投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

全国保証の株主総会に行きました。
聞き間違いや、私の主観によるメモとなりますが、
記事にUPしておきます。

※あくまで個人的な見解も含んでおりますので、
ご参考程度としてお読み下さいませ。

※当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が示された場合は、
即座に公開を取りやめます。



20180615_soukai.jpg



■参考
昨年の株主総会はレポート記事を割愛しておりました。


■当日の流れ
10:00 社長挨拶で開会
10:05 議決権数確認
10:09 監査報告
10:12 事業報告・計算書類内容報告(映像)
10:24 対処すべき課題(社長プレゼン)
10:30 議案上程・議案内容説明
10:35 質疑応答
11:29 決議
11:30 取締役・監査役・退任取締役の紹介
11:33 閉会

■議決権行使の状況
 株主数    : 8,433人/20,977人(40.2%)
 議決権個数 : 622,348個/688,524個(90.4%)
 ※個数は私の聞き間違いかもしれませんが高い行使率ですね~

■全体通しての所感

駅から至近ではありますが、改札口から会場ビルのエレベータまた
豊富にプラカードを持つ方が立たれておられました。

また会場の入り口に会場予定時間である9時少し前に着くと、
既に20人位の待機行列が形成されておりました。

そして、9時の時報と共に受付がオープンになります。
かなり時間にきっちりしていますね。同社らしいですね。
ちょうどザラ場で寄り付いた瞬間に誘導が始まったので、
時間にも正確だなと印象に残りました。

会場では出席票を頂いた後に、お土産の引き渡しコーナーがあり、
そこでお土産を受け取り、毎年恒例の高級おしぼりを頂き、
いざ会場の中へ進みます。
かなりの社員さんが礼儀正しく挨拶をして下さり、
逆にこちらが恐縮してしまうくらいです。

ここで、概ね半分強の方がお土産ゲット後に帰宅されている印象です。
20人程前にいたはずですが、私が会場に入ったのが1番くらいの感じです。

ちなみにお土産は毎年お菓子ですが、
今年はプリンでしたね。 →こちらのプリン(但し1箱4個入りです)
ペットボトルのお茶も入っていましたが、毎年1000円程度のお土産は
とても人気があるようですね。
毎年様々な品を選定されているのですが、
いったいどういう選定プロセスで選ばれているのか興味があります。

前方に陣取った自席にて、タブレットで改めて決算説明資料を確認し復習しつつ、
漠然とどんなことを質問しようかなと考えます。
といってもただ座っているのも疲れますし、
まさかここで四季報を広げて読書するのもなんか気が散りますので、
ロビーに出て少し気晴らしをします。


途中、いつもお世話になっているIR担当の方とお話をさせて頂きました。
軽くご挨拶をした後に、まるのんさんですか?と聞かれ遂に身バレしました(笑)。
別に後ろめたいことをしている自覚はないですし、
むしろこんな個人的な戯言にも気付いてもらえるのも光栄だと感じました。
これからは忖度をして会社の良い面をどんどんアピールしていきたいと思います。
ではなく、これからも良い面悪い面の
それぞれを率直に所感を残していきたいと思います。
もちろん、誤った認識に基づいて迷惑をかける事は本望ではないため、
もし誤認やご迷惑をおかけするようであれば、
いつでも指摘して欲しい旨お伝えさせて頂きました。
(これは読者の皆様にもぜひお願いをしたいと思います。)

開会10分前になると、おもむろに全面スクリーンに会社紹介の動画が流れます。
そして例年通り、役員が会場の都合で上手(かみて)から入場する旨の
エクスキューズが事前にあった上で役員入室です。
この入場が上手からというあたりまでわざわざエクスキューズするのも、
また金融機関を相手とする伝統的な同社らしい堅さだなと感じます。
なんにしても、しっかりしているんですよね。
こういう姿勢は金融機関相手だと自然のことなのかもしれませんが、
きめ細かい配慮があるのだなと感じるところです。


さて、開会ですが、相変わらず石川社長の佇まいはしっかりしています。
声のトーン、言葉の選択、間合い、凛とした姿勢、
会場全体を見渡す際の目線などなど落ち着いて聞いていられる進行です。
あの所作はなかなかマネできるものではないなと思うのです。
どこかで訓練でもされたのか、信金時代の若い頃に叩き込まれたものなのか。


映像を交えつつ、要点である課題対処の箇所は社長自らの言葉で説明されます。
この辺りも決算説明資料の際の資料や動画とトーンは同じです。
議案の上程等もソツなくこなしていき、
一番の山場であるQAとなります。



■議事の概要

特に目新しい議事上での情報はありません。
詳細は決算説明資料や動画をご覧頂ければ理解は十分出来るかと思います。


■株主からの質問

【Q】
新人事制度について、人材の活性化は当社の事業成長のためには欠かせないものと認識。
新たな制度での狙いやどのような制度を適用していくのか、
また効果として出ていることや逆にまだ課題事項と認識している事があれば教えて欲しい。

【A】
新人事制度は人材育成に重きを置いた制度である。
特に3つの狙いを持った制度としている。
1つ目は、性別を問わず次世代を担える人材を育てる職場環境の実現。
2つ目は、社内外から評価をされる人材育成の実現。
3つ目は、住宅ローン保証業務の知識を深め、実践力を備えた専門家集団の実現。
この4月から制度を開始したばかりであり、
今後様々な課題も出てくると思われるためそこに対処しながら良い制度となるよう努力していく。
結果、活力ある魅力ある会社作りに徹していく。

※ダイバシティ―も意識して組織の底上げを図るような
育成に引き続き特化していくという方針ですね。
育成はとても大事なので良いと思います。
あとは、評価制度を含めた従業員の納得感を高めるための
施策についても詳細を聞きたいですね。
良くも悪くも堅い会社なので、その辺りも実直でソツのない
悪く言えば平凡なものなのかもしれません。


【Q】
新規領域への進出について、まだ抽象的な印象が拭えないのだが、
どのような方向性で検討されているのか。
またコンサルティング会社と共に検討を進めているとも聞いているが、
どのような方面のコンサルティング会社と組んで検討されているのか
差し支えない範囲で教えてもらいたい。
またその際にどのような期待・夢を株主として抱いていけばよいか、
逆にどのようなリスクを想定しておくべきか考えがあれば教えて頂きたい。

【A】
抽象的だというご意見はもっともであり、
現中計でしっかり検討を重ねていき新たな成長を見据えていかねばならない認識。
ただ、性急に推し進める必要性に迫られているわけでもないため、
じっくり検討をしていきたいと考えている。
コンサル会社は個社名は控えるが、メガバンク系のシンクタンク系列の会社である。
非常に有益な知見に基づきアドバイスをしてもらっている。
方向性については、信用保証という枠組みを飛び出すというよりは、
既存事業の強みを生かせる周辺事業を軸に検討をしている。
期待感については事業がうまくいって全国保証グループとして成長していくことを
経営と株主とで共通認識であると捉えている。
またリスクも様々なリスクがつきものであるため、
従って慎重を期して対応を行っているということである。
進出の方法としては、新会社の設立やMA、他社との業務提携の全ての選択肢を排除せず、
検討を進めていきたい。

※メガバンク系列のシンクタンクって本当に優秀な方と、
もはや銀行の天下りで腰掛けのような方もいる印象です。(勝手なイメージ)
この検討の中でそのメガバンク系列とのアライアンスがより深まり、
既存事業でも副次的効果が出てくると面白いですね。
いずれにせよメガバンクの利用率が上がると、保証債務の積み上がりの景色が
大きく変わって好転すると思います。
まぁまだシステム対応(ペーパレスなど)がようやく全店展開といっている中なので、
それを受け入れる基盤がまだ岩盤というわけでもないと思うので、
そういったシステム対応を粛々と進めつつ、後は営業頑張ってもらいたいですね。


【Q】
保証債務残高が順調に積み上がってきているが、
前期の結果はやや頭打ちになっているように思える。
今後、当社では扱えなかった高リスク層の案件にも取り組む事も考えていくのか。

【A】
保証債務残高の積み上がりは確かに伸長率が鈍化しているのは
データからもその通りの指摘である。
当事象については会社としても十分に分析をしている。
過去2-3年はマイナス金利の適用で借換特需もあって底上げされてきた経緯がある。
その反動が出ているという理解をしている。
国内の住宅ローン新規扱いは全体で15%弱程のマイナスであるが、
当社は1.5%程度の減少で留まっておりまぁまぁ健闘したと認識している。
また高リスク層への新たな扱いをしていくかという点は、
そもそも当社はお客様の幸せや夢の実現をお手伝いをするという使命もあり、
現時点ではあまり考えていない。

※確かに保証債務残高は減少に転じていますが、
借換需要の落ち着きによるものですからそこまで心配はしていません。
ただ住宅着工の減少や増税実施時の冷え込みなどを考慮すると、
ここからは保証債務残高の積み上がりは営業による利用率UPでカバーするしかなく、
そんなに安易な道ではないかもしれませんね。
そのために事務効率化で量で稼ぐといったものに対応していけるための活動を
現在しているのだろうなと思われます。


【Q】
社外取締役の新任2名について、共に金融畑の出身である。
社外取締役はより広い知見でもって議論活性化する役割もあると認識している。
もう少し金融外からの登用があってもいいのではないか。
どのようなスタンスで選定をしているのかについて教えて欲しい。

【A】
指摘の通り、共に金融畑の出身となった。
10年以上前から2人の社外取締役を招聘してきて積極的に登用してきた経緯がある。
今回実は選任にあたっては、女性の登用も検討して、
金融以外の方の経歴ももらい検討を行った。
最終的な判断として今回はこのような選任をお願いするに至ったが、
今後も貴重なご意見として承り、広い知見で経営出来るように配慮していく。

※この質問は私はいい質問だなと思いました。
同社は堅実な会社ですから何事もソツなくきちんとやっていくでしょう。
ただより広く事業環境を分析したり意思決定に際しては、
多角的な知見がどうしても必要になると思います。
金融出身の方というのは、リテールにしろ法人にしろ様々な業種や業界について
明るい方が多いと認識しており、まだ補完は出来ていると思いますが、
それにしても金融出身者だけではなく、全く異なる分野からの知見というのも、
また時に必要になると思います。
答弁にもある通り、社外取締役としては検討した事実は示されました。
また昨年も一部株主から指摘があった女性登用も意識したのだと思いますが、
やはりそこは、けんけんがくがくと議論して
取締役会でブレない判断をしたのは良いと思います。
いきなり社外取締役登用となるとどうしても機能しないリスクが脳裏に浮かび
ハードルも高いと思うので、社外の方を入れた次世代WG的なものを
まずはボトムアップ活動でやってみるのも面白いのかもしれません。
(もちろん守秘義務契約等はきちんとやった上で)


【Q】
長島氏は債券回収の経歴であるが、今後債券回収に特化していくようにもみえる。
現状でどの程度の不良債権があって対処をしてきているのか、
また今後、債券回収に対してどのようなスタンスで臨むのか教えて欲しい。

【A】
当社が保証する保証件数は昨年期初に63万件あって、
これらが延滞扱い(3回連続延滞)となったのは0.34%である。
またそこから代位弁済に至ったのは0.11%となっている。
雇用環境が好転しており、代位弁済までいくのは非常に低位になっている。
長い期間保証していることもあり、今後の景況感等の変化によっては、
当然回収の必要が上がる可能性もあるわけで、
それに備えて回収についても重要な対応であると認識している。
第一にはそもそも代位弁済にいかないような事前審査を徹底すること、
また仮にそこまでいってしまっても、早期回収が出来る段取りの整備は、
重要であると考えている。
現状としては、早急に回収に関して喫緊に取り組む必要性には迫られていないが、
平常時から専門的な対応が取れるように準備しておくことが大事だと捉えている。

※代位弁済の率は今はとても低位です。
答弁にもある通り、回収するとしても量も限られますし、
そもそも不動産市況が高く、担保物件の売却などで相応の回収も可能だと思います。
ただこれはあくまで今の市況(雇用や不動産)の場合であり、
この市況が逆回転した時にはやはり回収も含めてリスクはありますね。
もちろんだからストレスチェックもして健全性を会社として示しているわけですけどね。
そもそもリーマンショックや東日本大震災のような時にも、
住宅ローンが次々とデフォルトするということはなかった認識であり、
過度な心配は不要かなとも思っています。
ただ、今の市況で変動金利でやや背伸びをしている方々はおられると思うので、
もし仮に金利が上昇局面、それも急激なものに見舞われると、
借換需要(変動→固定)の特需というよりもネガティブな状況が顕在化してしまう
可能性は考慮しておくべきかなと思います。


【Q】
引き続き日本だけがマイナス金利政策が継続することとなっているが、
当社にとってどのような影響があってどのように対応していくのか。

【A】
借入側の立場でみると、低金利で借りやすく追い風である。
一方で金融機関側からみると収益性を落としている主因ともなっており、
金融機関によっては住宅ローンの優先度を下げてきているケースも散見される。
一方で金融緩和が終了して金利上昇局面では逆に借入側の立場では
ローンを組みにくくなることも考えられる。

※答弁にはありませんでしたが、豊富な前受収益金を低リスクで運用していますから、
その運用利回りとしてはマイナス金利下は銀行の収益低下と同様、
同社にとってもネガティブです。
ただ、逆に借入金にはフォローの風ともなり、まぁトータルでみると
良し悪しなのかなと私はかねがね理解しています。
私はマイナス金利突入前に自宅を交流しておりローンを組んでいますが、
それでもライフステージのタイミングで購入する方は一定数はいるでしょうからね。
まぁ金利が穏やかに上がるのであれば、それはそれでいいのではと思います。
急激なボラティリティは違う意味でショックを与えると思うので、
安定した推移であればまぁいいかと思います。


【Q】
負債比率が高い。特に固定負債のうち、長期前受収益の費目が大きい。
この費目はどのような性格のものであるのか。

【A】
長期前受収益は、当社が保証の際に一括して保証料を受け取り、
それを長期前受収益に計上している。
毎期、売上としてPLに計上される性格のもので安心出来るものとご理解頂きたい。

※他の株主の方から追加で安心はできないとのクレーム?も。
なぜ一括で先にもらうのか、毎期もらえばいいではないかという主張。
返済をしないといけない可能性がある以上、逆に不安しかないとのこと。

→個人的には?な主張だと感じました。
そもそも伝統的に一括で保証料をもらうモデルが浸透していることと、
一括して前受でもらえることが許容されるのは
ビジネスモデル的にも強みだと思っています。(一括して前払いしてくれるんですよ!?)
キャッシュフローからも先にキャッシュインがたつというのは優位です。
そもそも同社が運用しているといっても十分なストレスチェックをした上で、
過度な流動資産で保全していることから考えると
十分なリスク対処が取られていると思います。
預かった前受金を新たな投資をして固定資産化したり、
費用計上しているようであれば自転車操業のようで不安も大きくなりますが、
むしろ安全運転過ぎると思うのですが。
この方の主張は私には全く理解出来ませんでした。


【Q】
提携金融機関の中でスルガ銀行との提携契約はしているのか。

【A】
スルガ銀行様とは提携の契約はしていないし、当社から営業もかけていない。
少々スタンスの異なる銀行でもあり、マッチしないものと認識している。

※綺麗さっぱりと切り捨ててらっしゃって面白かったです。
少し違うスタンス(性格)の銀行さんなので、みたいな返しは的確な表現です。


【Q】
株主還元についてはどのようなことを描いているのか。

【A】
配当を第一に考えている。
毎年上下するのではなく、安定的に推移させること、
そして少しずつでも増やしていけるよう取り組んでいる。
また自己株買いという可能性もあるが、
株式の流動比率の観点を踏まえても現時点で検討はしていない。
また株主優待も実施している。

※配当は前期に比較的増配幅をもって対処してくれたので、
この点は良い判断をしてくれたと私は思っています。
(中にはもっとくれという方もおられるでしょうけどね)


【Q】
提携金融機関の伸びが鈍化しているようにもみえるのだが、
壁が厚いということなのかどういう要因なのか。

【A】
住宅ローンの扱いが多い所も未提携先があるし、
ネットバンク等需要が大きいところもまだ開拓余地があると捉えている。
まだ市場シェアは7%でありまだ成長余地があるものと認識している。

※私は提携数を伸ばすために、小規模のJAなどを追い求めるより、
やはりメガや地銀上位行に対してもっと利用率をあげてもらう取り組みの方が、
大切だと思います。そのため、実は提携数はあまり重視していません。
それよりメガ、地銀上位、地銀上位以外の3セグメント位に対して、
同社保証の利用率を情報収集して開示してもらいたいくらいです。


【Q】
他で断られた顧客に対して当社へ照会があった時に、
その断られたという履歴をみて、当社保証の判断の際にどのように扱っているのか。

【A】
あくまで当社の基準に従って判断をしていく。
当社にも保証のノウハウが一定程度蓄積しており、
当社のスタンスに応じて粛々と対応していく所存。
その観点では、他社での可否が直接的な観点となっているということはない。
また毎月リスク委員会で各支店毎のリスク状況を可視化して確認しており、
急にどこかの支店でリスクが増大するというようなことはない。

※この質問もなかなか良い質問だと思います。
同社はどうしても守りが強い会社という印象ですから、
横並び意識が高いと他社保証の可否を判断の要素としていそうですが、
案外そこはそうではなく、自社基準をきちんと遵守しているようです。
これは会社の姿勢をにじますような良い答弁だったと思います。
要するに自社の保証スキームにきちんと自信を持ち、
それを拠り所に粛々と対応しているよ、という解釈をしました。


【Q】
IR活動において関西地方でも実施されていると聞いているが、
総会後に関西でも事業報告会のようなものは企画されないのか。

【A】
株主総会は東京で実施しており、一方でIR活動は大阪で実施している。
また個人投資家向けには、各政令市等で紹介をする活動に加え、
更に小さな規模での地方都市で証券会社主催の会も実施している。
今後も貴重な意見として広く普及活動としてIR活動頑張っていく。

※IR活動の充実は私も期待したいと思います。
東証や日経などのIRイベントにもっと出展してみてもいいのではと思います。
派手さはありませんが、堅実な会社として特にシニアの方には人気がありそうです。


【Q】
関西方面の株主はどの程度いるのか。

【A】
手元に統計データがないため詳細をお答えできないが、
広く全国に分布している。

※こりゃ蛇足の質問ですね(笑)。
あとでIRに電話やメールで聞けばよいようなことだと思います。



■最後に

既存事業としては、雇用状況が悪化しない前提で、
今後も緩やかに成長を続けると思います。
メガバンクなど金融機関内での保証からの切り替えは、
リスクのアウトソース、とりわけ住宅ローンを
収益コアとは認識されてこないでしょうから、
余計にアウトソース機運が高まると思います。
メガバンクも地銀上位も昨今ではデジタルシフトで、
住宅ローンという古典的な商材は顧客との接点としての役割こそあれど、
ここでメイン収益を求めてこないという推測を抱いており、
全国保証のようなしっかりした会社が活躍できる環境があると思います。
未だ、天下り先のような行内保証がまだメインで、
全国保証のシェアはまだ10%もないですから、
地道な普及活動が奏功すれば、また連携システムの自動化など
仕組みが整理されればまだ十分余地があると思います。

一方で、新規領域の育成は堅実な会社ですから、
時間を要するというのは理解していますが、
特に中古やリフォームなどは今後需要も大きいと思いますから
商材開発頑張って欲しいですね。
どうしても新築保証と違い、担保査定や総額が低くなることで、
収益性は普通にやると下がりますからね。
また中古やリフォームというだけでなく、
もう少し広く周辺事業を見てもいいのかもしれません。

同社は既にJPX400に採用されるなど、
私の保有している銘柄の中ではもう大型株ですから、
なかなか難しいかもしれませんが、
株主総会だけでなく、よりざっくばらんに意見交換が出来るような
場がまたあるといいなと思います。
この辺りは、小さな会社ですと、小規模のミーティングや、
総会の後に会社説明会や懇親会のようなものもあったりするのですが、
大量のお土産目的の方をみると、
懇親会なんてやると戦争になりそうですね。
食べ物なしの懇親会なんてのもいいですね。
(好き勝手書いていますけどね・・・)



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ソーシャルワイヤーの株主総会に行きました。
聞き間違いや、私の主観によるメモとなりますが、
記事にUPしておきます。

※あくまで個人的な見解も含んでおりますので、
ご参考程度としてお読み下さいませ。

※当記事が会社からの指摘も含めて何かしらの不都合が示された場合は、
即座に公開を取りやめます。



20180529_soukai2.jpg


■参考
昨年の株主総会レポート → リンク

■当日の流れ
10:00 事務局より事前案内
10:03 社長議長で開会
10:06 議決権数確認
10:08 監査報告
10:10 事業報告・計算書類・対処すべき課題説明(社長プレゼン)
10:41 議案上程
10:44 質疑応答
11:07 決議
11:10 閉会

■議決権行使の状況
 株主数    : 444人/1,915人(23.2%)
 議決権個数 : 42,406個/58,474個(72.5%)

 ※東証1部形式要件にはまだ足りないですから、
 分売おかわりやクオカードバラまくかですかね・・・(笑)。


■全体所感

冒頭でやや社長がお疲れなのかなという印象を持ちました。
始まる時の所作が少しぎこちなかったのですが、
プレゼンが始まってからはそんなことなく、
いつものように雄弁をふるっておられました。

全体の説明は特に既存のシナリオ通りの説明や応対でした。
驚いたのは、従業員への還元が想定超に進捗していたことです。
後述するようにきちんと従業員へ還元されているようで、
その点は安心しました。
以前に従業員への還元について質問したことがあり、
今後の意欲を示されていたので、
早速定量的に実績が出てきたのはよいな、と思いました。

新たな軸の模索はまだ暗中模索という状況と受けとめましたが、
大きな投資になると思いますし、
外部環境も常に変わっていくわけですから、
慎重さを重んじるようにも感じており、
ゆっくりやってもらえればいいかなと改めて感じました。

どうしてもマーケットが高い値付けをしているので、
常に高い成長率を期待してしまうところですが、
私は同社へは15%前後のCAGRを期待している所ですから、
コンサバだろうがなんだろうが、無理なくやっていってくれればいいかなと思います。

あとは、個人投資家の参加率が極端に低いですね。
事業の内容もわかりやすく、会社の姿勢なども魅力があると思うのですが、
まだまだ今後に期待といったところでしょうか。
同社は3月期決算でありますが、いち早く総会も実施したりと、
細部できめ細かく対応されているので、そういう活動をより多くの人に
知ってもらえればいいのですが。

あとは、質問が3人で打ち切りとなりましたが、
もう少し質問を受けてもいいかなと思いました。
(まぁ出席者が少ないのですが、私もあと数問は手持ち質問がありました(笑))

それから、閉会後のレンタルオフィス見学会は今年は
見送りになりましたね。
ここまで人数が少ないとなかなかやる意義もないという判断だったんでしょうかね。

逆にここまで少人数なのであれば、
株主総会はシャンシャンで終わってもらって、
その後に事業説明会兼対話の機会などあるといいなと
勝手ながら思いました。ここまで少ない人数であれば、
やれ食事がないとか言い出す輩も居ないと思いますしね。



なお、私が早めに会場に到着し、
まだ早いとIR担当の方にたしなめて頂き、
1Fのベローチェでコーヒーゼリーを食べるのも恒例になりました(笑)。






■議事の概要

既に開示済の決算説明資料をベースにした説明でした。

株主総会という趣旨から、
セグメント毎の説明の便宜のため、
若干順番の入れ替えなどありますが、新たな説明ネタはありません。
ちなみにQ4の落ち込みについても突っ込んだ説明もなく、
さらっと流されていました(笑)。
ただ、先行指標の見方や社内でのそのKPIの扱いなど、
細かく丁寧に説明されていて、きちんと聞けば理解は深まる内容だと思います。


会場には個人株主が10人ちょいで、
あと証券会社の方と思しき数名ということで、
まぁあまり突っ込んだ説明を求めるニーズもないかもしれませんね(笑)。
こんなことを言ってしまうと、そもそも説明なくていいんじゃんとかなってしまうのですが、
本来はより多くの個人株主も参加して理解を深めて、
会社への期待を共有できるような場になるといいのですが、
なかなか出席株主も増えないですね。


バランスシートの箇所で、供託金の流動化による流動資産増、
ひいては、キャッシュフローが好転する要素となっていたわけですが、
この部分は私は正しく認識していなくて、理解も曖昧だったのですが、
今回きちんと理解できました。
従来は前受金の扱いは一部を供託金として固定資産化する
オペレーションをしていたわけですが、
これを金融機関などが担保してくれることにより、
流動資産化することができたということのようです。
前受金についてより保全性を高めるために半分を供託金としていたものを、
担保してくれることにより流動化できたというわけですね。
今更理解したのか?と言われそうですけど、、、すみません。

アサガケのビジネスモデルから各付加事業について丁寧に説明されていました。
特にサンプル商材以外のインセンティブを与えることを禁じており、
純粋な口コミに特化している点を強調されていました。
ゼロを一つ増やすように規模や商材を拡大していく意欲が示されていました。


ネットスケットの買収によるサービスとしては、
これまでのリリース部分に終始していたものを、
リリースした後の集客を効果的にフォローするための施策です。
アットプレスの顧客に対して、その後の集客のフォローという補強をすることで、
付加価値向上を狙ったものだという説明です。
この辺りは、顧客への訴求力だけでなく、
単価の維持・向上といった観点からもこのように付加価値を高めることは
肝要であるという認識の下、戦略的に買収をしたものと思います。


インフルエンサ―マーケティングのFMの買収で、
大きな枠ではアサガケと同様であるが、
こちらはインフルエンサーに対してインセンティブを渡すという
根本的なやり方が違うという説明です。
一定の知名度があるような芸能人や影響力を持つような方で、
企業側が真に効果があると思われる方のみに限定することで、
効果的に情報発信が出来るという期待を寄せられる仕組みのようです。
個別に企業側の販促活動にフォーカスを当てた活動が可能になるものです。
その際の留意事項として、あくまでPR活動の一環だという事を明示し、
いわゆるステルスマーケティングにならなうような仕組みを徹底しているという事です。
この辺りは炎上すると影響も甚大になるため、大切な進め方だと思います。
足元でも引き合いが大きく、過去2期の伸びも大きく、
今後小さな芽がどこまで育つのか楽しみです。


この他、取引先チェックサービスの説明もありました。
特に規模の大きな企業程、ニーズも大きくなり、
UI改善などを図りならが拡大をしていっているようです。


インキュベーション事業では「1つの新設」と「4つの増床」の実績と説明があり、
新設は立ち上げコストとして人件費などある程度イニシャルコストをたてて、
戦略的に判断するものである一方で、
増床はそこまで費用が増えるわけではなく効果的に伸長できるものである
という説明がありました。
まぁこの辺りは当たり前のことですよね。
少しニュアンスは違うかもしれませんが、いわゆるドミナント出店と、
全くことなるエリアに出店するのとでは違うということにも近いかもしれません。
新設と増床をうまくバランスをみながら、今後も展開されていくものと思います。
この辺りは利益率のコントロールにも影響するマネジメントなので、
今後も需要も見極めつつやられていくのでしょう。


最後に、対処すべき課題の項目です。

マネジメント人材の育成については、
積極的な管理職登用を進めて、ポジションが人を育てるという
立場を相変わらず貫いています。
この辺りは、潔いというか厳しいというか、でも期待を寄せているというか、
まぁ厳しい実力主義なのだと思います。

内部管理体制の充実や商品開発力の強化、MA活用ついては、
招集通知記載の通りの説明でした。


全般的に、矢田社長の説明は従来通り、
粛々と説明されていました。
特に目新しい材料や夢とかそういうものもなく、
良くも悪くも、差しさわりのない説明だったと思います。
まぁ夢をぶち上げるような場ではないですし、
これでいいのではないでしょうかね。



■株主からの質問

【Q】
足元の事業運営における課題や今後の中期的展望に立って、
当社が成長を持続するために、ヒト、モノ、カネの観点で教えて欲しい。
ヒトについては、効率化による追加人材を要さなかったということもあって、
前期では従業員数は自然減となり減少している。今後中長期的に展望に立った時に、
人材確保は成長の要でもあると認識しているが、採用や育成を含めてどのように対処されるか。

【A】
効率化を図り、ベンチャー企業ということもあり、
結果的に期で締めると自然減で減少しているとみえている。
効率化して余剰となった稼働分は新たな領域へリソースシフトしたという説明をしている。
より厳密にみていくと、余剰となった分の人材コストは、
ひとつは会社の利益になっているが、それだけではない。
人をレイオフすることは今までなく、新たな領域へシフトしているわけで、
これをメインに説明している。ただ、もう一つの観点として、
従業員の給与として還元もした。
具体的には平均給与ベースで前年度比で+7.3%の平均給与が増加している。
(7.3%って凄いですよね・・・)
昇給評価は年に1度ではなく、半期に一度実施している。
下期から反映された分だけで、年度ベースで+7.3%増えている。

(考え方としては、従業員へ還元、更に新領域へのリソースシフト(新規投資)、
そして会社へ利益を残すという3階構造で効率化の効果を享受したという説明です。)

採用については、4月に新卒一括採用をしていたが、
通年採用をしており、状況を見ながら適宜補完をするという考え方で進めている。



【Q】
モノ、すなわち商材という点では、前期でも事業譲渡や自社開発による
商材のリリースの関して説明を頂いた。一方で、これらの商材は今後MAで
10億オーダーで積み上げていくとした場合には、小粒である印象も受ける。
当社はアジアBPOの構築という壮大な構想の中で隣接マーケットを
補完しているものと認識しているが、今後軸となる商材の開発も含めて、
どのように商材を開発、リリースして成長持続をさせていくのか。


【A】
隣接マーケットへの展開を意識して前期挑んできた。
特に広報のマーケットは規模が大きいために意欲的に取り組んでいるわけだが、
ここを無理なく進めていく体制をとっている。
現状では小粒であると評される向きもあるかもしれないが、
それを大きく育てるというのが必要。
当社の文化的にも、小さく買って大きく育てるという思想で
各事業を成長させていきたいと考えている。

ただ、一方でより大きな成長、すなわち新たな軸を増やすプロダクトは、
まだ作れていないという指摘はその通りでもある。
現状では、一部広告色が出てきているものもあり、
ニュースワイヤー事業というネーミングの是非はともかく、
現状ではあくまで既存事業の肉付けであるという認識である。

軸をもうひとつ増やす取り組むことで、
自社開発又はMAが必要であるという課題認識は持っている。
そしてそれは足元もしくは短期的に10億程度のトップラインを有する、
新たな軸を見出さねばならないと考えている。
現状では、まだ具体的に申し上げられることはないが今後鋭意取り組んでいく。



【Q】
カネの観点では、MAを含めてGET50でも10億程度の事業を積み上げ、
更に次のターゲットを見据えたものにせねばならないという中で、
前期キャッシュフローは改善はしているものの、
現金水準は未だ軸となるMAをするには心許ないとも考えている。
資金調達への考え方などカネの面でどのように対処をされていくのか。


【A】
調達に関する具体的な方法論については、差し控えるが、
銀行からの借入もあるが、これら金融機関とは良好な関係を築けている。
(まぁ当然、増資による調達も視野にはあるでしょうし、
それが上場会社としては当然ながらあるべき姿だと思います。
株価は短期的には希薄化云々で右往左往するかもしれませんが、
真に新たな軸を見出し、そのために増資ということになれば、
それは長期株主としては喜ぶべきことだと思います。
何も増資に関してなんらコメントがあったわけではなく、
あくまで私の勝手な妄想ですよ)


【Q】
GET50の中長期的な目標として既存事業で40-45憶としておられるが、
今期予想で30億水準のガイダンスとなっており、
ややスピード感に欠ける印象も抱いているのだが、
今のペースでこの水準感はターゲットとして変わらないものなのか。

【A】
GET50は2020年(上場後5年内で)にトップライン50億をひとつのターゲットとして
開示している。その内訳として、40-45憶をオーガニックで行けるというような話をし、
MAで積み上げ50億というイメージであった。

既存事業でのスピード感についての指摘であるが、
私(社長)としては、そのようには捉えていない。
現状の業績予想にはFMのMA分はまだ算入できていない(時期的に見通せなかった)のと、
36ヶ月ある中で40-45憶は十分達成可能と考えている。

誤解ないように補足すると、GET50はあくまで達成水準を示したものであり、
2020年度に50億を達成しゴールテープを切るようなイメージのものではない。
この断面で達成したとしてもその後の成長が息切れしては意味ないし、
その先を狙える(つまりピークアウトしない)事業体でなけれなならないと考えている。
50億いけばいいというようなものとしては捉えていない。

(確かに中期経営計画として定量的にコミットしているというより、
あくまでイメージとしてひとつの通過点をイメージするような開示方法ですし、
私もGET50いける?いけない?という視点がかなり強くなっているような気がして、
少し反省しました。将来の手掛かりがあまりない中で、ひとつのマイルストンとして、
どうしても50億というのを意識してしまっていますし、それはある意味では当たり前なのですが、
社長の仰るように、あくまで通過点、その先を見据えられなければ意味がない、
というのは当然ですからもう少し寛容な視点も必要かなと思いました。
特にMAは縁もありますし、無理して買ってもろくなことにならないので、
保守性を大事に運営してもらいたいとも思いますからね)


【Q】
前期までの実績は堅調で安心したわけだが、今期予想については、
伸長が慎重になっているようにも思えるのだが、
既存事業の伸長も鈍化するというのは何かリスクを感じられている要素があるのか。


【A】
業績予想は保守的に作っているのがひとつ(まぁそれは普通に見ればそうだよねー)。
それから、レンタルオフィス系の見通しについては、
特に規模が大きくなってくると、
開設タイミングなどが外部環境にも起因して前後したりすることもあり、
定量的な積み上げて予想を精査する時になかなか
織り込みずらくなってきているという要素もある。
過去のように小さな投資規模であれば、比較的織り込みやすかったが、
現状ではそれなりの規模感の投資をしようとしたときには、
タイミングの兼ね合いでどうしても織り込めない要素があるのも事実である。
ニュースワイヤー事業については、先行指標が爆発的に右肩上がりを持続していれば、
ストレッチした強気の予想も組みやすいが、
足元でもやや鈍化している傾向も散見されることもあり、
保守性の観点からコンサバティブにならざるえない。
プレスリリース配信は広報の専門部隊の専門業務であったが、
ネット社会でその手段が汎用化してきたと考えている。
その汎用化して流行るという環境下でやや実績は伸長率高く推移していたものの、
その流行りもひと段落し、マイルドになるのではないかという見立てをしている。
ニーズは当然まだまだあると認識しており、
持続的に利益額の成長は続くと考えているが、
成長率までがずっと高い状態で持続性を持つものとは考えていない。
これは競合他社もクローリングすればだいたいわかるので、
マーケット全体がそのような傾向であることがわかる。
単体だけでは率だけみると鈍化するのは間違いないため、
隣接マーケットへアプローチし、付加価値をあげていくことが大事であると考えている。



【Q】
企業価値を高めていく一環として、ソーシャルワイヤーの認知度を高めていくことも
大事であると認識している。
利益を上げる事に加えて、認知度向上の観点でどのような方策があるのか、
考えを聞かせて欲しい。


【A】
率直に言うと、ソーシャルワイヤーは認知度も低いし、
それを向上させることにはまだ時期尚早であると考えている。
現時点では、各サービスブランドの認知度を如何に向上させるかが、
注力ポイントだと考えている。

(この質問は恐らく、ストックマーケットにおける認知度向上の施策への
質問だったのではないかなと邪推していました(笑)。
1部昇格はもちろん、そのために優待新設とかそういうニュアンスのことを
聞きたかったのではないかなと思います。ただ、企業価値を高める一環としてという
枕詞だと、余計にサービスブランドの確立や浸透という趣旨の
真っ当な回答になるのだろうなと思います(笑)。)



■最後に

昨年と同様、マグカップがお土産でした。
これでペアマグカップになりました(笑)。

この形態の株主総会であれば、
敢えて会社を休んで(サボって)まで出席しなくてもいいかなと思いました。
安心出来るという意味でですよ。
情報発信もきめ細かく、適時適格になされていますので、
改めて質問時間も限られる中で総会に出ずとも、
理解は十分図られますからね。


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【決算精査】 3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


四半期の推移を見てもどうしょうもないんですけど、
それもあれなんで、一応中身をみていきます。

会社から大変丁寧な決算説明資料が開示されるようになり、
かつ前回から適時開示されるようになったので、
より多くの投資家の目に触れるようになったことは、よいことですね。


まずPLですが、説明資料によると計画比で未達だったようです。
売上で2億弱ですから、まぁそれなりですが、
どうせタイミングの問題なのでしょうと思うわけです。
ですが、まぁ構造的に問題が発生していないか、
滞留する予兆はないかはきめ細かく確認したいと思いますので、
IRに照会するわけです。
(単にIR担当の方と話したいだけな気が最近はするのですが・・・)
結果は後述もしますが、特に問題ありません。
決済時期の問題ですから、こういうことは買主、売主そして金融機関と
登場者も多いですから仕方ありません。
四半期の凹凸に耐えられないのであれば、
早く撤退し、より安心できる銘柄にした方がいいと思います。
今後もずっと続くと思います。
大事なことは、長期的にそういうニーズがあって、
それをきちんと回転させられるノウハウが積まれて、
意義ある形で運営されているかどうかですからね。
まして進捗率がいい悪いなんて全く無意味です。
そもそも前期は1Qは赤字ですから黒字転換とか書かれても、
そこから何がわかるのかと不思議ですからね。


そして注目すべきは仕入ですね。
棚卸資産が更に積み増しされています。
但し、足元の金額ベースの仕入は23億となっており
前期の3Q、4Qで爆発的に増えた40憶水準からみると
落ち着いたものとなっています。
実際、年間仕入高計画は104億と記載があり、
特段季節要因はないことから、ならすと26億程度が必要となるため、
やや力不足の印象も拭えません。
しかし、仕入契約数は再び反転して増えており、
これが決済されて仕入高に計上されることを考えると、
これから仕入高にも勢いが出てくるものと思います。
もちろん、単価が開示されていない以上、
本当にそうなるかはわかりませんが、
昨今の状況として大型化していることもありますから、
まぁトレンドとしてはそんなに懸念を抱くものではないかと思っています。
(実際にIRへのお電話でもその感触を得た所です)


他にも建築事業は相変わらずの赤字だとかツッコミどころはあるのですが、
まぁご愛嬌ということで、スルーしておきます。
利益は計画通りということは、つまりまだ計画上も赤字だったということで、
なかなか苦戦しているな、と思いますね。

決算全体の状況は特段驚くようなものはなく、
見た目上はPLがやや弱いものの同社のお家芸のようになっている
タイミングの問題であり懸念すべき事象もなく、
BSは堅調に推移とみてよく、足元の仕入は平準化しているものの、
先行指標は反発していることから特段問題はなかろうという評価です。
恐らくこの先行指標をみつつ、社内ではそろそろ当期のトップラインは
見えてきていると思いますから、
あとは長期的な諸問題への対処の定性的な活動へのガイダンスが欲しい所です。

決算の総合評価は「3」(想定通り)です。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)売上-売上総利益推移


相変わらず凹凸していますが、底地で一部期ズレが出ています。
利益率は所有権の販売比率も大きく前期後半から見ると落ちています。
ただ、所有権といってもそれなりの規模の大きなものが捌けたということなのか、
利益率はこの販売ポートフォリオの割にはよく保ったなという印象です。



3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)販管費推移


1Qの販管費は過去2期は横ばい6億弱でしたが、
今期は6.8億とやや上昇しました。
効果のある使い方をされていればいいですね。
所有権の大きな案件の引き渡しにより売上が上がっているので、
販管費率はそこまで増えていません。



3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)純利益-EPS推移


辛うじて黒字ですね。
前期1Qが赤字でしたから、株式ニュースなどの速報では、
黒字転換とリリースされるのですね。
全く意味のない情報だと思うのですが、まぁいいです(笑)。



(2)進捗状況の確認


はい、割愛します(笑)。
きっと大丈夫でしょう。
というかダメでも下期には積み上がるでしょうし、
ところてんのように下期が来期にいけば今期は未達です。
それはビジネス環境上、仕方ないですね。



(3)今期予想の確認

こちらも割愛します。
同社の場合、特に皮算用は全く意味がありません。
いけるかもしれませんし、いけないかもしれません。
大事な所はそこではないと思っています。


3.定性情報の確認


定性的情報も特にこの期間に特段のネタはありません。
そういえば、6月に民泊が騒がれるはずなのですが、
百戦錬磨さんとの取り組みとかそろそろアピール情報として出さないのでしょうかね。
まぁ同社はそういうアピールをして煽るようなことも得意としていないので、
粛々とという感じでしょうかね。
こちらも事業の成長柱になっていくイメージは今は持っていませんから、
様々な可能性を探って欲しいと思っています。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況
3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)株価推移


一度高値圏をつけていますが、
そこから戻ってきていますね。
過去の取引を振り返ってみると、
それぞれにその時のポートフォリオの状況などから、
合理的に取引をしていますから、特段後悔もないです。

今回の決算で仮に計画比未達でダメポー~とかで投げ売りされたとしても、
まぁ1000円を割れないと買い戻し(増し)は考えられないので、
結局ただ傍観しているだけになりそうですね。



(2)IR照会の状況

様々な話をさせて頂きました。
まさか、日本管理センターの話題で盛り上がるとは思っていませんでしたが、
いつもお話させて頂く方が、私のブログを見て頂いているようで、
身の引き締まる思いです(笑)。
IRの方にブログを見られているというのは、
他にもソーシャルワイヤーさんとかもそうなのですが、
全くもって萎縮せず、言いたいことをいつも書かせて頂いています。
そういう姿を笑って受け止めて下さるので、大変救われます。

いつもの通り、あくまで私の主観に基づきメモを残しますが、
会社の認識している事実と異なる可能性が大いにあること、
私の妄想が120%混在している点はご了承下さい。




売上未達となっているが、決済のタイミングによるもので問題ないのか。
もしくは物件が滞留する予兆などがあって何か懸念を抱えているものか。



いつものタイミングによるもの。
買主さんや売主さん、金融機関さんなどがおられる中で、
どうしてもタイミングによって計上期がずれることはある。


金融機関の融資が特にアパートなどで厳しくなっているが、
そういう影響によって買主の融資が降りずに結果、
見込みの収支が剥落するというようなことはないか。
もしくはそういうリスクを孕んでいないか。


幸いにして当社において金融機関の融資への硬化姿勢が
影響を及ぼすようなことも、その予兆も特に現状では認識していない。
特に当該期ズレについて、落ちていくようなリスクを孕んでいるとは考えていない。



仕入の状況で棚卸資産は順調に増えているものの、
1Q単の仕入金額を見ると、通期の計画に対して単純に均すとやや弱いようにもみえる。
この辺りはどのように捉えているか。


仕入は計画通りに進捗しており、順調な環境の中で取り組めている。
今後仕入金額が積み上がっていく想定であるが、
ひとつの参考として、仕入契約数を開示している。
仕入は契約をしてから実際に決済がなされるまでに
タイムラグがあるため、1Qで反発している契約数が今後2Qや3Qで仕入金額として計上される。
もちろん、単価を個々に開示していないため、
参考程度となるが、順調に仕入が進捗しているものと認識している。


更に借入金を増やして積極的に仕入をしているようにみえるが、
金融機関からの条件などで変化はないか。


特段変化はないが、元々担保評価の低い不動産を扱うため、
一般的な会社さんと比べると金利は高めとは認識しているが、
その金利条件も着々と改善をしてきている。
また、最近は特に地方の金融機関さんとの付き合いもあって、
そのリレーションで物件の紹介を頂くケースもあるため、
良好に付き合っていっていると考えている。


※ちなみにこのお電話で私は仕入件数→仕入金額計上ということで、
仕入金額の先行指標になっていることをやっと認識しました。
(実はこの折れ線を区画数だと勘違いしていました)
売上の先行指標が仕入金額で、
その仕入金額の先行指標が契約件数ってところてん方式のようですね(笑)。

3277_サンセイランディック(18年12月期_1Q)仕入推移




5.さいごに


IR担当の方とその他半分雑談のような話をしました。
ただ、私がこのように見聞きしたことを書いてしまう事に対しては、
一度、先方のご意向も聞こうと思います。

別にインサイダーを疑われるような内緒の話なんてないですし、
そもそも私の勝手な妄想を書いているだけなのですが、
それでも会社側に迷惑になるようなことは避けないといけないとも思っています。

私のブログは過疎ブログですから、
別に何の影響力もないわけですが、
とはいえ、公の場に書いていくというのは気を払うべきですからね。

何も悪い話に蓋をするとかそういうことではなく、
あくまで私との間で話をして下さっていることでもありますから、
次回以降は改めてそういうことにも気を払おうと思います。

まぁ今回の記載したことも、
特段包み隠すべきことはないと思うのですが、
それも私の勝手な認識なだけですからね。


さて、決算を通して、計画未達という点で株が売られるのか、
さすがに冷静に受け止めるのか、
もうどっちになっても私は全くいいのですが、興味はあります。

今後も手間をかけてニッチな権利調整ビジネス、
頑張ってもらいたいですね。


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【決算精査】 3276_日本管理センター(17年12月期_4Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


辛うじての増収増益を確保した1Q決算です。
内容としては、イーベストの物件の売買の部分で、
昨年以上に金融機関の融資が厳しくなっていることに起因する、
販売数量の伸び悩みがより影響を落としている内容です。

しかも、この金融機関の融資姿勢はすぐに軟化するわけではなく、
むしろ今後もより厳しい姿勢になるものと思います。
同社と直接は関係しませんが、
スルガ銀行の一件により、各金融機関はコンプライアンスの高まりも背景に、
当面は逆風が吹くものと思われます。

同社は金融機関とのリレーションはここ数年で一気に高まっており、
良好な関係を築いてはいるものの、
やはり金融機関はやはり保守性を重んじるわけですから、
同社のようなベンチャー気質の勢いがある会社だったとしても、
その辺はドライに対応されるものと思います。
そこでJPMCファイナンスにフォーカスが当たるわけですが、
なんでもかんでも自社融資をつけるわけにもいきません。
そんな過度なリスクはとりませんから、
見極めながらの対応となっているわけです。
となると、対応にも時間を要するわけですから、
この件はもう少し時間を要するかもしれません。

従いまして、上期中のリカバリは厳しいという感触もありますので、
足元の決算という意味ではややネガティブと評価します。

ただ、この問題は長期的にみると、淘汰されていく中で、
まっとうな理念に基づいた会社にフォーカスが当たる可能性はあると思っています。
同社にそこまでの器量があるかは、私も絶対だとは思っておらず、
引き続きマネジメントを注視していくことになります。

なお、このイーベストの売買部分が落ち込んでいること以外は、
特段問題はないと思います。

管理戸数は鈍化し、遂に前月比マイナスまできました。
実際解約による影響があるようですが、
これは2つの要素があります。
オーナーサイドが景況感の高まりなどから強気になり、
わざわざ同社へサブリースする必要がないという風潮が高まっていること。
もうひとつはいわゆる収益性の下がっている管理物件に対して、
精査を行い同社のサブリース契約をつけていかないという方向です。

全社はオーナーサイドのマインドによるところもありますが、
長期的にみると、市況の変化などから、
いずれ困ったオーナーからの需要は出てくるものと思います。
それがどの位辛抱する必要があるのかわかりませんが、
長期的にまっとうなサブリース、だけでなく、
合理的な提案などを踏まえてニーズへの対応は可能かと思っています。

後者の収益性低下の部分は前期からその兆候がみられて、
ある意味戦術的に行っている部分もあります。
ずっとこういう物件の整理が続くわけではないですから、
いずれ落ち着くと思います。


地味ですが、BSの流動資産のその他が4億程増加していますが、
これはJPMCファイナンスによる貸し出しの増加によるもののようです。
物件の特性を見極めて、自社Gで融資をつけていく活動が、
ようやくスタートしており、その貸付金が流動資産に計上されたもののようです。
今後はこの勘定科目も少し気にするようにしたいですね。


柱のサブリースの部分は緩やかではありますが、
解約による戸数鈍化も含めて会社見通しの通りのようです。
一方で前述の背景もあり、イーベストが落ち込んでいる分が、
売上や利益をショートさせている要因であり、
これは少し環境の見極めが必要であり、
今期の業績という面だけでみるとややネガティブとなります。
従って、総合評価は「2」(ややネガティブ)となります。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


3276_日本管理センター(18年12月期_1Q単計)売上-売上総利益推移


イーベストの落ち込みにより、
上期計画に対して弱い動きになっています。
要因ははっきりしており、会社としてどうタクトを振るのか楽しみです。
粗利率は前期比で+0.2%でほぼ横ばいです。



3276_日本管理センター(18年12月期_1Q単計)販管費推移



販管費は額面では微増で、売上の伸びが緩やかであるため、
販管費率は+0.1%です。まぁこちらも横ばいですね。



3276_日本管理センター(18年12月期_1Q)純利益-EPS


純利益も増益ではありますが、2桁増益には程遠く、
利益率で+0.2%と横ばいです。



(2)進捗状況の確認

上期予想を達成するためのハードルを計算します。
2Q単で必要なのは以下です。

売上:11,880百万円
営業利益;765百万円(利益率:6.4%)

前期の2Qが売上10,272百万円、営業利益623(利益率:6.1%)です。
ですから、15.6%増収、22.8%増益が必要です。

1Qの状況からすると、2Qのリカバリは厳しいでしょう。
あったとしても販売用不動産を早期に売却することくらいでしょうか。
上期は前期も未達で通過しており、通期で合わせてきますから、
そこまで気を立てる必要もないかもしれませんが、
定量的な結果より、やはり環境の影響を受けているイーベストを
どのようにマネジメントするかに興味があります。



3.定性情報の確認


管理戸数の推移やイーベストの状況は言及しましたし、
他に論点はありませんから割愛します。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況
3276_日本管理センター(18年12月期_1Q)純利益-EPS


昨年末に青色のところにあるように、
同社の保有比率を半分に落としています。
ある程度足元の状況で停滞することもわかっていたので、
トレードという意味では良かったと思っていますが、
いまだに悩ましい対応だったなと思っています。
株価は再び下に振れると思いますが、となると、
PER16倍の近似線は明確に下抜けて来ます。
そもそもこのセクターにPER16倍ってのが
おかしいだろうというご指摘もあろうかと思いますが、
さて、どうなりますかね。


(2)IR照会の状況

あくまで私の主観ですので、参考程度にお読み下さい。
(会社の公式見解と相違している可能性もあります)

Q
BSの現金が減ってその他流動資産増えたけどどうした?

A
現金は配当金支払いの他、物件の貸付のために、
その他流動資産が増えている。


Q
不動産収入が微増だが管理戸数の鈍化継続も含めて、
会社計画としてどのような状況か。

A
管理物件は引き続き解約がでており、少なくても上期位までは、
その影響が出るものと想定している。従って、会社見通しと比しても、
計画通りに進捗している。

Q
新年度の客付けの状況はどうか。

A
特段問題なく、堅調に入居の客付けが進捗している。問題ない。

Q
イーベストが落ち込んでいるのはタイミングの問題もあると思うが、
金融機関の動向も影響しているのか。

A
前期から顕在化しているが金融機関の姿勢は硬化しており、
厳しい融資環境にあることは逆風と受け止めている。
そのため、リスクをきちんと精査した上で、
JPMCファイナンスによる貸し付けも頑張ったりする中で、
良い物件を回していきたい。

Q
イーベストの懸念は一過性というより
少し時間もかかる印象であるが、
上期計画はさておき、通期計画に対してはどういう見立てをしているか。

A
武藤(社長)も常日頃から利益は少なくても約束を守ると知恵を絞っている。
きちんとお約束を守れるように従来通りマネジメントしっかりやっていくつもり。
その際には、販売用不動産も適宜回しながら、数値を作る事も意識していく。


あくまで私が主観で捉えた内容です。


5.さいごに


はい、やはり金融機関の影響は想定以上に影響を受けています。
ただ、これは既知のことであり、そういう方向に進んでいくことも
経営は織り込んでいる事と思います。
大事なことは短期的に数値がふらされることはあれど、
長期的に適正に成長基軸を維持していけるかなわけです。

融資姿勢が厳しい、これは環境作用で長引く、JPMCダメポ、
だから売りだ~でもいいのですが(笑)、
私はもう少し腰を据えてみていきたいと思います。
あとは保有比率として今の比率がいいのかは少し
考えてもいいかなとは思います。

株価はだいぶ下がると思いますが、
そもそも株価も冴えない動きを続けてきたこともあり、
どこまで下値をどこまで掘るのかも興味津々ではあります。


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【決算精査】 9729_トーカイ(18年3月期_4Q決算)

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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


主力事業の健康生活サービス及び調剤サービスが好調となり、
前期は上方修正していましたが、
どちらかというと人材コストの上昇を保守的にみており、
規定路線での増収増益着地となりました。

そして興味関心の高かった調剤薬局の報酬制度改定に伴う影響について、
今期予想がどの程度の下押し要素になるのかという点ですが、
当然、利益圧迫の影響は受けるわけですが、
その影響はそこまで大きなものではありませんでした。
(いや、四季報とかと比べると失望もんですが、そもそも四季報が・・・)

そして今期予想で増収計画となっており、
この増収幅はやや勢いがあるなと思いました。
前期比+6.9%に勢いがある?って違和感があるかもしれませんが、
同社のじわじわ広がっていく拠点新設などの状況をみると、
なかなか力強い増収トレンドだなと感じます。
(こちらは四季報予想を上回っていますね。。。)


環境サービスは事業譲渡に係る費用もあり減益傾向となっておりますが、
リースキンを始めとしてなかなか差別化しにくいかつ付加価値が高めづらい
領域であり、今の細々とやっていく、というのが良いのかなと思います。


調剤薬局については、改定影響を和らげるために、
在宅調剤を推進してかかりつけ薬局の機能を強化する方針が掲げられています。
ここは私は以前から腑に落ちないところなので、
改めてIRに確認して理解を深めたい所です。
端的にいえば、たんぽぽ薬局は比較的大規模の病院の門前一等地に立地し、
専門性の高い(薬価の高い)処方の機能が備わっている所が強みであります。
大規模病院の場合、住宅街というより、どちらかというと郊外立地も多いわけですが、
そこで在宅調剤やかかりつけ登録を推進って、なんなか無理があるんではないかと
素人ながらに思ってしまうわけです。
専門性の高い薬剤師さんが活躍する中で、在宅調剤を可能とするための
機能をつける負担が現場に受け入れられるのかという点と、
大規模病院の場合、通院しているケースも多く、
敢えて在宅へのニーズというのがどこまであるのか、
この辺りがよく理解出来ていません。
集中率が高くなりがちな門前ならではの課題に対しても
どのように策を講じていくのか勉強したいなと思っています。
(あまり業界に詳しくないので、そもそも改定の文書も改めて読み込みたいと思います)


それから新規事業としてウェラブル機器の医療機器認証を取り、
今後拡販していくことが期待されます。
在宅医療や在宅介護の必要性が増す中で、
大病院との連携の中でデバイスをTDKと協業しながら進めていくことは、
地道な展開にはなりますが、じわりと期待をしていきたいところです。
大学病院での実証も済んでおり今後の展開が楽しみですね。

ちなみに東証IRフェスタで同社のブースで色々話も伺いました。 → こちら
そこでのやり取りと重複をする疑問もありますが、
繰り返し思考を回すことで、理解を深めていきたいと思います。


最後に、組織改編のリリースが出ています。
注目は経営企画本部のうち、新規領域が主になると思いますが、
事業開発本部を新設して移管するようです。

これはスピード感を持って取り組むという視点においても、
またより事業開発を本気で進めていくというコミットメントとしても期待が持てます。
もちろん単に組織の箱をガラガラポンするだけでは意味がないので、
どのように改編後の組織が機能していくかも合わせて見守っていきたいですね。
特に同社の事業領域の場合、なかなか事業開発を広めていくという面では、
限度があるようなイメージがあるのですが、
私が見落としている領域や深掘りの方法があるかもしれず、
こちらもまた勉強していきたいと思います。
そして、優秀だと直感で感じた、今道氏がこれを率いるとなると、
益々楽しみです。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

■年次(売上-粗利率)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)売上-粗利推移




■期次(売上-粗利率)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q単計)売上-粗利推移


過去期からの推移をみていくと、安定的に推移しており、
緩やかではありますが、エリア拡大の恩恵を受けながら成長しています。
利益率は一時期の水準からは低下していますが、
24%程度を維持しています。
人材や資材のコストも上がっていますし、門前薬局への風当たりも強いですからね。

期毎にみてみると特に季節要因はありませんが、
利益率は足元でやや下がっていますね。
レンジを割り込んでこないかは注視したいと思います。



■年次(販管費推移)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)販管費推移




■期次(販管費推移)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q単計)販管費推移


販管費は積み増されております。
販管費率は微増となっています。
期毎にみてみると、上期の間が高く、
下期にかけて販管費率は下がっています。
新卒採用のコストが乗っていたりするのでしょうかね。

表には表していませんが、
営業利益率は前々期が7.1%、前期が7.1%、そして今期が7.0%です。
ずっと安定していますね。




■年次(純利益-EPS)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移




■期次(純利益-EPS)
9729_トーカイ(18年3月期_4Q累計)純利益-EPS推移



純利益及びEPSも伸長しています。
期毎にみると3Qが好調だったのですね。



(2)今期予想について

6.9%の増収、5.8%の営業減益です。

前述の通り、増収は比較的強い印象です。
一方で営業利益は減益ですが、
報酬改定の影響を受ける中で、
よく持ち堪えた内容だと思います。
同社は採用にも力をいれており、東海地域では非製造業の中では、
比較的人数も多い印象でしたからね。
日経の東海地方版で新卒採用者のリストをみていましたが、
同社も比較的積極採用をしています。
皆さんが好まない労働集約型のビジネスですからね。
ただ、そういう人材採用のコストも入っていると思いますので、
政策動向による影響も踏まえてこのガイダンスは、
私としては上出来だなという印象です。

ただ、改定の影響がより色濃く出る事も想定され、
下振れリスクは孕んでいる状況でもあり、
今期の定量推移という点に着眼すると、
リスクも増しており、敢えて保有しなくてもいいのかもしれませんけどね。



3.定性情報の確認


ウェラブル機器の展開の推進はもちろんですが、
病院周りの事業化余地は特に院外処方がまだ進んでいない東海地域を中心に、
まだ余地がありそうですね。
この辺りにどのようにアプローチしていくのかも興味があります。

事業開発本部を組成し、体制上も整備されてきたと思うので、
様々な取り組みの期待をしたいところです。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

9729_トーカイ(18年3月期_4Q)株価推移


株価も緩やかに上昇しているようにもみえますが、
直近ではだいぶ下がっており、そこで新規買付をしています。

同社のようなビジネスモデルや成長性においては、
低PERがふつうでもあり、PER16倍割れでの買付は
個人的にはやや割安性を犠牲にしている事は否めません。
特に最初の買い付けは権利獲得をしたかったためでもあります。
決して(優待の)カレーが欲しかったわけでもなく、
株主総会に行きたいなと思ったためです。


(2)IR照会の状況


質問の整理中です。
改めて質問をしたら、ここに追記したいと思います。
もしかしたら、株主総会まで温存するかもしれませんが。


5.さいごに


場中決算であることを認識しておらず、
開示後、2回ほど買付が入っていますね。
といっても板が薄いこともあり、少しの量ですがね。
短期的な値動きなんて儚いものですが、
まぁでもよく値を保ったと思います。
明日からどういう反応を示すか興味本位で見ていきたいと思います。



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