Author:まるのん |
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※今月は週末と月末が重複していますが、
当記事では毎週の定点観測の記事として記載をしておきます。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +29.4% となりました。
前週比は +2.5% で推移しました。

2.全体所感
調整局面が来るぞ~なんて先月まではよく聞いたものですが、
結局調整らしい調整などなく、堅調な9月も終わりました。
よくわかりませんが、目先に一抹の不安を抱えつつも、
みんなが強気になっているような印象を受けます。
少しでも指標で相対的に魅力がありそうな銘柄も、
ことごとく買われていき、
テーマや材料が出るとどんどん高値を抜ける堅調な相場が続いています。
いったい誰が買っているのかな、なんて思ったりもするのですが、
それが分かった所でどうしょうもないので放置です。
北朝鮮との間でも今週はややおとなしい感じでしたかね。
ただ、こういうおとなしい時こそ怖い気もするんですが、
私はこの茶番劇に輪をかけた茶番劇の様相である、
国内の選挙情勢の方が怖いと感じています。
どういうわけか、指数も強く推移しており、
割安性は益々薄れてきているため、
私個人としては、だいぶ警戒をしていることは事実です。
一方で、それは値動きを追いかけた思考でもあるため、
慎重に対処を検討しているところです。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

冒頭でも書いた通り、漠然と警戒感はより深まっている印象です。
そのため、現金比率も約4割程度を確保しており、
これが妥当かについても慎重に自分に問いかけています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

個別銘柄の騰落はまぁ全般それなりに堅調ですかね。
ただ、個別にみると飛んでいる銘柄もあるので、
そういう銘柄と比較すると見劣りしますが、
今のバリュエーション等から見ると十分過ぎる内容だと認識しています。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPERは15倍を超えてきました。
割安感は日に日に薄まっています。
4.個別銘柄トピックス
■アイドママーケティングコミュニケーション
アナリストレポートが出ています。 (→PDF)
この種のレポートは基本的にポジティブに書かれているので、
参考程度ですが、キャッシュバックアプリが業績予想に入っていない模様というのは、
想定通りなのですが、このアプリのポテンシャルや状況を取材して欲しいです。
私はあまり期待しておらず、業績寄与要素どころか、減損リスクを孕んでいると思うのですがね。
新規顧客の獲得状況とか今後の展望とか、
もう少し調査してもらいたいなと思うのですがね。
というか会社のIRがもう少し頑張って欲しいんですよね。。。
■ソーシャルワイヤー
恒例の社長コメントが掲載されています。
商品開発の順調さが伺えますし、
徐々に点から面を意識していて、今後が楽しみな内容です。
AIが効率化に繋がりそのリソースが
新規分野に有効活用出来ていそうです。
あとは、提携を進める中でこのリソースが機能しているかは、
今後も注意が必要だと思います。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

6.雑記
今週はお休みします!
当記事では毎週の定点観測の記事として記載をしておきます。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +29.4% となりました。
前週比は +2.5% で推移しました。

2.全体所感
調整局面が来るぞ~なんて先月まではよく聞いたものですが、
結局調整らしい調整などなく、堅調な9月も終わりました。
よくわかりませんが、目先に一抹の不安を抱えつつも、
みんなが強気になっているような印象を受けます。
少しでも指標で相対的に魅力がありそうな銘柄も、
ことごとく買われていき、
テーマや材料が出るとどんどん高値を抜ける堅調な相場が続いています。
いったい誰が買っているのかな、なんて思ったりもするのですが、
それが分かった所でどうしょうもないので放置です。
北朝鮮との間でも今週はややおとなしい感じでしたかね。
ただ、こういうおとなしい時こそ怖い気もするんですが、
私はこの茶番劇に輪をかけた茶番劇の様相である、
国内の選挙情勢の方が怖いと感じています。
どういうわけか、指数も強く推移しており、
割安性は益々薄れてきているため、
私個人としては、だいぶ警戒をしていることは事実です。
一方で、それは値動きを追いかけた思考でもあるため、
慎重に対処を検討しているところです。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

冒頭でも書いた通り、漠然と警戒感はより深まっている印象です。
そのため、現金比率も約4割程度を確保しており、
これが妥当かについても慎重に自分に問いかけています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

個別銘柄の騰落はまぁ全般それなりに堅調ですかね。
ただ、個別にみると飛んでいる銘柄もあるので、
そういう銘柄と比較すると見劣りしますが、
今のバリュエーション等から見ると十分過ぎる内容だと認識しています。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

ポートフォリオPERは15倍を超えてきました。
割安感は日に日に薄まっています。
4.個別銘柄トピックス
■アイドママーケティングコミュニケーション
アナリストレポートが出ています。 (→PDF)
この種のレポートは基本的にポジティブに書かれているので、
参考程度ですが、キャッシュバックアプリが業績予想に入っていない模様というのは、
想定通りなのですが、このアプリのポテンシャルや状況を取材して欲しいです。
私はあまり期待しておらず、業績寄与要素どころか、減損リスクを孕んでいると思うのですがね。
新規顧客の獲得状況とか今後の展望とか、
もう少し調査してもらいたいなと思うのですがね。
というか会社のIRがもう少し頑張って欲しいんですよね。。。
■ソーシャルワイヤー
恒例の社長コメントが掲載されています。
商品開発の順調さが伺えますし、
徐々に点から面を意識していて、今後が楽しみな内容です。
AIが効率化に繋がりそのリソースが
新規分野に有効活用出来ていそうです。
あとは、提携を進める中でこのリソースが機能しているかは、
今後も注意が必要だと思います。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

6.雑記
今週はお休みします!
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +27.0% となりました。
前週比は +0.4% で推移しました。

2.全体所感
今週は衆院の解散やFRBの資産圧縮政策及び年内利上げ観測が出たり、
更なる追加緩和への布石(?)とも思われる日銀の対応など、
様々なニュースが駆け巡りました。
週初には四季報の影響なのか、
ポジティブな記載のあった銘柄の株価が高騰してウハウハだった方も
たくさんおられたのではないでしょうか。
いずれにしても引き続き、投資家は楽観的であるという印象を持っています。
一方で、周囲では着実に利益確定を進めている方もおり、
まぁ人それぞれなんだな~という感じです。
北朝鮮が新たな実験を検討なんていう
相変わらずのニュースも聞こえてきており、
今日もそこまで株価は影響を受けなかったようですが、
また週末でああだこうだとコメンテーターなどの解説も聞かれそうですが、
そういうものに一喜一憂するのは意味のないことだなと感じています。
ただ、トレンド云々は横に置いておいて、
自分の中でポートフォリオの割安度やリスク許容度が
過度に逸脱していないかなど、
よく観察していかねばならないなとも考えています。
自分が自分のポートフォリオや言動に対して、
納得感をもって要られているかという事が大事ですので、
今後もその問いかけをし続けていきたいと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はソーシャルワイヤーの一部利益確定に伴い、
同社がギリギリ5%の比率まで落ちています。
本当はもっと応援したいし、保有量を減らしたくないのです。
しかし、明らかに割安ではないため、分割を待たずに決断を行いました。
それ以外はポートフォリオに変化はないかと思います。
やや丸和運輸機関の上昇が大きく順位が上がっているくらいですかね。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

丸和運輸機関とサンセイランディックが高値を抜いてきています。
特に丸和運輸機関は気味が悪い位強いんです。
分割も2分割ではなく3分割でもよかったんではと感じますが、
まぁどうせ落ち着く所に落ち着くでしょう。
それにしても5000円の壁は厚いかなと思っていましたが、
あっさり上抜けました。やはり株価の短期的な動きなんて、
まったく予想できないですね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

とりあえず先週の煩悩から、
ソーシャルワイヤーを一部利益確定を行うことで、
ポートフォリオPERは15倍をぎりぎり割れているわけですが、
引き続き私の求めるリターンから比べると
割安感が薄まっている印象は拭えません。
ですから現金比率の目安も投資方針に照らすと31%となりますが、
現状で39%まで厚くしています。
4.個別銘柄トピックス
■ソーシャルワイヤー
インドで金融機関向けのリサーチセンターを開設というリリースがありました。
インドは金融機関にとっても魅力的なマーケットであるとは思いますが、
進出には情報不足やファシリティの課題があると認識しており、
この辺りをうまくパッケージにして提供するというのは、
この事業そのものでの収益は出ないと思いますし、
むしろ先行投資的な要素になると思います。
しかし、マーケットを開拓しようとする顧客を厚くし、
同社のサービスが足掛かりとして機能することは、
中長期的に大変意義のある事だと思います。
■ホクリヨウ
ツイートもしましたが、上方修正に伴う増配がなかった点など、
いくつかIR照会を行いました。
今後の設備投資計画などを鑑みた時に、内部留保を厚くしておきたい、
というのが増配を見送った理由です。
関東圏の進出については明確な言及はありませんでしたが、
将来のためにきちんと成長する姿勢は
斜陽産業にある中で期待を感じる内容です。
バリュエーションも手頃ですから、
引き続き、低位でたまご券をもらいながら応援することになると思います。
ちなみに今期予想のガイダンスは超保守的になると思いますので、
大幅減益予想に驚かないように今から覚悟を決めておきたいと思います。
(あくまで個人的な勝手な憶測ですが。。。)
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

ポートフォリオPERがじわりと上がってきているので、
やはり割安性を重視した銘柄にもう少しシフトするべきかもしれませんが、
今の銘柄はどれも割安性が薄まっているので難しいですね。
ですからその分を現金比率を厚めにしており、
全体のバランスを取っているつもりなのです。
6.雑記
直近で自分の投資手法や過去の実績を
改めて振り返る機会があったのですが、
自分の手法も少しずつですが変化していて面白いなと感じました。
それが良い方向の変化なのかはわかりませんが、
その時々で自分のルールの範疇で重視する点を微妙に変化し、
調整することは意味のあることなのだろうと思います。
基本的な芯はぶれることなく、
しかしその範疇でアプローチを試行錯誤することは、
有意義だなと思います。
株式投資だけではなく、
料理でも育児でもなんでもそうなんですよね。
料理で出汁を取る時に、
少し時間を調整するとエグみが出てしまったり、
逆に絶妙なうま味が引き出せたりします。
玉子焼きでも火加減ひとつで全く異なる料理になります。
子供に勉強を教えるにも、
新しい単元で教える時にどういう事例で話をするとわかりやすいのか、
子供により興味をもってもらえる働きかけはどういうものかとか、
常に同じ目的ややり方の中で、微妙にアプローチのやり方を変えてみることは、
自分のためにも有益ですし面白いことだなと思うのです。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +26.6% となりました。
前週比は +4.4% で推移しました。

2.全体所感
先週にやや不安がある動きがありましたが、
それを早々に忘れてしまうような堅調な週になっています。
北朝鮮によるミサイル発射にもあまり反応はなく、
強い相場が続いています。
今週は四季報の発売ということもあり、
有料会員向けの情報もありますから、
個別の好業績だったり目先に材料がありそうな銘柄が、
よく物色されていた印象です。
皆さん本当によく見ているなと思います。
私も見習わないといけないのですが、
一方で慎重に投資判断を下した上でなければ、
注文を出せないルールにもしていることもあり、
まぁ自分で課した制約の中でやっていることなので
これでいいかなと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

売買もなくポートフォリオに大きな変化はありませんが、
シュッピンの上昇に伴い保有比率が5%に乗ってしまいそうです。
だからなんだということなのですが、
一応5%以上となると準主力銘柄という扱いになります。
それで、だからなんだということなのですがね。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

今週はポートフォリオは大きく動いていませんが、
個別銘柄ではだいぶメリハリのある内容です。
もちろん週間の騰落など、たまたまということなので、
嬉しくも悲しくもないのですがね。
ソーシャルワイヤーは株式分割の発表もあり、
週間で30%以上の上昇です。
ただ、株式分割だけでは説明はつかないですね。
別に企業価値が変わるわけではないですし、
いずれ本則市場への昇格を意識していたとしても、
時期尚早です。何より既に高いですからね。
私もこのまま準主力銘柄として保有を続けるのか否か、
よく考えないとならないのです。
ずっと考えているのですが、なかなか答えが出ません。
シュッピンも週間で20%を超える上昇です。
こちらは月次数値が好感されていて先週からずっと堅調です。
こちらもやり過ぎなのですが、既に優待目的分しか保有していないので、
こちらも対応には苦慮しています。
優待が欲しいから売却出来ないというわけではなく、
既に過去の利益確定でいわゆるただ株であるということと、
成長へのポテンシャルの評価は変わっていませんので、
まだ長期で応援したいというモチベーションがあるのです。
悩ましいですね。。。
煩悩との戦いです。
まだまだ未熟者です。
ですが、それが実態なので、
自分の行動に後悔なきように納得できるよう行動したいものです。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

再びポートフォリオPERは15倍を超過しています。
また4銘柄が目標株価を超過しているという異常事態です。
各銘柄の目標株価は都度見直しをするものですが、
時価が騰がっているからといって安易に見直してはなりません。
慎重に精査をしたいと思います。
それから目標株価にどこまで機械的に処理するかも、
よく考えないとなりません。
これまで目標株価に達したといって早売りしている前科もありつつ、
それは堅実なやり方でもあると今でも本気で思っています。
どちらが正解というのは、結果論から評価してはなりませんが、
自分の取っているリスクを俯瞰して適切に運営していきたいと思います。
4.個別銘柄トピックス
特に大きなリリースがなかったのと、
これから四季報精読を進めてまた評価したいとも思いますので、
今週はここでの記載は割愛します。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

他の個人投資家の方がよくYHと呟かれているので、
私も一応YHと言っておきますが、
私はこの表現はあまり好みません。
というより意味のないものだと思っています。
なのでツイートも含めてほとんどそのことに言及していません。
実は、YHという言葉の意味も最近まで知りませんでした(苦笑)。
ずっとなんだろうと思っていたのですが、
資産の年初来高値更新のことだったのですね。
私は数年先を見据え、
最終的には30年位のスパンでの資産形成を意識しています。
ですので、2017年の今日、年内で最高値となったこと、は
どうでもいいことなのです。
通過点でありますが、そもそも減ったり増えたりしながらなので、
その一断面をとって一喜一憂するのは適切ではありません。
ですので、これからもあまり意識しないようにしていきたいと思います。
6.雑記
これから四季報を読みます。
3連休は日本列島を台風が通過するそうなので、
家でおとなしく精読に時間を当てたいと思いますが、
結局、家族との時間を優先してしまいそうです。
四季報読むのも楽しいですが、
子供と部屋で戯れる方がやはり楽しいです。
投資家としては怠け者かもしれませんが、
まぁそれくらいゆるくていいと思っています(笑)。
ということで、せめてここに戯言を書く時間を節約し、
精読の時間に当てたいと思います(笑)。
コメント欄においてリスク管理と対処について、
貴重なコメントを頂きました。
コメントの内容を私なりに解釈すると、
以下のようなご指摘です。
(コメント下さった方へ転載の同意を得ていないため、
私の解釈ということで記載しています)
・リーマンショックが到来するまで投資家は楽観的であった。
・実態経済に影響がないという姿勢は本当に真であるのか。
・リスクが顕在化すると全面安で、結果投げるのが正解だった。
・そんな時に割安になったと買うのか?
・経済リスクだけでなく地政学リスクも顕在化も同様の悩みに苛まれるはず。
・キャッシュを一定程度持っている分、対応はより悩ましいはず。
・リスクが顕在化しても業績の下方修正が出るまで律儀に待つのか
総じてみると、リスクに対して楽観的になり過ぎではないか、
もし顕在化したとしたら、その時の対応はどう考えているのか、
というご指摘だと受け止めました。
私はこれまで何度も言い聞かせてきていますが、
保有銘柄の業績見通しや長期的成長シナリオなど、
投資前提が崩れない限り原則として株式保有を継続することとしています。
もちろん、時価ベースで投資妙味の期待値が一定程度収束したタイミング、
もしくは他の優位性がある場合などには入れ替えもありますが、
基本的に投資前提が崩れない限り保有を継続するというのが基本姿勢です。
但し、世界経済の収縮(リーマンショックのような経済不安)が顕在化した時には、
投資前提の継続性に一部疑義が生じることにもなりかねませんので、
その時には相応に売却をすることになると考えています。
もちろんその時は既にリスクが顕在化した時なので、
連続ストップ安でそもそも手遅れということもあるかもしれませんがね。
一方で銘柄選定の基準として私はいくつかの観点で評価をしていますが、
「安定」の観点の中で不況耐性という観点も組み込んでいます。
従って一定の不況耐性は考慮しているつもりでもあるため、
各銘柄のバリュエーション次第ではありますが、
個々に売る量や銘柄は検討することになると思います。
この辺りが今までの一般論としての原理原則の方針です。
この原理原則の大前提としては、
そもそも資産は大きく減る可能性があることを受け入れる事だと考えています。
もちろん、せっかく築いてきた資産ですから、
少しも目減りさせたくない、そうならぬように最善を尽くすというのは当たり前ですが、
あらゆるリスクを想定してということであれば、
やはり資産の減る可能性は常に念頭に現実のこととして置いておく必要があります。
私の目指している運用利回りは長期資産シミュレーションベースで見ると、
2017年末で2014年当初比で約+70%弱(約600万→約1000万)です。
これに対して、現時点で約+100%強(→約1200万)という所まで来ています。
つまり、ありがたいことにこれまで目標比で貯金が出来ていることもあり、
ざっくり総資産で2割強(約200万)はマイナスになる余地は考慮しています。
私の今のポートフォリオは株式が6割~7割ですが、
この株式が全て30%強のマイナス(ざっくりS安2連続)になった時くらいと考えています。
実際には半額位までは覚悟した方がいいのかもしれませんが、
まぁ全部が30%安となっても、目標ラインということは念頭にありますので、
まだ受容できるかなと今は考えています。
(実際には狼狽すると思いますがね(笑))
減らしたくはないし、そうならぬようにとは思いつつ、
あらゆるリスクに晒されながら運用しているわけなので、
そういうめぐりあわせになることもあるだろうという事を受け入れるしかない、
という考えがあります。
またリスクの捉え方ですが、
事前にリスクを正しく認識することなんてできないと思っています。
リーマン破綻の有無やそれが与える影響など、
専門家ですら予想を大きく外していました。
投資家に限らず楽観していましたからね。
直近でもチャイナショック、ギリシャショック、
ブレグジット、ドイツ銀行の懸念などありましたし、
地政学リスクやエボラショックなんてものもありました。
これらを保有企業のファンダメンタルズに影響はないと評価していますが、
確かにそれが顕在化するか否かわからないですし、
企業活動の影響もわかりません。
たまたま今までのリスクは事業活動に大きな影響は及びませんでした。
今後のリスクについても、実際にどうなるかわかりませんが、
でも現状の様々なリスクについても、
現時点では合理的にみて影響はないだろうとみるしかない、
それが実情だと思います。
(もちろん安定性の評価は事前にやってはおくわけですがね)
リスクを取らないとリターンはないという考えですので、
このリスクは一定程度は受け入れて冷静に
対処していくしかないと思います。
ただリスクをある程度はコントロールする必要があるとは思います。
シクリカルな銘柄に極端に寄せないとか、
岩盤な事業基盤を持っている銘柄を組み入れるとか、
配当などの下支え余地のある財務基盤があるとか、
不動産や製造など特定セクターに寄せ過ぎないとか、
まぁ色々ありますよね。
暴落局面では業種など関係なく暴落しますが、
その後の回復も踏まえた時に分散は一定程度は効果があると推測しています。
確かにリーマンショックの直後にすぐに売却が正しいともいわれていますが、
長期的に見れば、早々に回復して長期で持っていれば報わるということも、
それなりにあったと考えています。
そもそもニトリなど関係なく上昇してきた銘柄もありますしね。
時間的な効率は犠牲になってしまうかもしれませんが、
必ずしも全部売却だけが正解ではないのではないかという仮説も持っています。
なんだか取りとめがなくなって纏まりがなくなっているので、
あとはご質問にお答えしておきたいと思います。
Q
リスク顕在化後に軒並みストップ安を受けて、
安いと買うのか。
A
リスクの種類にも拠りますが、
企業業績に不透明感があるのであれば、
現状EPSやその後の想定CAGRを安易に採用して
バリュエーション評価しないと思います。
リスクの状況と値動きの状況とを鑑みて少し売るかもしれません。
ポートフォリオの下落余地と長期資産シミュレーションを意識して、
皮算用して俯瞰して決めることになるのでしょうね。
Q
北朝鮮の軍事リスクについて、開戦となった場合の対応について
A
日本国内への着弾ということがあれば、
やはり一時的な経済混乱は免れないとも思うので、
全体の比率を下げる対処を行うと思います。
具体的にはNISA分くらいは残して特定分を売るくらいが
今はちょうどよい塩梅かなとは思っています。
Q
下方修正が出るまでは株価に関係なく保有継続するのか。
A
リスクが顕在化して、それでもなお、保有企業の業績に不透明感がなく、
なんの変化もないとみればそうなりますが、
多かれ少なかれ調整は事前にする事になると考えます。
私は楽観主義ではなく、
わからないということを受け入れて
これでも保守的に冷静な判断を下しているつもりです。
とはいえ、事が起こりリスクが顕在化されてパニックになれば、
まだ未熟な私も群集心理に感化され、
実際にはそれなりに投げることになるとは思います(笑)。
この文章が象徴するように、
やはり具体的に読者の方からツッコミを頂くと、
どうも釈然と整理した文章が書けないでおります(いつも?)。
ということは、まだ私の中でも危機管理とかリスク管理が、
ルーズだという証左でもあると思います。
よい気付きの機会を頂けるコメントに大変感謝しています。
少し気は早いですが、来年の投資方針のチューニングの観点に向けて、
少しずつ考えを整理したいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +22.2% となりました。
前週比は ▲2.6% で推移しました。

2.全体所感
ずっと堅調に推移していた新興市場でしたが、
ここ最近怪しげな空気が漂ってきたなと思っていたら、
今週はストンときました。
北朝鮮のリスクなどと解説されているのですが、
まぁこれまで堅調に推移していた反動の範疇だと感じていますし、
そもそもこの程度の調整はまだ序章だとさえ思っています。
(別に不安を煽っているわけではありません)
この後、建国記念日に何が起こるのかなんてわかりませんが、
まぁ目先の騰落は考えてもわからないの一言なので、
どうなってもよいように気持ちを整理しておきたいと思います。
マザーズは週間で10%の下落となっているものの、
それでもまだ年初来プラスを維持しており、
個人投資家もまだマインドには
だいぶ余裕があるのではないかと思います。
私は常に強気でも弱気でもない、
ニュートラルに相場に対峙していければと考えています。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週は売買もなく、ポートフォリオにも大きな変化は生じていません。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

PFの準主力クラスのマイナスが大きいのと、
案外、中下位の銘柄は下がっていない印象です。
ソーシャルワイヤー、WDBHD、IRジャパンHDは
直近で高かったですから当然の反応だと思います。
アイドマMCは直近高なくなかったのですが売られています。
同社はどうしても地味で目先に材料もなく
値動きの悪さもありじりじりと見切り売りを
強いられている印象です。まぁ仕方ないですね・・・。
ステップや全国保証はストック性が高く、
安定業績が魅力ということもあり、
あまりこういう市況に影響を受けないのかもしれません。
シュッピンは後述の通り月次開示が好調ということで、
一気に買われています。
まぁふ~んという感じなんです。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

先週までにポートフォリオPERが15倍程度まで上昇しており、
割安性が薄まっているというコメントを先週ここに書いていましたが、
まぁそういう面からも調整は当然だと思います。
もちろんポートフォリオPERの落ち着き処に正解はないのですが、
やはり感覚的には15倍を超えると割安性が薄まるという感覚を持っています。
4.個別銘柄トピックス
■日本管理センター
個人投資家向けIR説明会に出席しました。
詳細、というかメモは記事にUPしています。 → こちら
■ソーシャルワイヤー
クロスコープの開設が先行している仙台市においても、
ベンチャー企業支援の体制構築について、
自治体との提携が発表されています。
福岡、大阪に次ぐ内容で、
今後も当面このような発表が続くかもしれません。
ただ、リソースの問題もあるため、
業績面で急伸するというわけではないようなので、
長期的な材料として評価するべきだとは思います。
事実、株価も無反応ですもんね。
また、アサガケというプロモーション機会を創造するサイトを
新たに運営することにしたようです。
ベンチャー企業など、自社製品をアピールしたい立場と、
それを利用してユーザー目線の声を上げたい立場を繋ぐ、
機会としてはそこまで新規性の高いものではありませんが、
同社のようにベンチャー企業が多く顧客に抱える同社が、
このサービスを展開することの意味は大きいと感じました。
こちらも足元の業績には影響がないと思われますが、
長期的に顧客へ提供出来る付加価値向上に資する内容のため、
楽しみな内容だと思います。
また、8月の月次も開示されていますが、
先行指標のチケット残高は引き続き過去最高を更新しており、
配信数や国内のレンタルオフィス稼働席が特に
堅調に推移していることが確認出来ました。
社長のコメントも顧客基盤の拡充に注力している点も心強いです。
リソース面で攻めの拡充に注力している点が、
マイナスに影響しないかだけは注視が必要かなと思っています。
■シュッピン
月次開示で表面上の売上伸長率が高く評価されているようです。
40%超えですからね。ただ前年が低かった分も考慮すると、
そこまで驚く内容ではないでしょう。
確かにコメントでも計画を大幅超過ということですからね。
期待が先行するのはよくわかります。
ただ、利益率とかも気になりますね。
一応キヤノンから新製品も出ていることもあり、
新品率が高く利益率がどこまで確保できるかはまた別ですからね。
とはいえ、これだけ身長していれば、あまり懸念は不要でしょう。
それより、ユーザー数の伸びが大きい点は注目に値すると思います。
ついに4000人規模までいきそうですね。
様々な施策がうまく回り始めているという評価をしています。
それから、小野社長のインタビュー記事が紹介されています。
失礼ながら初めて知ったのですが、「厳選ファンド」というファンドで、
アナリストが企業訪問した様子を記事にしているようです。
鎌倉投信やひふみ投信のようですね。
小野社長の評価を下す際に、
社員を公平に評価したいと思いつつ、
全ての現場業務を正しく網羅的に把握できない点を、
悔しいと表現されています。
もちろん、美談となっていて、話半分に読むべきかもしれませんが、
そういう発想はいかにも小野社長らしいんだろうと感じました。
→ こちら
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

特にコメントはありません。
6.雑記
情報は鮮度が高い状態で得て活用してこそ、
優位性を生むといわれます。
ビジネスではより早く思い付き、
そのアイデアを具現化することにより、
先行者メリットを享受できるわけですね。
株式市場でも、
インサイーダは別として、より高いアンテナを張り、
自らの足で稼いで収集した高い鮮度の情報を得ていることが、
優位性を生みます。
このことは事実だと思いますし、それは合理的だと思います。
そして、その情報が一般人へ浸透し、知れ渡る頃には、
鮮度が落ちてその情報の優位性は低減していきます。
少しでも優位性を確保するために、
鮮度の高い情報を集めようと私も含めて思考錯誤しているのですが、
一方でその競争に勝ち優位性を持とうという方針は、
少し無理があるかなと感じています。
例えば私は本の四季報を精読しますが、
有料会員になれば、先取り情報を入手できますので、
既に本として発売されている四季報データは、
相対的に枯れている情報です。
有料会員になることで先取り情報という言葉に駆られて、
人より早く情報を仕入れて仕込んでやろうなんて、
私もよく考えていました。
しかし、同じ有料会員は沢山いますし、
その情報だって既に鮮度は多少は落ちていると思うわけです。
このように考えていくと、やはり専業投資家でもなければ、
情報収集に割ける時間が限られる私の立場で、
情報鮮度で勝負しようと思うこと自体に無理があると
感じるようになっています。
私は個別の業種に長けた知識もなければ、
人脈があるわけでもありません。
四季報オンラインの月額1000円ですら未加入で、
情報に対するコストもかけていません。
普段はサラリーマンや家族サービスなどで時間を割き、
無駄の多いブログで長文をしたためることに更に時間を割き(笑)、
そんな私が情報鮮度で出し抜こうなんて、
やはり無理があるのです。
株式市場でもサラリーマンとしての仕事でも、
ビジネス企画の場面でも、
もう成熟したマーケットや誰しもが認知している中から
シンプルに発想するというやり方で勝負する事も出来ると思うのです。
実際、私が投資判断を下す時、
情報鮮度で勝る耳より情報を頼りにしたことなどないのです。
投資する業種も例えばブロックチェーンとかバイオとか、
技術的にとても知識や情報がモノをいう会社には、
投資はしていませんし、投資できないのです。
情報戦の投機筋の多い銘柄には触りませんし、
自ら情報戦から降りているのです。
自分がどういう領域で投資活動を続けて、
そのためにどういう労力を注いで対応していくか、
良く見つめ直さないといけないなと思います。
銘柄探しにも苦戦し、ついつい新しい情報を探しにいきそうになりますが、
そうではないよ、ということを改めて肝に銘じて、
基本に立ち返りたいと考えているところです。
日本管理センターのIR説明会に参加しました。
平日の昼開催ということで、
兼業投資家の私にとっては参加するのがいつも大変なのですが、
窓際サラリーマンという好都合な立場を最大限活用し、
毎回参加しています。
私は同社の武藤社長に洗脳されているので、
基本、ポジティブ視線になってしまうので、
何割か割引いて読んで頂くとして、簡単に様子をメモ残しておきます。
まず、同社の前に他の2社の説明会があったのですが、
これがまた、なんというか、まぁ誤解を恐れずにいえば、
どうしょうもなかったので(原稿棒読み、質問にもちぐはぐな対応など)、
余計に武藤社長の切れるプレゼンに期待が高まります。
同社のIR説明会には武藤社長と宮本上席執行役員のペアで登場、
というのがスタンダードになっています。
部屋にお二人が入出されて始めに気が向いたのは、
宮本さんのメガネです。
従来のメガネよりより洗練されたキラリと輝くメガネに、
思わず突っ込んでしまいました。
(すみません、いきなり脱線してしまいました)
実は事前にUPされていたアナリスト向け説明会の動画で、
やや武藤社長に元気がないかなと思っていたのですが、
そんな不安を感じさせない熱弁が冒頭から繰り広げられていました。
途中のお約束のくだりも、
微妙にアレンジされていて常連でも十分楽しめます。
全体の印象としては、特に同社の見立てを変えるような内容はなく、
全般で頑張ってやっているという評価に変わりはありません。
冒頭で、株価がなかなか騰がらないという点に、
忸怩たる思いを抱いているという点と、
とはいえ、ビジネスは堅調に推移しているので
安心してもらいたいという点に言及がありました。
まぁよく株主の気持ちをわかっていますよね(笑)。
私はまぁ気長に待つつもりですが、
なかには不平不満を矯め込んでいる株主もおられるでしょうからね。
創業時の話などいつもの話はまぁ普通に面白く聞いて、
管理戸数について言及がありました。
管理戸数の目標進捗には敢えて言及されていませんでしたが、
業績との相関は薄れている点を強めに説明されていました。
背景には様々な複合要因があるようです。
業績との相関については、
物件の収益性の状況次第で、
オーナーへ売却を勧めることで管理戸数が目減りする一方で、
利益率が改善したりすることもあるようです。
また、管理手法としてパートナーを介すか直接管理とするかによっても
利益率が大きく異なるという面もあります。
そもそも、ファイナンス事業など事業領域も広がっているために、
管理戸数の部分だけ切り出しても意味がない、ということと解釈しました。
であるならば、月次開示の方針や、
業績予想の前提としての定量目標設定について、
再検討することも必要ではないかと考えています。
IR開示姿勢として、投資家へのきめ細かいメッセージという点で
月次開示は歓迎しますが、より実効的なものに
検討をしてもらうとよいのかなと思います。
幸運にして株式市場も同社の管理戸数に
あまり一喜一憂しなくなったので、
検討して頂くのもよいかなと個人的には思っています。
不動産の素人としてこの業界に入った武藤社長ですが、
安藤百福氏の名言のスライドが入っていました。
「素人だから飛躍できる。」
この言葉に思い入れがあるようでした。
同社の全社の決起集会?のようなものがあるらしいのですが、
毎回著名人を招いているようです。
前回は星野リゾート代表の星野佳路氏が登壇されたようなのですが、
星野リゾートの事業改革は同社サブリースのビジネスモデルと
共通点が多いという話がありました。
なるほど、確かにかつての星野リゾートは、
物件所有と事業運営(オペレーション)はセットだったわけですが、
現状では、物件所有はREITなどに切り出し、
星野リゾートはオペレーションに専念するという構造です。
サブリースにおける、所有と経営の分離という考え方と共通点があります。
改めて言われなくてもそりゃそうだというわけですが、
そういうテーマで著名人から社員の皆さんが勉強されているのは、
とても心強いな、と思いました。
子の講演会ですが、過去にも毎年実施されているようで順不同ですが、
田原総一朗氏、落合監督、安藤忠雄氏、
ホリエモン、山本昌投手、橋下徹氏らと
なかなかバリエーションがあって楽しそうな話が聴けそうですね。
どこまでの効果があるのかは未知数ですが、
こういう著名な方の話を社員一丸で学びを得る機会がある、
というのはとてもよいことだなと思いました。
最後の方は時間が無くなってしまい、駆け足になってしまいました。
全体的に数値情報がほぼなく、
どちらかというと業界の話が中心で、武藤社長の独断場といった感じでした。
数値情報が少ない点はややもすれば、
数値にネガティブな状況がある時が多いと感じているのですが、
同社はサプライズなき決算を続けているので、
そこまで心配はしていません。
ただ、過去が大丈夫だから今後も大丈夫という過信はせずに、
四半期での数値はきちんとトレースしていきたいとは思っています。
質疑応答です。
管理戸数の伸び悩みについてですが、
採算性を精査して個々の状況に応じて対策をしているという話題です。
ここは、やはり話しづらそうでしたね。
それから延滞保証ビジネスのビジネスフローですが、
イニシャルで契約収入があり、
あとは年間の更新がランニングで入ってくるという構造とのことです。
まぁそれはそうですよね。
捕捉として、やはり高収益率のようですね。
コスト構造も固定費を要するモデルではないので、
付随的にやっていくには筋がいいですね。
中長期成長についての質問をしましたが、
今後15%成長から再び次期中計で20%に回復させる取り組みの中で、
既存事業で改善活動で利益率を緻密にやっていくことだけでは、
難しいと認識しているが、どうしようとしているかという点です。
結論としては、慎重にMAを活用することも必要との認識でした。
また、やはりステークホルダーのマネジメントが肝なのかなと思いました。
パートナー企業を介した方が良いケース、
直接管理をした方が良いケースが様々で、
それによって約8倍の収益率の違いがある(8倍の意味はうまく理解できず)ようですので、
この辺りを今後どう整理するかも重要とのことでした。
来期に組織再編もやるのかもしれません。
株価は直近ではやや上昇トレンドになったのかなと
思わなくもないのですが、
まぁそんなトレンドは私はあまり読まないですし、
読んだ所で意味もないと考えているので、
事業の状況を見守り応援を続けていきたいと思います。
なお、IR説明会を聴いた上で、
私の主観に基づく認識のもとで記載していますので、
その点はご了承下さい。
順調に(?)資産が減っておりますので、
精神安定の自戒も込めて記事をUPしています。
株式市場では、ちょっとしたきっかけで、
不安と期待の交錯が激しくなり、時価も大きく動きます。
(今の足元の動きを大きいと評するかは賛否両論だと思いますが)
現物で無理なく長期投資を志す立場としては、
短期的なリスクばかりに目を向けて右往左往するのではなく、
長期的な目線で銘柄への期待度に変化がないか、
よく観察して冷静な判断を下していくべきだと考えています。
現状の北朝鮮を相手とするプロレスのような展開に、
いちいち長期的リスクだと嘆き、不安になるのであれば、
最初から極東リスクを抱える日本株に投資しなければよいわけです。
リーマンショックのような金融不安が台頭したわけでもないですし、
投資前提が崩れているとは考えられません。
(北朝鮮のリスクは、過去からずっと抱えてきているわけですし)
ただ闇雲にリスクだ、リスクだと騒いでみても、
リターンを求める上で、一定のリスクは受容せねばなりませんから、
それを適切に把握していく必要があるわけです。
なかなか北朝鮮のリスクを推し量ることはできませんが、
実際に着弾して開戦という事態にならない限り、
保有株の事業価値が毀損するようなリスクだとは考えていません。
私は長期的に期待する価値に対して投資をしているわけで、
その価値が毀損しうるリスクを認識しつつ、
その価値が大きくなることに期待をして投資をしています。
なので、目先のリスクの報道に不安を抱くようであれば、
その期待する価値はたいしたものではないと見るべきなのでしょう。
要するに迷いや不安が必要以上に大きくなるのなら、
今取っているリスクは自分の許容度を超えているということで、
即刻、売却するべきなのでしょう。
日本管理センターが管理する物件の入居者が、
相次いで国外退避でもして管理物件の収益力が落ちることもないでしょう。
サンセイランディックが扱う底地や居抜き物件は、
今日も相続発生などの起因に従い、
適切に処理するお手伝いは継続されているでしょう。
地方のスーパーやドラックストアでは今日も広告を作り販促をしているでしょう。
ベンチャー活動を急に皆が放り投げてクロスコープが空室となり
ニュース配信をやめるなんてこともないでしょう。
あるいは、息の長い製薬研究やメーカーの研究活動が打ち止めになることもないです。
今日もEコマース上でカメラは売れるでしょうし、
足元で需要が回復し、つれて鶏卵価格も上昇しており堅調です。
リスクは顕在化してからでは遅いから、
確かに今は問題なく経済は回っていても、
この先どうなるかなんてわからないでしょ、という立場もあると思います。
しかし、一寸先が闇なんてのは常にそんなもんですから、
極度の不安を抱くことなくやり過ごすというのが私にとって合理的に感じます。
これまでもエボラで世界の人類が破滅するかもしれないとか、
ブレグジットで混乱が生じEUが終わるかもしれないとか、
その時々で最悪のシナリオを煽って、
この世の終わりとばかりに報道されたりします。
しかし、冷静に受け止める必要があると思います。
ピーターリンチ先生も的確なことを仰るなと思います。
「ニュースキャスターの恐ろしい予言に耳を貸してはいけない。」
「この世の終わりが来るという予言は株を売る理由にはならない。」
まぁ私はチキンなので、耳を貸さないとまで割り切れないので、
恐ろしい予言も一応は聞いてみようとは思います(笑)。
ただ、その内容については注視しつつも、
投資判断はその不安からは切り離し、冷静に判断するのが適当だと思います。
今日の反転でとりあえず安堵という人もいれば、
やれやれで今あるポジションを軽くしようかなと悩まれている方、
底は打ったかもしれないと打診買いをしようと虎視眈々と狙っている方、
まぁ色々おられると思います。
私はといえば、バリューエションに照らして
以前から決めていた水準でそれぞれ注文を入れて
あとは傍観し放置に徹しています。
今の騰落に期待も不安もありません。
(ということにしておきます(笑))
「評価」というのは移ろいやすいものですし、
曖昧なものだと感じています。
ですから、自らが評価をする時や、
周りの評価を参考にする時には、
その評価はとても儚いものであるという前提に立ち、
その判断の妥当性をチェックすべきだと考えています。
各銘柄についている時価の割安性の評価や、
今後の企業への成長性に対する評価、
市場の見通しへの評価など、
様々な立場で様々な評価がこの株式市場で交わされているわけです。
しかし、例えば時価への評価についてみてみると、
上げ基調の時の1000円と下げ基調の時の1000円は
まるで違った評価になりえることがあります。
(市況に流されない強靭かつ確固たるマインドがあれば別ですが)
少し前まで堅調に推移する中で1000円を上抜けた時は。
割安性も薄まってきてとても買い増しには抵抗がある評価だったはずが、
高値を追った後、今日のような調整局面で1000円に戻ってくると、
そろそろ底値が近いかもと買い増しも念頭に置いた評価となったり、、
周りのそういう評価に流されてしまいがちになったります。
また成長性の評価という面でも、ある人の評価が自分の評価に影響を与え、
それが波及的に広がることで、
過大評価又は過小評価になったりすることもあります。
実際に私も自分としては「中の上」程度の成長性評価を下していたものの、
その後、ある方がポジティブな評価をしたと知るや、
何かと理由を後追いでつけては自分の評価にも色がついてしまう、
そんな経験がこれまでに何度もあります。
市場への見通しの評価も様々な意見が聞かれます。
地政学リスク云々で様子見すべきという評価であったり、
こういうときこそ買いと煽る評価もあります。
この評価においても、前述のように声の大きい人の評価が、
ある人の評価に影響を及ぼし、
更にそれがより影響を広げ・・・というように
波及することになり、自分の評価も翻弄されることになります。
評価を下して意思決定をしていく中で、
この評価のプロセスはとても重要です。
しかし、それはとても儚く曖昧なものになる余地が多分にあり、
特に私のような未熟者であればあるほど、
よりその前提を意識して、
出来るだけ俯瞰し客観性に富んだ視点で望むことが肝要であると思います。
このように考えていくと当たり前のことなのですが、
「評価」とは自分が主体的にどう思うか、その1点に尽きます。
主体性を持って、自分なりの見立てに従ったプロセスを踏まえて
評価するからこそ、頑丈な意思決定を導き出せるわけです。
『自分がどう思うかが大事』
というのは何も株式投資に限った話ではありません。
少し毛色が異なる話になりますが、
例えば会社の中の人事評価制度についてです。
人事評価制度においても、
様々なステークホルダーの思惑が交錯する中で、
評価を下しますし、下されます。
自分が評価する立場であれば、
周りの様々な思惑(あいつは出世させたいとかけしからんとか)に
支配された雑音は一切無視して、
客観性を踏まえて状況を俯瞰した後は、
主体的に評価を下すべきだと思います。
また評価を受ける立場であっても、
真摯に耳を傾けるべきは傾けたとしても、
自分が自分を評価して自分のポリシーに従った行動が取れているか、
その点でセルフ評価をして自分の価値を推し量るべきだと思います。
高い評価を受けるために忖度を重んじた言動は、
他人からの評価を得るという目的としてはよいですが、
自分が真に価値ある評価を実感するためには
必ずしも妥当とは思えません。
個人投資家としての立場で見ても、
私も含めて承認欲求(高い評価を得たい)と考えている方が多いと思いますが、
これもそもそも高い評価とは何かを見つめるべきだと考えています。
高い評価とは、
驚異的なパフォーマンスを叩き出している事ではなく、
多様性、継続性、固有の着眼点など、
手法・プロセスに拠るものであると思いますし、
もっと複合的なものであるとも思います。
そもそも高い評価を得ることが目的のようになってしまっては論外ですし、
自分が貫くべき行動指針に基づいて行動できているかがまず大事です。
その上で、儚く移ろいやすい周囲からの評価は耳を貸す程度にし、
自分が大事と思う肝を押さえて今後も運用していきたいと思っています。
株式市場、とりわけマザーズ指数や私のポートフォリオに暗雲が立ち込める中で、
呑気にこんな一般論を展開している場合ではなく、
銘柄に対するコメントでもすればいいのですがね・・・。
ただコメントしようにも早々銘柄の価値に関する見立てが変わるわけではなく、
勝手に時価が右往左往しているだけなので、
コメントしようがないのです。
とはいえ、それでは退屈なので、
ツイートでは投機的な目線も含めて
好きなようにつぶやいているつもりです(笑)。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +24.8% となりました。
前週比は +2.1% で推移しました。

2.全体所感
既に昨日、月間パフォーマンスの記事 にて記載していますが、
私のポートフォリオも順調な推移が続いています。
私は早々に現金比率を高めていることもあり、
他の投資家さんのように勢いこそありませんが、
十分すぎる推移だと認識しています。
株価の動きやそれを受けたパフォーマンスの推移は
その時々で儚いものですが、
投資している企業の価値は堅実なものであると思いますし、
そのような会社を出来るだけ選んでいるつもりです。
全体相場は膠着状態ではありますが、
引き続き、個別銘柄に物色が向かっていて、
目先では勝ち負けがより鮮明になっている状況だと思いますが、
そういうものに一喜一憂することなく、
各企業の価値に目を向けて理解を深めていきたいと思っています。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週は売買もなく、ポートフォリオにも大きな変化は生じていません。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

週間騰落では、後述する通りソーシャルワイヤーが連日リリースを出しており、
顧客基盤の広がりに改めて期待をするような買いが入っているようです。
直近で大株主のユナイテッドも追加で売却されていたようですが、
強い動きが続き高値更新をしています。
また、日本管理センターも武藤社長の動画がUPされる前から、
買いが入っており、こちらも高値を取ってきました。
高値更新といえば、WDBHDも同様です。
週間騰落で見ればたいしたことはないのですが、
株価の動きは堅調の一言です。
私の見立てからするとかなり期待感が先行しており、
今の保有量なので放置をしますが、
量が多ければ、徐々に売っていきたい感じですね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

特にコメントはありませんがポートフォリオPERがだいぶ上昇しており、
割安性が薄まってきていますね。
4.個別銘柄トピックス
■日本管理センター
上期の決算説明資料、並びに動画がUPされています。
全体の印象として感じたのは、とても頑張っているんだな、ということです。
何を今更?って感じなのですが、
随所に苦労の跡が見られます。
涼しい顔で当たり前のようにサプライズなき決算を続けてきたように
錯覚してしまうわけですが、
実際には同じ事業の中でも様々な変化を与えて、
その時々にフィットしたやり方を試行錯誤しているのだな、と
当たり前のことを再認識しました。
ただ、なんとなく武藤社長が元気がないような気がしたのですが、
アナリスト向けということと動画だからということで、
気のせいだとは思うのですがね。
■ソーシャルワイヤー
大阪市の中小企業支援機構との提携や
VISA法人会員向けのサービス提供など顧客基盤の拡充が
目白押しでリリースされています。
社長コメントも総じて自信に溢れた内容ですし、
月次KPIも至って好調です。
高PERですので、この程度は当たり前に出来ていないと
ダメという内容かもしれませんが、
順調なのはよいことです。
気掛かりな点は、一気に提携が広がり限られたリソースで運営しているために、
疎かになったりしないかということですかね。
福岡や大阪など地方の大都市圏での提携でもあり、
今後、仙台に続くクロスコープの開設もあるのではないかと
期待しているところです。頑張って欲しいですね。
■シュッピン
eBayへの越境ECに関するリリースが出ています。
元々、当件の方針は株主総会などでも意欲を聞いていたので、
特に新たな驚きも評価を変えることもなく、
ようやく準備が整ったのね、という印象でしかありません。
キヤノンやニコンのカメラはグローバルでも強みがあり、
キヤノンは世界シェアでもトップを走り続けています。
ですから、世界の人々にとって、価値あるこれらの良質な中古に、
ニーズはあると考えられます。
但し、そもそも中古品への信頼度や許容度について、
受容できる文化がどの程度浸透しているのか未知数ですので、
即座にバカ売れするなんてことはないでしょう。
ただ、eBayへの出店により計上されるコストは、
売れた分の販売手数料が主だとも考えられるので、
既存のコスト構造を大きく変えることなく、
チャネルを増やしてみた試行としては、まぁいいんじゃないでしょうか。
「越境EC」という言葉だけが独り歩きして、
またテーマ物色とか変な流れにならなくてよかったと思っています。
■あいホールディングス
NBS社によるクラウドベース決済システムの販売というリリースが出ています。
リリース文に記載の内容は概ね違和感もないですし、
まぁ普通にいいんじゃない、という印象です。
強いていえば、各種電子マネーの台頭による金融機関にとってのリスク、
及び独自のクラウド決済システムへのニーズに言及されていますが、
この部分は未知数ではないかと考えています。
加えてクラウド決済システムの導入は個別行が個々にソリューションを入れてやる
というより、もっと大きなプラットフォームで
対応していく方向になるのではないかとも思います。
クレジットカード決済ではCAFISというデファクトシステムが鎮座しており、
同システムを個々に採用して拡販されていくイメージがいまいち持てません。
それから当件に関するリリースは、既にNBS社のニュース欄に何度も登場している
焼き回しのような印象で、何が新しいのかよくわからなかったです。
いずれもよくわからないので良し悪し評価ができないのですが、
これも私の無能のせいかもしれません(笑)。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

特にコメントはありません。
6.雑記
最近、私の周りでもビットコインの市場参加者が
指数関数的に増えています。
そしてその多くが直近でも価値が上昇し続けているために、
資産も増えて大喜びという状況をよく見るようになりました。
新しい黎明期にどんどん参加者が増え、
ビットコインが欲しいという方が沸いてくる現状からすると、
当面は期待が高いのかもしれません。
しかし、私はビットコインの市場に参加することは今後もないと思います。
別にこの市場をネガティブに見ているというわけでもなければ、
投機的な流れを否定するつもりがあるわけでもありません。
短期間に資産を動かすことに一役を買って、
参加者に興奮をもたらすことは、
その趣旨を理解し、受け入れられる方にはよい機会だと思います。
私は、ビットコインの価値が理解出来ていません。
皆が欲しいと思うから価値があがるわけなのですが、
それが理解出来ないとするとやはり参加すべきではないと考えています。
例えば、全く自分の興味のないブランドの品物。
国内での限定販売に列をなしている状況を見て、
私も並ばねばとは思いません。
群集心理などでついつい並んでしまうという方もおられると思いますし、
私もそのブランドに少しでも興味があれば、
そうするかもしれませんが、
全く興味がなければ、そうはなりません。
株式の場合、配当や優待という還元策で享受できる
実益のみならず、その会社の一部を所有することで得られる
満足感や繋がりを強く意識することが出来ます。
株式を保有することで、実益を少しずつでも享受しながら、
自分が面白いと思うビジネスモデルへの理解を深め、
時には経営者と対話をする機会もあることは、
保有する面白味であると感じています。
ビットコインを保有していても、
その時々の時価が増減することで資産がダイナミックに変わる
興奮は味わえるかもしれませんが、
保有している満足感というものがあまりなかったり、
納得感という部分が実感しにくいため、
どうしても距離を置いてしまう自分がいるわけです。
ビットコイン市場に参加されている皆さんは、
どういう面白さを感じて参加しているのでしょうか。
やはり資産を増やせるかもしれないという「夢」でしょうか。