投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

【決算精査】 9090_丸和運輸機関(19年3月期_3Q決算)


■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


アマゾン向けの対応など既に軌道に乗ってきている事業が順調なのはもちろんですが、
更に不採算からの撤退など、リソースの適材適所というか選択と集中というかで、
強みが更に顕在化しており、4割の増益となっています。
新たな顧客、新たな地域への進出を睨んだ投資のアクセルは緩めず、
しかし単金交渉から現場のオペレーションの工夫などみえないところでの
実直な経営がこのような結果へ繋がっているものと思います。

業績面、また取り組みの定性面も文句のつけようがないので、
あとは、いい意味で桃太郎文化が従業員を含めた組織のモチベーション維持向上に繋がり、
よきスパイラルが回っていく事を期待しています。

こういう万事うまくいっているときだからこそ、
例えば従業員への過労などによる問題を始めとしたガバナンス上の問題が生じないよう、
万事塞翁が馬とも申しますので、今後も緊張感を持った、
しかしながらアグレッシブな経営に期待しています。

なお、アマゾン、コープ、マツキヨ全て順調です。
強いて言えば、4Qでいわゆるインバウンド需要に変調が見られる事への影響が、
同社へどの程度影響があるかということです。
中国での規制の兼ね合いで化粧品などを含めたインバウンド需要は大きな落ち込みが
観測されていますから、この辺りの兼ね合いもあって、通期を据え置いたのでしょうかね。

総合評価は前回に続き、「4」(ややポジティブ)です。
株価はクリスマスショックとやらのお付き合いで下落していましたが、
急速に戻しています。この時には買い増しをしたくて、ウズウズしていたのですが、
株価は継続して高い評価のまま推移しているので、
今はそっと応援をしておこうと思います(笑)。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


■売上-粗利推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_3Q単計)売上-粗利推移


売上は3Q単では+16.6%の増収で引き続き堅調に推移しています。
売上の伸長もだいぶ加速してきています。グラフをみてもそれが伺えます。
粗利率も12.7%とこちらも過去2期のいずれの四半期ベースでも過去最高です。
人件費が原価要素の多数を占めていますが、
人財獲得がうまく収益化に貢献している事が伺えます。



■販管費推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_3Q単計)販管費推移


販管費も1Qの新卒採用時期から比べれば落ち着いていますが、
それでも3Qは前1Q並に支出していますが、
それでも売上の伸びが大きく販管費率は過去最低水準に落ちて推移しています。



■営業利益推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_3Q単計)営業利益推移


粗利が伸びて販管費が効率化されていることもあり、
営業利益の伸びも大きくなっていますし、
利益率も大きいですね。
まだアマゾンなどの投資がなかった頃の16.3期と同水準です。
投資をしていてこれだけの伸長と利益率を確保できている、
丸和運輸機関で運用されている日次決算システムがどれだけ優秀なのか、
とても興味があります(笑)。
恐らくシステムが凄いのではなく、それを扱う人が凄いのだと思いますけどね。
ちなみに3Q単の営業利益率は8.7%に達しており、
中計上でも謳われている目標目安の利益率に手が届きました。
もっとも繁忙期の3Qなので、まだこれから伸びて欲しい期待を抱くわけですけどね。


(2)今期予想について


4Q単を逆算で皮算用してみます。

4Q単予想
 売上 20,879百万円
 営業利益 998百万円(利益率4.8%)

前4Q実績
 売上 18,748百万円
 営業利益 1,210百万円(利益率6.5%)

というわけで11.4%増収、17.5%の減益となることになります。
まぁさすがに減益はないでしょう(笑)。

2Qで13%強の増収、3Qでは17%程度の増収ということで、
まず売上はもう少しいきそうな気もします。

ただ、マツキヨなどでのインバウンド需要の偏重が、
どの程度影響があるのかはわかりません。
というわけでまぁ12%程度の増収かなと21,000百万円とみます。
利益率も4%台はなかろうと思います。
5.5-6.5%程度ではないでしょうか。
その場合の営業利益は1,155百万円~1,365百万円となります。
この場合の営業利益の着地は5,787百万円~5,997百万円となります。
ガイダンスは5,630百万円ですから
上振れ幅は3%~7%程度となるため当然修正基準には該当しません。
というわけで修正はないものの、利益は少し上に触れるのではないか、
ただインバウンド需要や投資の立ち方次第かなという感じです。



3.定性情報の確認


事業モデルを図解化しています。
特に前回から変更はありません。

9090_丸和運輸機関(19年3月期_2Q)事業モデル


それから当決算発表と同時に大規模災害時の協定のリリースが出ています。

セブンイレブンと協定ですか。
このこと自体はいかにも丸和運輸機関らしいお客様のためにを実践する
内容なのですが、セブンイレブンのような大手コンビニとこういう協定が結べるということは、
当然ながらその先にビジネス上の様々な可能性も感じるのですが、
どうなっていくんでしょうかね。
セブンアンドアイグループとしてヨーカドーのネットスーパー等の物流を支えているわけですが、
今後、同グループのセブンイレブンとも何かしらの業務上の提携とかあるんですかね。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9090_丸和運輸機関(19年3月期_3Q)株価推移




株価は高いですよね。
気持ち的にもっともっと応援したくて株を買いたいのですが、
私の投資判断の基準からいくとどうしても躊躇してしまいます。
クリスマスショックの時に一時的にPER水準での上限側のレンジに入ってきました。

この成長が当面続くとなると、更に基準となるPERを高めてもよいのですが、
それでも上限のPERは24倍から28倍程度です。(あくまで私が見積もる上での話です)

来期に2割増益が継続してくれるとEPS150が射程になるので、
その場合、時価でみるとPER24倍ですから、
これでレンジ上限かなという感じです。

ただクリスマスショックの時は来期ベースでみてみれば、
買ってもよかったですね。まぁ当時は当時で熟考を重ねたのですが、
意思決定が出来ないあたりがまだ未熟です(笑)。


(2)IR照会の状況


今回も不要と判断しました。
というか、先日もIRフェアで十分話を伺いました。 →こちら


5.さいごに


投資の選定にあたり、思い入れや特別枠なんてものは
邪魔をすることの方が多いのですが、
どうしても同社に対しては色々な事情もあり、特別な目で見てしまいます。
実際その期待を超える実績を出してくれていますからね。

【決算精査】 9090_丸和運輸機関(19年3月期_1Q決算)


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1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

今後、決算説明資料の開示があるかと思いますが、
まずは短信を読みました。

アマゾン向けのビジネスは絶好調のようです。
拠点の拡充や傭車費や人件費の上昇などでコスト面では上昇傾向にある中で、
営業利益は前2Q比で+53%と1Qの時の伸長率+37%から更に伸長率が加速しています。

中身も何もアマゾン向け一本打法ではなく、
コープ等の各スーパーへの7PL低温物流やマツキヨ向けの医薬物流も
底堅く推移しています。
もちろん、アマゾンの伸長率からみると横ばい程度に霞んでしまいますが、
既存事業領域も着実に積み上げがみられます。

原油高ともいわれますが、原価明細から実は原油価格はそこまで原価に及ぼす影響は
高くないとみています。
むしろ開業支援など長期的な人材拡充のための支援のコスト(投資)も
今後も増えていくのではないかと思っており、一体どこまで突き進むんでしょうか。

数値の伸びが大きいですから、
その分が従業員へ過度な負荷だったり、
あるいはその場凌ぎの発想にならぬように、
引き続き安定的な成長を期待したいです。

なお、1Qの時に以下のように総合評価を下しました。
 「総合評価は堅調な足元の業績から、
 ややポジティブ「4」でもよかったのですが、
 もう1期様子を見てみたいとも思いますので、今回は想定通り「3」とします。」
さすがに2Qでもここまで好調さが持続している、むしろ伸びているとなると、
総合評価は「4」(ややポジティブ)ということになります。

但し、株価水準は高いですから、株価への反応は限定的で、
ニュートラルな反応ではないでしょうか。

むしろ、そろそろ分割が意識されてくるところだとも思います。
私個人としては特段どちらでもいいのですが、流動性が高まることはよいことですからね。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


■売上-粗利推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_2Q単計)売上-粗利推移

1Qでも粗利率ガ11%台と高水準でしたが、
2Qでも10%台を維持しており高い水準となっています。
この2Qは北海道の地震を含めた各地の災害や異常気象の影響も多少あって、
コストも要したのではとも思っていたのですが、まぁよくもここまで順調ですねと思います。


■販管費推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_2Q単計)販管費推移


1Qでは新卒採用もあったせいか、10億を超えていましたが、
8億半ばまで低減しています。といっても高水準ではありますけどね。
まぁアマゾン拠点等へ投資が走り続けていますから仕方ありません。



■営業利益推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_2Q単計)営業利益推移

営業利益率は1Qと同様6.4%となっています。
繁忙期の3Qで前3Q時の営業利益率が7.5%ですから、
今年の繁忙期が楽しみです。



(2)今期予想について

今期予想は楽観的と四季報などでも過大感と
ディスられていますが、上期着地は上振れですからね。

皮算用は割愛します。



3.定性情報の確認


事業モデルを図解化しています。

9090_丸和運輸機関(19年3月期_2Q)事業モデル



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9090_丸和運輸機関(19年3月期_2Q)株価推移



株価は高いですよね。
気持ち的にもっともっと応援したくて株を買いたいのですが、
私の投資判断の基準からいくとどうしても躊躇してしまいます。


(2)IR照会の状況


今回も不要と判断しました。
決算説明資料も含めてまた点検して必要があれば照会したいと思います。


5.さいごに

本当に凄い会社ですね。
ただただその一言しか出て来ません。
私としては、引き続き、同社を応援していきたいと思います。

なお、決算説明資料開示後に、改めて記載すべきことがあれば当記事に追記します。
個人投資家向けの説明会なども開催してくれるといいのですけどね・・・。


【決算精査】 9090_丸和運輸機関(19年3月期_1Q決算)


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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

アマゾン社の拠点拡大等に伴う業容拡大の投資や、
原油価格の上昇や新卒採用コスト等が
どのように数値に出てくるかと注目していました。

上期の業績予想も利益においては+30%を超える増益予想となっており、
かなりの強気なものと認識していましたから、
このような投資や先行コストなどをどう吸収してそれに沿うカタチになるかなと
幾何の心配も抱いていたことは事実です。
その際も長期的な視点で投資をしているので、
大した問題ではないとも覚悟を決めていたわけです。(売上伸長が前提ですが)

出てきた1Q結果はこの不安のかけらを吹き飛ばす、
絶好調な数値となりました。
増収は10%を超えてここはアマゾン対応もあり想定内なのですが、
利益が+37%弱の増益でだいぶ強いな、というのが直感でした。

ただ、前述の背景もあり、拠点新設や先行コストの発生タイミングにより、
四半期単位では浮き沈みもあるでしょうから、
あまりこの結果だけを見て浮かれるわけにもいきません。


短信上ではまず新卒採用は注力していることが伺えます。
一部、大学などとも連携して、あの強烈なリーダシップで集客(?)しているわけですが、
今後も採用コストをこなしながら人財を増大させていくものと思います。
来週の採用も計画通り順調に進んでいるといいなと思いますが、
さすがにその状況はまだ進行形でしょうし、短信記載上からはわかりませんね。
今後を期待したいと思います。


アマゾンの拠点新設は拡大していることがわかります。
常温その他物流のセグメントはほぼアマゾン対応という事かと思いますが、
+46.6%の増収と大幅増となっています。

一方でネットスーパーやマツキヨの医薬品物流などはいずれも3%程度の増収ということで、
その率こそマイルドなものですが、着実に安定収益基盤を構築している印象があります。
但し、医薬品物流はインバウンド需要など比較的流動的な中での事である点と、
マツキヨの店舗リニューアルの進捗状況によっても
業績面で影響を及ぼすと思われますのであまり楽観視もしていません。
ただ、足元では化粧品メーカーの一部の売上が相変わらずインバウンド需要に下支えされており、
かなり息の長い消費拡大が続いていると感じています。
直近でもファンケルとかインバウンド需要を理由に絶好調ですからね。

コストも今の所特段の原価や販管費の変化は見られず、
投資をしながらも適切にマネジメントが機能している印象を持ちました。

今後、各タイミングによって、投資が支配的になると、
業績面で凹凸が激しくなるところもあるかもしれませんが、
そういうことも踏まえてより丁寧なIRを期待したいと思います。

既に決算説明資料など丁寧に作られていますが、
投資家からみると社運を賭けたといってもいい規模で投資するわけです。
それは単に拠点数やトラック台数といった金額的な面もありますが、
個人事業主の事業支援という定性的な活動においてもいえることです。

こういった活動の計画や進捗などについてより予実を把握しやすくなり、
何がうまくいっていて、何が課題なのかがわかるといいですね。

例えば、価格交渉も上手くいっていて、その効果が出始めているというニュアンスですが、
もちろん交渉事なのでその詳細を開示することは控えるべきとは思いますが、
どの程度がまだその効果が上乗せされる余地があるのかなど、
手元で皮算用もして投資判断に活かせるとより魅力が高まるかなと思います。


総合評価は堅調な足元の業績から、
ややポジティブ「4」でもよかったのですが、
もう1期様子を見てみたいとも思いますので、今回は想定通り「3」とします。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


■売上-粗利推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_1Q単計)売上-粗利推移


売上は前3Qを超過しています。
同社にとって3Qは荷量が最も膨らむ繁忙期です。
直近のその繁忙期水準を超えるというのは、
やはりアマゾン寄与が大きい事を示唆していますね。

アマゾンは7月にプライムデー、年末にサイバーマンデーなど
大型のセールが恒例ですが、1Qはそこまでアマゾンのセールはありません。
(といいつつ、最近アマゾンセール多いですよね)
今後、こういうセールの動向によって
荷量の繁忙期も全社レベルで平準化してくるかもしれませんね。

粗利率は概ね同じような水準で推移しています。
今期が11.5%で前期が10.5%ですから1%の改善です。
人件費のコストや原油は前年よりは騰がっているはずで、
その中でこの水準はいいんじゃないでしょうかね。


■販管費推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_1Q単計)販管費推移

販管費は10億を超えてきて、上場後初めてですね。
色々使途が増えてきているわけですが、
売上の伸長も大きいので、販管費率は昨年同期間と全く同じ5.1%となっています。
売上を伸長させ販管費率をコントロールしながら
販促や新たな投資を伸ばしているというのもよいですね。



■純利益-EPS推移
9090_丸和運輸機関(19年3月期_1Q単計)純利益-EPS推移


特段、営業利益以下と同じ傾向ですね。



(2)今期予想について

上期予想との対比で2Q単をみてみると、
売上は20,418百万円、営業利益1,098百万円となります。営業利益率は5.4%です。
前年は売上18,178百万円、営業利益は870百万円でその利益率は4.8%です。
売上で+12.3%、営業利益で+26.2%の増収増益が達成点となります。

売上は1Qで+14.3%の増収でしたし、
そこから拠点は更に拡大していくでしょう。
感覚的な話ですが、売上は余裕があると思います。

一方で利益は売上が予想線とすると、イーブンかなという印象ですが、
ただ先行投資のコスト投下の状況次第でもあり、
利益を出す気になれば出るでしょうが、
業績予想に合わせるために、投資を調整するのも本末転倒なので、
あまりここに固執するべきではないかなと感じています。
少なくても私は。

ポテンシャルとしては十分満足できる水準で推移していると思います。



3.定性情報の確認


一応、私も丸和運輸機関の株主であり、
ファンでもありますから、様々なリサーチをしています。

SNSでは桃太郎便のユーザー、というか
アマゾン利用者が桃太郎便で宅配を受けるという一般消費者の声を
よく見る機会がありますが、総じて課題があるように感じます。

単なるクレーマーという見方も出来ますが、
やはり個人事業主の延長線でやられている方にも
アウトソースしているでしょうし、
今後は事業主の育成にも乗り出すという中で、
やはりサービス品質の底上げが課題かなと思っています。

経営側のマインドは理想として大変優れているわけですが、
これをプロパーへきちんと伝承し、
更に協業される方にも浸透させていくことが
今後本当に大きくなる時に大事な要素になるのだと思います。

会社として教育にも力を入れているということで、
精神論も含めて徹底しているわけですが、
少しずつ、丸和運輸機関で配送されてよかったという口コミが
もっと増えてくるといいなと思うのです。

かつてクロネコヤマトの宅急便はサービス品質の徹底を
小倉さんが躍起になって進めました。
それは彼らの文化に根付いていて、今でもその気配りも素晴らしいと思います。

ひとつの例を挙げるとですね、
飲料系の重い荷物を宅配してもらうシーンです。
クロネコヤマトの時には不在時には敢えて持ち帰っていかれました。
在宅時に改めて配送に来てくれるのです。
一方で桃太郎での宅配時は宅配ロッカーに入れていかれました。
もちろん桃太郎の対応は普通に考えると何の問題もないですし、
早く荷物を受け取りたいという要望があるかもしれないので、
ヤマトの対応はお節介になってしまう可能性もあるわけです。
ただ重い荷物を宅配ロッカーから運び出すのは、
特に妻なら難しいわけです。
帰宅時に宅配ロッカーを開けて右往左往してしまうことをイメージして、
敢えてお節介を焼くヤマトは想像性があるなと感心しました。

ちょっと何言っているかわかんない、という例かもしれませんけど、
お節介を焼けば手間がかかり利益を悪化させる、
でも満足度は高まるかもしれない、といった時に、
どういう対応を取るべきかということです。
なにもヤマトの対応が全て良いとも思わないのですが、
サービス品質を深堀するといった時にどういう方向で現場を巻き込んで
浸透させていくのか興味深いことだなと思っています。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9090_丸和運輸機関(19年3月期_1Q)株価推移


株価は高いですよね。
気持ち的にもっともっと応援したくて株を買いたいのですが、
私の投資判断の基準からいくとどうしても躊躇してしまいます。


(2)IR照会の状況


今回はIR照会は不要と判断しました。
敢えて聞くとしたら、原価と販管費の構造について、
主な増減要素(原油影響、投資、人財コスト、傭車費)別の動向を知りたいですが、
有報での原価明細等を見るなり、2Qでの決算説明資料など、
また状況を踏まえて必要に応じて照会させて頂きたいと思います。


5.さいごに

同社との付き合いはもう上場直後からなのでそれなりに長くなりました。

敢えて発信していませんが、色々とありがたいご縁も頂き
嬉しいこともありました。

こういう絆をきちんと大切にしながら、しがない個人投資家ではありますが、
会社を応援していきたいなと思います。



【決算精査】 9090_丸和運輸機関(18年3月期_4Q決算)

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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


想定通り、前期実績は売上は計画を超過したものの、
アマゾン社の対応や投資がかさむことで利益面は未達となっています。
とはいえ、EPSベースいえば5%程度の未達ですから、
個人的には想定より落ち込みが限定的だったなという印象です。
特に根拠はないのですが、10%程度のビハンイドを想定していました。

低温物流やマツキヨの日用品の物流事業は大きな変化もなく、
引き続き好調に推移しています。
ここは想定通りで特に違和感はありません。
一方でアマゾン向けの即日配送サービスについては、
各種立ち上げや改善コストが嵩んでいることがわかります。
ただ、ここのリカバリが想定より早く収束しているということなのでしょうか。

その表れとして、今期予想がなんとびっくり大幅な増収増益となっています。
こちらも全く根拠はないのですが、前期EPS90位から更に投資期として
EPS80位までは掘るかなと思っていたので、まさかEPS120が出てきて、
目が点になりました(笑)。

この増益をポジティブと捉えるか、ネガティブと捉えるかですね。
つまり、アマゾンの対応も収束化しており、
早々に収益化がみえたとみるのか、
投資を抑制して当面は現状維持で規模の拡大を取りやめる方針としたのか、
あるいは、単に楽観的な予想に基づいているのか。

この辺りはよくわかりませんし、1Qや2Q位までの進捗状況を
注視しないとなりませんね。
原油価格も上昇トレンドのようでコスト面でも決して楽観はできないはずです。
なんでこんなに強い予想が出てきたのか、まだ咀嚼が出来ていませんが
とはいえ、現時点では強い予想が出ていることもあり、
総合評価として「4」(ややポジティブ)となります。

但し、アマゾン対応については今後もより注視が必要だと思います。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

9090_丸和運輸機関(18年3月期_4Q累計)売上-粗利推移


売上はアマゾンとの取引も始まり伸長している一方で、
その対策も含めて原価上昇があったわけですから、粗利率が下がります。
この辺りは素直に数値に出ています。


9090_丸和運輸機関(18年3月期_4Q累計)販管費推移

販管費は当然大幅に上昇していますが、
トップラインが十分伸びていますから、販管費率はやや減じていますね。


9090_丸和運輸機関(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移


純利益は惜しかったですね。本当に僅かでしたが減益でしたね。
計画は未達ですが、前述の通りよくリカバリをしたとみています。




(2)今期予想について

14%の増収25%程度の増益ですね。

アマゾンの取引拡大がどこまで進捗するかということもありますが、
この程度の増収であれば、うまく拠点新設の投資とバランスを取りながら、
拡大していくことになるのでしょうね。
設備などへの投資をしながら、
またオペレーションの改善の対策をしながら、
この程度の増益が果たせるというのは立派ですよね。
それ以外に言葉が見当たりません。

あとはこれがきちんと実行されることですかね。



3.定性情報の確認


決算説明資料を改めて精査して、定性的な取り組みもチェックしたいと思います。
現時点では特別言及することはありません。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9090_丸和運輸機関(18年3月期_4Q)株価推移


株価はだいぶ高いですが、
一時、私もテンバガーを達成してから調整入りしています。
今回の増益も素晴らしいのですが、それにしても水準は高いですね。


(2)IR照会の状況

Iちょっと頭の整理が追い付かないのと、
何から聞いていいか、論点も整理したいので、
決算説明資料を待ちたいと思います。



(3)目標株価について

21.3期EPSを140円、評価PERを20倍として、
新たな目標株価を2800円としています。

元々21.3EPSを120と見ていましたが、
19.3ガイダンスで出てきてしまったため、
改めて引き直しましたが、やや乱暴ですね。
評価PERは18倍から20倍に引き上げています。
ただ、物流業者としてみると20倍は過大感は否めません。
ですが、物流という今後バリューチェーンの中で光が当たる可能性も秘めており、
そんな中で一定の存在感を築けるポテンシャルも感じている所であり、
このような評価をしています。


5.さいごに


丸和運輸機関は消費増税時など、何度か試練があったのですが、
全て良い方向に裏切られてこれまでお付き合いをしてきました。
今回も一時的には停滞はやむ得ないと腹をくくっていましたが、
また良い意味で裏切られてしまいました。
いかに自分の見立てがいい加減なものか、よくわかりますね。


※当記事は決算精査の簡易版です。
 (今後は下位銘柄の場合、簡易版として記事上は手抜きを許容することにしました)


【決算精査(簡易版)】 9090_丸和運輸機関(18年3月期_3Q決算)

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アマゾンに関する先行コストが嵩んでおり、
増収減益となっています。
通期予想の達成が厳しい状況ですが、
とりあえず下方修正はありませんでした。

IRへの電話もしましたが、
私の認識は大きく相違ないと感じました。
トップラインは数%程度、計画超過をするものの、
利益については、10%程度の未達が想定されます。
(あくまで個人的な感覚です。IRは一切言及されていませんので。)

ただ、現在価格改定も含めて鋭意交渉継続しており、
その決着次第ではまだ予算も手が届くという感触があるように
聞こえました。当然まだ決着がついていないですし、
この残り2ケ月という事ですから頑張って交渉してもらいたいと思います。

この問題は、何も今期の予算達成可否だけの話ではなく、
どこまで価格決定権に強さがあるのかを知る上で、
今後の中長期的な展望にも影響を与えるものですし、
実際来期以降の数値にも現れてくるものですからね。


トップラインも伸長しているとはいえ、
この程度の伸長であれば、今の市況を考えると、
そこまでインパクトがあるものではありませんので、
なぜこんなに割高な状態が許容されているのかわかりません(笑)。


既存事業は総じて堅調のようですから、
先行投資がまだ続くアマゾン対応については、
社運をかけてやっているところだとも思いますので、
引き続き状況を注視する必要があるかと思います。


というわけで簡易記事なのでこの程度で終わっておきます。

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