Author:まるのん |
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kenmoさんが主宰されている
湘南投資勉強会に参加しました。
投資勉強会に参加するのは初めてのことです。
なので人見知りの私は非常に緊張して臨んだわけです。
この勉強会の中でステップが個人投資家向けIRをされるということで、
光栄なことにkenmoさんにお誘い頂いたため
お邪魔をすることとなりました。
ステップの前に、3社ほど銘柄分析ということで、
すぽさんの解説と共に運営されておりました。
その中ではてなについては、
はてなブログなど個人向けのプラットフォームから、
最近では法人向けのクラウド監視、漫画アプリ、メディアPRツールなど
様々な法人向けサービスで成長を続けている会社です。
私は人材の離職やサービスの離脱などもみられ、
将来的なブログメディアの在り方などが気になりつつ、
全体的には成長力も強くいい会社という感触でした。
一方で株価水準は高く中々手が出ないという判断をしていました。
はてなについては、特に法人分野が好調持続な上に成長領域に合致しており優秀な会社ですね。定量データが乏しいので中身を想像するのに苦戦してますが、Mackerelはクラウド化の流れの中で将来性を感じます。icb等大手から中堅まで比較的競合も多いため優位性見極めも大切な印象です。
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月26日
会場ではクラウド監視はあまり過信しない方がいいとか、
漫画アプリのレッドオーシャンな状況にどう勝機を見出すかという話が主流で、
あまり会社組織の話には議論は及びませんでした。
このあたりは私は少し視点が変わっているのだなと思いました。
他に鉄人化計画とZOZOの2社があり、活発な議論が交わされていました。
そしてステップですね。
社長もお越しになっていましたが、プレゼンはIR担当と経理部の
ご担当の方が対応され、QAは社長がメインでたまに担当の方が補足という感じでした。
基本的にいつものトーンでの説明ですが、
改めていくつか所感を箇条書きにしておきます。
・塾としての優位性を確保するのは人材がすべて。
如何に生徒のためになるかを第一に考えている教師陣が優位性の源泉。
・神奈川県下はライバルのアプローチも厳しく競争が激しい。
そんな中で優位に立てたことの価値は大きい。
・上場は信頼を獲得し、人材確保でより優位に立つために決意。
・教師陣の生徒のためと慮って、自己研鑽と業務の狭間での扱いは
非常に難しい問題。ただ、あくまで個人の自己投資は自己投資として
勤務と切り離す対応はどうしても必要。
・離職率も業界平均から見れば低く特に新卒後の当面の間に多い。
ただそこから軌道にのれば仕事を楽しくやれる人も多く、
ダイバシティ―であらゆる働き方が許容されるようなバランスが必要。
(もっと働きたい人と家庭の事情で抑制したい人とそれぞれ)
・神奈川のパイがすべてとれる10年から15年後で成長に限界があることは事実。
但し、投資効率を下げないよう、その後の安定収益をきちんと従業員、投資家それぞれに
還元していくことは当然ながら検討をしている。
まずは横浜戦略に向けて当面10年は従来の成長を継続していく。
・単価の上昇については、まずは横浜できちんと実績を上げて、
その後に慎重に余地があるかを検討していくことになる。
特に値上げは与える心証面からも保護者側の受け止めに慎重な対応が必要なのかなと。
・キッズは保育士を率先して社員が取るような一面もみえており、
当面は人材手当面も大丈夫。ただ需要は大きいことはわかったとはいえ、
ここでもやっぱり「ゆっくり急ぐ」戦略をもとに行動していくようだ。
・足元は特別賞与や備品調達の兼ね合いで減益で、
3Q以降もエアコン入れ替えやストックオプション付与の費用など投資コスト先行継続。
ただ、一過性投資分を割り戻すと好調持続は確認できるし、
生徒募集も堅調に推移。
・翠嵐でTOPになって合格率は高くなっているが、
塾側の意向で志望校や受験校のマネジメントは行っていない。
あくまで家庭の意向を尊重している。(これまでと同じ)
一部記載を自粛した部分もありすべてを文章に書くのは遠慮しますが、
これまでの見立てを変えるものはなく、順調に推移していると思います。
人材の確保・育成が今後もネックでそこがうまく回ればまだまだ出校余地もあるので
緩やかな安定成長が続くかなと思います。
実績と確かな質で今後も余計な販管コストをかけず、
しっかりした利益率を確保しながら運営されていくと思います。
あとは、そうはいっても全体のボリュームに対して、成長率が鈍化してくる局面で、
安定的に排出されるキャッシュフローを従業員への還元はもちろんですが、
株主にも還元してくれるサイクルがきちんと実行されればいいなと思います。
社長はニコニコ楽しそうに今日も話されていました。
そのお姿を見られただけで、よい一日でした。
改めて、このような機会を設けて下さったkenmoさんに御礼を申し上げます。
最後に直近のステップの決算精査記事のツイートをつけておきます。
【決算精査】 9795_ステップ(19年9月期_2Q決算) https://t.co/RKnJQzwmI9
— まるのん (@marunon_invest) 2019年4月27日
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +1.5% となりました。
前週比は +0.3% で推移しました。

微増ですが、相変わらず低空飛行です。
2.全体所感
Huawaiの問題は先週もここに書いたのですが、
その後、凄いことになってきましたね。
米中の溝が益々大きくなるのではということで、
米国市場も軟調でしたが、日本株も連れ安しているようですが、
思った程、過剰な反応はなかったようですね。
米国はNYダウは週間で▲1.6%、月間で▲4.2%ですが
年初来では+10.2%と好調ですし、
より足元弱いNASDAQは半導体指数が危ういとか色々言われてて、
週間▲4.1%、月間▲7.5%となっていますが、
年初来は+15.9%とやはり好調にみえます。
NYダウのPERは17倍台と概ね20倍前後で推移してきた中で、
ここ数年では下限域にあります。
日本株の指標も、少なくても指標面からみると
PERもスプレッドで5年分くらいはあることからも、
やはり割安感が十分認められるという印象もあります。
ただ、あくまで指標面での話なので、今後景気悪化シナリオがより強く
顕在化してくることはわかりかねるので、
そうなるとシクリカルでないディフェンシブにシフトするというのが
真っ当な対応の仕方なのかなというのは感じているところです。
私の監視の中でもスーパーや医薬品などディフェンシブといわれるところも多く、
実際にいくつか購入のための最終判断をしているところもあるのですが、
やはり考える事は皆さん同じなのか、こういう銘柄はどれも強かったですね。
私のポートフォリオは不況耐性を考慮はしているものの、
結局相当に影響を受ける銘柄も多く入ってしまっているため、
シクリカル影響を普通に受けそうではあるんですよね。
そういうことも念頭に置きながら、
少しずつ納得感を高められるポートフォリオへ変えていきたいと思っています。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

アイドマMCの部分売却を引き続き行っておりますが、
業務提携のリリースで高騰したこともあり保有比率があまり変わっていません。
今後は他の銘柄の売買状況を踏まえて調整については慎重に検討したいと思います。
また、ソーシャルワイヤーの下落が強く、総会前に許容できる水準までは
予め買い基準を決めていましたが、その1段目が約定してしまいました。
ただ値下がりの方が大きく、まだ保有比率5%には至っていません。
総会前にあとどれだけ刺さってしまうのかと、
落ちるナイフに怯えつつ、なんだかわくわくもしていたりします(笑)。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

アイドマMCが業務提携の材料で値上がりしています。
そんなに即座に評価される内容でもないと思うので、
まぁ来週には落ち着くだろうなと思います(笑)。
ソーシャルワイヤーの下落は何度かツイートしてしまいましたが、
きっとこの後、悪材料でも待っていますと示現しているような動きです。
木曜日に出来高が膨れていますが、とはいえ、じりじり下がっている感じなので、
いわゆるセリクラのようなわかりやすい底入れのようなこともなく、
結局金曜日も続落となりました。
ルネサンスは金曜日に急に弱さが見られました。
前日に定款変更やがん病院センター内の運動支援センターなどの新たな取り組みも
リリースされていますが、無慈悲は売りですね。
特に売られる内容もなかったのですが、そういえば四季報の速報とかで始める頃なので、
その方面でなんかありましたかね。私は会員ではないのでよくわからないんですけどね。
Hameeは今期予想に戦々恐々といったところで、
ずっと安値を掘っていますね~。投資による更なる落ち込みも想定されるため
まぁ仕方ないですかね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPER水準は12.2倍と引き続き低い状態です。
これを割安とみるのか、先行きの減益を織り込んでいるのか、
ニュートラルにいつも自分のポートフォリオを眺めています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■アイドマMC
業務提携がリリースされています。 →PDF
中国では非現金決済が通貨信任の問題から主流となっており、
日本に比べてキャッシュレス化が進んでいます。
ですから、フーマーフレッシュのような形態はより浸透しやすい文化があると
認識しており、では日本ではどうなのかなと思っています。
ただ、電子ラベルとサイネージを組み合わせることで、
販促ツールというより、最近流行り始めているダイナミックプライシングなど、
効率化のためのツールという面で捉えると、商材やその導入ノウハウで、
十分なポテンシャルがあるような内容でもあります。
あくまで業務提携ですからまだどのように具現化するのかもわかりませんし、
業績寄与もまだまだ先ですから、もう少しまったりみていかないとなりません。
また、決算説明資料が開示されました。 →PDF
パッと見て気になったのはP10のアウトストアはアイドマMCが
やれる部分なのかなという所です。
サイト構築やEC領域って強みとしてリソースがあるのかなというところです。
また急遽出てきた電子ラベルはきっと顧客とのコミュニケーションの中で、
相応に実需がありそうという感触の中で、
2年前に社長が視察されたフーマーをモデルにしようとなり、
その商材として今回の提携に至ったと思われます。
ダイナミックプライシングって最近小売りだけでなく、
鉄道などあらゆるところでAIと組み合わせて導入されるケースが増えていて、
単なる効率化というより戦略推進において即時性をもった対応のために、
今後は流行っていくのかもしれません。
その要素を早期に着手しようというのは面白いなと思います。
P11で運用を含めた一貫受注を志向していますから、
この辺りは顧客と密接に繋がりながらということになるのだと思います。
よくわからないけどやってみようというわけではなく、
地に足がついているのはいいかなと感じます。
まだ他の競合のことや業界のトレンドなどもあまり調べられていないので、
また色々アンテナ張って調べていきたいと思います。
それにしても決算説明資料開示無となっていたのですが、
このように開示され、そこには色々難しい事情があったようですが、
投資家に向き合ってくれた姿勢に感謝をしたいと思います。
(もちろんIRとしては当然の対応なわけではあるのですけどね)
あと、デジタルサイネージの技術展に出展するようです。
さすがにこのために会社サボっていくか悩ましいのですが、
ちょっと面白そうだなとは思っています。
■サンセイランディック
決算精査記事をアップしました。
【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_1Q決算) https://t.co/89e5TiXmWO
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月19日
■ルネサンス
譲渡制限付株式報酬制度の導入や定款の一部変更などがありました。
定款の一部変更は企画に係る領域を広げるための対応です。
色々新しいことにチャレンジしようという志向が高い会社なので、
今後の具体的なリリースに期待したいですね。
そして大阪のがんセンターの中に運動支援センターを開設
というリリースがありました。
これまでも脳卒中からのリハビリ特化型なども新店を出していますが、
症例に応じた特化型の対応が進んでいます。
ノウハウが横展開されることも期待されますが、
そもそも病院内にこういうものを作ってどの程度の収益性があるのか、
そこはちょっとよくわかりません(笑)。
ただ、理念として
「本センターを通じ、がん患者さまをご支援すると共に、
蓄積した知見を社会へと還元してまいります。」
とも書かれていて、なんだか応援したい気持ちになりますよね。
もちろん投資は単なる応援ではだめな部分もあるのでしょうけどね。
■MCJ
取締役の選任についてリリースされています。
MAに強そうな方が一人新任で入られましたね。
どんな方かぜひ質問して、ご本人のコメントも聞きたいところですが、
MCJの総会には行かれません・・・。
■丸和運輸機関
決算精査記事をアップしました。
【決算精査】 9090_丸和運輸機関(19年3月期_4Q決算) https://t.co/ffPRmT5zvn
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月19日
■イオンディライト
カジタクの件、中間報告が出てきました。
元々18億ということでしたが、100億に迫る各種不正は
その金額内容もさることながら、内容も愕然とします。
ただ、チャレンジの社風などから想像はしていました(笑)。
起こってしまったものはもうしょうがないので、
再起を期待したいところです。
株主総会荒れるんですかね。
■日本管理センター
決算精査記事をアップしました。
【決算精査】 3276_日本管理センター(19年12月期_1Q決算) https://t.co/t3eMlhqjW1
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月19日
■WDBホールディングス
決算説明会に参加してきました。
お勉強してきました。私以外、背広族でアナリストの方に囲まれるとドキドキしますね。質問も最初遠慮したんですが誰も手をあげないので、もちろん質問たくさんしてきました。楽しかったです。 pic.twitter.com/hkuuk96ccC
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月20日
またこれを受けて、決算精査記事をUPしています。
【決算精査】 2475_WDBホールディングス(19年3月期_4Q決算) https://t.co/znSOJXhrtR
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月20日
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

今週も横ばいです。
6.雑記
そろそろ総会シーズンに突入です。
地方遠征の口実としていい機会なんですが、どこに行こうか画策しています。
本来は保有比率に応じて決めるところなんですが、
様々な要素をみて決めることになります。
会社を休んでの対応になりますが、
兼業なりに会社に寄り添っていけるようにありたいなと思います。
【決算精査】 2475_WDBホールディングス(19年3月期_4Q決算)
■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
前期実績は売上が計画やや未達となりましたが、
利益は特別賞与支払い後でも上振れと全体としては好調に推移しています。
但し、海外CRO事業は引き続き苦戦しており、ここの回復には注視する必要があります。
今期見込みとしては、増収ですが利益は横ばいです。
これは人材と求人をマッチングするプラットフォームであるdoconicoの新規展開を図ることなど、
理系派遣事業における投資増を見込んでいるためです。
増益を死守するという従来の社長コメントにもみられるとおり、
減益にはさせない姿勢も反映されていることと思います。
配当は引き続き中計でコミットメントしている増配を継続しています。
主業の理系派遣事業は順調に推移しており、
海外CRO事業の落ち込みがあるものの全体としてよい決算だと思います。
今期見込みが横ばいという点は市場は失望していますが、
まぁ新たなプラットフォームの投入や競争力強化のための投資をすることは、
長期的な視点で見た時には期待をしたいところです。
総合評価は「3」(想定通り)です。
2.定量数値の確認
(1)売上・利益の状況
■売上-粗利率

売上が計画未達だったという点は少し念頭には残しておきたいなと思います。
同社のトップラインは稼働日などによっても結構影響を受けますから、
例えば災害などの影響で想定していたより稼働数が変わった
というような一過性であればいいですが、
構造的にリセッションの影響を受けているなどの影響がないかは
引き続き注視したいと思います。
そういえば、今期1Qもゴールデンウィークで稼働日が下がるので
減収要素になりますね。
■販管費

販売費も4Qでは賞与支給などの影響もあり
販管費は増加していますが、通期で見た時の販管比率は13.6%と
前年より0.3%の改善となっています。
そしてもちろん、これは過去最低水準ということになります。
■営業利益

営業利益率は4Qは特別賞与の支給もあり10%を割り込んでいますが
それでも前年より0/2%の改善で通期では11.9%となっています。
元々10%水準を目指していたので、好調な状況が見て取れます。
この利益率水準も前期比で0.9%の改善で過去最高です。。
(2)今期予想について
増収で利益は横ばいです。
投資による利益減を見込んでいるようです。
後述しますが、概ね10億程度の投資による減益要素になっているようです。
このうちどの程度が従来の投資水準からはみ出る分かわかりませんが、
利益横ばいより、その投資効果がきちんとその後に顕在化してくれるか、
の方が大切だと思います。
3.定性情報の確認
今期はだいぶ予定から遅れましたが、
人材と求人をマッチングするプラットフォームがリリースされます。
まだなにものかわからないものですが、夏くらいに本格リリースするそうで、
現在は一部のクライアントと派遣登録者のみの
クローズドな中で実証実験中とのことです。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況

株価は決算前に戻していましたが、
この利益横ばいガイダンスをみてか失望のため株価はこのあと急落しています。
まぁ先行きが見通ししづらいという点ではやむなしってところでしょうかね。
海外CRO事業のこともありますしね。
(2)IR照会の状況
IR照会はしていませんが、東証の決算説明会にお邪魔してきました。
差し支えない範囲で簡単にメモを残しておきます。
あくまで私の個人的な受け止め方に従って書かれているため、
事実と異なる可能性がある点はご了承ください。
お勉強してきました。私以外、背広族でアナリストの方に囲まれるとドキドキしますね。質問も最初遠慮したんですが誰も手をあげないので、もちろん質問たくさんしてきました。楽しかったです。 pic.twitter.com/hkuuk96ccC
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月20日
・海外CRO事業は引き続き苦戦をしている
→欧州:メドファイルズ
売上11億程度の時に買収 → 翌年は好調で12億でりえきりつ10%超で好調。
しかしながら、前期に、メインの取引先の事業戦略変更に伴い、売上減要素となった。
固定費の支出は急には変わらないので売上急減で減益を余儀なくされた。
そのため、前期後半に売上8億で利益率10%程度出るような前提で体制を作り、
一部の事業は撤退・売却をするなどの意思決定で体制改善に努めた。
そのため、これ以上の落ち込みはないと今は見ている。
→米国
自力で拡販を狙って底辺活動すれば何とかなる世界ではなく、
実績に基づく信用がないとなかなか難しいという事を学び、
小さくても実績のある現地法人を買収することとした。
現在当該子会社を使い地道な活動を続けており、元々2億程度の実績のため、
全体の影響からするととても小さなものではあるが、少しずつ米国進出に向けて頑張りたい。
・doconicoの収益貢献
まだ1ヶ月しか経っておらずまだ今後みないとわからないが、
最初の説明を顧客に差し上げた時の印象は、
声としてはとてもよい感触を得ている。
ただ数値に表れてくるまではまだ実際の浸透というところはまだわからない。
従って今期にどれだけ収益貢献してくれるかはわからないという立場なので、
今期の業績予想にも一切考慮に入れていない。
認知度向上などのコスト部分だけを織り込んでおり、なので、利益が横ばいとみえている。
下期から当然貢献をして欲しいという数値はもってはいるが、業績予想にも入れておらず、
その具体的な水準は回答を控える。
・doconicoの認知度向上施策について
日経新聞などの広告に出していくことを考えている。
TVコマーシャルのようなマス広告は必要ないと考えている。
(一般市民にあまねく知ってもらう必要があるものではない)
あとは、顧客先のキーマンを抑えているので、直接リーチできる術もあり、
むしろ各地域の顧客に対して地道な営業活動が必要となり、
そのために現地で裏方作業のためのパートなどを雇うつもりでいる。
高いお金を払って無駄な広告戦略はやらない。
また派遣社員に対しての認知度は既に理学研究職の中では
同社は認知度が高いため、
一定の認知度向上へのリーチは比較的やりやすい環境にある。
・doconicoの優位性
元々スタッフが事前の面談やマッチングなどを行い、
実際に派遣するまでに30日や45日という日時と手間を費やしてきた。
しかしこのプラットフォームを使うと最短1週間で派遣可能のため、
納期の大幅短縮が出来ることだけでなく顧客側にもメリットが大きいと考えている。
このあたりの効率向上や満足度向上が結実して
収益に貢献してくれる優位性を持っていると考えている。
具体的な構想は改めてリリース後の秋の説明会に改めて説明したい。
・利益横ばいの理由
doconicoの認知度向上の投資はそこまで無駄なお金を使わないという方針となると、
なぜ利益が横ばいになるのかというのは、実際には認知度向上のため地域での販促を
地道にやっていくコストも考慮しているし、そのあと育成のために必要となる研修所を急増させていく
事もまた必要だろうと考えている(40か所くらいまで)。この辺りの新設コストなども織り込んで、
概ね10億程度のコストを考慮している。
・doconicoのプラットフォームは派遣者と顧客側双方にメリットがあるようなもの。
派遣者にとっては求人検索やマッチング機能から就業後のタイムシート等の機能を備え、
一気通貫、スマホで全機能を使える。
いちいちスタッフ事前に条件すり合わせなどの面談なども必須ではなく、
簡単にかつ迅速にお仕事探しが実現できる。
顧客側もいちいち就業前の面談でのすり合わせをしなくても
プラットフォーム上で実現できるため省力化につながり利便性向上につながる。
今日はデモの動画あり。まぁよさそう。
顧客側への機能は現在試行中で今日は開示せず。
いずれも夏の盆明けくらいに公式リリースして全顧客、全派遣社員に対してオープンにして、
より使ってもらう事でパイを増やすことに繋げていきたい。
なお、同スキームのツールはまだ競合製品があまりない。
2年かかってようやくリリース。
外注費を抑えるため、また自前調達の意識が極めて高い同社の特徴を生かし、
自社システム部門で開発を遂行させたそう。(すごいですね・・・)
・配当政策について配当性向30%ではなく配当額でコミットしたのは、
元々想定利益率10%を前提にしていたが、
足元でも利益率は12%に達しており、
配当性向のままだと配当額が極めて大きくなってしまう可能性にも留意し、
わかりやすい額でのコミットメントとした。
22年3月期で49.5円配当(19年3月期22.5円)で配当性向30%とすると
EPSターゲットは65円(19年3月期147円)となりますね。
5.さいごに
doconicoのサービスの動向や海外CRO事業の低迷など
課題も多い中で、主業は順調に推移しており、更なるシェアを取るために、
人材や研修所などの新設を積極的に進めていこうという意思は素晴らしいと思います。
株価指標的には一定の評価がされており、
株価は下がっているものの、積極的に買い増しをしていこうという感じでもないため、
引き続き保有比率は極めて低い中ではありますが、モニタリングは続けていきたいと思います。
【決算精査】 9090_丸和運輸機関(19年3月期_4Q決算)
■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク
■決算補足資料
まもなく開示予定
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
前期実績も会社ガイダンスを上回り着地しています。
営業利益で3%程度で売上は1%未満の上振れです。
前期の始まった頃の四季報で、会社予想は過大と涙マークの弱気が示されていましたが、
その後、3Qの繁忙期も堅調でこれはいけると思ったわけですが、
堅調な業績を出して下さり、驚くと共にその苦労に頭が下がります。
今期予想も強い増収増益が続き、人財や物流センターなど旺盛な投資をこなしながら、
これだけの数値を作ってくるのはやはり只者ではないなと感じます。
そしてついに売上高1000億へリーチです。
同社はアマゾン物流関連などともてはやされており、
実際そこへの投資は大きいわけですが、生協などスーパーの物流網構築など
新規顧客の獲得なども含めてすべてのセグメントで順調な様子が伺えます。
文書管理だけは歴史的な経緯もあってちょっと違う趣旨で受託しており、
ここは凹凸があって今期は減益ですが全体の影響はほぼありません。
個人事業主としての企業家支援や、教育面での財団立ち上げなど、
人財獲得への野心もとても高く、この業界の課題をよく理解されているのだろうなと感じています。
新たな開示された中期経営計画の定性的な取り組みのトピックスも、
人財面への対処がかなり前面に出ています。
決算としては、強い数値、定性的な中身、人財手当など全体的に素晴らしい決算だと思います。
ただ、株価水準も相応に高いとも感じており、総合評価は「3」(想定通り)となります。
2.定量数値の確認
(1)売上・利益の状況
■売上高-粗利推移

2桁の増収増益を持続しています。
粗利率の前期通期の実績は11.2%となっており、
特に繁忙期の3Qが好調だったことがわかります。
■販管費推移

販管費も増額トレンドですが、販管費率は安定して推移しています。
とりわけ人財面の手当てを進めていることもありますので、額は増えていますが問題ないでしょう。
■営業利益

営業利益率は前期通期実績で6.8%となっており、
これは過去最高です。特に3Qの実績がよかったようですね。
ちなみに経常利益率は7.1%で、これも過去最高です。
中長期的な目標は8.0%を目指していますが、
徐々にゆっくりではありますが、新中計期間においても向上していくことになりそうです。
(2)今期予想について
1000億がんばってもらいたいですね。
経常利益率は今期実績より0.2ポイント向上の7.3%で73億です。
四季報予想は売上950億、経常利益67億ですからいずれも四季報予想比では強い予想です。
3.定性情報の確認
前期はまだ消費動向の落ち込みの影響は見られていませんが、
今期期間では景況感の停滞が顕在化しつつあり、景気が折り返しっぽい報道もあります。
従って、特に小売りのおける消費動向が荷量の落ち込みによる影響は気になるところです。
特に今の所増税もやる方向になっていますから、
これを受けた消費の更なる落ち込みなどをアマゾンなどECの拡大で賄えるかどうかですね。
スーパーや医薬品などの荷量や業績にも注意が必要かなと思います。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況

株価は堅調ですね。
そろそろしばらくやられていなかった分割が求められるところですかね。
(2)IR照会の状況
特にIR照会は実施していません。
5.さいごに
今年は総会が何社も被ってしまいました。
ですが昨年は出席できなかったので、今年は出来れば参加したいなと思っています。
【決算精査】 3276_日本管理センター(19年12月期_1Q決算)
■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク
■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク
■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
ガイダンスも増収減益予想となっており、それに沿った内容です。
利益については上期でも2割近い減益ガイダンスとなっているので、
1Qだけみると思ったより減益幅が小さいなという印象です。
粗利率はそこまで変わっておらず、販管費が増えているので
その分減益となっています。2Qで特別なコスト投下がないようであれば
10%弱は上振れているのではないかなと思いますが、
何かしら使途する予定なのでしょう。
1-3月の管理戸数、入居率などのパラメータも順調で特に言及すべきことはありません。
管理戸数も徐々に回復基調になってきました。
前期までに管理戸数の積み上げが後手になった影響で売上伸長が弱い一方で、
体制を立て直したり、諸制度を整備するなどコスト先行で利益率を若干落としているので、
どうしてもガイダンス通り一度しゃがむことになりますね。
特に問題は認識していません。順調だと思います。
また1Qでは初めて決算補足説明資料が開示されました。
また自己株買いも入っています。(MSワラントから一転しての資本政策でえ?となりますけどね)
総合評価は想定通り「3」となります。
2.定量数値の確認
(1)売上・利益の状況

売上の伸長は管理戸数の伸びが鈍化していた中でほぼ予算通りの伸長率ではないでしょうか。
粗利率も前年比横ばいで11.0%となっており、高い水準を維持しています。
(2)販管費の状況

一方販管費率は0.5%程度悪化しており、額面では1憶もないくらいなのですが、
これが減益要素となっています。
(3)営業利益の状況

営業利益は減益ではありますが、ただガイダンスの2割減益ペースからみるとだいぶましです。
投資投下が遅れているか、何か当初の投資から変わったのかはよくわかりませんが、
入居率も高い水準を確保しており、
ストックも確保しつつあるので比較的目先は楽観的なのかなとも感じます。
今回は、敢えて電話もしていません(笑)。
(4)進捗状況の確認
売上伸長を同程度とみると予算通り上期は108億くらいでしょうか。
一方前期2Q比でみると粗利率で0.5%程度、販管費率も0.5%程度上がるかなという印象です。
となると営業利益率は5.5%程度となり営業利益は2Q累計で11.8億くらいになります。
上期ガイダンスは10.0億ですから特に個別の投資がないようであれば、
少し上振れとなりますが、何かしら使うのでしょう(笑)。
(5)配当の確認
特に変更はありません。
(6)セグメント毎の確認
加盟店からの収入がまだ減っているのが全体影響はともかく少し心配です。
決算補足説明からみるとストック性の強い売上は好調のようです。

(5)月次データの確認
月次も回復基調ですね。
・管理戸数 →一旦底をついたでしょうかね。

・延滞保証 →順調に伸長していますね。

3.定性情報の確認
自己株買いには驚きました。
MSワラント失敗にだいぶ懲りたのか、ごめんなさいの表明でしょうかね(笑)。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況

株価は成長鈍化やMSワラントの悪しき手法のためだいぶ安くなったところから、
徐々に戻っています。
とりあえずMSワラントを再度ということは念頭になさそうでしたから、
仕切り直してもう一度頑張っていって欲しいですね。
(2)IR照会の状況
IR照会は特に実施しませんでした。
5.さいごに
株価がだいぶ戻ってきましたね。
今期は大幅な減益予想なので、当面はグダグダしそうですけどね。
しかもMSワラントのことが念頭に残りますもんね。
【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_1Q決算)
■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク
■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク
■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク
※1Q決算であることや会社開示資料がきちんとしているため、
独自のPPTは今回は作成していません。
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
1Q決算は前期で大型物件の決済があった反動もあり、
大幅な減収減益となり、営業利益ベースで赤字ということになりました。
四半期推移を見ても仕方ありませんから、特にこれまでと見方は変わりませんが、
チェックすべき在庫の状況とリソースの充足についてはきちんとモニタリングしていきたいですね。
既に市場はネガティブな受け止めをしていますが、
さすがに株価も安く推移していたこともありそこまでの下落とはならなかったですね。
私の総合評価は想定通り「3」となります。
2.定量数値の確認
(1)売上・粗利の状況

前述の通り計画比でも未達で、減収減益ですね。
要因はいくつかの物件において引き渡し決済が完了しなかったためです。
●底地
・測量等の遅れによる期ずれ
→ 売却目途はついている。
業務量が増えている事もあり、効率化専門部隊組成しテコ入れ中。
・売却交渉の期ずれ
→ 通常手掛ける物件より規模大で最終的合意に時間要するが目途あり。
こちらも結局はリソース不足の課題と認識。
●居抜き
・大型物件1件が売却先都合で見合わせ
→ 新たな売却先目途(多少利益率は落ちる)
それぞれに問題があるものの、上期ないし通期では吸収できるのかなと思います。
それでも期ずれリスクはあるわけですけどね。
一部に不動産諸問題の影響が出てきて、それが大きくなり販売停滞に陥らないか、
引き続き注視しながら、単なる期ずれか、構造的な問題に発展するかは
これまで同様にチェックしていきたいと思います。
(2)販管費の状況

販売費は体制が大きくなっている事に伴い、
金額ペースではこれまでの傾向と特段変わらず増額となっていますが、
売上が低調のため、販管費率は高い状況になっています。
(3)営業利益の状況

前述の通り、売上総量が足りず、粗利が少ないため販管費を吸収できず赤字です。
売上がその後に立ってくればよいですが、
ヒアリングをした限りは特段問題ないと思います。
なお、1Q赤字なんて珍しいことではなく、
15年12月期、17年12月期も同様です。
奇数年は1Q赤字になるんですかね(笑)。まぁたまたまですけどね。
ちなみに過去2回はいずれもきちんと着地ではいい結果を残していますね。
(4)今期予想の確認
今期は増収減益予想となっています。
まぁ頑張って頂きたいですね。
(5)配当の確認
配当も特に変更なしです。
(6)セグメント毎の確認
建築事業は相変わらず赤字ですが、
固定費も抑制され浮上しそうですがどうでしょうか。
足元で受注も何棟かとれたようでさて黒字化どうなるでしょうかね。
(7)建築事業の受注状況
規模が小さいので数棟受注するだけで急増するのですが、
増税駆け込み需要とやらで急増しています。
というか増税対策もあって、いったいぜんたいいつ建てる(契約締結)するのが
一番いいのかよくわかっていません(笑)。駆け込み需要が生まれる程、
前の方が有利なんでしたっけね・・・。
(8)仕入・棚卸状況
仕入はヒアリングによると計画比でも好調のようです。
ですが、金額ベースでみるとまだまだ翌期の中計達成に向けては
仕入をしないとなりません。
とはいえ、無理をして高値掴みしてはいけないのでバランスみながらでしょう。
ただ、環境はだいぶよいようになっているようです。
市況も落ち着いたそうで。。。
棚卸も積み上がっていますが、
これはどちらかというと1Qの決済期ずれの影響もあるでしょう。
むしろ不良在庫になっていないかということが客観的には危惧されるかもしれませんね。
3.定性情報の確認
業務効率化の専門部隊を組成しているようです。
標準化の効果も出てきていたはずですが、
まぁ色々業務量が増える中で、業務遂行上、色々な課題が出てくるのでしょうね。
リソースがどうしてもボトルネックになりがちですから、
効率化、頑張って効果が出るようになることを期待したいと思います。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況
利益がぶれやすいとはいえ、PERは低いですね。
それでも年単位にみていくとEPSは着実にあがってきていますけどね。
安いとは思いますが四半期でこれだけぶれたりすると、
なかなか見向きしてもらえないのかもしれませんね。

(2)IR照会の状況
IR照会をしています。
あくまで私の激しい思い込みによる主観に基づき記載されており、
曲解している箇所も含め正確ではない可能性が含まれています。
その点、ご容赦くださいませ。
また、配慮をして書いていますが、
もし会社側を含めどなたかにご迷惑をおかけするようであれば、
即刻記載を削除いたします。
なお、細かいやり取りは割愛し、
概要をツイートしているのでこちらを貼付しておきます。
サンセイランディックお電話。お待ちしてましたと言われてしまいました(笑)。
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月15日
販売期ずれはまぁいつものやつですが、リソース不足も一因でボトルネックになる可能性もあり引き続き注視かと。業務効率化の取り組みで少しずつでも改善してくれるといいですね。
何かご質問があれば可能な限りでご回答申し上げます。
5.さいごに
まぁ短信の見た目が相変わらず悪いので、
普通にしていると心配になってしまいます。
中身をみていくと心配はないわけですが、
ただ、不動産業界の不透明さの中で、今後物件売買の面で停滞するネタはいくらでもあるため、
同社起因の問題ではないものの、煽りを受けてしまう可能性も念頭にして
モニタリングをしたいなと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +1.2% となりました。
前週比は ▲1.3% で推移しました。

年初来マイナスに突っ込んだかなと思いましたが、
なんとか耐えたようです。
マイナスでもプラスでもいいんですけどね・・・。
2.全体所感
米中の問題は相変わらずああだこうだやっていますね。
Huwaiの問題で日本の部品メーカーがどうなるか、とかで、
麻生大臣が覚悟が必要と述べられたり、
菅官房長官が解散に言及したり、
なんだか色々騒がしいようですが、株価指数は週間では一旦落ち着いています。
ただ個別にみると、決算を受けてええ?ってなったり、
うっそーみたいなのが多くて、
まぁいつもの光景ながらエンターテイメントのように楽しんでおります。
私の資産は順調に減って地を這ってますが、まぁこれはしょうがないですね(笑)。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はMCJとオリエンタルコンサルタンツHDの2銘柄が仲間に入り、
益々銘柄分散が醜くなってきました。
将来的にPFをこういうようにしたいというイメージはあって、
それはもっと銘柄も少なくて、個々の銘柄に対して対処を想定しているのですが、
まぁなかなか思うようにいきませんね。
現金比率は調整しつつとはいえ24%まで減ってきました。
いやいや現金比率高過ぎるでしょ、と思われるかもしれませんが、
ここ1年くらいでは一番低い状態です。
なおポートフォリオPERは12.1倍ですから投資方針に掲げている目安となる
現金比率は20-21%となりますからやや現金は厚いものの、
そんなに乖離はしていない認識でおります。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

決算で色々な課題が顕在化しているエイジアは売られたものの、
そこまでではなかったようですね。
MCJは決算はよかったですが、その後急落しています。
特に株価水準も高いわけではないのですが、不思議なものです。
WDBHDについても今期見通しが慎重ということで、
こちらも売られています。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

決算通過で実績データなどを更新しています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■ステップ
決算説明資料がUPされていますね。 →PDF
横浜の目標達成は大きな成果ですね。
資料からもその達成の喜びが感じられます。
■アイドマMC
主要顧客のバローHDの記事を読んでいると改めてバローの歩もうとしている会社が
品質向上へ意欲が向いていることがよくわかります。
元々そういう小売りのあるべきスタンスを意識した会社だとは思っていますが、
決算説明資料をみていても販管費の抑制などにも言及があり、
デジタルサイネージを含むような広告宣伝戦略については、言及がみられません。
今後の中計の注力ポイントをみていてももちろん地に足のついた成長は
望めるのではないかと思いますが、少し冷静になるべきかなとも思っています。
IRの姿勢(というより開示姿勢)がなかなか改善を見せないことも寄り添う思いが
相対的に薄れていっている事も事実であります。
一応目安とする保有スタンスはある程度決めたので、
もう少し考えながら対処していきたいと思います。
■サンセイランディック
決算出ましたね。赤字決算となりました。IRにも照会しております。
今後に期待したいと思います。
サンセイランディックお電話。お待ちしてましたと言われてしまいました(笑)。
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月15日
販売期ずれはまぁいつものやつですが、リソース不足も一因でボトルネックになる可能性もあり引き続き注視かと。業務効率化の取り組みで少しずつでも改善してくれるといいですね。
■東鉄工業
五反田の現場で一般の方がけがをする事故があったようです。
安全第一を掲げている中で残念ではありますが、
なにより小さなけがで済んだことは不幸中の幸いだったと思います。
改めて気を引き締めて頑張ってもらいたいですね。
■エイジア
決算精査資料をUPしています。
株価は想定したよりは下がらずに堪えていますね。
3桁を覚悟していたんですけどね~
【決算精査】 2352_エイジア(19年3月期_4Q決算) https://t.co/Lzolk32ZQX
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月14日
■ソーシャルワイヤー
決算説明会のQA週がUPされています。 →PDF
オンラインで打ち込んだ内容もうまく咀嚼してもらっています。
機関投資家の質問って少ないんですかね・・・。
配信数の質問はスルーされているので、今後の配信の箇所は総会でもネタになると思うので、
きっちり把握をしていきたいと思います。
■翻訳センター
ガバナンス強化作りと譲渡制限付報酬制度の導入がリリースされています。
ガバナンス強化は東証1部に向けた布石ですかね。
すぐに再編問題に遭遇するんですけどね。
■全国保証
決算説明会の動画が出ています。 →PDF
まだ視聴出来ていませんので、後ほど視聴したいと思います。
あと、金曜夜にレーティングで目標株価が更新されたようです。
こういうのって結構反応するんですが、なんなんでしょうね(笑)。
■コンドーテック
こちらも決算説明と中計更新資料がそれぞれUPDATEされています。
こちらも改めて通読して復習しておきたいと思います。
■イオンディライト
定時株主総会に決算確定が間に合わないということで、
別途臨時株主総会が開催されることになりました。
相当根が深く、過去の修正も大きそうですね。
株価が少し戻っていますが、一定のめどがついたんでしょうかね。
来週注目ですね。
■日本管理センター
ふるさぽが5000戸達成ということでリリース文が出ています。
普段あまり出ないリリースですが、こういうものもきちんと出すように改めたのでしょうかね。
IR開示はぜひ頑張って欲しいです。
■オリコンHD
決算前に上昇していたので、好決算、自己株買いなど入っているものの、
上昇しなくてもまぁしょうがないくらいには思っていましたが、
まさかここまで下がるとは思いませんでした。
元々1800円~1900円くらいのイメージで買付を想定していたのですが、
今回の決算や改めて精査をして2000円水準に買付基準をあげて
新規お買い上げとなりました。
Vokersによる従業員の口コミが凄いよかったりして、
だいぶ興味を惹かれています。
■シュッピン
決算説明資料が開示されています。 →PDF
レディース時計に対して新屋号を含めた対応が検討されています。
定款にも追加されましたしいよいよですかね。
宝飾品なども対象のようですが、
さて、コメ兵とか競合も多い中でどう出るでしょうか。
それから要員計画が今期急増するんですが、固定費とか大丈夫ですかね・・・。
■システムインテグレータ
昨年も楽しそうだなと思っていましたが、
今年もプログラミングコンテストを開催するようです。 →PDF
ユニークな会社ですよね。
それからスポンサーにはエイジアも名を連ねていますし、
マザーズ新規上場承認のSansanとかもいますね。
業績とはあまり関係ないのでしょうけど、遊び心のある会社らしい企画ですね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

横ばいですね~ほぼ年初から増えていません。
6.雑記
ツイッター界隈で個人投資家の個々の言動に対して、
是非の議論が巻き上がっています。
個人の人格否定などにも発展していたりもするわけですが、
ちょっとしたことがこうやって大きなこととなるのがなぜだろうなと思っています。
個人が個人に対してどう思うかは
その人の価値観などによるわけですが、
わざわざ個人を否定したり養護したりということで
消耗しなくていいんじゃないかなと思います。
でもなぜ主張するのかは結構興味があるわけです。
やはり根本にはフラストレーションがあって、
発散の術がなかなか見出せない環境が背景にあるのかなと思います。
人の行動には必ず目的があるわけですが、
ではこの論争に何を求めてここまで盛り上がっているのか、
そういったことを考えながら眺めています。
私も自分がどうありたいか、どういう目的があって
行動しているかを意識して、陽の方向に自らを導けるようにありたいなと思います。
【決算精査】 2352_エイジア(19年3月期_4Q決算)
■分析資料 (PDF) ※画像をクリックしてもPDFが表示されます。
リンク

※今回もPPTベースの資料にしてみました。
(当面はPF上位銘柄から順次整理を進めてみたいと思っています)
1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
前期実績は結局営業利益ベースで11%強の未達となりました。
3Q時点の皮算用で6%程度の未達と皮算用していたのでそれよりビハインドです。
要因は4Qで想定していた案件の剥落があったこと、
そして純利益に至っては特別損失の計上により大幅な減益となりました。
この評価は難しいものですが、私は早期の意思決定や今後の戦略を考えると、
まぁよかったのではないかなと思います。
とはいえ、大きな風呂敷を広げて広いマーケットを展望したところから
原点回帰となりますから中計に対してもビハインドとなり数値面からは後退の印象もあります。
今回の決算という点では、やはりややネガティブと評価せざる得ません。
4Qの失注の状況などが本当に一過性の問題であり、
外部環境(消費動向)を跳ね除けられれば、
特に同社の優位性が損なわれたとまでは思っていません。
株価は一旦急落後は戻してきましたね。
2.詳細
PPT化に伴い、会社の概要や長い目線での考察について、
改めて順を追ってスライドに従って記載していきます。

→バフェット・コード様の著作を用いてサマリスライドを作成しています。
全体概要を知る上で、バフェット・コードさんの著作を使わせて頂いています。
財務や収益性の高さに目が行きます。業績も基調としては増収増益ですが、
細かく見ていくと以前の消費増税の際に
小売り全般が落ち込んだ影響を相応に受けています。
この辺りは足元、消費動向が危うい中でどうなっていくでしょうかね。

→売上構造となっていますが、収益のセグメントの状況を示しています。
圧倒的にアプリケーション事業が占めていますが、
その内訳はいくつかにわかれています。
イニシャルがたつとその後の月額ストックが入ってくるという構造になっています。
前期はSaaS型のイニシャルが弱かったことから、
今期の月額に影響がないかは気掛かりなところですね。
オーダーメイドは言葉の聞こえはいいですが、個に対する対応となり、
利益率が落ちるばかりか、不採算案件化するリスクも相応に生じることもあり、
リソースの最適化の観点から積極的な営業をしておらずシュリンクしている部分です。
またEC事業は前期に買収した通販事業となります。
こちらはEC事業を自社Gで運営する事でのナレッジを蓄積することが目的です。

→通期PLをトレースしたものは増収ペースが強く、
粗利率は漸減傾向にある中で、販管費の効率が増収効果であがり、
営業利益率は高水準を維持しているようです。
但し、当期純利益については、開発方針の変更に伴う資産の減損から
特別損失を計上し、大幅な減益となっています。

→四半期単位の推移です。
売上はストック性が高いため、期を追うごとに積み上がってきます。
1Qに採用費が集中するため利益率は若干1Qが下がる傾向があります。

→BSについては減損した資産が減っている所に目がいきますね。
財務水準は極めて優秀な状況が続いています。
現金をどう活用してくれるのか注目していますが、どうでしょうかね。
MAとかあると面白いんですけどね。
今回開発方針も変更したので、MAの会社をMAする・・・

→キャッシュフローです。積極的なCFだと思います。

→決算については前期はいずれの項目も未達と残念なことになりました。
4Qの失注案件は複数あるようですが、この要因や今後の影響は注視したいところです。
一応IRに確認した印象では商品競争力の低下ではないという感覚ではあるんですがね。
それから今期予想については、コンサバのようにも受け止められるものは、
別にコンサバではないようです。
当初時点で見えている案件をそれぞれの期に予算化しており、
それは確度の高い案件もあれば、まだ緩い案件もあるため、
ニュートラルに出しているということです。
ただ、全く案件としてみえていない案件があれば(他社MAからの戻りなど)、
中計ラインに近づけられるということのようです。
その部分は不確定要素が強いため、今期のガイダンスに入れていないということですね。

→四半期毎の予算です。
また特にこれまでと異なるようなトレンドは想定していないようですね。
事業別にもアプリケーションのクラウドが伸長するというメインシナリオを想定しています。
前期4Qのようなことが再現しないかは比較的気掛かりな面が残る印象です。

→開発方針の変更は思い切った判断です。
なかなか1憶をゆうに超える資産を捨てる、しかも意欲を示していた領域からの
事実上の撤退ですからね。
ただ、競争激化や自社ナレッジとリソースで無理をしていくという選択を早期に切ったのは、
なかなか優秀な経営だと感じました。誤りがあるのは仕方のないことですからね。
一応自分なりにこの件の受け止めをスライドにメモしたつもりです。

→未達と特損で役員報酬減額ですね。
株主への配当を維持しておいて、報酬減額って結構珍しいんじゃないかなと思います。
いやちゃんと調べたわけではないんですけどね。

→還元姿勢としては増配継続です。
優待や隠れ優待もありますね(笑)。

→従業員数は残念ながら本体は純減となっています。
新卒採用が7人ある中での純減は残念ですね。
少数リソースですから離職は痛いですからね。

→株価推移ですが、直近で軟調でしたね。
まぁ未達が懸念されていましたかね。それ以上の特損となり翌日の株価もびっくりでしたが、
終値にかけては一旦戻しましたね。

→株価水準に関して将来の皮算用をしています。あくまで妄想の域です。
通常は堅調と楽観の2シナリオでみていますが、
増税影響や消費動向の状況次第ではありますが悲観シナリオを設定しています。
それでも今期が微減の後、緩やかに回復していく想定です。
堅調と楽観は若干伸び率を変えているだけです。
株価水準としては3年程度で2倍想定をしているところです。

→半分雑談みたいなトピックスですね。
どうでもいいことがほとんどです。

→最後は念のためのアラームです。
ここにも書きましたが、ぜひ、未熟な私に些細なことでも
何か考慮不足や事実誤認などあれば、なんなりとご教授頂けますと幸いです。
3.さいごに
消費動向に間接的に影響を受けるため、
その辺りの外部環境の変化によるシステム投資抑制などがあるものの、
SNSを通じた販促ソリューションはとりわけ、配信に特化したソリューションは
ニッチャーとして今後も成長を持続していくれる公算が高いとみています。
一方で外部環境の変化の影響を受けた際には、相応に減益リスクも孕んでおり、
株価の悲観シナリオを更に下回る水準も意識しておかねばなりません。
現状の悲観と堅調シナリオの差だけみても株価には約2倍の開きがあり、
だいぶ難しい銘柄という事になると判断しています。
今後、株主総会もありますし、近日中には本日の決算説明会の動画もUPされるでしょうから、
その辺りで洗脳されてきて、寄り添える会社かをより見極めていきたいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +2.5% となりました。
前週比は ▲0.7% で推移しました。

GW前の好調な市況の恩恵を享受できてなくても、
結局お金減りますね。
まぁまだ影響は軽微だったのが救いですけどね。
2.全体所感
決算シーズン突入していますが、
相場はまた米中のイザコザの影響で右往左往しているようです。
破談になったり、代替案が出てくるかと思ったら、
結局決裂して・・・みたいなことに大人たちが躍起に解説を重ねて、
さてどこまで下がるのか、なんて答えの無い答えを探っているようです。
そもそも悲観台頭なんて言われますが、
まだまだ年初来でもプラスですし、
マザーズに至っては10%を超えるプラス圏ですからね。
指標面で割安感台頭なんていわれますし、実際そうなのかもしれませんが、
まぁそこへ思いを巡らすくらいなら個別決算でも眺めていた方が、
精神衛生上、よさそうですね。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週は、ステップとソーシャルワイヤーの指値が約定しました。
ステップがアイドマMCを抜くかと思ったのですが、
現時点では1位は入れ替わりませんでした。
そしてソーシャルワイヤーは保有比率5%手前まで来ました。
株主総会での感触も踏まえてこの後どうするかは考えるのですが、
とりあえず5%前後までは保有しておきたいなと思っています。
今の感触では気持ち的には10%を超えてもいいかなとは思うのですが、
やはりもう少し見極めが必要なので思い入れだけで
突っ込まないように気を付けています。
ステップについては、決算精査でも言及した通り、
減益にはなっていますが引き続き堅調な状況と判断しており、
成長率や躍進ということはありませんが、PFの安定要素の雄として、
もう少し比率を上げていきたいと思っています。
丸和運輸機関は決算通過後の続伸で結構上の比率に上がってきました。
IRフェアの時に2000円台の時に、ささやかれた時に買っておけば・・・。
現金比率は27%ですからポートフォリオPERの水準からすると
目安は21-22%ですからまだ厚めということになります。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

全国保証と東鉄工業の下げが大きかったでしょうか。
両社共に決算を受けて増配も目立っています。
東鉄工業は結構増配に驚いたのですが、それ以上に足元の業績面で
コンセンサスとやらに達していないとかで売られていました。
東鉄工業はもう充電期間って宣言していますからね。
そのあと、新幹線レールの本格更改などが立ち上がってくると
まぁ急伸はないですが、着実に積み上がっていけると思っています。
もっとも足元も受注は絶好調ですけどね。
全国保証も業績はさすがの安定。そして配当も増配が続いています。
流石に決算後は少しは買われたようですが、
にしてもPERジャスト10倍はさすがに低くはないですか、と思いますけどね。
まぁそれも市場がつけた適正水準なんだといわれればそうなんでしょうけど。
ルネサンス、丸和運輸機関、シュッピン辺りが上昇しています。
いずれも決算を受けてのものです。
ルネサンスは短信より決算説明資料をみると安心感が高まりました。
丸和運輸機関はさすがというか野心的だなという印象です。
シュッピンは決して楽観できる内容ではありませんが、なぜか買われましたね。
シュッピンの上昇はやや違和感があります。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

決算通過で実績データなどを更新しています。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、コメントを残しています。
なお、株価の動きを踏まえた率直な思いも適宜メモしていきます。
■アイドマMC
決算精査記事をUPしています。
【決算精査】 9466_アイドマMC(19年3月期_4Q決算) https://t.co/rORGFBNVop
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月2日
バローの販促調整の施策による影響が今期にどの程度影響を及ぶのか、
あたりが気になる所ですが、中長期的には新たな販促ツールの導入に
どの程度のポテンシャルがあるのか期待したいところです。
また株主総会が丸和運輸機関と被ってしまい、
せっかくの富山行きを断念せざる得ないかもしれません。
本当に残念です。。。
どなたか総会に出られた方でやさしい方がおられれば
共有して頂けると嬉しいなと思います。
■ステップ
決算精査記事をUPしています。
【決算精査】 9795_ステップ(19年9月期_2Q決算) https://t.co/RKnJQzwmI9
— まるのん (@marunon_invest) 2019年4月27日
こちらにも言及しているのですが、堅調だと思います。
減益ですけどね。
■サンセイランディック
決算はこれからですね。1Qですし、四半期単位は同社の場合、あまり見ても仕方ないんですけど。
それより少し前になりますが、4月下旬に日興SMBCが大量保有報告書を提出しています。
総会でもファンドの保有をもっと促すような提言もあったことですし、
少しずつでもプロの方にも評価して保有してもらえるといいですね。
それから子育てサポート企業の認証の「くるみん」を取得したそうです。
結構女性も多いですからこういうのを認証だけでなく、
実際に活きた制度として運用されているといいですね。
■ルネサンス
まだ決算精査記事はUP出来ていませんが、エクセルデータは入力しました。
決算説明資料が会社からも開示されていますから、
焦らずにゆっくりと中身を見て妄想を膨らませたいと思います。
ポイントとしては、会員数は減少していないということと、
単価もそれなりに維持できていることでしょうか。
新規出店や新コンセプトなども実験も含めて色々取り組みをしていますから、
見ていて楽しみなところではあります。
もちろん、人材あってのオペレーションであることもあり、
急成長とかないんですけどね。
足元でも今日、新たなシニア向け元氣ジムのFC契約を岡山で締結したようです。
結構コンパクトなので、人材がネックではありますが比較的スケールしやすいと思います。
あとは、優位性をどこに見出せるかですね。
何かプログラムに秀逸さがあるといいですね。
またよくあるのですが、証券会社のレーティングで更新されていて、
目標株価は下がっていますが最上位というよくわからないことになっています。
■東鉄工業
こちらも決算精査記事はUP出来ていませんが、エクセルは入れ終わり眺めました。
決算説明資料が出てくると思うのでそれも踏まえて、
ゆっくり決算精査を深めたいと思います。
受注が引き続き堅調な一方で処遇改善や各施策の展開のために
利益率を落としていますから数値の伸長がイマイチですが、
その分、増配も意欲的なものになりました。
■ソーシャルワイヤー
決算精査記事をUPしています。
【決算精査】 3929_ソーシャルワイヤー(19年3月期_4Q決算) https://t.co/YKnMwXOAFi
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月4日
オンライン説明会も開催されています。 → こちら
本当に信じるか信じないかあなた次第みたいな様相になっています。
本当はもう少し緻密にロジカルに判断をしたいのですが、なかなか難しいです。
どちらも社長の自信の通り実現が出来ると、相応に株価上昇も期待出来ます。
客観的にどうこれを受け止めるかよくよく悩みたいと思います。
■翻訳センター
こちらは今日決算ですね。
とりあえずエクセルだけざーっと入れましたが、
中計の最終年度に向けて今期はやや増益幅が小さい気もします。
ただ、着実に最高益を積み重ねてきていますしね。
そしてこちらも少し配当を厚めにしてくれました。
まだ水準からみるとそんなに配当の指標が高いわけではないですけどね。
■丸和運輸機関
こちらも順調な決算を出しています。
同時に中計も出しましたね。とても野心的な内容になっていると思います。
ただエクセルを入れると足元の4Qはやや利益率も落としているようなので、
特に問題はないと思っていますが、今後もきちんとフォローしていきたいと思います。
■全国保証
決算が出ています。
株価はフラットの諸問題の報道からか警戒されて下落していますが、
業績の方は至って順調です。
再増配もあり、文句なしですね。
今期予想については、利益伸長が一旦はマイルドですが、
保守的予想であるだろうことを考えれば十分です。
但し、今後は代位弁済低位がそこまで増益に寄与しにくくなると思われるため、
利益率を上げる要素を探さないとなりません。
AIなどを駆使した効率化などまだ余地はあるはずですし、
回収部分も手掛けることによっても効果を出していって欲しいと思います。
■イオンディライト
決算延期が出て、まだ数値が見えていないということで、
かなり現場は混沌としているようです。
どうもかねてから子会社が全社的にやられていた不正のようで、
影響も一時的には相応に大きくなりそうな気配です。
株価もその心配のように下落しています。
まず本業には一切影響をしていないということです。
一方でまだ手探りで確定になお時間がかかるということは、
18億程度では済まないということでしょう。
臨時株主総会で改めて事業報告が必要なほど、
混沌としていますから一時的にはかなりネガティブ視されそうです。
社員の皆さんには本当に苦労が多いと思いますが、
再発防止も含めてぜひ頑張って欲しいと思っています。
■WDBホールディングス
こちらも本日決算です。
決算は順調ですが、トップラインがやや不足感があるかなとも思えなくありません。
またかねてから海外のCROを懸念していましたが、
CROのセグメント利益が結構萎んでいます。
4Qで相応に業績還元しているので、そこまで懸念がある状況ではないとは思いますが、
今期の投資予定の状況も踏まえて状況をフォローしていきたいと思います。
ところで、早速社長メッセージが更新されています。 → こちら
こちらは一読して洗脳されておかねばなりません(笑)。
今年も姫路での総会と東京での説明会があるようです。
今年こそは、姫路に再びいきたいなと・・・。
■トーカイ
場中決算でしたが、夕方にようやく開示に気が付きました(笑)。
市場は特に無風で通過したようです。
やはり調剤の戻りがまだまだ弱いということでしょうか、
横ばいの計画になっていますね。
まぁ想定通りですので、中身についてまた色々勉強したいと思います。
■シュッピン
決算が出ています。
中計もカメラ市場の変化に応じてマイルドに修正されています。
特に同社の戦略が変わることはありませんので、粛々とやっていくことになりますが、
今期も中古の回転がどこまでうまくいくかはまだ安心できない面もあります。
株価はだいぶ高評価で、いわゆる悪材料出尽くしという事だと思いますが、
これから新たな悪材料が出ないといいなと思っています。
特に時計に救われていますが、増税や景況感の兼ね合いで
この時計が崩れたりすると怖いな、とは思っています。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

お金が増えませんね~
まぁ仕方ありません。
6.雑記
ゴールデンウィークも終わり、また日常が始まりました。
といっても我が家はゴールデンウィークだからと海外はおろか、
宿泊を伴う旅行にも出掛けていませんから、
そんなに日常と非日常の境もなく過ごしています。
それでも子供の心に色々な経験を残せてあげられたことは
とてもよいことだったなと思います。
その分、投資に充てた時間はごく少なかったのですが(笑)。
そういえば旅行ポータルサイトから、GW明けで閑散なのか、
値引きされた宿泊情報が沢山来ます。
どうせ行くならこういう時に行った方がお得ですし、いいかなと思います。
【決算精査】 3179_シュッピン(19年3月期_4Q決算)
■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク
■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク
■決算補足資料
会社開示資料
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
前期実績は下方修正後の計画よりは若干上振れて着地しています。
サマリとしてはカメラが不調でそれを時計でカバーしたものの、
リカバリまでには至らなかったということです。
カメラの不調については、今後も当面は厳しいという印象です。
メーカー主導で一眼レフカメラからミラーレスカメラへシフトが始まった年度でした。
しかしながらミラーレス規格のレンズ構成がまだ揃っていないこともあり、
新品売上が不調となり、メーカーの業績も苦戦しています。
そして、魅力的な新品が出てくることで中古の流通が促進され、
マーケットの中で機材が回転していくことがシュッピンにとっては大切な環境なわけです。
しかしながら、新品が流通しないことで、買い替えの中古流通も滞留し、
鮮度を保つために、また新品売上相当をリカバリするために
中古品の粗利率を下げてセールをしないとならなかったことが、
前期苦戦の背景です。
そして、このミラーレスの市況が今期に入り、一気に好転するとは考えられません。
じわりレンズ構成も充実化が図られることで、買い替えも図られていくとは思います。
しかしあくまでじわりだと思います。
そのようなことを十分に考慮されたのか、
今期予想も従来の成長からみるとかなり控えめな見通しとなっています。
時計事業は何とか好調を持続しており、
前期が下方修正に至ったものの、まだこの程度で済んだのはこの時計の恩恵があったからです。
そして今も足元は好調ですが、カメラ以上に景況感に左右されるため、
決して楽観はできない状況です。
今期は増税影響も懸念される中で、上期偏重となっていることからも
会社見通しは慎重であることが伺えます。
前期の不調は既に十分織り込んでおり、
比率自体はマイルドになっており、
中計も2年くらい後ろ倒しになる大幅な後退でもありますが、
既にこの程度は想定していた感覚です。
従って総合評価は「3」(想定通り)となります。
2.定量数値の確認
(1)売上・利益の状況
■売上高-粗利推移

売上はなんとか2桁増収を確保しています。
時計に救われましたね。
粗利率は16.2%となっており前期より更に0.3%下落しています。
微々たるものですがこの辺りのコントロールが外的要因(マーケット)で
なかなか一筋縄ではいかないですね。
システム投資の効果などがもう少し出るといいんですけどね。。。
■販管費推移

決算補足説明から賞与支給もあり販管費率が4Q単ではあがっています。
18.3期4Qは12.3%でしたが19.3期4Qでは12.9%です。
なかりせば説明もありますが、まぁあったわけですからね。
販管費率は通期では12.0%で前期は11.5%より0.5%の悪化です。
ただ、この11.5%は過去からみても最低だったので、
悪化とはいえそこまで悪いものではない印象でもあります。
今期はフロア移転など一過性コストもありましたからね。
■営業利益

粗利と販管費の各比率が少しずつ悪化しつうきでは4.2%となっています。
18.3期は5.0%ですから0.8%悪化です。
この辺りの構造は決算補足説明資料でもう少し細かく説明されています。
(2)今期予想について
2桁増収増益が続いていましたが、
今期ガイダンスは10%を少し割る増収増益計画となっています。
この辺りは四季報予想よりも下回っているので失望ですかね。
私は特にカメラ市況をどういう前提で作っているかとかが気になりました。
3.定性情報の確認
気になる所としては、まずシステム投資としてデジタル化対応の進捗がどうか。
ここは決算説明資料で開示されるようです。
またカメラ市況の変化はやはり影響をだいぶ受けている実感はあるし、
今期もまだまだ影響は続くというシナリオを持っているようです。
時計は足元も好調ですが、景況感や増税影響などもあるため、
特に下期は慎重になっているようです。
4.その他情報の確認
(1)株価推移の状況

株価も随分落ちてしまいましたね~
最近は個人投資家からも聞かなくなりましたしね~。
(2)IR照会の状況
一連のIR照会結果はツイートした通りです。
詳細は割愛します。
シュッピン本決算。久々のIRお電話。
— まるのん (@marunon_invest) 2019年5月7日
今期ガイダンスはカメラのミラーレス移行に伴う金額総量の落ち込みも踏まえ、粗利率の改善見通しはは保守性を持って策定。時計は景況感影響を受ける上に増税反動も踏まえて下期は減収を織り込み策定。カメラの市場環境の影響には引き続き注視が必要。 https://t.co/I6GuRjNYpU
5.さいごに
今回の決算では買い戻しはなかなか難しいという判断です。
引き続き、優待をもらいながら、残分を放置しつつ、モニタリングを継続したいと思います。
会社が向かおうとしている方向ややろうとしていることはいいと思うのです。
なので応援はしていきたいとは思うのですが、
なかなか今の株価水準だと本格的な買い戻しをする状況でもないかなという感覚なのです。