投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

Author:まるのん
アラフォーのイクメン窓際サラリーマン。
投資方針に忠実に運用し、
将来の教育資金や老後資金への不安へ対処していく。
中長期視点で現物日本株へ投資。
サブブログ「まるのんのフォトはなし」で趣味の写真も公開。
年初来:+0.9%(2019/5/31時点)


東証IRフェスタ2019に行ってきました。

常連の会社が多く、2日に分けて行くか悩んだのですが、
絶妙に会社説明会がばらけていたので、結局2日に跨って参加しました。

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まず、それぞれ朝一で講演があります。
1日目はさわかみ投信率いる、澤上氏の講演。
2日目はメディアクリエーターの落合氏の講演です。

特に落合氏の講演は、私には難解と思っていたのですが、
この講演会に申し込んでおくと、
(講演を最初から聴こうと頑張らなければ)朝一で並ばずに会場に入れるので、
一応申し込んで途中からですが拝聴します。

そのあとは、経営層がプレゼンする予約が必要な会社説明会の中で、
目ぼしいものを転々とし、すき間時間でブースを回るといった形で回ります。

今回は敏腕投資家の方からもお声掛け頂き、
途中ランチなどで場を離れることもありましたが、
2日目の16時くらいまで参加しました。
(さすがに飽きましたけどね・・・)

というわけで、適当にメモで振り返っておきます。

なお、昨年の様子は以下の記事にUPしています。、

■(参考)昨年のレポート

 ・東証IRフェスタ2018 その1

 ・東証IRフェスタ2018 その2

 ・東証IRフェスタ2018 その3



■澤上氏講演

まず澤上氏の講演です。
同氏の主張は日本株は大局的には右肩上がりで騰がっていくのだから、
どんどん買えということだと認識しています。
(すみません、認識齟齬があれば、私の勝手な思い込みです)
今回は、とにかく買え買え仰っているのかなと思ったのですが、
どうもそうでもないようでした。





わからんものに手を出さないこと、
そして自分が理解できるものをきちんと見極めて、
その中で勝負すればいいという主張はまぁそうだよねと思いましたし、
分散なんていらんと。1億なければ3銘柄、よくても4銘柄というのも、
まぁ分散は実際にそこまでリスクヘッジとしては効果がないなんてことも
聞いたことがあるので、そうなんだろうと思いました。
大局であまり違和感のあることは仰っていません。

安い所で買って、高い所で売ればいい、簡単だ、という主張もよく聞きますが、
まぁこれも基本的な構造としては真理だと思います。
澤上氏の話を聞いていると超長期でみるべきということで、
それは日本の経済が逆回転を起こした時に、
円で資産をもつことへの警鐘の主張の先に、
日本株(企業)へお金を託すのが合理的だというくらい、
マクロな視点を踏まえた主張のように感じました。

ファンダメンタルズに収れんするから、
自分が測定している(理解しているから測定できるはず)水準からみて、
低くなれば買い、高くなれば売る、この繰り返しでいいんだということです。
ホワイトボードには上下の波が右肩上がりになっている図が書かれていて、
解説があり、その高低のサイクルの時間は読めない、
だからゆっくり腰を据えればいいということです。

長期投資というと、私なんて特になのですが、
一度買ったらその企業価値が低下しない限り、
ホールドしておけばいいという思考になりがちですが、
趣旨はどこに置かれていたかわかりませんが、
一定のスイング要素を孕んだような話しぶりでした。
それはこの低く買って、高く売るとリズムと表現されていて、
そのリズムをつかみ、大切にすることというトーンだったからそう感じました。


大筋で違和感はないのですが、
自分の長期投資とはの深層の部分での迷いがあるから、
余計にこの若干の違和感に敏感になってしまったのかもしれません。
正解があるわけではないので、考えるきっかけを頂いたと思っておくことにします。


■シップヘルスケアホールディングス

説明者は常務の横山氏です。
物腰柔らかく、お話を伺ってみるとマイルドな印象です。

一通り説明を伺った後、1時間弱雑談も含めて色々お話を伺いました。

○国内
・堅調な病院再編、大規模化の追い風により、来期以降の案件も豊富に確保できている。
堅調な状況が続くとみてよいように感じました。
足元のメーカー系の不調については、ICUの機器販売と介護設備機器販売が低調な状況となっている。
ICUはシェア率50%で実質他1社と2強の競合環境となっているようです。
ここはネガティブな状況とか、構造に変化があるというより、
構築の凹凸の時期的な兼ね合いなのかなと感じました。
シェア拡大をみながら対策(そんなに大きく好転の兆しはなく、現状維持か)していくとのことですが、
まぁここが成長ドライバとは思っていないので、よろしくやってくれればいいかなくらいです。
介護設備機器販売は、老人ホームの新設が抑制されていることで、そもそも施設が立たないから、
設備機器販売が低迷しているということでした。
この構造はそんなに変わらなそうですから、今後もあまり好転は望めず、
細々という感じかなと思います。
※資材費、建築費の高騰や人的リソース不足、また介護報酬の低減による収支がとれないで施設投資が様子見
一応短信に不調とあったので、子会社の些末なこととは思いましたが、
会話をさせて頂いた次第です。

・今期の利益の押し下げ要素としては、
調剤で利益数億、重粒子の償却で10億超の利益下押し。但しこれは想定内。
メーカー系の計画ビハインドは利益ベースで2億程度。
シニア向けの上振れ等でカバーできている状況のようで、
とりあえず、会社計画線で推移しているということのようです。

・重粒子の償却は建物は35年定額、設備は15年の定率のようですね。
(ろくに有報もチェックせず聞いてしまいました・・・)
定率部分もあることなので、まだ来年は赤字のようなトーンでしたが、
今期に比べると大幅に赤字は縮小する見込みとのことです。

・重粒子の収益構造をそもそも理解していなかったので、ここも基本的なことをお勉強しました。
そもそも日本国内では、株式会社が直接治療などに関わることで、
収益を得ることはできないことになっています。
ですから、病院施設を運営する団体から、同社が管理委託をされていることで、
間接的に収益を立てるモデルのようです。
そしてそれは、基本的なベース部分の収益と患者治験数の従量部分で収益があがる2階構造のようです。
この配分や限界利益的なところは私も細かく突っ込めなかったのですが、
償却が思い当初数年は厳しく、ライフで回収していくモデルなのでしょうね。

・ライフケア(老人ホーム)は入居率が97-98%と高水準を維持しているようです。
今は、どの施設管理業者も同じようなひっ迫した状況のようですけどね。
やはり介護に関わる人材不足が成長の足かせになっている部分はありそうで、
需要があるのに、リソースが足りず対応していけないという構造のようですね。
そして、その背景には、毎年上がっているとはいえ、介護報酬などが
依然として過酷な労働環境とマッチしていないような部分があるのだと感じます。

○海外
・海外はバングラディッシュなどで来期以降立ち上げていく予定とのことです。
(海外では株式会社でも病院で収益を上げることができるため、直接連結に寄与)
バングラディッシュの施設は500床程度の拡張余地のところで現状は200床程度となっている。
名古屋大学で縁のあったドクターが現地で頑張っているようです。
色々な問題があって、一気に規模拡大というわけにもいかないようですね。

・海外はこのほかミャンマーや中国などに注目しているようです。
ただ中国は色々難しい国なので、同社としても単体で扱うにはなかなか難しい部分があるようです。
そういった中で、総合商社などからの医療設備投資に絡む引き合いは相応にあるようで、
うまくタッグを組んでいけるといいとなと思っている節がありました。
おんぶにだっこで専門商社のような顔でついって言って、
政治的な様々な調整なども含めた統括はお任せするということなんでしょうかな。
まぁその方がうまくいく気はしますが、どういうアライアンスでやるのかなとは思いました。
インサイダーっぽくなりそうなので、あまり突っ込まず・・・orz。

・全般的に国策で医療も含めたインフラ輸出なんて声があって、
海外進出も追い風なのではと思っていたのですが、
やはりとりわけ医療機器全般は、
海外のメーカーの商品競争力も高く、
実際には国策で進めていても難しい面が多々あるようですね。
当然海外でのビジネスは様々なリスクも高いため、利益率も国内よりいいようですが、
それに見合う苦労もされているな、という実感が滲んでいたように感じました。

・ミャンマーの医療機器設備との提携については、
今後は優位性など十分見極めつつ、
連結内に取り込んでいくことが視野に入っているような印象でした。
まぁ一般論としてはそれはそうだろうなと思いますけどね。

○その他
・資金調達については、あくまで多様的な手段で最適の・・・なのですが、
市場からの資金調達は当面はなさそうに感じました。
10年スパン位で考えているようですが、
直近では転換社債型新株予約権を発行しており、
当面はこれで、ということでした。
むしろ、自己株買いなども積極的に・・・だそうですよ。

・中計1兆は主にMAがメインシナリオになるようですね。
まぁそれはそうなのでしょうけど、こんなにダイナミックに買って伸びるとなると、
やはり海外の本格的な進出になると思うのですが、
先に議論した海外メーカーの優位性なども気になるところですね。




■ダイフク
某投資家さん達とランチしていたら会社説明会を逃すという失態もあり、
しょうがないのでブースに凸して、IR室長の方とお話です。

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シクリカル要素を一番気にしており、そのあたりの問答を繰り返してみました。
半導体や自動車製造ラインなどの比率に相応にあるのですが、
足元で中国の生産が弱く急転しているなんて聞きますが、
現時点では減速感はダイフクにおいてはなさそうです。

伸長余地については既に利益率12%近くまで上がっており、
一応15%程度までの伸びを目指したいとは仰っていましたが、
WILLの要素もありそうで、構造的に更に利益率が
急伸していくような事はないかなと思います。
まぁ実際にはまだ各ラインの構築方法やとりわけEコマース市場及びその
配送に関するひっ迫さから実際には15%程度まではもう少し微増していくかもしれません。
ただ、やはり成長は売上の規模拡大によるところが大きいいかなと思います。

同社は世界でトップシェアではありますが、
やはり米国のアマゾン向けでは3位となっており、これはまだ余地があるというより、
既に一定の成熟している模様でもあり、米国での拡大は
ウォルマートなど他企業の本格的な高度マテハンを要するようなところがメインシナリオになりそうです。
欧米はまた市場環境が特殊で、シェアもまだ低くそこまでイケイケという感じでもないようです、。
となるとアジアとなるわけですが、まぁここはまだまだあるのでしょう。

また空港における荷物の管理の設備なども初めて国内受注したそうです。
業績全体への影響は限定的と思いますが、
オリパラなど空港の高度化とかあると一定の引き合いはありそうですね。

やはりずっと狙っていて、一度年末にかけて株価が下がった時に、
いこうかと思ったのですが、どうしてもシクリカルど真ん中みたいな感じがしてしまい、
躊躇してしまいました。
今は株価もそこから反転して益々割安さが薄れ、むしろちょっと高いけどね、、、
みたいな感じになって萎えています(笑)。

でも想定していたよりは安心できるかなとも思いました。
会社の姿勢としてもサービス(継続収益)の比率を25%ある現状から、
安定さのためには伸ばしていかないといけないという感触も得ました。
こういった設備投資にもいわゆる一括売り切り、あとは細々とメンテというのではなく、
アジャイルで常に大胆な改良を施しつつ、長く使っていけるような構造に転換してくれたら、
面白いのかなと思いました。
まだそこまでの需要も会社側の意思も感じませんでしたが、
次回はこの辺りのところをもう少し突っ込んで可能性の感触も含めて聞いてみたいなと思いました。

結局、くどくどと質疑合算した後に、ブース説明会も聴いて、
折り畳み傘を入れる袋?を頂きました。

小さな模型もよく出来ていました。

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■トーカイ
ご挨拶ですね。
レンタル、病院関連は問題なしですが、
調剤が苦戦中です。
点数への対応は何とか進んでいるようですが、
やはり来期は増税を踏まえた薬価がどうなるかによって、
また色々苦しい状況が続くかもしれません。
ただ、この評価はやはり難しいですね。
薬価改定や調剤の報酬改定があり、
同事業がなかなか儲かりづらい環境だから、
それはPEST分析などから投資不適格なんて扱いでもいいのですが、
そうなんだっけ?とも思います。
実際に調剤薬局の運営を実直にやっている中では、
必死に意味があるなし様々な規制対応に汗を流しながら、
患者さんに向き合っている現実があるのだと思っています。
今の構造に様々な問題が孕んでいるというのはなんとなく感じているところですが、
そんなに短絡的ではなくていいのかなと思うところです。

ただ、ほかにも様々な懸念があることもまた事実で、
そのあたりのこともざっくばらんに会話をさせて頂きました。
とりわけクリーニング設備の機器販売については、
新商材投入を進める中で、当然ありえることですが、
様々な不測の事態があって、一生懸命対策を講じているとのことです。
まぁ失敗もあるかもしれませんが、ゆっくり見守るしかないですね。

ウェアラブル端末がメディアなどに取り上げれたことで、
少し注目してもらえる機会も出てきたようですし、
何より、介護と医療の両にらみという立ち位置に機関投資家の方々からは、
総じて評価もよいようで、だから株価も高く維持していますよね、
みたいな話をしました。

期待に負けないようにと仰っていましたが、
緩やかに期待しておきたいと思います(笑)。
恐らくまだまだ沈むこともあるかもしれない、
それはマクロのトレンドというより、
外部環境にふらされることが多いところもあるので、
やむ得ないですからね。
こんな呑気なことをいっているから・・・(笑)。

役員も元気にされているようですので、
また頑張ってくださいとエールをお送りさせて頂きました。


■サンセイランディック
2日目に松崎社長が説明会に来られる予定ですが、
イオンディライトの時間と被っており、
苦渋の決断で(笑)、浮気したため、今年は欠席しました。

※イオンディライトは総会が大阪で欠席となる見込みで、
サンセイランディックは3月に総会もあるということで・・・

初日は軽くご挨拶だけですが、
2日目も含めると相当な時間入り浸りました(笑)。

半分くらい雑談だったかもしれませんが、
有意義な議論をさせて頂きました。

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途中、絶賛不振中の建築事業の子会社の社長さんもいらっしゃり、
偶然居合わせたので、ご挨拶させて頂きました。
苦労されている中で、一生懸命やられているんだなと、
温かさを感じるような方でした。
経営判断として展示場の撤退などでリストラも含めて厳しい決断を強いられていて、
場合によっては更なるメスも必要になるかもしれません。
それは経営判断としては合理性を判断して、そういう結果になれば、
厳しい判断も下さねばならないわけですが、
そんなに事情は簡単ではないんですよね。
私は情に流される人ですし、優柔不断なので、絶対経営者は無理です。

まず、建築事業については、引き続き注視が必要という判断です。
細かいことは割愛しますが、受注や受注残の状況、
あるいは、黒字化するだろう見込みで安堵ではないのです。
その先に本当にシナジーがどこにあるのか、
それは他社の競争環境の中でポジショニングとして適切かとか、
その先を考えねばなりません。
今はとりあえず黒字化浮上のための緊急施策的なところでの
テコ入れをしており、マネジメントもまずはそこを見据えたものになっていると思いますが、
その先の姿が差別化要素などの競争環境を考えた時に、
なるほど、と思えるものがないとならず、まだまだ厳しい道のりだと認識しています。

それから中計のROA重視の経営については、
趣旨は回転を短く回すことが大事ということですが、
案件の規模やリソース、市況などを考えた時に、
必ずしもROAで測られるものではないと思うのです。
実際案件規模が大きくなったりしている中で、
ROAは漸減しているわけですが、その理由は述べられていますが、
では経営の重要な指標、つまりKPIとしている中で、
そのKPIが向上していないとするならば、
理由だけではなく、どうするのかを具体的に策定せなばなりません。
私は前述の関係でROAを重視というのは一度見直してもいいのかなと思いました。
(あくまで外野から見えている持論だけで語っているだけですけどね)

仕入と販売の2足の草鞋を履いて、
事業にまい進する中で、底地の一部滞留も結局はきめ細かい体制が作れていないからであり、
組成すれば一定程度できちんと捌けるとするならば、
やはり人の観点は重要なのだと思います。
もちろん、同社はそれを重視しているから採用やベアも含めてきちんと対応しています。
そしてこの人に絡むところを対投資家としてコミットするKPIとするのは、難しいのでしょう。
社内では持ち合わせているのでしょうが、いずれにせよ、
回転が大事という基本姿勢は私も同意ですが、
他の要素で触れてしまうROAがどうなのかは喧々諤々とした議論があっていいのかなと思いました。

また、市況の変化を踏まえて、売り側へどの程度傾注をかけていくか、
来期の中計最終を意識して仕入をある程度重きを置いた方が、みたいな議論もありました。
この匙加減は、なにぶん、市況が変化しているところなので、
余計に経営判断は難しい色を感じました。
この辺りは状況や懸念は理解はしていますが、
判断はまさに投資家としては任せるしかないので見守ります。

それから、MSワラントはやっているけど、ぜひそんなスキームはやめてもらいたいという趣旨は、
社長にも直接訴えました。
証券会社の営業トークに惑わされずにと。
そもそも同社は案件個別に融資をひいているので、
そこまで資金需要がひっ迫している状況ではないようですが、
本格的な金融危機が仮に来たとしたら、
銀行融資は一気に閉鎖されていくので、
その時に対処できるような状況は意識しておいてもらいたいですね。

この他、ややプライベートな話もしましたが、
内容は当然割愛しますが、いい会社なんだな、と改めて思いました。
共感するようなネタも色々ありましたしね。
投資家と会社は適切な距離感でけん制し合うような場面も時に求められるわけですが、
純粋に他の会社の方で色々なご活躍をされている方に触れると、
やっぱり楽しいなと思うわけですよね。
貴重なお時間を割いてくださった方々に感謝です。


■イオンディライト
濱田社長のプレゼンは2日目ですが、とりあえず1日目に予習(復習?)のため、
ブースに伺い、お話を伺いました。
私はかねてからここ1年近く、様々な変化が見られていて、
その辺りの感覚を知りたかったのです。
業績面では国内、海外共に概ね理解はしているつもりですから、
内部がどんな雰囲気なのかなという所に興味・関心があります。

唯一セグメントで先行投資でシュリンクしている自販機事業ですが、
サイネージや電子決済対応への対応により、
まだまだ投資は続きそうですが、だた、4Q以降そろそろ立ち上がってきそう的な感触でした。
サイネージは広告収入ということで新たな取り組みですが、
そもそも自販機でサイネージ広告というのが認知度からまだ浸透が未知数という所のようですね。

海外でも中国での基幹事業会社を設立したりする中で、
中国国内の不安についての影響はみられないようです。
イオンモールがどうかは当然わからないになるわけですが、
イオンディライトにとっては影響はないようです。
まだマーケットは沢山あると思うので、今後が楽しみだという認識です。
概ね500億程度を目指していきたいようですね。

これはインドネシアの清掃についても同様です。
清掃だけでなく、FM全般に事業そのものを拡大していく余地もありそうです。
ここも現状では30億程度ということで、
ここから伸ばしていきたいと。

IR責任者の方が非常にしっかりしており、
色々積極的にお話をして下さります。
社長の印象なんてわけのわからない質問をするのも私だけだと思いますが、
中山前社長、濱田新社長の特徴というか社内での雰囲気も聞けて、
概ね想定している通りであり、その先に色々な「人」が見られたことは、
私のスタンスにおいてはよかったかなと思います。

濱田社長は勝手な第一印象では神経質できっちりしている、
よくいえば堅実でお堅い経営をされる印象ですが、
悪く言うとコミュニケーションは中山前社長の方がダイナミックなコミュニケーションで、
親しみは相対的に劣るのかなと思っていました。(失礼な話ですよね、私。)
しかし、実際には、濱田社長はとてもきめ細かく現場を回られ、
社員とも積極的にかかわろうとされているようです。
実際に2日目に濱田社長と社員の方の関わりを見ていると、
フランクで自然な笑い声の中で輪が出来ていたので、
なんか社長、ははぁぁ、という感じではない(当たり前か今時)ので、
風通しはとても良いように感じました。

また、ロジカルでデーター分析なども緻密ということでした。
これは経営者なら当然のことなのですが、
よりそういう所を求められるということで、
これも中山前社長とはまた違うアプローチだろうと思いました。
そういった積み重ねが中計にも変化を与え、
説明のスライドにも変化を与えているように思います。

現場の経企とかの立場だと、
ロジカルでべき論への対応って苦労も多そうですけどね(笑)。


ちなみにスライドの変化といえば、それは量が絞られているとか
見た目の問題もあるのですが、私は一番おっ、と思ったのは、
千日デパート火災の惨事に立ち返っているということです。
ここに時間を割いて、今後の中計を策定する上で、
原点に立ち返る説明があったことです。
私は恥ずかしながら、この惨事を知らなかったのですが、
社内で改めてこういう惨事からミッションを感じてやるんだということを、
現場に落としていくというのは大事なことだと思います。

濱田社長が現場を回りながら、
こういったものも含めて色々なメッセージが現場に落ちているかを
とても気にされる方で(気にされた上で実際に現場を回ることはこの規模で凄いと思います)、
より想いをもって中計が描かれているのではないかと思いました。
もちろん、だからといって、数値のコミットメントが強いというわけではないかもしれませんけどね。

そんな濱田社長の一番の課題感はやはり人材不足のようです。
ロボティクスなどで対処はしていますが、
やはり成長阻害の要因にはなりえますので、リソースの確保、定着については、
今後も難しいマネジメントが求められると思います。

3Q進捗で利益がビハインドに見えるとか、些末なことがあるのですが、
そういったことは期も締まる間際ですしセンシティブですから、
質問も控えました。

濱田社長のプレゼンはゆっくりとした語り口で、
原稿を読むような形なのは少し残念です。
想いがある方だということはよくわかったので、
もっとフランクにご自身の言葉で説明されてもいいのかなと思います。
中山前社長のように脱線したり、なんか勢い、、みたいなぶっ飛んでなくていいと思うのですけどね
(いや、中山前社長のあの剛腕な感じはそれはそれでとても好きでした)

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■アニコムホールディングス
小森社長の溢れんばかりの思いが今年も健在でした(笑)。
まるでIRフェアにきたことを疑うほどに、株式投資のことより、
ペットそのものの在り方や人間のかかわりの仕方のようなテーマの講演のようです。
ペットを飼育されている方が聴くと、また違う印象になるのかもしれませんが、
私はペットは飼っていないので、すごいなーと思いつつどこか違う世界の話のようにも聞こえます。

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細かい話は割愛しますが、
結局予防型の保険を実現するため、当然上場会社でありビジネスとしてやっているわけですけど、
ビジネスは横に置いておいて信念のようなものを感じる面もあります。

株価については一度下落したことをこれからに自信があるようなオーラ―が漲っていました。
それは数値にすぐに表れるのかどうかなんてわかりませんし、
ほとんどそこに着目した説明はありません。

数値とかは見ればわかるということなんでしょうかね。
方向性や実現したい世界みたいな抽象的な話なので、
これだけでは投資判断できないとなる人も相当に多いように思います。

私は、こういうの好きなんですよね(笑)。

市場に懸念を持たれているとすると新規契約に係る部分ですが、
ここは質問したのですが、やはり構造的な問題もないわけではないという認識です。
つまり、一定のペット保険が浸透してくると、ど新規が鈍化していくわけです。
更にそこに販促費をかけて金で風向きを変えようとする競合も出現しているようです。

アニコムはリーダー企業ですから、
価格競争になれば、当然勝てると思うのですが、
金では勝負しないようです。
科学の力で、ペットオーナーへ本質的な予防型の価値を提供していくということです。
腸内検査などで付加価値の高いサービスを展開することで、
販促費とかそういう世界でない闘い方をするようですね。

本来、セオリーでいえば、模倣するなどがリーダー企業の立ち位置ですが、
自らイノベーションにまい進していくのは素晴らしい姿勢だなと思います。

創業期の話とか、もっというと学生時代に文転したところ、
更に遡り、ご自身が生や死について向き合う幼少期の頃から、
一貫した肝が据わった感じがします。

好き嫌いが分かれる会社ですよね。



この他、落合さんの講演や、ブースでの細かい説明を聞いて、
色々と気づきもありましたが、全て割愛します(笑)。


ツイッターもしたのですが、土曜日は子連れも多かったですね。
京急などでは子供向けにオリガミを配っていたりしたので、いいですね。
子供に早い時期からこういう世界にも触れさせて上げたいなと思いました。

あと、東証は指導が厳しいようで、ノベルティーも控え目なので、
逆に醜い争奪戦が繰り広げられることがあまり目につかず、
その点からもゆっくりとブースを回ることが出来ました。



1日目 が終わり2日目です。

既に丸和運輸機関や全国保証、
ロート製薬に綿半HDなどは初日に回ったこともあり、
別に行かなくてもよかったのですが、
この手の祭りには一応出来るだけ参加して
食べず嫌いをせず回りたいと思っていますので、
2日目も参加しました。
ただ初日の行列に嫌気がさしていたので、
昼前位に到着するようにゆっくり向かいました。

するとどうでしょう。
2日目はサラリーマン等が押し寄せて混雑しているのかと思ったら、
行列もなくすんなり入ることが出来ました。
そしてサンドイッチ券もまだ残っていたようでゲット出来ました。

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初日に話を聴けなかったブースの筆頭は
リンクアンドモチベーションです。
元リクルートの小笹会長が敏腕ぶりをみせる会社で、
モチベーションクラウドが大ヒットして目下成長中の会社です。
(浅い理解ですみません。。。)

世界で初めてモチベーションのビジネス化に成功した企業です
という呼び声でブースへ誘導されていました。
なんかこの言葉だけ聞くとすごい意識高い系の会社のような感じです(笑)。

出来る風のイケメンが自信いっぱいにプレゼンしてくれます。
聴いていてもロジカルだしなるほどな~とよく出来た内容のプレゼンに感じます。
モチベーションクラウドの成功に加えて、
昨今ではALT配置事業は今後の英語教育の現場において
追い風に乗り、同社が人材獲得でももっとも多い人材を確保しており、
今後の成長エンジンとして期待出来るということです。

また、出口が近いベンチャー企業へも出資しており、
これは事業課題から組織課題へと移行することの多い出口間際の会社への
出資が同社のソリューション適用にも適しており、
また出資要請が多いという事でやられているようです。
最近上場しているラクスルとかへも出資していたようですし、
リノベるとかビズリーチとかへも出資しているんですね。

一通り説明を伺った後に、敢えて少し歳のいった(失礼!)ベテラン風の方に
お声掛けをしていくつか質問をさせて頂きました。


モチベーションクラウドは2年更改のサブスクリプション型ですが、
組織課題を抱え、ES調査またその後のコンサルによる改善が図られたら、
解約する流れもあるのではと思ったので、その辺りの疑問をぶつけてみました。

ところが実際には解約率は極めて低く継続率もゆうに9割を超えているということでした。
もっとも今から2年前で今更改を迎えている会社の多くは
スタートベンチャーで、まだまだ組織課題が様々なレイヤーで発生しているため、
継続的に導入していかねばならない構造のようで、解約については少ない状況とのことです。
そして足元ではこの実績が中堅、大手にも広がっており
特に大手であればなおのこと意識高くES調査と改善のPDCAを回すことが常なので、
今後も解約が急激に増えることはないという見通しを語られていました。
今後、今の伸長率を維持できるかはともかくとして、
確かに頭打ちになり減少に転じるということはそこまで大きくないのかもしれません。

それからモチベーションクラウドは導入後、コンサル領域は、
なんだかんだいって現場改善には人手を介して、話を聞いて、アクションを起こして、、、
という泥臭い作業が控えており、そちらがメインになってくると
利益率も落ちてくるのでは?とも思ったのですが、
実際には、システムで診断した結果に応じてそのパターンに応じて
取るべきアクションが既に高度に定型化されており、
実際には泥臭い作業にもそこまで手間をかけず、
効率的に対策がなされるということでした。
そしてこのコンサルのよさが、システムの継続利用にもつながっており、
懸念しているような利益率の減少には至らないということでした。

本当にそういうよきスパイラルが形成されているのだとしたら、
つまり鵜呑みにするならば、物凄く優秀な事業だなと感じたところです。


また新たな成長エンジンとしてALTについては、
同社が一番の人材を抱えている点は、
今後のALT導入が進む中では追い風と思いました。
一方でそんな追い風市場だからこそ、競合を含めた環境について興味があり
勉強させて頂きました。

まず現状のシェアは省庁の支援を受けて組成されるJETプログラムからの
紹介が4割、リンクアンドモチベーションからの派遣が4割、
他地場の小さな会社からの派遣が2割です。

JETプログラムというものを私も初めて知ったのですが(恥ずかしい)、
これはあくまで自治体への人材紹介であり、
自治体が紹介された人材を直接雇用することになるわけですが、
これが想像より色々大変なことも多いようです。
全ての人材を直接雇用とする程の余裕は実際には自治体側にそこまではなく、
優秀で教育されたALT人材の派遣ニーズは多く、
とはいえ、人材獲得が他社はまだ少なく、
圧倒的な数の人材ストックを有している同社が4割のシェアをもっているということでした。
世界的な拠点で約2万人の日本で働きたい外国籍人材がおり、
常時、そこから審査したり教育したりして、採用しているようです。
現状のペースの伸長であれば成長を阻害するような人材不足もなく、
うまく需要と供給のバランスをとっていけるようです。

モチベーションクラウドの次に成長エンジンとしては可能性は十分感じますが、
一方であくまで人材派遣となるため、
モチベーションクラウドのような収益構造とはまた異なり、
利益成長の角度としては相対的に見ればマイルドになるかもしれませんが、
ただ環境としてもおかれたポジションとしても優位かなと思いました。

MAも含めて資金需要も多いのかなと思ったのですが、
このあたりははっきりと増資も一つの可能性ということでした。
そりゃ、株価も数倍に高騰しているわけで、
当然それはそうだし、それによって更なる成長が期待できるのであれば、
それは上場しているメリットでもあるので、いいのかなと思いました。
もちろん、自己株買いをした実績もあり、相当の含み益のある自己株を
MAなどで有効活用することがまずあって、更に銀行借入も余裕があるということなので、
こちらを前提にしつつ、増資だって可能性のひとつの手段としてありうるよね、
ということです。もちろん、一般論の話で、いますぐそれをやろうとしているとか、
検討している事実があるわけではないのですが、そんな姿勢をはっきりと明言するのも
また珍しいのかなと思います。
まぁここまで成長してくれているのでそれはそれでいいのでしょう。

投資判断としては、やはり指標が高く、
私には到底手が出ないなという印象ですし、
同社であればまだバリエーション上でこなれている
じげんの方がよいという思いもありますしね。
でもこうやっていい会社のことを直接学べるのは良い機会でした。

ちなみに一度過去に子会社で会計の疑義をやらかしています。
広告宣伝費の付け替えをしたそうで、
既にそういったガバナンス上の問題が生じないよう、
一気に投資をしたそうです。
この辺りは過去のこととはいえ、今後も留意しないとならないかもしれませんね。


ちょっと聞いたことを全てここにも書ききれないくらいだったので、
その場でPCにテキストを打ち込むことにします。
とりあえず列が全くなかったサンドイッチをゲットして
しばしサンドイッチを口に運びながらPCに打ち込みます。

DSC_0357.jpg


GSIクレオスのブースに招きいれられとりあえず説明を聞きます。
繊維に強みのある歴史ある会社で、
パンスト素材ではトップシェアとか工業製品に至るまで縁の下の力持ち的な位置で、
まぁ色々地味ではありますが、無難な会社なのかなと思って聞きました。
ただ、そもそもここ数年売上が漸減している中で、利益は微増トレンドとなっています。
事業のリストラで選択と集中といいつつ、でも手広くやろうという趣旨もあったりで、
どうもストンと理解が進みません。
説明を聞きながらパンフを開いていくと社長の写真が出ていて、
目の前にその方がおられたので、
説明終了後、すかさず社長にお声掛けして何点か質問をしました。

ユニクロの素材で東レなどが有名だがという話をすると、
やや苦笑いをされてしまいましたが、同社の繊維も一部で使われていたり、
貢献しているという趣旨の回答でした。
東レの裏で協業しているということなんでしょうか。でもよくわかりませんでした(笑)。
あまり明言されなかったのは本当に裏方に徹して仕事が実はあるということなのか、
単に大手の東レのようなところに太刀打ちが出来ない限界を暗に示したものなのか、
もう少し突っ込んでもよかったのですが、ちょっと遠慮をしてしまいました。

また売上減は事業のリストラを進めているということでしたが、
具体的な方針を聞くと要するにコアコンピタンスを活かせるところにという
一般論の回答でそれ以上の言及がなくやはりあまり理解が進みません。
また中計で今後V字で売上も伸びてつれて利益も増えるというロジックも、
頑張るという精神論が中心でやはり私にとっては力不足な印象となりました。
もちろん、私がみえていない部分もあるでしょうし、
たかだか15分で何がわかるんだ、というところもあるんですけどね。


個人投資家に人気の信和です。
前回の日経IRの時にも出展されており、そこでも今後の建設需要は
地方中心に継続して旺盛という中で、今回の説明を聞きます。

DSC_0356.jpg


ブースの説明会は表面的でちょっと聞かなくてもよかったです(笑)。
足場の会社、足場の実物を魅せながら、
こんな商品優位性があるなんて説明をされていました。

建設需要は今後も旺盛だし、この足場の需要は大きいから
成長していきますよという説明です。

終了後、いくつか簡単な質問をやり取りさせて頂きました。

資金需要の件はやはり関心があって聞きましたが、
一旦上場時に生産ラインなどの投資は一巡しているので、
足元ですぐに資金需要が多く要するという状況ではないという前提で、
ただ海外進出の意欲もあり、そうなると資金需要が出てくるので、
増資も含めて可能性を模索するということでした。
まぁ上場しているから当然増資の可能性もあるし、
それは成長のために必要な手段だと思うので違和感はないのです。
もし海外進出を本格化してより成長するのであれば悪くないのかもしれません。
いずれにせよ案外スイッチングコストが大きい足場業界において、
トップシェアをとっていますから、あとは原材料のコストに留意しつつ、
今後を期待という感じなのでしょうか。


この他数社のブースを回りました。
またファンドの資産運用会社のブースはお土産も豪華なようで、
集客も多かったです。ただ、漏れ聞こえてくるところだと、
今がバーゲンだとか、ここで買わなくてどうするなんて煽りも多かったり、
こういう時だからこそディフェンシブですなんてしたり顔で主張していたりと、
まぁ全く興味が向かずスルーしておきました。
結局、高い信託報酬が設定されたファンドの広告なんですよね。
ファンドマネージャの先行き予想も参考になりませんしね・・・。

午後になり人がめっきり減りました。
全国保証のブースに再度立ち寄り、手応えどうですか、なんてお話をしたのですが、
人が少なくてと手持ち無沙汰になっている様子で、
これは他のブースでもそうだったようです。

どんな質問が多いですかと聞いてみるとやはり全国保証は優待で取り上げられる事も多く、
優待のことを聞かれることが多いようです。
ついで配当のことですかねと。
分割のことは株価が軟調になっているせいか、あまり話題に上らずだったようです。


他のイベント(日興など)とも重なっていたようですが、
市場環境もあるのかもしれません。土曜日であればサラリーマンも多そうですが、
結構マインドは落ちているのかもしれませんね。
もしくは単に雪の予想がある中で、わざわざマンネリ化するIRイベントなんていいや、
ってことなんでしょうか。最近は個人投資家間の勉強会も盛んですから、
より身近なことを体得していくにはそういう勉強会の方がよいのでしょうしね。

というわけで、なんか日経や東証主催のIRフェアに比べると
なんだかワクワク感が少ない印象に映りました。

野村IR・資産運用フェア2019に行ってきました。

前回は大阪開催でしたが、今年は再び東京での開催となりました。

IRフェア系イベントとしては、東証主催、日経主催と並んだ、
3台イベントとして毎年楽しみにしています。
といっても多くの会社が常連でマンネリ化しているのも残念ですけどね。

残念といえば、初日の入場待機については驚きました。
会場に入るまでに30分弱かかったでしょうか。
オペレーションの課題があったのでしょうかね。

いずれにせよ、イベントレポート記事を書いていきたいと思います。

なお、ブースを訪れた際に、当該会社のことにも言及していますが、
あくまでブースで見聞きした限られた情報で感じたことを書いていますので、
会社の実態や事実誤認がいつも以上に多いかもしれません。
その点はもしお気づきの点などあれば、ご指南頂ければ嬉しく思います。

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初日。平日ですが、私は朝一で仕事を片付けて、
開場の10時から1時間程遅れて会場入りしました。

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会場の国際フォーラムに到着するや、長蛇の列に驚きます。
最初、講演の待ち行列なのかと思ったのですが、
いやいや竹中平蔵氏の講演は既に終わっているはずですし、
ここまでの行列はありえないでしょう、とか思いつつ、
一応係の方に聞いてみます。

やはり単なる入場のための待機列のようです。
ガラス越しにみえる会場内の様子は入場制限をする程の混雑さではありません。
受付周辺も人でごった返しているというわけでもなく、
謎だな~と思いつつ、会場の周囲をとぐろの様に成す長蛇の列の最後尾に回ります。

途中、何度か背広できめた係の方がその長蛇の列に向けて
サンドイッチ券がまもなくなくなります。
ご了承ください~とエクスキューズを叫ばれています。
先着2000人にまい泉のかつサンド券が配給されるのですが、
それがまもなくなくなるというアナウンスです。
列に並んでいる方が係の方に、あとどれ位?この位置ならもらえそうか?
と答えられないだろう質問をなげかけて係の方も困惑としています。

入場制限をしているようで、少し列が動いては、
また暫く動かないということの繰り返しです。
10分が過ぎ、20分が過ぎ、ようやく受付へ降りるエスカレーターに近づきます。

DSC_0340.jpg


列を成す方のほとんどが50歳より上の年配の方が多かったです。
この日は平日だったので相場も動いているわけですが、
スマホ等で株価のチェックをしているような方もおらず、
(そもそもスマホを操作している比率も電車の中より少ない位ですね)
雑誌やら日経新聞やらを読まれています。

ようやく受付で降りるエスカレータに乗り、いざ受付に向かうのですが、
ほとんどの人が受付をせずに直接会場に入っていきます。

そもそも受付なんてしていなかったのです。
健気に事前登録のバーコードをスマホに表示されていたわけですが、
そんなもの要らないようです。
つまり事前登録していようがいなかろうが、誰でも入れるんですね。
事前登録という位なので、当日登録があるのだろうとも思うのですが、
誰も当日登録をしている方もおりません。
そして事前登録をしていなくても入れてしまう、なんとも謎な仕様です。
なぜ入場制限してこんなに長蛇の列を作らせるような運用をしているのか、
冒頭に書いたように残念なスタートとなりました。

ちなみに、実はこのバーコードを受付に提示してスキャンすると、
来訪実績が記録され野村のなんちゃらポイントがもらえるらしいですから、
それを貯めているのであればまぁ登録するのかもしれませんけど、
もちろん、私も拍子抜けして、そのまま受付もスルーして会場に入ります。

ここでサンドイッチ券が先ほど終了しました、申し訳ありません。と
なんども連呼する係の方がおり、なんとも複雑な気分になります。


わざわざ平日の今日、会場入りしたのは、
もちろん丸和運輸機関の和佐見社長のプレゼンを聞くためです。
このためだけに来たといっても過言ではありません(笑)。
なにせ常連のブースばかりなので、土曜だけで十分回り切れますからね。
というわけで13時のプレゼン開始まで少し余裕があるためまずは会場を1周します。

入口にはとにかくDICが大きな手提げ袋を配っています。
開場で一番多く目に止まった気がしますが、
色々もらいたい方にとっては、とりあえず放り込む袋としてよいのでしょうが、
私はかさばるのでもう少し小さな袋をゲットします。

会場を歩いていると、色々なブースで客引きのように愛嬌を振りまいてくれます。
キャッペーンガールのようなコスチュームを身にまとったお姉さんや、
逆に正統派のスーツをまとったインテリ女子なんてのもおりまして、
私もいちいちそれに反応して笑顔でするりするりと抜けていきます。


ブースの説明会が盛り上がっている会社や、
ポスターがきちんとしている会社、
あるいはポスターも一切なく人もあまりおらずとりあえずブース出しましたということで、
一応会社の温度感もこの辺りで伝わってきます。

丸和運輸機関のブースは一番奥の方でした。
ブースに到着するや、何人かの社員の方があら、という表情で招きいれてくれます。
桃太郎の例のポスターの迫力におおっとなり、一応社員さんによるブース説明会を拝聴します。

DSC_0343.jpg


写真では写せませんでしたが、業績や事業のことは左面にきちんと
ポスター表示がありまして、そんなにお金はかけてはいないですが、
情熱はきちんとあってよいブースだと思います。
説明する社員の方の数も多く、
通りかかる方に積極的にアピールされていました。


社員の方の説明はスライドに沿ってそつがないものでした。
粛々と説明をされ、なんら違和感もないのですが、
せっかくアマゾン対応などで勝負をかけている、
というか増勢を強めていることもあるので、
もう少しアピールしてもいいのではないかなとは思いました。
実直な物流3PL会社ということは伝わりますが、
同社の異常なまでの真摯な文化や事業への向き合い方は、
なかなか伝えにくいのかもしれませんね。

説明の内容そのものでの新たなトピックスは
東北のウジエスーパーの低温物流受託の件でしょうか。
物流センターに保育施設を併設して人の確保を志向しているようです。

アマゾン一本打ではなく、注力分野であり創業からの強みでもある、
低温物流も新規獲得も含めて拡充しているのはいいですね。
一方で、リソース、とりわけ管理部門において
拡充に追いついていけるかは気になります。
同社は若い方でも積極的に管理職へ登用しているので、
当然ながら失敗する事も多いと思われますが、
そこから学びを得ていってもらえればより組織が強くなります。
叩き上げで頑張ってもらいたいと思います。

ノベルティとしては、ミニノートとリップクリームを頂きます。
リップクリームはマツモトキヨシさんが主要顧客ですから、
こういう商材をいつも頂きます。ありがたいことです。

社員の方にも13時からですから、よろしくね、と送り出されて、
私もそのために来ましたから(本当)、と応対したら、
笑われてしまいました(笑)。
そして3月に個人投資家向け説明会があるようですね。
さすがに年度末が近いので、私も行けなさそうなのですが、
でも隙あらば・・・。

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丸和運輸機関のブースを後にして、プレゼンの会場に入ります。
かなり早めに入ったので、もちろん私一人ですが、
その後、少しずつ聴講者が入ってきました。
一応自分のブログの過去記事を読み返し、決算精査記事を復習しておきます。
資料の中には、桃太郎文化が記載されたミニ冊子も入っています。
これは社長が若かりし頃大病した時に病床で書かれたものです。
うがった見方をすればちょっと宗教的に気持ち悪くもあるともいえますが、
これだけ強烈で熱意の伴う理念のような文化があるからこそ、
ここまで成長出来たし、人が集うようになっているのだと思います。
これが平成、そしてその次の世代によい形で引き継がれるといいなと思っています。


DSC_0346.jpg


和佐見社長が会場入りされて、早速歩み寄ってきて下さり、
こちらもご挨拶をさせて頂きました。
両手で握手をして頂き、なんだか政治家のようでもあります(笑)。
相変わらずの人情で心をがっちり掴まされるわけです。
悪くないですね~(笑)。

和佐見社長の活力のあるプレゼンは健在です。
創業者で苦労された方ですから、
創業期の話や会社沿革などにとても時間を費やされます。
会社の沿革はすっ飛ばす会社と詳細に説明される会社と
大きく二分される印象ですが、
私は結構この部分を気に留めているのですが、
沿革をきちんと説明する会社は
単に過去の栄光を引きずっているだけか、
それが今後を創造するために必要なものか
更に二分されるわけですが、同社は今の取り組みにも
自信をもってその文化が継承されていることがわかります。

人財獲得が同社のボトルネックになるわけですが、
この人財獲得にはとても自信をもっているし、
貪欲な姿勢があることがよいと思います。
今期採用予定300人まであとわずかですが、
頑張ってもらいたいですし、
離職を避けて内部に優秀な人財をため込んでいけるよう、
内部管理もよりよくしていってもらいたいと思っています。

事業状況についてはアマゾンや低温物流の分野が
引き続き好調のようです。
マツキヨ向けは12月の荷量は好調なようでしたが、
一方で1月から中国側の規制対応が強化されたことによる
インバウンド需要の冷え込みには注視が必要な状況かと思います。
ただ、総じてみればコア事業が堅調ということで、
今の好調は当面は続くのかなという感触を得ました。

脱線しますが、インバウンド需要の1月以降の冷え込みは
注意が必要ですね。
化粧品や美容製品などにおいて、中国への持ち込みが実質規制され、
これらの冷え込みが著しいようです。
これらの銘柄は警戒感からチャートも崩れているものが多く、
今後、業績にも影を落としていくのかなと思います。
私は優待枠でヤーマンなどを単元保有していますが、
やはり安値ですからね。
優待取り(≒妻からのプレッシャー)による保有なので、
放置になりますけどね。
ロート製薬のブースでもこの件について聞きましたが、
同じような注視を要する状況でした。


丸和運輸機関の話に戻りますが、
同社のバリュエーションは引き続き高い水準です。
ですが私も単元保有を継続しています。
気持ち的にはもっともっと保有をしていたいのですけどね。
ただ、妻の分の名義が現状未保有となっていることもあり、
ブログ公開口座内で買い増しを検討しようかと思っています。
バリュエーションからみると合理的ではないのですが、
保有比率5%程度までであれば、
仮に株価が半分になったとしてもPF影響は2.5%程度です。
この程度であれば資金管理?的にも許容できるし、
この非合理的な気持ちを素直に受け入れてもいいかなと思っています。
それ位、定量評価とは異なる部分で私は洗脳され評価していることになります。

もちろん、洗脳され陶酔しているからといって、
過度なリスクは取りませんから、この水準でPF1位にまで買い上がることは、
現状の水準では考えられませんけどね。

プレゼン後、いくつか確認事項を社長と言葉を交わさせて頂きました。
そして広報の方に社長とツーショットを撮って頂きまして、、、ありがとうございます(笑)。

というわけで、自ら洗脳されにいった今日のミッションは終了です。


今回絶対に回ろうと思っていたブースは保有銘柄の全国保証と
監視の上位のロート製薬、中位の綿半くらいです。
あとは惰性で回る事にします。


14時近くになるとサンドイッチを求める列も短くなります。
私は元々引換券をもらえていないので関係ないのですが、
正午頃の列は尋常ではない長さなので、
もらうならこれ位の時間だとスムーズですね。



保有銘柄で株価が絶賛下落している全国保証のブースにいきます。


DSC_0353.jpg


こちらでもまずはおとなしくブース説明会で説明を拝聴します。
特に新しい説明はなく、ややわかりにくい収益モデルの説明と、
安定性への訴求をされています。

アンケートをお渡しして、
もう何枚目かわからない全国保証の手ぬぐいを頂きます。

いつもお電話や総会の時にお世話になっている
IR担当者がおられませんでした。
他の担当者がいつもありがとうございます、と声を掛けて下さったので、
そのIR担当者がおられませんね~とお話をしたのですが、
ご異動されたとのことでした。栄転でしょうかね。
普段からよくしてもらいましたので、残念ですが、頑張ってもらいたいですね。

後任のIR担当の方も大変気さくで色々なお話をさせて頂きました。
30分位でしょうかね。がっつりと。

まずトピックスとして債権回収会社を取得した件についてです。
代位弁済が低位に推移する中ではありますが、
これは構造的に0になることはなく、そろそろ底が見えている中で、
今後より回収にも注力していく姿勢が出ているものです。
実は取得した会社は、実質的には事業を縮小している中で、
回収にも免許や手続きが必要という中で、
その辺りのスピード感を得るために取得した要素もあったようです。
代位弁済の額面の低下による引き当ての割戻しによる利益増という要素が
限られてくる中で、回収率の向上のためにも必要だという判断だと思います。

審査ソリューションの研究開発としてブロックチェーン技術を使った
高度化に関するリリースについてです。
元々ペーパーレス化による効率向上(これは金融機関側にもメリットあり)に加え、
AIを活用した審査によって、人力だけでない審査を実現することを目指していました。
AIでの結果と従来の人力による結果を突合し、検証したりしながら、
徐々にAI活用出来る範囲を模索する、という状況と認識していましから、
ブロックチェーンを使った+αの要素はだいぶ先の話のように受け止めていました。
この辺りのことを教えて頂いたのですが、やはりかなり先のことを想像しているようです。

審査時に取得する情報は家族構成や年収、健康状態と多岐に渡り、
ここから派生して様々なデータ活用を模索出来るということと、
秘匿性の高い情報なのでブロックチェーンを活用するということでした。
金融機関のサブシステムとのAPI接続の件も必ずしも、基盤がブロックチェーンではなく、
親和性がどこまであるのかわからなかったのですが、
まぁフィージビリティ―よりまずは色々な試行錯誤をやってみるという状況のようです。

元々住宅ローンに閉じた事業で、他の保証もやったら裾野が広がるでのはないかと
総会などでも指摘があったと記憶していますが、
この枠組みはそもそも信用保証に閉じず、もっと多岐に渡っていることが興味深いです。
どういった形になっていくのか、すごく長いスパンでみなければなりませんが、
どんな研究成果が出てくるのか楽しみです。

足元の状況としては、金利のボラティリティが低く、
引き続き、新規保証が借換需要の低減に繋がっていることから、
伸長がよりマイルドになっている事になりますが、
一方で流出もごく低位になるわけでもあり、安定的に債務残高は積み上がっているので、
大きな成長は期待出来ませんが、従来のトレンドを継続していく事になると思われます。

株価がだいぶ軟調となっている件についても雑談をしたのですが、
やはりこれだけ安定的な収益モデルがあるのであれば、
もう一歩配当に関して施策が必要なのかもしれないですね、という話になりました。

あくまで個人的な見解ですが、これだけ保証債務残高に裏付けされた
ストックがあるのであれば、配当性向だけで
なく、配当額の今後の推移も
より強く安定増配をコミットするとかも必要ではないかという考えをぶつけました。

配当性向25%に引き上げたわけですが、
極めて保守的な運営の中では英断ですが、一般的な水準としては平凡です。
ですから、安定さに秀でた中にあって配当政策についてもう少し突っ込んだ
魅力があると評価も変わるのかもしれません。

優待についてとりわけ取り上げられることが多いわけですが、
それはそれとして配当に注目しています。
もちろん安定的な業績推移があってのことではありますけどね。


いずれにせよ、株価はだいぶ軟調に推移していますが、
特段ネガティブな状況は認識しなかったこともありまずは安心しました。
そして上値GAPもだいぶ大きくなっていますから、
大きく跳ねることはないですが、安心の銘柄のひとつとして
組み入れていきたいなと思います。


次にロート製薬のブースです。


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ロート製薬は個人投資家向けの活動をここ2年位で力を入れ始めており、
こういったIRイベントにも参加されています。

同社はスキンケアやアイケアのOTC製品に特に強みがあり、
ここ最近では再生医療の研究開発や既存商品への展開をしてきています。

また再生医療の分野では塩野義製薬にライセンスを売ったりもしていますし、
化粧品など高付加価値型製品に注力しています。
かつこれらを海外展開も進めており、私にとっては大型な部類になりますが、
ずっと関心をもってみています。
株価はだいぶ高いですが、最近の軟調な推移に多少はこなれてきましたが、
それでもまだ高い評価がなされています。

DSC_0352.jpg


安定業績が魅力でかつ増配を継続しており、
そんな中でも再生医療や各商材の付加価値向上の取り組みにも積極的で、
かつ個人投資家を増やしていきたい意向もあります。

ブース説明会では美容フェイスマスク5枚入りを頂きます。
市場価格で500円位ですから結構大判振る舞いですね。

説明会の後、IR担当の上席の方と思しき方にお声掛けしてお話をします。
やはり30分くらいです。

投資をするにあたり、これだけPERが高い評価になっているので、
今後の成長性についてどうみているかについてです。
中計で定量的な目標が出されていない中で、
その点は課題を認識されている様子でした。

またこれだけの評価を得ていることについては、
やはり再生医療など新たな取り組みを推進している点を
評価頂いていると思っているとも仰っていました。


中国の件は、確かにインバウンドの特需のような構造は、
一部押し上げている要素はあれど、
規制強化をしたとしても、越境ECで直接販売するチャネルも
もっており、全体として見れば影響は軽微とのことでした。

シェアについても中国ではすでにトップシェアをとっているものの、
そもそもロート製薬の製品は高品質でアッパー層に支持されている中で、
これらの層が増えていることなどで
まだまだマーケットはあるとみているようです。

一方で欧米などではすでに競合会社も確立しており、
伸長余地が限られる点もあったり、インドではまだまだ課題があるなど、
改善余地もあるようです。

それから、再生医療の技術はライセンス収入を得るというのはもちろんですが、
育毛剤とか化粧品にも応用されており、
表示ルールでなかなか明示しづらいところがあるのですが、
明らかに効果が他社製品と違うという自信があり
技術と品質勝負の会社だなということですね。


投資判断としては、やはり株価水準が高いので引き続き監視ですが、
優待目当てに単元だけ組み入れてより真面目にモニタリングするというのも
悪くないかなと思いました。
益々ポートフォリオはぶれますけどね。


次は綿半ホールディングスです。

DSC_0351.jpg


新規のトピックスのアベルネットを取得した件です。
アベルネットはPCボンパーを運営しています。
PCボンバーは主にPCなどOA機器などで
価格コムで最安表示の常連のECサイトですが、
このECノウハウと彼らが日用品の領域にもシフトする中で、
商品の安定供給に悩んでいるところから、
相乗効果が狙えるという判断だったそうです。

元々、綿半の商材をECで開拓していくことを標榜していたそうで、
ECサイト構築などでノウハウのあるアベルネットを取得することで、
スピード感を得る事を目指すそうです。

ここは、アマゾンなど既にEC競合がある中で、
地域密着のECのような事を目指すのか、
あくまで全国区を目指すのかという話になったのですが、
全国区を目指すそうです。
ただ、そうなると物流拠点など様々な課題も出てくると思うのですが、
その辺りもPCボンバーのノウハウを活かすとのことでしたが、
そもそもPCボンバーは商材を絞ることで成功しているという認識で、
アマゾンや場合によってはMonotaroの領域などとも被ると、
なかなか優位性の構築が難しいのではないかという感想を抱きました。

むしろ、長野や岐阜など地場の企業として、
より商圏を絞ったり商材を尖ったものにしていくなどしていくことに
注力した方がいいのではと思いました。
その話題の時には何かしら新しいコンセプトを考えられている
含みを感じたので、余計にそちらに注力した方がと思ったのですが、
どうなるでしょうか。

優待も長野の地場のものを頂けるようで魅力的に思いますが、
ECなど方向性そのものに競争優位性の部分で疑問も残り、
引き続き監視していくくらいの感触でした。


続いて日本触媒です。

DSC_0350.jpg


高吸水性樹脂(SAP)で世界トップシェアの会社です。

おむつなどが分かりやすいですが、
化学加工品全般として自動車や繊維など様々な部分に活かされているようです。

吸水性の技術などで秀でたものがあり、
面白いのかなと思って拝聴していたのですが、
IR担当の方と話を伺う中で、なかなか厳しい状況であることがわかります。

これだけ優位な吸収性樹脂の材料をもっていながら、
おむつなどメーカー側の価格交渉力がとても高く、
原材料の高騰なども含めて価格転嫁が難しかったりするようです。

加えて数年前から価格競争が激化し、減益を余儀なくされ、
その後、品質の高い同社に戻ってきてはいるものの、
採算性で大きく改善に至る価格交渉には至らず、
利益が伸び悩んでいるという状況のようです。

となると、中計の今後利益が伸びますという蓋然性が薄いのではと
やや意地悪な質問をして議論をさせて頂いたのですが、
やはりIR担当者の目からみても、その点は納得性が得られにくい、
そのような認識のようであります。

急に価格交渉力があがるわけでもないですし、
急に同社材料に特需が生まれる構図でもありません。
となると利益が今後も伸びるというより、
現状維持がいいところではないかという感触です。

もちろん半導体分野など超長期でみれば
成長はすると思うのですが、
足元では高原になっているので、一時的に踊り場になるという
見解も述べられており、より中計達成確度が合理的に
腑に落ちませんでした。

これだけよい技術と材料をもっているのに、ちょっと残念ですね。

お土産はバスクリンのバブを頂きました。



日本信号のブースです。

DSC_0354.jpg


交通関係を中心とした信号機や自動改札機、踏切などの施工管理を行っている会社です。
海外の鉄道インフラの面からも需要は堅調に推移していそうですが、
一方で収益はここ最近伸び悩んでいます。
また指標面でPBRが極端に低く1倍割れしています。

BSを見るとすぐに有価証券が多いことがわかります。
パーク24の保有が多いのですね。
元々、駐車場事業を切り離し分社した兼ね合いがあり、
日本信号がまだ保有株を多く持っているという状況のようです。

また過去に一度大きな減益をしており、
これはインドでの不採算案件の発生によるもののようです。

元々、商社アンダーで各地域のカントリーリスクなどをヘッジしながら
案件を進めていたところですが、
日本信号がプライムになって取り組んだインドの案件で、
現地の労働環境などのリスクマネジメントが適合せず
不採算案件となってしまったそうです。

もちろん、その失敗はやむ得ないのですが、
現在も多くの海外案件を抱える中で、同様のリスクが生じないのかに
興味があるので、どう横展開したのかを聞きました。

各地域でリスク項目をチェックリスト化して、事前にそれを消し込むから
もう大丈夫です、という回答でしたが、
これはダメだと思いました。


チェックリストによるリスクヘッジはあくまで手段のひとつですが、
これは顕在化しているリスク項目の洗い出しのためのツールであり、
それを拠り所にして大丈夫では弱いなと思うわけです。

チェックリストにないリスクが生じた時には、
チェックリストに追加するわけですが、そもそもそれが取り返しのつかないリスクだとすると、
また再現する可能性もあるわけです。

むしろ、進出する地域を絞り、その商慣習を深堀りするとか、
コンサルや商社と再度提携をするなど、
もっと多様的なヘッジ策を取らないと、単に自社のチェックリストだけで
チェックしているのでは安全性が低いかなと思います。

交通インフラにまつわる様々なインフラ構築技術を有している点は魅力ですし、
分社したパーク24との新たなビジネス展開など期待もありますが、
IRのブースの印象もどこか暗い印象を受けてしまい、
意欲性が低い気がしてしまいました。


この他いくつか回り、この日は退散です。

日経IR・投資フェア2018の最後です。
今回出展企業で唯一保有してるトーカイについてと思いましたが、
過去保有していたイオンディライトを書き忘れていたので、
トーカイとイオンディライトの2社について書いていきます。

前回同様、私の主観的な印象ですので、
あくまで参考程度に扱って頂ければと思います。


その1
アズワン、シップヘルスケアHD、綿半HD、総合メディカル、ムゲンエステート

その2
イワキ、コンドーテック、コタ、信和、ミスミグループ、キューブシステム



■トーカイ
IRフェアの常連です。そして今回の出展企業で唯一の保有銘柄です。

まずブースにお伺いした時にある担当の方が私の姿を見るなり、
少し遠くにいらっしゃった私のいつもお世話になっているIR担当の方へ
私の存在を伝達していたように感じました。
そのご担当の方も、よく私の事を覚えて下さっていたなと驚いたのと同時に、
岐阜まで行ってご担当の方にまで記憶をして頂いて光栄だなと思いました。

まずは先日総会に押しかけて、色々不躾な質問も含めて
乱発した私を受け止めて下さったことについて改めて御礼いたしました。

そして、とりあえずブースの席におとなしく収まり、
そのいつもお世話になっているIR担当の方のプレゼンを拝聴いたします。
TOKAIホールディングスや手芸のトーカイではありませんよという導入は、
まぁお約束みたいなもんですね。

そしてどんなシーンで同社商品やサービスが使われているかイメージしやすいように、
各シーンに具体的な商品を並べてイメージを掴んでもらう工夫がみられました。

拠点展開などもわかりやすく解説がされていてわかりやすいです。
各商材のポジションも競合会社もきちんと挙げて解説して頂けます。
あくまで導入的なプレゼンなのでどんな優位性があるのか、
どう競争に勝とうとしているのか、この辺りは割愛です。
ブース説明会の趣旨(トーカイのことをまず認知してもらう)を踏まえると、
踏み込んだ説明の割愛は仕方ないのかもしれません。

今後のことについては事業環境は追い風ですから、
その辺りを控えめにアピールされていました(笑)。
もう少し煽ってもいいんでしょうが、この会社らしいなと思います。

最後にトーカイオリジナルカレーなどがもらえるくじを引かせてもらえます。
以前は全員に配布していましたが、さすがに大判振る舞いだったということですね。
確か以前も2日目にはビーフカレーが品切れになりチキンカレーになってましたしね。
というか、そんなにばら撒きしなくてもいいと思うのでこれでいいと思います。


それで私が気になっていたことは、細かい数値の部分で販管費についてです。
1Q決算 の時に確認しようと思っていたのです。
結論としては、やはり新卒採用の初期コストを販管費処理したためとわかりました。
しかも前期ではまだ報酬改定等の見通しが出来なくて採用を抑えたこともあり、
前期1Qにはそこまで顕著に出てなかったところからの
今期1Qは採用をきちんとした結果でこう見えているということです。
きちんと手元の数表を改めて確認してその場で回答をしてくれました。
報酬改定の対応をしながら、採用をした新入社員を戦力化していかねばなりませんから
色々大変な部分もありそうですが、頑張ってもらいたいですね。

それから中長期的な面で8月リリースのウェアラブル端末についてです。
新しい取り組みでまだPOCの域だと認識しており、
もう少し様々な検証や試行的運用が必要なのだと思います。
実際にお話をする中で、
絶好調です、なんて答えられるより、まぁ色々苦労をしながらですねと聞いて
まぁまずは安心しました(笑)。
まだ走り始めたばかりなので色々これからだということですね。
偽りなくそうなんだと思います。
一方でこの領域はみらい投資会議などでも個別に取り上げられており、
大手の参入なども今後あるでしょうから、よりスピード感が求められることもあります。
トーカイは真面目な会社ですから、きっとひとつずつデバイスの精度や問題点を潰し、
医師側のオペレーションもその負担や実運用を検証しながら、
事を進めるよう対応していかれるかと思います。
医師会との繋がりや厚労省などへの繋がりについても総会の時に色々質問もしましたが、
これもそういう敏感度を想像したかったからなのですが、
そんなにガツガツしていないのが、また良くも悪くも同社らしいんですよね。

いずれにせよ、まだまだ時間はかかりそうですし、
私はこのテーマでビックチェンジなるものをメインに投資をしているわけではないので、
まったりと見守りたいと思います。


その後、2日目には新たにIR担当を率いられることになったと
総会の時にご挨拶頂いた方とも改めてご挨拶出来ました。
投資家に真摯に向き合おうとされる姿を感じましたので、
こちらも頑張ってもらいたいですね。
IR担当なのだからそういう姿勢なんて当たり前と思われるかもしれませんね。
実際そうだと思うのですが、人と人とのコミュニケーションなので、
感じるものだと思います。今後より会社を好きになり、応援していけるように、
私もじっくりと見守りたいと思います。

事業開発室の室長に就任された今道氏のプレゼンも聞きたかったのですが、
今はIR担当から外れて事業開発に専念されているようです。
残念ではありますが、でも本業(?)に邁進してもらうことが一番ですからね。


なお、調剤については基本料算定を加点しやすいように
徐々に取り組み中ですが、まぁこちらもこれからですね。
1Qの業績を見ると計画通りと説明がありましたが、
個人的には少し利益は先行しているかなとも思っていますが、
いずれにせよ誤差の範囲でしょう。計画通りに概ね沿っていればいいと思います。
あまり細かなことは話しませんでした。

そういえば、いつもお世話になっているIR担当の方ですが、
課長に昇格されたようです。
確か、前にお名刺頂いた時に課長代理だったと記憶していたのですが、
認識が誤っていたら申し訳なく、
おめでとうございますとその場でお伝えは出来ませんでした。
やはり記憶は正しかったのですね。。。



■イオンディライト
まず中山前社長の栄転で会長職になり、
濱田社長のプレゼンです。
これが残念なことに原稿棒読みということで失望しました。

中山前社長の情熱溢れて、途中何言っているかよくわからなかったり、
あるいは時間をオーバー気味になり
最後の株主還元のあたりが素晴らしいのにアピールがそこそこになるとか、
そういういつものがなくて残念極まりないものでした。

まぁそれはそれで仕方のないことなのですが、
社長だけで全てが決まるわけではないので、
事業の内容については、ブースに戻り質問をします。

まず海外については、中国はより内陸部に入り、
イオン外の展開がどんどん進んでいるということであまり変調はなさそうです。
まtあASEAN地域ではまだイオン進出に対応出来ていない地域もあるとのことですが、
一方で、既に現地法人なども施設管理に入っており、
やみくもにそこからひっくり返すような事も出来ないような感じのようです。
ただ徐々に浸透していくことでまだ成長余地はあるように思いました。
利益率が国内を超えて7%程度まで高まっていますが、
そろそろ高原状態で止まりそうに思いました。
なので、あとはスケールしていくことによる規模拡大の方になっていくかなと思います。

国内は省力化としてロボやAIといった技術で実現していく方針ですが、
ここは人手不足が顕著で、実際にそれが理由で仕事を断るケースもあるため、
早期に実現したいようです。
一方で現場職の人にとってみると仕事が変わっていく事への抵抗感などで
ケアが必要になるケースがないのかという話題については、
常に人事交流をかけているので問題ないということでした。
更に、各拠点でミッションを明確に伝えモチベートする活動をきちんとやっているというこです。
どうしても現場職の方の中には変化すること自体へ抵抗がある方がいますからね。

それからAIやロボットについては、もう少しスピード感を持ったらという意味で、
スキルを持った会社をMAするとか、提携するとかはないのかという話をしました。
結論としては、もちろん米国を含めて先端技術の会社との接触や
調査は常にしているものの、提携まで至ることはまだやってないとのことです。
現在一部店舗などで試行しているのも、そういった提携までは至ってないものの、
協力をしてもらって色々実証しているということでした。


というわけで、最後2社のコメントでした。
あまり投資に繋がるネタもなく、単なる雑談のようなものになりましたが、
あまりボトムアップで積み上げに付き合ってもらうような場ではありませんからね。


日経IR・投資フェア2018の続きです。

その1ではアズワン、シップヘルスケアHD、綿半HD、
総合メディカル、ムゲンエステートについて書きました。
特に順番は意味ありませんので、思いつくままメモ残していきます。

整理もせず書いていくので、相変わらず読みにくく恐縮です。
また、あくまで私が感じた主観的な心証を含んでいますから、
あくまでご参考程度にお読み頂ければと思います。


各社の話の前に軽く会場の様子を書き留めておきます。

ビックサイトで金曜と土曜に開催されたのですが、
やはり金曜日は土曜日より空いていました。
お土産収集に勤しむ高齢者の方もやはりおられましたが、
結構若い人も多く、ベビーカーでファミリーでみたいな光景もあり、
色々な方が来ているんだな、と思いました。
そして証券会社やETF会社のブースはやはりどこかリッチで、
綺麗なお姉さんを揃えて広いスペースに集客していました。
配るお土産もよさげのようですね。(私は立ち寄りませんでした)
そしてやはり証券会社とかで市況解説とかの講話に凄い人が集まり、
必至にメモしている辺りの光景はやはり皆さんがそういうことに
興味があるもんなんだなーと思いました。
名前を聞いたことがあるようなアナリストが登壇していると凄い人ですからね。

今回は1ブースあたりに1時間程度かけるところもあり、
数を回れなかったのですが、じっくり話が伺えるという点ではいい機会でした。
それが儲けに繋がるのかと言われればそれはわかりませんし、
それなら無駄な活動だねと映るかもしれませんが、
様々な業態のことをある側面からお話を伺えるのは、
自分の考えを巡らすきっかけになり楽しかったです。
ただ、話を聞くだけでは面白くないので、積極的に対話するといいですね。



■イワキ
ケミカルポンプの方のイワキです。
同社は結構前から監視銘柄に入れていたのですが、
今回、初めて社長のお話を伺うことが出来ました。
ケミカルポンプにはその構造や役割によっていくつかのタイプに分かれますが、
わかりにくいということで5分程度の映像も使っての解説もありました。
ポンプのデパート戦略と銘打っていることもあり、豊富な商材が強みのようです。
多品種少量生産でありながら生産能力も高いのです。
メンテナンスも含めたワンストップ対応もされていて、
あらゆる産業の裏で使われているわけですが、
やはり製造業が中心となるためシクリカルということになります。
実際、リーマンの時には大きく落ち込んでおりますので。
また私は実はこの銘柄は人工透析装置を探す中で見つけたのですが、
この市場への製品は好調のようです。このセグメントは2桁成長ですからね。
長期ビジョンを過去に掲げており、2025年の目標ガイダンスを示しています。
決して高くないCAGRですけどね。
新中計も11月頃にリリースされるそうですが、
今の足元の需要はとても強いものがあると思いますので、
ここでどの程度意欲的なものが出てくるのだろうなと思って聞いていました。
一方でやはり半導体生産など不透明さがある部分もありますし、
その辺の潮流が変わった時にどのように対応するのかなと思っています。
社長にも終了後、時間がない中で一言だけでしたが
会話させてもらった感じでは、やはりそこは外部環境は読めないから
なすべきことをやっていく(付加価値の高い商品やサービスを提供していく)だけ、
という姿勢でしたから、まぁ相応に影響は出るだろうなとも感じたところです。
この辺りの懸念が株価にも反映されている気もしていますが、
まぁ想像通り実直な会社ではありますが、特段特筆するような熱量は感じませんでした。



■コンドーテック
こちらもIRイベント常連です。
建設資材等の商材を幅広く扱う卸売り会社ですが、
メーカー機能も持ち合わせており国内工場で生産しています。
ざっくりメーカーとしての機能で4割程度を占めています。
そして「社員が株主目線で経営参加する優良企業!?」というタイトルです。
自社を優良会社というのも珍しいですが、
プレゼンの1枚目に、社員持ち株比率が8割に達しているとか、
OBも年金変わりに配当をもらい期待をしてもらっているなどのアピールですね。
そりゃ7期連続増配もしますし、社員の目に触れる所に株価も掲げて日々
業務に当たっているのもうなずけます。
もっとも、社員が過度に日々の株価を意識するというのは、
賛否もあろうかと思いますし、どこまで効果があるのかと穿った見方もあるかもしれませんね。
なんでこんなことを意識しているのかを聞いてみたのですが、
やはり上場する時に新たなステークホルダーとして株主の存在を社内でも改めて認識し、
価値を向上させるんだという意識を醸成させたのが今も息づいているんだそうで。

2020年代に売上1000億と掲げていますが、
2020年代ってだいぶ広いよねと思い、感覚としてどの位のつもりなのかという話になりました。
現状で500億なので2倍になる計算なのですが、概ね2027年位をターゲットにしている印象でした。
となると約10年で2倍なので、かなりまったりですよね。

取引先は2.4万社で新規開拓で3千社弱が積み上がり、
一方で廃業も1.5千社程度あるのですが、
それでも毎期少しずつ開拓が出来ているようです。
いわゆる工務店とか空調工事店とかだけですとむしろ総数は減っている印象なのですが、
建設以外の分野にも積極的に攻勢をかけていることが奏功しているようです。
まだ開拓余地が建設以外の分野には広がっており、
今後も緩やかに拡大していきそうな見通しでした。

それからメーカー機能を備えているということですが、
海外工場で価格競争になったりするとどうなのかも改めてお話をしました。
ポイントはやはり短納期や少量対応のニーズへの対応や、
輸送コストなどから十分国内で競争力を持てているということです。
また、一部の商材では微妙な調整なども求められ品質面からも障壁になっているようです。
同社は即納力も優位性になっていますから、
海外から輸送する時間コストも差別化になるのでしょう。
とはいえ、汎用品と自社製品とはきちんと使い分けていて、
だからバランスのよいポートフォリオになっているのかなと思いました。
商社機能だけでは営業利益率7%程度は出せませんしね。

また不幸なことですが、豪雨災害が相次いだことで、
国土交通省からも新たなステージに向けた対応ということで、
今後本格対処の需要もありそうです。
足元でもこの豪雨災害絡みで繁忙のようで、1Q好調な中で、
更に2Qでは押し上げていくのではないかと思います。
このあたりのきちんと対応すべき体制を整えているようですから、
足元でも期待が出来るところと思いました。

同社はまたカタログやFAXなどで注文を受けてという泥臭いことになっており、
長期的に見ると世代交代が進みWeb化されていくと、
より効率もあがるかもしれません。
そのために、そういったスキルを持った会社もMAの候補として物色はしているようです。
直ちにという感じではありませんが、時代の流れですね。

そしてこの昔ながらの電話一本、FAX一本で受発注という構造が、
囲い込みになっているんですね。
「あのいつもの」でツーカーになっているんですよね。
こういった地道な積み上げが今の業績になっているのですね。

株価も安く推移していますね。
確かに建設資材を扱うということでシクリカルな面もあるように思うかもしれませんが、
利益は1度は半額になりましたが、その後2年で回復しています。
(東日本大震災の需要増という経緯もあったのですけどね)

相変わらず社員にIRブースでの対応をさせており、
女性社員が一生懸命に説明してくれる姿勢に、
おじさんはたじたじでした(笑)。

こんなのお米券目当てで単元でも保有しておいてもいいなと思いました。
(そんなこといったら他にいっぱいありそうですけどね)



■コタ
同社は2015年でもブースでお話を伺いましたが、
一貫してやっている事は変わらない印象を受けました。
美容院はまだ増えているらしくて、それは独立志向が強いからということですが、
一方で経営にまで手が及ばず廃業してしまう事も多いようです。
従って同社が標榜するように経営視点でのコンサルティングをして、
美容師の境遇を向上させる取り組みを継続しています。
高品質の美容製品を販売しながら、その美容院の経営も向上してくれれば、
コタにとってもよいわけですよね。
ちなみにこの旬報店は現状では約1600件で美容院が25万件ということですから、
まだまだ獲得余地はありそうに思います。
そういった地道な拡大や、既存顧客の深堀で安定的に業績が推移しています。

現状で代理店経由とダイレクトで半々くらいということですが、
元々は代理店経由だったものがダイレクトの比率が拡大しているようです。
これが代理店が廃業等で純減している結果系の状況であればいいのですが、
ダイレクトの方がうま味が多いということに起因しているようであれば
まぁビジネスなので仕方ない面はありますが慎重にことを進めて欲しいなと思いました。

それから無料で対応しているコンサルですが、
この質がとても気になるのです。で、質はいいですかといってもいいですとなるので、
コスト面で美容品を扱うコストとコンサルコストとどっちが大きいかという話題を振ってみました。
キャッシュインは美容院の販売価格だけですが、実はこの原価よりも
コンサルの方がコストがかかっているのかなと思ったのです。
システム費は平準化されますし、それをAIなど駆使すれば人手は不要になりますが、
現状では人目で日次データをみて、仮説を立てて、施策を考える、
それをすり合わせて、トレース管理するというPDCAを回すのは相応に手間もコストもかかります。
もちろん、ちゃんとこれを遂行していればの話なんですけど。
ですから、コンサル費の方が実はとてもコストがかかっていますという反応を期待したのですが、
実際は、そこまでコストがかかっていないということでした。
となると、そこまで付加価値の高いコンサルではないのかなとも思います。


■信和
足場といえばエスアールジータカミヤやダイサンという会社がありますが、
同社の足場シェアはトップシェア(約40%)でなんでだろうなと思っていました。
ブースは人で溢れていて人気があるんだなと思いました。
IPOしたばかりでしたし、今後野村IRも出展すると鼻息荒く元気でした。

信和がなぜ高いシェアを得ているのかについては、
同社は日建リースに販売をしているのですが、
この日建リースは大成、鹿島といった大手ゼネコンの調達元となっており、
太いパイプが確立されているからということのようです。
しかも各社の足場はそれぞれ組み立てやすく施工効率がよいとか、
安全性が高いなどそれぞれの特徴を生かしているわけですが、
一度その製品が浸透してしまうと案外スイッチングコストが高いということがわかりました。

例えば接合部もさすがにボルトがないといけないものから次世代足場として
各社も開発していますが、それがAというやり方とBというやり方の足場が
混在していると施工効率は落ちますし安全性も低下します。
結局同じもので揃っているべきなんですね。
となると信和製の足場がシェアを築いているところで、
例えばエスアールジータカミヤの足場が新たに入るということは考えづらいんです。

そしてもうひとつ、信和はあくまでリース会社へ販売するだけなんですね。
もちろんその裏ではリース会社がゼネコンなどからの要請に従って
仕入を行うわけなんですけどね。
ダイサンのように施工サービスまでをワンストップでという対応は聞こえはよいのですが、
結局、工程分担型意識の強い建設業では浸透しないのかもしえないと
改めて悟ったところです。

それから気になっていたのは社長の様子です。
ストックボイスのIPO時の動画で心許ない印象を持ったのですが、
社長がどんな人なんだろう、というか営業とかどうしているのかなと思ったのです。
社長は、ものつくりの職人肌で表に出てくるのは苦手な方なんだそうです。
あぁ職人さんなのねという感じですね。そして営業的な外向けは則武さんという
常務が対応されているようです。2枚看板でやっているんですって。

また原価要素について聞いたのですが、8割が原材料で2割が人件費ということです。
原材料は主に鉄なので、鉄の価格の変動によって利益率も変動するようです。
足元では上期は鉄の価格が高く減益も織り込み済みで、
下期には鉄の価格も落ち着き増益に転ずるということです。
鉄の価格ってそんなに見通しやすいものなんですかね。
なぜ下期に価格が落ち着くとみているかという質問も、
亜鉛など先行市況が反転しているからということで、
知識のない私は、まぁそんなもんなのかなと思った次第です。

新規上場ということで、歴史もそこそこ長い会社が
このような事業でなぜ上場したんだろうとも思っていたのですが、
まず創業家が株を手放すということでファンドに一度株式が移り、
そのファンドのエグジットということで市場公開という道になったようです。
よくわからなかったのですが、創業家が後進のために
譲渡するということはなかったんでしょうかね。

斜陽的な商材でありながら、建設業の独特の業界分断、
そして大手ゼネコンからの垂直統合のシステムなどにより、
同社は案外強い基盤をもっているようにみえました。
あとは建設業の動向次第という事になろうかと思います。
オリパラに向けて首都圏では建設需要が強いですが、
それが終わった後にどうなるのか。落ち込むのか、
同社の解説の通り地方に建設業の旺盛なニーズが顕在化するのか、
さて、どうなるんでしょうかね。
配当性向も高く指標面からみてもこちらもいいかなと思いました。


■ミスミグループ
ずっと高成長を続けているわけですが、
今後もやっぱり続くのか、とりわけ半導体を含めた生産状況がどうかな、
という事が気になるわけですが、IR担当との会話の中では
当然ではありますがあまり減速感はないということです。
その他為替影響や国内の状況などはこれまでとあまり変わらない印象です。
トピックスとしては、CAD設計時に発注システムと連動し
部材の価格が可視化され設計時の更なる利便性向上に貢献するということで、
こういう地道なUIが着実に向上することで囲い込みになりますね。


■キューブシステム
ブースでは「ブロックチェーンやってます~」という集客の声をあげていました。
個人的にはブロックチェーンやってますという謳い文句自体が怪しいなと思い、
ブースで話を伺うことにしました。ブース内の説明会ではブロックチェーンを
研究開発している技術畑の方がお話されていましたが、
会社の紹介というより、ブロックチェーンの一般論、出来ることを説明されています。
金融やエネルギートレードなどで活用できるシーンを見込んで、
社内で頑張ってますということでした。
資料には中計の数値目標等も記載されていますが、
そこには一切言及されなかったので、早速QAタイムです。
まず新技術には相応の研究開発費が必要であると思うのだけど、
中計でどの程度をブロックチェーンの仕組みであげようとしているのか、
そして現状でどの程度の研究開発費を投入しているのかからです。
ただ、残念ながらその件にはお答えいただけませんでした。
内容が非開示というトーンというより、ざっくりした数値感をもっていないようでした。
あれ?ブロックチェーンを売りにしているのにどんな研究開発をどの程度見込んでいるか、
その辺はわかんないのかなと違和感を感じます。
金融におけるブロックチェーンといえばやはりトランザクションデータを扱うわけで、
勘定系や振込などの仕組みを手掛けていないと実現は難しいわけです。
ただ、同社の取引先はNRIです。
NRIは金融に強い会社ですが、あくまでニッチの周辺系ビジネスに強いわけで、
いわゆるトランザクションデータを扱う部分のお仕事はされていない認識です。
となると、当然キューブシステムにもそのような知見はあまりないのではないかと思います。
にもかかわらず、ブロックチェーンを金融分野に活かすのに率先するんだというのは、
やはりしっくりきません。
また割合は小さいですがみずほさんとの取引もあります。
ただよくよく話を伺うとあくまでみずほ情報総研との取引であり、
ブロックチェーンのような基盤を変えるような話はFGと直接対話できるパスがなければ
まず進展しません。そもそもみずほはシステム統合に忙しく、
このブロックチェーンの取り組みは後発である認識です。
やはりMUFGが強いわけですが、となると勘定系を持っているIBMなど
大きなベンダーがコンソーシアムのようなもっと大きなところで話を進めていかないと、
規制の厳しい金融でブロックチェーンは安易ではないわけです。
この辺りの認識も突っ込んだのですが、あまり合理的な説明がありませんでした。
なんというか、ブロックチェーンやっていますの触れ込みがやはり残念に聞こえてしまいました。
それなら今のビジネスの事をきちんと説明し、
いずれくるそういう基盤にも対応していける人材投資もやっていくという程度に
留めてアピールした方がよっぽどよかったのになと残念でした。


この他いくつか回りましたがこの辺でやめておきます。
あとはトーカイについてはまた別の機会があれば言及したいと思います。


読みづらくて申し訳ありません。

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