Author:まるのん |
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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +2.3% となりました。
前週比は ▲0.4% で推移しました。

今週も横ばいですね。
日単位では再びボラが大きくなってきたでしょうかね。
2.全体所感
今週は新興市場などでやや悲観色が出ていたでしょうか。
SNSなどをみていると、余裕な中でも風向きが変わってきた、
みたいな雰囲気もありましたが、元々、逆風下にある私にとっては、
全く環境の悪化など実感することもありませんでした(笑)。
指標面では引き続き割安感が強まっているということもあってか、
中々日経平均も2万円を割れないで耐えていますね。
マザーズも不安台頭などといわれても、
現時点でもまだ年初からプラスです。
月足のチャートをみていると、
今後が心配になる点も多く感じるようになっていますが、
本来はあまりそこをみて投資判断を下しているわけではないので、
過度に不安がらず、一方で楽観しすぎることもなく、
ニュートラルなキモチで日々と向き合えればいいかなと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

若干の順位に変化はありますが、
大きく変化はありません。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

先週、そろそろ丸和運輸機関の分割きますかね、
なんて書いていたら、来ましたね(笑)。
価値の向上というより流動性の需給面への期待から、
今週も上昇していますが、このあたりはすぐに平準化すると思います。
この他の銘柄も騰落はまちまちで特に目に付くものもありません。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

直近の値付けや決算などを踏まえて、一部の評価観点を調整しています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■ソーシャルワイヤー
月末ですので社長コメントがUPされています。 → こちら
大局観でみよという事なのだと思いますし、
私もそのスタンスで見守る所存です。
しかしながら、特に新橋の状況は気にはなりますね。
フロアの埋まり具合などは新橋クロスコープのWebページで
確認ができますが、半分弱位が埋まっている状況でした。
社長コメントをみると、直販での契約が多かったことから、
全体の費用は下振れしているのだと思いますが、
一方で入居進捗そのものは言及がありません。
またセミナー室の引き合いが想定超ということですから、
これらがあって、全体として当初想定通りということは、
総量の契約という意味ではややピッチが遅いのかなとも感じました。
とはいえ、致命的なほど入居が進んでいないわけでもありませんし、
概ね計画の範疇という事なのかなと思います。
デジタルPRの法人営業の状況などは体制構築・戦略化も含めて
順調のようですね。
あとは新橋以外のクロスコープ、とりわけ海外の状況は気になりますが、
いずれにせよ、2Q以降は新橋の賃貸料の原価先行となることから、
大きく数値は落ち込むのではないかと思います。
それを受け止めながら、社長のいう成長ベクトルの角度を一段上にしていくために、
今は勝負をしているのだと思いますので、応援したいなと思います。
■丸和運輸機関
分割が発表されました。
総会の時にもネタになってましたし、
過去でもこの程度の株価になると分割してますからね。
取得単価が175円まで下がりました。
■エイジア
美濃社長のインタビュー動画がUPされています。
最近、美濃社長が随分若くてリフレッシュしたような雰囲気を感じるんですよね。なんかはつらつとしているというか。数年前にまだ10人位しかいない細々とした株主総会でなんとなく今よりお堅い感じでしたが、殻が破れたみたいな。
— まるのん (@marunon_invest) August 26, 2019
株式会社エイジア代表取締役 美濃和男氏1/3 https://t.co/4Iul11Rpyk
髪型のせいかのかもしれませんが、
やっぱり社長、だいぶ明るい感じになったな、と感じます。
だから何?ってことなんですけどね。
■ルネサンス
健康長寿産業連合会の設立がリリースされています。
NTT持ち株、凸版、三菱地所と共同だそうで、大きな連合会ですね。
事業機会としても何かよいことがあればいいですね。
■シュッピン
執行役員人事が出ています。
システム部長が退任ですね。
一身上の都合とあります。
システム構築はECの要であり、
マーケティングシステムの深化という大事な時ですが、
どういう経緯なのでしょうかね。
元々外注で運営しているので足元の実害はないでしょうが、
体制面で問題がないでしょうかね。
それはそうと、8月月次は相当厳しいものになると思います。
特に時計は苦戦していると思いますから、
今から月次情報については、覚悟をもっておかないとなりません。
なんなら空売りして、月次跨ぎ回避とかしましょうかね(笑)。
■システムインテグレータ
プログラミングスキル判定ソフトが大学へ導入されることになったそうです。
元々、7月に事例紹介でも紹介されていましたが、
来年度から本格導入ということでしょうね。
最近引き合いが多いと社長が直近の動画でもお話されていたので、
今後も期待したいですね。
このほか、ECパッケージもアップデートした旨、リリースが出ています。
同社は工場などのラインでの異常検知AIのソリューションももっていますが、
省力化などの投資は旺盛と聞いていますから、こちらも期待しています。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

はい、特にコメントありません。
6.雑記
夏休みが終わってしまいましたね。
子供と過ごす夏休みが楽しくて、あっという間でした。
その一部を記事でご紹介しました。 → こちら
夏休みが終わっても色々なアプローチが出来ると思いますので、
もっともっと、子供と共に豊かな時間を過ごしたいなと思います。
株式投資とは関連ありませんが、
子供と過ごした夏休みを振り返ってみたいと思います。
我が家の過ごし方というかアプローチは少し変わっている所もあるので、
気ままに(≒長文でw)ご紹介していきたいと思います。
とりあえずこの夏休みで一番の時間を割いた、
関西地方への青春18きっぷを使った旅についてです。
青春18きっぷは定価11,850円で5日間(人)普通電車乗り放題の切符です。
もちろんイオンカードお支払いなので20%オフで実質9,480円となり、
1日当たり1,896円ということになります。
この切符を使って、朝早くの電車の乗り込み、
小学3年のわが子、妻、私の3人で大阪に向けて関東から東海道線を西進します。
大阪にはわが子の幼馴染がおりまして、年少の頃に転勤で引っ越ししてしまいました。
そのあと、年長、小1の時にそれぞれ行き来して再会していましたが、
しばらく間が空いたのと、青春18きっぷの旅に耐えられそうでしたから、
この夏に企画をしました。波長の合う幼馴染は大切にしてあげたいですからね。
せっかく青春18きっぷでゆっくりと旅をするわけですから、
漫然と電車に乗っていてはもったいないわけです。
単に長時間電車に乗り続ける苦行となってしまってはよろしくありません。
旅の楽しみは準備の時からと思っていますから、事前の準備を重ねます。
まず、鉄道好きなら一度は耳にしたことのある
鉄道唱歌(東海道編)のCDを図書館に行って借りてきます。
歌詞もWebでテキストを印刷して地名にはマーカーをして冊子にしていきます。
そして地図帳と鉄道路線図を開いて、歌を聴きながらなぞっていきます。
鉄道路線図はこちらを購入しました。
(誰も買わないと思いますがアフィリエイトです)
地名、川の名前、茶畑や工場などの地図記号などもチェックをしておき、
その地のことを予め想像しておくことで、
旅をしたときに、こんなところなんだね、と言いながら移動できます。
東海道線の路線図部分はコピーをして、折りたたんで鉄道唱歌の冊子に
広げられるようにつけておきます。
東海道五十三次についても親も一緒に勉強して、
例えば大井川は大きな川だから渡しの籠に乗って渡ったらしいよとか、
あるいは三河尾張の織田信長についてもいつもバカバカ言われてたけど、
名を残す武将になったんだよとか
(わが子はいつも友達からバカと言われて傷ついてたのでへぇーって驚いてました)
いくつもの逸話を子供に聞かせておくわけです。
このような逸話や地図などで事前の準備をしておくことで、
車窓に見えてくる静岡の茶畑や浜名湖、関ヶ原の合戦場、
あるいは川や山々のひとつひとつに小さな関心が寄せられます。
また各地のグルメもチェックしておきます。
安倍川では安倍川餅を食べたり、浜松では餃子が有名らしいと
餃子好きのわが子はワクワクしていました。
立ち食いそば屋の出汁は、米原で関西出汁に変わるといわれており、
当然米原でも立ち食いそばを食べようとなります。(実際にはうどんを食べますが)
妻は主要駅でスープを紙コップに移して色の変化とか味の変化を
観察しようとか言ってましたが、さすがに抑止しました(笑)。
わが子は趣味のひとつとしてピアノを習っているのですが、
ピアノといえばヤマハ、ヤマハといえば浜松です。
浜松駅にはストリートピアノといって人が行き来する所に、
自由に弾けるグランドピアノが置かれています。 → ヤマハへのリンク
ですから、いくつかレパートリーを練習しておきます。、
親との連弾もするため、親も練習です(妻がですが)。
実際の移動日当日は予め作っておいた冊子を開きながら、
一駅進むごとに、冊子に織り込んでおいた路線図のコピーに
色を塗りつぶしていきます。
また、気になった車窓の様子などをメモしていきます。
こうやって、車窓を流れる景色のひとつひとつを噛みしめながら、
あるいは途中でその地のものを食べながらゆっくりと移動するのは
とても楽しい時間でしたし、子供にとっても日常の勉強とかと
ちょっと違う知見が広がるよい機会になったようでした。
熱海駅では到着が早く駅前の足湯はできませんでしたが、
それでも少し手を入れてみたりしましたし、
静岡駅で安倍川餅を買い、安倍川の付近で作りたてを食べました。
こういう思い出とセットになると、
百貨店で買ってきて食べるのとは違い、子供の記憶に鮮明に残ります。
浜松駅ではわざわざ新幹線改札にあるストリートピアノを弾くために、
入場券を買ってピアノを弾きます。
道行く人が止まって聴いてくれて些細な拍手をしてくれます。
わが子が恥ずかしがりながら、でもちょっと誇らしげにしていたのは、
親としてはとても嬉しく感じました。
こういう自信とかやっていてよかったという実体験は、
うまいとか下手より大切なもので、
もたらされる充足感はプライスレスだと思います。
浜松餃子はタレがちょっと甘く、
その意外性に驚きましたが、これも食文化なのかもしれません。
既に浜松までくると関東の醤油文化から多少変わるのかもしれません。
その所以は私もわかりませんが、味覚でもまた違いを実体験出来ました。
本当は浜名湖付近でも下車して湖の生態を観察したかったのですが、
事前の調査不足と移動時間の兼ね合いで車窓からのみになりましたが、
汽水域といえる所以が海と湖の近さで実感できたようでした。
豊橋を過ぎると名鉄と並走します。
子供なので純粋になんでJRと名鉄が同じところを走っているのかとか、
疑問を投げかけてきます。
ここでは企業の競争の理論やお客がどのように選択をするのかということを
子供と話しながら車中を過ごします。
静岡県内には快速電車がないのに、愛知に入ると新快速が走るのも、
一種の競争原理だと思います。(実際には他の要素もあるかもしれませんが)
そういったことを話していると、自分たちの優位性をどう作り、
どうアピールするのかということの大切さの話になります。
経済の勉強をさせたいわけでもないのですが、
自然とそういうことにも触れさせる機会にもなります。
新幹線が横を快走していくとき、
なぜ人は新幹線に高いお金を払うのかも、
こうやって長い時間をかけて移動しているとより実感できるわけです。
こんな風にしているとあっという間に濃尾平野を後にします。
わが子も江戸時代という言葉くらいは聞いたことがあって、
徳川家康という将軍がこの関ヶ原の戦いに勝ったことで、
地位を築いたという話を聞かせてありました。
確かに大垣を過ぎると急に山が連なって、
関ヶ原はうっそうとしていて、よくこんなところで戦いしたね、
なんていっていました。
こういううっそうとしているからこそ、色々な作戦を立てて、
戦いの舞台になったんじゃないなんて昔話をしていると米原です。
米原駅はJR西日本とJR東海の境界駅です。
そしてここで立ち食いそばの出汁も変わります。
というわけで早速とろろ昆布のおうどんをいただきます。
もちろん、関東でも関西うどんを食べようと思えば食べられますし、
実際に食べさせたこともあるのですが、
改めて現地にきて食べてみると、経験として違うものになります。
お店のおばさんにも優しい言葉をかけてもらってご満悦です。
結局ほとんどを平らげてしまいまして、
おいしかった~と言ってました。
今でも、また関西うどん食べたいって言っています。
子供は単純なのでこうやってかわいいことを言うんですよね。
もちろん、今度は出汁の取り方から学び、
実際に家で関西出汁をひいて、うどんも手打ちしてみるつもりです。
こうやって一つの経験を有機的に繋げていくことが、
大切な経験となり知識となっていくのだと思います。
225系をみると、関西に来たなと思うわけですが、
さすが新快速は快適です。滋賀県を快走していきます。
田んぼが広がる田園風景が続き、滋賀県でお米というイメージがなかったのですが、
田んぼが結構広がっているんですね。
琵琶湖があって面積が低い割には上位20位以内には入っていて、
全国の都道府県別でも平均以上のようです。
車内ではお米の収穫量が多い県のクイズをしながら進みます。
京都に入ると人も増えます。
高槻駅はホームドアがロープ式で関東ではあまり見ないのですが、
わが子はこの高槻駅のロープ式を見るのを楽しみにしていました。
今度、その構造をまねて、家で作るそうです(笑)。
秋葉原の秋月電気にいってセンサーや回路を買ってきて
電子工作しないとなりませんね・・・。
結局12時間超の時間を要しましたが、
一睡もすることなく、ああだこうだといいながら家族で楽しく移動しました。
翌日から数日、大阪とそのあと京都でもその幼馴染と過ごします。
そして、ユニゾの優待最高ですよね。
1泊500-2000円くらいで泊まれるんですからね。
宿を大阪から京都に移した日の夜、京都に着くと祇園祭真っ只中でした。
私自身も祇園祭の最中に四条通り界隈にいるのは初めてのことで、
夜に各鉾でちまきが売られていたりするのを始めてみました。
私自身が祇園祭の習わしにあまり詳しくなかったのですが、
妻がそこそこ詳しくて、子供にどんな意味があってとか解説してくれました。
祇園祭開催中というのはまさかのノーマークで全く予習もしていなかったのですが、
おかげで楽しい日々になりました。
実は私はその次の日に京都を離れなければならず(Hameeの総会出席のため)、
本気でHameeの総会すっぽかして京都に残ろうかと悩みました(笑)。
この祇園祭のおかげで、後日、送り火の様子もテレビ中継で見届けました。
送り火にも行ってみたいと言ってましたけど、さすがに断念しましたが。
ここからの過ごし方は、私は京都を離れてしまいましたから、
妻と子供から聞いた話です。
妻とわが子は生き物が大好きです。
とりわけ魚とかが好きなわけで、生まれてから一度は行ってみたいと妻が言っていた、
琵琶湖の北部にある針江の「かばた」に行ってきたようです。
今でも生活をする上で町を流れる川の水を使っているようで、
その水のきれいさや自然の残り具合は素晴らしいものだったようです。
観光客はゼロ、ひっそりとした自然の郷で、
何もないよさがあったようです。
普通の住宅街なので、地元のガイドツアーに申し込まねばなりません。
ひたすらそこで魚や自然と戯れて、再び湖西線に揺られ京都に戻ったようです。
そしてその翌日は学問の神様に詣でたいということで、
北野天満宮へお参りにいったり、香道の体験をしてきたようです。
わが子は茶道を習っていますが、京都で茶道となるとちょっと大事になりそうですし、
流派とかもややこしいので、まったく経験のない、香道の体験をしてきたようです。
→ こちらのお店
妻が好きというのもあったのですが、
わが子も大人に混じって楽しく嗅ぎ分けとかやっていたようです。
なかなか京都で子供連れで訪れるところではないのですが、
店の方も一緒に体験をしていたインバウンドの方も温かく見守ってくれたようです。
帰りも青春18きっぷでとも思ったようですが、
さすがに疲れたということで、新幹線で帰ってきたようです。
妻曰く、新幹線が早すぎて、往路で見た素敵な景色のひとつひとつが流れるように
進んでいくのが儚く、ちょっと寂しかったといっていました。
相当高い鉄分があるのかもしれません(笑)。※妻は元々特別電車は好きではないです
青春18きっぷでは道中の時間がもったいない、
という価値観が大勢でしょうし、まして子供を連れた家族旅行ではやや異質かもしれません。
しかし、帰ってきた今でも、ピアノが弾けてよかったとか、
あの時食べたあれが美味しかったとか、
その道中もとても記憶に残ったものになったようです。
確かに滞在地で見たり食べたり経験したことも思い出として残っているようですが、
事前に準備をして想像したことを辿ることの醍醐味を感じてくれているようでした。
そして無意識に、地理や歴史、文化、生態など多くの機会に触れさせることができて、
かつ幼馴染と再会できたこともわが子にはとてもよい機会になったようです。
帰路こそ20%引きとはいえ新幹線を使い少しお金を使いましたが、
往路は青春18きっぷ、宿も全てユニゾの優待で格安ということで、
比較的バリューな旅行ではありました。
周りの家族は有名な観光地や海外などを訪れているようで、
それに比べるととても地味ですが、我が家にとってはベストな選択だったなと思います。
なにせ株でだいぶ損をしていますからね(笑)。
来年の夏もまた、と思っていたら、ユニゾさんがややこしいことになっていて、
優待廃止なんて事態になりそうですから、我が家にとっては悲報となりました。
何か代替手段があるといいのですがね。。。
というわけで、我が家の夏休みの1ページをご紹介しました。
8月以降もこのようなトーンで色々な場所に出掛けたり、体験をさせたりしました。
また機会があればご紹介したいと思います。
今年も日経IRフェアに行ってきました。
日経IRは昨日も人が少なかったそうですが、今日も少ない気がします。私も短期で回り終了です。パソコンの件で寝不足でふらふらしますw
— まるのん (@marunon_invest) August 24, 2019
引き続き今晩までアドバイスをお待ちしています! pic.twitter.com/K85BIBlTKL
昨年は気合も入っていましたが、
今年は所用があったりしたため、半日の参加でした。
従って、定点観測している企業のみさくっと回っただけでした。
■(参考)昨年の記事
その1
その2
その3
■コタ
最初に興味を持ったのは2015年のIRフェアでした。
それからずっと関心を寄せています。
昨年もお話を伺いましたが、今年もゆっくりとお話を伺いました。
説明して下さった広報IRを担当されている女性は緊張してしまうので、
男性の方を捕まえました(笑)。
やはりとてもいい会社だと思います。
ただ、だからこそ、人材への課題が見え隠れするのが少し残念です。
顧客との共存・成長などの理念が強く、
また美容室という特殊なお客様を相手にすることから、
働き方も人海戦術的な要素もあったりでそこが課題なのかなと感じました。
細かな質問は割愛しますが、
主なやり取りをメモ書きしておきます。(自分への備忘)
(顧客環境全般)
・美容室全体におけるシェアは件数ベースでいうと
概ね4%程度と低い。
・ただ、母数の中には多くの個人少数経営の美容室もあり、
当社のターゲットとする所はもっと小さい。
・とはいえ、今後成長を標榜している美容室はまだ相当あり、
規模拡大による成長阻害になるような状況ではない。
・加えて、美容室は新陳代謝が大きい業界でもあり、
常に淘汰され新たな美容室が生まれる構造にある。
・そのような中で、コタの高品質商品及び旬報店システムによる
経営コンサル色のサービスへのニーズが底堅い。
・先輩などからの紹介というルートも多く、
手当たり次第ドアノックして営業しているわけではなく一定の効率性をもって
営業活動が出来ている。
(商材)
・非正規ルートでの商品が出回ることは
ブランディング毀損にも繋がり大きなリスク。
・常にこういうことが起こりうるのは同業他社も同じ。
・コタはこの非正規ルートの監視は特に注視していると自負しており、
対策も講じている(細かくは企業秘密)。
(17.3期の売上抑制)
・一時的に旬報店の伸長が鈍化したため。
特に大きな理由があるわけではないが、
伸長が鈍ると減収まではいかないがこういうことは起こりうる。
(人材面)
・コンサルには注力しているが、1人の営業が掌握している美容室は、
同業他社の10分の1位できめ細かく対応することを是としている。
・そのための人材の採用や定着が必要だが、
ここは大きな課題で、今期を減益予想にしているのも人材投資を
本気でやらないと成長阻害になってしまう危機感からである。
・離職率もようやく落ち着いてきたため、今の投資おきちんと続けていく。
(人材投資を甘くみて、少し離職率が高かったようです。今もまだ過渡期。)
(競合関係)
・資生堂やミルボンなどの他社も高品質商材を持っているが、
一般商材扱っているということだけで敬遠する美容師もいる。
美容師はプライドが高いこともあり、
自店では選りすぐった専売品を扱いたいという深層心理がある。
(本当かな・・・?)
・ミルボンはコンサルも含めて同じようなモデルを追求しているが、
顧客への寄り添い方のスタンスが違う。
コタは本気でその美容室が経営上でよくなるためにという視線が強い。
(景況感)
・化粧品など女性向け商材の場合、景気悪化による影響は大きくない。
・震災の時には物理的に美容室が開けないという地域もあったが、
リーマンの時も売上を失っていない。
・ターゲットとなる中上流層は、旦那の小遣い減らしてでも
美容への意識は高いし、男性の視線と異なるのが面白い。
(成長)
・旬報店への囲い込みがすべて。
・シャンプー等の商材はコロコロ変えるのではなく、
ロングセラーをベースに新しいもの好きな美容師にも刺さるように、
若干カスタマイズなどの派生商品などをかまして惹きつける。
あまり大きなヒット商品で爆発なんてことは元々考えていない。
・資生堂など大手は逆に商材をリニューアルしたり、
様々な趣向で飽きられない環境作りをしているが、
美容師が自信をもって売るといった時に、それがストレスになることもある。
ちなみに、コタについては、ちょうどビジネスモデル分析で人気の
すぽさんのブログで活発な議論がなされていますので、
そちらを見て頂く方が100倍勉強になるかと思います。 → こちら
■コンドーテック
今年のタイトルは以下です。
「コンドーテックの未来は視界良好!!」
~売上高1000億円に向けて~
説明して下さった方がたどたどしくて心配になりましたが、
とても一生懸命でした。お話されていた内容は特に変わり映えのないことです。
簡単に定点観測のメモです。
・売上高1000億円の時期のメドは2020年台後半くらい。
というのも達成のためにはMAが必要で、
現状沢山の案件がくるのだが、やはり市況が高い。
このあたりは自社だけでどうこうできるわけでもなく、
環境が揃わないとならない側面もある。
・企業の設備投資などの影響は若干あるが、
あくまでインフラ中心のため全体への影響は軽微。
・昨年の猛暑の反動で空調関連などで反動は起きていない。
確かに個人向けなどは弱含みしているものの、
昨年の状況なども鑑みて、学校、公共施設などからの引き合いが強く、
空調関連だけみても前期比でむしろ増えている。
・1Qで売上がやや弱いというのはその通りで、
これは前年のアンカーボルト不足による建設計画の滞留が原因で、
各種部材が工事遅延に伴い、出荷が弱含んだのは事実。
・ただし、通年でみればその遅れは解消されつつあり、
復調してくるものと考えている。
・今期利益横ばい計画なのは、例年通り保守的という側面もあるが、
MAののれんや足場関係でレンタル事業を行うにあたり、
一括して部材を仕入れた費用(償却)が乗っている。
そのため、ようやく黒字化した状況で利益貢献が薄いため。
・来期以降は事業の拡大分は収益貢献してくれるが、
信和、SRDタカミヤ、ダイサンのような同業とさして優位性があるわけではない。
需要全体が伸びる中での市場拡大への対応をしていく方針。
(ここはちょっと期待が薄いのではと感じましたね・・・)
・休眠顧客の掘り起こしは今もPDCA回して継続中。
掘り起こした顧客や新規獲得の顧客がしばらくすると休眠化し、
またそれを復調させていうサイクルになって、
そういうスパイラルをこなしながら全体が増えていくものだと捉えている。
・漁業など新業態へのアプローチはぼちぼち。
(そんなにポジティブな状況ではないのかもしれませんね)
■アズワン
株価がするする騰がっていて、単元も高いため、
ずっと手を出せていない会社ですね。
こちらも定点観測です。
・中計最終年度で利益率のみ未達見込みだが、
当初策定時と何が変わったかというと、
物流費上昇がここまでとは予測できていなかった。
・分割は常に指摘されていて検討していきたい。
(相変わらず期待薄)
・EC化により代理店を挟むモデルが毀損しないよう配慮するよう努めている。
EC化すると原理上は代理店不要となるが、
その顧客に最も貢献してくれている代理店さんを仮想的に介したように扱い、
代理店にとっても効率化し、かつお金が落ちるような構造でwin-winになる
モデルとしている。
・20年5月に千葉に大規模物流センターを増設。
・施設そのものは賃貸
・中身のマテハンに50億程度のまとまった拠出を予定している。
例年の投資が年10億くらいだったためかなりおおきな投資になる。
・当投資は15年の定率で償却するが、
営業利益ベースで通期70億程度のPLのため、
1年目、2年目は利益が抑制されるようにみえると思うため留意してほしい。
■ロート製薬
こちらは女性にも人気ですね。
定点観測です。
事業全体は概ね好調です。
インバウンドは若干減っていますが、
トータルで商材を色々広げてカバーしていますね。
・今期大幅減益の理由として構造費用をあげているが、
その内容は今はお話できない。
製造力を増設するための工場への投資もあるし、
社内業務の効率化のためのシステム投資もあり色々。
来期にはこれらの成果がみえるように努めていく。
・インバウンドは確かに影響を受けてはいるが、
商材やエリアの拡大でカバーできている。
足元では底入れしたような雰囲気となっている。
もちろん今後どうなるかわからないので、
慎重に見極めていく必要がある。
■トーカイ
こちらは現状、下位保有です。
事業本部長で非常にバイタリティーある執行役員の今道さんが
退任退職されたということで大変残念ですね~という話をしました。
会社としても1Qは順調に滑り出したそうです。
いくつか要因はありますが、レンタル用の資材が1Qに仕入が集中するところ、
今期は1Qにそこまで集中しなかったようです。
ですから、2Q以降にそれが仕入となると平準化されるため、
何か良いことが起こっているとわけではなさそうです。
ただ、レンタルそのものの需要は底堅いようですから、
事業は好調ともいえると思います。
また調剤もようやく点数対応もできてきており、
あとは増税をうけた薬価改定がまもなく出ますが、
それが一定程度に収まれば計画上もよいようですね。
あまりにここ数年の薬価改定が厳しく、
保守的な見立てを更に裏切られる逆風下に、
もはや保守的といえなくなりました、と仰っていました。
そして医療機器として唯一認証を受けている
リストバンド型の24Hオンライン脈拍モニタリングのデバイスについては、
せっかく意義あるものを作っているのに
なかなか広がらないですよねという話をしました。
在宅介護に安心感をもたらし、
平常時でも定期的に通院しなくて済むという点で、
メリットはあると思うのですが、
病院にとってのメリットをどう訴求するかということなのかもしれません。
医師にとっても医療現場は混乱する中では余裕はないのでしょうし、
症例や活用実例などがもっと出てくるといいと思うのです。
そういう意味では、冗談でソフトバンクがルータ配ったように、
無償で一気に配ってしまったらって話をしました。
もちろん、これは医療機器なので、医師が必要とみなして、
患者、患者のご家族の賛同がないといけないなど、
色々と障壁もあるのでしょうが、
こういうものがもっと広がるといいなと思います。
他、数社については、割愛します。
ちなみに日経IRはイオンディライトも常連ですが、
例の不正会計処理の対応でエントリーする余裕もなく、
終了していたとのことで、どこかのIRフェアのような機会には
ぜひ出展したいと総会の時にIR担当の方とお話しましたので、
別の機会を期待して待ちたいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +2.7% となりました。
前週比は +1.2% で推移しました。

今週はパソコン壊れた騒動などで、
株もほぼ放置状態です。横ばいですね。
2.全体所感
韓国の件は本当に驚きましたが、
米国、中国、北朝鮮、ロシアなどを巻き込んで、
ややこしい事態に発展していきそうですね。
そんな時にも、少なくても企業のストックや業績においては、
平穏を保てるような会社を出来るだけ
見守るようなスタンスを貫きたいな、なんて呑気に感じています。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

特にポートフォリオの状況に変化はありません。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

大きな騰落もないですかね。
丸和運輸機関がやや強かったでしょうか。
なんでしょうね、いよいよ、分割ですかね~。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPERは13倍台になっています。
現金比率が21%とこの水準だとやや薄いかなという状況ですが、
とりわけ大きなリスクをとっている認識もありません。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■MCJ
東京ゲームショウにブース出展するそうです。
お初ということですが、
逆に今まで出してなかったんだという印象を受けました。
eスポーツなんてネタもあるので、認知度広がるといいですね。
あと訴訟で新たに一部で和解が進んだようですね。
■ルネサンス
リハビリ特化型の施設として横浜に直営で開設するようです。
この手の開設はどのくらいで収益化するんでしょうかね。
足元では業績を押し下げると思いますが、
まぁ計画に入っているでしょう。
1Qが弱かったので、もしかすると修正がくるかもしれませんね。
株価が教えてくれる気がしますしね。
■Hamee
HamicBearがキッズデザイン賞を受賞したそうです。
我が家もちょうど、昨日から総会でいただいたものを
セットアップして使い始めました。
言葉の認識がやや不安定なので幼児が使うとテキストデータというより、
音声で確認しないと見守りが少し難しいかもしれませんね。
あと、Bearの声がちょっと古風ですね(笑)。
■システムインテグレータ
AWSの提供するパーソナライズ機能に自社パッケージが対応したとのことです。
また、GRANDITも新バージョンリリースが出ています。
こちらは生産管理など工場ラインなどのIT化なのですが、
今の環境下で追い風なのか、逆風なのか判断が難しいですね。
2か月くらい前のIR照会の際には、まだ影響はなかったようですが、
足元、どうでしょうかね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

はい、特にコメントありません。
6.雑記
今週は割愛します。
ツイッターでも宣言しましたが、パソコンを新調することにしました。
色々やりましたが、延命は諦めました(損切は早いw)。
いつも打算的にPC選びをするのですが、
今回は、思いのほか、DM含めてツイッターで親切な方が多く、
様々なアドバイスを頂けたので、新調計画を晒して、
皆様から忌憚なきご助言を頂ければと思い、この記事をUPしました。
私のパソコン新調について、
用途、前提、4つのプランを書いてみました。
ツイッターやブログコメントなどで何でもいいのでアドバイス頂けると嬉しいです。
1)用途
・写真RAW現像(2000万画素~3000万画素)
Ligthroonメイン、PhotoshopCCちょくちょく
・フルHD動画 取り込み簡易編集
結合、切り出し、文字入れなど簡易編集
・TV視聴
キャプチャーボード経由でTV録画、視聴
・エクセル
簡易VBAマクロ構築・実行、データ取り込み・集計
・ネット/メールなど一般用途
2)前提
・写真・動画ストックは現状で総量4TB(現状外付けHDDに格納)
・厳選写真・動画はSSD管理して早く軽くアクセスしたい。
・将来的にカメラ買替に備えて3000万画素程度まではカバーしたい
・OSはWin10Home(64bit)
・Officeは、MS純正の Home & Business 2019
・現状マシンは中古で売却(1万~2万を想定)
・購入は8月25日でイオンカード20%還元(上限1万)で決済
・ポイントサイト(ECナビ等)で9%ポイントをゲット
3)購入プラン
1)XPSタワー(DELL) 製品リンク
■CPU
Core i7-9700(8コア、8スレッド、12Mキャッシュ 3.0GHz)
■マザーボード
インテル300シリーズ(詳細不明)
■メモリー
16GB DDR4 2666MHz(構成不明)
■ストレージ
M.2:256GB
HDD:2TB(7200rpm)
■ビデオカード
NVIDIAR GeForceR GTX 1050Ti 4GB
■電源
225W
■金額
決済:135,273円 → 実質:114,500円(ポイントサイト+イオンカード還元)
2)ドスパラ raytrek-V MX 製品リンク
■CPU
Core i7-9700F(8コア、8スレッド、12Mキャッシュ 3.0GHz)
■マザーボード
H310 チップ
■メモリー
32GB DDR4 PC4-21300(16G×2 2チャネル)
■ストレージ
M.2:-
SSD:1TB(Crucial MX500)
HDD:4TB(7200rpm)
■ビデオカード
NVIDIAR GeForceR GTX 1050 2GB
■電源
500W(80PLUS(R) BRONZE)
■その他
・静音高性能CPUファン
・リアファン付
■金額
決済:192,272円 → 実質:180,000円(ポイントサイト+イオンカード還元)
3)LUV MACHINES iG810(マウス) 製品リンク
■CPU
Core i7-9700K(8コア、8スレッド、12Mキャッシュ 3.6GHz)
■マザーボード
Z390 チップ
■メモリー
32GB DDR4 PC4-19200(16G×2 2チャネル)
■ストレージ
M.2:256GB
SSD:500GB(Crucial MX500 / SATA3 / 6Gbps 対応)
HDD:4TB(7200rpm)
■ビデオカード
NVIDIAR GeForceR GTX 1650 4GB
■電源
700W(80PLUS(R) GOLD)
■その他
・CPU9cmファン
・リアファン付
■金額
決済:224,748円 → 実質:194,700円(ポイントサイト+イオンカード還元)
4)DAIV DGX760(マウス) 製品リンク
■CPU
Core i7-9800X(8コア、16スレッド、16.5Mキャッシュ 3.8GHz)
■マザーボード
X299 チップ
■メモリー
32GB DDR4 PC4-19200(8G×4 4チャネル)
■ストレージ
M.2:256GB
SSD:500GB(Crucial MX500 / SATA3 / 6Gbps 対応)
HDD:4TB(7200rpm)
■ビデオカード
NVIDIAR GeForceR GTX 1650 4GB
■電源
700W(80PLUS(R) GOLD)
■その他
・水冷CPUクーラー
・リアファン付/キャスター付きDIVA専用ケース
■金額
決済:239,004円 → 実質:207,800円(ポイントサイト+イオンカード還元)
1が一番バリューですが、4のDAIVが本命なのですが、
用途や前提からみるとオーバースペックでしょうかね。。。
これ以外のプランでも、
もしくは購入方法などでもアドバイスがあればぜひ、お知恵を頂ければ幸いです。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +1.5% となりました。
前週比は ▲1.7% で推移しました。

先週の記事での宣言通り、被弾してお金減りました。
TOPIXは年初来マイナスに転じているんですね~。
周りの敏腕株クラの方々のSNS見ていると全く実感ないんですね。
2.全体所感
米国が逆イールドになったとか、
これは不況への大きなサインだ、なんて煽られて、市況は右往左往しています。
私のポートフォリオはこの市況の警戒感に加えて、
個別企業の決算後の失望によって大いにその煽りを受けております。
米中の動きもトランプ大統領は選挙に向けて過剰に株式市場にショックが起きないよう、
引いたり押したりしているようで、探り合っている状況で、
一寸先も口先介入など闇に包まれていて、
まぁそんなことに精神すり減らしていても仕方ないな~とも思っています。
ボラが大きいですし、成長株などのPERレンジの変化などで、
株価動向の先行きも危ぶまれる状況のようです。
しかし、過度に自分のやることを変えるつもりもありません。
退屈で益々毀損を招くことになるかもしれませんが、
年初に掲げた投資方針に照らして、納得感の伴う対応をしていきたいと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はオリエンタルコンサルタンツHDを決算前に買い増ししています。
またこれに伴い、現金比率の維持を主な目的として、
サンセイランディックを一部売却しています。
オリエンタルコンサルタンツHDは決算も好調でして、
足元の株価は若干ではありますがポジティブに評価されたようで、
PFの2位にまで順位があがっています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

翻訳センターが決算を悲観して1週間で3割を超える時価を毀損しています。
1週間で3割もぶっ飛ぶようなものをみていると、株って怖いってなりますね(笑)。
しかもまだまだ底が見えない雰囲気ですね。
この後、高い確率で下方修正が出るものと思いますが、
これがいわゆる景況感の落ち込みによるシクリカル色の変化だけなのか、
構造的なビジネス環境が変わっているのかは慎重にみないとなりませんね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

翻訳センターの今期EPSを会社予想の205から150に落としています。
これに伴い、予想PERがあがっています。
株価も下落しているので11倍となっています。
実際にはEPSは100くらいまで落ちても不思議ではないため、
とりあえず2Qを見てまた判断していきたいと思います。
またこれに伴い、将来のEPSの伸長もより慎重に見立て、目標株価を修正しています。
一方、オリエンタルコンサルタンツHDについては、
今期予想EPSはもっと伸びるとは思っていますが、
会社予想EPSを踏襲しています。
一方で将来のEPSの伸長をもう少し楽観的に見て目標株価を修正しています。
これらに伴い、各観点評価も修正しています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■オリエンタルコンサルタンツHD
第3四半期決算を開示しています。
足元の収益は好調持続、先行的指標の受注も堅調さを維持しており、
個人的には大変よい決算と受け止めました。
特に海外は地域によってマクロな情勢も様々というニュースもありますが、
公共インフラ工事などへのネガティブな影響は受けてないようです。
通期予想に既に肉薄しており、過去のトレンドなどからみても
上振れが期待されるところですが、
修正がなかった点について、一応相応のリスクを認識してのことか
状況をお伺いしましたが、特段のリスクはを抱えられているような
雰囲気はありませんでした。
■丸和運輸期間
丸和運輸機関の主要顧客であるマツモトキヨシがココカラファインとの交渉権を得ました。
マツモトキヨシの物流を裏で支える丸和運輸機関にとっては
業務の拡大期待がもたれ、株価も一時的に少しだけポジティブに反応したようです。
しかし、ツイートもしたように、ココカラファインは独自の自社物流網の構築に向けて、
拠点センターも順次自社運用に切り替えていく方針です。
もちろんこの背景には3PL物流会社にアウトソースすると、
バリューチェーンの中で色々な制限やコスト負担を要するという事での判断です。
丸和運輸機関としてコストメリットを超えるような
提案や運用がココカラファインに向けてもできれば期待は持てますが、
そこまでのリソース余力があるのかも冷静に考えるとよくわかりません。
アマゾン対応に注力しているところですし、地味に低温物流も拡がっているいますからね。
また、全くメインの事業ではありませんが、
丸和運輸機関の子会社にて文書保管サービスと称して、
ストレージ事業を細々とやられています。
この度、長谷工グループにおいて、オフィスサービス事業を扱い子会社において、
丸和運輸機関の子会社と協業するそうです。
元々、丸和運輸機関のストレージ事業は、地元埼玉県の山間部の秩父地方において、
何か事業でサポートをしてもらいたいという声があがり、
当時の和佐見社長が、地盤が固いということで官庁の文書管理を扱う事業を、
秩父地方において確立をされたものと以前に伺いました。
(事実と異なっていれば申し訳ありません)
長谷工グループとの協業ということですが、この背景には都心部での賃料高騰があるようです。
収益上は全くと言っていいほど小さなものですが、
こういう協業が形になり、少しずつでも広がっていくといいなと思います。
ただ、文書管理なんて実際には電子化が進む中でどこまで需要があるのかなーなんて
素人ながらに思ってしまうのですけどね・・・。
■翻訳センター
主力事業の大幅減益の決算を経て、株価は大暴落しています。
このまま直近ピークの2500円の半額バーゲンくらいまではいくでしょうか。
実際に今期のEPSが200予想から100くらいまで半減すると、
それでもPERは12-13倍でシクリカル影響の懸念も考慮すると
底が見えない感じでもありますね。
私も決して楽観しているわけではありませんが、
元々の保有比率が低いことに加えて、
当初の投資判断を行った際のシナリオが崩壊したとまで、
確証や大きな懸念を抱くまでには至らず(単に鈍感なだけですかねw)、
もう少し状況を見守りたいと考えています。
現在、株価が下落している背景としては、
まず上期の2割近い増益が予想されていたところに、
1Q利益が約半減、しかも外部環境の影響を受け、
その景況感や世界情勢に好転の兆しがなかなかみえないことへの不安が
増長されていることにあると考えています。
加えて、機械翻訳の台頭により、失われる仕事だと懸念され、
かつロゼッタ社のようにイケイケの会社が存在する中で、
翻訳センターの存在感そのものに疑義が生じているというのが、
更に拍車をかけているものと思います。
不安に不安が増長され、まだまだ来週以降も株価は軟調に推移するかと思いますが、
まぁこればかりはしょうがないです。
私の投資方針上も、当初の期待しうる成長シナリオが破綻、
あるいは大きな疑義が生じたときには躊躇なく損切りをするわけですが、
損切り額の量などでその判断を曲げたくはありません。
そもそもチキンな性格で分散し過ぎな程に分散しているので、
このように達観していられるわけですけどね。
というわけで、シクリカルの影響だけであれば甘んじて受け入れますが、
シナリオ期待が続く限りは放置する方針です。
もちろん、ポートフォリオ全体の状況などを踏まえて、
取捨選択の一環で行動することはあるかもしれませんけどね。
今のところ、いくらでも損が出来そうな翻訳センターの株を抱えておきます(笑)。
【決算精査】 2483_翻訳センター(20年3月期_1Q決算) https://t.co/9z4c5ti0hk
— まるのん (@marunon_invest) August 9, 2019
■サンセイランディック
決算の精査記事をUPしています。
底地の状況がやや気掛かりでしょうかね。
【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_2Q決算) https://t.co/vl9ZbvjxiS
— まるのん (@marunon_invest) August 9, 2019
■トーカイ
決算が開示され株価がどう反応するかなと関心をもっていましたが、
自己株買いが入ったこともあり若干持ち直した感じでしたね。
この株価水準に入るとさすがに自己株買いが入るのだなということと、
薬価改定や介護報酬改定などがあり収益が凹凸しやすい環境とはいえ、
総じて安定的な需要があるビジネスをやっていることからも、
全く面白味はないかもしれませんが、まぁいいのかなと思っています。
ポートフォリオの構成上、下位に成り下がっているのは残念なのですけどね。
■シュッピン
証券会社のレーティングにおける目標株価が1500円と増額されたそうです。
確かに1Qの走りだしは好調ではありましたが、
足元で時計など高額品の動きや弱含みしていることと思います。
インバウンドも減っているようですから、
もちろん計画は超えてくるでしょうが、先行きはそんなに明るくもないかなと考えています。
まぁ私が警戒しているということは、買えば儲かるということなのでしょうけどね(笑)。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

またお金減っていますね。
6.雑記
改めて整理をしたいと思いますが、
SNSの発信について色々な事を考えています。
暫定的に場中の取引履歴のツイートはやめました。
元々ベストエフォートで出来るだけリアルタイムにと思って続けていました。
その目的は、自分自身が不必要な取引をしないように
客観視を持たせる意味合いが一番強かったです。
しかしながら、ツイートに頼らずとも、自制出来る環境になっているため、
リアルタイムでのツイートに躍起にならなくてもいいかなと思ったためです。
また、私のツイートは株価形成には全く影響はないのですが、
SNSでは様々な方が見られている可能性があります。
中には企業のIR担当の方等もご覧いただいていることもあり、
不必要に個々の売買を晒すこともあまりいいものではないかなとも思います。
とりあえず場中の取引履歴等のツイートをやめる事にしました。
— まるのん (@marunon_invest) August 13, 2019
自分の安易な取引を抑制するために続けてきましたが、幸いながら自然に自制も身に付いたためです。そもそも下手くそな取引履歴のツイートを続けても誰の得にもなりませんしね(笑)。ちなみに翻訳センターさんは放置してます。
また、この週間の定点観測記事や、月間の記事なども
投資方針上で継続する旨を定めているため、
少なくても今年は続けるつもりでおります。
しかし、これまでの力の入れようからは少し肩の力を抜こうかなと思います。
これも成績が芳しくないからというわけではありません。
ちなみに申し上げておくと、私自身はネタで損したとかいっていますし、
実際お金増えてないのは事実ですが、
自分の身の丈を鑑みると、上出来だと思っています。
この記事も第一には自分の定点観測や振り返りのためにやってきたことですが、
その習慣も身について、「書く事」にそこまで躍起にならなくてもいいのかなーと
思っていることもあります。
特に今は子供の夏休み期間ということもあり、
そういう部分にももっと時間を割きたいとか、色々な背景があります。
いずれにせよ、30年かけて運用するスタンスは変わりませんので、
何かしらの方法や粒度での情報発信はやめるつもりはありませんので、
引き続き、お付き合い頂ければ幸いです。
というわけで、明日は青春18きっぷで家族で日帰り旅行です!
【決算精査】 2483_翻訳センター(20年3月期_1Q決算)
■銘柄分析シート
未作成
1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
翻訳センターは上期で2割の増益予想だったこともあり、
まさかの5割近く減益の1Q着地に、皆さん悶絶ということで、
PTSでもストップ安に売り殺到ということですね。
内容としては、特許分野は好調な一方で、
シクリカル要素の高い自動車分野はもちろん、
医薬分野でも減収となっており、
更に企業の管理系部門からの売上も低迷したようで、
減収をベースとした利益悪化です。
いわゆるグロース系の会社では最悪な状況ですね。
もちろんIR照会をかけていますが、
まぁ足元の状況としてはまだよくわからないというのが率直な所です。
ただ、私はMT翻訳の本格化による効率化による利益好転をメインにして、
長期的なグローバル化への対応といった所に期待しており、
そのメインシナリオが今回の決算で毀損したとも思えません。
短期的に懸念は台頭する一方で、
過敏に事業そのものが毀損していると判断する要素もないかなと思います。
ただ呑気にしていると、景況感の影響がより色濃く出てくると、
シクリカル面で規模の急激な収束がみられるわけでもあり、
そうなれば事態は決して甘くありません。
そしてそれを考慮して、5%以上の準主力以上に
比率を上げられていない側面もあります。
このシクリカル要素の影響は株主総会でも言及があったわけで、
短期的には影響を受ける、
長期的にはフォローだという判断はまだ変わりません。
総合評価は足元の不安が一気に台頭してきたという意味では、
「2」(ややネガティブ)となります。
株価的には残念ながら、相当な失望を買うものと思います。
2.定量数値の確認
(1)売上・利益の状況

売上は2,886百万円から2,735百万円となっており5%減収です。
減収額は1.5億です。通期予算が126億、上期予算が61億ですね。
まぁたかが1.5億、されど1.5億って感じです。
原価率は前期の41.1%に対して42.0%と微増です。
だいたいここ数年は39%から43%の間で推移しており、
今1Qもその範疇での推移です。
(2)販管費の状況

短信の中でも販管費増とありますが、
額にすると前期比で43百万円となります。
一昨年と昨年では+1億ですから、増額の幅そのものは抑制されています。
販管費率は38.8%とここ数年では15・3期の42.4%、
16.3期の40.0%辺りが高かったですが、
そこまではいってない感じですね。
なんにしても売上の抑制があったことが原因だと思います。
なお、有報によると、販管費の使途は半数程度が人件費のようですから、
特別な支出をしたというより、処遇や採用に係る人件費の上昇なのだと思います。
(3)営業利益の状況

販管費の増というより、粗利の伸長が悪い、
すなわちトップラインの伸長が抑制された結果の大幅減益です。
(4)進捗状況の確認
上期予想に対しての進捗率は売上44.9%、営業利益22.0%です。
売上の進捗率は、3年平均で50.7%、5年平均で50.0%
営業利益率の進捗率は、3年平均で48.7%、5年平均で39.1%です。
過去最低では営業利益率10.6%というのが15.3期でしたね。
従って上期進捗からみるとだいぶ出遅れている感じがします。
通期でみると今期は売上で21.7%、営業利益で8.6%の進捗で、
5年平均ではそれぞれ、23.6%、14.4%です。
こちらの観点でも出遅れていますね。
ちなみに5年平均で単純に割り戻すと、売上116億、営業利益6.1億です。
利益は4割ほど予算未達ということになり、
単純に考えるとEPS120程度。
株価を2000円とするとPER16倍位ですね。
大幅減益となったとして、決して割安感が出ないので、
株価も下がるということなのだろうと思います。
(5)配当の確認
特に変更はなしですね。
(6)セグメントの確認
後述するIR照会の結果も一部踏まえて整理しています。
■特許
受注は好調。
特許事務所、企業内知的財産部署からの双方から引き合い堅調。
売上計上も問題なく2桁増収。
■医薬
製薬会社から引き続き大型案件の受注あり。
前期のスポット大型案件の検収分の差額剥落により減収。
元々、相応に長い線表の案件があったのだが、
それが前4Qと今2Q以降に計上される計画となっており、
元々1Qの計上が弱くなる傾向は織り込んでいた。
医薬は新薬のタイミングやその規模やスケジュールによって
検収のタイミングなどもずれてくる傾向があって、
今回はIR担当としても大変見え方に苦心した模様。
(つまり間が悪いということで、そのようにおっしゃっていました)
■工業・ローカライゼーション
エネルギー業界は堅調も自動車業界が受注・売上共に低調。
自動車各社の決算を見ていても業績が停滞している部分もあり、
各社十分な予算取りが取れにくくなっている要素があるのは事実。
(つまりシクリカル面の影響を早速受けているということですね)
一方で自動車各社はグローバル化の流れは止められず、
一定の業務は今後も発生するし、
一時期の停滞感からは足元は脱して営業部門内からは
復調の傾向になってきているようだ。
(ここの復調はまだ眉唾ものですけどね)
■派遣
求人の需要は堅調。但しGWの影響もあり稼働日が減り、
減収要素となった。
■通訳事業
堅調に推移。
■コンペンション事業
堅調に推移
■その他
子会社売却の影響もあり減収
こう見ると、医薬はちょっとタイミングが悪く不幸だった、というように
受け止められなくもありません。
もちろん楽観も出来ませんし、通期の視点でみないと
なかなかトレンドが見えてこないのかなと思いました。
感度が高い方にとってはもうわかるよ、ってことかもしれませんけどね。
自動車については、正直よくわかりません。
もっと悪くなるのかもしれません。
とはいえ、ビハインドであることは認められていましたし、
上期で挽回できるかという点でいうと厳しい印象を受けましたし、
通期も危ぶまれる状況だと思います。
ただ、今期の可否で元々の投資判断を下しているわけではないので、
その先を見据えていきたいなとは思います。
ただ、本格的なシュリンクに繋がるのかは、
2Q以降の動向をよく注視して、
状況次第では対応を慎重に考えたいと思います。
(ポートフォリオ全体の状況次第ですかね。)
3.定性情報の確認
今回は特に新規の施策等の言及はありません。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況

(2)IR照会の状況
IR照会をしています。
あくまで私の激しい思い込みによる主観に基づき記載されており、
曲解している箇所も含め正確ではない可能性が含まれています。
その点、ご容赦くださいませ。
また、配慮をして書いていますが、
もし会社側を含めどなたかにご迷惑をおかけするようであれば、
即刻記載を削除いたします。
Q
自動車向けが停滞しているとされているが、
その背景はどのようなものか。
シクリカル面の影響を受けている、あるいは競合の関係も含めてどうか。
A
どこかに仕事が奪われているというより、
自動車各社の決算からも業績にブレーキがかかっており、
各社内での予算取りについてはより厳しさが増している事による影響と捉えている。
一方で、自動車業界全般において翻訳需要は必ず求められるものでもあり、
1Qで落ち込んだままで終わるとは考えておらず、リカバリをしていきたい。
Q
リカバリということだが、外部環境がなかなか好転していない中で、
足元の営業活動はどのような状況なのか。
既に底入れしているということなのか、まだ不透明なのか、
あるいはまだまだ底を掘っているという状況なのか。
A
足元の状況として営業現場から聞こえてきている状況は
底入れして復調してきているという状況である。
Q
医薬向けの減収は大型案件もあれど、スポット案件で減収も大きいが、
どのような状況なのか。
A
医薬向けは前期に大きな案件が計上されてきている反動という面もあるが、
元々、足元で検収までにやや長い線表の案件を抱えており、
たまたま前4Qと今2Q以降に計上される案件が内在しており、
今1Qに計上出来なかった要素がある。
IR担当としては悩ましく、間が悪いなというのが率直なところ。
Q
ということは医薬向けのビジネスの状況そのものに
何か変調があるというわけではないのか。
例えば競合に仕事を取られているとか、
医薬全般に需要停滞がみられるということはないのか。
A
特にビジネスの概況は変わったとは思っていない。
但し、新薬の申請などはタイミングや量によっても
案件となる量や線表の長さがまちまちであり、
今1Qに関してはどうしても間が悪く見栄えが悪くなっている。
しかしながら、足元でも大型の案件を受注出来ているため、
表面の数値ほど悪い状況ではない。
※金融・法務分野の管理系部署の低迷についてはここでは割愛します。
Q
上期や通期に対する認識は
A
リカバリが必要な状況である。
元々、予算策定のタイミングでやや自動車向けが弱いことは感じていた。
そんな中で予算策定を行っており、そこから回復基調にあることや、
医薬や特許の受注堅調な状況なども踏まえて修正はしていない。
ただ、出遅れている事は事実なので、頑張っていく。
(主観的には上期は無理、通期でもリカバリは無理かなという印象)
5.さいごに
自動車向けをはじめとして、シクリカル要素の影響を受けていますが、
今後どのように推移するかは注視が必要です。
回復が超長期になると思われるくらいに毀損してしまうようだとどこかで一旦株を売るという
選択もでてくるかもしれませんが、その判断には敢えてもう少し時間を置いてみてみないと
ならないかなと思います。
(その時には既に手遅れかもしれませんけどねw)
投資前提のシナリオを照らして慎重に判断をしていきたいと思います。
なお、同社は原価構造も登録翻訳者さんへの支払いが大変であり、
直営労務費はそこまで高くなく、また材料費等も少なく、
損益コントロールは比較的しやすい構造になっていると理解しています。
実際にIRの方とお話をする中でもそのように感じているわけです。
ですから、仮に予算未達となってもそこまで醜いことにはならない
つまり通期で赤字、なんてことにはならないのかなと思っています。
財務も厚いですしね。
もちろん、同社へはどうやらSNSでも期待が高かったようで、
失望売りは容赦ない気がします。
てか、そもそもなんでそんなに期待が高かったんですかね。
この領域では皆さんロゼッタだと思っていましたよ(笑)。
株価は半値の1250円でPF全体への影響は2%程度ですから、
軽微なわけですが、仮に1250円になったとすると
EPS120円とするとほぼPER10倍ですから、
シクリカル面の影響を受けたとするだけなら、
MT翻訳などの本格化での収益貢献期待が残っているなら、
面白いのかもしれませんね。
【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_1Q決算)
■銘柄分析シート
PDFファイルリンク
■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
1Qでの営業赤字から回復し、上期予想も超過しての着地です。
四半期単位にみると営業赤字となったり、急に計画を超過してみたりと忙しいですが、
株価の方は地を張っていますね(笑)。
元々1Qで計上予定としていた居抜きは2Qで計上されてきた一方で、
底地は計画を下回っている状況のようです。
底地の方が利益率は高いわけですが、そこが大幅に計上未達となりつつも、
計画超過となったのは驚きましたが、
そもそも超過しようや赤字だろうが、四半期決算で論じても仕方ありません。
底地の状況がやや気掛かりではありますが、
仕入も概ね計画通りに進捗しているようです。
表面上は来期の中計最終年度に向けてやや弱くもみえますが、
まぁ今の市況でリスクを過大に仕入膨らませるのも怖い気もしますから、
居心地がよいのかもしれませんね。
私の総合評価は想定通り「3」となります。
2.定量数値の確認
(1)売上・粗利の状況

粗利率は30%程度で前期の2Qではやや大きく40%弱までありましたから、
この点では粗利率は下落していますが、
過去のトレンドから見れば大きく外れるものでもありません。
●底地
計画より下振れしているようですね。
ここは後述の通り、IR照会をしています。
●居抜き
計画を超過しています。
1Qから期ずれしたものも含めて計上出来て良かったですね。
ちょうど、1Qの時のIR照会の通りの結果となっています。
●建築事業
増税の駆け込み需要があったようです。
それでもセグメント赤字なんですけどね。。。
(2)販管費の状況

販管費は2Qでだいぶ抑制した印象です。
販管費率は2Q単では14.8%となっており、これは過去を見ても最低水準です。
とはいえ、額面では増額しており、給与に還元しているようですので、
いい傾向かなと思います。
(3)営業利益の状況

粗利率が安定する中で、特に2Qでの販管費のコントロールにより、
2Q単の営業利益率は15.7%となっています。
前期も高かったのであまり目立ちませんが、このビジネスモデルで、
この利益率が出るのは凄いな―と思います。
(4)今期予想の確認
上期の計画は超過していますが、
案件の入り繰りもあるでしょうし、特に底地の動向がリスク含みでもあるのか、
通期予想は据え置いています。
(5)配当の確認
配当も特に変更なしです。
(6)セグメント毎の確認
底地は一部に販売の遅れがあるのでこの点は注視です。
建築は相変わらず赤字ですが、最終的には黒字化にするということだったはずなので、
下期の動向に注目です。
(7)建築事業の受注状況
決算説明資料で受注も前期比+175%となっていますね。
まぁ前期までは弱すぎたともいえますし、
母数が少ないので%で表記してもあまり意味がないかもしれませんね。
(8)仕入・棚卸状況
仕入も底地、居抜き、所有権のバランスが良く仕入れられており、
棚卸資産も引き続き高水準を維持しています。
不動産は市況が転じてきているともいわれていますが、
実需で仕入の際に販売チャネルをあらかじめ見通しての対応をとっており、
そこまでリスクは高くありませんが、やはり居抜きではリスクも高まるので、
急な市況転換により在庫を抱え過ぎてしまうことには注意が必要ですね。
3.定性情報の確認
特に新しい情報はありません。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況
株価は地を張っています。

(2)IR照会の状況
IR照会をしています。
あくまで私の激しい思い込みによる主観に基づき記載されており、
曲解している箇所も含め正確ではない可能性が含まれています。
その点、ご容赦くださいませ。
また、配慮をして書いていますが、
もし会社側を含めどなたかにご迷惑をおかけするようであれば、
即刻記載を削除いたします。
Q
底地の販売が計画を下回っているとのことだが、
以前にも測量の遅れや業務が回っていない、
あるいは想定していた買い手の都合で新たな契約先を見つける必要があるなど、
様々な要因があったが、今回はどのような経緯か。
A
大型物件にチャレンジしたのだが、区画の引き渡しが続く中で、
最終的に残った区画の一部がどうしても販売停滞している面がある。
これまでの在庫の適正化の一環で特命チーム等で対応しているように、
適正な利益を確保しつつ、多少利益を削っても販売に注力し、
プロジェクト全体としての利益を確保するように今後も対応していく。
※つまり一部に販売停滞しているものがあって、
その販売に少々手間取っているということですね。
Q
その販売先はこれから探すという状況なのか、
ある程度商談が進み纏まる方向に進んでいる状況なのか。
A
ゼロベースでこれから探すというより、既にいくつかの候補があって、
利益の状況をコントロールして、プロジェクト全体として利益確保を目指している。
Q
景況感の変化なども影響しているのか。
A
景況感の変化というより、経験が浅い大規模底地を手掛けたという側面もあり、
想定していた利益もやや強気になった上での仕入であったかもしれない。
そのため、販売にやや苦戦しているという状況であり、
景況感の変化という捉え方はしていない。
但し、景況感の変化というと、底地は心配しておらず、
むしろ居抜きの方がリスクは高いと考えている。
※これは今までもずっと教えて頂いたことですね。
Q
建築事業はまだ赤字だが、増税駆け込みの影響があったのか。
それを踏まえての赤字とはどう捉えているか。
A
増税の駆け込みはあったと考えている。
今期に黒字にするためのリカバリプランをもっており、
下期に向けて検収が進み黒字化できる見通しで捉えている。
Q
当社は業績の計上見込み時期によって進捗を見ても意味ないと
知りつつ、上期は超過しているか下期は何かリスク含みな事項はあるか。
通期を据え置いているので聞かせてもらいたい。
A
特段のリスクはないが、やはり底地の動向は注視している。
今後多少利益率が下がっていくことも想定しつつ、
プロジェクト全体の利益を確保していくよう取り組みを継続していきたい。
5.さいごに
1Qの時のような赤字という悲壮感もなく、
一転計画超過ですが、底地の状況などやや気掛かりな面もあります。
赤字になっても特段不安もありませんし、
今回超過したといわれても楽観もありません。
それくらいニュートラルに達観していればいいかなと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.1% となりました。
前週比は ▲0.0% で推移しました。

今週は横ばいです。
週明けには色々被弾する予定ですけどねw
2.全体所感
米中の問題が債権市場や金利に大きく影響を及ぼしたり、
色々と騒がしいわけですが、孫さんのツイートで自省した次第です。
孫さんの含蓄のあるお言葉をWBSから頂きました。
— まるのん (@marunon_invest) August 7, 2019
ささいなノイズに右往左往してます、私(笑)。 pic.twitter.com/lts4vAVZj0
決算シーズンに入っていますが、
この示唆のある言葉を旨に表面上の数値やそれを受けた株価に
惑わされて自分の想定していた事と違うことをするのは控えたいなと思います。
投資判断も自分の期待シナリオに沿っているのか沿っていないのか、
その点をよく見て一喜一憂しないように改めてありたいなと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はヤオコーがPFに仲間入りし、現金比率は20%まで下がっています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

あまり週間では動きがなかったようです。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ヤオコーの評価は色々暫定ですが、PERは17倍と決して安くはないですね。
それでもPFにぶち込んだのでやらかしそうですね(笑)。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■ステップ
STEPキッズ茅ヶ崎校の募集が始まりましたね。
来春開校ですが、数年で黒字化してくれる想定だと思いますが、
キッズ分野はまだ拡大余地も大きそうですね。
■ソーシャルワイヤー
決算が開示されています。
【決算精査】 3929_ソーシャルワイヤー(20年3月期_1Q決算) https://t.co/fuLljHkktS
— まるのん (@marunon_invest) August 5, 2019
■東鉄工業
決算が開示されています。
【決算精査】 1835_東鉄工業(20年3月期_1Q決算) https://t.co/JarS6hkZFX
— まるのん (@marunon_invest) August 9, 2019
■サンセイランディック
決算が開示されています。
まだ決算精査記事をUP出来ていませんが、概ね順調ではないでしょうか。
あまり四半期単位の進捗見てもしょうがないですからね。
1Qで営業赤字で市場は驚きましたが、
2Qは計画超過とかなってて、もう四半期決算やめたらって感じですね(笑)。
なお、IR照会も行っておりますので、別途記事UP出来れば補足したいと思います。
■翻訳センター
決算が開示されています。
大幅な減益で悶絶ってやつですね。
PTSはストップ安でまだまだ売りたい人が多いようです。
そんなに期待が高かったんですね~株主総会の過疎ぶりをみても、ちょっと意外です。
こちらもIR照会を行っておりますので、
もし記事UP出来れば補足したいと思いますが、
保有比率も低いので記事UPは割愛するかもしれません。
■ヤオコー
決算が開示されています。
四半期では微減益ですが、特に問題はないと思います。
増税後にどの程度落ち込むのでしょうかね。
■日本管理センター
決算が開示されています。
【決算精査】 3276_日本管理センター(19年12月期_2Q決算) https://t.co/4OuYjXjiK8
— まるのん (@marunon_invest) August 5, 2019
■WDBホールディングス
決算が開示されています。
記事はまだUPしていませんが、順調ではないでしょうかね。
減益がやや嫌気されるでしょうかね。
1Qは連休で営業日が少なかった点が減収要素となっています。
CRO事業で海外の状況はとりあえず最悪期は脱したのでしょうか。
特に懸念のコメントは書かれなくなっていますね。
人材や拠点への投資をしているため、今期は横ばいで着地を想定していますが、
ドコニコがリリースできなくなっていることから、
当初計画予算に対してどのような作用をするのかも注目しています。
■シュッピン
決算が開示されています。
エクセルはUPしていますが、IR照会を残しており、
今日電話できたので、改めてUP出来たらUPしたいと思います。
シュッピン電話。時計の特需は私の誤認で、ECと店舗のバランスだけで、特に押上げ効果はなく、中古カメラの利益率改善が想定超に効果発現とのことでした。従って比較的継続性がある事も確認出来ましたが、リスク項目としては時計等の高額品において景況感の変化でインバウンド含めた動向に注視です。
— まるのん (@marunon_invest) August 9, 2019
■トーカイ
決算が開示されています。
普通に増益になっていますね。
株価がかなり売られていたので、どんな減益が出てくるのかと
身構えていたせいか、普通で拍子抜けしました。
自己株買いが同時リリースされており、
さすがに株価対策してきましたね。
あと過去に従業員の不正があったようで、これは残念ですね。
■システムインテグレータ
異常検知プログラムのエイシアがMSのAzureの認定を受けたそうです。
適時開示もされていないので、あまり知られていないでしょうかね。
■ホクリヨウ
決算が開示されています。
赤字決算ですね。
償却費や元々の雛の仕入が集中する計画とのことで、
想定通りと読めますね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

来週は比較的大きく毀損しそうですが、
もう毀損する貯金もないんですけどね。。。。
6.雑記
夏休みも後半戦に突入ですね。
子供に色々な景色や経験を共有して過ごせているのでとても楽しいです。
流石に窓際ではありますが、
もう少し会社に出社して仕事もしないとな、と思っています。
【決算精査】 1835_東鉄工業(20年3月期_1Q決算)
■銘柄分析シート
PDFファイルリンク
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
前期の1Qには民間工事に一部に採算性の悪い案件があり、
大きく凹んだところからV字回復という決算です。
利益率からは従来の水準に戻ったところであり、
増益率の見た目ほどインパクトがあるものではありませんが、
順調にお仕事をこなしている状況が読み取れます。
今後の占う受注高については、民間一般企業向けが大きく落ち込む一方、
JR東を中心とした民間鉄道、官公庁は好調な状況となっています。
全体として全社の落ち込みが大きく当期間の受注は1割ほど減っていますが、
鉄道向けは堅調ですし、1Qという期間はあまり動きがない期でもあり、
今後、業績見通しの前提として受注を積み増せるか確認していきたいところです。
特に同社の場合、鉄道向けが一番の強みで利益率も高いですからね。
また主に今期の売上に転じていく繰越高は最高水準を維持して
微増している状況ですから、今期の売上も期待をしたいと思います。
全体として特に新しいカタリストのようなものが生まれる要素もなく、
サプライズもないわけですし、決算も通常の範疇でしょう。
総合評価は「3」(ニュートラル)です。
2.定量数値の確認
(1)売上・利益の状況

1Qは当社にとっては閑散期です。
そんな中でまずは順調な滑り出しというところでしょうか。
利益率の状況も通常の範疇に戻ってきています。
前期が採算性低下の案件があり下がっていた特殊要因でもありますけどね。
(2)販管費の状況

販管費もうまく抑制しているようで販管費率も過去トレンドと同様かと思います。
(3)営業利益の状況

営業利益率も特に変化はないですかね。
(4)進捗状況の確認
2Q計画に対する進捗は売上で45%、営業利益で39%です。
過去5年平均で売上41.5%、営業利益25.1%で
過去3年平均で売上41.8%、営業利益26.5%ですから、
過去と比較すると進捗はよいことになると思います。
しかしながら、通期は期末偏重なので4Qがどうなるかによって決まるため、
あまりここで皮算用しても仕方ないかと思います。
5年平均で割り戻してみると、
2Q累計での売上は売上は559億、営業利益は53.7億となります。
業績予想は売上510億、営業利益は35.0億です。
従って、単純な進捗率からみれば
売上で10%弱、営業利益50%強程度の上振れ期待となります。
ただ、同社は案件の検収時期の兼ね合いで収益計上が四半期単位では
大きくぶれるため、このような皮算用はあまりあたらないかなとも思います。
(5)配当の確認
特に変更はなしですね。
(6)先行指標の確認
■受注高

民間一般は前期にはマンション建築など、当社のコアコンピタンスとは異なる工事もあり、
その分が剥落していることで減少となっています。
一方で鉄道向けや官公庁一般は堅調に推移しています。
鉄道の利益率は総じて高い傾向にありますから、
リソース面からもマンション建築でカバーするよりはいいかなと思います。
■繰越高

繰越高も過去最高水準を維持しています。
こちらは目先で売上に転じる内容ですから、
少なくても当面は堅調な数値が上がることを期待しています。
3.定性情報の確認
IR照会のトーンも明るく、受注の状況も含めてニュートラルと判断しました。
お仕事が沢山あって・・・という声からも引き続き順調かなと思います。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況

株価はずっとレンジ相場ですね。
あまり大きな材料があるわけではないため、
ゆっくり安定的に推移してくれればいいかなと思います。
(2)IR照会の状況
簡単にIR照会をしています。
QA形式ではなく、箇条書きで簡易的にメモ残しておkます。
・受注は1Qという季節柄、社内ではニュートラルに受け止めこんなものという感覚。
・進捗は堅調に推移しており沢山のお仕事に恵まれている。
※民間より鉄道の方が利益率よいしお仕事恵まれている環境下での戦略かなと。
・民間の外部環境の変化はほとんど実感していないがマンション等は抑制されるかも。
・半期進捗はあまり重視していない。通期でお仕事は十分あるので着実にこなしていきたい。
・機関投資家からも現状を評価して頂いている(そのようなQAを多くいただいている)。
5.さいごに
特にサプライスもあるわけもなく、堅調な決算かと思います。