投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +5.2% となりました。
前月比は +1.5% で推移しました。


20190731_パフォーマンス推移表(月間)



2.全体所感

今月も比較的マイルドな1か月だったでしょうか。
一部のテーマ性を有した銘柄や個人投資家に注目している中小型株が
相変わらず強い動きをみせているように思います。

企業業績は省力化などに取り組むSierなどが特に強く、
内需の企業においても例えば外食などでも前期に人手不足などの課題に対して、
適切に対応できているところは足元回復基調もみられます。

ただ、外需の企業はやはり相応の減益が出てきており、
シクリカルな企業は中短期的にはより選別する視点が求められそうですね。

私の保有銘柄でもまちまちですが、
きちんと自分の期待するメインシナリオからずれていないかだけは
注意をしていかないとなりません。
それは足元の業績やそれに過剰に反映する株価におののくことなく、
やっていきたいなと思います。


3.銘柄に対する所感

各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

20190731_保有銘柄一覧(月間騰落)


株価は上位銘柄はぼちぼちといったところで、
一部の銘柄の下落が大きく足を引っ張っていますね。


4.運用来パフォーマンスについて

20190731_運用来推移





まるのんPFは運用来(2014年1月基点)で+213.0%となりました。
同期間のTOPIXが+120.2%となっています。



5.ポートフォリオ構成について


前月末と今月末のポートフォリオ構成の変化です。


◆月初のポートフォリオ
20190628_ポートフォリオ内訳


◆月末のポートフォリオ
20190731_ポートフォリオ内訳

特に変化はないですね。


7月月間の売買は以下の通りです。


■買い
取引なし


■売り
取引なし


月内でみると株価はそれなりに騰落を繰り返しているので、
もう少し機動的に売買してもよいのですが、
今月はいくつか出していた注文も約定せずで終わりました。



なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。


20190731_資産残高推移表


20190731_保有銘柄一覧(指標)




5.さいごに


投資へのモチベーションが下がっているわけではないのですが、
考えてみると元々言動もそこまで高くありませんでした。
特別な会計知識や小難しい論理もよくわかりませんし、
それをあまり深くわかろうともしていません。

このような姿勢に対して、上昇志向がなくてけしからんとか、
成長しないよね、と思われてしまう点もあるのですが、
元々私は投資においても、出し抜いた成果や崇められるような実績を
出していきたいとも思っていません。

ただ、投資を通して人との接点をもったり、
何かを共有したりしながらプロセスを楽しみたいと思っています。
そんな中で、TOPIXをなんとか少しだけ上回れれば御の字ですし、
自分の掲げた目標に沿っていければいいなと思っています。

今月も敏腕投資家の抜きんでた実績を目にすることと思いますが、
そんなときに焦ることなく、これまでのぺ―スを歩んでいければいいと思います。


※(2019/7/30 23:00) IR照会結果を追記しました。

【決算精査】 2378_ルネサンス(20年3月期_1Q決算)

■分析PPT資料 (PDF) ※画像をクリックしてもPDFが表示されます。
リンク
SnapCrab_NoName_2019-7-30_1-5-31_No-00.png




■補足エクセル資料(PDF)
分析シート表紙
分析シートグラフ


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

減収減益決算ということで、
株価的には失望となるでしょうかね。
同社はだいたい日経新聞にリーク記事が出るのですが、
こういうケースだと出ないのですね(笑)。

中身については、会員数の状況が一番気になる所ですが、
会員数はプラスに伸長していますから、大きな懸念はないとも感じます。

減収の要因もある程度はっきりしていますし、
減益の要因のうちエネルギーコストの増加は気になるところですが、
デジタル投資の効果がどう出るかはまだ時間を要するでしょうから、
こちらは概ね会社見通しからすれば想定通りなのかなと思います。
新規施設の進捗も計画通りのようですし、
この他、新業態やFC化の動きも特段ネガティブな要素は見当たりません。

今期の業績達成可否という視点でいくと、
不確実性は色々ありますからよくわからないですが、
長期的な方向性としては特に見立てを変化させるものではありません。

まぁそもそも1Qは収益の閑散期となりますから、
ここで%で減収減益におののいでもあまり意味ないかなと思います。

事業全体としては概ねうまく進捗しているようですから、
総合評価としては「3」(想定通り)です。


2.詳細

四半期決算ですので、PPTの更新箇所のみここでキャプチャ張っておきます。


SnapCrab_NoName_2019-7-30_1-6-5_No-00.png

→決算のサマリです。
短信表紙の定量結果をみると減収減益ということですが、
中身はそこまで悪いものではないかなと思います。
今期の業績達成可否に注目する立場だとしても2Qを見ないとわかりませんし、
その観点では楽観視はできないとも思いますが、
まぁ私はいいんじゃないですかね、という評価です。


SnapCrab_NoName_2019-7-30_1-6-15_No-00.png


→売上と粗利の状況です。
千里中央の閉店影響とエステ等の純額表示へ変更の影響がそれぞれどれだけあって、
補正した際の売上を把握してもよいのですが、現時点ではIR電話はしていません。
減益要素についても投資とエネルギーコストの各項目の影響をもう少し知りたいですが、
そもそも同社は従業員の還元も行っており、その比重が高いことからも、
給与改定等の影響も大きく、これが粗利率向上に限度が見えていることを示唆しているともみえます。


SnapCrab_NoName_2019-7-30_1-6-35_No-00.png

→新規施設のオープンもありますし、時期的にも年度切り替え時の販促を投下しています。
減収の影響で販管費率もやや高い状況となっていますが、
過去の1Qと比較しても特に大きな変化はありません。



SnapCrab_NoName_2019-7-30_1-6-53_No-00.png


→営業利益は粗利と販管費の状況で説明がつきますが、
粗利の低下がより大きな要因となっていますかね。


SnapCrab_NoName_2019-7-30_1-8-38_No-00.png


→株価は現状のEPS予想ベースでみるとPER11倍程度で、
ここから決算失望で売られていくようですと、PER10倍割れくらいまでいきますかね。
この程度まで来ると、利益横ばいまで下方修正がきても、
ある程度下値は見える気がします。
特に現状では会員数が低下しているわけでもないですから、
今のように緩やかながら会員が純増していればいいんじゃないか、くらいに思っています。




3.さいごに

オリンピック関連とかいわれなくなって、
株価も過疎というかだいぶ減益懸念を先取りして株価も軟調に推移しています。
現金比率の状況次第では、PER10倍付近まで安くなってくれれば、
買い戻しを検討してもいいかなと思うのですが、
まぁゆっくり考えます~。


※2019/7/30 23:00追記

IR照会の結果をメモしておきます。
あくまで私の主観で記載していますので、
事実と異なる可能性がありますので、その点ご了承ください。


Q
会員数は+1.5%と順調のようにみえるが、
新規積み上げを除いた既存店ベースで見た時の状況は?

A
既存店ベースでもプラスの状況。

Q
千里中央の閉鎖の影響での純減分を考慮してもプラスということか。

A
千里中央の閉鎖により、近隣施設へ移転して下さったお客様もいる。
しかしながら残念ながら解約されたお客様もいらっしゃった。
そんな中で他施設の掘り起こしを着実に進めてプラスとなっている。

Q
元氣ジムジュニアが4か月で早々に黒字化したとのことだが、
事業開始時の投資回収計画と比べての状況はどのような状況か?

A
想定以上の需要があり我々も驚いている。
開所と同時にほぼ定員が埋まってしまい、需要の強さに驚いている。
立ち上がりとして順調に事業を開始する事が出来ていると認識している。

Q
現時点ではまだ全体収益にはほぼ影響がないレベルの小さなものだと思うが、
今後の展開についてはどう考えているか。
これだけ需要が強いとわかると拡大戦略を取るのか。

A
もちろん、計画上、このコンセプトで展開は進めていく。
一方でリソースの問題もある。
当事業では大きく理学療法士と保育経験者の2者の従業員が必要である。
理学療法士については、既存の施設に配置もしており、
比較的調達はしやすい状況と認識しているが、
保育経験者は5年以上の現場経験が求められ、
外部からの採用も含めて一朝一夕にはいかない面もあるため、
着実にやっていく。

Q
売上の減収は千里中央の閉鎖影響や
会計上の計上基準の変更の影響とされており、
これらは織り込み済みと思われるがその認識でよいか。
またこの要因を除いた際にも減収となるのか。

A
指摘の通り、これらの要因はいずれも計画織り込み済みである。
また、これらの要因を除いた場合、当然、増収トレンドとなっている。

Q
コストについて原油高騰によるコスト増とデジタル投資の増が嵩み
減益となっているが、これは当初の想定と比してどのような状況か。

A
原油動向を踏まえたエネルギーコストについては、
細かにみると強弱はあれど、総じてみれば想定の範疇内で推移している。
一方でデジタル投資は、主に1Qという状況もあり会員獲得のための
販促投資も含まれており、特に今期はIT活用した販促をかけており、
このような表現となっている。
当初計画より若干強めに販管予算を投下しており、
1Qでは減益要素が強く出ているものの、
その効果(会員数増)も出ており2Q以降も
利益を計画通りに進捗させていけると認識している。



イオンディライトの株主総会に行きました。


※聞き間違いや主観に基づく誤認を含む可能性が多分にあり、
個人的見解も介入しておりますので、ご参考程度としてお読み下さいませ。

※記載内容には配慮をしているつもりですが、当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が生じた際には、
即座に公開を取りやめます。



DSC_0525.jpg



■参考
・2019/5/13開催の定時株主総会が初参加ですが当総会レポートは自粛しています。
なお、その様子は、以下のサイトで動画にて視聴可能です。
但し、質疑の様子はカットされています。 → 定時株主総会リンク



■当日の流れ
10:00 開会
10:01 カジタク社不正会計に関するお詫び
 ~役員一同お詫びの礼~
10:05 議決権数・株主数の確認
10:07 カジタク社の不正会計の経緯説明
 ~役員一同お詫びの礼~
10:30 監査報告
 ~監査役お詫びの礼~
10:37 事業報告・今期活動計画(パワポで社長プレゼン)
10:55 議案上程
10:58 質疑応答
11:45 議案決議
11:47 閉会
※手元の時計による概算ですので多少ズレはあるかもしれません。


■議決権行使の状況
 議決権行使株主数 : 2,175人/6,500人(33.5%)
 議決権個数 : 443,859個/498,709個(89.0%)

2/末時点の株主(定時株主総会での議決権行使可能な株主)数:17,674人
5/末時点の株主(当臨時株主総会での議決権行使可能な株主)数:6,500人

となっており、半数以下に激減しています。
もちろん、これは当不正会計による失望もあったとは思いますが、
2月末時点の優待取得を目的としたクロス取引があったものと思います。
ざっくり1万人程度がかさ上げされているとして、
単元での優待は額面だけでも2000円程度はコストを生じており、
20百万円のコストとなります。
 


■全体所感
5月に開催された定時株主総会は、
カジタクの不適切会計に係る中間報告が出された直後ということもあり、
特にまだ何も語る事が出来ない中での開催でありました。
その際は、もうお通夜状態の暗い感じでした。
今回ははっきりと不正会計があることが認定され、
一応は再発防止も開示されてきた中での開催となり、
悲壮感は若干ながら薄まりましたが、
それにしても何度か役員の方が総立ちで謝罪をすることになり、
やはり異様な光景であることには変わりありませんでした。

しかしながら、本業の事業が概ね好調でもあり、
様々な施策でよい効果も出ているところもあり、
これから再発防止に努めつつも、前を向いて再び歩いていけそうな、
一筋の光のようなものが見られた印象でした。

機関投資家の議決権行使の行使結果をみてみると、
一部濱田社長の再任に反対票が投じられたのを確認しましたが、
議事運営はしっかりしたものですし、
濱田社長自身はカジタク取締役への就任は間もないこともあり、
厳しい世の中だなと感じます。
もちろん社長としての責任もありますし、それを逃れることは出来ないのでしょうが、
感情論からみても酌量余地があると私は思いますし、
絶対に口外はされないでしょうし微塵もその気配はないですが、
色々言いたいこともあるだろうなと心中お察しする次第です。

カジタクの件はとにかく内容も醜く、起こったことそのものは最悪な事案です。
そしてカジタクの事業そのものの継続性すら私は未だに疑義を持っています。
今回の不正会計とは関係していない家事支援サービスも損益トントンで、
意義はありますが、リソース最適化の観点でこのままでよいかと思っていますし、
今回不正会計があった店頭支援サービス事業はビジネスモデルが
実質破綻しているように見受けられ、この扱いについては、
きちんとした経営判断を下していってもらいたいと考えています。

いずれにせよ、再発防止の具体的行動に則って、
まずは損益以前にガバナンス遵守は最低限の部分なので、
しっかりお願いしたいと思います。

そして、この再発防止の内容を質疑の中で見聞きした印象ですが、
私は結構期待を抱きました。
もちろん、まだ実行フェーズはこれからですから、
それを見守る必要があるというのが大前提なのですが、
定性部分への強化が強く前面に出ていました。

いわゆる社内の経理を中心とした事務への監視強化の道まっしぐらというより、
本質的な事業価値や戦略構想の部分で地に足のついた議論を促し、
そもそも不正を働かなければならないといった営業優位の繕いが
そもそも生じ得ないような体制への意欲を感じられました。

予算主義で定量測定ばかりに目が向き、
それがプレッシャーとなり悪事が生じたという側面から
本質問題を見出すときに、その各フェーズに監視を強化するのは、
必要なことですが、それがコアであるはずはありません。
各事業の価値や進め方、またそのアクションプランの進捗監視といった部分へ、
本気で取り組むことが出来れば、むしろより大きく組織力が高まり、
事業全体の価値向上推進が進められるような体制になる可能性を感じました。

ぜひ膿を出して、社内の悪しき予算至上主義から、
予算達成を決めるプロセスをより戦略化して透明性をもったものにし、
そこで決めたものへ全身を注げるような再発防止の実行を期待したいです。

今回の臨時株主総会へ出席したのも、
この感触をどう受け止められるかというのを自分自身で感じたかったところで、
それが感じられたことは自分の中で納得感をもって投資判断をするという点で、
再度、大阪まで足を運んでよかったなと思っています。



■質疑応答の様子

※繰り返しになりますが、聞き間違いや主観に基づく誤認などが介在している可能性が高いため、
あくまで個人的なメモとして参考にして頂ければと思います。
※★印は私が質問させて頂いた質問です。


Q カジタクにおける契約交渉の状況・今後の見通し
 ・過去の歪んだ販売施策から見込まれる損失を保守的に引当計上と理解。
 ・契約交渉により保守的な引当金の戻入の余地はあるのか。
 ・特命チームによる契約交渉においてお客様へ理解してもらうことは可能なのか。
 ・また、社員が疲弊してしまいがちと心配しているが、対策などどう考えているか。

A
契約の中身やその具体的な交渉状況については、
相手もあることであり守秘義務遵守の観点からも回答を差し控える。
現在、カジタク社の社員及びイオンディライト本体から派遣した社員とが
ペアになり特命チームとしてお客様へご説明並びに契約交渉にあたっている。
大変困難な業務であるものの、丁寧に対応を重ねることによって、
相応の効果も出てきている。従って、この取り組みの中身を
個々に精査していく必要はあるものの、一定の戻入が出来るという状況の中で、
努力を重ねていく。(濱田社長)


Q 再発防止策におけるガバナンス強化と円滑な事業推進のバランス
 ・このような事態を招き、ガバナンス重視が色濃く出ていると理解。
 ・一方で円滑な事業推進の足かせになる懸念はないのか。
 ・例えば人事異動の頻度向上 →ノウハウ定着 実態運用が形骸化する懸念はないのか。

A
子会社管理という点で、定量的な数値至上主義に基づき管理を行っていたという反省がある。
新たなグループガバナンス強化は、決して予算達成に向けた管理を緩めることはないものの、
その予算策定のプロセスにおいて、各社のもつ事業環境やポテンシャルはもちろん、
グループ全体のリソースの状況を鑑みて戦略構想に基づいた策定に注力していきたい。
このような策定プロセスを経て決めた目標は、必達を目指して頑張っていくように働きかけるし、
そこで必要と判断した前提となるリソースも十分手当することで、
その事業の円滑な推進をサポートしていきたいし、
それが本質的なガバナンス強化に資するものと認識している。(濱田社長)



Q 監査役がカジタクの問題をいつ認識したか。処分はしないのか。
 ・本社の監査役とカジタクの監査役と監査法人とが監査にあたっている認識。
 ・3つの監査する立場があったが、いつこの問題を認識したのか。
 ・過去適正と判断した監査役も処分しないといけないのではないか。

A
当問題をいつ認識したかというと、会社認識時と同一であり、
監査役が事前に認識したということはなかった。
監査役としては、提出された帳票等を適正に監査したものと判断しているが、
提出された帳票の改ざんや、事実隠蔽が認められたこともあり、
その検知には至らなかった。
職責を果たしてきたとは認識しているものの、
今後同事象が生じないよう、第三者委員会の提言も踏まえて
監査役会として再発防止に取り組む所存である。
(森橋常勤監査役)

売上構成比で85%が本体での収益であることからも、
残念ながら本体中心のガバナンス体制となってしまっていた。
この点を十分反省し、グループ全体に目を向けたリソース(人材)の配置を
的確に判断していくことで今回防げなかった点を改善できる体制にしていきたい。
また、経営責任に関する処分の内容については、社内の役員懲戒規定に基づき
開示の通り処分を決定しているところである。
(濱田社長)


Q 自販機事業の状況について
 ・ハードの改廃を進めサイネージを実装等の新たな収益モデルへ転換中と理解。
 ・セグメント減益が継続しているが、いつ頃回復しどの程度の売上、利益を目指しているのか。
 ・今後の同セグメントにおける成長イメージについてぜひ期待感を示して頂きたい。

A
質問通り、将来の収益性を高める事を企図して、現在ビジネスモデルの転換中である。
自販機事業を取り巻く大きな課題は人手不足だと認識している。
従来は設置台数を拡大することでビジネス拡大を志向してきたが、
オペレーター(飲料を補充する人のことですね)が不足していることもあり、
この拡大戦略では立ち行かなくなるという危機感を抱いている。
従って、設置台数の拡大から、1台辺りの収益性向上の戦略へシフトする必要がある。
当社が設置する場所はモール内という強みがあることから、
既存の自販機の設置場所や機器の構成を変えていく自由度も有しているため、
そのような調整を図りながら収益性を高める活動をしていきたい。
また、電子決済については、WAON通貨圏を意識してスピード感を持って取り組んでいきたい。
(山里取締役)

※定量的な回答までは引き出せませんでしたね。
まぁ非開示なのでそもそも言えないということでしょうけどね。


Q 九州支社の組織再編の効果と今後
 ・各県に優秀な若手を営業所長としてアサインし、新たな案件発掘への循環が生まれ喜んでいる。
 ・この効果の発現のためこれまでのアプローチ方法と比べてどのような工夫をしたのか。
 ・よき効果を継続させ、また他支社へ横展開の余地はあるものか。

A
国内はより地域に根差した組織体制へ支社の在り方そのものを見直し、九州から着手をした。
九州南支店は熊本に拠点があり、そこで宮崎、鹿児島を包括して管理していた。
しかし、より地域に根差すという方針の下、各県に営業所を新設し、
現場のセンター長を担っていた若手社員から各県の営業所長へ登用した。
各センターで顧客に近い所で活躍していた若手社員が
ひとつの県を任されるという事で士気も向上し組織活性に繋がった。
また顧客からのウケも非常に高いものとなった。
これは九州だけでしか効果が得られないモデルではなく、全国で展開できると考え、
計画でも各地域でこのような成功事例を横展開していく活動を進めているし、
今後も進めていきたいと考えている。
(山里取締役)


【コメント】 個人投資家向けIR活動について
 ・不正会計という不祥事があっても、当社魅力を発信し続ける活動はぜひ継続して頂きたい。
 ・こういう時だからこそ、情報発信をきめ細かく、そして発信し続けことが大切だと考えている。

A
「こういう時だからこそ、IRw積極的に発信していく」というのは本当にその通り。
今後もきちんとIRをしていくつもりなのでよろしくお願いしたい。(濱田社長)

※ここは何気ないやり取りなのですが、単なるコメントにも関わらず、
敢えてコメントされたので、とても嬉しかったですし意味あるやり取りと思いました。


Q 株価はなぜ騰がらないのか
 ・これだけの再発防止を出しているのに株価は騰がらない。
 ・私は(質問者)この再発防止に疑義を抱いている。
 ・経営者として株価の状況などどう捉えているのか。

A
株価については、再発防止に努め信頼回復と業績向上をもって
信任を得ていくしかないと考えている。
もう一度信頼回復を得て、グループとしての成長戦略を描き、
ステークホルダーに理解をしてもらうことが肝要だと捉えている。(濱田社長)


Q カジタクの社長の処分(解任)の背景について
 ・カジタク社長は個人で融資を受けて資金集めをしてある意味見上げたもの。
 ・この資金は反社でないかチェックしているのか。

A
カジタクの役員懲戒規定に基づき処分決定している。
その具体的な内容についてはここでの開示は回答を控える。
また個人の資金集めによる融資の状況などについても、
この場での回答は差し控える。
しかしながらその融資が反社からの融通ではないという事実は
申し添えておく。(濱田社長)


Q 子会社のモニタリング方法について
 ・具体的に親会社が子会社に対してどのようなモニタリングを行うのか。

A
わが社のガバナンス体制は数値至上主義であった。
定量的な実績管理に特化していた点が大きな反省である。
本来は、各事業の背景やポテンシャルについて正確に把握している状況ではなかった。
例えば、中期経営計画の策定についても、
子会社に策定を委ね、上がってきた数値をみて検討するというだけであった。
このプロセスを変えたいと考えている。
中期経営計画における成長戦略を国内や海外の各エリア毎の戦略立案メンバーが
共に中身を把握し、議論を重ねて策定プロセスに入っていく体制としたい。
そして、その策定した計画について、リソースに不足があれば、
どう調達するか、グループ全体の最適化を見据えた判断をしていきたい。
このような姿勢で取り組むことで、一緒に達成していくというスタンスで臨みたい。
また常勤監査役を主要5社に配置するなど組織的な手当てもしていきたい。(濱田社長)


Q 退任される役員について
 ・今回減員する取締役について退任者は納得の上での退任なのか。
 ・円満に退任されるものなのか。

A
新しい取締役会を作りたいという思いで今回の選任案となっている。
社内外の員数を同数として監視体制を強化すると共に、
スピード感も大切にした体制である。経営の監視と重要な意思決定と、
執行を明確に分けたい。
今回再任する6人はいずれも現場の経験と経営判断の優秀さから再任している。
また役員懲戒規定に基づき、解職と判断している2名については、
再任しないと判断した。


Q 新たな取締役が求められる目線と執行役員への動機づけについて
 ・新たな取締役の位置づけは理解した。
 ・一方で多くの目がある中で不正を見抜けなかった現実もある。
 ・新たな取締役としてどのような工夫や目線を持って監督責任を果たしていくのか。
 ・執行役員によりガバナンス意識がより求められるがどう教育を施していくのか。

A
執行役員が権限と責任をもって執行にあたる上で、指摘の通り、
執行役員の意識付けが大変重要であると考えている。
今回、再発防止策で謳っている、「取締役としての責務」は、
「執行役員としての責務」と読み替えるべきだと認識している。
そのため、執行役員の意識改革が非常に大切になってくる。
執行の段階でグループの視点でガバナンス遵守は当然のことながら、
事業の価値向上を見据えた執行を行っていかねばならない。
グループとしての目線を執行委員に持ってもらう必要がある。
このような意識の下、機構改革について本日の取締役会で議論をして、
適時適切にリリースしていきたいと考えている。


Q 売掛金の内容や回収の状況について

A
適正に管理し、会計監査を受けて開示しているものなので、この場での開示。
適正に会社として管理している。


Q 2年前の質問の回答はいつ答えてくれるのか

A
総会の目的事項でないため回答を控える。



■最後に

質問の中で一部割愛をしたのですが、
会社に対して相当な不信感を抱かれて質問されている方がおりました。
もちろん、様々な意見をぶつけることは大切な事だと思いますので、
それを否定するものではありませんが、
我々、個人投資家の場合、株主でなくなるという選択権をもっていますから、
経営者への不信などが募るのであれば、
株を売ればいいのではないかとも思うのですが、
そう単純な問題ではないのかもしれませんね。

定時株主総会の際には配当の維持・向上などについては質問をしていたので、
私もどちらかというと定性的な質問を中心にしましたが、
グループガバナンスの向上が定性的かつ上流部分での対応ということで、
本質的な所に目が向いたのは大変よいことだと思います。


帰り際に、IR担当の責任者の方とお話をさせて頂きました。
東証IRフェスタなどでも以前にお話させてもらっていたわけですが、
諸々のご対応について、大変お疲れ様でしたとお声掛けさせて頂きました。
現場の社員の方は真面目にやられていますからね。

色々苦労もあったと思いますが、
真摯に反省して期待に応えていきたい姿勢が心強く感じました。

これであとは前進していくだけという感触でしたから、
大変残念なこととはなりましたが、これがよいきっかけだったと思えるように、
再起を期待したいと思います。

また途中、コメントした「このような時だからこそ」のくだりも
非常に共感をして頂いたので、現場の責任者の方とも
共通認識を持てたことは嬉しかったです。

残念ながら夏の東証IRにはエントリーが間に合わなかったようですが、
どこかの機会で接点を持てるように取り組んでいくとのことでしたので、
今後も充実したIRを期待したいと思います。

また、更に図々しくも、総会の様子の動画UPの感謝をお伝えしつつ、
QAの様子もテキストサマリでいいから開示してみてはと
提案させて頂きました。
もちろん、QAの内容や質にもよるかもしれませんが、
検討して少しでも透明性のある活動をされるよう合わせて期待しております。

なお、臨時株主総会ということで、お土産はなしとのことでお土産はなしです。
今回は関西地方へ家族で旅行に来た際に、
参加させて頂いた(総会があったから旅行を企画した!?)ので、
荷物を増やしたくなかったので、逆にお土産なしでよかったです。

【決算精査】 9795_ステップ(19年9月期_3Q決算)

■分析PPT資料 (PDF) ※画像をクリックしてもPDFが表示されます。
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■補足エクセル資料(PDF)
分析シート表紙
分析シートグラフ

■過去記事
2Q決算精査記事
投資家向け説明会


1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

第3半期はステップにとっては新年度が開始する生徒入替により、
収益が凹む季節要因があります。
確かに他の四半期に比べると当期も落ち込んではいますが、
特に利益面ではここ数年のトレンドと異なり、粗利率の落ち込みが小さく、
利益が強い状況となっています。

売上面も、概ね通期の進捗は71%程度が常で安定してきたわけですが、
当期は72%後半となっており、金額にしても1-2億程度はピッチが早いと思います。

先行投資で1億弱の備品等の投資を継続していますが、
2Qのボーナス支出と比べると落ち着いたものとなり、
収益が落ち込む期とはいえ、前期比で大幅な増益となっています。
前3Qと比べても営業利益は44%程度の増益となり好調が持続しています。
かつ生徒の入れ替えがあった新年度切り替えですから期待が持てるものです。

この背景としては、前期に高等部で受験科目多様化による単価上昇がみられましたが、
神奈川県の公立高校の特色試験はトップ校から準トップ校へ拡がりを見せる動きがみられ、
より多くの生徒がこれを睨み、特色試験対策の講座を+αで受講するようになり、
結果、粗利率が改善しているということです。
加えて、横浜翠嵐などの実績が早速生徒集客に効果が出ている面もあると思います。

2Qは投資が多く大幅減益となる中で売上面も強く、
その際の評価は4(ややポジティブ)に近い3(想定通り)としましたが、
今回も同様であることなども鑑みて、総合評価は「4」(ややポジティブ)と評価します。

ただ、累計期間でみると2Qの投資が大きな影響があり、
短信表紙上は減益決算となることから、そこまで注目は浴びないのかもしれません。
この辺りは、コンセンサスがどこにあるのか全くわからないので(投資家失格w?)、
株価の反応がどうなるかはよくわかりません。


2.詳細

四半期決算ですので、PPTの更新箇所のみここでキャプチャ張っておきます。


SnapCrab_NoName_2019-7-26_23-27-23_No-00.png


→今期の進捗ですね。1Qでぎりぎり増益、2Qで大幅減益、3Qで減益幅縮小といいう感じですね。
強いていえば、社を上げて利益を度外視して先行投資をしていくと宣言している中では、
もう少し大胆な投資をしてもよいのではないかとも思います。
もちろん、意味のない思いつきの投資ならしない方がいいので、
実になる投資案件があって、そこに注げるような環境があるといいのですけどね。


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→グラフでみるとよりわかりやすいのですが、
ここ数年の綺麗なトレンドは崩れており、あれ、利益が強いという印象です。
粗利率が20%を超えるというのは少し驚きです。
しかも設備・備品などで+1憶弱の投資を行っています。
もちろん、この全額がこの投資期としての一過性のものというわけではなく、
毎期計上される分も含んでいますから、
単純に割り戻しても仕方ないですが、仮に割り戻すとより強さが鮮明です。


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→販管費は特に変調はないようですね。



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→粗利の状況が営業利益にも出ていますね。こちらもあくまで暫定的ではありますが、
3Qの投資を割り戻すと強いなという感想になります。



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→株価は利益非開示、投資に乗り出すということへの疑心感から軟調な展開が続いています。
ただ、そろそろ一旦落ち着いた感じですかね。市況が大きく崩れなければ、
業績も安定していますし、将来の配当もコミットしていますから
比較的安心していられるかなと思います。



3.さいごに

既に2Qの時にも実は好調は認識していましたし、
湘南投資勉強会の時の様子からもその認識は継続していたので、
特段今回の好調も驚かないのですが、
粗利がここまで持ち上がるとは思っていませんでした。

今期で龍井社長は社長を勇退されることは宣言されていますから、
後任や全体の体制がどのようになるかはわかりませんし、
そこでステップイズムのようなものが揺るがないか、
非常に気になる所ではありますが、うまく体制が引き継がれるといいなと思います。

龍井さんも会長職で残ることと思いますし、
代表権をどう引き継ぎ、そして周囲のサポートがどう機能していくか、
その中で、ブレずにこれまでの方針を粛々とやっていてもらえるように、
期待をしたいところです。


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +5.3% となりました。
前週比は +0.3% で推移しました。


20190726_パフォーマンス推移表


ほぼ横ばいです。
今週は旅行中でしたから、ほぼ相場を見ていませんでした。
終わってみて、フーンという感じです。



2.全体所感

SNSをみていると、今週も好調な相場だったような印象ですが、
指数を見ていると、そこまで強いわけでもないんですね。
まぁSNSの株クラの皆様は優秀な方ばかりなので麻痺してしまいますね。
私は一般庶民としてTOPIXとほぼ同推移で、
なんとなく自分自身も納得してしまうところです。

本来はもっと上昇志向をもっていかねばならないのでしょうが、
上を見るのではなく、自分が求めるリスクリターンに照らして、
感覚的なものであってもそれを大事にしていくことが大切だと思っています。

3月期決算の1Q決算が出始めています。
日産のように特異的なものを除いても、
安川電機や日本電産などシクリカル的な会社の足元の数値は
決してよくはないようです。一方で、日本電産の会見などからは暗い感じはなく、
半導体などをみていてもあくまで雰囲気ですが、転換しているような気配もあるようです。

日経平均EPSも今日もやや上昇しています。
もちろん、これから決算本格化していく中で、
どうEPSが変わるのかもみていきたいと思います。

それか北朝鮮がまだ弾道ミサイル発射したようですが、
ちょっと前であれば、それで日本株が大きく売られるなんて光景もありましたが、
そういえばこういう事に反応しなくなりましたね。
なんというか、やっぱり雰囲気で短期的な株価は形成されているのだなと感じます。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20190726_ポートフォリオ内訳


特に先週から大きく変化はありません。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


20190726_保有銘柄一覧(週間騰落)


今週もおとなしいですが、ソーシャルワイヤーは反社チェック関連とか言われて
株価は上昇したようですが、これは業績寄与も限定的ですし、
一過性の出来事だと思います。

Hameeは相変わらず冴えない動きが続いていますね。
こちらは総会にも出てきたので、改めて機会があれば記事にUPしたいと思います。


保有銘柄の各指標は以下の通りです。


20190726_保有銘柄一覧(指標)


特にこれまでの傾向と変わる点はありません。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


■ステップ
3Q決算が開示されています。
順調ですね。
いや、むしろもっと投資した方がいいんじゃないかと思います。
別途、決算精査記事をUPしたいと思います。


■ソーシャルワイヤー
反社チェックとか仙台ネタなどいくつかリリースが出ていますが、
採用強化に向けた施策がリリースされています。
直接採用サイトからの申し込みで20万贈呈されるそうです。

転職サイトからの流入は対象外ですので、
実質的に採用コストの一部を還元するものですね。
私の会社では新卒1人100万程度の採用費を支出しているようで、
その感覚からすればだいぶ格安だと思います。
そもそも直接採用サイトから流入してくるケースって
どの程度あるんですかね。
余程知名度のある会社か、特徴的な施策を有する会社ならともかく、
そういうわけでもありません。
ぜひ、自社の広報・広告の力を使い、周知して認知度をあげてもらいたいですね。


■イオンディライト
株主総会に出席しました。
別途記事にしたいと思います。




■Hamee
株主総会に出席しました。
別途記事にしたいと思います。




■トーカイ
新規事業を司る事業開発本部の本部長は今道氏が担われていましたが、
臼井氏に代わるようです。
この件でIR電話しており、週明けに諸々確認いたします。


5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


20190726_資産残高推移表


今週もTOPIXとお友達ですね。


6.雑記

今週は青春18きっぷを使い、家族で大阪に行きました。
途中イオンディライトの総会に出ました。
また帰路で小田原に立ち寄り、Hameeの総会にも出ました。

子供にとてもよい機会を与えられたので、
子育てしている親の立場からもこの旅行の内容を別途、記事にてご紹介したいと思います。







1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +4.9% となりました。
前週比は ▲0.7% で推移しました。


20190719_パフォーマンス推移表



先週と同じ率だけ続落です。
個人投資家界隈では低位に推移しています。
といってもTOPIX並なので、無策の素人投資家としては上出来です。


2.全体所感


今週は週初からじりじり下落し、木曜日にやや大きくストンと下落しましたが、
金曜日に反発をした週でした。
「うまく」往復で取れるとそれなりに儲けられたのではないかと思う一方、
それは短期ではゼロサムですから損を拡大させた方もおられると思います。

私は相変わらずぼーっと眺めているだけで、
予め決めていた注文をただそのまま放置していたわけですが、
結局何もなく終わりました。

今週末は選挙の開票がありますが、
こちらもあまり大きなサプライズもなさそうですね。
選挙なので何があるかわかりませんけどね。

海外情勢も相変わらず各地でくすぶっているようですが、
大きな動きもみられませんでした。
そういう意味では今週は平穏な週だったのではないでしょうか。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20190719_ポートフォリオ内訳


現金比率は引き続き投資方針に照らして低い状況ですが、
とはいえ、今週の注文も買い優勢でした。
木曜日の下落ではいくつか惜しいものがあったのですが、
現金比率に余裕があれば約定させていたかもしれません。
まぁこんなたらればはどうでもいいわけですけどね。

いい加減にもう少しメリハリのあるPFにしたいとは思っていますが、
まぁゆっくりですね~。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


20190719_保有銘柄一覧(週間騰落)


各保有銘柄の騰落は落ち着いています。
週内でみると木曜日にやや売られましたが金曜日に概ね反発しています。
下落側でシステムインテグレータの下落が大きいですね。

保有銘柄の各指標は以下の通りです。


20190719_保有銘柄一覧(指標)


特にこれまでの傾向と変わる点はありません。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


■アイドマMC
東京ガールズコレクションの富山のイベントに協賛しているようです。 →こちら
単なる地元協賛ということなのでしょうけど、
ファッションイベントに協賛って何か意図でもあるんですかね。
隣接県の石川を拠点とするクスリのアオキも協賛ですね。
協賛同士仲良くしてもらって、ドラッグストア向け販促支援ソフト売って欲しいです。
絶対ないでしょうけど(笑)。


■ソーシャルワイヤー
秒速の男、与沢さんが再度購入されたようです。
短期目線のようですね。
という話は置いておいて、リリースが出ています。

1つ目は反社チェックツールの問い合わせ急増のお知らせですね。
元々月平均で20件程度だった問い合わせ件数が
6月、7月と200件超えと急増しています。
背景は記載の通り、最近様々な反社関係のニュースがあって、
特需的なものがあるものと思います。
ちょうど今日も、宮迫さんが新たな報道を受けてかと思いますが、
吉本興業との契約打ち切りに至り、
色々今後もニュースが出てきそうですね。

一方で冷静にみるとまず問い合わせ件数ですから、
実際の契約とは異なります。
また同事業は同社の成長に向けたメイン事業というより、
既存メニューのオプション、あるいは付加価値の色彩が強いものです。
つまり収益に大きな影響を与えるものではないということです。

また同社のリソースは限られていることから、
いきなり10倍近い問い合わせがくると問い合わせ対応にリソースが取られ、
本来やることに相対的にリソースが割けなくなるということが、
足元ではやや気になります。

しかしながら、新規顧客との接点を新たに持てた事、
あるいはこれをきっかけに同社サービスを知ってもらうという点で、
同社の今期の大きな課題である認知度向上という点に
長期的にみればよい風になるのではとも思います。

反社チェックツールの導入云々よりこちらの効果を期待しています。

2つ目のリリースは仙台におけるNEWSCASTを活用した
プラットフォーム提供のリリースです。
元々、仙台における森ビルという一等地ビルを確保できたのも、
自治体連携があったからと記憶しておりますが、
今回も自治体との連携によるリリースとなっており、
スタートアップ企業などに活用できるプラットフォームになれるといいですね。
確か福岡などでもこのような支援のようなものをやっていたので、
各地域で地元密着の発信メディアが同社で提供できると面白いと思います。


■イオンディライト
決算説明会及びそれに先立って行われた
特別調査委員会からの不正会計に関する動画がそれぞれUPされています。
IR STREETさんがUPしてくれております。


・特別調査委員会の最終報告


・決算説明会



来週には臨時株主総会がありますが、改めて同動画を私も視聴しました。
総会に出て質問するとしたら、以下のようなことを聞いてみたいなと思います。

◇カジタク再発防止の具体的実行計画策定の今後の見込み
 ・実行計画はガバナンス強化と効率的な業務推進のバランスが重要と認識。
 ・そのような点を踏まえ、いつ頃、どのような形で決定し、社内外に発信・浸透を図るか。
 ・投資家向けにもぜひ後ろ向きにならず発信してもらい、信用回復に努めて頂きたい。

◇カジタク引当金計上の今後の扱い
 ・過去の歪んだ販売施策から見込まれる損失を保守的に引当計上と理解。
 ・特命チームによる契約交渉により保守的な引当金の戻入の余地はあるのか。
 ・契約交渉においてお客様へ理解してもらうためにどのような訴求を行っているのか。
 ・また、社員が疲弊してしまいがちと心配しているが、対策などどう考えているか。

◇経営と執行を明確に切り分ける体制変更について
 ・執行責任を負う各執行役はより高いガバナンス意識が求められるがその対策は。
 ・監督責任を担う取締役が大幅に減員される中で、十分な監督機能を果たせるか。
 ・事業も幅広くなり執行役員も多岐に渡る中で、多角的な目線での監督とするための工夫は。

◇自販機事業
 ・ハードの改廃を進めサイネージを実装する等の新たな収益も狙いビジネスモデルの転換中と理解。
 ・セグメント減益が継続しているが、いつ頃回復しどの程度の売上、利益を目指しているのか。
 ・今後の同セグメントにおける成長イメージについてぜひ期待感を示して頂きたい。

◇九州支社の組織再編の効果と今後
 ・各県に優秀な若手を営業所長としてアサインし、新たな案件発掘への循環が生まれ喜んでいる。
 ・この効果の発現のためこれまでのアプローチ方法と比べてどのような工夫をしたのか。
 ・よき効果を継続させ、また他支社へ横展開する際に、管理費を抑制しつつ効果を出していく戦術は。
 
◇今後の個人投資家向けIR対応
 ・不正会計という不祥事があっても、当社魅力を発信し続ける活動はぜひ継続して頂きたい。
 ・各種IR活動でより多くの投資家に今回の反省や今後の期待を語らう場を設けていって頂きたい。



株価もこのような不正会計をやる会社はけしからんという
値付けをされており、これもまたやむ得ないだろうなと私も思っています。
しかしながら、増配も続けており、こういうことをきっかけに再起を期待したいなと思います。


■東鉄工業
1Qの主な受注案件が開示されています。 →PDF
ホームドア関連が多いですね。
前期1Qに比べると工期などをみてもややおとなしいですかね。
決算で受注の状況も確認です。
北陸新幹線の軌道工事あたりは工期も長く、難工事っぽいですね。

それからエムビーエス社から東鉄工業と共同で
T-One工法を開発したとリリースがあります。 →PDF
コンクリートの剥落防止などの特殊な工法で、
寿命を長くするそうで、トンネル工事などに応用できそうですね。


■サンセイランディック
ラジオ日経の番組に松崎社長がご出演されています。 →リンク
対談様子そのものはありきたいの話です(笑)。
最後に、社長が「今後新規事業を展開していく」と抱負を述べられています。
今すぐにどうこうではないけど、と仰っていますが、
敢えて言及されているので、何かしら考えていることはあるのかもしれません。
以前にも新たな支店の必要性も検討といって、実際京都支店を新設したりしていますしね。


■WDBホールディングス
東京での事業説明会に参加しました。
具体的な内容については割愛していますが、
以下に記事にしています。





■システムインテグレ―タ
決算後、株価は売られていますがなぜでしょうかね。
あまり思い当たる節がないのですが、まぁいいでしょう。
それより、システムインテグレ―タとエイジアがコンソーシアムで
連携している事は認識していたのですが、
ソーシャルワイヤーの反社チェックツールの展開の中でも
システムインテグレータの名前を発見しました。
業務提携推進とされており、
保有株達で妙なトライアングルが出来ていて嬉しくなりました。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


20190719_資産残高推移表


引き続き、TOPIXと熾烈なデッドヒートを繰り広げています。
個人投資家界隈ではだいぶ冴えないということでしょうかね。


6.雑記

政治ネタは炎上するのであまり発信しないようにしていますが、
参院選に絡む政治ネタです。

まず、野党一党の立憲民主党の枝野さんの政権放送を見ていて、
なんともやるせない気持ちになりました。
個人消費は冷え込んでいて、
企業業績も不安が大きい、アベノミクスでの経済対策は失敗なのだ、
という論調なのですね。
消費増税反対を唱えるためとはいえ、この前置きは明らかにデータを無視した、
論調だと思います。確かに物価はなかなか向上しておらず、
実感として景気がいいぜーとまでは思わないのですが、
少なくても民主党政権だった頃に比べれば、
日本は明らかに回復していると思います。
企業業績は投資家ならご存知の通り、BPSは大きく膨れていますし、
EPSの伸びも足元で危うさはあるものの、総じて回復しています。
個人消費についても確かにセグメントで強弱は様々でしょうが、
総じてみればここ何年かを経て回復していると見ていいデータが多いと思います。

増税のタイミングとしての賛否など当然与党の政策が
全ていいとは私も思っていませんが、
しかし、野党一党のこの論調を聞くだけで、もう選択肢がなくなるのです。

年金不安でデモ行進して政権批判している人達も、
一生懸命に政権や国の保障にしがみついて、
ああだこうだといっているわけですが、全く建設的ではありません。
政権の2000万問題について、隠蔽だとか、生活も保障されない国なのかという訴えは、
聞いていて白けてしまいます。

そもそも私たち現役世代が本当に年金だけを頼りにしているとしたら、
相当能天気だと思いますし、
老後の生活のシミュレーションも自ら出来ず、
ただ2000万、ムリゲー、政権死ねとか言っている人たちは、
自分達でどうにかしようとかは思わないのかなと思ってしまいます。


他野党の政策も総じて財源どうするの?という政策ばかりで、
全く投票しようという気持ちになりません。
共産党の反対姿勢はもちろんですが、
国民民主党でも例えば、持ち家への補助優遇だけでなく、
賃貸にも補助をという訴えですが、財源どうするんですかね。
そもそも賃貸への補助って何を基準にどう枠組みを決めるんですかね。
低所得者などへは公営住宅など実質的な補助が成されている認識ですけどね。

しかも関東では複数人区も多く、
組織票で上位当選者はほぼ決まり、残り1枠を決めるために、
どちらを選択するかみたいな構図です。
何とも悩ましい状況です。


WDBホールディングスの株主向け事業説明会に参加しました。

事業そのものの足元の状況や将来性の見方について特段新たな収穫はありません。
ですから、儲けるための「ここだけの情報」などこの記事にも当然登場しません。
一方、より経営者の理念や周囲の役員の会社を見つめる「目」に触れて、
それが実に人間味溢れるものでもあり定性的な収穫は大きなものがありました。
足元の事業の状況は課題山積です。
しかし、その課題を包み隠さず、逃げずに、率直に向き合い、
あるいは日常的な深い悩みの姿を垣間見て、
そしてその状況を周囲の役員がどうフォローしているのか、
そんな空気感のようなものがより身近に感じられた点では大変楽しい機会でした。
もっと色々な話を伺い、投資家としてだけでなく、
社会人として、あるいは人間としての学びをもっと得たいなとも思いました。
投資で儲けるという枠組みに捉われず、
経営者や役員の方と話をするというのは、自分にとっては大変刺激のあるものでした。


まず、6月の株主総会後に、東京においてもこのような場を設定して頂き
大変ありがたいことです。昨年に続き、ホテルでの開催で立食パーティ付です。

DSC_0517.jpg


昨年はパレスホテル東京、今年はインターコンチネンタル東京ベイと
どちらも一流のホテルということで、そのお料理も大変おいしゅうございました。
食べるのに必死で、写真がグダグダですが(笑)。
大海老チリソースやステーキなど豪華メニューも並び美味しかったです。
食べ物は何度も追加され、争奪戦もなくゆっくりと頂けるのもいいですね。

DSC_0519.jpg


と、早速本題とずれましたね。


この説明会は2部制で1部は事業説明会、2部は立食パーティということで、
一応メインは1部です。


今回の記事は総会レポートではありませんし、
同社の意図を忖度し、詳細の内容についてはここでは割愛します。
ということで、相変わらず意味のない記事になります。


今日は株主向け説明会ということで紙資料が配布されていますが、
同社は決算説明資料を敢えて開示していません。
これは、競合の目を意識されているようで、これには賛否があると思います。
私もIR担当役員や社長とこの件で以前にも会話をさせて頂き、
その思いを聞いて、やむ得ないなと感じているところです。

冒頭はこのパワポ資料に沿って社長が説明します。
プレゼン形態はどちらかというと文字をなぞっていくスタイルです。
そして質疑では質問が途絶えず1時間程度の質疑をこなします。

主な質問内容は以下の通りです。
回答については、前述の通り、ここに記載するのは差し控えます。


・新プラットフォーム「doconico」の状況
・今期営業要員の投資のフィージビリティ―
・売上1000億、純資産300億の目標への見通し
・CROの海外赤字の対策・今後の赤字脱却の対策・時期見通し
・理系派遣のマーケット獲得状況と今後の余地
・派遣スタッフや営業の質的課題
・専門性の高いCROへの取り組み意義・リスク
・国際共同治験への対応
・派遣社員のポートフォリオ(男女比、年齢比)
・営業の生産性の管理方法
・流入コストの状況やモニタリング方法



答弁の中で総じていえることは、社長が「実直」だということです。
ダメなものはダメといいますし、
自信があることは自信があるという顔を全面に語られます。
わからないことはわからないとも仰ります。
これはこれまでもそうでしたし、今回もそうでした。

各答弁の内容はいくつか驚くこともあったのですが、
概ね、自分の認識や想定していたことと同じものでした。


懇親会ではフリーでしたから前半は食に徹し(笑)、
後半は役員の方と色々お話をさせて頂きました。
ちょっと準備不足で思いつきで色々質問をぶつけてしまいましたが、
しかし、今回は少し自分の意見をしてみようと意識していました。
また社外取締役の方とも積極的に話をさせて頂きました。
主なトピックスは以下のようなものです。


・働き方多様化でGWやテレワーク施策等の推進で
就業稼働時間数などに影響はないか。
・国内の生産などの抑制の影響はないか。
・人材獲得の状況
・海外CRO、とりわけ米国の対策の詳細
・システム開発の内製化拘りの是非
・優待制度の見直し提言
・IRの適時開示姿勢と企業価値担保の考え方



この中でいくつかのトピックスについては、
社長の創業からの経営者としての根源的な拘りの部分に関わることが、
大きく経営判断に影響を与えていることがわかります。
この点は安易に是非を外野の私のような素人が口を出すべきではありませんが、
しかし、敢えて意見をぶつけてみました。
特に社外取締役の方と話が盛り上がりました。
何が正解というものはなく、なにより社長自身がとても悩まれている事も伝わりました。
ですから、社外取締役の立場でぜひそれを支えて、
またときに判断の助けをしてもらうためのサポートを多角的にお願いをしたつもりです。

ちなみにこの時の社外取締役の方とは、帰りのゆりかごめの駅で再び一緒になり、
新橋駅まで2人で更にお話をさせてもらいながら帰宅しました。
ちょっと冷静に考えると不思議な光景です。
でも信用金庫の経営をされたり、ブラザーなど他企業の監査なども歴任された方で、
そのような方と電車の中でもサシでお話をして盛り上がるというのは、
コミュ障の私にはハードルが高いものでありました(笑)。


他の社外取締役の方ともお話を伺う中で、
特に創業社長でもあり、あのような実直な方ですから
普段の取締役の様子を伺いました。
ワンマン経営というとネガティブワードのようでもありますが、
一方で強いリーダシップを発揮する点では良い部分もあります。
バランスが大事という事になると思うのですが、
最近では特に意見を求め、耳を大きく広げているようです。
つまり意見をしないと逆に怒られると緊張感をもって臨んでいると仰ってました。
社長はその各自の意見を広く聞いて、また自ら意見を求めて、
意思決定をされているようです。
立ち振る舞いからはあまり想像できないのですが(失礼)、
印象とは真逆のようですね。
特に最近では課題山積、投資による転換点を迎えていることから、
色々難しい意思決定が求められると思うので、
余計に孤独なのかもしれませんね。経営者は孤独ともいいますしね。

それから大塚専務の縁の下の力持ちぶりが今回も顕著でした。
第一部の時もそうでしたが、第二部でお話を伺う中でも、
きちんと事業の事も含めてブレーンになり、
しかし社長を立ててようとしているところなど、いい立ち位置ですし、
なにより所作が美しく、社内でも色々なゼミを行われているようですが、
社員からも人気があるだろうなと、改めて思った次第です。


株の投資判断としては、目先は課題が大きいので、
比較的リスクが高い状況が続くと思われます。
また、社長自身の根源的な拘りを知れば知るほど、
経営上の定量的な結果という所にフォーカスすると
遠回りになる可能性もあり慎重さが求められると思います。
しかし、そういう根源的な部分も見聞きし、
それを応援しようと投資家側も覚悟を決めたのなら、
それを貫くのもまた悪い判断ではないと思います。

私はチキンなので、ブログ外も含めて比率を落としているわけですが、
気持ちとしてはもっと寄り添っていたいなとは思いつつ、
中途半端になってしまっているのは私のいけすかなさなのかなと思います。


来年も東京での事業説明会を開催予定とのことです。
株主でないと参加できませんが、
ホテルでのお料理をゆっくりと頂けて、
経営者ともお話を伺える、しかもなかなか実直で面白いと思います。

普通株価が騰がるとか、利益が急伸するとか、
テーマがあるとかで銘柄をおすすめするのが普通なのですが、
そうではない所で紹介しているあたり、
やっぱり私の真似はしない方がいいんだろうなと
客観的な自分が申しております(笑)。


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +5.6% となりました。
前週比は ▲0.7% で推移しました。


20190712_パフォーマンス推移表


今週はユニゾ祭りの中、反落となりました。


2.全体所感

米国の景気後退の台頭を受けた利下げ期待で
NYダウは高値更新というよくわからない状況ですね。
一方で、為替の影響などもあってか日本株は頭打ちの状況にみえます。
3月期決算として安川電機辺りの決算も減速感出ているようです。
とはいえ、株式市場は冷静でそこまで売り込まれるような状況でもないようです。

皆が不安に思っていると案外下がらないというのは定説ですし、
そもそも騰がる、下がるの予測に精を出しても私はノーセンスなので、
ただただ眺めているだけです。

決算シーズンが始まっており、
また一喜一憂の応戦がSNSでもみられると思います。
私も人間なのでどうしても足元の状況に一喜一憂してしまいますが、
自分のスタンスに照らして、出来るだけ達観していたいなと思います。

私のパフォーマンスは相変わらず個人投資家界隈で低調な推移となっており、
益々独り言のブログと化していますが、
変わらずに自分の見据えているものを見失わないように努めていきたいと思います。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20190712_ポートフォリオ内訳


引き続き、現金比率は投資方針上の目安からみると
やや低い状態が続いています。
この他、銘柄の騰落で多少順位も変動がありますが、大きく変わりません。


保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


20190712_保有銘柄一覧(週間騰落)


特に大きな動きはありませんが、丸和運輸機関の下落が大きいでしょうか。

同社は株価もだいぶ評価が高くなっている事は事実ですし、
イランの情勢を受けて原油の動向が不透明なのでこの辺りの嫌気でしょうか。、
あるいは、アマゾンフレックスのサービスが表に露出してくることで、
同社の業務が抑制されることへの懸念でしょうか。

同社の原価構造上、燃料費はそこまで大きな比率ではありません。
そもそもこれまでも原油高騰時に価格転嫁にも成功しています。
今回、直ちにそのような事態になるとは思えませんが、
この点のリスクは軽視しています。

一方でアマゾンの件は総会でもあったように、
アマゾンとの関係性については、異変はないようですし、
アマゾンフレックスの名を挙げて質問もしていますが、
同社の業務が抑制されるようなイメージは持ちませんでした。


保有銘柄の各指標は以下の通りです。


20190712_保有銘柄一覧(指標)


高PERはソーシャルワイヤーと丸和運輸機関で30倍超えです。
ソーシャルワイヤーは投資期にあたるため高くなっていますが、
EPSを着実に押し上げてもらって指標上からも
割高と見えないように頑張ってもらいたいです。


4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。


■ソーシャルワイヤー
機関投資家からの大量保有報告書が
前週についで慌ただしくなっていますね。
鈍感なので、ふーんとしか思わないのですが・・・。

7月から自社広報の専属担当の方が着任されると聞いていましたが、
早速ツイッターで発見したので、ここで(勝手に)ご紹介させて頂きます。
差し支えがあるようであれば消しますが、
ご自身で入社を発信されているのでいいかなと。





■サンセイランディック
ラジオ日経のアサザイに出演するようです。
井上氏は需給分析に長けた方で、
私は全く理解できない領域ですが、よくお話を伺わせて頂いています。
このアサザイに出演している会社は結構面白い会社も多くて、
結構銘柄調査の助けにさせてもらっています。

それから優待のお知らせが出ていますね。
といっても届くのはだいぶ先ですけどね。


■翻訳センター
フィスコレポートがUPDATEされています。 →PDF


・近年、特許事務所からの受注だけでなく、企業の知的財産部門からの受注も増えていて、
4割に達しているそうです。

→特許事務所を介さずの受注となると利益率もよさそうですが、どうでしょうかね。

・製薬業界の翻訳外注は外注先を絞る傾向があり、同社は実績と歴史から囲い込み出来ている。
また、顧客常駐型での展開となっている。

→この辺が専業翻訳ならではの差別化要素になっていると思います。
また顧客常駐型というのも、総会でも社長が話されていた通り、
いくらNMTが主導していっても人間の目が肝になるということの表れかと思います。


全体として、みらい翻訳の今後の活用がより肝になってきそうですね。
様々なチャネルで拡販されていくわけですが、
一方で人手を要する部分をどうパッケージ化して個別のニーズに応えていけるか、
その品質がより差別化要素として強く意識されてくることになりそうです。


まぁ皆さん、ロゼッタの方がいいでしょうからね・・・(笑)。


■エイジア
システムインテグレータ社が毎年やっているPG BATTLE 2019というものがありますが、
これにエイジアがスポンサーについたようです。
元々、SI社からスポンサーも増えているという内容が開示されていて、
そこにエイジアの名前もあったので、おっと思いましたが、
改めて開示されましたね。
両社はコンソーシアムを組んでいる事もありますから、
その辺のお付き合いという事もあるかもですね。

■日本管理センター
2Qの管理戸数、滞納保証件数の情報が開示されています。
明確に反転してきたようですね。
総会でもこの辺りの方針転換は明確にメッセージされていましたから、
これが収益にみえてくるのは3Qくらいでしょう。
あとは、入居率がどの程度になっているかあたりが注目ですね。

3276_月次(管理戸数)

3276_月次(滞納保証)


■WDBホールディングス
同社と直接関係ありませんが、ディップやパソナなど人材派遣に係る会社は絶好調ですね。
決算見ていても安心感があります。
一方で同社はITプラットフォームへの投資があり、
今後の決算ではコスト優位になると思います。
株価はその辺織り込んでいるのかな・・・。
PER水準からみると1Qでだいぶ売られそうですけどね。


■トーカイ
主に高齢者や在宅看護・介護をされている方向けの
リストバンド型端末について、医療機器認証を取得したそうです。 →PDF
バージョンアップがなされて体表温度の連続測定など、
機能も増えて、遠隔モニタリングとして有望な製品だと思っています。
東京の病院にも導入され始めているようですね。


■システムインテグレータ
決算が出ていますね。
大幅減益、修正なしってことで、PTSでも投げ売りが出ていますね。
なんか、私の頭がおかしいのか、全く理解できません(笑)。
むしろ好調、計画超過って書いてありますよ。
まぁ下期にどれだけ不確実性があるかわかりませんけどね。




ちなみにIRに照会していますが、
下期のリスクとして特段の項目はないものの、
とはいえ、下期受注で収支計上という案件も一定量はある以上、
未受注部分に対する保全という意味合いで現時点では保守的にみていると感じました。

また細かいですが、7/1の修正文書の中と比較して
利益が5百万円ほど下に触れているのは、その後の会計上の処理の問題で、
何か想定外の事象があってコストが生じたわけではないようですね。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


20190712_資産残高推移表


ほぼトピックス並みの水準です。
しがない投資家として、悶絶チャートや粉飾決算を引き当てながら、
今の状況であれば、まぁ十分でしょう(笑)。


6.雑記

我が家の夏休みの予定もほぼほぼ決まってきました。
もちろん決算や四季報を読み進めなければなりませんが、
同時に家族と過ごす時間も大切です。

私は基本的に怠け者なので、
ありたい自分にはギャップがありますが、
でもあきらめずにマイペースで続けていきたいと思います。



1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +6.4% となりました。
前週比は +2.6% で推移しました。


20190705_パフォーマンス推移表



今週は指数と共にプラスで推移しています。
が、相場の楽観雰囲気からすれば、だいぶ置いていかれているでしょうかね。


2.全体所感

相場は楽観ムード一色で、皆さん儲かってホクホクという印象です。
米国の指数も高値ですし、日本株も高値からはまだ調整していますが、
それでも総じて堅調な上、少なくても今のファンダメンタルズからみると
決して割高感は台頭していません。
もちろん、それは先々のリスクを織り込んでいるということかもしれませんけどね。
ただ、主体別投資動向をみていると、既に海外の売りは圧巻の量になっており、
それを日銀や自己株買いに個人が下支えしている構図です。
個人はともかく、日銀や自己株買いが逆回転することはないでしょうから、
となると、そもそも売り手が不在なのでは、みたいな考えも過ります。
もちろん、そんな素人の考えなど、なんのあてにもならないので、
特に私の投資判断にも反映させていません(できません)。

こんな周囲の雰囲気が楽観的な中で、
自分がその状況から取り残されているといった時に焦ってしまうのはよくないことです。
そもそも周囲に心を揺らされていること、
それが「儲け」の程度という結果でもたらされているものだとすると、
それは自分自身が大変残念なことであります。

私自身にとっては、年初に少しずつ自分のスタンスを見直しつつ
 投資方針 に掲げた事を実践することこそ大切なことなのです。
そして定量目標は一応の目安として 年初+10%程度を目指しているものの、
それが目的にならぬようにして、投資家として何に楽しみを求めるか、
自分の身の丈でどう振舞っていくかが大切なのだと思っています。

投資家ですから、常に儲けること、結果を出すことを求められる価値観が普通です。
それは否定しませんし、むしろそれが当たり前のことだと思います。
私も結果を出したいとは思っていますし、それを蔑ろにしようと思ったことはないですが、
自分が楽しいと思えないプロセスを踏むこと、
自分の心情にストレスになる程の競争環境に身を置くことでの切磋琢磨より、
企業に寄り添うことや、その事業の将来を共に展望することこそ、
大切にするべきですし、それを自分のペースで続けていけばいい事だと思っています。

私は環境適用力もなくて、意固地ですから
批判も浴びやすいかもしれません。
実際にありがたいご批判を頂くこともあるわけですが、
そういう声には常に真摯に向き合ってありがたく意見を聞き入れて、
あとは自分の価値観の中でどう振舞うかを主体的に決めていきたいなと思います。
私は総じて凡人ですから本来は人の意見を
もっと自分の行動に映す事が必要なのかもしれません。
しかし、凡人が普通に投資をしているとどうなるかをこのブログでも引き続き、
マイペースに発信していきたいと思います。


従って、このブログに儲けのネタも有益な情報もありませんから、
そういうネタはもっと多くの敏腕投資家の方をフォロー頂いた方がよいかと思います。
その上で、ありがたいご意見を頂いたり、時に共感をしてもらえる機会があれば、
大変嬉しく思います。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20190705_ポートフォリオ内訳


特に大きく変わっていません。
現金比率が22%です。
現状のポートフォリオPERは後述の通り13.0倍ですから、投資方針を鑑みると
目安となる現金比率は25%となります。
というわけで、私の中では(これでも)やや現金が低い状況だという認識を持っています。
しかしあくまで目安ですから状況に応じて慎重を期して
今後も納得できる対応を心掛けていきたいと思います。


保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。


20190705_保有銘柄一覧(週間騰落)


アイドマMCがSNSなどでよく見かけるようになりましたね。
皆さんうまく底で買って、きちんと利益確定していったり、
含み益を膨らませているわけですからね。
私は壮絶なマイナスを縮小しているだけですから下手くそですね(笑)。

Hameeも強いですが、そもそもこちらも壮絶含み損が
大きな含み損になったくらいですね。

そして、買い増しを最近少しずつ進めたソーシャルワイヤーは
こんな楽観相場の中で、今週もマイナスですね。

と、まぁ一応週間騰落を振り返る箇所なので、色々書いていますが、
この辺はどうでもいいんですよね。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。


20190705_保有銘柄一覧(指標)

前述の通りポートフォリオPERは13倍になりました。
個別にみると、先行投資で減益となっているソーシャルワイヤーと
市場からの評価が高すぎる丸和運輸機関がPER30倍台ですね。
システムインテグレータは上方修正もあり20倍を割り、
先行投資でこちらも減益見込みのHameeも20倍割れです。
全体としては指標面からみるとそんなに臆病にならなくてもとも思いますが、
こういう指標って結局移ろいやすいものですしね。


4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。



■ソーシャルワイヤー
月次KPIが開示されています。 → こちら

まず@プレスについては、配信数そのものがなかなか伸びてこないなという印象です。
単価は上昇していますが、SNS連動など高付加価値プランへのシフトも、
一旦試行的な意味合いでの単価上昇も一旦落ち着くと思われ、
実際に受注単価は頭打ちとなっています。
このことは総会でも言及があったため特に違和感はありませんが、
配信数の伸長がもう少し出てくると安心感も高まりますかね。

次に@クリッピングは、やや頭打ちになってきたでしょうか。
前四半期から横ばいです。紙媒体からWeb媒体へのシフトが進んでいる感じでしょうか。

クロスコープについては、まず国内は増床などもあり、
絶対数の非稼働席はやや増えていますが、問題のない範囲かと思います。
一報で席単価の上昇が続いています。
前四半期からみると+2.2%の単価増、前年同期比でみると+8.7%ですね。
既存ユーザーへの値上げというのもあろうかと思いますが、
新規契約に反映していると思われるため、
今後現状の非稼働席が埋まっていくと、高単価で埋まってくのだろうと思います。
いずれにせよ、新橋がまもなく開設となるため、
この動向次第で大きく業績はぶれることになると思われますから、
あとはお祈りモードですね(投資でお祈りダメだと思いますけど)。

海外については、個々にみていくとまちまちですが、
インド、シンガポール、ベトナムが非稼働席が増えてそれぞれ心配な状況です。
一方で、フィリピン、タイはまぁ概ね問題ないかと思います。
ただ席数の関係からも前者の方がより比率も大きいため、
特にインド、ベトナムは足元で稼働減少が目立っている状況ですから、
やはり世界的な経済影響を受けている要素もあるのかもしれません。
シンガポールは一旦下げ止まったものの、まだ回復には至っていません。
もう少し時間を要するのでしょうか。
しかも、最近では円高に振れており、より連結ベースでは逆風となります。
いずれにせよ、今期は大幅減益の見通しであり、
この海外の懸念がどこまで表にみえてくるかわかりませんが、
足元という意味ではやや心配な状況が続いている印象です。

とはいえ、投資判断としては、
中計の取り組みやその後の姿をみた長期投資のつもりなので、
慌ただしく一喜一憂してポジションを動かすつもりはありません。

なお、今週は機関投資家より大量保有報告書がいくつか出ていました。
6月下旬に買い増し、その後売却というファンドと、
6月下旬に買い増しというファンドがあったようですね。
ちょうどその少し前にいきなり急騰したこともありましたが、
色々謎な感じですね~。



■イオンディライト
粉飾決算で本当に残念な状況とはなっていますが、
本業も総じてみれば堅調ですね。自販機はまだ途上ということで、
どういうロードマップを描いているのかもう少し知りたいですね。
前期もだいぶ数値が変わってしまっていますから、
あまり伸長率などで推し量れませんから、
一喜一憂せずにビーフカレー食べて寝ているような感じでしょうか。
決算説明資料から特に海外の動向など色々質問したいこともありますね。
現場の方は本当に苦労されていると思います。
とりあえず臨時株主総会が今月下旬にありますから、
そこで一区切りでしょうが、再発防止などやらなくてはならないことが多いです。
引き続き、頑張って欲しいですね。



■エイジア
社長がIRTVに出演されています。全3回シリーズです。








株主総会の第二部でややフランクな印象も垣間見れましたが、
この動画は美濃社長もどこか若々しく対談も特に新しい材料があるわけではないですが、
雰囲気や手応えなどが感じられていいなと思いました。

AIエンジンではなく周辺ソリューションの方がよいというくだりは、
撤退したからこそいえるわけですが、
もう少し自社の進んできた道とそこから軌道修正した所の話は
率直な話をもう少し聞き出して欲しかったな、と思いました。

ところで、私はこのIRTVは決算説明動画として何社かみたことはありましたが、
このような対談形式というのは知りませんでした。
まだコンテンツはそこまで多くはなさそうですが、面白そうかなと思います。






■日本管理センター
国土交通白書がUPDATEされています。 → こちら

この中で、VR技術のもたらす未来ということで、
ナーブ社のVR技術が事例として示され、VR内覧が照会されています。
日本管理センターもこのナーブ社のVRシステムを導入しているようです。

それにしてもこのVR市場って凄いんですね。
2016年で192億が2025年で4,136億と20倍超の拡大です。
もちろん、不動産というより、旅行、医療、小売り、など様々な領域を
合算してのものですが、長期的なトレンドとして
この技術動向は抑えておきたいですね。
個人的には医療とか教育の当たりは儲からなそうですが、
社会的意義などからも注目しています。



■Hamee
決算の数値が修正されています。
用品の在庫処理など多岐に及んでいますが、
会計、大丈夫ですよね、とちょっと心配になりますね。
総会の招集通知が出ないなと思っていたので、なるほど、となりました。


■日本BS放送
決算が出ていますが、まぁボロボロですね。
投資による番組の品質向上が、将来的な広告獲得に資するものであれば、
まだよいわけですが、投資をして番組の質を上げているものの、
トップラインが伸びず、コストだけ増えている状況です。
しかも広告主の販促手段の多様化が進んでいるというのは、
環境的にもいよいよ厳しくなってきているということでしょうか。
BS放送というセグメントがわかりやすいという優位性も、
今はデジタル化の流れの中で、リーチしやすくなっている環境は続いていますから、
環境はますます厳しいものとなりそうですね。

ということは全てわかっていて、
とはいえ、財務の厚さによる配当や優待という側面でPF下位で
放置していたわけではありますが、
そろそろ考えてもよいタイミングかもしれませんね。(遅いですよねw)
まぁ既に売りたい人もいないのかもしれず、株価がどうなるかよくわかりません。



■シュッピン
月次が出ています。
先月程ではありませんが、新品の弱さがみられており、
楽天やヤフーのモールショップが不調のようです。
確か、各モールでは送料無料の条件を厳しくしていたはずで、
それが影響しているのかもしれませんが、
よくとれば、モール系は販売手数料が生じるためそれが抑制されつつ、
自社サイトが好調であれば利益は稼げていますとも読めますが、
前月にあった、粗利は計画以上の文言は今月はありません。
やっちまいましたかね(笑)。
それから、自社サイトが好調だったというのは、
優待の消費もあるんじゃないでしょうかね。
私の家にも続々とマップカメラの箱が届いています。



■システムインテグレータ
1Q発表前に1Qの概算数値を文中に埋め込み、
そして上期の上方修正をしています。
総じて堅調ということですね。
情報通信分野はどの会社も総じて堅調で、
人手不足などから引く手あまたなのでしょうが、
株価が高くなってきている会社も多くなっているので、
悩ましいところですね。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。


20190705_資産残高推移表


既に多くの方が2018年初水準を回復していることと思いますが、
私はまだまだ道のりが長そうです。


6.雑記

いよいよ子供の夏休みシーズンに突入ですね。
子供に色々な経験をさせてあげたいというのが親心ですが、
一方で子供が見てみたいもの、食べてみたいもの、経験してみたいことを
少しでも実現させてあげたいなと思います。

ですから、子供のちょっとした一言を膨らませて、
例えばこのイベントにいってみようとか、
こういう旅行をしてみようとか、企画力を試される状況です。
父親としての威厳に係るので、四季報をろくに読まず、
地図帳や時刻表、そして子供のイベント系のサイトや、
各企業が開催するイベントのHPなどを片っ端から調べています。
なので、最近は企業のWebを見に行っても投資家情報より、
イベントなどの情報があるCSRとかを見ています。
投資家失格ですね(笑)。

というわけで、投資家としても父としても
引き続き身の丈で頑張っていきたいと思います。


◆最近のお気に入り