Author:まるのん |
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1.パフォーマンス ※ ( )内は月間パフォーマンス
年初来パフォーマンス (月間パフォーマンス)
まるのんPF : +8.8% (▲1.4%)
TOPIX : ▲13.4% (▲0.4%)
日経平均 : ▲12.4% (▲0.5%)
東証2部 : ▲9.3% (▲1.9%)
JASDAQ : ▲7.1% (▲0.1%)
マザーズ : +27.5% (+12.5%)
2.全体所感
週末と月末が一致しているので、
週間パフォーマンスの記事 に概ね書いてある内容と同様です。
月間を振り返ってみると、
新興市場がバイオだとか越境ECだとか、
様々なテーマが持ち上げられて盛り上がっておりました。
これに対して、大型主力銘柄は大きく上昇することもなく、
だからといって下落するわけでもなく、
なんとか底堅く推移してきました。
そんな中、下旬にかけて追加緩和期待で一気に盛り上がったものの、
不発に終わり月初とそんなに変わらずに帰ってきたといったところでしょうか。
私のPFも下落していますが、
前月に大きく反発していたことを考えれば、
この程度の下落で済んだことはよかったかもしれません。
5月は格言で言えばセルインメイらしいのですが、
結局売られる5月もあれば売られなかった5月もあり、
こんなアノマリー何の役にも立ちませんね。
もちろんそんな役立たずのアノマリーに動かされないように、
引き続き、自分のルールに従い行動したいと思っています。
3.銘柄に対する所感
5%を超える月間騰落の銘柄は以下の通りです。
◆上昇率上位
9090 丸和運輸機関 + 8.7%
3844 コムチュア + 8.5%
1384 ホクリヨウ + 8.0%
◆下落率上位
9467 アルファポリス ▲15.1%
3276 日本管理センタ ▲13.3%
2384 SBSHD ▲10.0%
9414 日本BS放送 ▲ 8.8%
3277 サンセイランディック ▲ 8.5%
他の銘柄も含めた月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

これを見てしまうと保有株弱いなと思ってしまいますが、
前月の同資料はこれですからね。
そりゃ反動もきますね。
<参考> 前月(3月)の個別銘柄パフォーマンス

4.運用来パフォーマンスについて

2014年当初からの運用来パフォーマンスは+62.4%となりました。
マザーズの足元の躍進により、2014年の年初比で見ると、
日経平均は+2.3%、TOPIXが+2.9%と一番低いパフォーマンスになっています。
◆月初のポートフォリオ

◆月末のポートフォリオ

今月の取引は以下の通りです。
売 3134 Hamee (一部買い → 全株売却)
売 1384 ホクリヨウ (一部売却)
売 3277 サンセイランディック (一部売却)
売 9090 丸和運輸機関 (一部売却)
買 3276 日本管理センター (買い増し)
買 2384 SBSHD (買い増し → 一部売却 売買同数)
買 1360 日経平均ベア2倍ETF (買い越し)
詳細のPFの順位は以下の通りです。
********************
1位 3276 日本管理センター(2) ↑
2位 3277 サンセイランディック(1) ↓
3位 9467 アルファポリス(4) ↑
4位 9090 丸和運輸機関(3) ↓
5位 3844 コムチュア(5) →
6位 7164 全国保証(8) ↑
7位 3179 シュッピン(7) →
8位 2686 ジーフット(6) ↓
9位 2384 SBSHD(9) →
10位 3230 スターマイカ(10) →
11位 1384 ホクリヨウ(11) →
12位 9414 日本BS放送(12) →
13位 2152 幼児活動研究会(13) →
14位 4245 ダイキアクシス(15) ↑
15位 2764 ひらまつ(15) ↑
- 1360 日経ベア2倍ETF
なお、資産については以下の通りです。

最後にキャプチャも貼っておきます。

1.年初来パフォーマンス ※ ( )内は週間パフォーマンス
まるのんPF : + 8.8% (▲1.0%)
TOPIX : ▲13.4% (▲4.3%)
日経平均 : ▲12.4% (▲4.8%)
東証2部 : ▲ 9.3% (▲2.1%)
JASDAQ : ▲ 7.1% (▲1.0%)
マザーズ : +27.5% (▲10.1%)
2.全体所感
週後半までは日経平均は底堅い動きと感じていましたが、
日銀の追加緩和なしとの報道から大きく期待が後退しました。
私は勝手に期待して勝手に失望するんだろうと眺めていたので、
結果的にその通りの動きになってしまいました。
市場が異常なまでに過剰反応をしているような印象ですが、
このようなボラティリティが大きいことは弱小の個人としては勘弁して欲しいのですが、
こういう状況にウェルカムだと思っている立場もあるということなのでしょう。
少なくても私のような初心者は市場にカモられないためにも、
波を読んだつもりになって、
自分のスタンスと異なる手法で手出ししないということが大事だと認識していますので、
引き続き、そのことを肝に銘じておきたいなと思います。
東証PERを眺めていると、
今の今期予想を表面的にさらっている感覚としては
まだまだ高い評価と感じています。
私は引き続きそのPER水準を念頭に置いた、
現金とベアの比率ルールを目安としてある程度機械的な対処を継続していきたいと思います。
なお、当記事は週末パフォーマンスとしての記事なので、
別記事で月間パフォーマンス記事としてUPしますが、
月間においてもマイナスとなっていますが、
私の感覚として当然の調整だと感じっています。
資産が減ってパフォーマンスが下落するとゲンナリしますが、
一方で一喜一憂しないという言葉通り、
感覚的にも当然の調整であるしそこまで悲観しなくてもよかろうとも捉えており、
今週(今月)は調整も長期的にみればよいことだとさえ思っています。
決算を通過してまた銘柄間で優劣も出てくるでしょうし、
ダメな銘柄はそれなりの対処も必要になってきます。
そうなった時にシフトする先の候補銘柄をよく観察しておく必要があります。
監視銘柄にも光った銘柄を揃えておかねばなりません。
3.ポートフォリオ
ポートフォリオは大きく動いていませんが、
既にPF下位まで落としていた3134Hameeを全株売却により銘柄が一つ減っています。
また現金とベア比率に関する目安ルールに従った調整を行っています。
※クリックすると画像が大きくなります。


現金が25%、Wベアが13%となっていますが、
ベアが2倍になっているので、単純にイメージすると26%程度の寄与度があり、
要するに現金とベアETFによる全体ヘッジがPFの半分程度の比率まで高まっています。
このような状況もあり、以下表に示すように個々の銘柄はそれなりに下落をしていますが、
全体のパフォーマンスへの影響は限定的な範囲で収まってくれました。
うまくヘッジが機能しているなと感じています。

※詳細版の保有銘柄一覧です。

PF上位側で下落率が大きい銘柄が目に付きますが、
個々の銘柄において特にファンダメンタルズへの変調を認識していないので、
あまり心配をしていません。
といいつつこれから出てくる決算を見て狼狽売りしているかもしれませんが(笑)。
毎週あまり変わり映えしないPF構成を見ていると、
ついつい何か新しい風を入れてみたくなってくるのですが、
そういう退屈さともうまく付き合っていかねばなりませんね。
念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。
3276 日本管理センター
3277 サンセイランディック
9467 アルファポリス
9090 丸和運輸機関
3844 コムチュア
7164 全国保証
3179 シュッピン
2686 ジーフット
2384 SBSHD
3230 スターマイカ
1384 ホクリヨウ
9414 日本BS放送
2152 幼児活動研究会
4245 ダイキアクシス
2764 ひらまつ
※評価額順に記載しています
1360 日経平均ベア2倍ETF
4.資産状況
※クリックすると画像が大きくなります。


パフォーマンスは今週(今月)はマイナスとなりましたが、
年利回り15%を目標とする中で、今の市況や私の実力を鑑みた時に、
総じて見れば順調な推移と認識しています。
特にそれ以上でもそれ以下でもなく、長期的資産を築いていく中で、
特に資産推移、パフォーマンス推移について論じることはありません。
マザーズ指数がようやくというかとうとうというか、
大きく反落していますが、この先どうなるのでしょうかね。
もちろんそんなことはわかりませんし、
出来れば私は無縁でありたいですが、
マザーズ銘柄もPFにいますので、全く無縁ではいられないと思いますので、
甘んじてその試練も受ければいいと思います。
いよいよゴールデンウィーク前半戦に突入します。
また子供と沢山の時間を過ごせることが今から楽しみでなりません。
どこに行っても混んでいるので、人が集まるところに出掛けけるというより、
近くのホームセンターで苗でも買って、
プランターに植え付ける土いじりでもしたいなと思います。
そこで実ったトマトとバジルを敢えてパスタでも作って食べるのが今から楽しみです。
まず最初にお断りしておかねばなりませんが、
私はブランド戦略など難しい勉強は一切していませんし、
よくあるビジネス書にあるブランド力に関する書籍にも触れていません。
完全なる主観と狭い視野しか持ち合わせていません。
(というか、あらゆる分野に私の知見など無いに等しいわけですが)
ブランドは価格に見合う安心の認知度だと捉えています。
喫茶店でコーヒーを頂こうとした時、
ブランド力のあるスターバックスは、
提供サービス、コーヒーの品質、お店の中の心地と、
あらゆる面で安心出来ます。
(スターバックスの回し者ではありません)
もちろんそれなりの価格で決して安いわけではないのですが、
それでもその価格に見合う価値があり、
安心出来るから選ばれるのだろうと思います。
無名な個人の喫茶店があっても、
まず認知していないという問題と、
そこに価格に見合う満足感が伴うかわからないという、
安心ではない不安がつきまとい、
余程の強者でない限り選択することはないと思います。
マクドナルドは安い価格もさることながら、
安心出来る品質とさくっと食べられるファストフードしてもてはやされましたが、
相次ぐ品質問題などで安心が損なわれて、
価格に見合う安心が伴わず、このことをブランド失墜と表現されました。
自動車や家電製品を扱う製造業であっても、
運用会社などのサービス業においても、
コンビニやスーパーを始めとした小売業においても、
前述の外食にしても、
あらゆる業界でブランド構築は
顧客へ選ばられるためには欠かせない戦略のひとつですし、
それが曖昧だと、商品戦略、顧客戦略、広告戦略など、
自社のポジショニングニングも曖昧となってしまいます。
ブランドが高いとか低いといいますが、
ブランドは高低で表現されるのには少し違和感があります。
フィットしているかどうかといえばいいのでしょうか、
価格と安心が釣り合ってフィットしているか、
価格か安心のどちらかに偏っているか、
そのフィットの程度がブランドなのかなと感じています。
保有銘柄を選ぶときには、
改めてこのブランドについて考えてみるとよいのかもしれません。
価格と安心が釣り合っているものの認知度が不足している会社、
価格がもたらされる安心に対して魅力がある会社、
今後安心感が増える見込みがありそれに伴い価格転嫁が実現出来そうな会社などです。
さて、こんなことをふと考えたのには、きっかけがありました。
実は先週末に子供に電子ピアノを購入したのですが、
その決断に至るまで、調査開始から約3ヶ月、様々な企業の製品に触れてきました。
ピアノといえば、一番の売れ筋でもあり、
認知度も高いヤマハ製品がまず検討の筆頭となります。
当然ヤマハのピアノを買っておけば、
アフタサービスもしっかりしている印象がありますし、
製品の仕上がりも良くも悪くも大衆目線で見て十分満足出来るものになっているだろうとか、
とにかく安心感が先行して、価格もそれなりですが、
その安心感を考えればその価格も妥当なもののように感じていきます。
つまり、価格に見合う安心の認知度が高くブランドがフィットしている感覚が強いわけです。
電子ピアノ選びでは鍵盤のタッチ感や、
その鍵盤のタッチによりもたらされる表現力のバリエーション、
より生ピアノに近い音質と特に幼児にピアノを買い与えるには、
出来るだけ良いものを買いたいという気持ちになりますが、
多くの先生がレッスンで使うピアノはヤマハのグランドピアノなので、
そういう観点からもヤマハのものをと誘導される、
ヤマハの戦略が練られているわけです。
しかし、一方で電子ピアノは他にも各メーカーから製品が出されていて、
認知度が低くそもそも知らないメーカーもあれば、
電子ピアノ作ってたんだ~というメーカもあります。
そして複数のお店で専門的な店員さんと沢山お話をさせて頂き、
そこで多くの店員さんがヤマハについては、
やはりブランド料が価格に乗っています、同じ品質の商品と比べると、
他メーカーより若干価格は高めになっているという共通見解でした。
もちろんピアノなので、音の好みなどによって、
品質も主観的なものなので、一様に品質の優劣を並べることは出来ないのですが、
それでもヤマハについては安心という認知度が価格に反映されているのでしょう。
私は3ヶ月の間ではありますが、
素人ながらも自分にとって(子供にとって、家族にとって)一番必要と思える点は何か、
同じような境遇の方の口コミ、そうではない方の口コミなどを踏まえて
何を妥協するか、何を捨てるかを中心に考えていきます。
これは何を重視するかの裏返しでもあり、
その点では事業戦略とも通じますね。
このように突き詰めて考えていくと、
たかが3ヶ月でも本当に必要なものがみえてきます。
そこまで考えると、安心に対する価格が相対的に安いなと思えるメーカーもあり、
結果的に、ヤマハ以外のメーカーを選択しました。
実際に使ってみて、やっぱりすぐに壊れて(?)後悔するかもしれませんし、
むしろきちんとしたアフターサービスもあり良かったと思えるかもしれません。
私はだいぶ変わり者なので、
電子ピアノ買うにしても3ヶ月を要します。
普通は量販店か近くの楽器店に行って、
そのお店の店員さんにアドバイスもらって購入を決断する位でしょう。
そうなると、やはりヤマハが強いのは納得が出来ます。
(ちなみにヤマハも私にはとても優秀な製品、サービスだと今でも思っています)
ちなみに購入した電子ピアノは20万円台と高価なものです。
10万円のものでも、更に安いものも選択出来たのですが、
投資と同じで、5年後、10年後を見据えて
つまり子供の成長のことを考えて決断しました。
もし5年経って力量に対して表現力などの製品側の限界が来てしまうと、
子供にとっては不幸です。
一方で、途中でやめてしまうかもしれないので、
まずはお試しでエントリー機をというのも念頭にはずっとありました。
ただ、子供がきちんとやりたいと主張しているので、
そこに責任感を持たせると同時に
親としてそれを信じて良いものを最初から買い与えるのも悪くないと感じました。
幼児だからといって、
やりたいと言っていたとしてもどこかに疑いを持ってしまうのは、
親の先回りした見方でもあるので、
出来るだけそういうことはせずにいたいと思っています。
私は子供に対して出来るだけ興味関心があることに対しては、
本物をきちんと買い与えたいと思って、
これまでもカメラも買い与えました。
(これは妻を言いくるめるカメラ同盟を組む不純な理由も多少ありますが(笑))
お金をかければよいと思っているわけではなく、
むしろ普段は極めてケチの部類に属しているのですが、
子供に対してこれは必要という時には、
価格ではなく長期的に見て子供のためになる価値を第一に考えています。
あくまで親としての私の個人的な見解なので、
そうでないという方もいらっしゃるでしょうし、
ピアノの選択プロセスも共感、違和感まちまちだと思いますが、
そんなピアノ購入をきっかけに、
ブランドというものを不勉強ながら感じた経験になりました。
明日から3月期決算の決算発表シーズンに突入していきます。
もちろん、そんな週末は保有銘柄、監視銘柄の決算前の精査をして、
四季報を再精読したりすることに時間を割けばいいのかもしれませんが、
もちろんそんな時間を作れるわけもなく、
日曜日のこんな時間になって、
初めて自分の時間が出来たわけです。
そして、時間が作れなかったと言いながら、
今、このブログの記事を書いているわけです。
つまり、決算前の精査や四季報の精読は、
やらないよりやった方がいいのでしょうが、
自分の中では優先順位が低いのだろうなと思います。
本当に必要で優先度が高ければ、
そこに時間を使うという選択を自らしているはずですし、
そうではない選択を自分が選択している時点で、
自分がこの週末で大事だと認識しているのは、
他のことにあるわけです。
よく投資をしている中でも、
「たられば」はよくあることだと思います。
あの時に、あの銘柄を買っていたらとか、
あの時に売っておけばとか、
誰にでも何度もありますよね、そういう経験は。
ただ、その時には何らかの判断で自分は買わなかったわけですし、
売らなかったわけです。
自分にとって、そういう選択をしたわけですから、
いくら仮想の話をしても意味のないことなど、
自分が一番わかっています。
ただ悔しいですよね。
この悔しさですが、
それが単に悔しいというネガティブなものだけになるのか、
そうではないものと出来るのかは、
その選択を自分が下したということが合理的であるかどうか、
自分がその時の自分に対して納得出来るかどうかが、
大事なことなのだと思います。
そして、もし自分がその時の自分の判断に納得が出来ていたとしたら、
その後悔は次への経験になると思います。
経験になれば、次に自分の中で合理的だと思える判断を、
自分が下すためにより善い選択を下すための
自らの糧になると思うのです。
悔しい経験を次への糧として経験とするためにも、
それぞれのシーンにおいて自分の判断に
出来るだけ合理的と思えるように注意しています。
これが最近特にルール目安に厳格であろうとしている理由です。
馬鹿げていると思われるかもしれませんし、
事実、私もひとつの目安ルール、
しかもざっくり決めているものに過度に依存することに、
本当に良いのかと思わなくもないのですが、
それでいいと思っています。
私は数ヶ月後、数年後に目標を置いているわけではありません。
ゆっくりと自分が合理的と思えるものを作っていけばいいのです。
今を生きていると今がとても大事だし、
ちょっと先のことがついつい気になってしまいますが、
大きな失敗をしなければ、
むしろ小さな失敗を通して成長していけるのであれば、
その方がいいのかもしれません。
自分が納得出来る判断を下していけるよう、
今後も軸をぶらし過ぎることなく、
いつも通り、相場に翻弄されず、他の投資家に翻弄されず、
ニュースやアナリストにも翻弄されずにいきたいと思います。
1.年初来パフォーマンス ※ ( )内は週間パフォーマンス
まるのんPF : + 9.8% (+1.6%)
TOPIX : ▲ 9.0% (+3.0%)
日経平均 : ▲ 7.7% (+3.8%)
東証2部 : ▲ 7.2% (+1.2%)
JASDAQ : ▲ 6.1% (+1.3%)
マザーズ : +37.7% (+12.1%)
2.全体所感
先週も強い動きでしたが、
今週も大型主力銘柄を中心に堅調な動きになったようです。
日経平均は今週も堅調に続伸していますが、
一方で地味な東証2部やJASDAQ銘柄はその堅調さも限定的だったようです。
そしてマザーズ指数は今週も2桁パーセントと、年初来で+38%程度と、
とても盛り上がっているようです。
先週も疑問だったのですが、
なぜこんなに日経平均が強いのか、
きっと考えても答えなどない問題をついつい思考してしまいますが、
大事なことはその予測に注力をして、
ましてそれで投機的な取引をしないことだと思います。
今後も今までの方針やルールなどに準拠して、
冷静な判断をしていきたいところです。
そしていよいよ来週あたりから
3月期決算の本決算が出てきます。
来期の予想がどのような状況になるかに注目しています。
多くのアナリストなどの予測を見ると、
5%以上の増益基調は継続するという見込みですが、
果たしてそんなに好調さを維持する予想になるものでしょうか。
為替水準による押し下げ効果も去ることながら、
目先の経済も決して明るさには乏しく、
特に競争力のない、これまで単にアベノミクスの恩恵において、
なんとなく全体底上げの波に乗っていただけの銘柄と、
本当に競争力のある儲けられる会社というものの差別化が顕著になると思うので、
後者のような銘柄をきちんと探して、変調がない限り、また評価が極端に織り込まれない限り、
長期で投資していくスタンスを今後も続けていきたいです。
3.ポートフォリオ
今週は現金比率とベアETF比率をルールの目安に出来るだけ近づけるように、
ちまちまと取引をしています。
目安に都度、ルールに従わせる必要性もないのですが、
出来るだけ意識はしているつもりですので、
今後も必須とはしないものの、ルールの目安はよく意識していきたいと考えています。
以下のPF構成を見て頂くと、特に目立つのは、丸和運輸機関の比率が下がったことです。
特に丸和運輸機関への評価を変えているわけではないのですが、
株価が目標株価に近づいてきていることと、
来期見通しがやや控え目に出てくることを想定して、
むやみにリスクを取らなくてもよい状況であること、
現金を必要としていたことなどの複合的な判断で対処しました。
だいたい私が売ると騰がるので、買い方の方はチャンスかもしれません(笑)。
※どういう値動きになろうと責任は取れません、念のため。
※クリックすると画像が大きくなります。


セクター別の比率を見てみると、
より不動産の比率が高まっています。
不動産が高いことそのこと自体は元々そうだったので、
あまり気にはしていませんが、
一方で不動産セクターの一般的な見立てとしては、
雲行きは必ずしも明るいものではありません。
マンションの価格をとっても、新幾や中古共に、
需給状況もやや販売側に不利になりつつありますし、
価格も高止まりからやや下落方向に下がっているような報道も目にします。
オリンピックに向けて、また資材費や建築人材コストなど、
構造的な問題も抱えており、足元の成長性にはややネガティブな状況もあります。
但し、わたしの保有する銘柄は不動産の中でもちょっと事業を差別化していたり、
一定の競争優位性があることが認めているので、
今の所、大きくはネガティブな印象を持っています。
とはいえ、サンセイランディックは上値余地は十分と思っていますが、
こちらも1Q決算は毎度酷いものということもありますので、
ナンピン分でだいぶ比率も上位になっているので、
その辺の兼ね合いも検討した結果、とりあえず今週は少し売却しています。
※今週から概要部分だけ大きくキャプチャを取りました。

※従来の保有銘柄一覧もこちらに取っています。

いつも材料には無風のコムチュアですが、
今週は株価も堅調に推移してくれたようでとりあえずは良かったです。
ただ、サイエンス会社を設立したというだけですし、
これからこれを収益化していくのが難しいので、
とにかく巡行速度に乗る前に、
多少時間がかかると思いますので、ゆっくり見守りたいと思います。
株価の方も暴騰してくれなくていいので、ゆっくり評価されていって欲しいです。
それから日経平均が堅調に推移していることもあり、
ベアETFがついに含み損になっています。
ナンピン地獄でへたくそだなとも思われるかもしれませんが、
私の中では買付単価を下げて、逆転で儲けてやろうという意思というより、
あくまでルール目安に従ったヘッジ資産を形成させることを目標にしているので、
騰落による損益にはあまり興味を持っていません。
念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。
3276 日本管理センター
3277 サンセイランディック
9467 アルファポリス
3844 コムチュア
9090 丸和運輸機関
7164 全国保証
2686 ジーフット
3179 シュッピン
2384 SBSHD
3230 スターマイカ
1384 ホクリヨウ
9414 日本BS放送
2152 幼児活動研究会
4245 ダイキアクシス
3134 Hamee
2764 ひらまつ
※評価額順に記載しています
1360 日経平均ベア2倍ETF
4.資産状況
※クリックすると画像が大きくなります。


パフォーマンスを示す折れ線グラフですが、
マザーズ指数の伸び率が大きく、来週あたりには再度、
縦軸スケールを変更しないとならないかもしれません。
一方、まるのんPFは+9.8%ということで、
確かに直近の戻りが指数に比べて弱いとか、
マザーズと比べてしまうとゲンナリするわけですが、
各指数と比べてどうだったと議論するのは、
あまり意味のないことだと思います。
ただ、全体の状況を知った上で、自分が置かれている状況を正しく認識することは、
今後も続けていっていきたいと思います。
ゴールデンウィーク前の週末ですので、
あまり外に出てお金を使わずに最低限にしたいなと思っています。
お金を使わなくても、遠くに出かけなくても、
子供とうまく時間を共有することは様々な手段があるので、
家族との時間を大事にして充実した週末を送ろうと思います。
皆さんの週末も充実したものになりますように。
個別銘柄の値動きが激しい状況がより顕著になっているように感じます。
特にテーマ性が取り上げられると投機的とも思える程に買い上げられ、
ストップ高が当たり前のような情勢になっています。
こうなると、私のような初心者投資家は悩ましい事態に遭遇します。
つまり、何を根拠に売買すべきかということです。
日々ストップ高まで買い上げられていったりする強い動きを見ると、
まだまだイケるのではないかという欲との戦いになるわけですが、
ではこのような感情的な感覚によって判断をすることは、
今の自分の手法にとって正しい判断かというとそうではありません。
これまでの長い実績や経験に基づき、
勘と感情をコントロールして投資判断を合理的に下せる玄人であれば、
より利大を狙った戦略がとれるのでしょう。
しかし、私は初心者投資家です。
しかもリターン目標も無理をするものではありません。
ですから、私のような初心者投資家は、
投機的な動きに市場が湧いていようが、
逆に市場から完全に見放されて暴落していようが、
自分の見立てと比べて今が保有するに足る水準なのか、
その判断だけを根拠に対応するよう努めるべきだと自認しています。
私はこの保有するに足る水準かどうかを、
定量的に把握するために、
賛否はあるかと思いますが2~3年後の目標株価を定め、
それと現状とのGAPで把握しています。
ただそのGAPの大小だけではあまりに単純なので、
最近では期間も意識しています。
3年後に到達を予想している目標株価に対して、
足元の暴騰でそのGAPが小さくなれば、
目標株価に達していなくても一部を売りあがるようにしています。
3年後の目標株価を現在価値に置き換えるようなイメージ(?)です。
私はこのようにして、自分の売買の根拠として、
ファンダメンタルズを中心とした分析を通して、
自分の投資期間として2~3年後を想定したざっくりとした目標株価を定め、
この目標株価とのGAP、すなわち上値余地とその余地を享受出来そうな期間とを
ひとつの根拠としています。
今後も勘や感情をコントロール出来るようになるまでは、
多少は妥協することがあったとしても、
この目安を定めてこれを根拠として取引をするように徹したいと考えています。
そして今年からはツイートでもほぼ日次でチェックを続けていますが、
現金とベアETFの比率を市場のPER水準とポートフォリオPERの水準とで
適正な目安を定めて全体整合を図るようにしています。
今の所、この目安や根拠が有用かはわかりませんが、
絶対的に正しいと思えるものなど存在しませんから、
自分なりに考えたものをまずは正しいと認識して、
あとは微修正を施して、自分にとってより納得感のある根拠を作っていきたいと思います。
さて、このようなことを考えるきっかけになった具体例として、
Hameeについて取り上げてみたいと思います。
Hameeについては、過去1年程度のIPO銘柄の中から監視銘柄に入れ、
その後、打診買いに着手したタイミングでした。
同社への分析を行ったのも この記事 の通り、ごく最近のことです。

目標株価は3年後を目途に1050円としていました。
ところが、打診買いをしてから、たった数日で一気にこの目標株価まで到達していますが、
その過程では途中少しずつ売却をしています。
本来目標株価まではじっくりホールドしておけばいいのでしょうが、
時間軸も意識しました。
3年後の1050円を現在価値に割り引くようなイメージです。
ここは具体的な割引率とかを想定しているものではなく、
その点からはまだロジックが甘いわけですが、
投機的な動きに翻弄されずに対応出来ている点はだいぶまともになったなと自負しています。
株価の動きというのは予測不能という立場ですが、
2~3年というスパンを見た時には、
概ね達するところは想定出来るというのが私の見解です。
イメージとしては、以下のようなものです。

シナリオが複数あってどうなるかは予測不能であるものの、
ファンダメンタルズが想定通りに推移していけば、
企業業績の成長に応じて概ね目標株価に達するはずというものです。
評価だけが先行していくシナリオ1のパターンもあれば、
評価がなかなか追いついてこないシナリオ3のようなパターンもあります。
こればかりはどうなるかわかりません。
ただ、どんな経路をたどったとしても、
自分で何かしらを想定して算出した目標株価なので、
その前提が崩れていなければ、どんな経路を辿ったとしても、
信じて放置するだけなのです。
その前提が崩れていないかだけをチェックすればよいわけです。
ただ、今回のHameeの動きは、このシナリオ1の想定イメージも大きく超えるような
暴騰ぶりなわけです。
こうなるとやはり期間的な思考を強く意識するようになります。
残りほぼ3年の期間を残して、
上値余地が10%台に縮小し、更に5%程度まで上値余地が縮小してきたわけです。
すると残り10%や5%の上値余地を3年かけて享受するために、
ポジションを維持するのかという考えになっていきます。
ですから、この2つのタイミング、並びに今日目標株価に達した時点で
それぞれ売却をしています。
この後更に1050円を超えて株価は邁進していくかもしれませんが、
それを取れなかったという後悔はまずしないものと捉えています。
元々1050円より上は少なくても私が自分で見通せる範囲で見た時に
空想の世界の話であり、おとぎ話のようなものです。
ですから、今回の一連の対応は自分の中で大いに納得として取引していますし、
その対応も適正だったと振り返っています。
一方で、今後の企業業績の推移と株価の推移はきちんと見ていこうと思います。
それは今後、自分の売買根拠の微修正に活かせるものが
見出せるかもしれないからです。
こういう暴騰時にどういう動きをしていくのかはよい教材でもあります。
もちろん、今回のHameeの動きだけを見て、直ちに手法を見直すなんてことはしませんが、
自分の経験のために学ばせてもらおうと思います。
いずれにせよ、もっと儲けられた、早く売って利益を享受できなかったという、
損得の結果に対して一喜一憂した所で、あまり何も生みません。
私も打診買いしかしていなかったわけで、
あの時もっと主力まであげておけば、
いや主力にしようとは思っていたんだよとたらればの話を並べて
悔しがっても何も生まれません。
そもそも打診買いに留めたことも分析記事にも明記していますし、
その判断は今でも正しい判断だったと考えています。
たまたまその後このような株価形成をしたから、
機会損失したと悔しがってしまうのかもしれませんが、
正しい判断をした結果、今のレベルの利益になったわけで、
その結果はそれ以上でもそれ以下でもありません。
結局自分が納得いく判断に基づいて行動したかそうでないかだけです。
今回私は一貫して合理的に納得いく対応が出来ただけで満足です。
結果はあまりついてきませんでしたが、
それはそれで次回に何か活かせるものがあれば活かしていきたいと思います。
ちなみに余談ですが、Hameeの見立てですが、
短期的にはまだ騰がるのかもしれませんが、
前期の実績や今期の予想が開示されたタイミングでは、
今の暴騰ぶりはスピード違反的と捉えられ、
再度買い場がやってきてくれるように感じています。
今は同銘柄で無理をする時ではないですし、
一旦目標株価に達したという点で、1単元の優待分残して処分しましたが、
またよい買い場が来てくれることを願っています(笑)。
1.年初来パフォーマンス ※ ( )内は週間パフォーマンス
まるのんPF : + 8.3% (+2.6%)
TOPIX : ▲12.0% (+4.8%)
日経平均 : ▲11.5% (+5.4%)
東証2部 : ▲ 8.4% (+2.0%)
JASDAQ : ▲ 7.5% (+2.6%)
マザーズ : +25.6% (+8.1%)
2.全体所感
今週はとにかく強気の1週間だったのではないでしょうか。
印象としては指数の動きは底堅いもので、
実際、週間パフォーマンスを見ても、
日経平均やTOPIXは強く推移したようです。
マザーズは相変わらずぶっ飛んでいますし、
全体はかなり明るい状況なのではないでしょうか。
そして、もちろんこういう時に(も)、
私のPFは好調であるはずがなく平凡な結果となっています。
今週の好調さは、主に大型銘柄を中心としたものだったようですし、
資金が大型株にシフトしたと解説されればそうなのかなとも思いますし、
でもなんでだっけ?と不思議な気持ちにもなります。
為替が円高になっていたものが円安になったからとか言われますが、
先週末のドル円は108円0銭台だったものはこの週末で109円40銭位でしょうか。
つまり1円40銭程度の円安となったわけです。
この期間でざっくり日経平均は1000円値上がりしており、
PERは15.0から16.0となっています。
EPSはほぼ横ばいで評価だけが上がっていることになります。
今後為替水準がどうなるかなんて全くわかりませんが、
足元の状況を感覚的に捉えてみると、
そもそも全体の増益幅もかなり限定的になりそうな気がしていて、
むしろ減益になったりしない?位まで今は思えているのですが、
そうだとすると、やはり相場がやや楽観視しているような気がしています。
この一因はやはり増税見送りの方向性が出てきていることで、
足元の業績には+になること、
また日銀の新たな施策への期待も重なっているのかなと感じます。
そうだとすると、やはり当面は指数は先高感が高いということになり、
ルールに従いベアETFを買う自分にこれでいいのか?と疑念を抱いているわけですが、
ルールなので、ルールに従い対応していきたいと思います。
それにしてもこれらの政策が本当に企業収益に長期的に+になるのでしょうか・・・。
3.ポートフォリオ
※クリックすると画像が大きくなります。


※今週から概要部分だけ大きくキャプチャを取りました。

※従来の保有銘柄一覧もこちらに取っています。

主力組は特に今週も変更ありません。
相変わらず不動産に偏っている点は少し気になっています。
PF中位から主力に上げようとしていたHameeが
テーマ株として急にもてはやされ、一気に跳んでしまいました。
週間で50%を超える上昇です。
3年後を視野にした目標株価まであと20%程度まで一気に暴騰ということですので、
期間の事も考慮するとこの目標株価までのGAPを待つより、
一旦利益確定した方がよいと判断して再びPF下位に舞い戻ってしまいました。
私としては今期の決算を見極めてから主力まであげることを視野に、
徐々に買い増しを進めている最中でしたから、複雑な気分です。
これが今の私の実力でしょう。
といいつつたらればですが、もう少し買っておきたかった・・・。
またホクリヨウも決算を受けて高騰していますが、
こちらはどちらかというと、
元々PF主力にせずPF中下位でゆっくりじっくり放置のスタンスでしたが、
こちらもHameeと同じで目標株価に近づいてきていることもありますし、
決算の内容もそこまで短期的に評価されるような内容でもないので、
現金需要の事も考えて、一旦一部を利益確定をしています。
この判断も自分の中では合理的と捉えています。
一方で日経平均が週間で5%以上上昇している中で、
PF上位銘柄は渋い上昇に留まっています。
資金の動きは自分が思う以上に投機的に動くものと思いますので、
あまり気に掛けても仕方ありません。
コムチュアが強い動きもAIとかでテーマで買われているようですから、
来週には・・・な状況になるのでしょう、知っています(笑)。
ジーフットはツイートもしましたが、
私はこの程度の決算内容は想定していたので、
余り驚きはないですし、その想定に従って主力から格下げしておいたわけですが、
案外株価は下がりませんでしたね。
やはり優待利回りが高いですから、そういう銘柄ということでしょうか。
今後の行方次第でもう少しポジション落として放置ですかね。
スターマイカは社長交代がありましたが、この背景が少し気になりますね。
一身上の都合で社長と取締役1人が辞任となっています。
最近セブン&アイとか大塚家具とかで
流行ってるややこしいやつでなければいいのですが。
念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。
3276 日本管理センター
3277 サンセイランディック
9090 丸和運輸機関
9467 アルファポリス
3844 コムチュア
2384 SBSHD
7164 全国保証
2686 ジーフット
3179 シュッピン
3230 スターマイカ
1384 ホクリヨウ
9414 日本BS放送
3134 Hamee
2152 幼児活動研究会
4245 ダイキアクシス
2764 ひらまつ
※評価額順に記載しています
1360 日経平均ベア2倍ETF
4.資産状況
※クリックすると画像が大きくなります。


4月月初からまるのんPFは未だ2%程度下落していますが、
一時は相当削られていたので、とりあえず少し戻しています。
ただ、何度も書いているうちにだいぶ自分の心理に浸透してきたのですが、
そんなことはどうでもよいです。
概ね長期的に見た時に年平均で15%を目指しているので、
週間の浮き沈みに興味関心が薄れています。
パフォーマンス推移表を見てみると、
今週から軸のレンジを変更しなければならない程、
マザーズ指数がぶっ飛んでいます。
2月12日の底ではマザーズ指数は年初来で▲24.8%でしたから、
この底から今週末の頂上までのGAPは50%を超えています。
ついついこの底で買って今持っていればとか、
どうしょうもないことを考えてしまいます(笑)。
実際にそんな人は本当にうまい人でしょうし、
そういうパフォーマンスを求めているわけでもないので、
捕らぬ狸の皮算用ではなく、
マイルールに従った地味なやり方に徹していこうと思います。
九州地方で大きな地震があり、
大変な状況の中で、私はぬくぬくとブログ記事を書いているわけですが、
私がここで自宅で悲しみに暮れても、
まして何かボランティアをしようと九州に飛んでも迷惑をかけるだけなので、
日常通り過ごすことしかできません。
あとはちょっとした気持ちを募金するとか、その程度ですね。
東日本大震災の時にもいわゆる自粛ムードがずっと継続していましたが、
今日のディズニーは発生後翌日ということもありやむ得ないとしても、
なんでもかんでも自粛していては経済も停滞しますので、
いつも通り消費して税金も払って少しでも足しになるようにして、
みんなが普通通り暮らし、
その中で独りよがりにならない範囲で、
自分の気持ちで出来るサポートをすべきなのでしょう。
というわけで、私はこの週末も家族で予定していた買い物にも出掛ける予定です。
せっかくなので熊本地域の物産展や食事店にでも行って、
子供にも色々話を聞かせて応援するという意味についても語ってみたいと思います。
熊本地域及び熊本地域に縁がある方におかれましては、
お見舞いを申し上げます。
【決算精査】 1384_ホクリヨウ(16年8月期_2Q決算)
銘柄分析シート
1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
私は2Q決算についても多少の上振れはあるにせよ、
概ね計画線で着地すると認識していました。
確かに1Q決算は好調でしたし、
その後の鶏卵相場の動向並びに飼料価格の動向は、
いずれも同社にとって追い風の状況で推移していましたが、
1Q決算後にIR電話した際に、雛の仕入タイミングの問題もあっての好調さということで、
2Qでは雛の仕入費用なども計上されて1Qより収益性は落ちるだろうと見ていました。
確かに後述するように、1Q比で見れば悪化していますが、
想定超に収益性を確保しており、
大幅な上方修正となり結果的に上記の私の見通しは外れました。
上期の決算は売上は概ね計画ラインであるものの、
利益においては営業利益率が12%超となっており、
これはさすがに出来過ぎの結果ですし、
飼料価格などのコストが継続的に抑制できるものでもないと思いますので、
一過性の要因が多分に存在している上での結果と捉えています。
とはいえ、鶏卵相場や飼料価格の追い風を加味して
ある程度意欲的な私の個人的な予想数値に対しても、
通期で営業利益ベースで10%超の上振れということで、
これはさすがにポジティブな要素となりました。
これに加えて、直接決算精査には関連しないかもしれませんが、
新事業への進出もリリースされています。
加工品マーケットへの進出ですので、
同業でも上場会社がありますので、こちらもセットで評価していきたいと思います。
前回1Qでも驚きはありましたが、
一過性要素もありと判断はニュートラルとしましたが、
今回は一段評価を上げて、ややポジティブの「4」を付与します。
決算の中身については、
冗長となりますので、 続きを読む よりお進み下さいませ。
【決算精査】 2686_ジーフット(16年2月期_4Q決算)
銘柄分析シート
1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング
ジーフットは月次開示によって概ね業績が予想出来ていたので、
まずは実績の数値が大きく予想から乖離していないことが最初のチェックポイントでした。
そして、今期予想がどの程度で開示されるか、
また、足元の政策や今後の政策についてどう認識しているか、
この点に最大の関心がありました。
まず実績についてですが、
恒例の皮算用によって予想をしていましたので(こちらの記事)、
定量面ではこの予想に対してどうかを見ればよいので簡単なお仕事です。
予想のみ再掲すると以下でした。
売上高 : 104,039百万円
営業利益 : 5,860百万円 ~ 5,661百万円
純利益 : 3,040百万円 ~ 2,840百万円
これに対して実績は以下となりました。
売上高 :103,933百万円(▲106百万円)
営業利益 :5,515百万円(▲246百万円/▲4.3%)
純利益 :2,814百万円(▲126百万円/▲4.3%)
予想レンジの範疇ではありましたが、
予想中央値からは表記の額・%の下振れとなっています。
ですが、決算を当てるゲームではないため、
概ね予想範疇に入ったのであればOKです。
次に最大の関心事である今期予想です。
結論から言えば、私の予想EPSは73.8に対して、
会社予想EPSは72.9なのでまぁこちらも妥当なものといえます。
内容は商品政策と客数増加を目論んでいるようです。
この他PB化比率向上や正価販売については、
深く言及はありませんが継続するでしょう。
客数の落ち込みが激しいので、
当面推移は注視する必要があるとは認識していますが、
これは既に想定していることであり、
全体としては私個人としては想定通りの内容です。
ただ、業績未達、更に今期予想も四季報ガイダンスからも下振れしているので、
さすがに株価は下に反応するかもしれません。
一方で、優待含めた利回りは5%程度ありますし、
下値は知れているかもしれません。
結局株価の短期的な動きなど予想出来ませんから、
どうなろうと極論をいえば、どうでもいいことです。
以上から、総合判断はニュートラル(想定通り)の「3」を付与します。
IR電話照会含めて冗長になりますので、
続きは、「続きを読む」へどうぞ。
投資判断を下すにあたり、
自分が主体的に判断することがとても重要だと思います。
自分で判断がつかない場合、
そこに妥協をして投資行動に移ることは
私が大事にしている『納得性のある投資活動』において、
悪影響しか与えないと考えています。
主体的な判断がつかない状態で投資行動を起こしたとして、
その結果、儲かったとしてもそれは何らかの自分のストラテジに沿ったものではなく、
後に経験として残るものもなく、
むしろ偶然の賜物に浮かれてしまう点で悪影響だと思います。
儲かったことに対して例えば想定通りに企業収益が向上したとか、
市場の評価が増したといった納得性のある根拠にも乏しく、
なんで儲かったのかわからないという手応えが残らないのも、
納得性を損なう要因だと思います。
こういう偶然は継続性のあるものではないために、
自分が納得できる範疇で利益を求めていくことが大事だと捉えています。
また、主体的な判断が曖昧な状況で、結果的に損失を出した場合、
とにかく自分を呪うでしょう。
なぜ、あの時自分の中で合理的な判断が伴っていなかったのに、
こんな失敗を犯してしまったのかと。
場合によってはその判断が他人からもたらされたものだとすると、
その他人に罪はないのにその方を恨んだりして支離滅裂な状況にも陥るかもしれません。
そんな中で、もちろん納得感は得られませんし、
その失敗を通して学ぶことは、自分自身を如何に自制させるかという、
精神行動面での反省となり、これは理解していることの反復であり、
辛いものであることは、
今でもこんな失敗経験する私も十二分に身に染みています。
(こういう失敗がたまにあるからこそ、自制心が継続するのかもしれませんが)
やはり、結果がどう転ぼうが、
納得性を伴う形で主体的な判断を行うことが、
継続的に株式市場と向き合う上で大切な心掛けと認識しています。
では、主体的な判断を行うためには、
どんな取組みがよいのかということですが、
いくつかの次元(レイヤー)に分かれると考えます。
もっとも低いレイヤーでは、
枠組みを決めることだと思います。
枠組みとはつまりルールのようなものですが、
そのルールに従った行動であるか否かを判断基準として持つことで、
一定の判断が自然となされます。
但し、このルールは自分で決められたものである必要があります。
自分で決めた枠組みであれば、
その優劣の程度によって客観的な妥当性には差異が認められるかしれませんが、
自分の中で合理的に判断したという形には至り、
納得性のあるものになると考えます。
ルール自体を誰かが作ったものだとして、
例えば、10%で損切り、20%で利益確定という
極めて機械的なルールだったとすると、
そのルール自体に思い入れや自分の中でのコミットメントがないと、
結果に対しての納得感は得られません。
結果だけを見てその比率をチューニングしてみたり、
テクニック的な手法を追い求めてしまい、
自分のスタンスに応じた合理的な判断基準は醸成されません。
しかし、自分で熟考した結果で制定したルールであれば、
仮に機械的なルールだったとしても、
納得感は伴いますし、
そのプロセスでよりルールをブラッシュアップする活動にも
活かすことが出来ます。
このことは、中長期的に投資家として成長するためにも、
中長期で資産を築いていこうとするためにも重要なポリシーだと思います。
もちろんルールに準拠という点で、
意思決定の際に複合的な視点が伴いにくく、
より複雑化した状況の中では改良の余地が多分に存在する可能性がある点では、
この枠組みを決めることによる対処は、
次元の低いレイヤーだと捉えています。
自分で決めたとはいえ、それに準拠していればよいという、
一種の甘えのようなものも誘発しますからね。
私もルールとして、
ポートフォリオのPER水準、東証1部のPER水準を2軸で見て、
機会的に自分の投資スタンス上の目安としての現金とベアETF比率を算出して、
それをポートフォリオ構築の判断基準においています。
(詳細は投資方針に掲げています)
ですが、例えば世界経済全体のことや、
その時の自分のポートフォリオ構成に応じて微調整をかけるなど、
もっと複合的な要素をルールに加味させることで、
より理想に近い運用が出来ると捉えており、
今はこのルールにただただ厳格であろうと思っている点では、
まだスキルに応じた応用力のない低いレイヤーの域であると自覚しています。
ただ、このルールを定めていることで、
確かにベアの取引などでの一喜一憂はなくなり、
自分の決めたルールに準拠した意味で合理的な行動と捉えられるようになると、
今の状況への納得感はそれなりに得られており、
低いレイヤーではありながらも、一定の効果があるようにも感じています。
さて、より高度なレイヤーで主体的判断を行うためになすべきこと、
そのひとつは知見を広げることだと思います。
ここで言う知見とは単に投資スキルに限った話ではなく、
今私が本を読み漁っているアドラー心理学の知見でもよいかもしれません。
他人の課題と自分の課題を切り分けることの重要性というか妥当性について深く考え、
他人からどう見られているかといった邪念を取り払うことに、
より強い意識が向かうことにより、
精神面で自立し、それが主体的判断へのモチベーションにも繋がるはずです。
事実このような考えに感化され、よりその意識が強まりました。
(もちろん感化されることによる弊害も意識せねばなりませんが)
経済学や政治学の知見についてはより投資において実践で活きるかもしれません。
私はご存知の通り(?)これら文系学問について全くの素人です。
中東の政局不安の情勢がどういう状況なのか、
その中でなぜ原油価格がこんなことになっているのか知る由もありません。
経済学に照らした時に、世界経済がどのような状況で、
ではそれは過去の歴史を鑑みた時にどれ位奇異なことが起きているのか理解していません。
そんな理解していないことだらけの中で、
つまり知見の基盤がごく限られた中で、
いくら思考を重ねたところで、想像性は豊かになるはずはなく、
従って主体的な判断の根拠の幅も出にくく、安易な判断しか導出されません。
思考を深める努力をするという前提の中で、
知見を広げてより想像性に富んだ思考が出来ること、
また主体的という意味により深度を持つことが、
主体的判断を下す上で肝要なことだと理解しています。
ですので、現状やっているように銘柄分析を行い、
そこからある程度画一的な方法で目標株価を算出し、
ある程度枠組みを設けた中で取引根拠を見出していくこと、
これに遵守するという低次元のレイヤーでの主体的判断だけでなく、
広い知見をバックボーンにして判断をしていくことが、
より自分が納得するという点で重要だと思います。
株式投資を始めて2年余りですが、
今の結果に対して良し悪しを評価してもあまり意味のないことです。
それより、この2年余りにおいて、
どれだけ主体的な判断による納得感を得られるようになったか、
この点を重視したいと考えています。
最初の1年は主体的判断以前に、
主体的判断をしていても目先の結果にすぐにそれを反故にして
右往左往する日々でした。
2年目になり、そこから学習によって右往左往しないで済むように、
主体的判断をより重視できるように考える取組みを重視してきました。
これによって投資方針を徐々に形にさせていく中で、
3年目の今年は、それをある程度明文化した上で、
まずは低い次元ながらも枠組みを明確に定めて今に至っています。
この期間においての試行錯誤において、間違いなく、納得感は増しています。
低い次元ではあるものの、つまり枠組みに頼ったものであるものの、
納得感は得られるようになりました。
今後はより高い次元を目指して、優秀な投資家さんが勉強家であるように、
私も知見をもっと広げて、株式投資というモノに対して視野が狭くならぬように、
意識的に取り組むことで、主体的判断を豊かで強いものに鍛えていきたいと思います。
このことが投資結果として必ずしもリンクはしないかもしれませんが、
納得性の高いスタンスを継続していくことで、
長期的に見ればきっと目標に近づけるものと考えています。