投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

全国保証の株主総会に行きました。


※聞き間違いや主観に基づく誤認を含む可能性が多分にあり、
個人的見解も介入しておりますので、ご参考程度としてお読み下さいませ。

※記載内容には配慮をしているつもりですが、当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が生じた際には、
即座に公開を取りやめます。



20190614_090240612.jpg



■参考
・昨年の株主総会レポート → リンク
※一昨年より前はレポート記事を割愛しておりました。

■当日の流れ
9:50 事業内容について映像放映(開会前)
10:00 開会
10:03 議決権数・株主数報告
10:05 監査報告
10:08 事業報告(映像説明)
10:20 対処すべき課題の説明(社長プレゼン)
10:25 付議事項上程
10:28 質疑応答
11:33 質疑終了→決議
11:35 取締役から一言挨拶
11:37 閉会
※手元の時計による概算ですので多少ズレはあるかもしれません。

昨年は総会終了が11:33でしたから、
ほぼ同じくらいで終わるようになっていますね。
流れもほぼ同じです。



■議決権行使の状況
 議決権行使株主数    : 9,522人/23,556人(40.4%)
 議決権個数 : 623,649個/688,616個(90.6%)

 ※内訳
  出席株主数532人
  出席議決権行使個数 131,479個

株主数は昨年から2,579人増です。
これに伴い議決権行使人数も1,089人と増となっていますが、
その比率はほぼ横ばいで、これは個数ベースでも同じ傾向です。
議決権行使の比率が90%を超えているので高い行使率だと思います。



■全体所感

全体としてしっかりした役員の対応ぶりが顕著に表れており、
受け答えの姿勢や内容もしっかりしていて、地に足のついたものとなっています。
大風呂敷を広げるような会社ではなく、派手さこそないものの、
安心して経営をお任せ出来ると感じる総会でした。

成長性という観点では、住宅ローン保証の事業一本という中で、
決して成長性やテーマ性のある事業領域ではない上に、
景況感の高推移の恩恵による押し上げ効果(与信費用低減効果)も一巡しています。
つまり、今後はトップライン(シェア拡大)を増やす政策が肝になります。
しかしながら資金量の多い銀行は自行保証会社を抱えている点からも、
シェア獲得について飛躍させるような目からうろこのような戦略も描きづらく、
実際には地道に積み上げていく事がメインシナリオになります。
長期的には豊富なビックデータを抱えている点からも、
事業の領域を広げるというような景色も見えなくはないですが更に先の話となります。

従って、総会で見聞きした内容で、事業の先行きに大きな期待が膨らむ、
という種類の感動はあまりないわけですが、
しかしやろうとしていることや、地に足のついた活動については、
実直な経営にお任せして応援したいという気持ちを大きくさせてくれる内容と受け止めました。

また、個人投資家を増やしたいという意向が強い点は少し意外性を感じました。
個人保有比率は現状で7%と依然低く、10%程度まであげたいということでした。
確かに改めて株主構成を見てみると、保険会社など金融機関や年金など、
ガチガチの大株主が上位におり、個人の比率は確かに低いのですね。
優待や配当に優れていますし、株主数だけをみると2万人を超えており、
個人への人気も高いと理解していたのですが、
個人をもっと増やしたいと考えているのであれば、
私も思いつきで述べましたが、分割と配当を上げるくらいのことがあってもいいかなと思います。

私も質問を通して有意義な時間を過ごせたことを嬉しく思いました。


■質疑応答の様子

※繰り返しになりますが、聞き間違いや主観に基づく誤認などが介在している可能性が高いため、
あくまで個人的なメモとして参考にして頂ければと思います。



Q 債権回収事業の買収の意図について
従前は求償債権をアウトソーサーなどへ引き渡す事で
リスク対応していたと認識している。
今回の買収で回収業務そのものも自社内で対応することにより、
収益を取り込むことを企図したものと理解しているが、
その収益と裏腹に生じる回収リスクや稼働増といった課題を自社で抱える点について、
どのように捉えているか。

A
従前は代位弁済に至った後に担保物件の売却による返済のほか、
分割による弁済を希望された際にその債権を外部のサービサーへ売却していることもあったが、
このような所から生じる収益についても内部で集中的に扱い、
利益を内部蓄積していくことに繋げたいと考えて取り組んだものである。
また将来的に提携の金融機関様に対して、回収業務のアウトソース需要を受託出来るようなことも
企図しており、新たな収益化の機会を見定めていきたい。
リスクについては、確かに事業性融資の債権に係る大口の債権回収ともなるとリスクも伴うが、
あくまで個人ローンを主体とした小口の個人ローンの回収業務となると、
相対的にそもそもリスクの高い債権ではないと認識している。
※つまり基本的に担保もある中で回収といってもリスクは限定的な領域のみ扱うということですね
(石川社長)


Q 業務効率化の取り組み状況について
構造的に代位弁済がこれ以上低位となり収益貢献の要素は限定的と認識しており、
今後は業務効率化による引き受け可能な業務量を増やすことでシェアを拡大することや、
業務効率化によるコスト削減による収益貢献が必至の状況であると考えている。
AIやRPAの導入といった取り組みをされているが、現状の取り組みについて教えて欲しい。

A
RPAについては、子会社の全国ビジネスパートナで一部活用をスタートしており、
更に横展開の機会を探っており、今期も引き続き浸透と拡大に取り組みたい。
AIについては活用できるとすると保証審査部分になると考えている。
大手のメーカーとっ協力しながら構築に向けて取り組んでいるところであり、
具体的な時期は言及しづらいが出来るだけ早期に導入をしていきたいと。
しかしながら、保証審査そのものが完全にAI化できるとも考えておらず、
必ず最終的には人間の目のチェックもまた不可欠であるとも考えている。
(石川社長)


Q 新人事・評価制度の浸透状況について
昨年4月に新人事・評価制度を導入し、約1年余りが過ぎた所であるが、
当制度の導入によって、社内の雰囲気や社員のモチベーションにどのような変化があるか。
特に昨今の人手不足といわれる中で、優秀な人材の育成・定着が経営課題にもなっているが、
当社従業員は前期比で4人の純減ということで、心配な気持ちもあり質問している。

A
職員の持続的な成長を促すことが会社の発展にも繋がるという理解の下で、
この制度を敷いて運営している。
最近では管理職手前の中堅社員が後輩の育成・指導をより強固にするために
メンター制度を導入した。この制度を導入したことにより、
業務の事に関するコミュニケーションの機会が増えたと実感しているし、
評価の達成度についても透明性が増したということで、
職員の間でも納得性が増したという声も多く届いている。
より一層制度定着に向けて努力していきたい。
人員数については、規模の拡大が緩やかに継続している中で、
一定程度の人員増を見込んではいるものの、
平行してIT化などを通して業務効率化も進めていることから、
大幅な人員増をするようなことも考えていない。
一方で、サービスの低下を招かぬよう、一定程度の人員数の確保や育成について
引き続き努力をしていきたい。
(青木常務)


Q 社外取締役の牽制効果の実情について
上條氏と永島氏については、金融出身の方とお見受けするが、
具体的に取締役において、どのようなスタンスで臨まれ、
広い知見に基づいた発言等で役割を果たしているのか、
ご本人の声としてもお伺いしたい。

A
上條氏は金融機関でTOPを務められ、
永島氏についてはメガバンクで要職に就かれた経験を有している。
(石川社長)

40年以上に渡る金融機関での経験を有しており、
また地域金融機関の経営を司ってきたこともあり、
そのような経験をもとに、取締役会だけでなく、
日常的に経営幹部と意見交換を交わしている。
特に保証審査の仕組み企業姿勢の在り方、ガバナンス、
人事制度における働き方改革など多方面に資するような活動のため、
努力を重ねている。
住宅ローンは低金利で保証料率も低位となっており厳しさを増している中で、
安全を期した保証体制の構築などを通して当社収益の向上のために
活動をさせてもらっている。
(上條取締役)

ちょうど直近の取締役会で業務に関する規定変更に関して付議したが、
社外取締役のお二人から様々な忌憚なき意見をお伺いし、
結果、本議案は採決を見送るということとなった。
このような事例からも、日常的に取締役会で機能を果たして頂いていると認識している。
(石川社長)
※ここのやり取りの中では、社外取締役がいずれも金融畑であることから、
もう少し異業種からの任用があってもいいのではという議論があると
面白かったかなと思います。次の選任の時にはぜひより広い人脈から
任用候補を出して欲しいなと思います。


Q コンプライアンス対策について
スルガ銀行や西武信金などで昨今マスコミを賑わしているが、
まず取引関係があるのか、またあるとしたらどのような危機管理を行っているか、
反社対策を含めた対応について教えて欲しい。

A
スルガ銀行とは取引はない。西武信金は提携先である。
反社という点では、審査時に必ずチェックをしているため個々の取引においては、
まず排除されると理解してもらってよい。
またその後も定期的にトレース管理を行っており、
万が一、事後に反社チェックに引っかかった場合には、
提携金融機関様にご報告申し上げると共に、
対応については個別に対処をすることとしている。
(山口専務)


Q その他剰余金処分の件について
債務保証積立金に積立てるということだが、これの意図とこの181億円はどこから算出されたものか。

A
債務保証積立金は、いわゆる保証債権に対する内部留保のバッファ分であり、
金融機関様が保証会社として信用性をチェックする際に健全性を評価される際に
チェックされる項目であり、当社の保証債務の積み上がりに対して、
適正なバッファを含んだ内部留保を蓄積していくことが大切だと考えているものである。
また181億の算出については、最終利益から配当拠出分を考慮した分を内部留保として、
当該額を積み立てている。
(青木常務)


Q 不動産や金融に対する信用低下に伴う環境認識について
消費増税の影響や不動産全般の信用低下が生じており、
また住宅ローンを投資物件等に不適切に用いるなどの問題も顕在化しており、
決して外部環境は明るい状況ではないと理解しているが、
当社の経営上においてどのような環境分析をされているか。

A
増税影響は注意深く見守っていたが、不動産市場において、
目立った駆け込み需要が生じていない。
増税後の施策が強化されており、前回増税の時のようなことにはならず、
平準化するものと捉えている。
投資物件の保証は過去にやっていたこともあるが、
あくまで実需の住宅ローンを扱っている。
投資物件のローンの問題については、直接的な当社への影響はないと考えているが、
金融・不動産全体の不信に至る様相については、
金融機関の端くれにいる当社としても気に掛かるところではある。
まずは、当社として現在社会問題になっているような事態が生じないよう、
しっかりと事業をやっていくことが大切であるとの認識のもと、頑張りたい。
(石川社長)


Q 株主総会の他に会社説明会などを開催して欲しい

A
貴重な意見。
主に秋くらいに、これから株主になる方を主なターゲットとして
IR活動を行っている。このような場にもし近くであれば足を運んで頂きたい。
(石川社長)
※株主総会後というのを意図的かどかはさておき、
趣旨が伝わっていなかったと思います。
質問者は株主総会の後、同日同会場でそのまま続けるという趣旨だったと感じました。


Q 2012年くらいから計上されていた債務保証料について
2014年くらいまで計上されていた債務保証料がなくなっているが、
その他に含まれているものなの。当時オリックスに支払っていたものと認識しているが、
どのような状況なのか。

A
債務保証料は以前に金融円滑化法が施行された際に、
住宅ローンの返済に対して元金据え置きの対応や期間延長の対応をとる事となった。
その際に、一部見通ししづらい状況もあり、特にリスクを吸収するために
費用項目に当該費目で計上を行ったものである。
現在はこのような施策もなく、このような費目が上がることはないと認識している。
(青木常務)
※質問者はオリックスへの支払いの話として伺っていたはずだったのですが、
答弁の内容そのものは理解したのですが、
そもそもの質問とあるべき回答がなんかよくわからないやり取りでした・・・(私の勉強不足)。


Q 金融機関傘下の保証会社の買収は今後は進めないのか
過去に金融機関傘下の会社を取り込むことで、
業容拡大などを企図していることはよいことだと捉えていたが、
その後そのような動きがみえないのだが、今後はこのようなことをやっていかないのか。

A
以前に金融機関子会社の保証会社が引き受けていた保証債務を
当社が引き継ぐようなスキームを行ったことがあった。
年間20兆円でてくる新規実行のローンのシェアを取っていく取り組みに加えて、
既に実行中の160兆におよぶローンについて、
その保証を引き継ぐことで累計のシェアをあげていくことも考えてのことである。
今後も既に出ている中から新たな証券化された債権を扱う事に加えて、
新たな金融機関様との話もしているところであり今後の総量拡大に努めていきたい。
(青木常務)
※この質問もいい質問だと思いました。
証券化債権とか新たな話の進展などきちんと成果や提携などがあれば
適時開示してもらいたいですね~。

Q メガバンクとの提携に向けた取り組み状況について
三井住友信託銀行との提携を行った後、目立った動きがみえないのだが、
メガバンクとの提携の強化・拡大に向けた取り組みについてはどのような状況なのか。

A
三井住友信託銀行との取引においては、提携後、足元で大きく計数を伸ばしている。
当社の成長ドライバのひとつとなっている。
その後の取り組みとしてはMUFG銀行とりそな銀行との取引計数も伸ばしており、
順調に推移をしているところである。
しかしながら、この2行については、まだシェアが低い状況でもあり深堀余地があるため、
積極的に提案していきたい。
大手行という意味では残るは三井住友銀行とみずほ銀行があるが、
新規提携の機会は常に模索しているところである。
未提携銀行が少なくなっている所であるため、未提携行へ提携営業をしつつ、
提携行の利用率を上げていく努力が必要と考えている。
(浅田取締役・営業所掌)
※この後のメガバンクの深耕の追加質問にも繋がりよかったです。
メガへの切込みの方がJAの新規提携よりインパクトあると思っていますからね。
いい質問だと感じました。

Q 個人株主を大切にしている背景・理由について
業績拡大も順調であり、株主数も2万人を大きく超える水準にある中で、
魅力的な優待や総会開催時のお土産など個人株主へのケアが充実していると思う。
昨今、このような動きを止める会社もある中で、
当社は個人投資家を大切にする姿勢が強いと感じるのだが、
どのような背景や理由に基づき対応されているのか。

A
確かに個人株主数は増えていることはありがたい事と認識している。
しかしながら、保有比率で見た時、個人保有比率をもう少しあげていきたい。
個人比率は7.37%と低く、出来れば10%程度まで増やしていきたいため、
今後も個人株主数の増加のためにIR活動や政策を頑張っていきたい。
(石川社長)


Q 中期経営計画・当期の内容と進捗について
中期経営計画はどのような内容で、その進捗状況はどのようになっているのか。
着実な進行をしているのか、確実に達成されるのかされないのかという感触が
全く言及がないのはいかがなものか。
企業によっては招集通知に進行期はどのようなガイダンスを示しているかと明記しているが、
当社は明記されていない。

A
中期経営計画は報告事項の映像の中でも若干ご説明を差し上げてはいたものの、
説明が悪くて申し訳ない。
***(中略)*** 中計に沿って順調に推移していると捉えてもらってよい。
進行期のガイダンス表記については、貴重な意見として今後検討する。
(石川社長)
※個人的には適時開示出ているし株主通信にもきちんと明記されているので、
そこまでわがままを聞かなくていいのではと思いますけどね・・・。


Q 当社の認知度向上のための広告戦略について
横浜スタジアムで当社広告を目にしたが、個人投資家の増大に向けて、
認知度向上をさせるために今後の広告戦略をどのようにするのか、
また横浜スタジアム以外で広告を出している実績があれば教えて欲しい。

A
現状では広告は横浜スタジアムだけである。個人株主をもっと増やしていきたいと思っており、
どういう形態で認知度を高めていくのがよいのか検討したいが、
このように横浜スタジアムを見たという声もあったので、それも参考に今後検討したい。
(青木常務)

当社は優待の特集本について、前のページに出してもらったり、経済紙に出してもらったりと
メディアの露出も含めて対応しているが、もっと努力をしたい。
(石川社長)
※そもそも横浜スタジアムの広告って投資家向けの広告なんですかね。
どちらかというとエンドユーザーや金融機関向けの広告だと思っていました(笑)。


Q メガバンク深耕のアプローチについて
メガバンクへのアプローチは資金量が多いところでもあり、
シェア拡大が当社成長には欠かせない要素と認識しているところであるが、
一方で、メガバンクは独自に自行保証会社を擁しており、
OBの方も多く在席していることからも単純に当社が働きかければシェアを取れていくという
簡単な構図ではないと理解しているところであるが、
どのような取り組みが必要で、特にどのような点が深耕に際してボトルネックになっているのか。

A
指摘の通り、自行保証があるためそれを差し置いてどんどんシェアを取っていければよいのだが、
そのような単純なものではないのもその通りである。そのような中で、メガバンクの審査目線があり、
そこと異なる審査目線で当社が審査をする部分で余地があると考えている。
メガバンクが得意としない領域や属性に対して、当社が得意とするものを訴求し、
案件を回してもらうとか、エリアに関しても特異なエリアを訴求したりと、
存在感をアピールするなどの工夫をしながら対応をしている。
(浅田取締役・営業所掌)


Q 個人投資家の増加施策として配当政策と分割が有効ではないか
個人投資家の増加を標榜されていることが伝わってくるのだが、
まずNISAへの組み込みを考慮した際に、当社株価を鑑みた際に
より組み込み検討しやすいように分割で投資単位を落とす事は有効ではないか。
特に当社のように毎期安定した事業をされ配当も増配が続いている中で、
NISAとの相性はよいように思えるため、検討してみてはどうか。
また直近でも配当性向を25%へ向上されている中ではあるし、
内部留保が事業上必要な事も重々承知しているが、
昨今の配当性向としては30%程度が当たり前となっている中では、
更なる配当政策の積極化も有効ではないかと考えている。

A
貴重な意見として今後様々な検討を行っていく。
(石川社長)


Q 社長の内容掌握について
各答弁において、各取締役が答弁に立っているが、
穿った見方なのかもしれないが、社長が全てワンマンで答えるのも考え物ではあるが、
社長がどこまで内容を把握しておられるのか危惧もするがどうか。

A
せっかくの機会なので、各所掌役員に答弁頂く方が良いと判断している。
もちろん私も答弁はできるが、せっかく並んでいるので、
出来るだけ発言してもらった方がよいと考えている。
(石川社長)
※はい、これは私も同感です。どんどん所掌役員に振ってもらって、
社長が補足をすればいいと思います。


Q 財務諸表の表記など前期比比較がわかるようにするべき
貸借対照表など前期比の記載がないので、どこがどう変わっているかなどが分かりにくい。
前期比で比較してわかるように表記したらどうか。

A
貴重な意見として今後検討する。
(石川社長)
※うーん、こちらも短信とか決算説明資料とか適時開示でも出ているし、
株主通信にもすごく丁寧に解説されていますよね。


Q 計画を策定のスタンスについて
中計や各期のガイダンスにおける計画策定においては、
野心的な計画策定をしているのか、未達の際の批判を恐れ、
達成が見えている保守的な策定を行っているのか。
順調な進捗ということで、保守的になっているのではないか。

A
あくまで結果論でやってみなければわからないというところでスタートしている。
決して無難な計画を最初から策定しているというわけではない。
(石川社長)
※まぁとはいえ、堅い会社ですから、当然保守性を重んじて策定はされていると思います。
目標目線が低いというよりこれは投資家との距離感の問題であり、
私は何ら問題がある姿勢には思えませんけどね。


Q 営業の注力方針について
未提携先の開拓により重きを置くのが、既存先の深耕に重きを置くのかどちらなのか。
当然どちらもやるという事だろうとは思うが、個人的には未提携先を開拓する方がよいと思っている。

A
当然どちらも注力はするのだが、やはり提携先の金融機関に全て頻繁に利用頂けている状況でもなく、
このような所を掘り起こしていくことがより重要だと認識している。
(石川社長)
※これは私も同感で、特に提携先数ではなく、資金量の大きい所でいかに総量を稼げるかを
考えて戦術的にやっていってもらいたいなと思います。



■最後に

私は会場には開場の10分前くらいに到着していましたが、
既に列が出来ていました。
前に20人くらいいたはずなのですが、
なぜか私が会場入りトップでした。
つまに前の20人は全員お土産貰って帰られるんですね。

そのあともしきりにお土産だけもらいに来る方が多くて、
毎年のことながら驚きました~。

ちなみにお土産は目黒の洋菓子店のガトーショコラですね。
ただ今、品薄だそうです。

6個入りで1080円のものですね。 → 直販サイト

400x400_gato6.jpg


ちなみにこれとは別にお茶のペットボトルを頂きました。


帰り際、いつもお世話になっているIR担当の方と少し立ち話をさせて頂きました。

個人投資家を増やしたいなら個人投資家主催のIR活動に参加してみたらとか、
やっぱり分割とか有効だと思いますけどね~とダメ押しをしておきました(笑)。

ただ、今年はいわゆるIRフェアには出展されないかもということで、
しばらくは直接触れる機会が減るかもしれませんね。


【決算精査】 7164_全国保証(19年3月期_1Q決算)


■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

保証債務残高の堅調な積み上がり、
そして雇用情勢等が底堅く代位弁済も低位に推移し、
増収増益の決算となっています。

決算補足説明資料(PDF)も同時にリリースされていますが、
特段大きなトレンドに変化がないものの、
新規保証実行金額が横ばい水準になっている点と、
代位弁済が低位とはいえ少し上がったという点が目に留まります。
どちらもごく軽微な懸念点ではありますが、
気が付いてしまったので、IRへお電話してお話をさせて頂きました。

印象としては、やはり特段大きな懸念は抱きませんでした。
もちろん今後も定量データは適宜確認していくわけですけど、
特に投資判断を変える必要ないと判断しています。

日銀の金利上昇容認するような政策の変更に対して、
今後どの程度か未知数ですが、金利が上昇に転じることで、
どのような変化が出てくるのかなと考えています。

変動金利の方が即座に固定金利に借り換えていくほどの、
大きなトレンドではないでしょうし、
そもそも今後も含めてそんな金利急騰なんてことは、
なかなか生じにくい、
そもそも変動金利でローン実行されている方が、
この程度の変化にどこまで機敏なのか、
大衆の認識を理解する事も必要だと思います。

現時点では特段変化はないと思いますが、
長期金利が動いて数ヶ月した後に、
手応えとして何か変化があるかを確認してきてもいいかなと思います。
今質問しても、想定しかわからないですし、
金利云々の話は想定の範疇での仮定の話をしても
あまり意味もないので、今回は敢えて質問しませんでした。

足元の状況は引き続き従来の環境の良さも手伝い、
増収増益基調を継続しており、好調な決算だと思います。
進捗率などからみてもやや計画を上振れしているようにも感じますが、
元々、コンサバな計画を立てる会社なので、
ある程度想定の範囲内だといえると思います。

ということで、総合評価は「3」(想定通り)となります。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


■営業収益推移 ※売上イメージ
7164_全国保証(19年3月期_1Q単計)営業収益推移

同社は住宅引き渡しが集中する4Qに偏重しています。
1Q対比で見れば2桁の増収イメージとなり好調です。

グラフにはプロットしてませんが、
営業利益率は71.6%となっており、前期より+0.7%と微増です。
前期までは年々数%改善してきていますが、
そろそろ落ち着いたという印象です。
代位弁済のこれ以上の抑制は現実的ではないでしょうから、
この辺りが利益率MAXポイントなのかなと思います。



■純利益-EPS推移
7164_全国保証(19年3月期_1Q単計)純利益-EPS推移


純利益についても営業収益同様、4Qに偏重です。
1Q対比でみると純利益率が51.3%となり前期の51.5%から
微減となっていますが、誤差の範囲で同水準です。
こちらもこれ以上の良化は更なるペーパーレス化や
AI活用などのIT効果がないと難しいかなと思います。
そもそもIT効果といってもそれを導入するためのコストもあるため、
むしろ投資をすれば償却で初年度はむしろ負担になるかもしれません。



(2)今期予想について

4Qに偏重しているので、上期状況を見ても見通しは限定的ですが、
雇用情勢や新規保証実行金額の動向である程度収益は予見できますが、
それが一貫して堅調のため、ある程度安心はできるかなと思います。
(その分、大きな急伸や飛躍というものはないのですがね。。。)

いつも通り、上期の予想達成点から逆算してみます。
2Q単で必要となる収益は以下の通りです。

営業収益: 8,198百万円
営業利益: 5,632百万円(利益率:68.7%)
純利益: 3,996百万円(利益率:48.7%)

前期の2Q単の実績から見ると、
営業収益が+2.8%、6.6%の営業減益(純利益も同率)となります。

同社の営業収益は
住宅の購入(新築や中古)の際のローン実行の際の保証の積み上がり、
また住宅ローンの借換需要の際の保証といったものが積み上がって形成されます。
マクロ環境では住宅着工件数は足元でより軟化しており、
新築のローン実行機会の総量も軟調に推移するものと思います。
そういった中で、全国保証はシェア率を向上させる(行内保証からの引き込み)取り組みで
全国保証が保証出来る総量を積み上げることで、
増収ペースを維持していると理解しています。
この戦略は特にメガや大規模行などでより積極的に行っていく戦略ですから、
個人的には特段減速をする事は想定していません。

その前提からいうと、やはり3%弱の営業収益の増はやや保守的かもしれません。
ただ、新規保証実行金額が前期から減少にも転じているため、
案外この程度に落ち着くのかもしれません。
まぁ変に期待せず、計画通り位に受けとめれば良さそうです。

一方で利益面では利益率が1Q対比前2Q比で大きく悪化する前提となります。
こちらはさすがに保守的ではないかなと思います。


3.定性情報の確認


日銀の対応によって金利が多少なりともボラティリティをもっていくことで、
住宅ローンへの取り組み方にも多少なりとも変化が出てくるかもしれません。
まだまだ全く未知数ですが、この辺りの動向にも少し気を払っておこうかなと思います。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

7164_全国保証(19年3月期_1Q)株価推移


株価はそれなりに割安さを持っているように思います。
ただ、やはり環境が変化した際にリスクを負う構造にはなっており、
この辺りが市場からのディスカウント要因になっているのは、
やむ得ない面もあると思います。
もちろん、ストレスチェックをきちんと実施しており、
健全性には大変な守りをもって経営されています。
加えて、石川社長以下経営陣もだいぶ慎重な姿勢だという理解をしています。



(2)IR照会の状況

決算説明資料の中で、新規保証実行金額の減少傾向と、
代位弁済の件を質問します。

※記載内容はあくまで私の主観に基づき記載していますので、
勘違いも含めて誤りや偏りのある見解の可能性があります。
ご容赦くださいませ。

Q
新規保証実行金額が前期に続き減少しているが、
前期では日銀のゼロ金利政策による借換え需要の反動で、
抑制されたものであったと理解しているが、
今期の実行金額も僅かだが減少しているが、
シェア率が下がっているなど事業上の環境的な変化があるか。

A
特にない。銀行さんらから保証依頼が減っているとかそういう要因はなく、
特段懸念を要するような状況ではない。
やはり金利のボラティリティが低くどうしても借換え需要の更なる低位による
影響が引き続き出ているものと考えている。
そして、現状の推移については、会社計画通りに推移している。
(特段問題はなくて十分に好調に積み上がっていると思います。
ですが、これが少し遅れて売上に薄くなることを考えると
総量が多少マイルドになり営業収益もマイルドになるかもしれませんね)


Q
代位弁済が低位とはいえ今期は若干上昇している。
ここ数期連続して低下し続けてきたが、このような反発に至った背景として、
何か借主側のデフォルト率が足元で増えているとか、
返済に寄り添う活動等に影響がみられるのか。

A
こちらも特段変化はないが、既に相応に低位な水準にあり、
多少の凹凸によってどうしてもこのように見えてしまうケースもある状況である。
(もう十分低位ということで、その懸念先の多少の増減が
このような形で影響が出てしまうのですね。逆にその程度低いということでしょう)



5.さいごに

今回のIR照会もお電話でお話をさせて頂いたのですが、
いつもお世話になっている方がご不在だったのか(夏休みですかね)、
他の方に応対して頂きました。
お電話に出るなり、総会の時はお世話になりました、ありがとうございました、
とお声掛け頂き、大変嬉しかったです。
そして完全に覚えられてしまっているんだなと悟りました(笑)。
このブログもありがたいことに認識して頂いているようなのですが、
会社にご迷惑をおかけしない範囲で、
個人の見解としていつも書きたい放題に書いています。
応援する気持ちで時に賞賛し、時に課題を取り上げ、
出来るだけニュートラルに分析をしていきたいと思います。

それにしても、こんな弱小株主の私のような存在にも
きちんと向き合い真摯に、
そして気さくに対応して頂けるので、本当にありがたいなと思います。

全国保証の株主総会に行きました。
聞き間違いや、私の主観によるメモとなりますが、
記事にUPしておきます。

※あくまで個人的な見解も含んでおりますので、
ご参考程度としてお読み下さいませ。

※当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が示された場合は、
即座に公開を取りやめます。



20180615_soukai.jpg



■参考
昨年の株主総会はレポート記事を割愛しておりました。


■当日の流れ
10:00 社長挨拶で開会
10:05 議決権数確認
10:09 監査報告
10:12 事業報告・計算書類内容報告(映像)
10:24 対処すべき課題(社長プレゼン)
10:30 議案上程・議案内容説明
10:35 質疑応答
11:29 決議
11:30 取締役・監査役・退任取締役の紹介
11:33 閉会

■議決権行使の状況
 株主数    : 8,433人/20,977人(40.2%)
 議決権個数 : 622,348個/688,524個(90.4%)
 ※個数は私の聞き間違いかもしれませんが高い行使率ですね~

■全体通しての所感

駅から至近ではありますが、改札口から会場ビルのエレベータまた
豊富にプラカードを持つ方が立たれておられました。

また会場の入り口に会場予定時間である9時少し前に着くと、
既に20人位の待機行列が形成されておりました。

そして、9時の時報と共に受付がオープンになります。
かなり時間にきっちりしていますね。同社らしいですね。
ちょうどザラ場で寄り付いた瞬間に誘導が始まったので、
時間にも正確だなと印象に残りました。

会場では出席票を頂いた後に、お土産の引き渡しコーナーがあり、
そこでお土産を受け取り、毎年恒例の高級おしぼりを頂き、
いざ会場の中へ進みます。
かなりの社員さんが礼儀正しく挨拶をして下さり、
逆にこちらが恐縮してしまうくらいです。

ここで、概ね半分強の方がお土産ゲット後に帰宅されている印象です。
20人程前にいたはずですが、私が会場に入ったのが1番くらいの感じです。

ちなみにお土産は毎年お菓子ですが、
今年はプリンでしたね。 →こちらのプリン(但し1箱4個入りです)
ペットボトルのお茶も入っていましたが、毎年1000円程度のお土産は
とても人気があるようですね。
毎年様々な品を選定されているのですが、
いったいどういう選定プロセスで選ばれているのか興味があります。

前方に陣取った自席にて、タブレットで改めて決算説明資料を確認し復習しつつ、
漠然とどんなことを質問しようかなと考えます。
といってもただ座っているのも疲れますし、
まさかここで四季報を広げて読書するのもなんか気が散りますので、
ロビーに出て少し気晴らしをします。


途中、いつもお世話になっているIR担当の方とお話をさせて頂きました。
軽くご挨拶をした後に、まるのんさんですか?と聞かれ遂に身バレしました(笑)。
別に後ろめたいことをしている自覚はないですし、
むしろこんな個人的な戯言にも気付いてもらえるのも光栄だと感じました。
これからは忖度をして会社の良い面をどんどんアピールしていきたいと思います。
ではなく、これからも良い面悪い面の
それぞれを率直に所感を残していきたいと思います。
もちろん、誤った認識に基づいて迷惑をかける事は本望ではないため、
もし誤認やご迷惑をおかけするようであれば、
いつでも指摘して欲しい旨お伝えさせて頂きました。
(これは読者の皆様にもぜひお願いをしたいと思います。)

開会10分前になると、おもむろに全面スクリーンに会社紹介の動画が流れます。
そして例年通り、役員が会場の都合で上手(かみて)から入場する旨の
エクスキューズが事前にあった上で役員入室です。
この入場が上手からというあたりまでわざわざエクスキューズするのも、
また金融機関を相手とする伝統的な同社らしい堅さだなと感じます。
なんにしても、しっかりしているんですよね。
こういう姿勢は金融機関相手だと自然のことなのかもしれませんが、
きめ細かい配慮があるのだなと感じるところです。


さて、開会ですが、相変わらず石川社長の佇まいはしっかりしています。
声のトーン、言葉の選択、間合い、凛とした姿勢、
会場全体を見渡す際の目線などなど落ち着いて聞いていられる進行です。
あの所作はなかなかマネできるものではないなと思うのです。
どこかで訓練でもされたのか、信金時代の若い頃に叩き込まれたものなのか。


映像を交えつつ、要点である課題対処の箇所は社長自らの言葉で説明されます。
この辺りも決算説明資料の際の資料や動画とトーンは同じです。
議案の上程等もソツなくこなしていき、
一番の山場であるQAとなります。



■議事の概要

特に目新しい議事上での情報はありません。
詳細は決算説明資料や動画をご覧頂ければ理解は十分出来るかと思います。


■株主からの質問

【Q】
新人事制度について、人材の活性化は当社の事業成長のためには欠かせないものと認識。
新たな制度での狙いやどのような制度を適用していくのか、
また効果として出ていることや逆にまだ課題事項と認識している事があれば教えて欲しい。

【A】
新人事制度は人材育成に重きを置いた制度である。
特に3つの狙いを持った制度としている。
1つ目は、性別を問わず次世代を担える人材を育てる職場環境の実現。
2つ目は、社内外から評価をされる人材育成の実現。
3つ目は、住宅ローン保証業務の知識を深め、実践力を備えた専門家集団の実現。
この4月から制度を開始したばかりであり、
今後様々な課題も出てくると思われるためそこに対処しながら良い制度となるよう努力していく。
結果、活力ある魅力ある会社作りに徹していく。

※ダイバシティ―も意識して組織の底上げを図るような
育成に引き続き特化していくという方針ですね。
育成はとても大事なので良いと思います。
あとは、評価制度を含めた従業員の納得感を高めるための
施策についても詳細を聞きたいですね。
良くも悪くも堅い会社なので、その辺りも実直でソツのない
悪く言えば平凡なものなのかもしれません。


【Q】
新規領域への進出について、まだ抽象的な印象が拭えないのだが、
どのような方向性で検討されているのか。
またコンサルティング会社と共に検討を進めているとも聞いているが、
どのような方面のコンサルティング会社と組んで検討されているのか
差し支えない範囲で教えてもらいたい。
またその際にどのような期待・夢を株主として抱いていけばよいか、
逆にどのようなリスクを想定しておくべきか考えがあれば教えて頂きたい。

【A】
抽象的だというご意見はもっともであり、
現中計でしっかり検討を重ねていき新たな成長を見据えていかねばならない認識。
ただ、性急に推し進める必要性に迫られているわけでもないため、
じっくり検討をしていきたいと考えている。
コンサル会社は個社名は控えるが、メガバンク系のシンクタンク系列の会社である。
非常に有益な知見に基づきアドバイスをしてもらっている。
方向性については、信用保証という枠組みを飛び出すというよりは、
既存事業の強みを生かせる周辺事業を軸に検討をしている。
期待感については事業がうまくいって全国保証グループとして成長していくことを
経営と株主とで共通認識であると捉えている。
またリスクも様々なリスクがつきものであるため、
従って慎重を期して対応を行っているということである。
進出の方法としては、新会社の設立やMA、他社との業務提携の全ての選択肢を排除せず、
検討を進めていきたい。

※メガバンク系列のシンクタンクって本当に優秀な方と、
もはや銀行の天下りで腰掛けのような方もいる印象です。(勝手なイメージ)
この検討の中でそのメガバンク系列とのアライアンスがより深まり、
既存事業でも副次的効果が出てくると面白いですね。
いずれにせよメガバンクの利用率が上がると、保証債務の積み上がりの景色が
大きく変わって好転すると思います。
まぁまだシステム対応(ペーパレスなど)がようやく全店展開といっている中なので、
それを受け入れる基盤がまだ岩盤というわけでもないと思うので、
そういったシステム対応を粛々と進めつつ、後は営業頑張ってもらいたいですね。


【Q】
保証債務残高が順調に積み上がってきているが、
前期の結果はやや頭打ちになっているように思える。
今後、当社では扱えなかった高リスク層の案件にも取り組む事も考えていくのか。

【A】
保証債務残高の積み上がりは確かに伸長率が鈍化しているのは
データからもその通りの指摘である。
当事象については会社としても十分に分析をしている。
過去2-3年はマイナス金利の適用で借換特需もあって底上げされてきた経緯がある。
その反動が出ているという理解をしている。
国内の住宅ローン新規扱いは全体で15%弱程のマイナスであるが、
当社は1.5%程度の減少で留まっておりまぁまぁ健闘したと認識している。
また高リスク層への新たな扱いをしていくかという点は、
そもそも当社はお客様の幸せや夢の実現をお手伝いをするという使命もあり、
現時点ではあまり考えていない。

※確かに保証債務残高は減少に転じていますが、
借換需要の落ち着きによるものですからそこまで心配はしていません。
ただ住宅着工の減少や増税実施時の冷え込みなどを考慮すると、
ここからは保証債務残高の積み上がりは営業による利用率UPでカバーするしかなく、
そんなに安易な道ではないかもしれませんね。
そのために事務効率化で量で稼ぐといったものに対応していけるための活動を
現在しているのだろうなと思われます。


【Q】
社外取締役の新任2名について、共に金融畑の出身である。
社外取締役はより広い知見でもって議論活性化する役割もあると認識している。
もう少し金融外からの登用があってもいいのではないか。
どのようなスタンスで選定をしているのかについて教えて欲しい。

【A】
指摘の通り、共に金融畑の出身となった。
10年以上前から2人の社外取締役を招聘してきて積極的に登用してきた経緯がある。
今回実は選任にあたっては、女性の登用も検討して、
金融以外の方の経歴ももらい検討を行った。
最終的な判断として今回はこのような選任をお願いするに至ったが、
今後も貴重なご意見として承り、広い知見で経営出来るように配慮していく。

※この質問は私はいい質問だなと思いました。
同社は堅実な会社ですから何事もソツなくきちんとやっていくでしょう。
ただより広く事業環境を分析したり意思決定に際しては、
多角的な知見がどうしても必要になると思います。
金融出身の方というのは、リテールにしろ法人にしろ様々な業種や業界について
明るい方が多いと認識しており、まだ補完は出来ていると思いますが、
それにしても金融出身者だけではなく、全く異なる分野からの知見というのも、
また時に必要になると思います。
答弁にもある通り、社外取締役としては検討した事実は示されました。
また昨年も一部株主から指摘があった女性登用も意識したのだと思いますが、
やはりそこは、けんけんがくがくと議論して
取締役会でブレない判断をしたのは良いと思います。
いきなり社外取締役登用となるとどうしても機能しないリスクが脳裏に浮かび
ハードルも高いと思うので、社外の方を入れた次世代WG的なものを
まずはボトムアップ活動でやってみるのも面白いのかもしれません。
(もちろん守秘義務契約等はきちんとやった上で)


【Q】
長島氏は債券回収の経歴であるが、今後債券回収に特化していくようにもみえる。
現状でどの程度の不良債権があって対処をしてきているのか、
また今後、債券回収に対してどのようなスタンスで臨むのか教えて欲しい。

【A】
当社が保証する保証件数は昨年期初に63万件あって、
これらが延滞扱い(3回連続延滞)となったのは0.34%である。
またそこから代位弁済に至ったのは0.11%となっている。
雇用環境が好転しており、代位弁済までいくのは非常に低位になっている。
長い期間保証していることもあり、今後の景況感等の変化によっては、
当然回収の必要が上がる可能性もあるわけで、
それに備えて回収についても重要な対応であると認識している。
第一にはそもそも代位弁済にいかないような事前審査を徹底すること、
また仮にそこまでいってしまっても、早期回収が出来る段取りの整備は、
重要であると考えている。
現状としては、早急に回収に関して喫緊に取り組む必要性には迫られていないが、
平常時から専門的な対応が取れるように準備しておくことが大事だと捉えている。

※代位弁済の率は今はとても低位です。
答弁にもある通り、回収するとしても量も限られますし、
そもそも不動産市況が高く、担保物件の売却などで相応の回収も可能だと思います。
ただこれはあくまで今の市況(雇用や不動産)の場合であり、
この市況が逆回転した時にはやはり回収も含めてリスクはありますね。
もちろんだからストレスチェックもして健全性を会社として示しているわけですけどね。
そもそもリーマンショックや東日本大震災のような時にも、
住宅ローンが次々とデフォルトするということはなかった認識であり、
過度な心配は不要かなとも思っています。
ただ、今の市況で変動金利でやや背伸びをしている方々はおられると思うので、
もし仮に金利が上昇局面、それも急激なものに見舞われると、
借換需要(変動→固定)の特需というよりもネガティブな状況が顕在化してしまう
可能性は考慮しておくべきかなと思います。


【Q】
引き続き日本だけがマイナス金利政策が継続することとなっているが、
当社にとってどのような影響があってどのように対応していくのか。

【A】
借入側の立場でみると、低金利で借りやすく追い風である。
一方で金融機関側からみると収益性を落としている主因ともなっており、
金融機関によっては住宅ローンの優先度を下げてきているケースも散見される。
一方で金融緩和が終了して金利上昇局面では逆に借入側の立場では
ローンを組みにくくなることも考えられる。

※答弁にはありませんでしたが、豊富な前受収益金を低リスクで運用していますから、
その運用利回りとしてはマイナス金利下は銀行の収益低下と同様、
同社にとってもネガティブです。
ただ、逆に借入金にはフォローの風ともなり、まぁトータルでみると
良し悪しなのかなと私はかねがね理解しています。
私はマイナス金利突入前に自宅を交流しておりローンを組んでいますが、
それでもライフステージのタイミングで購入する方は一定数はいるでしょうからね。
まぁ金利が穏やかに上がるのであれば、それはそれでいいのではと思います。
急激なボラティリティは違う意味でショックを与えると思うので、
安定した推移であればまぁいいかと思います。


【Q】
負債比率が高い。特に固定負債のうち、長期前受収益の費目が大きい。
この費目はどのような性格のものであるのか。

【A】
長期前受収益は、当社が保証の際に一括して保証料を受け取り、
それを長期前受収益に計上している。
毎期、売上としてPLに計上される性格のもので安心出来るものとご理解頂きたい。

※他の株主の方から追加で安心はできないとのクレーム?も。
なぜ一括で先にもらうのか、毎期もらえばいいではないかという主張。
返済をしないといけない可能性がある以上、逆に不安しかないとのこと。

→個人的には?な主張だと感じました。
そもそも伝統的に一括で保証料をもらうモデルが浸透していることと、
一括して前受でもらえることが許容されるのは
ビジネスモデル的にも強みだと思っています。(一括して前払いしてくれるんですよ!?)
キャッシュフローからも先にキャッシュインがたつというのは優位です。
そもそも同社が運用しているといっても十分なストレスチェックをした上で、
過度な流動資産で保全していることから考えると
十分なリスク対処が取られていると思います。
預かった前受金を新たな投資をして固定資産化したり、
費用計上しているようであれば自転車操業のようで不安も大きくなりますが、
むしろ安全運転過ぎると思うのですが。
この方の主張は私には全く理解出来ませんでした。


【Q】
提携金融機関の中でスルガ銀行との提携契約はしているのか。

【A】
スルガ銀行様とは提携の契約はしていないし、当社から営業もかけていない。
少々スタンスの異なる銀行でもあり、マッチしないものと認識している。

※綺麗さっぱりと切り捨ててらっしゃって面白かったです。
少し違うスタンス(性格)の銀行さんなので、みたいな返しは的確な表現です。


【Q】
株主還元についてはどのようなことを描いているのか。

【A】
配当を第一に考えている。
毎年上下するのではなく、安定的に推移させること、
そして少しずつでも増やしていけるよう取り組んでいる。
また自己株買いという可能性もあるが、
株式の流動比率の観点を踏まえても現時点で検討はしていない。
また株主優待も実施している。

※配当は前期に比較的増配幅をもって対処してくれたので、
この点は良い判断をしてくれたと私は思っています。
(中にはもっとくれという方もおられるでしょうけどね)


【Q】
提携金融機関の伸びが鈍化しているようにもみえるのだが、
壁が厚いということなのかどういう要因なのか。

【A】
住宅ローンの扱いが多い所も未提携先があるし、
ネットバンク等需要が大きいところもまだ開拓余地があると捉えている。
まだ市場シェアは7%でありまだ成長余地があるものと認識している。

※私は提携数を伸ばすために、小規模のJAなどを追い求めるより、
やはりメガや地銀上位行に対してもっと利用率をあげてもらう取り組みの方が、
大切だと思います。そのため、実は提携数はあまり重視していません。
それよりメガ、地銀上位、地銀上位以外の3セグメント位に対して、
同社保証の利用率を情報収集して開示してもらいたいくらいです。


【Q】
他で断られた顧客に対して当社へ照会があった時に、
その断られたという履歴をみて、当社保証の判断の際にどのように扱っているのか。

【A】
あくまで当社の基準に従って判断をしていく。
当社にも保証のノウハウが一定程度蓄積しており、
当社のスタンスに応じて粛々と対応していく所存。
その観点では、他社での可否が直接的な観点となっているということはない。
また毎月リスク委員会で各支店毎のリスク状況を可視化して確認しており、
急にどこかの支店でリスクが増大するというようなことはない。

※この質問もなかなか良い質問だと思います。
同社はどうしても守りが強い会社という印象ですから、
横並び意識が高いと他社保証の可否を判断の要素としていそうですが、
案外そこはそうではなく、自社基準をきちんと遵守しているようです。
これは会社の姿勢をにじますような良い答弁だったと思います。
要するに自社の保証スキームにきちんと自信を持ち、
それを拠り所に粛々と対応しているよ、という解釈をしました。


【Q】
IR活動において関西地方でも実施されていると聞いているが、
総会後に関西でも事業報告会のようなものは企画されないのか。

【A】
株主総会は東京で実施しており、一方でIR活動は大阪で実施している。
また個人投資家向けには、各政令市等で紹介をする活動に加え、
更に小さな規模での地方都市で証券会社主催の会も実施している。
今後も貴重な意見として広く普及活動としてIR活動頑張っていく。

※IR活動の充実は私も期待したいと思います。
東証や日経などのIRイベントにもっと出展してみてもいいのではと思います。
派手さはありませんが、堅実な会社として特にシニアの方には人気がありそうです。


【Q】
関西方面の株主はどの程度いるのか。

【A】
手元に統計データがないため詳細をお答えできないが、
広く全国に分布している。

※こりゃ蛇足の質問ですね(笑)。
あとでIRに電話やメールで聞けばよいようなことだと思います。



■最後に

既存事業としては、雇用状況が悪化しない前提で、
今後も緩やかに成長を続けると思います。
メガバンクなど金融機関内での保証からの切り替えは、
リスクのアウトソース、とりわけ住宅ローンを
収益コアとは認識されてこないでしょうから、
余計にアウトソース機運が高まると思います。
メガバンクも地銀上位も昨今ではデジタルシフトで、
住宅ローンという古典的な商材は顧客との接点としての役割こそあれど、
ここでメイン収益を求めてこないという推測を抱いており、
全国保証のようなしっかりした会社が活躍できる環境があると思います。
未だ、天下り先のような行内保証がまだメインで、
全国保証のシェアはまだ10%もないですから、
地道な普及活動が奏功すれば、また連携システムの自動化など
仕組みが整理されればまだ十分余地があると思います。

一方で、新規領域の育成は堅実な会社ですから、
時間を要するというのは理解していますが、
特に中古やリフォームなどは今後需要も大きいと思いますから
商材開発頑張って欲しいですね。
どうしても新築保証と違い、担保査定や総額が低くなることで、
収益性は普通にやると下がりますからね。
また中古やリフォームというだけでなく、
もう少し広く周辺事業を見てもいいのかもしれません。

同社は既にJPX400に採用されるなど、
私の保有している銘柄の中ではもう大型株ですから、
なかなか難しいかもしれませんが、
株主総会だけでなく、よりざっくばらんに意見交換が出来るような
場がまたあるといいなと思います。
この辺りは、小さな会社ですと、小規模のミーティングや、
総会の後に会社説明会や懇親会のようなものもあったりするのですが、
大量のお土産目的の方をみると、
懇親会なんてやると戦争になりそうですね。
食べ物なしの懇親会なんてのもいいですね。
(好き勝手書いていますけどね・・・)




【決算精査】 7164_全国保証(18年3月期_4Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク



1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


3月に上方修正がありましたが、
そこから更に若干の上振れと、
それに伴う追加の増配となっています。

同社の動向は、保証債務残高の積み上がりと、
代位弁済によるコストの推移を見ておくとよいわけですが、
双方とも同社業績にとっては順調な環境が続いています。

保証件数が減少に転じていますが、
その点は、3月の修正の時に既にIRに確認済です。





特に論点のない決算ではありますが、
今後注視していきたいのは、やはり保証債務残高の積み上がりです。

銀行の中でも特にメガバンクなど規模が大きい所での
行内シェアを取っていく活動によって、目まぐるしく景色が変わります。
住宅ローンが減少傾向という表面的なトレンドは確かですが、
同社のシェアはまだまだ拡大余地があります。
そのためにも、ペーパーレス化やIT化がようやく進んできています。
事務のわかりやすさを全国津々浦々で金融機関へきめ細かく対応していくことで、
その余地は広がるわけですので、頑張って頂きたいと考えています。


新規領域への進出も随分前から言及があり、
こちらはこちらで改めて総会などで検討の進捗を突っ込んで、
期待している旨はきちんと経営サイドに伝えて行きたいと思います。
と、同時に既存住宅ローンのシェア向上のための、
事務効率の効率化も含めた対応に期待をしたいです。

一方で、代位弁済は失業率をはじめとする外部環境にも依存しますから、
このあたりはマクロ動向をチェックしておく程度しかできないと考えています。


増配トレンドが強く、足元での業績面は強いわけですが、
メガの攻略や新規領域への進展などまだまだスピード感にも乏しい点もあり、
総合評価は「3」(想定通り)となります。

実際19.3期EPS予想は330でしたが、
今回のガイダンスは329で実際ほぼ見込み通りのEPSとなっていますからね。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


売上(営業収益)と利益のキャプチャは割愛します。
順調に成長を継続しています。
詳細は銘柄分析シートにもグラフを描いていますが、
改めてキャプチャ取るほどのこともありません。



(2)今期予想の確認

5%の増収、2%台の増益ですね。
代位弁済など相変わらず保守的に積んでいるわけで、
実際にはもう少し行くと思われます。(景況感が変わらない前提ですが)

営業利益率は76.6%の予想ですが、
過去3期実績は84.7%→87.6%→87.3%となっています。

仮に営業利益率が85%だとしてみると、
営業利益は35,488百万円となります。
ガイダンスは32,020百万円ですから、
約10%の上振れ余地ということになります。
もちろん皮算用ですけどね。
前期比でみると+13.8%なり2桁成長になりますが、
まぁここまでは皮算用ということで出来過ぎでしょうかね。


(3)目標株価の確認

19.3期EPSを従来想定通り330と据え置いています。
その上で、5%成長を継続し、22.3期EPSを380として、
評価PERを18倍として6850円とします。


3.定性情報の確認

ペーパーレス化の取り組みについては、前年度の資料では検討となっていますが、
今回は全店導入と前向きになっています。ここは進んでいるのでしょう。
一方で新人事制度の検討や導入辺りはあまりニュアンスもすすんでおらず、
どういう状況なのかは改めて確認をしたいところです。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

7164_全国保証(18年3月期_4Q)株価推移


最近本当に停滞しているのですね。
何気に今はPER14倍水準になっていて、
買い増してもいい位なのかもしれませんね。
時価総額や成長性の面からこれ以上比率を上げるわけにもいかず、
私は傍観しているだけになるのですがね。。。



(2)IR照会の状況

特に新たな照会は現時点では不要と判断しています。
修正の時には前述のツイート埋め込みの通り、
色々話をさせて頂きました。



5.さいごに

こういう銘柄は退屈極まりないですが、
安定性重視という位置付けでステップと同様いれています。
元々はイオンディライトからの入れ替えでしたが、
イオンディライトにしても同社にしても安定的に業績推移しており、
その上、配当推移も魅力的で、守りにはとてもいいですね。


【決算精査】7164_全国保証(18年3月期_1Q決算)

決算説明資料(PDF)



1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


決算説明資料に記載の通り、
総じて順調な事業が継続しているようです。

将来の営業収益のストックとなる保証債務残高も堅調でありながら、
コストとなる代位弁済が低位に推移することで、
堅調な定量結果が出ています。

一方で1Q足元のでの新規保証実行件数が減少に転じており、
業績予想の前提では当指標は前期比増となることから、
これが一時的なものと判断するかどうかはなど注視が必要かと思います。

また、BSで、「金銭の信託」の解約があり、
その分で「有価証券」や「現金」が増加しています。
より安定的な運用にということなのか、
今の市況を考えてより安全サイドにということなのでしょうか。
どこまでも安全重視なオペレーションだと感じます。

代位弁済が低位となっており、
全般的に会社計画より強く推移しているものと思いますが、
現時点では特段驚くようなものでもないため、
総合評価としては「3」想定通りとなります。


なお、同社については、
決算説明資料のみで十分状況把握が可能であることから、
銘柄分析シートは作成していません。



2.定量数値の確認


(1)営業収益の推移

営業収益は保証債務の伸長に伴い、
順調に伸長しています。
特に問題ありません。


(2)利益の推移

営業利益は前期の強い伸長から
更に2桁成長となっています。
売上が伸長しているにも関わらず、
与信関連費用が▲25%と大幅減となっていますからね。

純利益では前期に有価証券評価損の
特別損失の計上があったため、
相対的に伸長率が大きくなっています。


(3)上期予想について

1Q実績と上期予想の差額から、
2Q単の計画を逆算します。

営業収益(売上) 7,890M(1Q比+8.3%)
営業利益 5,525M(1Q比+7.0%)

利益率がほぼ1Q並で営業収益のみが伸長するという見込みです。
新規保証受付件数(実行件数の先行指標)が1Qできちんと伸びていますので、
多少ショートするかもしれませんが、
利益面では概ね計画線という判断でよいかと考えています。



(4)セグメントの状況

同社は単一セグメントであるため、
特に記載することはありません。


3.IR照会

営業収益の源である、
新規保証実行件数が減少に転じています。
業績予想では増加見通しであるため、
これが会社計画通りであるのか確認したいと思い、
IR照会を実施しました。

私の主観に基づきメモを残しておきます。
なお、一部やり取りで記載残すべきでないことは
割愛しています。


まるのん
新規保証実行件数が減少しているが、
どのように捉えているか。

IR
前期の同時期はマイナス金利などの影響で、
借換需要が大きく膨らむなどして
実行件数の伸長が大きかったこともあり、
元々会社計画においても1Qでは減少を見込んでいた。
会社計画通りであると共に、
その先行指標である受付件数は堅調であることからも、
今後も計画通り推移し、通期予想の前提通りに
進捗していくものと考えている。

まるのん
BSで金銭の信託が減少しているが、
これはどのような理解をすればよいか。

IR
金銭の信託は、当社の保証料を安全性を十分考慮しつつ、
その一部を委託運用をしているが、
今回それを手仕舞いする判断をした。
そのために減少しており、1Q末ではまだ残高があるが、
今後完全にクローズする見込みである。
その分、より安全性の高い、社債や現金化している。

まるのん
保証料の利回りが低下している点は
収益性からネガティブと捉えている一方で、
安全性を最重視するという命題もあり難しい判断と認識している。
今の市況などをみるに手仕舞いしたという判断は尊重したい。

IR
悩ましい状況でありながらも、
何より保証料は今後の収益になる源泉であり、
それを毀損するようなことは絶対にあってはならないため、
このような判断を行った。


まるのん
代位弁済が低位に推移し、1Qでは見通しより強い推移と理解している。
そのような理解でよいか。

IR
そのような理解で相違ない。
代位弁済は保証債務の総量が増えており、
同じ発生率であれば増加するために
計画もロジカルに算出すると見通しは増加ということになる。
しかし、実態は雇用が強いなどの状況のため、
引き続き発生率は低位でコストが低減できている。
今後も代位弁済の発生率があがり、
コスト増になる要素は認識していないが、
引き続き注視していきたい。


いつもやり取りさせて頂いているIR担当の方で、
とても明確でこちらの意図を汲んでコミュニケーションが取れます。
IRが優秀だと嬉しいですね。
まぁそういう優秀な方を配置しているのだと思いますし、
そういう会社は応援したいと思わされますね。



4.株価推移

決算を受けて、一時5000円台を付けた後、
華麗な寄り天で一気に決算前の水準を割り込んでいっていますね。
確かに代位弁済の低減でやや強い数値ではあるものの、
そこまで驚く内容でないことと、
既に株価にも織り込まれていたとも思うので、
私は完全に傍観者となりました。
PERで15-16倍程度でほぼ妥当な水準ではないでしょうかね。




~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~


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