十分な教育資金と老後資金のために

Author:まるのん
30代イクメンサラリーマンです。
将来の教育資金と老後資金を形成するため、中長期視点で現物日本株へ投資しています。投資初心者の日々の状況を公表していきますので、叱咤激励のコメントを頂ければ幸いです。
年初来:+4.8%(2018/2/23時点)


※当記事は決算精査の簡易版です。
 (今後は下位銘柄の場合、簡易版として記事上は手抜きを許容することにしました)



【決算精査(簡易版)】 3179_シュッピン(18年3月期_3Q決算)

■銘柄分析シート(表紙)
PDFファイルリンク

■銘柄分析シート(詳細)
PDFファイルリンク


会社説明資料が丁寧ですので、
それをフォローすれば十分かと思います。

12月月次が好調だったことを受けて、
IR照会した際(こちらの記事内に言及)に、私も業績上振れは認識していたわけですが、
その幅は四季報予想と比べるとそこまでは届かない状況です。

但し、物流拠点の増設を前倒しで、
今期にコストを投下するということで、
それを踏まえてもなお、10%弱の上方修正とは立派ですね。

内容としてもマーケティング施策が奏功しており、
仕入増を伴っており、ユーザ数の増加ぶりも含めて考えると、
今後のことも期待が高まる業績推移だと思います。

四半期毎の粗利率、販管費率、営業利益率などの各項目も、
前期比で見ても特段変化はなく、良好な水準です。

セグメント別でもカメラ、時計共に利益率も含めてOKです。
ダメなのは、自転車です(笑)。再び赤字転落です。


足元の1月月次ですが、
伸長率が11-12%とマイルドになっていますが、
そもそも前年は1月から伸長率が20%台後半と発射台が高くなっており、
そこからのこの伸長は立派だと思います。

この伸長率が1-3月で続くと概ね売上は306-307億となる計算ですから、
今回の修正の妥当性もなんとく感じ取ることが出来ます。

また営業利益率は修正後の達成に必要な利益率は、
手元で皮算用すると3.8%程度とみられます。

これは前期同等ですが、
今期に効率化して利益率が上がっている部分と、
物流施設への先行投資の部分がちょうど相殺するイメージで、
概ねこの水準に妥当性を感じるところです。


四季報にやや未達とかネガティブに見られがちな要素もありますが、
私は今回の修正は期待に沿った十分な内容と感じますし、
今後の展開についても楽しみな要素を含んだ、
良い決算だと受け止めています。


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【決算精査】 3179_シュッピン(18年3月期_2Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「4」 (☆★★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


非常に好調な決算です。
会社からの決算説明資料もより明確にわかりやすくなっており、
IR担当の辻本さんの活躍が光ります。

この資料で全てが判明しているので、
改めて記事にするまでもないのですが、所感を記しておきます。


今回の決算は、
事前に2Qの業績予想修正が出ていたため、
注目していたのはカメラと時計の利益率と在庫の積み上げでした。

カメラは2Q単ではニコンの高額新品がリリースされて、
新品売上も引き続き乗っかっていることもあり、
これは利益率の低下要素です。
また、月次売上の開示で、トップラインが好調なことがわかっていましたが、
それがセールをどの程度強くやったのかも確認できるので注目していました。
もっとも、マップカメラの情報を時折参照している限りは、
セールを強くやっている感じもなかったのですがね。。。

結果、カメラ事業のセグメント利益率は8%前半で安定しており、
前期の年末商戦のあった3Qと同水準となっています。

同社の場合、想像するに利益率を上げすぎる事で、
顧客目線で見た時の離反意識には慎重を期していると強く感じており、
いわゆるぼったくった感じではないと思います。

従って、この程度の利益率が確保された点は、
素直に評価できると感じました。

また、高額品が好調というのはIR照会でも認識していたところですが、
その認識の通り、四半期で過去最高のセグメント利益率となっています。
株高恩恵という側面もあるようで、
外部環境に助けられているのもありますが、優秀な決算でした。


また在庫についても引き続き40億オーバーの水準を維持しており、
これだけ売り上げておきながらの積み上げなので、
仕入も順調ということでしょう。
決算説明資料上からは、この2Qだけみると
やや仕入が1Q比で落ち込んでいるわけですが、
新品投入などのタイミングもあり、
いずれにせよ、先取交換の施策が定着後はレンジが変わっています。


と、だらだら書きましたが主要2事業の利益率もきちんと確保されている点、
今後の収益源の商品在庫も十分積み上げられていることがわかり、
ポジティブな内容だと思います。

ファンダメンタルズには直接影響しませんが、
株式分割が開示され、優待権利は100株で維持なので、実質拡充です。


月次で好調なことを確認できていましたが、
利益面でも問題なく、分割による需給にも好影響を与えるということもあり、
全面的にややポジティブな決算と受け止めました。

総合評価は「4」のややポジティブとなります。




以上から、総合評価は「3」(想定通り)となります。



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

■2Q累計
3179_シュッピン(18年3月期_2Q累計)売上推移


■2Q単計
3179_シュッピン(18年3月期_2Q単計)売上推移


月次開示通りなので特に目新しいことはありません。
単計では特に増収幅が顕著ですが、
前期の2Qでキヤノン新品の反動で減収ということもあり、
より顕著となっていますね。




(2)利益の推移

■2Q累計(営業利益)
3179_シュッピン(18年3月期_2Q累計)営業利益推移

■2Q単計(営業利益)
3179_シュッピン(18年3月期_2Q単計)営業利益推移

カメラ、時計の主要2事業できちんと利益を確保しており、
更にトップライン向上の恩恵で販管費率も低位となっており、
営業利益率は年末商戦のある3Qと比べても良化しており絶好調です。

また細かいですが、自転車事業も2Q単では
やや盛り返してセグメント利益は黒字となっています。
全体からみると微々たるものですが、
赤字はいけませんので頑張ってもらいたいですね。



■2Q累計(純利益)
3179_シュッピン(18年3月期_2Q累計)純利益推移


■2Q単計(純利益)
3179_シュッピン(18年3月期_2Q単計)純利益推移

特に営業利益から特異的な変化はありません。
純利益も同トレンドです。


(3)通期予想について


1Q決算精査時の記事で、
上期は上方修正までは出ないのでは、
なんてとぼけたことを書いていましたが、
私の皮算用なんてそんなもんですね(笑)。

ということで皮算用はやめておきます。
というか、12月の商戦の如何によることもあり、
今ここで計算をしても・・なので。


(4)セグメントの状況

セグメント情報として銘柄分析シートにも記載していますので
ここでは割愛します。


3.IR照会

特に実施していません。


4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3179_シュッピン(18年3月期_2Q)株価推移

だいぶ株価も高くなりましたね。
そして私の売買ポイントが下手くそ過ぎます(笑)

割安で成長性がある銘柄を保有するはずなのですが、
よく保有継続しているなと思います。



5.さいごに

ユーザー数の増加が加速しており、
仕入環境も好転しており、
うまく施策が奏功している様子がうかがえます。

絶好調の最中ですが、そこで手放しに喜ぶだけではなく、
次の施策をどう進めていくのかにも注目していかねばなりません。

写真シェアリングサービスをどう収益化していくのかなど、
まだやれることはたくさんあります。

年末商戦の盛り上がりの是非とか、
今期の通期修正の有無だとか、
そういう目先のことに捉われずに長期投資を貫くためにも、
視点を長く持ち応援していきたいなと思います。


決算説明資料が秀逸なので、
個別の精査記事が雑ですみません。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~



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【決算精査】 3179_シュッピン(18年3月期_1Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

カメラ、時計共に順調に推移しています。
額が小さい筆記用具も順調です。
自転車は相変わらず・・・な状況です。

カメラは前期1Qにキヤノンから新製品が出て新品売上の規模が大きく、
その反動があるかなと思っていたのですが、月次からも順調さを認識しており、
その通りの内容となっています。

時計は免税売上が貢献しているようですね。
再びインバウンドが復調しているんですかね。
今度こそ、その一過性と思われる需要に見誤らないで、
EC主軸の基本戦略を見失わなようにお願いしたいですね。

中古品率がやや向上していますが、
これも免税の時計新品売上の計上によるものでしょうかね。
以前にインバウンドでは新品率が上がると聞いた記憶がありますので。
BSの仕入の状況を見ても特に中古品に
品薄感はなく問題ないかなと思います。

全般堅調な内容で問題ないかと思います。

月次で既に確認もしていたので、想定通りの内容と思います。
総合評価は「3」の想定通りとなります。




以上から、総合評価は「3」(想定通り)となります。



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

◆1Q累計
3179_シュッピン(18年3月期_1Q累計)売上推移


増収ペースは月次の通り順調です。特にコメントはありません。


(2)利益の推移

◆1Q累計(営業利益)
3179_シュッピン(18年3月期_1Q累計)営業利益推移

利益についても順調です。粗利率も微増、販管費率は微減ということで、
トータルでは利益率は0.3%前期より改善しています。



◆1Q累計(純利益)
3179_シュッピン(18年3月期_1Q累計)純利益推移

純利益も同トレンドです。


(3)上期予想について


1Q実績と上期予想を元に2Q単を皮算用します。


 ■2Q単 予
 売上 6,169M(前期比+14.6%)
 営業利益 267M(前期比+21.4%)

 売上、利益共に以下の資料を見ると、
 計画超過で1Qが着地しているようですから、
 少し2Qが楽になるということでしょうか。

 3179_シュッピン(18年3月期_1Q)決算説明ハイライト推移

 売上、利益共にやや伸びるかもしれませんが、
 こちらも上方修正を期待するようなほどでもありません。
 想定通りの内容ということでしょう。


(4)セグメントの状況

セグメント情報として銘柄分析シートにも記載していますが、
以下の決算説明資料の方がわかりやすくまとまっています。

3179_シュッピン(18年3月期_1Q)決算説明セグメント情報


カメラは前期の新品増を受けての増収なので、好調だと認識しています。
時計は免税が寄与しているので、まぁ普通でしょうかね。

自転車はいい加減にしてほしいですね(笑)。


3.IR照会

特に実施していません。


4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3179_シュッピン(18年3月期_1Q)株価推移

だいぶ売りたくなってくる水準ですね。
私は下手くそな取引で既に保有比率を落とし済ですので、
特にやることはありません(笑)。



5.さいごに

同社のIR担当の方はとても優秀で、
話をさせて頂いてもとても明瞭にコミュニケーションを取ることが出来ます。
決算説明資料も丁寧ですので、これだけフォローし、
あとは株価の乱高下に耐えられればいいわけですね(笑)。

直近の月次情報でも順調さが確認取れています。
特にユーザー数の増加基調が継続しており、
単なるインバウンドの復調というだけでないところがいいですね。

~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~



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シュッピンの株主総会に出席しました。

DSC_0064.jpg


毎年参加させて頂いており、
新宿のマップカメラ店舗近くのオフィスビル内の会議室が会場です。
さすがに地図がなくても行けるようになったお馴染みのビルです。

9時前に到着するとまだ受付前でした。
開始1時間以上前に到着していたのですが、
中計の資料などをタブレットで再度眺めて、
質問事項を整理しています。
同じく早く到着した株主と思しき方が、同じ場所にいますが、
どうやらイライラしているようでした。

受付が設置させ、準備を進めていると、
その株主の方が受付が遅い、というか受付開始時間書いておけよっ~と
受付の準備に追われている社員に大声で絡んでいます。

まぁ確かに受付開始時間が招集通知に記載されていないのはその通りで、
不親切なのかもしれませんが、
9時前に到着してそのように絡んでもそりゃ、、、

そして特別に受付をしてもらったのか、
それと引き換えにお土産をもらったかと思うと、
そのままお帰りになられました(笑)。

お土産目当ての是非は論じても、
それは人それぞれの価値観によるものだと理解していますが、
自分の感情の思うがままに、
また自分の都合のみを考えて、
吠えてお土産をもらう目的だけを果たして
礼も言わずに立ち去るその姿はいかがなものかと思いますよ。

まぁ私自身も人様の言動を批判する程、
立派ではないわけですが、さすがに閉口します。


私は、逆に待っていることで準備をされている社員の方々に、
気を遣わせてしまっていることにちょっと申し訳ない気持ちと、
一方でどんな風に社員さんが対応されているかなと
会社の中の雰囲気を感じられる良い機会とも思って、
様子を見ていました。


しばらくすると、役員の方が会場入りします。
もう役員の方の名前と顔をこちらは記憶しておりますが、
ありがたいこと先方も私の事を認識して下さっているようで、
立ち止まって声をかけてくださいます。

いつもお電話等でお世話になっているIR責任者の辻本さんも、
取締役に昇格されまたひとつ風格が立派になられた印象です。

最近お電話いただく機会が少ないので、
寂しく思っていましたと仰っていました。

まぁ社交辞令半分とはいえ、
こういう配慮は嬉しいです。
もっとも最近は月次や決算に渡り、
特にIRの方のお時間を頂いてまで
確認すべきこともないので、電話をかけるのも遠慮していましたが、
寂しいとまで言われてしまうと、
何かネタを探して電話をかけないとな、と変な使命感にかられます。

ようやく受付が開始され会場入りします。
入って右手にコーヒーサーバーとペットボトル飲料が置かれているのも、
例年と同じです。


着席し、コーヒーを頂ながら、
株主総会と第二部の中計説明会の質疑時間とで質問することを、
それぞれ整理します。


10時ぴったりに議長役の社長が登壇し、
開会宣言し、監査報告といつもの流れです。
事業報告はナレーターによるものです。

80人程度の席のうち30人にも満たない株主席では、
静かにそのナレータを聞いていますが、
この程度の規模であれば、
社長が自ら説明してもよいのではないかなと思いました。
(細かな事なのでリクエストまではしませんでした)

決議事項も配当と監査役選任(重任)ですので、
まぁ形式的なものですね。

質問時間ではもちろん、質問をしましたし、
他の株主の方からも数問出ました。

せっかくの機会なのでという社長(議長)の呼びかけも、
そこまで長く質疑は出ることなく、決議を行い閉会です。
トータルで50分程度の総会となりました。

10分の休憩を挟み、中計の内容説明で、
こちらは任意参加です。もちろん、これが本番みたいなもんなので、
私は出席ですが、ここで数人が帰られました。


中計の説明は小野社長が通しでプレゼンされます。
株主総会の進行も含めて、
そこまできれた洗練さはありませんが、
スムーズな語り口でストレスなく参加していられます。

こちらの質疑応答でも質問は出ましたが、
やや説明時間が伸びてしまい、ちょっと短かったです。
ただ、少ない人数の参加者で、
質問もすぐに枯れましたので、結果オーライでしょうか。
最後の質問と切られたものの、
なかなか最後の一人が出ず、結局私がくだらない質問をしました(笑)。

役員一同が帰り際に一人一人見送ってくれます。
私は時間がなくて、そこではゆっくり話せなかったので、
御礼を済ませて会場を後にしました。


さて、会場でやり取りされた質疑応答の様子について、
私が書き留め、理解したことを、
私の独自解釈・編集に基づき記録しておきます。
(判断は自己判断でお願いいたします)



鈴木会長、小野社長体制となり、
実質通期で経営された初めての期だったかと思います。
小野社長はこれまでの営業畑で見てきた時から立場が変わり、
どのような手応えと課題を感じ、ご自身の変化と捉えていますか。
また、鈴木会長は小野社長にバトンを渡す判断をされて、
より俯瞰する立場になられた時に、
現状に対する満足・不満についての現状認識、思いを教えて欲しい。



(鈴木会長)
小野社長に社長のバトンを渡した経緯は、
以前から説明してきており繰り返しになるが、
周囲の外部環境やITの急速な変化に対して、
自らの力の衰えを感じており、
一線を後進に譲った方がよいと判断したためである。
もちろん、私も大株主としても創業者としても、
現経営には目を光らせ、きちんと会社が成長していく
ために日々頑張っているところである。
小野社長は従来にない発想、企画が出来る人材であり、
(あまりほめ過ぎるのもよくないが)
単なる販売柱ではないと強く感じた一年でもあった。
Everybody×Photographer.comの立ち上げなどの企画は、
カメラを使うシーンにおける充実化の発想でもあり、
ITと組み合わせて立ち上げた遂行力は素晴らしいと感じている。
メルカリやヤフオクなど既存中古販売プラットフォームを持つ企業とも、
嗜好品というニッチに特化したことで、うまく棲み分け、差別化が図れている。
(以後、鈴木会長がどんどん脱線して、自らのソフマップでの多店舗化からの教訓や、
あるべき中古販売EC企業の理想話が続く、もちろん、私は勉強になるからOK。
最後は自分で質問で聞かれていないことを
大演説でもやったらという感じになりました(笑)。自分でも仰っていました)

(小野社長)
私自身も含めて好きなカメラや時計などを扱う仕事を出来ていることの喜びを
社内でシェアして仲間意識を持って取り組めている点がうまく機能している点は、
経営としても嬉しく感じている。むしろ私より趣味に没頭している社員からは、
新しいサービス等の企画を議論している時に、
社員が私の意思決定を後押ししてくれることも多く、
充実して楽しくやっている。
それから単なる販売という域ではないより俯瞰すると、
ITシステムの可能性やそれによるビジネスモデル機会があって楽しい。

Q
配当性向20-30%と方針を変更されています。内部留保との兼ね合いや
今後の将来的な配当余地の考え方について教えて欲しい。

A
事業を行う上で、同社が上場していることがとても重要であることは、
改めて実感しているところである。
多くの中古品販売業者の中で、東証1部に上場している会社が、
ワンストップで対応するという点で顧客の安心感を得られるし、
それが大きな顧客からの選択ファクターになっている。
そして、上場している責任として、株主還元は重要であるとの認識から、
今後も配当性向を高めてきっちり還元出来るように邁進していきたいと考えている。


Q
会員数の伸長が従来の2000人台から3000人台にひとつレンジがあがっているし、
毎月安定的に上昇傾向になっているのはマーケティングシステムなどが
機能していると考えている。
どうしてこんなに安定的に毎月前年比を上回り上昇を続けられるのか、
会社側としてどのような現状認識と、課題認識を持たれていますか

A
長年の経験からするとシンプルなのだが、
便利なものを提供すると安定的に評価を受けて増加をする傾向にある。
ユーザー登録をすると、欲しい物リストに登録した入荷情報が
自動で配信される仕組みを用意したことで、
こういった利便性のために登録する機会が増えているものと捉えている。
日々3万アクセスがあるサイトで、嗜好性の高い商品を求めるお客様が、
単に閲覧するだけでなく、自分のより志向に合った商品の情報を欲していることで、
それが新規の会員登録に繋がっており、
取引のきっかけとなっている。
また増加する会員の年齢別の構成も広い世代で評価頂いている。
20歳台が売上の18%、30-40歳台で25%、それ以上の世帯でも相応%の比率を占めており、
世代広く浸透してきている。


Q
マーケティングシステムの構築に当たり、
Phase3のパーソナルリコメンドは行動分析をAIで処理することで、
より個人の潜在ニーズにリーチする施策であると理解している。
一方でこれらの技術は日進月歩で進化しており、
そのトレンドから遅れることがないようにする必要があると考えている。
当該システムの構築に当たって、
内製化で進めているのか、
それとも最新トレンドを捉えたIT企業と連携して構築しているのか。
例えば、単にRDBで行動分析するだけでなく、
XMLデータを活用してより深度の高い分析システムを期待したい。


A
まず当該システムは自社開発ではなく、
あるベンチャーIT企業と戦略的な協力を得て進めている。
最新技術には貪欲で、当該ベンチャー企業も
他業態も含めた実績を融合してより高度なものつくりに
大変こだわりがあるため、うまくその協力体制を意識して取り組んでいる。
「ないものをつくる」という視点で相互で協力体制を敷いて取り組んでいる。
なお、一連のシステムを構築するにあたり、
有用なAIシステム構築にあたっては、
パッケージソフトでの対応も考え選定を行ったものの、
結局我々のやりたいことを隅々までやろうとした時に、
スクラッチでベンチャーと組んでやるのが最適と判断した。
またシステムの構築論の説明に終始したが、
最後はいままでにないシステムを作るという気概と熱意をもって取り組むことが
大事であると考えているので、使えるシステムを構築していきたい。


Q
海外戦略についてeBayやAmazonのプラットフォームを介すことで、
コスト高になるものと考えているが、
どのような展望を持っているか。

A
当社の扱う商材は、多くがワールドワイドで有効なものと捉えている。
しかし、国によりプラットフォームが限られたり、
文化によって中古に対する意識の違いがあったりで、
まだまだ今後の話と考えている。
北米では比較的環境が整っているので、
まずはeBayやAmazonのプラットフォームでやってみたいと思っている。
最終的には現地で仕入、現地で販売するというモデルを作りたい。


Q Everybody×Photographer.comは魅力的であり可能性を感じる一方で、
例えばGANREFのようにデジタルカメラマガジンという雑誌を起点とした
類似コンテンツサービスも存在している。
これらの類似サービスとどう差別化し、
更にカメラ愛好家以外も含めた認知度向上策についての考えを教えて欲しい。

A
当サイトは位置情報を持っている事で様々な可能性を秘めていると考えている。
本物のカメラで撮った超高画質の作品は
単に愛好家の間だけで共有するだけでなく、
そのコンテンツは観光情報やグルメ情報などとしても活用できる。
そういった可能性を秘めている中で、
そうはいってもまずは愛好家の間で当初目論んでいた、
撮影地など有効な情報の共有を込めたところにフォーカスを当てた
認知度向上を図ることが先決だと考えている。
その上で、オリンピックなどで海外旅行客が増える頃に、
当該アプリから位置情報を備えた写真を起点として、
観光やグルメ情報へリーチ出来るサービスを立ち上げた際には、
一般向けやインバウンド向けなど明確なターゲット先の
認知度を高めることを考えていきたい。
なお、GANREFなど類似サイトとの差別化は、
やはりそこで機材を売っているという我々の認知力とシナジーの在り方と捉えている。
機材を買おうとしている方に直接リーチして利用頂ける機会も多く、
ものを扱っているという点で差別化は可能と考えている。


Q
カメラは嗜好性の高い商品にも拘らず、なぜネットで売れるのか。
高額なものなのにネットで完結する売り方が通用するのはなぜなのか教えて欲しい。

A
嗜好性の高い趣味だからこそ、情報の多いネットが有効であると考えている。
その上で、ネット取引の怖さという点でC2CではなくB2Cである
当社スキームが評価頂けていると認識している。
嗜好性が高く、高額な商材だからこそ、
メルカリやヤフオクのようなC2C形式に取って替わられることなく、
当社の信用の上で事業が出来ていると考えている。


Q
従業員の離職の状況、とりわけ生産性やモチベーション維持が出来ているのか、
いわゆるブラック起業となっていないか気掛かりだ。

A
新しいことをやる時には、
常にその業務でどれくらいの効率性が追求できるかを
念頭に置いて事業に当たっている。
それを現場社員ともコミュニケーションを取りながら一体で追求している。
なお、残業管理や福利厚生面では十分に社員のモチベーション等に配慮している。
個人ノルマも課しておらず、無理がない範囲でチームとして目標達成出来るような
雰囲気を醸成している。
なお、そもそも当社社員はカメラや時計などを趣味にしている者が多く、
自分の好きなもので仕事が出来ているので満足度が高いという
雰囲気が社内にはある。


Q
マーケティングシステムの今後のリリース予定の時期を詳細に教えて欲しい。

A
Phase3のリリースとしてまずはTOPページへの導入は2Q末を予定している。
その上で、商品詳細ページなど全部に渡って適用するのは3Qであるが、
機械学習のために一定のデータ収集が必要なので、
一部のアクティブユーザーに対して先行し、
その後、全ユーザーへの適用は今期末目途となる見込みである。

Q
Everybody×Photographer.comの権利についてはどういう扱いになっているか。

A
当社に著作権を頂くことに承諾いただくことになっている。



Q
マルウェアやセキュリティ対策は当事業では必要不可欠と認識しているが、
どのような対策を打たれているか。

A
まず詳細については、セキュリティそのものに係ることなので、
回答を控え概要の回答とさせて頂きたい。
まずセキュリティ対策は当然のことながら対策済である。
また最近脅威となっている標的型やランサムウェアに侵されるリスクは、
それぞれ特化型の対策ツールを導入している。
また脆弱性チェックも定期的に模擬アタックによる検証を行っている。
このような対策もあり、これまでに被害にあったことはない。


Q
カメラの市場は年々マーケットの減少の影響から
カメラ―メーカーは苦戦している。
このような影響をどのように捉えているか。

A
カメラ市場のマーケットは2015年に出荷額で2400億に対して、
2016年は推定で2100億まで落ち込んでいる。
台数ベースでは200万台近くの減少となっている。
これには熊本の震災の影響もあるが、
その主因はコンパクトデジタルカメラがスマホなどにシフトしていることによる
市場縮小であると考えられている。
当社のメインターゲットである、ミラーレス/一眼レフは減っていないし、
その中で当社取扱いのシェア率が上がっていることが、
当社の成長の起因となっている。
中古品を扱う当社として、製品サイクルが概ね5年という中で、
その製品の中古流通を活性化させることで、
まだマーケットはあるし、その中で認知度向上による
シェア向上余地があると考えられる。


Q
議決権行使をネットから出来るようにしないのか。

A
貴重な意見。今後検討する。
但し、対応のためにコストも要することから、
慎重に検討を行う。


Q
メルカリやヤフオクなどC2Cの台頭による影響はどのように考えているか。

A
C2Cであることから、
高額品が故の保証の問題が懸念される。
実際、補償が曖昧な個人から、
高額なカメラや時計を買うかということである。
出品そのものは容易であるが、
実際売却までいかないのがほとんどのケースと考えている。
また、例えばメルカリであれば取引手数料として10%が差し引かれるため、
これを考慮すると当社のワンプライス買取とさほど変わらない。
売り手、買い手共にメリットが薄まり、
高額品、嗜好品だからこそ、当社に優位性があると考えている。
また愛好家からすると、先取制度の存在も魅力的だと思われる。

また、当社は買取した中古品の動作チェックやクリーニングを徹底し、
必ず1年保証をつけている。
在庫を回転させその効率を上げることはとても大事なことで、
それを追求している一方で、外注も選択肢として
動作チェック、クリーニングの品質向上を徹底している。


Q
自転車事業は相変わらず赤字が続いているが、
どうするつもりか。

A
まず、自転車が好きな従業員がいるので、
数値目線だけで即座にリストラということはやりたくない。
その上で、(採算性追求のために)ネット重視の販売戦略を取っていたが、
よくよく購入データなどを分析すると、
ネットで見て、店舗で取引されるケースが多いことがわかった。
相対的に自転車事業の店舗運営はやや手が回っていないところもあったため、
こちらを見直し、店舗で満足行くお買い物ができるような体制に
シフトしている。この方針転換の動向などもみながら、
収益化を図っていくので、株主には理解をしてもらいたい。



主な質疑応答について、記載しました。

全般的に小野社長は意欲的に回答されていて、
頑張っていることがよく伝わってきました。


お土産はもみじ饅頭と思い、中を空けたら、
中身は違いました。 → これですね。

DSC_0065.jpg





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【決算精査】 3179_シュッピン(17年3月期_4Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング

毎度のことですが、売上は未達という結果に終わりました。
しかし、各利益は計画をきちんと超過して着地してきました。
前々期にシステムトラブルに端を発した減益からのV字回復です。
ですので表面的には30%を超える増益ですが、
そこまで驚くようなものではありません。
計画を超過した利益については、
適正なセールの実施や特に4Qにユーザ数の伸長が強く
ここでも稼げたのかなと推察しています。

マーケティングツールや商品画像の多様化への対応など、
顧客のニーズを発掘する精度向上という点が
売上に繋がっているようです。
それは会員数の推移を見れば一目瞭然です。

中計は相変わらず強気なのが気になりますが、
あまり今までの所感と変わりません。

以上から、総合評価は「3」(想定通り)となります。



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

◆4Q累計
3179_シュッピン(17年3月期_4Q累計)売上推移



◆4Q単計
3179_シュッピン(17年3月期_4Q単計)売上推移


各四半期で売上に凹凸があるのですが、
これはカメラの高価格帯のフラグシップモデルが発売になるなど、
一時的な需要の凹凸があるためです。
決算説明資料にもある通り、年次で見ると右肩上がりの成長が見て取れます。


(2)利益の推移

◆4Q累計(営業利益)
3179_シュッピン(17年3月期_4Q累計)営業利益推移



◆4Q単計(営業利益)
3179_シュッピン(17年3月期_4Q単計)営業利益推移


こちらも前々期の減益から回復しましたね。
株価を見てもこの減益を見て一時的に軟調に推移したところから、
回復してきています。

それにしても、決算説明資料を見ると
前々期は業績不振から賞与を見送り、
前期は賞与を支払っているということで
この賞与がなければ繁忙期である3Qと利益水準は同等とのことで、
よかったね~と思います。(なんじゃ、その感想は?って感じですが)



◆4Q累計(純利益)
3179_シュッピン(17年3月期_4Q累計)純利益推移



◆4Q単計(純利益)
3179_シュッピン(17年3月期_4Q単計)純利益推移


営業利益と特に変化はありません。



(3)今期予想について

13.7%増収、28%の増益とまた強気な予想を出しています。

これは業績予想でしょうか、業績目標でしょうか(笑)。

ただこれまでと違うのは、ITツールの整備などで
ユーザ数の増加が顕著ですので、
今後うまく消費に繋げることが出来れば
程度はともかく高い成長性は継続しそうな気がします。

私はCAGR18%で見ていますので、
下方修正も覚悟の上でのんびり眺めていきたいと思います(笑)。


(4)セグメントの状況

決算説明資料を見ると、
主力のカメラは好調が継続しています。
中古品率も向上しており、
売上、利益共に20%超の成長となっています。

また第2の柱となっている時計は特に利益の伸長率が大きいですね。
時計はカメラ以上に高額品で元々ECより店頭が強い傾向があったのですが、
このような信頼性が求められる商材である中で、
「自社の」ECサイトチャネルが好調というのは良い傾向ですね。
自社サイトの方が販売手数料分は少なくても利益が取れるでしょうし、
自社サイトが充実していくことは、
コンテンツの魅力という意味でも喜ばしいことだと思います。

一方で筆記具や自転車はいただけませんね(笑)。
特に自転車はいつになったら赤字を脱却してくれるのでしょうか。
また総会で、赤字はいかがなものかという質疑が出るのでしょうかね。


3.IR照会

特に実施していません。
株主総会に向けて質問事項を整理しておきたいです。



4.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3179_シュッピン(17年3月期_4Q)株価推移


たまたま偶然なのですが、
概ねPER23倍の近似線に沿ったトレンドとなっているようです。
成長性はとても強く(少なくても業績予想?目標?の上では)期待も大きい中で、
この辺りが居心地の良いところということでしょうか。


目標株価ですが、19.3期EPSの想定は80.5で評価PER23倍で1850円としていました。
今回、進行期が進んだことにより見直します。

会社開示の伸長は中計ローリング結果を見ても、
成長率は25%強と設定されているわけですが、
私の見込むCAGRは18%を維持したいと思います。
同社の中計も含めて相応に強気過ぎる傾向があるので、
少なくても株価目標を独自に策定する上で鵜飲みに出来ないわけです。

17.3期EPS実績が61.91ですから20.3期EPSをCAGR18%で計算します。
その上で、PERは23倍から25倍に上方修正します。
過去に30倍近傍まで評価を上げた後、
段階的に冷静な評価をつけて、現在は23倍まで下げていました。
コンテンツの拡充やマーケティングの仕組みがきちんと機能するのかとか、
色々不透明な部分があったことも評価を下げていた要因ですが、
現在それがユーザー数などを見ても奏功している兆しが確認できたのと、
優待の拡充やわずかではありますが配当性向を高めてきて、
少し還元にも意識が向いてきたかなとか、
諸々評価をしました。
CAGR18倍で評価25倍であればPEGは1.4位になりますが、
これ位は許容できるかなという感触です。


・想定EPS(20.3期)
61.91(17.3期実績)×1.18×1.18×1.18≒102
・評価PER
25倍
・目標株価(20.3期想定)
102×25=2550円 →時価総額想定 約213億(現状305億)



5.中期経営計画について

中計がローリングされています。

過去の中計を列挙してみます。

◆2017年5月開示
3179_シュッピン(2017年5月開示版)中計目標

20.3期予想で純利益は17.3期比で利益2倍ですから
3年で2倍になる計算です。



◆2016年5月開示
3179_シュッピン(2016年5月開示版)中計目標

→18.3期 売上 294億(284億) 営業利益 14.1億(14.0億) 純利益 9.5億(9.5億)
※()内は今回開示予想
→19.3期 売上 339億(326億) 営業利益 18.1億(18.2億) 純利益 12.1億(12.4億)
※()内は今回開示予想



◆2015年5月開示
3179_シュッピン(2015年5月開示版)中計目標

→17.3期 売上 270億(250億) 営業利益 15.3億(11.0億) 純利益 10.1億(7.4億)
※()内は実績
→18.3期 売上 318億(284億) 営業利益 20.4億(14.0億) 純利益 13.6億(9.5億)
※()内は今回開示予想


◆2014年5月開示
3179_シュッピン(2014年5月開示版)中計目標

→17.3期 売上 246億(250億) 営業利益 14.9億(11.0億) 純利益 9.5億(7.4億)
※()内は実績



2014年、2015年開示の中計は明らかにスローガンですね(笑)。
全く達成どころかかすりもしていませんからね。
一方で2016年開示の中計はそれなりに精度があるような印象です。
売上こそ相変わらず過度ですが、案外利益は大きくは外していない印象です。
(だからといって今回の開示も精度があるとは限りませんが)

そういう目線で直近の中計を素直にEPSに置き換えると、
20.3期EPSは125程度になることになります。(資本政策が特になければ)
これにPER25をかけると3125となります。
会社計画を鵜のみに出来れば、株価は3年後までに3125円が射程ということになります。
超楽観ということになりますが、一方で会社が公式に開示している見通しなのですがね。


6.さいごに
既に優待目的まで保有比率を下げていますが、
当面堅調な株価が期待出来そうな内容ですね。

ただ、中計の数値を見て単純に楽観的にはなれませんし、
そもそもPER20倍超えで今でこそ市場環境が良好なので
麻痺してしまいますが、それなりに高い評価がなされている点には、
引き続き留意が必要だと感じています。

期待先行でファンダメンタルズの範疇では説明がつかない領域で
株価が跳ねるということは今後もあるかもしれませんが、
あまりそこに踊らされずに中長期で保有出来るかをよく考えて、
自分自身の比率の持ち方も検討していきたいと思います。



~なお、当記事は私の主観に基づき記載されていますので、
投資判断をされる際にはご自身の尺度で十分検討を行って頂くようお願いします。~



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