投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


マズローの欲求論でも語られるとおり、
我々はより高度な欲求を満たすことを欲し、
自己実現に向けた成長をしていくものだとされています。
そしてその欲求を満たすための私たちの日々の活動においては、
動機付けが明確でなければ、真の言動には繋がらないと実感します。
自分がその先にどうありたいか、あるいはどうしたいかといった時に、
必ず目的意識が働きます。
その目的を果たすために行動するんだという考えも
この理屈に合致していると考えています。

まず、低位の欲求レベルとして、
無くてはならないものとして衣食住の基本的な生活様式に関わる
欲求は当然ながら生きていく前提でもあります。
日本で投資家として日々を送る中では、
この次元の欲求はある程度満たされているはずです。
そして普段は意識しませんが、しかし、それは当たり前の事と思い込むのではなく、
その生活様式に関わるモノまでをも自ら脅かすような
言動は慎まねばならないだろうと認識しているところです。
つまりよく言われることではありますが、
自分の取れるリスク許容度とか資産管理といったところは、
当たり前の前提としてそこにあるものと思い込まず、
常に意識を払うべきだと思います。
私も含めてですが、今のような好調な相場ですから、
資金を投じれば面白いように増える(私は増えてませんがw)環境下であっても、
無策で甘い意思決定の下で安易に信用取引などを駆使した
過大なリスクを取ることはやはり慎重になるべきだと考えています。
そのような考えの中で、私は自己成長の機会損失だといわれても、
やはり投資方針でやらないこととして明示化して遵守しています。

次に、欲求のレベルが上がると
他者から認められるもしくは
コミュニティへの所属意識の実感という形で
自己の承認欲求へと進化していきます。
投資家の端くれである私も、自らの規律を定めて、
日々投資活動に勤しむ姿を情報発信することで、
他者との関わりやそこから生まれる承認欲求があります。
もちろん、そのプロセスで多くの気づきや、
自分と異なる考えに触れてみたいとも思いますが、
そういう姿をも見てもらいたいという欲なのだと理解しています。
そして、このような承認欲求は、
それを突き詰めていくと、より多くの他者と関わろうと
その広さで輪の広がりを求めたり、
あるいは深さ(親密度)を高めたりしてその質の向上に欲求が向かうのです。
ただ、私個人としては、学生時代に多くのコミュニティを創ったり、
あるいは参加する中でその所属感を広げ深めようと、
このような欲求へ尽力したこともありましたが、
多くがどこか虚しさの残るものでもありました。
その時々では人間関係も華やかにも思えて、楽しいのですけどね・・・。
投資家界隈でもこのような所属感への欲求やそれを楽しむという傾向は顕著でして、
広い人脈による高い認知度で、誰しもから称えられることそして称えることや、
より相互のプライベートを知ることを誇りに思うといった中で
コミュニティに属していたいという欲求が高まっているように感じます。
私はこの次元の欲求としては、人並みの承認欲求を持ち合わせていますが、
投資とはある部分では孤独の中でなされることで、
そこに共感や異論による議論はあってもよいと思いますが、
コミュニティを広げ、深めるというところへはあまり欲望がありません。
というより、私という個性を知る自分自身の分析としては、
私は所属感を追及してしまうと、投資において害になる要素もあると考えています。
例えば、敏腕投資家の方とお話をしただけで舞い上がってしまったり、
多くの同志を得たような錯覚に陥り、表面的なことに対しても、
「勉強になった」、「自己成長に繋がっている」などと自惚れてしまいそうなのです。
特にそのコミュニティの規模が大きくなればなるほど、
神格化された方が登場したり、その中にいることに居心地の良さを感じてしまい、
自分を見失ってしまうきっかけになったりもしそうです。
それが投資行動にまで影響してしまうと、
主体的な投資という部分も毀損しかねません。
これは損得の話以前の話なのだと思っています。
ですから、私はSNSで緩く他者と繋がりつつ、
それ以上の関わりを持ちたいと思ったときは、
極めて少人数でより相互理解やそこから自分のことへ落とし込んで
ゆっくりと認め合ったり、ごく小さな範囲で構わないので、
繋がっているという実感を伴っていきたいと思うのです。
今後も、自分の個性にあった次元での欲求への対処を図っていきたいと思っています。



上位の欲求は自己実現への欲求という領域です。
自己実現として物質的なモノを手にするという
目に見えるカタチとしての欲求もあると思いますが、
ここでいう自己実現への欲求は、
もう少し広義的な気持ち的な充足感のようなものが大事だと思います。。
よく投資家の方々が仰るのは、お金を殖やすこと(つまりモノ)にはあまり関心がなく、
投資自体がとても好きで楽しいんだとということです。
好きなことに時間を割いて充足感を得ながら日々を送ることは、
自己実現に向けたライフスタイルとして大切なことだと思います。
投資家それぞれにおいて、投資することを通じてどんなことを実現したいか、
ビジョンがある方も多いと思いますし、
実際そのビジョンに向けて日々活動されている方も多いと思います。
投資を通じて得た資金を還元していくような社会性を意識しておられる方もおれば、
経済的な自由を手に家族と共にある時間を大切にしたいというような方もいるでしょう。
自分が好むビジネスや経営者、会社が成長していくことに寄り添い、
そのプロセス自体に関われることに充足感を得られる方もいらっしゃるでしょう。
ただ大事なことは自己実現なので、自分が実現したいと真に思うことだと思います。
周りの受け売りで面白そうだからというようなものは
この高次元での欲求への対処という点からするとそぐわないと思います。
もちろん自分の興味関心を広げるという意味で様々なことに触れてみるということは
自分の知見を広げることであるわけですから、
色々やってみることは良いことだとは思いますが、
なんでも前向きに、なんでもチャレンジ、なんでもポジティブという思考プロセスは、
時に行き過ぎてチャレンジが目的化してしまいそうなので、
自分の場合は注意をしていきたいなと思います。
自己実現は腰を据えて自分がじっくりと向き合う主体的なものですから、
冷静に落ち着いた日々の活動の中で近づいていきたいなと思うわけです。
そんなマインドでは大きなことは成し遂げられないというご指摘もあろうかと思いますが、
何も自己実現とは壮大である必要はないとも思います。
些細なことでも自分にとって価値があることであれば、
それでいいと思うのです。
こういった考え方が今の投資方針にも色濃くにじみ出ているな、
と改めて実感しているところです。
ここでは敢えて私の自己実現に関しては言及しませんが、
また整理がついて気が向いたらそういうことも纏めてみたいなと思います。


投資活動を通じて、それぞれのレイヤーにおける
自分自身の欲求のあり方やそれとどう向き合い
自分のペースで楽しい日々を送るのかを改めて省みるために、
ツラツラと書き殴ってみました。

あまり読み返していないで書いているので、
読みにくい点が多々ある点、いつもながらご容赦下さいませ。


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常に自分の言動の先に創造されることを想像し、
その目的がどこにあるのかを推し量ることは、
とても退屈な生き方かもしれません。

そして歳を重ねるごとに、
そんな退屈な思考回路がより定着していっている気がします。
しかし、退屈ではありますが、
それも自分が自然体でそうであるわけなので、
そんな自分を否定して、意識を高く持ち、
そうではない理想の自分へGAPを埋めようとするのは、
ストレスの素ですから受け入れようとも思っています。

このマインドは、意識高い系が集う投資家界隈では、
少数派な意見かと思いますので、
そういう方はぜひ失笑頂ければよいかなと思います。


ある事象に対して、共感とか対立とか、
あるいは自己保身とか、虚勢をはって優位に浸るとか、
様々な立場を取ろうと反射的に思考が働きます。

会社員として生活していると、
様々な理不尽なことも多いわけです。
他者が起因のネガティブなことが巡り巡って、
なぜか自分が悪者の矢面に立っているとかですね。
こんな時に自分は悪くないと抗弁したくもなりますし、
真実を全て明かして自分への疑惑を晴らしたいと思うのが人情です。

あるいは、自分の挙げた功績が、
なぜか他の誰かの名誉に置き換えられたりもします。
その対象が尊敬する上司だったり同僚だったりすると笑って許せても、
よりにもよって姑息な嫌なやつだったりすると穏やかでなくなったりします。
本来は自分が称えられるべきと思っていても、
実際には自分に全く日が当たらないなんてこともサラリーマンであれば
よくある話だと思います。


投資家としても同じようなことはあります。
私は常にマイペースで地に足の付いた投資を続ける決意を持っています。
平凡なサラリーマンが特段特別な知識がなくても、
あるいは敏腕と呼ばれる特殊な方々との交流がなくても、
退屈な投資から着々とゆっくり積み重ねるやり方を
ひたむきにやっていったその先にどんな生き方があるのかを、
皆様に笑ってみて頂けて、そこから何かを感じてもらえればいいですし、
そんなくそ真面目な投資家の卵のような私へ、
叱咤激励を頂ける機会があるのであれば、嬉しいなと思って
情報発信を続けています。

しかし、中にはこんな退屈なやり方に批判を受けることもあります。
そんな時には、時に抗弁をしたくなったり、
逆に自分と異なる立場に対して自分の尺度で批判返しの感情を抱くこともあります。


サラリーマンでも投資家でも人との繋がりは大事のようです。
処世術なんて言葉を高校生の頃に学び、
どうやって周囲の人間とうまく折り合っていくか、
あるいは自分が優位な立場になれるように、政治的な要素が大事である、
なんてこともコミュニティを形成していく中で、自然と学んだものです。

しかし、一方で最近、歳を重ねていく中で、
そんなものへの違和感が日に日に高まり、
サラリーマンとしても投資家としても、本質的に大事なことはなんだろうと
考えるようになりました。
言動の先にある自分が果たしたい目的とはなにか。

最近ではSNSも発達し、そこから生まれる様々なコミュニティはより簡易になりましたし、
またその質も上がっています。
多くの思惑や情報が交錯する中で、そこに身をおくことで、
沢山の刺激や自己成長の機会もあると思うのですが、
一方で自分の言動の目的を考えるようになり、
それを突き詰めていくとどんどん退屈な発想になっていきます。


ちょっとわかりにくいですよね。
(私の文章力のなさの問題なのですが)


例えばサラリーマンの例ですけど、
自分が根拠なき批判に晒された時の話ですが、
その時に抗弁をすることは簡単です。
20代の血気盛んな頃であればすぐに自分の中での正義を振りかざし、
真実こそ正義だと抗弁していました。
それによって自分を保身することも出来ましたし、
それが社会で生きていくことだと信じていました。

しかし、最近では抗弁しようと思った所で、
その抗弁をするエネルギーはもとより、
それによってその後どういう変化が起きるのか、
それが自分にとって大切なことなのか、
その言動の先にある自分が感じる目的とは何かなんてことを
考えるようになったのです。

真実を語り、自己保身を成すことに、
何の目的があるのか。
私はその批判元の人に気に入られたい?
いや気に入られる必要はどこにあるのか?
私は窓際族を決め込んでいるので、
そもそも悪者になったって痛くもかゆくもない。
なんのために抗弁するんだっけ?
物凄いエネルギーを使い、様々な新たな軋轢を生むリスクを冒して、
果たしたい目的とはなにか。

そう考えると急に抗弁して正義をかざすことが、
とてもくだらないことのように笑えてきたりもします。

これは冷めた対応としてよろしくない兆候なのかもしれませんが、
しかし、自分がどうしたいという目的意識が薄い中では、
そこにエネルギーを使おうなんて発想にはなりません。


投資家としても同様です。
最近ではSNSで様々な投資スタイルが存在しており、
それはその人にとって正解なのでしょう。

ですから各自のやっていることへは尊敬の念を持ち、
認め合っていればよく、自分がどうあるべきかこそに
目を向けるべきなのです。

時には、あまりに自分と異なる立場に対して、
勉強になると思える時もあれば、
率直に申し上げて逆に腹が立つこともあるわけですが、
そんな感情をいちいち私は表明しないことにしています。
(たまにツイッターでは表明しているかもしれませんが(笑))
このことも、それを仮に表明した所で、その先に何をもたらしたいのか、
その目的がはっきりしないのです。
そこまで自己主張を貫くことが、自分にとって何になるのかということです。
そこで果たされる目的が、単に自分が優位であることを実感するためという
独りよがりなものであるならば、逆にくだらない営みだと思うわけです。
建設的な議論を異なる立場で議論することで、
何か新たな知見を得ることが目的であれば、
そういう前提で議論の準備をした上で、
相互の立場を十分理解してなされるべきで、
気まぐれで触れた異なる意見への批判や共感について、
行きずりでなすべきことでもないでしょうと思うわけです。


何を言っているのかよくわからないかもしれませんが、
日々生きていく中で、様々なしがらみや環境の中で生きていく上で、
自分の中の正義を振りかざすことは、
自分を通すという意味でその時は悦に浸れるかもしれませんが、
そこに自分が果たしたい目的のようなものを明確にイメージした方が、
より自分の言動について、自分にとっての適確性が増すのかなと思います。

また、自分の正義だけではなく、
他者への信仰や従順、あるいは敵対といった関係性構築についても、
そういう感情に対して、自分がその先にどうありたいのかといった視点で、
言動を決めていくといいのかなと思います。

そんなことをいちいち考えて取るべき言動を決めていると、
どんどんと無難で冷めた対応となっていく気がしますが、
所詮、他者との関わりというのは、その程度割り切って
付き合っていくことなのかなと思います。

こんな思考回路だから、私は自分のことをコミュ障だと自称しています(笑)。


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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.5% となりました。
前週比は ▲1.3% で推移しました。

20180518_パフォーマンス推移表


決算シーズンも通過して、
その期間も多少個別には上下がありますが、
ポートフォリオは安定を維持しているようです。
(低空飛行ですがね(笑))



2.全体所感

いつもの好決算なのになんでこんなに売られるの?なんて声も
チラホラ聞こえてきますが、総じてみると、
足元で業績が好調で話題性に富むような銘柄は
株価も堅調に推移しているようです。
業績という面ももちろんありますが、期待感がより高まる中で、
うまくそれを捉えることが出来る手法の方はけた違いの推移を記録していますね。

全体相場はまぁ様々な背景があるとはいえ、
GDPがマイナスになるとかのニュースもありつつ、
あまり指標には振り回されることもありませんでした。
外交的には今後米朝首脳会談に向けて、
また会談するとかしないとかで吹っ掛けまわされているようですが、
案外冷静な状況が続いています。
日程が近づくと非経済的なことではありますが、
様々なニュースが飛び交い、それが巡って経済へ影響のある
各国の政策にも影響してくるでしょうが、まぁ傍観しているだけですね。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20180518_ポートフォリオ内訳

決算を通過しましたが、まぁあまりポートフォリオの状況は変わりません。
投資方針の目安よりは多少多いですが、
もう少し現金があってもいいかなと思っています。
(え?まだ増やすの?って思われるかもしれませんがね)



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20180518_保有銘柄一覧(週間騰落)

サンセイランディックや日本管理センターと主力銘柄が
まぁ売られてまして、逆によくこんな程度で済んでいるなと思いますね。

丸和運輸機関は先週上げすぎましたからまぁ当然の結果だと思います。
WDBホールディングスも下げが大きいですが、
まぁ水準も高いところにありますから仕方ありません。
それから今期見通しに失望されたホクリヨウも大きく減っています。
まぁこれはポートフォリオの比率からしたら軽微なもんですけどね。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20180518_保有銘柄一覧(指標)


ポートフォリオPERは15倍近傍ですから、
決して割安な状況ではありません。
特に安定志向の銘柄を多く入れているので、
やや心許ないかなという感触です。
ただ、だからといって問題がある水準でもないため、
まぁこちらも放置ですね。


4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。

今週はトピックスの有無に関わらず、
決算も通過して一息ついたタイミングでもあるので、
少し自分向けのメモも残しておきたいと思います。


■サンセイランディック
Q1で計画未達が嫌気されて株価は足元軟調に推移しています。
決算精査記事でも言及した通り、私は特段懸念は抱いていませんが、
マーケットはやはり素直に反応するものなのかもしれません。
なお、リンクスリサーチさんによる取材レポートもUPされています。





サンセイランディックはどうしても引渡し決済の兼ね合いから
期ズレ要因による業績ブレが大きいため、
評価が下がってしまう点は指摘通り、やむ得ないのかなと思います。
一方、会社の定性的な部分についてはあまり光も当たりませんし、
定性的な部分は好き嫌いの感性の部分でもあり、評価しづらいですね。
採用の話は私もIRフェアなどでも散々状況を確認していますが、
量を増やして規模の拡大に図るというところに重きを置いておらず、
着実に、堅実にというような会社ですから、質を上げて
ゆっくりとやっていってもらえばいいと思っています。
但し、どうしても販売のところでは景況感の影響は受けるわけですし、
例えば足元の住宅着工指数も軟調ですから、
そういったことを起因に建売業者さんへの物件販売が停滞してくると、
その煽りは受けるわけですから過度な過信もいけません。
そういう意味でPFの20%程度までは保有比率を上げたい気持ちはあれど、
現状の10%程度が今のところ居心地がよい部分ではあります。
仕入の状況は堅調ですから、販売側の状況を確認しつつ、
今期の見通しがある程度みえてきた頃でもあり、
中計に掲げている諸問題への対処の進捗状況はもう少し具体的にヒアリングを
かけていきたいところですね。


■ルネサンス
自社Webサイトにおいて、吉田社長が社長名感の取材を受けた際の動画リンク
貼られています。改めて視聴をしてみたわけですが、冷静さの中に熱いものを感じます。
地味な印象は拭えませんが、自分のアスリートとしての半生、
そしてそこから、縁あってルネサンスに転職をしていくわけですが、
社長内示を受けた時の心境や周囲への感謝の気持ちなど随所に人間味を感じます。
そして社員の満足度が高いという状況の裏づけのようにも思いますが、
現場へ任せる勇気や、それに応える現場力が高いのかなと感じます。
もちろん、個々に見ていくと残念な人材もいると思いますが、
大きな方向性として現場への信頼も厚く、意外なことですが変化を恐れない文化もあるように
動画の様子から伺うことが出来ます。
もちろん、こういう類の動画は相当に実態より脚色され美化されていますから、
鵜呑みにすることもできないわけですけどね。
株価の方は、決算を通過してややポジティブに評価されているのですかね。
私は決算精査記事の通り、ニュートラルに評価しています。
特に目新しい業績ガイダンスでもないと思いますし、日経観測記事も出ていましたら、
不思議な感じではありますけど、まぁ短期の株価の推移というのはわからないものですね。
飛躍的な成長を期待しているわけでもなく、サンセイランディックと同様、
ゆっくりゆっくりと意義ある活動を展開していってもらえればいいですし、
そのおこぼれを投資家として享受できればそれでよいです。


■日本管理センター
決算精査記事では、足元の決算をややネガティブと評価しましたが、
マーケットもネガティブな評価を下して株価は軟調ですね。
長らくPF1位だったわけですが、昨年後半から今年にかけて比率を下げていまして、
この値下がりもあり、3位にまで後退しています。
その理由の背景は様々ですが、やはり金融機関の融資姿勢の変化が
前期後半からは特に顕在化してきており、その状況はQ1決算でも色濃く出ています。
サブリースの管理で収益を伸ばし、オーナーサイドが景況感の好転もあり強気とみるや
強い景況感により妙味があがるイーベスト(投資用不動産売買仲介)で
更に成長を持続してきました。
足元では景況感は好調を維持しておりオーナーサイドの強気姿勢は崩れず、
収支効率のよいサブリース管理での収益増は高くは望めず、
効率向上のために低採算のリストラを継続中です。(なので管理戸数の伸びが軟調ですね)
その代替としてイーベストが堅調だったわけですが、
肝心のファイナンスが金融機関の融資締め付けにより窮地となっており、
さてどうするかという局面です。
データ改ざんしてまで融資を受けるくらいにニーズはあり(筋の良し悪しは別として)、
金融機関としても利ざやが減る中で地方は特に活路を求めねばならない中で
どういう変化が起こってくるのかを想像しています。
JPMCファイナンスの立ち上がりがもう少し早くて、
なんらかの仕組みで適正な物件に対してきちんと選別しながらファイナンスが出来れば
この環境下にあっては強みが際立つと思いますが、
そこまでの体力もオペレーションも確立していないとも思います。
となると提携金融機関の深堀りによる新たなファイナンススキームを
金融機関に働きかけることで、優位性を発揮していく道もありそうですが、
しかし、金融機関は今、損得ではなくガバナンス遵守に
一気に傾いておりそれどころではありません。(スルガ銀行・・・)
ほとぼりが冷めるまでという言い方がよいのかわかりませんが、
当面はイーベストも軟調に推移せざる得なくなります。
そしてある程度事業者も淘汰をされてくるものと思います。
いわゆるプレハブメーカーのように圧倒的な体力と根性がある会社が、
さてどの程度影響を受けるかは興味関心がありますが、
JPMCが従来通りにまっとうな3方良しの精神で
真に求められる物件を管理する事業者としてどうタクトを振るのか、
楽しみつつ、投資家としては的確な比率を意識して保有をしていくことが必要です。
当該リスクは認識した上で、既に対処はしてきたつもりですが、
現時点で保有比率を下げているとはいえ7%程度あります。
この比率をどのようにしていくかはじっくり考えたいと思っています。


■アイドママーケティングコミュニケーション
決算は前期着地、今期見込み共に堅調に成長を続けている印象です。
特に大きな想定外の認識を持つに至らなかったという点で、
決算精査記事での評価は想定通りとニュートラルに下していますが、
既存顧客からの信頼も厚く地道に販促活動へ貢献している様子が伺えます。
AIの活用、なんて話題もありますがこれがどこまで効果的に寄与しているか、
その辺りは未知数なのと、新技術の獲得にも積極姿勢がみえるわけですから、
今後ベンチャー出資の見返りとしてどのような技術やそれを活かした
収益化モデルを構築してくれるのかを楽しみにしています。
長く時間はかかりそうですが、こちらも堅実にということでしょうか。
既存顧客の中でも店舗数の量の拡大と、各店舗における深化による質の向上の、
双方が狙えると捉えていますから頑張って欲しいですね。
また新規顧客の獲得という点も期待はしますが、
同社の展開モデルとして顧客に寄り添い常駐型で着手して浸透させていくわけで、
相応の人材リソースも求められるため、こちらもゆっくりと、
無理にキャッチアップなどしなくていいとも思います。
定量的に伸長率こそ平凡かもしれませんが、
比較的安定的にきちんと伸びてきていることは伺えるのですが、
足元の株価推移は芳しくありません。
ただ、出来高が足元でやや増えてきているように思います。
この変化ってチャート読んだりする人がみるとどう見えるんでしょかね。
私は株価の予見は出来ないのですが、でも今の水準というのは、
定性的な活動や、定量的な結果から落ち着いてみていられる水準だと認識しています。


■ステップ
少し前のQ2決算の開示を受けて、決算説明資料が開示されています。
やはり目を引くのは過去からの安定的な推移の軌跡です。
退屈なまでに基本に忠実に成長してきており、
今期も校舎新設もしつつ安定成長へのドミナント構築に腐心しています。
足元で、生徒数の伸長率がやや弱く、
10年以上の校舎では生徒数が微減に転じています。
昨年の総会でも話題になっていましたが、
部活動のリーダークラスの生徒の動向に影響を受けたか、
あるいは嫌われ者が占拠してしまったか、
そんな些細な個別の状況で年によって影響を受けてしまうそうですから、
それだけ敏感な指数ということになります。
この減少が、授業の質や合格実績という結果が
ネガティブなことに起因してなければ、長期的にはなんら問題がないため、
その行く末を見守ることになります。
足元では満室情報も適宜UPDATEされており、
画面のキャプチャを見比べていますが、4月の時より満室が増えています。
ですが、昨年キャプチャを取っていなかったので、比較が出来ません。
まぁこんなこともあまり意味がないようにも思うのですがね。
合格実績も概ね昨年と同じでしょうか。ステップの優位性は崩れていないようです。


■東鉄工業
業績面ではJR東からの安全性投資やインフラ構築のための工事を請け負っており、
安定して推移しています。多少の成長は期待していますが、もちろん2桁成長なんて程遠く、
辛うじての増収増益を続けてくれていればいいなということで、
そういう点からすると期待通りの状況です。
配当への意識も高く増配をしており、株価はその点をやや好意的に受け取ったでしょうか。
決算精査記事の中でIRとのやり取りにも言及したとおり、
特に向こう3年のオリパラまではJR東もその後に控える大規模投資に控えて、
最低限の投資に留める意向があり、同社にとっては伸長幅が出しにくい期間です。
そのことは会社も承知しており、なので、充電期間と位置づけて新中計を策定しています。
ゼネコンといえば安定性には不安があるのが一般的ですが、
私としてはより安定性を重視してポートフォリオに組み入れています。
本来はもう少し運用資産がある方が安定配当の目的で保有されるのがよいと思います。
HOP-STEPと来てJUMPと思ったら、PowerUpですからね(笑)。
なお、足元でこの3年は充電期間となるため、
もう少し待ってから、その後の新幹線橋梁工事や中央線増両対応工事など含めた
大規模投資を展望して買ってもよかったかもしれません。
資金を眠らすことになりますからね(笑)。
相変わらず地味な会社であるということと、
私が選択する企業としてはやや体格も大きく企業文化とか理念といったところは、
良くも悪くも伝統的であることが少し残念ですね。
ただIRの方は個人投資家にもきちんと対応してくださり、
そういう意味では距離も近くは感じますけどね。


■トーカイ
前期の上方修正は規定路線でして、そして薬価改定の影響を色濃く受ける今期見込みも
予想通り、減益予想となっています。ただ、決算精査記事の通り、
根拠はありませんが、その減益の状況は想定よりはマイルドなものとなりました。
実際、株価の反応も今のところ悲観し過ぎることなく推移しており、
案外冷静に受け止めたんだな、と意外だと感じているところです。
門前薬局はあくまで当社が病院と密なリレーションを構築する中での事業ですが、
相応に大きな比重となっていますから、とりわけ政策対応をうまくやって、
乗り切ってもらいたいと思います。
介護分野でもレンタル品やリネンサービスは好調ですから、
新規の種まきとしてウェアラブル端末の開発のように、
遠隔診療も睨んだ新商材やサービスにも意欲的に取り組んで欲しいですね。
そういう意味で事業開発本部が組成され、そこで今道氏がリーダシップを発揮されることは、
今後にも期待をしていきたいなと思わせてくれる人事ですから、
このあたりの動向もきちんと押さえていきたいと思います。
ちなみに同社については、シャンシャンの株主総会らしいですが、
今年の株主総会に出席することを検討しています。
どなたか行った事がある方はいないでしょうかね。
岐阜の会社ということもあり、なかなか縁遠いですけどね。


■全国保証
今週も中国銀行との提携がリリースされています。
地方の金融機関、とりわけ未提携の多いJAとの提携が進んでいます。
ただ、これは1つ当たりの規模も小さく同社の取り扱う保証債務残高への寄与度も
ほぼ無視出来るくらい小さいものと思います。
やはり前々から着目しているメガや大手地銀などのボリュームが多い所から、
どれだけ保証業務を引き受けられる、
そのためには支店レベルで事務手続きや行内稟議と比べた時の
優位性の訴求をしていく必要があり、なかなか一筋縄ではいかないでしょう。
ただ、こういう地道な活動でボリュームを増やしていくしかないですね。
一方で、足元は景況感もよく失業率などの指標も低位であり、
代位弁済が極端に低位となっており、これ以上のコスト減は、
事務の効率化(ペーパレス等)によるもので、
そこまで飛躍的なコスト構造を変えることも出来ないでしょう。
むしろ、景況感の悪化に伴うコスト増のリスクに注意を払うべきなのでしょう。
こちらは今の所、顕在化する状況でもなさそうですので、
やはりボリュームをどう増やすか、そのためにどう事務を簡易化して
利便性を高めるかの活動に注目していくことになろうかと思います。
決算は全く驚くような内容もなく、敢えて言えば更に増配をしていることですかね。
株価は今の所、ややポジティブに評価したようですね。


■丸和運輸機関
私は一番今回の決算で驚いたのは同社です。
今期の見込みは先行投資で減益になると思っていたのですが
自分の感覚というのがどれだけあてにならないかわかりました(笑)。
AMAZONへの対応のために投資をどこまでしていくのかもわかりませんが、
価格転嫁も含めて順調に事業が進捗してりうということなのでしょう。
前期の未達も下方修正までには至らず確かに未達ではありましたが、
底堅い業績だと感じました。
これにはマーケットも驚いたようでストップ高をつけています。
まぁさすがにやり過ぎなわけで、その後、半値程下落していますが、
引き続き、ボラティリティの大きい展開が続きそうです。
今後の投資については、放置ですかね。
既に利益確定を済ませており、単元株主になっています。
水準は高く、実は私のポートフォリオで唯一目標株価を超過した状態が、
まだ継続しています。しかも物流会社としては異例のPER20倍評価で見ています。
引き続き、投資の状況や新設していく施設の立ち上げコストの大小や
オペレーションの良し悪しで業績もブレると思いますので、
つれて株価も一喜一憂が続きそうですが、その後の行方がとても楽しみですから、
単元株主として今後も応援したいと思います。


■WDBホールディングス
決算精査記事に書いたように順調な決算です。
また配当政策を含めた開示姿勢も積極化しています。
同社の派遣は今の景況感が続く限りは今後も堅調でしょうし、
特に専門職で研究開発の現場が主体ですから、
値下げ要求などの影響は当然受けますが、企業として存続が危ぶまれる状況までは、
追い込まれることもないだろうと考えています。
但し、この景況感の変化を転換したと認識出来るのはなかなか難しいわけですが、
何も天井で読まなくてもいいのです。
影響も比較的遅めに出てくると思いますが、
人材派遣として他社の推移をよく見ておく必要があると思います。
株価は高い水準であったこともあり、また配当と配当性向から逆算される
将来見通しが控え目に映ったことも影響したのか(いや、そこまでみられていなのかな)、
利益確定に押されています。
もちろん、今の水準でも十分安くない状況ですから、何もしません。
今年も姫路でおいしい社員さんの料理を食べるつもりでいます(笑)。


■日本BS放送
堅実な経営と高い安全性で優待銘柄として今後も放置予定です。
高い成長はないでしょうが、しかしBS放送ならではのニッチな編成と、
そこに集まるコアな視聴者はカテゴライズされており
広告主にとってはリーチしやすいですね。
景況感もよくCMへのニーズも高い中で、
より個別カスタマイズしやすいCM作りが出来る点は優位ですね。
まぁ緩やかに成長していくことはまだ感覚として残っていますし、
何より優待を細々ともらって欲しい家電を買うのです(笑)。


■シュッピン
順調な決算で本当にありがたい限りですが、
なかなか株価も下がってくれず、あともう少しという所で、
なかなか買戻しを許してくれない展開です。
決算説明資料がUPされています。
だいぶ遅れていたIT活用がようやく定着してきて、
遅ればせながら、レコメンド機能がようやく効果が出てきている状況まできました。
そしてその施策を更に深め、購入前にフォーカスを当てた施策を打つようです。
愛好家にとっては、このような情報を見ているだけで楽しいわけで、
そのような心理をよく捉えているし、そういうソフトが乗ってくると嬉しいですね。
そしてマーチャンダイジングへの更なる進化を目論んでいます。
買取通知とかはより価値ある在庫を適時適切に得る仕組みとして
面白そうだなと思います。
システム投資はあまり得意でない会社ですが、
このご時世、そうもいってられないので、チャレンジしていって欲しいですね。
株価はさすがに絶好調な業績と、
決算前にだいぶ調整をしていたこともあり、少し値を戻していますね。


■ソーシャルワイヤー
増収増益ではありますが、市場はより高い伸長を期待しており、
絵に描いたような失望売りに見舞われています。
元々、同社は15%程度の成長持続ラインをみていると思いますから、
そんな30%、40%増益なんてムリゲーだと思います。
そもそも、インキュベーションのようにリスクを見極めながら、
少しずつ増床していく、そこに付加価値をつけながら単価を維持していく活動で、
そんな爆益なんてないのですよ。
よく比較されがちですが、PRTIMESのように配信に係るところに特化して、
ある程度量を取りにいくオペレーションに特化していると、
確かに伸長率も大きそうですが、
ソーシャルワイヤーの場合、中長期的な価値創出を見据えて
より事業化への意欲が高いと思っており、ある程度時間をかけて
きちんと育てていくという事だと思います。
まぁそれにしてもGET50の目指すところからみると、
MAも含めて、もう少しスピード感をもってことにあたらないと、
なかなか厳しい評価を受けるのだろうと思います。
小粒のリリースも引き続き継続しています。
asagakeのプラットフォームでの一定のインフルエンサー数を確保しているアピールとか、
アジア地域の海外におけるマーケティング調査のサービスのローンチとかですかね。
市場からついている期待と展開するスピードや規模感がマッチしていないのですが、
まぁこれは市場の期待が過大なのだと思っています。
もう少し落ち着いた評価になるしかないだろうし、
そうならない限り、今の小さな比率を維持せざる得ないという感触です。
気持ちとしては会社を応援したく、買い戻し、またPF上位に返り咲いて欲しいのですがね。


■アイアールジャパンホールディングス
決算は順調ですが、それ以上に増配に皆さん驚きましたかね。
ただ、既にこちらも高い水準にあり、私の目標株価も接近しています。
どう対処するかはきちんと納得出来るように決めていきたいと思います。


■ホクリヨウ
鶏卵相場は歴史的安値と言われていますが、
そもそもここ5年位が歴史的に高かったんですよね。
そして鶏卵相場が安いので、当然安い前提で計画を作ります。
飼料価格も高くなっていますし、為替も円安に振れると計画を作ります。
当然、実際に鶏卵相場は安いですし、
為替も円安気味であるわけでもあり、
コンサバな計画だからいずれ上方修正する、
なんて悠長なことも言ってられないですね。
ただ、数年の歴史的な高騰で参入者が増えて供給量も増えると、
このような軟調な相場になるなんてわかっていたことでもあります。
そもそも鶏卵相場にベットして同社株を買い付けているわけではありません。


■エイジア
決算説明資料がUPされています。色々書いてありますが、私は社員数の推移に目を止めました。
足元で従業員の伸長が+17%と大きくなっています。
かつても積極増員をして戦略駅に取り組もうという時期がありましたが、
増税対応など諸問題もあり、一時的に伸長率が低下した時もあります。
再び攻勢に出て種まき頑張ってもらいたいですね。
株価は決算短信より、決算説明資料をUPした方が株価良い反応だったですね。
まあこれもどちらもでいいんですがね。


■ひらまつ
自己株買いやるんですね。
株主として自宅待機ですね。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。

20180518_資産残高推移表


特にコメントはありません。



6.雑記

私自身のパフォーマンスが悪いからというわけではないのですが、
少し付き合い方を考えていこうかなと思っています。

これまでもツイッターを始めるまでに1年位悩んだりしています。
悩んでる時間がもったいないとなるわけですけど、
しかし色々思考を巡らす事で、自分がこうかなと選択をする納得感を
大事に考えていますから、これからもどうやって自分にとっての活かし方が
最適か、色々考えていきたい気がします。



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【決算精査】 3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


四半期の推移を見てもどうしょうもないんですけど、
それもあれなんで、一応中身をみていきます。

会社から大変丁寧な決算説明資料が開示されるようになり、
かつ前回から適時開示されるようになったので、
より多くの投資家の目に触れるようになったことは、よいことですね。


まずPLですが、説明資料によると計画比で未達だったようです。
売上で2億弱ですから、まぁそれなりですが、
どうせタイミングの問題なのでしょうと思うわけです。
ですが、まぁ構造的に問題が発生していないか、
滞留する予兆はないかはきめ細かく確認したいと思いますので、
IRに照会するわけです。
(単にIR担当の方と話したいだけな気が最近はするのですが・・・)
結果は後述もしますが、特に問題ありません。
決済時期の問題ですから、こういうことは買主、売主そして金融機関と
登場者も多いですから仕方ありません。
四半期の凹凸に耐えられないのであれば、
早く撤退し、より安心できる銘柄にした方がいいと思います。
今後もずっと続くと思います。
大事なことは、長期的にそういうニーズがあって、
それをきちんと回転させられるノウハウが積まれて、
意義ある形で運営されているかどうかですからね。
まして進捗率がいい悪いなんて全く無意味です。
そもそも前期は1Qは赤字ですから黒字転換とか書かれても、
そこから何がわかるのかと不思議ですからね。


そして注目すべきは仕入ですね。
棚卸資産が更に積み増しされています。
但し、足元の金額ベースの仕入は23億となっており
前期の3Q、4Qで爆発的に増えた40憶水準からみると
落ち着いたものとなっています。
実際、年間仕入高計画は104億と記載があり、
特段季節要因はないことから、ならすと26億程度が必要となるため、
やや力不足の印象も拭えません。
しかし、仕入契約数は再び反転して増えており、
これが決済されて仕入高に計上されることを考えると、
これから仕入高にも勢いが出てくるものと思います。
もちろん、単価が開示されていない以上、
本当にそうなるかはわかりませんが、
昨今の状況として大型化していることもありますから、
まぁトレンドとしてはそんなに懸念を抱くものではないかと思っています。
(実際にIRへのお電話でもその感触を得た所です)


他にも建築事業は相変わらずの赤字だとかツッコミどころはあるのですが、
まぁご愛嬌ということで、スルーしておきます。
利益は計画通りということは、つまりまだ計画上も赤字だったということで、
なかなか苦戦しているな、と思いますね。

決算全体の状況は特段驚くようなものはなく、
見た目上はPLがやや弱いものの同社のお家芸のようになっている
タイミングの問題であり懸念すべき事象もなく、
BSは堅調に推移とみてよく、足元の仕入は平準化しているものの、
先行指標は反発していることから特段問題はなかろうという評価です。
恐らくこの先行指標をみつつ、社内ではそろそろ当期のトップラインは
見えてきていると思いますから、
あとは長期的な諸問題への対処の定性的な活動へのガイダンスが欲しい所です。

決算の総合評価は「3」(想定通り)です。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)売上-売上総利益推移


相変わらず凹凸していますが、底地で一部期ズレが出ています。
利益率は所有権の販売比率も大きく前期後半から見ると落ちています。
ただ、所有権といってもそれなりの規模の大きなものが捌けたということなのか、
利益率はこの販売ポートフォリオの割にはよく保ったなという印象です。



3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)販管費推移


1Qの販管費は過去2期は横ばい6億弱でしたが、
今期は6.8億とやや上昇しました。
効果のある使い方をされていればいいですね。
所有権の大きな案件の引き渡しにより売上が上がっているので、
販管費率はそこまで増えていません。



3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)純利益-EPS推移


辛うじて黒字ですね。
前期1Qが赤字でしたから、株式ニュースなどの速報では、
黒字転換とリリースされるのですね。
全く意味のない情報だと思うのですが、まぁいいです(笑)。



(2)進捗状況の確認


はい、割愛します(笑)。
きっと大丈夫でしょう。
というかダメでも下期には積み上がるでしょうし、
ところてんのように下期が来期にいけば今期は未達です。
それはビジネス環境上、仕方ないですね。



(3)今期予想の確認

こちらも割愛します。
同社の場合、特に皮算用は全く意味がありません。
いけるかもしれませんし、いけないかもしれません。
大事な所はそこではないと思っています。


3.定性情報の確認


定性的情報も特にこの期間に特段のネタはありません。
そういえば、6月に民泊が騒がれるはずなのですが、
百戦錬磨さんとの取り組みとかそろそろアピール情報として出さないのでしょうかね。
まぁ同社はそういうアピールをして煽るようなことも得意としていないので、
粛々とという感じでしょうかね。
こちらも事業の成長柱になっていくイメージは今は持っていませんから、
様々な可能性を探って欲しいと思っています。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況
3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)株価推移


一度高値圏をつけていますが、
そこから戻ってきていますね。
過去の取引を振り返ってみると、
それぞれにその時のポートフォリオの状況などから、
合理的に取引をしていますから、特段後悔もないです。

今回の決算で仮に計画比未達でダメポー~とかで投げ売りされたとしても、
まぁ1000円を割れないと買い戻し(増し)は考えられないので、
結局ただ傍観しているだけになりそうですね。



(2)IR照会の状況

様々な話をさせて頂きました。
まさか、日本管理センターの話題で盛り上がるとは思っていませんでしたが、
いつもお話させて頂く方が、私のブログを見て頂いているようで、
身の引き締まる思いです(笑)。
IRの方にブログを見られているというのは、
他にもソーシャルワイヤーさんとかもそうなのですが、
全くもって萎縮せず、言いたいことをいつも書かせて頂いています。
そういう姿を笑って受け止めて下さるので、大変救われます。

いつもの通り、あくまで私の主観に基づきメモを残しますが、
会社の認識している事実と異なる可能性が大いにあること、
私の妄想が120%混在している点はご了承下さい。




売上未達となっているが、決済のタイミングによるもので問題ないのか。
もしくは物件が滞留する予兆などがあって何か懸念を抱えているものか。



いつものタイミングによるもの。
買主さんや売主さん、金融機関さんなどがおられる中で、
どうしてもタイミングによって計上期がずれることはある。


金融機関の融資が特にアパートなどで厳しくなっているが、
そういう影響によって買主の融資が降りずに結果、
見込みの収支が剥落するというようなことはないか。
もしくはそういうリスクを孕んでいないか。


幸いにして当社において金融機関の融資への硬化姿勢が
影響を及ぼすようなことも、その予兆も特に現状では認識していない。
特に当該期ズレについて、落ちていくようなリスクを孕んでいるとは考えていない。



仕入の状況で棚卸資産は順調に増えているものの、
1Q単の仕入金額を見ると、通期の計画に対して単純に均すとやや弱いようにもみえる。
この辺りはどのように捉えているか。


仕入は計画通りに進捗しており、順調な環境の中で取り組めている。
今後仕入金額が積み上がっていく想定であるが、
ひとつの参考として、仕入契約数を開示している。
仕入は契約をしてから実際に決済がなされるまでに
タイムラグがあるため、1Qで反発している契約数が今後2Qや3Qで仕入金額として計上される。
もちろん、単価を個々に開示していないため、
参考程度となるが、順調に仕入が進捗しているものと認識している。


更に借入金を増やして積極的に仕入をしているようにみえるが、
金融機関からの条件などで変化はないか。


特段変化はないが、元々担保評価の低い不動産を扱うため、
一般的な会社さんと比べると金利は高めとは認識しているが、
その金利条件も着々と改善をしてきている。
また、最近は特に地方の金融機関さんとの付き合いもあって、
そのリレーションで物件の紹介を頂くケースもあるため、
良好に付き合っていっていると考えている。


※ちなみにこのお電話で私は仕入件数→仕入金額計上ということで、
仕入金額の先行指標になっていることをやっと認識しました。
(実はこの折れ線を区画数だと勘違いしていました)
売上の先行指標が仕入金額で、
その仕入金額の先行指標が契約件数ってところてん方式のようですね(笑)。

3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)仕入推移




5.さいごに


IR担当の方とその他半分雑談のような話をしました。
ただ、私がこのように見聞きしたことを書いてしまう事に対しては、
一度、先方のご意向も聞こうと思います。

別にインサイダーを疑われるような内緒の話なんてないですし、
そもそも私の勝手な妄想を書いているだけなのですが、
それでも会社側に迷惑になるようなことは避けないといけないとも思っています。

私のブログは過疎ブログですから、
別に何の影響力もないわけですが、
とはいえ、公の場に書いていくというのは気を払うべきですからね。

何も悪い話に蓋をするとかそういうことではなく、
あくまで私との間で話をして下さっていることでもありますから、
次回以降は改めてそういうことにも気を払おうと思います。

まぁ今回の記載したことも、
特段包み隠すべきことはないと思うのですが、
それも私の勝手な認識なだけですからね。


さて、決算を通して、計画未達という点で株が売られるのか、
さすがに冷静に受け止めるのか、
もうどっちになっても私は全くいいのですが、興味はあります。

今後も手間をかけてニッチな権利調整ビジネス、
頑張ってもらいたいですね。


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【決算精査】 3276_日本管理センター(17年12月期_4Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


辛うじての増収増益を確保した1Q決算です。
内容としては、イーベストの物件の売買の部分で、
昨年以上に金融機関の融資が厳しくなっていることに起因する、
販売数量の伸び悩みがより影響を落としている内容です。

しかも、この金融機関の融資姿勢はすぐに軟化するわけではなく、
むしろ今後もより厳しい姿勢になるものと思います。
同社と直接は関係しませんが、
スルガ銀行の一件により、各金融機関はコンプライアンスの高まりも背景に、
当面は逆風が吹くものと思われます。

同社は金融機関とのリレーションはここ数年で一気に高まっており、
良好な関係を築いてはいるものの、
やはり金融機関はやはり保守性を重んじるわけですから、
同社のようなベンチャー気質の勢いがある会社だったとしても、
その辺はドライに対応されるものと思います。
そこでJPMCファイナンスにフォーカスが当たるわけですが、
なんでもかんでも自社融資をつけるわけにもいきません。
そんな過度なリスクはとりませんから、
見極めながらの対応となっているわけです。
となると、対応にも時間を要するわけですから、
この件はもう少し時間を要するかもしれません。

従いまして、上期中のリカバリは厳しいという感触もありますので、
足元の決算という意味ではややネガティブと評価します。

ただ、この問題は長期的にみると、淘汰されていく中で、
まっとうな理念に基づいた会社にフォーカスが当たる可能性はあると思っています。
同社にそこまでの器量があるかは、私も絶対だとは思っておらず、
引き続きマネジメントを注視していくことになります。

なお、このイーベストの売買部分が落ち込んでいること以外は、
特段問題はないと思います。

管理戸数は鈍化し、遂に前月比マイナスまできました。
実際解約による影響があるようですが、
これは2つの要素があります。
オーナーサイドが景況感の高まりなどから強気になり、
わざわざ同社へサブリースする必要がないという風潮が高まっていること。
もうひとつはいわゆる収益性の下がっている管理物件に対して、
精査を行い同社のサブリース契約をつけていかないという方向です。

全社はオーナーサイドのマインドによるところもありますが、
長期的にみると、市況の変化などから、
いずれ困ったオーナーからの需要は出てくるものと思います。
それがどの位辛抱する必要があるのかわかりませんが、
長期的にまっとうなサブリース、だけでなく、
合理的な提案などを踏まえてニーズへの対応は可能かと思っています。

後者の収益性低下の部分は前期からその兆候がみられて、
ある意味戦術的に行っている部分もあります。
ずっとこういう物件の整理が続くわけではないですから、
いずれ落ち着くと思います。


地味ですが、BSの流動資産のその他が4億程増加していますが、
これはJPMCファイナンスによる貸し出しの増加によるもののようです。
物件の特性を見極めて、自社Gで融資をつけていく活動が、
ようやくスタートしており、その貸付金が流動資産に計上されたもののようです。
今後はこの勘定科目も少し気にするようにしたいですね。


柱のサブリースの部分は緩やかではありますが、
解約による戸数鈍化も含めて会社見通しの通りのようです。
一方で前述の背景もあり、イーベストが落ち込んでいる分が、
売上や利益をショートさせている要因であり、
これは少し環境の見極めが必要であり、
今期の業績という面だけでみるとややネガティブとなります。
従って、総合評価は「2」(ややネガティブ)となります。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


3276_日本管理センター(18年12月期_1Q単計)売上-売上総利益推移


イーベストの落ち込みにより、
上期計画に対して弱い動きになっています。
要因ははっきりしており、会社としてどうタクトを振るのか楽しみです。
粗利率は前期比で+0.2%でほぼ横ばいです。



3276_日本管理センター(18年12月期_1Q単計)販管費推移



販管費は額面では微増で、売上の伸びが緩やかであるため、
販管費率は+0.1%です。まぁこちらも横ばいですね。



3276_日本管理センター(18年12月期_1Q)純利益-EPS


純利益も増益ではありますが、2桁増益には程遠く、
利益率で+0.2%と横ばいです。



(2)進捗状況の確認

上期予想を達成するためのハードルを計算します。
2Q単で必要なのは以下です。

売上:11,880百万円
営業利益;765百万円(利益率:6.4%)

前期の2Qが売上10,272百万円、営業利益623(利益率:6.1%)です。
ですから、15.6%増収、22.8%増益が必要です。

1Qの状況からすると、2Qのリカバリは厳しいでしょう。
あったとしても販売用不動産を早期に売却することくらいでしょうか。
上期は前期も未達で通過しており、通期で合わせてきますから、
そこまで気を立てる必要もないかもしれませんが、
定量的な結果より、やはり環境の影響を受けているイーベストを
どのようにマネジメントするかに興味があります。



3.定性情報の確認


管理戸数の推移やイーベストの状況は言及しましたし、
他に論点はありませんから割愛します。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況
3276_日本管理センター(18年12月期_1Q)純利益-EPS


昨年末に青色のところにあるように、
同社の保有比率を半分に落としています。
ある程度足元の状況で停滞することもわかっていたので、
トレードという意味では良かったと思っていますが、
いまだに悩ましい対応だったなと思っています。
株価は再び下に振れると思いますが、となると、
PER16倍の近似線は明確に下抜けて来ます。
そもそもこのセクターにPER16倍ってのが
おかしいだろうというご指摘もあろうかと思いますが、
さて、どうなりますかね。


(2)IR照会の状況

あくまで私の主観ですので、参考程度にお読み下さい。
(会社の公式見解と相違している可能性もあります)

Q
BSの現金が減ってその他流動資産増えたけどどうした?

A
現金は配当金支払いの他、物件の貸付のために、
その他流動資産が増えている。


Q
不動産収入が微増だが管理戸数の鈍化継続も含めて、
会社計画としてどのような状況か。

A
管理物件は引き続き解約がでており、少なくても上期位までは、
その影響が出るものと想定している。従って、会社見通しと比しても、
計画通りに進捗している。

Q
新年度の客付けの状況はどうか。

A
特段問題なく、堅調に入居の客付けが進捗している。問題ない。

Q
イーベストが落ち込んでいるのはタイミングの問題もあると思うが、
金融機関の動向も影響しているのか。

A
前期から顕在化しているが金融機関の姿勢は硬化しており、
厳しい融資環境にあることは逆風と受け止めている。
そのため、リスクをきちんと精査した上で、
JPMCファイナンスによる貸し付けも頑張ったりする中で、
良い物件を回していきたい。

Q
イーベストの懸念は一過性というより
少し時間もかかる印象であるが、
上期計画はさておき、通期計画に対してはどういう見立てをしているか。

A
武藤(社長)も常日頃から利益は少なくても約束を守ると知恵を絞っている。
きちんとお約束を守れるように従来通りマネジメントしっかりやっていくつもり。
その際には、販売用不動産も適宜回しながら、数値を作る事も意識していく。


あくまで私が主観で捉えた内容です。


5.さいごに


はい、やはり金融機関の影響は想定以上に影響を受けています。
ただ、これは既知のことであり、そういう方向に進んでいくことも
経営は織り込んでいる事と思います。
大事なことは短期的に数値がふらされることはあれど、
長期的に適正に成長基軸を維持していけるかなわけです。

融資姿勢が厳しい、これは環境作用で長引く、JPMCダメポ、
だから売りだ~でもいいのですが(笑)、
私はもう少し腰を据えてみていきたいと思います。
あとは保有比率として今の比率がいいのかは少し
考えてもいいかなとは思います。

株価はだいぶ下がると思いますが、
そもそも株価も冴えない動きを続けてきたこともあり、
どこまで下値をどこまで掘るのかも興味津々ではあります。


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【決算精査】 9729_トーカイ(18年3月期_4Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


主力事業の健康生活サービス及び調剤サービスが好調となり、
前期は上方修正していましたが、
どちらかというと人材コストの上昇を保守的にみており、
規定路線での増収増益着地となりました。

そして興味関心の高かった調剤薬局の報酬制度改定に伴う影響について、
今期予想がどの程度の下押し要素になるのかという点ですが、
当然、利益圧迫の影響は受けるわけですが、
その影響はそこまで大きなものではありませんでした。
(いや、四季報とかと比べると失望もんですが、そもそも四季報が・・・)

そして今期予想で増収計画となっており、
この増収幅はやや勢いがあるなと思いました。
前期比+6.9%に勢いがある?って違和感があるかもしれませんが、
同社のじわじわ広がっていく拠点新設などの状況をみると、
なかなか力強い増収トレンドだなと感じます。
(こちらは四季報予想を上回っていますね。。。)


環境サービスは事業譲渡に係る費用もあり減益傾向となっておりますが、
リースキンを始めとしてなかなか差別化しにくいかつ付加価値が高めづらい
領域であり、今の細々とやっていく、というのが良いのかなと思います。


調剤薬局については、改定影響を和らげるために、
在宅調剤を推進してかかりつけ薬局の機能を強化する方針が掲げられています。
ここは私は以前から腑に落ちないところなので、
改めてIRに確認して理解を深めたい所です。
端的にいえば、たんぽぽ薬局は比較的大規模の病院の門前一等地に立地し、
専門性の高い(薬価の高い)処方の機能が備わっている所が強みであります。
大規模病院の場合、住宅街というより、どちらかというと郊外立地も多いわけですが、
そこで在宅調剤やかかりつけ登録を推進って、なんなか無理があるんではないかと
素人ながらに思ってしまうわけです。
専門性の高い薬剤師さんが活躍する中で、在宅調剤を可能とするための
機能をつける負担が現場に受け入れられるのかという点と、
大規模病院の場合、通院しているケースも多く、
敢えて在宅へのニーズというのがどこまであるのか、
この辺りがよく理解出来ていません。
集中率が高くなりがちな門前ならではの課題に対しても
どのように策を講じていくのか勉強したいなと思っています。
(あまり業界に詳しくないので、そもそも改定の文書も改めて読み込みたいと思います)


それから新規事業としてウェラブル機器の医療機器認証を取り、
今後拡販していくことが期待されます。
在宅医療や在宅介護の必要性が増す中で、
大病院との連携の中でデバイスをTDKと協業しながら進めていくことは、
地道な展開にはなりますが、じわりと期待をしていきたいところです。
大学病院での実証も済んでおり今後の展開が楽しみですね。

ちなみに東証IRフェスタで同社のブースで色々話も伺いました。 → こちら
そこでのやり取りと重複をする疑問もありますが、
繰り返し思考を回すことで、理解を深めていきたいと思います。


最後に、組織改編のリリースが出ています。
注目は経営企画本部のうち、新規領域が主になると思いますが、
事業開発本部を新設して移管するようです。

これはスピード感を持って取り組むという視点においても、
またより事業開発を本気で進めていくというコミットメントとしても期待が持てます。
もちろん単に組織の箱をガラガラポンするだけでは意味がないので、
どのように改編後の組織が機能していくかも合わせて見守っていきたいですね。
特に同社の事業領域の場合、なかなか事業開発を広めていくという面では、
限度があるようなイメージがあるのですが、
私が見落としている領域や深掘りの方法があるかもしれず、
こちらもまた勉強していきたいと思います。
そして、優秀だと直感で感じた、今道氏がこれを率いるとなると、
益々楽しみです。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

■年次(売上-粗利率)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)売上-粗利推移




■期次(売上-粗利率)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q単計)売上-粗利推移


過去期からの推移をみていくと、安定的に推移しており、
緩やかではありますが、エリア拡大の恩恵を受けながら成長しています。
利益率は一時期の水準からは低下していますが、
24%程度を維持しています。
人材や資材のコストも上がっていますし、門前薬局への風当たりも強いですからね。

期毎にみてみると特に季節要因はありませんが、
利益率は足元でやや下がっていますね。
レンジを割り込んでこないかは注視したいと思います。



■年次(販管費推移)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)販管費推移




■期次(販管費推移)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q単計)販管費推移


販管費は積み増されております。
販管費率は微増となっています。
期毎にみてみると、上期の間が高く、
下期にかけて販管費率は下がっています。
新卒採用のコストが乗っていたりするのでしょうかね。

表には表していませんが、
営業利益率は前々期が7.1%、前期が7.1%、そして今期が7.0%です。
ずっと安定していますね。




■年次(純利益-EPS)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移




■期次(純利益-EPS)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移



純利益及びEPSも伸長しています。
期毎にみると3Qが好調だったのですね。



(2)今期予想について

6.9%の増収、5.8%の営業減益です。

前述の通り、増収は比較的強い印象です。
一方で営業利益は減益ですが、
報酬改定の影響を受ける中で、
よく持ち堪えた内容だと思います。
同社は採用にも力をいれており、東海地域では非製造業の中では、
比較的人数も多い印象でしたからね。
日経の東海地方版で新卒採用者のリストをみていましたが、
同社も比較的積極採用をしています。
皆さんが好まない労働集約型のビジネスですからね。
ただ、そういう人材採用のコストも入っていると思いますので、
政策動向による影響も踏まえてこのガイダンスは、
私としては上出来だなという印象です。

ただ、改定の影響がより色濃く出る事も想定され、
下振れリスクは孕んでいる状況でもあり、
今期の定量推移という点に着眼すると、
リスクも増しており、敢えて保有しなくてもいいのかもしれませんけどね。



3.定性情報の確認


ウェラブル機器の展開の推進はもちろんですが、
病院周りの事業化余地は特に院外処方がまだ進んでいない東海地域を中心に、
まだ余地がありそうですね。
この辺りにどのようにアプローチしていくのかも興味があります。

事業開発本部を組成し、体制上も整備されてきたと思うので、
様々な取り組みの期待をしたいところです。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9729_トーカイ(18年3月期_4Q)株価推移


株価も緩やかに上昇しているようにもみえますが、
直近ではだいぶ下がっており、そこで新規買付をしています。

同社のようなビジネスモデルや成長性においては、
低PERがふつうでもあり、PER16倍割れでの買付は
個人的にはやや割安性を犠牲にしている事は否めません。
特に最初の買い付けは権利獲得をしたかったためでもあります。
決して(優待の)カレーが欲しかったわけでもなく、
株主総会に行きたいなと思ったためです。


(2)IR照会の状況


質問の整理中です。
改めて質問をしたら、ここに追記したいと思います。
もしかしたら、株主総会まで温存するかもしれませんが。


5.さいごに


場中決算であることを認識しておらず、
開示後、2回ほど買付が入っていますね。
といっても板が薄いこともあり、少しの量ですがね。
短期的な値動きなんて儚いものですが、
まぁでもよく値を保ったと思います。
明日からどういう反応を示すか興味本位で見ていきたいと思います。



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【決算精査】 2378_ルネサンス(18年3月期_4Q決算)

2018/5/15 IR照会の結果を追記



■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(補足資料)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

設備投資が先行したり、施設開設のタイミングなどで
3Qまでの進捗率でみると、計画達成が危ぶまれていたわけですが、
事前の日経リーク記事でその不安が後退し、
実際に利益面ではきちんと着地に合わせてきました。
増収増益基調が続き、今期予想もマイルドに成長する計画です。
いわゆるスター銘柄のように輝くものはありませんが、
まったりと地味に増収増益を続けている中で、
実はドメインを広げて様々な事業展開と社内環境整備へ重きを置いた経営は
なかなか私は好みな感じです。

決算説明資料では、地味に新中計がガイダンスされています。
というか、タイトルが18年3月期決算説明資料となっているので、
まさかその後半に新中計が書かれていると認知されないのではないかと、
余計な心配をしてしまいますが、まぁ別にどうでもいいお節介ですね。

前期の増収については、
退会は低位に推移しているものの、会員数は減少しており、
特にテニスとその他スクールでの減少となっておりますが、
一方で会員単価は大きく各スクールで上昇しています。
この辺りの背景はIRに質問することとしています。
(現時点ではまだ会話出来ていませんので、後ほど、下部に追記します。)

同業界のマーケットは現役世代、そしてシニアと成長産業であると認識しています。
そのため、様々な業態での参画が相次いで、
大手としての当社も模倣戦略を軸に試行錯誤しているわけですね。
早朝や深夜の拡張営業にも賛否がありますが、
そのあたりもきちんと状況を確認しておく必要があるでしょう。
小売りにおける百貨店とコンビニの競争に似てくるのかなと思っていますが、
当然求めるレベル感が異なるためそんなに単純でもないでしょう。


新規の取り組みの展望はやや抽象的ではありますが、
スポーツクラブ運営という軸は軸として保持しつつ、
スポーツから健康サービスへの拡大を標榜していますね。
どうやってそれを国内外に広めていくのか、
リリースも多いので拾って調べていきたいと思います。


前期で営業CFが大きく伸びており、
投資もきちんとする中でフリーCFがきちんと確保されており、
いや、むしろ現金も増えてきたので、どうするの、
っていう贅沢な悩みも出てきます。
この辺りを漫然と内部留保でするのは無策ですから、
そのようなことにならぬようにチェックしていきたいですね。


新中計の目標数値で自己資本比率とROEが掲げられているのですが、
これはトレードオフだという理解をしており、???なのですが、
何か私が勘違いしているのでしょうか。
恥を忍んでこちらも質問です。


短信の記載を読んでいくと、やはり独特の構成だと思います。
普通は●●で苦労したものの、○○の活動が奏功して、
増収増益でした。みたいな説明になるのですよね。
しかし当社は、定性的な説明にだいぶ重きが置かれています。
しかも事業に直結することだけでなく、
社内選手や社内のヒトと組織づくりの点にもかなり言及されています。
そして、定量数値を軽視しているわけではないと思います。
(軽視していたら、前期実績の営業利益、経常利益をぴったりと合わせてこないでしょう)
定性的な活動への言及やリリースが多いので、
真面目に拾っていくと時間もかかりますが、
へぇそんな機構団体があるのかとか、
そんなランキングがあるのかとか、
あるいはそんな商品のニーズがあるんだとか、
色々新しい発見もあります。趣味として楽しいですね。

「事業の芽」を沢山育成していき、挑戦する期間とするらしいので、
大局的に見て期待を高めていきたいと思います。

今後、競合の過熱化に伴い、短期的には少しKPIが振れることもありそうですが、
あまり定量データに右往左往せずに、どっしり構えていきたいですね。

決算としては、順調でありますが、特段新しい材料があるわけでもなく、
総合評価は「3」(想定通り)です。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

■年次(売上-粗利率)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q累計)売上-粗利推移



■期次(売上-粗利率)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q単計)売上-粗利推移


綺麗な増収増益が続いています。
決算説明資料によると、6期連続増収、10期連続増益らしいです。
しかも一旦増収が崩れたのは2011年度で震災影響で、
営業停止などの影響もあった特殊要因でこの時の減収は1%未満ですからね。
これを除くとリーマンショック前から一貫した増収が続いていることになります。

四半期単位でみると1Qは年度切り替わりに関連して毎期の傾向です。
前期は4Qでも粗利率は高水準を保ち、利益を積み上げることが出来ました。




■年次(販管費推移)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q累計)販管費推移




■期次(販管費推移)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q単計)販管費推移

通期では販管費率は横ばいですね。増収トレンドに従い、
販管費も増えてはいますがね。
年度の切り替えによる募集やキャンペーンなどの影響と思われますが、
1Qと4Qで販管費が増えますね。こちらも特に違和感のない印象です。



■年次(純利益-EPS)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移



■期次(純利益-EPS)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q単計)純利益-EPS推移


純利益も順調に積み上がっています。
EPSも伸びておりいいですね。


(2)今期予想について

3%の増収、5%の増益見通しです。
成長株投資としては失格ですが、銘柄分析シートでもレーティングしている通り、
同社に高い成長性は求めていません。
2割、3割毎期増益するのが当たり前、みたいな風潮を感じたりしますが、
そうでなくても楽しめますよね、株式投資。
なお、投資は前期比で15%増、償却費も+10%増の計画ですね。
それにあって、この計画は素晴らしいと思います。


3.定性情報の確認


あまりにネタが多いので、個々に書くのは割愛します(笑)。

組織面では、働き方改革を真面目にやっている印象です。
RPAの活用も推進するようですね。
そして人を大事にしていますね。育休の取得だけでなく、
復職やネットワーク作りを社として応援していますし、
無期雇用化への切り替えも積極的に進めたようです。
利用者層は高齢化で増えますが、従業員の確保は経営課題になりますから、
いい傾向だと思います。
接客品質も外部評価だけでなく、内部でもコンテストとかやっているようですね。


付随サービスの提供としては、JINSとの提携によるユーザーのモニタリングや、
アプリの提供、ソニーの技術を活用したテニスのコーチングシステムなど、
新しい取り組みも進めてきています。
ひとつひとつが大きな収益に直結はしませんが、
付加価値向上に資する内容ですからね。
その点では、シナプソロジーも学術研究から参画し、
スポーツクラブとして率先して導入しています。
シナプソロジーのサイトでも体験のためにどうしたらいいのかというFAQに
ルネサンスへ誘導しています。
また韓国の展開をいち早く代理店契約を結び、展開にも意欲が高いですね。
これも単品での収益はたかがしれていますが、
既存事業とシナジーが生まれると思うので、
楽しみにしています。(元氣ジムですかね)


また自治体との協業という形態も色々引き合いがあるようですね。
鳥取や福島では一部具現化したものもありますが、
今後はこういうスキームも増えてくるかもしれません。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

2378_ルネサンス(18年3月期_4Q累計)株価推移


まぁこの水準で見ると高いのか安いのかよくわかりませんね。
チャートの形をローソク足でみると
もう少し予測が深まるのでしょうかね。


(2)IR照会の状況


多岐に渡る質問を週明けに投げかけますが、
少し時間を要するかもしれません。
もしメモが書けたら、ここに追記したいと思います。

(2018/5/15追記)

IR照会を行いました。

予め質問事項をメールで整理して送付しておき、
先方のIR担当の方とお電話でお話をさせて頂いています。
非常に多岐に渡り、参考になるお話を頂けて楽しかったです。
一部を割愛いたしますが、メモとして記しておきます。

なお、いつものことではありますが、
私の主観に基づいて認識していることですから、
IR担当者の意図や会社が把握する事実と異なる
私の妄想が120%介在していることはご了承下さい。



深夜・早朝帯における新規事業者の参入がみられ、
短信内でも言及があるのだが、国立で試行している中で、
収益性への影響や顧客満足度の観点の影響をを気にしている。
当社サービスは人が介在刷ことで付加価値を高めているし、
それが収益性に繋がっているものと認識しているが、
時間を拡張して模倣戦略を取ることによる影響をどのように捉えているか。


深夜から早朝帯において、無人でジムスペースを開放することで、
24H利用できる形態を試行している。
深夜早朝帯は無人でのオペレーションになるため、
イニシャルとして、警備に関する投資や、
光熱費などでコストの増額は見込まれるものの、
当該時間帯を中心に利用するユーザーの獲得やプランを用意して、
そこからの+αの収入で十分賄える程度の軽微なコストである。
従って、収益性にはさほど影響はないと考えている。
顧客満足度の低下という意味では、指摘の通り、
無人でのオペレーションとなるため、
深夜・早朝帯における満足度だけをみれば、
日中帯の厚い対応と比べると劣ることは否めないと考えている。
但し、日中帯も利用する既存ユーザーは、
ジムの各種機器の扱いは認知しているし、
むしろ時間が拡張して利用できる利便性の方が価値を感じてもらえるように
なったのではないかという感触がある。
一方、深夜や早朝帯のみ利用されるプランの方もおられるが、
このような方も日中帯に1時間のみとはなるが、
施設を利用できるようにプランを工夫している。
ここで、日中帯の施設のオペレーションをみてもらったり、
お風呂に入りに来てもらったり、
あるいは限られた時間ではあるものの、
機器の扱いの説明やパーソナルトレーニングを受けて頂けるようにしている。
このことで、深夜早朝帯を利用していたユーザーが、
逆に正会員として単価があがるといったケースもみられる。
いずれにせよ、まだ始まったばかりであるため様々な点を精査しながら、
競合環境と自社のオペレーションをみながら最適な運営をしていきたい。
それは施設毎にも異なると思われるため、更に今期中に順次試行を広げていく予定。
但し、モール内であったりハード的に開業出来ないところはどうしてもでてくるため、
ハードの要件も満たしつつ出来るところで地域性をみながら進めていきたい。
直近では深夜帯より、特に早朝帯でのニーズが多いことがわかってきており、
必ずしも24Hでなければならない利用もなさそうであり、
このオペレーションも含めて今後詰めていきたいと思う。



新中計において、新規事業の創出方向性について、
健康経営推進と海外へのチャレンジが挙げられているが、
健康経営推進とはどのようなことを考えられているのか。


健康に対する意識の高まりは随所に見られるわけだが、
特段最近新たな健康推進という領域では自治体からの引き合いが
強くなっている。
ルネサンスの名は出ないのだが、鳥取県での対応なども進行している。
福島でも更にいくつかの案件が走り始めており、
他にも引き合いを多く頂いている状況である。
地域を包括して健康にするという使命にも合致し、
今後展開をしていくつもりである。
(あくまで補助的な位置づけなのですね。)


地方の自治体と協業して裏方企業としてノウハウを含めて展開出来る点は、
素晴らしい理念や意義があるものと思う。
一方で収益性という面では特に地方においてはなかなか人口も少なく、
厳しい状況もあるのではないかと思うのだがどのように捉えているか。


確かにひとつひとつの施設で大きな事業柱になるような構造のものではない。
ただ、このような形態での展開に関するナレッジが溜まると、
横展開すると効率性が上がる面もあり、全国津々浦々で同様の地域健康という
意識の高まりから引き合いもあるものと捉えており、
ノウハウを展開することで補助的な事業の寄与はあるものと捉えている。
また既存施設との棲み分けという意味でも、ルネサンスが直営として展開するには、
人口など商圏が厳しいところへの形態となり、むしろ空白地位を埋められる。
(つまり、win-winなスキームであるということかな。)


また海外展開についても言及があるが、
ベトナムでの立ち上げがようやく収益化し、
ここからベトナムの深堀とベトナム外の開拓とでどういう
方向で取り組むつもりか。
ベトナムではようやく慣習が日本と異なる点で、
最初は日本式の導入に苦戦しつつも、
ようやく巡行してきているものと認識しており、
効率よく横展開できるものと考えているのだが。


正直社内ではまだベトナム外なのか、ベトナム内なのかは
明確な選択をしていない。
というのもそれぞれに可能性があることもあり、
あらゆる可能性を想定しながら、どういう展開が
望ましいかを検討している段階である。
そもそもルネサンスが海外進出において、
施設を全て保有して運営するという形態である必要もないかもしれない。
既存の現地施設に対して、ノウハウを展開するような
コンサルスキームだって可能性がないわけではないと捉えている。
様々な国からの引き合いもあるため、
収益性を見つつ、当社としてあるべき道を選択していくことになる。


シナプソロジーの展開については今後どう捉えているか。


シナプソロジーは介護現場における脳活性化プログラムと思われがちであるが
(私がそう誤認していました)
実際には、現役アスリートから子供まで活用されている手法であり、
ルネサンスが主体的に外部との共同で研究開発を進めているものである。
全世代に有効な脳活性化プログラムは、同社事業との親和性も高く、
フィットネスなどの運営のメニューとして付加価値を生み出すツールである。
このため、今後も様々なやり方で展開を目指していきたい。
(例えば、ヤクルトレディの方々はこのシナプソロジーのやり方を習得し、
配達で訪れた先で実演して普及したりしていると教えてもらった。)
また韓国と総代理店契約を結び、海外展開にもツールとして有用な可能性もあり、
今後が楽しみである。


韓国での代理店契約は、ルネサンスから韓国へ売り込んだものか、
それとも先方からお話があったのか。


先方からシナプソロジーを紹介して欲しいというところから始まって、
今回の代理店契約に至ることになった。
また韓国以外からも引き合いはある。



会員数の推移において、テニスとその他スクールの会員数が減少に転じている。
テニスは客単価が急伸しており売上ベースでは増収トレンドが崩れておらず、
これはスマートレッスンの導入による付加価値向上、それに伴う値上げの影響と思うが、
会社の見通しとしてこの推移は想定の範疇でコントローラブルな内容なのか。


指摘の通り、スマートレッスンの導入による値上げをしており、
その幅も400円から1800円程度(恐らく月額という意味でしょう)なので、
それなりに解約・流出が出たことも事実である。
しかし客単価が上がった分、売上は堅調な推移であり、
会社の見立て通りとなっている。(解約による会員減も想定内)


その他レッスンについてはどうか。


その他レッスンはゴルフの他各種カルチャースクールのようなものだが、
規模の小さいクラスとかだと収益的にマイナスになってしまうこともある。
そういった時には施設全体での収益性をもとに評価をするのだが、
やはり少人数で需要が停滞する箇所については、撤退もしている。
また、ゴルフのウエイトが大きいのだが、ひと時、ゴルフブームで沸いた数年前は、
会員も増えたがその後は落ち着いてしまっている影響もあると思う。
いずれにせよ、こちらも会社見通しの通り推移している。



元氣ジムがターゲットとするシニア向け事業は、
同業界だけでなく、介護事業者やモール事業者など
様々な形から参画が相次いで競争環境も厳しくなっている。
同社はフィットネスクラブの施設を持つ事から、
相互利用できる仕組みも魅力であるが、
それだけではなかなか戦っていけないと思う。
そのような中、同社が展開する元氣ジムの強みはどういったものか。



やはり人に拠る部分であるが、理学療法士が対応していくところである。
資格取得者が保険適用内の活動は当然これまでもやってきているが、
保険適用外のプラスアルファを生み出していけるポテンシャルがある。
介護現場における保険適用内外の混在診療に関する、
規制緩和がなされる方向性となっており(数日前の日経にも出ていました)、
そのような追い風の環境を使って、ユーザーへより満足行く
地域健康の輪を広げられるポテンシャルと人材を有しているものと考えている。
今後保険適用外のメニューも拡充し、
地域性や施設のユーザー層によってもニーズはまちまちなので、
きめ細かく商品サービスの開発へ注力していきたい。
また8月には脳卒中患者のリハビリに特化した元氣ジムとはまた層が異なる、
形態も鎌倉に開設する予定である。


元氣ジムはFC化を活用した展開も前向きに出ているのだが、
元氣ジムのような形態だからこそ、店舗間のサービス品質の差は、
致命的な口コミを呼ぶことにもなる。
オーナーサイドに相応の責任感やガバナンス意識が必要になると思うが、
どのようにリスク認識して今後推進していくのか。


指摘の通り、品質の安定化は大事である。
そのため、FCオーナーについては、
地域健康への貢献に対して強いコミットメントと情熱がある法人を見つける。
やはり運営者にルネサンスが適格と思える素養は見極めたい。
そのため、どうしても展開スピードが緩やかになるし、
一気に面で展開していくというようなやり方はしない。
ゆっくりになるけど、確実に品質を保ちながら展開していく。



現金が過去数期のトレンドからみるとだいぶ増えている。
今期も前期同様に営業CFで50億程度があると仮定すると、
投資が30億程度と捉えると現金の積み増し要素は10億強はある。
となると現金も50億水準が見えてくるのだが、
ここまで現金を温存しているのは、何か策に備えている事由があるのか。


新株予約権の発行もありキャッシュが増えている面があるが、
今後様々な選択肢を取りうる中で、現金をもつことで機動的な対応に
備えておきたいという思いがある。
MAも含めて検討を進めていく。


(具体的には今すぐということではないけど、
MAの市場も多少は落ち着くだろうオリパラ後などで、
機動性を発揮するものと受けとめた。)



中計の指標として自己資本比率とROEを掲げているが、
トレードオフの関係でもあり、どういったメッセージなのか。


自己資本比率は40-50%程度が安全性を考慮して的確という思いから、
その水準を維持することを目指すという感覚である。
ROEは指摘の通り、還元などによってトレードオフになるが、
この水準を意識して高い水準を維持するという事。

(まぁこの辺は良くも悪くも数値を置いたという感触で、
特段ロジックや強いコミットメントがある気配はなかった)



5.さいごに


改めて短信や新中計を含めた決算説明資料を精読しました。
まだ頭にきちんとインプットできていないことや、
想像力に欠けてる事も否めないのですが、
なんというか、同社らしいと私が感じていることを
改めて実感する内容でした。

どこまで競争激化していくこの業界で成長していけるか、
未知数な部分は当然ありますが、応援したいなと思える会社だと感じます。

ちなみにオリンピック関連だと取り上げられることもありますが、
もちろん、社内選手もおりますから多少の影響はあると思いますが、
むしろ健康ネタでもう少し違うアプローチの期待を私はしているので、
オリンピック関連というのはまぁおまけだと思っています。
オリンピック関連というなら、やはり体操などコナミが強いわけで、
選手も多いですから、こちらに期待を傾けた方が良いかなと思います。
そういうちょっとテーマ性から外れた所も好きなんですけどね。


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【決算精査】 2475_WDBホールディングス(18年3月期_4Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


ごちゃごちゃ書く必要もなく、「順調」の一言です。


主力の人材サービスは、拠点新設と研修体制の拡充を図り、
それが派遣人材の総量拡大に寄与し、
業容拡大が順調に進捗した様子がわかります。
同社の中では後発となる工学系派遣においても人材育成と派遣、
そしてそこでの仕事ぶりまで順調に各領域で拡大していることが分かります。
人材獲得競争に対しても従来から取り組んでいる通り、
未経験者を独自教育し育てるという仕組みも回っており、
いわゆる人材不足で頭打ちという様相は見られません。

CRO事業はMAした中で特に北欧のメドファイルズ社が一定の存在感を示し、
収益貢献しているようです。また後方事務を扱うコーブリッジ社も同様に
国内外で貢献しているようです。
課題だと認識していた米国での取り組みについは、
グローバルCRO体制の構築という中で丸められてしまっていますが、
この点は引き続き注視だと思います。
特段懸念を示すような結果が定量面からもみえないので、
直ちに分析を要することはありませんが、
定性的な活動としてどのような事に苦労しており、
対策しているかは、株主総会の場でもぜひ聞いてみたいことです。

業績数値の部分については、前期に営業利益ベースでは20%台の成長を示し、
不動産売却の特益が乗った純利では600%超の伸長を見せています。
コンセンサスに未達だったとか細かな指摘もあろうかと思いますが、
十分過ぎる結果だと受け止めています。
なお、現時点で未確認ですが、4Q単では粗利率が下がっており、
その背景として特別ボーナスを支出したとのことで、
これが事実だとすると私は大いに拍手を送りたいと思います。
なお、この要因で独自に皮算用していた着地見込みも
3Q時点の見込みからやや下ブレました。
利益で差額が2.8億でざっくり1000人の従業員に還元したと仮定すると、
支払われたかもしれないボーナスは1人平均で30万弱となります。
従来の給与体系にプラスとなるとそれなりにインパクトもありそうです。
このような一種家族的な雰囲気があるところがこの会社の魅力でもあります。

2Q決算時の分析記事
売上377億  営業利益41.4億

3Q決算時の分析記事
売上385億  営業利益46.3億

■実績
売上380億  営業利益41.9億


今期見込みについては、前期の伸長を受けても営業利益ベースでは約10%の伸長となっており、
個人的にはかなり強い数値だと受け止めています。
但し、特益が剥落する純利ベースでは減益でEPSも減ります。
単純にEPS、PERで見ている投資家も多いと思いますので、
株価面ではネガティブに働くかもしれません。
ただ、私の中では上出来なガイダンスだと思います。


特益でキャッシュインも多く、手持ち現金が増えているわけですから、
同社はMAが物凄く堅実(初年度からのれん込みで黒字化当然)なので、
安易な買い物はしないと思いますが、じっくりやっていってもらえればいいと思います。

それから、最後に言及しておくべきは、
同社のWebページです。
同社は同業他社からの目線に配慮して、
敢えてパワポ資料を開示していないわけです。
その点は理解を示すと共にはがゆい気持ちもありますが、
代替としてというわけではないですが、
きちんとWebページが更新されています。

社長メッセージやもちろん、事業戦略、カレンダー、総会案内、
財務ハイライト(しかも過去遡及された本格的なもの)、
そしてこれまでなかった中期的配当のコミットメントまで出ています。
このような姿勢に改めて感謝ですし、
その心意気は素晴らしいものだと捉えています。

EPSが目減りするとか、
好調とはいえいわゆるコンセンサスに未達だったとか、
色々言われる要素もあるようですが、
個人の感覚としては前期着地、今期見込みの定量面、
そして取り組みやWebページで掲げられている展望や哲学などにふれて、
改めて魅力的で独創的な会社だと感じました。

その見立ては特に従来と変わるものではないという意味で、
総合評価は「3」(想定通り)です。




2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

■年次(売上-粗利率)
2475_WDBHD(18年3月期_4Q累計)売上-粗利推移



■期次(売上-粗利率)
2475_WDBHD(18年3月期_4Q単計)売上-粗利推移


通期で売上は順調に伸長しています。
粗利率も3Qまでは高水準(25%台)で推移していたものの、
4Qでは大きく利益率が落ち込んでいます(23.6%)。
前述の通り、これは従業員へ特別還元したためという情報もあり、
私も来週以降IRにきちんと確認したいと思っています。
その際には、4Q単の売上もやや増収率の低下がみられるため、
足元の話として4Qの状況については別途確認したいと思います。
(といっても前年同期比で+12%増収なので十分なのですがね)




■年次(販管費推移)
2378_ルネサンス(18年3月期_4Q累計)販管費推移



■期次(販管費推移)
2475_WDBHD(18年3月期_4Q単計)販管費推移


販管費率は前々期から15.4%→14.6%→13.9%と低下を続けています。
売上が伸長していることが起因していますが、
固定費はそこまで増えないで効率経営の意識が高い会社でもあり、
このような状況になっていると思います。
あとは研修センターの充実など費用対効果に引き続き留意して、
必要なコストはきちんと投下して成長を志して欲しいですね。



■年次(純利益-EPS)
2475_WDBHD(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移



■期次(純利益-EPS)
2475_WDBHD(18年3月期_4Q単計)純利益-EPS推移


純利益は資産売却に伴う特別利益を計上しており、
これが押し上げの要素になっています。
額面で9.5億が特別利益として計上されています。
税金(ざっくり40%)を考慮すると当期純利益の押上げ効果は
概ね5.7億位の効果があるのでしょうか。
この分を差っ引いた実力値としては28億位かと思います。
これは前々期比では35%程度の増益率となります。
(特別利益込みの財務上は+62.7%の増益ですね)
そしてこの実力値の28憶程度からみた今期予想の29憶は、
増益率+4%程度となります。
税金の考え方など色々変わるので、少し大雑把すぎますが、
いずれにせよ、短信表紙にあるように10%超の減益というのは、
見た目の問題であり、実態としては営業利益などからうかがえる通り、
増益ペースは乱れていないと判断出来ます。



(2)今期予想について

前述の通り、当期純利益は見た目上、減益予想ですが、
実態としては、増益基調でビジネスは推移していると思ってよく、
営業利益ベースでは9.8%の増益は前期の伸長をみてみると
優秀ではないかと感じるところです。
増収ペースも2桁成長を維持しますので、楽しみですね。
1000億企業を目指しており、MAを除いて600-700億は
オーガニックでと仰っているため、今期の426億はまだまだ
伸長する必要があるし、その余地を社長は認識していることになります。
従って、その見立てをより具体的に方向性を聞いて、
その思いを共有できるとより腰の据えられる投資になりますね。


3.定性情報の確認


社長のメッセージが更新されており、
そこに色々ヒントが隠されている気がします。

例えば、既存の理学や工学の域に留まらず、
高度な職種も視野に入れていきたいとは、
どういったことでしょうかね。薬学系ももちろん含まれるでしょうが、
どういった展望を抱いているのか、もう少し想像をしてみたいなと思わされます。

またインタラクション事業はその後の状況がなかなか進展せず、
ビジネスモデル構築の設計中とのことでしたが、
ようやく具体的な日付感が示されてきました。
どんなサービスになるのか楽しみに待っていたいと思います。

(メッセージ抜粋)
自由と自己責任を謳う以上、着実に売上を上げ、利益を残す努力は惜しみません。
そのために顧客の声に耳を傾け、我々を通じて働く人たちが
気持ちよく働けるよう努力し、利害関係者の方々との良好な関係を維持していきます。
株主の皆様へは、毎年確実に配当をお支払いします。


この辺りの独特ながらなかなかこういうコミットを明文化することがないので、
新鮮ですよね。これも同社らしい独創性だと私は好んでいるところですが、
よし、頑張れと応援したくなる気持ちになります。
投資とはを語れるような立場ではありませんが、
でもこういう感覚が大事なのだと思います。




4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

2475_WDBHD(18年3月期_4Q累計)株価推移


株価は相変わらず高く推移しています。
理念等に共感してずっと応援していたい気持ちが強すぎるわけですが、
だからといって、ポートフォリオ内の比率は調整せねばなりません。
最近も少し青丸が示すように売却を進めています。
本当は赤丸でもう少し買えばよかったわけですし、
早売りが祟っているのですが、
当時はなかなか会社の素顔を知れず、
ある意味では会社の理念の部分にまで入り込んで「投資」をしていなかった表れです。
銘柄に惚れてはなりませんが、共感を強く持ち、
将来像をより長期目線で展望することが大切なのですね。
この辺りは反省というより自分の投資家としての
方向性へのヒントになっている気がするので、
胸に刻んでおきたいところです。




(2)IR照会の状況

別途、照会をしたら追記します。


(3)配当の見込み

私の記憶では、配当還元については、
段階的に配当性向を上げるという意気込みをリリースしていたわけですが、
具体的な配当金額の推移は今回初めて開示されたのではと思います。

こちら に配当の見通しの記載が新たに掲載されています。


配当性向を5年後に30%に引き上げると言っていて、
その時の配当金額は49.5円とする計画です。
(前期配当は17円、今期見込みが22.5円なので結構増えますね)

ただ、配当性向と配当金額が明示化されているので、
22.3期見込みEPSが計算できます。

 EPS × 0.3 = 49.5 → EPS=165

ん?特益があったとはいえ、前期実績EPSは168.7円なので、
それより下となります。19.3期EPSが146.3円なので、
1000億企業になるといっている割には、
極めてマイルドですね。

この辺りを突っ込むと野暮な質問だと
中野社長に一蹴されてしまいそうなので(笑)、
どうやって質問するか考えます。
というか野暮だと言われてもストレートに聞くしかないかな。
ミニマムのベースでのコミット値だからということであれば、
それはそれでいいのですがね。



5.さいごに

さて、同社の本社は姫路ですから、株主総会も姫路で行われます。

当ブログを永くご覧頂いている方は昨年の株主総会への道中の
極めてレアな経験について記憶にある方もおられると思います。

今年こそ、姫路城のライトアップが拝めるといいのですが・・・(笑)

何の話かわからないという方は、
だいぶ長い記事になりますが、 こちら をご覧くださいませ。


細かく数値をこねくり回した質問より、
もっとビジョンや大きな方向性の質問をした方が盛り上がるのですが、
とはいえ、定量分析の質問をなおざりに出来ないので、
バランスをとって質問をすることが必要だなと思っています。


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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +4.8% となりました。
前週比は +1.7% で推移しました。

20180511_パフォーマンス推移表


保有銘柄の半数強が決算を通過していますが、
私のポートフォリオは小さく穏やかに推移している気がします。
敏腕投資家の方々は熱心に高め合っておられ2桁%のプラスなんて
当たり前といった様相ですね。
私はいつも自分にも言い聞かせていますが、
マイペースに自分がなすべきことの範囲で
楽しくやっていければいいと思っています。



2.全体所感

全体感としても決算が出ていますが、やはり減益トレンドのようですね。
もちろん、為替をドル円で100円や105円と
現時点の水準からみると保守的にみているという要因もありますが、
見通しとしては踊り場といったところなのでしょうか。
そういった時に外部要因として特にアベノミクスの継続に政局が
ドタバタしていてなかなか上値を追いづらいというのが、
全体の相場感なのでしょうか(わかりませんが・・・)。

いつも決算シーズンで見かけることですが、
「こんなに順調なのになんで株価は下がるのか」といった嘆きも、
いつもの通り聞かれるわけで、
私も少し前はウジウジとそんな答えのないことに思考を巡らして、
今度は同じ轍は踏まないぞ、
なんて何を反省したのかわからない反省をしていました。

短期的な株価形成は本当にロジックなんてありませんから、
結果論として下がったのであれば、それは一時的な期待感が強かっただけだし、
逆に素直に上昇するのであれば認知している人が少なかったということでしょう。
どう反応するかなんて、結局のところその時々、その銘柄によって、
まちまちなわけで、そこに反省をして悩んでも意味は薄いと思います。

なので、目先の騰落にいちいち一喜一憂するなんて、
無駄の極みだなというのが体感として理解出来るようになったので、
心も穏やかに過ごしています。

うまく相場との距離の取り方や扱いについて、
少しずつでも体得出来てきている気がするので、
あまり周囲に流されてガツガツするわけでもなく、
だからといって無関心になって機会損失するのももったいないので、
今後もまったり程よい距離で見ていきたいと思います。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20180511_ポートフォリオ内訳


個々の銘柄によってルネサンスが2位に上昇しています。
長らく不動産2TOPでしたが、今後どうなるでしょうかね。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20180511_保有銘柄一覧(週間騰落)


ルネサンス、東鉄工業、全国保証、丸和運輸機関、シュッピン、エイジアと
決算を通過した銘柄が揃ってよい反応を示してくれています。
ただ、前述の通り、これもこの時点の反応であり、
その値付けに喜ぶわけでもなく、
逆にマイナスになったとしても悲しむわけでもなく、
やり過ごしていきたいと思います。

幸いにして、どの銘柄も定性・定量双方で、
想定通りもしくはそれ以上の推移をみせてくれています。
今後はその質をきちんと確認して、その後の推移を見守っていくことになります。
株価ばかりに目を奪われずに、企業やその事業のこと、
もしくは従業員の方の活躍に目を向けていきたいと思います。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20180511_保有銘柄一覧(指標)


特殊な要因が一過性の問題もありますが、
EPSが案外伸びずにPERは全体としても上昇しています。
15倍近傍となると現金比率が適正くらいまできているので、
今後現金比率も注意しながらどうあるべきかを管理していきたいと思います。




4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。

が、今週は決算シーズン真っ最中ということもあり、
個々の記載はここでは割愛します。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。

20180511_資産残高推移表


資産はやや増えていますが、
いわゆる年初来高値からは遠いです。
相次ぐ高値更新の周囲の声に、全く焦っていませんので、
私のメンタルも少しはまともになりました(笑)。

ところで、ライバルと競争の野心のようなものがないと、
私自身の成長がない、なんて叱責を受けるかもしれません。

そのご批判はごもっともで、
多くの敏腕投資家さんのように、切磋琢磨して自分もより上にいけるように
頑張るというのがあるべき姿かもしれません。

ただ、色々なやり方にチャレンジすることだけが
切磋琢磨でも自分の経験値を上げる事ではないと思います。
やってみないとわからないトイのはその通りなので、
新しいことをやった方が経験値は上がるかもしれません。
私のような初心者であれば少しでも引き出しを増やすという意味でも、
色々なやり方にチャレンジした方がいいのかもしれません。

ただ、私には堅物の投資方針があります。
それに従った言動を取ると決めているので、
決めている事は守るのです。
それが効率が悪いとか言われたとしても、
殻から出ないと成長しないなんてありがたいアドバイスを頂いたとしても、
それは正解かもしれませんが、
もう少し自分の投資方針に実直であろうと思っています。

いずれフレキシブルに変化への対応というところも、
課題と捉えて取り組めるようにゆっくりと成長していきたいと思います。



6.雑記

今月は割愛します。

決算が溜まっています。

とりあえず未保有の短信を読みつつ、
保有銘柄のエクセル作成とそれを記事に整理していきます。

今の所、以下のような状況です。
   
丸和運輸機関      → エクセル済 記事UP済 ※要IR照会
東鉄工業         → エクセル済 記事UP済 ※IR照会済
エイジア          → エクセル済 記事暫定UP ※要IR照会
ルネサンス        → エクセル済 記事整理中
WDBホールディングス → エクセル済 記事未記載 ※要IR照会
トーカイ          → エクセル作成中 記事未記載 ※要IR照会

ホクリヨウとひらまつは優待主目的に格下げになっており、
今の所決算精査する予定はありません。

ホクリヨウは保守的過ぎますが、株価はネガティブでしょう。
私は南東北そして関東進出を期待しているのですが、
もう比率も極小なので、密かに期待しているという程度です。

ひらまつはどうも冴えないですね。
自己株買いしつつ減配ですか。
こちらは家族での会食のためですからね(笑)。


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【決算精査】 2352_エイジア(18年3月期_4Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


定量面では申し分ない結果だと思います。
前期の着地も上振れで着地していますし、
今期予想も策定済の中計の定量推移より上側となっています。
堅調な推移が続いていると考えられます。

一方、いくつか気になることもあります。

商品のバージョンアップですが、
「Auto Relations」については、仕様追加で開発完了を延伸しています。
WEBCASはシリーズもので、メジャーバージョンアップを進めており、
当該パッケージのみこのような形になっていますが、
そもそもなんで当パッケージだけ仕様追加があったのか、
そしてその部分延伸がその後の商品リリースのロードマップに影響がないのかです。

仕様追加といえば聞こえはよいですが、
例えば仕様バグのように上流工程での低品質が起因の場合は、
むしろ開発完了しても品質問題で弊害が今後生じかねませんし、
それが他のパッケージにも波及する可能性があります。
細かな仕様を把握していませんが、インタフェースがあると、
仕様バグレベルが生じていたとすると結構致命的な品質問題に繋がる可能性もあります。

一方、顧客の動向、もしくは外部環境の変化を取りこぼさず
より魅力度を向上させるためにコントローラブル中で
仕様の取り込みをしたということであれば、
それは大変結構なことだと思います。
但し、この場合にもやはり品質リスクは向上するというのが一般的でしょう。
仕様レベルで変更が入る場合、
それが線表として輻輳する場合にはリスクは高まりますし、
特にPMが肝になります。
当社はどちらかというとテクニカルの志向が高いこともあり、
大丈夫かなというのが気になりました。

仕様追加要件の取り込みがどういうプロセスでなされたのか、
そのプロセスでリスクは高まっていないのかは、
要確認だと認識しました。(現時点で未確認)


そして、数値面で中計のガイダンスを若干超過しているという評価も出来ますが、
一方で、メジャーバージョンアップの商品の一部延伸が影響し、
償却開始も後ろ倒しになっているとか、
その程度の誤差から来る可能性もありますから、
いわゆるEBITDAベースで増勢なのかどうかは中計と比較するのであれば
観点として持ち合わせておく必要がある気がします。



AIマーケティングの領域で実証実験(PoC)が進んでいるようで、
その効果も認められて、うまく進捗しているようにみえます。
この辺りの収益基盤への寄与がどの程度のスパンで見ているのかも気になります。
第二の顧客とのPoCも始まったり、あるいはベンチャーと組んで、
また違った顧客とも提携業務を進めていくようですから、
この辺りの新領域への幅出しもどうやって進めていくのかにも注目したい所です。
今の所、PoCを色々やってみて一定の効果は認められたよ、で終わっているので、
今期以降はどういう収穫をしていくのかをもう少し精査していきたいです。


それからクラウドはベース部分は当然今の景況感も相まって安定していますが、
前期の3-4Qでスポット分がかさ上げされています。
このスポット分のかさ上げの再現性というか継続性がどの程度ありうるものなのか、
私はまだよく理解出来ていません。
まずは構造を理解して、それが安定性を乱す要素としてどの程度織り込むべきか、
考えておかないとなーと思いました。


特にWEBCASのメジャーバージョンアップの件は、
気にし過ぎという側面もありそうですが、
自分の理解を深めて、この理解がより商品展開の方向性の把握にも良いと思うので、
今後機会を見てIR照会をしてみようかなと思っています。


成長性は継続していますし、様々な観点でのPoCへ取り組み、
商品力の向上もたゆまぬ力を注いでいるようです。
定量面でも満足行く内容ですし、株価の評価もそこまで今は高くないこともあり、
今後に期待をしたいと思います。


総合評価は、「3」(想定通り)だと思います。
定量結果などはややポジティブにも映りますから、
確認事項もありますし、現時点での評価は想定通りとしておきます。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

■年次(売上-粗利率)
2352_エイジア(18年3月期_4Q累計)売上-粗利推移



■期次(売上-粗利率)
2352_エイジア(18年3月期_4Q単計)売上-粗利推移


売上は綺麗に伸びていますが、
粗利率は微減です。
元々がとても高い水準にありますが、
会社の規模も徐々に大きくなっていく中で、
組織も大きくなれば固定費もあがってくることもあるでしょうし、
商品開発が輻輳する中で償却費も増えているようですから、
まぁこのようになりますね。


■年次(販管費推移)
2352_エイジア(18年3月期_4Q累計)販管費推移



■期次(販管費推移)
2352_エイジア(18年3月期_4Q単計)販管費推移


販管費も増額しています。
売上の伸びが強いため、販管費率は低下していますね。
当社は営業が弱い会社ですから、販管費をきちんと使って、
拡販や新たな投資を効果的に進めてもらいたいですね。


■年次(純利益-EPS)
2352_エイジア(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移



■期次(純利益-EPS)
2352_エイジア(18年3月期_4Q単計)純利益-EPS推移


保有株式の処分や評価損の計上などで、
結局ほぼ行って来いで純利益への影響もそこまで大きなものになっていません。
順調に利益とEPSを伸ばすことが出来ましたね。



(2)今期予想について

今期予想も2桁の増収増益の計画となっており、
中計の開示値よりやや上のガイダンスです。

商品開発が繁忙でクロスマーケティングをより深化させる
プラットフォーム構築を頑張るそうです。
まぁその中でこの利益伸長を維持するのもいいですね。
まぁ多くの投資が固定資産化され、
サービス提供に従って償却していくことになるため、
逆に今期の影響は軽微なのかもしれません。
その場合は、開発した商品が見込み販売収益に沿って
販売できないと減損リスクになりますから、
後々のリスクを増すことになります。
もちろん、そうならないように高い商品開発力をもって、
成功裏に収めていくと期待しているわけですけど。



3.定性情報の確認


クラウドサービスとしてプラットフォーマーとして商品開発へ注力するのは、
当然継続しつつも、顧客の売上UPに繋がる施策を展開していく意思を改めて
表明されています。(短信の中で)
この辺りは、類似企業のテモナなどでも盛んに謳われていることですが、
本質的には顧客との間でwin-winでないと長続きしませんから、
技術屋の会社が顧客への満足度をあげる取り組みには、
具体性をもって観察していきたいなと思います。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

2352_エイジア(18年3月期_4Q累計)株価推移


時々急騰していますが、一貫して企業の成長と共に、
株価も上昇しています。
私は一度全株売却したのですが、
当時はこのキャプチャを描いていませんでしたが、
少し時期尚早での売りでしたね。
当時もその時としては真っ当な判断をしていたはずなのですが、
当時は今のように高PERを許容していませんでしたから、
どうしても早売りになっていましたね。


(2)IR照会の状況


急がない質問が多いので、
とりあえず決算説明会の動画を視聴してから整理したいと思います。



5.さいごに

特にコメントはありません。
最近、同社の事を見聞きする事が減った気がします。
そのように忘れ去られる方がいいなと思っています。





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