投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


株式市場が調整していますね。

私はずっと楽観視されていた相場に
一抹の不安を抱えておりました。
そのため、自分の投資方針に掲げた目安の現金比率以上に
現金を確保していますが、
それでも下落の波には逆らえませんね。

そもそも株価など雰囲気で10%程度の下落なんて、
茶飯事のものですから、このこと自体は仕方ないか、
と思っているわけですし、
この程度の下落で不安に苛まれるくらいなら、
とっとと現金100%のポートフォリオにするべきなのでしょう。

幸運にして私のメンタルも少しは鍛えられたようで、
お金が減っていくこと自体は残念ですが、
それをありのままに受け入れることが出来ています。
株式相場に対峙するにあたり、
そういう通常のメンタルを持ち続けられることは、
とても重要なことだと感じています。


普段は全くといっていいほどチェックしていないのですが、
せっかくなので、少し状況をメモしておきたいと思います。


まず、調整しているというものの、
どの程度安いのか、新安値銘柄数です。


今週に入って4/3から4/6までの間の新安値更新銘柄ですが、
以下の通りです。

268 → 394 → 307 → 644

ちなみに新高値更新銘柄は以下です。

46 → 45 → 29 → 18

直近の調整局面は16年6月のブレグジットショックですね。
その時の新安値更新の最大数は716で新高値更新は14です、

この時は新安値更新後の日経平均の底は1週間位後で、
この期間の下落幅はざっくり10%程度でした。
今回は日経平均だけみるとまだ2%程度の下落です。
一番大きい下落幅となっているマザーズでも6%程度です。


更に前となると2016年2月のチャイナショックですが、
この時の新安値更新銘柄数は最大で1023で新高値は0です。
この時はざっくり日経平均は20%下落しています。



今回は日経平均の調整というより、
中小型株の楽観モードからの寄り戻しということで、
上記のようなデータを見てもいまいち状況が違うかもしれません。

それに結局これを見ても自分の判断に自信が持てない面もあります。
確かに新安値更新銘柄数を見ると、
一旦ブレグジットショックの時の状況位までは調整が来ている印象もあります。
ただ、今回そこで止まるのかどうかなんてわかりません。
そもそも中小型銘柄は元々高値を更新していたわけで、
この程度の調整が割安になったともいえない面もあります。

というわけで、結局相場全体の流れで投資行動の判断を下すというより、
個々の銘柄の状況によって対応を検討するという
当たり前の結論になります。


ざーっと、保有株をチェックしていくと、
私が割高から割安にシフトしているな、と感じるのは、
日本管理センター、サンセイランディックくらいなんですが、
既に2銘柄ともそれなりの比率を配分しているのと、
不動産銘柄ということもありどこまで比率を上げるのか悩ましい面もあり、
結局なかなか買い増し決断が出来ないでいるわけです(笑)。

とはいえ、明日以降に更に下落していく局面があれば
検討には値するかなと考えているところです。


次に監視銘柄等のいくつかをチェックします。

例えばエイジアなど下落しているだけでなく、
主力商品の導入費が補助金対象となり、
昨今の自動化取り組みというテーマ性もあり、
再評価出来るかなと思いました。

しかし、確かにかつての主力銘柄だけあり魅力もあるのですが、
やはり元が十分に高く評価されていたこともあり、
足元でいくら調整しているとはいえ、
単純にPERなどを見てもなかなか買付する水準でもないな、という感じです。

他の銘柄でも同様のことがいえて、
確かに値幅だけでみるとそれなりに下落はしているものの、
なかなか手が出ない、それが率直なところです。


というわけで、もう少し今晩はまじめに銘柄をさらっていこうと思いますが、
冷静に捉えていきたいなと思います。


雑感のような記事ですが、
せっかく相場も動いているので、記事をUPしてみました。




ブログ記事に書くようなことではなく、
まさに自分向けのメモのようなものですが、
来年の投資方針をどうしようか、
漠然とですが考えています。
その徒然なる思いを少し自分のためにも
記録に残しておこうと思いました。

本来、年によって投資家の根幹に関わる投資方針が
変わるようなものではないです。
まぁそれだけ、私がまだ未熟であるとともに、
ポジティブに捉えれば、
まだそれだけ改善の余地が数多あるともいえます。

最近、パフォーマンスの伸長が踊り場で、
どこかでモヤモヤしていたり、
ボラティリティも大きくメンタルが試されている日々の中で、
改めて投資方針に照らして今を見つめ直そうと、
投資方針に目を通す機会が増えました。


この投資方針はまだまだ軟弱なものなのですが、
それでも自分を見つめ直すには非常に有用だと感じています。


最近は監視銘柄や周囲の投資家に人気の高い銘柄が、
次々と高騰している一方で、
自分の保有銘柄は鳴かず飛ばずどころか、
むしろ軟調である状況を前に、
やはり忸怩たる思いがないといえば嘘になります。

一方で長期投資を原則としている私の投資スタンスからみれば、
そもそもこの一相場の波に乗れるか乗れないかなど、
本来はどうでもいいことであり、
そこにメンタルを振らされること自体が邪念だと言わざるえません。


結局は「自信の欠如」が元凶だと考えています。

自分がうまくいかず、周囲がうまくいくというケースに、
自分だけがおかしなことをしてしまっているのかもしれないなどと、
心を乱されてしまうことも然り。
自分は自分のペースと方針に従い行動し、
それを数年スパンで見ていければ、
自分の目標は手が届くターゲットになりえるというコミットメントも、
どこかで自分のやり方への不安が残っている点もまた然り。
そもそも身の丈に合った目標利回りを設定しているにも拘らず、
目先のストップ高を熱望してみたり、
それを羨んだり、またはそうではない平凡な銘柄を憂いだり、
それも少しでも早く利回りを稼いで安心したいし、
もっといえば、数年後の利益も出来るだけ先取りして、
不測の事態に備えておきたいと先を焦ってしまうことも、
今のやり方が今後の相場転換期も含めていつまで
通用するのか不安が台頭している証拠でもあります。

結局、根本を見ていくと不安、つまり自信の欠如だと思います。

私はこの株式投資の世界ではまだ3年の新参者の立場ですし、
学ぶことは多々ありますので、努めて謙虚でありたいと思っています。
ですが謙虚であることと、
自分を卑下して自信を欠如させることは全く別です。

謙虚でありつつ、自分のやり方に拘りと信念を持ち、
自信を持てるようになることが一歩ステップアップの肝だと思います。

株式投資には短期、中期、長期の時間軸や
ファンダメンタルズ、テクニカル、需給などの投資スタンス軸など、
様々な手法がありますが、
それぞれで長期的に成功している人は、
やはり自分の手法に自信があるようにみえます。
(実際には不安がないわけではないと思いますがね)

既に超絶な域をいく個人投資家の片山氏や
高値ブレーク投資法が大ヒットしているDUKE。氏にしても、
エナフンさん氏にしても、その道に確固たる「道」を見定められた方は、
きちんと自分のやり方に自信を持っており、
その先に更なるチャレンジをされている印象を持っています。
書籍もどれも秀逸だと思います。

では、どうすれば自信の欠如から脱却できるのか、
どうすれば、彼らのようなマインドに近づけるのか、
その域に行く前に、
メンタルを少しでもそういったポジティブなベクトルへ向け、
よいマインドを持って相場に向き合うためにどうすればいいのか。


自信を身に付けるためには、何が必要か。

心の持ちよう、マインドを鍛えよ、なんて言ってしまえばそれでおわりです。
それがなかなかできないから苦労するのです。
なにせ凡人ですからね、私は。
自信を身に付け、ポジティブになるためには、
確かに日常においてポジティブシンキングに努める、
これは前提なのでしょう。
それを前提に必要なものが何か・・・。

一つ言えることは、「実績」だと思います。
しかし、その積み重ねが必要です。
1年や2年のスパンで実績が出たとしても、
それが偶然か必然かなどわかりません。

失敗もするが概ね期待出来るアウトプットを出せるという
実績が積み重ねられれば、
その手法に一定の合理性があると判断出来きます。
その測定には長期投資を志していることもあり、
一定の時間も要します。

時間を要さないためにも先人の知恵を借りようと、
書籍や有識者にノウハウを求めたりもしますが、
結局参考にはなるのですが、自分の血肉となり
自分流を見出すためには、
自分自身で試行錯誤をしないとならないとなりません。


ここでようやく冒頭の投資方針の話に戻るのですが、
時間を費やすのであれば、
後々に自信を醸成できる時間の使い方をしないとなりません。
そのために明確な投資方針を定めて、
そこに行動指針まで明示化した上で、
その通りに行動した時の実績を評価していく、
そのプロセスで指針に調整を与えていく必要があると思います。

当たり前の話なのですが、
長期的な自分の自信を醸成するために、
投資方針を掲げていると捉えるといいのかもしれません。

投資方針は自らが相場と向き合うために、
自分を律するために定めてきたつもりですし、
それは今年に入ってまずは機械的であっても、
方針通りに行動出来ていると認識しています。
(行動指針で満たせていないものが多数ありますがね。。。)

来年は自信をつけられる一歩を踏み出すためにも、
「測定」、「観察」などをもう少し強化していきたいと考えています。

基本的な投資方針は長期ファンダメンタルズ重視を堅持することは不変ですし、
そのプロセスも同内容でよいと考えています。

まず定性的な銘柄の選定基準として
今年の投資方針は以下でした。

1.安定業績
2.不況耐性
3.成長性
4.参入障壁
5.財務安定性

これには特に明確に重み付けもしておらず、
なんとなくやってみたという感じです。
これをもう少し整理してかつメリハリをつけたいなと思っています。
今の所のイメージは以下の通りです。

1.成長性
2.安定性
3.割安性
4.安全性
5.還元性

1と2に重みをつけて3>4=5の感覚です。
更にそれぞれの観点について何を指標として評価するか、
この辺りをもう少し整理したいと思っています。

成長性はどうしても主観的なものに頼るしかないですが、
安定性は客観的にスイッチングコスト(経済的塀のイメージ)や、
過去実績に基づく不況耐性やビジネスモデルで測れると思います。
評価基準も含めてもう少し自己流を模索したいと思います。


ポートフォリオ構築方針では、
今年から現金比率と更なるリスクヘッジを目的とした
インバースETFの組み入れ比率について
市場水準などから目安比率を定めていますが、
これはもう少し続けたいと考えています。
目安比率の調整は少し検討したいです。
今は相場が絶好調なのでインバースが絶賛含み損で、
雪だるま式不良っ子になっていますが、
損得ではないのですよね。
ただ、コストもかかっていることですし、
もう少し期間や比率については再考してもよいかなと思っています。

重視する指標も、ROE、ROA、PER、PSR、EV/EVITDA、
DOE、営業CF、現金残高、当座比率、
営業利益率、時価総額ととても多岐に渡ります。
どの指標も別に重要ではないとは今も思いませんが、
もう少しメリハリをつけて指標を捉えてもいいかなと思っています。


行動指針のうち、
書籍精読の上、ブログ記事化することは出来ていませんが、
書籍精読の重要性は認識しており、実際に書籍にも当たっていますが、
ブログ記事を起こすまで出来ませんでした。
これは来年こそやりたいなとは思っていますが、
優先度としては下がっています。
というのも、書籍レビューは既に先人の知恵が既に多数結集しています。
まとめ下手な私がわざわざ書籍紹介という軸に縛られて、
ブログ記事化するより、
むしろフリーな軸でその中で書籍で得たなにかを織り交ぜる位でいいかなと。

一方、監視銘柄のトレースは強化したいところです。
直近でもコラボスとかアクトコールなどは直近で、
監視して具体的に購入も検討しつつも、
購入出来ずに機会損失となっています。
もちろん、両社ともに現時点ではファンダメンタルズの好転というより、
期待度の高まりや水準訂正が主のようですから、
この機会損失そのものはまぁ残念でした~と軽く受け流せばいいのですが、
自分がなぜ購入しなかったのか、
その後その自分の読みと実際の現実とがどう乖離したか、してないか、
そのあたりの実績を積み重ねていきたいと思います。
前述の「観察」により実績を養う取り組みの一環です。

そのためにも監視銘柄のエントリーや、
初期分析の効率化もテーマです。
簡易分析と詳細分析とで、
もう少しメリハリをつけていかないといけません。

少なくてもいちいち監視銘柄のひとつひとつに、
この記事のようにダラダラ時間をかけるのではなく(笑)、
さくっとアウトラインを見極めるスキルと癖を身に付けたいですね。


ということで、そんなことを考えながら、
来年の投資方針策定を進めていこうと思っています。


なお、これにあたり、パフォーマンスの開示様式など、
カスタマイズをしたいと思います。
(誰も興味ないと思いますがね・・・)



ドラルドトランプ氏が大統領へ就任することになりました。

日本の株式市場は朝方こそ高く始まりました。
なんだかんだでヒラリークリントン氏への
無難な決着を期待したものかと思います。

ところが、刻一刻とドナルドトランプ氏の健闘が報じられると、
一気に指数は急落していきました。
元々混戦なので午後にもつれるという話だったはずなのですが。

結果、日経平均は900円を超える下落となり、
ブレグジットを彷彿とさせる急落となりました。


こうなると、この先、為替がどう動くのか、
欧州や米国市場がどう反応するのか、
それを受けて、明日以降どう対処していくべきか、
私も含めて投資家は不安になりがちです。
一方で今の日経先物の戻り基調を見て、
やっぱり今日の急落は一過性のショックなだけだと、
急に強気になってみたりもします。

そんな不安や期待の感情を処理するのを助けてくれるかのように、
各証券会社などを通してアナリストが様々な解説をもたらしてくれます。

しかし、それらの解説は正しいかもしれませんし、
誤っているかもしれません。
過去の百戦錬磨を経験した上での解説だと思えば信じたくなりますし、
自分が信仰するアナリストが言うことであれば、
そういうものかと思えてくるものです。


○○ショックといわれる過去のショック安では、
2番底、3番底を形成することも多いから、
まだまだ油断できないなどという警告が私も頭をよぎったりします。

そしてそういう実例を元に、
今後どう首尾よく行動すべきかのヒントを探しているようでは、
私は自分の投資スタンスを堅持できなくなると危惧します。
そもそも相場に対して首尾よく行動することは
狙っていませんし、そういうスタンスを取ることを決めているわけでもありません。

2番底はあるかもしれないし、ないかもしれない。
そもそもトランプショックといわれているこの急落は
本当にトランプ氏のせいだけなのか。
元々堅調だった株価への調整の範囲の動きではないのか。

結局この先に首尾よく行動することを目指そうと思うから、
結局最後は投機的になってしまうのです。
それが悪いとは思いませんが、
私は徹底的にそれを排除するように行動することを目指しています。

ですから、先物が上げようが、NYダウが調整しようが、高騰しようが、
為替がどう振れようが、
私には関係なく、目安と決めている現金とベアの比率を観察することだけを忘れず、
あとは個々の銘柄の業績面への影響だけを注視して行動するようにしたいと思います。


ついつい、全体のセンチメンタルにより、上下に振れると、
機会損失が怖くなったり、ちょっとうまく立ち回れたと自己満足したり、
と退屈な感情に支配されがちになりますが、
そういう退屈な感情とは距離を置き、
こういう時だからこそ、自分が決めている投資スタンスを再読して、
それを遵守していけるようにしていきたいものです。


・日本管理センタ
選挙結果は全く関係なし。
決算通過前で警戒感がありますが、
まぁだいぶ指標面でもこなれてきたので、安心してホールドです。
ただ週間では▲1.2%でたいした調整をしていないので、
買い増しは不要です。

・ソーシャルワイヤー
アジア地域の地政学リスクなどで影響は出るかもしれませんが、
セグメント比率を見ても、影響は無視できます。というか関係ないでしょう。
昨晩のオンラインIR説明会もよかったです。
主力まで比率を上げる最中なので、今日もありがたく買い増ししました。
そろそろ打ち止めを考えないといけません。
なにせナンピン地獄状態ですからね(笑)

・丸和運輸機関
選挙結果は影響なし。その割に今日の調整は▲5%弱と大きめです。
直近決算通過で高かったですし、実際週間ではまだ+3%という状況です。
こちらも放置ですね。同社は高配当銘柄のはずなので、
調整も限定的でもいいのですがまぁ投げたい人がいるのでしょう。

・WDB
米国でのCRO事業などの展開を検討しており、
今後の米国政策次第では影響を受ける可能性があります。
トランプ氏の政策の具体化も実際にはこれから出てくるとのでしょうから、
影響は観察しますが、こちらも影響は軽微と捉えています。
今の事業規模からしたら完全に無視出来ます。
こちらも相当日中に調整していたので、ありがたく買い増しさせてもらいました。

・サンセイランディック
指標が割安に見えている銘柄でもショック時には同じように下がりますね。
低PERは下値が堅いなんて嘘ですよね(知ってました(笑))。
選挙の影響はないでしょう。特に見立てを変える必要はありません。

・コムチュア
こちらも選挙結果関係なしですね。
そういえば日経新聞の記事になっていたITBOOKとの提携は
正式にはリリースでないんですかね・・・
まぁ別にどちらでもいいのですが。

・全国保証
完全なるストック銘柄なのですが、華麗に下落しています。
選挙結果は関係なしです。

・スターマイカ
選挙結果には全く影響は受けません。
特に今日の下落は気にしなくてよいでしょう。
こちらは高値からの大幅下落で一旦トレンドが変わるのでしょうか。
トレンドはどうでもいいです。
ただ、高値圏にはありますからね・・・

・シュッピン
決算直後の暴落からだいぶ戻し気配でしたが、
下落の波にもまれましたね。
特に選挙結果に影響はありません。
為替の変動で時計事業などで影響はあるでしょうが、
既に円高による悪影響は織り込まれているはずです。
いや、そもそもトランプ氏も別にドル高(円安)基調なはずなので、
むしろプラスです(影響は対したことないでしょう)。

・日本BS放送
全く選挙、関係ないですね(笑)。

・ジーフット
トランプ氏買ったからもう靴は買い控えよう・・・ってなりませんね(笑)。
全く無関係だと思います。

・エムケイシステム
なぜか今日プラス引けです(笑)。
こちらも選挙結果は関係ありません。
国内の社労士向けシステムの市場には米国は関係ないでしょう。

・ホクリヨウ
TPPの動向に先行き不透明感が益々出てくると思います。
TPPが見送られると同社にとってはどちらかというと追い風でしょうかね。
ただ、そんなに影響はないでしょう。
それより国内の鶏卵相場と飼料価格の動向によるでしょう。

・ひらまつ
為替の影響によりワインや食材の仕入に影響はありますが、
そもそも選挙以外にも為替が動く要素は大きいですからね。


当然、経済活動において、全く影響はないということはなく、
巡り巡って影響が出るわけですが、
いきなり業績が急降下していくようなイメージはもっていません。
ですから、銘柄への見立ては変わりません。



明日も下がるかもしれないし、反発するかもしれません。
そうなると売買のタイミングを取ろうと色々考えたりもしますが、
まぁタイミングなんて読めませんし、
こういう時により納得感のあるPF構成を目指して調整していきたいと思います。


私もそれなりに資産を減らしましたが、
皆さんもそれなりに被弾していると思いますが、
(ウィルグループなどS高銘柄を持っていた方はむしろプラスの方もおられますかね)
いずれにせよ、せっかく急落して騒がしいので、
書き殴りのような記事をUPしてみました。


ちなみにマインド的にはまったく堪えていません。
自分もだいぶ成長したな、とこういうところで感じたりします。
間違いなく投資を始めた頃なら、狼狽売りに走っていたと思いますね。

内容のない記事でいつもすみません。。。



常にポートフォリオを最適化しておくべく、
毎週のパフォーマンス記事を書いたりする中で、
思考を巡らせて悩んでいます。

値動きがよく、上昇幅の大きなスター銘柄をみつけては、
こういう銘柄を組み入れておきたい衝動に駆られるわけですが、
ここでいう最適化というのは、
目先の値上がり期待をMAXするようなことではありません。
(そもそもそんな期待度MAXの最適解がわかれば苦労しませんが…)

最適化とは、概ね以下の3点で適合性を図るべきものと理解しています。

(1)長期的に見て自分が見渡せる範囲にリスクが収まっているか
(2)そのリスクの範囲内で自分の目標水準として納得感のあるリターンが期待出来るか
(3)そのリスクとリターンの兼ね合いから投じる資金比率は適正であるか


例えば、(1)のようにリスク(不確実性)が存在するのは、
投資の世界では当たり前のことですが、
それを自分が見通すにはあまりに手に余り、
極端な話、一か八かのようなことになっていないかということです。
直近の具体例で言えば、アルファポリスが該当するかもしれません。
ゲートという作品が盛り上がり、
ゲーム事業など多角化していく中での成否や、
その後続作品の規模感など全体の不確実性は高い状況でした。
ですから、(3)に照合して保有比率を落とすという判断となりました。
その後は結果的に苦戦を強いられることとなり、
株価も暴落はしたものの、なんとか損失は最小限となりました。

逆に(1)の観点で言うと、Hameeの例も挙げられます。
こちらは逆に業績が好調で株価も跳ねたわけですが、
私にはEコマースの好調というポジティブな動きについて、
その先どこまで伸長していくのかの見通しが判断出来ず、
プラス側のリスクの許容度を超えたといえます。
その上、株価的にも高騰し、その後のリターン期待として、
リスクとリターンの兼ね合いを考慮して(2)の視点で見た時に、
合理的に保有継続するという判断になりませんでした。
ですので、結果的に2倍程度での利益確定となっていますが、
その後、株価は更に2倍以上に高騰しています。


ポジティブな要素でもネガティブな要素でも、
まずは自分が見通せる範囲のリスクであるか
このことをリスク許容度とも表現されるのでしょうが、
まずはそれが受容出来るものであるかというのが大事なのだと思います。

その上で、リターンと比率をよくよく観察して、
どう対処すべきかを検討すべきなのでしょう。

そのことを念頭に置いて、
分散させ過ぎの現状のポートフォリオに対して
もう少しメリハリを持たせる方向で検討すると共に、
既存の銘柄の枠内だけでなく、
フレッシュな銘柄も検討候補に置いた上で、
最適化を図っていきたいなと思います。



長期投資をスタンスとしているので、
ついついポートフォリオを固定化させようという思考も働き、
なかなか新たな銘柄探しに真剣になれないわけですが、
一方で、長期投資であったとしても常に最適化を図った上で、
結果的に「変えないことが」最善と判断して
固定化されるのが本来の理想だと思います。
「変えないこと」が目的となってしまっては本末転倒です。

そうやって長い目で見て、
やはり変えないことが最善と言い続けられるような銘柄で、
ポートフォリオを構成させられるよう、
少しずつでも理想形を目指して最適化を図っていきたいなと思っています。

なんか当たり前のことをいつも連ねてしまいますが、
ポートフォリオを整理する上で、
ついつい高嶺の花の銘柄や、
リスク度外視で騰がりそうなことばかりに目を向けて
銘柄発掘してしまう自分がいそうだったので、
自分を律する意味でも改めて自分に言い聞かせるための記事にしました。
相変わらず、自己満足ブログで恐縮です。



最近とみに感じるのは、
夢を買う要素が強まっているなということです。

少し前であればアキュセラインクやそーせいのようなバイオ株の
際立った強い動きもそうですし、
今で言えばポケモン作品へ夢を託されている
任天堂が注目の的になっています。
この任天堂の動きに至っては、
その作品が注目を浴びることで、
歩く人が増えるので靴が売れるとか、
モバイルデバイスがより普及することで電池に特需が来るなど、
様々な夢で盛り上がり関連銘柄が相次いで物色されている状況です。

株価は、夢(テーマ先行の期待)と現実(企業業績の定量実績)の
2つの要素で決まると言ってもよいと思います。
これを単純な数式で表現すれば、
株価=PER(期待)×EPS(現実)ということになります。

ファンダメンタルズを重視する私の立場においては、
期待が小さく(低PER)、実績がまだ小粒(低EPS)の銘柄を仕込み、
実績が順調に向上する(EPSが向上)するプロセスで、
期待も適正化する(適正PER)になる動きを共有することで利益を出すのが、
投資方針に合致した手法となります。
夢ばかりが先行して過熱したPERになれば売ることになりますし、
いきなり利益が爆益になることも想定はしていません。
(棚ぼたはありえますが。)

一方で夢が先行する前述のバイオや任天堂のような例においては、
PER(期待)が極端に大きくなることで、
株価が跳ねているわけですが、私の投資手法に合致はしないものの、
これを自分の手法と違うからバッサリと否定するつもりもありません。

自分の手法と異なるフィールドで大きな動きがあり、
それで多くの方が利益を享受出来ていると、
ついついそんな動きそのものを眉唾っぽく眺めて、
否定したくなる気持ちも出て来そうなものですが、
そこは自分が学ぶべき材料と捉える方が良いと考えています。

もちろん、それを最終的に自分の手法にどう活かすか、
活かさないかはよく考えねばなりませんが、
夢先行だろうが、実績織り込みだろうが、
株価はその時の時価としてはリアルにそこにある動きですから、
認めなければなりません。


株はある側面では夢を買うとも言われるわけですが、
それを私はこれまで明確に自分の手出しするフィールドではないと
否定しがちでした。
しかし、そうではなくそういう部分も許容した上で、
それをどう自分の手法に取り込むかをよく考えないといけないなと思います。

投資方針に掲げていないことはやらないというのは、
遵守しつつ、それにずっと固執するだけではなく、
その手法そのものを進化させていかねばなりません。
進化という言葉で何でもありになってしまっては本末転倒ですので、
慎重に自分の考えを整理して行動することで、
結果が伴わなくても納得感を得られる行動を心掛けていきたいと思います。


その点からすれば、任天堂やその関連に乗っかることは、
やはり私には納得感が伴わない気がします。
一方で、例えばソフトバンクはずっと夢を感じる会社と感じています。
ファンダメンタルズ分析というより、孫さんという社長に夢を感じるのと、
それに応えようと変化している姿に感銘を受けます。
私は夢を買うことを否定してきたので、
ずっと手出しをしていませんでしたが、
最近の孫さんの話を聞いていると、ARM社の買収も含めて、
成功するかどうかはさておき、
とてもチャレンジングな経営だなと思っています。
そういう魅力に夢を買うという要素があってもいいのかもしれない、
そう思わないわけでもありません。
人並みですが、WBSの出演時の表情などを見ていると、
何か夢を感じています。
これだけを根拠にして株取引をするのは、
今の投資手法からはあまり考えられないものですが、
一方でそういう要素が多少あってもよいのではないかとも思い始めています。


夢ばかりを追っているのは
明らかに私のスタンスに反しますので、
テーマを追いかけるとかそういうことはやるつもりはありませんが、
一定の要素にそういう異なる楽しみがあってもまたいいのかもしれないなと
考える日々です。


何が言いたいかわからない文章ですが(いつも?)、
任天堂が羨ましいとかではなく、冷静に自分が夢を買うという要素に対して、
どう振る舞うか改めて考えるよいきっかけとなっています。

テクニカルなども駆使して考えて、
思考を重ねて任天堂で利益を取るという所に注力するのが、
儲かる投資家としての行動かもしれませんが、
私は儲ける前に自分がいかに納得出来るか、
夢を買うということに自分がどう折り合うか、
思考を巡らせてみたいと思います。




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