投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

日経IR・投資フェア2018の最後です。
今回出展企業で唯一保有してるトーカイについてと思いましたが、
過去保有していたイオンディライトを書き忘れていたので、
トーカイとイオンディライトの2社について書いていきます。

前回同様、私の主観的な印象ですので、
あくまで参考程度に扱って頂ければと思います。


その1
アズワン、シップヘルスケアHD、綿半HD、総合メディカル、ムゲンエステート

その2
イワキ、コンドーテック、コタ、信和、ミスミグループ、キューブシステム



■トーカイ
IRフェアの常連です。そして今回の出展企業で唯一の保有銘柄です。

まずブースにお伺いした時にある担当の方が私の姿を見るなり、
少し遠くにいらっしゃった私のいつもお世話になっているIR担当の方へ
私の存在を伝達していたように感じました。
そのご担当の方も、よく私の事を覚えて下さっていたなと驚いたのと同時に、
岐阜まで行ってご担当の方にまで記憶をして頂いて光栄だなと思いました。

まずは先日総会に押しかけて、色々不躾な質問も含めて
乱発した私を受け止めて下さったことについて改めて御礼いたしました。

そして、とりあえずブースの席におとなしく収まり、
そのいつもお世話になっているIR担当の方のプレゼンを拝聴いたします。
TOKAIホールディングスや手芸のトーカイではありませんよという導入は、
まぁお約束みたいなもんですね。

そしてどんなシーンで同社商品やサービスが使われているかイメージしやすいように、
各シーンに具体的な商品を並べてイメージを掴んでもらう工夫がみられました。

拠点展開などもわかりやすく解説がされていてわかりやすいです。
各商材のポジションも競合会社もきちんと挙げて解説して頂けます。
あくまで導入的なプレゼンなのでどんな優位性があるのか、
どう競争に勝とうとしているのか、この辺りは割愛です。
ブース説明会の趣旨(トーカイのことをまず認知してもらう)を踏まえると、
踏み込んだ説明の割愛は仕方ないのかもしれません。

今後のことについては事業環境は追い風ですから、
その辺りを控えめにアピールされていました(笑)。
もう少し煽ってもいいんでしょうが、この会社らしいなと思います。

最後にトーカイオリジナルカレーなどがもらえるくじを引かせてもらえます。
以前は全員に配布していましたが、さすがに大判振る舞いだったということですね。
確か以前も2日目にはビーフカレーが品切れになりチキンカレーになってましたしね。
というか、そんなにばら撒きしなくてもいいと思うのでこれでいいと思います。


それで私が気になっていたことは、細かい数値の部分で販管費についてです。
1Q決算 の時に確認しようと思っていたのです。
結論としては、やはり新卒採用の初期コストを販管費処理したためとわかりました。
しかも前期ではまだ報酬改定等の見通しが出来なくて採用を抑えたこともあり、
前期1Qにはそこまで顕著に出てなかったところからの
今期1Qは採用をきちんとした結果でこう見えているということです。
きちんと手元の数表を改めて確認してその場で回答をしてくれました。
報酬改定の対応をしながら、採用をした新入社員を戦力化していかねばなりませんから
色々大変な部分もありそうですが、頑張ってもらいたいですね。

それから中長期的な面で8月リリースのウェアラブル端末についてです。
新しい取り組みでまだPOCの域だと認識しており、
もう少し様々な検証や試行的運用が必要なのだと思います。
実際にお話をする中で、
絶好調です、なんて答えられるより、まぁ色々苦労をしながらですねと聞いて
まぁまずは安心しました(笑)。
まだ走り始めたばかりなので色々これからだということですね。
偽りなくそうなんだと思います。
一方でこの領域はみらい投資会議などでも個別に取り上げられており、
大手の参入なども今後あるでしょうから、よりスピード感が求められることもあります。
トーカイは真面目な会社ですから、きっとひとつずつデバイスの精度や問題点を潰し、
医師側のオペレーションもその負担や実運用を検証しながら、
事を進めるよう対応していかれるかと思います。
医師会との繋がりや厚労省などへの繋がりについても総会の時に色々質問もしましたが、
これもそういう敏感度を想像したかったからなのですが、
そんなにガツガツしていないのが、また良くも悪くも同社らしいんですよね。

いずれにせよ、まだまだ時間はかかりそうですし、
私はこのテーマでビックチェンジなるものをメインに投資をしているわけではないので、
まったりと見守りたいと思います。


その後、2日目には新たにIR担当を率いられることになったと
総会の時にご挨拶頂いた方とも改めてご挨拶出来ました。
投資家に真摯に向き合おうとされる姿を感じましたので、
こちらも頑張ってもらいたいですね。
IR担当なのだからそういう姿勢なんて当たり前と思われるかもしれませんね。
実際そうだと思うのですが、人と人とのコミュニケーションなので、
感じるものだと思います。今後より会社を好きになり、応援していけるように、
私もじっくりと見守りたいと思います。

事業開発室の室長に就任された今道氏のプレゼンも聞きたかったのですが、
今はIR担当から外れて事業開発に専念されているようです。
残念ではありますが、でも本業(?)に邁進してもらうことが一番ですからね。


なお、調剤については基本料算定を加点しやすいように
徐々に取り組み中ですが、まぁこちらもこれからですね。
1Qの業績を見ると計画通りと説明がありましたが、
個人的には少し利益は先行しているかなとも思っていますが、
いずれにせよ誤差の範囲でしょう。計画通りに概ね沿っていればいいと思います。
あまり細かなことは話しませんでした。

そういえば、いつもお世話になっているIR担当の方ですが、
課長に昇格されたようです。
確か、前にお名刺頂いた時に課長代理だったと記憶していたのですが、
認識が誤っていたら申し訳なく、
おめでとうございますとその場でお伝えは出来ませんでした。
やはり記憶は正しかったのですね。。。



■イオンディライト
まず中山前社長の栄転で会長職になり、
濱田社長のプレゼンです。
これが残念なことに原稿棒読みということで失望しました。

中山前社長の情熱溢れて、途中何言っているかよくわからなかったり、
あるいは時間をオーバー気味になり
最後の株主還元のあたりが素晴らしいのにアピールがそこそこになるとか、
そういういつものがなくて残念極まりないものでした。

まぁそれはそれで仕方のないことなのですが、
社長だけで全てが決まるわけではないので、
事業の内容については、ブースに戻り質問をします。

まず海外については、中国はより内陸部に入り、
イオン外の展開がどんどん進んでいるということであまり変調はなさそうです。
まtあASEAN地域ではまだイオン進出に対応出来ていない地域もあるとのことですが、
一方で、既に現地法人なども施設管理に入っており、
やみくもにそこからひっくり返すような事も出来ないような感じのようです。
ただ徐々に浸透していくことでまだ成長余地はあるように思いました。
利益率が国内を超えて7%程度まで高まっていますが、
そろそろ高原状態で止まりそうに思いました。
なので、あとはスケールしていくことによる規模拡大の方になっていくかなと思います。

国内は省力化としてロボやAIといった技術で実現していく方針ですが、
ここは人手不足が顕著で、実際にそれが理由で仕事を断るケースもあるため、
早期に実現したいようです。
一方で現場職の人にとってみると仕事が変わっていく事への抵抗感などで
ケアが必要になるケースがないのかという話題については、
常に人事交流をかけているので問題ないということでした。
更に、各拠点でミッションを明確に伝えモチベートする活動をきちんとやっているというこです。
どうしても現場職の方の中には変化すること自体へ抵抗がある方がいますからね。

それからAIやロボットについては、もう少しスピード感を持ったらという意味で、
スキルを持った会社をMAするとか、提携するとかはないのかという話をしました。
結論としては、もちろん米国を含めて先端技術の会社との接触や
調査は常にしているものの、提携まで至ることはまだやってないとのことです。
現在一部店舗などで試行しているのも、そういった提携までは至ってないものの、
協力をしてもらって色々実証しているということでした。


というわけで、最後2社のコメントでした。
あまり投資に繋がるネタもなく、単なる雑談のようなものになりましたが、
あまりボトムアップで積み上げに付き合ってもらうような場ではありませんからね。


日経IR・投資フェア2018の続きです。

その1ではアズワン、シップヘルスケアHD、綿半HD、
総合メディカル、ムゲンエステートについて書きました。
特に順番は意味ありませんので、思いつくままメモ残していきます。

整理もせず書いていくので、相変わらず読みにくく恐縮です。
また、あくまで私が感じた主観的な心証を含んでいますから、
あくまでご参考程度にお読み頂ければと思います。


各社の話の前に軽く会場の様子を書き留めておきます。

ビックサイトで金曜と土曜に開催されたのですが、
やはり金曜日は土曜日より空いていました。
お土産収集に勤しむ高齢者の方もやはりおられましたが、
結構若い人も多く、ベビーカーでファミリーでみたいな光景もあり、
色々な方が来ているんだな、と思いました。
そして証券会社やETF会社のブースはやはりどこかリッチで、
綺麗なお姉さんを揃えて広いスペースに集客していました。
配るお土産もよさげのようですね。(私は立ち寄りませんでした)
そしてやはり証券会社とかで市況解説とかの講話に凄い人が集まり、
必至にメモしている辺りの光景はやはり皆さんがそういうことに
興味があるもんなんだなーと思いました。
名前を聞いたことがあるようなアナリストが登壇していると凄い人ですからね。

今回は1ブースあたりに1時間程度かけるところもあり、
数を回れなかったのですが、じっくり話が伺えるという点ではいい機会でした。
それが儲けに繋がるのかと言われればそれはわかりませんし、
それなら無駄な活動だねと映るかもしれませんが、
様々な業態のことをある側面からお話を伺えるのは、
自分の考えを巡らすきっかけになり楽しかったです。
ただ、話を聞くだけでは面白くないので、積極的に対話するといいですね。



■イワキ
ケミカルポンプの方のイワキです。
同社は結構前から監視銘柄に入れていたのですが、
今回、初めて社長のお話を伺うことが出来ました。
ケミカルポンプにはその構造や役割によっていくつかのタイプに分かれますが、
わかりにくいということで5分程度の映像も使っての解説もありました。
ポンプのデパート戦略と銘打っていることもあり、豊富な商材が強みのようです。
多品種少量生産でありながら生産能力も高いのです。
メンテナンスも含めたワンストップ対応もされていて、
あらゆる産業の裏で使われているわけですが、
やはり製造業が中心となるためシクリカルということになります。
実際、リーマンの時には大きく落ち込んでおりますので。
また私は実はこの銘柄は人工透析装置を探す中で見つけたのですが、
この市場への製品は好調のようです。このセグメントは2桁成長ですからね。
長期ビジョンを過去に掲げており、2025年の目標ガイダンスを示しています。
決して高くないCAGRですけどね。
新中計も11月頃にリリースされるそうですが、
今の足元の需要はとても強いものがあると思いますので、
ここでどの程度意欲的なものが出てくるのだろうなと思って聞いていました。
一方でやはり半導体生産など不透明さがある部分もありますし、
その辺の潮流が変わった時にどのように対応するのかなと思っています。
社長にも終了後、時間がない中で一言だけでしたが
会話させてもらった感じでは、やはりそこは外部環境は読めないから
なすべきことをやっていく(付加価値の高い商品やサービスを提供していく)だけ、
という姿勢でしたから、まぁ相応に影響は出るだろうなとも感じたところです。
この辺りの懸念が株価にも反映されている気もしていますが、
まぁ想像通り実直な会社ではありますが、特段特筆するような熱量は感じませんでした。



■コンドーテック
こちらもIRイベント常連です。
建設資材等の商材を幅広く扱う卸売り会社ですが、
メーカー機能も持ち合わせており国内工場で生産しています。
ざっくりメーカーとしての機能で4割程度を占めています。
そして「社員が株主目線で経営参加する優良企業!?」というタイトルです。
自社を優良会社というのも珍しいですが、
プレゼンの1枚目に、社員持ち株比率が8割に達しているとか、
OBも年金変わりに配当をもらい期待をしてもらっているなどのアピールですね。
そりゃ7期連続増配もしますし、社員の目に触れる所に株価も掲げて日々
業務に当たっているのもうなずけます。
もっとも、社員が過度に日々の株価を意識するというのは、
賛否もあろうかと思いますし、どこまで効果があるのかと穿った見方もあるかもしれませんね。
なんでこんなことを意識しているのかを聞いてみたのですが、
やはり上場する時に新たなステークホルダーとして株主の存在を社内でも改めて認識し、
価値を向上させるんだという意識を醸成させたのが今も息づいているんだそうで。

2020年代に売上1000億と掲げていますが、
2020年代ってだいぶ広いよねと思い、感覚としてどの位のつもりなのかという話になりました。
現状で500億なので2倍になる計算なのですが、概ね2027年位をターゲットにしている印象でした。
となると約10年で2倍なので、かなりまったりですよね。

取引先は2.4万社で新規開拓で3千社弱が積み上がり、
一方で廃業も1.5千社程度あるのですが、
それでも毎期少しずつ開拓が出来ているようです。
いわゆる工務店とか空調工事店とかだけですとむしろ総数は減っている印象なのですが、
建設以外の分野にも積極的に攻勢をかけていることが奏功しているようです。
まだ開拓余地が建設以外の分野には広がっており、
今後も緩やかに拡大していきそうな見通しでした。

それからメーカー機能を備えているということですが、
海外工場で価格競争になったりするとどうなのかも改めてお話をしました。
ポイントはやはり短納期や少量対応のニーズへの対応や、
輸送コストなどから十分国内で競争力を持てているということです。
また、一部の商材では微妙な調整なども求められ品質面からも障壁になっているようです。
同社は即納力も優位性になっていますから、
海外から輸送する時間コストも差別化になるのでしょう。
とはいえ、汎用品と自社製品とはきちんと使い分けていて、
だからバランスのよいポートフォリオになっているのかなと思いました。
商社機能だけでは営業利益率7%程度は出せませんしね。

また不幸なことですが、豪雨災害が相次いだことで、
国土交通省からも新たなステージに向けた対応ということで、
今後本格対処の需要もありそうです。
足元でもこの豪雨災害絡みで繁忙のようで、1Q好調な中で、
更に2Qでは押し上げていくのではないかと思います。
このあたりのきちんと対応すべき体制を整えているようですから、
足元でも期待が出来るところと思いました。

同社はまたカタログやFAXなどで注文を受けてという泥臭いことになっており、
長期的に見ると世代交代が進みWeb化されていくと、
より効率もあがるかもしれません。
そのために、そういったスキルを持った会社もMAの候補として物色はしているようです。
直ちにという感じではありませんが、時代の流れですね。

そしてこの昔ながらの電話一本、FAX一本で受発注という構造が、
囲い込みになっているんですね。
「あのいつもの」でツーカーになっているんですよね。
こういった地道な積み上げが今の業績になっているのですね。

株価も安く推移していますね。
確かに建設資材を扱うということでシクリカルな面もあるように思うかもしれませんが、
利益は1度は半額になりましたが、その後2年で回復しています。
(東日本大震災の需要増という経緯もあったのですけどね)

相変わらず社員にIRブースでの対応をさせており、
女性社員が一生懸命に説明してくれる姿勢に、
おじさんはたじたじでした(笑)。

こんなのお米券目当てで単元でも保有しておいてもいいなと思いました。
(そんなこといったら他にいっぱいありそうですけどね)



■コタ
同社は2015年でもブースでお話を伺いましたが、
一貫してやっている事は変わらない印象を受けました。
美容院はまだ増えているらしくて、それは独立志向が強いからということですが、
一方で経営にまで手が及ばず廃業してしまう事も多いようです。
従って同社が標榜するように経営視点でのコンサルティングをして、
美容師の境遇を向上させる取り組みを継続しています。
高品質の美容製品を販売しながら、その美容院の経営も向上してくれれば、
コタにとってもよいわけですよね。
ちなみにこの旬報店は現状では約1600件で美容院が25万件ということですから、
まだまだ獲得余地はありそうに思います。
そういった地道な拡大や、既存顧客の深堀で安定的に業績が推移しています。

現状で代理店経由とダイレクトで半々くらいということですが、
元々は代理店経由だったものがダイレクトの比率が拡大しているようです。
これが代理店が廃業等で純減している結果系の状況であればいいのですが、
ダイレクトの方がうま味が多いということに起因しているようであれば
まぁビジネスなので仕方ない面はありますが慎重にことを進めて欲しいなと思いました。

それから無料で対応しているコンサルですが、
この質がとても気になるのです。で、質はいいですかといってもいいですとなるので、
コスト面で美容品を扱うコストとコンサルコストとどっちが大きいかという話題を振ってみました。
キャッシュインは美容院の販売価格だけですが、実はこの原価よりも
コンサルの方がコストがかかっているのかなと思ったのです。
システム費は平準化されますし、それをAIなど駆使すれば人手は不要になりますが、
現状では人目で日次データをみて、仮説を立てて、施策を考える、
それをすり合わせて、トレース管理するというPDCAを回すのは相応に手間もコストもかかります。
もちろん、ちゃんとこれを遂行していればの話なんですけど。
ですから、コンサル費の方が実はとてもコストがかかっていますという反応を期待したのですが、
実際は、そこまでコストがかかっていないということでした。
となると、そこまで付加価値の高いコンサルではないのかなとも思います。


■信和
足場といえばエスアールジータカミヤやダイサンという会社がありますが、
同社の足場シェアはトップシェア(約40%)でなんでだろうなと思っていました。
ブースは人で溢れていて人気があるんだなと思いました。
IPOしたばかりでしたし、今後野村IRも出展すると鼻息荒く元気でした。

信和がなぜ高いシェアを得ているのかについては、
同社は日建リースに販売をしているのですが、
この日建リースは大成、鹿島といった大手ゼネコンの調達元となっており、
太いパイプが確立されているからということのようです。
しかも各社の足場はそれぞれ組み立てやすく施工効率がよいとか、
安全性が高いなどそれぞれの特徴を生かしているわけですが、
一度その製品が浸透してしまうと案外スイッチングコストが高いということがわかりました。

例えば接合部もさすがにボルトがないといけないものから次世代足場として
各社も開発していますが、それがAというやり方とBというやり方の足場が
混在していると施工効率は落ちますし安全性も低下します。
結局同じもので揃っているべきなんですね。
となると信和製の足場がシェアを築いているところで、
例えばエスアールジータカミヤの足場が新たに入るということは考えづらいんです。

そしてもうひとつ、信和はあくまでリース会社へ販売するだけなんですね。
もちろんその裏ではリース会社がゼネコンなどからの要請に従って
仕入を行うわけなんですけどね。
ダイサンのように施工サービスまでをワンストップでという対応は聞こえはよいのですが、
結局、工程分担型意識の強い建設業では浸透しないのかもしえないと
改めて悟ったところです。

それから気になっていたのは社長の様子です。
ストックボイスのIPO時の動画で心許ない印象を持ったのですが、
社長がどんな人なんだろう、というか営業とかどうしているのかなと思ったのです。
社長は、ものつくりの職人肌で表に出てくるのは苦手な方なんだそうです。
あぁ職人さんなのねという感じですね。そして営業的な外向けは則武さんという
常務が対応されているようです。2枚看板でやっているんですって。

また原価要素について聞いたのですが、8割が原材料で2割が人件費ということです。
原材料は主に鉄なので、鉄の価格の変動によって利益率も変動するようです。
足元では上期は鉄の価格が高く減益も織り込み済みで、
下期には鉄の価格も落ち着き増益に転ずるということです。
鉄の価格ってそんなに見通しやすいものなんですかね。
なぜ下期に価格が落ち着くとみているかという質問も、
亜鉛など先行市況が反転しているからということで、
知識のない私は、まぁそんなもんなのかなと思った次第です。

新規上場ということで、歴史もそこそこ長い会社が
このような事業でなぜ上場したんだろうとも思っていたのですが、
まず創業家が株を手放すということでファンドに一度株式が移り、
そのファンドのエグジットということで市場公開という道になったようです。
よくわからなかったのですが、創業家が後進のために
譲渡するということはなかったんでしょうかね。

斜陽的な商材でありながら、建設業の独特の業界分断、
そして大手ゼネコンからの垂直統合のシステムなどにより、
同社は案外強い基盤をもっているようにみえました。
あとは建設業の動向次第という事になろうかと思います。
オリパラに向けて首都圏では建設需要が強いですが、
それが終わった後にどうなるのか。落ち込むのか、
同社の解説の通り地方に建設業の旺盛なニーズが顕在化するのか、
さて、どうなるんでしょうかね。
配当性向も高く指標面からみてもこちらもいいかなと思いました。


■ミスミグループ
ずっと高成長を続けているわけですが、
今後もやっぱり続くのか、とりわけ半導体を含めた生産状況がどうかな、
という事が気になるわけですが、IR担当との会話の中では
当然ではありますがあまり減速感はないということです。
その他為替影響や国内の状況などはこれまでとあまり変わらない印象です。
トピックスとしては、CAD設計時に発注システムと連動し
部材の価格が可視化され設計時の更なる利便性向上に貢献するということで、
こういう地道なUIが着実に向上することで囲い込みになりますね。


■キューブシステム
ブースでは「ブロックチェーンやってます~」という集客の声をあげていました。
個人的にはブロックチェーンやってますという謳い文句自体が怪しいなと思い、
ブースで話を伺うことにしました。ブース内の説明会ではブロックチェーンを
研究開発している技術畑の方がお話されていましたが、
会社の紹介というより、ブロックチェーンの一般論、出来ることを説明されています。
金融やエネルギートレードなどで活用できるシーンを見込んで、
社内で頑張ってますということでした。
資料には中計の数値目標等も記載されていますが、
そこには一切言及されなかったので、早速QAタイムです。
まず新技術には相応の研究開発費が必要であると思うのだけど、
中計でどの程度をブロックチェーンの仕組みであげようとしているのか、
そして現状でどの程度の研究開発費を投入しているのかからです。
ただ、残念ながらその件にはお答えいただけませんでした。
内容が非開示というトーンというより、ざっくりした数値感をもっていないようでした。
あれ?ブロックチェーンを売りにしているのにどんな研究開発をどの程度見込んでいるか、
その辺はわかんないのかなと違和感を感じます。
金融におけるブロックチェーンといえばやはりトランザクションデータを扱うわけで、
勘定系や振込などの仕組みを手掛けていないと実現は難しいわけです。
ただ、同社の取引先はNRIです。
NRIは金融に強い会社ですが、あくまでニッチの周辺系ビジネスに強いわけで、
いわゆるトランザクションデータを扱う部分のお仕事はされていない認識です。
となると、当然キューブシステムにもそのような知見はあまりないのではないかと思います。
にもかかわらず、ブロックチェーンを金融分野に活かすのに率先するんだというのは、
やはりしっくりきません。
また割合は小さいですがみずほさんとの取引もあります。
ただよくよく話を伺うとあくまでみずほ情報総研との取引であり、
ブロックチェーンのような基盤を変えるような話はFGと直接対話できるパスがなければ
まず進展しません。そもそもみずほはシステム統合に忙しく、
このブロックチェーンの取り組みは後発である認識です。
やはりMUFGが強いわけですが、となると勘定系を持っているIBMなど
大きなベンダーがコンソーシアムのようなもっと大きなところで話を進めていかないと、
規制の厳しい金融でブロックチェーンは安易ではないわけです。
この辺りの認識も突っ込んだのですが、あまり合理的な説明がありませんでした。
なんというか、ブロックチェーンやっていますの触れ込みがやはり残念に聞こえてしまいました。
それなら今のビジネスの事をきちんと説明し、
いずれくるそういう基盤にも対応していける人材投資もやっていくという程度に
留めてアピールした方がよっぽどよかったのになと残念でした。


この他いくつか回りましたがこの辺でやめておきます。
あとはトーカイについてはまた別の機会があれば言及したいと思います。


読みづらくて申し訳ありません。



日経IR・投資フェア2018に行ってきました。

いつものことですが、徒然なるままに長文となります。
抵抗がある方や時間がない方は、大した内容ではないので、
そっと閉じて頂ければと思います。
(せっかく記事を開いて頂いたのに申し訳ありません)


また、私が回ったブースで見聞きした内容を、
主観的に捉えた記載のため、事実誤認などもあるかもしれません。
配慮をして記載しているつもりですが、その点はご容赦下さい。


■アズワン

最初に訪れたブースはアズワンです。
研究所などで研究者が使う特殊な機器や消耗品などの
ニッチでありながら研究開発現場に必要な商材の卸売ビジネスです。
このビジネスモデルでありながら営業利益率が10%を超えており、
色々質問などしてなるほどなーと思いました。
PBによる製品開発(粗利5割位)なども仕入先と連携して愚直に現場によい製品を出す
努力をされていたりもしています。
また販売店(地場の小さな機器卸)を介してユーザーへ流していくのですが、
その販売店の御用聞きやメンテナンスなどの対応など
うまく彼らの立場も考慮して立ち振る舞っていると思います。
カタログ販売なんてやめて、もうアマゾンみたいにやれば、
みたいな話をして、当然そうなると中抜きになるわけですけど、
それはやらないということでした。
長年のお付き合いがあるので、彼らにも彼らなりの役割や付加価値をうまく
与えていきながらwin-winになれるようにしていきたいということで、
いかにも日本企業らしい(良くも悪くもかもしれませんけど)と感じました。

卸というと競合関係も気になるわけです。
当然、カタログ模倣されてやられるといわゆる堀が浅く、
こんな利益率を貪るなんて出来ないのかなとも思ったのですが、
やはりニッチであることやPB等を含めた仕入先との信頼関係、
更に商材のラインナップが既に網羅されている、
研究開発現場に浸透している(圧倒的トップシェア)中で代替が介入しづらい構造にあるとか、
いわゆる先行者メリットを大いに受けている印象でした。
確かにこの程度の堀であればもしガチンコで競争となっていれば、
これまで安定的に成長してくる前に利益率を削られてきているはずですから、
数値推移がその圧力があまり強くないのかなということを裏付けているようにも思います。

中計の施策の中では海外についてですが、
欧米は研究現場は日本より進んでいます。
そこには既に既存事業者が入り込んでいるわけで、
どうやって攻めるのかなというのも疑問でした。
日本製の機器が多いというわけでもなさそうなので、
敢えてアズワンへ乗り換えるというのは日本で先行メリットを受けている
裏返してで大変ではと思うわけで実際に苦労が多いようなトーンでした。
ASEANなどはまだ介入余地がありそうでしたけどね。
ですから海外はまだまだ課題が多いかなと感じたところです。
新規商材は、現在も博士号の社員が一部対応しているようですが、
研究活動の一部をアズワンが受託するというような事も広げていきたいようです。
これは博士修了の社員もいるので出来るというQAをしたのですが、
私の理解では博士号取得者はコアがより狭まっており、
そんな汎用的なテーマを請け負うといってもそんなにスケール出来ないのではないかと
思ったのです。やったとしての人月ビジネスではないかなと。
となると、WDBホールディングスのように本気で人財育成をしないと、
なかなか対応出来ないのではと思い、その辺りの認識について色々お話をさせて頂きました。

株価は単元が高く分割などへの意識も現場としては経営にあげているようですが、
株価は高い方がいいという微妙な意識もあるようで、
創業家である程度保有してしまっておりかつ少し古く鈍い感覚もありそうなので、
その辺りはやや残念だなと思います。

全般的にカタログやWEBを使ったニッチな商材を扱い、
それを代理店も含めたバリューチェンを築いくのはいいんじゃないと思いました。
あとは研究開発現場のシュリンクですが、リーマンの時も影響がないとはいいませんが、
もちろん黒字は確保していますしそこまで落ち込みもないですね。
卸売としてみると驚異的なPERがついていますが、
収益性なども鑑みると高く評価されるのは妥当かなと思います。
ただ、株価はPER30倍超はやはり私には手が出ません。
でも事業全体を見渡してみるとあまり急成長というのは望めませんが、
でもいいんじゃないと思いました。
ブースの担当の方も真摯、丁寧に、答えにくいことにもきちんと対応して下さり、
心強い印象を持ちました。



■シップヘルスケアHD
次に以前にも話を伺ったシップヘルスケアHDです。
主に病院の設備投資等に対応するTPP事業や
日常の医療活動を支える消耗品等を扱うMSP事業がコアです。
ライフケアや調剤もやってますが、調剤だけとってみても、
片手間という程規模が小さいわけではなく、店数も全国100店ですから、
結構多いわけですね。
TPP事業では高度医療機関など地方の中枢病院に対して、
年間50件程度の更改需要へ対応をしているようです。
更改といっても新設も含めてのことのようですけど。
病院設備を新設したり、新たな機器を導入するとしても、
やはりトータルコーディネートが必要で、
個々の機器メーカーと個別に病院が調整するなんてことはなく、
そうなると中枢病院で実績のある同社に声がかかるというわけです。
そして同社は手術用照明や酸素ガスなどの配管に関する機器、
あるいは医療用浴槽などニッチな周辺商材を扱う会社をMAして、
より効率的に対応していけるようになされています。
また国内だけでなく、インフラ構築が進むバングラディッシュなどへ進出し、
縁ある医師と共に立ち上げをして、JICA出資(出資は珍しいらしいですね)などもあり、
事業立ち上げした経緯もあるようです。重粒子がん治療設備なんて大掛かりなものも扱い、
当時はその事業のために増資をして調達したこともありました。

まず病院の総数は減っているという認識からスタートしたので、
基本的な確認からQAで教えて頂きました。
まず病院総数は減っているものの、その主因はいわゆる町医者で、
高齢化による廃業などの問題もあるようです。
一方で地域医療の拠点となる中枢病院の動向にネガティブな風はなく、
むしろその設備投資や新設などの需要が広がっているようなトーンでした。
(この辺りは医療関係者でもないので私はあまりわからないのですけどね)
年間の扱い院数も年間50件程度と安定しているという結果から、
ある程度そんなもんなのかなと数値から納得させられました。

既に売上で5000億が射程に入っています(2021.3期の目標)。
そして2025年には1兆円企業を目指しているようです。
それより気になるのは営業利益率ですが現状で4%台なのですが、
もう少し上がらないものなのですかね。
確かに消耗品などの卸売り的なものやライフケアなどもやられているのですが、
TPP事業など大型案件はそれなりにトータルコーディネートが求められ、
付加価値があると思うのですけどね。
あまり競合関係が強い印象も持たなかったのですが、
このあたりはまだ疑問が残るところでした。

重粒子がん治療に向けた大型投資の際に増資で調達したわけですが、
その事についても聞きましたが、やはりこの投資はこれまでと毛色の違う投資で、
より自社の責任で行いたいということで借入ではなく自己資金で調達したかった
という説明でした。正当化する問答のようにも聞こえますが、どうなんでしょうかね。
今後の海外を含めた投資に当たっては借入で対応していきたいとのことでした。
(まぁ市場調達も含めて考えていると敢えてはいわないか)

自己資本比率もどちらかというと低いものの、
PERは20倍ちょうど位と高くもなく安くもなくですかね。
私の基準では時価総額も2000億程度ともう大きくなっていることもあり、
直ちに投資対象かといわれるとうーんとなりますが、
今後も会社がどうなっていくかは見てみたいなと思います。


■綿半HD

歴史が長い会社、実直な会社というイメージでしたが、
改めてブースできちんと話を伺うとその印象を改めて実感します。
ホームセンターからスーパー業態を取り込み、
更に園芸も加わって長野を地盤にドミナント構築しています。
ホームセンターではなく、スーパーセンターというんですね。
エブリデーロープライス戦略を取り、口コミで地元で噂が広まり、
確固たる地位を築いていくということです。
長野は地盤で強く、中央道を東西に進出して名古屋商圏として
愛知や岐阜(初出店になるようです)に進出していっています。
また東は山梨などへ進出し、一部は関東にも来ています。
わかりやすい事業と戦略ですね。
建築事業は、建築といってもなんかビルとか建物を立てているというより、
駐車場や屋根に強みがあるのですね。
SCなどの大規模立体駐車場には特許もあり構築しやすいようです。
屋根の回収も工場内部の操業を止めないで施工できるとか
色々拘りがあるようです。
そしてそこで必要になる様々な部材も自社開発もしていたりと、
メーカー機能を備えられるようにしているようです。
この辺りは長い創業期の沿革をみると、不思議ではないですね。
なにより、この建築事業は利益の額面で約40%超あり一番の稼ぎ頭です。
貿易事業も、貿易という名前から誤解される面もありそうですが、
現地で原薬などの材料貿易もありますが、
ワックスの精製工場を持ち現地で製品化までを行って輸入するようです。
利益率が高いセグメントです。
中計も1年前倒しで実施しており定量面も堅調です。

QAでも色々丁寧に教えて頂きました。
まず長野県内ってまだ余地あるのかということですが、
まだまだ自社競合しない中で出せる余地も多いし、
そもそも中央道沿線という見方で広げてみると愛知や山梨と隣接県で
十分な余地があるとのことでした。
またエブリデーロープライス戦略は既に都市圏では
ある程度競合も出ている中では訴求力としてはそこまで強くないのではという話は、
もちろん意識はされていました。園芸やホームセンターとのMIXでという説明もありましたが、
園芸やホームセンター商材はそんなに頻度は高くないかなとも思います。
むしろ、ドラックストアがスーパー機能持つ方が日常使いとしての需要は大きく、
スーパーにとってかわろうとしているドラックストアとどう競合するかというのは、
園芸の付加価値をあげているということでした。
地方だから園芸用品て私が思う以上に日常的なんでしょうか。
ドラックストアを併設するなんてマネしないの、という問いかけは、
あまり本気には受け止められなかった印象でした。
ただ、店舗にどういったファンクションを付加しているかという話題は、
やはり社内でも色々検討をしている風潮は感じました。

総投資に35憶使途するという件を受けて、
その資金は自己資金とCFから十分捻出可能という説明でした。
話の中で、直ぐに定量的にお答えいただけたので、
ある程度本当に見定まっているということでしょう。

この他建設は人手不足の面は否めないということなど、
今後の人的リソースの懸念はまだ課題もありそうでしたが、
色々苦労して対応はしているようですね。

指標もそんなに高くなく、会社もさすがの歴史で堅実な会社だと思いました。
還元姿勢も明確ですし、いいんじゃないかなと洗脳されてきましたよ(笑)。



■総合メディカル

こちらは再び医療系です。というか医療系多いですね。
単に私が好んで訪れているだけでしょうかね。
ちょっと簡単に済ませますが、
医師を結ぶDtoDシステムがコアなんでしょうかね。
病院の経営コンサルタントの位置づけなんでしょう。

医師が病院で独立したいとかの要望に寄り添い、
同社がモール型医院を企画運営してマッチングするなんてことです。
医院運営等に特化したコンサル人材がおり、
医師の悩みに寄り添うということです。

私が最初に思ったのはエムスリーやメドピアのような
基盤が既にある中で、DtoDシステムがどこまで機能するのか、
というかユーザー数は多くてどう使い分けられるのかとか疑問でした。

また医師が独立したり、動く時には医局の存在や、
出身大学などのツテが重要視される世界かなと勝手に思っており、
その環境下でどうかなとも思いました。

同社は三井グループということもあり、
ららぽーとなどのモール型でその立ち上げや運営がしやすいようですね。
そして医師の立場になるとDtoDに登録しておくと、
とりあえず綺麗なモ―ルで医院を持てるということもあるようです。
そしてモール型は1人の先生だけが勤務するわけではなく、
交代が出来るように複数の医師や様々な科の先生が集うことで、
心理的負担もだいぶ下がるということもあるようでした。

そしてこのフィールドを使い調剤もやるわけですが、
モール型調剤は、各科の病院からの処方箋を
一体でみなされることで集中率が下がりにくい構造にあるはずで、
その辺りの対策を聞いてみましたが、そこはあまり明確ではなかったです。

2代表体制でうち1人は外部(アイン)からの転職組です。
この業界も色々狭いんですかね。。。
採用面なども特段特徴はありませんでしたが、頑張っているとのことでした。

指標面などをみても、そんなに飛びついて欲しいという感じでもないので、
保留という判断になりますが、業界の理解等を深めるために、
少しずつでも中身をより理解してみたいなとは思いました。
医療コンサルって色々専業もあるので、
そこに対する優位性とかもまだよくわからずでしたしね。


■ムゲンエステート

こちらは端的に下方修正のことをどう説明するかを聞こうと思い、
ブースを訪れました。
すると、説明者はさくっと今期は修正しました、と一言でスルーしたので、
早速、終了後に凸します(笑)。
上昇局面でも積極的に仕入をして高値掴みをしたので、
一旦在庫整理して仕切り直すんですということでしたが、
そもそも市況はどうなのと思うわけです。
やはり価格は上げたところからまだその水準は維持はしているものの、
更なる高値追いはせず、徐々に成約率が低くなっている温度を感じました。
(このあたりは不動産に携わっている方の心象とまた異なるのかもしれませんが)
そして滞留させてもということで、一旦値切りして整理ですね。
で、まぁここは想像通りなのですがその後どうするの?という問いかけです。

市況が下がってきたら下がってきたなりの買い方があるんですというので、
どんな?と聞くと、リスクをより見積もって低く買うことが大事なんですということでした。
うーん、そりゃそうなんだけど、低く買うといってもそれが実は将来からみたら
再び高値掴みになるリスクはあるし、そもそもそんなに下値を堅めにいったら、
今度は仕入れられない問題にもならないのとも思うわけです。
なんか株取引と同じですよね。
で、結局今度はより慎重に今度は仕入れますというトーンだったので、
やっぱり色々厳しいねと思った次第です。
まぁそのタイミングの読みが素晴らしいとかでV字回復というシナリオもあるかもしれませんが、
同社への投資判断というより、市況をある側面から感じたかったので、
その意味では色々悟りましたのでよかったです。


この他、細かな話は色々伺いましたが、
何より1社ずつじっくり話をさせて頂くことで、
色々妄想するきっかけを頂き楽しかったです。
対応頂いた会社さんには感謝です。


残りのイワキ、コンドーテック、イオンディライト、ミスミグループ、
キューブシステム、信和、コタはまた別途にします。
そして保有のトーカイは個別の記事にしようかなと思います。


なんか本当に雑文で失礼しました。






いい加減四季報を真面目に読みたいと思うので、
ここからは諸々割愛して整理していきます。

なお、あくまで私個人の所感によるものですし、
会社見解と異なる可能性もありますので、その点はご留意ください。


■アニコムホールディングス
予防型の保険を作りたいという小森社長の熱い想いは健在です。
企業の沿革という点から、どういうモチベーションで創業したか、
そしてそのベースがあるから今後目指すべき事業も
自ずと明確になります。

同社は保険事業に留まらず、
予防型を見据えたフードや医療など多面的になっている点も
アピールされており、投資妙味としての奥深さを評価してもらいたいと
述べられておりました。

主軸の保険事業で儲けるためには、
端的にいえば、支払い保険料を低位に推移させることであり、
それは儲けというだけでなく、ペットオーナーさんの幸せにもなるため、
だからあらゆる予防に繋がる活動に邁進するということでした。
合理的な説明だと感じました。

今期から方針転換というか新たなチャレンジとして、
一般チャネルの加入にも取り組んでいます。
NBチャネルは比較的リスクが統計的にも見極められていたので、
やはり一般チャネルは難しい面があると率直に仰っておられました。
なので、当然、その分のリスクは保険料として加味しているようですね。

DNA検査も病院で採決をして、、というのは負担が大きく、
手軽にそのリスクを可視化するために、
郵送で気軽に申し込める仕組みを拡充していきたいということでした。

そのようなデータの蓄積がまたその後のデータ活用にも活きてくるわけで、
その後の展望にも繋がりよいやり方だと思います。

そして、中計のことについて質問もしました。
利益を出そうと思えば出せる。
だけど、予防分野も含めて投資をどこまで傾けるかのさじ加減に悩んでいると。
どうやって市場に問いかけるかの悩みを公にされているのも、
実直で好感が持てます。

毎回、小森社長は経営に悩まれていて、
今期は減益を出して市場にむしろ評価されている状況ですが、
となると、もう少し来期は野心的なローリングをかけてくるかもな、と思いました。

今後も定点観測を続け、私が買ってもよいなと思える株価は
もうある程度決めているので、ひたすら待つだけです。
(恐らく買えないのですが・・・)


■トーカイ
2日目に今度はIR担当者のブース説明会を聴きます。
1日目の説明会会場における経営企画室長の説明会ではビーフカレーですが、
ブース説明会はチキンカレーでした(どうでもいいですね)。

説明内容は簡易的でうまくコンパクトに纏めて頂いています。
IR担当のTさんの説明もわかりやすかったですね。

早速、その後1時間弱、お時間を頂いてみっちりお話を伺いました。


・ホテルリネンや一部病院リネンは不況時に一定の価格低減要請はある。
 総じてみれば不況耐性には強い部類と認識。

・病院リネンや院内清掃など特殊な技術が求められ、障壁は高い。
 イオンディライトなども事例として競合環境も聞きました。
 ただ、イオンディライトがというわけではないが、
 一部の顧客においてはサービス品質の問題で再度顧客が戻ることもあるようです。
 トーカイは病院との距離も近く、品質レベルも高いようで
 どちらかというと優位な立場にあるようです。

・シルバー事業は専業と比べても十分戦っていける。
 例えばフランスベッドが自社でレンタルも含めて本格展開を始めた場合の、
 トーカイの優位性が気になったのですが、
 確かにユーザーからみた価格だけでみると負けるようです。
 ただ、ケアマネージャーとの間での密な関係や、
 そもそもユーザーにとって何が一番優位な機器かは、
 様々なメーカーや機器から選択するのがあるべき姿であり、
 ケアマネージャーは中立的な立場で様々なものを勧めることが大事で、
 実際、介護報酬の面からも複数機器から選択をしてもらうということが、
 評価される仕組みになっているようです。
 つまり、トーカイのようにいわゆるマルチベンダーのような立ち位置で、
 ケアマネージャーの方と連携する仕組みがあれば、
 単なる安かろうだけではない世界で戦っていけるという感触でした。
 もちろん価格という面は強烈な競争要素ではあるため、
 楽観視はできないわけですが、本質的なサービスという面では、
 評価できるモデルだなと感じました。

・シルバー事業では関東圏も含めてエリア拡大余地は十分。
 もちろん、競合環境は決して楽観的ではありません。
 ただ、いわゆるレンタルという単純スキームではなく、
 その裏では前述の通りケアマネージャーとの関係性を含めた
 顧客チャネルの構築という点で緻密な対応が求められます。
 そのため、多くの機器メーカーに対応している
 自社のメンテナンスセンターも備えているわけですね。

・訪問調剤でかかりつけは大病院一等地門前では無理があるのでは。
 指摘の通り、無理があるところはある。
 郊外の大病院一等地では、開き直ってやることも大事と認識。
 新薬や技術料も高く、処方箋の枚数の極大化をしていくことを目指す。
 たんぽぽ薬局は幸運にして各病院門前の中でも
 一等地に立地できている(病院の関係性がいいのでしょうかね)ので、
 結果的にそこで残りやすいという面もあるようです。
 また中には周辺に住宅地があるような門前もあるので、
 そういう場所ではイベントの開催等も含めて
 認知度を上げ集中率を下げる取り組みもすることで、
 かかりつけ指定の向上も目指していく。
 結局、立地に応じてメリハリをつけた戦略でやっていくつもり。

・リースキン事業でトイレ周りに注力。ここは差別化要素になりやすい。
 いわゆるマットは差別化要素になりにくく、単純価格競争になりやすい。
 一方で、トイレ周りの美化は施設にとっても案外コスト競争になりにくい。
 綺麗なトイレは飲食だけでなく、施設運用者においては、
 とても気を配っている箇所。 だから付加価値が高めやすい。


・働き方改革で残業20%減は頓挫。まずは人材拡充を優先。
 働き方改革で経営は残業の2割抑制を掲げたが、
 現場からのオーバーワークによる反発が強く、
 経営層も方針展開して、人材確保を優先する方針に展開。
 人財開発部を組成し、まずは十分な人を手当して、
 その先に残業時間を抑制するという姿勢に。
 ポイントとして、単なるスローガンでなく労使で建設的な議論によって、
 会社全体が良い方向に向かっているという点と、
 経営がきちんと現場の声を聞いて変われる会社なんだなと感じました。
 人財投資が数値面には今期も押し下げ要素となっていますが、
 長期的に見て良い方向にいくことを期待したいと思います。

・ウェアラブルいいな
 社員の方もウェアラブル機器を装着しておりましたので、
 羨ましいという雑談をしました。自分のバイタルデータが連携されていることに
 気持ち悪さを感じる人もいるかもしれませんが、
 未然に甚大なリスクを低下できるのであればいいなーと思いました。
 ただ、あくまで医師がモニタリングする必要性もあるので、
 医師も必要性を鑑みて配布するし、
 家族の意向があっても医師の同意や協力がないとまわらないということですね。

・今道さんってだいぶアグレッシブで出来る人ってイメージだけど、どんな印象?
 社員の方からみてどういうようにみえているのかなと。
 元々、バリバリの営業マンでとても優秀な方のようですね。
 そして、これから会社として新たなチャレンジをしていく中で、
 こういった尖った人が経営企画としてリーダーを発揮することが、
 会社全体として大事ということでの人事のようですね。
 なるほど、営業畑で活躍された方だから、プレゼンもうまいし、
 数値や外部環境の事も定量データも含めてきっちり話が出来るのか、
 と凄く納得しました。

・小野木社長はどんな人?社員さんと接する機会ってありますか。
 一言でいって、「堅実」な方のようですね。
 そして、逆に堅実過ぎて、現場の方からするともう少しチャレンジしてもと
 思う事もあるようですね。
 経営者はとても慎重で、経営企画の長が野心的で、
 現場の意識としてももう少しチャレンジしたいという構図だとすると、
 なかなかバランスがいいかもしれないなと感じました。
 社長と社員の触れ合い機会は、さすがに支店メンバーは少ないようです。
 ただ、本社社員はよく話をするようです。
 食堂などで普通に社長が社員の輪に乱入?してくるようです。
 少し緊張しますが、距離が近いというのもいいかもしれませんね。
 社長が堅実ということを聞いて、
 懸念していたMA姿勢も安心感がもてました。
 どうしても今後益々MAの機会が増えていくと思いますが、
 MAは非常にリスクが高いやり方ですから、
 甘い資産査定などで危うくなりますからね。


■アバント
 個人投資家から熱視線を浴びていますね。
 連結会計パッケージを武器として、
 CFO向けのソリューション提供をしています。
 当然、一度導入するとストックで積み上がり、
 典型的な成長企業の要素を備えています。
 基本的に有望な会社だと以前から思っていますし、
 今もそのようには思っていますが、
 今回の説明会を通しては敢えてネガティブな面を取り上げます。


・収益モデルについて
 ライセンスとコンサルのイニシャル部分と、
 保守サポートのランニング部分の2階建ての構造です。
 資料や説明によると、イニシャルが立つと、
 あとはランニングさえ払えば、
 顧客はずっと最新版を使えるということです。
 ただ、その後、質問をした時には、
 実は最新版にするためにはカスタマイズを要し、
 コンサル費が発生するとのことで、
 あくまでライセンス費用が不要という意味でした。
 考えてみれば当たり前なのですが、
 資料や説明がやや分かりにくいと感じました。
 また、そもそも企業側は変化への対応の手間もあり、
 むしろマイナーバージョンアップを都度取り込むニーズはないようです。
 規制対応などやむ得ない場合への対処として
 仕方なくやるというケースが多いようです。
 要するに戦略的にバージョンアップをするニーズというより、
 規制対応などにおける止む無き対応のための対応のようです。
 この場合、企業側はコスト低減要素が高まるのではないかと思いました。
 保守サービスは、いわゆるQA対応がメインのようで、
 ストックなので、安定的にかつ低コストで運用できるのがいいですね。
 ただ、ストック性は高いものの、
 比率はそこまで高くなく、
 むしろ不況耐性という面でみると、ライセンスは明らかに目減りするし、
 コンサルについても抑制効果が出てくると認めてらっしゃいました。
 ということは、ストック性があるとはいえ、そこまで不況耐性が高いと
 直結させるわけにもいかず、
 上記の通り、戦略的IT投資というより、連結決算のためのコストと考えると、
 どうなんだろうな、と思いました。

・BI事業の展望
 BIツールはオラクルやマイクロソフトなど、
 大手のツールが各種展開されています。
 アバントはこれらのツールに全て対応出来るサービス提供を志向しています。
 確かに顧客企業は個々に様々なツールを使っており、
 これらに対応していくためには、各ツールに対応していく
 投資も必要となります。
 かつ、DWHからDMを作成していくプロセスは
 ETLツールも含めて考えると既にツールで完成されている領域でもあり、
 構築において差別化するというより、自動化も含めて効率化をする領域と理解しています。
 その時に、アバントだけが優位になれるというロジックがどうにも理解出来ませんでした。
 もちろん、市場全体が高揚していくので、そのメリットを享受できるとは思います。
 ただ、その中での優位性の特徴があまりイメージが出来ませんでした。

・中計について
利益のCAGR18%の根拠は東証のTOP10に入る水準だからということでした。
かつストックの利益率がそこまで変わらないとみると、
実質的にはそれ以外の部分での伸長が必要になりますが、
全般的に会社見解のように大風呂敷のようなイメージしか持てませんでした。
もちろん、このようなホラのようなトーンは嫌いではありませんがね。
MAも活用するということで、具体的な方向性も聞いてみましたが、
データ連携の分野が有望ということでした。
データ連携の分野は確かに成長性が高いものと考えていますが、
既に大手も含めて競争も激化していることもあり、
また資産や事業査定が極めて困難なMAとなるため、リスクも高いと感じます。

・不採算案件について
同社がプライムで案件をやることになったものの、
PM(プロジェクトマネジメント)力がある人材がおらず、
不採算となったようです。
自社のパッケージソフトをカスタマイズしながら、拡販していく上では、
ベンダープライム配下でおいしいところをもっていけますが、
今後成長を志向する上で、案件管理を含めたPM力がないと、
特にデータ連携など手広くやろうとしているのであれば、
求められる事になります。
しかし、PM力を含めた人材投資への言及がないんです。
不採算案件の再発防止も、上流の見積誤りを防ぐために、
確認を徹底するという抽象的な内容に終始しており、
まぁ確かに上流で未然に防ぐというのは王道なのですが、
もう一歩踏み込んでもらいたいと思いました。
しかし、中長期計画についての箇所で、
収益向上、製品力向上、ソリューション拡大、グローバル展開、MA
という項目で人材リソースの観点での記載がないのは、
個人的には相応違和感があります。


・ライセンスビジネスの売り切りからクラウド化は?
現状でもクラウド化の流れは検討しているものの、
具体的なものはないという回答でした。
グローバルな環境に対峙していく時に、
会計パッケージのクラウド化も進むのではないかと思っているのですが、
(すみません、あまり調べていません)
その対応の志向はないようですね。


シェア率も高く、優良顧客の囲い込みも進み、
ストックもありながら、デファクト化していくこと、
そしてIR姿勢の変化による変化もあり、
全般的に株価向上という面では期待値が高い銘柄だなと改めて思いました。

ただ、上記敢えてネガティブ目線で見えた部分もあり、
後味が悪い感じになりました。

なお、最初に応対してくれた方は
こちらの質問の意図をあまり汲んでくれず、
曖昧に答えようとされていてあまりいい印象を持ちませんでした。
その後、バトンタッチでリーダーらしきN氏と話をさせて頂きました。
こちらの方はよく理解はされておりました。


■ダイフク
世界トップシェアのマテハン会社。
Eコマースも含めてもう完全に追い風です。
成長も目覚ましくて株価もそれを反映した高値です。
説明しているIR担当のお姉さんも優秀ですね。
半導体関連の設備投資や為替影響も(1円で1億程度と聞いたような)あり、
特に不況や外部環境リスクはありますが、
一方でEコマースの大きな流れもあり自動倉庫など大きな需要に支えられ、
今後の不況や外部環境変化にどこまで対応していけるのかなと思いました。
とても良い会社ですが、規模も大きく、株価も高いので、
私の投資対象にはなりませんが、良い会社だと思いました。


■サンセイランディック
底地ビジネスのわかりにくさを動画やカップトソーサーで説明する
いつものやつです。
特に目新しい内容はありませんが、
新中計のアピールをもう少ししてもよいかなと思いました。
まぁこういう場では既存事業の理解を広く普及する事と、
底地くんの認知度を上げることで精いっぱいといったところでしょうか。

名古屋で有名な敏腕投資家であるアイルさんを社長が紹介して下さり、
関東でも会合を企画してよ、とありがたい提案を頂きました。
ただ、私はアイルさんと違い、弱小非敏腕投資家でもあり、
そもそも集客力もありませんので・・・
いつかそんな機会もあればいいなと思いました。

中計の中で達成に向けたボトルネックはどこにあるかという点を
社長に問いかけましたが、「わからない」と言われました(笑)。
いや、全然嫌みのあるものではなく、本当にわからないのだと思いました。
様々な不確実性がある中で、
何がボトルネックかというのはなかなか一意に決められないということでしょう。
変に取り繕って表面的な回答をして頂くより、潔くて逆に好感を持ちましたよ。

それで、私は当然人材面が大切と思っているわけで、
その辺の必要性や施策については十分検討されているし、
今後もそのようにしていく所存を聞けたので満足です。

仕入も順調ですしチャネルの増強もあって
今後は支店の新設も含めて対処していく上で、
人の確保と育成は大事ですからね。

その点、業務マニュアルが整備されて立ち上がりが短縮できている点は、
結構、今後効いてくるのではないかと思います。

今期の業績予想でも利益が抑えめになっているのは、
人材投資という面もあります。むしろ利益が上振れしないくらいに、
きちんと効果的な投資をしていって欲しいと思います。


■ケアサービス
説明会がないので、担当者の方と軽く会話をしました。

都内に事業所展開を特化しているドミナントの戦略は、
働き手であるヘルパーさんやケアマネージャーの方の立場から
良い面があるようですね。

ただ、この分野は競争環境が激しいため、
同社ならではという強みがイマイチ限られた時間ではわかりませんでした。

また成長エンジンとして市場から期待されているのは、
中国への進出のようです。
こちらは順調のようで、市場からも評価されているようですね。

それからエンゼルケアは地方にも拠点があって、
葬儀社から声がかかり各地でほぼ専業でやられているようです。
つまり業界特有なのかもしれませんが、
囲い込みがいきなりできてしまうという点があるようです。
事業展開が比較的リスク低くやりやすいかもしれません。
ただ、大きな成長という感じでもないですね。




横浜には結局一泊しました。
当日プランでルームチャージで激安でした。
ランドマークタワーからの眺めが最高で、
しかも空室があったせいかアップグレードしてくれて、
66階の部屋にして頂いたので、家族にも大変好評でした。
家族サービスも兼ねることが出来た点がこのIRフェスタ遠征で、
一番の収穫だったかもしれません(笑)。


トーカイの説明会会場には開始15分前に到着です。
あまり人気がないのか、私以外の待ち人はおりません(笑)。
まぁ調剤薬局はお先真っ暗だし、
介護レンタル機器という事業も地味だし、
そりゃ、人気もないよね、なんて変に納得できます。
最近も調査をしている中で、
個人投資家などの動向も調べてみましたが、
たまにカレーもらって嬉しいという声がある位で、
同社へのファンダメンタルズの期待を述べている声は皆無でしたし。


入室時間となって、係りの方から資料をもらい最前列に陣取ります。
始まるまでの間に、資料を流し読みしておきます。
苦瓜さんの影響もあって、沿革もきちんとチェックします。
へぇ、貸し布団屋さんからスタートした会社なのかと。


余談ですが、今まであまり意識してなかったのですが、
このような説明会の場で、
沿革をきちんと語る会社と、そうでない会社がありますね。
トーカイは説明の中で貸し布団屋から病院のベッド、リネン、
そして清掃、更には薬局、そして介護、医療への沿革の繋がりが
きちんと説明されていました。

一方で後述しますが、アバントなんかは露骨に省略していました。
時間の制約がある中で、アピールしたい箇所に時間を割くわけですから、
取捨選択の中で企業が重視している姿勢が垣間見れる気がします。
別にどちらが良い悪いという話ではないのですが、
私は投資判断の際に、物語のようなものを求めがちなので
(これは良くない面もありそうですがね・・・)
沿革を語る会社というものにもう少し注目してみようと思いました。


スピーカーは執行役員で経営企画室長の今道さんです。
導入からなかなかエネルギッシュな方で、話の展開が速いです。
いわゆる頭のよい人なんだろうとすぐに悟ります。


高度経済成長期の頃、半住み込みで働く工事従事者の方へ、
布団を貸す事業が発端だったようです。
布団を貸せばリネンを洗うわけで、リネンを洗う業務に長けた同社は、
大量のリネンが出る病院のベッドなどの事業に進出し、
そこでの信頼から、院内の特殊清掃や医療服の洗濯など幅を広げていきます。
東海地域では医薬分業がまだ6割程度と関東圏などの8割弱と比べても低く、
顧客である病院からも調剤薬局もやってよと声がかかるわけです。
実際、そのような経緯だったとプレゼンの中でも言及がありました。
だから同社がいわゆる門前一等地で強いという経緯のようです。

そして昨今では医療機関に長く滞在することへのプレッシャーもあります。
つまり在宅志向が高まる中で、医療とケアマネージャーとの連携が
より求められるようになっている中で、
同社は介護機器のレンタル事業を始めるわけです。
そして、在宅医療の進出を睨みTDKとの提携による
リストバンド型のデバイスや、
シンガポールへの出資などのチャレンジをしています。

このような沿革から変化に対応してきた姿が想像できるプレゼンで、
聞いていて吸い込まれるような内容と感じました。

プレゼン終了後、慌しく出て行かれる今道さんと
ほんの少し話をさせてもらいました。
忙しい中、限られた時間とはいえ、
きちんと対応して頂けて感謝です。
そのやり取りも含めて、箇条書きでメモしておくと以下のような内容です。

■トーカイ
・病院関連事業はシェア2位(1位は非上場のワタキューセイモア)。
・同事業はシェア食いはほぼ終わっていてベース収益基盤。
・健康生活の入院セットはCAGR20%程度。手術用リネンCAGR10%。
・薬価報酬減は影響は受ける。新薬での単価上昇や処方箋枚数で稼ぐのが基本。
・シルバー事業は敢えてマスCMをせず、ケアマネージャーとの信頼関係を優先。
・既存の信頼関係からの拡大に加えて東北も視野にエリア拡大志向あり。
・東海は医薬分業60%(関東は80%弱)でまだ余地あり。出展候補既に確保。
・病院清掃は海外での引き合いが強まっている。
・人材投資で今期減益見込み(9億程度)だが、足元の利益はだいぶ上振れ。
・高齢者人口のマクロから病院はこれ以上増やせない。地域包括・在宅に商機。
・遠隔の投薬処方はまだまだ環境整備中。
・遠隔診療は2020年目途で報酬制度枠組みが整理見込める。
・投薬の集中率を下げていく方針に対処していく。
・遠隔をテーマに、ウェアラブル端末を開発・展開。今月医療承認が下りる見込み。
・健康アプリではなくあくまでバイタルチェックの医療機器として展開。
・みらい投資会議の武藤先生とのアライアンスでシンガポールの在宅医療事業へ出資。
・バイタルチェックで就寝中のデータが予兆データで活用できそう
・医療データはスタンフォード400億投資(フェースブック個人出資)
・薬価報酬制度は門前に厳しい改定。利益率で2%程度の影響。
 (同社は7%→5%程度のイメージ。まだやっていける。他が淘汰、結果残存享受)

※整理されていないので、改めて銘柄分析シートで纏めるつもりです。
(気が向いたらUPします。)

質問も終わり、トーカイ特性のレトルトビーフカレーを頂き撤収です。
この続きでブースでより詳細な話をと思いましたが、
少し頭を整理してから、明日出直すことにしました。

実はこのブースでのやり取りも非常に有益でした。
時系列で書いていくのでまたあとで言及します。


さて、とりあえず疲れたので、目の前のロート製薬のブースに着席します。
ロート製薬って大きな会社だけど、そういえば初見だねと。

目薬とクイズダービーの鳩のイメージしかないのだけど、
業績も安定しているしせっかくなので、説明会を聴く事にしました。
こちらの企業もやはり沿革からきちんと語られています。

そして安定的な目薬やスキンケアの製品の競争力は素晴らしいですが、
そのキャッシュをうまく再生美容のような新たな取り組みにチャレンジしており、
なかなか野心に富んだ会社だなと感じました。

私が中長期メインの投資家でなければ、
こういった銘柄を放置しておいても悪くないかなと思います。


ところで、今日は横浜に宿泊をするか、
一度自宅に帰るか決めていませんでした。

当日宿泊プランの条件次第でと思っていましたし、
数日前から調べていた通り、ルームチャージになることもわかっていたので、
どうせ宿泊するなら家族も呼んでしまおうと考えていました。
刻一刻と変わる当日プランの条件を横目で見ながらブースを流すことにしました。

その3に続く。(いつになるかわかりません
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