Author:まるのん |
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2017年、最後の記事になります。
ブログの更新頻度は落ちてしまっていますが、
ツイッターも含めて、色々とやり取りさせて頂いた多くの方に
改めて御礼申し上げます。
年末のあいさつといっても、
年明け後には新たな投資方針の記事もあげますので、
(まだ何も書いていませんが(涙)。方針はほぼ策定を終えました)
また今後もよろしくお願いします。
さて年内最後の記事は、2017年の振り返りです。
例によってあまり整理しないままだらだら書いていきます。
なお、12/29時点の各期間の振り返り記事はそれぞれ以下です。
月末パフォーマンス記事 → こちら
週末パフォーマンス記事 → こちら
■全体所感
今年1年の株式投資における環境は、
極めてやさしい相場展開であったという認識です。
感覚としてもアベノミクス相場が始まって以来、
最もイージーモードだったのではないでしょうか。
ここまで穏やかで大きな調整にも見舞われなかったのは、
とても珍しいことなのではないでしょうか。
(特に統計データなど遡ってなくて感覚的なものです)
一方で、私個人しては、とても難しく悩ましくもあり、
少なくても2014年の運用来から見ても、
最もやりにくい1年だったという感覚です。
相場環境が良かろうと悪かろうと、
または結果としてのパフォーマンスがどうだったかとは別として、
肌感覚としてここまで困難で悩み多き1年だったということは、
周囲の投資家界隈をみてみても珍しいのではないかと思います。
総じて振り返ってみると、
個人投資家に人気の高い外食関連の銘柄を中心に、
わかりやすい銘柄がよく伸びてきた印象です
一方でウェッジホールディングスに象徴されるように、
不透明感がありながらも一定のリスクを取った後に、
ネガティブリスクが台頭する銘柄も散見されました。
多くの銘柄が堅調だったからこそ、
このようなリスクを被ったケースも影を潜めるような面もありますが、
個々にみてみるとそういうリスクの有無が結果に現れるという
当たり前の毎年の傾向はあったわけですね。
ですから、確かに高値を追う銘柄が多かったという事実はあれど、
別にことさら相場への対峙の日々において、
今年は楽勝だぜ~とか思ったことはなくて、
むしろ自分の評価基準よりどんどん割高圏へ突入していく状況、
そしてそんな銘柄への対処に悩み、
自分の評価基準で行動を変えられないことへの忸怩たる思い、
そんな日々をやり過ごしていくしかできなかったのには大いに悩みました。
自分のスタンスを原則として貫いた点ではよかったですし、
それに対して納得できないなんてことはないのですがね。
そもそも今年の運用利回り目標は+10%でしたから、
そこからどんどん上離れていくことは、
投資方針にも明記してある通り、
大幅上振れを受けて、リスクを過大に取っていないか、
何度もチェックをしてきたつもりです。
■定量面の確認
過去の年毎のパフォーマンスは以下の通り推移しています。
()内は同期間のTOPIXです。
2014年 +24.6%(+ 8.1%)
2015年 +19.7%(+ 9.9%)
2016年 + 8.3%(▲ 1.9%)
2017年 +41.5%(+19.7%)
運用来 +128.5%(+39.6%)

月毎に見てみると、4月のみ月間マイナスとなっていますが、
それ以外は全て月間プラスでじりじり騰がってきたことがわかります。
値動きのよい銘柄にスイングしたりもしてませんし、
相変わらず地味な銘柄が多いですから、突出して凹凸があるわけでもなく、
推移はマイルドで結果的にはまぁいい感じかなと思います。
1月 +2.4%
2月 +1.4%
3月 +3.2%
4月 ▲0.7%
5月 +5.8%
6月 +6.0%
7月 +3.2%
8月 +3.5%
9月 +4.7%
10月 +1.6%
11月 +4.4%
12月 +6.0%
2017年の銘柄毎の状況ですが、
年初来の動きは以下の通りです。
なお、年初比でポートフォリオから消えた銘柄は、
コムチュアとジーフットですが、どちらも利益確定となりましたが、
だいぶ景色が違うものになりました。
コムチュアはその後も業績、株価ともに堅調ですが、
ジーフットはなかなか、だめですね。。。

さて、この年間騰落をみてもらうとわかりますが、
最下位のひらまつ(元々、優待目的の単元保有です)のみ業績下方修正もあり、
軟調ではありますが、その他の銘柄はすべて上昇という結果でした。
特にソーシャルワイヤーや丸和運輸機関は2倍を大きく超えて、
いずれも段階的に利益確定を進めており比率を下げています。
同じく高騰したWDBホールディングスは未だ比率が高い状態をキープしています。
その他も強弱はあれど、まあ全般堅調だったということですね。
ただ、だからこそ、ポートフォリオをどうしておくべきか、
ずっと悩んでしまうのですよね。
割安さが損なわれることは、元々割安株投資から入っていて、
成長株投資を模索するために少しずつ試行錯誤している今の私にとっては、
とても刺激が大きすぎるわけですね。
とても苦しみましたし、今も苦しんでいます。
いつもはあまり表していませんが、
何度、全部を投げ売って冬眠しておこうと思ったことか・・・。
ただ、そんな気持ちと向き合いながらもなんとかポートフォリオを維持し、
様々な解釈で一部例外運用も慎重に認めながら対処してきました。
(なので目標株価を超えても比率を下げる等しつつも保有継続しています)
このあたりがとても難しいと感じている一面です。
私のような弱小者には刺激が強すぎるのですよね。
え?この程度で?と思うかもしれませんがね。
■定性面について
一言でいえば、出会いの機会を持てたことがとても良かったです。
私はオフ会のような大人数の会合にはコミュ障なので顔を出さないのですが、
個々に何人かの方とはお会いしたり、お話をしたりのきっかけが得られました。
また、会社側の方にも様々な形で認知をして頂きました。
IR担当の方からプライベートな面からもご挨拶を頂いたり、
アナリスト向け説明会にもお招き頂いたり、
ほかにも様々な会社のIR担当の方とお話をしたり、
それを通して会社の内情を感じたり、目指す方向性を共有したりすること、
密なコミュニケーションが図れたことは、
会社を見通す意味でも大いに意義があることでした。
年末には、縁あって、日経マネー誌の取材を通して、
改めて自分のスタンスを見つめなおす機会を頂いたり、
記者の方や読者の方から様々なコメントを頂くこともよい機会となりました。
→記事掲載について
株主総会などIRの機会も多く足を運ぶことができたことも、
その出会いを豊かにしてくれました。
WDBホールディングスの株主総会では、
その行程で新幹線に閉じ込められるという珍事にも見舞われました。 → こちらの記事
投資スタンスに応じた対処についてですが、
概ね、自分の掲げたとおりに言動出来ていたと思います。
特に相場が高揚する中で、銘柄分析が浅いまま飛び乗るなど、
言語道断ですが(結果は多くの場合飛び乗った方がパフォーマンスはよかった)、
そのようなことは考えず、むしろこういうときだからこそ、
慎重に精査をしてきたつもりでおります。
これによって、ますます機会損失になり、
今年のパフォーマンスだけでなく、来年の足場つくりの遅れという面でも
あまり状況は芳しくありませんが、
しかし、スタンスを曲げた行動をとってまで追うべきものではありませんので、
こういう我慢を貫けてよかったのだと思います。
悩んで苦しかったものの、最後の砦である
自分のスタンスを原則堅持できたことはよかったことだと思っています。
ただ、この点は、頑固に堅持したからこそ、
機会損失になったという批判もありそうですね。
より柔軟にチャンスがあれば勇気をもって突っ込むというのは、
多くの成功している敏腕投資家の方からもよく聞きますし、
実際、特にこういう相場展開の中ではそれが正解なのかもしれませんが、
私はそういう種の行動指針ではないため、これでいいと認識しています。
■来年に向けて
今年の収穫として出会いの機会を挙げましたが、
そこで感じた「オリジナリティ」がひとつのヒントかなと感じています。
社長、IR、社員、ビジネスモデル、経営理念などの
人の面でのステークホルダーや質の面での事業にオリジナリティがある、
ということがその企業価値を大いに高めるひとつの要素なのは
なんとなく理解はできますが、それをより実感したわけです。
ビジネスモデル、ひいては収益性や定量評価を掘って分析を深めてきました。
競争優位性とか差別化などと評してそのオリジナリティを見極めるというのは、
それはそれで本流としてよいのですが、
せっかく出会いの機会を兼業投資家として制限がある中とはいえ、
これまで大事にしてきているのですから、
もう少し人(会社)の独自性も判断の根拠に加えてもよいのかなと考えています。
この人(会社)への評価となると、
より恣意性が増し、好みによる判断となってしまいがちかもしれません。
ただ、私はある意味、それは間違いではなく、
良いことではないかととらえています。
銘柄に惚れてはいけないなんていいますがね。
私は銘柄に惚れてもいいと思っていますし、
そのくらい好きになって、社長や経営層、社員らと接する中で、
自分の中の自信を高めることは悪いことではないと思います。
あくまで惚れたことで、盲目的になってはいけないわけですがね。
来年に向けてのポートフォリオについてですが、
前述の通り、丸和運輸機関やソーシャルワイヤーなど割高感が強まっているものは、
段階的に利益確定をして比率を落としています。
一方でインバース型ETFは年前半に段階的に撤退してきました。
これらの現金を主力に振り向けるとともに、
年前半にはアイドマMC、IRJHD、あいHDなどを組み入れました。
いずれも特色がある会社です。
そして相場全体が割安感が薄まってきた年後半にかけて、
より安定的な銘柄としてルネサンス、
さらに岩盤銘柄としてステップを組み入れました。
来年に向けて万全の準備がとれたとも言い切れませんし、
もう少し現金比率を高めておきたい気持ちはありますが、
概ね、ポートフォリオは良好な状況だと実感しています。
あまり取り留めもなくなりました。
要するに結果はそこそこでしたが、
そのプロセスでは相応の苦労や悩みが絶えなかったと。
それは自分の想像を超えるスピードで株価は上昇推移したためで、
自分のスタンスの範疇で対応するために、
また周囲の好調を横目にみながらの平凡なやり方と結果に、
焦りもあったということですね。
とはいえ、その焦りに踊らされずに、
総じてみれば損得の最大化はともかくよい行動がとれたということです。
そのプロセスでは出会いにも恵まれたことが喜ばしかったと。
というわけで、年内最後の記事はこれで終わります。
新年は投資方針を更新を控えていますので、
もう少し時間をかけてUPしたいと思います。
それでは、皆さん、よいお年をお迎えくださいませ。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +41.5% となりました。
前月比は +6.0% で推移しました。

週末と月末が一致しているので、
重複感がありますので、
画像中心に貼付していく形で簡易的に記事としておきます。
なお、年末でもありますので、
1年の振り返りは改めて真面目に記事にしたいと思います。
→ 週末の記事
2.全体所感
波乱なく推移していた2017年でしたが、
最後の12月は有終の美を飾るように
特に中小型銘柄を中心として一段高となりました。
東証2部はちょっと構成銘柄が特殊な状況なのですが、
月間で9%超のプラスとなっています。
マザーズ指数も7%弱のプラスとなっていますからね。
年末特有の損出しなどの特殊な売買もこなしながらじり高で、
2018年相場になったかと思ったら、
一気に勢いをつけて一段高で今年を終えました。
個人投資家にとっては大変やさしい相場だったのでしょうし、
暴落が怖いといいつつもそんな調整は来ずに12月を迎え、
疑心暗鬼の疑念も薄れて買っていったような印象もあります。
2018年のNISAを早々に投下した方もおられたかもしれません。
そうえいば年末にかけて
ビットコインなどの仮想通貨も一段と盛り上がり、
私の周囲でも一気に話題に上ってきて、
高揚感が出てきたわけですが、
何か関連があるのか、ないのか、よくわかりませんが、
新興市場が勢いがあるというのはよいことなのでしょう。
私の保有銘柄にはあまり恩恵がないと認識していますが、
しかし、それでも私のPFも6%近く月間プラスということを考えると、
知らず知らずのうちに、このよくわからない力が作用して、
押し上げてもらったという理解もしておいた方がよいのかもしれませんね。
3.銘柄に対する所感
各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

先月まで不動産銘柄が体たらく、なんてボヤいていたわけですが、
しかし、いずれも主力銘柄から落とすこともなく傍観していた、
つまり株価の騰落なんて気にしないということだったわけです。
なので、今月を見て、へぇ、サンセイランディックなんて月間17%プラス!?
なんて驚いてみても、来月どうなっているかなんてわかりませんし、
そんなことはふ~んと受け流しておけばいいことです。
アイアールジャパンホールディングスは先月の上昇が大きかったこともあり、
今月は相対的に弱い動きですね。
そういえば、シュッピンも同じですが、
どちらも四季報先取りで取り上げられていたそうですね。
(伝え聞いただけなので、真実かはよくわかりません)
4.運用来パフォーマンスについて

まるのんPFは運用来(2014年年初対比)で+128.5%となりました。
同期間のTOPIXが+39.6%となっています。
上記グラフの赤色実線の私のパフォーマンス推移ですが、
うーん、私が目指している利回り水準からみると、
確度が急すぎるのが悩ましいところです。
普通の感覚の方からすれば、
はぁ~?何言っているの?増えてるんだしいいじゃん、
ていうか、周りと比べればそんなに増えてないよね。
って感じだと思うのですが、
自分の感覚からすると、もっと絞る(現金を増やしたり、より銘柄をシフトする)ことを
してもよかったのではないか、とずっと考えあぐねています。
◆月初のポートフォリオ

◆月末のポートフォリオ

なんとか現金を維持させたつもりですが、
それでも2%ほど現金が減っていますね。
その他色が前後で変わっていてわかりにくいですが、
アイドマMC、ルネサンス、ステップが向上し、
シュッピンが比率後退しています。
12月月間の売買は以下の通りです。
■買い
9466 アイドマMC 買い増し
9795 ステップ 買い増し
2378 ルネサンス 買い増し
■売り
3179 シュッピン 一部売却
3276 日本管理センター 一部売却
■優待クロス(全てSBI一般)
3197 すかいらーく
8179 ロイヤルHD
3085 アークランドサービス
9830 トラスコ中山
4633 サカタインクス
3028 アルペン
なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。


次は、年末の振り返りとなります。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +41.5% となりました。
前週比は +0.4% で推移しました。

2.全体所感
いやー1年が終わりました。
色々振り返って整理しておきたいことも、
記事にだらだらと書きたいこともあるのですが、
とりあえず、この記事は週間パフォーマンス記事なので、
サクッと定点観測として残しておきたいと思います。
この後、月間定点の記事の後、
年間の振り返りも記事にしておきたいと思います。
全体所感としては、
2017年は結局最後まで波乱がなく終わったわけですが、
最終週も堅調な動きとなりました。
特にマザーズの値がさ株の動きもよかったようで、
個人投資家がいかに勢いがあるかを
象徴するような動きだったと感じます。
一方で最後までいい所がなかったと思われがちな、
日経平均ではありますが、週間でこそ微減ですが、
結局12月も月間では微増であり、
年初来も20%近い推移となっており、
やはり全体相場がとても恵まれていたということを
改めて実感するものでした。
ただ、これは年間の総括でも整理をしておきたいところですが、
今年は私にとってはとても難しく悩ましい1年となりました。
ということで、これについてはまたあとで。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。
今週は受渡しベースでは、2017年と2018年を跨ぐ週ということもあり、
少しだけポートフォリオに手を加えました。
というか時限的に迫られた感も大きかったわけですが・・・。
まず、2017年のNISA枠の残りを最後まで維持してしまったこともあり、
最後はNISA枠を捨てることも本気で考えましたが、
長い視点で見た時にはやはり損になるだろうということで、
比率を上げておきたいステップとルネサンスを購入し、
準主力手前まで比率を上げました。
一方で、割高感の強かったシュッピンを売却しました。
会社の更なる成長への期待や優待という誘惑もあって悩ましかった所に、
分割というありがたい儀式もあったことも大きなきっかけでした。
単元まで落とすことで、割高感が相対的に強かったシュッピンの保有比率を下げ、
前述のNISA枠の消化と相殺して現金比率を維持出来る目論見もあり、
想定通りの資金シフトが出来ました。
また主力銘柄のうち、日本管理センターを一部売却しています。
ファンダメンタルズに特段の変化を認めたわけではありませんが、
保有比率が15%を超えてきていたことが主因です。
当銘柄の現時点のイメージは保有比率が10-15%程度ということもあり、
比率調整の一環での売買です。
目先は不動産市況というか金融面での逆風が、
同社にも影響を及ぼすことは必至で、
様々な手立てを打って対策はされるでしょうし、
長期的に見た時にはなんら心配はしていないのですが、
今の状況を総合的に鑑みると、保有比率15%以上を安易に
静観するというものでもなくこのような対処を行いました。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

アイドマMCがやや大きく上昇したでしょうか。
地味な銘柄ですし、業績面の数値も渋いのですが、なんかあったのでしょうか。
よくわかりません(笑)。
ソーシャルワイヤーもまぁ上昇していますが、
こちらはボラティリティも大きいため、気まぐれということでしょう。
丸和運輸機関は10倍株になったぞ!と調子に乗ったので、
当然の調整ですね(笑)。
今でも割高圏だなと戦々恐々としていますが、
これはもうどうしょうもないですね。
ホクリヨウも上昇が大きいでしょうか。
北海道で切迫した大地震の可能性なんて言われているのですが、
株価は高値圏で推移しているのですが、大丈夫なんでしょうかね・・・。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオの整理から、
ポートフォリオPERはやや低下しましたが
依然として16倍です。もう少しなんとかしないとならないかなと感じてはいます。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。
■ソーシャルワイヤー
社長の年末挨拶がUPされています。 → こちら
様々な面でうまくいったこと、今後の課題が述べられています。
トップラインの劇的な向上にはまだまだという感覚がおありにあるようで、
今後が楽しみですね。
今年は確変が起きたと評されておりますが、
株価はまだ確変が起きているものではないのですが、
株価がこれ以上確変が起きると、
私の投資スタンスからは益々買い増し(というか買い戻し)機会を逸してしまうのが、
悩ましいところではありますが、これも嬉しい悩みなのでしょう。
役職員への言葉の節々に
やはりベンチャースプリットのようなものを感じて、
安定というより、自己成長や自己実現を自らの手で見出す、
というような強い個への意識付けが強調されており、
きっと社内で働くと厳しい事も多そうですが、
その分、成長もできそうな会社なのだろうなと感じます。
私のように生ぬるい会社でのほほんとやっているのとは、
わけが違うのですが、いずれにせよ、今後の更なる発展を応援したいと思います。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

年間の振り返りでも触れますが、
年末時点のブログで公開している運用資産としては、
1,378万円となりました。
2014年に開示している運用来では、775万円の増加となり、
ようやく本業の年収に近いところまでを、
この4年間をかけて殖やしてこられたこととなります。
元々運用当初の長期資産シミュレーション上での
計画では1,008万円としていたため、
やはり急ピッチな増加ですね。
うーん、やはり悩ましいです。
6.雑記
年末のご挨拶は、1年の振り返りの記事をもって
改めてさせて頂きますが、
まずは1年間、当ブログをご覧頂きましてありがとうございます。
中にはコメントやツイッターで応援して下さる方もおり、
そうでなくただ読んで頂けているだけのROM専の方もおられると思いますが、
全ての方に御礼を申し上げます。
私は当ブログはあくまで自分の思考の整理のきっかけや、
吐露することによる感情の制御という意味で、
自己中心的な運営をしておりますので、
そんな中でも長文で読みにくいブログに目を通してください、
また応援して頂けること、
またその中で、様々なヒントや思考の切り口を与えて下さる方に恵まれ、
本当にありがたいと感じています。
2017年もあと2日となりましたが、
お体を大事によい年が迎えらるとよいですね。
私はこれからまだ書いてない年賀状を書き、
ふるさと納税をいよいよ決めて決済し、
その後に、振り返りの記事をUPしたいと思います。
なんとか年内に全て片付くといいのですが・・・。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +41.1% となりました。
前週比は +2.3% で推移しました。

2.全体所感
いつか来ると思われていた調整も
結局それといった調整もなく、今年も終わろうとしています。
多くの投資家にとっては、
儲けやすいやさしい相場という事になろうと思いますが、
私にとっては別にやさしかったとも捉えていません。
だからといって特別難しかったというわけでもなく、
いつもと同じ難易度だったと感じています。
確かに資産の増加という点では、私の運用スタイルからすると
十分過ぎるものと捉えていますが、
だからやさしいかったとは認識していません。
日に日に割安さが損なわれていく中で、
自分のポートフォリオをどうするべきかを常に悩み、
しかしやることもないので基本は何もしない、
という結果の行動だけみると放置ということなのですが、
未熟者の私にとっては、様々なことを考えあぐねていたことも事実です。
米国の税制議論にも結論が見え始めて、
そこに恩恵を受けそうな商社や自動車などの
外需大型が少しずつ物色をされていく感じなのでしょうか。
いやいや、既に株価にも織り込まれているという見方もあるかもしれません。
いつも実感していることなのですが、
結局、よくわかりませんね。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

ポートフォリオ構成は今週も特に変わりません。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

上位銘柄がやや強かったでしょうか。
まぁこれは気まぐれの範疇だと思っています。
それより、丸和運輸機関ですが、
今週も大きく上昇しています。
ツイートもしましたが、ついにテンバガー達成です。
もちろん、単元のみ残している(割安性が低下していますからね)ので、
利幅としては小さいですが、しかしこれも記念なので、キャプチャ取りました。
凡人ですね~、私(笑)。
10倍になったっていっても、だから?という感じですし、
それを確定しないと意味ないですからね。
ただ儲かったとか、10倍株ドヤというより、
IPO直後から応援してきたこともありたかだか3年余りとはいえ、
感慨深いものがあります。

保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ついにポートフォリオPERは16倍を超えてきました。
東証1部PERが17倍ちょうどですから、全体的に割安性が低下しています。
対策はずっと考えているのですが、なかなかこれだ!という策がないですね。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。
■シュッピン
新卒採用に向けて流行りの1dayインターンシップを受付するようです。
「商売の楽しさ、販売戦略を学べる1dayインターンシップ」となっていて、
私が参加したい位です(笑)。
さすがに新卒には見えないから叶いませんね・・・。
ところで先週金曜に取締役の奥田さんが辞任された旨リリースがありました。
奥田さんは唯一の女性取締役として、
主に人事総務系を統括されていたはずなので、
労務管理など滞りなくされているかなど、
人材が大事な会社ですので少し気になっています。
それから一応触れておきますが、
本日、フィスコからResearch Memoが出ていますね。
特に新たな内容はありませんが、
私のブログに劣らず長文なので、興味がある方はどうぞ。
■アイアールジャパンホールディングス
こちらもフィスコレポートが出ています。
こちらも特に新しい情報はありません。 PDF
■あいホールディングス
今週は相次いで資本業務提携のリリースがありました。
詳細はまだ勉強不足ですが、
技術軸で良い会社を2社提携したということですね。
無線技術やメカニックの国際特許などまぁ色々面白そうな内容ですね。
これがどのように事業化し、それが既存の商材ラインナップとどう絡んでくるのか、
楽しみが増す内容ですね。
株価の方は全く反応しませんね(笑)。
結構面白い取り組みのリリースだと思うのですがね。。。
ちなみにひふみ投信が買い増ししたようですね。
■ルネサンス
WELLNESS AWARD OF THE YEAR 2017において、
健康サポート企業部門を受賞したそうです。
心身ともに健康でロールモデルとなる人、
また人々の心身の健康をサポートしている
企業や自治体などが表彰されるそうです。
介護分野の健康増進サポートなどの弾みになればいいですね。
■ソーシャルワイヤー
四国の地銀の百十四銀行との業務提携ということですね。
四国の企業が東南アジア進出の際にクロスコープの利用などの面で
サポートするということです。
個人的にはこれは大きなきっかけになると考えています。
業績寄与はまだまだ軽微だと思いますが、
保守的な銀行、それも地銀が提携先として
マザーズの新興会社を選ぶというのは今後の潮流を作る意味では、
きっかけとしては注目出来ると考えています。
地銀にとっては商圏が、県内だけではなく、
国内大都市圏で重なってきており、
規模のメリットがより重要となって(単体では生き残れず)、
合併も含めた業界再編が進んでいるわけです。
その中では、地方企業がグローバルに出ていく際の
支援というミッションがあるわけです。
メガバンクは粛々とグローバル化への対応を行う中で、
海外進出という面で地銀の単体の体力では限度もありますし、
とはいえ、出て行かねばならないという環境(国内の低金利等を背景とした収益性低下)
にある中で、ソーシャルワイヤーのように拠点を構え、
そこでの情報収集、また翻訳と・・・と様々な事業が複合的に絡むわけなので、
まだメニューが少ないとはいえ、既に地銀と提携出来るレベルにまで、
進化してきていると認識できるため、注目してリリースを読みました。
地銀にとって東南アジアを含めた海外進出は避けては通れない道であり、
今後、百十四銀行での実績が他へ波及していく可能性もあります。
特に地銀業態は横並び意識や評判が広まりやすいという特徴があるでしょう。
またいくつかの派閥があるわけですかね。
百十四銀行はIBMのシステムでMUFG発で
大きなところだと常陽銀行等とグループとなります。
またベトナムの業界リサーチ情報の提供は、
言語的な壁を超えて利便性を向上できるという面では
特に成長著しいベトナムでの事業化サポートとしてはよいサービスだと思います。
無償というのは一見収益性大丈夫?とかなるのですが、
これはクロスコープの付加価値を向上させてくれるものですし、
ここから離反しにくくなる調査の仕組みを浸透させることは、
大変効く施策ではないかと思います。
あとは、このリサーチ情報の扱いやすさや情報量などがどの程度メリットがあるかですね。
ベトナムは文化としても大変勤勉だということで、
情報の整理や仕組みの提供は自国の発展にも大きく利き、それが顕在化させると、
自ずとクロスコープの価値もあがるというわけですね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

特にコメントはありません。
6.雑記
来年の投資方針の策定を進める作業をしています。
昨年と変わらない点がほとんどですが、
改めて明文化すること、規制を強化すること、逆に緩めるところなど
もう少し時間がああるので、今年の振り返りも含めて
最善を尽くしていけるようにUPDATEがうまくいくようにと考えています。
ステップの株主総会に参加してきました。
噂通りのこれまた独特な社長でして、まぁよくお話されます。
ですので、御多分に洩れず当記事も長文となります(笑)。
いきなり徒然なるままに書くと、
あまりにも冗長になるので、
先に印象的だったことを箇条書きにしておきます。
【印象に残ったこと】
・株主の質問が絶えない。会社が愛されている。
→総会もプレゼン1時間、質疑1時間と絶えません。
懇親会でも五月雨で様々な質問が交わされます。
・肩の力の抜け具合と情熱に溢れる2面性がある。
→教育者ならではの意識高い系とは真逆で自分たちは凡人だという意識や、
経営者としても後進は行進者が考えるだろうという力の抜け具合がありつつ、
プレゼン中、社長は演台から身を乗り出したり、
株主席のすぐ近くまで歩み寄って喋ったりと情熱があり、
とても楽しそうに話していることから、本当に好きなんだなと思います。
自分の特技を「飽きないこと」と評するのもなるほど、と思いました。
・外部環境に一部は影響を受ける。
→私は外部環境の影響は全体として受け難いと認識していましたが、
小学部門は震災や増税影響もあり一時的な手控えによる生徒減がみられ、
短期的には外部環境の影響を受けやすいと認めておられました。
(理由は後述)
・過去の総会等のコメントをよく記憶している。
→過去のコメントを踏まえたデータ提示等、プレゼン内容に工夫が見られる。
(部門別の収益データ等の細かな定量データを努力して出されていました。)
・大学入試制度改革の影響は要注視。
→特に英語は塾業態全体も混沌とする状況がみえている。
総合力(スピーキング対策)への対応のため、
講師のレベル向上を段階的に進めている。
このほかの動向もアンテナ高く対策を上げている。
(高校部の役員も情熱があって頑張るぞ!という印象。)
・ドミナントへの貪欲な意欲。
→質の向上が全て。そしてそれを圧倒的に凄いというレベルにして、
ドミナントを浸透させる。
(各エリアのドミナント定着へのロードマップが明確となっていた)
・規模は追わない。県外もない。
→全国でナンバーワンを目指すこともしない。(明言)
質疑応答でも県外への意欲を問う質問も出ましたが、
ぴしゃりと「考えてない」と一蹴していました。
・東証1部昇格時にも社内ではほとんど話題にならず。
それより生徒のことがみんな気になってフォローしていた。
→ここもかなり普通ではないですね。
でも本当に生徒が大好きなんだなと。
ただこれは見ようによっては株主軽視という見方にもなりますが、
土曜日に株主総会をやったり、PPT資料を開示したり、
今日の一連の対応をみているとそういうことではないとわかったことも、
大きな収穫と感じました。
・生徒本位の姿勢が明確。
→合格実績や合格率などは当然良いに越したことはないが、
それを高めるために生徒への働きかけを行う事は一切やらない。
志望校を決めるのはあくまで本人と家族であり、
塾の都合で誘導することはあってはならないというポリシー。
・社内のポリシーの定着。
→志望校への誘導はしないとか、問題がある生徒は責任者が面倒を見るなど、
社内のポリシーが明確にあって、それを指針として行動されている印象を持てました。
・キッズは手をかければかけただけ質があがる。
→収支とのバランスを見ながら適切なところをもう少し研究したい。
新規を収益貢献させるのも時間をかけてゆっくり急ぐという印象。
・社外取締役で湘南ゼミナールの創業者、木島氏着任。
→木島氏の豪傑さやマインドもなかなか面白かったです。
業界知識やノウハウの潜在力など興味深いですね。
いきなり苦瓜さんの例の本を総会中に紹介されていたのも印象的でした。
総会の中で社外取締役が書籍の紹介をするって凄いですよね。
****************
さて、では、あとは好き放題書きます。
ステップの本部が所在する藤沢市の自社会議室が会場です。
藤沢といえば、江ノ電。
江ノ電といえば、あの相模湾を眺める眺望と路地裏のいい感じの風景。
盛りだくさんなフォトジェニックなスポットに加え、
甘味処やお洒落カフェご飯などのインスタ映えするグルメ。
(私はインスタはやってなくて、ただインスタ映えと言いたいだけ)
冬の澄んだ空気の中、稲村ケ崎のあの高原から映す
富士山with江の島を再び撮影したい衝動に駆られ、
愛機のキヤノンの5Dを持っていくか前日まで悩みます。
ただ天気予報が曇か一時雨を知らせていたこともあり、
カメラは置いて、代わりに発売ほやほやの四季報を鞄に詰めて出発です。
1時間前には到着して、カフェで招集通知や決算説明資料で
復習をしておきます。これも総会出席の時の日常です。
本当は事前に読み込んでおくといいんですがね。。。
会場までは駅からすぐそこの本部ビルです。
勉強熱心な生徒さんも出入りするビルに私も吸い込まれていきます。
会場は9Fのビル最上階ですね。
エレベーターが開くと、
会議室によくあるような長机でこしらえられた簡素な受付があって、
そこに社員の方が数名対応されています。
ここでお土産や資料の入った手提げをもらいます。

※地元藤沢の和菓子です。 近江堂さん
会場は12人×11列なので132席が用意されています。
開会が近づくにつれてどんどん株主さんが押し寄せてきます。
年齢層は高めではありますが、
土曜日開催という英断もあり、若い方もチラホラおられますかね。
ほぼ席が埋まったあたりで、役員の方も入室されます。
普通に株主が入る所と同じ後ろから株主に混ざって入室です。
社長はニコニコ笑顔で、時おり席にいる常連?
と思しく人に会釈をしながらひな壇に進みます。
ひな壇といっても段などなくて、単に会議室の長机と演台だけです。
いよいよ開会です。
冒頭に議決権行使の状況について報告があって、
その後、監査報告となり、ここは粛々と進みます。
事業報告は、招集通知の朗読会どこから、
招集通知は横において、プレゼンテーションをみてくれというスタンスです。
いいですね~朗読会は勘弁してもらいたいですからね。
事業報告は2部構成で、
第1部は経理部長の方(役員の方ではない)が説明されます。
経理部長という印象通り、ソツのない丁寧な説明です。
経理と言いつつ、新規スクールの開設状況とかにも言及していて、
印象としては、FACTを伝える役回りですね。
WILLは第2部の社長オンステージのお楽しみです(笑)。
10分程度で第1部の説明が流れていき、
いよいよ社長のプレゼンです。
生徒数の推移からです。
過去2010年からの右肩上がりの生徒数の推移は
改めて感心させられるわけですが、
毎週金曜日に集計して経営が眺めているようで、
こちらに驚きました。
しかも、学年別の推移も投影だけでしたが、
データを開示されていました。
社長も明言されていましたが、
小学部門は結構変動するようですね。
全体の生徒数はずっと右肩上がりなのですが、
小5、小6単体で見ると震災の影響や消費増税の影響を受け、
2011年と2014年ではそれぞれマイナスになっていたようです。
(手元にメモしましたが、具体的は幅は投影データなので自粛します)
ステップの場合、公立生が多いということもあり、
小学生のうちは、増税や震災など外部環境のマインド変化が、
少し入塾を手控えるような動きにも繋がりやすいようで、
これは経営にとっては想定している範囲のことで、
特に違和感がないようです。
私が勝手に小学部門も含めて
影響は軽微と短絡的に考えていただけでした。
全体としては右肩上がりなのは、
生徒数が多い中学部門は逆に外部環境の影響を受けずに
右肩伸長を続けているためです。
(公立志望が多いとはいえ高校受験も控えているわけですしね)
また収益のボリュームゾーンである中3の動向が大事で、
17年10月末時点の中2の伸長率が大きいので、
来年はこの部分はやや強めになるかもしれませんね。
まぁそれを見越した今期計画となっているとは思いますが。
なお、収益の拡大だけでなく、
ボリュームが出れば合格実績もより押し上げる効果も期待されますから、
長期的に見ればそれがまた口コミになるという好循環になるわけですね。
この辺りで小学部門に導入を進めている、
はば広教養の授業の様子のビデオ放映です(笑)。
昔のウルトラクイズにあったような、
早押し機を子供が競うように押して、
教科書的な勉強というより、
先生との間のインタラクティブな授業の様子をみると、
なるほど、これは飽きないし、しかし幅を広げていくための先生の見識の広さが
何より求められるやり方で、早々模倣ができないのだとわかります。
なんでもこの早押し機を今度は無線化して、
よりリアリティ?のある機器導入も検討しているようですね。
ちょっと遊び心があっていいなと思います。
高校部については、とにかく2020年の大学入試制度の改革の
混乱への対処が業界としても急務のようです。
というか、まだお上の方針も決まらずで、
ステップとしても出来る対処はどんどん進めているようですが、
暗中模索のようですね。
私は子供もまだ小さくあまり入試改革の件は、
深く理解していませんでしたが、
多様性とか総合力というものを盾に、
随分無理のあるやり方になりそうなのですね。
ステップに限らず混乱するという見立てもされていましたが、
同時に英語検定をされるような会社は
軒並みビックビジネスチャンスを虎視眈々と狙っているようです。
一方、ステップにとっては、この2020年問題は短期的には
ネガティブな要素もあるように聞こえました。
2020年の不透明な入試改革を避けるために、
大学までエスカレーターとなる付属中高に特需も出ているようです。
となると、相対的に高校部で受験機会が減ることにもなり、
ある期間生徒の退会もみられたとのことでした。
(といっても全体では影響は軽微で右肩上がりなので問題ないわけですが)
そして新校舎ですが、
2017年も新設がなく横ばいとなっています。
生徒数は既存校舎の増で賄われていますが、
新校舎を建てたくても物件がなかなか見つからなかったようです。
無理のない出校はしない方針ですので、
まぁやむ得ないかなと思います。
恒例なのだと思いますが、株主向けに、
いい物件紹介してね~と仰っていました(笑)。
候補地も明かされていましたが、そんなこともお話してしまうのか、
と思いましたけど。そんな情報戦で競争に負けるなんて思ってないのでしょうね。
昨年の総会での要望を受けて、
部門別の利益率も今回持ってきたといって投影しています。
こちらも投影データのみということもあり、
ここへの明記は避けますが、高く、そして安定している利益率です。
何の問題もありませんね。
キッズは赤字ということですね。これは元々そのような計画ですからね。
また校舎の期間別をみても、
特に10年以上経過の校舎でもプラス成長していることが、
安定的な生徒数推移に寄与出来ているし、
それは信用を積み重ねてきているからであり、質の向上が全てということです。
生徒数の推移から派生してここまででもうだいぶ時間を使って、
丁寧かつ熱意のあるプレゼンです。
次に今後の校舎の出店戦略についてです。
まず川崎進出に辺り、宮前平である程度研究開発が済んで、
いよいよ本格進出のフェーズに移行し、
そしてその基幹校として新百合ヶ丘を開校するようです。
新百合ヶ丘を主軸に、向ヶ丘遊園や多摩側へのドミナントを作る戦略ですね。
たまプラーザと鷺沼への出校によって、田園都市沿線のドミナントはほぼ完成です。
この話の時に各地域の生徒数を定量的にも述べられていました。
横浜・川崎以外のおよそ8万人口に対してステップは67校を開校しています。
湘南ゼミナールと臨海セミナーはそれぞれ20校、46校となっており、
この地域はもうステップの勝ちです。
横浜市も8万人口ですが、ステップの校舎は42校で、
逆に湘南と臨海はそれぞれ67、78校でまたステップの余地があります。
最終的には60校程度まではいけるということです。
川崎市は3万人口に対して、ステップは2校です。
湘南と臨海はそれぞれ17校、21校となっており、
ステップは20校程度まで増やすとのことでした。
おおよそ40校程度の開校は余地がもう見えており、
1年あたり4校程度が基本とすると、
10年がかりということで、これがゆっくり急ぐというコンセプトにも繋がっています。
しかし、定量データも駆使した説明はわかりやすいですね。
なんとなく川崎進出していくということが、
よりリアルに感じられてよかったですね。
10年後のイメージとして180校、正社員1000人規模まではみえていると。
その上で、その後は県外はもちろん全体の規模は
抑えていく方針がよいと思っているようです。
その後は中身を充実していき、既存の校舎の中で範囲を広げつつ、
ひとつひとつの質を向上させることが大事だということですね。
競合との比較という面で競合との合格率の差を出していました。
こちらも投影データのみだったため、
メモした合格率の記載は控えますが、
ステップが旧トップ校、学芸大附属共に高いですね。
ただ合格率が高いことよりもっと大事なことだなと思ったのは、
いわゆる塾の今後の営業戦略の兼ね合いなどを忖度したような、
進路指導は一切やらないということです。
ステップは生徒の志望校や受験校は子供や保護者が決めるものであって、
塾側の合格率や進学実績のために調整をするようなアドバイスはやらないと。
これは言うは易しですが、実践は簡単ではないと思います。
事例でも話されていましたが、
例えば学芸大附属への合格可能性が10%程度しかないとしても、
本人が希望すれば不合格のリスクを知らせた上で受験させるようです。
ステップにとっては、実績の合格率を下げますし、
この生徒も公立のTOP校に回れば、実績を増やすことが出来ますからね。
でも結局その子は中堅校を選んだということでした。
ステップキッズの話に移ります。
キッズは様々なカリキュラムがあって、国語や算数といった勉強だけでなく、
英会話やサイエンス(実験)とかダンス、将棋や百人一首など、
バリエーション豊かなんですね。
それぞれのカリキュラムの様子を動画で放映となりますが、
まぁどれも楽しそうなんですね。
講師としてどうしているのかなと思ったのですが、
例えば、社員でスポーツ分野の出身者がスポーツを担当したりしていて、
それぞれの得意分野の社員が補い合ってカリキュラムをこなしているようです。
社長も若かりし頃、将棋の対局をされていたようで、
今でもキッズの将棋など覗きにいっているようでした。
キッズの事業化の話ですが、
まず去年から始めたこの事業は冒頭3年は赤字で結構、
沢山の研究を行い、事業化へもっていきたいと。
そしてその成果がある程度みえてきたようです。
藤沢に土地も購入し、現在建設中で19年春開設を目指しているようです。
こちらも今後成果が出てくるのが楽しみなところですね。
現在のスクール運営の状況についてもスクール毎に開示されていました。
概ね、1/3が定員に達しており募集もストップしているようです。
定員に達している場合には、広告宣伝をやれば逆にお叱りを受けるので、
広告宣伝をしていない(だから益々販管費が落ちる)ようです。
空き待ちも多く1年とか2年お待ち頂いても、
他塾へ行かれる方もおられるようです。
ここは心底忸怩たる思いがあるようでしたが、
とはいえ、授業の質を落とすようなことになる定員超過や
雑な生徒の受け入れはしないと心を鬼にしている印象でした。
機会損失になるではないかと株主から怒られるかもしれないですが、
しかし、質は絶対に落としたくないので、絶対に安易な受け入れはしないと。
人材育成の話で、特に英語への対処という面で、
英語科の先生はまずファーストステップとして、
全員が英検準1級又はTOEIC850点を取得したようで、
現在は英検1級又はTOEIC950点の目標を目指して頑張っているようです。
それからオリコンの顧客満足度調査の結果は
少し自慢させて欲しいと嬉しそうに社長が述べておられました。
実は密かに3冠を狙っていたようですが、
高校部のみ1位を逃し2冠だったものの、
高校部は投票数が規定数に少し足りなかったようで、
圏外になってしまったようです。
それがなければ点数的には1位だったようです。
高校はどうしても大手予備校を含めて首都圏には大きなプレーヤーもおり、
相対的にまだ規模も小さいステップにとっては不利ですからね。
逆に小中部門はそれぞれよく神奈川だけで規定数になって
1位になりましたね。
それだけ愛されているということで、点数以上に凄い事と自慢されていました。
なお、小中では規定数にない会社のうちZ会が高い点数だったようですね。
ちょっと書ききれないのでこの位でやめておきますが、
最後プレゼンが終わった時には
聞いているこちらも良い意味でどっと疲れるような
熱い内容でした(笑)。
拍手も出ていましたしね。
さて、質疑応答に移ります。
主なやり取りだけメモを残しておきます。
(こちらもあくまで私の主観で脚色されています)
Q
質を維持しながら「ゆっくり急ぐ」というスタンスを堅持するためには、
人材獲得が重要と認識しているが、
現状の認識や今後の対応を踏まえて、人材獲得の環境について。
A
バブルの時は自分(社長)自身が地方にも赴いて、
空港のラウンジで面談をしてすぐ帰京なんてことをやっていた。
それだけ人材がタイトであったが、そこまでではないものの、
足元はとてもタイトになっていることは事実。
ステップに就職を希望される方の多くは、
現場主義で「教えること」に拘りを持ちたい人が多い。
ステップでは、先生に傍らで営業活動をさせない方針としており、
「教えること」に専念できるということが優位になっている点がある。
OB/OGを含めた新卒はもちろんだが
中途採用も一定程度受け入れている。
中途採用では、他社で営業や事務等に追われて違和感を感じて、
来られる優秀な方もおられる。
このようにして質の向上に資する人材獲得を進めている。
なお、新卒内定者の約1/3がステップの卒塾生である。
Q
ステップキッズは現在はまだ立ち上げ期で赤字とのことだが、
立ち上げから1年半が過ぎて、どのような課題や手応えを感じているか。
またそれを踏まえた今後の展望についてはどう考えているか。
A
キッズはまだまだ立ち上げ期で様々な課題に対処しているが、
一番実感しているのは、力を入れれば入れるだけ質は上がるということ。
ダンス経験がある人がそれをキッズに教えるために
ノウハウを深めたりしているし、
サイエンスでは実験をどのように進めるかを日々研究していくと、
子供のリアクションも変わる。
手をかけていけば質は上がっていくわけだが、
大事なことはどこで収支のバランスをとっていくかという点にあり、
概ね、受け入れ規模と対処の質と収支のバランスが取れそうな点を見出しつつあり、
藤沢に新設する施設計画にも反映させて建築中である。
キッズは往々にして採算度外視で質を追いかけるという考え方もあるが、
我々はボランティアではないので、黒字化して収益を出さないことには
長くは続かないので、必ず収益化のバランスをみて運営していく。
そのための仕組みとして、学童としてのトータル受け入れだけでなく、
各カリキュラムを単発で受講できる生徒生も受け入れていきたいと考えている。
あとは、藤沢の開設で急激な黒字化はまず計画していないため、
こちらもゆっくり急ぐで進めたい。
ただ、評判が一気に立つと爆発的に需要が生まれるため、
ぜひ、ご子息などに宣伝しまくってください(笑)と。
特に最近では孫の教育資金を出すおじいちゃん・おばあちゃんも多いそうだから、
ぜひと。
Q
高い自己資本比率をどこまで上げるつもりなのか。
もう少し還元をしてもよいのではないか。
A
今後資金需要が大きく、またいくつか大きなチャレンジをする構想もある。
ひとつの校舎を建てるだけでも10億程度はかかる。
いずれにせよ、内部留保は確保して今後の安定的な投資に活用したい。
Q
スクールの満員の状況が1/3程度とは驚いたのだが、
やはり機会損失に繋がるとも感じている。
一方で、内訳をみると、学年やスクールにばらつきがみられる。
例えば厚木はすべての学年のスクールで満員であるが、
場所によっては中1と中2だけが満員というケースもあったり、
このようなばらつきがあるのはなぜなのか。
A
中3で先生の手配等も行った上で、中3クラスを増設することはある。
これは特に兄弟や姉妹で下の子だけをずっと断り続けて心苦しいままでは
あまりに申し訳ないということで、せめて高校受験の最後の1年だけでも
受け入れる余地があるように対応していたりもする。
またこれは憶測でしかないが、その地域の学校のリーダ格のお子様が入塾されると、
それに影響を受けて一気に入塾が進んだり、その逆だったりと。。。
我々はここの人格審査はしないため、
時に集客要素になることもあれば、離客要素になる場合、双方があって、
スクール個々にみていくと、浮き沈みは案外大きくなっている。
ただ、全体としてみれば、それはならされて今のような実績になっている。
Q
不登校の問題などがクローズアップされているが、
生徒がこのような問題となった場合の対処はどのようになっているか。
A
選択肢として、スクールの転校、退会や休会、個別指導などがあるが、
多くの生徒は学区の異なるところで元気にやれるようになっている。
ただ、このような問題はセンシティブな問題でもあり、
個別に深く介入して指導力を発揮できるノウハウはない。
Q
不登校の問題で、勉強の学力の向上以外にも、
諦めない気持ちや人を思いやる気持ちなど、
心のケアも重要な要素ではないかと考えると、
ステップの塾において、このような心のケアについて、
どのように捉えて指導力を発揮しているか。
A
不登校の問題は様々な複合的な要因があり、
なかなか難しい問題であるが、
今となっては当たり前のポピュラーなのが現状である。
心のケアは一人の人間として成長していく上で大変重要であるし、
その必要性も強く認識はするところではある一方で、
我々経営陣も含めて普通の人間であり、
人に心をを教えられるほどの立場でもない。
ましてや新卒後に先生としてのキャリアを走り始めた社員が、
いきなり人に心を教えられるほど崇高なものを
持ち合わせているわけでもない。
心のケアへは様々な面で配慮はしていくべきとは思う一方で、
それを当塾の教育目標の一つに置くのは重すぎるという感覚である。
Q
キッズの収益化への目途という面で、
様々な難しい状況を教えてもらったが、
この部門で営業利益率は既存の営業利益水準まで目指すのか。
またどのような収支シミュレーションを行っているか。
A
現状の80人程度ではまだ赤字水準であるが、
120人程度までで損益分岐点を超えてきて、
150人位までいくと相応の利益率水準が確保できる。
このため、藤沢の新拠点はこの150人程度を前提として
設備投資をうっている。
個人的な感触では来年でトントンまでいって、
再来年には黒字化で花が咲くとも考えているが、
まだ不透明でもある。
そもそも新規事業は10年程度赤字が続くことも不思議ではなく、
実際、高校部門ですら長く赤字で我慢して質の向上に努めてきた。
新規の事を本気でやるというのはこういうものだとも考えている。
Q
川崎や横浜への更なる拡充によって、
横浜翠嵐の実績もTOPを狙えるものと期待しているが、
最上位の公立校の翠嵐の状況について教えて欲しい。
A
横浜翠嵐のコアな受験層の多くは
学芸大附属の受験組とバッティングしている。
現状では、ステップ生は学芸大附属を目指す方が多く、
こちらは他を圧倒している実績を出している。
恣意的に横浜翠嵐へも誘導をすれば、TOPにはなれると考えているが、
塾側のこのような都合で志望校を誘導することはしないのがポリシーなので、
現状ではたいした課題認識は持っていない。
それより、最近では横浜翠嵐の大学進学率の躍進もあり、
学芸大附属をキャンセルして翠嵐へ進学する生徒も出始めている。
このような自然な流れで翠嵐が増えてくる要素もあるかもしれないが、
いずれにせよ生徒の志望校の意向によるものであるという考えである。
そもそも学芸大附属と翠嵐では校風がまるで違う。
前者は伝統的な放任主義である一方で、後者は叱咤激励の競争文化である。
どちらが子供や保護者の意向に沿うのかは、
個性や家庭の事情によっても違う背景もある。
ただ、横浜の更なる拡充なども進めることもあり、
近く翠嵐も結果的にはTOPにいくとは思っている。
Q
個別指導のK-STEPについては、
ステップが集団学習に拘りのある中で個別もやっていることへの
整合性をどう保ち、今後展開していくつもりなのか。
A
指摘の通りあくまで集団がコアだし、
今後もそれは変わらない。
個別は一種の既存事業を補完する位置づけで
収支を出そうとは思っていない。
例えば帰国子女の子が国語だけは個別のケアが必要とか、
不登校の子への個別対応や、
付属の学校に通われている子の内申対策は個別の学習進捗に合わせた、
個別の対応が必要とかニッチで様々なニーズに応えるものである。
また、そのプロセスで、人材育成の一環という面もあり、
個別の対応を先生が取ることで、集団に活かせる様々なノウハウも身につく。
利益追求はせず、既存を補完するという面と、
人材育成の場と捉えて今後も細々とやっていくことになる。
Q
教材研究の拠点を湘南台としていて、本部の藤沢と離れているのは
何か特段の理由があるのか。
A
旧本部があって比較的ゆとりのある立地であるためで、
その有効活用ということ。
Q
川崎へ新規進出するにあたり、既存事業社をMAして
スピード感をもってやるという意向はないのか。
A
MAで一番欲しいのは、優秀な人材である。
生徒の募集はステップがやれば集まる事は集まるが、
人材がないと破綻するため、優秀な人材が相応に仲間に出来るのであれば、
ぜひやりたいとは思う。
ただ、そういう優秀な人材を抱える会社でMA出来る会社なんて早々ない(笑)。
なお、MAといえば、買わないかと言われることもあるが、
往々にして人材が魅力がなく買えないものばかり。
また、逆に神奈川に特化しているということで、
ステップを売ってくれと言われることもよくある。
もちろん断るし、営業追求の会社が手っ取り早くエリア拡大したいという志向だと、
従業員は皆辞めていくと思うよ~とお伝えしている。
Q
キッズで実験やダンスなど事故が発生する恐れもあると思うが、
どのような対策や保険対応しているのか。
A
まずキッズに限らず、塾内全ての事故には保険をかけて
リスクの転嫁をしている。
キッズの実験は社内でも良く議論になり、
安全性を高めるようなフローに注意をしている。
また運動系にしても、ダンスや卓球というように、
事故になりにくい、なっても大きなことになりにくいということは、
一応考慮してラインナップをしているつもりである。
Q
社長の退任が定款で70歳と定められている。
後任について育成面やどういう引継ぎを考えているか。
A
現状の取締役が候補にはなろうかと思うが、
具体的には言及しにくい(笑)。
ただ、後任の方は後任の方がしっかり考えればよく、
私も退職したとしても様々な形で応援する。
現取締役はみんな優秀で熱意もあるので、問題ないと思っている。
Q
今回社外取締役に信任で湘南ゼミナールの創業者であり
元社長の木島さんが選任されているが、率直な所、
ステップにとっての競合会社からこのような形で選任候補となっているのは、
驚きであるが、どのような経緯やどういう役割を期待してのことか。
A
(木島さんがマイクを握り、オンパレード、よく喋る(笑))
元々湘南ゼミナールを創業し、ステップと同様、
教えることへの拘りをもって経営をしてきた。
一方でエリア拡大を徐々に進める中で、
更に営業(つまり規模を取りにいく)へ大きく舵を切ることになり、
そのような方針をもった後任に道を譲った。
とはいえ、塾の業界に長く身を置いて、
改めて教える事に拘る働き方を模索する中で、
天敵を受け入れようという厚い懐のある龍井さんにご縁あって推して頂いた。
私にとっては、新たなチャレンジだし、湘南ゼミナールに長くいて、
ステップの強みも弱みもよく理解しているので、
教える質にこだわるという同じ目標に向かって様々な助言ができると確信している。
懐厚いステップで新たに様々な助言をさせて頂きたいと考えている。
せっかくマイクをもらったので、ちょっと話させてといって苦瓜さんの話題になっている書籍を
ご紹介されています。
※一応アマゾンアフィリエイトのリンクを貼っておきます。
この中でステップが紹介されているのですが、
その点のご紹介です。
投資家の皆さんにもぜひお読み頂きたいというご案内。
ステップについてというか塾については、
以下2点が重要と述べられている。
・塾はとにかく教師の質を高めること。
・規模の拡大を目指さないこと。
まさにステップなんですね、と嬉しそうに語っている。
投資家の皆さんには釈迦に説法かもしれないが、
ステップのような安定的な業績推移、
これは驚異的だし、龍井社長以下のブレない姿勢のたまものと理解している。
こういう会社は本当に大事に今後も応援していける、
そう感じていると、なんか情熱感溢れるスピーチは続く。
木島さんはニコニコしながらずっと話をされていますが、
話すのが好きなんですね。
社外取締役なのですが、ここまで話をするのも珍しいですね。
ただ、創業者らしくなんとなくオーラ―もあり、ポリシーもありそうで、
私は強いステップの見方になってくれるのではないかと思いました。
(社長にマイクが戻され)
木島さんには、やはり今でも様々な助言を頂いているし、
新鮮な視点やヒントを頂いている。
既に湘南ゼミナールの株も保有しておらず、
完全に関係性も断ち切っている中で、今後ステップのために
重要な助言を頂けると確信しているので、今回縁あってお願いすることになった。
ご理解頂きたい。
Q
先生の教育として、勉強に関することは
もちろん日々質の向上に努めていると思うが、
最近では、子供のタイプも変わって来ている中で、
心理学の側面からモチベーションをどう掘り起こすかなどの
工夫も必要という面もあると思うが、
このような側面で何か意識した教育はしているか。
A
コーチングの勉強を全社的にやっている。
ちょうど来週も全社員が集まる場があり、
そこでコーチングについての講義や勉強会を開催予定である。
Q
校舎の拡充にあたっては、不動産情報は重要であると思うが、
神奈川の様々な不動産情報を持つ業者として、
たとえば京急や東急を含めた他事業社との提携などはしないのか。
A
まず不動産の状況は、西部と東部とで大きく状況が違う。
西部は不動産価格もそこまで高くなく、
駅前立地のマッチする不動産はそもそもそんなに数もなく、
情報も地場業者との提携もあり十分である。
一方で、東部は横浜や川崎は特に不動産価格が高騰しており、
建てるよりテナントの方が負担感なくキャッシュフローを検討出来る。
こちらも大手の鉄道事業社などとの提携というより、
小さな提携先とやっている。
機会があればそのような先ともやっていければとは思っている。
Q
私立高校無償化の動きがあるが、
ステップの募集状況には影響は出ないのか。
A
公立校の志向が強いステップ生にとって、
無償化によって付属私立へ生徒が流れることで、
多少の影響はあるとは思う。
ただ、ステップ生のように一定層より上位のセグメントの層にとって、
無償化が進学校を決める決定打になるわけではない。
中堅のA校に特待生で無償で合格をしたとしても、
上位のB校に合格すれば、無償でなくてもそちらに進学する、
というのが、現状の実態である。
従って、無償化されたからといって
直ちに生徒が離反するということはあまり考えていないし、
そういう層に響く質をきちんと提供出来ている自負がある。
Q
後継者へ求める像はどのようなものか。
A
それぞれの考えでやってもらえればいいと思うが(笑)。
ただ、私の特技は、「飽きないこと」である。
例えば私も教室で1次関数を中1生に教えていたとして、
これはつまづきやすい分野なので熱心にやるのだけど、
同じことをもう数えきれない程やっているけど、
それでも新たな生徒に同じように理解を
してもらえたという手応えがあって、
全く飽きずに新鮮な気持ちでやっている。
何事においても飽きずにやれることが今の経営スタンスにもなっているし、
それが特技になっているのだと思う。
Q
人事評価制度について、社員(先生)の評価はとても難しいと思うが、
どのようになっているのか。
A
合格実績でみても、元々優秀な生徒か問題を抱えている生徒かによっても
結果が異なるため適切な評価にならない。
そもそもスクールの中で責任者や上位者ほど、
問題を抱える生徒をみるという社内のポリシーがあるから、
単純に実績だけでは評価できない。
大きく評価でみているのか、
生徒からのアンケート、チーム間の社員同士の評価、生徒の伸び代をみるが、
社員の頑張りや能力は1年や2年見ていればだいたいわかるもの。
なので、最初の1、2年はあまり凹凸をつけず、
そのスクールに慣れてきて本来のパフォーマンスを出せるようになってきたところから、
緩やかに評価もしていくことにしている。
Q
働き方改革の弊害についてだが、先生は皆さん熱心であり、
質の向上を目指すと節度なく働いてしまうという要素があると考えているが、
労務管理上の懸念や社員への働きかけはどのように考えているか。
A
確かに線引きが難しい面はある。
経営としては、少しでも勤務時間を超過することのないようにしているし、
自己研鑽はあくまで本人の意思としているし、
それを会社から求めることはしていない。
ただ、例えば、夜テレビを見ていて、
バラエティのほんの一幕を見て、明日の授業のネタに使えそうなどと、
常に頭の片隅に生徒の事を置いている社員が多いのも事実。
このテレビを見ている時間は当然勤務ではないが、
でも仕事のことをも考えるという面もあることは事実。
ステレオのボリュームのようなもので、
完全にミュートにするということはなくて、
音量MAXで授業をしている時もあれば、
音量をとても小さく(でもミュートではなく)テレビを見ている時間もある。
経営としては、そういう隙間時間を少しでも作って社員がプライベートや
情報収集にあたれるように、拘束する時間を出来るだけ間延びさせない
仕組みやスキームを作る事が重要と捉えている。
Q
対処すべき課題や弱みについてはどのように捉えているか。
A
対処すべき課題は大学入試対策やそれに起因する、
新たな総合学習への対応など山積している。
まだやらねばならないことは多々ある認識である。
弱みについては、立ち上げが遅いということである。
ステップは宣伝広告をうって、募集でもって一気にスクールを埋める、
というやり方はやらないし、苦手にしていることもあり、
各スクールの立ち上げが緩やかであるということは他者と比べた弱みかもしれない。
でもこれでいいとも思っている。
Q
女性役員の登用は
A
鋭意努力していて、以前にも指摘頂いたことは今も鮮明に記憶している。
現在人材育成を進めており、あともう少しというところまできている。
お待ちいただきたい。
Q
社長の退任も踏まえると、
もう少し社長の持ち分を減らしていった方がいいのではないか。
相続なども考えていかないとならないと思うのだが。
A
相続は様々なシミュレーションを踏まえて
既に岩盤な態勢を取っているので安心して欲しい。
混乱を与えぬよう、よいやり方で進めていく。
Q
従業員のモチベーションを考慮した時に、
ストックオプションの発行等も検討したらどうか。
A
貴重なご意見として参考にする。
Q
還元を高める観点で、より株主を増やす意味でも、
優待の拡充についても検討したらどうか。
A
貴重なご意見として参考にする。
懇親会も含めて交わされた主な質疑応答は以上です。
この他細かな指摘やQAもありますし、
私が聞き漏らした点もあるかもしれません。
退出時に役員一同に見送られ会場を後にしました。
ちなみに私は退出時に社長に名前の確認を再度受けました。
全く株数をもっていないのに、
懇親会も含めて色々発言してきてちょっと申し訳ない気持ちになりました(笑)。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +38.8% となりました。
前週比は +1.8% で推移しました。

2.全体所感
いよいよ年末が近づいてきましたね。
この時期になると、税金対策の損出しの動きもみられるようですが、
今年は損出ししたくても、
損失が少なくてそんな動きも限定的になりそうですね。
それだけ今年の相場がやさしい相場なのかなと実感するところです。
ただこれも1年経ってみての結果論ですし、
あと2週間で一気に急転直下になる可能性だってあるわけです。
結局のところ、自分の投資スタイルに見合うリスクを取りながら、
身丈にあったリターンを得られればよいですし、
相場のやさしいとか難しいとか以前に保有株の状況次第で、
今年が強い場合もあれば、弱い場合もあるわけです。
これも長期投資であれば、誤差の問題であり、
自分が周囲と比べて良いとか悪いとかを論じること自体が
やはり無意味なことだと考えています。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

特にポートフォリオに変化はありません。
NISA枠が残っているので、買いたいと指値を入れているのですが、
前々だめですね~(笑)。
新規銘柄も含めてどう対応するかもう少し考えたいと思います。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

週間騰落を見ても大きな動きはありません。
週間で5%以上動くと何かしら材料でも出たかと思うわけですが、
特に材料があるわけでもなく、
ふ~んと受け流すことが出来るようになったのも、
感覚が麻痺してしまっているようにも思います。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオ全体の割安度が日に日に乏しくなっています。
機械的に低PERの銘柄を入れてみるのもいいかもしれないのですが、
それも本質的な対応とも思えませんので、
今の所は傍観するつもりでおります。
というか、このPERのみでポートフォリオの割安性を測定するのも、
良いやり方ではない気もしてきており、
来年の投資方針ではUPDATEも検討したいなと思います。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。
■日本管理センター
PMアシストを運営する、
アクシスモーション社と業務提携が発表されています。
日常の管理業務における細かな手間を、
PMアシストを活用することで解決するだけでなく、
オーナーにとってより可視化されたスキームになりそうですね。
PMアシスト認証を受けた人材が
隙間時間で対応出来るようにするスキーム(?)のようで、
時代の要請にもマッチしていそうです。
というか、このPMアシストの活用だけで業務提携をしたというより、
もう少し幅出しの可能性もあっての提携なのかなとも思います。
アクシスモーション社は私も初めて知りましたし、
ちょっとネット見ただけなので、もう少し可能性を探ってみたいと思います。
ちなみに月次は・・・まぁあまりコメントしません(笑)。
■サンセイランディック
大阪支店を関西支店に改称するようです。
ちょうど今日発売の四季報でも西日本地域の営業開拓本腰というような
記載があって、実際に西日本で開拓が進んでいるようなので、
期待も持てますね。
■WDBホールディングス
子会社のWDBとWDBエウレカが簡易合併するようです。
前者は同ホールディングス会社の主軸企業で中野社長が陣頭ですが、
後者は大塚専務が陣頭です。
まぁ効率化が目的のようなので、より効率化を図ってもらいましょう。
■シュッピン
鈴木会長が持ち株を一部売却しています。
野村証券に引き渡し、そのまま機関投資家へといったようです。
IR照会をしてツイートもしましたが、まぁよいでしょう。
長期で機関投資家が保有してくれるといいなとは思います。
■ルネサンス
スポーツ庁が認定するスポーツエールカンパニーに認定されたようです。
セントラルスポーツも認定を受けていましたが、
コナミスポーツは受けていません。
基本的に申請式のようなので、まぁこれは別にどちらでもいいですね。
ちなみに介護報酬が6年ぶりに増額改定となり、
特に予防や改善活動への給付は手厚くなるようです。
同社は理学療法士を配置するなど質への拘りを重視しているため、
今後もこのような国策に支えられて価値ある活動をしてくれることを期待しています。
■ソーシャルワイヤー
こちらの記事 にUPした通り、個人投資家向けミーティングがありました。
改めて記載はしませんが、より同社への理解も深まると共に、
より会社を身近に感じることが出来ました。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

特にコメントはありません。
6.雑記
これから大衆の波に乗るように、
私も四季報の精読に勤しむわけですが、
以前は生真面目に精読して出来るだけ隅々まで、と思っていましたが、
最近はその気力は衰えてはいませんが、
もう少し違う部分や違う形でエネルギーを使いたいなと思っています。
その辺の話もまた改めて気が向けば記事にしますが、
まずはおとなしく四季報を読むために時間を使いたいと思います。
※当記事に記載している内容は、
あくまで私の主観による解釈で脚色されており、
会社の公式な認識や事実と異なる可能性がある点はご了承下さい。
ソーシャルワイヤーの 個人投資家向けIRミーティング に参加しました。
このミーティングは、前回に続き2回目の取り組みですが、
初回は落選してしまったので、今回は参加が叶い嬉しかったです。
また当ブログを会社側の方もご覧頂いていることがわかったので、
やや緊張してしまうのですが、
忖度せずに書きたいことを書いていきたいと思います。
この場を借りて、改めて対応して下さった
社長及びIR責任者の両氏に感謝を申し上げます。
なお、このようにミーティングを開催してくれる機会はなかなかないですし、
兼業投資家を想定して土曜日開催にして下さっている面もあるため、
より多くの投資家の方にもぜひ参加して頂きたい機会と感じています。
ですので、より当日の流れがわかるように記載をしていきたいと思います。
コミュ障の私でも気軽に参加できましたから、
参加に不安を感じている方もぜひ一歩を踏み出して頂ければ、
より多くのファンが増えるかなと期待しています。
特に理解度を試されるようなこともないですし、
そんなに身構えなくても問題ないと感じました。
****************
遅刻をするわけにもいかないので、
サラリーマンとして出勤する時には考えられないくらい、
余裕をもって家を出ます。
週末の午前中に新宿に向かう電車は、
それなりに混雑しているので、消費は強いのかななんて思いながら、
改めてIR説明資料を通読しておきます。
聞きたい質問は過去のオンライン説明会の時のメモを元に
一部UPDATEして集合時間の1時間前には新宿に到着です。
バスタが出来て、再開発も進む中で、南口には1年近く来ていなかったので、
風景がだいぶ変わっていて驚きましたが、
それ以上にタカシマヤ付近に湧くように群がる
中華系のインバウンド客に驚きました。
スポーツショップや話題になっているブルーボトルでは行列が伸びていて、
朝から街は活気に溢れています。
珈琲の原価率はとても低いので、ブルーボトルなんてぼろ儲けだろうな、
なんて思いながら、会場のクロスコープのビルに向かいます。
時間に余裕もあるので、グルっと周辺を散策してみると、
ビル周辺は案外ごちゃごちゃした喧騒から少しだけ距離もあり、
落ち着いた立地です。
地下鉄の出口がほぼ目の前ですし、アクセスも抜群です。
お客様を迎えるにもストレスなく優位な場所と感じます。
受付時間に近づいた頃合いをみて、
ようやくビルに入室します。
会場フロアにあがると受付があり、
そこにIR担当責任者(以下、F氏)がおられました。
挨拶をさせて頂き(株主総会の時にはご挨拶も出来なかったので)、
横の待機椅子にご案内頂きまして少し待ちます。
その間、入居者様への訪問客が来られましたが、
その訪問客を普通にF氏が対応されていました。
土曜日なので、受付は不在なのですね。
普段は受付におられることはないはずですが、
F氏の丁寧なアテンドを横目で見て、
まぁ当たり前に好印象の対応でそりゃ優秀な方なので、
何でもできるはな~なんて思って眺めていました。
残りの参加者の方も揃い、まずは部屋の内覧です。
本来、内覧は最後の予定でしたが、
社長プレゼンの前に先に拝見することになります。
先に内覧をした方が、プレゼンの理解が深まるだろうという配慮で、
このようにされたのですが、
単に社長の到着が遅れていただけかもしれませんね(失礼、笑)。
いずれにせよ、複数に跨るフロアで複数の部屋にご案内頂きまして、
より身近に感じることが出来ました。
各部屋の月額賃料の予想をしながら進みましたが、
全く感覚と異なる値付けでしたので、感覚とはいえ少し驚きました。
自分の感覚よりかなり高い値付けだったのです。
キャンペーンや契約形態によるディスカウントが入る定価ベースなので、
実際にはもう少し契約単価は低いかもしれませんが、
いずれにせよ付加価値とは凄いものだな~と実感します。
窓がある部屋とない部屋での印象もだいぶ変わります。
もちろん価格設定も違うわけなのですが、
実際に見るとだいぶ印象も変わるものですね。
常駐というよりサテライトオフィスのように
一時的なワークスペースとしてのニーズもあるのかもしれません。
そういえば、私の所属する会社でも、
最近自社拠点意外にも利便性が高い地域に
スポットで数席のニーズというものが案外あるのです。
数席となると、個別に物件契約をして、
ハードを工事を打ってなどとやってられないので、
結局こういうニーズとしても今後受け皿の要素はあるかもしれません。
現状ではスタートアップのベンチャーが主顧客層ですが、
顧客隣接地に少しの拠点を流動的に構えておきたいというのは、
大企業であったもその中の一事業部にニーズはあるかもしれません。
もっとも、このセグメントを同社が取りにいくべきかはまた別問題な気もしますが。
6人程度が入るコンパクトな会議室の一室に戻ると、
社長がお待ちになっておられました。
気さくで特に壁を感じるようなことはなく、フランクに接して下さいます。
ここで私のブログやツイッターの件に言及され、
いつも見ていますと言われ、光栄と思うと同時に恥ずかしくもありました(笑)。
昨年、下方修正出した時に、「やらかした」とか書いていたような記憶もあり、
あぁ、このような形で、自分がやらかしたのか~なんて思って焦りました(笑)。
まぁあの時はやらかしたのは事実ですし、
それが一過性であることも添えていたはずなので、
きっと許してくれているだろうとか、暫く心中で堂々巡りをしておりました。
ここからいつものプレゼン資料に沿って、社長のオンパレードです(笑)。
杓子定規で一方通行ということもなく、
だからといってこちら側が様々なリアクションを求められるような
プレッシャーもなく程よい感じで和やかに進みます。
途中で、軽く相互の会話もありつつですね。
会社の概要の箇所で、
社外取締役の方々との関係性などかなり掘って話をされていました。
普通こんなところは流すところなのですが、
様々な話を伺いましたが、要するに、
うまく牽制が効くし、真に取締役会が機能していることが伺い知れました。
矢田社長は明らかに優秀ですし、まだ若い(お前が言うなという感じですが)ですので、
その経営方針にきちんと議論が出来る環境があるというのは、
企業の経緯も踏まえるととても重要なことだと感じました。
ソフトバンクからの独立の背景なども触れられておりましたが、
ここに記載するのは控えますが、なるほどと思うと同時に、
それが今に活きているのだと悟ることが出来た気がします。
MAについても「生む」という側面と「買う」という側面があり、
どうしても「買う」が得意だったところから、
徐々に「生む」が出来るようになってきたことが手応えというのは、
asagakeのような新業態の開発に一定の自信を持っているということでしょう。
MAは事業開発という捉え方をしているようですが、
同社は小さく買って大きく育てるを実践していますが、
そのプロセスでは全て同社側から連携を申し入れているようで、
いわゆる高く押し付けられるという悪例ではなかった点が
成功の秘訣なのかなと実感しました。
(そもそもそんな事案は同社はスルーするわけですがね。。。)
MAは安く買い、スピードを買うこととというのが教科書的な認識ですが、
その原理原則の通りに対応されている印象です。
アットプレスの事業では顧客層の話で、
1次産業では相対的に利用顧客層が薄いものの、
こういう領域だからこそ、プレスリリースで活動を訴求する形というのは、
本来あってもいい分野という認識であるという話がありました。
どうしても製造業やサービス業など2次産業、3次産業・・・の方が
リリースを活用するのが定着しているのは確かです。
1次産業従事者の多くは、そもそも生産に集中せねばならないし、
その後の販売チャネル開発を含めた市場接点は持ちにくく、
JAや漁協などの組織に丸投げという機会が多いですからね。
ただ、最近ではこの分野でもイノベーションが起こりつつあり、
JAや漁協を敢えて通さず、独自のチャネルで消費者にリーチする、
なんていう機会も増えてきたように思います。
そもそも消費者の嗜好性はより高まっているし、
Eコマースが拡充していることにより、
産地直送などのサービスもどんどん拡大している認識ですから、
1次産業へのサービス利用の訴求という面は、
まだまだ拡大余地があるように感じます。
ただ、1次産業従事者は往々にしてやや頑固で
商売っ気のある話が苦手というイメージがあり、
「プレスリリース」なんて言われても
なかなか口説きにくいという面はあるかもしれません。
AI化による効率向上の件では、
要するに、AIは既存業務を効率化するという面はもちろんですが、
新たに業務を行う者の習熟度がより短期で高まり、
他に専念出来るというリソース面の効果が大きいようです。
自然退職の追加増強が不要で、
かつ業容拡大のための追加投入も従来の規模感までは不要となると、
そりゃ、利益率も上がりますね。
私はこの自然退職がどんどん増えていくと、
AIである程度の業務はこなせるように
なったから表面化するのはもっと後だけど、
人間の細かな対応が行き届かずに、
品質面の低下などが顕在化してしまい、
人材流出が成長の足かせになるという点を心配しておりますが、
自然退職もモチベ―ションの低下というより、
独立したいとか変化についていけないという明確な理由であり、
ある程度はやむ得ないものと理解しましたし、
そうはいっても新人を含めた育成もうまくいっているような事例の話もあり、
まぁ総じて通り越し苦労かなとは思いました。
1人当たり売上高という生産性をとても重視しており、
それが従業員の給与の源泉となることもあり、
今後は目に見える形で給与水準が上がる見通しを示されたと受け止めました。
人材確保の面で多少安心感を持てたのも個人的には収穫でした。
また私が誤解していましたが、翻訳事業はとても奥が深く、
実績主義で囲い込みが劇的に高い領域であるようです。
そして翻訳なんて、今時Googleを始め、何でも出来てしまうということも、
今後の差別化という面でどうかなと考えていました。
しかし、翻訳は検収者がそもそも妥当性をチェックできない以上、
どうしても過去の実績に頼って、この人なら大丈夫というのが、
最大の意思決定根拠となっていることがわかりました。
また、その翻訳は、単にGoogleを始めとした自動翻訳ではダメだということです。
業界内のデファクト表記や半角/全角も含めた校正チェックは
その業界内の有識者だからこそ信頼を置いて任せられる、
そしてそういう方を出来るだけ多くラインナップする仕組みとしているようです。
社長の念頭にある今後の将来像の半分も理解出来ていない気もしますが(笑)、
少なくてもGoogle等の自動翻訳とは全くバッティングしないという
想定をしていたことが、確信に変わりました。
不況耐性の強さにも言及がありました。
不況がくれば、仕入れに相応する家賃は交渉余地が出ますし、
多くの会社で事業がシュリンクしてくると、
これまで自前でファシリティを確保していた会社も、
レンタルでフレキシブルにコンパクトへの回帰という面で、
クロスコープに回帰するだろうと。
そしてアットプレスはいわゆる広報予算に該当するものの、
そもそも企業の広報予算は削減されにくいというロジックです。
販促費はコスト圧縮のためによくなされるものですが、
相対的にコスト圧縮の重み付けが軽微で済むと。
確かにそのようにプラスの要素はあるとは思います。
ただこの点はまだなるほど「不況も問題なし!」と断言できる程、
自信を得られていません。
やはり既存入居者も廃業や事業縮小の影響は受けると思います。
資金がタイトになれば、スタートアップでは致命的だと思います。
確かに大企業がリストラすると、一念発起する層も増えるとは思いますが、
そのような逆境の中で同社のクロスコープのような
トップレンジのレンタルオフィスが需要が
どこまで受け皿になれるのかは未知数と感じています。
背に腹は代えられないという観点からすると、
ミドルレンジも含めた検討になると思われます。
また、アットプレスも広報予算は固定費として確かに販促費などと比べると
影響は受けにくい要素はあるかもしれません。
但し、そもそも不況時には事業活動も停滞することが予想され、
そもそもリリースする事案が減るなんてこともあるのではないのかという
考えもよぎります。
海外拠点のラボ機能や大企業の現地拠点といったケースの場合、
一気に撤退なんてことで、逆ザヤになることはないのかという面も
気にはなります。研究開発の場合は往々にして景況感に振られず、
長期で対応される面もあるので、直ちにダメとは思いませんが、
大丈夫と確信めいたところまでは理解が深まっていません。
この辺りはもう少し感覚的なことだけでなく、
勉強しないといけませんし、深堀して質問してみたいところです。
そしてそれが真に不況耐性があると確信が持てれば、
より高く評価をすることが出来るかなと思います。
ちなみに過去の業績が右肩上がりというのは、
不況耐性のひとつの証左でもあるともいえますが、
一方で規模が少なかった時では上がるしかなかった要素もあると思っており、
規模が大きくなった今となっては同様に右肩を維持出来るかは、
別問題だとも思います。
asagakeが販促領域を見据えたもので、
新たに生み出した事業ですね。
販促領域はアベノミクスにも支えられ相対的に急伸する要素のあるものです。
同社の既存2主業はストックの追求もあり
伸長率というより安定性を重視していることもあり、
アベノミクスの市況全体の成長の恩恵を享受できないわけで、
それを少しでも緩和したいという思いが見え隠れする内容と感じました。
足元で一定の手応えがあるようですが、
私も応募して落選して依頼応募していないのですが、
まだまだ商材が少ないと感じます。
既に競合会社でも同じようなことをされているわけで、
この辺とどういうレイヤーでどういう差別化をしていくのかですかね。
あるとすると商材のオリジナリティーだと思うのです。
つまり同社の顧客の場合、多くがベンチャー企業なので、
まだ市場に投入していないような本当のサンプルなのです。
一方で例えばallaboutが運営するサンプル百貨店では、
主に大手メーカーの新商品などが多い印象です。
後者の方が消費者にとっては安心ですが、
その分サプライズはないですし、無難な販促となると思います。
まぁCMの延長のようなもんです。
一方でasagakeはベンチャーが手掛けるガチの新商材なのだと思います。
となると、それだけ評価の上下は大きく真のマーケティングにも近い者かと思います。
もし扱う商材で差別化出来ると、
単に既存メーカーの延長での販促という事で
満足できないような層にはウケるかなと思います。
いずれにせよ、どういう差別化をして、
真の意義ある販促機会の創出が出来るのかは、
まだ評価が出来ないなと思っているところです。
インキュベーション事業で競争優位性の話もありました。
競合はリージャスくらいということで、
その比較分析を様々されていましたが、
ここでは具体的なことはコメントを控えますが、
事業の発祥時の話まで遡りつつ、最新情勢を踏まえた話が続き、
ここでも日本人の文化にあったやり方をクロスコープがやっていければ、
十分戦えると感じました。
最後に数値の話ですが、
中計の話をしている中で特にそうですが、
利益への拘りが相対的に薄いように感じました。
これはEPSベースで価値を評価する事を前提とした
凝り固まった私の脳ではネガティブにも映りますが、
これはネガティブどころか、
トップラインに拘り、利益はついてくるものという思想は、
本来あるべき姿だと考えています。
ですので、個人的にはこの思想は引き続き支持しますし、
それでよいと捉えていますが、
今の株価水準を見て想像するに、
市場はそれを許容するかは別問題です。
同社の成長トレンドは10%~20%程度とみている中で、
株価水準は30%以上の成長をも睨んでいるような勢いなんですね。
私は中長期的に応援したいと思っています。
会社は本来の成長企業らしく、トップラインを重視し、
利益は後からついてくるものという思想の中で
株価はそれ以上の評価を付けているように感じており、
その狭間で私は保有比率を大幅に落としていることになります。
なお、誤解のないように言っておきますが、
社長は利益への拘りが薄いと書きましたが、
当然上場していることからも、
期待に応えなければならないという考えは
きちんとお持ちのようにも感じました。
ただ、利益追求を第一とする経営フェーズではなく、
まだまだ成長出来る余地が多分にあると確信していて、
それを具現化することが期待に応える事に繋がるという判断のため、
トップラインを追求していると解釈しました。
となると、利益ベースのPERの評価なんて意味がなくて、
トップラインが伸長していく中では、
別のロジックで買い戻すのも検討してみてもよいかもしれないと感じました。
ただ、安易にはいけないので、よくよく自分と相談し、
相場の状況も注視しつつやっていこうと思ったわけです。
最後に、株主総会の開催時期について、
同社は3月決算ですが、早い開催をされているために、
逆に2月決算会社と重複してしまうケースもありますので、
配慮をしてもらえるリクエストを僭越ながらお伝えしました。
様々なファクターもあり、難しい面もあると思いますが、
今後何らかの考慮が為されると嬉しいなと思います。
全体を通して感じたのは、
やはり株価の騰落とか割高・割安という側面から捉えて
多少なりとも感情面で右往左往している自分の浅はかさです。
EPSがどのくらいになって、市場評価どの程度になって、
だから株価はこれくらいは期待したいとか、
それに対して安い高いというのは近視眼的だということです。
ただ、一方でそういう指標で感情的に対応するのではなく、
定量的に冷静に評価をすることも大事です。
個人投資家としてこの狭間で悩ましい状況の中で、
全く違うスケールでトップラインを追って事業をされてる会社があるわけです。
もちろん、個人投資家と会社という立場のスケールの違いもあり、
単純に同じ軸で対比しても仕方ありませんが、
自分のスタンスをよく考える必要性を改めて実感する機会になりました。
なお、公式にはIRページに前回同様何かしらのサマリが出ると思います。
そちらのサマリも改めて確認して応援していきたいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +37.0% となりました。
前週比は +0.6% で推移しました。

2.全体所感
今週は水曜日に日経平均が一時500円ほど下落しました。
これは、今年最大の下げ幅だそうですよ。
こんな程度の調整で?という印象ですが、
それだけ今年の相場がマイルドであるということですかね。
この調整の背景をどう捉えているのかを調べてみたのですが、
(といってもアナリスト等の解説に目を通した程度ですが・・・)
まぁ、後付けの理由でもっともらしく書かれているのですが、
どれもこれも全く参考になりませんでした(笑)。
英国で銅の価格が急落したとか、
中国の先行きが不透明とか、
NYダウに弱さがみられてとか
FOMCを控えての様子見だとか。。。
結局、その後の2日で水曜の下落分を全て吸収して戻り、
週間でもトントンという結果となりました。
日々の値動きやその解説というのは、
本当にアテにならないということを改めて実感しました。
というわけで、アナリストの見解ですらあまり参考にならないわけなので、
私の全体所感なんてのは、もっと意味がないですね(笑)。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

現金比率が34%と先週より2%下がっています。
全体資産が更に膨らんだことと、
アイドマMCを買い増ししたことに伴うものです。
この高揚する相場の中で買いを入れていくというのは、
どうにも悩ましいのですが、色々考えての判断です。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

証券会社のレーティングで目標株価の変更を受けてなのか、
WDBホールディングスが高く、
シュッピンは好調な月次情報もあって一段高で、
共に高値を更新し続けています。
アイアールジャパンHDは四季報先取りの影響で高騰していた反動でしょうか。
今日の寄付き付近でだいぶ下ひげをつけたようだったので、
一瞬、この底で買えればよかったんじゃないの、なんてスケベ心が湧いてくるあたりが、
まだ未熟者の証拠ですね(笑)。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

特に目新しい変化はありません。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。
■日本管理センター
年末年始の休業のお知らせが出ています。
1/8までお休みということで、
会社として1/4-5はお休みなのですね。
リフレッシュをするという点でも良い事だと思います。
■サンセイランディック
こちらも年末年始の休業についてのお知らせです。
こちらは1/4まで休みなので、1/5が仕事始めですね。
来期がスタートするわけですが、
次期中計の走り始めとなるわけで、
盛大に決起して心機一転頑張ってもらいたいですね。
■WDBホールディングス
中間報告書が郵送されてきましたが、
その中に新卒採用の人材を紹介して欲しい旨のレターが入っていました。
といってもあくまで採用試験へのエントリーのいちチャネルの扱いのようです。
株主として同社のことをよく理解している方からの紹介は、
一定のマッチングの可能性があるということのようです。
しかし、相変わらず個性的な会社ですね。
どうせなら、派遣社員となる方も広く募ればいいのにと思いました(笑)。
■シュッピン
月次情報が出ています。
特にコメントはありません。EC売上や会員数の増加傾向など、
全般なんのツッコミどころはありません。
個人的には愛用しているキヤノン5Dシリーズの最新機種が
値下げされていて、ちょっと気持ちが揺らぎました(笑)。
一番の繁忙期ですから、過度なセールも程々にして、
うまくマネジメントして欲しいですね。
■ルネサンス
中間報告書がUPされています。
特に目新しいことは書かれていませんが、
隅々に期待感を持てる投資の種まきのことにも言及がされています。
また働き方改革が前面に出ており、
このようなことがたとえ表面的であったとしても
きちんと言及がある点からも従業員への配慮に満ちた会社であると、
改めて認識することができます。
■丸和運輸機関
こちらも中間報告書が開示されています。
郵送されたものを開封して、
真っ先に赤字で「物流革命への挑戦」という
どぎつい文字にちょっと驚きました(笑)。
中身もだいぶ凝った作りになっています。
「超拡大」と敢えて「超」をつけているのも今回からではないですかね。
「超」って・・・って感じですが、まぁこの会社らしいと思います。
2019年3月期の経常利益が65億で今期が50億見込みなので、
中計を遵守できるならば、来期は30%の増益となる換算ですね。
中計にはAMAZONのことは見込んでおらず、
足元ではコスト優位となっているものの、
これを乗り切れればより大きく成長できると野心に溢れていますね。
AMAZON対応がいかに急務で対応せざる得なかったか、
計画外の様々な事案に対応してきたことが、率直に述べられており、
今回はなかなか読み応えがある内容と感じました。
■ソーシャルワイヤー
仙台の貸し会議室で年末キャンペーンだそうです。
こういうキャンペーンってどの程度促進に機能するんでしょうかね。。。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

特にコメントはありません。
6.雑記
ビットコインの高騰が話題になっていますが、
さすがに私の周囲でもよく聞くようになりました。
私が株式投資をしていることを知っている方からも、
ビットコインってどうですかね、と聞かれる頻度が急増しています。
どうですかね、と聞かれても正直困るのですが、
そういう質問をしてくる多くの方は、
結局のところ、短期でお小遣い稼ぎができそうという発想で、
儲け至上主義ですし、
後押しをして欲しいだけな気もしますから、
適当にいいんじゃないですか~と同調してのらりくらりするようにしてます。
ビットコインが持つ「価値」をどう評価し、
その価値に対してどういう解釈で「投資」という概念で
資金を投じられるのかわかりませんので、
私は投資だとは認識していません。
まぁ宝くじを買うよりはいいんじゃないか、くらいの感覚なのです。
私はリターンを推し量る上で、
自分の理解を超えたリスクを正しく認識できないため、
自分が手掛ける対象ではない、というお堅いスタンスを崩しておらず、
どれだけ周りが儲けていようが、
それは異なる世界のこと、
ゆうなれば、プロ野球選手が億プレイヤーとして
活躍しているのを見ているのと同じような感触なのです。
このことは、投資スタンスの異なる立場の方と、
自分を比べて地団駄を踏むという過去の経験を通して、
今では気にならなくなったということと近しいです。
同じ株式市場でもレバレッジをかけたり、
特定銘柄に大きく張るというやり方と、
少額で分散させ過ぎのチキンな私のやり方とでは、
プロセスも結果も異なるのは当たり前なのです。
自分がやろうと決めたことをやるのはまだ簡単です。
自分がやらないと決めたことを、
やらないでいることは案外難しいのですが、
それを貫きマイペースで頑張りたいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +36.4% となりました。
前週比は +3.3% で推移しました。

2.全体所感
1日前が月末だったこともあり、月末記事 に所感を記載していることもあり、
特に新たに書くこともないです。
と言いつつだらだら書くわけですが(笑)。
改めて個人投資家のパフォーマンスが続々と開示されており、
そちらを眺めていると、改めて堅調な相場であることがわかります。
資産が2倍なんてもはや当たり前な様相ですが、
ただ、いくら堅調とはいえ、資産を短期で2倍とするためには
それなりにレバレッジをかけるか、
特殊な波乗りノウハウを駆使していかないといけないと思います。
もしくは大きく特定の銘柄に張って、
モメンタムに支えられた結果であると理解しています。
私はそのような「殖やし方」にばかり傾倒して浮気するのではなく、
引き続き、自分のスタンスを粛々とやっていくようにしたいと思っています。
私が「儲け」に注力してしまうと絶対に失敗する自負がありますので。
日経平均が高いか安いか、この先どうなるかなんて、
結局わからないというのは、月末記事 に記載した通りですが、
私の運用資産の推移は、私に今のスタンスからみると、
明らかにスピード違反で勢いがあり過ぎるという感触があります。
(周囲と比べると、とても秀でているわけでもなく、むしろちょっと弱いくらいですが)
確かに私のポートフォリオは指標面で見てもそこまで割高感があるわけでもないのですが、
現状の資産は、当初に定めた30年の長期資産シミュレーション上からみると、
2021年半ば位の想定規模となっています。
つまり運用4年目にして、4年弱計画を前倒しできていることになります。
このような感覚を踏まえて、そろそろ来年の投資方針や行動指針について、
具体的に明文化をしていかねばなりません。
方針は大きく変えるつもりはありませんが、
より安定重視にという事になると考えています。
こうやってして、また皆さんから遅れをとってしまうわけですが、
それでいいと思っています。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

現金比率が36%となっていますが、
これまで現金が厚めであったわけですが、
ポートフォリオPERが15.5倍まで騰がったことで、
目安となる現金比率も同水準となり、
居心地よい現金比率となってきた感じです。
あくまで目安なのですが、
そういう状況であるということを認識して対処していきたいと思います。
具体的にはやはり今の私の期待する年利10%の目安を鑑みた時、
ポートフォリオPERが高くなっているのがそもそもの課題であると考えており、
ポートフォリオPERをもう少し下げることかなと考えています。
つまり、高PERの銘柄への対処です。
高PERを維持できなくなって株価が調整するのが先か、
私が比率調整をするのが先かといったところでしょうか。
ただ、高PERがより高値を取るということが定石となっている中で、
なかなかその決断にも勇気が要るわけです。
前述の通り、「儲け」を意識してしまう弊害かなとも思いますので、
よく自分の納得感とも相談して決めていきたいと思っています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

サンセイランディックはとりあえず決算前の水準まで戻ってきました。
アイドマMCや全国保証は決算説明会がポジティブだったでしょうかね。
アイドマMCはともかく、全国保証は特にポジティブ視する材料もないので、
偶然かもしれませんね。
それから、丸和運輸機関の上昇が大きいですが、
信用売りの買戻しなんてしょうかね。
いずれにせよ、目先の業績感は不安が大きく、
今の株価水準はとても割高だと認識しています。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

特に目新しい変化はありません。
4.個別銘柄トピックス
保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。
■アイアールジャパンホールディングス
TOKYO PRO Market J-Adviser資格取得と、
クラウドファンディング運営会社との業務提携が開示されています。
プロ向け市場の取引所への上場会社や
非上場会社への支援ということで、
より上流側の領域へ拡大をしてきた印象です。
既存市場への上場会社への対応だけでも様々な案件があると思うのですが、
(というか1Qの時のIR照会で旺盛な受注環境を認識してました)
更に領域を広げることはどのように捉えるべきかまだよくわかりません。
よりスタートアップに近い会社であれば、
それだけ支援出来ることも多いでしょうし、
そういう会社の中で大きく成長する会社が出てきて、
それが引き続き同社の顧客となるとより規模の大きな仕事にも繋がります。
長い目でみれば面白いと感じます。
一方で、現状の領域でやれることは沢山ある中で、
限られたリソースをより広い領域へリーチすることで、
既存領域への対応力が希薄化する要素がないかは注視が必要とも感じます。
今日の今日なので、もう少し時間をかけて考えてみたいと思います。
■WDBホールディングス
決算説明会が開催されました。
詳細をここに書くことは控えますが(様々なことを考慮してのことです)、
中野社長の見識の深さや、大胆さ、創業者としてのプライド等、
様々な面を改めて垣間見ることが出来ました。
ツイートもしましたが、特にCRO事業は私は知識がないため、
少しずつ調べて基本理解を進めるようにしています。
なお、いちよし証券から目標株価を3300円へ上方修正したようです。
今日、即座にそこにタッチしています(笑)。
株価はだいぶ高いですね。。。
■シュッピン
会社からのリリースは特に出ていませんが、
どうやら四季報先取り?で取り上げられたようです。
(私は非会員なので、あくまでツイートなどの情報です)
これを受けて株価は更に高値をとってきており、
どこまでいくんだろうという感じですね。
遅れていたマーケティング施策がようやく奏功してきており、
今後が楽しみではあります。
株価的には月次情報にも過度な期待がかかるでしょうが、
12月の繁忙期がどうかに注目ですかね。
とりあえず在庫は十分と思うので、頑張って欲しいですね。
■全国保証
アナリスト向け説明会の動画がUPされています。
また、個人向けのIRセミナーに同社の説明会がセットされたため、
こちらには参加してきました。
いずれも特に新しい材料はなかったのですが、
石川社長の誠実さを改めて観察する感じになりました。
ただ、質問した際に、住宅ローン保証だけでなく、
瑕疵担保保証など他の領域への取り組みの捉え方について質問しましたが、
そのような会社へ働きかけたり、又は声をかけてもらったりで、
今後も様々な協業も考えていきたいという趣旨があって、
ここはちょっと意外な感じがしました。
いつもIR担当でお世話になっている方も随行されており、
軽くご挨拶できてよかったです。
■ルネサンス
経産省のおもてなし規格認証を取得したようです。
スポーツクラブ業界では第一号のようです。
これは現場スタッフの対応力の高さ、
とりわけ「人」に注目している私としては嬉しいニュースです。
また、東京都スポーツ推進企業認定も3年連続で認定となったようです。
この辺はオリンピックへの対応企業と言う面もあり、
コナミスポーツクラブやセントラルスポーツも同様に認定されているため、
まぁ形式的なものと捉えています。
■ソーシャルワイヤー
月末恒例の社長ステートメントが出ています。 → こちら
今月はIR活動への振り返りということで、
株主として、IR姿勢も重視しているため、
率直なこれまでの経緯や現状認識にはとても好感が持てます。
矢田社長らしく、我流を追求しようとしたり、
ビジョンを掲げて現場に任せるという対応も素晴らしいですね。
KPI(月次情報)も更新されています。
まぁ特に変調なく順調です。
先行指標がようやく横ばいになりました。
今後さすがに少し下がりますかね。どうでしょうか。
自己学習型のオンライン翻訳サービスが公式にりりーすされました。
頭だしはありましたが、正式なサービス提供開始のリリースです。
あくまで付随的ではありますが、
専門的領域の翻訳サービスがどこまで浸透するか楽しみにしておきたいと思います。
■ホクリヨウ
株主優待のたまご券をお送り頂きました。
株主総会では宮城進出の件で言及があったようです。
内部留保を厚くしており、配当が低いことを許容している、
というかむしろ成長に期待しているため、
早く具体的な内容を知りたいですね。
多賀城市ということで、仙台圏が商圏となりますね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

特にコメントはありません。
6.雑記
この季節になると、
子供へのクリスマスプレゼントに頭を悩ませます。
子供が欲しいものをサンタさんに頼んでくれれば、
父親としてはあとは粛々と処理するだけなのですが、
肝心の、何を頼むのかは毎年一筋縄でいきません。
そもそもおもちゃにはあまり興味を示さず、
一応プラレールやトミカなどの王道は歩み、
それなりに所有しているわけですが、
むしろおもちゃとしてのプラレールより、
アマゾンさんからの大量かつ様々な大きなの空段ボール等で
工作をして電車を作る方が好きのようです。
子供もそのことを自覚していて、
おもちゃをねだることはなく、
飽きが来やすいおもちゃを選択肢から外せるのは、
親としても何気に嬉しいわけです。
来年以降本人が興味を持てるきっかけをもたらせるものがいいな、
と感じているため、子供の選択肢の補助に、
程よい距離感で子供を見守りたいと思っています。
わが子は小学1年男子なのですが、
この時に典型のおもちゃ意外でなにかおもしろいものはないでしょうかね・・・
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +35.5% となりました。
前月比は +4.4% で推移しました。

周囲の好調ぶりと比較するとなんともコメントしづらいでしょうか(笑)。
そもそも周囲と比較してもしょうがないですし、
出来るだけ何かと比較して一喜一憂することには無縁であり、
スタンスに沿ったことを根気よくやっていくことが自分らしさだと思っています。
これでは脚光を浴びるような成果は出ないでしょうし、
そんな投資家の戯言ブログなんて相変わらず需要ないかもしれませんが、
粛々と今月もブログに記録は残していきます。
2.全体所感
北朝鮮におけるリスクが再燃したり、
米国の税制改革や債務上限引き上げなど政局も慌ただしかったりしています。
特に米国の法人税の行方を含めた税制改革は、
海外含み資産のドル転需要を一気に左右することにもなることから、
為替にも影響を及ぼしそうです。
ということは、為替に敏感な日本株は・・・なんて、
鈍感であろうと思っても実際には耳に入ってくる様々なニュースに
憶測を膨らませては考えを巡らせてしまいます。
日経平均は高いとか、バブルに入っているなどともいわれますが、
少なくてもPER水準は決してバブルだと騒ぐ程、高いわけではありません。
利益面についても少なくても現状では、
EPSも大きく目減りするような状況でもないと考えています。
確かに今期のハードルが上がっていることもあり、
ここから実力のみでどこまで来期伸長できるのかは
不透明さがある事も事実だと思います。
と、更に憶測で様々なことを考えてみてもいいのですが、
はっきりいって、こんな素人の浅い考察など、
何の役にも立ちません。
結局相場全体がどうなるか、
もっといえば個別株の株価が今後どうなるかなんて、
よくわからないのです。
株価が堅調に動いていることもあり、
多くの投資家の方(一部投機家の方もおられるでしょう)も、
自分だけ儲けの波に乗り遅れまいと、
どんどん利益を積み増そうと市場に挑んでいるようです。
それに飽き足らず、リスクを考慮せずに、
全力で仮想通貨に突っ込む方もおられます。
人間の欲とは深いです。
確かに欲があって、向上心がなければならない面もありますが、
私はやはり行き急がずに行きたいと思っています。
3.銘柄に対する所感
各銘柄の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

先月のこの記事に、
主力の不動産2銘柄がこんな体たらくで~なんて書いていましたが、
今月も体たらくですね(笑)。
不動産全般にいえることですが、
なにがというわけではないのですが、
個別の様々なニュースに触れていると少し変調の兆しを感じています。
ただ感覚的なものですし、
自分の感覚などあまり信じてもいないので、
今のところちょっと注意を払うようにしている程度です。
不動産融資の環境やオリンピックを前にした市況の変化など、
確実に業界に変化を及ぼしますので、
それが具現化した時にどのように影響が出るのか、
改めて考えていきたいと思っています。
アイアールジャパンHDやシュッピンは四季報にも取り上げられたとかで、
なんだか凄い株価の動きですね。
モメンタムというのはこういうことなのでしょう。
勢いがあれば更に勢いが増して株価は騰がるということなのでしょう。
四季報が発売される来月はこの2銘柄は厳しいかもしれませんね(笑)。
ルネサンスは赤字としていますが、
分析記事にも上げた通り、新規銘柄として打診買いいたしました。
丸和運輸機関は月間で+35%ですか。
先月調整したとはいえ、▲14%ですからね。
なんだかボラティリティが大きいわけですが、
分割して早々、早速再度分割してもいい感じになってきましたね。
4.運用来パフォーマンスについて

まるのんPFは運用来(2014年年初対比)で+118.9%となりました。
同期間のTOPIXが+37.6%となっています。
この赤色実線の私のパフォーマンス推移ですが、
これだけをみても、今年がいかに好調かがわかります。
自分が目指す年利10%を大きく上回っているのは、
自分の実力でもなんでもなく、相場に助けられているだけです。
◆月初のポートフォリオ

◆月末のポートフォリオ

ちょっと色が変わってしまっていてわかりづらいですが、
現金がやや減っています。
11月月間の売買は以下の通りです。
■買い
2378 ルネサンス 新規買い
3277 サンセイランディック 買い増し
3076 あいHD 買い増し
■売り
なし
■優待クロス(全てSBI一般)
ここでは詳細は割愛します。
機会があれば優待記事をUPいたします。
取得銘柄だけ書いておきます。
3349 コスモス薬品
7594 マルカキカイ
なお、資産の状況及びポートフォリオの各指標については、
それぞれ以下の通りです。

