投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


【決算精査】 9795_ステップ(19年9月期_1Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

コストを惜しまずに成長のために投資をする。
そのために、足かせとならぬよう利益目標は開示しない。
私はこの趣旨を理解して応援するつもりで同社へ投資をしていますが、
とはいえ、どの程度の減益が来るのか、楽しみと心配が交錯する中で迎えた決算です。

そして、まぁそれなりに身構えていたわけですが、
決算短信表紙を見て拍子抜けしました(笑)。

売上が堅調に5%程度伸びる中で、営業利益はぎりぎり増益ということで、
あれ、減益じゃないの?が最初の印象でした。

開示資料を読んでいくと、いわゆるプロジェクターなどの計器類は、
全ての校舎へ配置が終わり、備品系のコストは一旦メドが付いたようです。
コストにして77百万円の増加があったので、
そのコスト投下がなければ強めの増益になっていたことがわかります。

今後の投資は従業員への還元など引き続き成果に応じた投資を行っていくわけですが、
生徒数の伸びに対して売上の伸びが大きく、
利益も思ったより出ていたということで、
全体的に本業はよい状態が継続していることがわかります。
IR照会をしていますが、いわゆる単価がだいぶあがっているようです。

合格発表を間近に控えてその成果によってまた色々な動きが出てくるものと思いますが、
いずれにせよ1Q決算として十分な成果のある内容と受けとめました。
あとは今年か来年かで横浜での成果が出てくると益々面白くなってきますが、
こればかりは生徒の頑張りや運によるところもありますから、
楽しみに見守っていきたいと思います。

ややポジティブに映る内容なのですが、
引き続き利益は非開示のままということでもあり、
引き続き、四半期レベルの凹凸に踊らされないようにありたいですから、
総合評価は「3」(想定通り)とします。


2.定量数値の確認


(1)売上の状況

9795_ステップ(19年9月期_1Q)売上-粗利推移


5%の増収です。
この時期は生徒数の増減の動きは少ないのですが、
前年からみると2%程度の生徒数増加です。
一方で増収率がそれより大きいため単価があがったためと考えられます。
この辺りの背景はIR照会で改めて状況を確認しておきました。


(2)販管費の状況

9795_ステップ(19年9月期_1Q)販管費推移

販管費比率は5.7%と前年とピッタリ同じです。
販管費は販促(といっても限りなく小さいと思われますが)と主に本部におけるコストが計上されますが、
毎年そんなに構造は変わらないということでしょう。
今期に限ってみれば本部においても多少の設備機器への投資があったものと思いますが、
昨年と同水準で推移をしています。


(3)営業利益の状況

9795_ステップ(19年9月期_1Q)営業利益推移

粗利率は33.2%となり、前期の34.6%を下回っています。
過去を見てもだいたい34-35%程度が1Qの水準感なので、
1-2%程度粗利率が下落していることになります。

と書くと印象が悪い気もしますが、
実際の所、プロジェクターなどの機器購入などで
一過性の投資コストによって前年比で77百万円増となっており、
この大部分が各校舎への投下なので原価ということで、
粗利率を押し下げているわけです。

ざっくり77百万円のうち70百万円が校舎、つまり原価と捉え、
これを割り戻してみると、粗利率は35.5%となり、
過去5期の1Qの中では一番高い状態となります。
つまり粗利率からみる収益性については特段偏重はなく、
むしろ好調だと見て取れます。
売上が生徒数以上に増加していることが主因ではないかと思います。
一方で、原価要素の約7割が労務費ですから、
従業員の給与へもきちんと還元されているといいなと思ってみています。

販管費率はほぼ横ばいですから、
営業利益率も粗利率の低下によって落ちてはいますが、
各校舎の設備投資は一巡した中でごくわずかとはいえ、
増益が確保出来ているのには驚きました。

一方で利益を非開示にしてまで厭わず投資をしていくということですから、
ぜひ横浜戦略を始めとした必要な投資はうっていってもらいたいとも思います。
従業員への還元も含めての話になりますが。

株主としては配当がコミットされていることもあり、
むしろ利益より組織としての力を蓄えて、
より長期的に世代交代後もゆっくり急ぐ作戦が奏功するように期待したいと思います。


3.定性情報の確認

事業モデルを図解化しています。
特に変更はしていません。

9795_ステップ(18年9月期_4Q)事業モデル



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9795_ステップ(19年9月期_1Q)株価推移


株価は労災問題の件の懸念に続き、
決算で利益非開示という驚きから、
市場から忘れられるように株価は下落の一途を辿っています。

労災の件は真摯に対応するということですから
とりわけ組織上の運営についての改善がなされると思います。
この辺りは粛々と対応していかれるのを見守っていきたいと思います。

また、利益非開示の懸念は、確かに相場が不安定にある中で、
敢えて先行きが読めない会社の株より、
もっと他の銘柄へ、という動きがある事も事実でしょう。
ただ、逆に同社は一過性の投資という変化の時を迎えていますが、
基幹事業のシンプルなモデルは理解しやすいですし、
そもそもキャッシュフローも安定していますから、
むしろ先行きは読みやすいのではないかと思います。
横浜戦略が奏功するかとか不確実な部分がありますけどね。
でもそれを割り引いても見通しやすい会社だという理解です。

2年間待てない投資家が多いということなのかもしれませんね。
実際2年で終わるか、あるいは本当に結果が出るのか、
それはわからない部分もありますが、
比較的受容しやすいリスクに感じています。

ただ、市場との対話という意味では、
早めにレンジでの開示でもよいので、利益水準は示すべきだと思います。
これは株主総会の時にもお話をさせて頂きましたが、
それが少なくても市場に多少なりともの安心感を与えるとは思います。
一方で、配当をコミットするなど、既に会社側も十分にメッセージを送っています。
これを理解して受容出来る人に株主になってもらいたいという
率直な思いもあるのかもしれません。
いずれにせよ、私は同社を応援している立場なので、
ポジティブな目線でみていますが、
同社への評価自体も人それぞれの捉え方があると思います。


(2)IR照会の状況

何点か為念のため、IRへお電話です。
いつも丁寧で率直なご対応を頂けることに大変感謝をしています。


今期の77百万のコスト投下は原価要素とみてよいか。
またいわゆる各教室などへの機器類の投資は一巡したと理解してよいか。


ごくわずかであるが本部の機器類のコストも含まれておりこれは販管費となるが、
ほぼ現場(校舎)への展開をしていることもあり原価要素がほとんどと思ってもらってよい。
また機器類は一旦一巡したと理解頂いてよい。



77百万円の一過性の投資コストを割り戻すと、
営業利益ベースで10%弱の強い増益ということになる。
同社は概ね5%程度のCAGRで利益成長をしてきた認識であるが、
何か強い部分があるのか。
また生徒数の増加ペースに比べ増収率が大きいことも起因しているのか。


ご指摘のように実勢の営業利益ベースは強く推移している状況である。
生徒数の伸長に比して、売上が伸びているのは、
高等部の生徒の志望校がより上位になることで、
科目取得数が増えるなどで単価があがっているという背景もある。
トップラインが強く推移していることもあり、
残った利益も大きく営業増益というカタチになっている。

※生徒に対して「単価」という表現をされることすらもエクスキューズされた上で
お話されており、生徒への向き合い方にも配慮があるなと感じました。

Q
現状で機器類の投資が一巡したことで、
あとは従業員への還元という要素が残っていると思われるが、
この辺りも含めて見通しはしやすくなったのではないかと思料するが、
引き続き利益はレンジでも開示できないのか。

A
横浜戦略などの成否によって還元していく形も変わってくるし、
その成否に寄らず、次の手、またその次の手と考えていく必要があると認識している。
そういった時に躊躇なく判断していくためにも将来の飛躍のために
自由にやらせて欲しいという思いはまだ続くため理解を頂きたい。
(こんな質問をして自分が恥ずかしいと感じ猛省・・・)


5.さいごに

2月27日には神奈川の受験の合否が出て来ます。
3月頭には情勢がはっきりしてくるものと思います。
横浜翠嵐について、湘ゼミを抜くのか、まだ2位に甘んじるのか、
これが直ちに同社の価値を左右するものではありませんが、
吉報を待ちたいと思います。



【決算精査】 9795_ステップ(18年9月期_3Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

前期実績は安定した着地となっています。
もう何も語る必要はありません。

一方で、来期予想の利益目標を設定せず、
積極投資に舵を切る旨のリリースです。
これは正直驚きました。
横浜、川崎への進出については兼ねてからの課題でしたので、
これを集中的に取り組むということで惜しまず資金を投下していくそうです。

また、昨年の総会及びその後の意見交換会で、
私も様々な発言をしましたが、働き方改革や従業員への育成など
より効果的な体制を引くそうです。
更に生徒にも付加価値の高い教育を施せるように、
様々な機器導入も進めていくようです。

これは同社に安定性を求めていた立場にとっては、
大変悩ましいわけではありますが、
一方で経営判断としては攻めの判断、そして必然のようにも思います。
この辺りは投資家としての立場をよく考えてどう振る舞うべきか悩ましい事案です。

会社側はこういった意思決定に理解を求めるため、
翌期も含めた配当と自己株買いをコミットしています。

今後の2年を、
「将来の発展のための基盤づくりに集中的に取り組む期間」と位置付けるそうです。
まさか、このステップからこんな大胆な経営判断が出てくると思わなかったわけですが、
ただ、とても応援したくなりますし、その後の益々の優位性を築くために
期待も高まる内容だと受け止めました。
もちろん、長期的に様々なリスクにも晒されるわけですけどね。

総合評価は「3」とします。


2.定量数値の確認


(1)売上の状況

9795_ステップ(18年9月期_4Q)売上-粗利推移

はい、増収です。
特にコメントありません。


(2)営業利益の状況

9795_ステップ(18年9月期_4Q)営業利益推移

増益です。
ちなみに販管費率も営業利益率も前期比でほぼ変わりなく、安定的に推移しています。
論点はありませんね・・・。





3.定性情報の確認

事業モデルを図解化しています。
シンプルですね。。。

9795_ステップ(18年9月期_4Q)事業モデル



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9795_ステップ(18年9月期_4Q)株価推移


最近の買付は相場が高値だったこともあり、
相対的に安定性や指標面で同社を買い付ける判断をしており、
タイミング的には少し妥協して買っている事が伺えます。



(2)IR照会の状況

来期見通しについて、当然お電話です。
なお、私の主観に基づきメモを記載していますので、
正確でない可能性があります。
また何かしら問題が生じた時には、即座に消去いたします。


来期見通しの利益が示されていませんが、
それは本気で横浜・川崎への進出を始めとした、
長期的バリューへ投資をしていく覚悟だと前向きに受け止めている。
とはいえ、どの程度の利益を削るつもりなのか
全くわからないのも率直なところ不安である。
どの程度のコストを投下するイメージなのか。
例えば現状の利益を全て使う位のものなのか、
増益が途絶える位のイメージなのか、どのような感覚なのか。


利益目標を設定することにより、機動的にまた大胆な投資が抑制されてしまうため、
このような形となったことをご理解頂きたい。
イメージとしては赤字に突っ込んでまでやるとかそういうイメージではない。
但し相応の機会を十分に検討し、投下すべきタイミングでは大胆に投下はしていきたい。
この投資が横浜、川崎への進出による益々の優位性を確固たるものにするだけでなく、
社内の改革や生徒へのより高品質なサービスを施していくために
必要な投資であるし、今後の成長を見据えたものなのでご理解頂きたい。



新校舎設立や機器の導入などではこれまでも数校単位で着実に積み上げてきた。
その中では増益基調を維持しながらバランスを見てきたものと思うが、
そんなに一気に投資する機会が逆にあるのか。
新規出校といってもリソースの兼ね合いでそんなに一気には出来ないものと理解しているが、
ここまで積極的な投資機会があるのか。


確かに出校数だけでみるとリソース面から一気に大量出校は出来ないしそれは考えていない。
当該投資の中には、既存校のバリューアップのため、プロジェクターなどのIT機器を大量導入したり、
あるいは教師への人材育成のための投資や働き方改革を支えるIoTの仕組みなど
様々なツールを導入したいと考えている。
こういったものを積極的に導入して更なる品質向上とスケールを狙っていく所存である。



5.さいごに

株主総会が今から楽しみになる意欲的な内容です。
龍井劇場でこの構想を聞きたいですし、
昨年、湘南ゼミナールの創業者の木島氏を招聘したのも
何かのきっかけや縁だったのかもしれませんね。
いやー今から楽しみです。株価は目を覆いたくなりそうですけどね(笑)。


(2018/7/30 IR照会追記)


【決算精査】 9795_ステップ(18年9月期_3Q決算)

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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

伸長率は低くグロース株ばかりをみていると、
魅力が低く感じられるかもしれませんが、
こんなにも安定的で安心できるのもまた希有だと思います。
もちろん、風評被害や合格実績などで生徒募集が減ることや、
何より授業の質が下がる事がそのブランドが崩れることが最大のリスクなので、
この点さえしっかりしていれば、多少のブレはどうでもいいと思っています。

同社の短信は、いわゆる「わが国の経済情勢は・・・」とか割愛してあって、
必要十分な情報量で読みやすいですが、
文章中に合格者数やTOP校の記載があるため、
前期の文章を横に並べて読み比べしないとならないのが少し大変ですね。
(前述の安心感からそこまでしなくてもいいんですけどね・・・)

今回の記載を見て前期の書き方と変わった点は、
まずネイティブ講師が6人から4人に減員していることです。
英語教育への本格対応が必要の中で講師が減っているというのは、
なんでだろうと思いましたが、そもそも正社員化している可能性もありますね。

それから前期には夏季講習の生徒募集が順調という文言がありましたが、
今期はそこへの言及はされていません

うがった見方をすると前期に比べて生徒募集に落ち込みがあるのかもしれませんが、
さてどうなんでしょうかね。

4Qは新年度の生徒募集も目途が経ち、
利益面でも最後通期予想に向けて尻上がりになる季節要因があります。
従って、新年度の募集状況は一応業績予想達成可否に影響するので、
強いていえばこの状況は確認しておいてもいいかなと思います。

こちらの満席情報が随時更新されています。 →こちら
こちらをチェックはしているんですが、
昨年比って見た時に増勢なのか劣勢なのかよくわかりません(笑)。
感覚では確かに少し満席が少ないような気がしないでもないですが、
でもこんなもんだったような気もします。

結局、生徒募集もたまたまその地域のリーダー格の動向などで、
比較的浮き沈みがあるとも聞きますし、
それが長期的な成長シナリオに影響があるとするのは
あまりにも拙速ですから、まぁ見守るだけな気もしています。

いずれにしても、決算上は数値も特に違和感があることもなく、
基本的なシナリオに沿って順調に推移していると思われます。
総合評価は「3」となります。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


9795_ステップ(18年9月期_3Q)売上-粗利推移


3Qは新年度明けの4-6月期となります。
従って1年の中では比較的売上そのものが凹凸しやすいのですが、
今期も3Q単でも+4.2%増収となっており、特段問題はなさそうです。

粗利率も3Q単でも17.0%で、3Q累でも28.1%となり、前期の28.3%とほぼ同一です。
本当は開校のタイミングなども考慮して、この粗利率の評価のチューニングも必要かもしれませんが、
そこまで深掘りは必要ないと認識していますのでやりません。
別に何も見ていないわけではありません。
過去11期の同期間の粗利率は27-29%の範疇に綺麗に収まっており、
開校タイミング等で多少ブレてもこの程度です。
今期もこの範疇に収まっており、順調であると評価してよいと思われます。


9795_ステップ(18年9月期_3Q)販管費推移



生徒募集は新年度前に投下されるため、
販管費も2Qが山となり、当3Qも例年通りの傾向です。
販管比率も6.5%で前期の6.1%と同等、累計でも7.1%(前期7.2%)となっています。
こちらも特段問題はなさそうです。
冒頭に記載の通り、仮に夏季講習の生徒募集が芳しくないとなると、
4Qにも販管費投下が必要にもなりそうですし、
更にその効果が限定的ですとトップラインが落ちて業績予想達成が難しくなるかもしれません。
ただ、仮にそうなったとしても同社の根幹のシナリオが変わるわけではありませんので、
特段問題とはならないと思います。
但し、その要因が授業の質の低下などによるものだとしたら、注意が必要です。

全てネガティブな事を想定した仮想の話なので、
結果、何の心配もありませんでしたとなるものだとは思っていますがね。



9795_ステップ(18年9月期_3Q)純利益-EPS推移


当期純利益の動向も特に過去のトレンドから見て変調は認められません。



(2)進捗状況の確認

半期の決算説明資料上で、4月末時点の生徒数は、
伸長がやや弱いという側面が見えています。
特に高等部ではぎりぎりプラスという状況です。
前述の通り仮にネガティブな状況が顕在化すれば未達になると思います。
ただ、繰り返しになりますが、それがステップブランドの毀損でないのであれば、
長期的にスルーすればいいかなとも思います。
一方で、市場からはやはり疑心暗鬼が拭えていないのか、
株価の形成も足元でやや弱さもみられます。
チャートは正直だといわれますが、まぁそうなのかもしれませんね。

ちなみに業績予想達成のハードルとして4Q単に必要なのは、
売上3119百万円、経常利益1025百万円(利益率32.9%)です。

前期4Q単実績は、売上2973百万円、経常利益988百万円(利益率33.2%)となっており、
+4.9%増収、+3.7%増益となります。

通常モードであればまぁハードル超えられると思いますが、
やはり、生徒募集の状況次第ですね。



3.定性情報の確認

合格実績ですが、高校受験のTOP校は前期11校で今期が10校となり1校減です。
まぁ重箱ですね(笑)。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9795_ステップ(18年9月期_3Q)株価推移


私はそこまで気にしていないのですが、
前述の通り、生徒募集の状況や今期業績達成可否など、
疑心暗鬼なのでしょうか。
あるいは、テーマ性もない地味過ぎる会社だから、
物色が強まっている市場から置いてかれているだけなのか、
まぁどちらでもいいです(笑)。



(2)IR照会の状況

現時点で照会していませんが、
ネイティブ講師や生徒募集(夏季講習含めて)の状況について、
気が向いたら照会をしてみようかなとも思っています。
ただ、どんな回答だったとしても特に投資判断は変わらないはずなんですけどね。


(2018/7/30追加)
※私の主観に基づいて記載していますので、
投資判断の際にはご参考程度としてください。


2Qの決算説明資料において、
特に高等部の生徒数の伸長率が伸び悩んでいるようにも思え、
今回の短信の記載においても前期に記載のあった、
「夏季講習の生徒獲得も堅調」という文言が見られなかったが、
生徒募集の状況に何か変化が生じているということはないか。
単なる記載上の都合なのか、何か現場で変化があるのか、
教えてもらいたい。


(記載を割愛してしまったことについて)申し訳ない。
結論から申し上げれば特段の現場での変化はなく、
夏季講習の生徒募集についても例年通り堅調に推移している。
全体として概ね想定通りに推移しており、特段の問題はないのでご安心頂きたい。



ネイティブの講師が減員しているようだが、
特に高等部では本格的な英語試験への備えを進めていく中で、
講師が減員というのはどういう状況なのか。
もしくは教師全体で見れば減員していないということなのか。
昨年の株主総会の場でも積極的に取り組む指針だったため、
英語試験への対策という点について状況を教えて欲しい。


確かに派遣講師の中でネイティブの方は記載の通り純減となっているが、
ステップ全体でみればむしろ増員している状況である。
講師数だけでなく、英語対策の本格化検討はより注力して進めている。


色々ご指摘を頂きありがたいとのコメントが最後にありました。
こういう視点できちんと読まれている投資家がおられることを改めて心に留め、
記載上もより配慮をもって開示するようにする旨のお話もありました。
もちろん、私も細かな確認となった旨の恐縮の想いと共に、
今後も引き続き応援する旨、お伝えしました。

ステップは超絶安定の会社ですからいつもやり過ごしてしまうのですが、
せっかくなので質問をさせて頂き、
IRのご担当の方とお話できたことは良い機会となりました。






5.さいごに

同社は学習塾でなすべきことを堅実にやり、
品質をどこまでも深掘りしています。
そこには龍井社長の類まれなる飽くなき拘りがあります。
それは昨年の株主総会に出席させて頂きよく理解しました。 →レポート記事

このように理念がある会社というのは私は大好きです。
それが大きな構想であったり、
何か世の中を根本から変えるようなものである必要はないと思っていますし、
むしろ地に足の付いた歩みであることの方が好ましいと思っています。
その方が私のような素人でも状況を把握しやすいですからね。

これまでにないイノベーションやそこから生まれる夢のようなものは、
それはそれで投資妙味があるとは思います。
ですが、自分にあった投資先という点で、
ステップのような会社は地味過ぎますが、自分の目指す利回り目標等を鑑みても、
十分魅力があると感じているところです。

※決して煽りとかではなく、むしろこんな相場であれば、
もっとモメンタムが強い株を買った方が、多くの人にとってはいいと思っていますので、
ステップを推したい気持ちなど微塵もありません(笑)。




【決算精査】 9795_ステップ(18年9月期_1Q決算)

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■銘柄分析シート(詳細)
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※銘柄分析シートの様式をバージョンUPしています。


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

特に問題ない増収増益決算です。
相変わらず退屈な決算ですが、
2Qは1-3月ということで合格実績への言及が
ハイライトかもしれませんね。

公立TOP校は相変わらずTOP快走ということもわかりましたが、
大学受験では国公立への合格実績がやや強い印象です。
私大は定員厳格化という逆風の中でも、
きちんとした実績が出ており、ゆっくりと認知度と
ブランドが築かれていければいいですね。

決算全般において、特に違和感を生じ得ることはないわけで、
実際内容をみても想定通りですから、
総合評価は「3」となります。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


9795_ステップ(18年9月期_2Q)売上-粗利推移

過去の業績トレンドに沿った内容です。
生徒の入れ替えが生じる3Qが底になりますが、
前期は粗利率がやや低下していたので、
何事もなければ少し増益ぶりに目が向かうかもしれませんね。
ただ、とはいえ、それは誤差の範囲だと思います。


9795_ステップ(18年9月期_2Q)販管費推移



販管費は生徒募集で一番投下されるのが、
当2Qですね。
よく見ると販管費率も期が進むごとに
ごく緩やかではありますが、
右肩下がりになっているのがわかります。



9795_ステップ(18年9月期_2Q)純利益-EPS推移


当期純利益も特にこれといった論点もありません。



(2)進捗状況の確認

上期予想に対しては、売上がやや超過、
利益が若干のビハインドですが、
額面などでみると誤差の範囲と思えて、
いちいち乖離率を論じる必要もないでしょう。
(一応、計算は手元ではしましたけどね)


3.定性情報の確認

前述の通り、合格実績に言及があり、
総じて見れば順風満帆の実績が出ているかと思います。
こういう当たり前のことをずっと続けられることは
本当にすごい事だなと思います。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9795_ステップ(18年9月期_2Q)株価推移


株価は長期視点でみれば、
きちんと騰がっていますが、直近は調整をしています。
そして騰がっているとはいえ、相対的には弱いわけです。
地味な銘柄ですから仕方ないですし、
こういう銘柄をPFに入れたいと買い始めているので、
これは問題ないです。
直近の買いがやや割安性を妥協しているようにもみえますが、
この辺りは熟考した上でのことです。



(2)IR照会の状況

当然論点がないので、照会はしていません。


5.さいごに

はい、引き続き、退屈な決算です。



【決算精査】 9795_ステップ(18年9月期_1Q決算)

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■銘柄分析シート(詳細)
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※銘柄分析シートの様式をバージョンUPしています。


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


1Qは当社における受験前の一番生徒が多くなる時期となります。
定量面、定性面で特段変化がなく順調な決算です。
2Qでは合格実績が出て来ますし、
そこから生徒の募集などが本格化していき、
合格実績やその募集の状況など不透明さがあると
短信では言及がありますが、これはお決まりの文言で、
早々問題が生じることはないと考えています。
一応Web上で合格実績など速報が出始めていますので、
そのあたりを見つつ見守るだけです。

決算としては想定通りですので総合評価「3」です。
特に論点もなく、安心できる決算です。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


9795_ステップ(18年9月期_1Q)売上-粗利推移

過去の同時期と比較しても特に変調はありません。
細かいですが、粗利率が0.3%悪化し、営業利益率も0.3%悪化しています。
ただ営業利益率が前期29.2%で今期が28.9%と高い水準ですから、
まぁ誤差の範囲でしょう。
原価が上がっているということで、
社員のお給料に少しでも色がついているのであれば、
今後の事を考える歓迎したいところです。



9795_ステップ(18年9月期_1Q)販管費推移


販管費も抑制出来ています。
販管費率は0.1%弱の改善となっています。



9795_ステップ(18年9月期_1Q)純利益-EPS推移


当期純利益はも過去1Q比でみても変調はなく、
むしろ少し強いかなというくらいですかね。
特に論点はありません。



(2)進捗状況の確認

上期進捗など測定すればいいですが、割愛します(笑)。



3.定性情報の確認

短信の中で言及がありますが、
「カリキュラムや教師研修の内容の大幅な見直し」を行っているとあります。
株主総会でも議論があった通り、
混乱は必至なので、そこへの対処が急務ということで、
既に活動されているということで、頑張ってもらいたいなと思います。
こういう地に足のついた、本質的な取り組みの積み重ねが、
今後も優位性を発揮する根源ともなりますからね。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9795_ステップ(18年9月期_1Q)株価推移

まぁ株価は騰がっています。
もう少し買い増したいのですが、なかなかタイミングがないです。
タイミングを図っている時点でダメな気もするのですがね。



(2)IR照会の状況

当然論点がないので、照会はしていません。


5.さいごに

本当に論点ない決算です。
というわけで手抜きな記事ですが、一応メモとして残しておきたいと思います。


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