投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成

Author:まるのん
アラフォーのイクメン窓際サラリーマン。
投資方針に忠実に運用し、
将来の教育資金や老後資金への不安へ対処していく。
中長期視点で現物日本株へ投資。
サブブログ「まるのんのフォトはなし」で趣味の写真も公開。
年初来:+0.9%(2019/5/31時点)



【決算精査】 2483_翻訳センター(20年3月期_1Q決算)

■銘柄分析シート
未作成


1.サマリ
総合評価:「2」 (☆☆☆★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


翻訳センターは上期で2割の増益予想だったこともあり、
まさかの5割近く減益の1Q着地に、皆さん悶絶ということで、
PTSでもストップ安に売り殺到ということですね。

内容としては、特許分野は好調な一方で、
シクリカル要素の高い自動車分野はもちろん、
医薬分野でも減収となっており、
更に企業の管理系部門からの売上も低迷したようで、
減収をベースとした利益悪化です。
いわゆるグロース系の会社では最悪な状況ですね。

もちろんIR照会をかけていますが、
まぁ足元の状況としてはまだよくわからないというのが率直な所です。
ただ、私はMT翻訳の本格化による効率化による利益好転をメインにして、
長期的なグローバル化への対応といった所に期待しており、
そのメインシナリオが今回の決算で毀損したとも思えません。
短期的に懸念は台頭する一方で、
過敏に事業そのものが毀損していると判断する要素もないかなと思います。

ただ呑気にしていると、景況感の影響がより色濃く出てくると、
シクリカル面で規模の急激な収束がみられるわけでもあり、
そうなれば事態は決して甘くありません。
そしてそれを考慮して、5%以上の準主力以上に
比率を上げられていない側面もあります。
このシクリカル要素の影響は株主総会でも言及があったわけで、
短期的には影響を受ける、
長期的にはフォローだという判断はまだ変わりません。

総合評価は足元の不安が一気に台頭してきたという意味では、
「2」(ややネガティブ)となります。
株価的には残念ながら、相当な失望を買うものと思います。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-10_1-1-21_No-00.png


売上は2,886百万円から2,735百万円となっており5%減収です。
減収額は1.5億です。通期予算が126億、上期予算が61億ですね。
まぁたかが1.5億、されど1.5億って感じです。

原価率は前期の41.1%に対して42.0%と微増です。
だいたいここ数年は39%から43%の間で推移しており、
今1Qもその範疇での推移です。


(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-10_1-1-32_No-00.png


短信の中でも販管費増とありますが、
額にすると前期比で43百万円となります。
一昨年と昨年では+1億ですから、増額の幅そのものは抑制されています。
販管費率は38.8%とここ数年では15・3期の42.4%、
16.3期の40.0%辺りが高かったですが、
そこまではいってない感じですね。
なんにしても売上の抑制があったことが原因だと思います。

なお、有報によると、販管費の使途は半数程度が人件費のようですから、
特別な支出をしたというより、処遇や採用に係る人件費の上昇なのだと思います。


(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-10_1-1-43_No-00.png


販管費の増というより、粗利の伸長が悪い、
すなわちトップラインの伸長が抑制された結果の大幅減益です。



(4)進捗状況の確認


上期予想に対しての進捗率は売上44.9%、営業利益22.0%です。

売上の進捗率は、3年平均で50.7%、5年平均で50.0%
営業利益率の進捗率は、3年平均で48.7%、5年平均で39.1%です。
過去最低では営業利益率10.6%というのが15.3期でしたね。

従って上期進捗からみるとだいぶ出遅れている感じがします。

通期でみると今期は売上で21.7%、営業利益で8.6%の進捗で、
5年平均ではそれぞれ、23.6%、14.4%です。
こちらの観点でも出遅れていますね。

ちなみに5年平均で単純に割り戻すと、売上116億、営業利益6.1億です。
利益は4割ほど予算未達ということになり、
単純に考えるとEPS120程度。
株価を2000円とするとPER16倍位ですね。
大幅減益となったとして、決して割安感が出ないので、
株価も下がるということなのだろうと思います。



(5)配当の確認

特に変更はなしですね。


(6)セグメントの確認

後述するIR照会の結果も一部踏まえて整理しています。


■特許
受注は好調。
特許事務所、企業内知的財産部署からの双方から引き合い堅調。
売上計上も問題なく2桁増収。

■医薬
製薬会社から引き続き大型案件の受注あり。
前期のスポット大型案件の検収分の差額剥落により減収。
元々、相応に長い線表の案件があったのだが、
それが前4Qと今2Q以降に計上される計画となっており、
元々1Qの計上が弱くなる傾向は織り込んでいた。
医薬は新薬のタイミングやその規模やスケジュールによって
検収のタイミングなどもずれてくる傾向があって、
今回はIR担当としても大変見え方に苦心した模様。
(つまり間が悪いということで、そのようにおっしゃっていました)

■工業・ローカライゼーション
エネルギー業界は堅調も自動車業界が受注・売上共に低調。
自動車各社の決算を見ていても業績が停滞している部分もあり、
各社十分な予算取りが取れにくくなっている要素があるのは事実。
(つまりシクリカル面の影響を早速受けているということですね)
一方で自動車各社はグローバル化の流れは止められず、
一定の業務は今後も発生するし、
一時期の停滞感からは足元は脱して営業部門内からは
復調の傾向になってきているようだ。
(ここの復調はまだ眉唾ものですけどね)

■派遣
求人の需要は堅調。但しGWの影響もあり稼働日が減り、
減収要素となった。

■通訳事業
堅調に推移。

■コンペンション事業
堅調に推移

■その他
子会社売却の影響もあり減収


こう見ると、医薬はちょっとタイミングが悪く不幸だった、というように
受け止められなくもありません。
もちろん楽観も出来ませんし、通期の視点でみないと
なかなかトレンドが見えてこないのかなと思いました。
感度が高い方にとってはもうわかるよ、ってことかもしれませんけどね。

自動車については、正直よくわかりません。
もっと悪くなるのかもしれません。
とはいえ、ビハインドであることは認められていましたし、
上期で挽回できるかという点でいうと厳しい印象を受けましたし、
通期も危ぶまれる状況だと思います。
ただ、今期の可否で元々の投資判断を下しているわけではないので、
その先を見据えていきたいなとは思います。
ただ、本格的なシュリンクに繋がるのかは、
2Q以降の動向をよく注視して、
状況次第では対応を慎重に考えたいと思います。
(ポートフォリオ全体の状況次第ですかね。)



3.定性情報の確認

今回は特に新規の施策等の言及はありません。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-10_1-2-6_No-00.png




(2)IR照会の状況

IR照会をしています。
あくまで私の激しい思い込みによる主観に基づき記載されており、
曲解している箇所も含め正確ではない可能性が含まれています。
その点、ご容赦くださいませ。
また、配慮をして書いていますが、
もし会社側を含めどなたかにご迷惑をおかけするようであれば、
即刻記載を削除いたします。



自動車向けが停滞しているとされているが、
その背景はどのようなものか。
シクリカル面の影響を受けている、あるいは競合の関係も含めてどうか。


どこかに仕事が奪われているというより、
自動車各社の決算からも業績にブレーキがかかっており、
各社内での予算取りについてはより厳しさが増している事による影響と捉えている。
一方で、自動車業界全般において翻訳需要は必ず求められるものでもあり、
1Qで落ち込んだままで終わるとは考えておらず、リカバリをしていきたい。



リカバリということだが、外部環境がなかなか好転していない中で、
足元の営業活動はどのような状況なのか。
既に底入れしているということなのか、まだ不透明なのか、
あるいはまだまだ底を掘っているという状況なのか。


足元の状況として営業現場から聞こえてきている状況は
底入れして復調してきているという状況である。



医薬向けの減収は大型案件もあれど、スポット案件で減収も大きいが、
どのような状況なのか。


医薬向けは前期に大きな案件が計上されてきている反動という面もあるが、
元々、足元で検収までにやや長い線表の案件を抱えており、
たまたま前4Qと今2Q以降に計上される案件が内在しており、
今1Qに計上出来なかった要素がある。
IR担当としては悩ましく、間が悪いなというのが率直なところ。



ということは医薬向けのビジネスの状況そのものに
何か変調があるというわけではないのか。
例えば競合に仕事を取られているとか、
医薬全般に需要停滞がみられるということはないのか。


特にビジネスの概況は変わったとは思っていない。
但し、新薬の申請などはタイミングや量によっても
案件となる量や線表の長さがまちまちであり、
今1Qに関してはどうしても間が悪く見栄えが悪くなっている。
しかしながら、足元でも大型の案件を受注出来ているため、
表面の数値ほど悪い状況ではない。


※金融・法務分野の管理系部署の低迷についてはここでは割愛します。



上期や通期に対する認識は


リカバリが必要な状況である。
元々、予算策定のタイミングでやや自動車向けが弱いことは感じていた。
そんな中で予算策定を行っており、そこから回復基調にあることや、
医薬や特許の受注堅調な状況なども踏まえて修正はしていない。
ただ、出遅れている事は事実なので、頑張っていく。
(主観的には上期は無理、通期でもリカバリは無理かなという印象)


5.さいごに

自動車向けをはじめとして、シクリカル要素の影響を受けていますが、
今後どのように推移するかは注視が必要です。
回復が超長期になると思われるくらいに毀損してしまうようだとどこかで一旦株を売るという
選択もでてくるかもしれませんが、その判断には敢えてもう少し時間を置いてみてみないと
ならないかなと思います。
(その時には既に手遅れかもしれませんけどねw)
投資前提のシナリオを照らして慎重に判断をしていきたいと思います。

なお、同社は原価構造も登録翻訳者さんへの支払いが大変であり、
直営労務費はそこまで高くなく、また材料費等も少なく、
損益コントロールは比較的しやすい構造になっていると理解しています。
実際にIRの方とお話をする中でもそのように感じているわけです。

ですから、仮に予算未達となってもそこまで醜いことにはならない
つまり通期で赤字、なんてことにはならないのかなと思っています。
財務も厚いですしね。

もちろん、同社へはどうやらSNSでも期待が高かったようで、
失望売りは容赦ない気がします。
てか、そもそもなんでそんなに期待が高かったんですかね。
この領域では皆さんロゼッタだと思っていましたよ(笑)。

株価は半値の1250円でPF全体への影響は2%程度ですから、
軽微なわけですが、仮に1250円になったとすると
EPS120円とするとほぼPER10倍ですから、
シクリカル面の影響を受けたとするだけなら、
MT翻訳などの本格化での収益貢献期待が残っているなら、
面白いのかもしれませんね。


【決算精査】 3277_サンセイランディック(19年12月期_1Q決算)

■銘柄分析シート
PDFファイルリンク

■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク



1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


1Qでの営業赤字から回復し、上期予想も超過しての着地です。
四半期単位にみると営業赤字となったり、急に計画を超過してみたりと忙しいですが、
株価の方は地を張っていますね(笑)。

元々1Qで計上予定としていた居抜きは2Qで計上されてきた一方で、
底地は計画を下回っている状況のようです。
底地の方が利益率は高いわけですが、そこが大幅に計上未達となりつつも、
計画超過となったのは驚きましたが、
そもそも超過しようや赤字だろうが、四半期決算で論じても仕方ありません。

底地の状況がやや気掛かりではありますが、
仕入も概ね計画通りに進捗しているようです。
表面上は来期の中計最終年度に向けてやや弱くもみえますが、
まぁ今の市況でリスクを過大に仕入膨らませるのも怖い気もしますから、
居心地がよいのかもしれませんね。
私の総合評価は想定通り「3」となります。


2.定量数値の確認


(1)売上・粗利の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-9_17-34-49_No-00.png


粗利率は30%程度で前期の2Qではやや大きく40%弱までありましたから、
この点では粗利率は下落していますが、
過去のトレンドから見れば大きく外れるものでもありません。


●底地
計画より下振れしているようですね。
ここは後述の通り、IR照会をしています。

●居抜き
計画を超過しています。
1Qから期ずれしたものも含めて計上出来て良かったですね。
ちょうど、1Qの時のIR照会の通りの結果となっています。

●建築事業
増税の駆け込み需要があったようです。
それでもセグメント赤字なんですけどね。。。


(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-9_17-34-57_No-00.png


販管費は2Qでだいぶ抑制した印象です。
販管費率は2Q単では14.8%となっており、これは過去を見ても最低水準です。
とはいえ、額面では増額しており、給与に還元しているようですので、
いい傾向かなと思います。



(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-9_17-35-10_No-00.png


粗利率が安定する中で、特に2Qでの販管費のコントロールにより、
2Q単の営業利益率は15.7%となっています。
前期も高かったのであまり目立ちませんが、このビジネスモデルで、
この利益率が出るのは凄いな―と思います。


(4)今期予想の確認

上期の計画は超過していますが、
案件の入り繰りもあるでしょうし、特に底地の動向がリスク含みでもあるのか、
通期予想は据え置いています。



(5)配当の確認

配当も特に変更なしです。


(6)セグメント毎の確認

底地は一部に販売の遅れがあるのでこの点は注視です。
建築は相変わらず赤字ですが、最終的には黒字化にするということだったはずなので、
下期の動向に注目です。


(7)建築事業の受注状況

決算説明資料で受注も前期比+175%となっていますね。
まぁ前期までは弱すぎたともいえますし、
母数が少ないので%で表記してもあまり意味がないかもしれませんね。


(8)仕入・棚卸状況

仕入も底地、居抜き、所有権のバランスが良く仕入れられており、
棚卸資産も引き続き高水準を維持しています。

不動産は市況が転じてきているともいわれていますが、
実需で仕入の際に販売チャネルをあらかじめ見通しての対応をとっており、
そこまでリスクは高くありませんが、やはり居抜きではリスクも高まるので、
急な市況転換により在庫を抱え過ぎてしまうことには注意が必要ですね。


3.定性情報の確認

特に新しい情報はありません。



4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

株価は地を張っています。


SnapCrab_NoName_2019-8-9_17-35-33_No-00.png




(2)IR照会の状況

IR照会をしています。
あくまで私の激しい思い込みによる主観に基づき記載されており、
曲解している箇所も含め正確ではない可能性が含まれています。
その点、ご容赦くださいませ。
また、配慮をして書いていますが、
もし会社側を含めどなたかにご迷惑をおかけするようであれば、
即刻記載を削除いたします。


底地の販売が計画を下回っているとのことだが、
以前にも測量の遅れや業務が回っていない、
あるいは想定していた買い手の都合で新たな契約先を見つける必要があるなど、
様々な要因があったが、今回はどのような経緯か。


大型物件にチャレンジしたのだが、区画の引き渡しが続く中で、
最終的に残った区画の一部がどうしても販売停滞している面がある。
これまでの在庫の適正化の一環で特命チーム等で対応しているように、
適正な利益を確保しつつ、多少利益を削っても販売に注力し、
プロジェクト全体としての利益を確保するように今後も対応していく。

※つまり一部に販売停滞しているものがあって、
その販売に少々手間取っているということですね。



その販売先はこれから探すという状況なのか、
ある程度商談が進み纏まる方向に進んでいる状況なのか。


ゼロベースでこれから探すというより、既にいくつかの候補があって、
利益の状況をコントロールして、プロジェクト全体として利益確保を目指している。



景況感の変化なども影響しているのか。


景況感の変化というより、経験が浅い大規模底地を手掛けたという側面もあり、
想定していた利益もやや強気になった上での仕入であったかもしれない。
そのため、販売にやや苦戦しているという状況であり、
景況感の変化という捉え方はしていない。
但し、景況感の変化というと、底地は心配しておらず、
むしろ居抜きの方がリスクは高いと考えている。

※これは今までもずっと教えて頂いたことですね。


建築事業はまだ赤字だが、増税駆け込みの影響があったのか。
それを踏まえての赤字とはどう捉えているか。


増税の駆け込みはあったと考えている。
今期に黒字にするためのリカバリプランをもっており、
下期に向けて検収が進み黒字化できる見通しで捉えている。


当社は業績の計上見込み時期によって進捗を見ても意味ないと
知りつつ、上期は超過しているか下期は何かリスク含みな事項はあるか。
通期を据え置いているので聞かせてもらいたい。


特段のリスクはないが、やはり底地の動向は注視している。
今後多少利益率が下がっていくことも想定しつつ、
プロジェクト全体の利益を確保していくよう取り組みを継続していきたい。



5.さいごに

1Qの時のような赤字という悲壮感もなく、
一転計画超過ですが、底地の状況などやや気掛かりな面もあります。
赤字になっても特段不安もありませんし、
今回超過したといわれても楽観もありません。
それくらいニュートラルに達観していればいいかなと思います。


【決算精査】 1835_東鉄工業(20年3月期_1Q決算)

■銘柄分析シート
PDFファイルリンク



1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


前期の1Qには民間工事に一部に採算性の悪い案件があり、
大きく凹んだところからV字回復という決算です。
利益率からは従来の水準に戻ったところであり、
増益率の見た目ほどインパクトがあるものではありませんが、
順調にお仕事をこなしている状況が読み取れます。

今後の占う受注高については、民間一般企業向けが大きく落ち込む一方、
JR東を中心とした民間鉄道、官公庁は好調な状況となっています。
全体として全社の落ち込みが大きく当期間の受注は1割ほど減っていますが、
鉄道向けは堅調ですし、1Qという期間はあまり動きがない期でもあり、
今後、業績見通しの前提として受注を積み増せるか確認していきたいところです。
特に同社の場合、鉄道向けが一番の強みで利益率も高いですからね。

また主に今期の売上に転じていく繰越高は最高水準を維持して
微増している状況ですから、今期の売上も期待をしたいと思います。

全体として特に新しいカタリストのようなものが生まれる要素もなく、
サプライズもないわけですし、決算も通常の範疇でしょう。
総合評価は「3」(ニュートラル)です。



2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-9_12-20-57_No-00.png


1Qは当社にとっては閑散期です。
そんな中でまずは順調な滑り出しというところでしょうか。
利益率の状況も通常の範疇に戻ってきています。
前期が採算性低下の案件があり下がっていた特殊要因でもありますけどね。



(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-9_12-21-9_No-00.png


販管費もうまく抑制しているようで販管費率も過去トレンドと同様かと思います。


(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-9_12-21-38_No-00.png


営業利益率も特に変化はないですかね。



(4)進捗状況の確認

2Q計画に対する進捗は売上で45%、営業利益で39%です。

過去5年平均で売上41.5%、営業利益25.1%で
過去3年平均で売上41.8%、営業利益26.5%ですから、
過去と比較すると進捗はよいことになると思います。

しかしながら、通期は期末偏重なので4Qがどうなるかによって決まるため、
あまりここで皮算用しても仕方ないかと思います。

5年平均で割り戻してみると、
2Q累計での売上は売上は559億、営業利益は53.7億となります。
業績予想は売上510億、営業利益は35.0億です。
従って、単純な進捗率からみれば
売上で10%弱、営業利益50%強程度の上振れ期待となります。

ただ、同社は案件の検収時期の兼ね合いで収益計上が四半期単位では
大きくぶれるため、このような皮算用はあまりあたらないかなとも思います。


(5)配当の確認
特に変更はなしですね。


(6)先行指標の確認

■受注高
SnapCrab_NoName_2019-8-9_12-24-3_No-00.png

民間一般は前期にはマンション建築など、当社のコアコンピタンスとは異なる工事もあり、
その分が剥落していることで減少となっています。
一方で鉄道向けや官公庁一般は堅調に推移しています。
鉄道の利益率は総じて高い傾向にありますから、
リソース面からもマンション建築でカバーするよりはいいかなと思います。


■繰越高
SnapCrab_NoName_2019-8-9_12-24-25_No-00.png

繰越高も過去最高水準を維持しています。
こちらは目先で売上に転じる内容ですから、
少なくても当面は堅調な数値が上がることを期待しています。



3.定性情報の確認

IR照会のトーンも明るく、受注の状況も含めてニュートラルと判断しました。
お仕事が沢山あって・・・という声からも引き続き順調かなと思います。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-13-43_No-00.png

株価はずっとレンジ相場ですね。
あまり大きな材料があるわけではないため、
ゆっくり安定的に推移してくれればいいかなと思います。


(2)IR照会の状況

簡単にIR照会をしています。
QA形式ではなく、箇条書きで簡易的にメモ残しておkます。


・受注は1Qという季節柄、社内ではニュートラルに受け止めこんなものという感覚。
・進捗は堅調に推移しており沢山のお仕事に恵まれている。
 ※民間より鉄道の方が利益率よいしお仕事恵まれている環境下での戦略かなと。
・民間の外部環境の変化はほとんど実感していないがマンション等は抑制されるかも。
・半期進捗はあまり重視していない。通期でお仕事は十分あるので着実にこなしていきたい。
・機関投資家からも現状を評価して頂いている(そのようなQAを多くいただいている)。


5.さいごに

特にサプライスもあるわけもなく、堅調な決算かと思います。




【決算精査】 3276_日本管理センター(19年12月期_2Q決算)

■銘柄分析シート
PDFファイルリンク

■決算説明資料(会社開示)
PDFファイルリンク


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


会社からの決算説明資料が簡潔に纏められています。
ですが、以前は半期に一度、武藤社長の
洗脳動画がUPされていたので、
それが今回もないのかなと思うと残念ですね。

業績は減益ながら堅調だと思いますが、
逆に営業利益ベースで20%程度上振れているのですが、
その理由は気になる所です。
同社はほぼ業績予想にぴったり合わせてくるので、
利益がこれだけぶれるのは珍しいです。
しかも短信上も特にその理由には言及がありません。

売上がぴたっと予想通りですから、
利益率が想定よりよいということになりますが、
さてどういうことなんでしょうかね。

中計に向けて、一度しゃがむということですが、
減益幅もそこまで大きくもなく、
確かに同社を毎期安定増収増益会社と見ていた方には、
減益というだけで驚きですが、逆にこの程度の減益となっていて、
大きく上振れしているのはきになるところです。

管理戸数が回復しており、
ストックが積み上がっている事を強調していますが、
まぁ元々はそういう会社でしたから、原点回帰という認識です。

総合評価は「3」(ニュートラル)です。
利益の上振れの要素がビジネス上の優位性発現であれば、
評価も上方修正したいのですが、いかんせんこれだけではわかりませんので、
据え置きです。


2.定量数値の確認


(1)売上・利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-13-13_No-00.png


増収減益ですね。
粗利率の減益は3.8%ですから販管費がやや前期比で膨れていることになります。
売上の中では比率は低いですが、加盟店収入が下がっていますね。
これは最近のトレンドからずっとそうなのですが、
質的な向上を目指しているものと思われます。


(2)販管費の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-13-23_No-00.png

前期2Qに大きく販管費が増額していますが、
そこをさらに超える増額ですね。
販管費率もわずかとはいえ、上昇しています。
この辺りは元々今期は一度しゃがむという事で投資をすることとしているため、
むしろこの程度でいいのかと思いますね。


(3)営業利益の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-13-33_No-00.png

減益予想となっていることもあり、
前期よりレンジがさがっているようにもみえますが、
案外底堅いともみえます。
特に前期は後半になんとか積み上げて予算達成をしていますので、
今期どこまでエンジンをふかすのかよくわかりませんが、
前期に相応の貯金が出来たと思うので、
下期によい投資ができるといいなと思います。
もっとも、不動産相場の影響に左右される気もしますけどね。
良くも悪くもですが。



(4)進捗状況の確認

進捗率は会社開示の資料に記載があります。
ただ、投資の時期や量もまったくよめないですし、
概ね予想に沿った推移と表現されていますから、
まぁそういうことにしておきましょう。


(5)配当の確認

特に変更はありません。



(5)月次データの確認

月次も回復基調ですね。

・管理戸数 →一旦底をついたでしょうかね。
SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-13-57_No-00.png


・延滞保証 →順調に伸長していますね。
SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-14-8_No-00.png

(6)加盟店の状況

パートナー企業は減っていますね。
加盟店収入は前期比で2割強減っていますが、
そもそも全体の1%程度ですからあまり気にしなくて良いですかね。

SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-14-21_No-00.png




3.定性情報の確認

外国人向けの物件掲載などのリリースが出ていますが、
やや定性的な活動の状況の開示が消極的な印象です。
実際には色々な施策を進めていると思うのですが、
決算説明資料を開示するなり、動画をUPするなりして洗脳してもらいたいですね(笑)。


4.その他情報の確認


(1)株価推移の状況

SnapCrab_NoName_2019-8-6_1-13-43_No-00.png

ワラントショックからは一度は立ち返っていますが、
なんだか再び下に抜けそうな感じがしてなりません。
甘んじて受け入れるしかないですね~。


(2)IR照会の状況

IR照会は特に実施しませんでした。



5.さいごに


管理戸数の原点回帰という1点にまずは期待をしています。
その上で定性的な活動をより知りたいなと思います。
現時点では情報も限定的でしてあまり多くを語れるネタがありませんね。

【決算精査】 3929_ソーシャルワイヤー(20年3月期_1Q決算)

■分析資料 (PDF) ※画像をクリックしてもPDFが表示されます。
リンク
SnapCrab_NoName_2019-8-5_23-55-1_No-00.png


■参考
・前回の本決算精査記事
・株主総会レポート
・社長コメント(決算補足)
・会社開示の決算説明資料


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

通期で減益予想となっていますが、
本格的な投資投資や、新橋のビル費などが生じる今後は大きくコスト先行となり、
減益となる見込みかと思います。
1Qで、あれ?増益?となって変な期待が寄せられることがなければいいなと思います(笑)。

アットプレスは従量制の位置づけで、
特にGW等の企業活動の抑制を理由には配信数が減少していますが、
単価はあがっており全体としては増収寄与となっているようです。
ただ、足元では単価上昇も止まっていますし、
そもそもワールドカップなどのイベントがあると落ち込んだり、
今回のように営業日が減ることで配信数が減るので、
今後単価上昇も止まった中で大丈夫かなという思いはあります。

ただ、この従量制の広報に近い部分だけでは成長鈍化することは会社も認識しており、
だから広告領域に出ていく意思決定をしたわけで、
今回インフルエンサーマーケティングの件数も開示されていますが、
急拡大しています。元々の件数がまだ少なくKPI開示する程の影響もないということで、
そもそもの母数が小さく見えているので余計に伸長率が大きく見えている要素もありますが、
社長コメントを拝見するとそこそこの手応えがあるようで、
ここはよい部分かと思います。

また定額制の広告領域をカバーするNEWSCASTについても
様々な実証を経て、こちらも手応えがあるようで何よりです。
そして広報をカバーする自社商材との競合も問題にはならないようなので、
この部分もよいかなと思います。

クロスセルをするにあたり、特に大手企業になればなるほど、
それぞれの意思決定をする部門が異なるわけで、
営業効率など難しい面もあろうかと思いますが、頑張って欲しいですね。
相応の法人営業を採用し教育し、となるとこちらもコストが嵩みそうですね。


一方、シェアオフィス事業については国内は足元は問題なく、
あとは新橋の立ち上がりが最大のリスクです。
先月の社長コメントでは量・質ともに明らかに好転という表現でしたが、
今回は、想定通りに推移できそうということで、
勝手な解釈としてややトーンダウンしたかな?という印象もあります。

また収益上はそこまで大きな割合ではないのですが、
海外については、定量的にみると稼働率などみていても
まだまだ課題があるように感じますが、社長コメントは底打ちと表現されています。
コンセプトや入居の日系企業の割合などで、
現地プレゼンスの課題などを対策してきていると認識していますが、
数値上はまだ回復基調とはみえないのですが、
今後も注視したいと思います。
加えて、円高が進行しているため、更に収益を圧迫するのではないでしょうか。
まぁいずれも国内の今後の投資に比べれば微々たるものかと思います。

いずれにせよ、新規取り組みの一部は好調である点、
しかしながら今後の投資投下が実を結ぶかは長い目線でみなければならず、
単に増益だった、ポジティブとはなりませんし、
社長コメントの通り、1Qは従来の延長戦というのはその通りですので、
総合評価としては「3」(ニュートラル)です。


2.詳細

今回の決算に関わる部分のPPT抜粋をして貼付します。


SnapCrab_NoName_2019-8-5_23-55-56_No-00.png


→スライド内に記載の通りです。


SnapCrab_NoName_2019-8-5_23-56-7_No-00.png


→売上が増収トレンドなのは今後も継続してもらいたいですね。



SnapCrab_NoName_2019-8-5_23-56-18_No-00.png


→販管費は主に給与・役員報酬ですから急増はしないのですが、
今後採用も積極化していく中で、経費など増加していくと思われます。
利益を削ってでも投資していくという判断をしているので、逆に投資がうまく進捗せず
利益が出ちゃいました、というのもなしでお願いしたいと思います(笑)。
今回の1Qの増益でくれぐれもミスリードさせぬようにIRは工夫をしてもらいたいです。



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→1Qだけみると赤枠の通り、前期が弱かったこともあり、
今期は2桁増益ですが、実はやや伸長率が鈍化していることもわかります。
こういう部分の危機感も含めての新規拡大を標榜していると思いますので、
減益を厭わず、成果になる投資を期待したいと思います。



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→株価は相変わらず下落トレンドですが、
この下落でいったいどこまで織り込んでいるんでしょうかね。
2Q以降でわかりきった減益となると更に売り込まれるんでしょうかね。
現状はEPS見込みが下がっていることもありPERで30倍水準となっており、
この数値だけみると、単純にまだまだ下落余地があるようにもみえるのですが、
どうしたものですかね・・・。


3.さいごに

今1Qはあまり真面目に見ても仕方ないですね。
少なくても定量的には今期やその後を見据えた上での決算というわけではないですからね。
社長コメントでは定性的な部分にも言及がありよかったですが、
いつも月末だったのが更新されておらず心配しましたので、
決算開示時期を遅らせるにあたって、今月は決算開示日にUPしますと一言あると
ありがたかったですね~。

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