投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成
 2014年4月が終わりました。
 この1か月のパフォーマンスを以下に整理しておきたいと思います。

 なお、週間のパフォーマンスの振り返りは、
 ひとつ前の記事にて触れています。

1.パフォーマンスについて


 【年初来騰落率】
  5月末時点の年初来パフォーマンスは以下の通りです。
  ※パフォーマンス順に記載

  まるのんPF  :+0.8%
  東証2部指数  :▲1.7%
  JASDAQ指数 :▲2.2%
  TOPIX   :▲7.7%
  日経平均    :▲10.2%
  東証マザーズ指数 :▲19.0%
  ※まるのんPF(全資産ベース) :+1.7%

 【月間騰落率】
  5月の月間パフォーマンスは以下の表の通りです。
  まるのんPF  :▲2.2%
  東証2部指数  :▲1.2%
  JASDAQ指数 :+0.2%
  TOPIX   :▲0.1%
  日経平均    :▲1.2%
  東証マザーズ指数 :+1.0%


 【コメント】
  月間騰落率を眺めてみると、
  やはりまるのんPFの戻りが圧倒的に弱いことがわかります。
  JASDAQやマザーズの月間パフォーマンスは、
  プラス圏内となるまで回復しています。
  まるのんPFは先々週までの下落の戻りが弱いため、
  月間パフォーマンスも残念な結果になっています。

2.今月のサマリ

  5月冒頭はセルインメイを警戒しつつも、
  まるのんPFは高値を更新していました。
  ところが中旬以降の下落で大きく下落し、
  一気に安値圏内まで下落しました。
  結果論ですが、
  少し警戒してポジションを落としておいてもよかったかもしれません。

  ただ、今年は各指数の月間騰落率を見ても、
  セルインメイを恐れる必要はなかったですね。

3.翌月に向けて

 特に目新しいことはしないつもりです。
 現状の保有株は客観視も心掛けて、
 ファンダメンタルに変化はないか、
 変化の予兆がないか、
 継続的にモニタリングしていきますが、
 特に異常がなければ、継続保有をしていきます。

 前の記事でも触れましたが、
 保有株の中では4750ダイサンをどうするか、
 意思決定を求められる局面が早々にやってきそうです。

 一方でNISA資金がまだ投資出来ていませんので、
 よい局面(下落)が来たら買いが入れられるように、
 銘柄選定をきちんと進めたいと思います。
 6月は四季報の発売月でもありますので、
 少々惰性的になっている読み込みも、
 気合いを入れるようにしたいと思います。

 まるのんPFは、年初来で+0.8%、週間で+1.6%となりました。
 TOPIXは、年初来で-7.7%、週間で+1.7%となりました。

 今週は若干ですが反発しています。
 ただ、先々週までの下落が大きかったわりには、
 戻りが弱い印象で、今週もイマイチな1週間でした。

 この主要因については後述しますが、
 資金配分が一番多い2352エイジアが、
 戻りの局面にも関わらず比較的大きく下落しているためです。

 各指数の週間パフォーマンスは以下の通りです。

  日経平均・・・-10.2%(+1.0%)
  JASDAQ・・・-2.2%(+3.8%)
  東証2部・・・-1.7%(+2.8%)
  マザーズ・・・-19.0%(+7.7%)
  ※()内は先週末比

 今週は新興中小型株が強かったですね。
 マザーズに至っては驚異的な戻りです。
 これまでの下落も大きかったですから、反発力も凄まじいです。
 またマザーズ程ではないにしろ、
 JASDAQや東証2部と、私が好んでいる市場にも、
 順調に買戻しが入っているようです。

 こういう相場環境だったからこそ、
 なぜ私の保有銘柄には、きちんとした買いが入らないのか、
 不安にもなってきます。

 報道などを通して、相場では益々銘柄選定が進み、
 パフォーマンスに大きく差が出てきていると聞きます。
 昨年のアベノミクス相場のように何でも騰がるわけではなくなったと。

 こういう時に、きちんと先行して買いが入りそうな銘柄を、
 自分としてはきちんと論理的に結論付けて保有していますが、
 今週のように置いてけぼりを喰らうと、
 やはり心配にもなります。

 一方でそんな簡単には光はあててもらえない、
 中小型株をメインに投資するのであれば、
 じっと評価されるのを待つという姿勢が必要だとも思えます。

 きっと今は耐える時ということなのだということにしておきます。 


◆主要運用ベース
20140530_主要運用(資産推移)
20140530_主要資産(パフォーマンス)

※クリックすると画像が大きくなります。

 PFはなんとか各指数をアウトパフォームしてきていますが、
 東証2部やJASDAQのパフォーマンスとの差が、
 だいぶ縮まってきました。

 別に指数をアウトパフォームすることを
 目標にしているわけではありませんが、
 やはり私の主戦場である新興中小型株の指数は
 意識をしています。

 考えても仕方のないことですが、
 相場から評価されないのは何かしらの理由もあるかもしれません。
 保有株に対して色眼鏡をかけず、
 客観的に状況を振り返るようにしておきたいと思います。
 特に懸念がなければ、前述の通り、「耐え忍ぶ」だけです。

 


◆全運用資産ベース(参考)
20140530_全資産(資産推移)
20140530_全資産(パフォーマンス)

※クリックすると画像が大きくなります。
※全運用資産ベースでは、未投入の家族名義NISA資金が眠っており、参考値です。

 妻のNISA用資金を現金のまま放置しているにも関わらず、
 初めて主要運用ベースをアウトパフォームしてきました。
 確かにNISA保有銘柄や海外ETFの調子がよいため、
 好転しているとは思っていましたが、ここまでとは思っていませんでした。




◆保有株の状況
 マネックス証券では、日本株の個別銘柄を日常管理しているメイン口座です。
20140530_マネックス株式
 
 SBI証券では、インデックス投信(海外を組み入れ)とNISA口座です。
20140530SBI株式


◆個別銘柄の状況
20140530_監視銘柄の状況

 まず、下落銘柄ですが、2352エイジアです。
 今週は取締役に対する新株予約権の新規導入を発表し、
 この発表翌日から4連続下落です。
 内容からみても、
 新株予約権の導入が直接的な材料にされたとは思えません。
 今日の出来高も少ないですし、板も薄いようですので、
 あまり気にする必要はないかもしれません。
 昨日決算説明会の資料が公開され、
 今日はその模様が動画公開されていますのでゆっくり視聴します。

 2374セントケアHDも下落しています。
 こちらは先週も下落しております。
 いずれも小幅な下落ですし、
 まぁそんなに気にする必要はないかなと思います。

 一方上昇銘柄ですが、3660アイスタイルは無視します(笑)
 4750ダイサンは翌週に14.4期通期決算発表を控えています。
 今期は業績絶好調のはずですが、翌期の悪化懸念から、
 大きく売られていましたが、そこから反発してきています。
 私も翌期の見通りはかなり保守的に出してくると考えており、
 決算を持ち越すかちょっと悩んでいます。
 今日の買いは、
 引け後に今期の上方修正でも期待したものかもしれません。
 実際には発表はなく、このまま想定範囲内の決算になるのでしょう。
 となると、益々決算で出尽くし感で売られるのが目に浮かぶようです。
 そうなるまえに・・・と思うわけです。
 前々から考えている本命銘柄の2445SRGタカミヤにいくか・・・
 いずれにしても今週の上昇は一過性のものになりそうな気配です。

 7743シードも上昇幅が比較的大きかったです。
 先週も週間で12.3%の上昇ですから、
 2週間で18%弱上昇していることになります。
 当銘柄は元々下落し過ぎと思っていたので、
 ようやく少し買戻しが入っているのかなと見ています。
 ただ、やはり出来高が低調で、私は追加で買い増せずにいます。




【参考】PF資産管理について
 PFの管理は全資産ベースと日常管理している主要運用ベースの2つで管理しています。

 全資産ベースとは、金、RETI、投信などの定額買付を含む資産で、
かつNISA用の現金(夫婦で200万分)を合算した運用成績です。
一方、主要運用ベースは、私が日常取引で売買している日本株の個別銘柄と
その運用向けの現金にフォーカスを当てた運用成績です。
今年の目標として、この主要運用ベースで年利回り15%を目標としています。
TOPIXなどの主要指標との比較の観点ももうひとつの目標に取り入れたいのですが、
まだ定められていません。


今日は銘柄の初期選定の方法について
整理してみたいと思います。
あくまで詳細分析の対象とするための
初期の選定方法という前提です。


一般的に投資判断を下す際には、
様々な自分の指標に照らしてジャッジするかと思います。
その結果、これはと思う銘柄を見つけ出すことは、
投資活動の面白みの醍醐味だと考えています。
(もちろん利益を出すことが一番の目的ではありますが)

しかし、そもそもこの膨大な数の上場会社に対して、
やみくもに銘柄を当たっていくわけにはいきません。
時間は有限であり、サラリーマンの顔や父の顔と
日常生活は目まぐるしく過ぎていきますので、
悠長に時間を割くことが出来ません。
ですから、効率的にお宝探しをするためには、
初期の銘柄選定が大変重要であり、
悩ましい部分でもあります。

皆さんは初期の銘柄選定をどのように行っていますか?
ざっと私が思い浮かぶものを挙げてみます。


1.日々の各種ランキングから発掘

2.スクリーニングによって発掘

3.新着の適示開示情報より発掘

4.四季報の精読により発掘

5.ファンド組み入れ銘柄より発掘

6.他の個人投資家の方の保有銘柄より発掘

7.雑誌・ラジオ等のメディア情報より発掘

8.セミナー等のIRイベントから発掘

9.テーマ関連銘柄により発掘

10.配当や優待の還元策の内容から発掘


なお、私の今の保有銘柄について、
初期選定のきっかけになった項目にマッピングしていくと、
以下のようになります。
(あくまで一番最初のきっかけです)


1:-
2:-
3:-
4:1951協和エクシオ、2384SBSHD、2405FUJIKOH、3276日本管理センター、4750ダイサン、9787イオンディライト
5:-
6:1413桧家HD、2352エイジア
7:-
8:7743シード、8940インテリックス
9:2374セントケアHD,3179シュッピン、3660アイスタイル、6059ウチヤマHD
10:9090丸和運輸機関

このように見てみるとかなり偏りがあります。
現時点で私が活用している方法は、4、6、8、9といったところで、
特に4と9の割合が高いです。

四季報をよく読んで、
自分でテーマを探しているということです。
どちらも自分の主観的な判断に委ねられています。
主観的な判断に依るところが大きいことで、
その選定眼の力量によって、
パフォーマンスも大きく左右しそうです。
いずれも極めて能動的な自己判断によって選定しています。

一方、主力ではありませんが、6や8もそれなりの割合です。
特に6は他の方の選定基準に依るところが大きく、
自分の選定眼では選定出来なかったかもしれない銘柄群です。
私は自分の指標にきちんと照らすことを怠らなければ、
大いに他の方の行動も参考にしてよいと考えています。
また8も一見すると、
聴き手側の自分の主観的判断の要素が大きいように思いますが、
セミナー主催者側の選定要素が加わっていることや、
その企業側の能動的活動の結果として、
縁あって巡り合ったと考えるべきだと考えます。
ですから、こちらは受動的な巡り合わせの結果として選定しています。


きっかけは能動的だったとしても、
受動的だったとしても、
様々なチャネルで最初の銘柄選定を行う機会が多いことは、
投資機会を増やす意味では大変貴重だと考えていますので、
今後も様算な方法でよい銘柄に出会えるチャンスを得ていきたいです。

今後は、2や5についても取り組んでみたいです。
2はスクリーニングのやり方を色々工夫し、
自分なりのパラメータをきちんと保持したいです。
5については、自分の投資方針と似ているファンドの運用状況も
プロの視点を入れる際に参考になるかもしれません。


なお、各項目ごとに、具体的内容や方法については個別記事として、
自分なりの考えを今後纏めていきたいと思います。
これまでの上昇もあって相場は
一服感もありますが、引き続きマザーズの戻りが強いです。
私の新興株は戻りは弱いですが・・・。

PFの含み損益は+12,300(+0.55%)でした。
3179シュッピンが+45(+3.27%)と上昇した一方で、
2374セントケアHDが-42(-2.96%)と下落しています。




さて、今日は夏のボーナスが8.8%上昇という
驚異的な上昇幅であることが報じられています。
もちろん経団連の発表で大手の一握りですが、
それでも明るいニュースです。

最近増税後ということもあり、
色々なものが価格上昇しており、
物価上昇がだんだん実感を伴うものになっています。
一方で消費行動は旺盛であるように感じます。

例えば今日も帰りに自宅近所のデパ地下に立ち寄りましたが、
1000円こ軽く超えるような惣菜や弁当が、
飛ぶように売れています。

私のように半額シールを探し求めている人は
少数派のように感じました。(笑)

私は経済のことは詳しくありませんが、
少なくても長く続いたデフレ時代の悪循環からは
明らかに脱却基調であることは確かです。

今回のボーナス上昇も、
まだまだ裾野までは広がらないかもしれませんが、
先行してこういった方が消費をしてくれれば、
裾野まで効果が波及してきて、
好循環が機能するようになると思います。

経済の好循環が機能し始めれば、
株式相場にも好影響だと思いますので、
やはりアベノミクスに期待したいと考えています。
本日も相場は続伸となっています。
小幅ながら日経平均は5連騰ですね。
マザーズも引き続き戻ってきています。

私のPFの含み損益は+6,700(+0.30%)で、
なんとか含み益を維持しています(笑)。
こういう書き方をするとなんだか情けなくなりますが、
まぁこれが現時点の実力ですから仕方ありません。

7743シードが+38(+3.06%)と上昇していますが、
やはり出来高が低調なままなので、
買い増しが出来ないでいます。

一方8940インテリックスが-19(-2.25%)で反落です。
こちらは配当権利落ちです。
2352エイジアが-29(-2.25%)で再び含み損転落です。
こちらはあまり理由がよくわかりません。
ちょうど今日の引け後に決算説明資料が開示されています。
相変わらず、わかりやすいロジカルな資料だなと思います。
さらっと目を通しただけですが、特に違和感もありません。




参入障壁とは、
ある業界に新規参入しようとする会社にとって、
参入を妨げる障害のことを指します。

私が投資判断を行う際に、
この参入障壁は検討観点のひとつとしています。

参入障壁の高い事業を扱っている場合、
競争激化による収益性の低下リスクが高まりますし、
その会社が継続的に成長していく
必然性も薄まると考えます。

ですから、参入障壁が高い点は
基本的にはポジティブに捉えています。
一方で参入障壁が低い場合は、
その会社ならではの差別化要因がどこにあるか、
それが継続的に差別化要素として
保持され続けられるかを確認するようにしています。
要するに競争優位性があり続けられるかということです。

マイケル・ポーター氏は、
「競争の戦略」等の著者で有名ですが、
参入障壁について、以下のような項目を挙げています。

(1)規模の経済性が働くか
(2)製品の差別化が存在するか
(3)巨額の投資が必要か
(4)仕入れ先を変更するコストは大きいか?
(5)流通チャネルの確保は難しいか?
(6)規模の経済性以外のコスト面での不利な点が存在するか?
(7)政府の政策による参入の制限や規制が存在するか?
(8)参入に対し強い報復が予想されるか?

例えば医薬品業界を例にとってみると、
多額の製造・研究施設を必要とし、
日々の研究開発活動の積み重ねで製品が形成されます。
(3)の巨額投資が必要という点が当てはまります。
また、特定疾患に対する高度な効能を保持した製品は、
特許関連の扱いもあり、製品の差別化要素となります。
(2)が当てはまることになります。
また、医薬品関連は特に日本国内においては、
臨床承認を経るまでに多くのプロセスを経る必要があり、
がちがちの規制状態にあります。
(7)が当てはまることになります。
ですから、医薬品業界は、参入障壁が高く、
高い利益率を安定的に確保出来る業界なのだと思われます。
ディフェンシブ銘柄と呼ばれ、投資家に愛される一因です。
武田薬品工業がNISA扱いTOPらしいですが、
参入障壁が高く、安定している点が評価されているのでしょう。
それだけでなく高配当というのも影響があるかもしれませんが。

感覚的にも例えば自分がある日起業しようと考えた時、
医薬品製造を手掛けようとは思わないですよね。
こういう直観的な感覚も参入障壁を考える上で参考になります。

もうひとつの例を見てみます。
3046ジェイアイエヌです。
均一価格で格安な眼鏡の販売を通して、
爆発的なヒットで成長しています。
機能性眼鏡でPC眼鏡や花粉症対策眼鏡など、
ヒット商品が業績を牽引しています。
ところが、最近その成長性が鈍化しています。

均一価格の格安眼鏡販売を模倣し、
更に安い均一モデルで対抗する店が出現し、
PC眼鏡なども特に特殊な技術を要するわけでもなく、
大量生産で今ではどのお店でも入手が可能です。

これは参入障壁が低い結果だと考えています。
ビジネスモデルとして模倣されやすいために、
実際に模倣店との競争が激化し、
当社の優位性が低下し、
当社の製品でなければならない
必然性が薄まっていると考えます。

当社はその脱却のために、
規模メリットを生かした出店攻勢や、
更なる機能性商品の企画などで成長継続をさせようと
頑張っているように感じます。

ですが、基本的に私は当社のビジネスは
参入障壁が低く、かつ継続的に差別化を図るには、
大変な苦労を要すると考えています。
となると、更なる成長を見込んでの投資は、
慎重にならざる得ません。

こちらも直観的に起業を想定した時に、
このビジネスモデルなら、
手掛けられそうな気がします。

海外の安い工場に赴いて商談を持ちかけ、
フレームを仕入れてきて、
レンズとセットで売れば、
それなりの価格で販売出来ると思います。
プレハブでも立てて、そこで低価格均一と謳って、
事業を始めるのは、少なくても製薬事業をするより、
明らかにハードルは低いです。

こんな具合で、その事業が継続的に成長していくために、
参入障壁を確認することは大事な要素だと思います。

では、現在の保有銘柄についてどうでしょう。
はたして、きちんとこの観点でのセレクションが
機能しているのでしょうか。

実は結論を先に書いてしまうと、
参入障壁の観点は意識しているものの、
障壁が低い銘柄にも投資をしていることがわかります。

保有銘柄で障壁が比較的高いと思われるのは、
7743シードです。
ポーター氏の提言では、
(2)、(3)、(7)あたりが該当しそうです。
純国産で装着感に優れた商品であること。
高度医療品を扱うための工場への多額投資を要すること。
政府ではないものの、眼科医の団体からの
様々なガイドラインや制約を受けること。

以上のように当社は参入障壁が高い上に、
純国産による安心感という差別化要素も備えており、
私としては強気です。

それから介護分野です。
介護分野は国内では数少ない成長分野と位置付けられており、
新規参入が後を絶ちません。

しかし私は介護分野こそ、
障壁が高いと考えています。

実際に事業を行おうとすれば、
建物と人と介護器具があれば、
それなりに事業が出来そうです。

しかしまず建物を取得するにも、
政府や自治体への届け出や総量規制、
事業をなすために必要となるルールなど
盛りだくさんです。

新規開設をする場合、施設長を始めとしたスタッフは、
実際に開所するより何か月か前に実際に
準備期間として配置しないといけないとか。
金がかかりそうですよね。
人件費はばかになりません。

また、実際に人材を集めるにも、
特に業界内の慢性的な人材不足に悩まされている中で、
人材確保が課題となります。
仮に確保できたとしても、
質の高い人材がリクルーティング出来るでしょうか。
そして、人が人に施すサービスです。
質の高い人材が継続的な事業展開には欠かせません。
優秀な人材確保の面でも障壁は高そうです。

更に実際に事業を始めたとして、
今度はオペレーションスキルといった、
特殊なノウハウや経験が重要です。

施設といってもベッドに寝ててもらって、
食事をしてもらうだけではありません。
個々にあったリハビリも必要でしょうし、
楽しくシニアライフを送ってもらうための
企画運営力も試されます。

こういったノウハウは一朝一夕では
運用出来ないと思うわけです。

ですから、一見新規参入も多い介護分野は
参入障壁が低いと思われがちですが、
私は逆に相応に高い壁があると認識しています。

参入障壁が高い銘柄の場合、
即座にビジネスモデルが崩れる心配もなく、
道を外れずに事業を継続していってくれれば、
比較的安心して継続保有が出来ると思います。


一方で、3179シュッピンや1413桧家HDなど、
参入障壁が低いと思われる銘柄も保有しています。
こういった会社は、障壁は高くなくとも、
自社の成長を拡大基調へ牽引出来る、
差別化要素があるなど、
他の要因が魅力で投資しているものです。

肝心なのは、この要因をきちんと認識して、
変化に敏感になっておくことだと考えています。
全ての銘柄に言えることなのですが、
ことさら参入障壁が低い銘柄は注意が必要と思います。

障壁が低いということは、
ビジネスモデルの模倣などで、
すぐに置かれている立場が変わってしまうことも考えられます。
変化により敏感でなければならない点、
改めて留意しておきたいと思います。
本日は引けにかけて上昇幅を縮小しています。
ここ最近上昇していたので、
利益確定が出たのでしょう。
私のPFの損益は、+9,500(+0.42%)となりました。
相場の上昇を受けて一時は+25,000位まで伸びましたが、
指数と同様、引けにかけて上げ幅を縮小しました。

朝の寄り付きで8940インテリックスが随分強い動きでした。
思い当たる節がなくて調べてみたら、
適時開示ではなく自社HPでIRが出ていました。
完全に見落としていました・・・。

内容は3230スター・マイカとの業務提携です。
同業同士で規模メリットを出して、
攻勢をかけようということでしょうか。
スター・マイカも関西への進出を計画しており、
インテリックスと同様の戦略ですから、
競合から協業で規模メリットを出して、
両社が共に成長することで、
益々中古マンションへの魅力、
認知度が向上するといいなと思います。




公募増資に関するニュースがいくつか出ています。
新株発行による公募増資は既存株主にとっては、
1株当たり利益の希薄化によって価値が目減りするため、
売られることが多いようです。

かつやを展開するアークランドサービスが、
昨日増資を発表しました。
PTSでは暴落しましたが、
今日の日中帯はそこまで下落はしませんでした。
そもそも当社は財務基盤もしっかりしていて、
いくら店舗増に備えた資金調達とはいえ、
敢えて新株発行までして増資する必要があったのか、
よくわかりませんが、魅力的な銘柄で、
多くの個人投資家の方も投資されています。
1部への昇格も濃厚ですし
希薄化懸念を払拭するだけの、
成長性が織り込まれた結果なのだと思います。

暴落局面があれば、私も参戦をとかちょっと思っていましたが、
まぁそんな都合よくはいかないものですね(笑)。

今日は大きなところだと三井不動産が
再開発向け資金調達のため、
大型の公募増資を発表しています。

公募増資は確かに短期的に見れば希薄化しますが、
そこで投資された分がきちんと先々の成長に繋がれば、
結果的に企業規模も大きくなり良い面もあると考えています。
ですから、過度に暴落している銘柄は、
中長期で購入を検討するのもよいのではと考えています。

セオリーでは公募増資などで急落した銘柄は、
手を出さない方がよいと言われますが・・・。

ちなみに、私も最近、ウチヤマHDやFUKIKOHなどで
流行の先取り(?)をして、PFが大幅に悪化しています。
ウチヤマHDは新規の施設増に備えた資金調達が目的で、
FUJIKOHは新規のバイオマス発電事業に向けた
投資資金の調達が目的です。

いずれも中長期で見れば理解できる資金調達だと思いますし、
むしろ更なる成長のきっかけになればとも思っています。
しかし相場はそうではなく、売り叩くというわけで、
ここでも私の価値観と相場が折り合わない部分です。

自分自身が勉強不足の要素もあるのかもしれませんが、
公募増資で売り叩かれた私の保有銘柄と、
売り叩かれることなく一定のサポートをうけるかつやと、
一体なにがどう違うのか、考えることで、
またひとつ自分の勉強の糧になればよいなと思います。

 ここ最近のマザーズの反発が大きいです。
 今日も大幅続伸となっていますね。
 新興市場が上昇基調になってきたという雰囲気はまだなく、
 むしろ懐疑的な個人投資家の方も多いようです。
 PFの含み損益は、+7,800円+0.35%)となりました。

 ようやく、含み損解消しましたが、
 特に嬉しいという感情もありません。
 もちろん気分は悪いものではありませんし、
 とりあえず一安心といえなくもないですが
 一方であくまで一過性のことと冷静な自分がいます。
 
 先週にかけての下落の時に、
 そこまで不安感がなかった裏返しなのか、
 逆に反発してもそこまで嬉しいものでもありません。

 2405FUJIKOが+22(+3.96%)
 2384SBSHDが+39(+2.44%)と反発しています。
 



 投資をするようになってから、
 図書館へ通うことが多くなりました。

 私の近所の図書館はそれなりに大きな規模で、
 様々な業界の新聞が並んでいます。

 株式新聞や日本証券新聞など
 いかにもという業界紙はさらっと目を通す程度ですが、
 やはり自分が投資している業界の新聞には、
 出来るだけ目を通すようにしたいと考えています。

 私は、【介護】と【住宅】関連にも投資をしています。
 ★はどストライク、☆は間接的に寄与するものです。

 【介護】
  ☆ 1413 桧家HD
  ★ 2374 セントケアHD
  ☆ 3276 日本管理センター
  ★ 6059 ウチヤマHD
 
 【住宅】
  ★ 1413 桧家HD
  ★ 3276 日本管理センター
  ☆ 4750 ダイサン
  ★ 8940 インテリックス

 介護関連で気に入っているのは、
 高齢者住宅新聞です。
 業界の大手であるメッセージやニチイ学館などの記事も多いですが、
 ウチヤマHDがセントケアHDなどはよく名前を目にします。
 ウチヤマHDの飲食セグメントとのシナジーを狙った、
 介護施設への出張まぐろ解体ショーの企画が特集されていたりと、
 より投資先の情報を身近に感じる機会が多いです。
 また業界の中から見た施設の評価ランキングなども見応えがあります。
 なお、ウチヤマHDもセントケアHDも規模感で順位的には、まだ
 TOP10入りは果たせていませんが、
 今後ゆっくり認知されていくといいなと思います。

 住宅関連で気に入っているのは、
 住宅新報です。
 最近の記事では、中古市場活性化に関する小委員会が、
 自民党内に設置された記事がありました。
 例えば、委員会の委員長の情報などを調べていくと、
 どういった方向性で議論がなされそうかの推測の一助になるかもしれません。

 また最近の同紙の記事には、
 大手各社の戸建住宅の年度の受注状況が一覧化されています。
 自分で各社の状況をサマリしていくより、
 情報収集は効率的です。

 また各社のインタビュー記事や動向などを掴むのにも有益です。
 例えば新築戸建住宅は反動減から苦戦が続いてる雰囲気ですが、
 貸家に限っては好調をキープしているように感じます。

 実際にニュースなどでも相続関連を想定した、
 貸家需要は衰えがないという報道がありますので、
 実際にその裏付けとしても有用です。

 まぁ日経新聞や日々の一般的なニュースできちんと収集出来ていれば、
 なんのことはない情報なのかもしれませんが、
 自分が有望と思う分野の業界紙位はたまには手に取って、
 目を通すことも投資家であれば必要な姿勢だと認識しています。

 少なくてもテクニック的ないわゆる株本ばかりを読み耽るのではなく、
 業界分析をきちんとやっていく泥臭い姿勢の方が、
 必要だと考えています。

 ただ、悲しいことに、いくら分析を深めても、
 特に足元のパフォーマンスの良し悪しには直結しない点です。
 まぁ新聞読んで利益を出せる投資が持続できるのであれば、
 高い購読料を払ってでも購読をするでしょうが、
 まずは図書館で無料のお勉強を継続したいと思います。
 まるのんPFは、年初来で-0.8%、週間で+0.3%となりました。
 TOPIXは、年初来で-9.4%、週間で+1.6%となりました。

 今週も苦戦していますが、
 不思議とそこまで不安はありません。
 自分なりにきちんと分析をした上で納得して投資しているので、
 まぁ、結果は冴えませんが、そのうち陽も当たるだろうと考えています。

 各指数の週間パフォーマンスは以下の通りです。

  日経平均・・・-11.2%(+2.3%)
  JASDAQ・・・-6.0%(+0.3%)
  東証2部・・・-4.5%(±0.0%)
  マザーズ・・・-26.7%(+3.3%)
  ※()内は先週末比

 各指数で結構差が出ているのですね。
 日経平均やマザーズのパフォーマンスはワースト2ですが、
 大きく落ち込んだところから買い戻されたのでしょうか。

 今後東証2部やJASDAQのような、
 中小型株にも買いが回ってきて、
 ひいては私の保有銘柄も改めて見直されると、
 精神衛生上は助かりなと思います。

◆主要運用ベース
20140523_主要運用(資産推移)
20140523_主要資産(パフォーマンス)
※クリックすると画像が大きくなります。

 パフォーマンスがうまいこと反発出来ていないのは、
 もうタイミングの問題でしょうし、評価される時期を待つのみです。

 それより、現金比率が12.8%と年初来で最低水準です。
 相場やPFの評価上、かなり下落していきているとの認識ですので、
 現金比率が下がるのは仕方ないのですが、
 相場は底をつけたという状況でもないようで、
 私の認識を超過して、
 更にバーゲンセールが始まるかもしれませんので、
 それに少しは備えておきたいなとも考えており、
 ポジションをどう持つか悩ましいところです。

 


◆全運用資産ベース(参考)
20140523_全資産(資産推移)
20140523_全資産(パフォーマンス)
※クリックすると画像が大きくなります。
※全運用資産ベースでは、未投入の家族名義NISA資金が眠っており、参考値です。

 現金比率が高いため、
 ここ最近の下落にも比較的影響は少なく、
 パフォーマンスはいまだなんとかプラスを維持しています。

 なお、今週から、金曜日の海外の引けを待ってから更新するのはやめました。
 引け後の土曜日の忙しい時間を割いてまで、
 精緻にする必要はないと判断したためです。
 ですから、海外ETF分だけは、木曜日の引け値ベースで
 パフォーマンスが計算されています。




◆保有株の状況
 マネックス証券では、日本株の個別銘柄を日常管理しているメイン口座です。
20140523_マネックス株式
 
 SBI証券では、インデックス投信(海外を組み入れ)とNISA口座です。
20140516SBI株式

◆個別銘柄の状況
20140523_監視銘柄の状況

 まず下落の方ですが、3660アイスタイルがTOPです。
 2週連続で10%超の大幅下落です。
 妻との契約(?)で必ず優待を取らないといけないので、
 1単元だけ放置していますが、どこまで下げるのでしょうかね。

 また、主力の2384SBSHDが-6.8%下落です。
 アイスタイルの下落はどうでもいいですが、
 こちらの下落はどうでもよくないのです。

 やはりタイの影響なのでしょうか。
 それとも月末に分割を控えているからでしょうか。
 ただ分割は投資単位も下がりよい効果の方が多いと思います。

 タイの状況ですが、
 夜間外出禁止令は継続だが、業務であればOKとのことで、
 今晩からトヨタなど工場は夜間も稼働させているようです。
 日中帯の日常生活は今の所、正常のようで、
 夜間に営業する小売、外食あたりが影響を受けているようですね。

 当社は物流会社ですので、
 現地での小売りや飲食が短縮されている状況は、
 そこまで影響があるとは思えません。

 まぁもう少し様子見でしょうか。

 次に、上昇している銘柄です。

 7743シードですが、本日も続伸で明確に25日線を上放れています。
 私の分析では、2年後目途で2,100円ですので、
 まだまだ買い増したいのですが、如何せん出来高が少なすぎるんです。
 だからちょっと纏まった玉が出ると一気に株価が動いていて、
 なかなか買い増すに買い増せないのです。
 こういうことをやっていてはいけないのですがね。。。

 3276日本管理センターも上昇幅が大きかったです。
 先週も10%超の上昇でしたので、
 どこかが買っているのかなと思っていますが、どうなのでしょうか。
 とりあえず、また強気な社長のプレゼンがみたいですね。
 決算説明会の動画、早く公開されないかなと心待ちにしています。

 9787イオンディライトは上昇幅は少ないものの、
 高値を取っていますので、今後が楽しみです。
 なお、当社は本日IRで組織改編のIRを発表しており、
 省エネ部隊を注力する体制とするようです。
 また、関東・北陸圏の支社体制の再構築です。
 前者の省エネ部分については、
 前の社長のプレゼンでもエネルギー分野を注力分野とあったので、
 それに沿った対応です。順調に施策は推進されているのでしょう。

 3179シュッピンも上昇幅は2%台ですが、
 株価は順調です。
 月初に株式新聞1面の注目銘柄に出ていましたが、
 日本証券新聞にも取り上げられましたね。
 私は両新聞とも、たまに図書館に行った際に、
 気が向いたら、纏めて目を通しています。
 ですから鮮度が悪いのですが、両紙に紹介されたことは、
 実はあまり嬉しくないのです。
 だいたいこういうところに紹介されると短期筋で、
 乱高下するようになったりして、
 緩やかに評価されていって欲しいのに、
 気を乱されるような気がしてしまうのです。

 まぁ、こういう報道を通して、
 より多くの方に知ってもらい、
 長期で一緒に応援してくれる人が増えるなら、
 それは大歓迎なのですがね。




【参考】PF資産管理について
 PFの管理は全資産ベースと日常管理している主要運用ベースの2つで管理しています。

 全資産ベースとは、金、RETI、投信などの定額買付を含む資産で、
かつNISA用の現金(夫婦で200万分)を合算した運用成績です。
一方、主要運用ベースは、私が日常取引で売買している日本株の個別銘柄と
その運用向けの現金にフォーカスを当てた運用成績です。
今年の目標として、この主要運用ベースで年利回り15%を目標としています。
TOPIXなどの主要指標との比較の観点ももうひとつの目標に取り入れたいのですが、
まだ定められていません。

週間パフォーマンス:年初来▲0.8%

 本日の相場は続伸となりました。
 ただ引けにかけて伸び悩んだようです。

 そしてもっと伸び悩んでいるのは、私のPFです。。。

 PFの含み損益は、-18,500円-0.83%)となりました。

 2374セントケアHDが+43(+3.15%)
 8940インテリックスが+22(+2.74%)と反発しています。




 さて、昨年の5月大暴落の始まりは、
 ちょうど1年前の今日でした。

 大暴落初日の昨年の5月23日の終値は、
 日経平均で1万4483円でした。
 1年が経過した、本日の終値は、
 日経平均で1万4462円となりました。

 何か計ったように同水準なわけですが、
 この1年は結局往って来いだったのですね。

 昨年の5月頃を振り返ってみると、
 とにかくアベノミクスへの期待感一色でした。
 大暴落の前にはさすがに過熱感もあって、
 内心は冷や冷やしつつも、
 そのいけいけどんどんに乗っかっていました。
 ですから、私もこの大暴落でそれなりに喰らいました。

 そしてその大暴落を経た後、
 企業活動は全体的にはうまく推移していきました。
 ですから、14.3期は概ね好決算が多かったわけです。
 昨年5月の大暴落は、
 この好決算を織り込んで、期待感一色で買われている中での
 暴落だったと認識しています。

 一方、今の状況はどうでしょうか。
 なんとなく企業収益は拡大方向にあるものの、
 15.3期への企業見通しは全般的に保守的です。
 増税の影響や世界情勢リスクの高まりなども
 影を落としているのでしょう。

 つまり、今は、拡大基調でありながらも、
 一方で疑心暗鬼な部分も多分に議論されており、
 そういった意味では、昨年のようないけいけどんどんではありません。

 だからこそ、年初から調整が続いているのでしょう。

 このように考えると、
 相場はきちんと学んでいるのではないかと思うわけです。

 いけいけどんどんはやはりどこかで痛手を被る。
 きちんとリスク要因を見極めて慎重に取引をすべきだ、
 そのようなリスク管理がきちんと機能した結果が、
 今の水準なのではないかと思います。

 ですから、1年前から往って来いだったのは、
 あくまで表面上の数値ではその通りですが、
 内容は全く異なる状況なのだと理解しようと思います。

 ひとつ言えることは、保守的であるとは言われながらも、
 東証全体のEPSは昨年から緩やかに上昇しています。
 株価はEPSの水準だけではなく、
 様々なリスク要因や需給によって左右されます。

 しかし、中長期投資を心掛け、特にファンダメンタルを重視するのであれば、
 素直にEPSが拡大している、そして今後の拡大が見込める先に、
 きちんと投資をしていくことを続けていきたいと思います。

 その際には、相場が気にしている程度のリスク管理はきちんと行い、
 常にPFの各銘柄の状況に目を配らせることが大事だと思いました。

 今でいえば、足元タイや中国などのアジア政局とか、
 ロシアウクライナの状況とかでしょう。

 例えば2384SBSHDがタイに物流拠点を持っているため、
 その影響がどうかなどは気にしています。
 トヨタなど自動車各社はなんとかラインは継続しているようですが、
 今後業務停止などの事態になれば、
 IRに状況を照会するなどアクションを取って、
 しかるべき対応を取るようにしたいと思っています。
  (もっとも今の時点では、まだ大丈夫だと思っています) 
 本日は相場も大幅に反発しました。
 PFの含み損益は、-45,200円-2.02%)となりました。

 2352エイジアが+35(+2.86%)
 7743シードが+65(+5.68%)と反発しています。

 2352エイジアは、場中に新製品の発表のIRが出ました。
 新商品が発売になることは想定していましたが、
 まさかこんなに早いとは思っていませんでした。

 メールやアンケートを介したCRMのシステムを構築するとなると、
 アプリケーションやデータベース等に、
 相応の個別仕様をコンサルによるシステム導入が必要です。
 しかし、顧客自身によって制御していきたい、
 (その方がよりやりたいことが出来る)という要望が根強く、
 その要望に応えたということでしょう。

 当社側の都合としては、個別SIを手掛けていくより、
 PKG化したクラウドサービスへの移行が進むことで、
 益々利益率が向上し、ウハウハといったところでしょうか。

 成長の軸になる新商品発売がいよいよ始動しました。
 引き続き、注目していきたいと思います。

 7743シードはずっと下落基調で、
 大きく含み損が拡大していましたが、
 ここ数日で少々上昇しています。
 今日は少しだけ出来高も増えてきたうえに、
 25日線を回復しているようにみえます。
 年初からの下落基調の中で25日線回復は初めてですので、
 ここから上げが加速するかもしれませんね。

 今の水準でもまだまだ買える水準だと思っていますので、
 よく考えて買いますなら買い増そうと思います。




 さて、日々の値動きにはあまり言及しないといいつつも、
 色々前置きが長くなりました。

 そしてその値動きにおける葛藤についてです。

 今日の前場ですが、
 日経平均やTOPIXは軒並み2%程度の上昇と、
 反発色が全面に出ていました。

 そういった時に、
 自分のPFが逆に下がっているということはよくあることです。
 こういった時になんとも言えない気持ちになるのは否定出来ません。
 ただ、よくよく考えてみると、
 日経平均やTOPIX等の指数と競争しているわけではありませんので、
 そもそもそれと比較して何かを想うこと自体ナンセンスです。

 頭ではわかっていても、
 実際の感情ではそれを割り切れないわけですが、
 これはやはり精神力を鍛えるしかないと思います。

 例え指数が上昇していても、
 他の方のPFが大きく伸長していても、
 自分のPFが置いてけぼりを喰らった時に、
 いかに冷静に待てるかが重要だと思います。

 値動きに一喜一憂せずに、
 自分が真摯に作り上げたPFを信じて、親しみを持って、
 たとえ今が軟調でも温かく見守って
 あげられる姿勢が必要だと思います。

 なんだか子育てにも通ずるところがあるような気がします。

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