Author:まるのん |
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2014年12月が終わりました。
そして投資をきちんと始めて最初の1年も終わりました。
パフォーマンスの結果はその数値だけで優劣を判断してしまいますが、
私にとっては、この1年でパフォーマンスという数値以上に、
いろいろなことを学べたことが何よりの成果でした。
特に相場がびっくりしたときにボラティリティが高まった時にも、
冷静な対応が実践できた点は、
OJTとしてよい機会となりました。
さて、年末であると同時に月末でもありますので、
従来通り、この1か月のパフォーマンスを整理します。
1.パフォーマンスについて
【年初来騰落率】
12月末時点の年初来パフォーマンスは以下の通りです。
※パフォーマンス順に記載
まるのんPF :+24.6% (+3.4%)
東証2部指数 :+23.0% (+2.6%)
JASDAQ指数 :+15.1% (+0.2%)
TOPIX :+ 8.1% (▲0.2%)
日経平均 :+ 7.1% (▲0.1%)
東証マザーズ :▲ 5.2% (▲5.2%)
※()内は前月比
2.今月のサマリ
今月は適度に利益確定を行うことが出来た1ヶ月でした。
これを受けて相場が軟調に推移した時にもその影響を軽減出来ました。
そんな中でも年初来高値を更新して今年を終えることが出来た点は、
来年に希望を持てるものでした。
3.翌月に向けて
足元では目標達成できた点はよかったですが、
課題もあります。
それは翌月というか来年に向けた種まきが十分にできていない、
この点は大きな課題だと認識しています。
投資は今年1年で終わるわけではなく、来年も続きますし、
長い期間をかけて資産形成していくものです。
ですから持続的な資産形成のためには、
来年以降に向けた種まきが必要です。
今年大きく上昇してくれた3179シュッピンや3276日本管理センターは、
相対的割安度は明らかに解消されており、
主力として来年以降のパフォーマンスを支えてくれるかは不透明です。
ですから、本来であれば、より割安度の高い銘柄を発掘し、
主力級に格上げさせていくことが必要です。
それを年内に対応したかったのですが、
一方で現金比率を高めておきたかったので、
結局道半ばでした。
相場の動向は読めないですし、読むべきものでもないと理解しつつも、
やはり横目では見て、現金比率である程度コントロールしています。
そもそも見えない相場を予測してコントロールすること自体が、
投機的要素もあり、私の投機手法を取らないという方針と矛盾します。
このあたりの感覚はまだ、私の中でも解がなくて悩んでいます。
私の家計全体に占める運用資産もそもそも比率が高く、
家計全体でもリスクが高い状態ですので、
その運用資産の中では、
より守るという感覚を大事にする必要があるのです。
肌感覚と定量的かつ客観的感覚との平衡をどう取るか、
ここは正解がない気がしますが、
冷静な投資家を目指すには、より定量的かt客観的感覚を重視して、
感覚や感情に捉われない対応が理想ではあります。
しかし私はロボットではありませんので、
完全に感覚や感情を排除することはできません。
ですから、排除ではなく、共存してコントロールすることが必要です。
4.ポートフォリオ (評価額順)
週間パフォーマンスで毎週細かく開示していますが、
改めてテキストでも書き連ねておきます。
1位 2352 エイジア(↑)
2位 3276 日本管理センター(↑)
3位 4245 ダイキアクシス(↑)
4位 3179 シュッピン(↓)
5位 9090 丸和運輸機関(↓)
6位 2384 SBSHD(→)
7位 7743 シード(→)
8位 9787 イオンディライト(→)
9位 3277 サンセイランディック(→)
10位 3079 DVx(→)
11位 1413 桧家HD(↑)
12位 2764 ひらまつ(↑)
12位 2159 中広(↑)
売却 4750 ダイサン(→)
売却 1951 協和エクシオ(↑)
シュッピンが一部売却により順位が下がっています。
またダイキアクシスは買い増しで順位が上がっています。
また下位では、2銘柄をPFから外したことで、
順位に変動がありました。
まるのんPFは、年初来で+24.6%、週間で+0.6%となりました。
TOPIXは、年初来で+8.1%、週間で▲1.5%となりました。
まずは、1年間が終わり、無事に年間目標を達成することが出来ました。
決して、他の優秀な投資家の方々に比べれば、
平凡で魅力にかけるパフォーマンスですが、
それでも年初来高値を更新して目標達成できた点はよかったです。
年間の振り返りやサマリは改めて記事にするとして、
まずは従来通り、週間パフォーマンスの記述に従って整理しておきます。
従来通り、その他の指標も確認しておきます。
<日経平均>
+7.1%(▲2.3%)
<JASDAQ>
+15.1%(+0.7%)
<東証2部>
+23.0%(+1.1%)
<マザーズ>
▲5.2%(▲0.1%)
※()内は先週末比
意識しないように配慮していましたが、
やはり東証2部指数に勝ててよかったです。
全ての指標をアウトパフォームしていることで、
少しは報われた気分を味わえますからね。
かなり低い目線ですが、それでも意識はしてしまいますからね。
終わってみれば、日経平均も年初来プラスで終わることが出来たので、
今年一年は紆余曲折こそあれど、
一応相場はよい状況だったということでしょうか。
マザーズが最後までいいところなしだったのは、
年明け以降の動向に懸念を残していますが、
指数の動きなど予想できないですし、
予想したところであまり意味も薄いので、
自分の銘柄チェックをきちんとしていきたいと思います。
◆ポートフォリオの状況
ポートフォリオの中身は以下のとおりです。
※クリックすると画像が大きくなります。


先週末時点からPFをいじっていませんので、
特に前回からの変更はありません。
最後まで銘柄数を絞りきれなかったので、
来年はもう少し整理ができるといいなと思います。
◆資産推移状況
※クリックすると画像が大きくなります。


今週、年初来高値を更新して、1年間を終えることが出来ました。
損益を語るうえでは当然、「率」でとらえるべきです。
24.6%というパフォーマンスは15%目標に対して十分な結果です。
この点はたとえ、平凡で見劣りする結果だったとしても、
自分自身ではポジティブに受け入れたいと思います。
また額については、1年間で、
約600万の資産を約150万殖やすことが出来ました。
この約150万ですが、実際には148万ということで、
わずかですが、150万には届かずでした。
◆保有銘柄の状況
※クリックすると画像が大きくなります。

シュッピンについては記事にしましたが、
目標株価を修正しています。
このほか、1413桧家HDと
9787イオンディライトの目標株価も修正しています。
次こそは、
3276日本管理センターの目標株価を更新しないとなりません。
【参考】
・マネックス証券(日本個別銘柄のみのメイン口座)

・SBI証券(NISA、海外ETF) ※SBI社債は運用資産外としています


来年の投資関連の管理様式について、
現在整理を進めています。
これまで週間パフォーマンスや月間パフォーマンスなどは、
一定の管理様式をエクセルで用意していますが、
来年以降の管理様式を若干カスタマイズ検討を進めています。
管理様式などに時間をかけるなんてと馬鹿にしがちですが、
例えばどのような項目を設定しようかとか、
どういうグラフを描こうとしているかで、
自分が考えていることを整理することに繋がります。
他の方にわかりやすく説明するためには、
まずは自分がきちんとどう表現したいのか整理しておく必要があり、
自分が自分のことを理解していることが前提となるので、
私は管理様式を整理することも重要なことと捉えています。
◆個別銘柄の状況 (中身の数値は古い情報です)

こちらは特に従来と変更していません。
ちょっと悩んでいるのは、右側のEPS、PER、BPS、PBRなどごちゃごちゃしているなと思いつつ、
なかなか削り落とす勇気もありません。
それどころかROEを入れたいのですが、
それはPERとPBRとで表現できるわけで、
結局取捨選択して何を重視するのかです。
そう考えると、PBRはあまり普段気にしません。
PERはよく馴染んでいます。
そしてROEはもう少し重視すべき指標かもしれません。
そう考えるとROEとPERを表記すべきか。
素人ながら答えのない問題に頭を悩ませています。
◆ポートフォリオ構成

こちらもちょっと見たくれを変えていますが、考え方は従来通りです。
そしてこれまで週間ごとに順位を入れ替えて、
その順位に応じて色も変わっていましたが、
むしろ銘柄と色は固定にして、
順位毎に綺麗に並び替えるのをやめるのもありかなと思っています。
◆資産推移・パフォーマンス



こちらは新たに運用来パフォーマンスを表記することにします。
ベンチマークはTOPIXのみにしてシンプルにします。
年間パフォーマンスは従来通り、TOPIX以外の各指数を併記したいと思います。
ちょっとごちゃごちゃするのですが、もう少し続けてみたいと思います。
◆カバレッジ一覧

こちらは今まで内部用にしていましたが、
内部用にすると、管理がなおざりになってしまっていましたので、
開示していくことで、きちんとトレース出来るようしていきたいと考えています。
監視銘柄などに対しても目標株価を設定し、
自信度に応じてレーディングを付与するものです。
証券会社のようなレーティングイメージとは若干異なり、
目標株価に対する自信度のような感覚で運用したいと考えています。
例えば、目標株価1,000円と設定したとして、
その目標株価に対する自信度として強気であればA、弱気であればEとして、
管理対象として実質対象外となっているものにはFを付与することにします。
自信度のイメージは今の所以下のように考えています。
A・・・80%
B・・・60%
C・・・50%
D・・・40%
E・・・20%
F・・・ -
ある銘柄が現在値500円として、
目標株価1,000円でレーディングAの場合と
目標株価3,000円でレーディングEの場合とでは、
期待値でいうと、前者が800円、後者が600円となります。
レーディングはあくまでイメージなので、
期待値という形で数値にしてしまうと色々矛盾も出て来そうですが、
趣旨としては自信度という感覚でつけることにします。
読者の皆様の視点からも、
もしこうしたらどうかなどのアドバイスやリクエストがあれば、ぜひ頂きたいと考えています。
もちろん全て頂いたコメントの通りには対応できないわけですが、
率直なご意見を頂けると年初に反映できるかもしれませんのでよろしくお願いいたします。
2196 エスクリ 東証1部 【サービス】
当社はゆうゆーさんを始め、
多くの個人投資家に人気のある銘柄です。
元々気にはなっていたのですが、
なかなか中身を見る機会がありませんでしたが、
やはり気になるものは気になるということで、
小一時間、四季報とWebページを眺めてみました。
その気になったのは、やはり会社予想EPSを信じたとして、
PERで8倍割れまで売られていたので、
さすがに割安過ぎるのではと思ったためです。
金曜日はさすがに少し反発していますが、
それでも感覚的には割安と感じます。
1.事業内容
一言でいえば、結婚式に関わるサービスをワンストップで行っている、
という感じでしょうか。
挙式専門の箱物を造り、挙式から披露宴に至るまで、
また衣装や料理など周辺のサービスも含めて提案型のサービスです。
社長は、あのゼクシィに関わっていたわけですから、
当然この業界のことを知り尽くしており、
そのトータルな提案力が成約率の高さにも表れている気がします。
さすが破壊的な営業力を持つリクルートの出身というだけあります。
当社の事業を見る際に、2つの側面があるようです。
1つ目の側面は、自社投資に関わる事業です。
これが主力事業となっており、これまでの当社を牽引してきたわけです。
明確な出店戦略が掲げられており、都市圏及び地方政令指令都市などです。
新幹線ターミナル駅も得意にしています。
足元では、金沢、仙台、さいたまなどへの出店が決まっています。
またこれに加え、新たな試みとしてリゾートとして沖縄です。
ぱっと見ると札幌や広島辺りもまだ空白区ですね。
これがまだ一定の成長余力があるとも考えられそうです。
今後も年に1~2施設程度はコンスタントに出店していく戦略のようです。
また2つ目の側面は、他社の施設に対して、
運営受託などを行い投資リスクを抑えた事業です。
XEXシリーズなどが挙げられますが、
このXEXシリーズは私自身も挙式の候補にしましたし、
メジャーなように思います。
口コミやバイブル誌でもあるゼクシィなどでもよくきれいな写真と共に
その魅力を如何なく発揮しています。
そして2つの側面に共にシナジーとなっているのが、
M&Aをした渋谷社の存在でしょうか。
施工などを手掛ける会社をG内に抱えていることで、
社外キャッシュアウトを減らしていると共に、
世の中的なコスト上昇リスクを一定程度ヘッジしているとのことです。
2.成長性について
まず真っ先に思い浮かぶのは、
結婚式をやる人減っているよね、という実感です。
これに人口減少など考えると完全に斜陽産業という第一印象です。
しかし、GAPがあるのは、それでも当社は右肩上がりに成長を続けています。
つまり、私の第一印象など当てにならないということか、
はたまたそういった環境をきちんと認識しつつ、
経営手腕が秀でているということなのか、
その両方の要素なのかわかりませんが、事実として成長は続けています。
やはり首都圏などエリア選定がうまいということなのでしょうか。
このあたりによく業界を熟知している点が活きているようにも思います。
また目にみえない提案力(営業力)に凄さがあるのでしょうが、
これは正直、何かストロングポイントなのか、はっきりしません。
この業界は競合他社もあり、
それぞれ独自のサービスも展開しているので、
当社の継続的な成長性の評価がとても難しいと思います。
エリア拡大という観点から前述の通り、
まだ地方首都圏にも進出余地はありますし、
新たなリゾートなどへの進出もうまくいくかどうかで
その拡大余地の変わると考えています。
また、事業内容の2つ目の側面という箇所で触れた
新たな業務受託で成長という側面も今後続くと見ています。
M&Aも積極的ですから、いい会社があれば、
これも大きく進む可能性もあります。
しかし、この時期や規模感は現時点で予測が大変難しいですね。
成長性は要素はあるものの、その時期感や規模感が大変難しいです。
そこで会社発表の中計の数値を見てみますと、
売上高と営業利益率から営業利益を算出し、
この利益の伸び率がほぼEPS成長率と捉えて算出してみると、
18.3期でのEPSは210となります。
14.3期のEPSは95ですから、2.2倍に成長することになります。
つまり4年間の平均年成長率は22%です。
これを信じたとすると、明らかにPER8倍前後は割安です。
3.株価水準について
現在の株価は981円です。
時価総額:34億
PER(14.3期実績):10.4倍
PER(15.3期会社予想):8.4倍
PBR:3.0倍
ROE(14.3期実績):28.8%
ROE(15.3期会社予想):35.7%
配当利回り:1.1%
※優待あり
ROEが高く魅力的ですが、
ROAが低く借入金依存度が高いことが伺えます。
どうしても施設の箱物を資産保有する必要があるため、
これは仕方のないことですね。
ROEの高さは単に自己資本が低いからであり、
この数値の高さをストレートに評価は出来ません。
PER水準が低いので、一定の成長力があるなら、
大変魅力的な株価水準であると思えます。
4.リスク要因
競合との生き残りに関する点が最初のリスク要因でしょうか。
ウェディングはホテルやレストランなども含めると、
やはり競争は激しいといっていいと思います。
私が現時点で保有している2764ひらまつも、
レストランウェディングの一角として有名になっています。
またT&Gシリーズを手掛ける4331テイクアンドギヴ・ニーズも
オリジナルのハウスウェディングとしてその地位を築いています。
最近では百貨店の伊勢丹も各種ホテルなどを中心に提携という形で、
事業進出をしてきています。
今後更に提携の流れも加速していくかもしれません。
このような中生き残っていくためには、
社長の経験豊富さは大きな武器になると考えています。
次に足元の決算説明資料等で、組単価の低下がみられている点です。
当社の強みは高単価、高成約率という形になっていますが、
その単価面の理由がどうも解せません。
社長の決算説明動画を視聴しましたが、
2Q決算説明で、増税影響があった可能性について言及されています。
しかし、1Q決算説明では、増税影響もなく好調キープと説明されており、
一貫性に欠けているようにも感じます。
1Qの4-6月期では影響はなく、2Qの7-9月期では影響が出たというのも、
私にはよくわかりませんでした。
今後の単価水準には留意が必要ですが、
とはいえ、これまでが堅調だったので、
ここから更に一段下落という事態にならなければいいような気もします。
前述の通り、それなりに競争のある業界なので、右肩上がりは理想ではあるものの、
現実的には仕方ない局面もあると捉えた方がいいのかもしれません。
リスク要因ばかり多くて恐縮ですが、
財務の悪さも気掛かりです。
自己資本比率が20%台と低いです。
流動比率も2Q前期では86%だったものが、
2Q今期では更に悪化し、72%です。
セオリーから言えば、100%を超えるラインが最低ラインだと認識していますので、
この点からの財務面での懸念は大きいです。
ただ、有報から借入金の利率を見ると、
長期で1.01%ですからむしろこの財務でこれだけ好条件で借りられているのかと
意外だなとも思いました。
キャッシュフローも営業CFがプラスであるし、まぁ目を瞑れるレベルですので、
リスクは高いと認識しつつも投資不適格と烙印を押すまでには至りません。
ただ増資リスクは念頭に置いておいた方がいいかもしれません。
調達は銀行借入等で対応と決算説明資料に記載があるのですが、
この「等」が気になります。
IRに増資に関する見解については一度照会してもよいかもしれませんね。
もちろん明確な回答は得られないと思いますが。。。
5.目標株価について
当社の目標株価を算出するにあたり、
まず成長率をどのようにみるかですが、前述の通り難しいです。
それでも何かしら見通しを決めなければなりませんので、
以下で考察してみたいと思います。
まず、前期のEPSは実績で94.6です。
今期のEPSは会社予想で116.1です。
この会社予想を信じるかどうかですが、
私の予想は109とします。
会社予想より、四季報予想より更に下です。
上期を上方修正しているのですが、
保守的に見積もりましたので、この予想は下限で捉えています。
算出にあたって、まず売上高に着目しました。
2Q売上高実績は9,376百万円です。
そして通期売上高の予想算出にあたっては、
2Q時点の組単価と受注残件数を掛け合わせて、
10,788百万円を上乗せします。
更に現時点で受注残の乗っていないものが少しはあるだろうとの仮説もあり
10,788の10%を上乗せします。
つまり21,243百万円 (=9,376+10,788×1.1)を通期売上高予想とします。
(会社予想より5%程度下振れ予想ですが、これは前述の通り保守的予想ですので)
この10%は前期の2Qまでの実績と通期の実績、
また前期の2Qまでの組単価と受注残件数との兼ね合いで
10%程度が上乗せされた実績だったので、
この程度かなという仮説です。
だいたい結婚式は受注から実際の収支計上までに半年から1年位だと思いまして、
2Q時点の受注残は概ね下期の収支に繋がると思いますし、
一定程度は駆け込みでの計上もあるだろうということです。
かなり突っ込みどころもありますが・・・。
当期純利益率ですが、前期の実績では5.7%です。
しかし、ここでややこしいのは今期から減価償却費が定額償却へ変更されています。
これは今期の利益を245百万円程度の上積み効果があります。
そしてこれが既に会社計画に織り込まれています。
仮に前期にこの分の上積み効果があったと仮定してシミュレーションすると、
前期の利益率は6%後半となります。
しかし組単価の下落の影響も考慮し、
かつ保守的に見るために今期の利益率は6%と仮定します。
このことで、今期の当期純利益予想は1,275百万円です。
以上から、今期予想EPSは109となります。
今期は減価償却費の押上げ効果があることを考慮すると、
その影響を除くと実は私の予想では実質減益となりそうです。
会社予想ではぎりぎり増益となりますが。
今期予想EPSの109を基点として、
では16.3期、17.3期の見通しですが、
沖縄、金沢、汐留の開設費用が乗るだろう16.3期で、
かつ金沢は遅延も発生しており通期寄与しません。
このようなことを鑑みると、
これまでの15%から20%の増益は難しいと考えます。
保守的に10%程度と見積もりたいですが、
これまでの実績も鑑みるとそこまで保守的になることもないかとも思え、
13%成長とみることにします。
17.3期では現時点では開設費用は収束する見込みですが、
今後のリリースで開設も続くでしょうから、
同じ程度の成長率と捉えて13%成長を継続とみます。
以上から各期の予想EPSは以下の通りとなります。
15.3期予想EPS : 109
16.3期予想EPS : 123 (四季報予想:136)
17.3期予想EPS : 140
ちなみに増資がないとすると、
会社の中計の最終年度の18.3期予想ではEPS210となります。
つまり、私の保守的な予想では到底ここには届かないという見立てです。
さて目標株価ですが、
PERをどの程度と見るかですが、
成長率を13%から15%程度と見れば、
PERは15倍程度で評価したいと思うのですが、
やはり財務リスクを念頭に少し割引で考えます。
ここでPER13倍としますが、
更に同業他社のPER評価などを横目に見て、
更に少し割り引きます。PERは12倍で評価としたいと思います。
以上から、17.3期EPSをPER12倍で評価すると、
目標株価は1,680円となります。
仮設に仮説を重ねており、
更に保守的にもなっているので、我ながら信憑性が低い予想です。
恐らく適正な評価はもう少し上の価格帯になるのではないかと思います。
ただ、そこまでの評価をするのにあまりに根拠が薄いのも事実です。
6.サマリ
当社は2つの点で投資魅力が大きいと考えます。
一つ目は成長性評価は難しいものの、
少なくても今の水準は割安といっていいと思える点です。
訂正の買いが入ることが当然ながら期待出来ます。
二つ目は、この評価の難しさ、リスク要因の多いことです。
評価が難しく、かつリスク要因が多いということは、
それだけリターンも期待出来ます。
正しくリスクを認識し、評価をきめ細かく対応していくことで、
うまく自分のリスク許容度に照らしてモニタリングしていければ、
投資魅力は大きいと思えます。
一方で私は2764ひらまつを保有していますから、
ポートフォリオに重複感が出てしまいます。
ひらまつも不確定要素の多い銘柄でリスクは高いと認識していますから、
リスクが高いもの同士でうまく分散してヘッジしてみるというのもありかなと思い始めています。
つまりエスクリについても少しだけポートフォリオに入れてもいいかなと
かなり前向きに考えています。
当社は短期ではモルガンさんが空売りを仕掛けているようですが、
長期目線で投資するなら無視してよいですし、
タイミングとしてもよいタイミングな気もします。
3Qで組単価などを見てもよいですが、
ここで修正もあるかもしれませんから、その機会損失という可能性もあります。
難しい判断になりそうです。
当社はゆうゆーさんを始め、
多くの個人投資家に人気のある銘柄です。
元々気にはなっていたのですが、
なかなか中身を見る機会がありませんでしたが、
やはり気になるものは気になるということで、
小一時間、四季報とWebページを眺めてみました。
その気になったのは、やはり会社予想EPSを信じたとして、
PERで8倍割れまで売られていたので、
さすがに割安過ぎるのではと思ったためです。
金曜日はさすがに少し反発していますが、
それでも感覚的には割安と感じます。
1.事業内容
一言でいえば、結婚式に関わるサービスをワンストップで行っている、
という感じでしょうか。
挙式専門の箱物を造り、挙式から披露宴に至るまで、
また衣装や料理など周辺のサービスも含めて提案型のサービスです。
社長は、あのゼクシィに関わっていたわけですから、
当然この業界のことを知り尽くしており、
そのトータルな提案力が成約率の高さにも表れている気がします。
さすが破壊的な営業力を持つリクルートの出身というだけあります。
当社の事業を見る際に、2つの側面があるようです。
1つ目の側面は、自社投資に関わる事業です。
これが主力事業となっており、これまでの当社を牽引してきたわけです。
明確な出店戦略が掲げられており、都市圏及び地方政令指令都市などです。
新幹線ターミナル駅も得意にしています。
足元では、金沢、仙台、さいたまなどへの出店が決まっています。
またこれに加え、新たな試みとしてリゾートとして沖縄です。
ぱっと見ると札幌や広島辺りもまだ空白区ですね。
これがまだ一定の成長余力があるとも考えられそうです。
今後も年に1~2施設程度はコンスタントに出店していく戦略のようです。
また2つ目の側面は、他社の施設に対して、
運営受託などを行い投資リスクを抑えた事業です。
XEXシリーズなどが挙げられますが、
このXEXシリーズは私自身も挙式の候補にしましたし、
メジャーなように思います。
口コミやバイブル誌でもあるゼクシィなどでもよくきれいな写真と共に
その魅力を如何なく発揮しています。
そして2つの側面に共にシナジーとなっているのが、
M&Aをした渋谷社の存在でしょうか。
施工などを手掛ける会社をG内に抱えていることで、
社外キャッシュアウトを減らしていると共に、
世の中的なコスト上昇リスクを一定程度ヘッジしているとのことです。
2.成長性について
まず真っ先に思い浮かぶのは、
結婚式をやる人減っているよね、という実感です。
これに人口減少など考えると完全に斜陽産業という第一印象です。
しかし、GAPがあるのは、それでも当社は右肩上がりに成長を続けています。
つまり、私の第一印象など当てにならないということか、
はたまたそういった環境をきちんと認識しつつ、
経営手腕が秀でているということなのか、
その両方の要素なのかわかりませんが、事実として成長は続けています。
やはり首都圏などエリア選定がうまいということなのでしょうか。
このあたりによく業界を熟知している点が活きているようにも思います。
また目にみえない提案力(営業力)に凄さがあるのでしょうが、
これは正直、何かストロングポイントなのか、はっきりしません。
この業界は競合他社もあり、
それぞれ独自のサービスも展開しているので、
当社の継続的な成長性の評価がとても難しいと思います。
エリア拡大という観点から前述の通り、
まだ地方首都圏にも進出余地はありますし、
新たなリゾートなどへの進出もうまくいくかどうかで
その拡大余地の変わると考えています。
また、事業内容の2つ目の側面という箇所で触れた
新たな業務受託で成長という側面も今後続くと見ています。
M&Aも積極的ですから、いい会社があれば、
これも大きく進む可能性もあります。
しかし、この時期や規模感は現時点で予測が大変難しいですね。
成長性は要素はあるものの、その時期感や規模感が大変難しいです。
そこで会社発表の中計の数値を見てみますと、
売上高と営業利益率から営業利益を算出し、
この利益の伸び率がほぼEPS成長率と捉えて算出してみると、
18.3期でのEPSは210となります。
14.3期のEPSは95ですから、2.2倍に成長することになります。
つまり4年間の平均年成長率は22%です。
これを信じたとすると、明らかにPER8倍前後は割安です。
3.株価水準について
現在の株価は981円です。
時価総額:34億
PER(14.3期実績):10.4倍
PER(15.3期会社予想):8.4倍
PBR:3.0倍
ROE(14.3期実績):28.8%
ROE(15.3期会社予想):35.7%
配当利回り:1.1%
※優待あり
ROEが高く魅力的ですが、
ROAが低く借入金依存度が高いことが伺えます。
どうしても施設の箱物を資産保有する必要があるため、
これは仕方のないことですね。
ROEの高さは単に自己資本が低いからであり、
この数値の高さをストレートに評価は出来ません。
PER水準が低いので、一定の成長力があるなら、
大変魅力的な株価水準であると思えます。
4.リスク要因
競合との生き残りに関する点が最初のリスク要因でしょうか。
ウェディングはホテルやレストランなども含めると、
やはり競争は激しいといっていいと思います。
私が現時点で保有している2764ひらまつも、
レストランウェディングの一角として有名になっています。
またT&Gシリーズを手掛ける4331テイクアンドギヴ・ニーズも
オリジナルのハウスウェディングとしてその地位を築いています。
最近では百貨店の伊勢丹も各種ホテルなどを中心に提携という形で、
事業進出をしてきています。
今後更に提携の流れも加速していくかもしれません。
このような中生き残っていくためには、
社長の経験豊富さは大きな武器になると考えています。
次に足元の決算説明資料等で、組単価の低下がみられている点です。
当社の強みは高単価、高成約率という形になっていますが、
その単価面の理由がどうも解せません。
社長の決算説明動画を視聴しましたが、
2Q決算説明で、増税影響があった可能性について言及されています。
しかし、1Q決算説明では、増税影響もなく好調キープと説明されており、
一貫性に欠けているようにも感じます。
1Qの4-6月期では影響はなく、2Qの7-9月期では影響が出たというのも、
私にはよくわかりませんでした。
今後の単価水準には留意が必要ですが、
とはいえ、これまでが堅調だったので、
ここから更に一段下落という事態にならなければいいような気もします。
前述の通り、それなりに競争のある業界なので、右肩上がりは理想ではあるものの、
現実的には仕方ない局面もあると捉えた方がいいのかもしれません。
リスク要因ばかり多くて恐縮ですが、
財務の悪さも気掛かりです。
自己資本比率が20%台と低いです。
流動比率も2Q前期では86%だったものが、
2Q今期では更に悪化し、72%です。
セオリーから言えば、100%を超えるラインが最低ラインだと認識していますので、
この点からの財務面での懸念は大きいです。
ただ、有報から借入金の利率を見ると、
長期で1.01%ですからむしろこの財務でこれだけ好条件で借りられているのかと
意外だなとも思いました。
キャッシュフローも営業CFがプラスであるし、まぁ目を瞑れるレベルですので、
リスクは高いと認識しつつも投資不適格と烙印を押すまでには至りません。
ただ増資リスクは念頭に置いておいた方がいいかもしれません。
調達は銀行借入等で対応と決算説明資料に記載があるのですが、
この「等」が気になります。
IRに増資に関する見解については一度照会してもよいかもしれませんね。
もちろん明確な回答は得られないと思いますが。。。
5.目標株価について
当社の目標株価を算出するにあたり、
まず成長率をどのようにみるかですが、前述の通り難しいです。
それでも何かしら見通しを決めなければなりませんので、
以下で考察してみたいと思います。
まず、前期のEPSは実績で94.6です。
今期のEPSは会社予想で116.1です。
この会社予想を信じるかどうかですが、
私の予想は109とします。
会社予想より、四季報予想より更に下です。
上期を上方修正しているのですが、
保守的に見積もりましたので、この予想は下限で捉えています。
算出にあたって、まず売上高に着目しました。
2Q売上高実績は9,376百万円です。
そして通期売上高の予想算出にあたっては、
2Q時点の組単価と受注残件数を掛け合わせて、
10,788百万円を上乗せします。
更に現時点で受注残の乗っていないものが少しはあるだろうとの仮説もあり
10,788の10%を上乗せします。
つまり21,243百万円 (=9,376+10,788×1.1)を通期売上高予想とします。
(会社予想より5%程度下振れ予想ですが、これは前述の通り保守的予想ですので)
この10%は前期の2Qまでの実績と通期の実績、
また前期の2Qまでの組単価と受注残件数との兼ね合いで
10%程度が上乗せされた実績だったので、
この程度かなという仮説です。
だいたい結婚式は受注から実際の収支計上までに半年から1年位だと思いまして、
2Q時点の受注残は概ね下期の収支に繋がると思いますし、
一定程度は駆け込みでの計上もあるだろうということです。
かなり突っ込みどころもありますが・・・。
当期純利益率ですが、前期の実績では5.7%です。
しかし、ここでややこしいのは今期から減価償却費が定額償却へ変更されています。
これは今期の利益を245百万円程度の上積み効果があります。
そしてこれが既に会社計画に織り込まれています。
仮に前期にこの分の上積み効果があったと仮定してシミュレーションすると、
前期の利益率は6%後半となります。
しかし組単価の下落の影響も考慮し、
かつ保守的に見るために今期の利益率は6%と仮定します。
このことで、今期の当期純利益予想は1,275百万円です。
以上から、今期予想EPSは109となります。
今期は減価償却費の押上げ効果があることを考慮すると、
その影響を除くと実は私の予想では実質減益となりそうです。
会社予想ではぎりぎり増益となりますが。
今期予想EPSの109を基点として、
では16.3期、17.3期の見通しですが、
沖縄、金沢、汐留の開設費用が乗るだろう16.3期で、
かつ金沢は遅延も発生しており通期寄与しません。
このようなことを鑑みると、
これまでの15%から20%の増益は難しいと考えます。
保守的に10%程度と見積もりたいですが、
これまでの実績も鑑みるとそこまで保守的になることもないかとも思え、
13%成長とみることにします。
17.3期では現時点では開設費用は収束する見込みですが、
今後のリリースで開設も続くでしょうから、
同じ程度の成長率と捉えて13%成長を継続とみます。
以上から各期の予想EPSは以下の通りとなります。
15.3期予想EPS : 109
16.3期予想EPS : 123 (四季報予想:136)
17.3期予想EPS : 140
ちなみに増資がないとすると、
会社の中計の最終年度の18.3期予想ではEPS210となります。
つまり、私の保守的な予想では到底ここには届かないという見立てです。
さて目標株価ですが、
PERをどの程度と見るかですが、
成長率を13%から15%程度と見れば、
PERは15倍程度で評価したいと思うのですが、
やはり財務リスクを念頭に少し割引で考えます。
ここでPER13倍としますが、
更に同業他社のPER評価などを横目に見て、
更に少し割り引きます。PERは12倍で評価としたいと思います。
以上から、17.3期EPSをPER12倍で評価すると、
目標株価は1,680円となります。
仮設に仮説を重ねており、
更に保守的にもなっているので、我ながら信憑性が低い予想です。
恐らく適正な評価はもう少し上の価格帯になるのではないかと思います。
ただ、そこまでの評価をするのにあまりに根拠が薄いのも事実です。
6.サマリ
当社は2つの点で投資魅力が大きいと考えます。
一つ目は成長性評価は難しいものの、
少なくても今の水準は割安といっていいと思える点です。
訂正の買いが入ることが当然ながら期待出来ます。
二つ目は、この評価の難しさ、リスク要因の多いことです。
評価が難しく、かつリスク要因が多いということは、
それだけリターンも期待出来ます。
正しくリスクを認識し、評価をきめ細かく対応していくことで、
うまく自分のリスク許容度に照らしてモニタリングしていければ、
投資魅力は大きいと思えます。
一方で私は2764ひらまつを保有していますから、
ポートフォリオに重複感が出てしまいます。
ひらまつも不確定要素の多い銘柄でリスクは高いと認識していますから、
リスクが高いもの同士でうまく分散してヘッジしてみるというのもありかなと思い始めています。
つまりエスクリについても少しだけポートフォリオに入れてもいいかなと
かなり前向きに考えています。
当社は短期ではモルガンさんが空売りを仕掛けているようですが、
長期目線で投資するなら無視してよいですし、
タイミングとしてもよいタイミングな気もします。
3Qで組単価などを見てもよいですが、
ここで修正もあるかもしれませんから、その機会損失という可能性もあります。
難しい判断になりそうです。
シュッピンが大暴落!?
子供がクリスマスプレゼントにサプライズをしている間に、
私も証券会社からサプライズを受けました(笑)。

シュッピンの大暴落ぶりに、
一瞬旅行先でゲンナリしました。
私が見た時には、50%の下落となっていました。
もちろん、理由は分割によるものであるので、
実際にはキャプチャを取った終値ベースで45%のマイナスということは、
実質では10%弱の上昇をしていることを意味します。
(実際には8%台の上昇ですね)
分割時に一部売却については一定の考えを旅行前に皮算用していたのに、
いざ、スマホに表示された数値を見て、
一瞬とはいえ、狼狽えてしまいました。
すぐに、証券会社のソフトのバグであると把握し、
即座に皮算用した自分の考えに照らして、
一部売却の対応を行いました。
きちんとシステム対応がとられているとよいですね。
なかには本当にびっくりしてしまい、
慌てて取引するなんて方もおられたかもしれません。
実際に前日のPTSでも早とちり!?と思われる取引で、
S高をつけるということもあったようです。
これで、分割前の売却と合わせて、
保有数の半分を処分したことになります。
2倍以上の価格(+115%)で半分を処分出来たことから
とりあえず、最低限イメージしていた対応は取れました。
売却の平均単価は1,371円となります。
なお、私の最新の目標株価は1,440円ですから、
5%弱の目標株価未達での利益確定となっています。
それでも2~3年後をイメージした目標株価を、
たった1年程度で射程に捉えたわけですし、
今期PERでの30倍超へ高騰していることを考えると、
確かに今後の成長性こそ強気で見ているものの、
一旦利益確定をしておくこととしました。
26日の高騰は分割したことによる流動性向上効果もあると思いますが、
NISAでの買付が入ったのではないかとも思います。
26日からは来年度のNISA枠を使えるようですからね。
当社は、2014年の値上がり率ランキングにも顔を出しています。
(全市場中で41位の上昇率です)
さて、びっくりした話と、その中で利益確定したという過去の話はこれ位にして、
未来の見通しについても整理しておきたいと思います。
まず、当社の足元の成長率は目を見張るものがあります。
特に月次売上を見てみると、明らかに前期と比べて大きく成長しています。
利益面では新品販売による利益率は低下しますので、
月次売上の好調さは少々冷静に見ておく必要もあります。
またEC売上の状況には留意が必要です。
ただ、現時点で日次で配信されるマップカメラからのメーリングリストで、
本日の中古品の新登録数がわかるのですが、
軒並み300件超をキープしており変調は顕在化はしていないとみています。
これは仕入が順調に推移していることを意味しており、
ということは、中古品の買付と同時に、
新たな中古品が売れていることも想像出来ます。
カメラ愛好家として、カメラやレンズを手放す時に、
新たなものを買うのは定石でもあります。
一方、この300件超の仕入をキープしていることは、
このボーナスシーズンであることを鑑みた場合には、
評価が難しいという面もあります。
ボーナス戦線が落ち着く1月以降の仕入状況は、
ユーザー目線でメーリングリストでもモニタリングしたいと思います。
さて、もう少しマクロで見て、目標株価を修正します。
まず来期予想は四季報や日経情報などをベースに、
16.3期予想EPSは56としていました。
こちらを基点として、17.3期予想を見据えてみると、
さすがに16.3期ほどの伸長率が継続するというのは楽観的過ぎると思います。
順調に認知度向上などで高い成長率は維持しますが、
20%成長と見るのが現実的だと思います。
17.3期予想EPSは67.2となります。
評価PERは現在の30倍は確かに今後もタッチすることはありえますが、
それを目標株価とするのも違和感があります。
とはいえ、成長率と同等のPER20倍前半は保守的過ぎます。
本則市場への昇格なども視野に入ってくる可能性もありますし、
PER28倍程度水準を考えると、1,882円となります。
覚えやすい価格ということで、1,880円を新たな目標株価としたいと思います。
但し、16.3期予想が開示された際に、
その成長率の見通しに応じて再修正をする可能性が高いです。
16.3期の予想は感覚的に少し楽観的と考えているところもあります。
当社については、足元の株価の急騰による、
割安さの解消から割高水準へのシフトにより、
個人投資家の方でポジションを落としている方が多いようにも思います。
だから自分もというわけではなく、自分の指標に照らして考えるためにも、
目標株価を最新化しておきました。
といっても根拠が曖昧で本当に目安程度のものになっています。
まるのんPFは、年初来で+24.0%、週間で+0.5%となりました。
TOPIXは、年初来で+9.6%、週間で+1.4%となりました。
さて、今週も各指数に負けるという結果でした。
現金比率を高めている最中のことでもあり・・・と言い訳をしてみるも、
多くの投資家の皆さんの中にも現金比率を高めている中でも、
きちんと相場をアウトパフォームする結果を残せていますから、
たとえそれがたまたまのことだったとしても、
羨ましくは思います。
特に私自身の結果がイマイチだからなのですが、
しかし、改めて考えるとそんなに悲観することもありません。
なにせ、年利回りの目標達成まであと少しなわけです。
確かに他の方と比べたり、指数と比べたりすると・・・なわけですが、
何度も自分に言い聞かせている通り、
まずは自分の目標に照らして評価したいと思います。
さて、従来通り、その他の指標も確認しておきます。
<日経平均>
+9.4%(+1.2%)
<JASDAQ>
+14.4%(+1.4%)
<東証2部>
+22.0%(+1.0%)
<マザーズ>
▲5.1%(+0.9%)
※()内は先週末比
まるで1年前の動きを見ているようですが、
1年前は、年末にかけて高騰が続き、イケイケで正月突入した後、
大発会で大幅暴落ということであたふたしたものですが、
今年はどうなるのでしょうか。
来年の日経平均のレンジについて、
エコノミストの予想も結構出てきているようですが、
強気の予想が多いのですが、さてどこまで楽観視してよいか
悩ましいと考えています。
◆ポートフォリオの状況
ポートフォリオの中身は以下のとおりです。
※クリックすると画像が大きくなります。


3179シュッピンについて、本日分割されたことも手伝い、
高騰しましたが、ここで保有数を落としています。
このため、シュッピンが順位的に後退しています。
この影響により、現金も高めています。
その他は大きく順位も変わっておらず、
週間の騰落に応じた評価額の変化による変化だけです。
◆資産推移状況
※クリックすると画像が大きくなります。


冒頭にも記載しましたが、
残念ながら今週も相場の指数の上昇幅に比べて、
まるのんPFの状況はイマイチでした。
とはいえ、年利回り15%目標達成に向けて、
あと少しです。
まずは自分の目標を達成したい、
それ以外のことを評価するのは、
私には時期尚早です。
◆保有銘柄の状況
※クリックすると画像が大きくなります。

今週はいくつか更新しています。(赤字箇所)
まず先日の記事の通り、2384SBSHDの目標株価を修正しています。
また3179シュッピンと3276日本管理センターの分割に伴う影響を反映しました。
また、4245ダイキアクシスと3277サンセイランディックの1部昇格を反映しています。
4245ダイキアクシスは1部昇格後、軟調な推移が続いています。
この業界は人気がないこともあるでしょうし、
海外も含めた成長性に対する評価が浸透していないのでしょうか。
まぁ、まだ株価にどう織り込まれているかなど、単なる偶然の結果だと思いますが、
数ヶ月スパンで見て改めて評価が必要かもしれません。
今週の下落はそこまで悲観をしていません。
2764ひらまつは久々の含み益となりました。
といっても今回は恐らく京都での和食進出のIRがきっかけでしょうか。
元々、ホテル事業への進出に加えて、和食への進出はずっと検討されてきており、
それが一歩前へ具体化したものですが、
現時点で業績面への影響は未知数であり、
これを題材に買うのも不思議な感覚がしました。
【参考】
・マネックス証券(日本個別銘柄のみのメイン口座)

・SBI証券(NISA、海外ETF) ※SBI社債は運用資産外としています


※当記事は冬休み突入前に記載した記事の予約投稿です。
SBSグループのトラックを見かける機会が増えた気がします。
2384SBSHDは今年の2倍株に成長してくれた
ありがたい銘柄なのです。
実際に自ら算出した目標株価をわずか1年弱で達成してくれました。
保有株のうち半分を利益確定しておりますので、
残している半分はより長期で成長性に疑念がない限り、
ホールドしていきたいと今は思っています。
私は街中や車を運転している時に、
SBSグループのトラックをみかけるとどこか嬉しくなります。
そして最近その機会が明らかに増えています。
会社の規模からして、ヤマトの宅急便や佐川急便などを
よくみかけるのは当たり前のことなのですが、
まだそこまでの頻度には到底及ばないものの、
SBSグループのトラックもその頻度があがっていることは、
本当にうれしいことです。
冷静に考えてみると、
たまたま見かける機会が多い少ないというのが、
業績にどう反映するかなど、あまり関連性もないかもしれませんが、
そういう肌感覚で街中を行き交うトラックを見るのも面白いものです。
そういえば、もうひとつの物流保有銘柄の丸和運輸機関についても、
当社が運用する桃太郎便トラックをみかけると、
よしよし今日も頑張っているな、とちょっと嬉しくなるわけです。
SBSグループは前期にブランド統一化等の取り組みにより、
先行投資をしていますし、
その恩恵もあって業態を拡大しています。
最近でも大阪にセンタ構築用の土地を確保していたり、
千葉ニュータウンに新たな大型物流拠点を設立したりと、
前号の四季報からも示唆されている通り成長が続いているようです。
もうひとつ、単にトラックを多く見かける機会が増えただけでなく、
安全運転に気を配っている印象です。
先日、当社はトラック事故を発生させており、
現在グループ一丸で再教育中ということになっていますが、
交差点などでの運転が明らかに丁寧だなと思うのです。
これも、トラックを見かける機会が増えたということと同様、
ドライバー固有の問題であり、
このことが業績見通しに何か影響を与えるようなものではないかもしれません。
でもこういう日常の生活の中で感じることを私は大事にしたいとも思います。
気が付くと、投資している私だけでなく、
全く株式投資には縁のない方にとっても、
SBSグループのトラックが当たり前になるくらいまでくれば、
今とは全く異なる評価を株価もしてくれると思います。
そんなことを妄想しながら、これからもホールドしていきたいと思います。
さて、前々から目標株価の更新をせねばと考えていましたが、
今回、私の目標株価を修正していきたいと思います。
まず、EPSの推移を見ていきます。
四季報の15.12期予想を見ると123と強気です。
私もとりあえずこの予想を支持していますが、
この成長率がこのまま続くとするのも無理がある気がします。
そこで、年成長率を20%程度にならして考えることにしました。
M&Aや最近のIRなどを見ていると、
特に大型案件が多いこともあり、
一気に業態が拡大している最中であると推測されます。
ですから、15.12期予想としては、四季報予想をより保守的にみることになりますが、
以下のように考えます。
15.12期まるのん予想EPS : 112
15.12期 四季報予想EPS : 123
16.12期まるのん予想EPS : 135
16.12期予想に対して、評価PERを12倍とします。
成長率に対して控え目なのは、
この業態全体が低めであることを考慮しています。
(トランコム、丸和運輸などを考慮しています)
16.12期を視野にした目標株価として、
135×12=1,620円 を新たな目標株価として更新したいと思います。
当社の株価は足元では1,000円越えで頭打ちになっています。
確かに私のこれまでの目標株価も1,100円ですので、
たまたまかもしれませんが、一定の満足感が漂っている可能性も高いです。
ですが、今後の業績が継続して堅調に推移していけば、
新たな目標株価に向けて推移してくれると考えます。
またこの目標株価は中計の最終期である17.12期を見据えておりませんので、
再度の上方修正も可能性はある前提で、やや保守的に見ています。
現在の株価から見ると、
この目標株価までのGAPは約60%です。
新規で買い付けるには少々魅力が低いですが、
私は現保有株をホールドするには十分な材料です。
ポジティブな要因ばかりを並べましたが、
リスク要因もあります。
まず燃料コストの動向に影響を受けやすい点です。
現在、原油価格も乱高下していますから、
今後の動向次第では大きく業績に影響します。
ただ、明らかに足元の原油下落は行き過ぎ感があるので、
多少は戻すと思いますが、長期的に考えて、
原油がまたバブル状態になるようになることはあっても一時的ではないかとも思います。
あくまで推測の世界ですが、通貨(米ドル)の影響されるようですからね。
それから新たな重大事故などでの信用力失墜です。
これはどうしても不測の事態としてどんなに教育しても、
どんなに注意しても起こりえます。
ただ、外食では食中毒もありますし、
それぞれの業種毎に特有のリスクはありますから、
これもリスクを認識しつつも付き合っていくしかありません。
同業他社との比較という意味では、
確かに価格競争などもありますが、
物流全体のコストがきちんと価格転嫁されている印象です。
先日も伊勢丹から地方にギフトを発送する機会があったのですが、
これまでは一律300円で発送出来ていたのですが、
気が付くと、それなりの価格を徴収されるよう変更されていました。
これも個人的な消費者としての感覚ですが、
適正な物流コストを価格転嫁することはよい傾向だと思います。
どんな事業にもリスクは付き物ですから、
大切なことは、それを正しく認識し、その時の自分が受容出来るレベルかどうか、
その判断をきちんとしておくことが重要だと思います。
なお、上記は私の個人的な見立てによるものであり、
当社の売買について特定の立場を推奨することを目的にはしていません。
投資行動は自己責任にて対応頂くようお願いいたします。
冬休みに突入しました。
私のサラリーマンとしての生活は22日で早々に仕事納めで、
冬休みに突入しました。
投資の世界でも海外勢はクリスマスの頃になると、
もう休暇モードにもなると言われており、
閑散になるようですね。
明日以降、出来高が少なくなっていくのでしょうか。
それともNISAの駆け込み特需などで、
キープされるのでしょうか。
まぁ私にとってはどちらでもいいことなのですが、
冬休みに突入したこともあり、
明日から家族で外出をします。
そのため、当ブログの更新はたぶんしないことになると思います。
相場への参加は一応予め想定したラインになれば、
注文を出すこともあると思いますが、
積極的に参加することはないと思います。
もう投資の方もお休みモードになります。
出先に四季報でも持参して、
空き時間に思考する時間も持とうかと思いましたが、
これもやめることにしました。
潔く、家族との時間を楽しむのに、
四季報は馴染みませんからね。
(実はスマホから証券会社経由で参照できるのですが・・・)
今年もあとわずかとなりましたが、
投資だけでなく、家族との時間も含めて、
悔いのない締めくくりが出来るようにしたいと思います。
※直接投資に関連しない記事で申し訳ありません。
増資をすべきかどうか悩んでいました。
と、過去形で書くと結論は出ているわけですが、
今回の増資は見合わせることにしました。
年の途中での増資は、
パフォーマンスの計算上もややこしくなるうえに、
運用資金の増減を頻繁に行うと、
益々相場に左右されてしまいそうなので控えたいです。
運用資金をどれくらいとするかは、
全体資産との兼ね合いや家族構成、
ローンの有無などによって変わると思います。
そんな中、私の状況を考えてみると、
30代平凡なサラリーマンで収入もたかが知れています。
小さな幼児がおり、妻は専業主婦です。
その上、住宅ローンも抱えています。
このような状況の中でこれまで投資経験もろくになくて、
たかたが1年余りの経験しかないわけです。
ですから運用如何に関わらず、
日々のサラリーマンとして貯蓄してきた資産なので、
たかがた1000万にやっと乗る程度しかないわけです。
この状況での一般的な判断は、
貯金を段階的にローン返済に充当させていきつつ、
教育資金を安全資産として形成していくのが
当然のやり方だと思います。
しかし、実際には、約700万程が現在運用資産となっています。
そのうち、200万超を現金となっていますから、
実際にJustNowで有価証券として運用しているのは500万弱です。
しかしMAXで700万まで突っ込む可能性はあります。
そして運用資金外の400万程度のうち、
さすがに全額現金というのもイマイチと思いまして、
最近、100万だけ年利1%でSBI社債を購入しました。
ですからいわゆる普通預金としては300万超となります。
この300万はありがたく普通預金の金利での運用です。
通常、運用資産の話しか触れませんし、
それで十分だと認識していています。
年初を迎えるにあたり、諸々整理を進める中で、
運用資産をどのようにするかも検討する中で、
増資も検討しました。
ボーナスも入りましたし、
それなりに普通預金の残高も増えてきたので、
年を跨ぐこのタイミングで増資をするのは、
今後資産を極大化していくためによいのではないか、
そう考えたのです。
今年のように比較的自分の想定していたパフォーマンスより
よいパフォーマンスで推移していると、
それが当然のことのようになってしまいがちです。
こういう安易な前提のもとで、
大事な判断を見誤らないようのしないといけないなと思います。
今の私の資産をより高い目線で俯瞰した時に、
上記のようなバランスの時、
決してこれ以上運用資金を高められないのは、
ニュートラルに見た時に当然の判断です。
皆さんの中にも運用資金の少なさやバランスについて
悩んでいる方もおられると思いますが、
現時点の状況に左右されずに意思決定をしていきたいなと思います。