投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

※個人的見解に基づき記載されています。
先入観、色眼鏡などもりもりですので、ご参考程度にご覧ください。



2378 ルネサンス 東証1部 【サービス】

2014年の四季報に付箋を貼って以降、
ずっと放置をしていた会社です。

パッと見では設備や人材への継続的なコストが生じ、
自己資本比率も低い上に、
事業上の競合環境も激しいこともあり
全体的になんでこの会社?と微妙に思われるかもしれません。

一方で、微妙であまり見向きをされない銘柄であっても、
自分好みの銘柄であればいいかなと思い、
IR照会も踏まえて投資判断を行いました。

従来通り、主観に基づく所感となりますが、
以下に整理をしてみたいと思います。


なお、ツイッターではほぼリアルタイムで、
またブログでは週間記事でも触れている通り、
一旦打診買いをしています。
(売買が先になりましたが、事後的に当記事をUPしています)



従来通り、まずは分析シートは以下に纏めています。
(PDFファイル直リンクとなっています)

 銘柄分析シート 2378 ルネサンス




1.事業内容


フィットネスとスポーツクラブの運営を主業として、
最近では海外やシニア向け施設の運営も手掛け始めています。

同社の企業理念として「生きがい創造企業」を目指し、
健康で快適な生活を提案するとあります。

競合他社も含めていえることですが、
単なる施設運営会社というフィールドで事業を行っているわけではなく、
各顧客セグメントに対して生きがいを提案できるような、
様々な仕組みが用意されているのだろうと思います。

「健康」をテーマにしていることは案外広いセグメントを見据えることができ、
今後成長していく要素が高いものと捉えています。

中年層の健康意識の高まりだけでなく、
アクティブシニアは健康増強に留まらないコミュニティへの欲求、
軽度なリハビリを要する層は要介護にならないための健康維持への期待です。

また生きがいという意味で、わが子がすくすく育つことを期待した、
教育面においてもスクール事業の貢献が期待されます。
少子高齢化といえど、一人当たりにかける教育費が増える事で、
決して斜陽産業とは認識していません。

簡単にいえば、テーマ性という事になろうかと思いますが、
子供だけでなく親御さんの世代、そしてシニア層と
それぞれに刺さる事業機会が用意されていると認識しており、
事業ドメインとしてはなかなか面白いのではないかと考えています。

同社は施設数で3位です。
(1位コナミ388施設、2位セントラルスポーツ209社、3位同社159施設)
競合会社はこの広い事業機会を前にして
基本的には同じ方向性を向いて攻めようとしていると考えています。
ですので、この競合環境をどう見るかが一つ目のポイントになりそうです。
特に競合会社と対峙していくためには
規模の経済を活かすなどしたコストリーダーを目指す方法もありますが、
相対的に同社がこの戦略を取るのは不利です。
とはいえ、集中戦略をとって、ニッチャーと化していくのも、
広い領域を対象と出来る事業機会があるのにもったいない。
となると、差別化をどう見出すかだと思います。
サービスや仕組みの中で表面的には類似しているようでも、
そのきめ細かさなのかファシリティーなのかわかりませんが、
何かの要素が顧客にとって差別化要素となるかもしれません。

二つ目のポイントとしては、
箱物ビジネスということからも
成長のために相応の設備投資やリソース配置が必要となり、
ビジネスモデルの側面をどう捉えるかという点かなと思います。
急激な利益率の向上や人手を要さないモデルへのイノベーションは、
たやすくないですし、そもそもオペレーションの自動化は、
運営する上での付加価値向上機会を捨ててしまう自殺行為のようなもので、
高い成長性と愚直な事業運営という狭間でのジレンマがありそうです。
そもそも業績の安定性、殊更、不況耐性の面で、どの程度顧客離反が起こり、
販管費を積み増す必要性に迫られるのか、
実はそうではないのかといったところでしょうか。
いずれにせよ、このビジネスモデルの在り方を
どう見るかは検討しておく必要がありそうです。





2.成長性について

成長性を定量的に推し量ること自体は実はそんなに大事ではなく、
そのシナリオをどう見るかという事なのだと思います。
成長シナリオはゆうゆーさんの分類がわかりやすく、
これをベースとして今でも活用させて頂いています。

同社の成長シナリオは複数の型の複合系かなと思います。

まずエリア拡大型が一番わかりやすいです。
施設の数や立地などをみると、
まだまだ出店余地もありそうに感じます。
ただ後述のIR照会の印象ではやはり選別出店をされそうですので、
急伸するようなことはないとは思います。
また、新業態のシニア向けのリハビリ特化型の施設などは、
FC含めてもまだ全国で15施設しかありません。
シニア向けが商圏が狭い事を考えると、
競争環境は厳しいとはいえ、出店余地は大きいように感じます。

それから、海外出店もベトナムへ進出しており、
まだ地盤を確立するフェーズなので、
これからイケイケ海外進出!という感じではないですが、
余地はあるものと認識しています。

また最近では受託運営というニーズもあるようで、
自治体の地域健康増強のトレンドに支えられ、
同社にも多少の恩恵はあるのではないかと思います。
自治体からの受託というのはどうしても実績主義となる面もあり、
コナミやセントラルと対峙していく必要もあるので、
過大に評価はできないとも思いますが。

エリア拡大という事で少なくてもトップラインからみれば、
あまり心配は要らないかなと思います。
ただ、ボトムラインにおいては、新規出店にはコストが先行しますので、
早々簡単に利益成長が望めるわけでもないと思います。


新商品導入型や認知度向上型は、
まさに新業態の元氣ジムが適合するものと考えています。
このジムは、シニア向けにリハビリなどに特色を持った施設です。
従来のスポーツジムから様々な背景で元氣ジムに
移行する人もおられるでしょうし、
地域のコミュニティーの延長として体を動かし健康を維持する機会として、
認知をされることもあるかなと考えています。

M&A型はなくはないでしょうが、
今の環境だとそこまで期待しませんし、
そもそもM&Aは非常に難しいという前提で捉えていますので、
まぁ無理をしなくていいかなと考えています。


最後に新規出店の派生で、
施設リニューアルによる効果は期待出来るかもしれません。
ただ、これには相応のコストを伴いますし、
そもそもコストをかけていかないと維持が出来ないと、
ビジネスモデルの弱い部分でもあるかもしれません。
サービスの質を高めるという面で施設のバージョンアップは
必須でしょうから今後もコストをかけてでもやっていくものと思います。


以上から新規のエリア拡大を基本としつつ、
施設のバージョンアップや新業態の拡充に支えられ、
トップラインは緩やかな成長を継続するものと思います。
但し、コストが常に要するために利益率が劇的に改善するとは考えにくく、
これまでの2桁利益成長が継続するというのは、
少し楽観的な印象を受けます。
特に直近で設備投資も増やしており、
今後償却費も増えてくると思われますしね。

参考までに過去の成長率を見てみます。

営業利益の5年期間(2012年3月期から2017年3月期)の実績CAGRは、
21.2%となっています。
3年期間(2014年3月期から2017年3月期)では、16.9%となっています。
年を経るごとに成長率がマイルドになっており、
これには海外や新業態の先行投資の影響が
出始めているのかなと感じさせます。
各期間の売上のCAGRは3.8%、3.0%となっておりそこまで落ちていません。

シナリオを元に目安となる今後のCAGR推移については、
やはり今後益々新業態への投資も続くと思いますので、
過去のCAGRをそのままというのは楽観的となりますので、
私の利益伸長のCAGR見込みは「8%」としてみることとします。

但し、長期で投資をしていくこととなると、
施設の新設やリニューアルのタイミングや、
販促費の凹凸によっては、コスト優位となる期もありそうですので、
その辺ものんびり構えていられる覚悟も必要かもしれません。

以上の観点から、投資方針に掲げている評点に照らしておきます。

・成長シナリオ根拠:17点/20点
エリア拡大型や新商品型で明確なシナリオが確認できます。
但し、その構造はそこまでビジネスモデルとして強いということでもなく、
多少の減点を行います。

・想定CAGR:8点/20点
8%と2桁成長まではいかないかなということで、
基準に従い評点をつけました。

・テーマ性:8点/10点
少子高齢化で教育資金は堅調である点や、
高齢化による健康寿命の長期化、
またその維持に向けた活動の活性化が望まれます。
短期的にはオリンピックによるスポーツへの
意識の高まりもあるかもしれません。
同社は国が後押しし、経団連がサポートしている、
「健康経営会議」の事務局としても活動しており
この領域が国も主導した活動に繋がる可能性もみえてきています。

以上から成長性評価は33点/50点となります。
35点以上がA評価ということで、残念ながらB評価ということになります。
銘柄一覧の成長性評価の箇所にも反映しています。




3.安定性について

安定性についてはまずは過去の業績をみておきます。

2378_業績推移

2008年3月期を底として、
そこからは安定した成長を継続していることがわかります。

特に目を引くのは、リーマンショックによる景況感への警戒や、
東日本大震災による消費行動の変化などの動きがあったのですが、
あまり影響を受けずに推移している点です。

元々ボトムラインが低かったために、
もう増益基調になるしかなかったという見方もできますが、
過去の実績における安定感は十分評価できるものと捉えています。

では今後、これが続くのかということですが、
前述の通り、施設や業態の先行投資やコストを継続的に投下する必要があるため、
その投資の成否にもよりますし、
例えばエネルギーコストなども馬鹿にならないこともあり、
不安定さが垣間見れる期が今後出てくる可能性はあります。

しかし、スクール事業における教育事業は、
不況耐性にも比較的強いですし、
シニア層が地域のコミュニティの場として
浸透することにおいてもやはり離脱機会は少ないのではないかと考えています。

つまり、スイッチングコストは心理的な面で高い障壁があると考えています。
隣のコナミスポーツクラブやセントラルスポーツがあれば
そこに移るための金銭的なコストはあまりないでしょう。
しかし、一度会員になった場合に満足できない講師やインストラクターに不満がない限り、
一度構築されているコミュニケーションパスは切りにくい、
ことさらシニアになるとそこに来ている人との会員同士のコミュニティもありますので、
心理的な障壁は大きい気がしています。
後述しますが、特にインストラクターやスタッフの質が高いと評されている同社においては、
よりそのことが強く意識出来るのではないかと考えています。
ただ、あくまでその優位なオペレーションが継続すればの前提ですので、
従業員の満足度やモチベーションに依存するという点はリスクと捉えるべきと思います。

会員からの収益はスポットという面もありますが、
多くの会員が定額利用と思われますので、一定のストック性もあるものと思います。


以上のことから、安定性評価を評点しておきます。

・スイッチングコスト:12点/15点
金銭的な障壁はそこまで高くないものの、
心理的な障壁は一定程度あるだろうという考えです。
このため、比較的高い評価としています。

・不況耐性:7点/10点
教育やシニアという面を捕捉していくことは、
不況耐性に富んでいると思われます。
一方で現役世代の中年層は可処分所得が大きく減ると、
一定の脱会や定額プランへの変更があるかもしれません。
ただ、仕事が暇になると、案外通う回数が増えたりするかもしれませんね。
いずれにせよ、全体から見ると相応に耐性はあるかなと思います。

・ストック性:7点/10点
定額利用が主体と思われ、ストック性を持った構造であると思います。
但し、金銭的な脱会障壁は低い点には留意も必要でしょう。

・過去業績実績:7点/10点
業績の底である2008年を起点にしていることもありますが、
一貫して成長していることもあり、過去実績は素晴らしいと認識しています。

・顧客層:4点/5点
特定顧客に依存している構造ではなく、
個人が主体(法人会員もありますが)のため、
特定企業や業態に依存するものではありませんので、
安定性の観点から顧客層から見た時の不安は相対的に小さいと思います。

以上を集計すると、安定性の評点は、37点/50点となります。
35点以上ということでA評価となります。
45点以上がS評価ですが、そこまで評価するには、
やはり、やめられない構造であると全てのセグメントで言い切れない辺りでしょうか。



4.割安性について

予想PERが13.2倍、8%成長を前提とした場合はPEGレシオは1.6倍です。
目標株価(後述)とのGAPは約70%となります。

指標面だけで見ると成長率を控え目にみていることもあり、
PER指標も妥当という印象にもなります。
また、箱物ビジネスということで、借入金依存も高く、
自己資本が低いこともあり自己資本に対する株価水準においても
そこまで割安感が出て来ません。

ただあくまで指標面でみればということなのですが、
成長性や安定性の定性面でみると
そこそこ割安ではないかと考えています。

評点についてです。

・PEGレシオ:8点/20点
1.6倍ということから評点しています。

・目標株価GAP:18点/20点
70%程度の上値余地ということから評価しています。


総合評点は26点となり、28点以上のA評価に2点足りませんが、
上記の通り、複合的に捉えてAと評価をしています。


5.安全性について

まずキャッシュフローですが、
直近では設備投資を加速させているものの、
営業CFが安定して増えており評価出来るものと思います。
2378_CF推移

また自己資本比率は23%台とだいぶ低いです。
有形固定資産を賄うために、借入金に頼っていることもあり、
どうしてもこのような水準になるようです。
但し、この財務リスクについて銀行がどう見ているかを知るために、
有報の借入金等明細表を確認すると、
長期借入金の利率は0.7%と十分低位です。
このことからもそこまで危険性が高いものであるとは判断していません。

評点についてです。

・キャッシュフロー:12点/15点
安定的という評価をしました。

・自己資本比率:4点/15点
低い自己資本比率という面で評価は低くなります。
但し、前述の通り、ビジネス構造や借入金の状況は、
決して悲観する必要はないと思います。

総合評価は16点/30点となり、15点以上のぎりぎりB評価ということですが、
評価を押し下げている自己資本比率はそこまでの問題でもないため、
警戒水準ではないと判断しています。



6.還元性について

配当については、配当性向は23%程度と平凡です。
また自己資本が少ないこともあり、DOEは5%程度と比較的高いです。
優待も利用される方には一定の評価がありそうです。
金券還元もそこそこ需要もありますので、まぁいいかなという感じですかね。

資本政策としては、過去に借入金をしてまで自己株買いを進めたこともあり、
それなりに意識はしているのかなと思います。
IR活動は個人向けの説明会こそないものの、決算説明資料を開示しているほか、
IR照会への対応が抜群によかったこともあり、この点も高く評価しています。
(もちろん、IR照会の担当者の個別差もあるでしょうがね)


評点をしていきます。

・DOE:10点/20点
借入金が多く自己資本が薄い事もあり高くなります。

・資本政策:4点/5点
積極的とまでは言い切れませんが、
それなりに意識はされていると認識しましたので。

・IR活動:5点/5点
説明会資料は平凡ですが、それなりにアピールはきちんとできていると思います。
またIRの対応が素晴らしかったこともあり満点評価です。

・株主優待:4点/5点
自社のサービスを利用してもらうという観点と
株数に応じた還元という面もあり積極的にやられているかなと思います。
個人的にはあまり利用シーンがないことで1点減点しました(笑)。

総合評点は23点/30点となり、21点以上のA評価となりました。




7.株価水準・目標株価

 現在の株価は1,767円です。
(11月24日終値で表記しています)

2378_株価推移



 時価総額:378億
 PER(17.3期実績):13.4倍
 PER(18.3期会社予想):13.2倍
 PER(18.3期四季報予想):12.7倍
 PBR:2.8倍
 ROE(17.3期実績):23.2% ※借入が多いためROA5.9%
 DOE:4.9%

目標株価ですが、CAGR8%とみていますので、21.3期EPSを168と想定します。
評価PERは18倍としました。
成長率がそこまで高くない一方で、新業態や様々な企業とのタイアップも期待され、
市場評価はもう少し高くてもよいと判断しました。
(ドコモとの業務提携や、ジンズとの商品開発など最近でも色々材料はあります)

以上から、目標株価は3000円としています。

高齢化対応や健康という国策テーマがもう少し評価されると、
PERの評価はもう少し上振れ余地もあるかもしれません。

初回につける評価としてはこの程度が妥当と思い、
まずはここからスタートします。

8.IR照会

株式購入を控えて、IR照会を行っています。
通常は電話をかけるのですが、
量も多く、会社側の初動を見極めるために、
敢えてメールをお送りしました。

即日レスがあり、質問が多岐に渡るために、
数日時間を頂きたいという対応があり、早速期待が持てます。
(なかにはそのまま数日音沙汰がない会社も多いんですよね・・・)
その後、メール対応をされた方とは別の方(恐らく偉い人でしょう)から、
電話で回答したい旨、提案がありました。
表向きはコミュニケーションを取りながら、
より適切に回答したいということでしたが、
それもありつつ、少し警戒されたかもしれませんね(笑)。
株式購入を検討している個人投資家ですという前提で照会していますが、
確かに個人投資家がこんなに細かく照会するなんて、
ちょっと奇異に映るのでしょうね(苦笑)。

順不同でとりあえず照会をした主なやり取りをメモで残しておきます。
なお、会社見解はあくまで、私の主観に基づき解釈した内容ですので、
必ずしも会社見解と一致するものではない可能性が高いですので、
参考程度としてくださいませ。


1)自己資本比率
自己資本比率が一般的水準から見ると低いと感じているが、
固定資産を要する事業という点や、借入金の状況は金利も低位となっている中で、
そこまで危機感はないと認識している。
会社としての見解はどう捉えているか。

→自己資本比率は概ね30%台半ばくらいが妥当と考えている。
有形固定資産を有する必要がある点もあり、借入金も踏まえて管理しており、
現状が特段低い水準とは認識していない。
但し、市場からより評価してもらうために不安を感じさせないように、
理解を得ながら最適な水準を模索し、経営していきたい。


2)資金調達について
今後の施設展開やリニューアルにおいて必要となる資金はどのように調達していくつもりか。
またその資金調達の計画と今後の長期的な設備投資計画とは平仄をみているか。
お答えしにくいと思うが、市場からの調達についてはどのように考えているか。

→金利状況も優位であることから、借入金をうまく活用しつつということもあるが、
そもそも現状の新店やリニューアルのペースであれば、
営業キャッシュフローの中で賄える部分でもあり、過度に借入金に頼った投資ではなく、
原則は営業キャッシュフローの中で賄えるペースで行き急がずにやっていきたいと考えている。
そのために、設備投資計画も毎期新店やリニューアルを含めて、
数店程度のスピード感でやっていきたい。
なお、市場からの調達はひとつの選択肢とは捉えているものの、
現状で検討はしてはいない。(まぁそれはそういう回答になりますね。)


3)介護リハビリ施設の収益性と優位性について
元氣ジムは時流を捉えておりおもしろいと思う一方、
介護報酬制度の変化などで収益面では苦戦も考えられる領域と認識している。
また成長分野であることから競合環境もより厳しさを増すと思うが、
どのように対応していくつもりか。

→確かに介護報酬制度はより支出を抑制する方向であるものの、
元氣ジムが対象としているのは軽度でリハビリ的な要素が強く、
再び健康になってもらうことを主眼としたものである。
また理学療法士を全店に展開しており、
このような取り組みはむしろ報酬は増額傾向にある状況である。
重度の介護への報酬は減額される一方で、
健康を増長する目的の所へは今後もむしろ堅調に予算が配分されると思う。
また、療法士の展開やサービスの質など、
意義あることをやっている点は必ず評価して頂けると考えている。
競合環境との差別化は、やはりスポーツジムを運営しているという点から、
相互の顧客の行き来があるという点が挙げられる。
通常のジムの会員が少ししんどくなったので元氣ジムへという流れもあり、
逆に元氣ジムで元気になったことで通所のジムやプールにチャレンジするという
還流が見られる。
スタッフを十分配置して、これらの動きをきちんと観察し、
きめ細かくやっていくことが、同社の強みであると認識しており、
この点を深堀していきたいと考えている。


4)業績の成長安定性について
過去の業績は安定的に推移しており、
特にリーマンショックや震災の影響はほぼ受けずに推移している。
なぜこのような安定的な推移を辿れるのか不思議なのだが、どう会社では捉えているか。

→リーマンショックの時にも健康維持や日々の体を動かすという事に対して、
特段の離反がおきなかったということで日常にフィットしている点は安定性の所以かもしれない。
また震災時には、短期的には施設の復旧のための休業に影響を受けたものの、
施設の一部を被災者に無料開放したりする中で、
健康意識の高まりや風呂やスパの利用が定着し、
むしろ被災地域の施設の会員が急増して特需となることがあった。
地域に密着し、意義ある活動をしていることと、
施設展開を行き急ぎずにキャッシュフローの中で、
徐々に成長してきたことが安定性にも寄与してきたものと捉えている。


5)中期経営計画について
現中計の最終年度で今後次期中計の開示も控えているが、
定量目標は開示されないのか。
利益の成長率をどのように捉えているかを把握したい。

→定量的な目標を掲げる事も検討はしている。
様々な意見を頂く中で、どう対応するかはもう少し検討をしていきたい。
(定量目標を明示化する弊害もあろうということ)
定性的な活動やより投資家に理解してもらいやすいように工夫をしていきたい。


6)出店余地について
今後の出店余地について、国内、海外共にどのように捉えているか。

→出店余地には様々な話が舞い込んできており、
選別を行っているのが実情である。
やはり行き急がないという点も考慮している(無い袖は振れないということ)。
また、最近では特に自治体からの受託運営の話も増えており、
それだけ地域の健康維持活動への需要が増えていることを実感している。
今後も新店やリニューアルを含めて数店舗を愚直にやっていきたい。
また海外については、ベトナムの収益化が軌道に乗ってきたところもあるが、
もう少し深堀していきたい。なので、他国への展開はまだ時期尚早と考えている。


この他、様々な話を伺いました。
30分弱という長い時間、丁寧に、真摯にご説明頂いたことは、
大変ありがたく、よく会社の事を理解することが出来ました。



9.その他


■社長について
現社長は東日本大震災で業績もまだ立ち上がり期に着任されています。
前職はなんとコナミスポーツクラブ社に所属されていたようで、転職組です。
入社から営業畑を歩み、リーマンショックからの立ち上がり、
そして震災を経て今の姿へ牽引してきた立役者という印象です。
まだお会いしたこともないので、Web上の情報からだけの印象ですが、
まずインタビューなどの記事や動画がいくつかヒットしています。
美化されているものもあるかもしれませんが、2つほどリンクを張っておきます。
(勝手に張っていますがもし差し支えるようであれば対処いたします)

 ・HIPインタビュー記事 → こちら

 ・戦士の逸品(テレビ東京オンデマンド) → こちら(動画サイト)



■従業員の満足度
社長のお話の様子で、「褒めること」を重視されていて、
このこと自体は良くある話ですが、
どうやら真面目にこれをやっているのかなと感じました。
IR照会の際にも人材に対する考えが随所に滲んでいたり、
現場の人材が現場にとって必要なやり方をきちんと運用しようという
発想があるように感じました。
震災時の臨機応変の対応なども美化されたものかもしれませんが、
スパを開放するなどの判断やその行動力などを見るに、
現場力が高いのかなと思います。
そもそも、労働集約型ともなる同社の場合、
従業員からの視点に基づいた会社の評価がどういう状況なのかは気になります。
ごく一部のデータしかありませんが、様々な調査結果がオープンになってます。
主に転職活動者支援の観点ではありますが、
従業員からの率直な口コミデータでなかなか面白いです。


 ◇就職・転職の採用企業リサーチ Vorkers さん → リンク

  〇ルネサンス vs コナミスポーツクラブ
  社員評価_ルネサンスvsコナミスポーツクラブ

  〇ルネサンス vs セントラルスポーツ
  社員評価_ルネサンスvsセントラルスポーツ


 ◇エンジャパン カイシャの評判さん → リンク


  〇ルネサンス vs コナミスポーツクラブ
  カイシャの評判_ルネサンスvsコナミスポーツクラブ

  〇ルネサンス vs セントラルスポーツ
  カイシャの評判_ルネサンスvsセントラルスポーツ


他の会社も調べてみましたが、
キリがないので上位TOP2社のみ比較のキャプチャを貼付しました。

口コミの内容も見ると総じて、ルネサンスの評価が高いです。
社長の記事や動画、IR照会から得た感覚などを踏まえてみると、
各観点の評価点は僅差ですし、
せいぜい数百のサンプリング数であるわけですが、
しかしどちらのデータでもルネサンスが全面的にES()が強いという結果となりました。

上位2社に対して、ESが強いというのは、
人材がオペレーション上、大変大事である業態という点も踏まえると、
とても心強い内容ではないかなと感じました。



■顧客満足度
オリコンが調査をしている、満足度調査結果があります。
フィットネスクラブとしての結果です。 → リンク

総合順位は5位となっていますが、
上位6社が同じ68点台と僅差でひしめき合っています。
ですので、まぁ上位群で相応に満足度は高いという前提でみればよく、
むしろ、何位かというより、評価軸の傾向をみるべきかもしれません。

「適切なスタッフ数」で1位、「スタッフ」で2位、「インストラクター」で3位と上位です。
一方で、「入会手続き」と「通いやすさ」は平均を下回っています。

上位として評価されているのは、
オペレーションに係る「人」に係る部分で、
前述のESが高いということと相関があるのではないかと思慮されますね。
これは更に私の中ではポジティブに捉えました。

一方、下位のうち、「入会手続き」については、
Web化などの基本的な対応は出来ているものの、
専用のクレジットカードが必要となる点がネックなのでしょうね。
この狙いはまだ確認出来ていませんが、
そこまで大きな問題ではない気もしています。
また「通いやすさ」については、駅前立地に特化していたり、
モール内に出店しやすい(イオン資本等)もあるため、
そこと比べてしまうと仕方ないかなと思います。

ESもそうですが、CSについても変動しやすいとも思いますが、
いずれにせよ、双方の面からみて、
高い質で運営できている/されているのかなと評価しました。
(もちろん、細かな点や店舗によっても細々と事情は違うと思いますが)



■競合会社との指標面の比較

マネックス証券から提供されている
銘柄スカウターなる機能が優秀なので、
キャプチャを貼付してみました。
※大変有用なツールを提供頂いたマネックス証券様には感謝です。

2378_競合会社比較

こう見ると、まずコナミHDが王者ですね。
複合事業をもっているので単純比較はできませんが※、
利益ではルネサンスの約10倍ということになります。
時価総額は20倍以上の差をつけられています。
業界2位のセントラルスポーツとの差がとても小さく感じますね。
※後述の通り、健康サービス事業では収益性は悪いのですね。

東祥は不動産等も手掛けているため、比較が難しいですね。
セレスポが時価総額が小さく指標面でもワクワクさせられますが、
ちょっと私が期待するメインシナリオと差があり、
今回は投資対象とはしませんでした。


・粗利率
ルネサンス      : 10.9%→12.0%→13.4%
コナミHD       : 30.9%→35.0%→38.9%
セントラルスポーツ: 11.5%→13.0%→14.8%

・販管費率
ルネサンス      : 4.4%→4.7%→5.2%
コナミHD       : 23.2%→19.7%→19.6%
セントラルスポーツ: 5.8%→6.2%→6.7%


・営業利益率
ルネサンス      : 6.5%→7.3%→8.3%
コナミHD       : 6.6%(▲1.2%)→9.9%(3.8%)→15.8%(6.2%)
セントラルスポーツ: 5.7%→6.8%→8.1%
※コナミHDの()内数値は健康サービス事業セグメント利益率を併記


会社毎の数値を過去3期調べてみると上記の通りです。
コナミHDはセグメント利益しかないため詳細はわかりませんが、
収益性は悪いように感じます。

セントラルスポーツとルネサンスの比較ですが、
粗利率はセントラルスポーツの方がわずかに良いものの、
販管費率ではルネサンスの方が抑制されているようにみえます。
結果的に営業利益率をみると、ルネサンスが高いという状況です。

これはやはり現場のオペレーションへフォーカスを当てている分、
販促費を抑えているのかなという印象とも合致する内容です。
ステップを分析した時に、販促費を要さないビジネスモデルに
驚きましたが、そこと比べると全く次元が違うわけですが、
同じような方向性の違いがあるのかなともちょっと考えました。



10.最後に

大分長文になりました。(いつもですね、すみません)

同社はもちろん個人投資家界隈でもほとんど聞きませんし、
これといった事業の面白さや斬新さがあるわけでもありません。

ただ、私は最後は「人」に注目しました。

社長の姿勢や従業員側や顧客側から垣間見た満足度の状況、
今後の狙いなども踏まえて良い会社だと判断しました。

事業上は、事故のリスクやSNSが発達した今では、
ちょっとしたことをきっかけにしてネガキャンに晒されるリスクもあります。

最後はどうしても感覚的なものになってしまいますが、
応援したいなと思わせてくれる会社だと感じたため、
投資に踏み切りました。

株価はともかく長期的に顧客に向き合い、
良好な事業を通して会社が成長してくれたらいいなと思います。



日経マネー誌の中で、「納得感」を大切にしていることを、
私のスタンスとして示しました。 → こちらの記事


今回は、この納得感について、
私なりの補足の意味を込めてメモを書き起こしてみました。




私のような凡人が株式投資に向き合うに当たって、
大事にしなければならないことは、「納得感」だと考えています。

日経マネー誌に取り上げて頂く際に、
どうしてもこの「納得感」が大事ということに関しては、
自分が大切にしたいことの根幹でもあったため、
記者の方にはご面倒をおかけしましたが、
文末に一行挿入をして頂きました。


株式投資を通して高いパフォーマンスを継続することは、
もちろん目指すべき方向だと思います。
しかし、「儲け」が先行するとどうしても「手法」が先にたち、
目先の効率を重視することになると考えています。
このことは決して悪いことではなく、
むしろこのような活動を通して、自身の投資手法を確立され、
実際大きなリターンを手にしている成功者はたくさんおります。
自分もその一人として日の目をみるようになりたい、
そう思うのは自然のことだと思います。

一方で、自分が株式投資に向き合うにあたっては、
儲けるための手法に拘るのではなく、
自分に最適なリスクとリターンのバランスをみながら、
「あぁ、こんな会社なら応援したいな」と感銘を受けた会社へ
応援をしたいというプロセスが必要だと感じています。
損得は最終的にはとても大事なですし、
自分の目指すリターンを睨みながらという前提にはなりますが、
そこへのプロセスや結果について「納得できること」は、
長期に渡って、相場とお付き合いをしていく上で大事だと考えています。

よく銘柄に惚れてはならないとも言いいます。
または、応援したいというモチベーションなら、
その会社の商品やサービスを消費者として消費して応援すればよいとも言われます。
確かに、銘柄に惚れるがばかりに視野が狭くなり、
ネガティブな要素をもみ消してしまってはいけませんし、
応援したいだけで通用するきれいごとでは済まされない面があることも事実です。

しかし、株式を購入し、その企業の成長を期待する、
それが市場の現状の評価よりバリューアップされることを願う、
つまりその企業を長く応援したいという想いが伴っているか否かは、
「投資をしよう」と思う大前提だと考えています。
(主に中長期投資の場合ということになろうかと思いますが)


このような保有する喜びというプロセスを踏むことで、
仮に損を出しても、指数を下回ったとしても、どこか納得できるものです。
少しの株価の乱高下にも一喜一憂しなくなりますし、
目線を自然と長期的な捉え方にシフトさせることが出来ます。


ですから、私は「儲かりそう」というより、「納得性」を重視しています。


このことを踏まえて、私は会社のごく一部ではありますが、
接することの出来る「人」を見るように心がけています。

経営者がどういうビジョンを持たれているのか、
もしくは現場で活躍されている社員(主にIR担当ということになりますが)が、
どのようなことを気にかけて働かれているか、どういう方向性を持っているのか。
このような姿をIRへの電話や株主総会など限られたシーンではありますが、
垣間見ることにより、感じることが出来ると考えています。

私のような弱小個人投資家であっても、
社長やIR担当の方はきちんと私のことを記憶し、
そしてコミュニケーションを取ろうと取り計らって下さいます。

会社のことを理解しようとこちらから働きかけ、
そしてその要望に可能な限り応えてくれようとしてくださることは、
株主としても心強いですし、そういう姿勢で自社の商品やサービスを
マーケットへ投入して事業も頑張ってくれているのだと思うと、
目先の数値がどうこうということだけではない(数値はもちろんとても重要ですが)、
違ったシンパシーを感じるようになります。


これから下落相場も経験する中で、
こんな生ぬるいことを言ってられなくなるかもしれません。
ただ、どうせ半ば心中するつもりでその企業の一部を保有するのであれば、
損得というよりはまずは納得できるかという感覚を大事にしていきたいと思います。

なお、リターンの損得の許容度はこの納得感とは別に、
リスク管理という視点で現金比率や
各銘柄の保有比率のバランスを調整して対処していくべきものと考えています。
納得感だけではもちろんいけないので、この感覚を第一に大事にしつつ、
リスク管理に努めて、自分にとって居心地のよい状態をキープすることが、
長く投資に向き合い、楽しめるコツではないかなと感じています。


纏まりのないメモですが、
私が納得感を大事にしている思いとして補足いたしました。



★日経マネー誌からお越し頂いた方へ
 自己紹介 → こちら
 誌面掲載の経緯と雑感 → こちら

1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +33.1% となりました。
前週比は +1.7% で推移しました。


20171124_パフォーマンス推移表



2.全体所感

今週もなんだかんだで堅調な相場が続いているようです。
一貫して日本株を買っていた海外勢が売りに転じて一方で、
ずっと様子見だった個人がここにきて買い越してきたようです。
個人の買いが強いということもあり、
中小型銘柄の方がより強い動きのようです。
JASDAQ指数が特に強く、マザーズもそれに続く展開です。

個人投資家界隈を見ていても、
資産の高値更新の宣言が相次ぎ、
皆がシアワセな高揚感が漂ってきています。

確かに足元の業績も好調な企業が多い事は事実です。
高い成長性が期待される中で、
PERの面からも警戒感はどこかにあるにせよ、
そんなことより目先のモメンタムを競うように追いかけている、
それが更なる儲けを生み、そのレースに参加していないやり方だと、
たちまち置いて行かれる、こんな構図ですね。

大事なことは自分がどういうスタンスなのかということです。
ある程度市況の波に乗っていけるところまでいく、
という多くの方が選択するであろう選択をすれば、
まだまだいけるのかもしれません。
ただ、自分のスタンスとして同じような行動を取ればいいのか、
自分が納得するためにどうあるべきかは慎重に考えるべきです。
イケるかイケないか、つまり目先儲けを積めそうか否かということより、
今の局面をどう受け止めて合理的に行動出来るか否かが
試されていると考えています。

皆さんが高値更新と舞っていることは、
相場の雰囲気がよいという面では悪い事でもなく、
それには賛美の拍手を送りつつ、
自分は自分としてどう行動するのか、
周囲に影響を受けずに合理的に行動できるようにしていきたいです。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20171124_ポートフォリオ内訳


先週、WDBホールディングスとシュッピンが5%を超過しましたが、
今週もそれを維持しています。特に目新しい変化はありません。


ポートフォリオ全体の平均PERがちょうど15倍です。
投資方針に掲げている現金比率の目安は32%程度が適正ということになります。
従って目安から見ると今のポートフォリオの状況から踏まえると、
引き続きまだ現金が厚いという認識です。
とはいえ、無理はしたくないので、買いを入れたいとは考えていますが、
決行できずにおります。これでいいと思っています。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20171124_保有銘柄一覧(週間騰落)


中小型銘柄を中心に買われた週なのかなと思いますが、
私のポートフォリオの週間騰落はあまり動きがありません。
落ち着いていてくれればそれでいいんです。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20171124_保有銘柄一覧(指標)


高PERをどこまで許容するのかという点は、
ずっと頭を悩ませています。
高い成長性が継続すれば、
今の高PERなんていずれ許容される水準に落ち着くはず。
確かにその通りだと思います。

但し、このような銘柄を手掛ける際には、
テクニカルも踏まえるべきなのでしょうし、
その場合はロスカット基準を明確にしておく必要がありますし、
前提が崩れた時は何も考えずに処分する潔さも必要です。
特にITやビジネスモデルが秀逸な場合、
そもそも高PERが許容しやすいわけで、
PERの絶対数で高いとか低いとかいうものではありませんし、
周囲からの評価ベースを考慮しつつ、
自分がどう思うかをよくよく見つめる必要があると思います。

私のポートフォリオにおける高PERは、
ソーシャルワイヤー(予想PER37.8倍)とシュッピン(同38.6倍)ですが、
例えばソーシャルワイヤーが昨年下方修正を出した時には、
長期的展望こそ変えなかったものの、
リスク管理の観点から容赦なく比率を下げざる得ないと行動しました。
高PER銘柄への取り組みは、
このような異なる対峙の仕方が求められると考えていますが、
まだそれが明確に自分のスタンスとなっていない以上、
やはり安易に私が手掛けられるものではないと考えています。

ですので、なかなか思い切って資金を投じられないのが現状です。

毎週変わり映えしない一覧なのですが、
指標を眺めて、自分がどう対峙するかということをいつも考えて、
結局何もしないという確認を毎週しているわけです。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。

先週はトピックスが多かったのですが、
今週は少ないですね。


■アイドママーケティングコミュニケーション
アナリスト向け説明会があり、説明資料が開示されています。 → こちら(PDF)
また、その説明会の様子をテキストで確認できます。 → こちら
ログミーファイナンスさん に感謝です。

この決算説明会はぜひ出席したかったですね。
どういうトーンで社長が話をされたのか、
改めて同社への興味が大きくなりました。

社長の業態への勤勉さが際立つのと、
地に足をつけつつ、将来への視点をきちんと持っている点は好感です。
また社員への徹底的な現場主義、顧客主義を貫く働きかけも、
私が好みとする一種の宗教観のような雰囲気を感じます。

最後に夢の話が出来なかったというのも何か秘めた想いを感じますし、
他にも数値面やコンペの状況など様々な含みがあるので、
静かな野心を持っているんだなと悟りました。

キャッシュバックアプリは元々期待はしていませんが、
見ている展望は改めて理解はしました。
収益化という面ではまだまだ課題があるものの、
業界の構造や新たなドメインを築こうとする姿勢は面白いなとは思います。

株価も軟調に推移していますが、
指標面からの割高さもなく面白いかもしれないなと思います。
直近で少し比率調整もしましたが、さてどうしましょうかね。。。



■日本BS放送
株主優待券(ビックカメラ商品券)が送られてきましたが、
その冒頭の挨拶分が「新緑の・・・」と始まり、
明らかに前回送付のコピペ修正漏れと思われたわけですが、
その事と思わる件で謝罪の文章が自社Webに掲載されています。
失笑ものですが、まぁ良くも悪くもこの会社らしいなと思います(笑)。




5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。
20171124_資産残高推移表


特にコメントはありません。



6.雑記

今週は、先にお知らせしている通り、
日経マネー誌に掲載をして頂き、
たくさんのお祝いのメッセージを頂きました。
改めて、皆さんの温かい応援に感謝すると共に、
今後もまだまだ駆け出しの未熟者ですが、
頑張っていかねばならないなと思いました。

直近では、新規銘柄として組み入れを始めたルネサンスの
銘柄分析記事を書いていますが、
どうも纏まりが悪くもう少し時間を要しそうです。
観点がごちゃごちゃと多すぎるんですよね。
私は体系的に纏めるのが苦手、
というかまあり纏めることに意識を向けていないので、
しょうがないんですがね。

それから、日経マネー誌の補足説明ということで、
「納得感」について私が大事にしていることを
記事にしたいなと思います。
こちらの方がUPが早いかもしれません。


週末はまた家族との時間がありますので、
あまり記事を書いたりするのは捗りそうにありません。
中には四季報先取りも出てくる頃で、
この情報で先取りで努力されている方を知りつつ、
私は明日も子供と公園を駆け回ることになりそうです。


私はしがない兼業投資家ですが、
今回ご縁がありまして、日経マネー誌の取材をお受けいたしました。

★はじめて当ブログへお越し頂いた方向け → 自己紹介記事はこちら


日経マネーといえば、超一流投資家が登場する雑誌で、
私も先輩方の投資への考え方や、その手法などを
自分なりに咀嚼して勉強をさせて頂いております。
私はあくまで一読者という立場でしたので、
まさか自分がこのようなご縁を頂くとは考えたこともなく、
明らかに自分が役不足という自覚があるため、
率直な所、貴重な誌面を割いてしまうことへの躊躇いもありました。

そんな中、私が取材をお受けし、
またそこで感じていることについての雑感を記しておきたいと思います。



1.自己規律の維持

 株式投資にあたり重要なことは、自分のスタイルを確立することだと認識しています。
 自分のスタンスに従って行動することで、「納得感」のある資産形成が実現します。
 その実現のためには、スタンスに応じた自己規律の維持が必須であるわけですが、
 往々にしてメンタルに振らされたり、
 あるいは小手先のテクニックを模倣するなどして、
 勝った、負けたといった感情的な起伏を繰り返し、
 自己規律を失いかねない場面にも遭遇します。

 私は常に信念に従って行動するよう努めていますが、残念ながら弱い人間です。
 ついつい自分のスタイルから逸脱したことに手を出して、
 「うまくやりくりしよう」なんて誘惑に駆られることもしばしばあるわけです。
 そんな中で、情報発信を通して自己暗示の言葉がけを自分自身に行ったり、
 第三者に「みられている」ことを意識することが、
 逸脱へのけん制効果に大きく寄与していると感じています。
 本当に信念を確立して一点の曇りもない方にとっては、
 このような自制の効果を狙わないと自己規律を保てないことは
 失笑ものだと思いますが、これが私の現実なのです。
 
 ブログやツイッターといったSNSでの情報発信はこのような自制の効果を生み、
 またそこでの交流が自分自身が納得できるスタンスの構築への知見となり、
 大変ありがたい機会を頂いていると今でも日々実感しています。
 今回はSNSという枠組みではなく、雑誌の取材をお受けし、
 自分のスタイルを改めて振り返り、それを記者の方とコミュニケーションを取らせて頂き、
 誌面上でご紹介頂けることは、
 自己規律の維持により有効に機能してくるものと期待していますし、
 こういった機会をきっかけとして、より学ばせて頂く事もあるだろうと考えました。

 今後、様々なリスクに直面する事もあると思います。
 そんな中でも自分のスタンスを出来るだけ崩さず、
 ここで見て頂いている方の視点にも立って、
 説明のつく行動であるか、
 また損得だけでなくその行動に納得感は伴っているかを
 今後も慎重に運用を楽しんでいきたいと考えています。

 

2.視野の多面化

 私はSNSを通して、
 個別銘柄に対して初歩的ではありながらも分析を行い、
 その内容を私見に基づいて情報発信しています。
 しかし、私は企業分析の専門家でもなければ、
 金融の知識に秀でているわけでもなく、
 特定業種の業界知識で優位にあるわけでもありません。
 従って、どうしても自分の視点だけでは画一的になったり、
 狭い視野で物事を捉えてしまいがちになります。
 そして、「わかったつもり」になってしまうのです。

 しかし、情報発信しようとすると、
 自然と一歩踏み込んだ分析もしてみようというモチベーションも働きますし、
 一人で惰性でやる時よりは真剣さも増します。
 その上、読者やフォロワーの方との交流を通して、
 新たな視点を得られたり、
 特定の業界に携わる方からの有意義な意見も頂けることで、
 より思考も深まり学びの機会になります。

 そのようなご縁を頂きながら情報発信を行うことを通して、
 自分の視野が多面的になることに寄与してくれていると感じます。

 具体例にも触れてみたいと思います。
 私がかつて保有していたエムケイシステムという会社についてです。
 同社は、社労士事務所が使うパッケージソフトのサービス提供が主軸ですが、
 社労士事務所におけるソフト選定の基準や重視ポイントなどは、
 社労士事務所の実務を知っているとより理解が深まります。
 しかし私はこの業務は全くの素人で、
 ソフトの違いによるオペレーションの差異がどの程度あって、
 ソフトとしての参入障壁がどの程度あるのかも理解が浅かったわけです。
 そんな中、実際に社労士事務所に勤められており、
 同社サービスと他パッケージソフトの双方を知った立場の方と
 意見交換をさせて頂いたことは、
 今でもありがたいなと思うとともに生の声のひとつが聞けたことは、
 投資のメンタル的にも良い効果を持たせてくれました。

 他にも例はたくさんあります。
 例えば、ある会社の株主総会やIR説明会での感想や意見を交わすことで、
 自分が感じていた印象との差異や共感に触れることで、
 よりそのコンテンツが頭にしみ込みます。
 自分はたいしたことはないと思っていたことでも、
 他の立場の方からするとそうでもなかったりしていると、
 その視野が新鮮だなと思うこともあるわけです。
 他の方との違いを認識するからこそ、
 自分の考えはより深まるし、地に足のついたものになると考えています。

 とりわけ、批判的な意見についても貴重な機会と考えています。
 某掲示板にもごく稀に私の弱さについて言及してくれるコメントもあります。
 私はそれを直視して、感情的な部分を抜いた上で、
 自分の視野をより広げ、確固たる強さを得るために活かしたいとも思っています。

 今回雑誌に掲載して頂いたことで、
 より批判的なコメントも頂くことと思います。
 「こんな少額資産で誌面に登場するとは恥を知れ」とか、
 「いつも文章をダラダラ書いて、暇なのか」とか、
 「分析と言いながら浅い考察は何の参考にもならない」とかですね・・・(笑)。
 なんとなく今から想像出来るのですが、
 そういう批判の声からも何か学びを得たり、モチベーションにしたいと思っています。

 もちろん、ポジティブな応援の声もあれば、
 それに自惚れずに今後もしっかりやっていこうという決意に繋げていければと思います。

 


3.自己顕示できる場所

 多かれ少なかれ、人は自己顕示の欲求を持っていると思います。
 誰かに認められると嬉しいですし、
 本質的に魅力的な存在でありたいとも考えています。
 とはいえ、万人受けを狙う必要もないですし、
 自分が本望と思っていない領域で魅力的と評価をされても
 実はあまり嬉しくもないものです。

 例えば、偶発的な要素の強い、今年1年のパフォーマンスをみて、
 この人はすごいと評価されたとしても、あまりしっくりきません。
(私のパフォーマンスでこう評価される事はないと思いますが)
 一方で投資方針を遵守し中長期投資家としての対応方法などに
 共感をして頂けると、同志を得たように嬉しく感じるものです。
 
 異なる立場を尊重しつつも、自分の目指すべき立場を模索し、
 それを愚直にやっていく泥臭いプロセスを私は敢えて踏んでいるわけですが、
 ぜひ皆さんにもそんな不器用なしがない投資家の日々も
 知ってもらいたいと思っていますし、
 それを受け止めて様々な意見を頂くことは、
 自己顕示の欲求を満たす上で、とても嬉しいものです。

 SNSやことさら雑誌のような影響力の大きい場で、
 稚拙ながらも自分の存在を知っていただく機会に恵まれることは、
 その本質的な部分に目を向けてもらうきっかけの場として、
 大変ありがたいご縁を感じるわけです。

 承認欲求に飢えた人を卑下するような意見もありますが、
 私はやはり弱い人間ですから、
 誰かに承認されることで自己の存在をより強く意識できます。
 また、否定的な意見であっても、
 そこから自分を見出すことによる自己肯定力を得ながら
 自分の興味がある株式投資の世界で自己を深める機会も大切と感じています。
 SNSや雑誌で平凡な投資家としての私を知って頂き、
 そこで交流が持てることは私にとって大変意義があることだと感じています。



4.他者への感謝

まず、今回ご縁を頂くこととなったきっかけとなった方へ
大変感謝をしています。(敢えてお名前は出しませんが・・・)
何の特徴もなければ資産規模やパフォーマンスに至るまで平凡で、
特に取り柄のない私のような者を引き合わせて頂いたわけですからね。

また記者の方にも大変感謝をしています。
私は取材をお受けするのは非対面で1度ありましたが、
対面での取材を頂くのは初めてでした。
従って、不慣れな中で、
某喫茶店で好き放題お話をさせて頂いたわけなのですが、
それを分かりやすく記事に校正して頂いたわけです。
自分の思考の整理にもなりましたし、
それを記事という形で纏めて頂いたわけです。
しかも編集のプロの方にです。
大変ありがたいなと思うわけです。

そして記事の中で、私が最も参考にさせて頂いている、
ゆうゆーさんをご紹介出来たことも嬉しかったです。
今回、誌面への掲載に快諾を頂いたゆうゆーさんへも感謝です。
特に成長シナリオのカテゴライズについては、詳細に記者の方にも記事にして頂きました。
私の些末な投資への考え方の精神論よりもよっぽども読者の方へ参考になると思います。
ゆうゆーさんのことは、既に多くの方がご存じだと思いますが、
今回、私が勉強させて頂いている方をこのような形でご紹介出来たことは、
改めてよい機会を頂いたと感じています。

感謝、感謝と連ねると急に胡散臭くなることもあるかもしれません。
ただ、本当に周囲の環境に恵まれ、
このように楽しく投資ライフを送れることをありがたいと思っています。


今後もマイペースにブログやツイッターを続けていきたいと思います。
まだまだ見習い投資家ですので、
皆さんからの叱咤激励を頂ければ幸いに思います。

今後、誌面の記事で書かれている内容についての補足も
ブログでご紹介出来ればと思っています。







私のような弱小者が大変恐縮なのですが、
日経マネー誌において取り上げて頂きました。

そこに至る経緯や心情等は別に記事とさせて頂きますが、
まずは、誌面をご覧頂いて、
はじめて当ブログへお越し頂いた方に向けて、
簡単に当方の概要をご紹介したいと思います。


■私のことについて
私の強みは、平凡を貫いていることだと思っています。
目新しいことは何一つしていませんし、
派手な銘柄で大きく儲けてやろうという野心もありません。
自分が応援したいと思う会社を粛々と、
成長していくプロセスを楽しもうとしています。
そしてその楽しみの結果として程よい儲けがついてきてくれればいいと
考えています。この平凡な姿勢が自分らしさだと思っています。
一方、この強みと認識していることが弱みでもあると捉えています。
特に今のような勢いのある相場においては、
モメンタムを意識し、習熟した波乗りの手法で対峙していくことが、
正義のような様相ですが、
そのようなうまいやり方から縁遠いことが弱点とも思っています。
この他にもリーマンショックなどの本格的な下落相場の経験がないことも、
大きな弱みであると認識しています。
私のような弱小個人投資家が真に長期で楽しく投資ライフを楽しむために、
どうあるべきかを常に念頭に置いています。


■投資スタンスについて
中長期において安定成長が期待できる日本株式へ投資しています。
最重視していることは、「納得性」のある投資行動を取ることです。
具体的なスタンスは、毎年微修正をしています。
投資方針の記事は、 こちらのカテゴリ から確認して頂けます。

また、中長期資産の育成を前提としていることもあり、
運用当初(2014年年初)に長期的資産のシミュレーションを描いています。
2016年末長期資産シミュレーション



■ブログの運営について
当ブログは一義的には自分自身のために運営しています。
自分の投資行動を晒すことで自分の言動を客観視する機会としたり、
読者の方からの叱咤激励のコメントに気付きを得たりすることで、
自分自身を律する場になればと考えています。
また、週毎のパフォーマンスや保有銘柄を中心としたトピックを記事にしたり、
決算が出れば主要銘柄を中心に決算内容を精査した記事もUPしています。
この他、IR担当への個社の確認状況や株主総会のレポートなども適宜UPしています。
これらの情報を元に読者の方と見解などの所感を
コメント欄で交流を持たせて頂く事でより多角的な理解へ繋げたいと考えています。
そしてひいてはこれらの記事が、読者の方にとっても有益なものになればとも思っています。
なお、見にくいレイアウトで恐縮ですが、
各銘柄のトピックスはカテゴリーからそれぞれご確認頂けます。
主なものは以下の通りです。

 ・週末パフォーマンス記事 → こちらのカテゴリ
 ・月間パフォーマンス記事 → こちらのカテゴリ
 ・投資イベントレポート → こちらのカテゴリ
  ※投資イベントとは、各種IRフェアイベント等のレポートです。


それからすでにお気づきかもしれませんが、
私はブログを書くにあたり、文章の推敲をほとんどしていません。
思い浮かんだことをただひたすらに書き殴っていますので、
日常的に読みにくく、長文となっております。
読者思いではなく申し訳ありませんが、ご了承下さいませ。


■ツイッターについて
ブログは出来るだけ中長期目線で、
日々の騰落に踊らされないというスタンスで運営しています。
一方で否が応でも日々の相場の動きや所感について
吐露したくなるものですので、
そのはけ口としてツイッターもやっています。
この他、決算などを受けた所感などを即時性をもって好き勝手やっています。
こちらも、ツイートをご覧頂いている方から色々コメント頂くことで、
有意義なツールとして活用させて頂いています。
https://twitter.com/marunon_invest


■(どうでもいいかもしれませんが)私の素性について
平凡なサラリーマンです。
出世にも興味がなく、特に自己実現なんてことも考えていません。
粛々と家族のために安定収入を得るために働いています。
特に特定業界の業務に精通しているわけでもなく、
株式投資に有用と思われがちな財務などにも特別明るくありません。
株式投資の傍らで子育てに最高の楽しみを実感しているところです。


近く、取材をお受けした背景や補足などの記事もUPしていければと思います。
これまで懇意にご指導いただいた読者の方はもちろん、
この機会に初めて当ブログへお越し頂いた方とも
交流を図らせて頂ければ幸いでございます。


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +31.4% となりました。
前週比は ▲1.5% で推移しました。


20171117_パフォーマンス推移表




2.全体所感

全体相場は上下へのボラティリティがやや大きくなってきました。
日経平均は高値を警戒する雰囲気もあれど、
ここ最近一貫してするすると連騰してきたわけですが、
今週に入り、何がきっかけとなったかなどわかりませんが、
少し不安定な推移をみせるようになりました。
まぁ海外投資家の動向に振られやすいんだなとは感じます。

私が投資対象としている中小型銘柄は相対的にみると、
直近の高揚感からは縁遠かったわけで、
この上昇局面の恩恵には授かれてない中で(私だけ?)、
下落局面だけは人一倍余波を受けることへ、
いつものことと思いながらもほんのちょっと心を乱す、
そんな1週間でした。

下値は堅いとか、上値が重いとかの後付けの解説は
あまり参考になることもありませんし、
今後の全体相場の方向性などは結局よくわかりません。

日経平均EPSを元にした現状のPERが何倍で、
まだまだ評価の余地があるとか、更なる増額期待でEPSも伸びるから、
まだまだ期待出来るなどとも証券会社などは促しています。
ふ~んと思うこともありますが、でも自分の投資行動は早々変わらないよな~と
達観して今の状況をみているといったところでしょうか。


決算シーズンも過ぎ、悲喜交々な嵐も過ぎたわけです。
(一部の保有銘柄ではまだ絶賛嵐の真っ只中というものもありますが・・・)
決算の細かい部分はフォローできていない部分もあると思いますし、
来月には四季報の発売もあります。こういったネタで将来を妄想するのが
楽しみのひとつ(変態ですかね・・・)ですので、
いい会社をみつけることに時間を割いていきたいなと思っています。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20171117_ポートフォリオ内訳

中位の銘柄が軒並み上昇したこともあり、
シュッピンとWDBホールディングスが保有比率5%を超えてきました。
久々に主力(保有比率10%以上を目安)と
準主力(保有比率5%以上を目安)で5銘柄となりました。

またサンセイランディックとあいホールディングスを買い増しすると共に、
新規銘柄のルネサンスを組入れました。
このことで、現金比率が42%から37%に低下しました。

東証1部平均PERが14.6倍であることから、
投資方針に掲げている現金比率の目安は31%です。
従って目安から見ると今のポートフォリオの状況から踏まえると、
まだ現金が厚いという認識です。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20171117_保有銘柄一覧(週間騰落)


主力2銘柄が下がってくれました。
後述しますが、決算も通過してこのような反応になっているようです。
主力銘柄が2銘柄下落している割には
現金比率を維持していたこともあり、
ポートフォリオ全体への影響はまだ限定的だったようです。
もっとも、主力銘柄といっても分散させ過ぎているだけ、という話もありますが。

あいホールディングスも同様に下落しています。
こちらも決算を受けた動きですかね。よくわかりません(笑)。

上昇側は前述の通り、アイアールジャパンHD、WDBHD、シュッピンが
軒並み上昇しています。
こちらもなんでこんなに強く推移したのかよくわかりません(笑)。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20171117_保有銘柄一覧(指標)


新規銘柄として組み入れたルネサンスについては、
分析は行いIR照会も踏まえて判断はしているわけですが、
まだ分析記事をUP出来ていません。
なので、唐突感があるかもしれません。

成長性は決して高くないものの、
安定性や割安性はそこそこ評価出来ると考えています。
自己資本比率がやや低く箱物ビジネスということもあり、
借入金も多く点数的に安全性が並の評価となりました。
還元性は単に配当や優待以外にも、
IR姿勢なども含まれているため比較的高得点となりました。

目標株価は暫定的に3000円としています。
ざっくりいえば、21.3期EPS168、評価PER18倍となります。



4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。


■日本管理センター
決算精査記事 をUPしています。
足元の業績面をみても、安定感のある数値になると思いますが、
それにしても今期はショートする可能性も高く、
かつ不動産市況の動き(特に融資環境の変化)の逆風下にあって、
来期への見通しも懸念されることとなり株価は相応に下落しました。
株価の短期的な動きはともかく、不動産市況へのこのような変化は、
試練となることは間違いありませんが、
同社はこれを乗り越えていけるポテンシャルはあると捉えていますので、
引き続き応援する所存です。
ただ、目先だけをみてしまうとどうしても株価に良い面が少ないですから、
主力銘柄として据え置いておくにも勇気もいるのですが、
目先の短期目線でみないようにとも心掛けていることもありますので、
儲けようから応援しようという思想を強く持って接していきたいと思います。

■サンセイランディック
こちらも決算精査記事 をUPしています。
会社からの補足説明も充実してきて、
私もIRに様々なご提案やエクセル資材を提供出来たことは嬉しいと感じています。
このように投資家との対話などでIR側の活動にも意欲が示されると、
とても嬉しく感じます。
おかげで私も補足説明資料で多少は
ラクをさせてもらうことが出来るようになりました。
ここでも当社のwin-winが活きていますね。
株価の方は相変わらず低PERなのですが、
業態として慢性的に低PERなのでどのあたりが良い水準なのかわかりません。
株価の目先の動きをみると、決算の期待は相応にあったということですかね。
Q2で上方修正していたわけですが、
通期をこのタイミングで修正しなかったことへの失望という見方もできます。
ですが補足説明を見ると、計画超過で推移しており、
タイミングの問題でどうなるかということはありますが、
いずれにせよ順調に推移していると捉えることが出来ると考えています。
むしろ仕入部分は計画より強く推移しており、
それは偶発的な縁という面もあったようですが、
人材や協業モデルといった質的な面からも変化が徐々に具現化してきているため
私は今回の決算はポジティブに捉えています。
株価は順調に下げてくれましたので、買い増しをいたしました。。


■WDBホールディングス
今週は市場外で自己株買いが決行されました。
機動的な資本政策のためとのことで、
この高値圏で自己株買いをやる真意は気になりますね~
株価の方は引き続き堅調です。
だいぶ高くなってきており、ソワソワしてしまう感じです。
なにせ、今期は一過性の特別利益が乗っている状態で、
PERが高く推移していますからね。
将来的な展望を掲げている数値はまだフィージビリティーが備わってはいませんが、
もしこの展望に実現の光が見えてきたら、
まぁ確かに今の株価でも安いかもしれません。
どこかでMAをするつもりだとは思いますが、
株主総会でも確認した姿勢で慎重を期して頑張ってもらいたいですね。
短期的には政府の「人材投資」というキーワードも出ていて、
その辺のテーマ性でもてはやされるかもしれませんが、
この類のことはぜひ他の銘柄でやって頂きたいなと思います(笑)。
そおっとしておいて欲しいのです。
短期的な資金の動きは、私のようなメンタル弱い人にとっては
心臓に優しくないですからね。


■シュッピン
決算説明会資料(PDFファイル)がUPされました。
短信と同時に開示されていた補足説明と定量面の情報は重複していますが、
後半の施策部分が新たな情報となっています。
まずIR照会でも突っ込んで質問したエビフォト(写真共有サイト)の状況は、
かなり細かく説明がなされています。
上期の準備期間を順調に対応してきて、
いよいよ広義的な販促ツールとしての役割を期待される準備が整ったように思います。
私が特に注目しているのは、中古カメラの売買のプラットフォーマーという
狭義的な視点ではなく、使って楽しむという領域に刺さる施策を
本気でやろうとしていることです。
そういう思想なので、「循環」という発想が出てくるのだろうと思います。
販売チャネルと連携をしている点、特に資材情報を表示し、
そこから在庫の商品へ誘導できるのは、オンラインならではないかと思います。
また、海外への試行という面でもeBayへの出店も順調のようで、
まずは好調な滑り出しをみられたこともよいですね。
まだまだ総量に占める規模は小さいですが、今後の展開の足がかりとなるといいですね。
下期以降の取り組みとしては、まだ新鮮味がある目玉がなかなかない点は
ご愛嬌なのですが、全体像の線表が示されたことはよい傾向だと思います。
ただ、肝心の19.3期以降の取り組みが枠だけで中身が空っぽというのは、
ちょっと残念ですね(笑)。もしかすると、アナリスト向けへの配布資料には、
何か書いてあったのかもしれません。ならばこの行自体を消せばいいのにと。


■あいホールディングス
決算を通過し株価は下落して反応しています。
よくわかりませんが、同社の株価はコンセンサスなるものを
下回ると失望される仕組みになっているんでしょうか。
あまり値動きに興味がなく調べていなかったのですが、
決算を持ち越すとだいたいろくなことがない的な雰囲気なのですが、
そういうことなのですかね(笑)。
現金比率や想定上値余地などの観点から買い増しを行いました。


■全国保証
ラジオ日経のあさざいに石川社長が出演されています。
オンデマンドで音声を聴くことができます。 → こちら※音声が出ます
特に目新しいことは話されていません。
既存株主であれば復習程度の内容とはなりますが、
相変わらず堅実な語り口と金融機関に気に入られそうな
誠実な印象が溢れていることが伺えます。
同社は、代位弁済の推移だけ注意を払っておけば、
安定銘柄の一角として私が敢えて組み入れた役目を果たしてくれます。


■ルネサンス
同社を新規買い付けしましたが、
まだ分析記事をUP出来ていません。
IR担当にも詳細を確認は済んでおり、
先に購入はしましたが、そのうち気が向いたらUPしたいと思います。


■ステップ
同社から決算以外での話題がないのですが、
巷で噂の(?)オリコンが発表している満足度調査で、
同社の運営するステップが集団塾(首都圏)で第一位に輝いたようです。
Webページリンク
10の評価のうち9項目でTOPで点数を見ても一歩抜きに出てのTOPです。
「通いやすいさ・治安」だけが1位ではなかったようです。
ステップは神奈川県の比較的郊外においても進出していることもあり、
また土地柄ということもあるかもしれません。
こういう消費者側に評価されているという材料は地味に嬉しいですね。

※決算説明資料もUPされています。 →PDF


■ソーシャルワイヤ
ピクスタとの協業についてのリリース(リンク)が出ています。
ピクスタは画像などのコンテンツを収集し販売するプラットフォームビジネスを手掛けています。
ピクスタのビジネスモデルは興味深いとかねてから監視を続けてきており、
(先行投資期間が長く、まだなかなか数値には苦戦している最中)
他人事とは思えないリリースでした。
ソーシャルワイヤー側から見れば、顧客基盤の拡充の一環ということで、
開拓のチャネルとしては有用な協業モデルではないかという印象です。
とはいえ、年内に第二段の協業モデルの頭だしもあり、
比較的若い会社がピクスタのコンテンツを利用していることからも、
ソーシャルワイヤーの顧客基盤との親和性も高く、
またアットプレスや高品質のクロスコープも刺さりやすいかなと思います。
株価については、高値からだいぶ調整をしています。
同社の収支モデルから、継続的に20%、30%の増益が期待されるわけではないですが、
PERが50倍近傍まで高騰しており、まぁ当然の調整ではないかなと受け止めています。
私はたまたまですが、高値付近で利益確定し比率を落としていますが、
一方でより安定収益基盤への進捗もみられ、
展望も面白い要素が多数ありますし、
この他、1部昇格期待などの細かな材料(私はあまり重視していませんが)もあり、
楽しみな銘柄ですので、いつか買い戻したいと考えています。


■丸和運輸機関
決算説明資料が開示されています。 →PDFファイル

記載されている内容は想定している通りです。
IRにしつこく照会を重ねていましたからね・・・。

一言でいえば、既存事業も天候問題はあれど問題なしで、
今後は年末商戦の荷量を見守るということですね。
利益がビハインドになっているのは、
Amazon社への対応でコスト優位となっていることによるものです。
原価内訳をみると傭車費が増えた分が、
そのまま原価増になっているようにみえます。
費目の付け方の問題かもしれませんが、外注費は比率ではありますが、
減っているのは意外でした。(額では増えていますが)
またヤマトや佐川などの競合との比較のスライドも、
自社の起源を明確にして自分たちが勝負しようとしている領域を
改めて明示化している意思を感じます。
また地域連携や地元企業との協業といったことを強く意識しているということも、
改めてひしひしと感じる内容です。
目先ではだいぶ苦しい状況が続くと思いますが、
頑張って欲しいですね。。。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。
20171117_資産残高推移表

特にコメントはありません。



6.雑記

この前、子供とあるイベントに出掛けたのですが、
わが子は自分が想像している以上に
繊細なんだなと感じることがありました。

そのイベントで、風船にシールを貼って、
好きなキャラクターの顔を作るというブースがあったのですが、
小1のわが子でも簡単に出来そうな内容だったので、
子供を誘いやってみようと誘ったのです。

しかし、わが子は頑として嫌だと言い張りました。
親としてはそんな恥ずかしがらずにやってみればいいんだよ、
ということを身をもって教えたくて、
半ば強引にやってみることになりました。

予め用意されたシールを貼っていくだけなので、
ものの数分で完成するわけで、
事なきを得て家にその風船を持ち帰りました。

家に帰ったあと、
その風船を前に浮かない顔をしているわが子。
どうしたの?と声をかけると、今にも泣き出しそうに、
なんで風船は小さくなってしまうのか、
この風船も小さくなってしまうのか、
どうすれば小さくならずに済むのかと
目に大きな涙を浮かべて聞いてくるわけです。


あっこれは失敗したなと私は悟りました。
もう少しやってみようと誘った時に拒んだ子供の声に
耳を貸すべきでした。

風船は何日か経つと徐々に空気が抜けてしまい、
最後は萎んでしまい無残な姿になりますね。
自分がシールで貼っただけとはいえ、
自分で作ったキャラクターの顔が、
いずれ萎んでしまう悲しみを想像して、
それを受け入れがたいとやりたくなかったわけです。
わが子には親が想像する以上に繊細な愛着という感情が
身についているのだなと実感しました。
にも関わらず、その繊細な感情を土足で立ち入るように
手を引き強引に誘った私の愚行を悔いることになりました。

もちろん、そんなに繊細なまま大人になっても現実問題として困るのですが、
何も小1という繊細が許される今、
そんな大人の思考で接する必要はないわけです。

今後は自分がこうだと思っても、
相手の感情やスタンスをきちんと咀嚼した上で、
対処していくようにしようと思いました。

これはわが子に対してだけではなく、
妻に対してもそうですし、仕事の場面でもそうです。
投資においても自分のエゴを押し通して、
強引に自分のスタンスをただただ押し通そうとせずに、
よく状況を把握して一つ立ち止まって考えるようにしたいなと思います。


今週に入って随分と保有資産も減っていますが、
どうも今年はずっとぬるま湯に浸かっていて、
この程度でもそれなりにドキドキ感を実感しています。


私は中小型銘柄を主体としているので適確ではないですが、
日経平均の動きをみていても、
まだまだ序の口なんだろうな、と思います。
ツイッターで投資家の声を眺めていても、
悲観モードなんて皆無で余裕の様相と呈しているように感じます。

普段は見ないレシオですが、
日経VIは20弱、新安値更新は142銘柄とまだまだ少ないです。
日経VIが30を超えてきて、新安値銘柄が400とか500とかなってくると、
だいぶ悲壮感も出てくるところかと思いますが、
この面からもまだまだなのかなとも思わなくもないです。

当然、直ぐに調整を終えて、
また回復していくということもありえると思いますが、
そもそもそんな予想は私には見通せないですし、
それにベットをしようと思ってもいません。

私はバリュエーション全体が高く推移してきていた中で、
現金比率を高めて対処をしておりました。
現金比率は、投資方針に掲げている通り、
ポートフォリオPER15倍水準での適正目安は35%弱となります。
そんな中で、現金比率を40%超まで高めてきていました。

そして今回の下落ですが、
前述のまだまだ下落は序の口では、という前提に立つと、
買い付けは早過ぎますし、そういう自覚もあります。


暴落を待って現金を高めていても、
今回のような少しの調整で
私のようにすぐに買い目線になるというのは、
せっかくリスクを回避してきたにも関わらず、
結局は自らの身を荒波にさらしてしまうことであり、
大分悩みました。

しかし、今日は反省すべきことはありますが、
事前に決めていた通りに買い注文を入れて一部が約定しました。

本日時点のポートフォリオPERは14.3倍で、
投資方針に照らして適正な目安となる現金比率は28~30%程度です。
一方で先週末時点の現金比率は42%となっていました。
序の口であるという点も踏まえて、
ゆっくりとですがこの目安に近づけてもよいかなと思いました。


またそうはいっても無理に買う必要もないのですが、
今回個別銘柄を見てみると、自分の感覚と
だいぶかけ離れた値付けがされているものもあり、
購入することになりました。


■サンセイランディック
決算精査記事に記載の通り、
決算はむしろ想定よりよかった(数値というより定性的な取り組み等)こともありましたが、
一方で株価は下落すると読んでいましたが、
まさかここまで下落するとは思いませんでした。

年初からみて3割くらいは株価は伸びているという意味では
今日の下落を踏まえてもまだ高いのではと何度も自問しました。
しかし、定量面だけでなく定性面で良い効果が出始めていることで
自分の評価はより強くなる一方で相変わらずバリュエーションは安いという判断をしています。

本日は918円で買い増ししていますが、会社予想EPSを元にしたPERは8倍です。
実際には私は5%程度の上振れを見込んでおり、
そのベースでみると7.7倍、更に来期予想は一気にEPSが130-140位まで伸長する可能性もあり、
来期予想PERでは6倍台まで下がることになります。

不動産で不安定ということを考慮しても、
バリュエーション面からも直近の高値の流れとは無縁で、
納得の水準だと考えました。

800円台にも買い注文を指していましたが、
全体の状況を踏まえてどうするか、引き続き慎重に対処していきたいです。


20171115_3277_定点観測



■あいホールディングス
決算は普通でしたが、株価は驚くほど下落しています。
ただ、PER水準としては18倍程度での買い増しとなっており、
前回の買付からみると少し高いところでの決行だったという認識があります。

同社への期待は特に不変ですが、
一方でMAのその後の実態がなかなか見えてこず、
IRや自分の納得感という面からここから更に主力までは上げにくいのですが、
いずれにせよ、自分の中ではそこそこいい値段で買い増し出来たと思っています。

同銘柄もここ2年くらいはヨコヨコが続いており、
今年に入ってからの高揚感とは無縁で、
高値からほんの少し調整しているという感覚もなく、
素直に買えたかなと思っています。


20171115_3076_定点観測


■ルネサンス
今週に入って新規に買い付けを開始しました。
本日は、IRへ確認していた事項について、
お電話で30分弱ほどお話をさせて頂き、
更に納得感を得たので、追加買い増しを行いました。
最後に予め決めていた指値を調整して大引け間際に
強引に約定させた行動は少し感情的だったと思うので反省です。

その他、詳細は、本日のIR照会の結果も踏まえて、
機会があれば簡易銘柄分析の記事をUPさせて頂くかもしれません。

20171115_2378_定点観測





この他の銘柄についてです。
(以下は買付はしていません(そもそも発注すらもしていないものもあり)

■日本管理センター
決算精査記事にも挙げた通り、
今期ばかりは数値未達となりそうという面もあり、
過剰に反応している気がします。
まぁ実際問題、未達となり、
かつ不動産市況の変化(というか金融機関の態度)により、
次期も苦戦するようだと更に売りが出てくるかもしれませんね。
私は現時点ではこれ以上の買い増しも出来ないと判断しています。
従って注文も出していません。


■ソーシャルワイヤー
高値からだいぶ下落していますが、
それでもまだPERで30倍程度です。
これが10倍台になる事はないと思うのですが、
ないと思う事がパニック相場ではありえるかもしれません。
ただ、それはあまりに欲深いとも思えるため、
ここから更に下落するようであれば、
ストック性の追求などの面を織り込んだ目標株価へのGAPも大きくなるため、
一部買戻しを検討してもよいかなと思い始めています。
なにせ板も薄く、買った瞬間に含み損、上等で長期で見ないとなりませんね。


■アイドマMC
決算前に一部比率を下げていたのですが、
決算は可もなく不可もなくですが、今後主要顧客のバローHDも苦戦していることもあり、
少し今後に不確実性が増しているとも思えます。
ただ、短期的な目線になっている気もするので、
この辺りのバランスをみつつ、ここから更に下落するようであれば、
買い戻しを検討してもよいかなと思いますが、優先度は低いかなとも思います。
PERが現状で14倍台ですが、一桁PERまではないまでも
どこで検討するかは悩ましいなと思っています。


■ステップ
こういう時に暴落してくれるといいんですが・・・
思うようにはなりません(笑)。


この他監視銘柄のいくつかで新規買いラインを設定しているものもありますが、
銘柄数をこれ以上増やしたくない気持ちと、
現金の投入バランスなどを見た上で判断かなと思います。





明日以降も引き続きどうなるかわかりませんが、
こういう時はいつも以上に予め指値を決めて注文を出し、
安易に指値をいじらないというのが大事だと思います。



なんとなく雑感としてざーっと吐露してみましたが、
いつも参考にならない独り言ですみません。。。

【決算精査】 3277_サンセイランディック(17年12月期_3Q決算)

銘柄分析シート

決算説明資料(会社開示)


1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


決算短信によると、2Qからの利益の積み上がりは小さく、
減収減益と見た目の悪い決算です。
にも関わらず、総合評価は「4」です。(「3」とするか迷いましたが)

そもそも同社の四半期動向など見ても仕方ありません。
とはいえ、それでは話が終わってしまいますし、
主力銘柄の一角ですので、一応中身を整理しておきます。

決算短信だけを読むとよくわかりませんが、
決算補足説明を読むと色々景色が変わってきます。

そもそも、2Qで上方修正していますが、
その計画比で強い動きはこの3Qに入っても継続しており、
計画比で利益は大幅に進捗が超過しています。
一方、売上は計画比で若干ビハインドではあります。

またもうひとつ目を引くのは仕入についてです。
四半期単位では過去最高額の仕入となり、
棚卸資産の総額(在庫)残高も過去最高を一気に更新しています。
内容を読み進めると、物件の大型化やチャネルの増加が
背景となっているようで、これは少し長い目線で見ると
好意的に受け取ることが出来ると考えます。


順番が前後しますが、
収益について売上がビハインドでありながら、
利益率が想定より伸びている点も引き続き同社社員の付加価値向上の取り組みが、
より鮮明になっており、営業努力を含めた形跡が伺えます。
この人材力という面も長い目線で見れば好意的に受け止めます。

相変わらず不動産という不安定なセクターであるために、
今後の市況の変化の影響は少なからず受けるわけですし、
だからこそ低PERなのだと思います。
しかし、やはり安いのではないかなと思います。


長い目線で見た時に、いくつか魅力的と感じる事項も出てきており、
四半期の減収減益決算という表面的なものでは違和感があるかもしれませんが、
総合評価についてもややポジティブ「4」とします。



2.定量数値の確認



(1)売上の推移

同社は四半期決算の数値の重要性が低いことから、
キャプチャを取るのをやめました。
従来のグラフは冒頭の銘柄分析シート内にございます。

一応中身を軽くみると、
3Q累計では減収が続いています。
これは特に上期の間の販売が前期の在庫不足で伸び悩んだことが影響してます。
3Q単計では増収に転じています。
ただこんなことはどうでもいいことです。



(2)利益の推移

利益についても同様の理由でキャプチャは貼付しません。

3Qでの積み上がりはほとんどありませんでした。
額があまりに小さく(前期も)、増益率がどうこう言っても仕方ないでしょう。



(3)通期予想について

3Q実績と据え置いている通期予想を逆算すると、
下期の数値見込みは以下の通りとなります。

 ■FY17(今期)4Q 計画
 売上 6,680M
 営業利益 892M(利益率:13.4%)
 純利益 666M(利益率:10.0%)
 3Q末時点 販売用不動産 10,426M

 ■FY16(前期)4Q 実績
 売上 4,330M
 営業利益 781M(利益率:18.0%)
 純利益 538M(利益率:12.4%)
 3Q末時点 販売用不動産 7,290M

 
う~ん、いけるような気もしますし、いけないような気もします(笑)。
ここには表記しませんでしたが、
前々期は4Q単で営業利益975Mという結果もあり、今期も十分射程と思います。

というか、2Q決算の時にも既に今期の予算達成には手応えがあるようにも
感じていたので、その感覚を信じるかどうかという感じでもあります。

ただ、そんな短いスパンでみるべきではないでしょう。

投げ出しているわけではないのですが、
今期予算の達成可否など、どちらでもいいかなというくらいに思っています。




(4)仕入・販売状況

◆仕入金額推移
3277_サンセイランディック(17年12月期_3Q)仕入推移

今回から、会社説明資料の方が見やすいので、
そちらをキャプチャしました。

仕入は順調です。
ただ、額面の急伸の要因は所有権の伸長であり、
これは特異的な大型案件による影響もあってのものです。
ですので、そこまで驚異的なものではないと思うのですが、
底地や居抜きについても2Q同様高い水準で
仕入が進捗していますので、
順調ということになろうかと解釈しています。




3.IR照会

決算を一通り速読して質問してみたいとパパっと頭に浮かんだのは以下のことでした。
というわけで、早速電話いたしました。
お忙しい中、20分弱のお電話にご対応頂いたIR担当の方には感謝です。
とても親切丁寧にご対応頂きました。いつもいつもありがたい限りです。


・売上未達は単に決済等のタイミングの問題だけか。
それとも契約や市況の変化に影響を受けているものか。

・利益率が想定超になったのはなぜか。
同社は採算管理も物件個別になされているため、
何か特別な事情があるのか。
まさかグレーなことをしてどこかのwinを犠牲にしていないか。

・通期据え置きの想定リスクはどこにあるか。
単にコンサバなだけか。

・仕入がなぜここまで強いか。また所有権の急伸はどうしたの?

・今の状況を諸々踏まえて策定中の中計の方向性など。


まず売上未達については、
単にタイミングと捉えればよさそうです。
2Qに前に期ずれしたものや、4Qに後に期ずれしたもの、
それぞれのようですが、たまたまタイミングでこうなったということです。
特に懸念することはありませんでした。


次に利益率に関してですが、色々お話を伺いましたが、
やはり人材力の一言かなと感じました。
付加価値向上や営業力努力という面がうまく機能して、
奏功しているという事かと思います。

通期の据え置き理由は一応おまけで聞いたわけです。
(前述の通りあまりこのこと自体には興味がありません)
ただ、何か慎重を期せねばならない「事情」の有無が気になったわけです。
こちらも色々状況を教えて頂きましたが、
まぁ要するにコンサバということでしょう。
ただ未決済のものが実際に決済まで完遂するかは、
予定通りいかないこともありうるわけですので、
想定から期ずれということはないわけではないでしょう。
そういう事も念頭に置いているという点では、まぁ合理的な判断ということでしょう。


仕入は各地で引き合いに応じた営業が奏功していて、
それぞれの特色を生かした営業が奏功している印象です。
そこに同社にとっては大型の所有権の話が舞い込み、
今回このようなことになったようです。
その背景には、同社の信用力向上に加えて、
信託銀行やサブリース会社のようにより地主さんに近いチャネルも
活用できるようになっており、案件の話がより近くになっている実情があるようです。

中計については、まず策定中ということで、
当然ながら定量的な話や直接的な内容には言及していません。
(というか言及していたら問題ですからね)
やはりオリンピック前後の市況変化には
相当気を遣っていることはわかりました。
また、やはり継続的な成長という面は意識している印象、
ただし、なだらかにトレンドを作るためにどうするか、
このあたりが悩ましいのかなと思います。


細かなやり取りについては、割愛いたしました。
ご了承ください。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3277_サンセイランディック(17年12月期_3Q)株価推移




目標株価ですが、2Qで修正をかけました。

(再掲)
17年12月期EPS120×1.07×1.07×1.07=20年12月期EPS≒147
評価PERは12倍のまま変えません。
・目標株価(20.12期想定)
147×12=1760円 →時価総額想定 約146億(現状74億)


今回大幅に棚卸資産が増加した分の大半が、
来期に収支計上されると考えて、今の仕入環境が急変しない場合、
来期に一気にEPSが140台位まで伸長する可能性があります。
(新中計もあるので、当初予想はかなり保守的開示になろうかと思いますが)

その後のオリンピック後の動向も踏まえると、
むしろ20.12期がどうなるか心配ではありますが、
いずれにせよEPS水準は前倒しで目標株価断面に到達しそうな気がします。




5.さいごに

減収減益決算ですからね。
株価下がってくれないですかね。
既に主力銘柄ではありますが、
とはいえ、保有比率はまだ10%弱です。

今後の不動産市況などを踏まえて考えると、
到底楽観できる状況ではありません。

ただ、IRの姿勢も含めてとても良い会社だなと思っています。
派手さもないですし、四半期決算の不安定性さも顕著なのですが、
それでも私は応援しています。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~



【決算精査】 3276_日本管理センター(17年12月期_3Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


主力銘柄なのですが、
特に論点がありませんので、手抜き記事です(笑)。

2Qでは計画にぴったり寄せての着地となりましたが、
3Qではやや心許ない数値ですかね。

特に売上も前期比で34%程度の増収が必要となり、
販売用不動産を売却したとしても
ショートしそうですね。
これまでも計画を裏切られることはなかったわけですが、
売上は何度かはショートして、利益で合わせるということがありました。
ですので、今期もそういう形になるのかなと思っています。
数値だけを見ると利益も計画達成にやや危うさがないわけでもないですが、
後述の通り、IR照会の結果、ある程度予算はみえている感触でした。

まぁ外部環境もだいぶ厳しい感じになっていますし、
仕方ないかなという感じです。

新規取り組みとして、
クレジット決済を可能とするスキームに関するリリースも出ています。
最初、決済においても収益を狙っているのか、
収納サービスや延滞のヘッジが目的かどちらかなと思いましたが、
どうやら後者のようです。
ただ、いずれは決済を取ると周辺サービスにも拡充しやすく、
そこで将来的には収益を上げたい意向のようですね。

全体的に数値がやや力不足はあるものの、
それが外部環境の変化への過渡期
(かどうかは今後も慎重に見極めが必要)であると考えられますし、
全般的に見て、新規種まきもきちんとやっていることもあり
評価も想定通り「3」かなと思います。



2.定量数値の確認



(1)売上の推移

■3Q累計
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q累計)売上推移


■3Q単計
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q単計)売上推移


1Qの時と同様、増収率が落ちており、
確かに増収トレンドがマイルドになっていますが、
4Qでどう巻き返すかですね。
やはり、売上はショートしそうですね。

管理戸数の鈍化は収益性の確保など様々なことを天秤にかけて、
ある程度はコントローラブルに行っていることでもあると認識しているため、
現時点では大きく騒ぐほどのことではないかなと思います。
そもそも今期の業績達成可否だけにベットしているわけではないので、
その辺は良い意味で鈍感になってよいかなと思います。
(油断は禁物ですがね)



(2)利益の推移

■3Q累計(営業利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q累計)営業利益推移



■3Q単計(営業利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q単計)営業利益推移


粗利率は利益率が向上していた2Qに比べるとさすがに下がりましたが、
それでも10%台と並をキープしています。
販管費率も4.9%とコントロールされており、営業率も前年同期でほぼ同水準で、
とりあえずトップラインが足りていない感じですかね。

利益は最後コストコントロールでなんとか合わせられるかなという印象ですが、
いずれにせよ、ハードルは高そうですね。


■3Q累計(純利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q累計)純利益推移



■3Q単計(純利益)
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q単計)純利益推移



純利益ベースも特に変わった点は見受けられません。



(3)今期予想について

まず売上についてですが、
予算達成に必要なのは、13,149百万円となります。
今期の1Qから3Qで概ね10億ちょいなので、
ここは未達が濃厚ですね。
ただ理由がある程度みえているので、
市場は許さないかもしれませんが、私は問題なしと判断します。

利益面では営業利益で698百万円が必要です。
2Qが623百万円の実績でしたから、まぁ無理ではない水準でしょうか。
それなりにハードルは高いですが。



(4)月次指数

月次指数として、
ストック性収入の基盤となる管理戸数と、
今期から新たに家賃滞納保証件数が開示されています。

◆管理戸数&家賃滞納保証件数
3276_日本管理センター(17年12月期_3Q)月次推移


特に直近のトレンドと変わらず、
管理戸数の推移は軟調、家賃滞納保証件数は堅調です。



(5)パートナー企業数

同社は全国各地のパートナー企業との協業が
成長の礎にもなっているため、その推移にも注目しています。

3276_日本管理センター(17年12月期_3Q)加盟店推移

こちらもあまり今までの傾向と変わりありません。


3.IR照会

足元の数値云々より、クレジット決済についての背景が知りたくて、
IR照会させて頂きました。
せっかく電話したこともあり、一応数値面も認識を確かめました。

詳細なやり取りは、諸々の事情で割愛しますが、
要点は以下の通りです。


・クレジット決済はいずれは収益化を狙ってはいるが、
まずは収納の効率や滞納リスクヘッジが目的。

・決済でストックを積んでおくことで、将来の収益化のために、
様々なサービスをラインナップ出来るチャンスが生まれると目算。

・賃貸住宅建設の最新の逆風の影響として、
銀行融資の厳しさからもイーベストのリードタイムが長くなる影響が出ている。

・同社子会社のファイナンスも活用できるものの、
財務をあまり崩したくもないとも考えており、
その辺のバランスを見て対応しているところである。
(ここはかなり安全運転の印象を受けた)

・今期は売上はちょっと厳しいが、利益では合わせられると思う。
(既に積み上げである程度ゴールは見えている印象をもったが、どうかな・・・)


・長期的展望に立った時に、今の環境変化がどう影響するかについては、
原点回帰してストックの積み上げを着実に進めて、
改めて高成長へも回帰していくつもり。そのためにも今回の決済もストックを
積み上げて展開していく布石と認識している。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3276_日本管理センター(17年12月期_3Q)株価推移



5.さいごに

周りの銘柄が絶好調の業績の連続の中、
地味な成長でかつ外部環境にも影響を受けて正念場かなと思います。

ずっと安定成長を続けてきた同社ですが、
今期の業績達成可否というより、外部環境の潮目が変わってきている中で、
どう対処していくのか見物だなと思っています。

バリュエーションと同社への期待感とを冷静にみて、
保有比率が居心地よいかを考えながら、
うまくこれからも付き合えて行けたらいいなと思っています。

今期、来期の当たり外れだけではなく、
時価総額1000億に向けて、どう逆風をひとつひとつクリアして、
大きくなっていくのか楽しみたいなと思います。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~



週間パフォーマンス記事をUPしてから、
間もないですが、決算精査資料も即席で整理したので、
UPします(主に自分向け)。

【決算精査】 2475_WDBホールディングス(18年3月期_2Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


1Qの好調さに続き好調な決算です。
特にツッコミどころはなく、順調でしたね、の一言です。

有効求人倍率などからも外部環境がよいわけですが、
それだけではなく、CRO事業についてMAした会社も含めて
好調な状況である事への言及があり、その点も安心材料です。
それぞれの会社の強みを活かして収益貢献してきているとあります。
セグメント別でもCRO事業は躍進です。母数がまだ少ないので、
%表記にすると余計に大きな増収増益となっています。
(+84%増収、+93%増益)
もちろん主業の人材サービス事業も至って堅調です。

機動的な資本政策を理由に少量ですが、自己株買いするようです。
同社はMAには慎重で魅力的な対応をされているので、
安易な対応はとられないでしょうが、
今後どういう活用をするのかも楽しみですね。

総合評価としては、計画比で大幅な上振れ着地となっており、
ややポジティブな内容ではありながらも、
予め予見できたことでもあり、総合評価としては「3」の想定通りとしました。



2.定量数値の確認



(1)売上の推移

■2Q累計
2475_売上高推移(18年3月期_2Q)

各事業で増収で特に新事業のCROが成長著しいです。
まだまだ規模では人材サービス事業が支配的ですが、
この主業においても2桁増収ということですから、堅調ですね。


(2)利益の推移

■2Q累計(営業利益)
2475_営業利益推移(18年3月期_2Q)

営業利益率が中長期的目標だった10%を前期に達成して、
更に今期に入り11%まで上昇しています。
内訳としては粗利率は25%程度で過去の期からみても
落ち着いて推移しています。

販管費率がトップラインの向上による規模のメリットもあってか、
抑制出来ていることもあり、これが営業利益率に貢献しているようです。



■2Q累計(純利益)
2475_純利益推移(18年3月期_2Q)


2Qで税金の兼ね合いのようですが、対1Q比で利益率は落ちています。
ただ、それでも過去期と比べると大きく向上しています。



(3)通期予想について

1Q決算後の上期着地予想を皮算用していました。
皮算用した独自予想と実績の振り返りです。


 ■2Q累計(独自予想)
 売上 18,136M(会社計画比+1.1%)
 営業利益 2,048M(会社計画比+17.7%)

 ■2Q累計(実績)
 売上 18,451M(会社計画比+2.8%)
 営業利益 2,091M(会社計画比+20.2%)

独自予想からみると、売上で+1.7%、営業利益で+2.1%と
それぞれ更なる増額となっています。
ただ、概ねトレンドは想定通りですし、
上方修正はなし、という見込みも合致しました。
この辺からもまぁ想定通りの決算ということなんですね。


通期予想を皮算用してみます。
まず上期と下期を比較すると、
下期の方がやや積み上げが大きくなります。
ただ、2Q単で大きく増額しているので、
もしかするとCROやその他で一過性の売り上げが底上げした可能性もあります。

そこで、3Q単と4Q単で増額する前提で3Qで95億、4Qで97億の売上を想定し、
営業利益率は11%を維持というシミュレーションとします。

すると以下になります。

 ■通期着地(独自予想)
 売上 37,650M(会社計画比+0.2%)
 営業利益 4,140M(会社計画比+10.4%)
 
 
はい、やはり上方修正はないと思います。



(4)セグメントの状況

前述の通り、人材サービス事業及びその他事業(研究開発事業)は増収増益です。
特にまだ母数の小さいCRO事業は大幅な増収減益です。
詳細は、銘柄分析シートにもご参照下さい。


3.IR照会

特に実施していません。
疑問点や懸念点も特にありません。
後日決算説明会を拝聴できれば、
そこで情報収集にあたりたいと思います。

4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

2475_株価推移(18年3月期_2Q)

青色の売りが早いですよね~。ただこれも今を見ているから言える結果論です。
私は今でも全く後悔していませんし、妥当な判断をしたと思っています。
買値から2倍程度で少し売ったということですが、
タイミング的にバリュエーションの面からも、
私の投資スタンスなどを踏まえると居心地よい売買だと思います。



6.さいごに

同社の開示を見た時に、2明細あって最初驚きました。
修正はないはずですし、決算説明資料がUPされることもないので、
何事と思いましたが、タイトルを見て、益々混乱しました。
こんなに高値圏にあるので、自己株買いとセットですか~と
今でも少しドキドキしています(笑)。

なんでこのタイミングなのかなと色々勘ぐってしまいます。
何かのメッセージなのでしょうかね。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


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