Author:まるのん |
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#当記事で年内は最後の更新といたします。
1年間読者の皆様には大変励まされました。
大変ありがとうございました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
1.パフォーマンス ※ ( )内は月間パフォーマンス
年初来パフォーマンス (月間パフォーマンス)
まるのんPF : +19.7% (+1.3%)
TOPIX : +9.9% (▲2.3%)
日経平均 : +9.1% (▲4.1%)
東証2部 : +7.8% (▲1.2%)
JASDAQ : +12.0% (▲1.2%)
マザーズ : ▲2.5% (+2.2%)
2.全体所感
さて今月末は週末でかつ年末ですから、
月間パフォーマンスの当記事も割愛しようかと思いますが、
後から見た時に当月だけ欠落して
連続性を失うのもいまいちと思い、
主に月間の状況にフォーカスを当てて、
簡単に振り返っておきます。
なお、週間パフォーマンスの記事も
従来通り公開しておりますので併せてご参照下さいませ。
3.銘柄に対する所感
今月はボラティリティも平準モードに戻りましたので、
従来の方針に従い、
月間5%以上増減したものを列挙していきます。
なお、当月月中に組み入れた銘柄は除きます。
(詳細は後述で貼付している銘柄一覧をご覧下さい。)
◆上昇率上位
9467 アルファポリス +19.3%
◆下落率上位
2384 SBSHD ▲20.2%
9090 丸和運輸機関 ▲5.2%
他の銘柄も含めた月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

アルファポリスは、ゲートのゲーム化や、
1月以降の第二クールのアニメ化など、
材料には事欠かず、大幅に続伸となっています。
ただこれらの材料で盛り上がっている間は、
浮き沈みが大きくなるのではないでしょうか。
私はもう少し落ち着いて長期ホールド予定なので、
直近の騰落にいちいち反応せずにいたいと思います。
SBSHDはなぜにこんなに下落しているのか、
理解出来ていません。
12月の間でわかりやすいところでいえば、
四季報の来期予想が減益予想であることですが、
日経情報では変わらずの増益基調ですし、
QUICKコンセンサスでも同様です。
(もっともQUICKコンセンサスなどあてになりませんが)
もしこのことだけで下落しているとすると、
12月は年末商戦で物流業界は佳境期です。
私はさすがに内部事情までわかりませんが、
もしかするとこの佳境期に、
何かしらのネガティブなニュースの予兆が
控えているのかもしれません。
ユニクロなど衣料小売りなどは暖冬の影響で、
明らかに物が売れていない様子が垣間見れていて、
それが直近の弱さに繋がっていると思われますが、
そんな余波が物流業界にも波及しているのかとか、
そのあたりも気にはしています。
しかし、仮に暖冬の影響だとしたら、
それは同社の構造上の問題ではありませんので、
私は無視してよいと考えています。
同社は小売りに傾斜しているわけでもないので、
その影響もないと私は考えていますので、
ではほかに何か要因があるのかなとも思いましたが、
少なくても20%も下落する要因は思い当たりません。
セクター情報として陸運のチャートを見ても、
特にこの業種全般がネガティブに
捉えられているわけでもないようですが、
少し注視しておきたいと考えています。
丸和運輸機関もそういう意味で下落しています。
こちらは元々割高気味になっていますし、
何より翌期の配当の大部分が、
適正化される(記念配の剥落)ことがわかっていますので、
いわゆる高配当銘柄としての買いモチベーションが下がるので、
どうしてもこういう流れになるのはやむ得ないと思います。
丸和運輸機関は予想PER13.8%、ROE13.9%で、
SBSHDは予想PER8.6、ROE12.6%です。
SBSHDは利益に不動産譲渡益が乗っているので、
一概には言えませんが、
この物件流動化は当面続く戦略をとっていますし、
そこまでディスカウントして見る必要はないと考えており、
その意味からすれば物流セクターとしては、
丸和運輸機関からSBSHDへ資金シフトを
検討してもよいかなとは考えています。
もちろん物流セクターとして、
他にも鴻池運輸やトランコムなど面白いモデルを持った企業もあり、
併せて構成を検討していきたいとも考えています。
SBSHDは12月決算なので、
その内容をまずは精査したいと思いますが、
決算前に判断がつけばリスクをとってもよいかなとは思います。
その他の銘柄を見ると、
比較的落ち着いた動きであった銘柄が多く、
私としては理想的な状況です。
ツイッターなどを見ていると、
ついつい跳ねた銘柄を見て羨ましいだなんて邪念を持ちますが、
実際問題としては私には身の丈として、
この程度の緩やかに動いてくれる銘柄が理想です。
新規組み入れた銘柄の中では幼児活動研究会が
だいぶ大きく上昇しているようです。
私は月中でエントリしていることもあり、
10%弱程度の効果ですし、
実際に打診買い程度なので、寄与度はごく僅かですが、
IR照会結果を踏まえて考えても、
やはりそこそこ私の展望には変わりはなく、
リターンも決して高くはないものの、
私の目標レベルを満たしてくれる銘柄ではありそうです。
4.運用来パフォーマンスについて

2014年当初からの運用来パフォーマンスは
+49.2%となりました。
ちょうど2年で約50%ということで、
目標年利回り15%の福利を考えても、
32%程度が目標でしたから、
着実な進捗だと認識しています。
但し、これはあくまで市場に恵まれていたことも
想定しておかねばならないでしょうし、
ずっとこんなボーナスステージは続かないでしょう。
そういう意味では、
いまのうちに貯金を沢山作って
おかないといけないのかもしれません。
しかし、そういう時に相場は恵まれているし、
信用枠でも使って一気に・・・という発想は危険なので、
絶対に手を染めないようにしたいと思います。
(あくまで今の私には身の丈に合っていないという意味で、
有能な方がレバレッジを利かせる手法を取ることは、
素晴らしいアドバンテージだと認識していますので、
信用枠の取引を否定しているものではありません)
◆月初のポートフォリオ

◆月末のポートフォリオ

この月中の取引は以下の通りです。
後半に相次いで新規銘柄を組み入れしました。
また現金比率を少しでも確保するために、
売却をした銘柄もあります。
ただ、ダイキアクシスについては、
ほぼ全株処分ですので、
実質的な撤退です。
12月決算も出てくるでしょうから、
良く反省をしたいと思います。
買 3277 サンセイランディック(買い増し)
買 7164 全国保証(新規)
買 3230 スターマイカ(新規)
買 2152 幼児活動研究会(新規)
買 1384 ホクリヨウ(新規)
買 2749 JPHD(新規)
買 1360 日経平均ベア2倍(新規)
売 1357 日経ダブルインバース(全株売却)
売 2384 SBSHD (一部売却)
売 2139 中広(一部売却)
売 4245 ダイキアクシス (一部売却)
現金比率は従来20%を確保していましたが、
今月に入り、17%まで低下しました。
ベアETFが10%となっています。
現在、2016年の現金比率とベア比率を
ポートフォリオPERと東証PERとで
適正な水準のモデルを検討中なのですが、
今の水準での適正と認める水準は、
現金比率で15%、ベアETFで14%程度となります。
まだモデルが未熟なので、妥当性もわかりませんが、
ここから大きく個別銘柄を買うためには、
やはり何かを売らないといけないのは確かなようです。
詳細のPFの順位は以下の通りです。
********************
1位 2686 ジーフット(2) ↑
2位 9090 丸和運輸機関(1) ↓
3位 1360 日経ベア2倍ETF(新)
4位 3277 サンセイランディック(5) ↑
5位 3276 日本管理センター(4) ↓
6位 9467 アルファポリス(6) →
7位 3179 シュッピン(7) →
8位 3844 コムチュア(8) →
9位 7164 全国保証(新)
10位 9414 日本BS放送(9) ↓
11位 2384 SBSHD(11) →
12位 2139 中広(12) →
13位 3230 スターマイカ(新)
14位 2152 幼児活動研究会(新)
15位 4245 ダイキアクシス(10) ↓
16位 1384 ホクリヨウ(新)
17位 2764 ひらまつ(13) ↓
18位 2749 JPHD(新)
なお、資産については以下の通りです。

1.年初来パフォーマンス ※ ( )内は週間パフォーマンス
まるのんPF :+19.7% (+2.0%)
TOPIX :+9.9% (+2.2%)
日経平均 :+9.1% (+1.5%)
東証2部 :+7.8% (+3.2%)
JASDAQ :+12.0% (+3.5%)
マザーズ :▲3.0% (+6.0%)
2.全体所感
2015年が終わりました。
今年は株式投資デビュー2年目でしたが、
今年も苦労が多く2年目のジンクスに怯えつつ、
それでも果敢に向き合いました。
その結果パフォーマンスというだけでなく、
様々なことを学びましたし、良い経験もできました。
読者の皆様にも支えられ、
沢山のコメントを通して、
ご指導を頂いたことに感謝いたします。
1年を通した所感等は改めて整理して
別の記事にしたいと思いますので、
当記事では、従来通り、週間ベースの定型様式で
淡々と記事を書いていきたいと思います。
時間もないため、週間記事はライトに終わらせます。
3.ポートフォリオ
※クリックすると画像が大きくなります。


今週は、NISA枠に絡む取引をしています。
2016年NISA枠が解禁になったので、
現状で特定口座となっていたものの一部を移管しました。
これにより、複数の銘柄で取得単価が更新されています。
また来年を気持ちよく迎えるためにも、
全銘柄で目標株価を更新しています。
基本的にバリューエーションの評価を
大きく見直すものではありませんが、
このようにたまに精査を行うことで
落ち着きを取り戻せます(笑)。
ポートフォリオPERは大台の15倍乗せですから、
やや割高感が台頭してきている状況と認識しています。
ただ、日経平均PERとほぼ同様の水準なので、
直ちに是正を強いられる状況ではないと認識しています。
念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。
2686 ジーフット
9090 丸和運輸機関
1357 日経平均ベア2倍ETF
3277 サンセイランディック
3276 日本管理センター
9467 アルファポリス
3179 シュッピン
3844 コムチュア
7164 全国保証
9414 日本BS放送
2384 SBSHD
2139 中広
3230 スターマイカ
2152 幼児活動研究会
4245 ダイキアクシス
1384 ホクリヨウ
2764 ひらまつ
2749 JPHD
※評価額順に記載しています
4.資産状況
※クリックすると画像が大きくなります。


まず幼稚な視点ですが、
資産が900万を回復せずということで、
この点は気持ち的には少し残念でした。
僅か6千円ですがされど6千円なのですよね。
今年のピーク時には940万までありましたし、
その時には浮足立って1000万の大台を意識し始めていました。
これが完全にフラグだったわけですね。
その後、800万台すら割れそうな水準まで調整がありましたが、
終わってみれば、この水準は満足すべきところだと思います。
年初来のパフォーマンスも+19.7%ですから、
目標としていた15%を上回りました。
8月の下落の後は15%を意識して、
敢えて高値を追わず、インバースも抱えて、
安全運転に努めました。
その割には、この20%弱の水準で着地出来たことは、
本当にありがたいです。
そして何より、今年も1年諦めず、投げ出さずに、
このブログを書き続けられるだけの根気を持ち続けられたことは、
自分にとってまた一歩自信にもなりました。
この1年の終わりというのはあくまで通過点ですが、
ひとつの区切りですので、
今後この1年を振り返ることを通して、
また新たな1年の投資方針等についても整理して、
当ブログにもご紹介したいと思います。
今年1年、皆さまお疲れ様でした。
また来年も当ブログもよろしくお願いいたします。
重ね重ね、コメント等を通して、
交流して下さった方に感謝を申し上げます。
よいお年をお迎えくださいませ。
1384 ホクリヨウ 東証2部 【水産・農林】
直近IPOから地味でありながら、
堅実な銘柄を探した銘柄のひとつです。
斜陽産業であり、
ビジネスモデルも特記事項なく、
財務も成長性も平凡で、
事業内容も地味ということで、
普通は見向きもされないのではと思います。
私にとっては、水産・農林セクターなど、
これまで四季報通読でも後回しにする位、
興味のないセクターだったのですが、
この度投資判断を行うこととなりました。
なお、直近上場ということで、
決算数値など拾える材料に限りがあり、
いつもに増して表面的な考察になっています。
(材料が問題ではなく、私の分析力の問題なのですが・・・)
まずは定量情報は以下に纏めています。
(PDFファイル直リンクとなっています)
銘柄分析シート 1384 ホクリヨウ
1.事業内容
鶏卵事業が主力で、9割弱のセグメントとなっており、
食品事業(食肉など)の卸売り事業が2割弱となっています。

食費事業は鶏卵を販売したり、
直接飲食店やホテルに販売する際に、
優良な商品をセットで提案しているようですが、
あくまでおまけ的なセグメントなので、
要するに品質の高い鶏卵を養鶏場で生産して、
それを高付加価値商品として流通業者(スーパー等)や、
飲食店、宿泊施設などに販売しており、
特に直接卸売りの比率も高いようです。
これが一定の利益率を確保出来ている要素かもしれません。
鶏卵事業のビジネスモデルは極めて単純で、
質のよい雛を育て、質のより卵を産ませて、
それを質の高い洗浄等やパッケージとして
食品としての付加価値をつけて販売することです。
それぞれのバリューチェーンにおける、
付加価値の高さは自社ホームページに照会されています。
http://www.hokuryo.co.jp/safety/four-major-features.php
私は日常ではケチであることを公言していますが、
卵については例外で、
いつもヨード卵という高付加価値な卵を購入しています。
従来はスーパーの特売で10個100円の卵を買い漁っていましたが、
6個300円のヨード卵はやはり味やコク味が全く違い、
臭みもなく日常的に栄養素として頂く際に、
この差額分以上の価値があると考えています。
(決してヨード卵の関係者の回し者ではありません)
ヨード卵についても以下の自社サイトで色々書いています。
http://www.yodoran.com/about/about_top.html
非上場ですが、
ヨード卵はホクリヨウの卵の強力な競合になるはずですので、
どんな品質管理の違いがあるのかは気になります。
見てみると、正直、素人にはその違いはあまりわかりません。
両社共にしっかりした品質管理が行われていることがわかります。
強いて言えば、感染症の予防の効果を狙い、
ホクリヨウは窓のない養鶏場として運用しているようですね。
ヨード卵の方には直接的な言及がありませんでした。
栄養素とかの付加価値についても、
小さな差異はあれど、概ね同等レベルなのかなという印象です。
そして、スーパーで卵を買う時には松竹梅があって、
高付加価値品であるホクリヨウの商品やヨード卵の「松」を選ぶか、
スーパーなどのPB化商品やそれに準ずる、
「竹」に相当する商品を選ぶか、
特売で安さに魅力のある「梅」を選ぶかです。
まず梅を選ぶ顧客層は、
卵の栄養素とか品質管理とか、
トレーサビリティによる安心感など、
そんなことは二の次です。(大袈裟に言えばですよ)
ですから、ホクリヨウなどがターゲティングしても、
コストが合わないので、
輸入ベースの卵も含めて、
大量生産の卵が今後も活躍するでしょう。
次に「竹」の商品ですが、
これは日本人的発想では「竹」が
圧倒的に支配的になるわけですので、
今後も主要なマーケットになると思います。
そのため、競争も激しく、
国内の養鶏場運営など現時点で斜陽領域であり、
どんどん寡占化してくることを想像しています。
また、PBなどを中心にPB化商品毎の競争は、
価格競争より付加価値競争になることを想像していて、
それを考えると「松」との境界線が曖昧になっていき、
むしろ「松」を提供する拘りの業者が、
その寡占化をリードしていくことになるのではないかと、
そんな風に考えました。
ヨード卵はこの「松」の領域では圧倒的なシェアがありそうで、
(正確な数値を探せませんでした)
ヨード卵が「竹」の領域へ進出し、
PB化などを促進していくことは難しいと思います。
リーダー企業が破壊的イノベーションに取り組めないという、
よくあるジレンマだろうと思います。
一方でホクリヨウは、それが出来ると思います。
北海道では圧倒的なシェアを確保しており、
トップシェアですが、そのプロセスでは、
地場のスーパーなどの流通業者との取引が強固です。
そんなプロセスの中で、PB化には積極的な印象が思い浮かびます。
と思って、調べてみると、
コープさっぽろなどに既にPB商品を提供しているようです。
ヨード卵も同様に軽く検索しましたが、
PB化のリソースは見当たりませんでした。
つまり、スーパーや生協などの小売り事業者にとって、
卵というのは生活必需品であり、
目玉商品ですね。(牛乳などもそうでしょうか)
ですから、その商品力というのは、
とても大事なわけです。
特売が減り、むしろ卵売り場を見ても、
様々な付加価値品が並んでいます。
それもスーパーなどが差別化を図る上で、
工夫しているんだろうなと思うわけです。
私は決定打がなく、かつ知名度のこともあり、
「松」であるヨード卵を手に取ったら、
もう離れられなくなっていますが、
もしホクリヨウの卵が首都圏で陳列されることがあれば、
知名度の向上策さえ伴えば戦えると思うわけです。
事業内容を語るところで、
だいぶぐちゃぐちゃ書いてしまいましたが、
それでも整理して考えると極めてシンプルな、
養鶏場を持ち卵を作って売るビジネスだということになります。
極めてシンプルですね。
2.成長性について
当社の成長性ですが、まず主力の鶏卵事業についてです。
当事業に限らずですが、
収入は卵がいくらで売れるかという単価と、
販売数量数量の掛け算です。
一方費用は主に養鶏場を運営するための原価です。
飼料などですが、これが原価の約60%を占めているようです。
(有価証券報告書の原価明細を見て)
単価が上がり、販売数量が上がれば収益は騰がります。
一方、飼料価格が下がればコストは下がります。
このほか、コストとしては電力代や労務費がありますが、
こちらはあまり深掘りしても仕方ないでしょうから、
今回の分析では横に置いておきます。
(原発が動いて電力料金が下がるかもとか、
色々あるのでしょうが、論じても仕方ありませんので)
まず、単価についてですが、
鶏卵の相場というものがあります。
JA全農たまご協会のホームページで、
鶏卵相場などの情報がわかりやすく開示されています。
※名古屋地域をリンクしたのは一番北海道の相場に近そうだったため。
卵は生鮮品ではありますが、
野菜や魚などと違い、天候による供給の乱れは限定的のようです。
とはいえ、相場を見るとそれなりに動いていますが、
これは供給側というより需要側で決まるようです。
マクドナルドで卵を使ったメニューが通常メニューに格上げとかなると、
卵の相場が動くそうです、私も始めて知りました。
ただ、マクドナルドはそもそも全体業績があれだけ落ち込んでいる中で、
足元の鶏卵の相場は堅調です。
ですから、そんな単純な相場展開ではないようです。
株と同じですね。
単価がどうなるかという点でいえば、
今後の鶏卵相場の展開そのものの予測ということですが、
これは株と同様わかりませんね。
このリスクは残念ながら受容するしかありません。
ただ大事なことは、仮に相場が下がれば、
ホクリヨウにも影響は出ますが、それはどの業者も同じです。
むしろそのような事態になって、
弱小養鶏場が個別にやっていけないとなった時に、
M&Aを含めた機会が到来するという意味では、
中長期的な視点に立つと逆風でネガティブ要素ばかりではないかもしれません。
もちろん、鶏卵相場が今の200円前後という大きなトレンドが崩れてしまう場合、
それが継続的に下降を続ける場合には留意しなけれななりませんが。
ちなみに過去30年近い推移を見ると、
10年程前に160円弱まで下押ししたことがあったようですね。
単価については概ねこのどうにもならない相場で決まるので、
これをチェックし続けるしかありません。
ちなみに1月の初競りはいつも暴落して始まるらしいので、
どれくらい下げるのかがまずは興味を持っておきたいと思います。
というか、慣例らしいのですが、
株のように空売りでも出来たら儲かるのにねと思います。
それから相場下落の影響を緩和させる目的で、
事業者が寄託金を集めておいて、
業界を守るということも対策としてはあるようですね。
次に販売数量についてです。
まず卵の販売を考えた時に、
人口が減り、特に少子化が進むと
卵の生産も消費も落ち込んでいると考えます。
私もそのような仮説を立てて統計データを探します。
日本養鶏協会(一般財団法人)のサイト にありました。
昭和55年からの詳細なデータがあります。
過去30年位ですかね。
この期間なんと、生産と出荷は増加しています。
しかも20%程度の増加です。
一方、1人当たり家計は30年で10%の減少です。
1人当たり家計の減少は、
もしかすると外食や加工品の伸長によって、
直接的な鶏卵の消費の家計調査としては減っているということで、
だから、生産や出荷は増えているのだと思います。
そう考えると、卵の需要は減るところがむしろ増えていると読めます。
このGAPに驚いたわけですが、
これに更にホクリヨウの特有の事業環境が、
数量UPの期待を高めてくれるわけです。
つまり、ホクリヨウは現時点で、
北海道ではトップシェアですが、
本州以南には未進出です。
正確に言えば、最近本州最初の拠点として、
岩手県の養鶏場を買収しています。
今後、本州への本格進出や、
最終的に首都圏にも出たいと明言されています。
つまりエリア拡大型の成長シナリオが想像できます。
卵というのは商品の性質上、
長距離輸送は原則は適さず、
地産地消ということで、
今後本州以南の養鶏場をうまく統合しながら、
北から徐々にエリア拡大していくことが
今後夢があるのではと感じます。
もちろんネガティブな要素としては、
ホクリヨウの求める養鶏場運営にリプレイスするためには、
エリア拡大のたびに設備投資が必要になり、
その償却費が積み上がるということも念頭に置いておく必要があります。
今期の予想が減益なのも、
この岩手の進出の償却に1億円程度の原価増があることも一因ですからね。
(後述しますが、単に予想が保守的なだけの面もありますが)
いずれにせよ、販売数量の上昇という面では、
道内のシェアトップであることから、
リーダー企業ならではの優位性を活かした
更なるシェア拡大と共に、やはりエリア拡大型の成長は期待されます。
コスト面ですが、飼料価格も鶏卵相場以上に読めません。
コモディティ相場でトウモロコシ相場がどうなるかわかれば、
コモディティに直接投資しますね(笑)。
ですから、こちらもあまり見通せるものではありません。
こちらも推移を見守ることしかできませんし、
鶏卵の箇所で書いたことと同様のことがいえると思います。
なお、ホクリヨウの役員の構成ですが、
社長は北海道電力の出身、専務は北海道銀行出身です。
取締役企画部長はほくほくFGの同グループの北陸
ほくほくFG傘下の北陸銀行の出身です。
堅実な企業からの出身が多いです。
その上、取締役営業本部長は日本配合飼料(現フィードワン)の
飼料会社の出身の方もおられます。
北陸銀行の出身の方が暗躍してくれないかと、
これは完全に妄想です。
それから日本配合飼料の取締役の方が、
飼料調達などの面で同じく暗躍してくれないかとか、
色々妄想してしまいますね。
それから有価証券報告書によると
ホクリヨウの大株主は創業家がTOPですが、
北海道銀行、年金、クレディスイスといかにもな方々の中に、
株式会社トマルという会社が7位に入っています。
群馬県で鶏卵事業をされている会社のようで、
どういう関係なのか少し気になりますね。
関東進出の際に、
何か提携などもあるのかもしれませんがちょっと気になります。
一方有価証券報告書によると、
ホクリヨウが保有する株式の中には、
北海道マックスバリューやイオンなど、
イオン系の小売りが名を連ね、
更に北雄ラッキーという北海道地場のスーパーも保有しています。
北海道では本当に強い会社なのだということがわかりますが、
イオン系列にこれだけの関係性を持てていると、
本州進出の際のシナジーも出しやすいのではないかと思います。
マックスバリューは北海道と東北では異なる会社ですが、
イオン系列という意味では同じですからね。
もし東北地域に進出した養鶏場の卵が、
東北地域のイオン系列中心に流通を確立させると、
安定的な需要に基づいて安定した収支を形成してくれそうです。
このような観点からも、
エリア拡大型の成長シナリオに基づき、
緩やかな成長が続くと見ます。
利益成長では償却費の影響などもあるでしょうし、
鶏卵相場の一層の上昇は難しいでしょうから、
5%程度とみましょうか。
実際には2年程度は横ばいが続くかもしれません。
流通は早々簡単に確立しない可能性も否定できないからです。
因みに現在、北海道を中心に
インバウンドの旅行者が増大しており、
宿泊者などのニーズも増えているようですが、
これは無視しました。
というのも、そもそもインバウンド旅行者が今後どうなるか、
また北海道という地域がどこまでの付加価値があるのか、
未知数だからです。
確かに北海道にも多くの海外旅行者が訪れていると聞いていますが、
ではここからさらに増えるのかどうか判断出来ないです。
その意味では、宿泊施設を中心に食肉を卸している部分は、
元々おまけのようなものですし、
インバウンドの旅行者の増減に引っ張られると思うので、
ここでは横ばいと見て成長性には織り込みませんでした。
3.株価水準について
現在の株価は850円です。
時価総額:75億
PER(15.8期実績):8.5倍
PER(16.8期会社予想):10.8倍
PER(16.8期独自予想):8.1倍
PBR:1.2倍
ROE(15.8期実績):14.4%
DOE:1.7%
※優待あり(たまご券(というものがあったんだ!?))
成長率5%で予想PER8倍となると
PEGレシオは1.6ですから、
割安ではない水準かもしれませんね。
ただ絶対的なPERはそれなりに低いとは思います。
4.リスク要因
リスク要因はなんといっても感染症でしょう。
単にどこかの養鶏場で発生となるだけで、
需要は後退しますからね。
とはいえ、強毒性インフルエンザのものであると影響は大きいですが、
ここ数年、弱毒性のインフルエンザが発生しても、
影響はなかったようです。
消費者側にも一定の耐性がついているようにも思います。
一番怖いのは、ホクリヨウの自社の養鶏場でこれが発生した時には
全てが殺処分になってくるわけで、
これは収益に甚大な影響が生じると思います。
養鶏場は道内でも分散させているとのことですが、
それだけではヘッジは出来ないでしょうからね。
保険などでどこまで回避策を取っているのか少し気になります。
他のリスクとしては需要が後退することです。
日本の食卓にとって、卵は生活必需品に近いくらい、
たんぱく源でありビタミン豊富なわけですが、
前述の感染症の風評被害などで、
需要が後退する局面があったり、
外食メニューがシフトしたりすると影響はあるかもしれませんね。
例えばパンケーキブームなど、
卵には追い風ですからね。
そのブームが去って卵の需要はどうなるのかとか、、
そもそもどこまで影響するのかも未知数ですが。
その意味ではマクドナルドの月見バーガーにも
頑張ってもらわないといけないかもしれません(笑)
あとはマヨネーズブームとか来ないかな。
話が脱線しました。。。
財務面でのリスクですが、
現金は少ないですが、
ホクリヨウは有形固定資産(養鶏場)が多いので、
BS上は固定資産が多いので、
やむなしです。
借入金もそこそこありますが、剰余金も積み上がっていますし、
財務的リスクは並でしょう。
ちなみに有価証券報告書上で、
長期借入金の借入利息は0.6%と驚異の低金利です。
さすがに株式を保ち合いしているだけないですね。
北海道では相応の信頼があるのだろうなと思います。
5.目標株価について
目標株価ですが、
まずは18.11期EPSはCAGR5%程度とみて110と予想します。
評価PERですが、
緩やかな成長ではそこまでの向上は見込めないと思います。
この地味な業種、ビジネスモデルではなお一層そうですね。
一方でホクリヨウがもし東北を攻略して首都圏進出ということになると、
評価も変わってくるでしょうし、
少なくてもそのころまでには東証1部に昇格していることと思います。
これらのことを考えて評価PERは12倍とします。
以上から目標株価は1,320円とします。
現状の株価から55%の上値余地があることになります。
18年8月期を想定しているので、約2年後ですから、
年平均で見ると24%程度となります。
6.サマリ
ホクリヨウは今期(9月~)の予想として鶏卵相場は下落すると見て策定されていますが、
実際の相場は250円程度まで上伸しており、
保守的な計画は高い進捗率を達成すると見ています。
もちろん、そのことは四季報も織り込んでいて、
ニコニコマークですが、足元の鶏卵相場の一喜一憂するのではなく、
エリア拡大という成長源泉の方をよく見ていきたいと思います。
こちらも残念ながらPF主力までの格上げは考えていませんが、
しかしエリア拡大がどこまで進むのか、
楽しみな銘柄だと思います。
上場後、すみやかに購入しておきたかった銘柄ですね。
3230 スターマイカ 東証2部 【不動産業】
かつてインテリックスを保有している時に、
ずっと隣の芝生は青く見てた銘柄です。
その後ずっと監視銘柄としていましたが、
ずっと決め手がないままにこれまで経過していました。
今回、来年に向けたPF再構成を検討する中で、
不動産セクターを概ね25%程度にしたいと思っています。
本命である日本管理センターですが、
2番手でサンセイランディックを保有しているわけですが、
本来はこれで打ち止めでいいはずなのですが、
もう1銘柄入れたいと考えた際に、
この銘柄をごく少量入れておいて、
自分の監視の目を向ける意味でも購入検討することとし、
今回分析記事をUPすることにしました。
前置きが長くなりました。
まずは定量情報は以下に纏めています。
(PDFファイル直リンクとなっています)
銘柄分析シート 3230 スターマイカ
1.事業内容
不動産物件を取得してそれをリノベーションして再販する事業が主力です。
と書くと非上場の会社も含めてレッドオーシャン状態だなという印象です。
では、同社の特徴はなんでしょうかということになります。
それは賃貸中の物件も取得し、
その入居者が在室し続ける限り、その賃料を得て、
退室時にそれをリノベーション物件として再販するという
ハイブリッド型の特殊なビジネスモデルを持っている点が魅力です。
競争戦略で有名なポータ博士の賞(ってものがあるんですね)を受賞しています。
確かに賃貸中の物件まで仕入が出来ると、
仕入環境はより向上します。
だいたいこのビジネスで仕入は命ですからね。
かつてインテリックスが新たなエリアに新設した際に、
仕入に苦戦していた記憶もあり、
また物件の種類は違いますがサンセイランディックも仕入状況は生命線です。
この部分に他社が仕入れない物件を射程にしている所は面白いです。
しかも、売却までのリードタイムが長くなるわけで、
数年後に本当に再販出来るのかというリスクは、
当然ながら高まるはずですが、
仕入のノウハウがあるのかそれをうまく回しています。
きっと、不動産ニーズがあるいわゆる1等地や1.5等地というのは、
早々ニーズが後退することはないのでしょう。
ただ、ここは不況があった際に評価額が下がることは考えられ、
その点はリスクとしてきちんと認識する必要がありますね。
もちろん会社側もそれを認識して、数年前から低価法を採用して、
毎期末の時価評価を行って洗い替えを行っています。
このため、極端な評価損というのはそこまではないのだろうと推測します。
賃貸中でストック収益を生み、
売却でフロー収益で底上げをするということで、
このハイブリッドモデルはなかなか面白いことを考えるな、
と初めて見た時に感じました。
簡単に思い付きそうではありますが、
それをコントロールして収益化の仕組みまでもっていくのは、
なかなか難しいことだと思います。
サンセイランディックの底地を仕入れて再販するノウハウが高く、
参入障壁が高いように、
同社の手掛ける賃貸中物件を仕入れる際の
再販までを見越したノウハウもまた
早々マネは出来ないのではないかと思います。
マネ出来ればもっとインテリックスやeグランドなどの同業が
相次いで参入しているはずです。
これらの会社と比較しても営業利益率は大きく優位ですから、
こういったビジネスモデルの違いが表れているのだろうと思います。
2.成長性について
成長性は読みにくいです。
足元の業績は上方修正を繰り返し、
四季報によると今期、来期と20%以上の成長となりそうです。
しかし、では安定的に2桁成長をしてくれる
成長銘柄なのでしょうか。
過去のPLの推移を見てみると、
やはりリーマンの時や震災の時には、
それぞれ影響を受けています。
またそれ以外にも横ばいになっている時もあります。
足元の業績が好調なのは、
仕入の状況とそれが収益化するタイミングとがたまたまよくて、
収益を押し上げている面は多少は割り引いておく必要はあるかもしれません。
ただ、上方修正の要因を見ると、
リノベーションマンションの需要が想像以上に強いということが伺えます。
リノベーションマンションはここ数年で特によく聞くようになり、
新築が高騰する中で、中古の需要が見直される環境下でもあり、
もしかするとその流れがより本格化して、
かつ国策でもあるため、それが加速すると、
当面は2桁成長もあるかもしれません。(20%は無理でしょうが)
当然競合であるインテリックスも同じではありますが、
女性目線でのリノベーションの工夫など、
魅力を訴求する取り組みは同社であればリノベ研究所などと名付けて、
普及活動がされていて、
それが自社提供物件の魅力度向上に繋げる販促にしています。
一定のリノベ力はあると考えると、
成長の先行指標としてやはり販売不動産に注目するのがよいでしょう。
というわけで、手元で簡単に入力してみました。
なお、だいぶレバレッジを効かせているため、
念のため現金の推移もプロットしています。

これを見ると2012年位まではほぼ横ばいでしたが、
その後、緩やかに右肩上がりに推移しています。
そして特に足元で2015年に入って更に積み上がりが加速しています。
今後東証2部そして1部にいくでしょうから、
その知名度向上で益々環境はよくなるでしょう。
これらのことを考慮し、CAGRで10%とします。
国策の動向や世の中の中古住宅への動向を気にしつつ、
この販売不動産の状況にはよく注視しておきたいと思います。
なお、グラフにマッピングした通り、
同社は財務面は弱いので、念のためのことを考えて、
現金の推移にも注視しておきたいと思います。

3.株価水準について
現在の株価は1,449円です。
時価総額:145億
PER(14.11期実績):16.9倍
PER(15.11期会社予想):11.8倍
PBR:1.1倍
ROE(14.11期実績):6.9%
DOE:1.8%
※優待あり(500円クオカードと2000円相当美容用品)
成長率10%で予想PER12倍弱となると
一般的に見れば割安でも割高でもない水準です。
4.リスク要因
リスク要因は在庫評価損と財務がそれに耐えられるかです。
天変地異によるリスクは地域ポートフォリオを分散しているということで、
会社側も認識はしていて一定の対策は打たれているようですが、
実際ことが起こればやはりそれなりに影響を受けるでしょう。
確かにリーマンも震災も乗り越えられているわけですが、
当時と今では所有不動産のレベルが異なります。
そしてその資金源は主に借入金ですから、
規模が大きくなっていることが、そのリスクをより高めているとも見られます。
上場時から資産は倍になっているわけですからね。
BPSが2倍になっているとアピール文書もありましたが、
資産が大きくなることは良いことばかりではないとも思いますので。
財務については不動産の担保もあるでしょうから、
そこまで不安になることはないのでしょうが、
やはり留意が必要でしょう。
ちなみに有価証券報告書の借入金明細によると、
長期借入金の利子率は1.8%ですから、
この財務の割にはよい条件だと思いました。
優良財務であれば1%を切ってきますし、
財務が弱いなど事情がある場合には2%とか3%とか普通にありますからね。
同社は東証1部指定を目指しているでしょうから、
最短で来年にはいくでしょうが、
東証1部になると借入金の条件もよくなるので、
そこで金利の利息支払いが緩和されると、
経常利益ベースでもう少しかさ上げされるでしょう。
現時点ではここは織り込みませんが。
逆に東証1部に昇格するタイミングでは、
確実に増資があると思いますので、
それがリスクといえばリスクですね。
会社側は優待を拡充したり、IRにも積極的のようですし、
東証1部に早く行ってそこで資金調達を行って
加速させたいと考えていると思います。
株主としてはいつ来てもよいように、
覚悟をしておくべきだと思います。
中長期的に見ればポジティブだと思います。
5.目標株価について
目標株価ですが、
まずは18.11期EPSはCAGR10%程度とみて150と予想します。
販売用不動産の積み上がり状況次第で、
このCAGRの見通しは調整の必要がありそうですが。
評価PERですが、東証1部指定や国策に支えられるところもあり、
16.5倍程度とみます。
この時点で株価を算出してみると、2,475円となります。
ただ、前述の通り公募によるEPSの目減りがあるでしょう。
EPSで10%の希薄化を織り込むと18.11期EPSは
150から135に変更します。
これに評価PERを掛け算すると2,228円となります。
ここからキリがいい数字に切り上げて目標株価は2,250円とします。
現状の株価からの上値余地は55%程度となります。
向う3年間で概ね平均16%程度の上昇が見込めることとなります。
6.サマリ
不動産で日本管理センターとサンセイランディックを各10%前後組み入れ、
残り5%を2社で分割しようと考えて、
安定性のある全国保証で5%弱、
少し面白いモデルを持つ同社を2%弱ということで、
概ね25%程度としたいなと今は考えています。
もちろん思うようにリバランスも含めて運用する自信はないのですが、
まずはやってみようと思っています。
資金量が限られるので、
今後も販売用不動産など注視していく必要があるので、
資金比率が立った2%弱しか入れるつもりもない銘柄で、
労力対効果は限りなく悪いですが、
元々私は今でも練習中の身であることを自認していますから、
まずは色々試してみようと思っています。
勉強のために、労力の割に効果は限定的になりますが、
それでもいいと思います。
ご褒美は美容関連の優待を妻に送ること位かもしれません(笑)
最後に直近3期のPL情報の詳細も画像UPしておきます。
※既に今期は修正も出てほぼこのラインになると思われるため、
先に4Qには修正後の数値を仮実績として記入済です。
◆四半期単計

◆四半期累計

1.年初来パフォーマンス ※ ( )内は週間パフォーマンス
まるのんPF :+17.7% (▲0.7%)
TOPIX :+7.7% (▲1.5%)
日経平均 :+7.6% (▲1.2%)
東証2部 :+4.6% (▲2.6%)
JASDAQ :+8.5% (▲3.4%)
マザーズ :▲9.0% (▲5.3%)
2.全体所感
今週は日経平均も一時的に1万9千円台を回復しましたが、
長く続かず、結局1万8千円後半の水準で
ある意味落ち着いて推移したようです。
外部要因として原油が反発したり、
為替がやや円高進行したりと相変わらず不安定な状況ですが、
今の相場を予想するのは益々難しいなというのが率直な印象です。
日経平均の客観的なバリュエーションは、
今日の終値の予想PERベースで15.4倍です。
極端に割安という印象もなければ、
割安だなという印象もありません。
恐らく15倍前後が居心地のよいところでしょうか。
もちろん過熱感を伴うと、
一時的にはバリュエーションを無視した動きを取るようですが、
そこを追いかけるのは私には対応出来ないパターンなので、
眺めているだけです。
世の中的には2万円を割り込み、
1万9千円も割り込んだ今の状況に悲観的な方もおられるでしょうが、
私は今の相場水準はニュートラルに捉えています。
また新興市場に目を向けてみると、
JASDAQにおける予想PERベースで18.1倍です。
当然日経平均よりは成長性への期待が大きいわけですので、
単純な比較はできませんが、
やはりやや高いなという印象です。
新興市場はマザーズなど今週後半に崩れています。
中小型株にも波及して、
これまで堅調だった東証2部銘柄も売られています。
ただ、これらはファンダメンタルズの変化というより、
思惑的な動きも大きいように思います。
私は思惑や需給は全く理解出来てないわけですが、
受渡ベースでは本日は年内最終取引日だったわけで、
税金に絡んで一旦損益確定したいなど、
思惑的な動きも出たと思います。
それに加えて12月も権利確定銘柄も多く、
配当や優待を取りたい方の需給の影響もあったことでしょう。
さて、そんな取ってつけたような全体所感など、
そこそこにして早速私の今週の状況を記していきたいと思います。
3.ポートフォリオ
※クリックすると画像が大きくなります。


今週はツイートもしていましたが、
少しPFをいじっています。
まず、ダイキアクシスを1単元を残して売却しています。
また、新たな銘柄として、スターマイカ、幼児活動研究会、ホクリヨウ、JPHDと
一気に保有銘柄の数が増えました。
ポートフォリオをスリムにシンプルにという話はどこにいったのでしょうか(笑)。
思い付きで買っているわけではなく、
このような分散を進めるべきかどうかはずっと悩んでいます。
(今でも自信を持ってこうすべきが見つからないでいます)
しかし、来年のポートフォリオ構成を考えるプロセスの中で、
より分散をさせる方向に舵を切ってみようと思い、
少しずつその方向を取り始めています。
そのPF構成の再検討などについては、
改めて別の記事で整理をしておきたいと思いますが、
現在考えている想定ではまだ銘柄数は増えると思います。
当然分散をここまでしてしまうと、
効率が落ちて、平凡なリターンになってしまいますが、
それも覚悟の上です。
ダイキアクシスの売却はこれまでのIRへの照会結果や、
個人投資家説明会の資料(PDF) などを改めて通読したところ、
ひとつはインドネシア事業について自信度がやはり高まらない点、
風力発電など国内事情についても不透明感があり、
長期的な展望はあまり変わりませんが、
自信度が相対的に低下していることもあり、更なる縮小も決めました。
ここ最近半分までポジションを落として、
今週更に1単元を残しての売却ということで、
実質撤退判断ということです。
1単元だけ残しているのは現時点で
新たな銘柄組入れとの交換を考えていますが、
そちらをすぐに決行というわけでもないので、
様子見をしたというのもありますが、
反省をするにあたって、
1単元でも持っていれば危機感が継続させられるという効果も考慮しました。
一方で、新規で組入れたのは、いずれもまだ1単元の打診買いです。
スターマイカはもう1年近く監視銘柄に入れていたのですが、
決定打がなくてずっと悩んできました。
社長の動画などを何度も視聴していたのですが、
これはサンセイランディックと同様で、
最後は経営者の素質だろうと思いました。
詳細な分析記事は別途こちらもUPしたいと思います。
(いつになるかわかりませんが・・・(すみません))
幼児活動研究会は、
とりあえず 分析記事 にUPした通りの見立てです。
ホクリヨウも手元の分析はある程度済んでいますが、
この地味~な銘柄が私の好みです。
別途分析記事をUPしたいと思います。
JPHDは実はあまり分析をしていません(苦笑)。
必ず分析を行ってから買うというルールを今年最後に破りました。
動機も不純でNISA枠が余っていたからという、
公共工事の予算消化のようなイケてない発想です。
単純にこの少額資金で応援できそうな銘柄で、
かつ業績が安定していることを考慮して決めました。
あまりに表面的な発想ですが、
ちょっと不思議なのは、
2年チャートでひたすら右肩下がりの動きです。
2年前の期待が大きすぎたと言われればそれまでですが、
業績は緩やかに成長していますし、
今後の安定性も高いと思います。
今の水準もPER20倍程度ですから、
まぁ十分織り込んでいるということなのかもしれませんがね。
ただ、購入したからには後付けでも分析は行いたいと思います。
アルファポリスとかシュッピンとかの
いわゆる成長銘柄を保有しているにも拘らず、
これらの銘柄に手を出すのは一貫性がないようにも思えるかもしれません。
しかし、一貫性がないという意味では、
むしろアルファポリスやシュッピンのような銘柄に手を出したのが、
私にとっては新たな挑戦ですので、
いい塩梅で色々試していきたいと思います。
さて、このほかで気になるところでは、
丸和運輸機関の動きです。
ここ2週間で10%超の下落をしています。
特に業績面などで見通しは変わりませんので不安はありません。
そんなことより、事実として目標株価までのGAPは35%程度です。
これは相対的に見れば他の銘柄より小さいわけで、
資金をシフトすべきかPF再構成の検討の中で、
検討を行っています。
銘柄としては良いことに違いありませんが、
銘柄に惚れ込んで上値余地が縮小しているのに、
ただ放置するのは、じっとしているのを目指すとはいえ、
少し考え方の改善が必要かもしれません。
念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。
2686 ジーフット
9090 丸和運輸機関
1357 日経平均ベア2倍ETF
3277 サンセイランディック
3276 日本管理センター
9467 アルファポリス
3179 シュッピン
3844 コムチュア
7164 全国保証
9414 日本BS放送
2384 SBSHD
3230 スターマイカ
2139 中広
4245 ダイキアクシス
2152 幼児活動研究会
1384 ホクリヨウ
2764 ひらまつ
2749 JPHD
※評価額順に記載しています
4.資産状況
※クリックすると画像が大きくなります。


パフォーマンスは週間下落ですが、
先週もなんとかマイナスを回避して、
今週もこの結果ですから、市場の状況を加味すると、
よく耐えたということだと思います。
ただ、12月権利確定のことも考慮しないといけません。
サンセイランディック、日本管理センターのPF上位銘柄と、
SBSHD、ダイキアクシスとPF中位の銘柄と、
配当取りの動きもあったはずです。
ということは週明け(というか今日のPTSから)には反動が来て、
私のPFは軟調に推移することも考えられます。
昨年も権利落ちで下落を食らっています。
但しその後はきちんと回復していますので、
あまり週明けの醜い姿を見て動揺せぬように、
今から心の準備をしておこうと思います。
特に日本管理センターの今日の高騰の反動はかなり気になります。
実際醜いことになるのでしょうね・・・。
こんな短期的な不安もある中で、
果たして目標の15%を維持出来るのか。
今週末で17.7%ですから、
2.7%の余地があるわけですが、
あと2.5日なんとかまずは耐えて目標達成したいところです。
我が家はこの師走時に家族は風邪で体調を崩していて、
クリスマスケーキところではありません。
仕事帰りにデパ地下やスーパーなど活況で、
今年も消費はいいのではという感覚があります。
皆さんはおいしいケーキにお料理にと、
この金曜日のディナーを楽しむことになると思いますが、
我が家はとりあえずおかゆかな(笑)。
そしてワインではなく、スポーツドリンクですね。
(私はアルコールは飲まないので別にいいのですが)
皆さんも体調にはご留意くださいませ。
2152 幼児活動研究会 JASDAQ 【サービス】
前々から監視銘柄としていましたが、
この度記事にすることにしました。
なお、時間の都合もあり、ごくごくあっさりといきます。
現時点で、従来の銘柄分析シートはまだ作成できていませんので、
簡易的な数表のみで進めます。
(なお、当たり前ですが、
当銘柄も含めて特定銘柄の売買を奨めるものではありません。
ですから、買い煽りでも売り煽りでもありません。
念のため、補記しておきます)
1.事業内容
幼児向けの体育指導を通した教育指導を行っています。
概要は同社から提供されている
ビジネスレポートあたりがわかりやすいです。

主力は幼児体育指導関連指導ということで、
幼稚園・保育園における体育指導のために派遣していることに加え、
課外指導にも誘導させており、
更に体育指導で培ったノウハウを元にYY塾の運営を通して、
教育全般にまで応用させた事業ということになります。
またこれに付随し、幼稚園・保育園の運営等のコンサル事業も行っていますが、
近年こちらは芳しくありません。
コンサルティングサポートは一般的に利益率が高いので、
ここが伸びてくれればいいなと思いますが、
現時点ではニーズがないのか、提案力がないのか、
よくわかりませんが、
現時点で期待は出来ないですね。
ということで、主力の事業の環境を中心に見ていくことになりそうです。
2.成長性について
まず目を見張るのは43期連続増収である点です。
当社創業は1972年ですから、一度も減収がない点は驚きです。
私の過去保有銘柄で安定銘柄だったイオンディライトもびっくりです(笑)。



当社は決して高い成長性は誇っておらず、
サービスを提供する施設数も毎年5%程度の開拓ですし、
ユーザ数もこれに合わせて5%程度の増加です。
但しこれが極めて安定しています。
既存エリアの深堀というごく緩やかなエリア拡大ならぬ、
エリア深掘り型の成長シナリオです。
一方で幼稚園・保育園の数の推移としては実は概ね横ばいです。
保育園は 厚生労働省の統計データ(PDFファイル) の通り、
毎年増加をしています。
一方で幼稚園については 文部科学省の統計データ の通り減少傾向です。
全体で見れば概ね横ばいではないでしょうか。
以下のサイトが大変参考になります。
(わざわざ自分で手打ちせずに済んだ・・・)
http://www.garbagenews.net/archives/2092001.html
というわけで、施設数は全体としてほぼ横ばいでありながら、
施設数を着実に増やせたのはなぜなのか、
営業力がとても強い印象も失礼ながらないのですが、
ニッチであまり参入企業がないせいかもしれません。
また園児数については、
少子化のため、当然ながら減少しています。
ここでなんだ、今後ダメじゃ~んというのは、一次元的思考です。
園児の数そのものは減っているものの、
では教室に通わせる教育費の支出状況はむしろ全体として増えているという
統計データもありますから、一概に少子化だけを見て
逆風だと決めつけるのも違います。
事実、同社のサービスを受ける会員数も増えています。
(同社のレポートから抜粋)

この外部環境と実際の統計データとの差異に
大変興味を持っています。
しかも今年だけとか昨年だけということではなく、
少なくても5年はずっと同じ傾向です。
更に少子化はずっと前から言われていながら、
創業以来の増収は驚きですね。
さて、まずこのトップラインの安定感に惹かれつつ、
利益面を見ていくと、本業の営業利益ベースで
2012年に一度大きめの減益決算となっています。
当然、理由を確認しますが、
福祉法人設立の寄付金とあります。
寄付!?と思ったのですが、なるほど、
同社が直営で園運営をするために、
福祉法人を設立し、
そこへ寄付という形で資金を供給しているのですね。
私はこのあたりのことに疎かったので、
最初福祉法人に寄付って何?と思ったのですが、
直営で園運営を行うための投資と捉えました。
(違っていたら、ご指摘くださいませ(汗))
いずれにせよ、一過性の費用ですし、
当然その運営に失敗するというリスクこそありますが、
同社のこれまでのノウハウなどを考えて、
かつ、今の保育所不足の外部環境を考えると、
そのリスクも低いと思われます。
というわけで、利益面においても
一時的な特殊要因を除くと、
安定的に増益基調ですし、
その特殊要因も納得出来るものですから、
収益面での不安は小さいなという印象です。
成長性を考えてみると、
過去の実績から考えると5%程度と見るのがよいでしょう。
足元ではコスト面の合理化によって、
特に今期は四季報予想では10%程度ですが、
どこまでこのペースでいけるかは未知数です。
ただ、一旦合理化が図られると、
大きくコスト増に逆戻りにはなりにくいでしょうから、
安定的なんだろうなという気はします。
5%成長となると、
私の最近の高PER銘柄を眺めてみると、
投資対象とすることは疑問ではありますが、
元々はこういう企業をメインに投資対象にしていましたから、
実はあまり違和感はありません。
3.株価水準について
現在の株価は896円です。
時価総額:51億
PER(15.3期実績):11.1倍
PER(16.3期会社予想):11.1倍
PER(16.3期四季報予想):9.5倍
PBR:1.1倍
ROE(15.3期実績):10.8%
DOE:0.9%
※優待なし
成長率5%でPER10倍前後となると
PEGレシオは2倍となりますので、
指標面からは買う水準ではないかもしれません。
現金を散々持っている割にはDOEも低くやる気がありません(笑)。
私は前述の通り安定的であることや、
逆風の外部環境の中で堅実な経営をされている点を考えると、
今の水準はよい水準だと感じます。
4.リスク要因
リスク要因ですが、今後同社の提供するサービスの質が落ちて、
提携率が下がっていくことは考えておいた方がよさそうです。
一方で、大手参入も含めて既に参入されてきてもおかしくはなく、
実際、体操教室などではオアシス、セントラルスポーツ、コナミなど、
相次いでサービスは提供されている中で、
今の緩やかな拡大を続けられていますから、
そこまでリスクは高いものではないとは思います。
ただ、競争優位性についてはもう少し詳しく知りたく、
IRに照会質問をしています。
それから体育指導ということで、
事故が発生した場合の悪評はリスクだと感じます。
特にここに特化しているので、
もしことが起これば一気に業績悪化となります。
ですから、主力級にPF構成に入れるのは難しいでしょう。
5.目標株価について
目標株価ですが、5%成長として18.3期のEPSはざっくり100とみます。
但し福祉法人の新たな寄付などあれば全く変わりますが、
潜在的な力としてはこの程度かと思います。
やや保守的なのかもしれませんが。
評価PERですが、
成長性は変わらないところから、
PERは10倍前半ということだと思います。
但し、ご存じの通り、政策が後押しすることを考えると、
少し強気なPERで評価される可能性はあると考えています。
1億総括活躍とか女性進出による子育て支援に加えて、
オリンピックに向けた体育指導に脚光が・・・という妄想もしています(笑)。
それから本則へ行くことを検討してほしいのですが、
(こちらもIRに照会中)
優待新設も含めてもしその可能性があればとは思いますが、
ここは勘案しないことにします。
それから、同社のBSを見ると、
現金があり過ぎです。
ここまでだと、岩盤な財務とか言ってられず、
むしろこれだけ非効率な運営を咎められる水準です。
この現金をどう見るかですが、
M&A、新規投資など様々なことも考えられます。
ただ、これも未知数ですので、
織り込みません。
以上からPERは15倍と評価し、
目標株価は1500円とします。
但し、本則市場への変更可能性有無、
余り余った現金の使途の動向など、
様々な期待度も控えています。
今の低PERの状況では安心して持てるのではないかという判断です。
6.サマリ
同社の業績はストックに近いものだと思います。
園との提携はよほどの不満がなければ、
園の運営にとって付加価値要素であり、
なかなかやめられないでしょう。
だからといって大手がこのニッチに参入してくる気配は、
今のところありません。
ですから、過度な競争がないように見えていて、
それが高い営業利益率にも表れています。
地味なサービスでしかも外部環境は逆風と言われる中でも、
着実に緩やかに成長を続けていて、
私好みの銘柄です。
ここにもう少し尖ったビジネスモデルを適用していけるような、
リーダがいたりすると面白いのでしょうが、
欲張りすぎでしょう。
最後に過去のPLとBSを貼付しておきます。


来年のPFを牽引してくれそうな、
新たな銘柄がないかを探しています。
今のポートフォリオも個々に見ていくと、
私としてはそれぞれに魅力があるところがあり、
だからこそ、今の乱高下も甘んじて受け入れて、
じっと我慢して保有を継続しています。
しかし、客観的に見ると、
PF上位のジーフットや丸和運輸機関などは、
2年~3年後の目標株価までの上値余地は、
いずれも30%台となっており、
私のポートフォリオ構成としては、
決して高いものではありません。
私は年利15%を目標としていますが、
実際には現金保有している部分や、
全ての銘柄であまねくうまくいくなんてことはありえないので、
成功といえる投資パフォーマンスは、
もっと高い上値余地を取らないとなりません。
ジーフットも丸和運輸機関も
今年のパフォーマンスを大きく牽引してくれたわけで、
かつその成長や魅力は現在も低下することなく、
これからも応援したいと思っています。
しかし一方で少なからず思い入れがあることも事実であり、
そういう思い入れが大胆な判断にブレーキをかけるような
悪影響を及ぼしていないとも言い切れません。
そういう感情を抜きにして考えれば、
より期待値が高いと思う銘柄に
どんどん資金シフトした方が合理的なわけです。
今のポートフォリオで見れば、
例えばサンセイランディックは高い上昇余地があります。
また、日本管理センター、アルファポリス、シュッピンのような
成長銘柄も概ね50%程度の上昇余地があるわけですから、
これら中位の銘柄を主力に上げて、
上位で上昇余地の魅力という点で相対的に魅力が低下している銘柄を
中位に下げるなどの対応を取るのが妥当に思えます。
しかし、そうしないのにも理由があります。
サンセイランディックは確かに上値余地は高いと私は思っていますが、
一方で業績が読みにくいという弱みもあって、
決してビジネスモデルが弱いとは思っていませんが、
安定性という面でではPF1位まで上げるのも迷いがあります。
また、日本管理センター、アルファポリス、シュッピンと、
いずれも期待は大きいですが、既に相応の評価もされていて、
今の水準からPF上位に持ってくるのかという迷いもあります。
元々成長株投資は試行段階であるわけで、
今年においてはこれをメインにする気はありませんでしたので。
となるとではPF上位の上昇余地が相対的に小さくなっている銘柄を、
直ちに入れ替えていくということにどうしても躊躇してしまいます。
PF上位が今のままでは来年が心配という不安と、
では、手持ちの保有銘柄内でシフトすることを検討してみても、
それが自分のスタンスとして合致しているのか、
つまり成長株投資にシフトするのかという迷いが台頭し、
しかし、何かしらの種まきを考えないと、
自分の投資パフォーマンスの成長はないと危機感を抱いています。
変化させることは必ずしもいいことばかりではありません。
自分が一度決めたことは信念に基づいているわけで、
早々安易に変化させることは得策ではないことも多々あります。
しかし変化にチャレンジしないと新たな成果を得にくいというジレンマがあります。
そういう迷いがある中で大事なことは焦らないこと、
それから迷った時にはスタンスの原点に立ち返ることです。
私の今年のスタンスは、
あくまで割安性を評価して、
成長性を加味して衝動的かつ背伸びをした取引をしないことでした。
安定性を評価して、中長期的な成長が期待できる銘柄を選別します。
そしてそれが徐々に割安性から成長性に重きをシフトしてきたことは事実です。
だからこそシュッピンを再度買い戻してみたり、
アルファポリスを組入れたりしています。
しかし、それはビジネスモデルの秀逸さを認め、
今後も大きく期待出来ると判断したからであります。
そしてそれらをメインに据えていないのも、
そのスタンス上、あくまで成長性期待はメインではないからです。
そんな迷いがある中で銘柄発掘をしていると、
明らかに自分の目が割安性から
成長性重視にシフトしていることを自覚しています。
そしてツイッターなどSNSを見ていても、
成長銘柄が大きく値を飛ばしているのを目の当たりにすると、
どうしても隣の芝生が青く見えるものです。
自分に素直になるためにも、
自分がしっくりくるようにもう少し成長性に重きを置くことを
公式のスタンスとして認め、
その代り、高まりリスクをどうコントロールさせるのかを
よりきめ細かく整理していくことを、
来年以降のスタンス調整の意味でも
逃げずに考えることも大事ではないかと考えるようになっています。
繰り返しになりますが、
変化をさせることは怖い部分もあります。
中途半端にこれまで目標を概ね達成してきて、
そのままでもいいのではないかと過りますが、
しかし、自分の成長という意味でも、
今後の資産形成の意味でも、
変化にチャレンジしてみようと思います。
ただ、やみくもにリスクを高めるのではなく、
もしリスクを高めるのであれば、
その備えや対策などを少なくてもより強く自分が自覚しながら、
対応していくことをしていきたいと思います。
変化をさせることの第一弾として、
まず枠を取り払うことかなと思います。
PERで30倍、40倍ありえない!?と一蹴すのではなく、
なぜその評価がつくのか考えてみて、
今までの自分であれば単に「憧れるな~でも次の銘柄」と
ある意味枠をはめていたことをやめて、
本気で自分は買わなくてよいのか、
と自問するようにしていきたいと思います。
結果として失敗もするかもしれませんが、
それはそれで受け入れたいと思います。
具体的な実効性のあるスタンスは、
こういう思考の迷いの中で徐々に形成していきたいと思います。
1.年初来パフォーマンス ※ ( )内は週間パフォーマンス
まるのんPF :+18.4% (+0.0%)
TOPIX :+9.2% (▲0.9%)
日経平均 :+8.8% (▲1.4%)
東証2部 :+7.2% (▲0.6%)
JASDAQ :+11.9% (▲1.3%)
マザーズ :▲3.7% (▲3.0%)
2.全体所感
今週はまたしてもジェットコースター的な毎日で、
特に週末である今日の日経平均の値幅は900円弱で、
この相場の波にうまく乗れている方は、
相当おいしい思いをしたのではないでしょうか。
もちろん、私はそんなスキルも度胸もスタンスも
持ち合わせておらず、平凡な結果に終わっています。
今週は個別銘柄の買いを更に増やしていることもあり、
PFの全体リスクのヘッジのために、
更にインバース系ETFを買い増すつもりで、
日々、指値を段階的に置いていましたが、
相場が乱高下した今日(金曜日)だけそれをしていなくて、
みすみすよいところで買い増しが十分できませんでした。
パフォーマンスの影響は微々たるものですが、
自分の一貫とした指値をきちんとフォローしていなかったことが、
残念でなりません。
今日指値を入れなかったのは単に忘れていただけでしたからね。。。
原油の動向に台頭して、
相変わらず不確実性が高まる中で、
より短期的な値幅取りの期待が大きくなり、
それが、テーマ性など注目されると一気にS高まで買われるといった、
激しい個別銘柄の動きもあり、
ツイッターなどでそれを見ると、
ついつい心揺さぶられたりしますが、
今の私はそういうものに乗ることが出来る投資スタンスではないので、
あまりそういう期待はせずに、
マイペースにいきたいと思います。
3.ポートフォリオ
※クリックすると画像が大きくなります。


今週のPFの変化としては、
全国保証を新規組み入れしました。
またサンセイランディックが買い増し基準まで来ましたので、
新たに買い増しを行っています。
このことで個別銘柄の買いポジションを殖やしているので、
全体のリスクヘッジのためにインバースETFを買い増しするべく、
日経ベアETFの買い増しも行っています。
現在のPF全体のPERは15.4倍となっており、
低くもなく高くもなくといったところです。
また、見かけ上の現金比率は円グラフにある通り、
18%となっていますが、
日経ベアの10%の比率もあり、
買いポジションにおけるリスクヘッジを考慮した実情としては、
もう少し楽観視できそうですが、
それでもそれなりの買いポジションを持っていますので、
油断せず大事にPF構成全体にも目を配らせていきたいと思います。
ちなみに今週下落が大きいのは、PF上位の丸和運輸機関です。
原油安など期待度は高まりやすい状況ですが、
残念ながら弱い動きになっています。
特にファンダメンタルズ上は変調がないと認識しており、
こういう弱い展開が来ると、
後に悪材料が控えている可能性があるので
注意が必要ということも言われますが、
そんなの関係ありません(笑)。
結局自分がそれを認める状況ではない以上、
特にポジションをいじるつもりはありません。
その結果、失敗したとしたら、
自分の判断のどこかを反省するしかありません。
ただ、目標株価までは35%程度の余地となり、
相対的に他銘柄の方が魅力度は高いケースもあり、
このままPF上位としての振り分けでよいのか、
目標株価だけに縛られずに検討したいと思います。
サンセイランディックはやや強い動きとなりましたが、
今週、京王電鉄が民泊参入のニュースが出た際に、
とまれると提携というニュースもあり、
サンセイランディックにも注目が集まり増した。
こういうテーマは息長く続くわけですが、
株価へのインパクトという意味では、
時々は急激に盛り上がることはあれど、
結局その結果としての業績に結果が表れないと、
本格的な上昇は難しく、すぐに調整して、
定位置(?)に戻るのではないでしょうか。
まずは今期の計画達成可否や、
来期の見通しがしっかりしたものかどうかを確認しないと、
株価はどうにもならないと思います。
ひらまつは下落が大きいですが、
先週強くて特に思い当たるところもなく、
直ぐに戻すのではと先週末考えていたところですが、
その通りとなりました。(もちろんたまたまの偶然です)
それからSBSHDは先週も12%程度下がっていて、
2週間で16%下落していることになります。
軽く1回、ストップ安を喰らった感じですが、
未だ私は馬鹿なのか、思い当たる節がありません。
念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。
2686 ジーフット
9090 丸和運輸機関
1357 日経平均ベア2倍ETF
3277 サンセイランディック
3276 日本管理センター
9467 アルファポリス
3179 シュッピン
3844 コムチュア
7164 全国保証
4245 ダイキアクシス
2139 中広
9414 日本BS放送
2384 SBSHD
2764 ひらまつ
※評価額順に記載しています
4.資産状況
※クリックすると画像が大きくなります。


先週は四季報発売前で、
四季報にボロボロに書かれて・・・
ということを戦々恐々としていた旨、ご紹介しましたが、
確かに悪い内容も想定通りではありましたが、
それも限定的であり、良い銘柄にはポジティブに評価をして頂けて、
とりあえず全体としては安心しています。
年間目標15%に対して、今週末時点で18,4%です。
いよいよ目標達成に向けてカウントダウンとなるわけですが、
何度も自分に言い聞かせている通り、
あまり今年の目標達成成否だけをうだうだいうのも退屈ですし、
そんなゲームみたいなことはさておき、
来年に向けた種まきとしてどうPFを構成するか、
よく考えないといけません。
守りと攻めをきちんと意識して、
良質(だと自分が思う)PFをうまく構成していけるよう、
今日も銘柄分析に励みたいと思います。
年末になり、忘年会シーズンですが、
私は年を忘れている場合ではなく、
多くの反省から糧を得るべく、
もう一度自分のブログを全て読み返したり、
PFを動かした時の判断やその後の実績を振り返り、
有効性などの再検証をしないとなりません。
やらなければならいことはなんでもやるという発想ですが、
一方で、それではメリハリもなく体力も持ちません。
如何に効率的にかつ適切に振り返り、
次に活かせるようにするかは課題ですね。
相場が大きく動いていますが、
いちいちコメントしても戯言にしかなりませんので、
今日は、直接相場や銘柄には関連しないことを整理しておきます。
来年以降の投資関連の情報をどのような粒度・頻度・品質で
整理をしていこうかと考えはじめています。
これまでも週間パフォーマンスは週次で定期的に整理していますし、
決算があれば適宜記事に起こしてフォローするようにもしています。
また投資イベント関連についても所感を記事にして、
皆様にも大変応援頂いています。
年が変わるタイミングというのは、
何かを変えるにはよいきっかけです。
改めてこのブログを見てみると、
カテゴリも複雑化していて、
かなり見にくくなっていることも事実なので、
少し改善をしたいなとも思っています。
併せて、ブログタイトルなども
そろそろシンプルにしたいなと思っています。
まずはコンテンツをどう整理するかですね。
●パフォーマンス測定
◆週間パフォーマンス /週次
・年初来_パフォーマンス推移(%)
・年初来_資産残高推移表(円)
・保有銘柄一覧
・PF内訳比率(%)
◆月間パフォーマンス /月次
・運用来_パフォーマンス推移(%)
・運用来_資産残高推移表(円)
・保有銘柄一覧
・PF内訳比率(%)
・証券口座キャプチャ
◆年間パフォーマンス /年次
・運用来_パフォーマンス推移(%)
・運用来_資産残高推移表(円)
・保有銘柄一覧
・PF内訳比率(%)
・証券口座キャプチャ
・資産シミュレーション
●決算精査
◆四半期決算精査 /四半期
・四半期決算精査シート
◆本決算精査 /年次
・四半期決算精査シート
・銘柄分析シート
◆監視銘柄決算精査 /随時
・四半期決算精査シート
●銘柄チェック
◆保有銘柄定点チェック /四季報(四季報発売目途)
・保有銘柄一覧
◆監視銘柄定点チェック /四半期(四季報発売後目途)
・監視銘柄一覧
◆保有銘柄随時チェック /随時(ボラ大・材料出た時に随時)
・保有銘柄一覧
◆監視銘柄随時チェック /随時(ボラ大・材料出た時に随時)
・監視銘柄一覧
●個別銘柄分析
◆個別銘柄分析
・銘柄分析シート
・四半期決算精査シート
●投資スタンス
◆投資のお勉強
・指標について
・・・・
●IRイベントレポート
と書いてみると色々煩雑になります。
これをブログだけで整理するにも限界を感じつつあり、
新たにホームページを開設し、
もう少し静的な情報として体系的に整理してもよいかなと、
考えています。
学生の頃は、HTMLをベタ打ちでホームページを作成していましたが、
相当に面倒なので、どこかでテンプレートを探すなどして
出来るだけシンプルに済ませたいですね。
また、既存の様式も少しカスタマイズをかけるべく、
まずは、保有銘柄一覧について改編検討中です。
もしご意見があればぜひアドバイス頂ければと思います。

色々、様式やどう整理するかばかりに頭を使っていて、
肝心の四季報精読が進んでいないことが問題なので、
形から入るという悪い癖を断ち、
とりあえず四季報読み始めようと思います。
保有銘柄を中心として、
早速四季報の通読を開始します。
ただ読んでいると頭の悪い私はすぐに忘れてしまうので、
ブログにメモを残しながら読んでいきます。
記載内容を読んでの印象なので、
あまりファンダの話は深掘りしません
(っていつも深掘りなんて出来ていませんが)
手元に前号と今号の四季報を広げ、
画面にはこのブログの記事画面と
日経テレコムで最新の日経情報をチラ見しつつです。
◆9090 丸和運輸機関
四季報では独自増額されていて会社比強気の
ニコニコマーク付き、って当たり前です。
上振れでの着地は私も想定していますが、
私の予想が強すぎて、逆に四季報が控え目に感じます。
日経情報に記載のQUICKコンセンサスくらいが
いいところな気がしてきましたが、
そもそもこのコンセンサスかなり意欲的過ぎるのですよね。。。
それから年度末に中計開示ということで、
2020年売上高1000億円の道筋を具体化とあり、
これは楽しみですね。
数値目標はさることながら、
どういうプロセスで約2倍近くまでトップラインを向上させるのか、
早くその姿がみたいですね。
それから大株主の欄にゴールドマンサックスが登場しています。
ここはふーんと見ておくことにします(笑)。
そういえば今号は「最高益」がやたらと多いのですが、
同社も最高益更新ですが、特にキーワードには登場しておらず、
隠れ最高益銘柄ですね(なんだそりゃ?)
自分の予想よりはやや弱いですが、
そんなに心配していません。
なにより事業そのものは順調そうですからね。
あとはコスト要因だけはしっかりみておかないとなりませんね。
(人件費、トラック費、燃料費)
◆2686 ジーフット
特に前号から記載の変更はありませんが、
翌期の利益水準がやや上方修正されています。
こちらも最高益更新見通しですが、
キーワードには入っていませんので、
隠れ最高益銘柄ということになります。
◆3277 サンセイランディック
数値情報には変化はありません。
こちらもキーワードはありませんが、
最高益更新となります。
今期の未達懸念が台頭する中で、
四季報、日経情報共に特に懸念は示されていません。
また来期も好調との予測ですね。
日経情報には税理士との提携について言及がありますが、
こういったものがもっと体系的に整理されてくると、
仕入も安定してくるのですがね・・・。
◆3276 日本管理センター
前号で勝手に減額させておいて、
今回会社予想ラインまで戻しています。
これで行って来いですが、
今号には増額のマークがついています。
そしてこちらはキーワードに最高益が謳われています。
翌期の見込みも増額されていて、
こちらは私の予想よりもやや上となっています。
なおQUICKコンセンサスの翌期予想はそれより更に上となっています。
17年12月期でEPSは83.3らしいですが、
PERは17倍ちょうどになりますね。
全くアテにはなりませんが、20%成長をボトムと考えると
あり得ない数値ではないかもしれません。
◆9467 アルファポリス
こちらは前号増額で会社比強気のニコニコマーク付きです。
これで私の予想と概ね一致です。
来期も増額されており、定性情報も順調です。
大株主に個人と思しき方が登場していますね。
◆3179 シュッピン
数値は来期の経常利益ベースまでが微減額されていますが、
余り気にしなくてよいでしょう。
私は17%成長でEPSを見ており71.8予想ですが、
四季報は83.5、QUICKは79.9ですから、
私の予想はやや保守的かもしれませんが、
感触的に私の予想のままえでよいと感じていますので、
現時点では修正はしません。
ちなみに翌期の四季報予想PERは14.3倍ですから、
こなれてきた感じがしますね。
ちなみに日経情報は東証1部表記ですが、
四季報はマザーズ表記のままです。
◆3844 コムチュア
こちらも最高益銘柄で、キーワードありです。
数値は前号から変化なしです。
株主構成にゴールドマンサックスが入り、
海外比率が向上しており、
向会長の発言もはったりではなかったのですね(笑)。
SAS認定に目をつけているようですが、
これはよい選択ですね。
SASといえば、統計解析ソフトの提供会社で、
米国では非常に有名ですね。
日本国内でも最近ビックデータ分析などと言われますが、
ビックデータを蓄えることは、
DB設計さえすればよく、
かつオラクル認定者もそこそこ存在していることと、
オラクルでなくても代用できるなどで
汎用化されつつありますが、
その集めたデータをどうモデリングして、
統計処理をするのかについてはまだ発展途上で、
SASなどを使うしかないのが実情のようで、
この部分は相当に高単価であると聞いたことがあります。
そしてその認定者を増やすという戦略は、
コムチュアにとってはとてもよいことになると感じました。
◆全国保証(13日に新規買付)
こちら隠れ最高益銘柄です。
そして前号から増額されていますね。
地銀上位行との提携が翌期のテーマとして取り上げられていますが、
まだまだこういう余地があるということなのですね。
与信関連費用の低下はある意味では特需でもあるわけで、
引き続き注視は必要だと思います。
◆4245 ダイキアクシス
こちらは前号で強気だったものが、
一転弱気のマークとなっています。
今期の予想はやや私の予想より下になっていますが、
来期はほぼ同じ水準となっています。
定性情報としては、環境機器の落ち込みが指摘されていますが、
これは既に既知の事実です。
問題は来期盛り返すと表記がありますが、
それが本当か?ということですね。
ですから、なぜ足元で落ち込んでいるのか、
その理由や対策をきちんと確認しないとなりませんね。
日経情報ではろ過システムの浸透についても言及されており、
四季報の記載における海外展開などをみても、
概ね期待が出来るものだなと思います。
何より株価にそのことが織り込まれているのではないかと思います。
◆2139 中広
こちらは来期予想が上方修正されていますが、
マークは特に前号並のままですね。
私の翌期予想EPSは55.8ですが、
四季報予想EPSは64.7ですから乖離が大きいです。
四季報予想PERは11.6倍となりますから、
業種業態を考えたとしても魅力的な価格だと感じます。
改めて時価総額を見ると50億にも満たず、
小さい会社だなと思います。
◆9414 日本BS放送
期が進んで新たに17.8期予想が出ていますが、
10%営業増益ということで、
まぁそんなもんかもしれませんね。
株主構成として海外比率が下がり、
年金が買い越しているようにみえます。
◆2384 SBSHD
表記は前号並となっていますが、
中身の数値はやや下方修正されています。
それでも会社比強気のニコニコマークは残されています。
燃料費は安いものの、やはり人件費などのコストに加え、
施設費用が重いようです。
ただ、SBSHDはある程度入居が決まった施設へ投資しているので、
あまりリスクはないとは認識しています。
関西地区の進展がうまくいくといいですね。
◆2764 ひらまつ
こちらは最高益銘柄ですね。
やはり食材費などのコスト増が効いているようです。
なんとか全体総量の増加でカバーするようですが、
数値はやや不安定で前号から見て増えた部分、減った部分とが
混在しています。
全体として自分の想定通りで、
違和感のないものでした。
ですから四季報をきっかけに投資判断を変えることはなくて済みそうです。
これから監視銘柄をやった後に、
また全銘柄やるかは正直悩んでいます。