投資方針に忠実に退屈な投資で資産形成


1.パフォーマンス
まるのんPFは年初来で +4.8% となりました。
前週比は +1.7% で推移しました。

20180511_パフォーマンス推移表


保有銘柄の半数強が決算を通過していますが、
私のポートフォリオは小さく穏やかに推移している気がします。
敏腕投資家の方々は熱心に高め合っておられ2桁%のプラスなんて
当たり前といった様相ですね。
私はいつも自分にも言い聞かせていますが、
マイペースに自分がなすべきことの範囲で
楽しくやっていければいいと思っています。



2.全体所感

全体感としても決算が出ていますが、やはり減益トレンドのようですね。
もちろん、為替をドル円で100円や105円と
現時点の水準からみると保守的にみているという要因もありますが、
見通しとしては踊り場といったところなのでしょうか。
そういった時に外部要因として特にアベノミクスの継続に政局が
ドタバタしていてなかなか上値を追いづらいというのが、
全体の相場感なのでしょうか(わかりませんが・・・)。

いつも決算シーズンで見かけることですが、
「こんなに順調なのになんで株価は下がるのか」といった嘆きも、
いつもの通り聞かれるわけで、
私も少し前はウジウジとそんな答えのないことに思考を巡らして、
今度は同じ轍は踏まないぞ、
なんて何を反省したのかわからない反省をしていました。

短期的な株価形成は本当にロジックなんてありませんから、
結果論として下がったのであれば、それは一時的な期待感が強かっただけだし、
逆に素直に上昇するのであれば認知している人が少なかったということでしょう。
どう反応するかなんて、結局のところその時々、その銘柄によって、
まちまちなわけで、そこに反省をして悩んでも意味は薄いと思います。

なので、目先の騰落にいちいち一喜一憂するなんて、
無駄の極みだなというのが体感として理解出来るようになったので、
心も穏やかに過ごしています。

うまく相場との距離の取り方や扱いについて、
少しずつでも体得出来てきている気がするので、
あまり周囲に流されてガツガツするわけでもなく、
だからといって無関心になって機会損失するのももったいないので、
今後もまったり程よい距離で見ていきたいと思います。



3.ポートフォリオ

本日時点のポートフォリオ内訳は以下の通りです。

20180511_ポートフォリオ内訳


個々の銘柄によってルネサンスが2位に上昇しています。
長らく不動産2TOPでしたが、今後どうなるでしょうかね。



保有銘柄の週間騰落は以下の通りです。
20180511_保有銘柄一覧(週間騰落)


ルネサンス、東鉄工業、全国保証、丸和運輸機関、シュッピン、エイジアと
決算を通過した銘柄が揃ってよい反応を示してくれています。
ただ、前述の通り、これもこの時点の反応であり、
その値付けに喜ぶわけでもなく、
逆にマイナスになったとしても悲しむわけでもなく、
やり過ごしていきたいと思います。

幸いにして、どの銘柄も定性・定量双方で、
想定通りもしくはそれ以上の推移をみせてくれています。
今後はその質をきちんと確認して、その後の推移を見守っていくことになります。
株価ばかりに目を奪われずに、企業やその事業のこと、
もしくは従業員の方の活躍に目を向けていきたいと思います。



保有銘柄の各指標は以下の通りです。

20180511_保有銘柄一覧(指標)


特殊な要因が一過性の問題もありますが、
EPSが案外伸びずにPERは全体としても上昇しています。
15倍近傍となると現金比率が適正くらいまできているので、
今後現金比率も注意しながらどうあるべきかを管理していきたいと思います。




4.個別銘柄トピックス

保有銘柄の中で、
個別にトピックスがある銘柄について、
コメントを残しています。

が、今週は決算シーズン真っ最中ということもあり、
個々の記載はここでは割愛します。



5.資産状況

資産の状況は以下の通りです。

20180511_資産残高推移表


資産はやや増えていますが、
いわゆる年初来高値からは遠いです。
相次ぐ高値更新の周囲の声に、全く焦っていませんので、
私のメンタルも少しはまともになりました(笑)。

ところで、ライバルと競争の野心のようなものがないと、
私自身の成長がない、なんて叱責を受けるかもしれません。

そのご批判はごもっともで、
多くの敏腕投資家さんのように、切磋琢磨して自分もより上にいけるように
頑張るというのがあるべき姿かもしれません。

ただ、色々なやり方にチャレンジすることだけが
切磋琢磨でも自分の経験値を上げる事ではないと思います。
やってみないとわからないトイのはその通りなので、
新しいことをやった方が経験値は上がるかもしれません。
私のような初心者であれば少しでも引き出しを増やすという意味でも、
色々なやり方にチャレンジした方がいいのかもしれません。

ただ、私には堅物の投資方針があります。
それに従った言動を取ると決めているので、
決めている事は守るのです。
それが効率が悪いとか言われたとしても、
殻から出ないと成長しないなんてありがたいアドバイスを頂いたとしても、
それは正解かもしれませんが、
もう少し自分の投資方針に実直であろうと思っています。

いずれフレキシブルに変化への対応というところも、
課題と捉えて取り組めるようにゆっくりと成長していきたいと思います。



6.雑記

今月は割愛します。

決算が溜まっています。

とりあえず未保有の短信を読みつつ、
保有銘柄のエクセル作成とそれを記事に整理していきます。

今の所、以下のような状況です。
   
丸和運輸機関      → エクセル済 記事UP済 ※要IR照会
東鉄工業         → エクセル済 記事UP済 ※IR照会済
エイジア          → エクセル済 記事暫定UP ※要IR照会
ルネサンス        → エクセル済 記事整理中
WDBホールディングス → エクセル済 記事未記載 ※要IR照会
トーカイ          → エクセル作成中 記事未記載 ※要IR照会

ホクリヨウとひらまつは優待主目的に格下げになっており、
今の所決算精査する予定はありません。

ホクリヨウは保守的過ぎますが、株価はネガティブでしょう。
私は南東北そして関東進出を期待しているのですが、
もう比率も極小なので、密かに期待しているという程度です。

ひらまつはどうも冴えないですね。
自己株買いしつつ減配ですか。
こちらは家族での会食のためですからね(笑)。

コメント
この記事へのコメント
まるのんさん、初めまして。
まるのんさんの決算精査、僕のような駆け出者としては非常に参考になります。お時間ある時にでもホクリョウの決算精査、お願いできないでしょうか?
特に今回の決算については今季の減収減益予想に対するまるのんさんの見解をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。
2018/05/12(土) 21:36 | URL | るーと #-[ 編集]
>るーとさん
こんにちは、るーとさん。
コメントを頂きましてありがとうございます。

最近では決算精査というより、私の狭い視野での所感になっていて、
どこまで個別銘柄の記事に意義があるのかなんて考えつつ、
自分の思考を少しは整理するのに役立っているので、
続けていているわけですが、
このようなお声を頂けることを率直に嬉しく思います。
ありがとうございます。

私もあまり体系化された知識もないですし、
だからといって外部から積極的に知見を得ようともせず、
マイペースにやっていますから、
あまり有益なセオリーとかもお伝え出来ないのですが、
今後もお付き合い頂ければ幸いです。


さて、ホクリヨウについては、申し訳ありませんが、
決算精査の記事は劣後又は割愛をしようと思っています。
既に保有比率を下げていることと、
予測が極めて難しいために記事として纏める労力を考えた時、
繁忙な時に無理して書かなくてもという思いからです。
ただそれではあまりに申し訳ないので、
当コメントの返信で、ざっくりとした
私の見立てを残しておきたいと思います。
なお、あくまで私個人の狭義な視野に基づく戯言ですので、
ご参考程度にお読み頂ければと思います。


まず今期のガイダンスですが、減収減益は想定していました。
鶏卵相場は軟調で、最近ではYAHOOトピックスにすら出てくる程、
歴史的な鶏卵安ですからね。
それに加えて飼料のトウモロコシは高値圏が続いており、
かつ一時は円高になれど、円安に戻っている局面です。
つまり輸入コストも上昇することになります。
踏んだり蹴ったりの外部環境の中で、
かつ同社は相当にコンサバな予想を出します。
IRに電話をして毎回突っ込んできたのですが、
もうくどいので電話をするのもやめておこうと思います。


それで定量的にこのガイダンスがどの程度弱気なのかを
シミュレーションしてもよいのですが、
やはり商品の相場は予測出来るものでもないので、
あまり意味がないと思っています。

例えば、今年の夏は猛暑予想となっていますが、
そもそも本当に猛暑になるのかどうかという点がありますね。
そして猛暑になると鶏舎当たりの産卵数が落ちるので、
供給がタイトになります。つまり相場が上がる要素です。
一方で食生活において猛暑はたまご消費が落ち込む要素でもあります。
ただ、これも外食のトレンドなどでも変わりますからね。
こんなことを考えていくと、相場は読めない、になるのです。


もう少し長い目線で見てみると、
ここ数年鶏卵相場は歴史的な高騰を見せていました。
ひと稼ぎ出来るのではないかと考えて多くの鶏舎で雛鳥を仕入れ、
生産重量を増す取り組みをしてきたわけです。
昨年、IRに問い合わせした時にもこの傾向は会社としても認識しており、
今後は軟調になるという見立てはシナリオとして読まれていました。
雛鳥を仕入れてすぐには重量は増えず、
この時期になってようやく供給が一気に膨れて、
今の相場安になっていると解釈できます。

するとこの後、どうなるでしょうか。
私は結局、ホクリヨウのような地場で有力で、
一部で固定販売がある会社でもこれだけ利益が剥がれるのであれば、
少なくても相場高騰をみて浮足立って短期視点で、
雛鳥を仕入れた業者はバタバタと淘汰されていくのではないかと思っています。

そうなると、ホクリヨウにとっては、いよいよ関東圏進出への
買収も含めた選択肢が出てくると思います。
ただ、当然、設備投資が必要でもあるので、
よいことだらけではなく、むしろ最初は希薄化も含めた
影響には晒される可能性もありますけどね。


何を期待して保有しているかによると思いますが、
私は関東進出も含めて相場云々の影響を抜きに
大きなトレンドで成長することを期待しています。
一方で目先が減収減益で厳しい道が待っていることも承知しており、
株価水準も考えて、前期の間に利益確定を進めて、
あとは優待をもらいつつ、ゆっくり待つという姿勢で保有しています。
(既に保有していると言えるほどの比率ですらないのですがね。)
但し、その期間は相当年数を要するのにで、
他に資金需要があれば全売却もありうると思います。

もし今期予想に増収増益を期待していたとすると
それは鶏卵相場や当社の癖としての見込みの考察が甘かったと
反省してリリースするべき内容だと思います。
PTSの反応をみるに、EPSやPERのような指標を見て、
一気に割高感が高まったと思う人が支配的で売られていると思います。
これだけの減益を見せつけられてしまうと、
やむ得ないことだと思います。


前置きが長くなりましたが、「減収減益についてどう思うか」のご質問ですが、
想定通りだという認識です。
幅として保守的な会社の言う事ですので、
コンサバに作られている可能性も高いと考えており、
あまりこのガイダンス数値自体には意味を感じないので、
そもそもご質問の件は、同社に限って言えば、
あまり意義を感じません。
予想以上に安値が続き、コンサバ域を超えて
マイナスになることもあるかもしれませんしね。

株価は週明けに大きく動くでしょうし、
ここまで指標が悪化すると新たな買付も入りにくく、
一気に下に抜ける可能性が高いと思います。
ですから、どう株価が動いても、
対処出来るように自分のポジションをどう扱うか、
きちんと決めておくことが大事なんだと思います。


あまり参考にならないご回答になったかもしれませんが、
もし何か個別に気になることや深掘りしたいことなどあれば、
私の知る限りとはなりますが、
私の認識を示したいと思いますので、気軽にご質問頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。

2018/05/13(日) 01:59 | URL | まるのん #-[ 編集]
まるのんさん、早速の返信、ありがとうございます。
今季の減収減益予想について、自分の考えでは、IRニュースのとおり、分離した食品事業の売上を1.9億足せば前期並みかな?工場新設の費用12億を利益に足せば前期より増益かな?と考えていたのですが、考えが少し単純でした。
ホクリョウの今後については、全国展開に期待しながらのんびり保有したいと思います。
2018/05/13(日) 07:03 | URL | るーと #-[ 編集]
>るーとさん
こんにちは、るーとさん。
ご返信ありがとうございます。

事業譲渡なども踏まえて計算することも大事ですね。
ただなくなったものはなくなったわけですから、
それをどうリカバリして成長するかが肝かなとも思います。
また工場新設コストも特殊要因と見る事も出来ますが、
当社の場合、鶏舎の建て替えも含めて
今後も継続的な投資が伴います。
これは事業を継続していくためには必要コストでもあり、
一過性コストとして割り戻すようなものでもないかなとも思います。

どう計算しても、見込み前提の通り、
鶏卵相場や飼料価格をネガティブにみていることもあり、
厳しい予想になっていることは覆らず、
あとは、それをどのように受け止めるかだと思います。

市場は概ね近視眼的ですから、
今期予想を重視する傾向にあることもあり、
厳しい評価になるものと思います。

そして、今後エリア拡大を進めていく中では、
新たな投資も必要になるため、
その辺のバランスをとって拡大をしていく姿を想像すると、
そんなに劇的な急成長がないことはすぐにわかりますね。

そういう意味ではこのタイミングで保有しているくらいであれば、
もっといい投資先があるのではという指摘も、
その通りだなと感じるところでもあります。

私は今の極小比率なので、まぁ放置でいいと思っているわけですが、
大きなポジションを持たれている方にとっては、
色々悩ましい状況なのだろうなと思います。
(目先の株価の騰落という意味ではなくて)

ちなみに鶏卵相場が軟調に推移した場合は、
卵価安定基金から交付を受けるという仕組みもあり、
いずれにせよ、今期も予想までは落ちこまないと思いますけどね。


あまり熱量のない見立てで恐縮ですが、
何かの参考になれば幸いです。

2018/05/13(日) 14:46 | URL | まるのん #-[ 編集]
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