投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

#今月は週末と月末が一致していたため、
詳細な状況記事は 週間パフォーマンス記事 をご覧下さい。
(当記事では、月間に特化した内容に縮小版として記入しています)

1.パフォーマンス   ※ ( )内は月間パフォーマンス

            年初来パフォーマンス  (月間パフォーマンス)
 まるのんPF : ▲2.9%   (▲2.9%)
 TOPIX    : ▲7.4%   (▲7.4%)
 日経平均   : ▲8.0%   (▲8.0%)
 東証2部   : ▲5.3%   (▲5.3%)
 JASDAQ  : ▲6.3%   (▲6.3%)
 マザーズ   : ▲6.3%   (▲6.3%)


2.全体所感
12月末はなんだかんだでイケイケな状態で、
2016年は2万●千円を目指すなどという予想が交錯してましたが、
私はだいぶ警戒していました。
そのために実際に現金比率の維持に加えて、
ベアETFをよりきちんと機能する1360に乗り越えて、
調整局面が来ても懸念を小さく出来るように、
色々考えてやってきたつもりですた。
しかし、警戒していたなんて妄想をいくら主張しても、
被弾するものは被弾するわけで、月間で大きなマイナスになっています。
指数も最後に日銀の新たな政策も出てきて、
一旦は持ち直すことになるのだと思いますが、
私は日本の財政リスクをより進化させるリスクを取る割には、
ごく限られた一部の当座預金だけをリスクオンしていくのかは、
益々疑問に思っています。

いずれにせよ、全体所感としては、
とにかく落ち着いた相場がやってきてほしい、
その一言に過ぎます。

各週の私の市場からの弄ばれ気味は
過去の記事を拝見下さいませ。



3.銘柄に対する所感

今月は全面安の状況でしたので、
上来の上昇率上位、下落率上位の個別の記載は割愛します。

 ◆上昇率上位
  以下の一覧の通りとして割愛します。

 ◆下落率上位
  以下の一覧の通りとして割愛します。

 他の銘柄も含めた月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

20160129_保有銘柄月間パフォーマンス


PF中上位側で10%以上下落したのは、
ジーフットとアルファポリスです。

ジーフットは暖冬の影響から12月月次も散々な状況で、
相場の乱調にも影響をより受けました。
IRに照会した時にはまだ1月の雪の報道前でしたが、
それでも好調に推移しているとのことだったので、
1月はさすがに盛り返してくれると思います。
ただ、それでも通期業績予想の達成は相当高い壁なので、
会社が見込んでいるように利益だけは
なんとか達成出来そうというところが、どこまでいくのか見ものです。
私は優待権利確定前に徐々に売却を考えており
少し売ったところで暴落したので、割安性が高まったことで、
その後の売却をストップしています。
実に中途半端な状況になってしまいました・・・。

アルファポリスは1月のこの暴落の最中に、
上方修正を開示しています。
私の予想よりはそれでも少し下でしたが、
ゲーム事業のバッファはまだ吐き出していないそうなので、
もう一段上振れがあれば、私の予想を超過するはずです。
相場はこんな上方修正なんて完全に無視して売っています。
ただ、同社の水準は決して割安な水準ではないことから、
この程度の上方修正だと売られる隙を与えることになるのかもしれませんね。

利益確定を済ませて、PF下位で保有していたSBSHDですが、
再び暴落を続けていて、この暴落の最中に買戻しを進めました。
PER7倍、PBR1倍割れでありながら、インド進出のM&Aなど成長性も期待出来ます。
何より物流は人材不足など構造的な問題も抱えながら、
淘汰が続いているわけですが、同社の鎌田社長は物流大手に成長するという志向も高く、
ちょっと泥臭く正統派な感じではないのですが、
今の水準は安いと感じています。
四季報の予想が悪いとか、信用面での需給が悪いなど
色々ややこしそうですが、のんびり買戻しをして待ちたいと思います。

スターマイカは業績好調が改めて決算で確認されており、
その効果なのかどうかはよくわかりませんが、
下落幅も小さなものとなりました。


日本BS放送は調子がいいなと思っていて、
なぜだろうとツイートしていたわけですが、
月間でここまで強いとは思っていませんでした。
未だにその理由はわかりませんが・・。


ホクリヨウは鶏卵相場も新年の暴落から立ち返り、
だいぶ落ち着いてきました。
2Q期間でどこまで雛の仕入費用が嵩むのかわかりませんが、
1Q同様に好調さが示されれば株価は4桁まではいくと思います。
こちらは斜陽産業で地味ではありますが、
東証1部指定も目指しているでしょうし、
ファンダメンタルズで割安さがあるので安心しています。
あとは配当政策をもう少し頑張れば一気に人気も出るかもしれません。
インフルエンザなどの悪材料が出ないことを祈るばかりです。


ダイキアクシス、ひらまつ、JPHDはPF下位銘柄ですが、
特にダイキアクシスはどこまで下がるのでしょうか。
こちらもPBR1倍割れですからね。
現在ローリング中ですが、中計では利益成長15%を謳っている企業です。
インドネシア事業において、中国などの新興国リスクが意識されているのでしょうか。


4.運用来パフォーマンスについて

20160129_運用来推移



2014年当初からの運用来パフォーマンスは
+44.9%となりました。

前月末の2015年末で概ね+50%時点でしたが、
再び反落を受ける結果となっています。
まぁ仕方ないですね。


◆月初のポートフォリオ
20151230_PF内訳



◆月末のポートフォリオ
20160129_PF内訳


 今月の取引は以下の通りです。

 買 3276 日本管理センター(買い増し)
 買 2384 SBSHD(買い増し(戻し))
 買 2152 幼児活動研究会(買い増し)

 売 2686 ジーフット (一部売却)
 売 9414 日本BS放送(一部売却)

 買い越し 1360 日経平均ベア2倍



詳細のPFの順位は以下の通りです。

********************


 1位 9090 丸和運輸機関(2) ↑
 2位 3276 日本管理センター(5) ↑
 3位 3277 サンセイランディック(4) ↑
 4位 2686 ジーフット(1) ↓
 5位 9467 アルファポリス(6) ↑
 6位 3179 シュッピン(7) ↑
 7位 2384 SBSHD(11) ↑
 8位 3844 コムチュア(8) →
 9位 7164 全国保証(9) →
10位 3230 スターマイカ(13) ↑
11位 2152 幼児活動研究会(14) ↑
12位 9414 日本BS放送(10) ↓
13位 2139 中広(12) ↓
14位 1384 ホクリヨウ(16) ↑
15位 4245 ダイキアクシス(15) →
16位 2764 ひらまつ(17) ↑
17位 2749 JPHD(18) ↑ 
-   1360 日経ベア2倍ETF



なお、資産については以下の通りです。

20160129_資産残高推移表

【決算精査】2152_幼児活動研究会(16年3月期_3Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

主力の幼児体育指導事業では会員数が順調に伸長おり、
結果的に安定的な増収が続いています。
また利益面では増収率に勝る2桁伸長となっていますので、
元々低成長を想定しているので、良い結果だと判断しています。
一方、コンサル事業は以前にIRに照会した通り、
料金体系を変えており収支構造の変革中とのことで、
数値面だけ見ると前期比では軟調が続いています。
こちらはその変革がどう中長期的にみえてくるのか、
会社としては拡大を予想しているらしいのでよく観察したいと思います。

利益率は前期の3Q単計と比べるとやや低下していますが、
それでも営業利益率は16.5%と高い水準を維持していますから、
構造的な変化がないかだけは見据えつつも心配するような水準ではありません。
私の予想する営業利益までには4Qで少し例年よりは底上げが期待されるところですが、
大きく事業トレンドは崩れていないでしょう。

成長率も低く見ていますから、想定通りの範疇の決算内容でした。
従って、総合評価は「3」としました。



2.定量数値の確認

売上が堅調に推移しているのに対して、
営業利益、経常利益はやや力不足にも感じますが、
十分な推移ですし、自分の見込みよりはそれでも高い水準だと理解しています。

2152_決算短信表紙(16年3月期_3Q)



(1)売上の推移

※推移表のキャプチャは冒頭の銘柄分析シート内にございます。


(2)営業利益の推移

※推移表のキャプチャは冒頭の銘柄分析シート内にございます。



(3)純利益の推移

※推移表のキャプチャは冒頭の銘柄分析シート内にございます。


(3)利益の状況と今後の見通し

通期会社予想から、4Qでの単計の予想は以下の通りとなります。

 売上高  :1,564百万円
 営業利益 : 37百万円 (2.4%)
 当期純利益 : 3百万円 (0.2%)

前期の4Q単計の実績は以下の通りです。

 売上高  :1,585百万円
 営業利益 : 202百万円 (12.7%)
 当期純利益 : 98百万円 (6.2%)

 4Qでは何をするんでしょうか(笑)。
 元々ストック性の高いビジネス構造で、
 前期も今期も継続的に2桁営業利益を叩き出しているのに、
 なぜ今期予想は2.4%になってしまうのでしょうか。

 以前のIR照会結果より、大きな費用計上を4Qに計上する見込みはなさそうなのです、
 これはすぐに修正すると思われます。


(4)その他
特記事項なし


3.定性確認の確認
特に特記するような定性情報の変化は認められません。


4.目標株価の確認
従来の目標株価1,500円を変える理由がないので、
当然STAYさせます。


5.さいごに
すみません、PF中下位ということと、
あまり突っ込みどころがない決算だったので、
極めて簡易的に見ました。
銘柄分析シートを新たに作ったのですが、
それで疲れてしまいました。。。
まぁスルーしてよさそうな内容だったので、
楽をしてしまいました。


1.年初来パフォーマンス   ※ ( )内は週間パフォーマンス

 まるのんPF  : ▲2.9% (+4.0%)
 TOPIX    : ▲7.4%  (+3.7%)
 日経平均   : ▲8.0%  (+2.9%)
 東証2部    : ▲5.3% (+4.1%)
 JASDAQ   : ▲6.3% (+2.6%)
 マザーズ    : ▲6.3% (+6.5%)


2.全体所感
年初からの調整局面が続いていましたが、
ようやく今週になってやや持ち直すのかなという雰囲気でした。
しかし、甘利大臣の辞任という政局リスクや、
米国FOMCの利上げ見送りなど、様々な要因が重なり、
相場は極めて不安定に動いておりました。
このため、1日の値幅も大きく、
上手く波に乗れば大きく稼げる週だったのではないでしょうか。
もちろん波に溺れてしまうと、一気に後退する週でもあったように思います。

私のような基本的に傍観している立場ですと、
波に乗ることも波に溺れることもなく、
なるがままなわけですが、
それはパフォーマンスの結果にも表れていた様に思います。
(良くも悪くもという意味です)

そして、今日、日銀は当座預金のマイナス金利導入という形での
追加緩和策を発表し、相場は更に大きく上下に振れました。


私はツイートもしましたが、不勉強でイマイチ効果がわかりません。
この発表を私は開示直後に知りましたが、
資金の循環が進む施策である点ではプラスと捉えましたが、
いきなり日経平均が暴騰で反応したのには違和感を感じました。

副作用のことやそもそもマイナス金利を適用される部分も一部であり、
では金融機関が一気にリスクオンで積極融資に踏み切るのかは不透明ですし、
直ちに企業業績が上向くのかどうかはよくわかりません。
よく勉強しないとなりません。

結果、相場は終値では迷いつつも上げて終わりましたが、
週明け以降、どうなるのか全く読めないなと感じています。
というか、元々、相場の動きなど読めないし、読まないという方針だったので、
現状の読めないことは何ら私にはどうでもいいことのはずなのですが。

ちなみに、WBSなど視聴していると、
産業会は概ねポジティブなようですね。
どちらかというとポジティブに受け入れて前進あるのみということで、
既に後戻り出来ない状況に追い込まれているのではないかという
印象すら受けます。


3.ポートフォリオ

※クリックすると画像が大きくなります。

20160129_PF内訳


20160129_セクター内訳



20160129_保有銘柄一覧


今週も先週に続き、ポートフォリオPERと東証PERを元に、
現金比率とベアETF比率を出来るだけ調整しながら、
個別銘柄は動きなく見守るという週となりました。

保有株は全面高で特に日銀の緩和の影響か、
不動産セクターである日本管理センターやスターマイカ、サンセイランディックなどが
戻りが強い状況だったようです。
ただ、とりあえずキャッシュだとマイナス金利だから、
不動産へ資金シフトが起こるという判断なのかもしれませんが、
本当に今のこの施策ででは不動産により資金が入ってくるなんて、
本当に?というのが率直な印象です。

私は元々緩和マネーが不動産へ来るということを期待して保有しているわけではないので、
どちらでもいいですが、また上下に振らされるネタになりそうだなという感じです。


念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。


 9090 丸和運輸機関
 3276 日本管理センター
 3277 サンセイランディック
 2686 ジーフット
 9467 アルファポリス
 3179 シュッピン
 2384 SBSHD
 3844 コムチュア
 7164 全国保証
 3230 スターマイカ
 2152 幼児活動研究会
 9414 日本BS放送
 2139 中広
 1384 ホクリヨウ
 4245 ダイキアクシス
 2764 ひらまつ
 2749 JPHD
 ※評価額順に記載しています

 1360 日経平均ベア2倍ETF

4.資産状況

※クリックすると画像が大きくなります。
20160129_パフォーマンス推移表


20160129_資産残高推移表


パフォーマンスは年初から一時は▲9.9%まで下がっていたので、
底から見れば7%戻ったことになります。
ただこれもほぼ偶然ということですから、
決算を何度か通過した後にどうなっているのかが、
私の主戦場ですので、一喜一憂はしないようにしないとなりません。
マイナスだからと変に悲観せず、
指数に勝っているからと楽観せず、ただ傍観するだけです。


とりあえず、PF中下位の幼児活動研究会と中広の決算が出ているので、
週末はこちらの精査もしたいと思っています。
パッと見では中広はやばい感じですが、さてどうなるでしょうか。

週末は再び関東でも積雪が予想されているようですが、
散々騒いで靴が売れて、
ただ実際には雪は対して振らず災害等発展せずに過ぎるのが理想です。
インフルエンザも流行ってきたようなので、
とりあえずヨーグルトを暴食しようと思います。





不満はありたい姿とかけ離れた現実とのGAPが故に生まれる感情です。

ありたい姿と現実が概ね一致していれば、
そこには満足感が漂い不満を感じることは少なるなるはずです。

しかし不満がない人など一部の玄人を別にすれば、
全員が持ち合わせた感情であると思いますし、
不満という感情はネガティブなものではないとも思います。

不満があるから、欲求が生まれるわけで、
欲求が生まれるから、何かを変えたいという思考に繋がり、
その思考が機能すると欲求が満たされGAPが埋められるわけです。
残念ながら機能しなかった場合にはそのGAPは埋まらないケースもありますが、
人間は強いもので、試行錯誤の末、時間軸は異なるものの、
いずれは機能してGAPは埋まっていくはずです。
もちろんそこには試行錯誤という努力があってのものですが。

欲求といえば、マズローです。
Wikiにもその詳細の説明がなされていますが、
その欲求にはいくつかの次元があると説かれています。
生理的欲求から自己実現欲求までありますが、
これらの欲求が連鎖しているということです。
生命維持という最低限の次元における生理的欲求は、
例えばIS地域の方々など常に紛争に巻き込まれるような環境下にあれば、
死活問題ですから、この次元においてGAPが大きく不満は大きいと思います。
一方、幸運なことですが私の周りでは、
当たり前に生理的欲求は実現されていることですから、
ここに不満を頂くことはないです。
そしてこの次元の欲求が満たされていると、
更に上位の次元における欲求へと興味がシフトしていきます。
そしてそれはどんどん高度化していくので、
必ずどこかでGAPが生じる次元までシフトしていくので、
結局、不満がないなんてことはないということと捉えています。

株式投資と対峙する自分に照らしてみても、
様々な欲求レベルでGAPが存在しているなと感じます。

例えば、このブログですが、
私は元々自分の思考の整理や振り返りのためのメモを残すことを目的に始めました。
ですから極端な話、読者の方にどう思われようが構わないと思っていますし、
下手な手法をさらけ出して恥を書いてもなんとも思いませんでした。
しかし優秀な投資家の方々と交流を持たせて頂いたり、
ありがたいアドバイスを頂く機会に恵まれるに連れて、
ありたい自分の像を想像してみたり、
それに近づくために欲求の次元が徐々に上がっていて、
それが次元がシフトしていくことの良い例のように感じています。
もちろん、マズローの欲求への解説はもっと複雑なものだと思いますが、
単に投資ブログの運営を通してもその構造を垣間見れることは興味深いです。

この場合、ブログの運営を通してありたい自分の底上げを図ることで、
GAP埋めていくことはよい循環です。
不満もうまくプラスにするマネジメントだと思います。
一方で、敢えて原点に立ち返り、
そもそも自分がブログで何を目的にしていたか、
欲求の原点に立ち返ることで不満の感情をコントロールするというのも、
よい選択かもしれません。
ブログを始める目的に立ち返れば、
もともと銘柄選定の眼も持ち合わせていない初心者投資家が、
自分向けの整理のため、またスキルを向上させるために、
マイペースに始めたものですから、
高い次元におけるGAPを埋めることだけを考えるのではなく、
敢えて次元を下げて原点に返るということも大事かなと考えています。
これは一見ネガティブな思考のようにも思いますが、
その思考だけになってしまってはシュリンクしていくだけなのでNGですが、
高い次元のGAPを埋めていくというマネジメントと、
低い次元に立ち返って現実を再認識するマネジメントの両立こそ、
ストレスもコントロールした良いやり方だと思います。


よく仕事でも大きな目標に果敢にチャレンジするプロセスで、
GAPが大きく思い悩む時に、
ふと、いやいやこの仕事が仮に失敗したって、
家族と過ごす幸せな時間は奪われないし、
明日から食べるものに困ることもなかろうと、
敢えて次元を下げてみて落ち着きを取り戻すということはよくあります。


日々騰落する運用パフォーマンスにおいても
同様のことがいえます。
年初から高いボラティリティに翻弄されていて、
指数が上がる時にはPFは戻らず、
指数が下がる時にはPFは余計に下げるという現実を前に、
自分としてはそういう現実が受け入れ難く、
なんで?なんで?なんで?と答えのない、
かつ投資スタンス上、短期を気にするという意味のないことに悩むわけです。

株式運用のパフォーマンスの優劣に対する欲求は、
比較的高い次元の欲求だと理解しています。
ですから、早々簡単に億の資産を築くというありたい姿を手にすることは出来ないし、
それには今の私はあまりに多くのGAPがあり過ぎます。
そのGAPが計り知れないし、どうすればそのGAPが少しずつでも埋まっていくのかの、
プロセスすらまだ手探りなので相当ストレスフルです。
今日も指数に負けた、今日も材料が出たのに出尽くしで残念だった、
想定外の材料が出て本質的に負けた、ととにかく逆風が吹くたびに、
いちいちゲンナリするわけですが、そういうストレスは全て
GAPから生じるものです。
そのGAPを埋めないことには、
本質的に目標へ近づけませんので避けられない道ではありますが、
一方で日々のこういう仕打ちにやる気を失ってしまっては、
もったいないとも思います。

前述の通り高い次元と低い次元での欲求マネジメントの両立こそ、
末永く一喜一憂をやり過ごしながら長く相場と対峙する付き合い方なのかなと思います。


欲求があるからGAPを認知し、
GAPがあるから不満が生まれます。
不満は向上には不可欠ですが
不満が増大し過ぎて崩壊してしまっては元も子もありません。

思うような結果が出ない時に、
こういうことを書いてみても、
読者の方からみれば、単に負け犬の戯言のようにしか聞こえないかもしれませんが、
良い時も良くない時もうまくそれを消化出来るような心つもりをしないとなりません。

PF上位まで含めて波乱が生じ得る可能性も高く、
相応のリスクを取っている認識です。
サンセイランディックにしてもジーフットにしても、
シュッピン、日本管理センターなど上位銘柄で軒並み未達懸念が台頭しているのは事実です。

であるならば一旦ポジションを外すという選択もよいかもと、
ずっと思っていますが、
急にそれが怖くなってそう行動することこそ、
私には非合理的な行動なのです。

うまく欲求をコントロールして、
長い目で見た時に自分はうまく欲求と付き合えたなと振り返られるように、
セルフマネジメントしていきたいなと思います。



【決算精査】3844_コムチュア(16年3月期_3Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

前期では不採算案件の影響もあり、
やや増益幅が大きいように見えますが、
とはいえ人材を中心とした先行投資には積極的に対応しているものの、
増収と付加価値向上による増益とで2桁の増収増益決算ということで、
満足な決算です。

私は元々この程度のトレンドは想像していますし、
今の水準は総じてみれば会社計画線と思われますので、
特にサプライズもない順調かつ平凡な決算だと思います。

サプライズなど要りません。
順調に想定通りの結果を出し続けてくれていればいいのです。
日本管理センターでも同じですが、
ついつい、隣の芝生は青く見えるもので、
他の銘柄でサプライズ材料が相次いでS高を演出したりしていると、
自分の銘柄でもそうあって欲しいなんて邪念が生まれますが、
そんなものより、毎回決算で少しでも評価していってもらえて、
中長期で右肩上がりを形成してくれる方が嬉しいです。

とりあえず想定通りということで、総合評価は「3」としました。



2.定量数値の確認

想定通りですが、2桁の増収増益決算となりました。
特に変調のない順調な決算というのが第一印象です。

3844_決算短信表紙(16年3月期_3Q)

大規模ユーザ及び金融分野を中心に受注が拡大し、
要員補強や人材育成の先行投資を跳ね返しての2桁増収2桁増益となっています。
上期ではややこれらの先行投資の方が支配的で、
過去の期に比べると少し収益性が低下していましたが、
この3Qでは持ち返したように思います。
(あくまで表面的な利益率を見ただけですが)

一応前にIRフェアのブースで話を伺った時にも、
3Qでは従来の収益性へ回復させるといった趣旨の発言もありましたが、
一旦は有言実行となりました。


(1)売上の推移

3844_売上推移(16年3月期_3Q)


売上は3Q累計では17.3%増となっていますが、
3Q単計では14.7%増となっています。
3Q単計では直近四半期の増収率を見るとやや低調な気がしますが、
その理由は、短信上に述べられています。
プロダクト販売関連で前期に計上していたライセンス販売の特需の反動が出たようです。
ライセンス販売は新規導入などがあると一括で計上されることもあり、
どうしても期毎の濃淡が出ることはやむ得ないでしょう。
これがずっと続くようだと更改や新規案件の獲得に苦戦しているのではという、
新たな懸念が台頭しますが、現時点ではそこまで懸念するものではないと捉えています。
売上推移の上記グラフを見ても、順調そのものと考えます。


(2)営業利益の推移

3844_営業利益推移(16年3月期_3Q)


過去2期の3Qと比較すると頭が飛び出たように感じますが、
どちらかというと前期に不採算案件の影響などもあり、
伸び悩んだ事も影響しており、利益率も平準化したことで、
このような結果になっていると思いますので、
特に驚くような内容でもないと思います。
むしろ心配している不採算案件がなくてよかったというところです。
営業利益率は相変わらず12%程度と好調です。
SI業界で10%を超える利益率を叩き出すのは難しいです。
金融分野に特化かつコンサルに強みを
持つ野村総合研究所は高い利益率を維持していますし、
コンサル主体のグローバル企業(アクセンチュアなど)は、
その限りではありませんが、
ある程度業界絞らず広いSIビジネスを展開している企業としては、
なかなかない水準です。



(3)純利益の推移

3844_当期純利益推移(16年3月期_3Q)

純利益は特にコメントはありません。
営業外収入で助成金収入やその他項目を計上していますが、
営業外費用で事務所移転、保険解約損でほぼ相殺といったところです。



(3)利益の状況と今後の見通し

通期会社予想から、4Qでの単計の予想は以下の通りとなります。

 売上高  :3,742百万円
 営業利益 : 419百万円 (11.2%)
 当期純利益 : 221百万円 (5.9%)

前期の4Q単計の実績は以下の通りです。

 売上高  :2,824百万円
 営業利益 : 295百万円 (10.5%)
 当期純利益 : 170百万円 (6.0%)


 これを素直に読めば、4Q単計では
 33%の増収、42%の営業増益が実現されることになります。
 ただ、この増収・増益率は前期に不採算案件の影響もあったことから、
 あまりこの数値だけを見て、無理ぽっくない?と考えても仕方ないと考えます。

 着目すべきは、まず30%増の増収が実現出来るのかと、
 その時の利益率をどう読むかです。

 皮算用なのですが、まず4Q単計で必要な営業利益は419百万円です。
 そして利益率ですが、前期の10.5%は不採算の影響もありあまり参考になりませんから、
 前々期の12.5%をベースに考えてみます。
 仮に12.5%の利益率を実現するという前提で、
 営業利益419百万円から売上高を逆算すると3352百万円の売上高が必要となります。
 この場合、前期の売上からの増収率は18.7%となり、
 概ね想定範囲内かなという感触です。

 この皮算用によると営業利益は計画達成ですが、
 売上高は11610百万円となりも計画を3%程度未達ということになります。

 ただこれでも通期累計で見れば17.7%の増収ということになります。
 十分ではないでしょうか。計画通り順調に推移していると判断するのは、
 この皮算用からも確からしいと認識しています。


(4)その他

 特に今回の決算ではIR照会は行わない予定です。
 敢えて聞くなら、上記の皮算用の確からしさを確かめる位ですが、
 そもそも回答もしてもらえないでしょうし、
 わざわざ忙しいIR担当の方の時間を頂くまでのことではないように思います。



3.定性確認の確認
年明けにクラウド型の導入事例や
攻勢を強めているセールスフォース導入保守ページがUPされていたりします。
過去にエイジアのように矢継ぎ早にUPされることはないわけですが、
このタイミングで事例が出てくるのも、足元が好調なひとつの目安でもあるように思います。

M&Aによる成長を期待していますが、
なかなか形になるまでが道険しいという感触でお話されていましたし、
すぐには難しいかもしれません。


4.目標株価の確認
まず従来の目標株価については以下の通り策定していました。

同社のCAGRは17%と見ています。
このため、18年3月期予想EPSを220と想定しています。
その上で、評価PERは16倍として3,520円としています。

将来的にM&Aなどを続けて資金調達のために、
増資を否定されていませんので、長期的に見るとやられる可能性があります。
もし18年3月期までにこれが実行されると、
その規模にもよりますが、EPSは200位まで目減りさせる必要も出てきます。
ただ可能性ばかり取り出していては決められませんし、
仮にEPS200として目標株価を3,520を維持させるためには、
評価PERで17.6倍が必要になりますが、
まぁあまり無理した水準でもない気もしますし、
現時点で増資までを見込んだ評価はしないでおきます。
(そもそも増資に積極的というより、可能性のひとつとしてありえるという一般論のレベルですからね)

以上から、目標株価は従来通りとして、3,520円としておきます。
現時点の株価からの上値余地は約70%ということになります。


5.さいごに
当社は向会長のビックマウスが影を潜め、
それに比例するかごとく投資家からも益々放置されているように感じています。

私はITについては一定の評価をしており、
PFには組入れておきたいと考えています。

むしろもう1銘柄か2銘柄ITを入れたいと考えています。
ただなかなか決め手がない中で、
ではコムチュアをもっと買い増すかというと、
それはそれでリスキーだとも思っています。

やはり不採算案件を出すリスクというのはどうしてもやむ得ないことでもありますし、
金融分野にやや特化している点や大手企業を中心とした顧客層を持つことで、
目先の景況感が停滞していくと当然IT投資が控えられ・・・というようなリスクもあります。
ただ、その割に、同社は過去の業績推移を見てみても、
リーマンの時も震災の時も落ち込みはしていますが、
見事に立ち返ってきてきます。

技術力か営業力か何かに秀でた要素があるから、
このような右肩上がりのトレンドを継続出来ると考えています。
それは向会長のリーダシップもあったかもしれませんが、
それ以外に縁の下で支えてくれている有能な社員がいるのかもしれません。

ただこれに大きな自信が持てるわけでもなく、
ただ成長していく姿は当面は想像できるので、
PF中位であれば居心地がよいです。
もしこの右肩トレンドの本当に強みが自分なりにしっくりくることがあれば、
もっとウエイトを高められると思いますが、
今の自信度ではこれ以上は難しいです。


IT企業といえば、2桁成長をしている会社など沢山あります。
その中でなぜコムチュアなのか、もっとマザーズで成長志向の強い会社でもいいのでは?
と今でも自問しています。
そういう悩みの中でより最善の方法のアイデアが浮かべば躊躇なく対応しますが、
現時点では今が居心地がよいです。

とりあえず、決算は順調ということで、安心しました。





1.年初来パフォーマンス   ※ ( )内は週間パフォーマンス

 まるのんPF  : ▲6.9% (▲3.4%)
 TOPIX    : ▲11.2%  (▲1.8%)
 日経平均   : ▲10.9%  (▲1.0%)
 東証2部    : ▲9.4% (▲2.8%)
 JASDAQ   : ▲8.9% (▲3.1%)
 マザーズ    : ▲12.8% (▲3.1%)


2.全体所感
今週は年初から続くボラティリティの高い相場が
更に顕著となり、翻弄された方も多かったのではないでしょうか。
(↑私のことです)
週末を迎える金曜日に一気に週間のマイナスを回復しにかかり、
終わってみれば、TOPIXは1%台の下落ということで、
下がったとはいえ、通常の平穏な時の騰落の範疇のようであります。
私はチャートは読めませんが、週足で大きな下ひげを形成して陽線となっていて、
いわゆる底をついたかもとこれから一気に楽観論が支配的になるのだと思います。

欧州でドラギ総裁が更なる追加緩和を示唆したということで、
日銀にも勝手に期待をし始めていて、
これが日経平均をここまで押し上げるなど、
甚だ信じられませんが、きっと何かきっかけを求めていて、
たまたまそれを手掛かりに一気に買われたということだと思います。

金曜日の反発を受けて、
やれやれという雰囲気が漂いそうでもありますが、
私は全くやれやれではありません。
もちろん今日の戻りが弱くていじけているというのもあるかもしれませんが、
そもそも依然として大きくマイナスであることに変わりはありません。
こんな1週間、2週間の騰落状況だけで右往左往するつもりもありませんし、
それを受け入れる覚悟が足りなかっただけなのかもしれませんが、
この現実を受けて相場がどうなるかより、
自分がどうするかをよく考えないといけません。
今日の戻りはとりあえず少しだけ冷静になって、
考えるきっかけを与えてくれたに過ぎないと感じています。

私はこの期間も出来るだけルールに従い、
感覚的なものを排除するように努めていましたから、
そのルールの質の良い悪いは置いておいても
(そこが大事なのですが、それは今の私の実力不足と諦めます)、
そのルールを変えていない以上、異なった判断を下すことはないと思いますが、
改めて、今のポートフォリオの組み方、リスクの程度、
今後のシナリオをきちんと整理しておかないとならないなと感じています。

とりあえず戻したからよかったというような感触は一切なく、
淡々と悲観し過ぎることもなく、楽観し過ぎることもなく、
長期投資家としての自分と向き合っていくだけだなと思います。

さしあたり、一番勉強になっているのは、
資産が10%、20%下落することを具体的にリスクとして認識しておくことと、
そうなりえることの覚悟を決めておくことが大事だとということです。
私は頭のどこかにはそういうことも起こり得ると認識はしていましたが、
その覚悟が足りなかったようです。
ですから感情が起伏して消耗しました。

来週以降もまだまだ下落するかもしれませんし、
ここから反発を試すのかもしれませんし、そんなことはわかりません。
可能性の話であればなんとでもいえます。
アナリストが発表する下値目途と上値目途の曖昧さと同じように
そんなことを思考の拠り所とするだけ無駄だと思うわけです。
そういうことは聞き流し、まずは直近決算も含めて、
企業業績がどうなのかよく観察したいと思います。


3.ポートフォリオ

※クリックすると画像が大きくなります。

20160122_PF内訳


20160122_セクター内訳


20160122_保有銘柄一覧


今週はまずポートフォリオで意識したことは、
投資方針で掲げていた通り、
現金比率とベアETFの比率を機械的に判断して対処をしたことです。

ポートフォリオ全体のPER水準からざっくりその時の割安/割高感を捉えて、
主に現金比率をチューニングさせると共に、
東証1部のPERを同様に評価して、
東証1部ベアETF比率を調整するという目安を決めています。
今年からとりあえずやってみようと思っていたものですが、
早速活用することになり、正直戸惑いもありました。

というのも実際には少し運用しながら感触を得て、
本当に今の目安が妥当かも考えながらのんびりブラッシュアップすればいいや位のものでした。
ですので、いきなり本番でこれを拠り所にすること自体が不安であったのですが、
少なくても不安と恐怖に苛まれている自分の感覚よりかは機能するだろうと、
目安をある程度意識して調整してきました。

結果として、ポートフォリオPERも東証PERも日に日に下がっていくプロセスで、
ベアETFを処分していくことになり、
現金が膨らみ過ぎるので、個別を買うという判断になっています。
個別のどれを買うかは、各銘柄の目標株価の上値余地を中心に、
セクターやその他の定性的評価を俯瞰して対応したつもりです。
本当は監視銘柄から更に浅く広く広げたかったのですが、
精神的にも監視銘柄を再度購入に向けて見極めるだけの余裕がありませんでした。
またこういう暴落時のアイデアとして利回りでみるという観点も
頭にはあったのですが、もう少し早く対応すべきでした。
昨日記事をアップしたテンポスバスターなど魅力的ですね。


個別をこの局面で買うというのは判断が難しいです。
ナンピンを続けると雪だるま式に損が拡大していくわけで、
比率や状況には特に気を付けないとなりません。

今週は、サンセイランディック、日本管理センター、SBSHDを買い増しています。
特にサンセイランディックとSBSHDは上値余地が100%を超えているので、
魅力的に思えて比率を上げていますが、
サンセイランディックは直近決算で未達懸念があるのと、
SBSHDは四季報によると減益になる見通しですから、
少しリスクを取り過ぎかなと思いつつも、
今のPER水準なども見つつ投入しました。

サンセイランディックは機関投資家で空売りの仕掛けが入っているようですね。
こういう投機的な動きで振らされているだけならいいのですが、
決算未達などのIRが出れば彼らの思う壺ですね。
私は未達で一度位S安をかましてくれても、
中長期的なシナリオが崩れていなければ許容するつもりですし、
それ位の覚悟が要るのでしょうね。

目先の損得ではなく、自分が納得できる取引が出来ているかどうかがとても大事です。
買い値にまだ戻らないと嘆いてみても悲しくなるだけなので、
そうではなく、いつか自分が思い描く企業の成長の軌跡を想像していきたいと思います。
そのことで、株価は後からついてくると信じるしかありません。


あと特記すべきなのは、日本BS放送がやたらと強かったのですが、
たまたまでしょうかね。
特に材料はないように思うのですが、暴落局面でも下げておらず優等生だったので
少し目に留まっています。

幼児活動研究会は結果論ですがあと1週買い増しを待てばよかったです。
(たらればですね)
なんでこんなに下げているのかわかりませんが、
こういう小型で注目されない銘柄はどうしても
板もすかすかで一気にストンといくのかもしれません。


コムチュアは今日の日経で15%増益の観測記事が出ていたわけですが、
いつも日経観測記事が出ても全く無風(スルー)ですね。
株価もずっと停滞していますし、我慢のしどころかもしれません。



念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。


 9090 丸和運輸機関
 3277 サンセイランディック
 3276 日本管理センター
 2686 ジーフット
 9467 アルファポリス
 2384 SBSHD
 3179 シュッピン
 3844 コムチュア
 7164 全国保証
 3230 スターマイカ
 2152 幼児活動研究会
 9414 日本BS放送
 2139 中広
 1384 ホクリヨウ
 4245 ダイキアクシス
 2764 ひらまつ
 2749 JPHD
 ※評価額順に記載しています

 1360 日経平均ベア2倍ETF

4.資産状況

※クリックすると画像が大きくなります。
20160122_パフォーマンス推移表


20160122_資産残高推移表


資産は年初からだいぶ減っていますが、
幸運にして現物のみですし、日常の生活に影響を及ぼすものではありません。
明日食べるものに困るとか、必要な洋服を買うのは少し見合わせようとか、
そういう事態にはなりません。
ただ、確実に減っている資産額を見ると凹むのはまだまだメンタルの修行が足りないようです。

この資産の棒グラフを見ていると、
確実に右肩下がりになっていて、この先どうなるのだろうという、
漠然とした不安がやってきます。

しかし、漠然とした感覚的なものに支配されてはいけません。
怖いとか不安だと思っても、
それを理由に取引をすることのないように自制しないといけません。


この週末は再び関東では降雪の予報となっています。
とりあえず雪が降るかもと天気予報には煽ってもらい、
実際には日中帯には降らずにそこでみんな買い物をして、
スノーシューズを買って頂いて、ジーフットの業績に少しでも力強さが出るといいなと思います。
(災害になるようでは困りますが。。。)

私は久々にのんびりした週末を過ごす予定です。
家族で家でパン作りでもして心を洗おうと思います。


2751 テンポスバスター JASDAQ 【卸売業】

去年の3月に一度購入を検討して、
分析したことがありました。 (→記事

結局その時の株価から一度上昇したものの、
結局往って来いのような展開になっています。
株価の動きはとりあえず置いておいて、
今のこの相場の急落を受けて、
改めて優待であさくまステーキが頂ける絶好の機会ではないかと邪念が湧いて、
とりあえず分析だけUPDATEしておこうと思いました。

こんな相場が大変な時に、
優待に目が眩み、特定銘柄の分析を呑気にやっている場合か!?とも思いますが、
とはいえ、ジェットコースターの先物市況と対峙していても、
何もアイデアなんて浮かばないので・・・。
前回の記事から大きく見立てを変えていませんし、
思い立ったのも優待目当てというところからきているので、
まぁゆるい感じの分析になります。

まずは定量情報は以下に纏めています。
(PDFファイル直リンクとなっています)

 銘柄分析シート 2751 テンポスバスター


1.事業内容
同社WEBサイトの事業内容では、「フードビジネスプロデューサー」を標榜しています。

外食産業が店舗を構え、飲食サービスを提供していくプロセスにおいて、
コンサル、機器導入と運営をサポートするお手伝いということです。

その中でも主力は、厨房機器などを販売する物販事業です。
特徴は中古の厨房機器も含めた提案を行う点にあるのと、
物販を行う事に特化せず周辺系のサポ―トとして、
例えば開業資金の調達面を政策金融公庫と提携してサポ―トするなど
付加価値を高めたトータルコーディネートに意識が高いことが挙げられます。
また、プロパ網の他にキッチンテクノを仲間に取り入れており、
M&Aにも積極的な点も気に留めているところです。

飲食道場とか88作戦、00作戦など
社内での様々な施策取り組みにも積極的ですし、
やや宗教的な面がみられることは、行き過ぎずまたリーダーが強力であれば、
よい効果が大きいように思います。
この辺りは丸和運輸機関の和佐見社長のことを想像しても同じです。
(テンポスバスターは丸和運輸機関程ではないと思いますが)

外食産業は居抜きで安く開業することで、
魅力的な店舗も散見されるようになっていますが、
外食産業は良くも悪くも流行り廃りが激しい分野であり、
厨房機器についても単価が高い割には入れ替わりもあるということで、
中古ビジネスが成立しやすい割に、
強力な新規参入組も明確に表れず、
実質的にテンポスバスターの独断場が続いているという状況です。
ニッチで成功している企業ですから、なんとなく私好みの感じです。
しかも前述のように付加価値への意識が高いですから、
単に中古機器販売業(業種でいう卸売業)という感じでは捉えておらず、
コンサル(サービス業)の魅力を持ち備えていると考えています。
今期の上期累計のセグメント収支で営業利益率は8.8%ですから、
機器販売の卸売としては利益率が高いのです。


次に情報サービス事業では、
いわゆるEコマースとしてテンポスドットコムの運営が主体でしょうか。
物販事業で対面チャネル以外にも、
Eコマースで必要なものをインタ―ネットを介し、
しかも全店在庫を確認しながら探せる点は利便性が高そうです。
ただシュッピンでもそうですが、中古品を扱う際には、
品質への信用度が大事です。
シュッピンのカメラなどのように美品とか良品などとレーティングをしていますが、
テンポスドットコムではどのようにこれを担保しているのでしょうか。
実際に初見でいきなりネットで買うというより、
まずは店舗で買い満足感を得た顧客が
Eコマースを活用していくという流れでしょうか。
大袈裟に言えば、オムニチャネル戦略が機能していくようなイメージかと捉えています。
また個人向けにも楽天などのチャネルを用いてリーチしているようで、
私は料理好きですので、少し興味がありますね。
認知度が上がれば面白いのではないかなと思います。
ただこの事業は営業利益率は6%弱程度ですので、
そこまで収益性が高いわけではありません。
Eコマースなので高いはずとも思うのですが、
新品販売も含めての物品販売がメインになるので、
この部分は卸売に近い業態となるので、この程度なのは妥当かなという印象です。



規模はだいぶ落ちますが、第二の情報サービス事業としては、
販促支援のための情報提供を行うサービスも展開しています。
集客やPR戦略など特に開業時のリスクに対して、
支援をしてくれるという点でそのナレッジがどこまで強力な優位性があるのか、
そこは私にはわからないのですが、
事実として法人マーケ支援ではダントツのトップシェアであることや、
この事業での営業利益率は16%弱という点からも優位性は高いと想像できます。


このほか、リースや不動産管理、内容施工など周辺系のサービスも展開しています。
POSに機能を拡充させた販売は営業利益率も2桁ありますし、
そこそこ規模も拡大しているので楽しみですね。



最後のセグメントである飲食ですが、
なんといってもステーキあさくまです。
いつになったら上場するのかということですが楽しみですね。
営業利益率が10%t程度で外食にしては高いかなと思いましたが、
ブロンコビリーなどと比べるとそうでもないのですかね。
(というかブロンコビリーが優秀過ぎる?)
あさくまはFC含めてもまだ50店舗以下ですから、
そこまで成熟感は見られません。
ただ、ブロンコビリーにしてもいきなりステーキにしても、
ステーキ専業業態は競争も激しいですから、
今の店舗戦略(ハレの日、キッズ体験など)が奏功していってくれれば、
緩やかに広がっていってくれるのではないかとは考えています。
一時期のいきなりステーキブームのようなことはないでしょう(笑)。

またビュッフェなど新業態にもチャレンジしています。
ここは相当なリスクだと思います。
外食ブランドを立ち上げる局面では投資をするわけですが、
それが消費者に受け入れられるかどうかは、
とてもリスキーだと思います。
確かにテンポスバスターズが手掛ける物品とノウハウで、
失敗リスクは低減はさせられるでしょうが、
今後の拡大戦略の中では失敗もあるでしょうから、
今後減損損失のお知らせ的なIRを見ることだってあるかもしれません。
そのことは覚悟しておきつつ、
主流で緩やかに拡大していってくれればいいと思います。



2.成長性について

まず、過去のPL情報の推移を確認します。

2751_PL.png

今のような相場なのでまず目がいくのはリーマンショックの時にどうだったかですね。
純利益はだいぶ落ち込んでいるのがわかります。
しかし営業利益ではそこまで落ち込んでいないので、
案外耐性が強いのではないかと思います。

前半5年はリーマンショックや民主党政権時代の不況期が続いた影響もあったのか、
外食産業全体もあまり元気がなく、横ばいでした。
しかし後半5年は右肩上がりですし、特に前期は大きく伸長しています。
M&Aの効果もあったでしょう。
問題は前期の成長律はたまたま大きかったですが、
継続性という点でみると成長率見通しは慎重に見ておく必要がありそうです。

店舗拡大は今期苦戦していますが、
これは余地がないというより、立地面の条件が合うものが見つからなかったというもので、
無理な出店をしない表れでもあるのではないかと思います。
同社の出店戦略は緻密でしょうから、
妥協して出店はしないという判断もあったと思います。
つまりエリア拡大による成長限界が来たということではないと捉えています。
ただ、その可能性を完全には否定出来ず、
今後の出店戦略が鈍化すると成長性も落ちるというシナリオも念頭には置いておく必要もありそうです。

成長率はCAGRで前回は15%としていましたが、
飲食事業での経費増の要素も今後顕在化しそうですので、
少し保守的に見て、12%とみたいと思います。

 
3.株価水準について
 現在の株価は1,495円です。

 時価総額:214億
 PER(15.4期実績):20.2倍
 PER(16.4期会社予想):18.2倍
 PER(16.3期四季報予想):18.2倍
 PBR:0.4倍
 ROE(15.4期実績):17.4%
 DOE:1.4%
 ※優待あり(8000円食事券)
 (優待込み)配当利回り:5.8%

成長率12%見込みで予想PER18倍水準となると
PEGレシオは1.5倍となりますので、
PER指標面からは買う水準ではないかもしれません。
元々冒頭でもお伝えした通り、
優待目的で興味が再燃しているところもあり、
その利回りを見ると確かに魅力的です。
ただどこまでこの優待が続くのかは未知数です。
特にあさくま上場した後の扱いも気になりますし。
とりあえずステーキは魅力ですし、
利回りは確かに魅力ですね。

4.リスク要因
リスク要因ですが、景況感の後退がくすぶる中で、
外食産業全体の落ち込みへの影響は気になります。
インバウンドも含めて外食産業は今絶好調なはずで、
だからこそ同社にとっては追い風の状況と理解しています。
しかし、外食産業が落ち込みを見せ始めた時の影響については
最大のリスクだと思います。
給料が減ると外食費は格好の節約対象ですからね。

またこれに関連して、同社の飲食事業では前述の通り
新たなブランド立ち上げに際しては減損リスクなどが高いです。

それから同社の社長先行はユニークですが、
それが故に経営に対する一貫性という意味で、
うまく機能しなくなることによる社内混乱の影響は気になります。
社長の選考が風通しよく決まるという意味では面白いですが、
軋轢や思惑が絡んで社内が一枚岩でなくなるようなことが、
今後生じることは一般的な昇格人事とは異なる、
多様なリスクがあるような気がしています。
もっともこれは社内一致団結の良い面を引き出す効果もあると思われ、
ネガティブリスクだけではないかもしれません。


5.目標株価について
目標株価ですが、12%成長として19.4期のEPSはざっくり115とみます。

評価PERですが、
今の安定性と業界でのニッチリーダーによる安定性があることに加え、
積極的にM&Aして成長させ上場させていく意思が高いこともあり、
市場からは一定の評価が継続すると考えます。
また、形式要件も満たすでしょうからいずれ本則市場へ昇格することも想定されます。

現在無借金ですし財務もまぁ良い部類ですから、
増資リスクそこまで高くないとは思います。
(証券会社に誘われて形式的にやるかもしれませんが)

以上からPERは20倍と評価し、
目標株価は2,300円とします。
ちなみにこの目標株価で
現状の優待込み利回りを算出してみても3.7%ありますから、
案外さくっといくような気もします。


6.サマリ
私の通常のPERを起点とした計算をしてみると、
なかなか魅力的な銘柄であるなとは思います。
業種も地味ですがニッチで光るものがあります。
好みの銘柄ですが、今の市況で不安が台頭している中で、
敢えて買うかということもありますが、
一方でそんな時だからこそ、
優待目当てに潜ませておいてもいいかなとは思います。
ブログ外で買ってもいいのですが、
投資判断プロセスは基本的に同じプロセスを経ていますし、
決して今のメイン方針に合致しない銘柄ではないので、
正々堂々と(?)買えばいいような気もしています。

日々の騰落は気にしないといいつつ、
ここまで苦しい展開が続くと、
私のような初心者投資家はすぐにひよってしまいます。

玄人の方にとってはまだまだ序章だよ、
なんて声も聞こえてきそうですが、
下落相場の渦中にいる私にとっては、
不安と恐怖が巡り巡っています。

とりあえずこれ以上下がることも十分想定出来るし、
一旦逃げておくかとか、
いやいやそろそろ底だろうしいつまでも下げ続けることはないはずだから、
それを辛抱して待とうとか、
思いは交錯します。

そういう時は、PFの中身を見つめて、
自信度が下がっている部分、以前と変わらない部分、
それぞれを確認することにします。


【PF全体の状況】
個別銘柄(買いポジション) → 73%
現金比率           → 17%
日経平均ベア2倍ETF → 10%

【指標とポートフォリオの水準】
まるのんPFのPER(予想) → 12.6倍
東証1部PER(予想)   → 14.7倍
日経平均PER(予想) → 13.7倍

<所感>
投資方針で掲げている現金とベアETFの比率目安は、
上記の水準に照らすと、現金11%、ベアETFが6%となります。
実際には今日の終値ベースで、現金17%、ベアETFが10%ですから、
やや現金、ヘッジが重い状況となっています。
従って、どの銘柄を買い付けるかは慎重に判断する必要がありますが、
無理はせず取り組みたいと思います。

また相場のことは読めませんが、
少なくてもアベノミクス相場が始まってから、
日経平均PERが14倍割れをしているのは記憶にありません。
アベノミクス相場の期間で一番日経平均PERが押したのは、
昨年8月のチャイナショックの時かと思いますがそれでも14倍前半でした。
なお、民主党政権の時代には11倍台から12倍台を推移していましたから、
仮に翌期利益見通しが0成長だったとしても、
そろそろいい水準ではないかなと感じています。

ちなみに東証VIも38まで上昇しています。
過去を見渡してもリーマンの時は100近くまで吹き上がっていますが、
その特異点を除くと、震災後の状況を含めても、
今の水準は一番高い状況かと思います。
VI指数がどうなれば反発するなんてもちろんわかるわけがないのですが、
客観的に悲観論が支配的になりつつあることは確かのようです。



【個別銘柄の状況】

◆9090 丸和運輸機関

PER(今期予想) → 14.1倍
目標株価までの上昇余地 → 48.7%

インバウンド需要に支えられたマツキヨ物流と、
食品スーパーを主体にしたネットスーパー関連の物流、
それ以外の物流全般を手掛けます。

マツキヨは今の所インバウンド含めた販売状況は堅調に推移しているようです。
ゲンキーなど一部のドラッグストアに弱さも見られますが、
今の所、インバウンドを含めた影響は限定的のようです。
現在の中国経済の減退や為替レートの影響でインバウンド需要が衰退すると、
マツキヨの荷量も減り結果的に丸和運輸機関にも影響が及ぶでしょう。
そのために、内需で中堅の地方スーパーの物流で幅出しを行うことで、
マツキヨ依存度を下げることにも取り組んでいます。
スーパーの荷量やネットスーパーの拡大は中長期的には逆風の状況とは捉えません。
但し、現時点で規模はまだ小さいため、
結局短期的に見ればマツキヨの影響を受けることは間違いなく、
インバウンドの効果などが落ち着くと、
一旦業績は踊り場になることは想定しておいた方がよさそうです。
現時点で目標株価算出に当たり、CAGRは8%を想定していますので、
そこまで悲観はしていませんが、
PF1位の座はそろそろ他銘柄に譲ってもいいかもしれません。
ただ、今回の暴落で上値余地も広がってしまい悩ましい状況になりました。
来期の記念配当が落ちて、業績の踊り場があることを考慮してみても、
やはり今の暴落は行き過ぎだと感じています。
あとは原油安は当社の燃料費の低減に効果を示すはずですが、
これも顧客へ賦課するサーチャージである程度顧客に還元するはずですから、
原油安恩恵もほどほどだと思います。
ただ、今の相場はそこは全く織り込んでいないような印象もあります。


◆3276 日本管理センター

PER(今期予想) → 22.5倍
目標株価までの上昇余地 → 92.3%

今期の業績達成が微妙な状況の中で、
高PERなわけですが、それでもCAGRは20%を維持するでしょう。
ですから、来期PERでは20倍は割れてくるでしょうから、
このストックの安定性、金融ビジネスを中心とした新規ビジネスなど、
見通しは明るいと感じています。
新規管理戸数が積み上がり、入居率がやや低下していますが、
こういう数値を注視しつつも上昇余地も大きく、
今更感がありますが、PF上位へ上げているところです。

製造業を中心に来期は苦戦を予想しています。
これは巡り巡ると雇用にも影響しますので、
賃貸入居の状況にも影を落とすことは考えられます。
しかし、日本管理センターが手掛けるビジネスモデルをみれば、
そこまで悲観する必要もなさそうです。
但し全体経済が停滞することで無風というわけではないでしょうから、
ちょっと横目で気にしつつということになると思います。



◆3277 サンセイランディック

PER(今期予想) → 8.7倍
目標株価までの上昇余地 → 127・8%

今期の業績達成可否に注目されているようですが、
私はそこまで拘ってはいません。
きちんと在庫を積み上げられていて、来期も成長が継続してくれれば
御の字と考えています。なお、CAGRは15%を想定しています。

サンセイランディックが手掛ける底地、空き家の仕入・販売の状況ですが、
為替の影響も原油安の影響も当然受けません。
中国経済の減衰もほぼ影響はないと思います。
不動産を買い漁る中国人が減ると・・・とも考えましたが、
そもそも底地や空き家は買わないと思いますので。

底地や空き家は社会問題化していることもありますし、
一定程度物件は出てきます。
国内の買い手が経済全体が落ち込むことで在庫が滞留するということがあれば、
業績には影響が出るかもしれません。
今の株式相場が本格的なリセッションを示唆するもので、
それが顕在化した時に在庫が溜まることによる低迷は意識しておく必要がありますが、
リーマンショックの時にも無理をしない経営の指針にある通り、
きちんと乗り越えてきてくれているので、
中長期的にはそこまで心配はしていません。

今はPF上位にありますが、
来期の見込みがあまりにも醜いものであれば、
ポジションの調整はするかもしれませんが、
少なくてもその見通しを見るまでは狼狽売りなどいたしません(誓)。


◆2686 ジーフット

PER(今期予想) → 13.0倍
目標株価までの上昇余地 → 38.7%

暖冬の影響で靴が売れない、という事態に陥って、
12月は散々たることになったようですが、
1月に入って回復しているとIR照会した結果把握しましたし、
その後、関東地方でも積雪があり寒さも本格化していますので、
盛り返してくれると感じています。
但し、その盛り返しを考慮しても今期は予想未達と見ています。
また、店舗拡大による成長から新たな施策による成長エンジンを模索する、
過渡期にあることで、来期予想は2桁成長を目論んではいらっしゃるようですが、
実際にはどうなるかわかりません。
業績成長がやや踊り場になることと、
上値余地が狭まってきていたこともあり、一部売却を進めたところで、
暴落に巻き込まれました・・・(涙)。

2月優待なので、どこかで戻すといいなと思っていて、
もう少し売却を進めて、PF中位まで落としたいと考えています。

このほかの観点ではインバウンド需要にも多少影響があるでしょう。



◆9467 アルファポリス

PER(今期予想) → 21.6倍
目標株価までの上昇余地 → 71.4%

何もこんな相場が荒れているところで、
上方修正を出さなくてもと思いましたが、
いずれにせよ、会社予想を上回る順調さが継続しています。
但し、ある程度これは想定していたでしょうし、
実は修正後のEPSは予想EPSより1%程度不足していましたので、
そこまで嬉しいという気持ちはありませんでしたが、
それでもそれが事実となってくれたことは良かったです。

なお、IRに電話照会してゲーム事業で見込んでいるリスクバッファの扱いですが、
今回の修正ではその吐き出しはされていないようです。
つまり、もしゲーム事業のリスクが顕在化しないと、
その分のリスクバッファはそのまま利益のしみ出しになり、
まだその余地を残したものだということです。

こちらはマニア向けの商材、コンテンツですから、
中国経済もインバウンドも為替もほぼ無視してよいはずです。
業績も好調ですから、この暴落もただ耐えるだけです。


◆3179 シュッピン

PER(今期予想) → 19.8倍
目標株価までの上昇余地 → 76.0%

インバウンド関連銘柄ではありませんので、
もちろん売上面で特需は剥落しますが、
利益ベースでは順調に増益基調を辿っています。

今の株安によって時計やカメラといった嗜好品の需要が
後退することによるリスクはあるかもしれません。
これはEC売上の後退にも繋がり、
利益にも影響するはずです。

こういう逆風が少なからず影響して、
ますます今期予想達成は遠くなっている認識ですが、
まぁその未達予想ベースのPERでも20倍を切っています。
一体どこまで下がるのかわかりませんが、
嗜好品需要の後退はリスクであるものの、
固定費も低いため、まずは1月の月次を見てみないとなんともいえませんし、
この株安で需要が落ちてだめになるというのはあまりに短絡的です。
私が期待するものは見通しも変わりませんので、
こちらも特に何かすることはありません。


◆3844 コムチュア

PER(今期予想) → 12.4倍
目標株価までの上昇余地 → 77.2%

大手企業のITシステムを扱っていますので、
大手企業の企業業績が落ち込むと、
保守の費用低減要請がきたり、
そもそも更改案件の先送りなどの事象が見られると、
落ち込むこともあるかもしれません。
CAGR18%を見込んでいますが、
もしかすると直近1年、2年で見るとやや鈍化するかもしれません。

ただ、リーマンの時も外部要因が顧客企業の業績に影響を及ぼし、
確かに落ち込むこともありましたが、きちんとそれを戻して、
最高益を更新していっています。

向会長のリップサービスは相変わらず話半分にしておく必要がありますが、
PERも上昇余地も魅力は一定程度認められ、
今の比率でPF中位で保有しておくにはいい心地です。

インバウンド、為替影響など全て直接的な影響は限定的ですが、
顧客企業を介して間接的には影響を受けることになります。




◆2384 SBSHD

PER(今期予想) → 6.9倍
目標株価までの上昇余地 → 117.7%

四季報の来期予想が控え目だったことから、
昨年から調子が悪かったですが、
今回の暴落で徹底的にやられています。
いくら物流で人気がないからといって、PER7倍割れはないでしょうと思うのですが。

荷量の状況も丸和運輸機関でマツキヨとかのようにわかりやすい状況ではありませんが、
足元の状況はまだ荷量も活況ではないでしょうか。
もちろん原油安の効果も多少は考慮できるでしょう。

一方で日本経済の停滞が荷量に影響を及ぼすリスクは丸和運輸と同様捉えておく必要があります。
PBRも1倍を割れてしまい、一体どこまで下がるのか・・・。

相変わらず信用買い残も多いので、需給に伴う下落のようにも見えますが、
さて、どうなんでしょうか。



◆7164 全国保証

PER(今期予想) → 14.0倍
目標株価までの上昇余地 → 49.6%

ストック性ビジネスなので、特に心配していません。
景気後退で住宅購入機会が減れば影響は受けそうですが、
現時点では見通しは一切変えていません。
優待も魅力なので、どこかで注目されることもあるかもしれません。
もっともそんなことで騰落してもらっても、私には無関係なのですが。


◆3230 スターマイカ

PER(今期予想) → 9.6倍
目標株価までの上昇余地 → 81.3%

水準も上昇余地も大きいですが、
財務リスクが大きいので、少し買い増しには躊躇します。
ビジネスの見立ては特に変調はないと認識しています。




◆2152 幼児活動研究会

PER(今期予想) → 9.5倍
目標株価までの上昇余地 → 76.1%

為替も中国も関係ありません。
不況も教育費はあまり落ちないのが通例ですので、
問題ないでしょう。
特に見立ては変わっていませんが、
年末に買い付けたこともあり、
もろに年初からの暴落にお付き合いしてしまい、
含み損が大きいですが、気にしていません。


◆9414 日本BS放送

PER(今期予想) → 14.6倍
目標株価までの上昇余地 → 41.1%

こちらも一切見立ては変わりませんが、
広告収入というのは不況の影響を受けやすいと言われています。
もし本格的なリセッション入りした時には、
どこまで影響を受けるのかわかりませんが、
民放に比べれば単価も安く費用対効果が高いこともあり、
そこまでひどいことにはならないのではと考えています。


◆2139 中広

PER(今期予想) → 14.0倍
目標株価までの上昇余地 → 61.0%

愛知県拠点の広告会社ですから、
この地域の製造業が落ち込むと影響が出るかもしれません。
現時点で過度に心配するものでもありませんが、
中長期目標も明確ですし、今のPF下位でお付き合いするのはいいかなと。


以下、ホクリヨウ、ダイキアクシス、ひらまつ、JPHDは割愛します。



このように見ていくと、
確かに日本経済のリセッションが顕在化した時には、
確かに経済は巡っているわけで、影響を全く受けないことはあまりないのですが、
そこまで卑下するような状況ではありません。
少なくても外需が中心の日経平均の水準より更にPFの水準は割安性に富んでおり、
あまり怖がり過ぎず、投資方針に照らして納得性を損なわないようなやり方で、
今後も粛々と対応していきたいと思います。

現実逃避というとネガティブな印象を与えますが、
ゴールの到達点や費やすべく期間(期限)が明確に決まっておらず、
個人投資家が中長期で株式相場と対峙していく部分においては、
私はポジティブなことだと認識しています。


年初からの軟調な相場展開を受けて、
いよいよ現実逃避を正当化して、
その道を辿るのか?と思われる方もおられるでしょう。
頭がおかしくなったか、もしくはパフォーマンスの悪さの言い訳?理論を展開する、
事前準備かと思われる方もおられるかもしれません。


確かに「逃避」という言葉は逃げるとか避けるというニュアンスで、
しかもそれを「現実」から目を背けることで対応するということですから、
そのようなネガティブな受け止め方をされても仕方ないと思います。

株式相場と対峙するということは、
投資方針によりどの部分を観察するかの濃淡は異なるでしょうが、
企業の業績、チャート形成、需給状況など注意深く観察することが必須であり、
そこから目を背けることはあってはならないのだと認識しています。

しかし、一方でそれが盲目的
(適切な表現出ないかもしれませんがご容赦下さい)
であってはならないとも思います。
自分が注目すべきコトを注意深く観察しているプロセスでは、
それを注意深く観察しようと思えば思うほど、
視野が狭くなり、また相場の一挙手一投足に翻弄されてしまうことにも繋がります。
いくら現実から目を背けてはならないからといって、
逆に現実以外の感情に流されてしまうことでは本末転倒です。

本当は現実から目を背けず、
だからといって余計な感情には振り回されないという
強いメンタルと意思と決意を貫き通せれば、
敢えて現実から距離を置くことなどせずとも済みます。

ですがそれは私が初心者だからというより、
投資家皆さんがあまねく持ち合わせている煩悩のようなものであると感じていて、
それを制御することなど現実的には難しいと考えています。
ですから、その対処療法として現実から敢えて距離を取るということは、
合理的な行動だとも思えます。

相場と適度な距離感を持ち、
現実から目を背けることなく、しかしあまりべったりし過ぎることもなく、
うまく投資のことを考える時間とそうではない時間の
バランスを持つことが大事だと思います。
それは場合によっては逃げて避けるという思考の強制終了的な制御にもなるでしょう。
それは表面的に見ると相場への注意を怠り、
ネガティブな印象と捉えられることもあるかもしれませんが、
私は自分の投資方針に照らしてもむしろポジティブではないかと思います。


現実逃避といっても、様々な次元での逃避がありそうです。
暴落を目の当たりにしてとにかく相場を見ないようにしようとか、
日々の損益を目の当たりにすると冷静さを見失うので、
そもそも計算することをやめようといったものは、
表面的で感情を抑えつける逃避です。
刻一刻の相場の動きは気になるけど、その感情を抑えつけて見ないようにする。
今日いくら損したのかとても怖い気持ちがあるのだけど、
それを知ってしまうとパニックになるから、
事実確認をしたい衝動を押さえつけて算出しない。
いずれもそこにあるのだけれども、それを強制的に抑えつけるやり方です。
これは私にはあまり相性のよいやり方ではありません。

忘れようととか気にしないようにしようと思えば思うほど、
忘れられないし気になってしまう性分なのです。
ですから、私は今でも時間がある時には相場の状況を確認しますし、
日次で損益の状況を計算して敢えて状況把握をするようにしています。
(最近ではブログのTOPに敢えて記入して自覚できるようにしています)

重要なことはそれを目の当たりにした時に、
一喜一憂して変なことをしないことです。
感覚で注文を出してみたりやけになってポジション調整する行動は、
厳に慎むべきだと認識しています。
これは抑えつけるようなやり方を通した逃避をしたとしても、
本質的には回避できないことであり、
そういう変なことをしないということは、
別の次元で誓っておくべきことのように感じています。


一方で読書や旅行、家族との時間などは、
抑えつけ型の逃避とは異なります。
私は一昨年に投資デビュー期になんちゃらショックに捕まった時、
小説を読み漁りました。
目の色を変えて四季報を読むことも考えたのですが、
その時に全く違う仮想空間のストーリー上に自分がいて、
そちらの世界に夢中になれたことは
抑えつけ型の逃避とは質もレベルも異なり居心地のよいものでした。
もちろん、その時に受容していたリスクももちろん現物のみですし、
限定的だったということも大きかったこともあります。
現物である程度のリスクマネジメントがなされていれば、
単に抑えこもうと努めなくても、ちょっとしたきっかけがあれば、
自然と意識をそちらに向けて居心地のよい逃避先が見つかります。

読書の他にも先週は週末を利用して
ゲレンデに遊びに出かけていましたが、
家族とそういう時間を過ごしていると自然と相場のことなど忘れられます。
そういえば金曜日の夜間に先物が大暴落していて、
月曜は憂鬱になるんだったということも、
いざ土曜日の早朝に車を走らせていると忘れられるのですね。

週末に家にいてなんとなくパソコンの前に座っていると、
答えのない暴落の受け止め方をブログやニュースサイトを巡り、
不毛な時間を過ごすことは間違いありません。

しかし、旅行というきっかけがあったことで、
そんな不毛な時間を過ごさずに済みました。

ゲレンデで雄大な自然を前にして、
またホテルのおいしい食事を頂きながら寛げることで、
日常とは違う空間に身を寄せていることで、感じることがあるのです。

いくら日経平均が下がろうが、
相場が荒れてこの世の終わりとばかりに騒ぎ立てる報道があったとしても
この自然やホテルでのゆったりとした時間の流れは変わらずそこにあるものですし、
それは明日の相場への漠然とした不安を抱きながら今これを書いている同じ時間でも
なお同じように営まれているのです。


情緒的な内容で、株式投資に精を出されている方にとっては、
退屈な話かもしれません。
ただ私は今でも相場が荒れてげんなりしたり、
仕事で失敗して焦っている時、
そんな逆境にある時には、過去に目の当たりにした時空を想像します。

知床の山奥のあの自然の中で野生の動物達が生き生きと生命を育んでいたり、
沖縄のグスク(城)の城跡に立って平和への祈りや琉球文化を感じられたあの特別な感覚、
日本経済は株式市場というフィールドで大きく翻弄される毎日が続いていますが、
しかし、日本の各地にはそれぞれの時の流れの中で
営みは続いているわけです。
そういうことを想像してその世界に仮想的にでも身を寄せてみると、
自分が焦燥感の中に置かれていると認識していた状況が、
また違ったように捉えられるようにもなる気がします。

これは情緒的な現実逃避そのものですが、
前述の抑えつけ型の逃避とは次元の異なるものです。
(優越の問題ではなく相性として私は情緒的な方が機能するということです)


私がこれまでの人生の中で出会ってきた
ある分野に長けて成功している人の多くは、
芸術だったり読書だったりスポーツだったり、
自分の趣味にもとても積極的な方が多く、
それはうまく現実逃避の術を身につけているからなのかなと感じます。
リンク先の個人投資家の方達でも、
例えばゆうゆーさんはテニスに夢中ですし、
ろくすけさんは旅行に夢中です。
子育てでもグルメでもなんでもいいので、
そういうものを多くかつその趣味を深掘りして玄人になることは、
結果的に本業(?)でも成功を収める可能性が高いように思うわけです。
私もなんとなく本を読むとか旅行に出かけるというだけでなく、
意識して逃避先を見つけられるようにしていきたいなと思います。


私は現実逃避にはポジティブです。
それがトータルで考えた時に自分をよりよい方向に導いてくれる、
環境作りや逆境の時の耐性を持つという意味でも、
現実逃避が出来る逃避先をきちんと持ち合わせていくことが大事です。

ですので、投資方針には直接は掲げていませんし、
投資手法そのものではないわけですが、
積極的に現実逃避をしていけるようになりたいと思います。



1.年初来パフォーマンス   ※ ( )内は週間パフォーマンス

 まるのんPF : ▲3.5% (▲2.2%)
 TOPIX    : ▲9.4%  (▲2.9%)
 日経平均  : ▲9.9%  (▲2.9%)
 東証2部   : ▲6.7% (▲3.7%)
 JASDAQ  : ▲5.7% (▲3.7%)
 マザーズ   : ▲9.7% (▲8.3%)


2.全体所感
年初が始まって歴史的な続落記録を作って騒がれていましたが
1週目は主に大型主力株が崩れたわけでして、
個人投資家が好む中小型株は相対的に耐えていました。
しかし、中小型株がこのまま耐えられるわけはなく、
いずれ循環して軟調に推移する局面が来るだろうなと漠然と先週の記事で、
ここに記していたわけですが、
早速その余波が中小型株にもやって参りました。
主力大型株も引き続き軟調に推移していますが、
今週はマザーズを中心に新興中小型銘柄が弱い推移となっています。
まるのんPFも1週目の▲1.3%より更に下値を切り下げて▲4.0%まで週央で落ち込み、
その後▲3.5%というところで一旦今週は終わりましたが、
やはり漠然とした不安があります。

ただ、これはあくまで漠然とした不安であり、
個々の銘柄を見ると不安がない銘柄がないとはいいませんが、
スターマイカーにしろホクリヨウにせよ直近決算があった銘柄においても、
想定通り堅調な状況とみていますので、
ファンダメンタルズにおいて不安は実はあまり抱いていません。
(もちろん今後の経済状況に応じて波及するリスクには注視が必要ですが)

ですから、漠然とした市場に対する不安というものは、
初心者が長期投資スタンスで相場と対峙する上では大敵であり、
ついつい目先のリスクオフだ~の流れに翻弄とされてしまいそうになりますが、
保有する個別銘柄の状況に大きな不安がないのであれば、
その状況に応じて適正な比率で今後も保持を続けて冷静に対処をしたいものです。

市場は反発の様相を見せつつも、
やはりとても売り圧力が強い印象であり、
今日も前場始まって一旦今週2度目の反発を実現してくれていましたが、
長くは続かず最終的には続落という結果に終わっています。
こういう相場が弱い展開の時に、売りから入っていくという戦法に憧れ、
実際に『うまく』この下げ相場でも利益を積み上げている玄人もおられると思いますが、
私は自分の投資方針に従って深追いはせず、
今の状況を受け止めて長い目線で備えようと思います。


3.ポートフォリオ

※クリックすると画像が大きくなります。

20160115_PF内訳


20160115_セクター内訳



20160115_保有銘柄一覧

今週実施した取引についてはツイートもしていましたが、
今週は主力だったジーフットを一部売却しています。
2月優待銘柄ということもありやや控えめに売りましたが、
もう少しどこかのタイミングで分散して利益確定をしていきたいと、
今は考えています。
理由は簡単で、今週9.1%下落していながらも、
目標株価までのGAPは28%程度となっていて、
他の銘柄に比べると期待値が小さくなってきていることが第一の理由です。
実はこの傾向は続いていましたが、
店舗拡大から機構改革の実現による成長は継続するとみていますが、
直近の会社IRの回答などを見ていると、
総合的に見ると少しポジションを減らしてPF中位で保有するのが妥当という判断です。
そもそも今の現金が少ないということ、また他の銘柄の方が期待値が大きいということで、
資金シフトの兼ね合いもあり決行しています。

買い増しはSBSHD、幼児活動研究会、スターマイカです。
SBSHDは確かに暖冬で荷動きが鈍化しているとか、
物流業にとっては原油安の恩恵と手放しで喜べない事情も台頭している中ですが、
鎌田社長の物流企業として大手入りを目指すM&Aを中心とした戦略は、
まだまだ期待が持てます。
PER7倍、PBR1倍割れ、ROEも上昇傾向で10%を超える見込みというあたりで、
物流業界という地味な分野であるもののもう少し評価されてもいいかなと
買い増し(というか長い目線で見れば買戻しですね)を実施しています。

幼児活動研究会は元々計画していた通りで
昨年末に買い付けを始めてからとりあえず分散して買うことを決めていたので、
ここは満足しています。

スターマイカはこの軟調な相場の中で今週はプラスです。
(先週6%近く下落しているので反発力が弱いともみえますが・・・)
こちらも直近決算が堅調ですし、想定通りの事業進捗も見られますので、
当初の想定通り決算を確認してから追加する予定だったものを、
実践しています。

このほか、昨日決算を開示しているホクリヨウも買い増し計画を掲げて、
指値を置いていましたが、こちらは約定しませんでした。
予め取引基準を決めていて、
安易に指値を変えることをしない対応したのですが、
結果的にあと少しで決算前に買えたところの機会を逃してしまうことになりました。
ただ、確かに残念ではありますが、決めた通りに行動したので、
納得感はありますし、想定では2Qでは会社計画水準まで落ち込むと想定しますので、
まぁこれからまだ買い増しのタイミングはありそうなので、焦りません。

下落率が大きいところでは、アルファポリスが2桁%下がっています。
先週も6%超下がっていますので、年初から見ればざっくりS安一発食らった気分です。
でも、ビジネスモデルが崩れたわけでもなく、
今日もIRメールが届いていますが、順調に新たなヒット作、
またゲーム事業の開始に向けて準備が進んでいるようですから、
のんびり応援していきたいと思います。
こちらは無配なので、そういうものを期待する投資家の方は、
このマザーズの荒れ具合に翻弄されて値動きも不安定になるのかもしれません。
私はそんなの関係ないので、じっくりじっくりです。


ジーフットの下落が大きいのは、
やはり未達懸念の台頭と暖冬影響により、
3Qもいまいちということで目先の業績に不安があるので、
このような市況では一層ひどい評価になってしまいますね。


セクター別で見ると小売、物流をもう少しずつ絞り、
ITに振り向けたいです。
ITは現在コムチュアだけなのですが、
エイジアや情報企画、eBASE、エンカレッジテクノロジー辺りを検討しているのですが、
決め手がなかなかなかったり、
エイジアがやっぱりいいかなと思っていると今日のように暴騰しているのをみたりして、
また思考がリセットするという状況です。
こちらも焦っていかず他の銘柄も含めてゆっくり考えようと思います。


ちなみに現金比率は15%、ベア2倍ETFが13%です。
まるのんポートフォリオPERは13.5、東証1部PERは15.4です。
以下の投資方針の目安(あくまで目安とする指標)では以下の比率を想定しています。

2016ポートフォリオ構築方針(ヘッジ比率)
※すみません、図の表記が日経平均となっていますが、
今は東証1部PERを目安にしてみています。(また変更するかもしれません)


目安の適正比率はざっくり現金15%、ベアETFは10%程度です。

ですので、現金はほぼOK、ベアETFはやや多いかなということで、
このあたりからも無意識に不安が増強されているのかなと自己分析しています。
別にこの目安が正解ではないので、無理にそこに合わせるために、
リバランスをきめ細かく対応するということよりかは、
そのことを意識して、今後の資金の配分を考えていきたいと思います。



念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。

 9090 丸和運輸機関
 3277 サンセイランディック
 3276 日本管理センター
 2686 ジーフット
 9467 アルファポリス
 3179 シュッピン
 3844 コムチュア
 7164 全国保証
 2384 SBSHD
 2152 幼児活動研究会
 3230 スターマイカ
 9414 日本BS放送
 2139 中広
 1384 ホクリヨウ
 4245 ダイキアクシス
 2764 ひらまつ
 2749 JPHD
 ※評価額順に記載しています

 1357 日経平均ベア2倍ETF

4.資産状況

※クリックすると画像が大きくなります。
20160115_パフォーマンス推移表


20160115_資産残高推移表


各指数と比べると踏ん張っているともみえますが、
これはベアETFを組入れているので当たり前のことです。
むしろベアETFを組入れているのに、
下がっているというのは個別銘柄の下落が響いていて、
決して私の銘柄選択がよいわけではありません。
また、そもそもこの短い期間で勝った、負けたということを論じること自体が
ナンセンスなのでその指数を超えているかどうかは、
どうでもいいことです。(感情論ではどうでもよくないのですが(苦笑))

私が注目しているのは、やはりPF下位ですが、ホクリヨウとスターマイカの動きです。
いずれも週間プラスになっていますが、
直近決算も堅調であり、このようにファンダメンタルズがきちんとしていれば、
きちんと評価してもらえるというのは健全だなと感じています。

年初来で▲3.5%となり目標の+15%からはいきなり出遅れることになりました。
もちろんまだまだこれからなのですが、厳しい1年になることは想定していましたので、
そうそう簡単に昨年までのように勝てないと思うのですが、
だからといってやることは変わらないはずなので、
これまで通りにやっていきたいと思います。



明日から週末を使ってゲレンデに行ってきます!
子供は初めてのゲレンデですので、
暖冬で雪がない中ですが、
まずはソリでも使って雪遊びを楽しんできたいと思います。
もちろん、ふるさと割を使って半額旅行ですが(笑)。


先物がまた大変なことになっているようですが、
そんなことは一旦忘れて楽しい週末を過ごしたいと思います。
これが現物オンリーの気楽さかもしれません。



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