっているとかなんでしょうか。
仕入も底地は不調なようなので、やはり状況を確認したいところです。

四半期の水準ではなんともいえず、
底地の状況次第ではありますが、総合評価は想定通り「3」としておきます。
4Qでの挽回により通期予算にある程度近づけてられ、
中計最終年度となる来期に目標達成できるとまずはよいですね。

2.定量数値の確認


(1)売上・粗利の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-13_22-49-39_No-00.png


売上が1Q程ではないにしろ低位で、
これによる粗利不足、更に販管費も相応に支出が続いており、
営業赤字です。
2Qの貯金を使っている状況です。



(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-13_22-49-48_No-00.png


販管費は特に変調はないですかね。
売上が下がっている分、販管費率はやや上がっています。


(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-13_22-49-57_No-00.png


1Qに続き3Qは営業赤字です。
四半期単位で赤字というのはこれまでも何度もありましたが、
まぁ不安になる方はおりますよね。
まして、四半期単位の計画を示していずれも未達と書かれており、
初見だとびびりますね(笑)。


(4)今期予想の確認

4Qでどこまで挽回できるかですね。
ただ、今期玉を持ち越して、来期の中計達成のために、
調整するかもしれないなんて邪心をもっていたります。


(5)配当の確認

配当も特に変更なしです。


(6)セグメント毎の確認

底地が心配ですね。


(7)建築事業の受注状況

建築事業は受注も積み上がって、
駆け込み需要もあり仕事は膨れていますが、
引き続きセグメント赤字が続いています。
3Qで相応の引き渡しがあったものと思いますが、
それでもセグメント利益は僅か8百万円で、
2Qまでの7千万近いセグメント損失を埋めきれていません。


(8)仕入・棚卸状況


3Qで仕入は急増させています。
しかし、来期の中計に向けて玉込めしないとならないですからね。
底地仕入も3Qでは少し増えていますが、
ストックの構成比率としては低いものと思います。
利益率が高い部分でもあり、来期の利益率のところが心配です。

過去のQ3の棚卸資産の状況とその後の翌期予想を列挙してみます。
開示の営業利益は10%近くだったものが今期については9%程度に下がっています。
現状のポートフォリオや人員増強等の状況を考えると、
中計目標の営利20億を利益率8-9%程度で割り戻しています。※


16/12 Q3 棚卸資産 72.9億 → 17/12予想 売上145億/営利14.7億
17/12 Q3 棚卸資産 104.3億 → 18/12予想 売上175億/営利18.3億
18/12 Q3 棚卸資産 133.8億 → 19/12予想 売上182億/営利16.7億
19/12 Q3 棚卸資産 148.9億 → 20/12予想 売上222-250億?/営利20億?※

棚卸資産と翌期売上の比率は年々下がっています。
99% → 67% → 36% → 68%-49%

うーん、これを見るといけるようないけないような。
まぁよくわかりませんね(笑)。
全然ダメってこともなさそうですかね。

SnapCrab_NoName_2019-11-13_23-5-14_No-00.png



3.定性情報の確認


資金調達フレームの選択肢のため、業務提携を同時開示していますね。
仕入をより増やさねばなりませんが、
このようなスキームも積極化するということは、
やはり仕入環境はそんなに悪くないということなんでしょうかね。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

株価は地を張って、そこで売却していますね、私(笑)。
これはこれで構いません。
意図をもって一部売却していますからね。

しかし、この状況で株価が騰がってきているのはまた不思議です。
確かに2Qは良かったですが、楽観する感じでもないと思います。
単に指標面で低かったこともあるんですかね。
短期的に株価は騰がっていたので、
この3Q赤字に狼狽売りが出るかもしれないですね。


SnapCrab_NoName_2019-11-13_22-50-9_No-00.png



(2)IR照会の状況

IR照会は実施していません。


5.さいごに

保有比率を減らしていているあたりに
覚悟がみられません。私自身が一番自覚しています。



【決算精査】 3276_日本管理センター(19年12月期_3Q決算)

■銘柄分析シート
PDFファイルリンク

■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


2Qでは売上はぴったりでしたが、
利益が上振れ着地していて、上方修正を期待する向きもありましたが、
(私はそのような期待は一切していませんが)
この3Qの減益の状況を見て、死んだと表現されている声も見聞きしました。
まぁこんなセンテンスが出てくると不安にもなりますかね。




今期業績については、まぁなんだかんだいって
合わせてくると思います。
今回も主に販管費が増えている事が主因になっており、
このあたりはマネジメント可能かと思います。

それより注目は音声AI技術を補完するために、
センスオブワンダー社との資本業務提携を開示しています。
同社が取締役として招聘しているIanLane氏
及びカーネギーメロン大学が研究している同領域の技術獲得が狙いです。

不動産仲介やアフターメンテナンスの際に、
電話対応が多く効率が低下している課題認識は持たれており、
この辺りを解決する手立てとしているようです。

このセンスオブワンダー社のWebページを流し読みしたのですが、
とにかく意識高い系ですね。
どの程度の技術力があって、具体的ソリューションとしてどういう業種や、
付加価値をもたらしているのか全く未知数です。

JPMCの本社丸の内と近い大手町の東京本社を置いていますが、
どういうきっかけでこの沖縄名護の会社とマッチングしたんでしょうかね。

不動産の本格的にITの風が吹くのを
ずっと待っていたわけですが、
機が熟してきた感があるんでしょうかね。

決算の内容としては、粗利も若干落ちて、
販管費も積極投下していること、
更に前期にイーベストの売買が乗っていることもあって、
大幅な減収減益決算となっています。
通期でも僅かですが減収、そして減益幅が拡大という
いかにも見た目が悪い決算です。

とはいえ、私の総合評価は「3」(想定通り)です。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-11_21-30-54_No-00.png


前期にはイーベストの収益物件売買が乗っており、
減収となっていますが、2Qとほぼ同水準の売上となっています。
本来期が進むと少しずつとはいえストックが積み上がるので、
緩やかに右肩上がりになっていそうにも思いますが、
実際には過去の期で2Q→3Qで見るとそこまで増えてないですし、
むしろQoQで減収もあるのでそこまで異質な状況でもありません。

粗利率も前期に比べるとやや落ちており、
QoQでもやや低下していますが、
過去の期を見ていっても特に特異的な状況ともみえません。

特に問題ないと思われます。


(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-11_21-31-3_No-00.png



前3Qは販管費が5.1億と少なかったのですが、
今期3Qは6.7億と急増しています。
これは元々人材投資を推し進めていることもあり、
2Qで販管費率は5.9%と向上し、3Qでは6.1%と更に微増してます。

人材やIT投資など前もって一度しゃがむということでしたから、
2Qで少し利益が出ていたので、更に投資を加速したことで、
3Qの販管費が多めに支出したということではないかと思われます。


(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-11_21-31-15_No-00.png


3Qでみると41%の営業減益ということで
失望されている方も多いかもしれません。
まぁ減益は事実なので人それぞれの解釈があろうかと思います。

決算補足説明によると、
前期にはイーベストの押上げがあって、
これは売上1,087M、営業利益181Mがあったそうです。

3Q累計で前期と今期を比べると以下になります。

・前期
売上 31,080M
営業利益 1,941M(6.2%)

・今期
売上 32,146M
営業利益 1,688M(5.3%)

3.4%の増収13%の営業減益となります。

このくらいはなかなか上出来ではないかと思います。



(4)進捗状況の確認


4Qに必要な売上と営業利益は以下です。

売上 11,154M
営業利益 513M(4.6%)

過去の4Qの3期分みます。

売上 9,777→10,204→10,945
営業利益 499(5.1%)→704(6.9%)→734(6.7%)

前期比で見ると1.9%増収、30%減益となります。

感覚的には売上も利益も業績達成面は問題ないようにみえますが、
投資投下のタイミングで多少上下するかもしれませんね。


(5)配当の確認

特に変更はありません。



(5)月次データの確認

月次も回復基調が続いています。

・管理戸数 →一旦底をついたでしょうかね。
SnapCrab_NoName_2019-11-11_21-33-37_No-00.png



・延滞保証 →順調に伸長しています。BSの営業貸付金がだいぶ増えてきました。
SnapCrab_NoName_2019-11-11_21-33-56_No-00.png


(6)加盟店の状況

パートナー企業は更に減っています。
このあたりは注力しているポイントのメリハリの一環ですね。


3.定性情報の確認

人材投資やIT投資が順調に進み、
今回の資本提携も含めて考えると
中計の目線でみてると、
来期本当に業績がV字回復するといいなと思います。
が、もう1期くらい投資しまうもありえるのでね(笑)。

あとは人材投資やIT投資の効果や定着の状況は
質問してみたいところです。

11/16にセミナーがあるようなのですが、
あいにく私は行かれません。。。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-11_21-31-33_No-00.png


何か期待が先行しているのか株価は戻ってきています。
上方修正を期待しているとしたら
失望が出そうですが、長く同社の株主をやっていると、
そんなことないでしょ~と思うのですが、どうでしょうか。
来期の回復を先取りしているとしたら、
それが裏切られるとまたツライ展開になるのかもしれませんね。


(2)IR照会の状況

IR照会は特に実施しませんでした。



5.さいごに


ひととき、同社は個人投資家に大変人気でしたが、
今となっては誰からも同社のことを見聞きしなくなりました。
まぁワラントなどで株主への裏切り行為もありましたし、
実際私も主力から格下げしていますからね。

今後の再起に期待しています。



1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +13.1% となりました。
前週比は +2.9% で推移しました。


SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-13-13_No-00.png


今週は決算を受けて比較的堅調でした。


2.全体所感

今週も各指数は堅調に推移して、
下方修正が出ようがそれを厭わず買われていく銘柄が多かったようです。

外需の設備投資に絡む銘柄や部品メーカー等シクリカル色の強いところは
BPSが痛むほどではないですが、EPSを押し下げていますが、
既にPERがそれを織り込んでいたかのように、株価は堅調です。

日経平均EPSは先週末で1,767.70で今日時点で1,690.16だそうです。
(サイトからの引用なので正確性は担保してません)
約4.4%減少していることになります。
ちなみにBPSは僅か0.6%程度の減少です。


一方でマザーズ指数は一部の業績が超絶凄いところはさておき、
相応の上出来決算ですと売られるみたいな光景もあったようです。
マザーズ指数としては相対的に軟調ですが、
それでも個人投資家のウェイウェイ感が満ちているところをみると、
改めて、敏腕投資家すげぇーとかなります(笑)。

私のポートフォリオは比較的決算を受けて、
好感されたところも多かったのですが、
それでも日経平均やTOPIXにおいていかれ、
ついていくのすらやっとという状況です。
まぁ今のやり方であればこれだけ市場が高揚している中では、
それでも上出来かもしれません。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-9-48_No-00.png


今週は遂にポートフォリオの1位と2位が入れ替わりました。
特に売買をしたわけではないのですが、
電子値札バブルによってこういうことになっています。
どうせなら実需のパレットバブルのように
実際数値に繋がりそうなバブルならいいのですが、
実態のないバブルはすぐに弾けそうですね(笑)。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-9-32_No-00.png


アイドマMCは前述の通り電子値札バブルですね。
まぁ決算は可もなく不可もなくという感じですが、
バローの決算を読んでいると、この先大丈夫かなとは思ったりもします。

ステップも上昇していますが、
こちらも決算が堅調といえばまぁそうなんですが、
あまり予測に反して出てきたという印象ではなく、
まぁ前期なんだかんだいって増益だったねということくらいです。
これも結構誤差だと思っているのですが、印象としてはまぁ悪くはないですからね。

オリエンタルコンサルHDは経済諮問会議などで
国土強靭化の煽りのせいかもしれませんが、株価は堅調だったようです。

ルネサンスも決算が思いのほか底堅いというところでしょうが、
これも事前のリーク記事もありましたから、まぁ雰囲気だと思われます。


全国保証は決算は普通に堅調な内容なのですが、
いつものことながら失望しているようです。
いや、同社に何をそんなに期待していたの、となるんですけどね。

日本管理センターも下落しています。
来週決算ですが、ある程度良い決算を期待する向きと、
決算跨ぎないが交錯している感じですかね。


トーカイはまさかのざら場決算で驚きましたが、
チャートをみたら、まったく反応していないのですね。
13時に開示があって、13:00の出来高600株ですよ(笑)。
13:01に200株出来て、その後の約定は13:12です。
過疎ってますね~。
ただ、週間で見るとそれなりに株価は騰がっていたのですね。
今まで全く気が付きませんでした。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-8-41_No-00.png



ポートフォリオPERが再び14.3倍を上がってきています。
困りましたね・・・。
投資方針の現金比率目安はこの水準ですと22-32%となります。
現状24%ですから現金が薄めであるということです。
しかもそれでも買い注文優勢で今週も過ごしています。
困りました。。。。

PERを押し上げているのは
高PERの丸和運輸機関、Hamee、ソーシャルワイヤーあたりです。
加えて上位で比較的高いPERとなるとアイドマMC、イオンディライト、
ヤオコーあたりですかね。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


■ステップ
決算を受けて株価はやや持ち直しています。
なお、現時点でステップの決算精査記事はUPしていません。
特に急ぐ必要はなく、本決算で主力銘柄なのに劣後させています。
諸々事情があってのことです。
とりあえず決算も事業も順調の一言です。

PPTのみ先行してUPしています。




そういえば、英文の決算が出ていますが、
今までこんなことなかったですよね。
海外の投資家の保有比率や関心がより高まっているんでしょうかね。
それとも既存の機関投資家からの要望でもあったんでしょうかね。


■アイドマMC
これまで一貫して消極IRでしたが、
電子値札関連でイベントに出展する旨、リリースが出ています。
こういうリリース全くなかったのですが、
これで終わりにせず、色々活動をアップしていってもらいたいですね。




■東鉄工業
決算が開示されています。
IR照会を含めて、決算精査記事をUPしています。




■丸和運輸機関
社長が重慶で講演してきたそうです。
動画もありますが、相変わらずで嬉しくなりました(笑)。




■翻訳センター
決算が開示されています。
決算精査記事をUPし、その後IR照会の内容を追記しています。




■サンセイランディック
底地くんがゆるキャラグランプリで25位を取ったとリリースがありました。
前年からみると確か大幅に上昇したと思います。
業績の方も・・・(以下略)。


■ソーシャルワイヤー
決算が開示されています。
決算精査記事をUPしています。



新橋の5Fも徐々に埋まってきましたね。


■トーカイ
決算が開示されています。
決算精査記事はUPしていませんが、
内容は堅調だと思います。
下期に増税に絡んだ薬価の改定が入るため、
下期で調剤がどの程度利益を残せるかというところかなと思います。




■シュッピン
決算が開示されています。
決算精査記事をUPし、IR照会結果も付記しています。




■システムインテグレータ
SI Object Browser for Oracle 19のリリースが発表されました。
オラクルはデータベースでシェアも高いわけですが、
一方で課金モデル等を考慮すると特にクラウド化進展によって
なかなか中小だと使いづらい(コスト的に)という問題もはらんでおり、
現状としてどの程度オラクルDBを選択するものなのか、
この辺りはよく見通しがつきません。

特にAIの時代となるとRDBではなく非定型データの方が価値があり、
そうなると益々オラクルDBの優位性がどうなるんだろうと思うのですが、
さてどうなんでしょうか。

また本社を構えるさいたま市において、
さいたま市男女共同参画推進事業者に選定されたそうです。
こういう働き方をよくするなどの施策はこの会社、大好きですからね。


5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-11-8_18-40-41_No-00.png


微増ですが、TOPIX閑散にはまだ負けていますね。



6.雑記

風邪をひきました。
何件かIR電話かけたのですが、風邪声で話すのがつらかったですが、
聴いている先方の方はもっとつらかったと思います。

皆さんも体調にはお気をつけください。



【決算精査】 1835_東鉄工業(20年3月期_2Q決算)

■銘柄分析シート
PDFファイルリンク



1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


2Qとしては売上高、営業利益共に過去最高を更新し、
順調に推移しています。

受注高は微減ですが、引き続き高水準を確保しており、
今後目先の売上に転じる繰り越し高については微増と抱負に案件を抱えています。

2Q単体でみると、建築事業が堅調で土木事業は横ばいとなっており、
土木事業の利益率が通常の2Qに比べるとやや落ちており、
この辺りがどうかですが、特に問題はなかろうかと思います。

上期は予想比でも上振れで着地しており、
下期には自然災害の影響による復旧工事の押上げもありそうですので、
大きな飛躍はないでしょうが、堅調な業績が続くものと思われます。

総合評価は「3」(想定通り)です。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-39-13_No-00.png


2Qとしても8.6%増収となりましたが粗利率が0.1.2%下がり、
粗利水準では僅かな増益にとどまっています。

セグメント別にみると土木工事の利益率が落ちており、
この辺りが影響していそうで、確認するとしたら、
このあたりの要因や環境の変化があるかというところになります。
というか他に確認することがありませんね。


(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-39-23_No-00.png


販管費は微増ですが売上の伸びもあり販管費率は低減しています。


(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-39-34_No-00.png


営業利益は2Qとしてはほぼ横ばいとなっています。
しかしながらガイダンスの上期予想からみると21%の上振れとなっています。
下期も引き続き堅調さが持続しそうですが、
何か懸念があるような点があるのでしょうかね。



(4)進捗状況の確認

同社の場合4Qに偏重ですから、進捗率の評価はあまり意味がありません。
まぁなるようになると思います(笑)。
工事の進捗などによって進行基準で計上できる部分も変わってきますからね。


(5)配当の確認
特に変更はなしですね。


(6)先行指標の確認

■受注高
SnapCrab_NoName_2019-11-8_18-22-4_No-00.png


受注は微減ですが、引き続き高い水準を維持しています。
この微減が受注環境に変化があるかあたりですが、
JR東さんを主にむしろ設備投資をせねばならない状況になっていることもあり、
堅調に推移するものと思われます。



■繰越高
SnapCrab_NoName_2019-11-8_18-22-36_No-00.png


繰越高も引き続き高水準で特段今後の見通しに
不安を感じる点はありません。



3.定性情報の確認

自然災害の影響は10月ですから、
今後どういう案件がアドオンされてくるかですが、
本質的に強靭化というテーマもあり、
またそれをやることがインフラとして求められていますから、
縁の下の力持ちとして頑張ってもらいたいですね。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

SnapCrab_NoName_2019-11-8_17-39-53_No-00.png


株価はずっと横ばいですね。
あまり材料とか業績急伸とかもないですからね。
安定高配当で今後も年利回り5%を目指す一角として頑張ってもらいたいです。



(2)IR照会の状況

簡単にIR照会をしています。
メモは私の主観に基づき記載しています。
従って誤認や妄想による思い込みが多分に含まれます。
ご留意ください。


Q
土木事業の利益率が低下しているが、
売上の停滞も含めて、採算低下の傾向や案件個別に特別な事情が生じているか。

A
線路部門などで長期的な案件がいくつかって、進行基準の適用上、
この2Qの断面でみるとやや低下しているように見える部分はあるかもしれないが、
従来通り、採算を確保し、また効率性も重視して対応しており、
特段の変化はないので安心してもらってよい。

Q
受注状況で全体は高水準であり問題ない範疇と理解しているが、
受注高自体が微減という中で、受注環境で仕事が取りにくくなっているとか、
採算性が更に厳しさを増してきているというような状況はあるか。

A
特にJR東関連は安定的に仕事があり、変化はないし、
災害の影響もあってアドオンされてくる傾向の方がむしろ強い。
全体として受注環境に変化はなく、引き続き恵まれた環境下で仕事をさせてもらっている。


Q
上期も計画上ぶれ、そして下期も豊富な繰越高をもっている中で、
業績予想は据え置かれているが、4Q偏重という中で、何かリスクを見ている部分はあるか。
例えば、前期1Qにあったようが採算低下の案件があるとか、
引当金を要するような事態になっているなど、懸念事項はないか。

A
現状進捗している案件も細かくみればそれは採算低下しているものもないわけではないが、
全体としては問題なく進捗している。今後の見通しも特段リスクとみているものはない。
(つまりコンサバということですね)



5.さいごに

決算精査なんて通期に一度見ればいいくらいの会社です。
そういう意味ではほったらかしでもいいので、
怠け者にはいいかもしれませんね(笑)。




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