投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +4.0% となりました。
前月比は +4.0% で推移しました。


20180131_パフォーマンス推移表



2.全体所感

年初からのスタートダッシュが強烈でしたが、
終わってみれば、日経平均やTOPIXは+1%~+2%となり、
落ち着いた推移となっています。
一方で、JASDAQやマザーズは大変好調な推移となっています。
最近よく耳にするようになりましたが、
中小型株への熱い眼差しが注がれているとかで、
その恩恵がこれらの新興企業の水準訂正という形でみて取れます。

このような中で、個人投資家にとっても、
引き続き嬉しい展開ではなかったでしょうか。
私は相対的に見ると平凡な結果になっていますが、
それでも1月に数%上昇が当たり前のような今の様相は、
慎重に見るべきではないかとも思っています。

個別の銘柄がEPSなどファンダの伸長とは別に、
期待感や話題性などを手掛かりにして、
一気に高騰しています。
こういった動きを否定するつもりはなく、
それにマッチした多様的な対処が取れれば、
もっと儲かるかもしれないわけです。
ただ、自分の無知を晒しているようですが、
私は今の所、うまく対処することには
もう少し縁遠くていいかなと考えています。
決して、成長意欲がないというわけではなく、
近い表現でいえば、選択と集中です。

月間で+10%、+20%が当たり前というのも、
それに大いに敬意を示しつつ、
自分は自分でやれる範囲でやっていけばいいかなと思っています。




3.銘柄に対する所感

各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

20180131_保有銘柄一覧(月間騰落)

サンセイランディック、アイアールジャパンHD、
丸和運輸機関、ホクリヨウが強かったです。

一方で、ルネサンスやソーシャルワイヤーが弱かったです。


サンセイランディックは、年初に某評論家が取り上げたとか、
民泊本命と株式新聞で取り上げられたとか、
とにかく危うい感じですよね(笑)。
既にそんな脆さが露呈するように今週に入って、
不安定な値動きになっていますからね。

ホクリヨウは決算を受けての動きであり、
まぁまだいいかなと思いますが、それ以外の銘柄も
単なる気まぐれですね。

これは下落側でも同様です。
ルネサンスはまぁ仕方ないですが、下落は歓迎です。




4.運用来パフォーマンスについて

20180131_運用来推移

まるのんPFは運用来(2014年1月基点)で+237.7%となっており、
2.4倍程度での推移となっています。
同期間のTOPIXが+141.0%ですから、
少なくても指数よりは幸運ですが上側にいます。
JASDAQなどの追い上げが激しいですが、
何より自分の資産は順調に推移しており、
これも市場の恩恵だなと思っています。




◆月初のポートフォリオ
20171229_ポートフォリオ内訳




◆月末のポートフォリオ
20180131_ポートフォリオ内訳



今週は現金比率を向上させることに注力しました。

かなり悩みましたし、今でも悩んでいます。
基本的には割高になった点や企業への期待が
今の水準に合わないと思ったものは比率調整をかけています。
これにより現金比率は34%から46%まで向上させました。

今のポートフォリオPERは16.9倍となりますので、
現金比率の目安は投資方針ルール上では45%ですから、
この目安も念頭にある程度無理に確保していた部分もあるかもしれません。
直近では目標株価に応じて利益確定を検討していくべきで
いくつかを月中に判断して実行してきました。



1月月間の売買は以下の通りです。


■買い
なし

■売り
3277 サンセイランディック 一部売却
3276 日本管理センター 一部売却
2475 WDBホールディングス 一部売却
6035 アイアールジャパンHD 一部売却


■優待クロス(全てSBI一般)
事情により、今月からツイッター共に公開を見合わせます。



なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。

20180131_資産残高推移表

20180131_保有銘柄一覧(指標)

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※同日開示のあったステップは既に記事UP済です。(内容ないけど(笑)) → リンク

【決算精査】 2378_ルネサンス(18年3月期_3Q決算)

■銘柄分析シート(旧版)
PDFファイルリンク

※銘柄分析シートの様式は旧版バージョンでUPしています。


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング



足元の数値にはやや弱さもみられますが、
競合他社への対処や新中計へ向けた組織内部の改組など、
着々と変化や進捗が垣間見ることが出来て、
期待感を持てる内容です。

フィットネスの競合環境や人材育成への状況は
常にモニタリングして考察を深めないとなりませんが、
引き続き見立てを変える必要は認識しない決算です。

想定通りの「3」となります。

ただ株価は足元未達懸念で下落の方向ではないかと思います。
私は足元の株価の反応やトレンドは無視します。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

■累計
2378_ルネサンス(18年3月期_3Q)累計PL推移

■単計
2378_ルネサンス(18年3月期_3Q)単計PL推移


売上は+3.5%の増収ですが、利益は営業利益、経常利益共に微減となり、
減益決算となっています。
事前の日経リーク記事とほぼ同様の内容となりました。

利益率は営業利益ベースで同社が一つの目安にしていると認識している、
10%台を確保していますが、トップラインの伸長がやや物足りないことと、
コスト優位となっていることで、前期比で減益となっています。

後述しますが、通期業績予想からみると、
達成が困難と思われる進捗です。
そのあたりも含めてIRへ電話照会も行っています。



(2)進捗状況の確認

中計の最終年度を未達というのも、
印象が悪いかもしれませんが、だいぶハードルが高いでしょうか。

4Qで必要な数値は以下です。

売上:12,707百万円
営業利益:1,063百万円(8.4%)
当期純利益:385百万円(3.0%)

4Q単計で見ると、
+12.8%増収、+45.6%営業増益が必要となります。

これまで3%前後の増収幅が続いていますから、
急激に2桁増収というのは、新規施設のオープンなどあれど、
現実的ではないでしょう。

多少のストレットがあっても4%~5%程度の増収が良い所ではないでしょうか。
11,716百万円~11,828百万円となるため、
まぁ11,750百万円位ではないでしょうか。
これを元に通期着地を想定すると、46,143百万円となります。
これは2.1%程度の計画未達となります。

コストについては、3Q期間までに新店やリニューアルの予算投下が
ほぼ終わっている点を考慮し、営業利益率をどう置くかです。

2Q、3Qと10%を超えてきていますが、
過去のトレンドを見ると、
4Qはやや下落するようですからね。
コスト先行が一息することから、8%~9%程度ではないでしょうか。
この場合営業利益は940百万円~1,058百万円です。
中央でちょうど1,000百万円となり、
この場合の通期は3,937百万円となります。
これは1.6%程度の計画未達となります。

つまり2%前後の計画未達となるのは不可避という印象です。

なお、私が短信見て直感した印象よりは、
実際に計算してみるとまだマシという感じでした。
(修正が必要ではないか微妙な位に未達かと思ってました。)


この程度であれば、未達といっても細かな話なので、
その事自体は問題視しませんが、
その背景については確認をしておきたいところです。

また、それを踏まえて今後のことも理解を深めておきたい局面です。
というわけで、後述の通りIR照会しています。



3.定性情報の確認

既存施設の付加価値向上や、特に少子高齢化への対応なども踏まえて、
引き続き積極的に設備投資を継続しています。
高齢化や健康への対処ということで今後変化が見られると思いますが、
比較的大きな投資が必要となる構造から、
やはり株としても不人気なんでしょうかね。

そして、次期中計を見据えて、
組織改編のリリースが同時に出ています。
これは大変思慮深く見ていく必要があると思います。
もちろん、中計の開示はまだあとですが、
組織の組成には様々なメッセージがあるはずです。


まず意思決定のスピード感などを補うために、
本部制の導入をするようです。
この辺りはまぁふ~んという感じです。
担当役員制だろうが、本部制だろうが、
権限移譲の仕組みを社内でどう取り決め運用するかの整理なので、
組織制度の制度を変えてすぐにどうなるものではないかなと。
要するに大胆に権限移譲を進め、
フレキシブルな組織体を本気で作ろうとするかどうかです。

営業部の新設もまぁ効率的かつ網羅的な営業体制構築に向けて、
最適化してくれればいいですね。

私が一番気に留まったのは、
あまり目が向かないかもしれませんが、
地方の受託ビジネスに向けた専属部署の新設や
人材育成を前面に出した教育研究所や競技強化部の新設です。

地方自治体からの受託ビジネスの引き合いは
増加傾向にある点は以前にIR照会をした時に認識しましたが、
それを再編統合し注力するメッセージが発信されています。
つまりそれだけ引き合いが多いということでしょう。
そして受託ビジネスなので、同社は人材やメソッドなどのノウハウを中心に提供し、
設備投資などをうまく抑えてリスクをヘッジできるわけですが、
一方で収益性は劣るはずです。
そのような分野に注力をしていくと思われるメッセージは
どう受け止めればいいかなと思いました。

また、人材育成への注力がより鮮明になっている点も注目です。
これらの注目ポイントを見てみると、収益性への追求をどう捉えているかな、
というのは気になります。

受託ビジネスは意義として大変高い一方で相対的に利益率は落ちます。
また人材育成、殊更、競技強化部などで選手の育成にまで言及し
「部」を新設することは意義としてやはり高いものがあると感じる一方で、
利益成長には足かせになりかねません。


中計で同社らしく意義を前面に打ち出すことは容易に想像できますが、
投資家の目線からみれば、やはり意義だけでは難しいという
実態もありますから、この辺りの兼ね合いをどう捉えるは重要かなと思います。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

2378_ルネサンス(18年3月期_3Q)株価推移

直近でストックオプションの行使により期中にEPSが押し下げられていることもあり、
PER換算が直近で下に垂れていますが業績面での問題ではありません。
業績の回復と共に、株価もV字回復していますね。



(2)IR照会の状況

IR照会を実施しています。

ポイントは足元の数値進捗とその背景についてと、
組織改編の狙いについてです。

約30分程度ですが、大変丁寧な対応をして頂きました。
IR担当の方には大変感謝です。
(なかなか誠意ある対応でよいですね~)

まず足元の数値については、
やはり率直に行って目標達成へのハードルが高いという認識は
強く抱かれていました。
特に売上については、新規施設のオープンはあれど、
物品販売なども含めてなんとか近づけたいというトーンのように感じました。

利益面では日経記事にもあった通り、
新設や改修費用が一息している点もあり、
懸念はトップライン不足であり、なんとか利益は合わせたいという感じでした。
まぁ私の試算ではいずれにせよ未達と思いますが、
大した問題ではないかと、あまり深くは突っ込みませんでした。

そして会員は堅調に増えていると言及があるにもかかわらず、
計画比で売上が苦しいのは何故かという話になったのですが、
やはり一定の競争環境にされされている要素はありそうでした。
つまり、新業態として24時間型や併設型等の運営施設も
競合に出てきており、想定していたより同社の伸長に鈍さがみられるようです。
スクールやテニスなどが好調な一方で、
このような競合が出てきているフィットネスの伸長が、
やや想定よりマイルドになっているということからも、
社内で様々な議論・分析をされているようです。

この対策としては様々な可能性があることを議論させて頂きましたが、
同社の判断の方向性としては、
ルネサンスらしい品質は確保すべきという大前提の中で、
利便性を向上させるための施策を検討されているようでした。
どうしても利便性と収益性はトレードオフの関係にもなりえますので、
うまく試行的にやりながら対処されていくと思います。

いずれにせよ、私は長期的に見た時に、
いわゆる新業態が独り勝ちするという構造にはならず、
うまく棲み分けをすると思っていますので、
あまり気にはしていません。


これからも競合環境への対処は必須ですが、
うまくそこに対処しつつ、元氣ジムを始めとする、
新業態の開発という面も重要と思いますので、
事業上の大きなリスクを孕んでいるとは今は認識しませんでした。


組織改編については、受託ビジネスの在り方として、
利益率は落ちるものの、意義があることと、
未進出エリアでの認知度向上やそれによって同社運営施設へ
通所される方を増やすアンテナ的な位置づけにも期待をしているようです。
また、同社が独自に施設を作り運営すると
なかなか収益性を確保できないような立地やエリアでも、
自治体などからの受託であれば、Pay出来る状況もあり、
うまくバランスを取りながらいけば、単独で利益率は、
相対的に下がるものの、全体のボリュームとしては増えるということです。

また、人材育成の部分も、
やはり質をあげることが至上命題であり、
選手の輩出だけでなく、
スクールでも上級クラスが更に満足をもって練習できるために
指導員のスキルを上げる必要があるということで、
このような注力を押し出しているようです。

これ単体で事業化というより、
基幹の事業をより躍進させるための施策的な部署ですね。

そして今後の中計の改組としての狙いは、
トップライン、利益の双方を取りにいくが前提であるものの、
トップラインばかりを追求するのではなく、
トップラインを緩やかでも伸ばしつつ、
利益率を向上させていくというトーンで受け止めました。

つまり、人材育成も含めてすぐに事業化直結ということではないことから、
トップラインを追求して一気に躍進するという志向ではなく、
一歩ずつということのようです。安心しました。

この他、こちらから聞いていないような関連事項も、
先方から情報発信してもらい、
会話の中で良好な時間を過ごさせて頂きました。



5.さいごに

同社は意義が前面に出ているため、
私はすぐ騙されてしまうわけですが、
数値がきちんとついてきてくれれば、それでいいと思っています。

少子高齢化対策や健康増進など、
テーマ性も持ち備えていると思うのですが、
いまいち人気がないですね~。

私はこのまま不人気銘柄でも構わないと思っているので、
決算失望で安く譲ってくれるのをお待ちしています!

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【決算精査】 9795_ステップ(18年9月期_1Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク

※銘柄分析シートの様式をバージョンUPしています。


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


1Qは当社における受験前の一番生徒が多くなる時期となります。
定量面、定性面で特段変化がなく順調な決算です。
2Qでは合格実績が出て来ますし、
そこから生徒の募集などが本格化していき、
合格実績やその募集の状況など不透明さがあると
短信では言及がありますが、これはお決まりの文言で、
早々問題が生じることはないと考えています。
一応Web上で合格実績など速報が出始めていますので、
そのあたりを見つつ見守るだけです。

決算としては想定通りですので総合評価「3」です。
特に論点もなく、安心できる決算です。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


9795_ステップ(18年9月期_1Q)売上-粗利推移

過去の同時期と比較しても特に変調はありません。
細かいですが、粗利率が0.3%悪化し、営業利益率も0.3%悪化しています。
ただ営業利益率が前期29.2%で今期が28.9%と高い水準ですから、
まぁ誤差の範囲でしょう。
原価が上がっているということで、
社員のお給料に少しでも色がついているのであれば、
今後の事を考える歓迎したいところです。



9795_ステップ(18年9月期_1Q)販管費推移


販管費も抑制出来ています。
販管費率は0.1%弱の改善となっています。



9795_ステップ(18年9月期_1Q)純利益-EPS推移


当期純利益はも過去1Q比でみても変調はなく、
むしろ少し強いかなというくらいですかね。
特に論点はありません。



(2)進捗状況の確認

上期進捗など測定すればいいですが、割愛します(笑)。



3.定性情報の確認

短信の中で言及がありますが、
「カリキュラムや教師研修の内容の大幅な見直し」を行っているとあります。
株主総会でも議論があった通り、
混乱は必至なので、そこへの対処が急務ということで、
既に活動されているということで、頑張ってもらいたいなと思います。
こういう地に足のついた、本質的な取り組みの積み重ねが、
今後も優位性を発揮する根源ともなりますからね。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9795_ステップ(18年9月期_1Q)株価推移

まぁ株価は騰がっています。
もう少し買い増したいのですが、なかなかタイミングがないです。
タイミングを図っている時点でダメな気もするのですがね。



(2)IR照会の状況

当然論点がないので、照会はしていません。


5.さいごに

本当に論点ない決算です。
というわけで手抜きな記事ですが、一応メモとして残しておきたいと思います。



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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +6.7% となりました。
前週比は +3.3% で推移しました。

20180126_パフォーマンス推移表





2.全体所感

今週は為替がやや円高方向に振れる中で、
大型株を中心に警戒感が台頭し、
日経平均指数は伸び悩んで推移したようです。
といっても、年初からのスタートダッシュには
目を見張るものがありますね。
そしてマザーズ指数の動きをみていると、
どこまでこんなの続くの?と思わずにはいられませんが、
それは この記事 で触れたように自分が考えるべきことではないため、
ただただ見守って放置するだけです。

また今週は例によって、
米国議会がクローズするなんてこともありました。
昨年からこのチキンレースのような光景を目にしていましたが、
その時々で警戒感台頭!とかいって、
株価はそれなりに下落していた印象ですが、
今の無双相場(?)ではこんな程度ではビクともしないのですね。
そもそもこのチキンレースで日経平均やらが大きく反応するのも、
おかしな話なわけですが、やはり楽観ムードが漂っているなと実感します。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20180126_ポートフォリオ内訳


個別には株価の強弱がありますが、
ポートフォリオの構成は大きく変わっていません。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20180126_保有銘柄一覧(週間騰落)


サンセイランディックの株価が相変わらず強いです。
元々指標面では割安さが際立っていたこともあり、
年初から既に30%超の上昇をしていますが、
PERはまだ10倍台前半です。
間もなく本決算並びに次期中計が出てくるわけですが、
なんだか変に期待先行なんてことならないといいのですがね。

この他ホクリヨウは先週に引き続き、
業績好調という面がじわじわ評価されているんですかね。
足元の鶏卵価格はだいぶ弱いですが、大丈夫ですかね(笑)。

アイアールジャパンHDは本日も日経記事で繁忙とありました。
ですが元々四季報でも言及がある通り、
事業の好調さも株価に織り込まれていると思われます。
なんだったら、1部昇格期待も含めて織り込み済かもしれませんね。
目標株価到達となっていて、
対処をどうするか検討が必要な局面です。

下落はソーシャルワイヤーですね。
個人的にはもっともっと下がって欲しいですが(笑)、
まぁそんなに簡単に買い増しをさせてはくれないでしょうね。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20180126_保有銘柄一覧(指標)

ついにポートフォリオPERが東証1部の平均を超えてきました。
それだけ割安性が薄まっているということです。
私の運用来でポートフォリオのPERが18倍台になるのは異例です。
元々年利回り10%が目標としていますし、過去3年の好調期でも15%目標としていました。
感覚的にPERが18倍となっている点は、
少なくても指標面だけみるとだいぶ落ち着かない水準であることは確かです。

高PERを縮小するか、現金を更に増やすのか、
もしくは合わせ技か、そんな小手先でどうするかに悩んでいますね。
あまり本質的な悩みではないんですがね。。。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。


■サンセイランディック
資産運用EXPOにブースを出しているようですね。
明日、時間を作って足を運んでみようかなと思っています。
株高ですが、特に材料はないですし、
そんなに短期的に評価されるような銘柄ではないため、
傍観するしかありません。

■丸和運輸機関
いつからかわかりませんが、
丸和運輸機関のTOPページにAMAZON配送に関する
荷物の追跡や再配達のフォームが出来ています。
色々突貫で頑張って作った感じがしますが、
まずは一歩前進ですかね。個人事業主を束ねているので、
どこまで機能するかですね。
そもそも悪評高いようですからね、コールセンタとか。

■ソーシャルワイヤー
渋谷にaiboが導入されたようです(笑)。
癒されるリリースですよね。

で、本題ですが、事業譲渡のリリースが出ています。
イベントの集客や集金のできるサービスに加え、
イベントの一連の運営に関する業務を支援するシステムを提供する事業について、
ソーシャルワイヤーが譲渡を受けることになったようです。

アットプレスで情報発信をする顧客の中で、
イベントなどのの開催告知が全体の2割弱と用途として多く、
そこにシステム化されたサービスを選択できる余地が広がるのは、
一定のシナジー効果があるように直感しました。
一方で、この譲渡を受けた事業をどのようなスキームで
提供するのかイマイチわかりませんでした。
また、先方の会社がとても小さな会社のような印象でしたので、
そもそもどういう経緯でこのような縁談がまとまったのかにも興味がありました。
というわけでIRへ電話照会を行いました。

細かなやり取りを記すのはちょっと気が引けるというか、
控えたいので、主なトピックスだけ残しておきます。
あくまで私が主観的に捉えたことです。


まず、ソーシャルワイヤーとしては、
アットプレスのプレスリリース配信というプラットフォームは、
いわゆる基礎的な機能でありベースです。
このベースの部分で、より有効な配信先を選定したり、
あるいは校正機能も含めて品質にも重きをおいています。
技術的な翻訳をパッケージと優秀な人材を活用して対応するし、
AI使って効率的に配信してくれるなど、
内部的にも様々な運営努力をされています。
ただ顧客から見ると、ボリュームディスカウントの要請など
単価が自然体ではじりじり下がっていることは想像できます。
このため、同社では前々から様々な手当てをして単価の維持や向上に
努めている姿勢が伺えます。そのためには付加価値が必要であり、
サービスを増やし、ラインナップを拡充することが至上命題です。

そういった中で、配信目的の主流のひとつである、
イベントの運営について、ラインナップすることは、
既存顧客への訴求力を高め単価維持にも繋がるし、
イベント企画が容易になることがきっかけとなり、
配信機会が増える要素もあるというわけです。

これに加えて、軽微かもしれませんが、
イベレボ側の顧客基盤もアットプレスサービスの新規開拓先になるかもしれません。
イベント管理サービスの導入実績が200ライセンスということで、
まぁたかが知れているという面もありそうですがね。

いずれにせよ付加価値を高めて、
単価維持・向上を狙うと共に、利用機会を増やすという戦略ですかね。
売上=単価×機会で、売上向上におけるパラメータの双方を狙ってのことですね。

ソーシャルワイヤーとしてはこのような機会を得るために、
事業の幅出しを意識していますから、
イベントの企画や運営などのサポートという領域を網羅したことになります。
翻訳だって、ベンチャー支援だって、
全てがこういったことを意識した取り組みでしょうから、
またひとつ面白そうなことを始めるのねという感覚です。


私が気になっていたのは、この縁談の経緯や、特にMAや譲渡の場合、
文化の醸成がうまくいくかです。
今回の件はソーシャルワイヤーが事業の幅出しの機会創出を志す中で、
有用なソリューションを提供しているネットスケット社に目をつけたようです。
その後、両社社長との間で、最終的な顧客への価値、事業目的の
ゴールイメージが共有されシンクロできたことで、
TOP層での連携が構築出来ている点は良いかなと思います。

またソーシャルアイヤーは良くも悪くも実力主義で
変化の速さについてこられない社員もあるので、
ネットスケット社の社風をHPでみると穏やかな面もありそうなので、
急激な変化に耐えられないとなると、一番大事な人財が流出してしまい
元も子もない状態になってしまう点です。
ここはやはり可能性は拭えないかなという印象ですが、
一方でそもそも絶対人数が少ないのと、
双方の経営がTOPでシンクロしている点が
モチベーション向上に寄与するのではないかということです。

ネットスケット社の社長の芥川氏は、
自身の会社をいつか上場させたいという記事もあります。
ですが、譲渡という選択をされたのは、
真に事業を譲渡してもソーシャルワイヤーの中で育てられる、
方がよいという判断もあったのでしょうかね。

まぁまだ始まってもいないのでなんともいえませんが、
少しイメージが出来たかなと思います。
頑張ってほしいですね。




5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。
20180126_資産残高推移表


特にコメントなしです。



6.雑記

仮想通貨の取引所のひとつである、
コインチェックで騒動があったようですね。
私は全くよくわかっておらず、
ビットフライヤーが一番大きいし、
コインチェックって聞いたことないので、
たいした影響はないのかなと思っていました。

ですが、実はそんなことはなく、メジャーな取引所だったし、
実際私の周囲でも沢山の人が顔面蒼白になっているようです。

そして私が投資家であることを知っている方から、
今後どうしたらいいか?指南を求められます。

いやー私、コインチェックとビットフライヤーの区別すらついてなんですがね(笑)。
それにどうしたらいい?ってそもそも今がどういう状況かもわからないので、
何も答えられないわけです。

わからないものに投資をするときには、
やはりリスクに対して対応しておかないとなりませんね。
隣の火事ではなく、私も自分のこととして受け止めて、
無理がないか、いい加減になっていないか常に意識しておかないとと思います。


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株高が続いていますが、皆さんどんなスタンスでおられるでしょうか。

相場の潮流に乗って利益を最大限追求しようと貪欲に頑張っている人、
不安を感じつつ機会損失も怖いと様子を見ている人、
こんなのバブルだと相場から降り始めている人、
もしくは既に降りた人と様々かもしれません。

メンタル面でも貪欲な方はアドレナリンMAXで
この好調な相場の中で飛躍して楽観一色の人もあれば、
そもそも長期投資なのでこんなことで一喜一憂なんてしないと
達観されている方もおられるでしょう。
中には指数についていけてないという点から
忸怩たる思いが溜まっておられる方もいるかもしれません。

メンタルの持ち様も、行動形態も人それぞれですが、
事実として、短期的な高騰が随所で見られていることもあり、
足元のパフォーマンスという定量推移を見ると、
優劣が益々鮮明になってきています。
それは指数と比べて良し悪しももちろんですが、
○○さんと比しての状況など他人との比較という中で、
メンタルを揺さぶられるきっかけは色々な所に転がっています。

ですが、メンタルコントロールにおいても、
自身の投資行動においても、
画一的な「正解」はどこかにあるわけでもありませんし、
「優劣」だって安易に足元の定量推移で評価すべきものではありません。



特に中期もしくは長期で企業の成長を期待する私のようなスタイルでは、
「正解」や「優劣」なんてすぐには測定できません。
10年とか20年というスパンで見た時に、
一定の優位性のある傾向は認識できる可能性があるにしても、
この足元の相場の潮流の中で、これらを正確に論じたり、
結論付けることはナンセンスだと捉えています。
投資において何か固有の優れているストラテジーがあって、
それが「正解」に向けた歩みであると考えたことはありません。
様々なマインドや個々の状況がある中で、
自分が納得できる取組をひたむきに愚直に継続することが、
長く相場と向き合っていけるコツ
ではないかと考えています。


ですので、私も足元で確かにパフォーマンスは平凡ではありますが、
自分の今の歩みの方向性がどこか間違っているのではないかとか、
自分の手法が何かに比べて「劣っている」のではないかという、
そんな不安はありません。
もちろん、玄人の方が多くいらっしゃるので、
私なんかよりよっぽども効率よく資産を増やされている方はたくさんいます。
私としてもまだまだ改善していける余地はあるとは思いますが、
ただ、私が私の範疇の中で、自分の身丈にあった投資に向き合うにあたっては、
これでいいと思っていますし、そう思っているから資金を投じる活動を
無理なく継続できているのだと考えています。
(もちろん試行錯誤は色々ありますがね)


株高で期待や不安が入り混じり、
今がバブルなのか否かが議論されたりもしますが、
それこそ正解などないわけで、こんな行き所のない迷いに翻弄されることなく、
上記のような考えの下で、平穏に長い視点で企業の成長を
見届けるというスタンスが大事
ではないかと思います。

株価は簡単にいえば、
企業の利益(EPS)とその時々の市場からの評価(PER)で決まる構造です。
今はダイナミックにPERが動いて株価も急騰したりするシーンがあります。
ただ、私のスタンスで見つめるべきは、EPSであり、
それが今後どのように変化していける余地があるか、
そしてそれが想定通りに進むか
であります。
一時的なPERの騰落に一喜一憂することなくいたいなと思います。

年初来で+10%、+20%、あるいは信用を駆使されていればもっとかもしれませんが、
1月に入ってからEPSがそんなに急伸する、
もしくは今後の急伸確度が高まったということはありません。
(一部の高騰銘柄の中にはEPSの急伸やその期待という側面もあるかもしれませんが)
あくまでPERの水準が様々な背景で押し上げられているのが主流という認識です。
となると、この株価の激しい動きに翻弄されるべきではなく、
私は自分の見つめるべきものに目を向けて、
退屈ではありながらも今のスタンスを飽きずに続けることが、
長い視点で見た時に、とても重要だと思います。

ついつい相場がこんな感じで楽観的であったり、
周囲の方がうまくやっているのを目の当たりにしたりすと、
いろいろなことを考えてみたくなるのですが、
自分のやり方に飽きずにやることこそ、大事なことだと思います。

ステップの龍井社長が、自らの特技として、
「飽きないこと」と自身を評されていたのが今でも頭から抜けません。
事業を率いる経営者としても、投資家としても、
自分のスタイルに「飽きず」にやり続けることを肝に銘じて
今後も頑張っていきたいと思います。


やっぱり読者の方からみると、
なんだか回りくどくて退屈な姿勢にみえるのでしょうかね。。。



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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.3% となりました。
前週比は +0.8% で推移しました。

20180119_パフォーマンス推移表





2.全体所感

今週は株式市場ではありませんが、
仮想通貨の相場が急落して騒がれましたね。

仮想通貨にネガティブな方は、
これ見よがしに、「それ見た事か!」と得意げになったり、
これこそチャンスと買い向う方もおり、
思惑が交錯したものとなりました。

私は仮想通貨に対してはネガティブもポジティブもなく、
中立の立場ではありますが、
自分が資金を投じるかといえば絶対にありえません。
投資運用した状況や結果に納得感を得られないからです。
ですから、この騒ぎもただ傍観しているわけですが、
株式市場への影響は漠然と危惧しています。

私はまだ未経験ですが、
過去のリーマンショックやライブドアショックなど、
きっかけはちょっとした何かの崩壊だったようです。
今の仮想通貨がその崩壊の引き金をするくらいの
エネルギーを備えているのかはよくわかりませんし、
本当にその影響が及ぶのかなんてわかりませんし、
それを恐れて何もしないというのも馬鹿げているので、
自分のスタンスに準拠した形で、
マイペースにやっていきたいと思っています。


3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20180119_ポートフォリオ内訳

PF中位に一部強かった銘柄もあり、
細かな順位の変動はありますが、あまり変わり映えしないPFです。


保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20180119_保有銘柄一覧(週間騰落)


サンセイランディックがようやく一休みとなりましたが、
それでも強い値動きだなと思います。
ただ、そろそろ終わりですかね(笑)。

ルネサンスは日経新聞に業績観測記事が出ており、
利益横ばいにとどまるというトーンもあってか、
株価は軟調だったようです。
もう少し下がってくれていいんですがね。。。

ホクリヨウは強いですね。
業績予想の修正もありましたしね。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20180119_保有銘柄一覧(指標)


割安さは日に日に薄まっています。
その割には、パフォーマンスはあがりませんがね(苦笑)。




4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。


■ルネサンス
女性専用ヨガスタジオでバレエエクササイズとモダン音楽を融合した、
短期間で効果のあがる最新プログラムを展開するようです。
働く女性への美への欲求や、
余暇時間をこのような時間へ充てることにはニーズがありそうですね。
こういうメソッドが爆発的でなくても
口コミでも少しずつでも拡大していけるといいですね。
それから、脳活性化メソッドの体験イベントを開催するようです。
こういう細かなイベントを通して会員を増やしていけるといいですね。




5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。
20180119_資産残高推移表



指数のPERに比べて、
ポートフォリオPERがややハイペースで上昇しています。
もう少し現金比率を上げるか、PFのリバランスをするかですね。



6.雑記

小室哲哉の世代なのですが、
記者会見の様子をログミーさんが書き下ろしてくれています。 →こちら

こういうワイドショーネタは私はあまり興味を持たないのですが、
ちょうどTK世代ということもありますし、
壮絶な軌跡に接してなんともいえない気持ちになりました。

誤解を与える行動への賛否は安易に論じられませんし、
そもそも介護や仕事などの様々な苦境への対処については、
日本中、世界中に目を向けると、
もっと大変な環境におられて頑張られている方もおりますので、
表面的な状況への同情なんて意味もありません。

ただ介護や闘病というものが
大きく人生を変えてしまうということは、
頭ではわかっていても、このようにひとつの事例として、
その世界を垣間見ると改めて考えさせられるものです。

私はありがたいことに今は家族が皆元気で、
笑いあって日々を送ることが出来ているので、
その当たり前のことに改めて感謝して過ごしていきたいなと思います。


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【決算精査】 1384_ホクリヨウ(18年3月期_1Q決算)

銘柄分析シート(PDF)



1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


ホクリヨウから1Q決算が開示されました。
同時に通期上方修正と食品事業の譲渡のリリースがセットです。
今回開示内容を受けてIRへ電話照会を行っています。
詳細は後述の通りです。

鶏卵相場は全農で東京の価格はたまに横目で見ていましたが、
1Q期間中は総じて堅調な推移でしたが、
売上は思ったより伸長しておらず、修正もほぼ横ばいとなっています。

飼料価格は3%程度高い前提での計画でしたが、
1%程度のプラス推移で抑制されているようで、
今回はこの部分で費用低減効果による修正となっています。

売上面では、北海道の鶏卵については、
季節要因による年末高が思った程高くなく、
また初市での急落も季節要因とはいえその落ち込み幅も大きく、
慎重にその後を見通す必要があるという判断のようです。
ただ1Qで+5%程度で推移したものは、
一気に当初見通し通り▲2%まで落ち込むとみるのは、
販売重量も生産余地が向上していることを考慮すると、
保守的ではないかなと思います。

とはいえ、足元でも落ち込みは大きく、
これも道内の親鳥の生育の安定化で供給サイドの安定化が寄与しているようで、
当面は下押し要素も一定程度考慮する必要があるかもしれません。
ですから、過度に追加の上ぶれを期待することも出来ないかなとも捉えています。

定量的に業績は堅調であると捉える位がちょうどよいように思います。

一方セットで開示されている食品事業の譲渡については、
個人的にはポジティブに捉えました。
ホテルなどの出入り業者として鶏卵を納入する時に、
ついでに食肉を中心とした食品を扱っていたわけです。
これは同社の注力事業でもなく、エスフーズから食肉を仕入れて、
納入するという付加価値の高くないスタイルでしたし、
実際損益ギリギリという状況が続いていましたから、
強みのあるエスフーズに譲渡して、選択と集中を高める意思決定は、
経営の英断だと思います。
元々、仕入れ先のエスフーズへ譲渡ということで、
既存顧客への影響や停滞も生じにくく、
このスキームもよいかなと思います。
譲渡金額として5.2億が妥当かどうかまでは、
デューデリもしていませんが、私の興味はこの使途です。

鶏卵事業へのリソースの集中を行うことは明言されていますが、
具体的にどのような形態で、どのようなスピード感でこれを進めるのか、
そのプロセスで生じえる新たなリスクはどのようなものか、
このあたりに気を配りながら、楽しみに見守るというスタンスです。


足元の数値にはやや弱さが見られることもあり、
目先の見通しは保守的であるという面もありますが、
総じて堅調な業績であること、
また今後より主事業への選択と集中が推し進められる見通しであることもあり、
全体としてはややポジティイブな要素のある決算であったかなと思います。
従って、総合評価は「4」(ややポジティブ)と評価します。



2.定量数値の確認



(1)売上の推移

北海道の鶏卵相場がほぼ5%増で推移したようで、
それに準拠した増収です。
特にコメントはありません。

1384_売上推移(18年3月期_1Q)




(2)利益の推移

前期比で見ると大きな伸長です。営業利益については+70%台の増益ですからね。
ただ前期は減収の影響や雛鳥確保の原価増などの背景があったと記憶しており、
凹んだところが基点になっていますからその点も考慮し冷静に受け止めるべきかと思います。。
前々期の同期間は鶏卵価格が破格の高騰をしていたこともありますが、
その期の記録よりは額としてはまだ小さいですからね。
ただ鶏舎立替などの投資の償却費も立っていると思われる中で、
利益率をその水準まで上げていることは一定程度評価しても良いかなと感じます。
ただ、株価が驚いて高騰するようなものではないかなと思います。


1384_営業利益推移(18年3月期_1Q)

1384_純利益推移(18年3月期_1Q)




(3)今期予想の状況

変則決算で残り4ヶ月ということもあり、
詳細な定量評価は割愛します。
ただ、前述の通り、今後の鶏卵相場の動向によってとはなりますが、
やや保守的な業績予想の修正という見方をしています。
ただ、再度の上方修正期待は今の所、持っていません。



(4)株価推移の状況

1384_株価推移(18年3月期_1Q)


今期予想PERは変則決算ということもあり、
正確なバリュエーションを表せていないため、
参考程度なります。


(5)IR照会の状況

IRへ電話による照会を行いました。

あくまで私の主管による解釈に基づき、
参考までにメモを起こしています。



業績予想の修正で飼料価格の低下を理由に利益項目のみ修正しているが、
1Qを対前年+5%で推移した結果を見て、
当初計画の前提である鶏卵相場の▲2%を据え置いているのはなぜか。


確かに1Q期間は総じてみると堅調な鶏卵相場であった。
但し月別にみると北海道では東京相場と異なり、
直近の12月期はそこまで高騰せずに終わった。
また年初の初市の落ち込み幅も想定よりもやや大きい状況となっている。
このため、通期で見た時には1Q分と残期間で行って来いとなり、
概ね当初計画の前提を据え置いている。


今期は変則決算であり単純な日数ベースでみると3:4とほぼ半分が
進捗している。その前半で+5%となったものが、
通期で▲2%まで落ち込むと見るのは今後の見通しが
対前年で相当落ち込むことを想定していると読めるが、
何か懸念している事象があるのか。
それとも単にコンサバティブにみているということか。


特段懸念していることはないが、慎重に見極める必要があると認識している。
コンサバといわれればそれはそういう解釈になるかと思う。


ところで北海道が東京相場などと比べて12月の高騰が抑制された、
また初市の落ち込みが大きいという足元の状況は何か背景があるのか。
今後の見通しも踏まえてどのように解釈されているか。


北海道では3年程前に比較的大規模な鳥インフルエンザの罹患により、
大量の親鳥の殺処分が行われた。
その際に一時的に需給がタイトとなったものの、
その後、事業者が新たな親鳥の生産体制をとり、
現時点で供給サイドが安定化してきたという側面があるかもしれない。
このため、他地域と同じように季節トレンドが明確に出るようになっている要素に
繋がっている可能性が考えられる。
いずれにせよ、このような需給も踏まえて慎重に計画策定を進めており、
今後も経過を見守りたい。
(鳥インフルが発生すると寧ろポジティブになる?なんて
倫理観に乏しい悪者の私は思ってしまいました・・・)


食品事業の譲渡については、個人的には選択と集中という面から歓迎したい。
当件は、エスフーズと当社との間でどのような働きかけがあって
実現したものなのか。
(どちらが主導したなどあれば教えて欲しい)


元々当社の養豚事業を過去にエスフーズ社に譲渡した歴史もあり、
現在も食品事業の食肉はエスフーズ社から仕入れて当社が扱ってきた。
今回、ちょうど双方の意思のタイミングが合致して実現したもので、
どちらから働きかけたという事実はない。
元々、仕入先と納入者という役割や過去からの付き合いで、
初めてお見合いするような相手柄でもないため、
スムーズに双方の意思をマッチングさせることが出来た。
食肉に関してはエスフーズ社の方が大きな会社だし、ノウハウもあるため、
そのような部分は譲渡して本来の価値を顧客に届けると共に、
当社としても食品事業での伸長には限度も感じており、
またより鶏卵事業を注力していきたいという思惑もあり今回の件となった。


ここで得た資金は当然、鶏卵事業へ注ぐことになると思うが、
多賀城などへの取組も踏まえてどのように投下していくつもりか。


多賀城の件は、粛々と進めており、
また開示が出来るタイミングがきたらお知らせする。
使途としては、鶏舎の立て替えはもとより、
MAも検討して成長を果たしていけるように頑張る。
(MAの姿勢は社長にぜひ聞いてみたい。危ない捉え方をしていないかとか)



(6)さいごに

決算を受けて株価はポジティブに評価をしたようです。
食品事業の譲渡が今後の成長投資に思惑を生むとか、
そもそもPER的に相場と比して割安水準であるとか、
まぁ様々あるでしょうが、そんなに高騰して
驚くような内容でもないかなと感じています。
ただこれはあくまで私の個人的な心象ですし、
保有比率も既に小さくなっていますから、
のんびり眺めて応援を続けたいと思います。



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1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +2.6% となりました。
前週比は +1.6% で推移しました。

20180112_パフォーマンス推移表





2.全体所感

新年相場で大型株を中心に買われたと思ったら、
今週はきちんと循環して中小型株が買われたようです。

大型株から小型株まで皆が潤っている状況なのだと思いますが、
個別にみるとそうでもなくて調整を強いられている銘柄もあるようです。
個々に動きが良い銘柄とそうではない銘柄で明暗が分かれていることもあり、
足元のパフォーマンスにも差が生まれているようです。
しかし、あまり気に掛ける必要もないかなと思っています。
スイングで効率的に回転させて資産を増やそうというわけでもないですしね。

まだ始まったばかりですし、ゆっくりじっくり育てていきたいなと思います。
とはいえ、個別では私のポートフォリオも動きが大きく、
現金比率の兼ね合いもあり、後述する通り、色々対処をしています。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20180112_ポートフォリオ内訳


先週に続き主力2銘柄を段階的に売却を進めています。
具体的には日本管理センターとサンセイランディックの比率を
10%程度まで下げています。
これに伴い、更に現金比率を上げています。

ポートフォリオ全体のPERがちょうど17倍ですから、
投資方針で定めた現金比率目安のちょうど中央値です。

あとは新規銘柄の組み入れや安定性重視の布陣も考慮し、
機会があればもう少し現金を厚くしておきたいと考えています。
(まだ現金厚くするの?とツッコミを受けそうですが)

また本質的なことではありませんが、
ずっとポートフォリオ1位だった日本管理センターがTOP陥落し、
2位のサンセイランディックがTOPとなりました。


保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20180112_保有銘柄一覧(週間騰落)


サンセイランディックが年初から強いですね。
ただ、今週は株式新聞に民泊関連と取り上げられたとか
(私は現物を確認していないので、単なる噂レベルなのですが)
一部の投資家から言及されたとか、
一部のアナリストが推奨したとか、
まぁどれもこれもなんだか心許ない感じですね~(笑)。

日本BS放送は決算が評価されたようですが、
同社の場合、販促費が期によって凹凸がありますので
たいした内容ではないのかなと感じています。
トップラインも伸びているのでまぁ順調ではあると思いますが、
株価が大きく買われるような内容ではないと認識しています。

ホクリヨウは決算が今日出ていますが、
先だって株価が織り込んできていますね。
同社はIR照会も行っていますので、
もし時間が作れれば、決算精査記事を別に上げたいと思います。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20180112_保有銘柄一覧(指標)


ポートフォリオPERが17倍に達しています。
私の期待するリターンからみると割高水準になっていると認識しています。
目標株価を超過しているにも拘らず、
準主力の比率となっているWDBホールディングスが気になっていますが、
全体として違和感がないかはじっとみて慎重を期したいと思います。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。


■アイドママーケティングコミュニケーション
キャッシュバックアプリのiPhone版を
大幅リニューアルとのリリースが出ています。
Androidアプリも近日リニューアルするようです。
元々私はこのアプリにはあまり注目していませんでしたし、
むしろ減損リスクを考慮してきていたのですが、
そのリスクはまだまだ残ってはいると思いますが、
決算説明時の社長の考えに触れて、
応援してみてもいいなと心を改めました。
私もAndroid版が出たら本格的に使ってみたいと思います。
(現行版はやはりあまり使い勝手がよくなくて使ってなくて・・・)

■ルネサンス
全農と共同開発したおにぎりダイエットプログラムの
結果報告のリリースが出ています。なんだか癒されますね。
それからNHKのスポーツコーナーで同社所属の選手が紹介されたようです。
モーサテに出演するとストップ高する銘柄もあれば、
NHKで紹介されても全く無風の同社のような銘柄もありますね(笑)。

■全国保証
大垣共立銀行との保証業務開始のリリースが出ています。
地道に販路を拡大するのは同社らしいのですが、
やはりメガや大手行のシャア獲得の状況の方が気になります。
また、レーティングが買いから中立に格下げとなっているようです。
ただ目標株価は若干あがっているようです。
こういうニュースは相変わらずいい加減だなと思います。

■ソーシャルワイヤー
新宿のクロスコープが増床されるようです。
以前に個人投資家説明会で見学をさせて頂いた時にも、
稼働率が高かったこともあり、
それを踏まえての増床かと思います。
段階的に増床を決めていくことで、
リスクを抑えて、しかし確実にベースが底上げされるため、
利益率は決して高くないわけですが着実に増えていくのは期待が持てますね。

■シュッピン
12月月次が開示されています。
12月は同社にとっては通期で一番の商戦期であり、
上期の上方修正をした時も通期を据え置いたのは、
この12月を見極めたいというくらい重要な期です。
売上は前年同月比+17.9%でECも同様です。
11月まで20%台後半を維持してきたので、
パッと見ではやや弱い?という印象もありますが、
結論としては総じて堅調ということになります。
IRにも照会をしています。
一応個人的な解釈で以下にメモを残しておきます。
(あくまで主観的なものなので、気になる方はご自身で聞いて下さいませ)

Q
今回の月次についてどのように受け止めているか
A
堅調な推移となっている。単純な伸長率だけみると確かに
+10%台となるので株価は少し嫌気されてしまうかもしれない。
しかし、当初の会社計画も上回り総じて堅調であった。

Q
11月までは+20%後半となっているのに対して、
12月の結果がやや鈍化したようにみえなくもないのは、
何か特段の理由があるか

A
10月から11月は上期のキヤノンやニコンに比べれば影響は軽微ではあるが、
ソニーの新商品のタイミングとも重なり、
その部分が上乗せされていたという側面もある。
概ね+20%前後を一つの目安としてみており、
12月が特段問題があるとは考えていない。
事実、予算は超過している。

Q
12月が堅調だったということであれば、
現状据え置いていて、12月を見極めてから精査とされていた
通期予想についての見解はどうか。

A
トップラインは開示されている通り、順調に推移している。
12月分の利益は現状精査もしており、3Q決算も控えていることから、
そこで精査をして必要であれば修正をかける。
(現状は修正をするともしないとも・・・あとはニュアンスですね)

Q
利益面で何か懸念があるということではなく、
単に精査のタイミングと捉えればよいか。
セールも通常の範囲内なのか、強めにやったのか、控えたのか、
どんな状況か。

A
利益で特段懸念していることもなく、セールも正常の範囲内で実施した。

Q
少し前に総務・経理を所掌されていた取締役の奥田氏が
辞任されているが、何か問題が生じたのか。
また総務や経理は裏方として企業を支える要のひとつでもあり、
きちんと引き継ぎがなされていてガバナンスは保たれていると考えてよいか。

A
事情の詳細は控えるが、業務掌握上の問題ではなく、
プライベートなこと(詳細はここに書くのを控えます)である。
引継ぎや当該業務は私(IR責任者)が幅を広げてみるだけでなく、
IRの担当者も拡充して社として十分対応できる対応を取っており
心配には及ばない。

■日本BS放送
1Q決算が出ています。
表紙を見ると、まぁ2桁増収増益で堅調な決算ですね。
内容を読んでいっても、また決算説明資料をみても、
あまり変わり映えはしませんが、粛々とやっている印象です。
トップラインがやや強いかなとは思いますが、
利益の伸長が大きいのは販管費(宣伝費)の
投下タイミングによるものでしょう。
同社の場合、結構それによって四半期は凹凸しますからね。

■ホクリヨウ
こちらも1Q決算が出ています。
変則決算で7か月でうち3ヶ月が経過したタイミングということで、
ほぼ半期ということでしょうかね。
ここで通期の修正をかけています。
後で精査記事を上げられればと思いますが、
保守的な内容だなとは思います。
食品事業譲渡による選択と集中により、
いよいよ本州への鶏卵市場への対応も環境が整ってきたかなと。
ファイナンスしてでも本州拡大は期待したいところです。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。
20180112_資産残高推移表


ポートフォリオPERが徐々にあがってきています。



6.雑記

2017年の年末に駆け込みのふるさと納税の返礼品が
我が家に届き始めています。

人気のある肉系や魚介、フルーツなどは一瞬で蒸発してしまうのと、
もう結構頂いたこともあり、
少し目線を変えて、細く長く使えるもので探しました。

そんな中、選んだのは、能登の塩です。

石川県 能登町 (←ふるさとチョイスリンクです)

能登の塩


塩は料理をする上で欠かせないものですが、
この塩によって料理の質も変わる気がします。

そして合わせて1キロの塩はスーパーで買えば安価ですが、
一度買うと比較的長く使えますし、
質の高い塩を食卓に用意しておくのも良いかなと思いました。

寒いこの時期に、豆乳ににがりを加えて
おぼろ豆腐にして、この塩を振りかけて頂くと最高ですね。

くだらない話題で失礼いたしました。



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投資先を選定する手法は人それぞれですが、
私は企業の潜在力に注目し
現状の価値と比して妙味があると思う会社を探すようにしています。

従って最近流行りの株価のモメンタムをみたり、
チャートの動きを見て、底だとか天井だとかは全く考慮していません。
(現状の相場からみるとこの方が有利なのかもしれませんが・・・)

それで、企業の潜在力に注目するといっても、
いやはや、あまりに抽象的で困るわけですね。

私も学生の頃からお小遣いで株を買ってた頃は、
先端的な事例をニュースで聞いてネームバリューもあるからと
トヨタ自動車の株を買ってみたり、
あるいは、これからはメモリだとエルピーダメモリで紙くずにしたり(笑)、
世界の資源を掌握する三菱商事だーとか、原油高に色めきたっていたものです。
エルピーダメモリはまぁちょっと横に置いておいたとしても、
トヨタ自動車や三菱商事は今でもその業界をリードする、
高い潜在力をもった企業であるとは思います。
しかし、何事もスケールが大きすぎるので、
その潜在力を身近に感じられず、
自分の力で潜在力のある会社を発掘してきているという実感は薄かったものです。
従って、これらの株式を買うという判断も、
どこか受身的な受け売り的な要素が強く、企業の魅力を発掘しているつもりでも、
結局は世の中のトレンドを読んだ気になって、
名の知れた会社の株をただただ雰囲気で買っていたわけです。

そこから月日が流れ(今思えばこのリードタイムが非常にもったいなかったですね)、
このブログで投資方針をきちんと定め、
そこでは改めて企業のファンダメンタルズってなんだろうと考えて、
先輩たちの運用手法も参考に、見よう見まねで運用を開始したわけです。

そして2018年、そんな手探りな株式投資も5年目となったわけですが、
やはり企業の潜在力に注目するという
抽象的な思考プロセスに四苦八苦しているわけです。


抽象的なものは出来るだけ形式的なものにはめ込んで考えるわかりやすい、
ということで、観点の軸を決めてみたり、
それを定量化して評価判断を機械化してみたりしてきました。
この取り組みは、状況を客観視するという意味ではとても有益ですし、
何より、「やった(やっている)気」になりました(笑)。
日経マネー誌でも紹介して頂いたわけですが、
しかし、企業の潜在力という抽象的なものを評価するのは、
形式的なテンプレートに置換して定量化して把握できるほど
簡単なものではありません。

結局、潜在力に注目するのであれば、
企業の定性的なものを直視し、
その小さな判断を集積させて
ひとつの大きな判断として結論を出していくことをしていかないと、
なかなか自分らしく自分が納得できる発掘作業には行き着かず、
自分が目指す、「潜在力に注目する」が実践できないと感じているわけです。



抽象的なこの作業をどのように判断に結び付けていくかですが、
ミクロとマクロの視点をフレキシブルに変えながら、
多角的に見ていく必要がある
のだと思います。

私がいつも参考にさせて頂いているすぽさんは、
成長>ビジネスモデル>割安という重み付けで評価をされています。
成長戦略を重視し、ビジネスモデルに着目するために、
その企業がそもそもどうやってお金を稼ぐ仕組みを構築しているか、
大局的なマクロの視点からアプローチをすることになると理解しています。
私も四季報などを眺めてまずはマクロで見た時に、
その仕組みを思い浮かべて理解できるか、
それが競争優位であるかとか不況体制があるのか、
安定性があるのかなど思考を巡らします。
その思考を巡らすプロセスの中では、
抽象化された競合としてのイノベーターを想像したり、
不況が訪れた時の消費行動がどのように影響するのかとか、
やはりマクロで想像を働かせるわけです。
そして、具体的な競合個社をフィットさせて比較したり、
不況時の財務諸表をごりごり精査してみたりと、
ミクロの分析にのめりこんでいきます。
このようにマクロとミクロの視点を交互に使い分けて捉えることで、
多角的な考察に繋がる
のかなと思うわけです。

マクロで捉えることは、様々な業態に精通していたり、
あるいは世の中のトレンドや過去の歴史をきちんと身につけている方にとっては、
案外サクっと見通せるのだと思いますが、
私にはなかなか骨の折れる作業であったります。(これが勉強になるし楽しいですが)
そしてマクロの視点に長けた方の考察は、
恐らくはミクロでごちょごちょと手間をかけなくても、
概ね見通しを持てているのかと思い、
より効率的に分析を行うことが出来るのかなと想像しています。
私はマクロでみえた仮説を検証するために、
ミクロの事実や状況を積み重ねて、
結局当たり前の結論を得るというようなことを繰り返して、
時間を費やしているように感じています。

これは銘柄を多く見るという上では非効率的ですし、
そこまで手間かける?と思われるわけですが、
しかしそういうことを通して視点を養って、
そこで自分の無知をカバーするしかないわけで、
この双眼鏡でズームインしたりズームアウトしたりしながら、
ようやく像を得るという取り組みは必要不可欠なことと思っています。


このズーミングのスキルを今後も意識して、
物事を捉える時に、双方の視点を意識しながら、
より主体的で納得感のある判断を下していけるように頑張りたいと思います。


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日経ヴェリタスにおいて、
「2018年展望」というお題で対談記事が目に留まりました。

レオスの藤野氏は、WBSでも指摘していた通り、
賃金で従業員に報いている企業への注目しているようです。
「賃上げ企業は持続性が高い」とコメントされています。
従業員への還元は、
その企業のポテンシャルを高めて長期的に期待できる
と私も考えています。
ですので、私も従業員への還元については、
銘柄をチェックする際のひとつの指標にしています。
今年の投資方針の観点に追加した組織力の中で、定性的に織り込んでいるつもりです。


一方で、この従業員への還元の評価はとても難しい側面を有していると思います。
ただ横並び的な発想で賃金上昇をしていればいいわけではないですし、
平均年収だけではみえてこない従業員への還元の多様化もみられ、
その実態把握は一筋縄ではいかない面があると考えています。
また、業種やビジネス形態、もしくは企業規模によっても、
その幅や伸長率は一律でみればよいわけでもないわけです。
昨今では働き方改革という標語でもって、
状況はより複雑化しているものと捉えています。

経団連の動向を決めるトヨタ自動車の賃金交渉は、
我々が知る表面的な「ベア〇%」とか「一時金〇ヶ月」だけで把握はできませんし、
それを踏まえて大企業各社の動向だって、
結果だけみても真の企業の姿勢を必ずしも捕捉できるものでもありません。
まして、そのスキームが従業員のモチベーションに真に寄与し、
藤野氏の言うように、また私も期待している通りの
長期的企業の優位性確保に貢献できるものになっているかと言われれば、
はっきり申し上げてあまり自信がありません。
まして、中小型銘柄のベンチャー寄りの企業をイメージすると、
より平均年収や賃上げという目にみえる還元性向だけで、
それが重要指標であるかはより微妙かなと感じているところです。

少なくても、私の本業の会社においても、
この経団連加盟という横並び意識から、
会社全体でいえば一定の賃金改定は行われていますし、
平均以上の恩恵は受けられているのかもしれません。
ではこれを受けて、本業のサラリーマンとして、
何かモチベーションに変化があるか、忠誠心が増したか
といわれれば、やはりNOです。

賃金が2%上昇するということが、
企業にとってどれだけの負担になるかは、
投資家としてみるとなんとなくそこそこ影響が大きいぞ、と理解できますが、
労働者の立場でみると、イマイチ実感が伴わないのが私の感覚です。
ベースアップで2%の賃金改定が実現したとしても、
働き方改革の掛け声で何でも省力化、残業を減らせの無理難題でもって、
実態は目的が手段化することによる弊害もみられるわけです。

そんな中で、モチベーションや忠誠心なんて感情は、
私が窓際族であることを差し引いたとして、
周りのキャリア志向の高い同僚をみてもそんな雰囲気はありません。

私の会社では、割り切った安定を望む私のようなドロップアプト組と、
名声と役職が欲しい(もちろんスケールがでかいことをやりたい欲求も含む)
キャリア組とに大別されています。
どちらの立場に立ってもベース賃金や一時金の増額は、
ないよりあった方がよい程度で、
それとは違う所に関心があるというのが実態かなと感じています。
まして、なんとなく社会からの要請だからという受け身的な姿勢で、
会社がなんとなく従業員への還元色を出して、
それが一部のキャリア組(評価が高い)に厚く手当されていく実態は、
ある意味誰得なのだろうと感じるところです。
ドロップアウト組は(評価もあまり高くないので)、
結局のところそこまで恩恵を享受できませんし、
キャリア組は賃金より昇格による役職や立場により関心があるようですからね。


話が私の個人的なことで脱線しましたが、
従業員への還元については、
ただ賃金改定の状況や平均年収だけをみて、
評価をしてもそれはある一面でしかない
ということです。
まして、投資家として従業員が会社(事業)に邁進し、
長期的に企業価値向上に資する活動を成してくれるかどうかは、
もう少し複合的にみないとならない
と思うわけです。


コムチュアのようにアベノミクスが始まるより前から、
報酬体系へ経営がコミットして、
かつそれを従業員に浸透させることで
一定のモチベーション向上に努めている会社もあります。
この賃金への還元の意味が薄いというではなく、
むしろずっと前から地道に仕組みを考え、現場に伝え続けてきたから、
ようやく今、陽の目を見てその恩恵・効果が出ているという好事例もあります。
同社の場合、従業員への還元の定量結果というより、
そういう仕組みを全社で共有できる仕組みがあって、
それを実感する場(全社集会のようなもの)があることが
従業員にとっては強いモチベーションや忠誠心に寄与している気がします。
(賃上げ幅や一時金の額だけでは推し量れないということ)

ソーシャルワイヤーのようなまだベンチャー気質の会社が、
足元で平均年収が低いものの、
今から従業員に重要なKPI(一人当たり売上高)を意識させて、
それが将来自分達へ還元されることについて、
経営が現場へ浸透させる活動をしている、
そしてそれがようやく発現しそうになっているような会社もあります。
平均年収だけではなく、ストックオプション等の還元の多様性もありますし、
そもそも優秀な経営の下でベンチャーを学び経験できるという
ある意味「プライスレスな価値」を享受できるというオプションも、
なかなか定量的に評価はできません。
実は定量的に推し量れない部分が、
忠誠心やモチベーションにより寄与し、
結果、投資家目線でも満足できる期待を抱かせてくれるのかもしれません。


一方で日本BS放送は平均年収が比較的高いですが、
それは従業員の付加価値が相対的に高いというより、
業種としてマスコミ関連であることで高い年収傾向であると認識しており、
おお、この会社は従業員への還元がいいな、なんて思わないわけです。
そもそも、この会社ならではの付加価値ってなんだろうと改めて考えてみると、
相対的に高い年収にもやや疑問符もつくわけです。
なので、同社の場合、従業員への還元が高くて良い会社、
という評価というよりなぜ?というややネガティブにみえてきます。
こちらも定量結果だけでは評価は難しいと感じるわけです。


丸和運輸機関のようにいわゆる労働集約型の業態でありながら、
ここ数年をかけて賃金体系の抜本改革に試行錯誤している会社もあります。
それが平均年収という形にはまだ表れていないですし、
暗中模索の中で色々苦労も垣間見れますが、頑張っているようです。
しかし、独特な社風である意味では強い絆で結ばれています。
例外こそあれど、高い組織力とカリスマで士気を高め、
邁進している企業もあるわけです。


ステップは賃上げこそマイルドですが、
現場主義の先生を安定雇用でもって、
その拘りに徹底して応える現場を作っています。
競争や営業成績を競いながら先生の役回りという二足のわらじは履かせません。
同業から同社へ転職してくる人材が絶えないことからも、
現場主義に応えるステップは、地元ではブランドになっていることも
今回の株主総会でもって改めて実感したところです。
定量結果をみて、ステップは賃上げがマイルドだからダメな企業でしょうか。
私はそうは思わないわけです。
ただ、長期的なマイルドな成長をコミットしているわけなので、
懇親会という非公式な場で、
ストップオプション等で補助的に従業員への配慮への検討も付言してみました。
多様的なやり方の中で身丈にあるやり方で従業員に報いることは、
何も横並びの賃上げだけでなく、
労働環境や真の働き方改革を実践することでも成立するわけです。


他の銘柄についても書けばキリがないのですが、
結局、賃上げ等を通して、従業員への還元をコミットする会社は、
持続性が高いかと言われれば、
それは一要素でしかなく複合的に捉えるべきもので、
かつ従業員への配慮という点について本気であるか否かが重要という感触です。
「賃上げ」という定量結果だけで持続性の強弱は語れないと思います。
個人投資家としても、よく平均年収をみて、
表面的に会社の姿勢にフィルターをかけてみがちですが、
定性的な情報も含めてほんの一要素にしか過ぎない
という立場で私は今後も見守りたいと思います。

ですから、株主総会やIRの場では、
従業員への還元や人材への考え方については
深掘りをして聞くようにして、平均年収など定量結果だけをみて、
判断しないようにいつも配慮をしているつもりです。

今後も世の中のトレンドで少なくても表面的には
賃金へ配分という流れは続くと思いますが、
その中で真に人材を大事にして、
多様性をもってそれに向き合う良い会社に投資をしていきたいなと思います。


最後に、せっかくなので、一応平均年収の変化を羅列してみました。
四季報記載の情報です。2014年と2018年の変化です。
結局、これだけをみても、ふ~んとしかならないんですよね。

2014年1集号 → 2018年1集号


日本管理センター       437万円/32.7歳 → 509万円/32.7歳
サンセイランディック      636万円/34.1歳 → 688万円/36.1歳
アイドマMC            N/A   → 374万円/35.3歳
WDBホールディングス     610万円/42.6歳 → 580万円/39.8歳
IRジャパンホールディングス  N/A        → 1089万円/41.7歳
ルネサンス            516万円/34.8歳 → 547万円/36.2歳
あいホールディングス     502万円/43.9歳 → 551万円/47.3歳
ステップ              559万円/35.0歳 → 564万円/36.2歳
全国保証             660万円/34.8歳 → 641万円/34.7歳
丸和運輸機関          N/A        → 460万円/37.6歳
ソーシャルワイヤー       N/A        → 366万円/33.3歳
シュッピン             374万円/36.1歳 → 410万円/37.0歳
日本BS放送           N/A         → 732万円/41.4歳
ホクリヨウ             N/A        → 409万円/44.3歳
ひらまつ             428万円/30.0歳 → 423万円/28.1歳



ちなみに藤野氏は、記事の中の記載を受けて、
実際にはどのように従業員への配分という観点を評価していくのか、
とても興味があります。
まさか賃上げの有無やその額だけで機会的に判断するとは思えません。
では、直接ミーティングできる優位な立場を活かし、
どういう点を踏まえて判断されるのか自分の気づきにもなる気がしますので、
今後の動向を見ながら、自分なりに解釈をして理解を深めたいと思います。


皆さんは従業員への還元ということについて、
どのように投資判断に活かしているでしょうか。
中には、年収が高い=コスト体質もしくは損益分岐点を上げる行為と
それだけでネガティブになる方もおられるかもしれませんね。


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