Author:まるのん |
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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.8% となりました。
前月比は +2.9% で推移しました。

2.全体所感
昨日の週間記事と被りますが、月間の振り返り記事と定点観測として記事UPしています。
今月は日経平均が+3.4%と各指数の中で最も強く、
TOPIXも+2.6%と底堅く推移したようです、
G20も閉幕して、米朝がSNSオフ会が急遽開催されたようですし、
米中の関税の問題もとりあえず交渉再開ということで、
週明けは大型株を中心に不安後退といって上昇しそうな様相ですね。
3.銘柄に対する所感
各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

概ね株価は堅調に推移したようですが、
ルネサンスが弱い動きになっていますね。
売られ方がちょっと大きいので、大株主の動向など需給の兼ね合いか、
何か悪材料の予兆があるのかもしれませんね。
4.運用来パフォーマンスについて

まるのんPFは運用来(2014年1月基点)で+210.1%となりました。
同期間のTOPIXが+119.1%となっています。
5.ポートフォリオ構成について
前月末と今月末のポートフォリオ構成の変化です。
◆月初のポートフォリオ

◆月末のポートフォリオ

現金比率はほぼ変わらずですが、
中身が少しだけ変わっていて、
ソーシャルワイヤーとMCJが順位を上げています。
6月月間の売買は以下の通りです。
■買い
3929 ソーシャルワイヤー 買い増し
2498 オリエンタルコンサルタンツHD 買い増し
■売り
2352 エイジア 一部売却
3134 Hamee 一部売却
3277 サンセイランディック 一部売却
エイジアは現金比率維持のため調整しましたが、
総会の内容等を踏まえて対応を検討したいと思います。
なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。


5.さいごに
巷では年初来2桁プラスは当たり前、30%程度のプラスは普通、
みたいなことになっているようです。
私は相変わらずそこから劣後しているわけで、
まぁ言葉より結果で示せというようなご指摘もあろうかと思います。
もちろん、その通りで、こんな冴えない状況で何を語っても、
説得力がないわけですが、そもそも人を説得したり、
崇拝してもらうために投資をしているわけではありませんので、
私自身は自分のスタンスに外れぬように、
自分の中でベストを尽くしていくことを大切にし、
これからも頑張っていきたいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.8% となりました。
前週比は ▲0.1% で推移しました。

今週も横ばいです。
巷では年初来2桁プラスは当たり前という風潮の中、
冴えない推移が続いていますね~
2.全体所感
G20が開幕しましたね。
私も会場のある大阪に総会に出席するため赴いていましたが、
府内は大変な警備体制でした。
米中が貿易戦争を一時休戦となり相場が動いたり、
いやいやとそれが否定されるとまた相場が逆に動いたりと
忙しないのは相変わらずです。
週末に色々な話のネタがあって、思惑からも相場は右往左往されそうですね。
私自身は自分を見失って右往左往しないようにしたいなと思います。
まぁ既に迷走中って皆様からはみえるかもしれませんけどね~(笑)。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

大きく変わっていませんが、月間でみると、サンセイランディックとルネサンスが5%未満となり、
MCJが5%を超えてきて、多少の入れ替えがありますね。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

特に大きな動きはなかったでしょうか。
アイドマMCがやや強かったでしょうかね。
最近ボラティリティが大きくなっていて、
落ち着いてくれるといいなと思っています。
アリババも電子値札も、そんなに急に景色が変わるとかないでしょうからね(笑)。
Hameeも今週は上昇していますが、やはり変動が大きくて大変です。
株主総会が来月あるので、もし行けたらいいな、と思っています。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

イオンディライトの利益修正が入り、ROE等の指標が下落しています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■アイドマMC
株主総会に出席出来ませんでしたが、
出席されたフォロワーの方からコメントを頂けて、
大変嬉しく思いました。
内容として、当然クローズドな情報もなく、
そつなく運営をされたようですが、株価はまだ変動が大きいですね。
有報も出ているので、前期のものと比較しながら読んでいきたいと思います。
■ソーシャルワイヤー
社長コメントが更新されています。 → こちら
各領域についての取り組み状況が触れられています。
その中で、新橋拠点の引き合いが増えて質もよくなっているというのは、
もちろんこれだけで何か判断を楽観的にさせることもありませんが、
状況としては期待も高まります。
この他、人材面でブレーキ癖がなくなってきたということなどから、
自発的な創造が高まっているのは素晴らしいことですね。
マネジメントとしては自由にやらせるという部分と、
とはいえ、きちんとモニタリングをして補完していくことの両輪だと思いますから、
全体のマネジメントに益々邁進して頂きたいですし、
新しい事を考えたり、改めてスケールするための方策を色々検討されるのでしょうから、
そういう有機的な時間にあてて頂き、我々投資家の期待に応えて頂きたいなと思います。
■イオンディライト
カジタクの不適切会計は、結局不正会計という結論となり(知ってた)、
過去の決算修正、第三者の特別調査委員会の報告書などが出ています。、
まぁ改めてみると不正のオンパレードでして、本当に遺憾な内容です。
経営責任についても明確にするため、役員の報酬減俸などが発表されています。
加えて一部の役員は解職となっており、
特に前社長の中山さんはまさにこの不正会計時の社長であったこともあり、
会長職を解職ということになっています。
正直、解約までは想定していませんでしたが、
ただ、これもまたやむなしなのかなと残念に思います。
改めて、各資料は週末に熟読したいと思いますが、
起こった事は残念ですし、弁明のしようがない不祥事です。
しかしながら、主業は堅調に推移していますし、
再起を期待と私は考えていますから、改めて再発防止を通して、
より本質的な良い会社になるべく努力をしてほしいと思います。
私たち株主も彼らに経営を任せているわけですから、
漫然と任すだけでなく、株主総会などごく限られた場しかありませんが、
努力をしないとならないのだろうなと感じています。
■サンセイランディック
櫻井氏のインタネットTVに社長が出演されたそうです。
特に目新しいことはありません(笑)。
■丸和運輸機関
株主総会レポートをUPしています。
【株主総会レポート】9090_丸和運輸機関(2019年6月開催) https://t.co/OrRC2mmiLw
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月27日
■翻訳センター
株主総会レポートをUPしています。
【株主総会レポート】2483_翻訳センター(2019年6月開催) https://t.co/Z6GJfCjnaw
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月26日
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

はい、特にコメントはないです。
6.雑記
今週は割愛します~。
丸和運輸機関の株主総会に行きました。
※聞き間違いや主観に基づく誤認を含む可能性が多分にあり、
個人的見解も介入しておりますので、ご参考程度としてお読み下さいませ。
※記載内容には配慮をしているつもりですが、当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が生じた際には、
即座に公開を取りやめます。

■参考
・2018年の株主総会レポート → 遺憾ながら欠席です。
・2017年の株主総会レポート → こちら
・2016年の株主総会レポート → こちら
・2015年の株主総会レポート → こちら
2015年が最初の上場後の株主総会でしたが、
昨年欠席してしまったため皆勤ではなくなりました。
■当日の流れ
10:00 開会
10:01 開会にあたり一言挨拶
10:05 議決権数・株主数の確認
10:07 監査報告
10:11 事業報告・対処すべき課題の説明(映像)
10:24 当社成長戦略・中計説明(社長プレゼン)
10:51 付議事項の上程(映像)
10:55 質疑
11:43 決議
11:45 閉会
※閉会後、取締役の紹介。
※手元の時計による概算ですので多少ズレはあるかもしれません。
■議決権行使の状況
議決権行使株主数 : 941人/2,352人(40.0%)
議決権個数 : 296,795個/320,412個(92.6%)
株主数は昨年から220人の減少です。
株価がだいぶ上昇していることもあり利益確定も進んでいるということでしょうか。
社長の個人名義を除いても個人保有比率は約10%ほどあるはずですが、
議決権行使は脅威の92%超となっています。
株主に愛されている会社という事なのだと思いますが、
こういう部分に同社らしさが表れているのだろうなと思います。
■全体所感
相変わらず元気はつらつであり、
根性と信念に基づく会社だなという認識を改めて実感しました。
考え方は昭和のような泥臭さと実直さが全面に出ていて、
いまどき珍しい会社なわけです。
人材育成も仏教の教えが根底にあって、
人としてあるべき姿や心の持ちようというレイヤーで教育をしていて、
役職員を同志とし呼称して支え合い、高め合う会社は、
それを真面目に実践しているというところでまず注目に値すると感じます。
事業については、各事業共に拠点開設と取扱い量のスケールがみられており、
かつ、リソース確保の成果もあげられており、
顧客の期待に応えるネットワークを構築できています。
AZCOMネットワークのプラットフォームでは当社が支払いを早期化するなど
サポートを手厚くすることでリーダーシップを益々確固たるものにすべく
取り組めています。更なるリソースの拡充ということで、
個人事業主を束ねる桃太郎クイックエース(MQA)の制度を本格化し、
当日配送網の構築でも差別化を推し進めています。
顧客の物流網はその周辺のバリュチェーンマネジメントを網羅すべく、
3PLではなく7PLを掲げており、マテハンやロボット導入なども提案して、
相応の投資をかけて新規センターの稼働もリリースされています。
足元では増税による小売り業への影響や
景況感の変化によるトレンドの変化など様々なリスク要素はもちろんあるわけですが、
必要なリソースを確保して、EC化の流れ、あるいは日販品の物流、
あるいは低温の生鮮品に至るまでの取り込みは、
生活インフラともなっており、十分に価値あるソリューションを提供できていると思います。
全体として株価水準が高いことからもわかる通り、
事業も先行きの展望も明るい印象です。
しかしながら、短期的に見れば設備への投資や消費動向次第で、
荷量の変化による収益が凹凸することはありうるわけですから、
相応に株価もボラティリティを伴いながら推移することになるのではないかと思います。
来年には創業50周年ということで、まぁ色々ありそうですが、
今後も大いに期待して寄り添ってまいりたいと思います。
■質疑応答の様子
※繰り返しになりますが、聞き間違いや主観に基づく誤認などが介在している可能性が高いため、
あくまで個人的なメモとして参考にして頂ければと思います。
Q A社のロジスティック戦略について
A社は独自の物流網として「Aフレックス」を国内でも展開しようとされている。
当社が注力をするMQAと同様に中小個人事業者を結束させていく動きであるが、
A社のこのような動きについて、より取引深耕に向けた協業という理解をすればいいのか、
あるいはいずれは離反を含めた競合となるものなのか。
また、最近でも他社において、A社から契約打ち切りという事態が生じていることも見聞きしているが、
当社に対するA社の評価について成果と課題があれば教えて欲しい。
A
A社との間で現状の状況については常に共有をさせて頂いているが、
特定のお客様との状況でもありこの場で個々の事への言及は出来ない。
しかしながら、お客様との共有の状況においては、我々がお客様と成長していく上で、
何か成長を抑制させられるような影響は現時点では生じていない。
また、当社では品質が生命線であると考えている。
接客やマナー、モラルといった各側面において、お客様の声にも真摯に耳を傾けながら、
その生命線である品質を担保していく活動を行っている。
結果、お客様からは高い評価を頂いている。
今後も同志(社内では役職員を全て同志と表現している)の中で、
高品質の担保を合言葉に、頑張っていく。
(岩崎取締役 ※MQA統括)
A社が当社に最も期待していることは、人とトラック台数の確保である。
そしてこれは質の確保が伴って、初めてお客様からは評価して頂ける。
当社としては、MQA、AZCOM会員企業、そして正社員と全てにおいて、
この質の確保を大切にしながら取り組んでいく。
そのためにも教育を繰り返し行うことが生命線を確保していく上で重要である。
また現状のA社の動きは、当社が提案した内容を聞き入れてもらって
動き始めていることでもある。従前のような物流をアウトソースし、
場合によっては丸投げにもなっていた部分を、
自社バリューチェーンの中で物流が重要との認識のもと、
よくこの自社物流をきちんと構築していきましょうという提案を
聞き入れて頂けたものと捉えている。
我々もこの提案をしたからには、人や車両の確保を推し進めていくし、
更にベースとなる拠点センターをお客様の要求レベルに合わせて
次々に展開を進めることでパートナー企業として期待に応えていきたい。
また契約の打ち切りの件は、要するに品質が悪いとそのような事態を招いてしまう。
我々への評価はダントツで高い評価を頂けている。
今後もより一層の品質を高め確保していくようにしていきたい。
(和佐見社長)
※個社名を出して質疑やり取りをしていますが、ここではA社として表記しています。
→A社との取引状況として、エンドユーザーの満足度はSNSなどを見ると、
地域によって個々に見ると色々課題もあるように感じていましたが、
少なくても答弁からは順調な方向のようですね。
品質が生命線という認識を強く持っているため、総じて平均点があがるように、
取り組めればいいなと思います。
Q 中計2022について
今中計は向こう3年においても成長が持続し、意欲的な計画であるように受け止めている。
その達成する手腕として、オーガニック成長に加えて、M&Aや海外といったエンジンを
駆使していくことになると思われるが、具体的にどのようなロードマップを描かれているか。
A
創業以来掲げてきた売上1000億について、今期でようやく達成に向けて射程に入った。
この1000億の達成というのは、丸和運輸機関グループとしては富士山登山に例えるならば、
ようやく登山口に立ったという感覚である。
これからが当社グループにとってようやく登り始められる、
次のステージにいくことができるということ。
一定の規模と実績を積んできたことから、既存事業はもちろん、
M&Aや海外展開など優位な立場で推し進めることができる環境を得ることが出来た。
今後大いに期待をしてもらいたい。
(藤田取締役)
新中計は投資家、とりわけ機関投資家から大変評価を頂けている。
この業界は人手不足や車両不足などといわれている中で、
これだけの成長を持続することが注目されつ背景にあるようだ。
当中計は現場で実践している人たちが作り上げたものでもあるため、
経営としてそれを実現していけるように全社一丸となり取り組んでいきたい。
(和佐見社長)
→内容としてはまぁ期待してねと内容そのものは乞うご期待ということで、
新たな気づきはあまりない答弁ですが、その語調からみると、
力強い言葉やニュアンスがあったことはよかったと思います。
機関投資家からの注目度や、現場実践者がきちんと策定に関わっている事も知れて、
その点は非常によかったと思います。絵に描いた餅にならぬよう、
まさに全社一丸で頑張っていってもらうことを期待しています。
Q 丸和通運の取締役を退任する件
和佐見社長が丸和通運の取締役を退任するという注記が招集通知P35に記載があるが、
これはどういう背景によるものか。
また雑談となるが、社長と私(質問者)は同い年で埼玉で育ったこともあり、
一言応援したく挨拶申し上げる、
A
まず、私(社長)は社内では永遠の39歳ということで通っているので、
その点はご理解頂きたい(会場爆笑)。
(和佐見社長)
退任するのは、子会社の丸和通運の社長を退任するものである。
本来はもう少し早く代代わりしておくべきであったが、事情もありこの時期になった。
コーポレートガバナンス対応もあり体制面をきちんと切り分けておくべきだと判断したもの。
(山本取締役)
関連会社などの社長を若手へ任せるように体制整備を図っている。
これは後進者の育成という観点からも有益なものであると考えている。
(和佐見社長)
→2020年で創業50年となることもあり、ここで世代交代を一定程度進めて、
今後を見据えた対応をとるのだろうなと感じました。
社長はまだまだ元気いっぱいですが、いずれ後進に譲るシナリオも、
みておかないとならないのでしょうね。
ちなみに、質問者は恐らく丸和運輸機関本体の取締役退任と思われたのかもです。
確かに紛らわしいですが、もし本体の代表退任となったらもっと騒いでますよね~(笑)
Q ICT活用による成長戦略について
物流業界で様々な業務、管理体制、安全対策など様々な面でICT活用が求められる。
とはいえ、ICTそのものをどのような体制のもとで、どのようなロードマップで取り組まれるのか。
A
ロボット活用を含めた自動化などICT活用はどの業界において不可欠なものになりつつある。
物流業界においてもその活用は浸透してきているし、
適用できる領域も広がっている認識である。
当社においてもマテハン導入やロボット化などで省人化や生産性向上の取り組みを行っている。
(刈谷執行役員 情報系)
過去30年にわたり、欧米や最近ではアジア、中国に渡航し、
最新の物流センターを視察し、最新技術を常に学んでいる。
日本の事情にあった事例を検討し、
時流だけでなく、時中に適合するものを導入してきている。
北関東のM社の物流センターは約4割程度の省人化が図れている。
これは設備投資をしたから実現できていることであるし、
そこに更に教育を重ねていくとその効果は更に大きくさせることができると期待している。
いずれにせよ、当社は他社に先立ってトレンドに合致した技術を導入していく取り組みを
続けていきたいと考えている。
(和佐見社長)
→ICTについては執行役員の方が回答されていましたが、
もう少し若い方がリーダーをされるのもいいかなと思いました。
常に最新のトレンドを社長も含めて視察等行っているということで、
こういう最先端の技術に触れるのはいいですね。
しかも、それが日本流に適合できること、
またそれが時流、時中にあったタイミングで取り入れていくという
冷静な姿勢もまたよいと思います。
本来はアジリティ高くやる方がいい面もあるでしょうが、
設備投資計画が大きくなりがちなので、慎重さも持ち合わせるべきでしょう。
Q オリンピックイベントへの対応について
各企業がオリンピックを目指して社員教育を目指している。
当社は物流というのがバックヤードのため直接インバウンドの影響はあまりないと思うが、
何かこういうイベントに対して対策をしていることがあれば教えて欲しい。
A
今、大阪ではG20が開催されているが、物流が一部遮断されることを想定し、
顧客にご迷惑がかからぬように事前に纏めて配送するなど工夫をしている。
オリンピックの際にも同じような事態が生じる事と思われるため、
事前にどのような物流制限が生じるかを常にチェックをし早期に情報を取得し、
それを踏まえて工夫をしていくこととしたい。
(和佐見社長)
Q 人材の採用と育成について
注力しているMQAについてはどうしても個人事業主間で品質の差は生じえてしまうもの。
この品質の差を埋めてどのように育成を図っていこうとされているか。
特にエンドユーザーからの評価を如何に各人にフィードバックして
モチベーションの維持・向上に繋げるかも重要であると捉えており、
何か工夫をされている点があれば教えてもらいたい。
また正社員の採用については、新卒採用でもう少し採用をしたかったと、
悔しい思いをされたというお話もあったが、当社がより魅力的になるために必要な
教育をどう施していくかについての見解を教えて欲しい。
A
MQAの登録に際しては、まず説明会への参加と個人面談を実施している。
その中で業務内容、契約内容を十分に理解してもらった上で契約締結をさせてもらっている。
また、AZCOM会員のドライバーへの教育は現在お客様からの個別の声を直接ドライバーへ
フィードバックをするとともに、所属会社の責任者へも通達をしている。
また各エリアには社員を配置しているため、その社員を通した指導や本社からの指導なども
適宜活用しながら品質向上・安定に努めている。
なお、一番大切なのは事前教育だと認識している。従って稼働前研修を必須で受けてもらい、
機器の活用方法や接客、マナーといった部分に至るまで教育し、
現場で独り立ちできると判断して初めて現場配置をしている。
今後も品質が生命線と認識しているため、そこを損なわないように取り組んでいく。
継続した教育と指導、起こった事象を踏まえた再教育のスパイラルを回していく。
(岩崎取締役)
桃太郎カードを配布しているが、当社教育の基本は正社員も含めてこのカードをもって教育を行う。
この桃太郎カードは仏教の教えにも通ずるもので、
現場で活躍する社員の心を自然と開くような効果がある。
このカードでは報恩感謝の心、利他の心を教えている。
両親を大切にしなければならないということも書かれている。
こういう教えはわかってはいることではあるものの、
改めて心を解いていくことが教育の原点であると考えている。
その結果、真のお届けサービスが実現すると考えている。
(和佐見社長)
→和佐見社長は昔に苦労された際に、仏教の教えに学んだと聞いています。
そういう心の持ちようから原点的な精神的な教育をされていくことは
本質的な価値創造に繋がりそうだなと思います。
この語り口はどこかで説法を聞いている気分になりますね。
MQAの品質安定や全体のボトムアップは事前の教育を十分に注力し、
またそれが生命線であるという認識はあるため、
あとは経営としてそれが定着してエンドユーザにも満遍なく支持してもらうるような
体制構築を目指す所だと思います。リソースを急拡大させている局面でありますから、
大変難しいかじ取りだと思いますが、本質的なレイヤーでの教育、
心に寄り添う内容でそれが染み渡り理念が行き届くことを期待したいと思います。
Q 株式分割について
過去に株式分割を繰り返し実施しているが、現株価を踏まえて検討等しないのか。
A
インサイダー情報に関わるので詳細な言及は控えるが、
考え方として投資しやすい金額という観点で社内では検討を行っている。
(河田取締役)
上場をしているため、時価総額を高めて価値を高めていくことが
重要であると考えている。とはいえ、市場は流動的なものであり
相場が決めるものであるから、当社としては業績をあげるべき努力を重ねることに
専念していく。そのためにはコツコツ努力を重ねていくしかなく、
これは起業の時から苦労もしてきた。
コツコツを忘れれば、銀行からも株主からもそっぽを向かれてしまう。
従って、これからもコツコツを積み重ねていく所存。
(和佐見社長)
→まぁこれはこういう回答になりますよね。
質問の趣旨として株主還元という趣旨でしたが、
それであれば、むしろは配当や優待、
あるいは自己株買いに言及して欲しかったです。
配当は増配していますし配当性向3割は積極投資局面ではいい所かもしれません。
優待は長期応援の立場の株主が多いため、
保有期間にやや厳しめの前提条件を付けた上で(3年以上保有など)、
些細なクオカードや日用品のセットなどを進呈とかがいいかなと思います。
あるいは自己株買いを行い、将来のMAに備えるのもいいかもしれませんが、
流石に株価がやや割高ですかね~。
Q 地元吉川への貢献について
吉川の地で発展してきたわけだが、今後も地元を大切にしながら、
吉川の希望の星として活躍を期待したい。
A
地元があっての自分たちだと思っている。今後も地元への貢献に努めていきたい。
地域社会に必要とされる会社、そして行政と共にある会社を創っていきたい。
まだまだ投資が足りない。これからもっともっと地元地域に必要とされるために、
より積極的に投資をしていきたい。
また2020年は創業50周年を迎えるため、様々な記念行事や、
新たなテクノポリス拡充も含めて検討をしていきたい。
→記念行事は2020年はオリンピックがあるため、
翌年以降に企画検討を行うようですね。
またその他にも色々考えていることがありそうでした。
内部情報に関わることなので、答弁には留意されていた印象でした。
コメント
・集中日にこれだけの株主が少しアクセスの悪いこの地を訪れている。
信念がしっかりした会社で当社のファンの方や地元の方も多いことと思う。
株主もこの1日を当社のために振り向けてこの場にいるわけで、
そのようなせっかくの機会なので、
ぜひ総会後に役職員との懇親を深める機会を作って頂きたい。
毎年誠実に頭を下げて迎え入れて下さる社員の方にとっても、
株主との距離感が縮まる機会は、よりモチベーション向上にも繋がる機会になると思うし、
我々株主もより身近に役職員の方と交流を図りたいと考えている。
食事やお酒などは不要なので、コストをかけず、
缶ジュース1本で気軽に始められる場でよいのでぜひ検討頂きたい。
■最後に
開会前にロビーでコーヒを頂くわけですが、
前々回お邪魔した時には帝国ホテルのクッキーでしたが、
今年はヨックモックのシガールが用意されていました。
あの筒状のシガール、おいしいですよね。
社員の方からもIRを担当されている方などから、
今年は来てくれて嬉しいと社交辞令ではあるでしょうが、
温かく迎えられ大変嬉しく思いました。
またロビーでたまたまですが、
女性の社員さんとお話をさせて頂きましたが、
新人研修のちょっと熱気のこもった写真のパネルを前に、
女性が少ないでしょうけど、やりにくさとかないですか、とか
雑談をしておりました。

この女性の笑顔というか話すときのお姿が素敵でして、惚れました(嘘です笑)。
いずれにせよ、私たちは株主であり決してお客様ではないはずなのですが、
本当に大切なお客様を扱われるように気さくにお話をして下さったり、
一挙手一投足がきびきびしていたり配慮があったりと
大変気持ちよく過ごさせて頂きました。
総会のお土産は今年も様々な日常品の詰め合わせで、
社員の方が丁寧に包まれたのだと思いますが、
今年も妻が喜んでおりました。

お土産を頂き、恒例の通り、社長と握手をさせてもらい、
その他役員全員と多くの社員の方の深いお辞儀の中で失礼をさせて頂きました。

最後は正面から駅までの貸切バスに対して手を振ってお見送りして下さり、
また、深い一例を受けてさようならをしました。
翻訳センターの株主総会に行きました。
※聞き間違いや主観に基づく誤認を含む可能性が多分にあり、
個人的見解も介入しておりますので、ご参考程度としてお読み下さいませ。
※記載内容には配慮をしているつもりですが、当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が生じた際には、
即座に公開を取りやめます。

■参考
・昨年の株主総会レポート → 今年が初参加となりますので過去記事はありません。
なお、ネットを探したのですが、同社の総会の記事は一切見当たりませんでした。
■当日の流れ
10:00 開会
10:02 議決権数・株主数報告
10:03 監査報告
10:08 事業報告(社長読み上げ)
10:19 対処すべき課題の説明(社長読み上げ)
10:23 付議事項上程
10:38 質疑応答
10:57 質疑終了→決議
11:04 閉会
※手元の時計による概算ですので多少ズレはあるかもしれません。
全体的に話の口調がゆっくりで大変聞きやすかったです。
実はこれには開会前にちょっとした事情があってのことなのですが、
いずれにせよ、途中の招集通知の読み上げの時には、少し退屈をしました。
また決議事項が9号議案まであったことで、
付議事項の上程にも時間を要しました。
その割には質疑が少なく、あっさりと終了ということになりました。
参加株主数も20人程度だったようです。
(ツイッターでは10人程度と記載していましたが、最終的にその程度の人数だったようです。)
■議決権行使の状況
議決権行使株主数 : 672人/2,254人(29.8%)
議決権個数 : 22,913個/33,168個(69.1%)
株主数は昨年から312人の減少です。
株式投資は人気投票だともいわれるので、
株主数が減っているということは
あまり期待されていないということなのでしょうかね。
事業は堅調に推移していると思いますが、
わかりにくさなどがありますから仕方ありませんね。
しかも今回は定款の変更もあり、2/3の賛成が必要だったわけですが、
そもそも議決権行使の比率が2/3ぎりぎりという状況だったのですね。
個人株主が4割強を占めているようなので、
もう少し株主側も議決権行使をきちんとしないとだめですし、
会社側もより会社の魅力を伝える事を考えて歩み寄らないといけないのかもしれませんね。
もっとも、IRも一定程度しっかりしていますので、
わかりにくい事業などのIRのやり方が課題なんですかね。
■全体所感
今回、比較的若い所で世代交代して社長となった二宮さんが
どんな方なのかを感じてみたくて総会に出席することにしました。
二宮さんのお人柄は以下の母校のインタビュー記事(こちらのサイト)があって、
興味深く拝読していました。
いい意味で、普通の人だなと思っていて(失礼)、
打算的な面を持ち合わせているのも力が抜けていてよいなと思いつつ、
でも決算説明動画などから、業界への造詣や戦略についても明るい印象もあり、
そのしっかりした部分と人間らしさの介在を垣間見て、
どんな方なのだろうと関心がありました。
学生時代や入社した時も翻訳会社に就職しておいて、
英語あまり話せなかったらしいですからね。。。
総会ということでしっかりしないとならないという思いからか、
終始そつなくこなされていて、しっかりした対応を取られていて、
運営方法は社長さすがっ!だったのですが、
あれだけ少人数の総会でもありますし、業績も堅調なわけですから、
もう少しざっくばらんに力が抜けていてもよいかなと思いました。
株主総会という性質上、しまりがないとだめなのかもしれませんけどね。。。
ただ、その真面目さや誠実さはよく伝わってきました。
答弁の中でも敢えて一部に遅れが見られるという点も、
敢えて事後にコメントを足されていたりするあたりで、
しっかりと誠実さをもって伝えなければならないという思いを感じました。
別に概ね計画通りです、って終わっても全然よかったんですよね。
でもつい口に出てしまったということであっても、
そういうことを隠してうやむやにはしないということは
案外ふとした時に姿勢が滲むものだと思います。
また、MTの取り組み、とりわけ、みらい翻訳を基点とした
データ蓄積、ナレッジ構築部分については当社が強みを生かせる部分であり、
この部分は自らの言葉でロジカルに説明されていたので、
きっと、しっかりご自身で経営判断をされているのだろうということも伝わりました。
MAの姿勢も無理なくやる点もリスク先行ではありませんし、
全体的に地に足をつけた経営をされている印象を受けました。
敢えてロゼッタとか外資(Google)を引き合いに出して競合関係も聞きましたが、
これも深く言及はしませんでしたが、
要するに自社としてはみらい翻訳を基点としてなすべきことを粛々と進めることに
集中されていて、そこまで競合環境に脅威がある雰囲気は感じませんでした。
AI活用のフレームワークだったり、機能という面では、
他社も強みがあるわけですが、
当社はコーパスを作成し、エンジンを高めていくこと、
つまり翻訳そのものの品質にこそ強みをもっているわけで、
かつこれは専門翻訳ということで、そのデータ量が大きな障壁になることも学びました。
もちろん、安易に楽観できるようなものではありませんが、
しっかりと一顧客だけでなく、業界というものを意識して取り組まれていることもあり、
みらい翻訳を基点として展開は今後も期待が持てるかなと思いました。
社員の皆さんもしっかりしていて、普通に満足いく対応をされていたと思います。
全体的にとてもしっかりした会社だという受け止め方をしました。
退出後、会場ホテルのロビーで東会長、二宮社長以下役員の方が
自社へ戻られるところに出くわして、
改めてご挨拶させて頂きましたが、
普通に仲良くみんなでワイワイしながら帰られていました。
これだけでは判断できませんが、
役員の中も風通しはいいのかなと感じました。
一方で、答弁はすべて社長が行ったことから、ほかの役員の方にも
質問を振ればよかったと反省したのですが、
それぞれの方の状況がわからず少し残念でした。
事業としては、足元も順調ですし、
今後どこまで利益率が向上するかわかりませんし、
中計達成は実際のところ利益率10%まで本当に手が届くかはわかりませんが、
戦略やその狙い、取り組み内容はよく理解が出来ました。
機械翻訳は高度化、つまりは再学習の繰り返しが必要ですが、
専門翻訳になればなるほど、データ量は乏しいため、
ある程度時間を要します。答弁の中で業界標準を作っていくために、
当社も努力をしている一面が垣間見れたことは貴重な材料でした。
こういう業界を巻き込んでナレッジ蓄積をして、
それを効率化させていけるスキームがあることは魅力です。
一方で今後よりスケールしていくための営業戦略については、
今回は質疑の優先を下げて聞きませんでした。
領域によって顧客内シェアを高めていく部分と
顧客数を伸ばしていくところと色分けをしている部分は、
なんとなく各領域の特色や現状を見れば理解はできるのですが、
より多く認知してもらい、使ってもらうためのスキームについては、
改めて機会を見て質問をしてみたいと思いました。
配当面も利益が停滞した時にも
配当性向を高めてでも増配基調を維持し、
減配を回避している点にも説明の中で言及されていたため、
今回は配当性向やDOEによるコミットメントを高めてというコメントは
飲み込んでおきました(笑)。
そんなコメントをしなくても重々承知してそうでしたので。
外部環境の変化によって、短期的には業績が停滞することだって
当然ありえそうですし、シクリカル要素を持ち合わせているわけですから、
そういう点を頭の片隅におきながら、技術進歩や顧客の囲い込みをしつつ、
生産性向上をしていくプロセスへ期待を寄せていきたいと思います。
■質疑応答の様子
※繰り返しになりますが、聞き間違いや主観に基づく誤認などが介在している可能性が高いため、
あくまで個人的なメモとして参考にして頂ければと思います。
Q 中計の利益率向上シナリオの取り組み状況について
中計の利益率向上シナリオとして最終年度で10%ということで期待をしている。
この実現のためには、大きく戦略的MTの推進と社内業務のRPA等を活用することにより、
生産性向上を図ることであると認識をしている。
現状でこの2つの取り組みについて、どのような進捗となっていて、
どのような課題が生じているか教えて頂きたい。
中計達成のためにどのような点がポイントになるのかを踏まえてご回答頂きたい。
MT推進は、外資(Google)や国内でもロゼッタなど競合環境はめまぐるしく変化しているが、
当社はその中でどのように取り組まれるのか。
また今期には社内コーディネータを主体とする
自動化システム導入による効率化を狙っていると思うが、その開発の状況等も合わせて教えて欲しい。
A
指摘の通り、年々利益率を高めていく計画としており、
最終年度では10%の利益率目標を掲げている。
利益率向上の牽引する要素のひとつとしてはMTの推進を通して、
翻訳者の生産性を向上させ粗利率を高めていくということである。
こちらの取り組みについては、当然中計の各年度で想定しうる
粗利率改善要素を織り込んで策定を行っている。
足元の進捗としてはその効果はほぼオンスケジュールで進行できていて、
実際は若干ながら計画より早いペースで粗利率改善が進んでいる状況である。
もうひとつの利益率を高める活動としては、
ビジネスマネジメントシステムの高度化によるプロセス管理の改善の開発を行っている。
こちらのシステムは主に社内コーディネータ業務を効率化することを狙っている。
現状では開発途中であり、ほぼスケジュール通りに進んでいるが、
個々には開発という性質上、若干の遅れがある部分もあるものの、
計画の範囲内で進められている。
Q MT(機会翻訳)活用による翻訳循環システムの構築スキームについて
MT活用の循環システムを構築するにあたり、
個社エンジンをより機能させるためにどのようなアプローチで作成をされるものなのか。
あくまで個社毎にコーパスを作りゼロから組み立てていくものなのか、
あるいは業界標準のようなエンジンを共用しながら、
その上に個社の+αを乗せていくような運用になるのか。
展開するスピード感だったり、エンジンの精度向上の観点から
どのようなアプローチをされているのか教えて欲しい。
A
まず我々はみらい翻訳を拡販して契約頂く事を基本とした進め方をしている。
みらい翻訳は既に膨大な汎用データを取り込んだ基礎エンジンをもっているため、
個社別のエンジンはこの汎用的なエンジンの上に載せていく形で実装していくことになる。
この実装時には追加学習、再学習を繰り返し行う必要があり、
これを当社が支援しながら進めることで個社エンジンがより機能する形へと進化する。
また、より自社ビジネスに親和性のあるエンジンを作り上げていくためには、
同業のデータ(コーパスして学習させる総量)をより多く取り込む必要が出てくる。
そのため、1社でエンジンを作っていくより、同業の方にお声がけして集まって頂き、
みんなでその業界に適合した業界エンジンを作っていくことは大変意義のあることであると
認識して活動を行っている。
Q M&Aへの今後の取り組み方針について
翻訳業界は年商1億程度の小さな会社がひしめき合っている状況のため、
今後もM&Aの機会も多く存在し、成長の一つの要素として期待している。
一方で、M&Aにはリスクがつきものであるとも認識しており
リスクを考慮しつつどのようなポリシーでM&Aに取り組まれるのが
考えを聞かせて頂きたい。
A
当社はこれまでもISSやメディア総合研究所などのM&Aに取り組んできた。
これらのM&Aの考え方としては、同じ翻訳業界の中で、
特徴や強みを持った会社であることを前提として、
それらの特徴や強みが当社事業とどのようなシナジーを産むかという視点で
意思決定をしてきている。
今後も何でもかんでも買うということではなく、
当社にとってシナジーを発揮すること、
またそれに加えて、当社グループに参画してもらうことで、
経営の効率性が担保出来るような会社を見つけていきたいと考えている。
Q 翻訳家の登録者数の状況について
決算説明資料をみると翻訳家さんの登録者数は大きく減っている。
これはアクティブな方のみを集計するようにカウント方法を変更したためと
考えているが、いずれにせよ、昨今の人手不足や人件費の高騰といった中にあって、
MT化の推進による効率化はあれど、登録者数の推移によって、
事業の機会損失になるような事態は生じていないのか。
A
翻訳者数の減少については、表面的にそのようにみえるかと思うが、
敢えてそのようにしている。というのも指摘の通り、
実際にお仕事をして頂いている方だけを集計するように変えていて、
お名前だけ登録があって実際のお仕事をお願いできていない人に関しては、
控除をするようにした。
お名前だけが登録されているといった状態を放置すると、
管理コストも若干とはいえ嵩むこともある。
従って戦力になって頂けている実働のあるかたのみを集計しており、
実際のアクティブな数はきちんと増加してきている。
毎年新規で登録いただける方が200人程度はおり、
その中でアクティブな翻訳家さんが毎年少しずつ積み上がっている状況である。
従って、人材不足などによって、当社事業の機会損失になっているような事態は
発生していないと捉えて頂きたい。
Q シクリカル面を踏まえたマクロ環境の変化への対応について
当社はリーマンショックの頃は赤字にはならずとも
一時期業績が停滞した時期があったものと理解している。
現状では景況感もよい中で業績も堅調に推移してきているものの、
足元では世界的な景況感の変化や地政学的リスクの高まりから、
やや転換点を迎えつつあるという見方もある。
このようなリスクが台頭することによりグローバルな活動が停滞した際に、
当社事業にどのような影響があり、
長期的に見た時にどのような対処をとられていくのか教えて欲しい。
A
長期的な展望という前提で回答する。
(短期的には相応にシクリカルリスクによる数値影響はあるということですね)
指摘の通り、世界的な景況感の変化は当社経営としても注視している部分である。
ただ、一方で当社事業はほぼ国内法人を顧客として事業活動をしており、
日本国内の人口減少等のマクロ状況を鑑みると、
マクロなトレンドとしては日本企業が海外へ進出していくシナリオが逆回転することは
考えづらいと考えている。もちろん、世界経済の変化によって、
外資企業が日本への進出や投資抑制ということで、
日本へのインバウンドは減ること想定しうることではあるが、
一方で、日本からのアウトバウンドは長期的なマクロな視点でみると、
今後も増えていくと考えている。
従って、そこに当社の翻訳事業は十分に寄り添える余地があると考えている。
Q ICTのセキュリティ対策について
対処すべき課題の中でICT活用を挙げられているが、
サイバーセキュリティなどの危機管理体制についてどのように取り組まれているか。
A
当然のことながら当社においても様々なセキュリティ対策のソフトを導入したり、
サーバーの補強等の対策を十分にとっている。
→この質問をするなら、以下のような聞き方の方がもう少し具体的に回答してもらえたのかなと思います。
上記の回答だけではちょっと寂しいですからね。。。
「特許や医薬といった機密事項に富んだ情報を扱う事が多い当社事業において、
情報漏洩のリスクは信頼失墜に繋がり大きな経営上のリスクだと捉えているが、
当該リスクへの認識と、セキュリティソフト導入やサーバー監視という当たり前の対応に留まらない
特別な意識付けとしての社員教育等の対応についてどのような具体的アクションをとっているか」
Q メディア総合研究所のIT事業の売却について
メディア総合研究所を買収する一方でIT事業を売却しているというのは、
どういう背景、意図によるものか。
A
メディア総合研究所の事業は大きく2つに分かれている。
ひとつはメインであったシステムエンジニアの派遣事業であり、
こちらに関しては売却を行った。
一方で、規模は小さいがAIデータの加工、
とりわけ音声認識に基づくデータ生成に強みある。
この部分は当社MTの推進という一貫でより技術対応を可能とするため、
本格的な対応を行っていくため、本体に移管して対応する事とした旨、
先月にリリースをさせて頂いたところである。
Q 国内の地域毎の収益数値について
拠点別(東京、名古屋、大阪)の売上を教えて欲しい。
A
地域別の収支状況については公表をしていないため、
回答を差し控える。
→この質問もせっかく聞くのであれば以下のような聞き方であれば、
もう少し回答を引き出せたかもしれませんね。
公表していない定量データをピンポイントで聴いても、
それは差し控えるとなっちゃいますよね。
この文言だけでは意図も伝わらないので忖度して回答も出来ないですし、
さすがにそこまで義理を果たさないということでしょうかね。
「当社事業は大手企業も多いことから、大都市圏でそれぞれ事業展開を行っていると認識している。
今後各領域を伸ばして成長していく事を期待する中で、
地域別にどのような伸長余地があるのかを知りたいのだが、
地域毎に売上の強弱や収益性の濃淡はあるのか。
満遍なく営業活動や単価を含めた採算性を確保していくのか、
地域毎に攻め手やスケール余地に差異があるのか。」
コメント
・社外取締役に士業の先生を固めているのは事業特性からよいこととは思うが、
事業会社の経営者など多角的な経営のために今後参画させることを検討してみてはどうか。
・せっかくの総会の機会なので総会後に事業説明会のようなものを企画してみたらどうか。
u>■最後に
総会後に近くに本社があると社員の方から聞きつけたのでとりあえず本社ビルを拝んできました。
ビルはとても立派なビルでしたが、入居はそのうち1フロアです。
まぁそりゃそうですよね。
たまたまそのビルを仰いでいる時に、
総会の片づけを終えて戻ってきた社員さんらに出くわしてしまいました。
彼らはニコニコ挨拶をしてくれましたが、きっと不審者と思われたに違いないと
悪いことをしているわけではないのにキョドってしまいました(笑)。
そのままコテコテの大阪の商店街を歩いてみたくて、
心斎橋の商店街を歩いていました。
ふと、とある交差点に差し掛かり、
横に伸びる古びたアーケードをみて、あれ、どこかで見たなと思ったら、
ソーシャルワイヤーが大阪に事務局を出すというリリースを見た時に、
ストリートビューで見た光景でした。
住所をみるとやはりすぐ近くだったので、
とりあえず立ち寄りました(笑)。
ビルがどんな感じかなと思ってビルの前に差し掛かると、
自動ドアが空いてしまい、
すぐ目の前にビル共同の受付があって、
お姉さんが立ち上がって礼をしてくれたのですが、すかさず立ち去りました。
やっぱり不審者ですね(笑)。
大阪府内はどこもG20の警戒態勢が敷かれていて、
観光どころではないですし、そもそも1人で行きたい所もないので、
早々に京都に移動して、先日京都を訪れた際にもらえなかった
御朱印を授かりにいきました。
ちなみに今回は上賀茂神社です。
前回は下鴨神社でしたので、これで世界遺産のペア?が揃いました。
最後に、興味がある方もおられるかもしれないので載せておきますが、
総会のお土産を頂きました。
五感というお菓子屋さんのお米の最中らしいです。
こちらの10枚入りなので1000円相当のもののようですね。

1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.9% となりました。
前週比は ▲0.2% で推移しました。

横ばいですね。週内でのボラが大きかったです。
2.全体所感
国内の景況感はもちろんですが、
米国が利下げへ転ずる空気が増す中で世界的な景気後退が懸念される中で、
それでも増税をする日本ということで、経済対策は十分とはいいますが、
こういうものは心理的な影響が大きいわけですから心配ですね。
また景気だけでなく、台湾でのデモの盛り上がりや
イランの状況などが危ぶまれる中で、
どういうわけか日本株は米国株に比べると弱いようですね。
GAFAや半導体といったハイテクへの懸念が示されてはいますが、
それでも米国NASDAQは年初来で+22%程度のパフォーマンスですし、
NYダウでも+15%超となっており、マザーズも驚きの高いパフォーマンスです。
というわけで、為替の影響はあれど、全額を先進国株式インデックスに振り向けている
会社の個人型年金のパフォーマンスも高いパフォーマンスとなっています。
ですから益々のブログ口座の冴えない運用状況をみるに失笑なわけですが、
ただ、投資ライフとしてはなかなか楽しい生活を送れていると思います。
来週も株主総会が楽しみですね。
景況感や中東情勢、また台中の状況などで
色々懸念はあるわけですが、ディフェンシブな銘柄へ振り向けたいなんて思っても、
小売りスーパーは私も魅力的な銘柄を監視していますが、
割安性がまだそこまで高くない認識もあり決断できず、
医薬セクターも手薄ですがいくつかは監視に入れていますが、やはり割安性評価で
決断が出来ない状況です。
サービス、とりわけ個人投資家に人気の会社はやはり人気があるだけあって、
安さよりもモメンタムという中で、なかなか資金を振り向ける先がないな~と思っています。
私のようにチキンな性格なのもいかがかとは思いますが、
とはいえ、個人投資家の特権でもありますが、
無理してポジションを持たなくてもいいわけですから、
じっくり考えて、自らが納得できるような言動を心掛けたいなと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

オリコンHDを更に買い増して保有比率5%手前まで来ました。
現金比率がだいぶ下がってきており、
投資方針上は適正水準ではありますが、
留意をしながらポートフォリオを見つめていきたいと思います。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

ソーシャルワイヤーは水曜に謎のストップ高となり、
その後、木・金でおかえりなさいということで、
週間では辛うじてプラスの結果となっています。
別にいちいち株価に意味合いを私は求めませんから、
まぁそうなるよね、位にしか思いませんがなんだったんでしょうね~。
相当な出来高なので、何かあったんでしょうかね。
それにしてもあの出来高を伴った高騰に対して、
チャート分析の方々のツイートなどから、「●●を形成したから上」とか
「〇〇をブレークしたから今後期待」とか、
煽りのような声が多く聞かれました。
私は正直全く意味がわからず、まぁ確かにそういう形にはみえるけど。。。
みたいな薄い反応だったのですが、
結果、急落し、絵に描いたような行って来いになったわけですが、
となると、途端にあれはダマしだったとか、
実はこういう見方をするとブレークはしていなかったという見立てを
後だしで出されていたりしているのを見て、
つくづく難しい世界なのだなと思ったのです。
誤解しないでもらいたいのですが、
別にこういう見方をされている方を否定しているわけではありません。
あくまで期待値の世界なのでしょうから、〇が示現したら●になる、
みたいな傾向分析は当然外れることもあるので、
この一事象だけでとやかく結果論で言っても仕方ないわけですしね。
ただ、ダマしかダマしでないかは結局結果論で、投機色が強いわけで、
そういうスタンスは相当のメンタルが求められそうで、
到底私には無理だなと思ったのです。
だって、ダマしでした、残念、ってなんなか納得感得られませんからね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPER水準は12.6倍と更に前週より微減となっています。
水準としてはまだ低いかなと思います。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■ステップ
特に目新しい内容はありませんが、
フィスコのレポートがUPDATEされています。 → PDF
辻堂教室って期初計画にはなかったんですね~。
■丸和運輸機関
取締役会の実効性評価について定期的にリリースが出ています。 → PDF
前回は中期的な経営戦略の立案に係る議論を高めることを期待という指摘があり、
その後、足元で中計が開示されました。
今回は取締役会のダイバシティ―の向上や後進者育成に関する点が指摘されています。
社長もまだまだ元気ですが、会長職となり、後進の事も考えられている事と思います。
同社は和佐見社長のカリスマで成立している部分も大きいため、
今後の議論の高まりや展開に注目しておきたいと思います。
■翻訳センター
Webサイトがリニューアルしました。
まぁ見やすくなりましたが、コンテンツとしては特に増えたわけではないように思います。
対顧客目線でソリューションが見やすくなることはいいことでしょうかね。
■エイジア
優待制度に変更が入りました。
クオカードからプレミア倶楽部です。
200株からで保有株に応じて傾斜がつきました。
■日本管理センター
先に発表のあった自己株買いでしたが、
9月までの期間でしたが、早々に予定額を購入し終了となりました。
こういうものはいいタイミングで早くに買って終了したいと買い進めたそうです。
今の株価が安いと判断しているんですね。
究極のインサイダーっぽいですけどね~(笑)。
■WDBホールディングス
株主総会には行かれませんでしたが、
SNSなどを通して様子を少し伺いしれました。
スマホアプリについては、パイロット試行中ですが色々課題も顕在化し、
改修作業を行っているようですね。
自社グループ内で対応しているため、試行錯誤の中と思いますし、
必ずしも効率的ではないと思いますがでも頑張って欲しいと思います。
なんでも自前でやろうというのは良し悪しかもしれませんが、
応援しています。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

はい、特にコメントはないです。
6.雑記
来週は株主総会に出来るだけ参加したいなと思っています
もちろん会社を休まねばならないのですが、
窓際の私にとってはたやすいことなのです。
といいつつも、やや輻輳していたので今日は少し真面目に仕事しました(笑)。
株主総会に出席したら必ず質問に立つようにしますが、
出来るだけ、意図をもって質問をしたいなと思っています。
質問は個人的な不平不満をぶちまける場ではないと私は思っていますから、
個人的な見解を申し上げる時にも、
企業の本質的な価値を高められるような事を出来るだけ企図しているつもりです。
実際にはなかなかうまくいかないのですが、
でもせっかく経営者の貴重な時間を頂いているため、
私も多くを学びたいなと思います。
なによりそういう関係性を持てることは自己満足なわけですが、
楽しいなと思うわけです。
全国保証の株主総会に行きました。
※聞き間違いや主観に基づく誤認を含む可能性が多分にあり、
個人的見解も介入しておりますので、ご参考程度としてお読み下さいませ。
※記載内容には配慮をしているつもりですが、当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が生じた際には、
即座に公開を取りやめます。

■参考
・昨年の株主総会レポート → リンク
※一昨年より前はレポート記事を割愛しておりました。
■当日の流れ
9:50 事業内容について映像放映(開会前)
10:00 開会
10:03 議決権数・株主数報告
10:05 監査報告
10:08 事業報告(映像説明)
10:20 対処すべき課題の説明(社長プレゼン)
10:25 付議事項上程
10:28 質疑応答
11:33 質疑終了→決議
11:35 取締役から一言挨拶
11:37 閉会
※手元の時計による概算ですので多少ズレはあるかもしれません。
昨年は総会終了が11:33でしたから、
ほぼ同じくらいで終わるようになっていますね。
流れもほぼ同じです。
■議決権行使の状況
議決権行使株主数 : 9,522人/23,556人(40.4%)
議決権個数 : 623,649個/688,616個(90.6%)
※内訳
出席株主数532人
出席議決権行使個数 131,479個
株主数は昨年から2,579人増です。
これに伴い議決権行使人数も1,089人と増となっていますが、
その比率はほぼ横ばいで、これは個数ベースでも同じ傾向です。
議決権行使の比率が90%を超えているので高い行使率だと思います。
■全体所感
全体としてしっかりした役員の対応ぶりが顕著に表れており、
受け答えの姿勢や内容もしっかりしていて、地に足のついたものとなっています。
大風呂敷を広げるような会社ではなく、派手さこそないものの、
安心して経営をお任せ出来ると感じる総会でした。
成長性という観点では、住宅ローン保証の事業一本という中で、
決して成長性やテーマ性のある事業領域ではない上に、
景況感の高推移の恩恵による押し上げ効果(与信費用低減効果)も一巡しています。
つまり、今後はトップライン(シェア拡大)を増やす政策が肝になります。
しかしながら資金量の多い銀行は自行保証会社を抱えている点からも、
シェア獲得について飛躍させるような目からうろこのような戦略も描きづらく、
実際には地道に積み上げていく事がメインシナリオになります。
長期的には豊富なビックデータを抱えている点からも、
事業の領域を広げるというような景色も見えなくはないですが更に先の話となります。
従って、総会で見聞きした内容で、事業の先行きに大きな期待が膨らむ、
という種類の感動はあまりないわけですが、
しかしやろうとしていることや、地に足のついた活動については、
実直な経営にお任せして応援したいという気持ちを大きくさせてくれる内容と受け止めました。
また、個人投資家を増やしたいという意向が強い点は少し意外性を感じました。
個人保有比率は現状で7%と依然低く、10%程度まであげたいということでした。
確かに改めて株主構成を見てみると、保険会社など金融機関や年金など、
ガチガチの大株主が上位におり、個人の比率は確かに低いのですね。
優待や配当に優れていますし、株主数だけをみると2万人を超えており、
個人への人気も高いと理解していたのですが、
個人をもっと増やしたいと考えているのであれば、
私も思いつきで述べましたが、分割と配当を上げるくらいのことがあってもいいかなと思います。
私も質問を通して有意義な時間を過ごせたことを嬉しく思いました。
■質疑応答の様子
※繰り返しになりますが、聞き間違いや主観に基づく誤認などが介在している可能性が高いため、
あくまで個人的なメモとして参考にして頂ければと思います。
Q 債権回収事業の買収の意図について
従前は求償債権をアウトソーサーなどへ引き渡す事で
リスク対応していたと認識している。
今回の買収で回収業務そのものも自社内で対応することにより、
収益を取り込むことを企図したものと理解しているが、
その収益と裏腹に生じる回収リスクや稼働増といった課題を自社で抱える点について、
どのように捉えているか。
A
従前は代位弁済に至った後に担保物件の売却による返済のほか、
分割による弁済を希望された際にその債権を外部のサービサーへ売却していることもあったが、
このような所から生じる収益についても内部で集中的に扱い、
利益を内部蓄積していくことに繋げたいと考えて取り組んだものである。
また将来的に提携の金融機関様に対して、回収業務のアウトソース需要を受託出来るようなことも
企図しており、新たな収益化の機会を見定めていきたい。
リスクについては、確かに事業性融資の債権に係る大口の債権回収ともなるとリスクも伴うが、
あくまで個人ローンを主体とした小口の個人ローンの回収業務となると、
相対的にそもそもリスクの高い債権ではないと認識している。
※つまり基本的に担保もある中で回収といってもリスクは限定的な領域のみ扱うということですね
(石川社長)
Q 業務効率化の取り組み状況について
構造的に代位弁済がこれ以上低位となり収益貢献の要素は限定的と認識しており、
今後は業務効率化による引き受け可能な業務量を増やすことでシェアを拡大することや、
業務効率化によるコスト削減による収益貢献が必至の状況であると考えている。
AIやRPAの導入といった取り組みをされているが、現状の取り組みについて教えて欲しい。
A
RPAについては、子会社の全国ビジネスパートナで一部活用をスタートしており、
更に横展開の機会を探っており、今期も引き続き浸透と拡大に取り組みたい。
AIについては活用できるとすると保証審査部分になると考えている。
大手のメーカーとっ協力しながら構築に向けて取り組んでいるところであり、
具体的な時期は言及しづらいが出来るだけ早期に導入をしていきたいと。
しかしながら、保証審査そのものが完全にAI化できるとも考えておらず、
必ず最終的には人間の目のチェックもまた不可欠であるとも考えている。
(石川社長)
Q 新人事・評価制度の浸透状況について
昨年4月に新人事・評価制度を導入し、約1年余りが過ぎた所であるが、
当制度の導入によって、社内の雰囲気や社員のモチベーションにどのような変化があるか。
特に昨今の人手不足といわれる中で、優秀な人材の育成・定着が経営課題にもなっているが、
当社従業員は前期比で4人の純減ということで、心配な気持ちもあり質問している。
A
職員の持続的な成長を促すことが会社の発展にも繋がるという理解の下で、
この制度を敷いて運営している。
最近では管理職手前の中堅社員が後輩の育成・指導をより強固にするために
メンター制度を導入した。この制度を導入したことにより、
業務の事に関するコミュニケーションの機会が増えたと実感しているし、
評価の達成度についても透明性が増したということで、
職員の間でも納得性が増したという声も多く届いている。
より一層制度定着に向けて努力していきたい。
人員数については、規模の拡大が緩やかに継続している中で、
一定程度の人員増を見込んではいるものの、
平行してIT化などを通して業務効率化も進めていることから、
大幅な人員増をするようなことも考えていない。
一方で、サービスの低下を招かぬよう、一定程度の人員数の確保や育成について
引き続き努力をしていきたい。
(青木常務)
Q 社外取締役の牽制効果の実情について
上條氏と永島氏については、金融出身の方とお見受けするが、
具体的に取締役において、どのようなスタンスで臨まれ、
広い知見に基づいた発言等で役割を果たしているのか、
ご本人の声としてもお伺いしたい。
A
上條氏は金融機関でTOPを務められ、
永島氏についてはメガバンクで要職に就かれた経験を有している。
(石川社長)
40年以上に渡る金融機関での経験を有しており、
また地域金融機関の経営を司ってきたこともあり、
そのような経験をもとに、取締役会だけでなく、
日常的に経営幹部と意見交換を交わしている。
特に保証審査の仕組み企業姿勢の在り方、ガバナンス、
人事制度における働き方改革など多方面に資するような活動のため、
努力を重ねている。
住宅ローンは低金利で保証料率も低位となっており厳しさを増している中で、
安全を期した保証体制の構築などを通して当社収益の向上のために
活動をさせてもらっている。
(上條取締役)
ちょうど直近の取締役会で業務に関する規定変更に関して付議したが、
社外取締役のお二人から様々な忌憚なき意見をお伺いし、
結果、本議案は採決を見送るということとなった。
このような事例からも、日常的に取締役会で機能を果たして頂いていると認識している。
(石川社長)
※ここのやり取りの中では、社外取締役がいずれも金融畑であることから、
もう少し異業種からの任用があってもいいのではという議論があると
面白かったかなと思います。次の選任の時にはぜひより広い人脈から
任用候補を出して欲しいなと思います。
Q コンプライアンス対策について
スルガ銀行や西武信金などで昨今マスコミを賑わしているが、
まず取引関係があるのか、またあるとしたらどのような危機管理を行っているか、
反社対策を含めた対応について教えて欲しい。
A
スルガ銀行とは取引はない。西武信金は提携先である。
反社という点では、審査時に必ずチェックをしているため個々の取引においては、
まず排除されると理解してもらってよい。
またその後も定期的にトレース管理を行っており、
万が一、事後に反社チェックに引っかかった場合には、
提携金融機関様にご報告申し上げると共に、
対応については個別に対処をすることとしている。
(山口専務)
Q その他剰余金処分の件について
債務保証積立金に積立てるということだが、これの意図とこの181億円はどこから算出されたものか。
A
債務保証積立金は、いわゆる保証債権に対する内部留保のバッファ分であり、
金融機関様が保証会社として信用性をチェックする際に健全性を評価される際に
チェックされる項目であり、当社の保証債務の積み上がりに対して、
適正なバッファを含んだ内部留保を蓄積していくことが大切だと考えているものである。
また181億の算出については、最終利益から配当拠出分を考慮した分を内部留保として、
当該額を積み立てている。
(青木常務)
Q 不動産や金融に対する信用低下に伴う環境認識について
消費増税の影響や不動産全般の信用低下が生じており、
また住宅ローンを投資物件等に不適切に用いるなどの問題も顕在化しており、
決して外部環境は明るい状況ではないと理解しているが、
当社の経営上においてどのような環境分析をされているか。
A
増税影響は注意深く見守っていたが、不動産市場において、
目立った駆け込み需要が生じていない。
増税後の施策が強化されており、前回増税の時のようなことにはならず、
平準化するものと捉えている。
投資物件の保証は過去にやっていたこともあるが、
あくまで実需の住宅ローンを扱っている。
投資物件のローンの問題については、直接的な当社への影響はないと考えているが、
金融・不動産全体の不信に至る様相については、
金融機関の端くれにいる当社としても気に掛かるところではある。
まずは、当社として現在社会問題になっているような事態が生じないよう、
しっかりと事業をやっていくことが大切であるとの認識のもと、頑張りたい。
(石川社長)
Q 株主総会の他に会社説明会などを開催して欲しい
A
貴重な意見。
主に秋くらいに、これから株主になる方を主なターゲットとして
IR活動を行っている。このような場にもし近くであれば足を運んで頂きたい。
(石川社長)
※株主総会後というのを意図的かどかはさておき、
趣旨が伝わっていなかったと思います。
質問者は株主総会の後、同日同会場でそのまま続けるという趣旨だったと感じました。
Q 2012年くらいから計上されていた債務保証料について
2014年くらいまで計上されていた債務保証料がなくなっているが、
その他に含まれているものなの。当時オリックスに支払っていたものと認識しているが、
どのような状況なのか。
A
債務保証料は以前に金融円滑化法が施行された際に、
住宅ローンの返済に対して元金据え置きの対応や期間延長の対応をとる事となった。
その際に、一部見通ししづらい状況もあり、特にリスクを吸収するために
費用項目に当該費目で計上を行ったものである。
現在はこのような施策もなく、このような費目が上がることはないと認識している。
(青木常務)
※質問者はオリックスへの支払いの話として伺っていたはずだったのですが、
答弁の内容そのものは理解したのですが、
そもそもの質問とあるべき回答がなんかよくわからないやり取りでした・・・(私の勉強不足)。
Q 金融機関傘下の保証会社の買収は今後は進めないのか
過去に金融機関傘下の会社を取り込むことで、
業容拡大などを企図していることはよいことだと捉えていたが、
その後そのような動きがみえないのだが、今後はこのようなことをやっていかないのか。
A
以前に金融機関子会社の保証会社が引き受けていた保証債務を
当社が引き継ぐようなスキームを行ったことがあった。
年間20兆円でてくる新規実行のローンのシェアを取っていく取り組みに加えて、
既に実行中の160兆におよぶローンについて、
その保証を引き継ぐことで累計のシェアをあげていくことも考えてのことである。
今後も既に出ている中から新たな証券化された債権を扱う事に加えて、
新たな金融機関様との話もしているところであり今後の総量拡大に努めていきたい。
(青木常務)
※この質問もいい質問だと思いました。
証券化債権とか新たな話の進展などきちんと成果や提携などがあれば
適時開示してもらいたいですね~。
Q メガバンクとの提携に向けた取り組み状況について
三井住友信託銀行との提携を行った後、目立った動きがみえないのだが、
メガバンクとの提携の強化・拡大に向けた取り組みについてはどのような状況なのか。
A
三井住友信託銀行との取引においては、提携後、足元で大きく計数を伸ばしている。
当社の成長ドライバのひとつとなっている。
その後の取り組みとしてはMUFG銀行とりそな銀行との取引計数も伸ばしており、
順調に推移をしているところである。
しかしながら、この2行については、まだシェアが低い状況でもあり深堀余地があるため、
積極的に提案していきたい。
大手行という意味では残るは三井住友銀行とみずほ銀行があるが、
新規提携の機会は常に模索しているところである。
未提携銀行が少なくなっている所であるため、未提携行へ提携営業をしつつ、
提携行の利用率を上げていく努力が必要と考えている。
(浅田取締役・営業所掌)
※この後のメガバンクの深耕の追加質問にも繋がりよかったです。
メガへの切込みの方がJAの新規提携よりインパクトあると思っていますからね。
いい質問だと感じました。
Q 個人株主を大切にしている背景・理由について
業績拡大も順調であり、株主数も2万人を大きく超える水準にある中で、
魅力的な優待や総会開催時のお土産など個人株主へのケアが充実していると思う。
昨今、このような動きを止める会社もある中で、
当社は個人投資家を大切にする姿勢が強いと感じるのだが、
どのような背景や理由に基づき対応されているのか。
A
確かに個人株主数は増えていることはありがたい事と認識している。
しかしながら、保有比率で見た時、個人保有比率をもう少しあげていきたい。
個人比率は7.37%と低く、出来れば10%程度まで増やしていきたいため、
今後も個人株主数の増加のためにIR活動や政策を頑張っていきたい。
(石川社長)
Q 中期経営計画・当期の内容と進捗について
中期経営計画はどのような内容で、その進捗状況はどのようになっているのか。
着実な進行をしているのか、確実に達成されるのかされないのかという感触が
全く言及がないのはいかがなものか。
企業によっては招集通知に進行期はどのようなガイダンスを示しているかと明記しているが、
当社は明記されていない。
A
中期経営計画は報告事項の映像の中でも若干ご説明を差し上げてはいたものの、
説明が悪くて申し訳ない。
***(中略)*** 中計に沿って順調に推移していると捉えてもらってよい。
進行期のガイダンス表記については、貴重な意見として今後検討する。
(石川社長)
※個人的には適時開示出ているし株主通信にもきちんと明記されているので、
そこまでわがままを聞かなくていいのではと思いますけどね・・・。
Q 当社の認知度向上のための広告戦略について
横浜スタジアムで当社広告を目にしたが、個人投資家の増大に向けて、
認知度向上をさせるために今後の広告戦略をどのようにするのか、
また横浜スタジアム以外で広告を出している実績があれば教えて欲しい。
A
現状では広告は横浜スタジアムだけである。個人株主をもっと増やしていきたいと思っており、
どういう形態で認知度を高めていくのがよいのか検討したいが、
このように横浜スタジアムを見たという声もあったので、それも参考に今後検討したい。
(青木常務)
当社は優待の特集本について、前のページに出してもらったり、経済紙に出してもらったりと
メディアの露出も含めて対応しているが、もっと努力をしたい。
(石川社長)
※そもそも横浜スタジアムの広告って投資家向けの広告なんですかね。
どちらかというとエンドユーザーや金融機関向けの広告だと思っていました(笑)。
Q メガバンク深耕のアプローチについて
メガバンクへのアプローチは資金量が多いところでもあり、
シェア拡大が当社成長には欠かせない要素と認識しているところであるが、
一方で、メガバンクは独自に自行保証会社を擁しており、
OBの方も多く在席していることからも単純に当社が働きかければシェアを取れていくという
簡単な構図ではないと理解しているところであるが、
どのような取り組みが必要で、特にどのような点が深耕に際してボトルネックになっているのか。
A
指摘の通り、自行保証があるためそれを差し置いてどんどんシェアを取っていければよいのだが、
そのような単純なものではないのもその通りである。そのような中で、メガバンクの審査目線があり、
そこと異なる審査目線で当社が審査をする部分で余地があると考えている。
メガバンクが得意としない領域や属性に対して、当社が得意とするものを訴求し、
案件を回してもらうとか、エリアに関しても特異なエリアを訴求したりと、
存在感をアピールするなどの工夫をしながら対応をしている。
(浅田取締役・営業所掌)
Q 個人投資家の増加施策として配当政策と分割が有効ではないか
個人投資家の増加を標榜されていることが伝わってくるのだが、
まずNISAへの組み込みを考慮した際に、当社株価を鑑みた際に
より組み込み検討しやすいように分割で投資単位を落とす事は有効ではないか。
特に当社のように毎期安定した事業をされ配当も増配が続いている中で、
NISAとの相性はよいように思えるため、検討してみてはどうか。
また直近でも配当性向を25%へ向上されている中ではあるし、
内部留保が事業上必要な事も重々承知しているが、
昨今の配当性向としては30%程度が当たり前となっている中では、
更なる配当政策の積極化も有効ではないかと考えている。
A
貴重な意見として今後様々な検討を行っていく。
(石川社長)
Q 社長の内容掌握について
各答弁において、各取締役が答弁に立っているが、
穿った見方なのかもしれないが、社長が全てワンマンで答えるのも考え物ではあるが、
社長がどこまで内容を把握しておられるのか危惧もするがどうか。
A
せっかくの機会なので、各所掌役員に答弁頂く方が良いと判断している。
もちろん私も答弁はできるが、せっかく並んでいるので、
出来るだけ発言してもらった方がよいと考えている。
(石川社長)
※はい、これは私も同感です。どんどん所掌役員に振ってもらって、
社長が補足をすればいいと思います。
Q 財務諸表の表記など前期比比較がわかるようにするべき
貸借対照表など前期比の記載がないので、どこがどう変わっているかなどが分かりにくい。
前期比で比較してわかるように表記したらどうか。
A
貴重な意見として今後検討する。
(石川社長)
※うーん、こちらも短信とか決算説明資料とか適時開示でも出ているし、
株主通信にもすごく丁寧に解説されていますよね。
Q 計画を策定のスタンスについて
中計や各期のガイダンスにおける計画策定においては、
野心的な計画策定をしているのか、未達の際の批判を恐れ、
達成が見えている保守的な策定を行っているのか。
順調な進捗ということで、保守的になっているのではないか。
A
あくまで結果論でやってみなければわからないというところでスタートしている。
決して無難な計画を最初から策定しているというわけではない。
(石川社長)
※まぁとはいえ、堅い会社ですから、当然保守性を重んじて策定はされていると思います。
目標目線が低いというよりこれは投資家との距離感の問題であり、
私は何ら問題がある姿勢には思えませんけどね。
Q 営業の注力方針について
未提携先の開拓により重きを置くのが、既存先の深耕に重きを置くのかどちらなのか。
当然どちらもやるという事だろうとは思うが、個人的には未提携先を開拓する方がよいと思っている。
A
当然どちらも注力はするのだが、やはり提携先の金融機関に全て頻繁に利用頂けている状況でもなく、
このような所を掘り起こしていくことがより重要だと認識している。
(石川社長)
※これは私も同感で、特に提携先数ではなく、資金量の大きい所でいかに総量を稼げるかを
考えて戦術的にやっていってもらいたいなと思います。
■最後に
私は会場には開場の10分前くらいに到着していましたが、
既に列が出来ていました。
前に20人くらいいたはずなのですが、
なぜか私が会場入りトップでした。
つまに前の20人は全員お土産貰って帰られるんですね。
そのあともしきりにお土産だけもらいに来る方が多くて、
毎年のことながら驚きました~。
ちなみにお土産は目黒の洋菓子店のガトーショコラですね。
ただ今、品薄だそうです。
6個入りで1080円のものですね。 → 直販サイト

ちなみにこれとは別にお茶のペットボトルを頂きました。
帰り際、いつもお世話になっているIR担当の方と少し立ち話をさせて頂きました。
個人投資家を増やしたいなら個人投資家主催のIR活動に参加してみたらとか、
やっぱり分割とか有効だと思いますけどね~とダメ押しをしておきました(笑)。
ただ、今年はいわゆるIRフェアには出展されないかもということで、
しばらくは直接触れる機会が減るかもしれませんね。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +4.1% となりました。
前週比は +1.8% で推移しました。

続伸となりました。
でもなんか気持ち悪いです。
2.全体所感
今週は消費増税が予定通り実施の方向というニュースが巡り、
国内の消費もさることながら、海外の景気が不透明感を増す中で、
本当に大丈夫なのか、みたいな感覚ですが、
株価は堅調に推移していますね。
また米中の問題に加えて、イランの件でややこしいことになっているそうですが、
こちらもあまり株価の動向には関係ないようですね。
原油や為替なんかも動いているようですが、
こちらもあまり関係なく、株価は反発しています。
私のポートフォリオも一部の銘柄に変な動きがみられて、
やっぱりなんか気持ち悪いなと感じているところです。
結局株価の動きとかを追いかけているとこんな感じで、
結局気持ち悪さに苛まれますし、
騰落に気を奪われずにありたいなと思います。
最近はモメンタムを追いかけ、短期間て効率よく結果を得ることが、
評価される中で、騰落を気にしないなんてありえないのかもしれませんが、
でもそれくらいで私はちょうどいいかなと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はオリエンタルコンサルタンツHDを買い増しをしたため、
保有比率が3%まで上がりました。
この他、株価上昇に伴いソーシャルワイヤーの保有比率が
明確に5%を超えてきました。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

ソーシャルワイヤーはよくわかりませんね。
きっかけ無くてこうやって高騰するのってあとあとろくでもないことになりそうですが、
どうなんでしょうか。
チャートが弱いって言われて、でも直近では陽線が続いて転換したとか言われ、
全く???な状況です(笑)。
丸和運輸機関がこんなに株価が強いのはなんなんでしょうね。
Amazon関連といわれますが、一方でAmazonフレックスの件など、
色々懸念だってないわけではないと思いますけどね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPER水準は12.8倍と更に前週より0.1倍上昇しています。
水準としてはまだ低いかなと思います。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■アイドマMC
子会社のニューフォリアはデジタルサイネージジャパンに出展しているということで、
視察に行ってきました。
デジタルサイネージジャパン終了。目的はニューフォリアの偉い人の講演を聴く事とブースの出展の様子を知りたくて足を運びました。同社に限らず技術的な展示会は新しい技術やニッチな商材に溢れててとても楽しいものですね。ニューフォリアのCTOの方のお話は生粋の技術マニアでした。 pic.twitter.com/KUqD7KOhBG
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月14日
ニューフォリアの手掛ける技術を小売店に展開した際の
デモを中心として出展となっていますがそれを身近にできました。
加えてCTOと取締役がそれぞれセッションに立たれるということで、
どんな感じなのか感じ取ることが出来たのもよかったです。
技術力が高く、アイドマからの制約を受けず、自由にやっているという印象でした。
一方で技術ドリブンな会社であることは間違いなく、
事業化とか収益という観点での素養は未知数とも感じました。
この辺りは技術発のイノベーションを語る上で、事業化とか収益化という事を考えてしまうと、
それを阻害してしまうわけでもあり、とはいえ、無視もできないわけですからね。
CTOの方は日経システムズにコラムを書かれていたり、
自らオープンソースを公表していたりしていて、
自宅でも様々なデバイスをいじくりまわして、
プロトコルに応じて色々な事が出来る事を自分の手でやってみる事が好きそうで、
それが何より楽しいようです。
ワクワクしながらお話をされていましたし、サイネージの仕事にも活きているような
事例も紹介されていました。
パネルディスカッションには他の取締役の方が登壇されていましたが、
soundUDを組み込んだ企画商品の実証実験などの事例を紹介されていました。
普段あまり触れないので私も忘れかけていましたが、
いやー楽しそうでしたね。
ブースでは丁寧に説明して下さり、非常にわかりやすかったです。
サイネージを使った売り場作りの提案ということで、
今はSIでやられているようですが、早期にパッケージ化していけるといいですね、
という話をさせて頂きました。
そのブースで代表の方もいらっしゃったのですが、
ちょっとさすがに声はかけられませんでした。
ただ、登壇されていたCTOや取締役の方と楽しそうに語らっていたり、
社員にも声をかけていて和気あいあいでいい雰囲気に感じました。
会社がまだ小さく距離が近いのだろうなと思いました。
■ソーシャルワイヤー
大阪事務所の新設がリリースされています。
早速グーグルマップで建物の様子を見てみましたが、
そんなにきれいなビルではなく、コストを考慮しているのかなと思います。
顧客の開拓や深耕を頑張って欲しいですね。
またセグメント名を変えるということで、デジタルPRとシェアオフィスとなりますね。
■イオンディライト
総会の動画がUPされています。
あのお通夜みたいだったイオンディライトの総会が動画で公開されてるんですね。これはある意味で楽しみです。 https://t.co/b2MVRHud9y
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月13日
■全国保証
株主総会に出席してきました。
よい総会でした~。
全国保証の株主総会に今年も参戦しました。いつも社長の立ち振舞いの良さが際立っていて、所作の勉強になるな~と感心します。他の役員に答弁させて社長が掌握出来てないのではという指摘にも、ご自身が紳士に回答されてました。私なら顔ひきつってしまうだろうな(笑)。 pic.twitter.com/3OBQ1I0Tfb
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月14日
改めてレポート記事にするかもしれませんし、
割愛してしまうかもしれません。
■オリエンタルコンサルタンツHD
毎日新聞掲載の記事などリリースが続いています。
ちょっと量が多いのでここに書くのは割愛しますが、
事業の長期的見通しは色々楽しみですね。
足元の利益がどうなるかはわかりませんけどね~。
■Hamee
決算が開示されています。
Hameeの決算データをエクセルに入力していきました。https://t.co/CuYu52HZnL
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月12日
今更手打ちしているとか、何週も時代遅れですけどね~。
PF事業が鈍化鈍化言われてますけど、そんなに鈍化してますかね。売上伸長が弱いともみえますけど、期待し過ぎじゃないですかね。もうPERも12倍とかですよね。
株価は一度迷って、一旦上にいきましたが、
まぁここはよくわかりませんね~。
近視眼的に投機の範疇で扱われているだけかなとも思います。
■シュッピン
月次が出ましたが予想通り売上は悪かったですが、
粗利は想定超らしいですね。
販管費が想定超で、営業利益は想定以下、
なんてことになってるんじゃないかと思います。
まぁよくわかりませんけどね~
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

はい、特にコメントはないです。
6.雑記
来週は四季報発売ですね。
いつもなら金曜日に発売ですが、
今号は例外的に18日発売となるようです。
もちろん私も精読するつもりですが、新たな出会いがあるといいなと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +2.3% となりました。
前週比は +1.5% で推移しました。

週半ばには年初マイナスに沈みましたが、とりあえず浮き上がりました。
ただ、米国の統計見ているとすぐにまた沈みそうですね(笑)。
2.全体所感
今週は週間の騰落だけみると特別大きくはなかったですが、
日々の騰落を見ると結構大きく動いたなという印象でした。
私のポートフォリオも一時は年初来マイナスに転落しましたし、
そこから一旦は浮上するというよくわからない動きをしていました。
日経平均やマザーズ指数も特定の銘柄の騰落の寄与で
歪んでいたように感じました。
指数と監視も含めて個別銘柄の騰落もだいぶ乖離があって、
色々と違和感を感じた1週間でした。
為替も円高に振れていますが、
その割に日経平均は底堅く推移しています。
為替想定で107円とかは逆風だと思います。
ただ一方で日経平均はPBRで1倍割れ寸前まで売り込まれてもいました。
結局こういうロジックで動いているなんていうのはわからないわけですが、
あまり悲観し過ぎず、楽観し過ぎず、
保有している企業に目を向けていきたいと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

一部、思い入れがある銘柄でも部分売却を進め、
現金比率は26%となっています。
投資方針に掲げている目安の現金比率は24%ですから、
概ね適正な水準です。
ただ、いくつか買付を入れているのもあり、
ここから下落していくようであれば
少しずつ買付注文もささっていくかもしれません。
十分に現金及び各銘柄のリスクについて点検して、
注意深く運用をしていきたいと思います。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

終わってみるとあまり大きな騰落はありませんね。
丸和運輸機関とかが強かったでしょうかね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPER水準は12.7倍とやや前週より向上しています。
それでもまだまだ水準としては低いと思います。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■アイドマMC
まずデジタルサイネージを手掛けるニューフォリアが
デジタルサイネージジャパン2019に出展するそうです。 こちら
小売店向けのサイネージサービス全般について、
アイドマMCと連携したサービスについての出展という事で楽しそうですね。
幕張メッセということで近いですし、行ってみようかな、なんて思ってます(笑)。
少なくても、地下鉄メトロのサイネージ提供よりはアイドマMCにとっても
現実味のあるリリースだと思います。たくさんのお客さんの目に触れるといいですね。
それから前期に買収したJAMはドラックストアの販促に強いとされていますが、
その主要顧客は、昨今世を騒がせている?ココカラファインです。
マツキヨとスギが争奪戦みたいな構想になってきていますが、
もう「ココカラスギモトキヨシ」になればいいんじゃないですかね(適当)。
ただ、規模感からもココカラが主導権を握る構図ではなさそうですから、
むしろアイドマMCとしてスギやマツキヨに対しても訴求力のある提案ができるか、
特に既存販促会社に勝てる商材があるかがポイントになると思います。
チャンスではありますが、リスクでもありますね。
■東鉄工業
こちらはSMBCさんから5%超への買い増しだそうです。
最近、電車の事故が多く報道されていて、
横浜市営地下鉄の脱線では線路保守の人的ミスが指摘されています。
東鉄工業においても安全第一で日々作業されていることと思いますが、
このような事故のないよう信頼を得ながら事業を続けてほしいですね。
■ソーシャルワイヤー
先週の週末に株主総会のレポート記事をUPしています。
【株主総会レポート】3929_ソーシャルワイヤー(2019年5月開催) https://t.co/QChue4kJqD
— まるのん (@marunon_invest) 2019年6月1日
また総会の議決権行使結果もリリースされています。 →こちら
取締役選任の議案において、社長のみ賛成率が92%程度と
他の役員や他付議事項に比べて若干低いです。
この辺りは株価の動向などでいわゆる批判票とも取れるものかなと思います。
ぜひマグカップのつなぎ絵の昇竜のように、
株価も昇竜拳の如く騰げて頂いて(笑)、
より多くの方の信任を得られるようになるといいなと思います。
引き続き応援をしたいと思います。
Find Modelののべフォロワー数5000万人突破というリリースも出ています。 →こちら
まず注意が必要なのは、「のべ」なので当然ながら同趣向があるセグメントに対して、
複数のフォローをしている方がいるはずですから、
実態として美容に関心のあるセグメント人口に対するカバー率のようなものが、
現実的な顧客訴求力になるのかなと思います。
あくまでアピール情報としての掴みは5000万とか1億目指します、はいいと思いますが、
実効性のある地に足の付いたデータに基づき、顧客開拓を進めて頂きたいなと思います。
改めて顧客セグメントをみると、美容関係が圧倒的に多く、
次いで旅行・イベントやアパレルと続くので、ほぼ女性ターゲットといった印象ですね。
この辺りはマスを狙うとかではなくセグメント特化で存在感をより深めていく方が、
私はよいと思いますので、引き続き事業邁進に期待したいです。
それから、アカウント数という点では上場企業比率も低く、
従業員数も比較的小さい顧客が多いわけですが、売上比率などでみるとどうなんでしょうね。
当然、美容は広告産業で成り立っている(ブランディングや広告宣伝が主要なコスト)わけで、
大手になればなるほど、広告代理店などを介した大規模なPRが行われるわけなので、
こういった予算を取りにいければいいな、となるわけですが、
現時点でどの程度の売上シェアがあるのかがわからないとふ~んという印象でしか
この資料を眺められないかなと思います。
例えば上場会社の比率は17.7%ですが、FindModelの売上規模比で見たときに、
どの程度の割合なのかとか、その先にどの程度の余地があるのか、ということを
想像すると妄想家としては楽しいなと思うわけです。
いずれにせよ、フォロワー数を伸ばすという総量拡大という訴求力を追求しつつ、
中身の備わった(顧客にとって費用対効果に優れた)展開を期待したいと思います。
また今週はサービス認知度向上のためのネタとして
お掃除ロボットの調査レポートが出ています。
内容は分析や総括も含めて面白いと思いますが、
企業の販促担当者などへ刺さるネタとするためには、
もう少し建付けを工夫してもいいかなと感じます。
クリッピングサービスは毎朝記事を集約して分析するオプションもあると
サービスの紹介もされていますが、販促担当者へより訴求していくためには、
例えば自社商品やサービスについてマーケット分析や優位性の分析などをしてみませんか?
というのが先にあって、そういったものにマッチするサービスなんです、
というのが先にきて、実例としてお掃除ロボットのレポート例、
という流れにしないとこれだけでは、なかなかその先に実現できる自社の業務や悩み解決に
刺さりにくいのではないかなと感じます。
加えて、クリッピングサービスは基本機能としてクリッピングで、
その先に分析があるという建付けになっていますが、
ビックデータから分析をできることが強みだと思うので、そこを前面に推した方が、
まずはクリッピングというアプローチよりよいのかなと思います。
現状では以下のようなアプローチです。
レポート実例 → クリッピングサービスあります → オプションで分析も実現
しかし、私は以下のようなアプローチの方がいいのかなと思います。
ビックデータ活用分析の実現を訴求 → レポート実例
→ クリッピングサービスもあります(ライトプランでまず初めてみる向け)
お掃除ロボットのレポートを見て、よし自社商材についてクリッピングや分析をしてもらおう、
という発想で問い合わせ増へリーチできるものなのかなと思っています。
もちろん、効果があるからやっているのかもしれませんので、
あくまで外野の素人意見なんですけどね~(笑)。
いずれにせよ、アピールを色々やってみるという姿勢はまずは大切だと思いますから、
色々なアプローチでぜひ認知を高める活動を頑張ってもらいたいと思います。
■翻訳センター
大和さんからの大量保有が出ており、若干保有比率が下がったようです。
それから子会社のIT事業(AI活用部分など)を東京本社へ事業移管したリリースが出ています。
これは子会社内の個別最適ではなく、グループ全体で推進していくための
措置だと思われます。生産性を上げるために必要なツールを横展開して、
お客様に向けて提供できることはよいことだと思います。
■丸和運輸機関
東洋経済にアマゾン物流に関する記事が出ています。 → こちら
デリバリープロバイダのファイズが契約打ち切りになった模様という観測に加えて、
アマゾン自身が自社物流としてアマゾンフレックスと称して、
個人事業主と直接契約をして配送網を築くという動きがある点を指摘しています。
丸和運輸機関にとってはアマゾン対応に多額の投資を意思決定しているわけで、
1年契約といわれる不確実性を受容しながら拡大路線をとっていますが、
この動向には注視が必要かなと思います。
一方で、丸和運輸機関自体が個人事業主の開業支援に既に本格的に乗り出しており、
アマゾンフレックスとどう対峙するのかは見物だなと感じます。
デリバリープロバイダーへの依存度を下げたいという思惑がある一方、
丸和運輸のグループ力が奏功すると案外協業的な立ち位置で
対峙できるのではないかとも思います。
とはいえ、本格的な競合になっていく道筋も考えられますので、
この点はもともとのアマゾン外資への依存という意味でのリスク項目でもあるため、
ぜひ直接見解を伺っておきたいなと思います。
・アマゾンとのビジネスにおける契約打ち止めという事例もあるようだが、
丸和運輸機関として個々にみるとSNSなどで至らぬ点も散見されるようだが、
アマゾンとの関係性に課題はないのか。
・アマゾンフレックスによる自社物流を志向している点において、
丸和運輸機関として契約打ち切りのリスクや個人事業主支援の輪という舵取りにおける
競合・協業関係はどうみているか。
・アマゾン向け対応としてトラック、人、物流センターと本格的な投資を継続しているが、
契約打ち切りとなった際にこれらの資産の扱いはどうなるのか。
なお、丸和運輸機関もモルスタによるレーティング更新があった模様です。
売りからホールドへの格上げ(そもそもこの定義謎ですよね?)で
目標株価は2600円から3500円だそうです。現値より目標株価が低いので、
であれば売りとなりそうなもんですが、まぁよくわかりません(笑)。
株価は4000円台で固まってくるとそろそろ分割というのが視野に入りそうですね。
さてどうなるでしょうか。
■全国保証
こちらもみずほさんから大量保有報告が出て若干の買い増しがなされた模様です。
4000円台入ってから買われたようですが、
直近で3500円程度まで落ち込んでいたので、ここは買い場だったのではと思います。
ちょうどフラットの審査などで疑義が生じてとかの時の
風評被害があったのでしょうかね。
株価は何事もなかったように復調の兆しが出ています。
■コンドーテック
決算説明会の動画並びに書き下しが自社WEBページにUPされています。
特にQAまできれいに書き下ろされているのはいいですね。
やり取りの内容も中身に突っ込んだ話が多くて勉強になりました。
日経にも出ていたハイテンションボルトの件は心理的な要素が大きいとは
少し意外でした。むしろ調達がしにくいことで顧客への納期が延びているというのは、
納品力の見せ所なのですが、
仕入品のようであまり優位性は発揮出来ていないようですね。
■日本管理センター
自己株買いの経過報告がリリースされています。 → こちら
自己株買い自体は5/14-9/20の期間ですが、
5/14-5/31の半月で予定総量の半分弱を買い付けしています。
その平均取得単価は1082円となり手数料を考慮しても、
1000円台半ばといったところでしょうか。
会社としてはこの水準は買うという態度表明なのかもしれませんね。
株価はその後も堅調に推移しており、1200円台を回復しています。
なお、同社の管理戸数の積み上げは原点回帰により
復調の兆しが出てきており、今後2Qから3Qにかけて徐々に業績にも
顕在化してくるものと思われます。そのような動向を先取りするように、
株価が動いているようにみえますが、一方でサブリースへの風当たりは、
引き続き強いことも想定されますので、
風評被害も含めて株価は揺らぎながら推移するのかなと思います。
一方でファンドの大量保有報告書において、
5月末において5.05%から2.54%へ保有比率減のリリースも出ています。
ファンドの動態は決算期や統合など異なるロジックで動く事もあると理解しており、
このあたりも含めて自己株買いで一部吸収したという構図もあるかもしれません。
いずれにせよ、機関投資家の動向は私の投資判断の要素ではありませんから、
そうですか、と確認だけしておきました。
■エイジア
こちらもみずほさんの大量保有報告で保有比率減となっています。
今週は株価も反発局面でしたが、何かありましたかね。
四季報先取りとかですかね(笑)?非会員なのでわからないのですが。
あと、エイジアを語った詐欺が横行しているようで注意喚起にリリースが出ています。
同社が仮想通貨を発行しているという手口のようですが、
さすがに信じる人いるんですかね・・・。
■トーカイ
あの野村さんが買いとかいうと売りなんではと思いますが、
それに沿うように今週は株価が下がっていますね(笑)。
週初に買いを継続で目標株価は3100円→2700円と下方修正です。
株価は日々軟調で2000円すら切ってしまうんじゃないですかね。
先日のアインHDやクオール薬局などの調剤の決算を見ていても、
大変苦労が多そうですからね。まぁトーカイの場合調剤だけではないんですけどね。
まぁ利益影響はそれなりにありますからね・・・。
■オリコンHD
自己株買いの経過報告がありました。 → こちら
この半月の総出来高の約10%が自己株買いということになります。
買い付け単価は2000円弱ということになりますね。
それからオリコンHD定例会の様子がレポートされています。 → こちら
全社の決起集会のようなものですね。表彰もついているようです。
こんな内容もリリースしているのは面白いですね。
士気向上とか社員への対話という点で、同社は優れていると感じており、
ESも高いようですので期待をしています。
また日刊建設工業新聞において、業績目標の達成を射程に、
各種ビジョンも前倒しで達成の感触を決算説明会で述べられた旨、
記事になっているようです。 → こちら
また同新聞において、ミャンマー都市間高速鉄道の2期施工監理を受注とあります。 → こちら
これは元々JICAが絡む大型案件だった認識ですが、
引き続き実績が評価されこのような結果になっている点は注目に値すると思っています。
同社は業界紙の掲載も含めて、事細かくリリースしてもらっているので、
ネタには尽きません。出来高がもう少し出てくるといいんですけどね。
あまり人気がないようですね。
■シュッピン
月次が出ていますが、ECで前年比で10%程度減と久々の前年割れとなりました。
粗利確保やモールでの販売戦略を見直したとあり、
粗利は計画を上回るとされていますが、市場はどう反応するでしょうかね。
元々、中長期的にも売上成長はマイルドにして、
粗利改善を図るとされていましたが、ここまでまた極端なことをするとは、
本当にネタに尽きない会社ですね(笑)。
ちなみに新卒採用もしていますから、販管費は増で売上減少をカバーできず、
営業利益ベースでは下振れと勝手に予想していますが、
さてどうでしょうか。
成長企業として売上伸長が止まることは致命的ともされますが、
そもそも同社を成長株という認識がまだ市場にあるのかわかりませんが、
見た目上はかなり厳しいとみられてもやむなしかなと思います。
■システムインテグレータ
株主総会の録画がUPされています。
まさにホームビデオでyoutubeということで
金をかけずに対応していますね~。
しかも独特の空気感が伝わってきて面白いです。
懇親会があることを念頭に、
そろそろお酒が飲みたくなってきたと質問を終わらせるとか、
ちょっと通常では考えられない(場合によっては誤解される?)対応です。
ただ質問には実直に回答されていて、
特に分売で自ら株を売却したことを、創業者利益として、
自分のバリアフリーのための住宅のために換金させてもらった、
それくらいのメリットがあっていいと思うと堂々とされているのも、
私はいいんじゃないかなと思います。
とても面白い社長さんですよね。
ぜひ来年は社長さんの手作りチーズケーキを頂きに
平日夜開催の総会に行きたいと思います。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

相変わらず低空飛行なのですが、
TOPIXとほぼ同水準に肉薄してきました。
そもそもこれだけ保有株の足元の状況が冴えない中で、
なんとかTOPIXインデックスに肉薄出来ているなら御の字かなと思っています(笑)。
6.雑記
今週はなんといっても、山ちゃんと蒼井優さんのサプライズ結婚ですね。
私は特別お二人のファンというわけでもないのですが、
記者会見の様子やその後スッキリという番組で生出演をされていて、
それを拝見していて嬉しくなってほっこりしました。
あの合鍵を山ちゃんが渡すときの、
重く受け止めないでという気遣いに対して、
蒼井さんが、重い意味でもいいんですよ、と
きっと上目遣いで仰ったのではと妄想すると、
もうドキュンとなっちゃいますよね~(笑)。
私も学生時代、一人暮らししている時に、
当時お付き合いを始めた今の嫁に初めて鍵を渡したときの
あのドキドキでときめいた頃を思い出しました。
お幸せな姿を拝見して、勝手に自分の若かりし頃に想いを馳せ、
同時になかなかもうあのようなときめきを得られないと思うと
少し切ないな、なんて思っています。
ソーシャルワイヤーの株主総会に行きました。

※聞き間違いや主観に基づく誤認を含む可能性が多分にあり、
個人的見解も介入しておりますので、
ご参考程度としてお読み下さいませ。
※記載内容には配慮をしているつもりですが、当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が生じた際には、
即座に公開を取りやめます。
■参考
・昨年の株主総会レポート → リンク
・一昨年の株主総会レポート → リンク
・直近の独自会社精査PPT → PDF(PPT)
※私の勝手な分析サマリです。
■当日の流れ
10:00 開会
10:03 議決権数・株主数報告
10:04 監査報告
10:06 事業報告・対処すべき課題の報告事項
~社長がパワポ資料でざーっとプレゼン~
10:16 付議事項上程
10:20 質疑応答
(4人 4個(他要望事項が2個))
10:40 決議
10:42 閉会
10:43 新任社外取締役から一言
10:45 中期経営計画説明会 開始
11:18 質疑応答
(5人 11個)
11:54 中期経営計画説明会 終了
12:00 クロスコープ施設見学会
12:30 懇親会
(軽食付き グループ毎に役員と懇親)
※手元の時計による概算ですので多少ズレはあるかもしれません。
昨年は総会終了が11:10終了でしたから、
後の中計説明会もあり30分程前倒しで終わりました。
付議事項・報告事項に係る質問に絞ることで
スムーズな進行となり双方にとって改善してよかったと思います。
■議決権行使の状況
株主数 : 476人/2,018人(23.6%)
議決権個数 : 42,302個/59,275個(71.4%)
昨年より株主数は100人余り増えていますが、
株主数の増加は緩やかですね。
もはや東証再編で昇格の意義も曖昧になりつつありますが、
昇格要件の2,200人にはまだ足りませんね。
■全体所感
同社の今後を考えた時に、大きく2つのポイントがあると考えています。
この2点が今後の中計の成否を大きく左右するものだと捉えており、
私も懇親会を含めて重点的に確認をするように努めたつもりです。
(1)新橋拠点の成否
従来の拠点とは異なるアプローチが求められ、投資規模も大きいため、
不確実性という点でリスクとなります。当然成功することを期待し、
経営はチャレンジするということで大きなリターンを狙いにいっています。
成否のカギは、中堅から大手企業の拠点としての入居が進むかという点です。
サテライトオフィス、働き方改革ということで時流はフォローですが、
個別に見た時にタイミングや縁というものに左右される要素もあり、
まずは立ち上がりがどうかという点では「わからない」ということになります。
但し、これはもう直観という他ないのですが、お話をさせて頂いた印象では、
そんなに悲観的にならなくてもいいかなとは思いました。
大企業になればなるほど、アプローチ先が調達部門など複数になるほか、
折衝レイヤーも様々ですからこの辺りをうまく取り回してくれれば、
立地など問題はないと思いますし、外部環境としてもオフィス需要はタイトですから、
うまくいくのではないかと期待が先行します。
(2)広告分野でのスケールの成否
元来、広報部門へのアプローチとして独自路線を歩んできましたが、
広告分野に足を突っ込むということはシェアや認知度で快走中のPRTIMESとも競争になります。
ソーシャルワイヤーは記事のなりやすさなど品質を担保しながら、
またインフルエンサーマーケティングのデジタルPRとのコラボを図ることで、
存在感を増していく方向です。そのために認知度向上を図る施策も検討されており、
必要な手立ては用意している様子が伺えました。
従って、認知度向上のためにサービスそのものの露出を増やしていくとか、
競合との戦い方も納得がいくものでありました。
もちろん、配信数が足元でも伸び悩んでいたり、
単価上昇も継続性のあるものかはまだ不透明のため、
今後を注視していかねばなりません。
これら2点について、引き続きモニタリングを続けていきたいと思います。
総会としては、社長の出来るだけ説明を尽くしたいという姿勢はもちろん、
各取締役の方とも初めてだと思いますが、対話が直接出来たことは、
大変有益な機会でありました。
これまで社長とIR責任者位しか接点がなかったため、大変貴重な機会を頂きました。
■質疑応答の様子
株主総会と中計説明会のそれぞれにおいて質疑応答の時間がありました。
特に区別することなく、やり取りについて、記載します。
繰り返しになりますが、あくまで私の主観的な受け止めによる曲解の可能性もあります。
従って、会社公式見解とずれた解釈をしている箇所もあるかと思います。
その点、くれぐれもご留意くださいませ。
Q[2号議案:取締役選任]
取締役候補者の経歴の中でワイズノット社が多いが、
同社はどのような会社であるか。
また現時点で当社とどのような関係性がある会社か。
A
(矢田社長の)旧職であったワイズノットからありがたいことに創業メンバーに加わってくれた方々が
今も取締役、あるいは営業現場でも活躍を頂いている。
なお、ワイズノット社はその後倒産してしまって現状は実在しない会社である。
オープンソース開発や技術者派遣のベンチャー企業であり、
当社の事業とは被らない領域の事業をされていた会社であり利益相反などもなかった。(矢田社長)
Q[2号議案:取締役選任]
社外取締役選任として2名に増員したことはガバナンス対応からよいことと受け止めているが、
2人とも新任ということで経験豊富とはあるが、
具体的にどのような経験やノウハウに対して期待しているか。
A
従前の社外取締役の若山氏は別の上場企業を経営されており、
そちらに専念されるということもあり任期満了に伴い退任されるものである。
当社は従来よりも投資を拡大させることで、
アカウント数を多く抱える中堅企業から大企業へと進展をしていくことになる。
そのような方針に鑑みて、従来のベンチャーや中小企業を顧客として取り組んできた時とは
違う性質の企業としての知見が備わっていく必要があると考えている。
ゼロからこのような知見を試行錯誤しながら蓄えていくより、
中堅企業あるいは大企業としての価値観や対応方法については外部から招聘し知見を得る方がよいと判断した。
またそもそもの社外取締役への期待は牽制効果を発揮して頂くことである。
当社のような創業オーナ企業はどうしてもオーナー社長の意向で突っ走ってしまう事が多い。
従って、その部分へ牽制は必要なことであり年齢的にも年上の方を2名選任したいと考えている。
大野氏は大企業出身、白川氏は外資系企業での経験が豊富という点で
前述の通り当社の企業規模が拡大することを見据えて、
それぞれの見地で応援をベースとした牽制を大いに期待したい。
前任の若山氏は前の上司でもあり、期間に渡り、
信頼関係も基づく牽制を大いにして頂いたので、それを引き継ぐ形で運営をしていきたい。
また、当社はあくまで組織戦に拘り、
一部のスーパープレイヤーに依存する形態ではない方針で取り組んでいる。
従って、組織を纏める上で経営個々に対する牽制が機能しないことはリスクでもあると考えている。(矢田社長)
Q[報告事項]
海外の貸倒引当金を計上しているが、今後のリスクの有無についてどう考えているか。
またどの会社も株価をどう上げるかに腐心しているのが常と認識しているが、
株価対策の面でどのように認識を持たれているか。
A
投資にはリスクがつきものというのは大前提である。
当社としてはスケールさせるための投資は積極的に行っていきたいと考えている。
当然失敗はあることもあると考えているが小さな失敗を恐れず、
それより大きな成功を得るために活動することが現状の当社にとっては優先事項であると考えている。
また株主還元については配当で報いたい。
配当をすることで自己資本は目減りすることになるが、ROEを高めることは大切だと考えている。
株価については、継続的に下落してしまっておりご心配をおかけしている認識を持っている。
一方で株価に言及するのは建前的な回答になってしまうが、
業績拡大をすること、またそれにとどまらず、
今後も拡大していくというメッセージを出していくことが大切であると考えている。
大いなる今後の可能性を含んだ開示を今後も積極的に出していくことで対応していきたい。
Q[報告事項]
人材確保については順調に積み上がっているとみえているが、
今後人材不足もより顕在化する中で、どのような採用をし、
どのような領域・職種へアサインを進めていきたいと考えているか。
また、採用だけでなく離職の状況についても教えて欲しい。
A
原則的には、従来は組織のオペレーションを司る管理部門に近い人材が多かった。
これからも中心ではあるが、今期後半から販売人員として法人営業を増やす方向に転換していく予定。
特にインフルエンサーマーケティングなどネット広告で待っているだけではだめなので、
足を運ぶ営業を拡充させていきたい。
またレイバーコストは厳密に見ているが、
当社の考え方として業績があがったから給与が上がるのではなく、
生産性が向上した分について、一部を会社へ留保しつつ従業員へ還元するという考え方である。
そのため生産性向上の寄与分を当然給与として還元してもらえると個々が納得できるような体制を築いている。
Q[要望事項]
取締役選任の理由について記載がないが、どのような役職でどのような期待をしているかを明記したらどうか。
A
承知した。今回の資料のには間に合わなかったが次年度以降検討する。
Q[要望事項]
決算説明会の動画もアップして欲しい。youtubeでUPすれば簡単。
A
検討する。
Q [インキュベーション]
同業他社の展開するシェアオフィスに対して立地等の面で
これといった特徴がないようにも感じるが、どのような優位性を発揮して展開されるのか。
A
まず前提としてお金があれば面を借りられるという構造ではない。
社長自身も最初はそう捉えていたものの、上場企業であることや運営実績に基づく信用があって、
仙台でも森トラスト、今回の新橋ではNTT都市開発といったメジャーなハイグレードビルを確保する事が出来た。
物件オーナーの意思決定は、単にお金の有無ではなく、信用や運営方針等定性的なものが影響する。
そのため、誰でも参入できるというような性格のものではない。(矢田社長)
WeWorkはコミュニケーションの活性化をコンセプトに掲げてフルオープンな構造で運営されている。
一方でクロスコープは集中できる執務・会議室の提供という所に重きを置いておりコンセプトは真逆である。
利用者のニーズは様々なので、趣旨に合致したお客様が長く使って頂いているという点で
堅調な事業運営が出来ていると認識している。(大川取締役)
加えて利用者側の都合でスケール局面などでは機動的に壁を取り払う等の対処を行うことで
拡張性にも富んだ運営をしておりその点も魅力のひとつではないかと考えている。
実際リージャス等相見積もりを取って来られる方も多いものの、
クロスコープを支持して頂けていると現時点では考えている(矢田社長)
Q[ニュースワイヤー]
広告に参入するという点でこれまでは広報畑であれば競合とみてなかったPRTIMESと
ガチンコ競合になると認識しているがどのように勝機をみているか。
A
PRTIMESは上場企業シェアとPV数でNo.1が特徴である。
一方、@プレスは記事になりやすさNo.1に特徴を持っている。
広報広告という側面からみると、高く記事になりやすいという質が高いという事は
大切なものだと自負しているが、一方でエンドユーザー視点ではシェア率やPV数というのに
着目される構造で評価されることも理解している。
そのため記事になりやすさ(品質)を維持しながら、シェアやPV数を伸ばすべく対処を行ってきている。
いくつか注力するセグメントを見定めながらひとつひとつお客様の支持を頂けるように努めていきたい。
また配信数に対する平均PV数にも着目しており、
1配信当たりの反応を極大化出来るような運営をしていきたい。(秋元取締役)
Q[ニュースワイヤー]
SNS連動型のプランを選ばれることで、@プレスの単価が上がっているわけだが、
その継続性についてはどのように考えられているか。
費用対効果が認められないと単にお試しで終わってしまうため、
効果や利用者の反応などを踏まえてどう捉えているか。
A
実際にお試しで使ってみてという利用者の方も一定数はいると認識している。
そのため、どの時期になるかはわからないが一旦少し単価下落する可能性を踏まえて、
益々価値を上げていくことが肝要であると考えている。
プレスリリースのやり方や効果に悩まれている顧客に対して、
きめ細かく対応して価値を高める活動を続けていくと共に、
ツールが欲しいという顧客に対してはNEWSCASTを活用頂くという
すみ分けをしながら対応していきたい。(秋元取締役)
Q[ニュースワイヤー]
NEWSCASTは広報と広告の垣根を渡すツールとして面白い取り組みと感じているが、
一方で同アカウントのフォロー数は全く増えていないのだが、
エンドユーザーへのリーチ数という点で、顧客にとって訴求できるツールとして問題はないのか。
A
現状では、NEWSCASTのフォロワー数自体は全く追いかけていない。
アカウントのフォロー数は伸びていないが、
裏側でNESCAST配信したものがエンドユーザーにリーチ出来るような対処をしており、
実際に堅実にリース数は伸びている。一方でアカウントをフォローする仕組みはまだ着手しておらず、
今後このような対策をとっていくことで
アカウントのフォローワー数も伸びていくと認識している。(秋元取締役)
Q[インキュベーション]
新橋拠点では特に大企業もターゲットにした販促を行っていく中で、
大企業の調達部門は従来のベンチャー・中小へのダイレクトアプローチとは
全く異なる調達部門などへのレイヤーに沿った折衝が求められると認識している。
このようなアプローチをどのように自社リソースで対応されていくつもりか。
A
従来はネット広告のプル型で対応してきていた。加えて不動産の仲介会社を活用することで
アプローチをしていくことになると考えている。(矢田社長)
Q[ニュースワイヤー]
@プレスの単価の向上・維持も大切なことであるが、
一方で枚数をどう伸ばしていくのかも大切であると考えている。どのように枚数を伸ばしていくつもりか。
A
枚数を増やすために従来通りセミナーなどを開き配信に繋げていく活動は継続していく。
一方で世の中的にやはりプレスリリースというとPRTIMESというように
認知度が高い状況であることは理解をしており、@プレスの認知度を上げていく施策が必要だと感じている。
今後は認知度向上のために@プレスの露出を高め、イベント等に出展もしながら
広報・広告部門の方に認知して頂く取り組みを本格的に投資したいと考えている。
この投資を経て、アカウント数そのものを上げることで配信数の底上げを狙っていきたい。
(秋元取締役)
認知拡大を狙うにあたり、法人営業の拡充を進めていく。従前は縦割り志向が高かったものの、
今後はクロスセルを志向していく。顧客のニーズに合った商材を適切にご紹介することで
様々なサービスの認知が法人営業という人海戦術の中で効果を生むと考えている。
一方で、人に依存する形態だけだと効率が下がる面もあるため、
いかにPR力を高めて効率的に運営するかも大切に捉えている。
そのため、SNSの分析結果をアピール情報として外部開示する中で、
テレビ、新聞、YAHOOニュースなどの記事として取り上げてもらうことで
マスへの認知をあげるような取り組みを行っている。
合わせて広報専属の人員強化を図り、より自社サービスの認知を高める活動を促進していきたい。
また、従来は広告宣伝費を投下することはなかった、
今期は展示会出展などを通して広告宣伝費を投下して
認知度向上を図っていきたい。(庄司取締役)
Q[インキュベーション]
海外拠点においては低迷しているようにもみえるが、原因と対策をどのように考えているか。
A
伸び悩みの背景は、日系企業の進出の動向に影響を受けており、
昨今、日本回帰の流れも顕在化しており、一時期に比べるとASEAN地域への日系企業の進出マインドは
後退している事に影響を受けているものと考えている。
対策としては日系企業比率が高い拠点は現地ローカル企業の入居を促進していくことで
安定化することが大切であると考えている。特に日系入居者が極端に多いと、
現地ローカル企業には敬遠されてしまうのが実情。まずは現地ローカル企業に
好まれるコワーキングスペースがないと受け入れられないため現地に支持される仕組みの導入を進めている。
また非日系の現地エージェントとの連携も深めていく中で、足元では回復基調にある。(庄司取締役)
Q[インキュベーション]
新橋がうまくいった際にその次としてどのような展開を考えられているか。
A
稼働率が一定水準になったら次の展開というようなサイクルが大前提である。
当然ながら不動産なのでタイミングや縁というものもあるのだか、
この3年間の中計期間では、この新橋と同程度の拠点をもう一つくらい展開したいなと考えている。
あとは足元の稼働率を見ながらの判断になってくる。(矢田社長)
Q[インキュベーション]
新橋拠点が納得できる入居率になるまでにどの程度の期間を見ているか。
A
損益分岐点までを**(記載を自粛)と見積もっている。
家賃、内装、積極的に投下する販促費を全てを考慮したもの。
※ここでの明記は自分の判断で自粛しました。ご了承ください。
Q[ニュースワイヤー事業]
FindModelを使われている顧客側の声としてどのような声があがっているのか、
効果としてどのような手応えがあるか。
A
インフルエンサーマーケティングは予算に応じて効果が伸びる性格のものである。
従って予算の大きい大企業であればあるほど、効果も大きくリピーターに繋がっているのが実情である。
一方、予算が低い顧客に対して、予算を確保してもらい効果の最大化を享受できるような訴求を行っており、
その効果が出ればリピートに繋がるということで、
全体でみても高いリピート率を確保出来ているため、
効果発現という点で手応えを感じている。(秋元取締役)
Q[その他]
この3年間で概ねどの程度の投資を行うつもりなのか。
A
従前はだいたい何かを意思決定すると3億程度の投資規模であったが、
今回の新橋のような大型の投資となると10億近い投資ともなる。
このような規模で投資を行っていくことでGET100達成をものにしていきたい。
また、資金については、第一に営業CF、第二に借入金による他人資本の調達を優先して考えている。
自己資本増強については、ないとは確約できないものの、
前者を優先して総合的に判断していくことになると考えている。
■その他所感
・社長プレゼンの中で、「増収×減益×増配」について説明があった際には、
やはり成長を加速するためにチャレンジする点でどうしても減益になってしまう事に対して、
株主へ応援して欲しいのメッセージのための増配という気持ちを改めて強く実感。
1円の増配その額に意味があるわけではなく、今後へ期待して欲しいという
せめてものメッセージとして受け止め。
・PRTIMESとの競争では品質を重視し平均PV数を高めて
本質的な価値を追求という方針は素晴らしいと思う。
一方、広報・広告を意思決定する側からみると、
実は数打て戦法も一定程度訴求力があるのではないかと思うし、
だからPRTIMESがあれだけ伸びているのではないかとも思う。
@プレスの本質的な価値追及の方向性は間違っていないと思う一方で、
意思決定者へのツール訴求力として問題がないか、
特に配信数が伸び悩んでいる中なので、とりわけ注視する必要がある。(KPIでフォロー)
・インキュベーションの競合環境はどちらかというとガチバトルというより、
現時点では市場成長に応じた協調効果が大きい印象。
一定のリスクをとりながら実績に基づき展開できることで空室リスクは伴うものの、
成長可能性が高いと考えられる。
但し景況感の後退でオフィス需要の転換があった際の影響には注視が必要。(KPIでフォロー)
・FindModelには相当の手応えがあるものと受け止められる。
法人営業の効果が出ることで成長が期待できると思われるため、
その営業状況に期待したい。(社長コメントでの定性情報に期待)
・新橋拠点の成否が今後の成長を左右するため、
8月開設後の入居動向には相応のリスクを伴うため注視が必要であるが、
感じ取られる手応えとしてはオフィス需要がタイトであり、
立地面、ビルグレードなどを考慮すると
十分に勝機はあるように感じた。(社長コメントでの定性情報に期待+KPIフォロー)
・サービスの認知向上という点では販促投下で
展示会等での露出機会を増やす取り組みはよいと思うが、
販促の費用対効果についてもチェックが必要だと思われる。(社長コメントでの定性情報に期待)
・社外取締役選任の理由についての回答は社長の答弁も非常に丁寧で熱が入っていたと感じた。
相応に期待する部分が大きい現れと思うため、
まだ未知数ではあるものの経営に対して十分な機能を発揮されることを期待したいなと思う。
出来れば、どういう牽制があって社長がそれをどう受け止めて
経営に生かしているかなどのコラムなどがあると
より身近に経営を感じられるかなと感じた。(社長コメントでの定性情報に期待)
・施設見学会を通して、例えばおかしBOXみたいなワンコインでお菓子取れるような仕組みとか、
小さな仕掛けがもっとあるといいかなと。また会議室の椅子(ソファー)に座ると板書が見えにくいなど、
細かな点で実際に利用者目線になってみるともっともっと良くなる要素があると思うので、
よりよい改善に期待。
・総会終了後の当日夜に、総会を受けたコメントを社長コメントとして掲載されています。 → こちら
この記事の中でFindModelを買収したプロセスについて、
FindModel側からの視点で丁寧に書かれていて、
これを読むといい買収案件としてスタートしたのだなと思いました。
同時にソーシャルワイヤー社としての現場主義や組織力の強さを改めてみた気がします。
FindModelの創業者の記事については、ソーシャルワイヤーの良い部分が出ていますね。社長自らが現場を経験し知見を得る点や、インフルエンサーという人材に対する丁寧な見方も然り、いい関係性の中で事業を引き継がれたのだなと読んでいてなんか嬉しくなりました。https://t.co/siEoCLoqFX
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月31日
■懇親会
ケータリングによる立食形式で3グループに分かれて、
各取締役が分かれて20分間隔でぐるぐる回る形式でした。
参加された株主さんも20人弱くらいかなと思いますが、
食べ物争奪戦など起きず平和でした。
というか、私は懇親中一度も口にせず、ひたすらお話をしていました。
時間が終わり、大量に余っている海苔巻きたちをとりあえず口にいくつか放り込んで、
退出いたしました(笑)。それでもまだ食べ物残っていましたね~。
ちなみに飲み物もソフトドリンクだけで無駄に荒れる要素もなくてよかったと思います。
別にお菓子だけとかでもいいので、ぜひ来年もこういう機会を継続してもらいたいなと思います。

事業のことはもちろんなのですが、
財務担当の方には銀行との関係性を聞いてみたり、
人事関係の方には育成とかも聞けたりしたので、満足でした。
■最後に
毎年恒例のお土産を帰り際に頂きます。
今年もマグカップです(笑)。
開けた瞬間例年と色が違ったので驚きました(紅色でしたね)。

重ねると絵柄が繋がるそうです。
わかりにくいかもしれませんが、龍が昇るような絵柄ですかね。
株価の方もぜひ・・・(略)。

あとお土産の中に2019年の卓上カレンダーを今年も頂いたのですが、
既に半年近くが過ぎようとしているため、敢えてコストをかけて用意しているなら、
不要かなと思いました。(頂いておきながら申し訳ないのですが・・・)
それから、お土産の中に印刷したPPTの資料を入れて頂いていましたが、
これは出来れば開会前にあった方がよいかなと思います。

細かな事も含めて一部クレーマーのようになってしまった感もあるのですが、
ぜひ頑張ってより成長して欲しいと期待を寄せています。
ソーシャルワイヤーの株主総会に行きました。昨年と比べ、中計説明会、クロスコープの見学会、軽食付きの懇親会と充実した内容となり満足です。IR担当を中心にご尽力頂いた皆様に感謝です。内容もゆっくりとお話が出来ました。やや厳しい事も言ってしまったかもと反省しつつ今後も大いに期待してます! pic.twitter.com/4NBhehD0o3
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月31日
ツイッターでフォローさせて頂いている方も参加されており、
一部の敏腕投資家の方々とお茶に同行させて頂き、株主同士の交流も図れて満足しました。
改めて、会社側の方々には、事業の説明会や懇親会をセットして下さり、
大変貴重な機会を頂きました。まだまだ伺いたいこと、ぶつけてみたい提言など
沢山あったのですが、でもとても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
こういう姿勢が広く投資家の方にも知れ渡り、
より多くの投資家に興味を持って頂ける会社になることを切に願っています。
ちなみに今年は早く着き過ぎないようにと、9時を回ってから入館したのですが、
同社は受付開始が9:30であることを失念し(ほとんどの会社が1時間前受付開始なので)、
結局今年も待ちぼうけになってしまいました。
しかも青山会場と違い1Fのベローチェもなく、買ってしまったセブンコーヒーを片手に、
入口で立って待つ羽目になりました。
せめてロビーのような椅子でもあればまだよかったのですが、
出社されてくる多くの方々の視線が痛かったです(笑)。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +0.9% となりました。
前月比は ▲2.2% で推移しました。

2.全体所感
昨日の週末記事と被りますが、月間の振り返り記事と定点観測として記事UPしています。
今月は米中の問題で色々なことがあったわけですが、
NYダウは月間▲5.6%ですが、日経平均は月間▲8.3%と日本株の方が
下落が大きいようです。まぁ、いつもの光景ですね。
最近は中小型から大型への流れ、みたいなものを漠然と考えていましたが、
実際にはJASDAQあたりは▲3.5%とそこまで下落していません。
最近は景況感の変化に応じて、
セクターの選択等も踏まえてどう対処しようかななんて思っていますが、
あまり戦術的に考えてもたいした知恵もないので、
いい会社みつけて寄り添っていける会社見つけていきたいなと思います。
3.銘柄に対する所感
各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

この一覧を見ていると、株価の動きは残念なものが多いですね。
イオンディライトは不適切会計の件があるのでやむ得ません。
MCJは中計など決算も堅調だと思っていますが、株価は失望ですね。
エイジアやソーシャルワイヤーも決算を受けて評価を下げています。
特にソーシャルワイヤーは減益決算に失望という感じですね。
WDBホールディングスも今期投資により横ばいということで、
こちらもやはり評価を下げていますね。
まぁ概ね思い当たることはあるので仕方ないですね~。
4.運用来パフォーマンスについて

まるのんPFは運用来(2014年1月基点)で+204.2%となりました。
同期間のTOPIXが+116.1%となっています。
5.ポートフォリオ構成について
前月末と今月末のポートフォリオ構成の変化です。
◆月初のポートフォリオ

◆月末のポートフォリオ

5%くらい現金が減っています。
サンセイランディックとエイジアの比率が下がりましたね。
こんな厄介な時なのにイオンディライトの比率が上がっています。
あとは新規にMCJとオリコンHDが入っています。
5月月間の売買は以下の通りです。
■買い
9795 ステップ 買い増し
9787 イオンディライト 買い増し
6670 MCJ 新規買付
3929 ソーシャルワイヤー 買い増し
2498 オリエンタルコンサルタンツHD 新規買付
■売り
9466 アイドマMC 一部売却
3277 サンセイランディック 一部売却
今月はだいぶ取引が多かったですが
もう少し注文は出していました。
なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。


5.さいごに
あれも欲しい、これも欲しいになって益々銘柄を増やしてしまっていますが、
常に念頭には整理をしなければならないという発想もあります。
とはいえ、色々な会社の事を知りたい意欲には溢れてて、
0株か100株かは大きな違いなので、あまり分散し過ぎを気にせず、
やりたいようにやりたいと思います。