Author:まるのん |
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昨年に続いて、サンセイランディックの株主総会に参加してきました。
昨年とは会場が異なり東京駅からすぐの丸の内界隈の会議室での開催です。
昨年は神田駅から少し歩いた会議室でしたが、
本社を丸の内に移転したこともあり、
本社のすぐ隣のビルの会議室での開催です。
通勤客に混ざりいつもは通過している東京駅で下車して、
総会に出席するために会社とは違う所に向かうのも、
少しワクワクするものですね。
会場のビルまでプラカードを持った案内の方がおりまして、
迷うことなくビルに到着してエスカレーターを登ります。
すると底地くんが出迎えてくれます(笑)。
昨年はおりませんでしたので、今年デビューですね。

社員の方が一緒に写真をお撮りしましょうかと
お声掛け頂きましたが、
それはなんとなく固持し(笑)、受付の様子という事で撮影しました。
中にはペアで撮ってもらっている株主さんもおられましたね。
いきなり癒されますが、
同時に開場から開会までの1時間余りの間、
着ぐるみに包まれた中の人は大丈夫なのかな、と
変なところが気になってしまいました。
会場のに入ると、まだ誰も来られていなくて、
とりあえず席を確保して荷物を整理していると、
いつも懇意にして下さっているIR担当の方にお声掛け頂きました。
というか、早くないですか~とかフランクで楽しくお話をさせて頂いていると、
社長もマイクの調整や確認などで会場にお越しになったので、
一言ご挨拶をさせて頂きました。
そういえば
株主総会での質問事項をきちんと事前に整理出来ていなかったので、
入り口のホワイエコーナーの椅子で復習をすることにしました。
セルフサービスで無料のコーヒーを頂きながら、
短信や決算説明資料を再読し、
自分の決算精査記事などにもざーっと目を通します。
ただ、直近で東証IRフェスタ2017で
相当な時間ブースに入り浸り(笑)、
色々勉強してきた後だったので、新たな観点はなく、
確認くらいかなという感じです。
いくつかメモを取っているうちに、いよいよ開会です。
株主数は昨年は70人位の印象でしたが、
今年は少し増えて100人弱程度でしょうか。(数えたわけではありません)
事務局席に朝お話させて頂いたIR担当さんも着席されており、
その後、役員が入室されて、10時の時報を待ちます。
事務局から開会宣言があり、定款の定めにより議長は社長という
いつもの案内で進んでいきます。
事業報告については映像ですが、ここはだいたい理解しているので、
復習のつもりで耳を傾けます。
対処する課題については、映像ではなく、社長が自ら説明ですが、
無難さを優先しているのか、招集通知記載の内容をトレースするものです。
元気で早口なのはいつものことですね。
この辺は昨年同様にさらっと流れていきまして、いよいよ質疑です。
去年の総会も感じたことなのですが、
QAに対して事務局席のメモ提供の速さですね~。
こちらが質問して一通りしゃべり終わった頃には、
既に手書きのメモが社長に手渡されているのです。
というわけで、やり取りで私のつたない記憶と、
冴えない解釈に基づいてメモを残しておきます。
なお、出来るだけ時系列で記載している点と、
他の株主さんの質問でよくわからないこともあったので、
メモの言葉でいまいちなんのこと?というのも含まれる点、
ご了承下さい。
【Q】
2020年に向けた営業方針は?
【A】
次期中計(来年開示予定)策定で検討しているところ。
既存の拡大と新規ビジネスのバランスをみて、
着実な成長を実現できる方針を策定中であるため、
来年の開示をお待ちいただきたい。
【Q】
不動産バブルはいつはじけるのか?
【A】
オリンピックまで待たずにシュリンクしてくると考えていたものの、
現状を見るとなんだかんだいって
オリンピックくらいまではもつのかなという印象。
但し、オリンピックの前後では確実に調整局面が来ると感じており、
これは不動産に限らず、
経済全般に調整局面が来る前提で捉えるべきと考えている。
なお、これらはあくまで私見として述べたものである。
【Q】
相続についてはどうか・・・
(何を聞きたいのは私には理解できず・・・)
【A】
相続税の対象者は4%から8%に大幅に拡大し、
その対象者が増えることは、
様々な面で当社の活躍フィールドが広がると認識している。
【Q】
前期末で従業員が3人の純減となっているが、
人員確保は生命線とも認識している。
減少の背景として何か働きにくさなどの諸問題が背景にあるのか、
その原因についてどう認識しているか。
また、人材獲得競争が激化する中で、当社の今後の状況はどうか。
【A】
前期末で離職した社員はいずれも個人的な都合である。
(雰囲気的には家業を継ぐとか結婚や子育て起因のような)
構造的な問題ではないものと認識している。
また足元の人材獲得の状況では特に新卒採用を積極化しており、
今年も5人を採用している。
丸の内に移転していることや東証1部上場による知名度向上が、
確実に獲得競争にプラスに働いていると実感している。
また人数の量より、質を重視しており、
教育をより重視していく方針である。
【Q】
2022年問題として生産緑地の宅地化の増大について、
当社の底地ビジネスなどへの懸念する面と、
新たな事業機会と捉えてチャンスと見る面と双方あるのではと思うが、
現状で脅威や機会としてどのような認識を持たれているか。
【A】
生産緑地の対応においては専業でやられている会社が存在している。
(へぇ~そうなんだ~~知らなかった)
当該会社からも様々な提案を頂いている最中である。
総論としての認識は、
今の不動産のニーズの状況や生産緑地の立地を踏まえると、
直ちに大量の宅地化が進むと捉えておらず、
従って現状の地価等に与える影響は限定的だと理解している。
この問題よりも、不動産ニーズそのものの動向という意味で、
少子高齢化が進むことの方によほど対策立案が求められることと思う。
【Q】
今期業績予想は、現中期経営計画の最終年度の目標額と比較すると、
下押しした業績予想となっているが、
これは株主としてどのように捉えたらよいか。
【A】
中計の数値を諦めたわけではなく、ここを目標にやっていることに変わりない。
業績予想はかなり保守的に策定しており、
それを必達しつつ、中計数値達成までをやり遂げられるよう努力していく。
【Q】
木密地域の打開に向けた対策は急務であると感じているが、
当社のようなノウハウをぜひ横展開してビジネスにすることはできないのか。
【A】
一番大事なことはやはりその木密地域にお住まいの方々の
意識だと感じているところである。
またその意識下にある要望を具現化するためにどうあるべきか、
それを深堀するために、
対象住民に対してヒヤリングすることに着手するつもりである。
一方で行政も当該問題に過大は感じているものの、
何から手を出してよいかわからないと混沌とした状況のようで、
すぐに形にはならないかもしれませんが、
行政をどこまで巻き込んで本気でやれるかを見通していくつもりである。
【Q】
民泊は法整備などの問題もありやはり難しいのか。
【A】
エアビーは法律上、現行法に照らすとグレーゾーンとなる。
当社はあくまで合法でやり遂げることを標榜するため、
最近では当社と近しい立場の百戦錬磨さんと
色々な面で連携する機会が増えたそうです。
【Q】
認知度向上や株式市場での存在感を確率するための整備をもう少し検討出来ないか。
例えば弁護士ドットコムのように会員制として
会員数の増減によって業績も変わり株価も騰落するが、
そういう会員数みたいな指標を例えば開示するなどどうか。
IRの積極化などでもう少し株価対策を検討してもらいたい。
【A】
株価対策としては原点である企業価値を高めて、
安定的な利益成長にこそ注力すべきことだと認識している。
そのためにも一義的には利益成長を確実に達成していくことと、
認知度向上のためにIR活動機会をより充実させていきたい。
この他、広告出稿なども踏まえて認知度向上も課題と捉えている。
【Q】
One'sLife社の赤字が前期にも足を引っ張っているように思えるが、
当該子会社をどう立て直すつもりか。
【A】
売上も16億計画に対して13.9億と未達となっており、赤字決算となっている。
今後の対策としては注文住宅の引き合いは依然と比べても強い事を踏まえて
そちらへの注力に沿うようにしている。
また物件仕入から施工、管理までを一気通貫して対処することも考える。
そのためにも親会社である当社とのシナジー発揮をどうするかを勧めていく。
【Q】
取締役の増員を検討しているようだが、
今回3名が新規で選定されている。
新たな役員を登用し、事業もより多角化していくとすると
本業がなおざりになるなどの懸念も気にしている。
今回新規登用の方のスキルは何であるか。
【A】
名古屋支店長の長を西日本を統括する立場となる。
また横浜支店長を首都圏の営業全般の立場。
コンサル他社ノウハウを社内に展開し、既存改革に長けた自分である。
前提として新規事業をやる→役員増ではなく、
役員増はあくまで「営業戦略の強化」が趣旨である。
多角化は原則やるつもりはないが、
不動産のシナジーが生まれやすい場合、
不動産という枠組みの中で新たな種を見つけていきたいとは思っている。
その過程では女性登用による女性のアイデアをぜひ活用したい。
その事も意識して定款を変えた要素もある。
(定款修正メインは民泊ではあるが・・・)
【Q】
定款の追記で「特定会社への出資」が挙げられているが、
何か具体的な案件を見据えたものか。
【A】
現状では石巻地域での復興再開発案件が大詰めであり、
今後特定目的会社の設立が必要になるかもしれないという点で、
今回のタイミングで追記することとした。
この他では特に現状具体的に検討している事実はない。
【Q】
機関投資家向けのIR活動は実績はいかがか。
【A】
Q2とQ4の後の決算説明会の場を設けている。
ちなみにそれ以外では個別に通期で44回の実績がある。
実は株主からの質疑応答を受ける前に、
仕入、配当、に関する質問が多いため、
先に回答案の説明がありました。(これは効率的ですね)
その後は、決議と新任取締役の照会があり、散会です。
去年は定規のお土産がありましたが、
そういえば今年は何もありませんでした。
私は全く気にしませんが、
株主からお土産がないという指摘がなかったことに安堵しました。
皆様にご挨拶を交わしてビルを後にしました。
※ここまで書いておいてなんですが、
特に見立てを変える新たな材料はありませんでしたが、
こうやって経営者と顔を合わせて議論するのはよいですね~
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +7.1% となりました。
前週比は +1.3% で推移しました。

2.全体所感
株価指数がどうこうより、
今週は政局(?)が騒がしい週でしたね。
政治的なネタはあまり言及しないようにしていますが、
さすがにこれだけ騒がれている上に、
株価の動きにも影響を与えているようですから、
全く無視というわけにもいかないのでしょうね。
理事長が証人喚問を受けている最中も、
その動向で指数も神経質な動きになっていたようですしね。
ただ、やっぱり「ばからしいな」、と冷めてみています。
「ばからしい」というのは、
こんなことで株価が振らされているという意味でも、
外交、経済、防衛、社会保障等の重要課題が目白押しの中で
議論すべきことを棚上げしている国会の有様という意味でもです。
確かに、安定政権があってこその政策推進が図られるという点からも、
それが揺らげば政策が滞留して、
経済活動にも影響が出るという意味においても、
または、仮にその政権自体が失脚するような事態に繋がるとした場合の
混乱を想像してみると、確かに株価にはネガティブでしょうから、
完全に無視はできないし、むしろ注視するべきというのが、
一般的な対応なのかもしれません。
しかし、私の投資スタンスにおいて、
このようなリスク程度でいちいち怯えているわけにはいきませんし、
中長期投資というのはその企業の本質的な優位性に期待をするわけですから、
一時的な外部環境で嵐が吹いたとしても
気にせずいる位のものでなければならないと考えています。
ですから、本格的に政権が危うくなり前提となる政策が大きく転換することで、
影響が甚大だという判断を冷静に検討した上で、
それから対処をしていくことにしたいと思っています。
但し、タイミングが良いのか悪いのか、
総じて保有株も含めて割安性は薄まっている点にこそ注視すべきだと思っています。
それから国会での一連の対応についてです。
まず私は証人喚問もつまみ食い状態ですし、
一部の情報からしかインプットしていないので、
その是非などの見解にそこまで強い思いがあるわけではない、
その点をお断りした上で書きます。
今回の政治介入があったかなかったかとか、寄付金をもらったのかどうかとか、
メールを送ったとか電話で話したとか話してないとか、
全てが国会の場で是非をされることとして違和感があります。
真実を知ることは大事ですし、
ネタがネタなので興味関心が高いのは事実でしょうが、
前述の重要課題について話し合ってもらいたいんです。
政治家が広く陳情を受けて意義に照らして
便宜を図ることこそ本来の政治家の役割です。
そこに金が絡むとなるとそれはよくないわけですが、
はっきりいってグレーなのでしょう。
水掛け論などしている場合ではないのです。
民進党の蓮舫代表の国籍問題の時もそうでしたが、
真実を追求すること自体はあるべき姿ですし、
それを知る権利は我々国民にあるのですが、
メディアの格好のネタに踊らされ本質を見誤ってはいけないなと思うのです。
一刻も早く、真っ当な重要課題に向けた議論と政策が
正常通りに進み、ひいては日本経済にとっても良い方向に向くようになることを、
願ってやみません。
誤解なきよう付け加えておくと、
なんでもうやむやでいいと主張しているわけではありません。
真実を調査することは一義的には重要だという点はその通りだと思います。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

ポートフォリオ構成は大きく変わりません。
個々の銘柄の値上がり、値下がりによって多少比率に増減はあれど、
構成は変わりません。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

WDBはMAの材料が出て、全国保証は業績と配当の材料が出て、
これら2銘柄がやや上昇したかなという印象です。
全国保証は上昇というより、ここ数ヶ月少し調整局面が続いていたため、
それが戻りつつあるだけとも見えますがね。。。
WDBのMAそのものはまだ評価には時期尚早なので、
まぁすぐに落ち着くでしょう(笑)。
下落側ではソーシャルワイヤーが保有株の中では一番下落していますが、
逆にここ最近強い動きもあったため、当然の調整だと思いますし、
私も既にほぼ利益確定を済ませており、
ここからは更に長い時間軸で見ていくことになりそうですね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

コムチュア、シュッピン、ソーシャルワイヤーが
既に目標株価までのGAPが10%を切っています。
3銘柄とも3月決算で目標株価の更新時期ですので、
それも考慮しつつどうするか検討しています。
ソーシャルワイヤーはまず利益確定を進める選択をして、
とりあえず優待もないものの、その水準まで比率を落として
様子見をする判断をしました。
将来性への期待はまだ大きいため、
完全売り切りにはしていません。
もしかしたら優待新設もあるかもな位には思っていますが(笑)。
シュッピンも比率としては既に優待目的のレベルまで
比率を落としています。
こちらは過去の利益確定タイミングがあまりよくなかったわけですが、
まぁそれも何かの縁でしょうね。
インバウンドの反動から回復してきているという市場の見立てでしょうが、
そもそもインバウンド以外は多少の浮き沈みはあったものの、
総じて主業は順調だったと認識しているので、
市場の評価というのもかなり雰囲気に流されるものなのだな、と実感しています。
コムチュアの対処は悩ましいですね(笑)。
定性的な評価は高く当面成長は継続するものと認識する一方で、
指標面でも割安だよね~とはいえない状況にはなってきています。
その上、個人的にはSier分野は当社に限らず少し踊り場になるかなとも
認識しています(今期進捗もやや遅れているようにみえます)ので、
当社も成長性がやや鈍化してくるかなとも考えています。
ただ、そうなったとしても積極的な還元姿勢もみられていますしね。
とりあえずそろそろ分割をして頂き、
比率的に少し落としておきたいなと思うのですがね。。。
4.個別銘柄トピックス
■ 9090 丸和運輸機関
心温まるCSR活動として、
地元小学生の本社物流センター見学会の様子が紹介されています。
あの株主総会が実施されるステージを前に、
小学生は何を感じ、学んだのでしょうか。
一方で暗い話題として、
関西地域子会社が安全義務を怠っていたということで、
書類送検という結果になったようです。
高所作業中に労災事故があったようで、
その原因として会社側の労働安全衛生法上での不備があったようです。
社員を何より大事にして、
強い体育会系企業としての特有の強みがあるわけですが、
一方でそういうノリが安全への怠りの綻びに繋がるのは、
やはりよい文化ではありませんので、
今回の件を真摯に受けて社内体制を再度確認してもらいたいですね。
きっと社長を始め、多くの方が忸怩たる思いでしょうね。
■ 2475 WDBホールディングス
フィンランド拠点のCRO事業を手掛けるOy Medfiles社を
買収する件がリリースされています。
CRO事業は当社にとっては新規事業領域の種まき中の位置づけで、
米国に進出して着実に受注を積み上げている最中です。
今回のリリースで新たに欧州地域の足掛かりを求めたことになります。
方向性としては米国の順調さも手伝い、着実に歩みを進めている印象です。
一方でこの買収の詳細のシナジーの存在や発揮には、
まだどう評価してよいかわからないというのが率直なところです。
一応IRにも形式的な質問をしました。
買収先のOy Medfiles社の業績は右肩下がりだけど大丈夫?という件は、
直接的な回答はなく(そりゃそうだ)、
直近期の数値(精査中のため今回は非公開)の他、
リソースやノウハウを見極めて適正にデューデリしているとのことです。
また純資産の減少は配当の増加によるもののようです。
これはWDBが受け取れる配当が多いからラッキーというより、
現地で配当を増やす=成長鈍化の兆候があったのでは、とも読めるので、
どんなもんかなと思いますが、
そういう財務面も評価して買収価格を決めているようです。
また欧州の医薬というとフィンランドという印象ではなかったのですが、
なぜ?という質問についてもバルト3国を含めた北欧での存在感や、
AI活用で地域差がなくなっているため、
そもそも地域には拘っていないとのことでした。
まぁ一連の回答も現時点ではそう答えるしかないよね、
という内容でしたし、やはりもう少し見ないとよくわかりません。
専門家ならわかるのかもしれませんがね・・・。
■ 7164 全国保証
今期業績の上方修正と増配ですが、
こちらは概ね最新四季報ラインでしたね。
進捗率もよくまぁある程度予測出来ていましたかね。
前回の総会で渋い配当に苦言も出ていましたが、
増配も結構良い感じですね。
ただ、それでも配当性向はきっちり22%程度の水準ですね。
新中計も同時にリリースされており、
何より驚いたのは、私の当社への見通しCAGRは8%ですが、
会社開示の向こう3ヶ年も8%を少し割るくらいということですので、
ほぼ見込み通りのガイダンスとなったことです。
現状の私の中長期見込みによる19.3期EPSは305としています。
(これに評価PERは18倍で目標株価は5,500円です)
一方で今回の会社増益率を単純に乗算すると19.3期EPSは320となります。
ちなみに新中計の最終年度の20.3期EPSは345までいきます。
これを受けて直ちに目標株価を修正はしませんが、
今期予想の底上げがあったことで、
その後の見通しがやや明るくなったことになります。
方針や戦略も違和感はなく、どれも地に足の着いた内容に感じます。
ただ、1点注文を付けるとすると、
事業規模の拡大の部分で、新規提携先拡大が最初に記載があったのかです。
地方のJAなど規模の小さい新規提携先拡大より、
既存のメガなど規模の大きい先に対するシェアを上げる方が、
優先ではないかと捉えています。
ですので、こちらを大々的に掲げて欲しかった。
いや、単なる記載順の話なんですがね。。。
まぁとにかくまじめで堅い会社というイメージなので、
書かれていることをきちんとやって毎期成長くらいは
きちんとやってくれるかなと感じています。
あとは金利や景況感の変化などが
どのように作用するかですが、
そのリスクは受容するしかないですね。
ただ、同社が影響を受ける位に外部環境が変わった時は、
そもそも他の銘柄はもっとひどいことになりそうですから、
恐れていてばかりいても仕方ありません。
働き方改革などにも言及されていますが、
同社の手掛ける事務は複雑で人出も要し手がかかると思うので、
AIなどやり方を変えることでもっとコストダウンの要素はあると思います。
もちろん、業態的に事務リスクを過大には出来ないので、
そこの兼ね合いには注視も必要だと思いますが。
■ 9466 アイドマMC
東証1部昇格おめでとうございます。
そして記念配当をありがとうございます。
そして、昇格決定後は見事に株価は
出尽くしで下がりましたね。
まだ私の見立て上でも目標株価まではGAPもありますが、
急激にそのGAPは縮小していましたから、
そもそも出尽くし云々以前に当然の調整だと感じます。
■ 1384 ホクリヨウ
今週に材料があったわけではないのですが、
引き続き、鳥インフルエンザの報道が続いており、
千葉や宮城などでも発生していますが、
こういうニュースが出ると株価も下がるのかと思いきや、
騰がりましたね。しかも出来高も気持ち多い印象です。
たまたまかもしれませんが、
ちょっと意外と感じると共に、
同社の優位性をよく理解した株主が増えているのかなと感じます。
もちろん、同社の鶏舎で鳥インフルエンザが出ないとは言い切れませんが、
対策を十分に施した設備ということもあり、
相対的に安心感や魅力が上がることもあるわけですからね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

6.雑記
3月は別れの季節ですね。
わが子も今度の4月に小学校へ入学するのですが、
その前の重要イベントの卒園式が先日ありました。
大人の方が感動してしまい涙ぐんでしまうわけですが、
当の子供たちは、まだ実感が湧かないようで、
卒園式の感慨の余韻に浸る間もなく、
外で駆け回って遊んでいました。
幼いながらに「別れる」ことはわかっている様子なのですが、
それを感慨深いという感情に変えて、
様々な思いを巡らし寂しさを感じるまでには、
幼い男の子の心はまだ発達していないのかなと
感じました。
一方で女の子の中にはそんな感受性が育っている子もおり、
泣いてしまう子もいました。
心の発達にも早い、遅いがあるようですが、
これはどちらが優れているというものでもないので、
それぞれの子供がそれぞれの受け止め方をして、
この日を迎えられることだけで十分感謝に値するものと思いました。
そして初めての自分の子供であり、
そして子供の人格形成に大きな影響を与える
幼児教育時期を非常に恵まれた環境で過ごさせてもらったことに、
親としてとても感謝をした次第です。
自分の卒業などの別れの時とはまた違う、
親の立場での感触は別れの寂しさというより、
これまでの間、ありがとうございますという感謝だな、とつくづく思いました。
私は常に謙虚さを持つよう接するようにしています。
過度な謙虚さに嫌気を抱かれる方もおられるでしょうし、
その言い分も理解はしていますが、
自分のライフスタイルとして周囲に感謝をもって接することで、
自分を保つというのが性に合っているようです。
結局、自分が傷つきたくないというもろさの中で、
自分が心を豊かに過ごすためのスタイルのようです。
これから新たな出会いがまたあり、子供は巣立っていくのかと思うと、
とても感慨深いものがこみ上げてきますね。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +5.7% となりました。
前週比は ▲0.2% で推移しました。

2.全体所感
東証マザーズ指数が比較的大きく下落していますが、
これまでの急ピッチな上昇を考えると、
そもそもこれ位の調整などまだ序の口だと思います。
しかも東証2部指数などの中小型銘柄には、
きちんとした買いも入っているようですので、
個人投資家の雰囲気は
総じて良好さが継続しているように思います。
米国の利上げが想定通りだっとはいえ、
年3回というシナリオを継続したことで、
一部の4回あるかもね~という勝手な期待は、
失望へとなったようです。
勝手に期待し、勝手に失望する、
そんないつもの光景です。
日米金利差の拡大が~とか、
その結果の為替の影響で企業業績が~とか、
選挙を控えたポピュリズムの波が~とか、
不確実性を煽られている雰囲気が漂っていますが、
毎週同じことを書いていますが、
そんなわけのわからない、というかどうなるかわからない予見に、
いちいち耳を貸している場合ではないということです。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

準主力銘柄(概ね5%~10%程度の比率)からアイドマMCが降格です。
先週はソーシャルワイヤーが降格したわけですが、
いずれも自分が見極めている割安性が下がったことによるものです。
ソーシャルワイヤーもアイドマMCも爆発的な成長という感触ではなく、
CAGR15%程度とみている一方で、
PERはソーシャルワイヤーは30倍を超える勢いであること、
アイドマMCも20倍を大きく超えてくる中での検討の上の判断です。
また2位から4位の準主力銘柄は比率が拮抗しており、
順番が日々入れ替わっていますが、
本当は、主力銘柄(10%台比率)へ格上げになる銘柄を
組み込みたいのですが、なかなか今のバリュエーションだと難しいです。
ということで、もう少し自信が持てるようになるまで、
じっくり考えたいものです。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

今週は比較的穏やかな騰落でした。
日々で見ればそれなりの騰落差があったようには思いますがね。
アイドマMCが東証1部昇格をきっかけに大きく下落しています。
いわゆる出尽くしというやつでしょうかね。
まぁ私の感触的には、わかりきっている1部昇格を期待して、
勝手に担がれ、そしてはしごを外されるといったわかりやすい
短期の動きと捉えています。
そして、以前から急ピッチな上昇に対して、
昇格期待での先行的な動きとみていたこともあり、
目標株価まではまだGAPがあるものの、
一部を売却するという判断になりました。
結局東証1部昇格リリース後のPTSでの対応ということになりました。
一方であいホールディングスはじわじわ騰がっています。
アナリストレポートもきっかけになったようですね。
私は最初てっきり子会社化の情報の漏れもあったのかなと思っていました。
同社は一時期とても株価が安くなり、
やれひふみ投信が売っているのかもとかいろいろ怪情報もあったりでしたが、
私は全く気にしませんでしたが、
その後株価は反発をみせていますね。
足元でやや業績面で停滞がみられる一方で、
買収の種まきも行われており、
今後に向けて注意と期待を抱く感じですね。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

各銘柄の目標株価までのGAPが縮小しており、
引き続き、利益確定を検討するタイミングだな~と感じます。
まだいけるとか、もうそろそろてっぺんだなんて
予測は全くアテにならないので、
冷静な判断が求められますね。
4.個別銘柄トピックス
■ 3276 日本管理センター
管理戸数の月次が開示されています。
相変わらず鈍化している内容です。
まぁそれだけ不動産経営は活況ということなのでしょう(笑)。
また滞納保証件数は積み上がりが好調に推移しているようです。
月次開示はほとんど同社の推移を把握する上で、
あまり参考にならないのですが、
いっそのこと、業績予想前提として管理戸数を開示するのを
やめればいいのにとすら思います。
結局その時々でタクトの振り方を変えてマネジメントしているわけで、
当初の見込み前提など、
鮮度が下がっているものにすがるのもな・・・と思います。
さすがに市場も即座に微妙な月次にいちいち反応しなくなりました。
それだけも平穏が来てうれしいですが・・・。
■ 7164 全国保証
特別な内容ではありませんが、
会社説明会の様子が公開されています。 → こちら
また証券会社のレーティングがついたようで、
新規強気、目標株価4400円だそうです。
■ 3929 ソーシャルワイヤー
フリーのPRパーソンに対するサポート体制を強化に関するリリースです。
細かなIRですが、具体的な話というより方針に関するアナウンスです。
確かに、企画力がものをいう世界で、
PRなどのリリースに割く労力を下げることは魅力的だとは思いますので、
ニーズはあるものと思います。
一方でそこまでお金がもらえる仕組みであるとも思えず、
引き続き、@pressの付加価値向上に資する内容と理解しています。
こちら
■ 3076 あいホールディングス
食品、医薬品、化粧品分野などの市場が開拓できるとの狙いから、
業務提携先のアドバンスフードテック社を子会社化することになったようです。
業務提携以降に多くの引き合いと注文があるそうで、
これはなかなかニッチでまた期待が膨らみそうですね。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

6.雑記
四季報が発売されています。
私は毎号購入していますが、
その時々で付箋の数も違っており、
その時期のモチベーションを物語っているようであります。
それで今号はというと株価は総じて高い位置にあり、
良い銘柄が見つかっても、
結局買えないよね、という結末が見えており、
より高いモチベーションがないときちんと向き合えない気がします。
ただ、来たるべき暴落時に備える意味でも、
自分の銘柄を見る目を鍛える意味でも、
アンテナは高く持ち、
仮に今すぐ買えるお宝でなくても、
将来的に見込みのある銘柄について、
いつか縁があれば株主になりたいという候補を
沢山見つけていく姿勢を持ちたいものです。
ついつい、どうせ買えない、つまりどうせすぐには儲けられないし、
四季報読むのサボろうとかいう姿勢ではだめで、
こういう時だからこそ、労力をかけて楽しんで
四季報に向き合う姿勢を大事にしたいなと思います。
とりあえず四季報を読んだ雑感としては、
概ね違和感のないものでした。
また詳細はそのうち機会があればUPしたいと思います。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +6.0% となりました。
前週比は +2.3% で推移しました。

2.全体所感
今週は北朝鮮のミサイルで地政学リスクが云々で
特に日経平均など大型株は軟調な動きだったようです。
とはいえ、週後半にかけてFOMCの動向に期待しているのか、
為替も主導して金曜日は大幅高となって終わりました。
こんな誰にでも思い付く解説は退屈ですが、
一応相場のアウトラインとしていつも簡単に書くようにしています。
自分でもどうでもいいと思って書いていますがね・・・(笑)。
それより興味深いのは、個人投資家界隈を賑わせている
ウェッジHDの件でしょうか。
個人投資家パフォーマンスランキング様 の集計によると、
多くの個人投資家に人気があったようです。
タイにおけるGLの事業に対して地元紙が
疑義を抱く記事を掲載したことをきっかけにして、
株価は暴落しているわけですが、
私が興味深いのはその株価の荒い値動きではありません。
ここに書くと長くなるので、とりあえず最後にダラダラ書こうと思います。
いずれにせよ、アキュセラインク等の時も見られましたが、
今後の動向次第では個人投資家の動きも多少は影響を受けるかな、
なんて思いました。
もちろん、私の動向には全くもって関係のないことなのですが。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

今週はソーシャルワイヤーの比率を3%まで下げました。
今年の始めは一時はPF1位に輝き比率も15%程度まであったでしょうか。
そこから1月末の下方修正を受けて安値で微益を確定して保有比率を半分にし、
更に今回高騰して目標株価接近のために比率を半分に落としました。
客観的に見ればPF1位のまま突っ走っていればもっと利益を得られたのですが、
私としては下方修正を受けた半分処分は今でも正しい判断だったと自負しています。
ですから、あのとき・・・というたられば思考は全く感じていません。
今回の目標株価での売却(実際には1780円と1820円で分割した売却)も
色々な観点で悩んだのですが、自分としては合理的に判断したつもりでおります。
そしてポートフォリオはここ最近再び不動産ツートップになっていますが、
これも少し悩ましいなとも思っています。
もっとも日本管理センターは不動産というより
金融と考えた方がいいかもしれませんので、
そこまで敏感に懸念しなくてもよいかもしれませんが、
特定のセクターにやや偏在しているという点は
少し気に留めておかないといけないなとは思っています。
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

ソーシャルワイヤーの他に、
シュッピンやアイドマMC辺りが引き続き好調です。
やはりチャートからもいえるようですが、
好調な銘柄は好調が続きますね。
ダメな銘柄はダメですね。
でもファンダメンタルズはダメではないので、
ノープロブレムです。
テクニカルな方から見れば、
気が狂ったか?と思われるのかもしれませんが(笑)。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

高PER銘柄のソーシャルワイヤーの比率を落としたことで、
ポートフォリオPERは14倍程度の横ばいです。
日経PERは16倍台となっておりまぁまぁPFはよい水準かなと思います。
一方で個々に見ていくと、
目標株価とのGAPがだいぶ縮小しています。
ソーシャルワイヤー以外では、シュッピンは+3%程度となっており
ここも利益確定を考えないといけないタイミングになっています。
ただ、そもそも比率を落として優待分だけを残しているのが現状です。
また成長を織り込んでいるとはいえ、
今のユーザー数の伸びなどは目を見張るものがあるのも事実です。
業績の上振れはツイートもしましたがないと思っていますので、
足元は平凡な着地を想定していますが、
将来性は十分感じているわけです。
さて、どうしましょうかね(笑)。
比率が限られるので優待目的ということもあり放置でもいいですし、
さすがに株価が行き過ぎと判断して、現物を持ったまま信用売りでもかましておくか。
4.個別銘柄トピックス
■サンセイランディック
民泊が年間上限180日ということで決着したようです。
もちろん、同社は民泊関連銘柄ではないと思っているので、
どちらでもいいですが、案外無風でした。
四季報レポートでは今期予想は会社予想まで減額されており、
恐らく春号では前号比減額マークが容赦なく炸裂するでしょうね(笑)。
というか会社予想がそうなっているので当然だと思うのですがね。
むしろ前期の仕入の状況があって新春号でなぜあんな強気を
継続出来たのかの方が謎なのですが。。。
■丸和運輸機関
直接同社のリリースなど材料はないのですが、
物流業界が大きく動いていますね。
最大手のヤマトが荷量抑制や、値上げ、
サービスレベルの見直しなど様々な対処が話題に上がっています。
同社の子会社もアマゾンの荷物を一部引き受けているようなのですが、
その量が増えるとかそういう目先のことではなく、
構造的な問題が根深いわけなので、
それがどう変革するのか、イノベーションが起こるのか、
それが同社の業績にどう影響するのか、
物流業界という大きな視点でフォローしていきたいですね。
■コムチュア
DarkTraceという製品情報がUPされています。
同社は導入支援と、
異常処理をAIが検知して通知するサービスに従事するようですね。
単品で何か業績が拡張するようなものではないですが、
AIと監視とうまく組み合わせた製品には一定のニーズはあるものと思います。
■全国保証
みなと銀行と清水銀行との間で保証業務開始のリリースが出ています。
この辺りはまったりやってくれればいいのですが、
メガなど大手の深堀りをまじめにやっていってもらいたいです。
もちろんまじめにやっているのだと思うのですが、
それが外からはなかなかみえないので・・・。
それにしても業績面は変調はないのですが、株価は随分冴えないですね~
■シュッピン
以下をツイートしましたが、こちらにも再掲しておきます。
シュッピン月次を受けて着地を皮算用。
3月売上は+16%で2520M、累計で24940Mで2.6%の計画未達。
4Q営業利益率4.5%で営業利益313M、累計で1147Mで5.7%の計画超過。
まぁ誤差の範囲で修正はなしの無難な着地かと。
ユーザー数増がポジティブだな~
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

資産はまぁじりじり増えていますかね。
来週の四季報までだと思います。
なにせ保有株は減額予想が多いようですから・・・
6.雑記
さて、冒頭のウェッジHDの動向を受けた印象の続きです。
いわゆるイナゴ投資家が自分の意思なく右往左往し、
第三者にSNS等を通して当たり散らすような言動も見られます。
真面目な投資家さんが一生懸命に今起こっている事象を理解しようと
努めている姿も目の当たりにしました。
また、こういうことはリスクを取っている立場であれば、
たまにあることとと静観されている方もおります。
株価がほんの数日で半分程度に毀損している現状を受けて、
どう向き合うかがこんなにも人により千差万別なのは不思議だなと思うわけです。
そしてその差がどうして生じるのか、
そしてそんな様々な受け止め方がある中で、
自分がどういうように向き合うようになりたいのかを考えるにも
とてもよい機会だと考えています。
人様の資産が減っている状況を、
よい機会というには少し誤解を与えるかもしれません。
ただ、私にも経験がありますが、S安を喰らい、
その先もどうなってしまうのかと不安に駆られる時に、
自分でも様々な感情が冷静な判断を欠いてしまうこともありました。
ですから他人事とは思えませんし、
確実に自分にもまた今後降りかかる機会は確実にあると思います。
そこで感じるのは、
その先の「株価」に不安を感じているようなら、
やはり一旦手仕舞うべきなのだなと思うのです。
「株価」の動向なんてものはそもそも相応の幅でゆらぎをもっているもので、
それが受容出来ないということは、
自分の許容度を超えるポジションを取り過ぎているか、
株価形成の根源でもあるファンダメンタルズに不安を感じているか、
だいたいそういうろくでもない時なのだと思います。
一方で、自分の見立てているファンダメンタルズへの評価は変わらず、
自信も不変であればただ傍観するのが正解なのだと思います。
結局自分の心の乱れの実感が、
自ずと今の自分にとって正しい方向に歩んでいるか否かを
教えてくれているのだと思います。
私は個々の銘柄に対して、
目標株価を設定しています。
この目標株価は2~3年後の成長した姿と、
その時にその銘柄がどの程度の市場評価がされうるか、
この辺りの妄想のもとで算出しています。
もちろん、BS情報から財産価値を算出して、
事業価値を加味して・・・なんてこともやってみたりもしています。
いずれにせよ、成長した姿を想定EPS、市場評価をPERで、
それぞれ定量化することで
一応は、それらしい目標株価というものを算出しています。
但し、これらはあくまで妄想下で幻想の中で算出しているもので、
不確実性満載なわけです。
ですので、そんな不確実な将来のことを考えて
投資判断を下すことなんて難しいし、
そんな曖昧な目標株価に何の意味があるのか、
そんな疑問も聞こえてきます。
事実、私もそんなジレンマに今でも悩んでいます。
曖昧な目標株価に対して今の時価を比較し、
ああだこうだと悩むわけですが、
定量化の罠にはまっているようであります。
つまり、定量化することで一見すると
合理的判断を下しているように思えるものも、
実はそうでもないよ、ということです。
日常生活でも定量化することで、
物事を合理的に判断しているように実感しがちですが、
定量データにばかり目が向かい過ぎると
物事の本質を捉えられないこともあると思うのです。
ただ、いずれにしてもその不確実性の前に、
今の私はやはり定量データに頼らないと
客観的な判断を下せないという弱さがある事も事実です。
高値を更新し続けて自分の中で割安性が薄まっている時にも、
まだまだイケると根拠なき理由でホールドを続けてしまうなんて、
私ならよくやってしまうことなのです。
そういう時にひとつの節目として
目標株価へ接近した時に、
その銘柄に対して一度置かれている状況を棚卸し、
今の自分がどう振る舞うべきかを考えるきっかけにしています。
きっかけにしているということなので、
検討の結果、もう少し早めに売りを出して調整することもあれば、
超過しても放置をすることもあります。
私が大事にしているのは、
後から自分が納得できること、なわけです。
ですから、こういう検討を行うことを通して、
仮に目標株価を超えて高値と知っていながら、
反落して利益を削られたとしても後悔などしません。
将来は不確実ですし、
その不確実性に対して
自分が許容できる範囲でリターンを求めて投資しています。
不確実なので
当然のことながら自分の想定と異なる動きをすることなんて、
いくらでもありえます。
大事なことは不確実性の中で、
プラスを極大化させることではなく、
不確実性の中で、自分なりの判断を下し、
それを堅持し、納得性を高めることだと考えています。
そのために今の私はまだ弱いので、
ひとつの論拠としての目標株価設定は重要な指標だと考えています。
プラスを極大化することは、
投資家としては、何より大事にすべきことかもしれません。
それを追求して爆益を手にする事は憧れますが、
今の私が望むべき方向ではないのです。
なんだか抽象的な話になりますが(いつも?)、
目標株価設定には賛否もあろうかと思いますが、
私が考えている目標株価の付き合い方です。
皆さんは保有株などの割安、割高の判断をどのように判断していますか。
私はPERやPBR、配当利回りなど
様々な指標を見たりもしますが、
自分の目標株価とのGAPも参考にしています。
1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +3.7% となりました。
前週比は ▲0.7% で推移しました。

2.全体所感
今週はトランプさんが無難な議会演説をしたとかで、
その後指数も強く動きました。
そもそも外部要因関係なく、新興市場は高値を更新していて、
もうまさに絶好調ですね。
高値更新銘柄などをさらってみると、
どれもこれも右肩上がりのチャートで惚れ惚れするような状況です。
こんな楽観相場がどこまで続くのかわかりませんが、
乗れるものは乗っておけということなのでしょう。
私のところへはなかなか好調な風は来ないのですが、
元々そんな風も来ないような片隅でひっそりしているので、
まぁ仕方ないかなぁと思っています(笑)。
こういう周囲が絶好調で自分がその波についていけてない時、
悶々としていてもどうせ良い発想には繋がりませんので、
改めて投資本を再読したりしています。
そうすると新たな発見があったり、
日々の騰落や損益の状況から達観出来て、
精神衛生上はなかなか良いようです。
単なる現実逃避なのかもしれませんがね(笑)。
3.ポートフォリオ
本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

特にポートフォリオの構成は変わりません。
売買もしていませんしね~
保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。

準主力以上の銘柄が軒並み週間でマイナスって、
指数が全てプラスなのに逆に不運が重なりますね。
まぁ不運ではなく、必然なのかもしれませんが、
私には特にファンダメンタルズに大きな毀損はないと判断しているので、
なんていうことはないのですがね・・・
週間騰落なんて結局、ああだこうだ言っても仕方のないものです。
と、マイナスの私が書くと、負け惜しみにしか聞こえないのですが、
でもそれが真実だと今でも疑っていません。
保有銘柄の各指標は以下の通りです。

上昇余地が縮小している銘柄から
他銘柄にシフトを考えないといけないのかもしれませんが、
タイミングを図っていると、なかなか決断できないですね。
いずれにしても焦ってやるのではなく、
熟考を重ねて納得感のある取引を心掛けたいものです。
4.個別銘柄トピックス
■日本管理センター
同社のファンダメンタルズには関係なのですが、
非情に残念なのですが、今年の株主総会には
出席出来そうにありません。
どうしても所用の調整がつかないため、
今回は諦めます・・・。
というわけで、ツイッター等で情報収集に努めます。
もし心ある方がいらっしゃれば、
共有頂けると大変嬉しいです。
それから武藤社長から大量保有報告書が出ていました。
保有比率が上がっていますね。
何より社長が大株主というのは安心出来る一要素です。
■サンセイランディック
同社の成長源泉とは認識していませんが、
「民泊」が市場からのテーマ性として扱われているようです。
「民泊」については、新法が自民部会で了承され、
年間上限営業日が180日で決着など、法整備に進捗が見られました。
また厚労省の調査によると、
無許可営業だけでも全体の3割に及び、
真っ当にやっている事業と比較すると、
半額以下で流通しているというありさまのようです。
今後は法整備に従い、淘汰されていくものと思いますが、
どこまで潜在力のある事業なのかやはりまだ不透明だなという印象です。
なお、この民泊対応を受けてかと思いますが、
約款に事業目的が追加されています。
更に取締役の新任が3人おり若い方もおられるようで心強いです。
こちらはしっかり総会に出て観察してきたいと思います。
また、取締役の人数枠拡大に伴う報酬額上限の拡大も付議されるようです。
その報酬に見合うような長期を見据えた経営をぜひ継続してもらいたいですね。
■ソーシャルワイヤー
プレスリリース配信にキャンペーンオプションを追加という
サービス拡充のリリースが出ています。
背景や狙いはリリース文記載の通りで、
@Press事業の単価を維持・向上させるための
高付加価値化の一環ですね。
こういう地道な高付加価値化や幅出し施策を
どんどん打ち出してもらいたいですね。
それから2月の実績がKPI情報へ追加されています。
こちらはまず先行指標が順調ですから特に違和感なく、
各実績データも概ねそんなもんではないでしょうかね。
あと、恒例の月末社長記事ですが、
今回はやはりシンガポール拠点の調査会社との提携に関する話です。
タイトル通り、ハードとソフトの融合というのはよい方向性だと思います。
今回BIZLABの調査サービスというソフトサービスが、
どの程度の優位性がありニーズがあるのかは、
もう少し時間が経過しないと私もはっきりわからないのですが、
会議室という既存のハードサービス提供に付加価値をつけ、
かつシンガポールだけでなく拡張も視野にあるようで、
かつその意義にも手応えがあるようですから、
今後が期待されます。
もっともこのようなトピックスが実際に収益貢献するのは、
もう少し先でしょうから、、アジアBPOサービスという大きなビジョンに向けて、
紆余曲折はありながらも邁進している限り、
私も応援していきたいなと考えています。
ただ、株価も下方修正をしたにもかかわらず、
随分堅調でちょっと驚くし謎だなと思います。
■WDB
社長が市場に株式を一部売出をするということで、
特に優待新設直後なので、心証が悪いと思います。
別に希薄化するわけでもないのですが、
需給面では悪影響でしょう。
私は気にしないですが、
やはりIRに電話をしておくことにしました。
単刀直入に心証が悪いし、
社長が一部でも利益確定でもするようにもみえて、
会社成長もそろそろ踊り場というメッセージにもなりかねないと
粛々とこちらの疑念をお伝えした上で、
今回の売り出しの背景を聞きました。
結論としては、東証1部の形式要件の株主数が、
ぎりぎりの状況ということもあり、
これまで優待を1回限りの実施としていたものを、
まず制度としたこと、
そして株主を増やすことも必要と今回の判断になったということです。
分売でもよかったのではとのこちらの質問には、
投機的なものを出来るだけ抑制し、
主幹事会社にお願いして対応をしてもらうことを優先したということでした。
納得したような、しないような。。。(笑)
安定的な株主をつくるためには、
優待を実施するにしても保有期間で優劣をつけるなど、
本質的、長期的目線で対応してもらいたいという要望を伝えておきました。
■アイドマMC
時間的には来週辺りに東証1部昇格のリリースが正式に出るでしょうか。
ここで出尽くしと売られるのでしょうかね。
とっとも平穏が訪れて、再びIR説明会でも実施してもらいたいです。
富山にでも出掛けていきたいと思います。
出来ればアルプスの山々の雪化粧を眺めたいので、
早めにやって欲しいです(笑)。
5.資産状況
資産の状況は以下の通りです。

資産は横ばいです。
なかなか殖えないですが、そもそもそう簡単に殖えるものではないんですよね。
6.雑記
そろそろ四季報相場に突入ですかね。
既にオンライン組は熾烈な情報戦が始まっているのだと思いますが、
私は非会員なので、黙って書籍が発売されるまで待ちます。
といっても四季報の記載内容でいちいち売買もしないので、
鉄道好きの私が時刻表見て旅情に浸るくらい、
実態のないことのように感じています。
春休みが近づいてきました。
子供とどう過ごすかカレンダーに色々予定を入れている時は、
とても幸せですね。
ついつい欲張ってしまうのですが、
実は子供は遠い所へのお出掛けより
近場の公園が一番だったりするんですよね。
親の方が前のめりになってしまうものですが、
節約も心掛けつつ、楽しい休みになるように企画したいと思います。
その4 の続きです。
次にアニコムホールディングスです。
小森社長は大手保険会社から独立して、
とても思いの強い方のようで、私は初めての生プレゼンです。
2年前に同社のことを知って以来、
ずっとファンであり監視銘柄なわけですが、
ようやく社長の話が聴けるということで、とても楽しみでした。
当然最前列を確保し、小森社長登場です。
第一印象は歯が白いですね~。きっとホワイトニングをやっているのでしょう。
(どうでもいい話ですね)
それでプレゼンの内容はというと、
事業内容や成長戦略とか数値面の目標とか、
主要トピックスの話など、あまり出て来ません。
(単純にファンダ投資家としてみるといいのか?と思うかもしれませんね)
ペット業界のこと、特に遺伝子リスクや健康寿命を考慮した
理想像の語りかけなどに吸い込まれていきます。
ブリーダーさんによっては大量生産のように供給して、
様々な問題が生じているということは素人ながらに感じていましたが、
そもそも保険以前にペットを健康に飼うことで、元気になれ、
人間もペットも幸せな構造を作るためにどうあるべきか
とても考えさせられる内容でした。
この会社にも哲学があり、
そして誠実さがあるな、と感じたのでした。
社長は自社のことをようやく幼虫から成虫として、
事業に向き合えると表現されていました。
また最近から宣言していた予防に関しては、
どうしても後手に回っていたという反省もされていました。
この点は、十分な統計データが集まり、
予防に活かせる優位性のあるデータが集められたということでしょう。
予防に関しては、遺伝子レベルの分析、
そして糞などのデータを集めてやることで、より確度が高まると。
かつ、ゲージなどに基礎データを自動でWiFiを介して収集することで、
その統計データを活用出来るモデルだって可能、
言い換えれば健康の自動運転だと。
どこまで実現できるか、そして実現するべきかは議論があれど、
そういう次元で物事を考えて次の種まきをしていくということです。
ゲノムコミュニケーションコンバインgecoが
今後の同社の目指すべきもののようです。
遺伝子レベルの分析
DMフリーのブリーダディング
ペットショップのプレミア
腸内細菌のサポート
フード販売
再生医療
これらのキーワードが保険事業シナジーに繋がるという
構想です。
(すみません、あまり理解出来ていません、キーワードだけ拾いました)
中計の2019年までの成長率はとても高いですが、
これは見直しを示唆していました。
ただ、後向きというより、
5年後、10年後を見た時に1桁変わるような成長を展望した時に、
直近数年を種まきの時と捉えて利益成長を諦め、
上記のようなテーマに取り組むことに集中したいと。
ただ、これは市場との対話も必要だろうから、
今でもまだ悩んでいると仰っていました。
よくある先行投資で後で華やかな世界が広がるという話は、
よく成長が踊り場になった会社から聞こえてくる言い訳の常套手段ですが、
さて、同社はどうなるでしょうかね。
いずれにしても相当異質な「IR」説明会となりました。
こちらも会場は満席、立ち見もありましたね。
ちなみにブースには、チワワがおりましたね。
同社はたまに山手線の車両ジャック広告を出していますが、
その時に一番大事にしていることは、
ペットと人間が他愛もない笑顔で心を通わせている写真を
掲載すること、それが伝えたいことの全てということで、
なるほどな~と深い話に引き込まれました。
動物とペットが共存する、
しかも真に恵まれた環境を作るために、
保険という枠組みに捉われない事業へと進化させようと
大きく期待が出来ます。
一方で、そういう思いだけが深化し、
事業会社として利益を成長させることが
なおざりになったり、正義が必ず事業上で勝つものでもないという
前提に立った時、投資家目線で見た時に、
どう評価するべきかという点は懸念事項でもあります。

最後に、イオンディライトです。
IFMの考え方や狙いなどは前日の予習したことで、
理解も深まっていましたし、
過去に長く保有した銘柄ですので、
どちらかというと中山社長のプレゼンを聴く定点観測的な
位置付けでリラックスして拝聴しました。
衛生清掃モデルとしては
やはり製薬会社の事例を多く話されていました。
きっと今年のブームなのでしょうね。
俗な言い方をすれば、風が来ているというか。
まぁ毎年あまり新たなトピックスが出てくるような印象こそないものの、
よくもまぁ毎年なんだかんだと新しいネタがあるな、と思います。
そして何より、中山社長の剛腕なプレゼンは相変わらずです。
ロジカルでもなければ説明に洗練されたものも正直ありません(笑)。
人情満載とまでは言いませんが、
なんともいえない昭和の時代を感じます。
そういえば親会社の役員にも登用されるということで、
イオン系列でも同社のサービス部門はとても期待が大きく、
実際安定成長していることも期待されているのだと思います。
考えてみると、イオン系列でここまで安定して
毎期業績を伸ばしている会社もないですからね。
直近でも中国武漢で大学(100万人規模の学生)の
食堂を含めた施設管理会社を運営させるために訪中するとか、
上海に基幹の会社を作り、
更なる中国シフトを推進すると熱弁を振るわれていました。
なんでも中国には3万会社程の施設管理会社があるそうですが、
そのうちベスト30には既に入ることが出来ているそうで、
プレゼンス強化のために頑張りますということでした。
中山社長のエネルギッシュなプレゼンを聴き、
既に株主ではなくなったのですが、
とても勇気づけられました。
既に大きな体格の企業になりましたが、
魅力的な会社だなと改めて感じました。
ということで、ここで東証IRフェスタとお別れです。
というわけで、改めて振り返っておきます。
■サンセイランディック
・今期業績は今年上期の仕入次第
・足元の仕入状況は堅調に推移
・数値の自信の手応えは十分、だから増配実施
・次期中計種まきを今期に並行して実施
・ストックオプションの業績連動目標を全社で意識
・仕入平準化のため、多チャネル化を確保する取り組み中
・但し、既存取引先の信頼性確保のためリリースは慎重姿勢
・2020年前後に来るべき市場転換で生き残れる体力をつける
・名古屋/大阪は好調、福岡/札幌は不調
・不調の原因は居抜きの仕入~販売の期間に需給で地価変動の影響
・仕入の競合状況はそこまで酷くない(他社とガチンコではない)
・エリアリンクは良い会社。でも自分も底地には自信がある
・仕入に妥協はせず優良ストックを積み上げていることが他社との差にみえる
・妥協をすると、不良資産を持ってしまい、それは足元の利益率では評価できない
・建設子会社は正直社長が直視出来ておらず無駄な管理費があった
・役員を派遣すると共に、社長もきちんと管理費をみて今後の展望を考える
■アニコムホールディングス
・幼虫から成虫への脱皮段階に来た
・予防取り組みもまだ後手の対応に追われていた
・但し多くの治験データからそれを活かすフェーズに移行
・遺伝子リスクを考慮した真に必要なマッチングや手当が出来る事業へ
・それが心の発電所として人間とペットが共存するビジョンの確立に繋がる
・マーケットは未だ未加入頭数も多く拡大余地あり
・但し保険事業から見てリスクも高いため、アプローチを悩んでいた
・しかし、一定のビックデータも収集出来てコントロール出来るリスクへ
・となると、この層へアプローチする戦術も選択検討余地あり
・その場合、中計上、当面利益を横ばいとすることを市場とも相談する必要あり
・再生医療も含めた種まきを行い、その先の3年で収支を1桁変えるイノベーションを起こす
・ただ、その見直しを実行に移すかは市場との対話も含めて慎重に判断したい
■イオンディライト
・衛生清掃事業が特に堅調(製薬会社/研究所など)
・IFMで顧客の管理部門全体に幅を広げたアウトソーサー
・アウトソースは顧客のコストダウンと品質向上の2つが命題
・中国への進出余地は更に大きく、足元でも続々事業化進捗
・清掃ロボなど生産性向上により労働集約から少しでも脱却をしたい
・今後のグローバル競争の激化によりファブレス化による後押し効果あり
・中山社長は相変わらずアグレッシブで熱意に溢れる
・長期保有優待の検討(どうでもいいか)
■ニプロ
・医療機器は不況耐性は強い
・製品競争力も高くシェアも高い
・但しMAコストなど成長のためにはコストも要し利益が不安定
・中期/長期の売上目標の根拠が曖昧(自分には根拠が腹に落ちてこない)
■ファーマライズホールディングス
・投薬ロボや電子お薬手帳などIT化は取り組み中で期待もある
・実際他社へもIT製品として販売
・ただ模倣はしやすそうな印象で障壁は高くない
・物販事業をMAして小売ノウハウを吸収中
・薬価改定などの煽りを受けて収支が安定しない
・展開数が中途半端で規模メリットが生まれにくい
・大手が強く現状からのスケールアウトは一筋縄ではいかなそう
■三栄コーポレーション
・ブランド力強化は奏功している印象
・企業の姿勢としても老舗のアパレル卸として実力はありそう
・OEM提供で隠れた実力はありそう
・だけどやはり景況感に強く影響を受ける業態と認識
■シップヘルスケアホールディングス
・海外病院運営は儲かるものなのかな?よくわからない。
・病院設備のシェア率は高いようで不況耐性はありそう
・だけど、病院って案外ケチでなかなか投資抑制が続いたりする
(電子カルテやAEDなどを見ていてもそう)
■メディカルネット
・インプラントや美容歯科など目的別のサイト運営
・歯科医院へのWeb構築、SEO対策など
・コンテンツサイトの優位性がどこにあるか曖昧
・Web構築やSEO対策の強みもよくわからない
・新規成長領域としている子育てや美容コンテンツサイトはレッドオーシャンで謎
・IR担当が自社のことをあまり理解出来ていない(と感じた)
■ブロンコビリー
・お肉がとてもおいしそう(笑)
・来訪者がブースに溢れて超人気
■アサンテ
・ブースで説明の機会が少ない(ように感じる)
・いつ通りかかってもひたすらアサンテ犬(マスコット)のグッズを配っている
■京浜急行電鉄
・子供用の制服撮影できるスポットあり
・マスコットの着ぐるみが度々会場で登場
■ソフトクリエイトホールディングス
・じゃがりこ配給
・IR担当者がじゃがりこを他ブースラウンドして配りまくる
・IR担当者が悪乗り(?)して人気取りなのかな
・自分のブースで投資家に向けてもっと説明頑張らないの?
■シード
・浦壁社長が自らブースでも説明
・目新しい材料はなかったかな
■投信販売会社各社
・お姉さんがとてもきれい
・グッズが豪華
・毎月分配型最高
・株高予測煽り
■証券会社各社
・口座開設をすると豪華製品もらえますコーナー
・ブースの場所が無駄だから中小型銘柄をもっと充実させて欲しい
というわけで、だいぶ分割して読みにくくてすみません。
これでおわりです。
その3 の続きです。
サンセイランディックの社長プレゼンです。
底地くんのキャラクターは、
社員の方が考えたとかで、
そのモデルはあの強面の松崎社長だとかそうでないとか。。。

同社の決算説明動画は既にUP(こちら(再生されます))されていますので、
あまり驚くようなものはありませんでしたが、
冒頭に底地ビジネスの超概要を纏めた3分動画を視聴しました。
私は本来社長が自ら説明すべきとい立場ですが、
同社の場合、その努力はカップ&ソーサなどを用いて、
きちんと説明する姿勢があり、今回もそれは同じでした。
その上で、より理解を促すために、
かつ3分という短い時間で導入するツールとしては、
とてもよいと感じました。
実は恥ずかしながら私はこの動画を初めて視聴したのですが、
公式サイトの事業説明の方にUPされていました。
投資家向け情報でなかったのと、
私が投資初期の頃に事業説明のページを見た時には
見覚えがなかったので、フォローが足りていませんでした。
特に目新しい材料はありませんでしたが、
話のトーンで色々感じたこともありました。
元々、同社のビジネスモデルはWin-Win-Winの関係を重視していますが、
その哲学がきちんとブレていないし、
それどころか実例としてそういった哲学を遂行している話も聞けて、
私はその誠実な事業を改めて評価する形となりました。
権利調整は複雑さを増していますからね。
で、現実的にはまずは数値を毎期トレースしていくことが必要です。
今期の下期偏重予想に対する自信度を話されていました。
あとでブースに戻ってから少しお時間を頂き
QAさせて頂いたのですが、
今の仕入の状況から見るに十分自信のあるものであるし、
その意思を少しでも表明するために、
増配額を少し頑張ったつもりということでした。
(配当性向は依然低いですが、確かに増配は少し多かった印象はありました)
仕入については、足元で大型案件も仕入が出来ているという話は、
以前から認識していたことなので、
まだ今期予定仕入は全部は出来ていないけど、
既に案件が見えているということでした。
まだ安心は禁物ですが、また半歩自信を持つことが出来ました。
印象的だったのは、今期の見通し達成のための仕入頑張るというより、
既に来期に向けた危機感を持っているところも感じられ、
次期中計策定に着手するにあたり、
100年企業を目指すという意味で、
どんどん先のことを施策を含めて検討してもらいたいと思います。
社長のプレゼンは相変わらず思いが溢れくる勢いで早口でしたが、
とても熱意のあるプレゼンでした。
席も満席でしたので、これで少しでも同社の理解が広まり、
少しでも認知度が上がってくれればうれしいですね。
次は監視銘柄のアニコムホールディングスです。
その5に続く。