十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+4.8%(2018/2/23時点)



【決算精査】 3277_サンセイランディック(17年12月期_4Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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■銘柄分析シート(付録)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

前期実績の着地は既に修正開示があり、
そこに準拠する形での着地となりました。
そのため、足元の状況としては仕入の状況に注目していましたが、
順調に推移しており安心出来る内容でした。

仕入が順調過ぎて、借入金が増加してたり、
営業CFが大きくマイナスになっているなど、
財務面でもやや構造が悪化することになっています。

仕入の好調さはこれまでの市況のトレンド任せの状況から、
戦略的にチャネルを増やしていくことが奏功しているようです。
結果として仕入物件の規模感も変化が出てきているようで
今後継続出来そうな気配を感じるものです。
もちろん、市況に影響を受ける構造は変わりませんが、
今後チャネルが増えてきた効果が継続して出てくると、
安定性が増してより良い方向になるかなと期待したい所です。

今期予想については、増収規模として33%の増収というのは、
率直に言って驚きました。
棚卸資産は前期後半から順調に積み上がっていましたから、
当然といえば当然かもしれませんが、
この伸長率には驚かされました。
まぁ前期と今期を足してみると、ほぼ四季報予想と合致しているので、
前期の期ズレの影響もあるとは思いますがね。

一方、今期の利益については、数%と伸長率は小さいですが、
増益を確保しており、それに配当性向を多少高める事で3円の増配となっています。
利益の伸長が弱い点は、もちろんIR照会をかけています(後述)。

また、中計が開示されています。
こちらは結果から言うと、内容は想定通りの内容でした。
定量的な目標規模感もほぼ、私の目標株価算出基準と同様でしたので、
あとは細かい定性的な部分はもう少し考察を深めたい所です。


決算全体の内容、また中計のガイダンスも含めて、
想定通りの内容です。総合評価は「3」です。


なお、決算補足説明がIRから聞いていた通り、
今回開示分から適時開示に掲載されるようになりました。
去年はそもそも開示がなかったところから、
適時開示まで掲載されるようになり、
会社、IRへ感謝の気持ちを抱いています。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


3277_サンセイランディック(17年12月期_4Q)売上-売上総利益推移


四半期単計のデータは凹凸が激しく、
四半期別にみるべきでないため、年度推移のキャプチャを取っています。

粗利率が34.6%まで向上しています。
前期までの4期は概ね32%台で推移しており、
今回は、利益率が相対的に低い居抜きの比率が上がったにも関わらず、
利益率が2%以上改善しているのは素晴らしいですね。
オペレーションの効率化が進んでいることや、
ビジネス上での権利調整の努力等で付加価値を高めた事に言及があります。
効率化と付加価値の2面で取り組んでいるのであれば、
これは評価できるなと思いました。


3277_サンセイランディック(17年12月期_4Q)販管費推移


販管費は増額傾向にあります。
トップラインがそこまで伸びなかった(底地と所有権が計画未達・期ズレ)ため、
販管費率も若干向上しましたが、過去の水準と比較しても妥当な水準です。

販管費は短信のBSの補足記載を見ると、
人件費の比率が多く、ここが賞与も含めて増額となっている点と、
販売手数料が増加していることから、当然成長に伴い、
社員還元と取引先への支払いという面でこのようになるのは当然です。
特に違和感のあるものではありませんし、
販管費要因の人数の増減にもよりますが、
総額ベースでは賞与を含めた人件費は増額されていますからよい事と思います。



3277_サンセイランディック(17年12月期_4Q)純利益-EPS推移

今期の純利益の伸長が上方修正もあり、
伸長率が伸びました。
今後はもう少しマイルドになりそうですが、
元々急成長するような形態ではないため
(人手をかけて付加価値を生むため)
ゆっくり見守りたいですね。



(2)進捗状況の確認

本決算のため、期の進捗状況の確認は割愛します。




(3)今期予想の確認

今期は34%増収、4%増益となっています。
増収率に対して利益成長が緩慢に見えますね。
(ネガティブだ~と安く株を譲ってくれればいいんですが。。。)
短信文言からだけだと、なぜ利益成長が緩いのかわかりません。
ストックの収益性が落ちているのか、何か先行投資でもするのか、
当然わからないので、IRへ照会をかけることになります。



3.定性情報の確認

同社の定性的な活動ですが、
やはり仕入の構造変化だと思います。

情報チャネルとして業界内の様々な企業との連携や、
銀行や信託など金融との連携もみられたようです。
不動産の物件情報はどうしても情報戦となるため、
チャネルが増えていくことはよいことです。
また構造変化はチャネル増強というインプットだけでなく、
その後のオペレーションの改善もあげられます。
有識者のノウハウを可視化するとか、標準化する等の活動を
地道に続けることによって効率を上げられた面もあるようです。
結果として、良質な仕入在庫の保有量が増えてきていることは、
今後の継続性という観点からも(もちろん市況変化は懸念されますが)、
長期での期待を高める活動だったと認識しています。

一方で、関西地域など需要が旺盛な箇所に対して、
リソース不足による機会損失もあったものと思います。
同社はまだ規模が小さく、
支店でも仕入専属とかでバリバリやられる社員というと、
そもそもそんな頭数がおらず、旺盛なニーズに対応しきれていない、
という悩ましい状況もあったようにみえています。
地域差を踏まえた活動なども
まだまだこれから適材適所での対応が求められるため、
この辺は課題として残ったかなと思っています。

課題ついでにもう一つ指摘しておくと、
建築事業の子会社の立ち上げが遅れている点です。
ここは恐らくコンセプトからして一度戦略を見直さないと、
厳しいのではないかなと見えています。
世田谷という比較的高付加価値のニーズが高い地域に拠点を構え、
高付加価値の建売メインでは今後苦戦するでしょうし、
そもそも大手ハウスメーカーもある中で、レッド―シャンです。

底地や居抜きなどを販売する際に、
リノベーションや底地という権利調整から生まれる特殊な構造に
上手くマッチした提案プランを持ち備えているなど、
シナジーも意識して立て直しが求められると考えています。
収益面での赤字の寄与度なんて無視できるものですが、
ここにリソースが割かれている点で、
数値以上に悪影響は出ていると認識しています。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況
3277_サンセイランディック(17年12月期_4Q)株価推移


株価水準は昨年から株価は鳴かず飛ばずでしたが、
年初から様々な背景もあり、やや本質から離れた所で、高騰してきました。
そんな中で、株式市場全般に不安が走っている足元で、
当然ながら調整となっています。
まぁ株価の動向なんて気にしても仕方ありませんので、参考程度ですね。



(2)IR照会の状況

新中期経営計画についても同時リリースされており、
こちらも含めてQAしました。
なお中計は改めて読み込むこととして、ここでは表面的な部分だけでまずはQAしました。


なお、あくまで私の主観ですので、参考程度にお読み下さい。
(会社の公式見解と相違している可能性もあります)

Q
今期予想について利益率が低下しており、増収と比較すると、
利益はマイルドな予想になっているようにみえるけど、なんで?

A
人材の先行投資を予定しているため。
足元で各拠点に需要に対する対応リソースに不足感が台頭している。
また、新中計への対応を行っていくためにも、
人材リソースを拡充させていく計画としている。
新卒と即戦力としての中途採用の両面でやっていくよ。

Q
採用の現場で人材はタイトだと思うけど、
ちゃんと採用できるの?コストだけかけて思うような人材が集められないリスクは?

A
今期に見込んでいる人材のうち、新卒は既に内定しているし、
中途採用も一部は既に足元で活躍されている人もおり、
採用面での指摘しているリスクは低いと思うよ。
(東証1部というのはやっぱり大きいのかな・・・)

Q
仕入が更に積み上がっているんだけど、
前期に底地などで販売を期ズレさせたこともあり、
実は棚卸資産の中で、滞留してしまっている不良在庫みたいのが
増えているなんてことはないの?

A
元々底地等で一部の区画だけゆっくり売っていく事も今まであって、
それを滞留といえばこれまでもあったわけで、
今回の期ずれも特異的な事が起こっているわけでもない。
棚卸資産の中で、リードタイムが長くなり、
いわゆる滞留しているストックが増えていることはないよ。
それより単価や規模が情報チャネルの増強によって、
大きくなってきていることが、金額ベースで見た時の
積み上がりが大きくなっている要素であるため、
指摘の心配は今の所は少なくても大丈夫だよ。

Q
営業CFが大きくマイナスだけど、仕入が良すぎたことが起因してると思うけど、
大丈夫?借入金による財務CFでカバーしているけど、
銀行の態度や貸付金利などで何か変化とかない?

A
心配になるよね~背景は仕入の影響というのはその通り。
銀行からの借入環境はむしろ良化しており、
金利も業界的にそこまで低位というわけではないものの、
引き続き業界内では低位となっており、
銀行態度からも特段リスクが高まっている認識はない。
(増資の検討とかは追加で聞いてもよかったかな。)

Q
中計で、売上の定量的なコミットメントがないけど、なんで?

A
やはり利益成長重視という点と、
どうしてもトップラインは仕入状況などで
上下するものであり、ここにコミットすることの是非を
社長以下で散々議論してきた結果。


Q
では、この新中計期間で利益率の推移については、
どう捉えている。更に上がる?それとも落ちる?

A
画一的にはいえないけど、
少なくても今後長期的に居抜きの比率が上がる可能性がある。
底地に比べて居抜きは利益率が低いため、
既存事業のポートフォリオの変化の可能性という面では、
利益率が下がる要素に働くとは思う。
ただ、不動産の諸問題の解決という広義的な活動の中で、
トータルで見る必要があると思う。


Q
これまでの成長率と比べると利益成長の率が、
マイルドにみえなくもないけど、どうかな。
てか、コンサバ(笑)?

A
この期間は既存事業に加えて、諸問題の解決という幅出しをして、
2020年以降の不動産事業の変化に備えていく期間でもある。
利益成長は当然ながら進めていく中で、
人材も含めた先行投資も必至だしね~。
コンサバについては・・・・(自主規制)。

Q
配当については、新中計期間で配当性向などでコミットメントすることは
考えなかったの?

A
当然議論をしてきたし、議論している。
今はまずは安定的な利益成長とそれに応じた安定増配を継続していくこと。


最後に、私から、中計の定性取り組みはこれから読み込むので、
また質問などあったら連絡しますとお伝えしました。
心よく快諾して下さり、逆に意見を欲しいと仰っていました。
また3月は横浜でお待ちしていますと(笑)。

株主総会もありますし、以下の観点でもう少し掘り下げて、
質問や議論をさせて頂きたいなと思いました。

・今期の人材投資の方向性
 (人材投資は失敗リスクも多いため効果や進捗、狙いをフォロー)
・新中計の不動産の諸問題対処という内容の深堀
 (私がまずは読み込んで妄想して要素を洗い出さないと(汗))
・仕入環境と財務について
 (仕入の好調の継続性や財務手当(増資検討も含めて)の確認)
・還元と内部留保の考え方
 (配当性向をどの程度でみるつもりか)



以上、あくまで私が主観で捉えた内容です。
(くれぐれも投資判断においては、ご自身での対応・ご判断としてください)


5.さいごに

正直に告白すると、
今期予想はさすがに減益で出てくるかなと思っていました。
発射台が高かったですからね。
ただその後の推移において、2020年12月期EPSで150円を予想していました。

しかし、心意気なのか、仕入環境に引き続き助けられているのか、
今期も僅かですが増益予想でガイダンスが出て来ました。
ここには社長の強い意思もあったものと思います。
増配もセットとなっており、株主への配慮が感じられる内容です。
たった4%の増益、たった3円の増配と見る人もいるかもしれませんが、
その裏にあったろう苦労や心意気を感じると、
私はこのガイダンスには大変満足ですし、長期で応援したいと思わされます。

なお、新中計の利益成長を単純にEPSで計算してみると、
新中計の2020年12月期EPSは152くらいとなり、
ほぼ私の予想に合致しています。
これは偶然ですし、その事自体には意味がないことではありますが、
概ね会社が見据えている将来と、私が妄想している将来が
大きく相違していないんだ、とわかることは、
とても嬉しいことですし、株主であることの喜びでもあり楽しみです。

銘柄分析シートにも記載していますが、このEPSに評価PER14倍を積算して、
目標株価は2100円としています。
ちょうど、一部で競合でもあるエリアリンクがこの株価水準なので、
3年後くらいにちょうど同じような事になる事を期待しています。
足元の株価は株式市場の喧騒で売られていますが、
ワクワクしますね~(変態みたいですね(笑))。

なお、目標株価といっても
例えば増資による希薄化リスクや、
そもそも不動産市況の変化で、前提が大きく崩れるリスクは孕んでいます。
よくありがちな人材投資がうまく機能しませんでした~だってない話ですからね。
低PERではありますが、比較的リスクは取っている認識です。
とはいえ、惚れている要素もあり(ダメじゃん(笑))、
主力銘柄として納得出来る銘柄です。

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【決算精査】 3276_日本管理センター(17年12月期_4Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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■銘柄分析シート(付録)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


売上高はこれまでの精査やIR照会の印象通り未達でした。
約7%の未達というのは同社としては大きい未達幅です。
一方で利益面ではきちんと合わせられるとの感触の通り、
ぴったり合わせてきました。いつものことですが、凄いことですね。

今期は決済システムへの参画や、周辺業務の幅出しを睨んだ提携なども進め、
すぐには数値には繋がらないものの、
種まき期間というのに相応しい1年だったと思います。
どうしても管理戸数の未達や業界内のサブリースの逆風などの
目先の懸念に目が奪われがちですが、
着々と「管理センター構想」を進めている印象です。

但し、業界内の逆風は特に不動産全体でも
不透明感が増している印象もありますから、
引き続きその点には注意をしながら、長期的取り組みの成果を期待し、
保有を継続することになります。

総合評価は想定通り「3」となります。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


3276_日本管理センター(17年12月期_4Q)売上-売上総利益推移


売上も頑張りましたが計画まで届かず(想定通り)でしたが、
粗利率が改善しています。(前期4Q10.2%→今期4Q12.0%)
累計でも粗利率は前期比で0.7%ほど改善しています。
なぜ粗利率が改善したか、これが一時的なものなのかは気になります。


3276_日本管理センター(17年12月期_4Q)販管費推移


販管費は利益確保のためにもう少し4Qで絞るかなと思っていましたが、
案外普通に支出しています。粗利率の改善が寄与しています。
販管費率もほぼ横ばいで推移しています。



3276_日本管理センター(17年12月期_4Q)純利益-EPS


粗利率の改善が寄与し、販管費率は横ばいで維持していることから、
純利益、EPSは順調に伸長しました。
利益もハードルは低くなかったものの、
これを粗利率で稼いだというのは、ちょっと意外でした。



(2)進捗状況の確認

本決算のため、期の進捗状況の確認は割愛します。




(3)今期予想の確認

今期は18%増収、14%増益となっています。
新中計では15%の利益成長をコミットしていますから、
わずか1%ですが下回っています。
細かいですがこれがどういう意味をなすかは気になります。

配当性向40%のコミットメント通り、増配を継続しています。
時価での配当利回りは2.8%。取得単価での配当利回りは4.4%です。
成長とインカムを備えているなーという印象ですね。



3.定性情報の確認

前述の通り、決済への進出や、
管理代行の会社との提携、
また本日開示の家財などへの保険会社への出資など、
定性的な活動が目立ちました。

いずれも、武藤社長の雄弁なプレゼンでこの辺りの活動の狙いや状況について
把握して、株主総会でも色々勉強してきたいと思っています。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況
3276_日本管理センター(17年12月期_4Q)株価推移



株価は新中計で成長率がマイルドになって以来、
PER16倍水準の近似線に沿った動きをしています。
ポートフォリオ全体の現金比率などの兼ね合いから一部売却を進めましたが、
この近似線を下回れば、ポートフォリオの状況などから、
買い戻しを検討してもよいかもしれません。
(実際には、たぶんしないと思いますが・・・)



(2)IR照会の状況

あくまで私の主観ですので、参考程度にお読み下さい。
(会社の公式見解と相違している可能性もあります)

Q
決算開示日について。カレンダーには2/19とあるけど。

A
誤って、アナリスト向け説明会の日程を記載していました。
すみません。


Q
売上未達の理由(改めて)

A
サブリースの収益性を鑑みて対処を取った。
このことで想定通り受託収入があがらなかった。
(まぁそうりゃそうだ、それだけならOK)

Q
粗利率が4Qで良化しているけどなんで?
今後の継続性はどうか?

A
サブリースの採算改善とイーベストの収益貢献。
イーベストで押し上げた部分もあり、
今後粗利率が改善し続ける構造でもない。
(つまり10%-11%位で落ち着くということか)

Q
販売用不動産が10億も急増しているけど、どうした?
というか、こんな市況でまさか新規に買い付けとかではなく、
組み換えでいいよね?
販売も市況の変化とか特に郊外は厳しさが増しているようだけど、
ちゃんと捌けるの?

A
自社保有物件を適切なタイミングで組み替えたもの。
高値掴みのような無茶はしてないよ。
市況の変化も踏まえてシミュレーションはしている。
郊外物件ではなく都市圏物件でもあり、
市況もそこまで悪化しておらず大丈夫。
(急変すると危ういけど、まぁ当面は大丈夫かな)

Q
今期予想は増収18%とか、利益成長14%となっているけど、
中計に倣うためにストレッチな数値出してない?
(社長は出来る数字しか出さない、っていつも言っているけど)

A
増収は販売用不動産の売却も含めて積み上げていくが、
それだけでは厳しいのも事実。深掘り施策などを頑張って、
達成を目指す。コンサバではないし、だからといって
中計のためにストレッチしているわけでもない。
利益についても同様。
(従来トーンよりは少し変化への対処が急がれる局面かなー)


Q
みらい少額短期保険の株式取得の狙いは。
商品が欲しかった?それとも人材や保有資産など他に目的はある?
それから、購入価格って純利益4百万円の会社を1億って
26倍位で買っているけど、デューデリちゃんとやった?

A
家財保険の商材が欲しかった。
管理センター構想のラインナップとして同社でシナジーを発揮できると判断。
人材や保有資産が主目的ではない。
デューデリはきちんとやって妥当な価格だと判断して買った。
(それは高値でジャンピングキャッチしましたとはいわんね。)

Q
譲渡制限付株式報酬制度は業績達成型ではないけどいいの?
あと希薄化影響はどの程度とみている?

A
業績達成型でないことは事実だが、
今回役員がより株主価値向上に努めるための施策として、
環境整備も進んだことから導入した。
その心意気は確固たるものと認識。
希薄化影響はないとはいわないが、軽微なものと捉えている。



あくまで私が主観で捉えた内容です。


5.さいごに


同社はかつて、とても個人にも人気があったのですが、
最近はあまり名前を聞く事も減りましたし、
売却を進めている方もおられます。(私もその一人なのですが)
私はポートフォリオの都合の他、いくつか別の懸念も抱いたこともあり、
比率を調整したものです。

ただ、業界内で不透明な要素があるのですが、
長期的に周辺業務を着々と埋めていきつつ、
うまくストックを意識した内容ともなっています。
決済もしかり、今回の保険もしかりです。
長期的に戦略はよく理解出来る内容なので、
やっぱり魅力があるなーと捉えています。

EPSが置き換えられて、PERも15倍近傍まで下がっており、
過熱感もなくなってきており、より落ち着いて長期で見やすいなった気はします。
ただ、業界の不透明さや、種まきがきちんと成果に繋がるかは、
手腕に期待するところではありますが、
ここは惚れている事とは切り離して冷静になる必要もあります。
ですから、トータルで考えると特段割安な水準というわけではないですが、
ここからじりじり下がっていき、PERでいうと10倍台前半になっていく中で、
他の銘柄や現金との兼ね合いとの相談ですが、
買い戻しを進めてもいいかなとは思います。
いずれにせよ、株主総会でよく経営陣とも話をさせてもらい、
またゆっくり判断もしていきたいなと思います。

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【決算精査】 2475_WDBホールディングス(18年3月期_3Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
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■銘柄分析シート(詳細)
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1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


引き続き堅調な事業が続いているようです。

業界隔てなく人材不足感が台頭していることは、
サラリーマンとしての実感でもありますし、
有効求人倍率などの統計データからも、
あるいは様々な会社の決算や事業内容からも
疑う余地がない状況です。

同社の場合、いわゆるB2Cビジネスで活躍する人材というより、
B2Bのビジネスで活躍する人材ですから少しわかりにくい面があります。
IT人材に似た感じもありますが、同社の人材サービス事業での派遣人材は、
IT人材同様、もしくはそれ以上に専門性が高い印象があります。
専門的な薬剤を扱いますし、計測などもある程度の経験がないとなりません。

企業の生産の裏側では常に研究開発がおこなわれています。
またその成果を商品開発に反映させていきます。
これらのプロセスでは、初期データを計測して管理し、
そこから様々な仮説を実証していく、
それをどう商品に活かしていくかといった
地道な活動があるわけです。
そういった現場で同社の派遣人材が活躍しているわけですが、
想像してみると、いきなり仕事がなくなるなんてことは想像できません。

同社の顧客は大手の化学品メーカー各社を始め、
バイオや工学系にまで進出しており、
そこでの研究や商品開発というのは、
ロングタームで取り組んでいるものです。
従って安定性が高いと判断しており、
決算もあまり心配がありません。

そんな期待を裏切らない、安定的な決算です。

CRO事業も特段の大きな問題はないようですし、
細かな課題については今後対処されていくものでしょう。

数値面に想定超の強さがありますが、
総合評価は想定通りです。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況


2475_WDBホールディングス(18年3月期_3Q)売上-売上総利益推移


累計で18%弱の増収と引き続き好調です。
粗利率も各四半期で25%水準を安定して確保しています。
また四半期単位で見てみると、以下のように期が進むごとに、
増収率が向上しています。
遂に今回開示の3Q単では増収率は+20%台となっています。

(売上伸長率)
+14.1%(1Q単)→+18.1%(2Q単)→+20.7%(3Q単)

構造的には派遣する人材がどんどん現場に出されていくと、
その分トップラインはどんどん伸びていく、
そして派遣した人材分は適正な利益率を遵守するという活動の
裏付けなのかなと思います。



2475_WDBホールディングス(18年3月期_3Q)販管費推移


販管費は増額していますので、それなりの人材教育を含めた投資は、
きちんと投下されていると思います。
販管費増は利益減の要素ではありますが、
有効に使うのであれば、それは先行投資ですから、良い傾向だと思います。
そしてトップラインの伸長が大きいために、
販管費率は期を進むごとに下がっていっている点もよいですね。

(販管費率推移)
14.0%(1Q単)→13.7%(2Q単)→13.3%(3Q単)



2475_WDBホールディングス(18年3月期_3Q)純利益-EPS推移

営業利益以下で3Q単で増益率は+40%台前半となっています。
1Qに不動産売却の特別利益が計上されている兼ね合いで、
純利益は前期比+90%台とほぼ倍になっています。


(2)進捗状況の確認

通期業績予想が据え置かれています。
市場ではこういう保守的な動きがネガティブ視されるようですので、
同社の株価も失望されるんですかね。
(まぁよくわからないですし、どうでもいいですが)

で、どれ位保守的かという話ですが、
売上で数%程度、利益では20%程度の上振れ余地があるように感じます。

同社は、東証の基準に抵触しなければ、
修正などしないということなので、修正をしていないということです。


まず売上ですが、前期比増収率を見ていくと、
+18%程度の増収は期待してもよいのではないでしょうか。

すると4Q単の前期実績は売上高8,593百万円ですから、
今期予想の売上高は4Q単は10,140百万円位でしょうか。

次に営業利益率ですが、販管費率の投下具合にもよりますが、
後述の通り、特段大きなコスト投下は考えてないとのことなので、
今期の利益率は概ね確保できるのではないでしょうか。
営業利益率は13.0%程度とみてみて1,318百万円となります。
純利益は同様の計算で、その利益率を8.0%として、
810百万円となります。

これを3Q累計実績と足す事で、通期予想を出してみます。

 売上高  : 38,500百万円(会社予想比:+2.5%)
 営業利益 : 4,627百万円(同:+23.4%)
 純利益  : 3,547百万円(同:+25.7%)

ちなみに四季報の独自予想も会社比強気となっていますが、
それでも上記の私の皮算用の方が強くなっています。


確かに東証基準で売上10%、利益30%以上は乖離していないため、
修正はないのでしょう。
ただ利益はぎりぎりなので、
少しコスト投下して調整してもよいかもしれませね。
もちろん、会計上不正はだめですが。


しかし、仮に+20%で着地したとすると、
不動産の一過性があったとはいえ、EPSは一気に170位まで上がりますね。
となると、来期増益維持が難しいのではという事は横に置いておいても、
PERは20倍ちょうど位まで落ちてきているのですね。




3.定性情報の確認

あまり情報がないのですが、短信上は全事業概ね好調ということで、
特に今回はここでの記載は割愛します。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

SnapCrab_NoName_2018-2-9_22-26-40_No-00.png

株価は上昇が続いています。

青色が売りですが、
ここでも短期で買値から2倍近くになっていく中で、
今にして思うと早売りですよね。でもそれは結果論ですし、
当時の売買は合理的だと今でも思えます。



(2)IR照会の状況

ここまでの進捗で修正が入らないというので、
まぁ一応電話しますよね(笑)。

修正基準に抵触はしていない認識、ということで、
修正は出されていないという想定通りの回答でした。
またいつものやつですかね、なんて言いながら笑ってしまいました。
特にコスト投下や収支悪化する可能性を織り込んだものではない、
ということがわかればそれでいいです。

それから、配当の件は当然ながら、EPSの状況次第では、
段階的に配当性向を高めていくプロセスの中で、
どう反映させるかは今後でしょうね。

そもそもの事業の好調の背景としては、
人材育成や現場への投入が想定より良好のようです、。
最近では、未経験者も同社でみっちり研修をさせていくという
活動を本格的にやっています。こういう派遣可能なスタッフが多数いれば、
当然ながらボリュームは増えますからね。
この点はポジティブだと思います。

来期以降の増益トレンドの継続については、
細かな改善活動にまだ余地があることから、
こういうところを着実にやっていければという事だと思います。
まぁ不動産売買による特別利益分は剥落して
それ以外でどうか見ればいいかなと思います。

CRO事業では日本や欧州では好調ですが、
米国では様々な課題もあって対処をしているようでした。
当然競争が激しい元祖の国ですから、
様々な諸問題は起こるものでしょう。

あくまで私が主観で捉えた内容です。


5.さいごに

修正がない~ってだけでウィルグループなどの銘柄が
無慈悲に売られています。
ということは、同社も修正がなかったことを考えると・・・
まぁどうなってもいいですが、
とりあえず買戻しの候補にしたいので、
事業と株価の動きは注目しておきたいと思います。




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※当記事は決算精査の簡易版です。
 (今後は下位銘柄の場合、簡易版として記事上は手抜きを許容することにしました)



【決算精査(簡易版)】 3179_シュッピン(18年3月期_3Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク


会社説明資料が丁寧ですので、
それをフォローすれば十分かと思います。

12月月次が好調だったことを受けて、
IR照会した際(こちらの記事内に言及)に、私も業績上振れは認識していたわけですが、
その幅は四季報予想と比べるとそこまでは届かない状況です。

但し、物流拠点の増設を前倒しで、
今期にコストを投下するということで、
それを踏まえてもなお、10%弱の上方修正とは立派ですね。

内容としてもマーケティング施策が奏功しており、
仕入増を伴っており、ユーザ数の増加ぶりも含めて考えると、
今後のことも期待が高まる業績推移だと思います。

四半期毎の粗利率、販管費率、営業利益率などの各項目も、
前期比で見ても特段変化はなく、良好な水準です。

セグメント別でもカメラ、時計共に利益率も含めてOKです。
ダメなのは、自転車です(笑)。再び赤字転落です。


足元の1月月次ですが、
伸長率が11-12%とマイルドになっていますが、
そもそも前年は1月から伸長率が20%台後半と発射台が高くなっており、
そこからのこの伸長は立派だと思います。

この伸長率が1-3月で続くと概ね売上は306-307億となる計算ですから、
今回の修正の妥当性もなんとく感じ取ることが出来ます。

また営業利益率は修正後の達成に必要な利益率は、
手元で皮算用すると3.8%程度とみられます。

これは前期同等ですが、
今期に効率化して利益率が上がっている部分と、
物流施設への先行投資の部分がちょうど相殺するイメージで、
概ねこの水準に妥当性を感じるところです。


四季報にやや未達とかネガティブに見られがちな要素もありますが、
私は今回の修正は期待に沿った十分な内容と感じますし、
今後の展開についても楽しみな要素を含んだ、
良い決算だと受け止めています。


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※当記事は決算精査の簡易版です。
 (今後は下位銘柄の場合、簡易版として記事上は手抜きを許容することにしました)


丸和運輸機関の簡易記事に続いて手抜き記事です。


【決算精査(簡易版)】 6035_アイアールジャパンホールディングス(18年3月期_3Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク


同社の業績は、投資銀行業務などで、
案件のクロージング時期が期ズレする兼ね合いもあって
あまり四半期毎の業績をみてもその意義が薄れています。

前期比で見ると10%弱の増収、20%超の営業増益となっています。
見た目の伸長率は2Qより伸長率が大きくなっておりますが、
前期の3Qが小さかったこともあり、
伸長率が大きくみえています。

事業そのものは投資銀行業務を中心に堅調です。
また同社が配慮している通り、落ち込みが大きかった3Q-4Q期間の
業績も、今3Qを見ると少しずつですが改善してきているのがわかります。
特に足元で変調は認められません。順調な決算だと思います。

なお、既に増配を発表済であり年間配当が50円ということで、
配当性向50%程度とみると着地のEPSは100円くらいを期待してしまいますが、
現時点でEPS81円を据え置いています。

どうしても案件の状況次第で四半期の収益もブレるのですが、
会社予想通りに推移するとすると、4Qでは売上8.9億、営業利益1.0億となります。
これは減収減益で特に営業利益は半額になります。
利益率も11%程度まで落ち込むことになります。

この辺の感触としてコンサバなのか、何か案件の状況などで端境期となるのか、
ちょっとよくわからなかったので、IRに電話しています。

最初はこちらの聞いていることについて、
減収減益になるとは考えていないと突き放されたような回答で、
いやいや、会社予想を据え置いているから逆算するとそうなるんだけど、
という問いにもそうとは認識していません、と遮断されてしまい、
う~んなんかちょっと塩対応でしたね。
よく捉えれば、減収減益になるなんてことは考えておらず、
据え置き予想はコンサバだよということがいいたいのか、
実は質問の意図を汲んでくれていないかよくわかりません。
ただ、足元の受注の状況や今後の成長については、
まだまだ増勢な気配を感じたので、とりあえずよしとしました。
1Qの時にはかなり丁寧な対応だっただけに
人によって差があるのかなと思いました。

まぁ確かに四半期の動向をいちいち聞いてくるのも
重箱の隅のような話ですからね。

同社はちょうど目標株価近傍にいますから、
あとはこれをどうするか検討をしたいと思います。





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