投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

1.パフォーマンス   ※ ( )内は月間パフォーマンス

            年初来パフォーマンス  (月間パフォーマンス)
 まるのんPF : +12.9%   (▲6.5%)
 TOPIX    : + 0.3%   (▲8.6%)
 日経平均   : ▲ 0.4%   (▲8.9%)
 東証2部   : + 2.3%   (▲6.1%)
 JASDAQ  : + 3.9%   (▲5.3%)
 マザーズ   : ▲15.7%   (▲5.5%)


2.全体所感

今月のまるのんPFは月間で6.5%のマイナスとなり、
先月の4.2%の下落と併せて10%超の下落となっています。
わかってはいたことですが、
改めて数字で見ると実感するものですね。

これも自分が選んだ末の結果ですし、
こうなったから私は間違っていたとも思いませんし、
だからといって反省すべきことはないとも思いません。
結果論で売っておけばよかったとか
言い始めても仕方ありませんからね。

この2ヶ月で確かに中国経済の減速が叫ばれるようになり、
一部の企業でその影響が出始めてもいるようですが、
今の所、保有株に対しては影響は限定的と判断しています。
ですから2ヶ月で10%の下落をしていますが、
保有株のファンダメンタルズは毀損していませんから、
ただ我慢する時だと思っています。

ただ、これには、特に経験のある熟練の投資家の方からみれば、
柔軟に対応する術がなく、
へたくそだな~とも思われるのだろうとも思います。

私は初心者ですから、自分の決めたスタンスをまずは貫きます。

ただ、ここまでリスクが高まっていることは事実なので、
特に保有株への決算などを通した評価は、
いつも以上に慎重に評価していきたいと思います。
本来はいつでも同じ程度の慎重さで評価すべきなのですが。

各指数に目を向けてみると、
まず日経平均は年初来マイナスに転落しています。
TOPIXはまだ辛うじてプラス圏ですが、
いずれにしてもほぼ年初の状態に行って来いの状態です。

そして中小型株については、
2部指数やJASDAQはまだ若干のプラス圏ですが、
マザーズのマイナスは10%を大きく超えています。
個人投資家の心理も、最悪という状況でしょう。

このような全体概況の中、
ニュースサイトなどでは、中国経済の不安を大々的に取り上げており、
まだまだ心理的な悪化により振らされると思います。
TPP妥結や追加緩和などの材料もないわけではないでしょうが、
ここまで冷え込むと、
こういう一時的な材料であっても反発力も限定的なような印象です。

3.銘柄に対する所感

銘柄毎に月間のボラティリティのうち、
5%増減したものをいつもここに列挙していますが、
先月に続き、今月もボラティリティが大きいので、
主たるところだけ列挙します。
(詳細は後述で貼付している銘柄一覧をご覧下さい。)

 ◆上昇率上位
  1357 日経ダブルインバース  +12.4%
  2384 SBSHD           + 6.3%

 ◆下落率上位
  3179 シュッピン         ▲26.8%
  3276 日本管理センター    ▲21.5%
  9090 丸和運輸機関      ▲16.9%
  3277 サンセイランディック   ▲ 8.0%
  3844 コムチュア         ▲ 7.9%

 他の銘柄も含めた月間パフォーマンスは以下の表の通りです。

20150930_保有銘柄月間パフォーマンス

まともな上昇がインバースだけというのはなんとも情けないですが、
これもまた試練ですね。
そしてその情けなさに追い打ちをかけるように
先月の下落率が大きかったシュッピン、日本管理センターが、
特に大きく続落しています。

既に直近の高値からいずれも半額以下になっているわけで、
結果論とはいえ、高PERの怖さというものを身を持って経験しました。

というかこんな散々な結果だったにもかかわらず、
パフォーマンスがこの程度で済んでいるのが意外です。


4.運用来パフォーマンスについて

20150930_運用来推移

2014年当初からの運用来パフォーマンスは
+40.7%です。
1年と9ヶ月でこの結果は、
今がこういう下落した結果なので受け入れがたいですが、
私にとっては十分すぎる結果なのでしょう。
ただ、やはり高値を知っているからこそ、
悔しさもあるわけです。


◆月初のポートフォリオ
20150831_PF内訳


◆月末のポートフォリオ
20150930_PF内訳


買い増しはいずれも今月の高いところで買っていて、
一部売却は今月の安いところで売っています(笑)。

株は安く買って、高く売るという逆をいっていて、
相変わらずへたくそだなと思います。
ただ、これも結果論でしょう。
チャートの読み方も知らないですし、
まだ経験もないですし、
そもそも経験や知識があってもこういうことはこれからも
幾度とあるでしょう。敢えて、気にしません。

 買 3179 シュッピン(買い増し)
 買 3276 日本管理センター(買い増し)

 売 2384 SBSHD (一部売却)


 現金比率は、15.0%まで低下しています。
 ただ、インバース分がPF全体の9%程度となっているので、
 まだ許容範囲だと思っています。
 (上記円グラフは海外投信分が考慮外のため、割合評価が異なります)

 ここから、まだ下げるようであれば、
 また買い増しを検討したいのですが、
 慎重に判断する必要もあるかもしれません。

 特にダイキアクシスのように一定程度懸念が台頭しそうな銘柄は、
 少なくても決算を待ってからでもいいと思っています。

 いずれにしても後悔せぬように、
 よく考えて行動したいと思います。

 詳細のPFの順位は以下の通りです。

********************

 1位 9090 丸和運輸機関(1) →
 2位 2686 ジーフット(2) →
 3位 1357 日経ダブルインバース(5) ↑
 4位 9467 アルファポリス(4) →
 5位 4245 ダイキアクシス(3) ↓
 6位 3277 サンセイランディック(6) →
 7位 3276 日本管理センター(7) →
 8位 1413 コムチュア(8) →
 9位 3179 シュッピン(9) →
10位 9414 日本BS放送(10) →
11位 2384 SBSHD(11) →
12位 2139 中広(12) →
13位 2764 ひらまつ(13) →


なお、資産については以下の通りです。

20150930_資産残高推移表


今日は監視銘柄の中に、高値を更新した銘柄があります。

フジコーポレーション、SMSなどですが、
この他にも高値に近い銘柄も出始めています。
もちろん、私の保有株は高値など程遠いわけですが、
こういう時に高値を取ってくるなんて、
やっぱり魅力が高い銘柄ということになるのでしょう。

高値を更新すると、
その後も強い動きが続くとも言われますし、
弱い銘柄より強い銘柄にシフトさせた方が、
スイング投資としては正解なのでしょう。

今の私の保有株はいずれも高値など遠く、
いわゆる弱い銘柄となっています。

ただ、私の投資判断は上手くないことは事実としても、
では誤っているといえるのか。
相次いで保有株が想定外の下方修正などが出て、
しかもそれが一過性ではなく構造的なものであるとなれば、
これは誤っていたということになるのでしょう。
しかし、単に株価が軟調だというだけで、
判断を誤ったとするのは短絡的なのでしょう。
別に強がっているわけでもなく、
特に今年前半に大きく伸び悩み、
指数をずっとアンダパフォームしていた時にも、
風が来ないと悩んでいましたが、
一方でそれは自分の判断の誤りではないと信じ続けてました。
その後、今度は自分の保有株にも脚光が当たりました。
この時に少なからずぬか喜びをしていましたが、
これも、では騰がったから結果オーライで
判断がよかったと思っていたとしたら、
それは自惚れですね。

株価が騰がった、下がったは結果としては重要です。
そして長期的なトレンドとして、
それを追求せねば利益をきちんと出すという目的は果たせません。
しかし、その騰がった、下がったで、
自分の判断やスタンスを否定したり肯定したり、
はたまた安易に曲げてはならないと思うのです。

人様のパフォーマンスや他の銘柄の動向に
いちいち反応してしまし、
しかも自分の判断に不安を覚えたり、
スタンスとしてこれでいいのかと自問している時点で、
まだまだメンタルがダメだなと感じます。


最後は暗い感じになってしまいました。
このままアベノミクス終了で、
こんな下落もまだまだ序章なのかもしれませんが、
それでも中長期投資家として前を向いて、
出来ることをやるだけです。

ネガティブ発想だけでなく、
ポジティブ発想も必要でしょう。

孤独の戦いの中でも、
コメント欄やツイッターなどで
交流頂ける方もおりますし、
そういう方との交流が支えにもなっています。

今後も、どうぞ叱咤激励のほど、お願いいたします。



日経新聞電子版によると、
今日は、「中国不安の顕在化」による
リスクオフによって、
日経平均は4%超の下落となったそうだ。

そして、オイルマネーが逃げるだとか、
この減速懸念の台頭は、
今後ASEAN各地域にも波及し、
欧米日の先進国に経済にも影響を与え、
この世の終わりが来るかの如く、
不安を煽るような記事も散見されます。

またツイッターの世界では、
小沢一郎氏が新三本の矢を稚拙とばかりに、
経済は今日のような暴落で評価を下したと、
政権運営を批判していたりもします。

メディアは不安を煽り、
政治家は政策批判を株価動向を持ち出して悪評したりと、
正直なところ、違和感が拭えません。

特に政策批判をこのような形で持ち出していますが、
では、対案として何が出来るのですかと問いたいです。

アベノミクスは賛否両論あるし、
単に株価つり上げ施策ではないかという論にも、
私は一定の納得する部分はありますが、
それにしても、ただ批判するだけとは、
あれだけの大物政治家でありながら恥ずかしいことではないかと
思います。
政治ネタは揉める元なので、あまり書きたくないのですが、
こうやって暴落した時に、
それみたことかと声を大にして批判だけするのは、
あまりに痛々しい行為だなと思いました。


それからメディアの不安煽りについてですが、
「煽られない」ようにしたいと思っています。
煽られないというのは、
こういう不安を完全に無視するということではなく、
その状況については敏感に感じ取ることが重要で、
起きている事実に対して、
主観的な意見を持って処理すべきということです。

神戸製鋼所が中国への油圧ショベルの販売が芳しくないなどの理由で、
下方修正をしていたり、第一中央汽船が破綻したりと、
個別に悪材料が出てきています。

これをメディアは、いよいよ中国経済の減速が
日本経済にも波及してきた序章で、
今後多くの企業で同じような苦境に立たされるのではというトーンですが、
本当にそうなのでしょうか。

神戸製鋼所の下方修正は、営業利益で通期で24%の下方修正ですが、
要因は中国向けの販売減だけではなく、
IRに記載がある通り、いくつかの複合的要因によるものです。
ですから、実際にどこまでの影響があったのは慎重に見るべきでしょう。

また、そもそも中国経済の減速、
とりわけ建設工事や設備投資に関しての減速懸念は、
近頃急速に台頭してきたわけではなく、
かなり前から指摘されていたことで、
少し先の将来を織り込むという、
優秀な株式相場がいきなりこの事実を真に受けるとも思えません。

一体なにがどうなってこういう荒い値動きになっているのか、
理解に苦しみますし、
この値動きに一喜一憂するのは本当に無意味なことだと思います。


それより、保有株などにどういった影響があるのかが重要です。



丸和運輸機関ですが、
マツモトキヨシのインバウンド特需が剥落したりすると、
やや影響を受けるかもしれません。
訪日外国人の動向は今の所、特に変調はありませんので、
もしこのような指標に変化が出てくれば、
やや注視が必要なのでしょう。
ただ、当社の注力業務は今後国内のスーパー向けの食品物流にあります。
中堅地方スーパーを中心としたネットスーパーなどの需要取り込みのため、
奔走しているわけですが、
こちらも現在言われている中国経済の減速はあまり関係がないのではと
評価しています。
ただ、株価水準は物流業としてはそれなりに評価されていますし、
現在は記念配当を考慮した配当利回りで評価が
上乗せされている部分もあるでしょう。
来期にはこの記念配当は落としてくると私は考えていますので、
このことでインカムゲイン狙いの投資家が離れることで、
評価が下がることもありえます。
私が記念配当を落とすと考えているのは、
これまでの配当政策を見てみると安定的に増配という印象ではないからです。
但し、株式を上場してからの動きは未知なので、
あの体育会の勢いで配当を維持すれば、
短期的には評価は継続すると思われます。
ただ、個人的には配当を減らして内部留保させて、
積極的なビジネス展開に使ってもらった方がうれしいですが、
株価にはネガティブなのでしょうね。
今の水準やこのような時期的なことも考えると、
少しポジションを落としておきたいのですが、
目標株価をどこまで妥協するか、
現在自分と商談中であります。


ジーフットは昨日機構改革のリリースが出ています。
印象はとにかくトップラインより
ボトムラインを意識していると感じます。
とにかく出店して規模の経済で頑張りますというトーンではなく、
各ブランドをすみ分けて磨き上げてブランディングするという、
ポジショニングを狙っているように思います。
もちろん出店はこれまで通りの水準でやっていくのでしょうが、
ブランド企画を専門に扱う企画部を作ってみたり、
なかなかユニークだなと感じています。
そんな靴屋さんですが、中国経済の減速はどう影響するでしょうか。
やはりインバウンド消費にある程度は支えられていることもあり、
こちらも訪日外国人の動向に注視といった具合でしょうか。
旗艦店である渋谷店などではこの動向が大きく左右するでしょうが、
イオンモールなどにファミリー層に支持されている動向は、
中国経済などにはあまり影響を受けないと感じます。
やはり当社の業績を想像する上では、インバウンドはおまけであり、
PB化やブランディングなどの商品力による収益性を
どこまで多数の店舗で横展開させられるか
がポイントではないかなと思います。


ダイキアクシスはインドネシアを拠点とした海外展開に
影響があるでしょうか。
中国経済の減速だけでなく、アメリカの利上げの問題など、
経済は巡り巡るという観点からいうと、
相対的に経済的に未熟なASEAN地域の経済には
多かれ少なかれ影響は出るでしょう。
インドネシアでの事業として、まずは現地に進出する日系企業の
水回りのインフラ構築を手掛けることを標榜しているため、
現地の経済が混乱し、
または現地に生産拠点を構えようとする
日系企業の先行き感に暗雲が立ち込めるなどの事態で、
需要が収縮して思ったように販売できないということは、
想定しておくべきなのでしょう。
一方でこれらの地域の水インフラの輸出というのは、
国家レベルでのプロジェクトにもなっており、
特に経済が混乱しようが水回りのインフラ構築は
不可欠であるという事情もあろうかと思います。
ただ全体的に見ると、インドネシアでのビジネスとしてみると、
中国発の経済混乱はそれなりにネガティブに働くとは思います。
あとは国内のストックビジネスなどでどこまで支えられるかですが、
成長性にこのような外部要因による不安があることも事実ですが、
ここは判断が難しいです。
というのもPERの水準を見ると、
踊り場が来たとしても許容できるなと感じる水準です。
むしろ長期的に見れば国内のストックと、
タイミングの問題こそあれど確実なニーズがある海外ビジネスというのを、
気長に待てるかとう自分自身の気持ちの問題だと感じています。


日本管理センターやサンセイランディック、アルファポリスは、
中国発の経済の減速はほぼ影響がないと思います。

シュッピンは、ジーフットなどと同様にインバウンドの影響ですが、
私はこれまでと同様、インバウンドによる成長より、
国内での認知度向上による成長がメインドライバだと思っていますので、
特に今回の減速懸念は材料とは判断していません。


というわけで、PF中上位の銘柄群についてみてみても、
冷静に捉えるとマイナスとなる部分が多かれ少なかれあるものの、
多くが以前から受容してきたレベルのリスクであり、
仮に具体的な影響が出たとしても、
それが各企業の本質的なビジネス力を損なうものでなければ、
それでもいいと思います。

いちいち中国減速とか欧州デフォルト懸念とかの
タイトルで踊らされていては、スタンスを乱すことになります。
スタンスに誤りがありけがをすることもあると思いますが、
そういう経験を通してスキルを向上させるしかありませんので。



個別に話から再び全体市況の話に戻りますが、
今日のセクター別の騰落を見ると、
海運業、鉄鋼、医薬品、卸売業が6%近い下落です。


海運業は元々バラ積船の荷量や収益性が落ちていることは、
例えば名村造船所のIRなどを見てもわかっていたことです。
今回の第一中央汽船の破綻による影響とは思いますが、
過剰反応ではないかなと思いますし、
もし、海運業の先行き不透明感を嫌気するなら、
もっと早くから織り込めたと思うのです。
鉄鋼についても同じことがいえます。

医薬品はなぜこんなに動いたのかわかりません。
何か材料でも出ていたのでしょうか。
どこかの会社でまた不正らしきことでもありましたかね。

卸売業については、特に大手総合商社が激しい下落ですね。
三井物産なんて10%近い下落ですからね。
オイルマネーがやばいとか言われますが、
資源需要は確かに中国経済の減速で打撃でしょうが、
一時期、原油の暴落で住友商事が大幅な減損を計上した時にも、
ここまでの下落にはなっていません。
というか、三菱商事なども年初来安値更新ですが、
脱資源を掲げて懸命に経営をしていて、
配当利回りも4%をゆうに超えてきていて、
一体どこまで下がるのでしょうかね。


ピータリンチ先生が仰る格言の中で、
有名な言葉がありますね。

心配の種はどこにでもある。週末の後ろ向きの考えや、
ニュースキャスターの恐ろしい予言には耳を貸してはいけない。
企業のファンダメンタルズが悪化しているのなら株を売ってもよいが、
この世の終わりが来るという予言は株を売る理由にはならない。



ファンダメンタルズとは私の理解は、
足元の業績ではないと思っています。
外部要因で一時的に踊り場があったとしても、
その企業が本質的に持つ事業価値が
存在し続ける限り、
長期的に見れば安定的な成長を持続するはずで、
そのような見通しが損なわれていないことが、
ファンダメンタルズが損なわれていないということだと理解しています。

もし見立てに失敗したら反省すればいいだけのことです。
一定のリスクはきちんと認識して管理しつつ、
長期的にのんびり構えて投資家として成長していきたいものです。

久々に取り留めのない記事です。
来週以降、サラリーマンとしての仕事が少し多忙期となるので、
更新頻度が落ちそうなので、
この日曜日の夜に何か記事を書こうと思ったわけです。

まず、市況についてですが、
明日は9月末の権利落ち日となります。
通常の市況であれば、
概ね当たり前の下落に見舞われ、
どの位でその穴を埋められるのか、
そんなところが話題の中心です。

しかし、今は通常の市況ではないので、
はっきりいって先物の動向次第で、
心理は大きく悪化、良化されることから、
権利落ちがどうこういうような状況ではないでしょう。

そういう意味では週明けは、
権利落ちなんてなんのこと?と言わんばかりの
プラス推移を表すかもしれません。
そうなれば、優待や配当の権利を取っておけばよかった・・・
なんてことにもなるかもしれませんが、
これも結局どうなるかわからないことに対する、
たらればなので、やはり私はスルーする選択を取りました。

現金に余裕があれば、
割り切りで優待取りのために遊んでもよかったかもしれませんが、
今はその余裕がなく、結果的に何もしないという選択になりました。


市況のことは結局何度話題に上げても、
結局予測が出来ないし、
それを強引に予測したかのようにポジションを取るのは、
うまい人がやるべきことで、
私のような素人が手をだすべきではないということです。
同じ結論なのですが、自分自身を感化させるためにも、
このことは、何度でも自分に言い聞かせているつもりです。


週末に子供との戯れの時間の後、
夕暮れ時から、一人銀座を歩いてみました。
(ちょっと所用があったので)
中央通りには百貨店や高級ブティックが並んでいるわけですが、
界隈を賑わしているのは日本人ではなく、中国人ですね。
中国人同士が道を尋ねたりしていて、
ここは本当に日本なのか、と疑う程です。

日本人は一本裏通りの
ちょっと小洒落たカフェで結婚式の2次会で盛り上がっていたりで、
うまく棲み分けをしているなと感じました。

全体的に消費は旺盛だなと実感したのですが、
実際には牛丼各社が再び値下げ攻勢を鮮明にしていたり、
物価指数も再びマイナスになったりと、
必ずしも強い経済のニュースばかりではなく、
より2極化が進んでいるのはないかとも思います。

マクロ数字は大局を客観的に見たひとつのトレンドです。
そしてそんなトレンドの先行きを織り込んで
株価は動くともされます。
それはそのトレンドに応じて個別企業の業績も左右され、
結果的に妥当な水準に収斂するからであります。

一方で街中を歩いて感じるものというのも
あながち間違ってはいないと思うのです。
もちろん極めて断片的な主観的なものですから、
それで全てを認識しようとすることは危険ですが、
ひとつの自分の判断を下すにあたり、
客観的なデータだけを頼りにしていては、
誰しもが同じ結論を得るような結論しか得られなくなります。
そこに主観的なスパイスを入れるからこそ、
独自の主観的な判断を導くことが出来ます。

これが誤っていたとしたら、
それは自分の主観的な判断に誤りがあったことになりますが、
それを恐れていても仕方ありません。
間違っていたら反省して修正して、
徐々に自分の判断のレベルを上げていくしかありません。
そういう自分の武器を作ることがまずは大事なのだろうと思います。

もっとも銀座のLAOXの前に中国人がたむろしているから、
やっぱりインバウンドは凄いな、LAOXは業績がいいのだろうなんて、
もう相当遅い何の価値もない、
皆が知っている事実だと思います。
ですからこの事実自体は廃れた材料なわけですが、
他に何か鮮度の高いものはないか、
そういうことを考えながら街を歩いてみたいなと思いました。

前述の通り、銀座の街ではとにかく道に迷っている人が多いです。
どこそこの店に行きたいのだけどわからないという人が中国人同士で
道案内し合うわけですが、
銀座の街はワイヤレスゲートなどがWi-Fiでプッシュ配信も含めた
フリーネット環境を町全体で提供しているわけですが、
どこまでこれが使われているのか、
又は何かそこから派生ビジネスは起こりえないのかなど、
色々考えてみたいなと思います。


取り留めのない記事になりましたが、
明日以降少しの間はサラリーマンの仕事が繁忙期になるので、
少し更新の合間が空いてしまうかもしれませんが、ご容赦ください。




1.年初来パフォーマンス   ※ ( )内は週間パフォーマンス

 まるのんPF :+12.7% (▲0.8%)
 TOPIX  :+3.3%   (▲0.6%)
 日経平均 :+2.5%  (▲1.1%)
 東証2部  :+3.3% (▲0.6%)
 JASDAQ :+5.3% (▲0.5%)
 マザーズ  :▲16.1% (▲1.5%)


2.全体所感

今週はシルバーウィークということで、
2営業日のみでしたが、
それでも日経平均の値幅は400円ということで、
相変わらず、ボラティリティの高い状況が続いています。

そして今日の引け後の先物動きを見ても、
再び18000円台にタッチするなど、
懲りずに先物主導で遊ばれているなという印象です。

このように不安定な相場は、
様々な要因が複合的に重なっているわけだと思いますが、
米国の利上げにしても中国経済にしても、
ずっと前から燻っていたものなので、
正直言ってここまで翻弄されているのがなぜなのか、
相場感に疎い私には全く持って理解出来ません。
理解出来ないことを考えても仕方ないですし、
勉強して努力することで見通せるものでもないので、
このあたりは割り切って流れに身を任すしかないのでしょう。

また今日は黒田総裁と安倍首相が
ランチを共にするということで、
これが追加緩和などの思惑を買ったのか、
不動産セクターなどが跳ねています。
不動産セクターの今日1日の騰落率は+4.6%ということですから、
あまりに先走った動きに驚愕します。

そもそもこれ以上の追加緩和など、
本当にポジティブなものなのかも怪しいものです。
私は日本国家崩壊論者ではないので、
財政リスクのみを取り上げて、
不安だけを煽るようなことには
耳を貸さないようにしているつもりですが、
それでも、これ以上の金融緩和が本当にポジティブな面ばかりかは、
冷静に見つめる必要があるのでしょう。
不動産セクターやREITの動きなど、
あまりに勝手に期待し過ぎている良い例ではないでしょうか。
と同時に、短期やスイングでこれを好機と、
大きく儲けられるうまい方もおられるのでしょう。

私だってと思わなくもないですし、
実際にチャンスが目の前にあるのに、
自分の軟調なPFを前にただ指を咥えてみているしかできない自分は、
本当にこれでいいのか、と一瞬思うわけですが、
チャンスはリスクでもあり、
慣れないことをすることでそのリスクは、
コントロールされたものでなくなり、
単に投機になってしまうので、
やはりスタンスには合わないのです。

ツイッターなどでそういう動意づいた情報を目にするにつれ、
悶々と考えてしまうのですが、
やはりスタンスだけは曲げないことにしたいわけです。


3.ポートフォリオ

※クリックすると画像が大きくなります。

20150925_PF内訳


20150925_保有銘柄一覧



先週に引き続き、保有株の比較的騰落は落ち着いています。
アルファポリスはやや調整が大きいですが、
先週に少し騰がっていた反動でしょう。
現時点の市況と株価水準を考えると、
これ以上大きく上にはいけないということなのでしょうね。
含み損が大きくなっているのですが、
当社のビジネスモデルや収益性は崩れていないと考えているので、
そこまで不安は抱いていません。

シュッピンについても全く同じことがいえます。
今週もやや大きく調整していますが、
これまでの下落が大きすぎて、
4%下落など、小さく思えるあたりが麻痺しているなと実感します。

丸和運輸機関の和佐見社長が、
本日の日経CNBCに出演したという情報がありましたが、
特に株価にはニュートラルだったようです。
株価どうこうより、あの勢いでTV出演したのか、
これから少し情報を漁ってみたいと思っています。


念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。

 9090 丸和運輸機関
 2686 ジーフット
 1357 日経ダブルインバースETF
 4245 ダイキアクシス
 9467 アルファポリス
 3277 サンセイランディック
 3276 日本管理センター
 3844 コムチュア
 3179 シュッピン
 9414 日本BS放送
 2139 中広
 2384 SBSHD
 2764 ひらまつ

 ※評価額順に記載しています


4.資産状況

※クリックすると画像が大きくなります。
20150925_パフォーマンス推移表


20150925_資産残高推移表


先週の記事では、この水準でまずは落ち着いて欲しいと書きました。
たった2日ではありますが、騰落が1%以内に収まったのは、
とりあえず良かったと思っています。

ただ、今日は9月の権利付確定日ですので、
この配当権利落ち分が早速来週襲ってくることになります。
8月の権利付確定日の翌日はそもそも暴落に見舞われたこともあり、
むしろ反発する銘柄も多かったのですが、
来週はどんな反応になるのでしょうかね。

また、現金がとにかく少ないのが気掛かりです。
やはり海外投信を処分すべきなのかもしれません。
ずっと考えていますが、そろそろ決断しなければならないかもしれません。



シルバーウィークで久々に2万円を浪費しました。
それだけ家族の思い出も増えたわけですが、
株式で2万減ってもあまり何も思いませんが、
自分のお財布から2万減るととてつもなく不安になります。

ということで、明日からの週末は地元でお金を使わず、
公園で子供と戯れたいと思います。

株価がどうなろうと、
こうやって家族と共に過ごせる週末を楽しみに出来る生活を
これからも続けられるように、うまくバランスを取って、
運用をしていきたいと思います。

さて、今日でシルバーウィークも終わるわけです。
私は明日まで休みなので、
今週は金曜日のみ出勤です。

明日は子供は幼稚園なので、
妻と久々のデートの予定です。

明日の浮かれ具合も含めて、
この連休中、私は暦通りの6連休となるわけですが、
株式投資のことはほぼ頭から抜けていました。

四季報を読もうと携帯するわけでもなく、
ブログを更新するわけでもなく、
証券会社のホームページにログインするわけでもなく、
ただ、家族と戯れていました。

私は投資初心者らしく、
ストイックに向き合うことこそが、
あるべき姿だし、そうすることで、
少しでも優秀な投資家に成長出来ると思っていますが、
しかし、実際には頭から抜けてしまうものです。


ただ、これはよい兆候でもあるとも思っています。

どこに行っても、何をやっていても、
株のことばかりが頭を過り、
相場の動向に一喜一憂するというのは、
それだけ自分が敏感に世界経済に常にアンテナを張っていると、
ポジティブに自分自身を評価することも出来るかもしれませんが、
一方で、寝ても覚めても株のことしか考えられなくなっているとなると、
それは危険な兆候でもあると思います。

そんなに資産が減る恐怖ばかりに怯えながら、
相場が動いてもいない時も
やきもきをするというのは、
それだけ長期投資家として肝が据わっていないともいえます。

この観点からすれば、
私もだいぶOFFの時に相場から頭が切り替えられるようになったことは、
密かに喜んでもいいことなのではないかとも思っています。


長期投資家であれば、
賛否両論はあろうかと思いますが、
少なくても私は今年決めたルール上では、
ファンダに変調がなければ、原則ホールドを貫くものです。

中国経済がどうのこうのというので
リスク回避という動きをするのであれば、
それはもっと早くなければなりませんし、
そういう兆候は年初からずっと存在していたので、
どう行動するかをきちんとルール化した上で対処すべきなのです。
私はそういう選択をしなかったので、
損失を覚悟してスタンスを貫いているので、
これからも変えないつもりです。

そして、明日の連休明けも、
先物が下げ、VWショックのような欧州株安、それに加えたNY下落など、
悪材料には事欠かないわけですが、
それでも私は明日、デートに出掛けるのです。

そういうよい距離感で相場とも付き合えるように、
自分自身を訓練しないといけないなと思います。

もし居ても立っても居られないようになるのであれば、
それは資産を突っ込み過ぎてリスク過多ということなのでしょう。
私はリスク過多の状況ではありますが、
信念を持って投じているので、これを貫けるようにありたいと思います。

1.年初来パフォーマンス   ※ ( )内は週間パフォーマンス

 まるのんPF :+13.5% (▲0.4%)
 TOPIX  :+3.9%   (▲1.3%)
 日経平均 :+3.5%  (▲1.1%)
 東証2部  :+3.9% (▲0.1%)
 JASDAQ :+5.8% (+0.3%)
 マザーズ  :▲14.5% (▲0.7%)


2.全体所感

今週はやや相場は落ち着きを取り戻しつつありますが、
それでも日中のボラティリティは相変わらず大きく、
いちいち値動きに反応していると精神的にも疲れます。

最近は日経平均で300円動いてもなんとも思わなくなりましたが、
それだけ今が平時ではないということなのかもしれません。

ただ、平時だろうがそうでなかろうが、
注意を払うべくは企業の業績なわけです。
今回の暴落が始まって、
実はまだ1ヶ月も経っていないわけですが、
では8月下旬から9月中旬のこの1ヶ月弱の期間に、
企業業績の見通しが変わるのかという話です。

もちろん、将来のことなので悪化するかもしれないリスクは孕んでいますが、
それはきっとこの8月の暴落が主因となることはないでしょう。

8月のこの暴落があったからといって、
長期的に靴が売れなくなるとも思えませんし、
空き家しばらく放置しようということにもなりませんし、
今後物流の荷物を減らすことにするなんてことにもならないでしょう。

もしこういうことが顕在化するとしたら、
それは実体経済の悪化が顕在化したことになりますが、
そういう方向になるという将来を読んでの今の株価の動きなのでしょうかね。
私にはどうも釈然としないので、当然ポジションはいじっていません。


3.ポートフォリオ

※クリックすると画像が大きくなります。

20150918_PF内訳


20150918_保有銘柄一覧



今週は全般的に終わって見ればほぼ横ばいという銘柄が多かったです。
もちろん日々刻々に上下に動いているので、
気持ち的にはだいぶすり減った感じがしますが(笑)。

そんな中、アルファポリスは先週の上昇に続いての
続伸となっています。
そして赤字で表記していますが、目標株価を下方修正しました。

従来の目標株価4,816円の根拠は、
18年3月期EPS予想を172で評価PER28倍でした。
このうち、EPS予想を159に下方修正しました。
PERは概ね同水準として4,500円としています。
成長率の見通しはCAGRで15%は据え置いていますが、
基点となる今期と来期の見通しがやや強気でしたので、
この部分を通常モードの評価に戻しました。

目標株価4,816円に上方修正した時に、
甘めに設定してしまった感覚があって、
やはりきちんと誤りは誤りとして修正しようと思いました。

ただ、実はゲートのヒットがこれから顕在化していきますが、
来期以降の継続的な成長の根拠にはやや弱い部分もあり、
これでもまだ強気な設定なのかもしれません。
今期の着地の頃には改めて再評価したいと思います。


それから下げ留まりが見られない、日本管理センターです。
とはいえ、これでも今期予想PERは22倍ですから、
依然として高い水準です。
ただ、20%成長をコミットメントしている会社ですし、
実際、精神論ではない数値に裏付けされたコミットメントですので、
それを評価するとそろそろいいところだと思います。
一方、市場はこの程度の調整では、
短期的には許してもらえないかもしれません。
下手なナンピンなんてするものではありませんが、
しかし、自分が評価しているレベルでOKと判断すれば、
どんどん買っていきたいとも思っています。
ビジネスモデルやトレンドとして収益性は不変だと思っていて、
(これが見誤っていたら、損失を甘んじて受け入れるしかありません)
チャンスなわけです。
予想PER20倍で1,160円ですが、
これは割れてくる可能性も十分あると考えますので、
あとはどこまで欲深く次の指値を入れるかだと思います。
来期PER15倍水準で1、050円ですね。
この間位の水準が次の買い増しかなというのが今の直観です。


念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。

 9090 丸和運輸機関
 2686 ジーフット
 1357 日経ダブルインバースETF
 4245 ダイキアクシス
 9467 アルファポリス
 3277 サンセイランディック
 3276 日本管理センター
 3844 コムチュア
 3179 シュッピン
 9414 日本BS放送
 2139 中広
 2384 SBSHD
 2764 ひらまつ

 ※評価額順に記載しています


4.資産状況

※クリックすると画像が大きくなります。
20150918_パフォーマンス推移表


20150918_資産残高推移表

年初来パフォーマンスは年間の目標で+15.0%に対して、
+13.5%という状況です。

とりあえず願わくば、まずはこの水準でよいので落ち着いて欲しいです。
動くのは10月末から始まる決算内容を受けてからでいいと思います。
それまでは一旦休憩モードに入って欲しいと思います。
だいぶ後ろ向きな思考モードですが、
そもそも企業業績に期待して取引をしているし、
株価は結局のところ、業績に連動するという立場を抱いている以上、
何も材料がないのに勝手に高騰して勝手に暴落するというのは、
今の私にはまだ精神衛生上よろしくないので、控えて頂きたいです。
といっても市場はそんな甘くないので、
いつもMr.マーケット氏に遊ばれるのだろうなと思います。

そんな誘惑(?)に踊らされぬように、
自分自身を見失わないように努めたいと思います。


シルバーウィークに突入します。
お休みの方もお休みでない方もおられると思います。

私は連休モードになりますが、
いっぱい家族と一緒にリフレッシュしたいと思います。

ブログ更新も気分によっては数日お休みするかもしれませんし、
気まぐれで記事をUPするかもしれません。
わがままをお許し下さい。


既に新たなに投資する現金も枯渇し、
基準である現金比率である20%を割り込み、
15%程度まで低下しています。

インバースを組み入れていることから、
リスクという面ではこの数値よりは若干軽減されますが、
しかし、この不安定な市況にあって、
これだけ現金比率を低下させていることは、
これまでの期間では一番リスクを取っていることになります。


ところで、既に新たに買い付ける資金はないのですが、
それでも購入した四季報は読み進めなければなりません。

過去の監視銘柄からピックアップして精査しているわけですが、
そのまま監視銘柄として残すか、
今回監視から外すかの判断をしながら毎回読むのですが、
今号では明らかに保守的に見て読んでいるため、
特に成長銘柄はどんどん付箋が外れていきます。


本来、市況には影響されず、
中長期で銘柄の価値を評価して投資適格有無をチェックするわけで、
理論的に言えば、なんらチェック基準は変わらず、
むしろ市況の状況に応じてそれが変化するのであれば、
それは紛れもなく自分自身のブレになるわけです。


前号では高い成長性によって割安性の面で妥協できると判断していたのが、
今号では全く同じ成長性を維持していながら、
付箋が外れていくというのは、
一貫性がなく合理的でないなと自省しています。

むしろ今号の四季報では、
8月下旬の暴落が始まった直後の株価表示になっているので、
前号より割安性が増している銘柄すらあるわけです。
にもかかわらず、このような判断が相次ぐというのは、
いかに自分が高PERを安易に許容していたかの
何よりの証拠になります。


私は自分自身に高PERを安易に許容しないと言い聞かせていましたが、
実際には相場の勢いに浮かれてしまっていた部分もあるかもしれません。


8月までの上昇過程においては、
各銘柄の目標株価も相次いで上方修正しています。
日本管理センターやシュッピンのように
目標株価を一定の基準できちんと精査したとはいえ、
切り上げて、そしてあと5%程度のところが高値になり、
いずれも半値になっています。

結果を見れば当然悔しい気持ちはないわけではないですし、
やや強気に目標株価を設定してしまっていたかなと、
反省する部分がないわけではありません。

結果だけを見て、判断が間違ったというのは言いたくありませんし、
実際に目標株価の修正も誤った判断だったとは今でも思っていません。
ですから、今の下落も素直に受け入れているつもりですが、
目標株価に近づく銘柄が続出して
浮かれていなかったといえばうそになるのだと思いますし、
その自分の姿勢に反省の余地がありそうです。

目標株価の算出そのものは、その時々でベストを尽くして
算出している結果ですから、
たまたまその目前で急落してしまったことは、
残念ではありますが、間違ったことでもないと思います。

ファンダメンタルズが本質的に崩れていなければ、
きっと目標株価に戻ってきてくれると思います。
今はそれを信じて待つだけですが、
せっかく長く待つ期間も出来たので、
自分の投資判断を下す際に、
市況に影響を受けぬようにもう少し訓練が必要だなと思います。

四季報を手に取る時期によって、
ファンダメンタルズも株価水準も同水準なのに、
投資候補になったり、外れたりするというようなことがないように、
自分の目利きする根拠をもう少し頑丈にしたいなと思います。


明日は米国の利上げがあるのか、ないのか、
様々な思惑が交錯しているようですが、
どちらに転んでも株価がどうなるかわかりません。

利上げが延期されれば、安心感からあがるのか?
それとも10月にまたあるかもしれないとの不安から
結局株価は軟調になるのか。
もしくは利上げ実施となれば、新興国不安の台頭で暴落するのか?
いや、既に実施はある程度織り込まれていてむしろ上昇に転ずるのか。

結局あがってもさがっても、
後付けでなんとでもいえますし、
そんな予想出来ないことを考えるより、
中長期投資家としては、常にファンダメンタルズへの影響を注視しながら、
その企業がどういう方向に向かっているかにのみ興味を示して
忍耐を続けるという基本スタンスで臨みたいと思います。


明日はこの利上げの兼ね合いに加え、
国内の政局不安定さが露呈するなどで、
相場が荒れそうな予感ですが、
安易に感情的な取引に手を染めぬように
何もしないを貫きたいと思います。

四季報で前号からモニタリングを開始していた銘柄です。
今回の下落もあって、値ごろ感も出てきたかなと感じたため、
一度このタイミングで所感を纏めておくことにしました。


6678 テクノメディカ 東証1部 【電気機器】

 銘柄分析シート 6678 テクノメディカ



1.事業内容
病院などで使用される「採決管理準備装置」を提供しています。
最近ではバーコード読み取りタイプの旧来式の商品から、
RFIDを活用したタイプの新商品をリリースしており、
ROBOという名称で大病院を中心に更改需要を捕捉しています。

国内では既に90%近い圧倒的なシェアを確保しており、
更に消耗品が生み出されるシステムであることから、
(RFIDチップなど)
高収益となっています。

当社が提供するこの準備装置は、
病院内のオペレーションや医療ミスを撲滅する観点からも、
一度システムが導入されると、
なかなか他の商品に入れ替えるきっかけもなく、
安定したビジネスが期待出来そうです。

消耗品では、利益率が高いということを
会長が動画の中でも言及しています。
消耗品は売上では約40%程度ですが、利益では更に全体の比率が高いので、
不況時の耐性も高いものと想像します。

実際に、2008年~2010年あたりの業績を見ると、
2010年3月期で微減益ですが、
ここでも増収を維持しており、やはり安定した業績が、
当社を語る上で欠かせない部分で、安定性に優れていそうだなということです。

ROBOと一言で言っても、
ターゲットを大きく大病院、中病院、健診センターとセグメント毎に
商品ラインナップを用意しているようです。

また尿や透析などの周辺系の機器の提供、
静脈可視化などの製品など小粒の商品も含めて、
病院内部の運用を電子カルテなどと連携して
効率化と管理厳格化することに向けて
付加価値を提供するビジネスのようです。

国内では既に高いシェアを獲得し、
あとは更改と消耗品に支えられて安定的に推移しそうです。


一方で海外進捗はなかなかうまく進んでいないようです。
海外の成長余地は感覚では相応にあると思うのですが、
実際にはなかなかうまくいっていないようです。
そしてこの成長余地がどの程度あるかが、
当社の成長性を語る上で欠かせません。


2.成長性について
というわけで、成長性の観点からすると、
海外がどうなるかというのがまず気になります。

欧州が低調でアジアなどでは増加という文言が
決算説明資料にありますが、
はっきりいってどこもダメということでしょう(笑)。

経済状況が不安定で地道にやりますということなのですが、
もう少しここは本気でやらないとだめだと思います。

ドミナント戦略として地域を絞るとか、
豊富な現金でM&Aを考えるとか、
色々策がありそうな気がするのですが、
ここについて課題認識はされているようなので、
どうしようとしているのか、ぜひ機会を見て聞いてみたいです。


一方で、国内では更改後10年が経過する需要拡大期にあるようで、
ここに適切な単価上昇が期待できるRFIDを組み合わせた
新商品による対応が十分なされそうで、
ここは一定の成長余力とみてよさそうです。
但し、成長株として評価するような類のレベルではなく、
緩やかに確度高く推移してくれそうという感覚ですね。

また検体管理だけでなく、
ヘルスケア分野の新商品を開発する意思があるようですので、
こちらも一定程度は評価出来そうです。


新商品型の成長がある程度の緩やかな期待が持てて、
海外におけるエリア拡大型として、
何かよい戦略が軌道に乗れば、
一気にイノベーションが起こりそうという感覚です。

いずれにしても現時点で海外の動向はまだ不確定要素が多く、
このままでは難しいはずなので、
現時点では、緩やかな成長が続きそうという評価でしょうか。

成長率は売上高伸長率を15%と示しており、
利益率は20%ということで現状よりやや下がる見通しですので、
利益成長として10%~12%程度だと思います。

最近投資をしてきている、
シュッピン、日本管理センター、アルファポリスなど
成長株投資の銘柄では20%成長が当たり前というところからすると、
かなり力不足なのですが、
元々私はこの程度の成長であっても、
ストック性による安定感が高く、
かつ割安であれば好みの銘柄です。
成長率がこの程度だからと切り捨てずいきたいです。

 
3.株価水準について
 現在の株価は2,497円です。

 時価総額:221億
 PER(15.3期実績):14.7倍
 PER(16.3期会社予想):13.7倍
 PER(16.3期会社予想):13.7倍
 PBR:1.8倍
 ROE(15.3期実績):12.7%
 配当利回り:1.7%
 ※優待あり(米2kg)


4.リスク要因
一番のリスクは病院の経営難だと思います。

最近電子カルテシステムを提供する会社が軒並み苦戦しています。
病院側が診療報酬の改定など経営環境が極めて厳しく、
投資意欲が減衰しているためだと思われますが、
電子カルテが導入されることで、
当社が提供するシステムも
病院内のトータルコーディネートが可能となるという点で、
その価値が大きくなることもあり、
電子カルテのような象徴的なシステム導入の遅れが、
近く当社にも影響するのではないでしょうか。
今回、当社の1Q決算で大病院への導入推進のために、
値下げして導入しており、
利益率を犠牲にしています。
当然利益率には相当の余裕があるために
直ちに収益性が毀損するわけではありませんが、
このリスクはある程度の確立で顕在化しそうだなという感触です。

一方で、病院経営が難しいからこそ、
オペレーションを効率化しなければならないし、
その中で、絶対に医療ミスを起こしてはならないという観点からも、
電子カルテや当社が提供するシステムの潜在的なニーズは
消えないのではないでしょうか。

とすると、多少既存システムを延命しつつも、
採決も検体検査もなくならないわけで、
診療点数が年々減額されていく中で、
効率的な運営が求められていくという点では、
長期的にみれば追い風のようにも感じます。
もちろん足元での下方修正を覚悟の上ですが・・・。


消耗品の分野では高い利益率を誇っていますが、
一方でRFIDチップなど廉価な非純正品が今後出回ると思われます。
その時の対策としてどこまで囲い込みが出来るのかという点も、
リスクだと思います。

それから、経営者の手腕ですが、
前述の海外の件もそうですが、
経営者がどこまで優秀かという点も少し気掛かりです。
決算説明資料などを視聴していても、
お世辞にもプレゼンはうまくありません。
だからといって、シュッピンの社長のように
情熱があるようにもみえません。
実際に対面でお会いすれば印象も変わるかもしれませんが、
私は経営者を始めとした「人」にもある程度、
重きを置いているので、この点もリスクと感じます。


5.目標株価について
目標株価ですが、
まずは18.3期EPSはCAGR10%程度とみて225と予想します。

評価PERですが、まず財務的な面で自己資本比率80%弱、
流動比率460%!とか当然無借金、キャッシュリッチということで
とにかく岩盤です。この点はとても安心出来ます。

成長性から判断するとPERは12倍程度、
財務やビジネスモデルの安定性を考慮してプレミアをつけたとして、
評価PERは15倍が妥当かなという印象です。
これには海外のイノベーションは考慮していません。

すると目標株価は3.375円と算出されます。
(時価総額で300億)


念のため、違うアプローチからも計算します。

<事業価値>
営業利益:23.2億 × 0.6 ÷ 8% =174億

<財務価値>
現金+売掛債権-買掛債券 =116億

<株式価値>
174億+116億=290億


ということで、概ね300億くらいはいきそうかなという感覚です。


6.サマリ
財務基盤が優れ、消耗品という安定的なセグメントを持っており、
安定性のある銘柄であるという評価です。
一方で成長性は特に海外ではまだ評価が難しい状況で、
国内においても病院の経営状況などの影響は受けて、
短期的には投資先送りということで当期は苦戦するかもしれません。

しかし、中長期的には必要なシステムを提供することになり、
もし今期下方修正が更なる下落があった際には、
電子カルテを手掛けるCEホールディングスなどの動向も横目で見つつ、
投資チャンスが来るかもしれません。

今からでも投資妙味はありそうですが、
成長性がやや弱いことと、
現状の病院の投資環境がどちらかというと逆風で、
もう少しエントリするにはタイミングを見た方がよさそうという判断になりました。

私は四半期毎の四季報は全て購入しています。
いよいよ明日はその四季報の発売日です。

この不安定な相場の中で、四季報は売れるのでしょうか。
しかも暴落が完全に織り込まれていないでしょうから、
使い勝手もやや難しいかもしれません。
そもそも四季報なんて読んでいる場合ではないという
方も多いのかもしれませんが、
私はこれまでと同じように粛々と通読したいと思っています。

ネット証券などを使っていれば、
その内容は確認することが出来るのですが、
ネット証券では確認するにしても、
最初から自分の興味のある銘柄など、
特定の銘柄を調べるだけであればよいのですが、
四半期に一度位は通読することで、
新たな発見があるかもしれないと思っていて、
2000円を投資しています。

毎期で通読することはそれなりに大変でもあるし、
前号まで投資不適格と判断した銘柄が
いきなり今号で投資しようとなることは
極めて稀なわけで、
この作業が費用対効果という面でもいかに効率が悪いかは、
明らかなことです。

ただ、私はまだ投資銘柄の発掘ひとつとっても、
練習生を自認していますから、
効率が悪かろうがやるしかないし、
やってみると面白いわけです。

前号まで全く気に留まらなかった銘柄に、
新たに付箋が張られたり、
逆のことがあったりします。

投資スタンスとしてより成長性に重きが置かれたとか、
株価水準が大きく動いたとか、
自分と市場のそれぞれに変化があることで、
このような判断が変わることがあるわけですが、
そういう変化があった時には特に注意深く、
内容を精査する必要がありそうです。

前号と今号で何に変化があったのか、
今号の判断に油断や甘さがないかなど、
慎重に検討する必要がありますね。

こういう時に、ネット証券だけでは、
その評価がやりにくいという面があります。

ファンダメンタルズに重きを置いて、
投資をするのであれば、
四季報には賛否はありますがやはりバイブルだとは思います。
四季報の予想そのものがいい加減とか、
評判がよくない部分もあります。
特に小型株には記者の取材も甘く、
全く見立てと異なるとか、
とりあえず会社予想とイコールにしているとか、
数値そのものが絶対的なものとは思いません。
しかし、自分が改めて定点でチェックする際のきっかけにもなりますし、
うまくこういう機会を得たいと思います。


なお、最近では四季報発売を活かした、
投資もあるようですね。
先取り号とかオンライン会員向けの情報で予め仕込んで置き、
四季報発売で威勢のいいことが表面化したタイミングで、
利益確定をしていくというもののようです。
もちろん実際には色々応用編があるのだと思いますが、
色々なことを考える方がいるものだと思います。


四季報にはCD-ROM版もあります。
私は3月期決算が更新される夏号のみ、
スクリーニングなどの活用のために購入しています。
ですから東洋経済さんへ年間1万5千円を投入していることになります。
それを取り返すくらいのリターンは得たいものです(笑)。


というわけでネット証券ではあと1時間ちょっとで、
情報がUPDATEされますが、私は明日本屋で購入したいと思います。

また保有株がボロクロに書かれて、
明日は相場の弱さに増して暴落という形にもなりそうな予感ですが、
それもまた試練ですね。我慢します。



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1.年初来パフォーマンス   ※ ( )内は週間パフォーマンス

 まるのんPF :+13.9% (+2.6%)
 TOPIX  :+5.2%   (+2.5%)
 日経平均 :+4.7%  (+2.7%)
 東証2部  :+4.0% (+1.2%)
 JASDAQ :+5.6% (+1.8%)
 マザーズ  :▲13.8% (+5.7%)


2.全体所感

今週は全体的にリバウンドの動きになりましたが、
途中日経平均1300円高があったとは思えない程、
戻りは限定的な1週間となりました。

心理的にはボラティリティが大きく、
一部の短期筋の方を除き、
なんとか落ち着いて欲しいと願っているものと思いますが、
終わって見れば週間騰落は落ち着いた数値で終わっています。

FOMCを通過すれば、
落ち着きを取り戻すという噂のようですが、
本当にどうなってしまうのでしょうか。

とにかく落ち着きを早く取り戻して欲しいものです。

元々株式市場というものは、
多くの不確実性が存在していて、
そのリスクを自分の許容度に応じて受け入れて、
そこからリターンを得るわけです。
今はその不確実性は本質的には何も
変わっておらず、暴落前から中国経済の先行きには
明らかに不確実性があったわけですが、
それをテイクしている状況は前も今も変わらないわけですが、
いざ株価が動くとここまで不安になるあたりが、
まだまだリスクに備え(覚悟)が
足りなかったのだろうなと思います。


3.ポートフォリオ

※クリックすると画像が大きくなります。

20150911_PF内訳


20150911_保有銘柄一覧


今週はシュッピンを除いて全銘柄上昇しています。
しかし、これも不安定な相場の中のことなので、
あまり参考にならず、
たまたま今週末時点ではこうだったという程度でしょう。

ダブルインバースは当然の調整だと思います。
しかし、相場の不安定さが継続しており、
リスクヘッジの対策としてもう少し様子見しておくつもりです。
本来は長く持つものではないのですが、
そのことを承知の上で継続します。


個別ではまずアルファポリスですが、
+14.7%という週間騰落ですが、
これまでの下げが強い分の戻しの域だと思います。
特に業績の見立てなどは変わっていませんが、
とりあえずPER17倍水準はまだ安いと思います。
ただ、ゲートの品切れなどが見られる中で、
どこまで足元の業績が伸びているのか、
よく決算を見たいと思います。

日本管理センターはようやく下げ留まったのでしょうか。
来週もう一段下があるのでしょうか。
今期予想PERで24倍水準ですから、
短期的にはどちらに転んでもおかしくないと思います。
こちらも業績見通しは変わりませんので、
粛々とホールドです。

シュッピンは月次が理由ということになっていますが、
もはやそれは口実かもしれません。
元々この月次で売る方は、
きっと近いうちにいずれにしても売っていたでしょう。
もしくは一時的なリスクオフですぐに買い戻されると思います。
私は業績の見通しは一切変更していませんし、
買い増し基準に抵触したので、
更に買い増しを行っています。

現金比率を出来るだけ維持したいために、
クロスでSBSHDを売却しています。
こちらは本当は売りたくないのですが、
これも元々暴落前に現金比率を低くしており、
自分が蒔いた種ですから仕方ありません。


念のため、ポートフォリオの構成をテキストでも残しておきます。

 9090 丸和運輸機関
 2686 ジーフット
 4245 ダイキアクシス
 1357 日経ダブルインバースETF
 9467 アルファポリス
 3277 サンセイランディック
 3276 日本管理センター
 3844 コムチュア
 3179 シュッピン
 9414 日本BS放送
 2139 中広
 2384 SBSHD
 2764 ひらまつ

 ※評価額順に記載しています


4.資産状況

※クリックすると画像が大きくなります。
20150911_パフォーマンス推移表


20150911_資産残高推移表


年初来では+13.9%とですが、
週内には一時+7.0%まで落ち込みました(火曜日)。
そこから見れば大分戻したなという印象ですが、
しかし月次では▲5.5%と大きくビハインドとなっています。

各銘柄を見てみると、
日本管理センターやシュッピン、アルファポリスなど、
含み益が大きかった銘柄が軒並み分割したのか、という位に
暴落していますから、それは仕方ないですね。

高PERを安易に許容するなと、
自分自身にずっと言い続けてきましたが、
それを身を持って体得しました。

ただ、私は「安易」に許容した覚えもなく、
実際には「慎重」に検討を行っていますし、
暴落したという今の結果だけを見て、
やっぱり高PERはダメだとは思いません。
むしろ、本当に成長性に信念を持てるのであれば、
適度なリスクコントロールを行いながら、
積極的に投資をしていけば、
大きく報われる可能性も高く、
面白いと思います。
ギャンブラーのようになってしまってはいけませんが、
PFの中にきちんと成長性を期待した銘柄を入れておくことは、
大事だなとこういう経験をしても思います。


まだ不安定な相場が続くでしょうし、
FOMCがどうなるとか、追加緩和があるかもとか、
中国がとかまぁ色々話題に事欠きませんが、
あまり投機的なことには耳を貸さず冷静を心掛けて
頑張っていきたいと思います。
◆最近のお気に入り