投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成
 自分自身の考えを整理するためにメモを残します。
 投資歴がほとんどない簡易分析であり、突っ込み所満載。
 コメントで叱咤激励を頂けるとありがたいです。


 今回は、2173博展。


◆2173 博展 725円
今期の1Qで地方案件で粗利率が悪化しており半期の進捗率は32%。
ただ下期偏重(5年平均で20%後半)のため、下期でどこまで盛り返すか注視。
下期は特に企業業績回復に伴う引き合いも増えているはず。
現に上期も売上は堅調(前期比26%増)に推移している。
ただ、直接取引とワンストップサービルが特徴であるものの、他社との差別化は不透明。

今期予想EPSを概ね72、次期予想EPSを概ね85とすると、
現状の株価からPERは10倍→8.5倍と見込む。

会社の中計では、17.3期で売上100億を目指す。
12.3期以降は純利益率は4%台であり、仮に今のペース(4.0%として)でいけば、
17.3期のEPSは117。この場合のPERは6.2倍。

以上のシナリオは、中計の実現度と利益率の構造変化が悪化しない前提であるわけで、
仮にシナリオ通りいけばPERで現状と同評価されたとしても1200円は目指せるはず。
また昨年高値の1100円から今期EPSをもとに算出するとPER15倍程度までは買われている。
実際のシナリオが現実味を帯びてくれば15倍から20倍程度までは買われるだろうという推測の下、
これを17.3期のEPSで考えてみると、PER17.5と中間値を単純にとったとして、2048円となる。
ということは、中計がシナリオ通りでそれなりに評価されれば、2000円を狙えるはずという目論見。
配当も少しはあるし、中長期で持っておいてもよいと判断して継続保有している。
(含み損になっているが・・・(涙))

中計の実現度はなんともいえないが、アイアクトとの業務提携が本格始動して寄与すれば、
売上増はそれなりに達成度は高まるかもしれないが、
利益構造が大きく変わることで、利益率を確保できるのか、そのあたりがよくわからない。

事業の方向性や興味は持てるのだけど、投資する立場としては、
それが利益としてみえる成果へ繋がり、株主にその恩恵が還元されるかが大事なので、
なんとも難しい判断となりそう。

 まずは3Q決算で通期の下振れ懸念を払しょくできるか、
そして通期決算にて次期の数値が100億成長へのシナリオに変更がないと思われること、
さらに利益率が大きく4%を下回ることがなければ継続保有。安いところは少し枚数を増やす。
ただ中計及びそこから割り出される利益シナリオに影響があるようなIRであれば、即撤退だろう。
◆最近のお気に入り