十分な教育資金と老後資金のために

その4 の続きです。



次にアニコムホールディングスです。
小森社長は大手保険会社から独立して、
とても思いの強い方のようで、私は初めての生プレゼンです。
2年前に同社のことを知って以来、
ずっとファンであり監視銘柄なわけですが、
ようやく社長の話が聴けるということで、とても楽しみでした。

当然最前列を確保し、小森社長登場です。
第一印象は歯が白いですね~。きっとホワイトニングをやっているのでしょう。
(どうでもいい話ですね)

それでプレゼンの内容はというと、
事業内容や成長戦略とか数値面の目標とか、
主要トピックスの話など、あまり出て来ません。
(単純にファンダ投資家としてみるといいのか?と思うかもしれませんね)

ペット業界のこと、特に遺伝子リスクや健康寿命を考慮した
理想像の語りかけなどに吸い込まれていきます。

ブリーダーさんによっては大量生産のように供給して、
様々な問題が生じているということは素人ながらに感じていましたが、
そもそも保険以前にペットを健康に飼うことで、元気になれ、
人間もペットも幸せな構造を作るためにどうあるべきか
とても考えさせられる内容でした。

この会社にも哲学があり、
そして誠実さがあるな、と感じたのでした。

社長は自社のことをようやく幼虫から成虫として、
事業に向き合えると表現されていました。

また最近から宣言していた予防に関しては、
どうしても後手に回っていたという反省もされていました。
この点は、十分な統計データが集まり、
予防に活かせる優位性のあるデータが集められたということでしょう。

予防に関しては、遺伝子レベルの分析、
そして糞などのデータを集めてやることで、より確度が高まると。
かつ、ゲージなどに基礎データを自動でWiFiを介して収集することで、
その統計データを活用出来るモデルだって可能、
言い換えれば健康の自動運転だと。
どこまで実現できるか、そして実現するべきかは議論があれど、
そういう次元で物事を考えて次の種まきをしていくということです。

ゲノムコミュニケーションコンバインgecoが
今後の同社の目指すべきもののようです。

遺伝子レベルの分析
DMフリーのブリーダディング
ペットショップのプレミア
腸内細菌のサポート
フード販売
再生医療
これらのキーワードが保険事業シナジーに繋がるという
構想です。
(すみません、あまり理解出来ていません、キーワードだけ拾いました)

中計の2019年までの成長率はとても高いですが、
これは見直しを示唆していました。
ただ、後向きというより、
5年後、10年後を見た時に1桁変わるような成長を展望した時に、
直近数年を種まきの時と捉えて利益成長を諦め、
上記のようなテーマに取り組むことに集中したいと。
ただ、これは市場との対話も必要だろうから、
今でもまだ悩んでいると仰っていました。

よくある先行投資で後で華やかな世界が広がるという話は、
よく成長が踊り場になった会社から聞こえてくる言い訳の常套手段ですが、
さて、同社はどうなるでしょうかね。

いずれにしても相当異質な「IR」説明会となりました。
こちらも会場は満席、立ち見もありましたね。
ちなみにブースには、チワワがおりましたね。

同社はたまに山手線の車両ジャック広告を出していますが、
その時に一番大事にしていることは、
ペットと人間が他愛もない笑顔で心を通わせている写真を
掲載すること、それが伝えたいことの全てということで、
なるほどな~と深い話に引き込まれました。

動物とペットが共存する、
しかも真に恵まれた環境を作るために、
保険という枠組みに捉われない事業へと進化させようと
大きく期待が出来ます。

一方で、そういう思いだけが深化し、
事業会社として利益を成長させることが
なおざりになったり、正義が必ず事業上で勝つものでもないという
前提に立った時、投資家目線で見た時に、
どう評価するべきかという点は懸念事項でもあります。


DSC_0101.jpg



最後に、イオンディライトです。


IFMの考え方や狙いなどは前日の予習したことで、
理解も深まっていましたし、
過去に長く保有した銘柄ですので、
どちらかというと中山社長のプレゼンを聴く定点観測的な
位置付けでリラックスして拝聴しました。

衛生清掃モデルとしては
やはり製薬会社の事例を多く話されていました。
きっと今年のブームなのでしょうね。
俗な言い方をすれば、風が来ているというか。
まぁ毎年あまり新たなトピックスが出てくるような印象こそないものの、
よくもまぁ毎年なんだかんだと新しいネタがあるな、と思います。

そして何より、中山社長の剛腕なプレゼンは相変わらずです。
ロジカルでもなければ説明に洗練されたものも正直ありません(笑)。
人情満載とまでは言いませんが、
なんともいえない昭和の時代を感じます。

そういえば親会社の役員にも登用されるということで、
イオン系列でも同社のサービス部門はとても期待が大きく、
実際安定成長していることも期待されているのだと思います。
考えてみると、イオン系列でここまで安定して
毎期業績を伸ばしている会社もないですからね。

直近でも中国武漢で大学(100万人規模の学生)の
食堂を含めた施設管理会社を運営させるために訪中するとか、
上海に基幹の会社を作り、
更なる中国シフトを推進すると熱弁を振るわれていました。
なんでも中国には3万会社程の施設管理会社があるそうですが、
そのうちベスト30には既に入ることが出来ているそうで、
プレゼンス強化のために頑張りますということでした。

中山社長のエネルギッシュなプレゼンを聴き、
既に株主ではなくなったのですが、
とても勇気づけられました。
既に大きな体格の企業になりましたが、
魅力的な会社だなと改めて感じました。


ということで、ここで東証IRフェスタとお別れです。



というわけで、改めて振り返っておきます。


■サンセイランディック
・今期業績は今年上期の仕入次第
・足元の仕入状況は堅調に推移
・数値の自信の手応えは十分、だから増配実施
・次期中計種まきを今期に並行して実施
・ストックオプションの業績連動目標を全社で意識
・仕入平準化のため、多チャネル化を確保する取り組み中
・但し、既存取引先の信頼性確保のためリリースは慎重姿勢
・2020年前後に来るべき市場転換で生き残れる体力をつける
・名古屋/大阪は好調、福岡/札幌は不調
・不調の原因は居抜きの仕入~販売の期間に需給で地価変動の影響
・仕入の競合状況はそこまで酷くない(他社とガチンコではない)
・エリアリンクは良い会社。でも自分も底地には自信がある
・仕入に妥協はせず優良ストックを積み上げていることが他社との差にみえる
・妥協をすると、不良資産を持ってしまい、それは足元の利益率では評価できない
・建設子会社は正直社長が直視出来ておらず無駄な管理費があった
・役員を派遣すると共に、社長もきちんと管理費をみて今後の展望を考える


■アニコムホールディングス
・幼虫から成虫への脱皮段階に来た
・予防取り組みもまだ後手の対応に追われていた
・但し多くの治験データからそれを活かすフェーズに移行
・遺伝子リスクを考慮した真に必要なマッチングや手当が出来る事業へ
・それが心の発電所として人間とペットが共存するビジョンの確立に繋がる
・マーケットは未だ未加入頭数も多く拡大余地あり
・但し保険事業から見てリスクも高いため、アプローチを悩んでいた
・しかし、一定のビックデータも収集出来てコントロール出来るリスクへ
・となると、この層へアプローチする戦術も選択検討余地あり
・その場合、中計上、当面利益を横ばいとすることを市場とも相談する必要あり
・再生医療も含めた種まきを行い、その先の3年で収支を1桁変えるイノベーションを起こす
・ただ、その見直しを実行に移すかは市場との対話も含めて慎重に判断したい


■イオンディライト
・衛生清掃事業が特に堅調(製薬会社/研究所など)
・IFMで顧客の管理部門全体に幅を広げたアウトソーサー
・アウトソースは顧客のコストダウンと品質向上の2つが命題
・中国への進出余地は更に大きく、足元でも続々事業化進捗
・清掃ロボなど生産性向上により労働集約から少しでも脱却をしたい
・今後のグローバル競争の激化によりファブレス化による後押し効果あり
・中山社長は相変わらずアグレッシブで熱意に溢れる
・長期保有優待の検討(どうでもいいか)


■ニプロ
・医療機器は不況耐性は強い
・製品競争力も高くシェアも高い
・但しMAコストなど成長のためにはコストも要し利益が不安定
・中期/長期の売上目標の根拠が曖昧(自分には根拠が腹に落ちてこない)


■ファーマライズホールディングス
・投薬ロボや電子お薬手帳などIT化は取り組み中で期待もある
・実際他社へもIT製品として販売
・ただ模倣はしやすそうな印象で障壁は高くない
・物販事業をMAして小売ノウハウを吸収中
・薬価改定などの煽りを受けて収支が安定しない
・展開数が中途半端で規模メリットが生まれにくい
・大手が強く現状からのスケールアウトは一筋縄ではいかなそう


■三栄コーポレーション
・ブランド力強化は奏功している印象
・企業の姿勢としても老舗のアパレル卸として実力はありそう
・OEM提供で隠れた実力はありそう
・だけどやはり景況感に強く影響を受ける業態と認識

■シップヘルスケアホールディングス
・海外病院運営は儲かるものなのかな?よくわからない。
・病院設備のシェア率は高いようで不況耐性はありそう
・だけど、病院って案外ケチでなかなか投資抑制が続いたりする
 (電子カルテやAEDなどを見ていてもそう)

■メディカルネット
・インプラントや美容歯科など目的別のサイト運営
・歯科医院へのWeb構築、SEO対策など
・コンテンツサイトの優位性がどこにあるか曖昧
・Web構築やSEO対策の強みもよくわからない
・新規成長領域としている子育てや美容コンテンツサイトはレッドオーシャンで謎
・IR担当が自社のことをあまり理解出来ていない(と感じた)

■ブロンコビリー
・お肉がとてもおいしそう(笑)
・来訪者がブースに溢れて超人気

■アサンテ
・ブースで説明の機会が少ない(ように感じる)
・いつ通りかかってもひたすらアサンテ犬(マスコット)のグッズを配っている

■京浜急行電鉄
・子供用の制服撮影できるスポットあり
・マスコットの着ぐるみが度々会場で登場

■ソフトクリエイトホールディングス
・じゃがりこ配給
・IR担当者がじゃがりこを他ブースラウンドして配りまくる
・IR担当者が悪乗り(?)して人気取りなのかな
・自分のブースで投資家に向けてもっと説明頑張らないの?

■シード
・浦壁社長が自らブースでも説明
・目新しい材料はなかったかな

■投信販売会社各社
・お姉さんがとてもきれい
・グッズが豪華
・毎月分配型最高
・株高予測煽り

■証券会社各社
・口座開設をすると豪華製品もらえますコーナー
・ブースの場所が無駄だから中小型銘柄をもっと充実させて欲しい



というわけで、だいぶ分割して読みにくくてすみません。
これでおわりです。


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その3 の続きです。


サンセイランディックの社長プレゼンです。

底地くんのキャラクターは、
社員の方が考えたとかで、
そのモデルはあの強面の松崎社長だとかそうでないとか。。。


DSC_0104.jpg


同社の決算説明動画は既にUP(こちら(再生されます))されていますので、
あまり驚くようなものはありませんでしたが、
冒頭に底地ビジネスの超概要を纏めた3分動画を視聴しました。

私は本来社長が自ら説明すべきとい立場ですが、
同社の場合、その努力はカップ&ソーサなどを用いて、
きちんと説明する姿勢があり、今回もそれは同じでした。
その上で、より理解を促すために、
かつ3分という短い時間で導入するツールとしては、
とてもよいと感じました。

実は恥ずかしながら私はこの動画を初めて視聴したのですが、
公式サイトの事業説明の方にUPされていました。
投資家向け情報でなかったのと、
私が投資初期の頃に事業説明のページを見た時には
見覚えがなかったので、フォローが足りていませんでした。

特に目新しい材料はありませんでしたが、
話のトーンで色々感じたこともありました。

元々、同社のビジネスモデルはWin-Win-Winの関係を重視していますが、
その哲学がきちんとブレていないし、
それどころか実例としてそういった哲学を遂行している話も聞けて、
私はその誠実な事業を改めて評価する形となりました。
権利調整は複雑さを増していますからね。

で、現実的にはまずは数値を毎期トレースしていくことが必要です。
今期の下期偏重予想に対する自信度を話されていました。
あとでブースに戻ってから少しお時間を頂き
QAさせて頂いたのですが、
今の仕入の状況から見るに十分自信のあるものであるし、
その意思を少しでも表明するために、
増配額を少し頑張ったつもりということでした。
(配当性向は依然低いですが、確かに増配は少し多かった印象はありました)

仕入については、足元で大型案件も仕入が出来ているという話は、
以前から認識していたことなので、
まだ今期予定仕入は全部は出来ていないけど、
既に案件が見えているということでした。
まだ安心は禁物ですが、また半歩自信を持つことが出来ました。

印象的だったのは、今期の見通し達成のための仕入頑張るというより、
既に来期に向けた危機感を持っているところも感じられ、
次期中計策定に着手するにあたり、
100年企業を目指すという意味で、
どんどん先のことを施策を含めて検討してもらいたいと思います。

社長のプレゼンは相変わらず思いが溢れくる勢いで早口でしたが、
とても熱意のあるプレゼンでした。

席も満席でしたので、これで少しでも同社の理解が広まり、
少しでも認知度が上がってくれればうれしいですね。


次は監視銘柄のアニコムホールディングスです。


その5に続く。





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その2 の続きです。


フェルドマンさんの難しい話の後、
なんだか頭がごちゃごちゃになって、
とりあえずサンセイランディックのプレゼンまで時間もあるため、
どこかのブースを適当に回ることにしました。

医療機器などを扱うニプロです。
売上は概ね増収傾向にありますが、
利益は凹凸が激しいです。
医療機器は不況耐性にも強く、
安定的な売上が期待できるため結構好きなのですが、
利益が凹凸するのがやはり気になります。

また現状3600億の売上が2020年で5000億、
2030年には1兆円という目標があるようです。

インドなど新興国のニーズは大きいものの、
率直にいってそんなに積み上げが出来るのかよくわかりません。

成長戦略について質問してみます。
そもそも2020年目標でインドで100億を目指すとなっていますが、
前述の全社の目標規模感からすると1桁違う印象ですが、
どうやってなし得るつもりかという点です。
回答としては、インドだけではない他にも色々な国があるということでした。
まぁ確かにその通りですが、
他の小さなASEAN地域は集まってもインドと比べると規模感では
たかが知れていますからね。
もう少し突っ込んでみると、
結局、MAで頑張りますということでした。
しかし、一方で今の利益の凹凸はそののれんなどの影響も大きいようですから、
結局利益がどこまで伸びるのかという点は自信が持てません。
需要は景況感に影響を受けず底堅いとも思うのですが、安定していないのが残念です。
いずれにせよ、ここまで大きな企業になると私の投資対象としては、
メインではないので、なかなか投資対象になりにくいですね。


次に、ファーマライズホールディングスのブースへ立ち寄ってみました。
調剤薬局はかねがね薬価改定の煽りを受けてなかなか成長がしにくい
そんな印象であり、同社の状況を見てもそれは拭えません。
確かにひぐち薬局という物販事業をMAしてみたり、
投薬支援ロボットの開発、電子お薬手帳などを導入し、
面白い試みはしていますが、
あまり他社優位性になる程でもないし、障壁も低い印象です。
担当者の方と話した印象ではとても実直にやられている印象ですが、
既に大手が圧倒的な展開力で実在させていることを考えると、
スケールアウトも厳しそうで、なかなか頭打ちではないかなと思いました。
ロボや電子手帳そのものは外販もしていて、
一手の競争力もありそうなので、とてもよいな~と思うのですが。
もしかすると、大手からの買収対象にならないかなとは思いました。


ベステラとCREのブースに行きたかったのですが、
ちょうどプレゼン時間帯が合わず、また出直すことに。
またあとで来ようと思いましたが、
結果的にタイムアップで訪問出来なかったので、
直接担当者の方を捕まえてここで話を聞いてしまえばよかったです。
ベステラは社長の話も聞きたかったので、
後回ししようという欲もありました。
※本日下方修正を出していますね。
 こういうイベントに出る前に開示出来なかったのでしょうかね。
 そもそも企業姿勢を疑います。


イオンディライトの予習のため、先にブースへ訪問です。


DSC_0099.jpg




既に株主ではなくなってしまいましたが、
安定ストック銘柄として今でも期待しています。
IFMという新たな考え方を示して、
清掃管理などの各事業の上位組織である
管理部門のアウトソースを受けるという点で、
これはその事業の儲けのためというより、
各既存事業を円滑に推進するためのもののようです。

昨年は病院などの清掃事業やカジタクの伸びを
アピールされていた記憶ですが、
今回は、製薬会社などのアプローチの話題が続きました。
アステラス製薬がファブレス化への道を表明したこともありますが、
他社もその流れを追随するようで、
というか経営資源を集中させないと
もうグローバルで生き残れないということで、
とてもニーズが高いようですね。

いつもの真面目なIR担当者が対応してくれました。
(というか私の方からいつもこの方に声をかけている)
施設管理というあまり新しい業界ではないのに、
いつも新しい発想が出てくる同社は、
良い意味で「イオン」らしくない新鮮さを感じます。

ということで、いよいよ、
社長プレゼン3連ちゃんです。

その4に続く。




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その1 の続きです。


サンセイランディックのブースに到着します。

DSC_0103.jpg





そういえば直近IRへ電話した時にも
東証IRフェスタのご案内をして頂きました。
(→ こちら の記事の通り)


到着するなり、IR担当の方が気が付いてくれて、
お声掛け頂きました。
そして実は2年前にメールで対応させて頂いた担当の方も、
私のことを記憶して下さっていて、
とても嬉しく感じました。

IR担当は別にサービス業でもないので、
そもそもホスピタリティを求めるものでもないし、
覚えて頂いているか否かとか、
対応が紳士的かどうかということは
付随的なもののはずですが、
やはり丁寧な対応をされると、
事業においてもお客様へそういった姿勢で接していると思うと、
やはり心強く思うわけです。

誰もが気になることですが、
同社について質問したい観点は以下のようなものです。

・仕入の状況
 (過去と今後の話/地域差のこと/競合の状況)
・居抜き苦戦の背景
・現中計と次期中計
・建築事業子会社の状況

個々のことに事細かく記載することは、
ここでは遠慮しますが、サマリは当レポートの最後の記事で
会社毎に纏めてみようと思います。

途中、専務が外国からのお客様をご案内していたようで、
少しの時間、私も直接お話をさせて頂く機会にも恵まれました。
専務は建築事業子会社の社長に就任していますので、
そのあたりのことも細かく聞くことが出来ました。
仕入の状況など経営上の重要な課題についても、
IR担当者の目線、役員の目線、社長の目線とそれぞれから
質問してみるとより実感が伴うイメージがつきますからね。

結局IR担当者の方と蛍の光が流れるまで、
半分雑談も交えて楽しい時間を過ごさせて頂きました。
長居をしてしまった点は反省しつつ、
社交辞令でも色々な意見を頂いてありがとう、と感謝の言葉も頂き、
とても充足した気持ちで帰路につきました。


次の日、再び会場となる有楽町へ向かいます。
WBSにもたまに出演しているフェルドマンさんの講話に参加します。
正直、眠い体に鞭を打ち朝一で向かうか悩みましたが、
妻も朝早く起きておにぎりを託してくれたこともあり(?)、
きちんと定刻に向かうよう家を出ました。


フェルドマンさんは真紅の蝶ネクタイをお召しになり、
おちゃめに登壇です。
タイトルは「アベノミクス:引き続き信用するが、引き続き確認もする」です。
なんだかよくわからないタイトルですが(笑)。

冒頭ではトランプ政権が与える
ポジティブとネガティブについてサマリしています。
私の低い理解力に基づいて記載しているので、
誤認しているものもあると思います。

<ポジティブの視点>
・インフラ投資による潜在成長率の向上
 米国内の高速鉄道や港湾整備など、
 為すべきことは多々ある。
 ニューヨークとワシントン間は未だに何十年も前の古いインフラで、
 高速鉄道すらない。
 これらが整備されると人とモノの流れが変わり、
 米国内の潜在成長率は大きく向上するはず。

・規制改革による金融、エネルギー分野のイノベーション

・税制改革によるアメリカ回帰
 法人税を減税することによる投資増
 国外税を30%から10%へ減額することでアメリカにお金が戻る

<ネガティブの視点>
・支持率拮抗で政策推進力が低下
 支持率に優位性があればリーダシップで推し進められる

・政権下の権力闘争
 極右派と軍人上がりの堅実派との間での綱引きが激しい。
 結局政策云々よりまずは陣取り合戦のような様相

・議会と政権の構想のブレ
 特に上院では共和党一枚岩とも言えない状況

・外交上中国からロシアシフトの政策も議会等ロシアへの抵抗感は根強い
 結局対中、対ロシア共に進展がない
 相対的に日本の位置づけが向上
 安倍首相はいい意味でトランプ政権の家庭教師的な存在。
 各国外交上の様々な観点で教育をしている印象

・保護貿易のリスク
 保護貿易を対中に実施した時に、中国がどういう態度に出るかがポイント
 中国は対米の貿易上の対抗措置が講じられる。
 アメリカの中でもトランプ支持基盤の多い地域の農産物にも
 影響が出るため、要注視。

・FRBメンバーの変更
 よりタカ派になっていく想定。
 それがトランプにとって〇か×か微妙なところ。
 


世界経済見通しでは、米国の翌年GDP成長は+2.0%となっているが、
政局面をポジティブに捉えた前提のため、
ネガティブにナルト0.8%程度に落ち込む。
世界全体では3.4%と微増する計算になるが、
その構造はエマージングでブラジルやロシアが
マイナス成長から浮上するためであり、
しかもそれも資源回復によるものであり、
どこまで実体があるものかは微妙なところであるという趣旨です。

金利格差は日米で明確に差が出てくる。
そのため、為替もより円安を見ている。
それに従いTOPIXも1800程度までの上値を想定している。

総報酬の伸長の構造が説明されており、
総報酬=雇用×時給×1人当たり労働時間という公式で、
その各内訳を過去数年プロットしたグラフはなかなか興味深かったです。

時給が大幅に伸長する一方で、
パート比率の向上や働き方改革で労働時間へ減り、雇用機会も増えたことで、
ここ数年の総報酬はうなぎのぼりです。
そしてこの構造は当面続くという見立てです。

GDPを1%向上させるためには、
ざっくり労働者が45万に増えないといけない計算になるそうで、
女性の社会進出は既に足元で米国と同水準まで向上しており、
既に限度が見えており、せいぜいあと10万人くらい。
高齢者の雇用継続による効果も10万人強、
一番の伸長を予測する外国人労働者もここ最近の大幅伸長を見ても、
20万人程度とするとどうしても足りないのではという推察を述べられていました。
私のような素人にはふ~んという感じですが、
経済学はなかなか取り留めのないものだなと思います。

今後マクロ経済学の見立てだと、
どうやらインフレになるそうなのですが、
まぁよくわからないんですよね~。


とりあえず難しい話を聞いて、
勉強した気になったところで早速、各ブースを回り、
そして事前登録済の
サンセイランディック、イオンディライト、アニコムホールディングスの
社長プレゼンに向かいます。

その3へ続く


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毎年恒例の東証主催の東証IRフェスタ2017に参加しました。

事前の出展社の情報を見ると、
中小型銘柄が減っており魅力が低下したかなと感じましたが、
それでも社長のプレゼンを直接受けられる貴重な機会ですので、
事前登録を済ませて足を運ぶこととしました。

金曜-土曜の2日間での開催でして、
社畜の私は金曜は夕方に少し下見をして、
土曜日に本格参戦いたしました。


様々な企業の概況をざーっとさらいましたが、
印象に残ったのは3社です。

現在も保有銘柄のサンセイランディック
過去保有銘柄のイオンディライト
積極的な監視銘柄のアニコムホールディングスです。

この他、ファーマライズ、ニプロ、シップヘルスケアホールディングス、
メディカルネット、三栄コーポレーション辺りの個別説明会を受けました。
こちらは良い印象、悪い印象まちまちでした。
(特に印象が悪い点にも言及していますので、気になる方はスルーして下さいませ)

講演会は、ロバートフェルドマンさんの講演を拝聴しました。
初めてでしたが、やはり蝶ネクタイが似合っていました(笑)。

時間の都合もあり、
ベステラ、シーアールイーは行きたかったのですが、
叶いませんでした。


というわけで、徒然なるままに記載していきます。


まず金曜日ですが、
会社帰りにちょっと下見です。
会場入りをすると会場は熱気でむんむん?と思いきや、
通路も普通に通れるし、案外空いている?という印象でした。

ブース内をまずは1週歩いてみようとラウンドします。
ここで全体の雰囲気を把握するのですが、
歩いていると資料やボールペンなどのグッズを手渡されるのですが、
荷物になるのも嫌なので丁重にお断りしてサクサク歩いていきます。


元々出展社の情報からあまり期待は出来ないな~という感じでしたが、
その予想を裏切らない微妙な感じでした。
まずアセマネ会社と証券会社のブース比率が高いです。
そして彼らはお金持ちなのでグッズも高級なのか、
人が群がるわけです。
そして、株の先高感を掲げ、
ETFだ~毎月分配型さいこ~と煽っています。
このブースをもっと個別銘柄との対話に活かして欲しい、
それが私個人のわがままですが、切なる願いですね。

そんなこんなでそろそろ個別企業のブースに行こうかなと思って、
特に目的もないままふらっとメディカルネットのミニ説明会をやっていたので、
その椅子に座ってみる。

メディカルネットは全く知らない銘柄でしたので、
概要についてまずはプレゼンを通してインプットです。
事業は、歯科医療、歯科美容などのポータルサイトの構築運営を通して、
情報コンテンツや検索機能を拡充して主に広告収入を柱として、
個別の歯科医院のWebサイト運営(SEO対策含む)の対応もしているようです。
概要を把握した時点で、
前者はプラットフォーム型、後者はコンサル構築で、
パッと見で筋がいい?と思いました。
というわけで、それが真実か今度はこちらから質問をして確認していきます。

まず気になるのはインプラントなど目的別に特化したサイトに
強みがあるようですが、
既存の様々なポータルサイトと比較して、
どの程度のシェアがあるのか、また差別化がされているのか、
プラットフォームとして強固な何かがあるのかということです。
シェアがわかれば、余地有無や優位性の根拠などが判断出来ますし、
それがなぜなのかがわかれば大雑把な概況はつかめます。

それから、Webサイト運営も今時SEO対策など
ちょっと気の利いたSIerであればどこでも出来ますね。
そもそもWebサイトは既に既存で持ち合わせている医院も相当数ある中で、
どの程度の数(市場)があるのかにも興味がありますね。

この辺りを突っ込んでみましたが、
結論としてはゼロ回答、つまりわかりません、ということでした(笑)。
細かいことまでなかなか把握していなくて・・・と申し訳なさそうに対応されて、
う~ん残念としか言いようがありません。
そこそこ偉そうな人を捕まえて質問したのですがね。
しかもわからないのなら、わかる人を連れてきてくれればいいのに、
そういうわけでもなく、あまり伝えようという雰囲気もないようです。

では、新たな成長という観点で美容や子育て系のポータルの立ち上げという話ですが、
今度気になるのはなぜこの領域に参入することにしたのかという点です。
美容といえば女性に圧倒的な人気のアットコスメ(アイスタイル社)がありますし、
子育て系の情報サイトは既に多々あります。
既に認知度が高いプラットフォームが実在する中で、
新たに立ち上げるということで何を差別化していくのか、
勝機をどう見ているのか、気になります。
そしてやはりゼロ回答です(笑)。
女性の社会進出や子供への投資増という社会要請で
ニーズがあります、という的を得ない回答で、
う~んですね。

このことだけで会社全体を否定するものでもないのですが、
やはり私はIR対応をとても重視しているので、
巡り合わせの縁がなかっただけのことかもしれませんが、
やはり投資対象には考えられません。

自分で資料を読み漁れば、
その辺の疑問も解消するのかもしれませんが、
もはやそのような次元の話ではありません。

散々ディスってしまいましたが、
繰り返しになりますが、
あくまで私のこの時点でそう感じたということであるので、
実は優位性も将来性も有望なのかもしれません。

いずれにせよ、かなりテンションが下がってしまい、
閉場まで残り1時間ですので、
明日参上予定のサンセイランディックのブースご挨拶へ行くことにしました。


その2へつづく




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