十分な教育資金と老後資金のために

【決算精査】 3179_シュッピン(17年3月期_2Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


決算短信の増益率は20%台での伸長となり、
一見好調そうですが、
前期はシステムトラブルのリカバリに端を発した
利益率低下による減益を受けてのことなので、
そこまで驚くようなものでもありません。

決算説明資料からも、
売上は計画未達である一方で営業利益は計画通りの様相です。
累計で見ると利益は計画超過ペースで来ていますが、
その要因はほぼ1Qで作られていることと、
それがメーカー側のカメラの新商品投入が背景となっていることもあり、
別に今更何か評価をするべきものではないと捉えています。

とはいえ、12月の繁忙期を無事に通過して、
それなりの成果を生み出し、いつも過大気味の計画にも3%程度の
超過ペースで来ていることから、まぁよかったんではないでしょうか。


それより、1月の月次が同時にリリースされていますが、
売上も好調さをキープしています。
伸長率は大きめですが、前年の伸びが相対的に少ない点は
考慮が必要でしょう。
そして何より注目は、会員数の増加ペースが更に上がっている点です。
ECの伸長も大きくユーザー数も好調に続伸しており、
その背景としてようやく同社も着手したマーケティングツールが奏功しているようです。

こういった施策がうまく展開出来てくるとすると、
新たなコンテンツビジネスなどにも対応していける可能性も広がり、
楽しみな展開です。


評価としては、確かに見た目上、順調な決算ですが、
一方で会社計画から見てその計画線ということを冷静に捉えると、
マーケティング施策の奏功や月次の伸長など明るい材料はあれど、
想定通りの評価ということになろうかと思います。

というわけで、総合評価は「3」(想定通り)です。



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

◆3Q累計
3179_シュッピン(17年3月期_3Q累計)売上推移


◆3Q単計
3179_シュッピン(17年3月期_3Q単計)売上推移


全体の売上を見ると3Qではやや持ち直しが見られたでしょうか。
株価もトランプ相場で復調しているので、
足元で嗜好品への消費もやや戻っているということでしょうかね。

セグメント別に見ても、
自転車は相変わらず平凡な推移ですが、
それ以外は好調な状況が持続しているようにみえます。
特に資産の目減りが低い富裕層の時計需要が多いのでしょうかね。



(2)利益の推移

◆3Q累計(営業利益)
3179_シュッピン(17年3月期_3Q累計)営業利益推移




◆3Q単計(営業利益)
3179_シュッピン(17年3月期_3Q単計)営業利益推移


こちらも2Qの減速感を払拭する計画達成の水準まで戻しています。

ただ、あくまで前期比で見ると利益率も好転しているわけですが、
前期は特殊な状況だったわけですから、
利益率水準は前々期と比較してみると、
だいぶその水準まで戻ってきていますが、あと一歩でしょうか。
本社移転などで販管費も前々期比で見ると押し下げ要素なのですが、
どうにか同じ水準に向けた改善が見られます。


なお、純利益ベースでは以下の通りです。
特に営業利益以下で特記すべき項目はありません。


◆3Q累計(純利益)
3179_シュッピン(17年3月期_3Q累計)純利益推移





◆3Q単計(純利益)
3179_シュッピン(17年3月期_3Q単計)純利益推移






(3)利益の状況と今後の見通し

残り2ケ月ですが
今回のような決算が出ると、
すぐに上方修正を期待する声が大きくなります。
本当か?と思うので、きちんと皮算用してみます。

<今期の通期会社予想>
売上 25,600百万円
営業利益 1,085百万円
純利益 724百万円

<今期の4Q会社予想>※3Q実績から通期予想の差分
売上 7,613百万円
営業利益 251百万円(4.3%)
純利益 405百万円(5.3%)

<前期の4Q実績>
売上 5,726百万円
営業利益 162百万円(2.8%)
純利益 123百万円(2.1%)


売上は未達でしょうね(笑)。
しかも仮に繁忙期である3Qと同程度の
実績となった際でも未達になりますね。
実際には3Qと同じ売り上げは厳しいでしょうね。

利益面では売上が未達になる事を考慮しても、
営業利益率で4%前後で射程となります。
となると、前期のセール影響はさておき、
前々期の状況も考慮すると、まぁいい所かなと思います。
個人的には売上や中古比率などで余程利益率が取れないと、
上方修正の可能性は薄いと考えています。

明るい材料は、マーケティングシステムについて、
どうやら効果が出始めているようなので、
それが奏功してくるとユーザ数伸長も相まって
それが収支貢献してくると今後が楽しみです。



(4)セグメントの状況

カメラと時計は絶好調、
筆記用具はまぁまぁ、自転車はいい加減にしろ状態です。
特に今までの印象と変わりませんね。



3.IR照会

今回はIR照会は不要と認識しました。
というより、何を聞いてよいか、
少し時間を置かないと聞きたいとしても聞けないという状況です。


5.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3179_シュッピン(17年3月期_3Q)株価推移

売買タイミングが恐ろしく下手くそですね(笑)。



6.さいごに

足元の利益率などから
計画達成可否もしくは修正有無に興味関心が高いのが相場ですが、
私は同社の成長性継続可否に興味を持っています。

同社の新たなマーケティングシステムが奏功と至る所で文言がありますが、
これは単にこれ位しか書くことがなかったということなのか、
何か具体的に定量面でも効果が出始めているのか、
この辺りは気になります。

今までまともにマーケティングをやっていなかったこともあり、
それをやるだけで儲かるというのは羨ましい限りですね。

資産が連日安値を切り下げていく中で、
企業活動は計画通りに順調に推移している点はとてもありがたいですね。


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2017年投資方針に従い、
改めて銘柄の定点観測を実施します。


◆3179 シュッピン

【王道の成長シナリオ】
IT活用による管理費抑制効果が続く。
ユーザー認知度向上と既存ユーザー深掘りで
プラットフォーム利用増による成長継続。
ニッチ商材に特化しておりそれが専門性や提案力に強みとなっている。


【新たな種まきと不器用さ】
IT活用が遅れているものの、情報サイト構築やそれを手掛かりとした
収益化モデルの育成検討中。
ビックデータ活用やAIの旬を遅ればせながら取り込み拡大狙う。
経営に不器用さもありその具現化へのロードマップはまだ不透明ながら、
回り道をしたとしても、既存のニッチな分野での基盤があるからこそ、
長く応援してもよいと思える企業。


【総合評価】 ・・・「B」
成長意欲に満ちてやや計画過大な部分もあるが、
本格的なIT活用(AI)や新たなコンテンツ収益化への
具体的施策も打ち出しており、未だその成否は不透明ながらも
ニッチ商材で十分な基盤があるからこそ、
チャレンジ出来る環境には期待を持ちたい。
成長性には高い評価をする一方で、
割安性が薄らぐと共に有事の際の資産毀損を想定した際の
安全性にやや不安があり総合評価はBとした。


 【成長性】 ・・・「A」
  <成長シナリオ根拠> ・・・18pt/20pt
   ・認知度向上による新規ユーザー増加
   ・既存ユーザーへの魅力度向上施策の遂行
   ・AIなどマーケティング力向上による顧客リーチの効率化
   ・これらの各観点で取扱総量の増加と販管費率の低減
  <想定CAGR> ・・・18pt/20pt
   ・CAGR18-20%
   ・過去実績は申し分なし
   ・会社目標は20%超だがやや過大感あり独自設定
  <テーマ性> ・・・ 8pt/10pt
   ・リユース市場への再評価
   ・AI活用によるマーケティング競争激化
   ・景況感好転による消費マインド向上
   ・インバウンド需要(効果は限定的)
   ・団塊世代の健康寿命の長期化、趣味余暇需要拡大
   ・ビックデータ分析

 【安定性】 ・・・「B」
  <スイッチングコスト> ・・・12pt/15pt
   ・商材のニッチ対応で専門性が高い
   ・認知度で量販店に劣るものの、管理コストや提案力では優位
   ・上場量販店との競争は一般消費者向けには厳しい
   ・一方でハイアマチュアには商品数と品質等で刺さるサービスで優位
   ・高額品を定期的にサイクルさせる層とマッチしている
   ・ニッチで主要顧客層以外は顧客流動しやすいがそもそもあまり痛くない
  <不況耐性> ・・・6pt/10pt
   ・高額品の消費マインド低下による取扱量低下
   ・但しハイアマチュアの消費低減は限定的要素も
   ・むしろ新品から中古への回帰の流れもあるか
   ・とはいえ、全体流通量は減少する
  <ストック性> ・・・5pt/10pt
   ・現時点ではフロー型ビジネス
   ・但しハイアマチュアは一定の商品サイクルで流動化
   ・今後の成長施策の中でコンテンツビジネスによるストック化は検討途上
  <過去業績実績> ・・・8pt/10pt
   ・安定の成長基軸を継続
   ・認知度向上、管理費率の低減などECビジネスのわかりやすいシナリオ継続
  <顧客層> ・・・3pt/5pt
   ・特定顧客依存なし
   ・B2Cビジネス

 【割安性】 ・・・「C」
  <PEGレシオ> ・・・10pt/20pt
   ・PEGレシオ1.4
   ・PERの絶対的水準も評価は高い水準
  <目標株価GAP> ・・・6pt/20pt
   ・上昇余地20%弱でそこそこ評価されつつある

 【安全性】 ・・・「C」
  <営業CF推移> ・・・6pt/15pt
   ・営業CF+で安定的
   ・投資CFがシステム投資を中心に嵩みフリーCFはマイナス
   <自己資本比率> ・・・6pt/15pt
   ・50%前後 但し現金は少なく、棚卸資産比率が高いため要注意

 【還元性】 ・・・「A」
  <DOE> ・・・8pt/15pt
   ・DOE2.7% 投資継続期間ということからも納得水準
  <資本政策> ・・・4pt/5pt
   ・ROE20%強で優秀な水準
  <IR活動> ・・・4pt/5pt
   ・決算説明資料開示、月次開示
   ・IR責任者の適切な対応
   ・やや数値計画は過大も、直近の施策など具体化姿勢は評価
  <株主優待> ・・・5pt/5pt
   ・株主優待は魅力あり


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【決算精査】 3179_シュッピン(17年3月期_2Q決算)

銘柄分析シート


1.サマリ
総合評価:「3」 (☆☆★★★)
※総合評価は5がポジティブ、3がニュートラル(想定通り)、1がネガティブの5段階レーティング


既に主力銘柄ではなく、
優待用にポジションを落としている当社ですが、
成長性には依然として期待はしているのですが、
成長シナリオ自体への自信はあまり揺らいでいないですが
客観的に見ると不確実性も高く今の比率となっています。

主力銘柄ではないのですが、
やはり気になる銘柄ということで、開示日に当記事をUPします。
ただ、表面的な分析になってしまいますが、ご容赦ください。

まず、上期決算として、
利益が思ったよりは確保出来ていたなという印象です。
一方で月次開示でわかっていたことですが、
売上は厳しい状況だったなということです。

2Q単で見ると減収減益となっていますが、
そもそも前2Qは色々特殊でした。
具体的には、インバウンドがピークとなった点と、
前期4月のシステムトラブル影響のリカバリ策で前期の7月にだいぶ強いセールを打ち、
元々トップラインはハードルが高いものでした。
一方、今期については、インバウンドも剥落し、過度なセールを避けているために、
どうしてもトップラインが前期比で伸びにくい状況があったのと、
セグメント比率の影響で軽微な影響かもしれませんが、
時計事業で為替影響による価格影響と
とにかく前期と比べると全く景色が違う外部環境にもさらされた影響も出たものと思います。

これらの事情を特殊事業とスルー出来るか、
とうとう、成長銘柄と名高かった同社も成長鈍化だとみるかにより、
評価も大きく変わることと思います。


そして、私としてはインバウンド剥落や過度セールの抑制、
そして為替影響による下押しは全て想定した通りの動きですし、
むしろ、トップラインが計画に届かない中で、
よくここまで利益を仕上げたな、という印象です。

確かに会社計画よりも利益は上振れていますし、
なんとなく一見無難に良い決算?と思わなくもないのですが、
一方で通期予想へのハードルは高いものとなっています。
(まぁそもそも論で、同社の予想が強き過ぎるのですがね・・・)

以上のことから、2Q単の減速は想定通り、
2Q累計の上期計としてみれば、想定通りの範疇の動きと見えます。

というわけで、総合評価は「3」(想定通り)です。



2.定量数値の確認


(1)売上の推移

◆2Q累計
3179_シュッピン(17年3月期_2Q累計)売上推移


◆2Q単計
3179_シュッピン(17年3月期_2Q単計)売上推移


特に2Q単計で見ると、減収となっています。
この理由は前述の通りですが、
例えばインバウンド需要だけで、前期7-9月で8億から9億程度でしょうか。
(グラフから目検でざっくりです・・・)
それが今期7-9月では2億から3億程度でしょうか。
半分どころの騒ぎではありません。その差額で6億程度でしょうか。
更に前7月だけでも過度なセール分で1億から2億程度は押し上げているようにみえます。

時計事業での為替影響ですが、
仮に5%程度の価格調整だとして、
時計事業全体の売上の13億に対して0.5億弱の下押し要素となります。
為替がざっくり10%円高に振れてそのうちの半分で価格調整をしたイメージです。
(何の根拠もなく、超概算でのザックリです)

以上の下押し要素を更にざっくり合算すると、8億程度です。

これを割り戻して考えてみると、
ちょうど2Q単で10%程度の増収ということになります。


で、そもそもこんなもんでいいのか?という疑問になります。

売上計画は未達となっていることもあり、
前述の通り前期比で実質的には増収基調であるという判断ですが、
だからといって決して楽観はできない状況が続いている、
そんな印象を持っています。


なお、このような安易な割り戻しによるシミュレーションは
注意を重ねて精査せねばなりませんが、
同社の長期的な潜在力を見る上で、
インバウンド特需、システムトラブル、為替影響は、
いずれも一過性とみるべきであり、
注意しながらも潜在力をどう評価するかは、
自分が腑に落ちるやり方でよいと思いこのような評価をしました。



(2)利益の推移

◆2Q累計(営業利益)
3179_シュッピン(17年3月期_2Q累計)営業利益推移



◆2Q単計(営業利益)
3179_シュッピン(17年3月期_2Q単計)営業利益推移



2Q累計期間で見ると、
粗利率は若干の改善(+0.3%)で、
販管費率は横ばいとなり、営業利益率もほぼ粗利率と同じで、
若干の改善という程度です。

前期は1Q期間にシステムトラブルが発生し、
また2Qにセールによるリカバリがあり、
更に新システム稼働に伴う償却費などもあります。
一方今期はキヤノン製フラグシップモデルの発売による、
新品率が向上していると思われ、これが粗利率に影響を及ぼしていると
推察します。インバウンド売上の比率が変わることにより、
これも利益率に影響があったものと思います。

ただ、この2Q単期間でみてみると、
新発売による新品率向上も落ち着き、
インバウンド需要の低迷が逆にEC比率の向上がみられ、
更に前期の過度なセールを抑制するということで、
粗利率改善には優位な状況だったとみています。

しかし、2Q単での粗利率の改善は僅か0.5%に留まっています。
これを小さいと思うか大きいと思うかですが、
私は多くの優位な状況を想定したので、
少し力不足に感じました。

その上、販管費率も2Q単ではむしろ粗利率の改善を打ち消す程に悪化(+0.8%)で
営業利益率は2Q単では悪化しています。(-0.2%)。


確かに会社予想より利益は上振れしているのですが、
直近四半期をみると、
思ったより利益は出たな~という直感より、
単に新品発売の特需の1Qに助けられた?という構造にみえなくもないな
と少し不安を残す内容な気もします。



なお、純利益ベースでは以下の通りです。
特に営業利益以下で特記すべき項目はありません。


◆2Q累計(純利益)
3179_シュッピン(17年3月期_2Q累計)純利益推移




◆2Q単計(純利益)
3179_シュッピン(17年3月期_2Q単計)純利益推移





(3)利益の状況と今後の見通し

同社は冬のボーナスシーズンである12月に大きく伸長する傾向があり、
やや下期偏重な決算ですが、
上期実績を踏まえて、通期決算の達成見込みの状況をチェックです。

<今期の通期会社予想>
売上 25,600百万円
営業利益 1,085百万円
純利益 724百万円

<今期の下期会社予想>※上期実績から通期予想の差分
売上 14,439百万円
営業利益 617百万円(4.3%)
純利益 405百万円(2.8%)

<前期の下期実績>
売上 11,744百万円
営業利益 399百万円(3.4%)
純利益 277百万円(2.4%)


前期の下期実績はシステムトラブル影響のリカバリが継続しており、
やや特異的な状況だったと思います。
前々期の利益率を見ると営業利益率で5.1%、当期純利益で3.3%ですから、
前期の実績は概ね2%~1%程度押し下げていたと思われます。
今期下期予想の利益率は表記の通り、
営業利益率が4.3%で純利益率で2.8%ですから、
まぁ利益率の水準としては妥当なところでしょうか。

一方で売上については、改めてみると少し笑いそうな位、
ハードルが高い印象です。
単純に前期比で見れば23%増が必要となりますが、
繰り返しですが、前期は過度なセールを断続的に実施してきていますし、
インバウンド需要も前3Qはまだ今の水準と比べれば少し多い状況でした。
つまり今期は前期比でみると下押し要素の方が強く、
確かにEコマースのサイト充実による深掘が進行したり、
そもそも認知度向上したり、ユーザー数が増えていることで、
増収傾向とは思いますが、23%も増えるかといわれると、
さすがに・・・な気がしてしまいます。
同日開示されている10月月次もEC売上高ですら+14.8%です。
この数値自体は素晴らしい内容だと思いますが、
同社の業績予想の目指すべきところを見ると、
はっきりいって力不足に感じてしまうわけです。

最終的には売上高をショートさせても、
営業利益率で前々期と比較すると1%弱の調整の実現性はありそうで、
仮に営業利益率が5%を確保出来れば、
売上高は21,700百万円で良いわけです。
これは下期売上としては10,540百万円でよく、
前期比で10%程度の減収までは耐えられます。
ですから、利益率の水準だけコントロール出来れば
利益面は十分射程圏内かもしれません。

ただ、それが同社の継続的な成長のためのメインシナリオなのか、
そこは正直、よくわかりません。
トップラインの伸び悩みが冒頭に記載の通り、
外部要因など一過性のものと判断出来れば全く心配は要りませんが、
競合出現も含めて同社の競争優位性や認知度向上による、
現状施策の延長での成長限界だと認識すると、
何か大きな変化がないとこれを乗り越えられず、
そのポテンシャルがあるのかは慎重に見極めが必要かもしれません。



(4)セグメントの状況

最後におまけのようですが(笑)、セグメントの情報です。
一応累計と単計が銘柄分析シート(冒頭にPDFリンクあり)にありますが、
ここでは単計のキャプチャを貼付しておきます。

3179_シュッピン(17年3月期_2Q単計)セグメント収支推移


色々しつこくなるので、改めてカメラや時計のことを書きませんが、
自転車はやっぱり赤字脱却が遠いですね。
前2Q単は黒転していたので、余計に目立ちます。




3.IR照会

今回はIR照会は不要と認識しました。
というより、何を聞いてよいか、
少し時間を置かないと聞きたいとしても聞けないという状況です。


5.株価推移

株価の動向ですが、想定PERを元に仮想株価を引いた表は以下の通りです。

3179_シュッピン(17年3月期_2Q)株価推移


こちらも主な買いと売りのタイミングをそれぞれ矢印を入れました。
(赤色が買い、青色が売りです)
昨年の夏のインバウンド落ち込みを先取りする形で、
株価は大きく調整したのですが、
その局面で一旦利益確定をしたものを買い戻しています。
結果的にここ1年以上はボックス圏内の動きになっていて、
さてどちらに振れるのかわからないですね。
チャートを読める人が見ると、色々な見方が出来るのでしょうが、
私はEC主軸の成長シナリオは不変で、18%成長を見守りたいと思いますが、
いずれにしてもPER18倍水準が今後のEPS伸長に伴い、
徐々に切り上がってくれるものと期待しています。
ただ、その自信度は決して高いものではありません。
実際、今年度もまた下方修正リスクが内在しているとも思いますから、
むしろEPSは上がるところが下がるかもしれませんしね。


あとはこの売買地点を改めて振り返ると、
昨年夏の買戻しは早過ぎますね。
もちろん結果論かもしれませんが、
急落時に買い向うのいいのですが、
目標株価の算出基準のPER23倍水準より少し下で買い戻しています。
少なくてもPER20倍割れまでは待つべきですよね。
売買記録をきちんと振り返ると当たり前ですが、反省が出来ますね。



6.さいごに

ここまで駄文を重ねておいてなんですが、
シュッピンについては、私はいつも開示日早々に決算内容をUPされている
以下のブログを参考にさせて頂いています。
(勝手にリンクを貼ってしまいました。リンクフリーとありましたので)

たぐまるの株日記

パッと見で必要な指標やポイントがすぐにわかるので、
私のこのだらだら文章よりよっぽど皆さんの参考になるかと思います。


ちなみにこのように駄文を重ねていますが、
それはこの記事を書くプロセスで、
私自身の決算精査をしているためです。

つまり書きながら考えて、計算して、
その場で思い付いた観点をそのまま書いているので、
このようになっています。

普通は読者さんの事を考えて、
予めこれらの思考プロセスを一旦すべて終えた後に、
要点をまとめるべきなのでしょうが、
その点はご愛嬌という事で、ご容赦くださいませ。



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シュッピンの月次が開示されています。

既に過去に利益確定を進めたことで、
優待分の200株のみ保有しておりPF上位ではなくなりましたが、
保有株であることに変わりはありませんので、
最低限のフォローはしていきます。


表面の数値を見ると、
全体の売上高は前年同月比で▲7.8%となり、
マイナスとなるのは、
一過性要因であった増税前後の特需/反動の時以来です。
Eコマース部分でプラスを維持しているとはいえ、
第一印象が良いものではありません。
従ってこれだけでもう悲観されるということになるのでしょう。

ただ、そもそもこの傾向はもっと前から
わかっていたことだと認識しています。
会社側からも昨年のインバウンド特需が続いていた8月位までは、
全体売上は低調となると述べられています。
事実、この6月だけ見ても、前年は4億程度の免税売上があったものが、
今年は1億にも至っていません。(正確には0.7億だそうです)
昨年の免税売上が今年並みの平凡なものだったと仮定した際に、
12%程度の増加となっており、
特にEコマース部分だけみても16%程度は増加していることになります。

これをどう判断するかなのですが、
いい加減、Eコマースの推移が肝だということを、
市場が冷静に判断してくれれば可もなく不可もなくという内容にみえるのですが、
やはり全体のマイナスは心象も悪くネガティブに捉えられそうです。


ひとつ疑問に思ったのは、4-5月の増加との対比についてです。
インバウンドの落ち込みは4-5月にも同トレンドであったにも関わらず、
Eコマース部分における4-5月の上昇幅に対して6月が控え目になったのか、
この要因についてです。

4-5月には、キヤノン、ニコンからフラグシップモデルの新商品の発売があり、
これが上乗せされていることは周知の事実です。
6月に入ってそれが落ち着いて巡航速度としての10%台真ん中の増加ということなのか、
セールの抑制や株安の影響等の販売現場での変調が見られた結果なのかという点です。


というわけで、IRにお電話させて頂きました。


相変わらず、こちらが質問する前から、
月次の件ですよね、ということで、
サマリの補足をして下さり大変丁寧な対応です。
総会の時にもお世話になり、その件も踏まえて対応下さり、
きちんと認識頂いた上でお話しが出来るので、
コミュニケーションもしやすかったです。
総会できちんとご挨拶をしておいてよかったです。


(以下、やり取りの一部を主観を加えて抜粋しています)



Eコマース部分で4-5月と比較すると増加幅が巡航状態になったようにみえるが、
これはフラグシップ製品の販売が落ち着いた事に伴うものか。
それともセールの抑制や消費者動向の変化があったなどの影響があったものか。


フラグシップ商品の販売が落ち着いたことによるものであり、
セールも従来月通り、今期に入り、適正な範囲で実施を継続しており、
変調の兆しは特にない。



インバウンドの剥落という点では前年から同トレンドが続いていたが、
今回全体でのマイナスとなったことについてはどう認識しているか。


やはり免税売上の落ち込みによるところが大きいものであり、
課題は認識しているものの、
主軸のEコマース部分については順調に推移しており、
計画通りに進捗していると認識している。
特に免税売上においても、フラグシップ商品の効果が多少は出ており、
4月で1.8億、5月で1.2億、6月で0.7億(←記憶が曖昧)となっており、
免税売上は先に開示の通り1億程度と見ているため、
全体でならせばほぼ計画通り(実際にはこの期間だけ見ればやや上振れ)である。
全体の売上面では、前年のインバウンドの特需が残る8月程度までは、
総会でもご説明の通り苦戦した数値となる見込みであるが、
Eコマースの部分では堅調に推移しているため、
主軸に注力して頑張っていきたい。



今回、売上について色々質問させて頂いているが、
粗利率など利益面の状況はどうか。


利益についても計画通りに進捗している。
利益率については、4-5月はフラグシップ商品による新品率があがっていたが、
6月は中古もしっかり売れている。(つまり粗利率も確保出来ている)



結局、IRに照会しましたが、
私は従来の見通しには何ら変調はないと判断しました。
表面的な数値がよくないために、
しばらくは株価も我慢の展開が続きそうですが、
Eコマース部分の悪化などが見られた時には注意が必要だと思います。
足元では株安など景況感も悪化してくることが、
Eコマースも含めた高付加価値品の消費へ影響するのか、
見通しがしにくい部分もあります。
実は、景況感が悪化するからこそ、
新品を買わず中古品が売れるようになるとか、
新品中古関わらず買われなくなるということなのか、
この辺りは不勉強なのでよく観察したいと思います。


最後にユーザ数の伸長について少し気に掛けています。
まだトレンドと言えるほどでもないのですが、
Web会員数の増加人数が少しボリュームが増えているように感じます。

これが、単に4-5月のフラグシップ商品の購入のために
一時的に増えたということなのか、
ユーザ数の増加を見据えた施策効果が表れ始めているのか、
この辺りも今後長期的には注目だと感じています。
ただ、施策の効果といってもまだ限定的ですし、
今後、取引以外でもユーザ登録をしていくことでのメリットが、
消費者にどう遡及されるのか見守りたいと思います。



株価はどう反応するかわかりませんが、
表面上の数値がよくみえないことと、
短期で少し騰がっていたことが、月次への安易な期待によるところだとすると、
大きく下げるかもしれません。
もう慣れましたが、それでもメンタルはやられそうです。
とりあえず優待券を2枚握りしめて、
Eコマースのサイトで欲しいカメラをニタニタ眺めようと思います(笑)。



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同社の株主総会は3期連続で3回目の出席となります。
会場も慣れたもので、いつもの新宿駅から徒歩5分程の場所です。
会場ではコーヒーやペットボトル飲料が用意されています。

会場には比較的大音量でピアノ協奏曲が流れています。
なぜあんなに厳かな感じを演出しているのでしょうか。
もう少し小さな音でもいいのではと思うのですがね。


毎年、地方の銘菓をお土産にしてくれており楽しみにしています。
今年のお土産は「おととせんべい」でした。


【今年】 おととせんべい
http://www.ototosenbei.com/

【昨年】 きんつば中田屋
http://www.kintuba.co.jp/main.html

【一昨年】 山田屋まんじゅう
http://yamadayamanju.jp/


いずれもセンスのよいお土産ですね。
今年はどうやって決めたのでしょうか。


今年は鈴木会長の緊張MAXのぎこちない議事運営ではなく
小野新社長の議事で従来よりはだいぶスムーズになりました(笑)。
とはいえ、小野社長もだいぶ緊張されているようで、
やや早口でしたが、一生懸命に務めてらっしゃいました。
アルバイトからマップカメラに入社して叩き上げの社長です。

株主総会と会社説明の2部構成も、
昨年までと変わらずです。
株主総会自体の説明は20分もかからずに終わり、
一応質問も何問か出ましたが、
総会そのものは30分ちょいで終了です。

休憩時間をはさみ、会社説明会と
活発なQAがありました。

全体的に質のよい質問が多いなという印象でした。

回答も小野社長を中心にしつつも、
途中、システム担当、経理担当など各々からの説明も入り、
かつ、自分の把握している中できちんと答弁されており、
この点もよい印象です。

事務局がいちいちメモを渡して棒読みみたいな
失態はありません。

いつもIR照会でお世話になっている方が、
今回新任取締役になられて、
ご挨拶も出来たので個人的にはとてもよかったです。
いつも電話だけでしたからね。

さて、前置きが長くなりましたが、
私の主観がバリバリ入って、
かつ聞き間違いもあると思いますが、
総会でのやり取りをメモを起こしましたので、ご紹介します。
毎度のことながら、あくまで私の主観ですから、
参考程度にお読み頂ければと思います。


また、長文になりますのでその点ご容赦下さい。
(私に更に以下をサマリするだけのモチベーションはありません)

※★がついているのは私が質問した事項です。


Q1
前期の実績について、売上に対して利益が伸びなかったのはなぜか。

A1
過剰なセールによる粗利率の低下が主因である。


Q2 ★
前期のセールに消費者が慣れてしまい、
今期に入っても消費者の動きが鈍いなどの影響が長期化していないか。

A2
元々、前々期までを見てもセールはある程度実施してきた経緯もある。
前期においては元々粗利率が低い商品までをセール対象としたことで、
全体の利益率を落とすこととなった。
今期では、再度従来通り、元々の商品毎の粗利率想定を鑑みて、
粗利率の高い商品群で比較的影響の低い範囲でセールを打っている。
従って、懸念している部分は問題ないと認識している。


Q3
セールが始まる際にサイトが重く、利用者目線で懸念を抱いた。
どのような認識を持たれているか。

A3
ご迷惑をかけた点は申し訳ないと考えている。
社内ではGoogle Analytics等のツールを用いて、
適正な機能を満たしているかチェックしている。
最低でも全表示が4秒以内になるように対処している。
(ん?4秒ってちょっと遅いような・・・画像多いし仕方ないのかな)
システム更改時は数ヶ月サイトが重いことを認識して対処をしてきたが、
今は改善されつつあると認識している。
改めて精査を行い増強を含めた対策を講じて満足度を高めて頂くようにする。
なお、最終的には費用対効果の面も考慮する必要があり、
どのような構成がベストかはシステム担当として鋭意検討していくつもりである。


Q4 ★
前期の業績未達によって業績連動賞与もカットされ、社員の労務費は前期比でも減少している。
この点を踏まえて、人材の社外流出や社内のモチベーションが気掛かりに感じているが、
離職が増えた、モチベーションが低下したといったネガティブサインは出ていないか。

A4
まず、社員には業績連動型である前提であることから、十分理解してもらえていると認識している。
また経営側から社員に対して、会長、社長がきちんと説明をして納得してもらえていると考えている。
むしろ前期不調だった分を取り戻して成果を出して改めてインセンティブを得ようと
全社一丸の機運が高まっているのが実態である。
当社は、小売業でありながらも個々の業績判断というより、
社内全体でインセンティブを得ようという考えも浸透しており、
懸念されているようなことはなくモチベーションはむしろ向上しているように感じている。


Q5
店舗(インバウンド)が不調だったように見えるが、
この店舗(インバウンド)比率を今後どのようにしていきたいと考えているか。

A5
元々の当社の方針でもある、EC主軸の軸はずらさずに今後もEC主軸で頑張っていきたい。
その上で、インバウンドの対策として、会計をスムーズにする(免税処理のことかな?)、
中国版のツイッターのようなチャネルへの広告なども進めてはいく。
ただ、あくまでEC主軸は変えるつもりはない。


Q6 ★
中期経営計画において、前々期のインバウンド織り込み前の17.3期見通しと、
今回インバウンドを剥落させた上での17.3期見通しとで、
利益面では30%以上の下方修正となっている。
また、前期の業績予想でも修正後の計画も未達という結果に終わっている。
「業績目標」はチャレンジングなものであることは個人的には否定しないものの、
東証1部に昇格もしたわけで、「業績予想」は精度あるものでなけれならないとも考える。
この点、どのように考えられているか。
また、「業績予想」と「業績目標」は分けて管理されたらどうか。

A6
業績未達、また下方修正という結果については大変申し訳ないと感じている。
今回の中計ではより現実味を帯びた形で策定している。
もちろん、自然体で楽に達成できるものではないが、
無理なストレッチはかけずに策定を行った点について理解頂きたい。
指摘の通り、前期においては修正後の予想も未達という結果となり、
不甲斐ない結果となったものの、
前々期までの予実管理においては概ね妥当な管理がなされていると考えている。
今後も精度向上に努めると共に、より投資家の方に理解頂けるように配慮していく。


Q7
情報セキュリティは当社の大いなる脅威と認識しているが、
どのような対策を取られているか。

A7
第一に社員教育が最重要と認識している。
社員数もまだまだ少ない少数部隊ということもあり、
個々の社員へのコミュニケーションを図り、
また教育体制も整えることで対処を継続している。
その上で、抑止力の面で個々の社員のPCは全ログを取得しており、
それを社員へも認識させることにも取り組んでいる。


Q8
株主優待について、株数に依存した形で単元株主だけでなく、
一定の株数を保有する株主にも配慮はないのか

A8
即答は難しいものの、貴重な意見として今後検討させて頂く。
(事務的な感じはしなかったな・・・つまり本気で考えるか!?)


Q9
株主優待について長期保有の優遇にも配慮して欲しい。
また、この4月にキヤノンからフラグシップが発売され、
下取買取を実施したものの、
前期の優待の有効期限は3月末で、
今期の優待は今後発送ということで利便性が悪いのだが、
改善を検討してもらえないだろうか。

A9
長期保有の件は、貴重なご意見として今後検討させて頂く。
また有効期限の件は、完全に当社の配慮不足であり、
通年で使用出来る様に、次回に向けてこちらも改善を検討させて頂く。


Q10
ユーザー数の増加対策についてどのように対処されているか。
また、長期目標のユーザ数75万人ということであるが、
売上高の伸長を見ると、1ユーザ当たりの売上は単純に減少することになるが、
これは単価が落ちるという意味か、
それともアクティブユーザーに限りがあるということか。

A10
まず現状のユーザー登録については、
実際に購入や買取などの取引をするときしか必要ない状況である。
ユーザー登録をせずとも商品閲覧も含めてほぼ全ての機能を使うことが出来るためである。
今後はマイページ機能をより充実させ、
欲しい物リスクへの登録によりCRMを活用したマーケティングや、
価格情報や在庫情報などもよりシームレスに連携できるようにしていく。
(現状でもお電話等で商品が入荷したら連絡欲しいなどの要望が多数ある)
また、カメラ愛好家や撮影を楽しむコアユーザーが、
情報サイトとして使って頂けるコンテンツの拡充も重要と考えて、
社員にブログなどを活用した情報発信を積極的に促している所である。
以上のような対策を講じることで、ユーザ数の拡大を継続させていけるようにしていく。
また、長期的な目標として75万のユーザ獲得とあるものの、
これには情報コンテンツが目的であったり、
そこから派生する情報サービスの利用者など、
直接的に商品の売買をするユーザだけではない想定である。
このため、1ユーザー当たりの売上は
単純なユーザー数の比例関係にはならないと考えている。


Q11 ★
ITを活用した今後の施策展開については、
全てを自社内のリソースで対処するというより、
うまくITベンダーを始めとして協業するということも視野に入れるべきと考えている。
特にAIなど最新技術も生まれている中で、
広い視点を持って事業に当たる必要があると考えるが、
この点どのように考えるか。

A11
指摘の通り、他社との連携についても色々機会を伺っているが、
一方で今の事業にシナジーを得られるような当社にとってゲインのある
本当に魅力のある施策というのにまだ直結する案件を纏められていない。
ただ、東証1部に指定替えをしたことで、
より広く様々なお話を頂けるようになったことは事実なので、
今後もチャンスを見出していきたいと思う。
(答弁の中で、ピクスタの名前なんかも出てきました、敢えて深掘りはしませんでした・・・)


Q12
リアル店舗を持つ優位性について語られていたが、
ビックデータを獲得できるリアルな場があるという点で具体的な取組みとして、
どのようなことを考えているか。

A12
リアルな店舗を持つことで、
一度来店された方が安心して頂けるという点や、
情報発信の基地局の意味合いからも強みになると考えている。
EC専業でリアル店舗を持たない企業もある中で、
価値ある物だけを専業で取扱い、
顔をの見えるリアル店舗があることは重要と認識している。
一方でビックデータという点から、例えば、現状リアル店舗において、
お客様がショーケースから商品を見たいとショーケースから出された回数なども、
現状ではカウントしていないので、
どの商品にどの程度のニーズがあるか正確性が高められていない点が、
課題である。
リアル店舗を持てば、そのような動向も獲得できるチャンスがあるわけなので、
優位性をより強められるように施策展開していきたい。


Q13
利益率を見ていく上でも、当社の経営安全性の面から、
在庫回転数について注視しているが、在庫管理への注力ポイント、
また具体的な在庫回転数はどの程度か。

A13
まず価値あるもののみに商材を絞っているために、
出来るだけ不稼働在庫を持たないということを意識している。
具体的には、仕入段階で本当に価値あるものかを大事に選定している。
現状約2億の在庫を抱えているが、
これは当社にとって貴重な原石であるし、
価値あるものを仕入れているので、全てがよい在庫と捉えている。
もちろん四半期毎には評価損処理をしている。
全体の在庫回転数は年間で約7回転で、
うちカメラ中古で9.8回転という状況である。
(ちょっと聞いた数値が正しいか怪しいです(私のメモの限界))


Q14
営業キャッシュフローの状況、特に仕入部分との兼ね合いについてはどのように
マネジメントされているか。

A14
前期は前々期に比べると営業CFは減少した。
しかし、当社のビジネスはやはり良質な在庫を常に抱えていく必要があることから、
現状の生み出した利益をほぼ仕入に充てるという傾向は当面続くと考えている。
この期間では出来るだけ営業CFがマイナスとならぬように配慮しつつ、
しっかりと仕入対応していきたいと考えている。
一方、非開示であるので詳細は割愛するが、
長期的に見た時に、もう少しビジネスモデルが確立してくると、
営業CFもだいぶ落ち着いて安定的になる目論みを社内では立てている。


Q15 ★
鈴木会長、小野社長は共に新たな役職で目線も変わると考えている。
これまでの説明で、今後もしっかりやっていくという説明があったが、
今後目線を変えて経営に当たる際に、
変えていきたいもの、また注力していきたいことなど豊富を聞きたい。

A15
(小野社長)
まずは長期目標である300億、75万人ユーザ獲得をいち早く達成するために、
どうすべきか知恵を出していきたい。
ECは小売業の商売をここまで楽しくさせてくれるツールであり、
今でもウキウキワクワクする事ばかりで楽しみでしょうがない。
考えれば考える程、可能性が広がるこの分野で
楽しんで商売をやっていきたいと考えている。
既存の発想に縛られず、自分自身も創造しつつ、
会社のリーダーシップを張れるようによく勉強してマネジメントに当たりたい。

(鈴木会長)
やはり任せると決めて小野にバトンを渡した。
明らかに長期的な目線でおかしいと思うことには、
遠慮なく意見をするつもりであるが、
基本的に任せたのだから自由にやらせるとう風土を作ることが、
私の役割だとも考えてる。
とにかくまだ小野も若いので、いくらでも走れるはずだから、
それを支えて今までにない発想をどんどん進めていけるように
サポートしていきたいと考えている。
とにかく以前の会社(ソフマップ)で失敗もしてきたことを踏まえて、
これまでシュッピンを立ち上げてきたし、
今後もまだ会社は過渡期なので、会社がうまくいくことが、
株主にも社員にも経営者にとっても重要なわけなので、
会社を良い方向に仕向けられるように努力したい。
というか、もう私もあまり失敗ばかりしていられないので、
失敗するわけにはいかないのだ。(ここで今日一番の会場一同笑い)




<その他センテンスメモ>
・時計分野はまだシェア率向上余地が大きいと認識。

・粗利率17.1%の予想は、概ねこの水準が当社、買取される方、購入される方の
満足感が最大化する居心地のよい水準と認識している。

・カメラ単価約7万円、時計単価約70万円


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