十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+12.0%(2017/5/26時点)


新年、あけましておめでとうございます。
今年も細々とブログの更新を続けていこうと思います。
稚拙な内容ばかりですが、お付き合い頂ければ幸いです。

早速ですが、2017年の投資方針を掲げます。
といっても、2016年の投資方針とさほど変わりません。

明文化した結果だけを眺めると、
表面的な文言ばかりが続いておりいまいちかもしれませんが、
例え表面的なものだっとしても、
明文化しておくのは大事との考えで今年も投資方針として整理しました。

全文は以下のPDFの通りです。

2017年投資方針(PDF)






一応ブログ本文に概要だけ掲載しておきます。
(上記PDFの一部となります)


1.投資方針
国内株式の上場個別銘柄(原則は現物)のみを対象とする。

2.投資スタンス
中長期視点(3年~5年目安)で「割安性の是正」や「成長性の顕在化」により、
事業価値向上並びにその価値の適正評価が期待出来る企業への投資とする。
その事業価値の期待度合いのシナリオが崩れない限り、
又は、時価総額との対比で相対的魅力度を有していると認められる限り
バイ・アンド・ホールドによるキャピタルゲイン重視とする。
行動指針として納得性の伴う行動を貫くことを掲げる。

3.投資対象選定方法
5つの観点で評価を行い、投資対象としてのポテンシャルを
自らの視点で見つめて監視銘柄リストを作成する。
監視銘柄リストでは、各観点で点数化による定量データをもとに
簡易評価を下すと共に、有望と判断する銘柄は、
各観点の深堀りにより総合評価を下す。
これらのプロセスの中で、監視銘柄、保有銘柄を俯瞰して
常にベストな布陣となるポートフォリオ形成を目指す。

4.ポートフォリオ構築方針
「成長性重視の銘柄」と「安全性重視の銘柄」を意識した
ポートフォリオ組入れを行う。
ポートフォリオPERを参考指標とし、
ポートフォリオの割安度合い等に応じて
現金比率によるリスク対処を例外なく実施する。
インバース型ETFの組み入れは原則慎み、
リスクへの一時的対処の範疇とし、
時限を設けることを条件に現金比率の一部を充当することを許容する。

5.売買時の留意事項 
将来の想定EPS(3年程度先)と評価PERを元に目標株価を算出し、
目標株価までの上値GAPの高い投資妙味のある銘柄を購入候補とする。
市況、短期材料(テーマ性)、テクニカルは原則考慮せず、
売買言動では冷静さと合理性を追求し、
納得性を常に念頭に置くこととする。
また、一連の言動を省みることを想定し、
取引履歴は個別に記録し、
取引理由や後の納得性を損なうものでないかチェックする。

6.運用目標
年利回り10%を運用目標とし、
2019年までの3ヶ年は同水準を継続出来るように配慮する。
但し、長期資産形成の観点から、
当運用目標は必達の位置づけとはせず
長期視線における目安と位置付ける。
事業価値向上をスタンス主軸とする観点から、
ポートフォリオ予想EPSの加重平均の伸長を評価する。

7.モニタリング 
各期間に応じて適切な運用状況や銘柄情報を整理して
自分自身が向き合うと共に、
各期間END後速やかに開示することを原則とするが、
仕事や家庭等との兼ね合いで遅延することは許容するがパスは許容しない。

8.管理様式
当投資方針を運用するにあたり、以下の管理様式を活用する。
(PDFに記載)

9.変更管理 
「4.ポートフォリオ構築方針」のみ、
期中に調整による変更を許容するが、十分精査した上で実施する。




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2016年の投資方針等について整理します。
なお、正直まだ考えが熟成されておらず、
ここで公表すること自体、
恥ずかしい限りですが、
少しずつでもよいものにするために、
敢えて恥をかいて、
自分自身への向上力の糧にしたいと思います。
ですので、相変わらず抽象的で
幼稚な方針だなと笑ってやってくださいませ。


A) 【投資スタンス(ポリシー)】

 (1)「魅力的な銘柄」 を (2)「魅力的な価格」 で投資する。
 中長期的な (3)目標株価達成シナリオが崩れない限り ホールドし、
 目標となる (4)キャピタルゲインを主体 にした
 (5)中長期的アクティブ運用 を目指す。
 なお、IPO参加や優待権利取りのためのクロス取引は、
 最大3営業日内でクローズさせる期間でのリスク管理を前提として、
 例外的に許容することとする。

 
下線を引いた部分が肝ですので、
以下にもう少し詳細に記述してみます。

 (1)魅力的な銘柄
 その企業の事業活動がどんな付加価値をもたらし、
 その価値が世の中に対して、
 どれだけの影響力継続性を持って存続し続けられるか注目します。
 それが単に世の中への慈善活動ではなく、
 適正な収益を上げて企業価値を高めることに
 どれだけ真摯に対応されているかが重要であると考えます。
 この部分の具体的な方針は特に大切な要素なので、
 次章に更に整理を譲ります。

 (2)魅力的な価格
 PER指標で絶対的水準を確認します。
 その後、成長性を考慮したPEGレシオで
 その妥当性の確認をします。
 但し、成長性は自分の主観的判断であり、
 恣意性に富みやすいこともあり、
 PEGレシオによる評価は参考程度とする。
 そのため、PERの妥当性確認の肝は、
 効率性指標のROE/ROAに着目し、
 期待するリターンや財務状況までを見通し、
 ここに株主還元指標として、
 DOEに着目して配当による株主資本回収の観点を加え、
 トータルでのPER水準を元に割安性を評価する。
 最終的には各銘柄に目標株価を算出し、
 その上値余地で魅力的価格であるかの判断を下す。
 このプロセスも「魅力的な銘柄」と同様、
 大切な要素なので、次々章で整理します。
 
 (3)目標株価達成シナリオが崩れない限り
 本当は四半期決算などスルーしたいです。
 しかし、それは今の私の分析力ではリスキー過ぎますので、
 やはり四半期決算はしっかりフォローします。
 四半期決算に加えて、
 セクターの外部環境(PEST分析)や、
 該当企業の競争環境(SWOT分析)の観点に気を配り、
 その時の最善の評価を自らの判断で下すことを目指します。
 可能な限りこのプロセスにおいて、
 アナリストや他投資家の見解を、
 主体的判断の根拠とせぬよう努めます。
 その結果、目標株価とその時の時価のGAPが、
 魅力的であると認められる場合は、
 シナリオは不変としてホールドし続けることを追求します。
 但し、2016年からは機動性を持った取引を許容します。
 それは、ポートフォリオや市況の割高感が高まった際に、
 保有率を一時的に調整するものとして、
 これはポートフォリオ構築方針で詳細を定めます。

 (4)キャピタルゲインを主体
 私はあくまでキャピタルゲインを主体に狙います。
 しかし、主体であるだけで、
 従来方針としては無視を決め込んでいた、
 インカムゲイン、優待取りの思惑を今後は無視しません。
 配当取りや優待取りに相場が過熱感を示したと認めた場合、
 新たな取り組みとして、
 一時的な空売りを含めた手法導入も検討します。
 逆に魅力的な配当、優待権利についても
 限られた主体的でない範囲において楽しみます。
 しかし、全ての根源は、
 あくまでキャピタルゲインを主体とした収益向上を目指します。

 (5)中長期的アクティブ運用
 私の2016年の年間利回り目標は年初来+15%(後述)ですが、
 相場環境に依らず、
 私にとってはこの水準はアクティブ運用です。
 ですが、アクティブ運用の思想は、
 ベンチマーク比プラスを目指すものであることから、
 従来通り、TOPIXをベンチマークとして、
 年間パフォーマンスがTOPIXをアウトパフォームすることを、
 サブ目標として意識します。
 アクティブ運用のここでの意味は、
 あくまで年初来+15%目標を達成することを最優先します。
 その上で、対TOPIXをアウトパフォームすることを、
 付随的な目標として扱います。
 つまり、TOPIXが仮に+15%水準より大きく強い際にも、
 私は無理にTOPIX水準を追随せず、
 +15%水準に収斂するようにリスクコントロールをします。
 逆にTOPIXが大きくマイナス推移をしている際にも、
 それに甘んじず、私は+15%を達成するように、
 投資スタンスの範疇で努力します。
 但し、中長期的な利益を追求するわけですから、
 短期間の成績はもちろんこと、
 今年だけの成果だけに縛られず、
 個人投資家の強みである、時間を味方につけることとします。
 つまり、1年間だけの目標に固執しつつも固執し過ぎないことです。
 


 大事なことは、この冒頭に明文化したことのうち、
 後述した(1)~(5)までの肝とした部分の優先度です。

 その優先度は(1)が一番高く、(5)が一番低いものです。
 つまり、(5)のアクティブ運用を目指すがために、
 (1)の銘柄選定や、(2)の投資水準を妥協してみたり、
 (3)を反故にしてスイングによる利益を狙ってみたり、
 (4)を見失って配当取りやそのイベント投資で
 無駄なリスクを取るようなことはしないということです。
 2015年のように年前半に成績が振るわずに、
 アクティブ運用が霞んでいた時にも、
 私は(1)や(2)を妥協しませんでした。
 (3)で下値不安の中でもシナリオ不変として我慢しました。
 結果的にこれが奏功しているわけです。
 これはたまたまかもしれませんし、
 偶然的要素も大きいとは思いますが、
 スタンスや方針を貫いて我慢することは、
 とても大事なことだと学びました。

 もう一つの例として、
 2015年8月に相場がチャイナショックだとかいって、
 暴落した局面がありました。
 この時にもアクティブ運用どころか、
 年初来マイナスすら覚悟しましたが、
 だからといってスタンスを変えずに望めたことは、
 私にとっては、
 その結果オーライ以上のことが学べました。

 スタンスを貫くこと、
 ただ、その中にも優先度があることを認識して、
 この明文化されたものを2016年には意識していくようにします。
 そしてこれを遵守していくために、
 日々我慢していくことこそが、
 試練であり私のスタンスのストラテジーだと思います。



B) 【魅力的な銘柄の発掘方針】


魅力的な銘柄を見定める方針として、
2種類のタイプに特に着目することとします。


<タイプA>
ビジネスモデルが秀でている中長期視点での成長銘柄


 (銘柄例(2015年PF組入済))
 シュッピン、アルファポリス、サンセイランディック、日本管理センター



<タイプB>
安定的で不況耐性を備えた安定業績銘柄


 (銘柄例(2015年PF組入済))
 全国保証、幼児活動研究会、ホクリヨウ



もちろん、単純に2種類のタイプに
カテゴライズされるものではなく、
双方に合致する超優良銘柄もあれば、
双方にイマイチ合致しないあやふやな銘柄もあります。
しかし、魅力度を図るきっかけとして、
上記の2種類のタイプを意識して評価すると、
やりやすいかなと感じています。

双方のタイプには優劣はなく、
双方のタイプをポートフォリオに組入れることで、
全体の相場トレンドの変化や、
自分の銘柄への見立ての誤りを
ヘッジさせる作用があると考えます。

2014年はタイプBを中心に銘柄構成してきました。
そして2015年はタイプAへシフトしてきました。
2016年は更にタイプAを中心とすることで、
よりリスクを高めていきます。

一般的にはタイプAの方が相場トレンドの影響や、
成長性の見誤りによる打撃が大きいため、
リスクが高いと認識しています。

本来はビジネスモデルが秀逸であれば、
早々見誤ることも市場が混乱しても打撃は小さいはずなのですが、
私のビジネスモデルを見定める力量不足が故に、
現時点の私にとっては、リスクが高いという意味です。


上記2つのタイプを定性的に評価を可視化するために、
5つのキーワードで評価を行うことにします。

そのうち、良好だと思えるものに注目し、
良好でないと思えるものを許容できるかを精査して、
その銘柄の魅力度を見極めることとします。
いずれもS~Dの5段階で評価して、
銘柄一覧上に明記していきます。

<観点1> 安定業績
収益構造に着目します。ストック性が高ければ安定業績に寄与します。
またフロービジネスでも継続的に需要があるモデルが確立されていれば、
これも安定業績に寄与します。
私は中長期での投資スタンスですから、
四半期単位での浮き沈みがあることは許容します。
ですから、直近四半期の推移より、
年単位の推移を重視してその業績推移を評価します。
その際に、一過性の特異点は真に一過性であるか否か、
深掘りした上で安定業績という観点に拘り評価を行います。

<観点2> 不況耐性
金融危機や天変地異、地政学的リスクの顕在化が引き金になり、
『中長期的な』リセッションが生じた際に、
どれだけ甚大な影響を被るかの観点で評価します。
扱う商材やサービス等が生活必需に近いことや、
競争優位性が高い上にやめられない仕組みがあること、
不況環境下だからこそニーズが高まるモデルを有していること、
これらは評価が高くなります。
一方で、好況期だからこそもてはやされていたものの、
例えば生産が滞り、特定の最終製品の部品のみを扱うような
いわゆる景気敏感銘柄とみえれば評価が低くなります。

<観点3> 成長性
オンリーワンの技術、製品、モデルを持っているという、
自社の強みが認められることが大前提になるはずです。
成長性がある市場であっても、
その前提がない企業はその競争に勝てず、
結局成長は並以下になります。
一方、この前提を有している企業においては、
その企業が属するセクターが成長分野であればもちろんのこと、
成熟分野であっても一定の成長性は期待出来ると考えます。
その市場で勝ち組になることで、
シェアトップになり効率性や信頼性で優位になるからです。
また成長性を牽引する上では、
意識の高さが重要だと捉えています。
まずはリーダである社長が成長に対してどん欲に開拓しているか、
自社をそのように導いているか、
例えば人材開発の状況なども含めてみれば、
その企業が常に成長余地にどん欲であるかどうか判断出来ます。
社長を始めとした会社側の意欲を感じ取る必要があります。
この辺りで、IRなどを通して、
色眼鏡にならぬように評価したいと思います。

<観点4> 参入障壁
ビジネスモデルでスイッチングコストが高いことや、
囲い込みしやすいモデルを有していることなどで、
参入障壁を高いことは巡り巡って、安定性や成長性に寄与します。
スイッチングコストが高いなどで、
自社の事業をうまく囲い込んでいると、
それは一種のイノベーションが生まれない限りは
構造的に中長期的に優位性は変わらないはずですので、
商材、サービスなどのポジショニングにも注視して評価したいと思います。

<観点5> 財務安定性
財務安定性は中長期的にその企業を応援しようとする際に、
前提として破産しないことがまず大前提です。
破産しないかどうかは、PL情報から判読できず、
CFやBSを見ていかないとなりません。
自己資本比率に加えて、
流動比率、負債比率などの、
BS上のレシオを注視すると共に、
特に営業CFと現金の推移にも着目していきたいと思います。
また破産しないかどうかという視点だけでなく、
中長期的な増資リスク等の面でも、
その可能性を事前に把握することにより、
評価を行う際に事前に調整が可能となりますので、
その観点でも評価をしていく必要があります。
財務がよいということは、
それだけ身軽に成長分野に投資するなど、
機動性を持てるので、当然評価は高くなります。


C) 【魅力的な価格の判断方針】

魅力的な価格であるかどうかの、
バリュエーション評価については、
結論としては、各企業における『目標株価』が
現状の時価の何%上に存在しているか、
その上値余地の大小で判断します。
ですから、魅力的な価格であるかの判断のための肝は、
この目標株価の算出ロジックが肝となります。
もちろん、この目標株価は、
あくまで水準感を示すものとして扱います。
従って、目標株価は○円と固定的なものとなりますが、
その金額まで一切売らないとか、
その金額になったら機械的に全て売却するといったように、
機械的な処理を2015年までは理想としていましたが、
今年はポートフォリオの状況、相場の状況を鑑みて、
少し機動性を許容します。
それは後述するポートフォリオ構築方針で示します。

さて、目標株価の算出方法ですが、
私が投資期間としてひとつの区切りと置いていている、
2年~3年後の姿を想像し、
その時点のEPS予想と評価PERの積数から求めます。

EPS予想は前述した企業の魅力度の測定結果を元にして、
過去のトレンドやその市場のCAGRを参考にしつつ、
その企業の中長期的な潜在力を収入とコスト構造の両面で評価し、
最後はえいやーで算出します(恣意性に富んでいる点が課題です)。

一方、評価PERは、
市場から2年~3年先にその企業が、
どの程度のPERで評価されうるかを見込むものです。
こちらも企業の魅力度の中で構造的に変わらない部分は、
今後も評価されうるであろうし、
この期間で何かが変われば評価も騰がるということも想定します。

例えば、現時点ではフロービジネス中心で
安定性に欠けるものの、事業転換中であり、
これが2年~3年後にストック性を備えた安定性に富むことで、
市場からの見方が変わるとかですからね。

この他、知名度向上により市場から広く認知されるかもしれない
という点でいえば、事業そのものの拡大がもたらす効果や、
市場替えによるものも需給面で見直される可能性もあります。
需給面は私は重視しませんが、
わかりやすい昇格期待というのも一種の評価向上策であることは、
確実だと思います。

目標株価が算出されると、
あとは時価との比較で、
機械的に○%の上値余地ありと列挙されます。
合理的に考えれば、
この上値余地が大きい銘柄に投資すればいいわけです。
上値余地が小さい銘柄に分散させることは非合理的です。

しかし、目標株価には恣意性に富み、
銘柄によっては強気に評価されうるものもあれば、
弱気に評価されうるものもあります。
これは人間だし、事業環境の見通しの違いもありどうしても、
出てきてしまうものです。

ここに不確実性がありそれがリスクなわけですが、
その不確実性には分散で対応するしかありません。
その分散効果はどの程度が適正かという議論はありますが、
私は特に今年が不確実性に富んでいると感じますし、
自分自身がそのように感じているのであれば、
それに正直に効率性を落としてでも、
分散を進めようと今は判断しているところです。

少し話が脱線しましたが、
○%の上値余地が小さい場合でも、
銘柄の魅力度が高い場合は、
その算出ロジックで自信が高いといった場合は、
投資適格とみることもあります。

また、期待値という面でも、
全ての投資対象の上値余地が
軒並み60%の余地ある銘柄で埋め尽くすより、
上値余地が100%を超える銘柄もあれば、
堅実に20%程度の銘柄も混在していることの方が、
しっくりきます。

これは魅力的な銘柄を大きく2つにタイプ分けしたことも、
起因しているような気がしています。
タイプAのような成長性をメインに組入れる銘柄は、
上値余地も大きく狙いに行く一方で、
タイプBのような安定性をメインに組入れる銘柄は、
上値余地はそこそこ取れればよいと判断することになります。


D) 【ポートフォリオ構築方針】
ポートフォリオ構築をする上で、
2015年までは現金比率のみモニタリングしていました。
しかし、2015年中盤からは、
ベアETFによるリスクヘッジも試行しました。
実は効果はまだ未知数ですが、
2016年も継続して対処することとし、
現金比率とベアETFの比率をもって、
全体の個別銘柄の買いに対するヘッジを遂行します。

その遂行に当たっては、
ポートフォリオPERと東証1部平均PERの水準をクロスで見て、
その比率を機動的にモニタしていきたいと思います。
但しこれは現時点でまだ感覚的なものなので、
今後もう少しシミュレーションしてみて、
適宜最適化モデルを作ります。
そして暫定モデルであることもありますが、
実態上、この基準に照らしてリバランスを都度かけていくのは、
投資方針をゆがめることにもなるので、
このモデルはあくまで一定のガイダンスとして位置づけ、
自分のリスク許容度を認識する上でのツールとするのが、
今の実情としてはよいと考えています。


◆現金比率/ベアETF比率
現金については、
全体の8%~45%を配分するようコントロールします。
ベアETFについては、
全体の2%~22%を配分するようコントロールします。

参考値としては、
概ね以下のマトリックスに示したものを参考とします。
但し、これは現時点で前述の通り、
感覚的なものなので、あくまで参考にする程度にして、
経験を通して感覚を養い、最適化を図りたいと思います。

2016ポートフォリオ構築方針(ヘッジ比率)

ちなみに現時点で、ポートフォリオPERは15.0倍、
東証1部PERが15.6倍ですから、
現金比率は22%、ベアETFが11%が理想ということになります。
実際には現金比率が17%、ベアETFが10%ということですので、
やや個別銘柄へのウエイトが高いことを示唆しています。
これが所以で少し保有株の売却を検討しているわけです。
銘柄をシフトする中で考えていきたいと思います。


◆セクター別比率
2016年からセクターを意識した資金配分を意識し、
かつそのセクター内で2~4銘柄程度に分散をかけていきます。
この過剰分散により投資効率は大きく下落すると想定しています。
カバーすべき作業量に対するパフォーマンスが低下しますが、
各セクターのことを理解したり、
個別企業の分析力を養うための自分への投資期間と認識し、
投資効率性を落としてでも分散に舵を切ります。
分散はすべきだが、分散をし過ぎることは、
悪のように思われがちですし、
実際にそれは一理も二理もあるように思いますが、
それを承知の上で対処します。

2016年冒頭の現時点で想定している
セクターは以下の通りです。
私のことですから、色々ブレまくると思いますが・・・。

 ● 不動産・金融
 ● IT
 ● コンテンツ・広告
 ● 小売
 ● 物流
 ● 育児・教育

やはりこう見ると内需ばかりですね。
1セクター2銘柄に絞っても12銘柄ですし、
実際にはこのセクターに属さない
その他も単元程度でいくつか保有することになると思うので、
カバーするのが大変ですが、
それを楽しんでやっていきたいと考えています。
ちなみにこの対処により、
特定の銘柄に資金が集中し過ぎることは
なくなります。
どんなに超優良銘柄であっても、
せいぜい10%ちょっとまでしか配分出来ないことになります。
それはもったいない気もしますが、
銘柄への思い入れを過剰にPFに反映させないという意味で、
プラスに捉えるように認識します。
(期中で反故にしそうで今から怖いですが・・・)

但し、期中で適宜リバランスすることは、
冒頭の投資方針である中長期的保有という
ルールを破ることになり、
ポートフォリオを常に理想形にすることと、
保有スタンスとの狭間で苦悩しそうですが、
その場合は、投資方針に掲げている点を重視します。



E) 【重視する指標】

 ◆ROE、ROA
  ROE8%前後をミニマムラインとし、
  10%以上をベースラインとして投資判断に重視します。
  なお、20%を超える高ROEの場合は、
  特にROAによりレバレッジによるリスクに配慮します。

 ◆PER、PSR、EV/EBITDA
  株価水準を認識する上で、
  慣れ親しんで使い古されている指標としてPERは意識します。
  投資期による利益の落ち込みや償却費などの費用で、
  EPSが使い物にならない時は、
  PSR、EV/EBITDAなどを必要に応じて参照します。
  PERを評価する際には成長率を加味して、
  PEGレシオで評価することと、
  それだけでは恣意性に富むので、
  王道のROEとセットで活用していくことになると考えます。

 ◆DOE
  還元指標として従来の配当性向や配当利回りは意識せず、
  DOEに注目します。
  ついついもらえる配当が自分の買値の何%となるかという、
  利回りで考えてしまいますが、
  それはそれで楽しいのですが、
  やはりROEと同様、株主資本(エクイティティ)のうちの
  どれだけを利益を出しているかというROEとセットで、
  どれだけを配当に回しているかというDOEを重視します。
  但し、私はそもそもインカムゲインは重視しませんので、
  あくまで適正な範囲での配当であることを確認する上で、
  この指標を確認することとします。
  その意味からも利回りではない部分に着目しています。

 ◆営業CF、現金残高、(当座比率)
  営業CFのマイナスが見られないか、
  現金残高の推移が理由なく減っていないを
  安全性の面で重視します。
  また自己資本比率が低いなどの財務脆弱の場合には、
  当座比率でBSのレシオをチェックし、
  安全性をより詳細に精査することとします。

 ◆営業利益率
  その企業の大まかな競争優位性を、
  数値面から解釈するために、営業利益率を重視します。
  魅力的な銘柄であるか否かの精査の際に、
  10%を超えるような高利益率を上げている場合には、
  何かしらの強みがあると推察される一方で、
  利益率が低い場合にはその向上策が期待できるか否かで、
  今後の見通しが大きく変わるために、
  いずれにせよチェック項目とします。

 ◆時価総額
  時価総額は概ね500億程度までの銘柄に着目します。
  特に100億未満の銘柄には目を配り、
  優良な超小型銘柄が着目されることで
  3桁億の水準訂正を期待した手法は今後も堅持します。
  但し、結果的に1000億以上の銘柄で、
  この目安に合致しない銘柄であっても、
  秀でたものがあると認める場合には、
  この目安に過度に縛られることはないように配慮します。
  


F) 【投資目標】
今年は株式投資デビュー3年目となりますが、
これまでと同様、
年初来パフォーマンス+15%を目標とします。

これは従来から開示している、
長期資産シミュレーションの通りとなります。
以下の表がその長期資産シミュレーションとなります。
(30年で概ね1億円超を目指す計画となっています)

2015年末時点の長期資産シミュレーション


これによると、2015年末の計画は資産797万円です。
(2014年当初の603万スタートから+32%程度)
これに対して、
2015年末の実績は899万円(+49%)となっています。
2016年末の計画は917万円ですから、
この計画達成のためには、
最低でも2016年には+2%の目標が必要です。


つまり、恵まれたことに1年目、2年目と
アドバンテージを得られたことから、
長期シミュレーション計画の3年目末の目標を達成するためには、
かなりハードルが低いこととなります。

もちろん、今後何があるわかりませんから、
取れる時に取るということで、
目標+15%を目指していきますが、
一方で長期資産シミュレーションも意識して
あまり過度なリスクを取らない安全運転も必要です。

なお、この+15%を目標とするということは、
2016年は1000万台へのチャレンジです。
5桁資産を目指し、まずは4桁資産を目指すことになります。

多くの億り人を輩出したこのアベノミクス相場で、
一体何を寝ぼけた事を言っているのかという感じですが、
これが現実ですし、
私のペースですからいいのです。

このシミュレーションの進捗を、
グラフにすると以下のようになります。
期間のスケールを30年と5年とで2表貼付します。

◆30年スケール
2015年末時点の30年シミュレーション


◆5年スケール
2015年末時点の5年シミュレーション



G) 【行動指針】

行動指針というと大袈裟かもしれませんが、
以下の5項目を特に重点行動指針として
自らに徹底させたいと思います。


<行動指針1>
週間(年初来)及び
月間(年初来及び運用来)のパフォーマンスを開示します。


→従来通り開示を継続します。
 算出、開示することで中長期視点が損なわれるリスクはありますが、
 一方で定点観測を通して目を背けないことも重要です。
 ここに記した方針やスタンスなどを鑑みて、
 大きく乖離していて、それを認知出来ていないことはないか、
 そのチェック機構のためにも資すると考えます。
 
 
<行動指針2>
保有銘柄については、
銘柄チェックシートを四半期決算単位で
全銘柄更新を行います。


→2015年は非主力銘柄では割愛したり、
 更新頻度も曖昧だったわけですが、
 この運用を定型化します。
 特に更新するまでもなく考察不要な場合に、
 労力が無駄になることもありますが、
 網羅性を持たせた方が結果的に
 チェック漏れが未然防止出来るためと考えました。


<行動指針3>
監視銘柄は一覧化した上で、
その重要度を3カテゴリ(A群、B群、その他)に分けて、
特にA群は銘柄チェックシートの作成を必須とする。


→銘柄チェックシートの作成は労力を要します。
 しかし、特に監視銘柄の中でも
 特に有望な銘柄ともなると、
 イメージが先行してしまいがちです。
 その先行イメージを冷静に、
 客観視してくれるプロセスは重要との考えから仕組み化します。


<行動指針4>
投資スキルを向上させるために、
著名な書籍を精読してブログ記事に体系化して整理します。


→2015年の振り返りの中で、
 やはり先人達の知恵や経験から学ぶということが、
 不足していると感じました。
 そこで乱読するだけでなく、
 ある程度自分の血肉となるように、
 これらを整理をしていきたいと思います。


<行動指針5>
生のIR情報を取りに能動的に行動をとります。


→従来からIRフェアや個人的にIR担当へ照会をかけるなど、
IR情報には積極的に関わるようにしてきました。
これは投資のパフォーマンスを追求していく、
つまり成功率を高めるためでもありますが、
それ以上に投資家としての素質を向上させるために、
今後も積極的にIR情報を取りにいきたいと思います。



以上、長文となりました、
2016年の投資方針について書き留めました。


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 私の今年のパフォーマンス目標は年率15%とします。

 これは昨年と同じ好況期を前提としたものです。

 私は 以前の記事 において長期目標を公表しています。
 3年サイクルで、「好況期」、「通常期」、「不況期」がやってくるという前提で、
 目標年利回りも、15%、10%、5%と、
 3年でサイクルするという考え方です。

201501_長期資産シミュレーション


 今年は昨年に続き、好況期の2年目ということで、
 目標は15%となります。

 実際に好況期となるかどうかは、
 アベノミクスや海外情勢によって変わると思いますが、
 なんとかこの目標を達成したいと考えています。

 この目標が達成されれば、今年の年末には751万の運用資産は、
 864万に殖えることになります。
 このブログを開始した時点の運用資産は600万ですから、
 まだ億トレーダーには程遠いですが、
 自分が退職する頃にはその程度の資産が築けているといいなと思います。

 長期でみていくと複利の効果を目の当たりにできます。
 グラフは対数グラフの方がいいかもしれませんね。

201501_長期資産(30年グラフ)

201501_長期資産(20年グラフ)

201501_長期資産(10年グラフ)

201501_長期資産(5年グラフ)


 このような願望は単に願望だけでは多声は難しいと思います。
 大切なことは具体的なアクションプランが伴うことが重要です。

 30年後の億資産のことを、
 具体的アクションにすることは難しいでしょうから、
 まずは今年1年で15%の目標を達成するためにどうすべきか、
 このことを考えないとなりません。

 15%となると今年のパフォーマンスランキングを見ていると、
 放っておいても達成できそうに一見感じてしまいますが、
 私にとっては高い目標だと認識しています。


 まず現時点のポートフォリオが本当にこの目標を狙うに相応しいものか、
 よく考えないとなりません。

 昨年のパフォーマンスを牽引してくれた3179シュッピンや、
 3276日本管理センターなどが未だPF上位に存在していることが、
 私の現時点の手詰まり感を露呈しています。
 現時点で両銘柄を手放すに足る、
 これだっと思える乗り換え銘柄がないこともあり、
 既に割安とはいえない水準になった銘柄ばかりを並べていては、
 継続的な目標達成が困難になってしまいます。

 両銘柄はまだまだ成長が続くでしょうから、
 より長期の目線で保有継続することは問題ありませんが、
 それに代わる新たな芽をもう少し見出しておく必要があるのです。

 昨年、鳴かず飛ばずの2352エイジアには当然奮起をしてもらいたいですし、
 4245ダイキアクシスなどの新たな仲間に頑張ってもらいたいです。
 現保有株についても今一度、今の保有比率が期待値と比較して妥当かどうか、
 そのあたりを精査して目標達成できる布陣を作っていきたいです。

 その際に重要なことは、買い急がないことだとも思います。
 真に自分が買えると思っているのか、
 焦って体制作りを急いでいるだけではないか、
 そういう視点を持ってゆっくり布陣を整えていきたいと思います。

 私は相場は予想出来ないし、しないつもりではおりますが、
 春先にかけて海外情勢も不安定になりますし、
 なにより日本株について日経平均2万円などと、
 浮かれた声が大きくなってきているようにも感じており、警戒しています。

 ですから現金比率を高めていますので、
 この大切な現金を大切に使うようにしたいと思います。
 
 特に私の今のポートフォリオでは
 前述のように足元では割安さが薄まっており、
 年前半はパフォーマンスも思うように出ないと思います。
 そうなると焦ってしまう気持ちが出てしまうと思うので、
 そこは慎重に判断したいと思います。

 差し当たり、早速買いたい銘柄もありますが、
 納得するまで考えて買うようにしたいと思います。

 と言いながら、明日には買っているかもしれません・・・。
 大事なことは時間ではなく質ですからね。

 年15%の目標は拘りたいと思いますが、
 それのために日々の言動に矛盾が生じさせて、
 その数値だけに捉われてよからぬ行動を取ることのないよう、
 よく自分に言い聞かせながら、行動していきたいと思います。

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 新年を迎えました。
 昨年中に多くの方に当ブログをお読みいただき、
 また貴重なコメントを沢山頂きまして、ありがとうございました。
 改めて御礼申し上げます。
 また、今後も引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。

 さて、1年の始まりということで、
 まだ考えは纏まっていないのですが、
 投資方針を掲げておきたいと思います。

 と、その前に、2014年の振り返りからです。

 2014年の冒頭の記事 で投資方針について掲げていました。
今再掲すると恥ずかしいようなのですが・・・

 1.撤退基準による売買(損切り)の徹底
 2.衝動的売買を行われない
 3.打診買いによる2段階取引を実践


 今から見れば???なのですが、
 自分が掲げたものなので、きちんと振り返りから入りたいと思います。

 まず、1(損切りの徹底)についてです。
 損切りの徹底は自分の資産を守るためにも、
 負けを認めたくないという感情を排除するためにも、
 基本動作だと考えていました。
 機械的に撤退基準を定めて取引することを是としていました。

 しかし、この1年をかけて徐々に考えが変わっていきました。
 現時点では、損切りの徹底というのは半分合っていて、
 半分間違っているという感覚です。

 確かに感情を排除することは大事です。
 また資産を守るという観点も非常に重要です。
 ですからこの言動の根底にあるもの、それは間違っていません。
 ですが、機械的に予め撤退基準を設けて対応することは、
 株価の動向そのものに動かされていることになり、
 今の私の感覚にはマッチしません。
 大事なことは株価による撤退基準ではなく、
 その該当銘柄のファンダメンタルズの見通しの変調による
 撤退基準とすべき点です。

 ですから損切りの徹底ということではなく、
 自分の見立てているファンダメンタルズに変調が予見された場合、
 その変調の程度に応じて現時点の株価を評価して、
 買い増しや売却を検討すべきという点です。
 その判断の結果として買値より低ければ、
 それは損切りと呼ぶだけのこと、そういう感覚です。
 今書けば当たり前のことなのですが、
 こういう当たり前のことを徹底することが大事な要素となりそうです。


 次に2(衝動的取引の抑止)についてです。
 これは今でも違和感がありませんし、そのように対応すべきだと思います。

 ただ、前述の適正な評価を行って、
 その評価に従って動くということに包含されています。
 そのため、改めて別要素として掲げるほどのことでもありません。
 大事なことは、適正評価を行わずに取引をすること、
 それを避けることを今後も重視していきたいと思います。


 最後に3(打診買いの実践)ですが、
 これも一見下落リスクをヘッジするために掲げたものです。
 しかし、本当に打診買いがリスクヘッジになるのでしょうか。
 そもそも上昇の機会損失という観点でみると、
 むしろリスクは全くヘッジできておりません。
 数回に分けて買うということは、
 自分のその銘柄に対するその時の自信度から算出される
 期待値に照らして徐々にポジションを取るという判断であれば、
 それはそれでよいのですが、
 それはあくまで打診買いを実践しようという方針ありきではなく、
 適正な銘柄分析の結果として対応すべきことであります。
 このため、打診買い実践を「方針」としてしまうのは、
 今となっては少し違和感を感じます。

 以上、自分が掲げた方針を基本的にダメ出ししているわけですが、
 これを踏まえて来年の方針を考えていきたいと思います。


 まず取引に関する方針についてです。
 私は2014年中に感覚的だった割安さを、
 目標株価という目安を設定することで、定量評価を可能としました。
 これは感覚的取引や無用な損切りを抑止できました。

 エイジアを根気よく保有継続出来たことも、
 日本管理センターやシュッピンを安易に利益確定しなかった点も
 この目標株価を設定していたことが大きいです。

 これは2015年にも重要視していきたい方針です。
 銘柄個々の目標株価を設定してこれを適切なタイミングで更新しつつ、
 その目標株価とのGAPに着目してポジションをコントロールする。
 これを第一の方針にしたいと思います。


 次に銘柄選定に関する方針です。
 私は基本的には安定成長株への投資がメインです。
 ですから、安定的に成長する銘柄をどのように捉えるかが重要です。

 安定性については、過去業績を重視したいと思います。
 右肩上がりになっているものが理想で、
 凹凸があって理由があいまいな赤字期があるなんて論外です。
 ただ、IPOなど過去業績がはっきりしないものは、
 最初から投資対象外とするのではなく、
 それに見合った割安さや成長性期待が持てるものを、
 一定量組み入れることは、OKとします。

 成長性については、店舗やシステムなど何らかの定量評価できるものは
 そういう数値に裏付けされた成長性評価をしたいと思いますが、
 成長性の評価がしやすく、かつ成長性が高いと判断出来るものは、
 要するに見立てがしやすく評価もそれなりに高いでしょうから、
 実は投資妙味が高いものは少ないと思います。
 ですから、評価が難しいものもあまり毛嫌いせずに考えたいと思います。
 この成長性の見極めが、一番投資家の資質になると考えています。

 以上から何らかの客観的な考察に基づき、
 安定的かつ成長性がある銘柄へ投資する、
 これが2点目の方針です。
 当たり前すぎるのですがね・・・。

 3点目は株主への配慮に関することです。
 私はこれまでもIR姿勢を重視してきています。
 実はこれは2点目の安定性や成長性を評価する際の、
 補助的観点といえますが、
 この1年で私の個性でもあるように感じましたので、
 敢えて項目として切り出しておくこととしました。

 この考えの前提として、
 IRに積極的な姿勢がある銘柄は、
 株価に対する配慮も高く、
 株主還元や自社成長など手段こそ違えど株価が上昇しやすいと仮説です。

 月次開示があるとかIRページやデータが充実しているなど、
 IRの姿勢はすぐにわかる側面もあります。
 一方でIRへの問い合わせ対応時にもそれが伺い知れますし、
 そういう時に丁寧な対応を行えることは、
 通常の事業活動においても、
 きめ細かい対応ができる可能性が高いのではないか、
 そのように考えています。

 また株主への配慮という点では、IR活動だけでなく、
 ROEなどの指標面でも推し量ることが出来ると思います。
 ROEがよい状況であるということは、
 株主資本と使って効率的に利益を生み出せていることであり、
 この指標は経営指標としてよく使われますが、
 株主の立場からすると投資魅力度を測る貴重な指標だと思います。

 ROEを見る上で留意が必要なことは、
 高過ぎる場合を中心にして借入金依存度への配慮が必要ということです。
 ROAを見れば一目瞭然ですが、ROEで30%を超えていても、
 ROAで一桁%なんてこともありますからね。
 その場合、単に借入金依存度が高すぎるだけかもしれません。
 また、利益剰余金などの内部留保を意図的に縮小させて、
 配当性向を高めてROEを見かけ上、よくしている場合もあります。
 私はインカムゲイン中心の方針ですから、
 株主配当を必要以上に高めるような株主政策には、
 私はあまり魅力を感じません。
 (もちろん適正な範囲での増配はウェルカムです)

 適切な配当を出したうえで、内部留保による
 自己成長を遂げることで、
 われわれ株主の利益を極大化していくれることを期待します。


 というわけで、3点目として株主への配慮ある姿勢が、
 自分の感覚とマッチしていることを掲げたいと思います。

 以上から3つの方針として以下を掲げたいと思います。
 1年後にまた恥ずかしい思いをすることにならなければいいのですが。

 
 1.適切な目標株価を見据えたポジションをとること
 成長性や財務安全性などを総合評価した結果を目標株価として反映させる。
 この目標株価とレーティング(自信度)に応じてその時に最善と思えるポジションに調整する。
 その調整の判断は、現金比率を中心にした自己都合を中心に判断し、
 相場の状況など外部都合は参考程度に考慮する。

 2.安定成長が期待できる銘柄であること
 過去実績と将来見通しを元に安定成長が期待出来る銘柄への投資を基本とする。
 特に過去の不況時の耐性には留意すると共に、
 将来性評価にあっても、一定の根拠あるロジックで見立てる。
 指標はPEGレシオで1.2倍程度までを許容し、1倍割れでの買いを原則とする。
 特にPERやPEGレシオなどで割安水準であっても、
 安定成長が期待出来ない場合には投資不適格として扱う。
 V字回復などを安易に信じてリスクを取らないように意識する。

 3.株主政策としてIR姿勢や株主利益の極大化が期待できること
 IR姿勢として月次動向や決算説明資料などの
 開示資料が整備されているかどうかはチェックする。
 またIR照会時や社長自らのIR活動、
 株主総会など個々の企業との接点において、魅力を感じていられる銘柄であること。
 また配当や利益水準、借入金等の財務調達姿勢などを通して、
 安全かつ利益極大化を信じることが出来ること。


 1~3を一言でいえば、

 株価水準が魅力的であり(1)、
   安定成長期待に自信を持てて、(2)、
      株主への配慮ある経営をしている(3)、
 
 そんな銘柄へ投資したいということです。

 なんだか薄っぺらい方針ですが、
 色々なことを考えて昇華させて、
 それをシンプルにするとこんな形になりました。

 もちろんこのほかにも、
 財務安定性の評価のために各種レシオをみて、
 一定の選別は必要でしょう。

 他にもIPOに対する姿勢などオプションも考えています。
 通常、公開価格でPERが異常値となっている銘柄など、
 IPOへの抽選申し込み自体ナンセンスなわけですが、
 実際に、公開価格から大きく上昇するものもあります。
 ですから、こういう投機的なものもIPO申し込みに限っては、
 許容するなど特殊なオプションは考慮するつもりです。

 すべてを自分の決めたルール通りにはできませんし、
 そういう臨機応変に対応できることで、
 ロボットトレードではないよさを出せるようにしたいものです。
 間違っても感情論に支配されて、
 悪さが先行するようなことにならないようにしたいものです。
 

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 最近、仕事が忙しいことを言い訳に、
 どうも目先の株価の動きに重きを置いた記事が多いように思います。

 しかし、一方で目先ではなく、来年以降の投資スタンスに、
 見定めていくための準備も進めないとなりません。

 そのためにスクリーニングや銘柄を取捨選択するために、
 様々な指標に照らすことも有効だと考えています。
 もちろん、指標の適合有無だけで選定するのではなく、
 事業内容や経営者の顔などの指標では評価は出来ない、
 定性要素は私も重視したいので、
 その前段となる事前段階での定量評価部分で指標を用いることは、
 効率的だと思います。

 そこで、当たり前のことですが、
 指標について改めて自分の頭を整理すると共に、
 その意義についても考えを纏めておきたいと思います。

 指標をどう使うか、様々な考え方があり、
 以下の考え方がすべてではありませんが、
 お付き合い頂ければと思います。


(1)PER  ☆★★
   ◆算出式
    株価 ÷ 1株当たり利益
    (時価総額 ÷ 当期純利益)
   ◆意味
    会社が生み出す最終利益の何倍まで株価が買われているか
   ◆活用方法
    安定的成長率を想定し、
    その成長率に応じた倍率が適正範囲と見なして、
    株価の適正度を測るために活用。
    例えば、年率成長率15%の会社のPERは15倍が標準と捉える。
    PER10倍なら割安だし、PER20倍なら割高となる。
    年率成長率20%が望めるならPER20倍は標準となる。
    単にPER10倍以下なら何でも割安という考え方を捨てる。
    (成長率が5%ならむしろ割高ともいえる)
   ◆留意点
    ・一過性損益が織り込まれてしまうために、
     会社の実力値を知るために障壁となることがあること。
    ・業種によって平均PERが異なるため、
     一応同業他社との比較もしておくこと。

(2)PBR  ☆☆★
   ◆算出式
    株価 ÷ 1株当たり純資産
    (時価総額 ÷ 純資産)
   ◆意味
    純資産(株主資産)の何倍まで株価は買われているか
   ◆活用方法
    PBR1倍割れは解散価値が上回っているので、
    安心出来るともいわれますが、私はあまりこの指標は活用していない。    
   ◆留意点
    ・低PBRは低PERによる(割安)の場合と、低ROEの場合とがあり、
     必ずしも低PBRがよいわけではない。

(3)ROE  ★★★
   ◆算出式
    当期純利益 ÷ 純資産
   ◆意味
    純資産(株主が投資した金額の現在価値)を使ってどれだけの利益を生み出しているか。
   ◆活用方法
    ROEの推移に着目する。
    ROEの推移が継続的に伸びているということは、
    剰余金の積み増しのペース(分母が増える率)より、
    利益(分子)の伸び率が上回っていることになる。      
   ◆留意点
    ・財務レバレッジが大きな会社(借金が多い会社)は、
     分母には入らないため、高ROEになりやすいことがあること。
     このため、ROAを横目で見ておく必要あり。

(4)ROA  ☆☆★
   ◆算出式
    当期純利益 ÷ 総資産
   ◆意味
    総資産を使ってどれだけの利益を生み出しているか。
   ◆活用方法
    ROEの評価の補助的活用。
    (総資産で割るため財務レバレッジが大きな会社もここで適正評価)     
   ◆留意点
    ・ROEとROAの落差が大きい場合、
     財務健全性をインスタントガバレッジレシオ等で評価が必要。
    ・分子に一過性費用が入るため留意が必要。
    ・分子に営業利益を用いて算出すると、
     負債利率と比較することで、本業への資金調達として借入金政策に関する、
     妥当性チェックにも活用可。

(5)DOE  ☆☆★
   ◆算出式
    配当金 ÷ 純資産
    (1株当たり配当金 ÷ 1株当たり純資産)
   ◆意味
    配当金が純資産の何%配当されているか(配当金による純資産が何年で回収できるか)。
   ◆活用方法
    配当性向を評価する際に活用を想定。
    真の配当性向を見極めるための補助活用。   
   ◆留意点
    ・配当性向(=配当金÷当期純利益)では利益の増減に依存してしまい、
     利益の減少が性向を高めることもあり適正な評価が難しい点を、
     DOEに真の配当性向を表現することが出来る。
    ・高DOEが必ずしもよいことではない。
     内部留保させて企業成長にかけてくれる方がよい場合も多々あると想定。


まとめ     

 さて、結論はまだまだ薄っぺらいのですが、今後少しずつでも
 自分の具体的な投資方針にも織り込んでいきたいです。

 ・ROEをもう少し活用できるようにする

 少なくても以下の式で、その企業のROEの水準が
 どのように位置づけられるかきちんと認識する必要がある。

 収益性、回転率、財務レバレッジ全てが高い場合は、
 高ROEになるが、例えば財務レバレッジが高い場合に、
 一定の安全性リスクが高まることも想定しておく必要があり、
 ポートフォリオの構成する際に、
 偏りがないようにする必要があると思う。

 ROE
     = ROA × 財務レバレッジ

     = 売上高利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ

     = 純利益/売上高 × 売上高/総資産 × 総資産/純資産
         (収益性)        (回転率)      (財務レバレッジ)
      

 ・PERは表面評価時に手軽に使う  

 PERは従来通り、利益と株価の水準のみに着目した、
 シンプルなわかりやすい指標であり、
 今後も手っ取り早く株価を想定する意味では手軽に使っていきたい。


 実質PERを中心に銘柄選定している点からは一歩進化させて、
 ROEにも目を向けられるようにしたい。
 海外勢はROE重視ともいわれるし、
 年金資金も新設されたJPX400に注目される見通しもあり、
 このような時流があることに素直に対応していきたい。
 今後新規にJPX400へ採用されるような方向性の銘柄にも注目していきたい。
 ただ、採用されることありきの政策を取るような銘柄ではなく、
 あくまでそういう趣旨の方向性を備えている銘柄としてみていきたい。


 ・配当性向ではDOEを使い、更に無配銘柄も積極候補へ

 従来、高配当銘柄は下値支持力があると
 安全性の高い運用スタンスの時には、重視していた。
 配当利回りや配当性向が高いことはよいことだと疑っていなかった。

 しかし、成長性を評価して銘柄選定をしているのに、
 高配当銘柄を狙うというのも、そもそも矛盾を感じていた。

 企業の内部留保で更なる成長のために使ってもらうことの方が、
 配当利回りで1%多くもらうよりも遥かに価値があることのようにも思えていた。

 まずは適正な配当を評価するために配当性向ではなく、DOEを用いると共に、
 無配銘柄も、内部できちんと成長に活用できるシナリオが想定出来るのであれば、
 むしろ積極候補にしてもいいと考えをシフトさせていくことも検討する。


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